JP6573558B2 - 焼却灰の処理方法および処理装置 - Google Patents
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Description
そのエージング処理を実際に実施するにあたり、従来、廃棄物焼却炉からの焼却灰に対し、廃棄物焼却炉から排出される二酸化炭素を含有する排ガスを接触させてエージングし、それによって焼却灰に含まれる鉛などを無害化する焼却灰の処理方法と、その処理方法を実施するための処理装置が提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
すなわち、廃棄物焼却炉は、生ゴミや廃プラスチックなど、雑多な種類のゴミからなる都市ゴミなどを焼却するためのものであり、例えば、都市ゴミ中に生ゴミが多量に含まれていると、水分量が多くなって単位重量当りの熱エネルギーが低下し、廃プラスチックなどが多量に含まれていると、逆に単位重量当りの熱エネルギーが高くなる。その結果、排ガスの温度が大きく変動するばかりか、排ガス中に含まれる二酸化炭素や酸素などの濃度も、ゴミの種類によって大きく変動することになる。
したがって、上記特許文献2、3に記載の方法および装置では、エージング処理に使用する排ガスの温度や排ガスに含まれる二酸化炭素濃度などが大きく変動して、安定したエージング処理を行うことができず、その結果、焼却灰に含まれる鉛と六価クロムを安定して無害化できないという問題があった。
上記目的を達成するための本発明の焼却灰の処理方法の特徴構成は、
廃棄物焼却炉からの焼却灰を無害化処理する焼却灰の処理方法であって、
ロータリーキルン内において、上流側から下流側へ向けて移動する前記焼却灰に対して対向流となるように、5〜15体積%の二酸化炭素および5〜15体積%の酸素を含有するガスエンジンからの排ガスを、下流側から上流側へ向けて0.1m/s以上5.0m/s以下の線速度で供給して、前記焼却灰を、焼却炉排ガスの不存在下且つ300〜500℃で乾燥およびエージングする処理を実行することにより、
前記焼却灰を、前記排ガスとともに気流搬送されて前記ロータリーキルンの上流側から排出される飛灰と、前記ロータリーキルンの下流側から排出される処理済み焼却灰とに分離する点にある。
上記構成によると、廃棄物焼却炉からの焼却灰を、焼却炉排ガスの不存在下且つ300〜500℃のロータリーキルン内に供給するので、ロータリーキルン内で焼却灰を加熱乾燥することができる。これにより、ロータリーキルン内に供給する焼却灰の前処理としては、異物等を除去するだけでよく、焼却灰の含水率等を調整する必要が無くなる。
また、ロータリーキルン内には、ガスエンジンからの排ガスが供給されるので、焼却灰に含まれる鉛成分は二酸化炭素と反応して炭酸鉛に変換されて不溶化し、有効にエージング処理を行うことができる。
なお、ガスエンジンからの排ガスは、5〜15体積%の二酸化炭素および5〜15体積%の酸素を含有するので、廃棄物焼却炉からの排ガスに比べて、二酸化炭酸濃度と酸素濃度の変動範囲が遥かに小さく、安定したエージング処理を行うことができる。
ここで、ロータリーキルン内において乾燥およびエージング処理された焼却灰は、乾燥撹拌されることにより破砕されることに加えて、鉛成分が炭酸鉛に変化することでも微粉化するが、微粉化した焼却灰は、比較的粒径の大きな焼却灰に付着して簡単には分離除去することが困難となっている。
よって、環境省告示19号および環境庁告示46号の条件を満たし、廃棄物処理炉からの焼却灰のうち再利用可能な処理済み焼却灰の割合を増大させることができ、当該処理済み焼却灰の再資源化を図ることができる。また、再利用可能とまではならないものの埋め立て利用できる焼却灰の割合が減少し、埋め立て利用する際に薬剤処理等が必要となるような場合であっても、薬剤使用量を減少させられる。
本発明の焼却灰の処理方法の更なる特徴構成は、
前記処理済み焼却灰を、粒径が0.5mm未満の成分と粒径が0.5mm以上の成分とに分級して、
前記飛灰と前記処理済み焼却灰のうち粒径が0.5mm未満の成分とを、埋め立て処分可能処理済み焼却灰として得るとともに、前記処理済み焼却灰のうち粒径が0.5mm以上の成分を、再利用可能処理済み焼却灰として得る点にある。
一般に、焼却灰のうち、大粒径のものほど鉛含有量が低くなることが知られている。また、上述のように、廃棄物焼却炉からの焼却灰からは、比較的鉛含有率の高い飛灰(微粉化された炭酸鉛等の飛灰)が既に分離されており、当該飛灰が分離された処理済み焼却灰は、鉛含有量が低下したものになっている。
そのため、処理済みの焼却灰を、粒径が0.5mm以上のものと粒径が0.5mm未満の成分とに分級すると、粒径が0.5mm未満の成分は、粒径が0.5mm以上の成分よりも鉛含有率が高いため、再利用には適さないが埋め立て処分可能な処理済み焼却灰として得ることができる一方で、粒径が0.5mm以上の成分は鉛含有率が低いため、より再利用可能な処理済み焼却灰として適したものとして得られやすい。
また、上記目的を達成するための本発明の焼却灰の処理装置の特徴構成は、
廃棄物焼却炉からの焼却灰を無害化処理する焼却灰の処理装置であって、
前記焼却灰を、焼却炉排ガスの不存在下且つ300〜500℃で、上流側から下流側へ向けて加熱搬送するロータリーキルンと、
前記ロータリーキルン内に、前記焼却灰に対して対向流となるように、5〜15体積%の二酸化炭素および5〜15体積%の酸素を含有するガスエンジンからの排ガスを、下流側から上流側へ向けて0.1m/s以上5.0m/s以下の線速度で供給する排ガス供給装置と、
前記排ガスとともに気流搬送されて前記ロータリーキルンの上流側から排出される飛灰を回収するバグフィルタ装置と、
前記ロータリーキルンの下流側から排出される処理済み焼却灰を分級する分級装置とを備えた点にある。
すなわち、上記構成によると、先の焼却灰の処理方法を行えるから、焼却灰を効率よくエージングしつつ、ロータリーキルンから排出される焼却灰に含まれる鉛含有量を効果的に減少させることができる。
なお、上記構成に加えて、前記バグフィルタ装置により、前記飛灰を回収し、
前記分級装置により、前記処理済み焼却灰を、粒径が0.5mm未満の成分と粒径が0.5mm以上の成分とに分級して、
前記飛灰と前記処理済み焼却灰のうち粒径が0.5mm未満の成分とを、埋め立て処分可能処理済み焼却灰として得るとともに、前記処理済み焼却灰のうち粒径が0.5mm以上の成分を、再利用可能処理済み焼却灰として得ることができる。
上記構成によると、ロータリーキルンから排出される焼却灰を分級して得られる、0.5mm未満の成分および、排ガスにより気流搬送された飛灰を埋め立て処分可能な処理済み焼却灰として得るとともに、排出される焼却灰を分級し、0.5mm以上の成分を再利用可能な処理済み焼却灰として得ることができ、再利用可能な処理済み焼却灰の割合を増大することができる。
焼却灰を加熱搬送しながらエージング処理するロータリーキルン1と、前記ロータリーキルンに廃棄物焼却炉からの焼却灰を供給する焼却灰供給装置2と、前記ロータリーキルン1にガスエンジン31からの排ガスを供給する排ガス供給装置3と、前記排ガスにより気流搬送される飛灰を回収するバグフィルタ4と、前記ロータリーキルン1から排出される処理済みの焼却灰を分級する分級装置5とを備える。
前記ロータリーキルン1は、焼却灰を投入する焼却灰投入部11と、ガスエンジン31から排出される排ガスを導入する排ガス導入部12と、エージングされた焼却灰を取り出す排出部13と、エージング後の排ガスを排出する飛灰排出部14とを有する胴部10を軸心周りに回転させ、供給される焼却灰を撹拌混合しつつ下流側に搬送する構成としてある。具体的には、上流側(図面の左側)が高く、下流側(図面の右側)が低くなるよう傾斜をつけ、かつ、内部に回転する多数の撹拌羽を備える撹拌装置15を別途設けて胴部10内で搬送される焼却灰の撹拌混合を促進する構成となっている。焼却灰投入部11から供給される焼却灰は、図中左から右に向かって、上流側から下流側へ向けて移動搬送される。
そして、エージングにより無害化された後の焼却灰は、排出部13に排出され、エージングに供した後の排ガスは、飛灰とともに飛灰排出部14に排出される。
焼却灰供給装置2は、前記ロータリーキルン1に廃棄物焼却炉からの焼却灰を供給するスクリューフィーダ21を備えた焼却灰貯留槽20により構成される。前記焼却灰貯留槽20は、廃棄物焼却炉で発生した後、水冷された湿灰を、異物(乾電池など)と一緒に38mm径を越える難処理物を取り除いた、含水率10〜20%程度の状態で貯留する。以下の実施例ではロータリーキルン1に供給される焼却灰としては、焼却灰貯留槽20で貯留されるものをそのまま用いている。
前記排ガス供給装置3は、ガスエンジン31を備え、ガスエンジン31を駆動した排ガスを適宜温度調整した後、前記ロータリーキルン1の下流側に設けられる排ガス導入部12に供給される。
前記ロータリーキルン1内で前記排ガスにより気流搬送される飛灰は、バグフィルタ4により回収する。前記ロータリーキルン1の飛灰排出部14より排出された排ガスは200℃程度にまで冷却された後、バグフィルタ4に供給される。バグフィルタ4は、上端解放の遊底筒状のフィルタ41を垂下してなるフィルタ室40を設けるとともに、フィルタ41を通過した排ガスを吸引排出する排気ファン42を備えてなり、フィルタ室40に飛灰を伴う排ガスを供給するとともに、飛灰をフィルタ41によりろ別して回収し、清浄な排ガスを外部に放出可能な構成となっている。なお、排ガスには、フィルタ通過後適宜別途の浄化処理(たとえば、活性炭処理による有害ガス等の低減処理)や冷却処理(たとえば、さらに100〜150℃まで冷却)を行ってもよく、これらの処理により直接大気放出することができることが望ましい。
ここで、排ガスにより気流搬送され、ろ別された飛灰は、バグフィルタ4のフィルタ室40に設けられた飛灰取り出し部43より回収され、埋め立て処分可能な処理済み焼却灰として得られる。
前記ロータリーキルン1から排出される処理済みの飛灰は、振動ふるい51を備えた分級装置5により分級される。分級装置5は、ロータリーキルン1の排出部13から排出される焼却灰の供給を受けて、振動ふるい51により0.5mm以上の粒子のみを選別する。これにより、比較的大粒子径で、鉛成分の含有率の低い粒子のみを再利用可能な処理済み焼却灰として回収することができる。また、0.5mm未満の成分を埋め立て処分可能な処理済み焼却灰として得ることができる。
上述の焼却灰の処理装置により表1に記載の運転条件で得られた粒径0.5mm以上および、0.5mm未満の処理済みの焼却灰(処理灰)とバグフィルタ4により回収された飛灰に含まれる鉛成分量を調べたところ、表2のようになった。
なお、ロータリーキルン1としては、直径950mm、長さ5mの鋼製円筒を用い、バグフィルタ4としては、ホソカワミクロン社製のパルスジェットコレクタ標準型SPを用いた。
上述の焼却灰の処理装置により、ガスエンジン31からの排ガスを0.04m/sで供給(炭酸鉛微粒子を回収することができない流量で供給)しつつ、得られた粒径0.5mm以上および、0.5mm未満の処理済みの焼却灰(処理灰)とバグフィルタ4により回収された飛灰に含まれる鉛成分量を同様に調べた。
上述の実施例により再資源化された焼却灰を、表層アスファルト用に用いられる混合して再利用を図る場合に、耐久性に問題が出ないか調べた。
表層アスファルトとして、たとえば、密粒度アスファルト組成物は、粒径2.5mm以上13mm未満程度の粗骨材を50〜60%(%は質量%を示す。以下同じ)程度、粒径0.5mm以上2.5mm未満程度の細骨材を30〜35%程度、フィラーを4〜6%程度、アスファルトを4〜6%程度混合して得られる。このアスファルト組成物に用いられる粗骨材には、上述の実施例により再資源化された焼却灰のうち、粒径2.5mm以上13mm未満程度のものを10%以下混合してある。また、細骨材には、上述の実施例により再資源化された焼却灰のうち、粒径0.5mm以上2.5mm未満程度のものを15%以下混合して道路舗装用アスファルトとした。
そのため、細骨材に混入する粒径0.5mm以上2.5mm以下の焼却灰量は5〜15%が好ましく、粗骨材に混入する粒径2.5mm以上13mm未満の焼却灰量は、10%が好ましいことが分かった。さらに、これら細骨材、粗骨材をともに用いた密粒度アスファルトコンクリートについても同様に試験を行ったところ、いずれの組み合わせによっても、水浸マーシャル安定度試験結果、残留安定度がきわめて高く(90%以上)維持され、ホイールトラッキング試験においても高い(1000回/mm以上)動的安定性が確認された。
10 :胴部
11 :焼却灰投入部
12 :排ガス導入部
13 :排出部
14 :飛灰排出部
15 :撹拌装置
2 :焼却灰供給装置
20 :焼却灰貯留槽
21 :スクリューフィーダ
3 :排ガス供給装置
31 :ガスエンジン
32 :発電装置
4 :バグフィルタ
40 :フィルタ室
41 :フィルタ
42 :排気ファン
43 :飛灰取り出し部
5 :分級装置
51 :振動ふるい
Claims (4)
- 廃棄物焼却炉からの焼却灰を無害化処理する焼却灰の処理方法であって、
ロータリーキルン内において、上流側から下流側へ向けて移動する前記焼却灰に対して対向流となるように、5〜15体積%の二酸化炭素および5〜15体積%の酸素を含有するガスエンジンからの排ガスを、下流側から上流側へ向けて0.1m/s以上5.0m/s以下の線速度で供給して、前記焼却灰を、焼却炉排ガスの不存在下且つ300〜500℃で乾燥およびエージングする処理を実行することにより、
前記焼却灰を、前記排ガスとともに気流搬送されて前記ロータリーキルンの上流側から排出される飛灰と、前記ロータリーキルンの下流側から排出される処理済み焼却灰とに分離する焼却灰の処理方法。 - 前記処理済み焼却灰を、粒径が0.5mm未満の成分と粒径が0.5mm以上の成分とに分級して、
前記飛灰と前記処理済み焼却灰のうち粒径が0.5mm未満の成分とを、埋め立て処分可能処理済み焼却灰として得るとともに、前記処理済み焼却灰のうち粒径が0.5mm以上の成分を、再利用可能処理済み焼却灰として得る請求項1に記載の焼却灰の処理方法。 - 廃棄物焼却炉からの焼却灰を無害化処理する焼却灰の処理装置であって、
前記焼却灰を、焼却炉排ガスの不存在下且つ300〜500℃で、上流側から下流側へ向けて加熱搬送するロータリーキルンと、
前記ロータリーキルン内に、前記焼却灰に対して対向流となるように、5〜15体積%の二酸化炭素および5〜15体積%の酸素を含有するガスエンジンからの排ガスを、下流側から上流側へ向けて0.1m/s以上5.0m/s以下の線速度で供給する排ガス供給装置と、
前記排ガスとともに気流搬送されて前記ロータリーキルンの上流側から排出される飛灰を回収するバグフィルタ装置と、
前記ロータリーキルンの下流側から排出される処理済み焼却灰を分級する分級装置とを備えた焼却灰の処理装置。 - 前記バグフィルタ装置により、前記飛灰を回収し、
前記分級装置により、前記処理済み焼却灰を、粒径が0.5mm未満の成分と粒径が0.5mm以上の成分とに分級して、
前記飛灰と前記処理済み焼却灰のうち粒径が0.5mm未満の成分とを、埋め立て処分可能処理済み焼却灰として得るとともに、前記処理済み焼却灰のうち粒径が0.5mm以上の成分を、再利用可能処理済み焼却灰として得る請求項3に記載の焼却灰の処理装置。
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