JP6572205B2 - 自律移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、自律移動体に関する。
自律移動体の横断歩道の横断に関し、アクテイブタグが位置する方向および当該アクテイブタグと携帯端末の距離を精度良く検知して歩行者あるいはロボット等の自律的な移動を支援するための装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、アクテイブタグの指向性アンテナの方向に対向して携帯端末の指向性アンテナを向け、アクテイブタグ1が高周波信号を発信中に指向性アンテナを切替えた時に受信した高周波信号のタイミングあるいは振幅あるいは周波数あるいは位相あるいはこれらの組合わせの変化をリアルタイムで測定し、当該アクテイブタグが位置する方向と当該アクテイブタグと携帯端末との距離を検知することによって、歩行者が横断歩道の範囲を逸脱せずに安全に歩行することができる、と記載されている。
また、自律移動体の狭路通行に関し、自己位置推定しながら地図上の指定された基準の経路を自律走行する自律移動体の自律移動システムが開示されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載された発明の目的は、自律移動体の通行幅を可変とする経路の計画と、自車の制動条件と障害物の移動を考慮した速度の計画とを独立に行うことで、安全で迅速な狭路通行が可能な自律移動システムを提供することにある。
特許文献2には、自律移動体の周囲の環境情報を取得する環境情報取得手段と、基準経路が登録された地図情報を保持する記憶情報処理手段と、前記環境情報と前記地図情報に基づき前記自律移動体の自己位置を推定する自己位置推定手段と、前記環境情報に基づき障害物の情報を検出する障害物検出手段と、前記自己位置と前記障害物の情報と前記基準経路の情報に基づき移動方向を決定する経路決定手段と、前記障害物情報に基づき移動速度を決定する速度決定手段と、前記移動方向と前記移動速度に基づき自律移動体の移動を制御する車両制御手段とを備えた自律移動システムにおいて、前記経路決定手段は、前記自律移動体の現在位置から前記基準経路に追従するための追従移動方向に存在する前記障害物を回避するため、複数の移動方向について、所定の通行幅以上を有して障害物の侵入のない通行距離と通行幅からなる通行領域を算出して、前記追従移動方向と前記通行領域に基づき前記自律移動体の移動方向を決定し、前記速度決定手段は、前記自律移動体の制動条件と前記障害物の位置と速度に応じて、前記自律移動体が前記障害物との衝突前に停止可能な移動速度を決定する、と記載されている。
特開2005−351877号公報 WO2012/164691号公報
自己位置を推定しながら地図上の指定された基準の経路を自律走行する自律移動体であって、特に、歩道を自律移動する自律移動体においては、目的地に到達するために、横断歩道を安全に横断することが必須である。従来は、歩道を移動する自律移動体が横断歩道を安全、且つ、迅速に横断するための検討がされていなかった。
具体的には、例えば、自律移動体が横断歩道を横断中に、信号機の信号が青から、点滅、或いは赤に変わったときに、自律移動体は、(1)横断を継続して横断歩道を渡りきる方がよいのか、或いは、(2)横断を中断して、横断歩道の始点に戻るほうがよいのか、つまり、(1)と(2)のどちらを選択すれば、安全で且つ迅速に横断歩道を横断できるかの検討がされていなかった。実際、特許文献1、また、特許文献2にも、自律移動体が横断歩道を横断中に信号機の信号が変わった場合に、(1)或いは(2)のどちらを選択すればよいかの記載はなく、また、それを暗示する記載もない。
このため、自律移動体が安全に且つ迅速に、横断歩道を横断することが出来なかった。特に、人を乗せて目的地まで走行する自律移動体においては、人を乗せているために、安全・迅速に横断歩道を渡ることが必須である。
横断歩道を利用しないで、目的地までの移動経路を作成することは、可能な場合もあるが、経路が遠回りになったり、横断歩道を通らないと目的地に到達できなくなったりする場合があり、横断歩道を安全・迅速に渡ることは必須である。
本発明の目的は、横断歩道を安全・迅速に渡ることができる自律移動体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、横断歩道と信号機の位置を示す位置情報と、前記信号機の信号の状態が青から赤に変わるまでの所定時間を記憶した記憶情報処理部と、信号機の信号の状態を取得する環境情報取得部と、自律移動体の自己位置を推定する自己位置推定部と、横断歩道上において、前記信号の状態が青から赤に変わることを示す場合、前記記憶情報処理部に記憶した前記位置情報と前記所定時間に基づいて、前記自己位置から前記横断歩道の終点までの第1の経路を移動するために必要な第1の時間と前記自己位置から前記横断歩道の始点までの第2の経路を移動するために必要な第2の時間とを算出し、経路を選択する走行経路決定部と、前記自律移動体の速度を決定する速度決定部と、障害物を検出する障害物検出部と、前記速度決定部によって決定された速度で、前記走行経路決定部によって選択された経路に沿って前記自律移動体が移動するように前記自律移動体の自律移動を制御する車両制御部と、を備え、前記走行経路決定部は、前記横断歩道上において、前記第1の時間に基づいて前記信号の状態が青から赤に変わるまでの前記所定時間以内に前記横断歩道の終点に到着できる経路を選択し、前記所定時間以内に前記横断歩道の終点に到着できないと判断した場合に、前記第2の時間に基づいて前記所定時間以内に前記横断歩道の始点に到着できる経路を選択し、前記速度決定部は、前記障害物検出部によって検出された前記自律移動体の周囲の障害物の速さに応じて前記自律移動体の速度を決定するようにしたものである。
本発明によれば、自律移動体は横断歩道を安全・迅速に渡ることができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態による自律移動体の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による自律移動体の走行状態の概念図(正面図)である。 本発明の第1の実施形態による自律移動体の走行状態の概念図(平面図)である。 本発明の第1の実施形態による自律移動体が横断歩道走行モードと通常走行モードを切り替える処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による自律移動体が実行する横断歩道走行モードの処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による自律移動体が実行する経路候補の探索の概念図である。 本発明の第2の実施形態による自律移動体が用いる各種パラメータ(前進時)の対応関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態による自律移動体が用いる各種パラメータ(後退時)の対応関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態による自律移動体が実行する横断歩道走行モードの処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による自律移動体が実行する経路候補の探索の概念図である。 本発明の第3の実施形態による自律移動体が用いる各種パラメータの対応関係を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の第1〜第3の実施形態による自律移動体の構成及び動作を説明する。なお、各図において、同一符号は同一部分を示す。
(第1の実施形態)
最初に、図1から図4を用いて、第1の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による自律移動体100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、自律移動体100は、記憶情報処理部110、環境情報取得部112、自己位置推定部114、障害物検出部116、走行経路決定部118、速度決定部120、車両制御部122から構成される。
本実施形態の自律移動体は、一例として4つの車輪を備え、これによって移動する構成となっている。
記憶情報処理部110は、少なくとも自律移動体100が走行する基準となる経路(基準経路)と、この経路の周辺に存在するランドマーク(建物や木々の形状、画像や磁気、道路形状から得られる目印情報)を保持(記憶)する。記憶情報処理部110は、自己位置推定部114に対して経路周辺のランドマークの情報を送信し、走行経路決定部118に対して基準となる経路の情報(経路情報)を送信する。
ここで、経路情報の中には、横断歩道と信号機の位置、また横断歩道の長さや幅、また信号機の点滅時間も記録されている。つまり、記憶情報処理部110は、横断歩道と信号機の位置を示す位置情報、横断歩道の形状を示す形状情報、信号機の点滅時間を記憶する。
また、入出力部130は、前述の経路情報、ランドマーク、横断歩道や信号機、などの情報を記憶情報処理部110へ入力するとともに、記憶情報処理部110に記憶された各種の情報を出力する。
図1に示した環境情報取得部112は、自律移動体100が搭載するセンサ132から情報を取得する。センサの詳細は図示しないが、レーザ式距離センサや、カメラ、角速度センサ、加速度センサ、地磁気センサ、GPS受信機、ホイールエンコーダなどからなる。
自己位置推定部114は、各センサから取得した情報に基づき自律移動体100の現在位置を特定する。詳細として例えば、ホイールエンコーダの値を累積して作られる自己位置情報(ホイールオドメトリ)と、角速度センサや加速度センサや地磁気センサによるジャイロオドメトリと、レーザ距離センサやカメラによる情報と前述記憶情報処理部110から得られるランドマーク情報との対応付けによって得られる自己位置情報(マップマッチングによる自己位置)と、GPS受信機から得られる自己位置情報を確率的に(例えば、拡張カルマンフィルタと呼ばれる手法を採用して)融合することで、自己位置推定部114は、自律移動体100が移動する領域内において正確な自己の位置と向きを推定する。自己位置推定部114は、最終的に得られた自己位置を、後述する障害物検出部116と走行経路決定部118に送信する。
障害物検出部116は、前述のセンサ情報に基づき、自律移動体100の移動に障害となりうる領域を検出する。ここで、例えば、レーザ式距離センサやカメラ(測距可能なステレオカメラなど)から得られる周囲の形状情報に基づいて、障害物検出部116は、自律移動体100が乗り越え不能な高さの段差や、大きな溝や、空中の突出物などの障害物も検出する。
また、障害物検出部116は、本実施形態の自律移動体100が対象とする施設内や街中などの環境に存在する、歩行者や自転車などの動く障害物も併せて検出する。また、カメラは、横断歩道の信号機の信号の色や点滅の状態の検出にも用いられる。ここで、環境情報取得部112は、カメラからの出力信号に基づいて信号機の信号の状態を取得する。
走行経路決定部118は、前述の自己位置情報と、走行する基準経路と、障害物検出部116で検出された障害物の種類(歩行者、自転車、移動するしない、段差など)と、位置および形状などの障害物情報に基づいて、自律移動体100の目標方向を決定する。つまり、走行経路決定部118は、障害物を回避するように経路を選択する。走行経路決定部118は、後述する手順により、基準経路への追従性と障害物の回避性と通行位置の安全性を考慮した移動方向を決定し、車両制御部122へ送信する。
速度決定部120は、通常走行モードか横断歩道走行モードかにより、自律移動体100の走行速度を決定して切り替える。横断歩道走行モードでは、信号機の信号が青から青の点滅、或いは、赤に変わったら、自律移動体100の走行速度を増加させる、或いは、周囲の障害物の速さに応じて走行速度を決定する。
車両制御部122は、走行経路決定部118と速度決定部120のそれぞれから取得した、自律移動体100の目標方向と目標速度により車両の運動制御を実施する。具体的には例えば、現在の自律移動体100の移動方向・移動速度と、目標方向・目標速度との差が小さくなるように制御を行う。また、車両制御部122は車輪を制御するためのモータや電子回路を持ち、自律移動体100の位置や向きの変更を可能とする。
このようにして、車両制御部122は、速度決定部120によって決定された速度で、走行経路決定部118によって選択された経路に沿って自律移動体100が移動するように自律移動体100の自律移動を制御する。
図2は、横断歩道200における自律移動体100の走行状態の概念図である。なお、図2Aは、正面図であり、図2Bは、平面図である。
図2では、記憶情報処理部110に記憶された、基準経路点(横断歩道の始点)210から、基準経路点220(横断歩道200の終点)に向かって、自律移動体100が横断歩道200上を走行している。
自律移動体100は、センサとしてカメラ134、レーザ距離センサ136、GPS等(図示せず)を搭載している。本実施形態では、自律移動体100は、車輪124で前進している。カメラ134とレーザ距離センサ136は、前方と後方を同時に観察するために、自律移動体100の前後に設けられている。
また、レーザ距離センサ136では手前の障害物しか観察されないが、カメラ134は、自律移動体100の上部に取り付けられているため、手前の障害物の後方にある障害物や、遠方の障害物まで観察できる。
横断歩道200の終点である基準経路点220の横には、信号機230が設置されている。図2では、一例として、信号機230では、青信号232が点灯している。自律移動体100は、横断歩道200の始点(基準経路点210)で、自律移動体100に設置したカメラ134で、信号機230が青信号232であることを確認して、横断歩道200の終点(基準経路点220)に向かって進んでいる。
なお、図2では、横断歩道200上には、人、自転車、などの障害物がなく、自律移動体100のみが存在する場合を示している。自律移動体100は、障害物が無い時は、基準経路(点)を結ぶ直線経路を選択して進む。このため、図2Bに示すように、自律移動体100は、基準経路点210(横断歩道の始点)と基準経路点220(横断歩道の終点)を結ぶ直線経路の上を走行している。また、ここでは、自律移動体100は、基準経路点210から自律移動体100までの距離がL2(212)、自律移動体100から基準経路点220までの距離がL1(214)の位置を走行している。
図3、図4に、横断歩道200を横断する処理のフローを示す。図3は、本発明の第1の実施形態による自律移動体100が横断歩道走行モードと通常走行モードを切り替える処理を示すフローチャートである。図4は、本発明の第1の実施形態による自律移動体100が実行する横断歩道走行モードの処理を示すフローチャートである。
前述したように、自律移動体100は、前述の記憶情報処理部110に記憶されている目的地に向かい、環境情報取得部112によって得た情報を基に、自己位置推定部114で自己位置を推定しながら、且つ、障害物検出部116で検知した障害物を回避しながら、走行経路決定部118により決められた経路の歩道を、前述の記憶情報処理部110に記録されている目的地までの基準経路点をたどって進む。
ここで、自律移動体100は、自己位置推定部114から自己位置の位置情報を取得し、記憶情報処理部110から横断歩道の始点である基準経路点210の位置情報を取得する。
自律移動体100は、取得した位置情報に基づいて、自己位置が基準経路点210(横断歩道の始点)と一致するか否か判断する(S101)。自律移動体100は、自己位置が基準経路点210(横断歩道の始点)と一致すると判断した場合には(S101;Yes)、自律移動体100の運転モードを、通常の走行モード(S103)から、横断歩道走行モード(S102)に切り替える。
そして、自律移動体100は、歩道上における通常の走行モード(S103)と、横断歩道における横断歩道走行モード(S102)を切り替えながら、目的地(S104)まで自律移動する。ここで、通常走行モードでは、自律移動体100がどのような方法(手順・アルゴリズム)で、自律移動(障害物回避)をして走行してもよい。
図4は、横断歩道走行モードの横断歩道200のアルゴリズムを示す。横断歩道走行モード(S240)では、基準経路点210で、図2Aに示すように、自律移動体100は、カメラ134で信号機230の信号(点灯状態)を読み取り、青信号が点灯しているか否かを判断する(ステップS241)。
青信号232が点灯していれば(S241)、自律移動体100は、走行を開始し(S242)、横断歩道を渡り始める。そして、自律移動体100は、横断歩道を横断中に、信号が青から青の点滅、或いは、赤に変わったら(S245)、速度決定部120で走行速度を増加させる(S246)。なお、増加後の走行速度は、通常走行モードにおける走行速度よりも速い所定の速度である。
走行速度を増すことにより、横断走行時間を短縮することができる。これにより、横断歩道を迅速に渡り切ることができる。そのため、横断歩道200の上の滞在時間を短縮し、危険率を低減でき、安全性を増して横断できる。
また、自律移動体100は、信号機が変わった時点での自律移動体100の位置から、横断歩道の終点220までの距離L1を増加速度で横断しきった場合の時間T1と、横断歩道の始点210までの距離L2を戻った場合の時間T2を計算する(S247)。そして、自律移動体100は、T1とT2のうち時間が短いほうの経路を選択する(S248、S249、S250)。すなわち、T1がT2より短い時は、走行(前進)し(S250)、T1がT2より長い時は、引き返す(S249)。
図2は、障害物が無い場合のため、T1とT2の大小関係は、自律移動体100が横断歩道を渡り切る距離L1(214)と戻り切る距離L2(212)の長さで決まり、その大小関係は変わらない。
しかし、横断歩道200の終点220から、歩行者、自転車等の障害物が自律移動体100に向かってくる場合には、障害物を回避しながら、横断歩道を渡りきる時間T1と、戻る時間T2は、障害物の状況により、時々刻々と変化する。このため、自律移動体100は、横断歩道200を渡りきるまでの間(S251;No->Yes)、或いは、戻り切るまでの間(S252;No->Yes)、時間T1とT2を繰り返し計算し(S247)、短い時間となる経路を選択する(S248)。
これにより、障害物を回避しながら、横断歩道200に滞在する時間を最短にできるので、より安全・迅速に、横断歩道を渡ることができる。ここで、前述したように、カメラ134とレーザ距離センサ136を自律移動体100の前後に備えているために、常時、自律移動体100の前後の障害物を観察できる。また、自己位置推定部114により自己位置がわかるので、常時、T1とT2を算出し比較できる。
このようにして、走行経路決定部118は、横断歩道上において、信号の状態が所定時間後に青から赤に変わることを示す場合(例えば、青の点滅)又は信号の状態が青から赤に変わった場合、自己位置から横断歩道の終点までの第1の経路を移動するために必要な第1の時間と自己位置から横断歩道の始点までの第2の経路を移動するために必要な第2の時間とを算出し、第1の時間と前記第2の時間のうち小さい方に対応する経路を選択する。
以上説明したように、本実施形態によれば、自律移動体は横断歩道を安全・迅速に渡ることができる。
(第2の実施形態)
次に、図5から図8を用いて、本発明の第2の実施形態による自律移動体100の構成及び動作を説明する。本実施形態では、横断歩道上に障害物がある場合の自律移動体100の動作を説明する。なお、本実施形態に用いられる自律移動体100の構成は、第1の実施形態と同じであるが、機能が異なる。機能の詳細については、後述する。
図5は、本発明の第2の実施形態による自律移動体100が実行する経路候補の探索の概念図である。具体的には、図5は、障害物のある横断歩道で、信号が青から青の点滅、或いは、赤に変わったときの、経路候補の探索の概念を示す。自律移動体100(障害物検出部116)は、それに搭載しているカメラ134やレーザ距離センサ136などのセンサ132からの情報に基づいて、障害物の大きさ、位置、速度、人か物かの判断を行う。
一例として、障害物検出部116により、2つの障害物400と障害物401を検知した場合の障害物回避の経路の探索と、走行経路決定部118により、経路を決定する方法を説明する。
自律移動体100は、センサ132により検出された障害物に接触しないように、長さLと幅aの通行可能距離の矩形300を自律移動体100の周りに、所定の角度で回転させて、通行可能距離の矩形300、310、320を得る。ここで、長さLは、自律移動体100の走行距離をあらわし、幅aは、自律移動体100のそれ自体の幅に、障害物との安全距離を加算した値とする。
自律移動体100が障害物との接触を避けて安全を確保するためには、この値aを大きくすれば良い。自律移動体100の速度、或いは、障害物との相対速度が大きい時には、幅aを大きくする方が望ましい。例えば、幅aは、自律移動体100の速度又は障害物との相対速度に応じた距離とする。なお、長さLも自律移動体100の速度又は障害物との相対速度に応じた長さとする。
図5に示すように、通行可能距離の矩形300は、障害物400を避けて、障害物400の左側に形成されたものである。また、矩形310は、障害物400と401の、2つの障害物の間に形成されたものである。そして、通行可能距離の矩形320は、障害物401を避けて、障害物401の右側に形成されている。これらの通行可能距離の矩形(つまり、経路候補)は、基準経路点210と基準経路点220を直線で結んだ経路221に近いほうが、基準経路点から離れる距離が短いので望ましい。
また、各々の矩形の先端の幅方向の中央には(つまり1/2aの位置には)、障害物回避目標301、311、321が設けられている。また、これらの目標点と、横断歩道200の終点(基準経路点220)を結んだ線を走行経路候補とする。
具体的には、自律移動体100の現在位置から、走行可能距離の矩形300の障害物回避目標301と、終点220を結んだ経路302を、前進の経路候補P1とする。同様にして、障害物を回避した経路候補として、P2とP3が作成されている。P2は現在位置から、障害物回避目標311と終点220を結んだ経路とする。また、P3は現在位置から、障害物回避目標321と終点220を結んだ経路とする。
図6は、本発明の第2の実施形態による自律移動体100が用いる各種パラメータ(前進時)の対応関係を示す図である。具体的には、図6は、各経路に対して、経路長Piと、それぞれの経路を渡りきる時間Tiと、危険度Riとの対応関係を示す(i=1、2、3)。
ここで、一例として、障害物との接近回数を危険度Rとしている。つまり、危険度は、検出された障害物と自律移動体100との接触しやすさを示す。この場合、障害物と接近する回数が多いほど、危険度Rは高くなる。具体的には、P1とP3は、障害物と1回接近するだけなので、自律移動体100は、危険度Rを1と評価(カウント)する。P2では、経路候補の両側で、つまり2回、障害物と接近するので、危険度Rは2となる。
本実施形態では、危険度Rは、一例として、接近回数で評価されるが、障害物が人か物(自転車など)か、または、静止障害物か移動障害物かで、その危険度に重み付けをする方法でもよい。また、移動障害物の場合には、障害物と自律移動体100の相対速度で、その危険度に重み付けをする方法でもよい。どのような因子(要因)で、危険度Rを判断(重み付け)するかは、適宜、その状況に応じた最適なものを選択すればよい。
ところで、図5には、前進だけではなく、後進(後退)する場合の経路候補の作成方法も示している。以下、後方に障害物がない場合の例を説明する。ここで、後方の障害物は、自律移動体100の後方に取り付けられたセンサ132により検出される。
具体的には、自律移動体100が方向を変えないでそのまま後退して、横断歩道200の始点である、基準経路点210に戻る場合の経路330を、経路Q1として、また、方向を変えて始点210に戻る経路340を、経路Q2としている。ここでは、障害物がないので、障害物を回避する必要がない。そのため、経路Q1及びQ2は、最短距離で、始点210に戻る経路となる。
この2つの経路における、戻り切り時間Tjと危険度Rjを図7に示す(j=1、2)。図7は、本発明の第2の実施形態による自律移動体が用いる各種パラメータ(後退時)の対応関係を示す図である。自律移動体100の後方には、障害物がないので、危険度Rは、両経路とも0となっている。
このようにして形成した前方への3つの経路候補P1、P2、P3と後方への2つの経路候補Q1、Q2のどれを選択するかは、図8に示す、アルゴリズムにより決定する。図8は、本発明の第2の実施形態による自律移動体100が実行する横断歩道走行モードの処理を示すフローチャートである。
横断中に信号が点滅、あるいは、赤になると(S410)、先ず、自律移動体100は、速度決定部120と障害物検出部116とが連携することにより、周囲に移動障害物がある場合には、周囲の障害物の速さの中間値を算出・設定する(S411)。横断歩道には、例えば、障害物として人や自転車が往来するが、一般に人の方が自転車よりも多い。中間値を用いることにより、検出される確率の小さい自転車の速さが、周囲の障害物の速さ(代表値)に与える影響を除外することができる。
また、自律移動体100は、周囲に障害物がない場合には、自律移動体100の巡航速度(通常の移動速度)かそれ以上の速度を設定する。
そして、図5から図6を用いて説明したように、自律移動体100は、横断歩道を渡り切る場合の経路Piの時間Tiと危険度Riを算出する(S412)。次に、自律移動体100は、図6に示す各経路に要する時間Ti(i=1、2、3)と、信号の点滅時間B(t)を比較して(S413)、信号の点滅時間B(t)よりも短い経路Piを選出する(S413a)。B(t)よりもTiが小さい場合には、信号が点滅している間に自律移動体100が横断歩道を渡りきると判断できる。そして、自律移動体100は、この条件を満たす経路Piの中で、危険度Rがもっとも小さいものを経路として選択する(S414)。
つまり、走行経路決定部118は、検出された障害物と自律移動体100との接触しやすさを示す危険度を算出し、算出された危険度が最小の経路を選択する。
ここで、例えば、B(t)>T1、B(t)>T2、B(t)<T3であった場合には、図6に示す経路P1及びP2の危険度Rを比較し、Rの小さい経路P1が選択され、前進走行による横断が(S415)、横断歩道を渡りきるまで継続される(S416)。このため、図5の経路と図6のTとRは、障害物の状況により、時々刻々と更新される。
また、B(t)も、点滅し始めてから、時間tの経緯とともに少なくなる。このため、B(t)というように、時間tの関数(式)で示している。この信号点滅時間B(t)は、横断歩道ごとに(信号機ごとに)、あらかじめ記憶情報処理部110に記憶しておけばよい。
次に、前進して、B(t)の時間内に終点220に到達できない場合には(S413;No)、自律移動体100は、障害物を回避して戻り切る場合の経路Qjの時間Tjと危険度Rjを算出する(S418)。ここでは、障害物がない場合なので、図5から図7に示すように経路Qjが作成され、時間Tjと危険度Rjが算出される。
次に、自律移動体100は、図7に示す各経路Qjに要する時間Tj(j=1、2)と、信号の点滅時間B(t)を比較して(S419)、信号の点滅時間B(t)よりも短い経路を選出する(S419a)。
自律移動体100は、この条件を満たす経路Qjの中で、危険度Rがもっとも小さいものを経路として選択する(S420)。自律移動体100は、横断歩道の終点まで横断歩道を後進(後退)して引き返す。
すなわち、図7に示す時間Tと危険度Rの中から、点滅時間B(t)内に、横断歩道の始点(基準経路点210)に戻り切り(S419)、また、危険度Rの最も低い経路が決定される(S420)。
後退して、横断歩道の始点に戻る場合で、かつ、障害物がある場合には、上述した、前進と同じ手順で経路と時間T、危険度Rを算出して、経路の選択を行えばよい。
次に、前進しても、後退しても、信号点滅時間B(t)内に、横断歩道を渡りきることができず、かつ、戻り切ることができない場合には(S413;No、S419;No)、自律移動体100は、図6に示す渡り切り時間Ti、図7に示す戻り切り時間Tjのうち、最も短い時間に対応する経路P又はQを選択する(S424)。渡り切り時間Tiが最小であれば前進し、戻り切り時間Tjが最小であれば、引き返す。これにより、横断歩道200上に滞在する時間を最も短くできるので、危険に曝される時間が少なく、安全性を向上できる。
このようにして、走行経路決定部118は、横断歩道上において、信号の状態が所定時間後に青から赤に変わることを示す場合(例えば、青の点滅)、信号の状態が赤になるまでの時間以内に横断歩道の始点又は終点に到着できる経路を選択する。
以上説明したように、本実施形態によれば、自律移動体は横断歩道を安全・迅速に渡ることができる。
(第3の実施形態)
次に、図9と図10を用いて、本発明の第3の実施形態による自律移動体100の構成及び動作を説明する。図9は、本発明の第3の実施形態による自律移動体が実行する経路候補の探索の概念図である。
図9は、横断歩道の始点である基準経路点210から、横断歩道の終点である基準経路点220を結ぶ直線経路221の上を、自律移動体100が走行しており、進行方向に、3つの障害物400、401、402を検知した場合の、経路候補の作成を示している。
経路候補の横断時間Tiと危険度Riが決まれば(評価できれば)、経路の選択は、図8で説明した第2の実施形態の方法で行えばよい。このため、ここでは、経路候補の作成とその危険度の評価方法について説明する。
本実施形態と第2の実施形態との違いは、第2の実施形態では障害物が2つであり、横断歩道の幅方向に存在していたが、本実施形態では、障害物400の奥に、新たな障害物402が検出されている。また、横断歩道200の道幅が狭く、障害物401の右側を迂回する経路P3では、通行可能距離の矩形350の端Aが、横断歩道200の右側端202を越える点(右側端202上にある場合を含む)である。
さらに詳細に説明すると、レーザ距離センサ136は、センサからレーザ光を発光し、障害物で反射されたレーザ光を受光して障害物を検知する。このため、センサ136の直前にある障害物400でレーザ光が遮断されるため、障害物400の裏(奥)にある障害物402は検出しにくい。
しかし、本実施形態では、自律移動体100の上部に取り付けたカメラ134により、障害物を見下ろすようにして、障害物402を捕らえることができる。また、これらのカメラ134により、自律移動体100から横断歩道の終点(基準経路点220)までの、障害物を検知できる。
次に、このようにして検知した障害物を回避して、横断歩道の終点への経路候補を作成する方法について述べる。
本実施形態でも、第2の実施形態で述べたように、走行距離の矩形330を、自律移動体100の周りに所定の角度で回転して、障害物と接触しない経路を探す。図9では、最初の走行可能距離の矩形として、3つの矩形330、340、350が見つかった例を示している。
矩形330から作成される経路候補をP1、矩形340から形成される経路候補をP2、経路350から形成される経路候補をP3とする。ここで、P3は、その走行可能距離の矩形350の端Aが、横断歩道の右側端202を越える。このことは、自律移動体100が横断歩道200の幅から、はみ出ることを意味する。そのため、危険であると判断して、自律移動体100は、P3を経路候補から外す。
自律移動体100は、障害物回避目標331を回転中心として、走行可能距離の矩形332を所定角度で回転させて、該矩形の先端に設けられている障害物回避目標333が、基準経路点210と基準経路点220を結んだ直線221の線上に最も近くなるように経路候補P1を選ぶ。ここで、障害物回避目標331、333は、それぞれ走行可能距離の矩形330、332の先端の幅方向中央に設けられている。
ここでは、障害物がないので、障害物回避目標333は、直線221の上に重なっている。そして、障害物回避目標333と基準経路点220を結ぶ直線L1をP1の経路とする。つまり、P1の経路長は、2つの矩形の長さ2Lと前述のL1を足したものとなる。また、P1の経路では、2つの障害物と近接するので、近接回数を危険度と見なすと、危険度は2となる。
同様にして、自律移動体100は、経路候補P2を作成する。P2では、走行可能距離の矩形340の後に、障害物402が存在するために、障害物回避目標341を中心に、走行可能距離の矩形342を回転させても、矩形343の先端に設けた障害物回避目標を、前述の基準経路点を結ぶ直線221の上に重ねることができない。このため、障害物回避目標343から基準経路点220までの距離L2は、経路P1のL1に比べて長くなる。また、危険度は、障害物と3回接近するため、危険度は3となる。
図10は、本発明の第3の実施形態による自律移動体100が用いる各種パラメータの対応関係を示す図である。具体的には、図10は、各経路に対して、経路長と、それぞれの経路を渡りきる時間と、危険度と、特記の対応関係を示す。
図10に示すように、経路P1の渡り切り経路長は2L+L1、経路P2の経路長は2L+L2となる。それぞれの渡り切り時間Tiは、自律移動体100の速度からT1、T2が算出される。ここでは、L2の方がL1より長いので、T1よりT2が大きくなる。危険度R1、R2は、障害物との接近回数から、それぞれ2と3となる。つまり、P2の方がP1より、危険度Rが大きい。
ここで、前述したように、障害物の種類(人、物)、障害物の運動状態(静止、移動)により、危険度に重み付けをしても良い。また、移動障害物であれば、それと自律移動体100との相対速度の大きさ、幅aの大きさ、等により、危険度の重み付けをしても良い。
自律移動体100は、これらの各経路の渡り切り時間Tiと危険度Riを基に、図8に示す第2の実施形態のアルゴリズムに従い、移動経路を決定する。これにより、本実施形態でも第2の実施形態と同様に、自律移動体100は、横断歩道を迅速に安全に横断することが可能となる。
本実施形態では、走行経路決定部118は、横断歩道上からはみ出ない経路、かつ、横断歩道の始点と終点を結ぶ直線に最も近い経路を選択する。
以上説明したように、本実施形態によれば、自律移動体は横断歩道を安全・迅速に渡ることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記した実施例は本発明を分かりやすく説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
上記実施形態では、自律移動体100は、4つの車輪を用いて移動するが、車輪の数は任意である。また、自律移動体100は、足機構など任意の機構を用いて、移動してもよい。
上記実施形態では、横断歩道の始点及び終点の位置情報は、記憶情報処理部110に予め記憶されている。これに対し、横断歩道の信号機に発信機を設置し、自律移動体100がその信号を受信して始点と終点を判定してもよい。また、路面に塗布された横断歩道を示す塗料をカメラなどで認識して始点と終点を判定してもよい。
100…自律移動体
110…記憶情報処理部
112…環境情報取得部
114…自己位置推定部
116…障害物検出部
118…走行経路決定部
120…速度決定部
122…車両制御部
130…入出力部
132…センサ
134…カメラ
136…レーザ距離センサ
200…横断歩道
210…基準経路点(横断歩道の始点)
220…基準経路点(横断歩道の終点)
230…信号機
300、310,320…通行可能距離の矩形
301、311,321…障害物回避目標
400、401…障害物

Claims (9)

  1. 横断歩道と信号機の位置を示す位置情報と、前記信号機の信号の状態が青から赤に変わるまでの所定時間を記憶した記憶情報処理部と、
    信号機の信号の状態を取得する環境情報取得部と、
    自律移動体の自己位置を推定する自己位置推定部と、
    横断歩道上において、前記信号の状態が青から赤に変わることを示す場合、前記記憶情報処理部に記憶した前記位置情報と前記所定時間に基づいて、前記自己位置から前記横断歩道の終点までの第1の経路を移動するために必要な第1の時間と前記自己位置から前記横断歩道の始点までの第2の経路を移動するために必要な第2の時間とを算出し、経路を選択する走行経路決定部と、
    前記自律移動体の速度を決定する速度決定部と、
    障害物を検出する障害物検出部と、
    前記速度決定部によって決定された速度で、前記走行経路決定部によって選択された経路に沿って前記自律移動体が移動するように前記自律移動体の自律移動を制御する車両制御部と、
    を備え、
    前記走行経路決定部は、前記横断歩道上において、前記第1の時間に基づいて前記信号の状態が青から赤に変わるまでの前記所定時間以内に前記横断歩道の終点に到着できる経路を選択し、前記所定時間以内に前記横断歩道の終点に到着できないと判断した場合に、前記第2の時間に基づいて前記所定時間以内に前記横断歩道の始点に到着できる経路を選択し、
    前記速度決定部は、前記障害物検出部によって検出された前記自律移動体の周囲の障害物の速さに応じて前記自律移動体の速度を決定することを特徴とする自律移動体。
  2. 請求項1に記載の自律移動体であって、
    前記走行経路決定部は、前記所定時間以内に前記横断歩道の始点に到着できない場合には、前記第1の時間と前記第2の時間のうち小さい方に対応する経路を選択する
    ことを特徴とする自律移動体。
  3. 請求項1に記載の自律移動体であって、
    前記走行経路決定部は、
    時間が経過するにつれて変化する前記自己位置ごとに、前記第1の時間に基づいて前記所定時間以内に前記横断歩道の終点に到着できる経路のうち、前記第1の時間のうち小さい方に対応する経路を選択し、前記所定時間以内に前記横断歩道の終点に到着できないと判断した場合に、前記自己位置ごとに、前記第2の時間に基づいて前記所定時間以内に前記横断歩道の始点に到着できる経路のうち、前記第2の時間のうち小さい方に対応する経路を選択する
    ことを特徴とする自律移動体。
  4. 請求項1に記載の自律移動体であって、
    前記速度決定部は、前記横断歩道上において、前記信号の状態が青から赤に変わることを示す場合又は前記信号の状態が赤に変わった場合、前記自律移動体の速度が増加するように速度を決定する
    ことを特徴とする自律移動体。
  5. 請求項1に記載の自律移動体であって、
    前記走行経路決定部は、
    前記障害物検出部によって検出された前記障害物を回避するように経路を選択する
    ことを特徴とする自律移動体。
  6. 請求項に記載の自律移動体であって、
    前記走行経路決定部は、
    検出された前記障害物と前記自律移動体との接触しやすさを示す危険度を算出し、算出された前記危険度が最小の経路を選択する
  7. 請求項に記載の自律移動体であって、
    前記危険度は、
    検出された前記障害物と経路との接近回数である
    ことを特徴とする自律移動体。
  8. 請求項1に記載の自律移動体であって、
    前記走行経路決定部は、
    前記横断歩道上からはみ出ない経路を選択する
    ことを特徴とする自律移動体。
  9. 請求項1に記載の自律移動体であって、
    前記走行経路決定部は、
    前記横断歩道の始点と終点を結ぶ直線に最も近い経路を選択する
    ことを特徴とする自律移動体。
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