JP6570790B2 - 信号源 - Google Patents

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Description

本発明は、レーダ、無線通信装置などに用いられる信号源に関する。
信号源は、任意の信号波形または任意の周波数の信号を生成できる回路である。例えば信号源は、PLL(Phase Locked Loop)回路やDDS(Direct Digital Synthesizer)などを用いて構成される。
PLL回路は、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)、分周器、LF(Loop Filter)、位相周波数比較器(PFD:Phase Frequency Detector)、基準信号源を備え、分周されたVCOの出力信号の位相と、基準信号の出力信号の位相とを比較し、その誤差に相当する電流もしくは電圧を、LFを通してVCOにフィードバックすることで、VCOの発振周波数を安定させる回路である。
PLL回路の出力信号の位相雑音は、VCO、分周器、LF、PFD、基準信号源、それぞれが有する位相雑音から決定される。このうち、PFDの位相雑音については、PLL回路の帰還路の分周器の分周数分だけ位相雑音が劣化し、PLL回路の出力信号に現れる。PLL回路が、無線通信装置などに適した低位相雑音な信号を生成するためには、出力信号の周波数を変化させずに帰還路の分周器の分周数を下げる必要がある。
PLL回路を用いて低位相雑音な信号を生成する信号源の従来技術としては、例えば、特許文献1において、分周器の代わりにS/H(Sample&Hold)回路を用いた構成が示されている。この信号源では、S/H回路を用いて、VCOの出力信号をサブサンプリングし、周波数fからfrefに周波数変換する。この信号源は、帰還路で分周器を用いていないため、低位相雑音な信号を出力することができる。
図12は、特許文献1におけるS/H回路104の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。横軸は周波数であり、縦軸は電力である。実線の矢印はVCO103の出力信号、破線の矢印はサブサンプリングによるVCO103の出力信号の折り返し成分、斜線の四角は熱雑音を示す。サブサンプリングによって、サンプリング周波数Fclkの半分の周波数(以下、ナイキスト周波数と呼ぶ)ごとの領域(以下、ナイキストゾーンと呼ぶ)には、VCO103の出力信号の折り返し成分と熱雑音の折り返し成分が生成される。VCO103の出力信号はN(Nは正の整数)次のナイキストゾーンにのみ存在するが、熱雑音は全てのナイキストゾーンに存在する。q(qは正の整数,q<N)次のナイキストゾーンでは、VCO103の出力信号に含まれていた熱雑音に加えて、(q+1)次のナイキストゾーン内の全ての信号、折り返し成分、熱雑音が折り返される。このため、低次のナイキストゾーンほど折り返しによって熱雑音が劣化する。
特許文献1における信号源では、基準信号とその周波数と位相を比較する比較信号として、1次のナイキストゾーンの信号を用いると、位相雑音よりも熱雑音が高くなる。これによって、信号源の位相雑音が劣化してしまうという課題がある。
特許第5767692号公報
以上のように、従来の信号源では、サブサンプリングによる折り返しのため、PFDに入力される比較信号の熱雑音が劣化し、熱雑音の劣化によって信号源の出力信号の位相雑音が劣化するという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、サブサンプリングによる折り返される熱雑音による位相雑音の劣化を緩和する信号源を提供することを目的とする。
本発明の信号源は、基準信号と混合信号との位相差を検出し、位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、位相比較器が出力した信号を濾波するループフィルタと、ループフィルタが濾波した信号に応じて発振信号を出力する発振器と、クロック信号に同期して、発振器が出力した発振信号をサンプリングするS/H回路と、S/H回路がサブサンプリングしたことにより生じる第1の信号を周波数変換し、混合信号を出力する混合器とを備える。
本発明によれば、サブサンプリングによる折り返しによってPFDに入力される比較信号の熱雑音の劣化を抑えることで、出力信号の位相雑音の劣化を抑えた信号源を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る信号源の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るS/H回路7の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。 この発明の実施の形態1に係るフィルタ8の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。 この発明の実施の形態1に係るミクサ9の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る外部にクロック生成回路を用いた場合の信号源の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るプリセット回路を用いた場合の信号源の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るプリセット回路を用いた場合の信号源の他の構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係る信号源の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係るS/H回路7の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。 この発明の実施の形態2に係るフィルタ8の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。 この発明の実施の形態2に係るフィルタ21の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。 特許文献1におけるS/H回路104の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る信号源の一構成例を示す構成図である。
本信号源は、基準信号源1、周波数変換回路2、PFD3、LF4、VCO5、周波数変換回路6、S/H回路(サンプルホールド回路)7、フィルタ8、ミクサ9、フィルタ10を備える。fCLKは基準信号源1が出力する基準信号の周波数、R・fCLKは周波数変換回路2の出力信号の周波数、fは周波数変換回路6の出力信号の周波数、fVCOはVCO5の出力信号の周波数、foutはフィルタ8の出力信号の周波数である。
基準信号源1は、本信号源の基準信号を出力する発振器である。基準信号源1は、fCLKにて発振し、基準信号を周波数変換回路2及び周波数変換回路6に出力する。基準信号源1の出力端子は、周波数変換回路2の入力端子と周波数変換回路6の入力端子とに接続される。例えば、基準信号源1には、正確な周波数を出力できる水晶発振器、ルビジウム発振器、セシウム発振器、DDS(Direct Digital Synthesizer)が用いられる。なお、基準信号源1は、正確な周波数を出力できる発振器であればどのような構成の発振器を用いても良い。
周波数変換回路2は、基準信号源1が出力する基準信号の周波数をR・fCLK(Rは正の実数)に変換して、PFD3に出力する周波数変換回路である。例えば、周波数変換回路2は、分周器、逓倍器、ミクサ、DDSなどが用いられる。周波数変換回路2は、入力された信号の周波数を変換し、変換した信号を出力することができれば、どのような構成を用いてもよい。更に、分周器や逓倍器を組み合わせて用いても、複数個用いてもよい。なお、周波数変換回路2にDDSを用いる場合は周波数制御データ、ミクサを用いる場合はLO(Local Oscillator)波を外部から入力する。また、周波数変換回路2の出力信号の周波数は、基準信号の周波数fCLKと同じでもよく、この場合、周波数変換回路2はスルー回路となる。周波数変換回路2の入力端子は基準信号源1の出力端子に接続され、周波数変換回路2の出力端子はPFD3の基準信号入力端子に接続される。
PFD3は、周波数変換回路2が出力する信号とフィルタ10が出力する信号との周波数及び位相を比較し、その差分に対応するパルス幅をもつ信号をLF4に出力する位相周波数比較器である。PFD3の基準信号入力端子は周波数変換回路2の出力端子に接続され、PFD3の比較信号入力端子は、フィルタ10の出力端子に接続され、PFD3の出力端子はLF4の入力端子に接続される。例えば、PFD3には、ミクサ、排他的論理和を用いたロジック回路などが用いられる。
LF4は、PFD3が出力したパルス状の信号を平滑化し、VCO5の制御電圧としてVCO5に出力するフィルタである。LF4の入力端子は、PFD3の出力端子に接続され、LF4の出力端子はVCO5の入力端子に接続される。例えば、LF4は、容量と抵抗などから構成されるLPF(Low Pass Filter)などが用いられる。もちろん、必要とする利得に合わせてオペアンプを組み込んだフィルタとしてもよい。
VCO5は、電圧により発振周波数を制御し、発振信号を出力する発振器である。VCO5の入力端子は、LF4の出力端子に接続され、VCO5の出力端子はミクサ9のRF(Radio Frequency)端子もしくはLO端子と、S/H回路7のRF端子とに接続される。例えば、VCO5には、可変容量ダイオードで発振周波数を変化させる発振器、電圧制御水晶発振器などが用いられる。可変容量ダイオードは、印加する電圧によって容量を変化させる。これによって、可変容量ダイオードを含む共振回路の共振周波数が変化し、発振周波数が変化する。VCO5には、電圧により発振周波数が変化する発振器であればどんな構成の発振器を用いても良い。
周波数変換回路6は、基準信号源1が出力する基準信号の周波数を変換して、S/H回路7に出力する周波数変換回路である。例えば、周波数変換回路6は、分周器、逓倍器、ミクサ、DDSなどが用いられる。周波数変換回路6は、入力された信号の周波数を変換し、変換した信号を出力することができれば、どのような構成を用いてもよい。更に、周波数変換回路6には、分周器や逓倍器を組み合わせて用いても、複数個用いてもよい。なお、周波数変換回路6にDDSを用いる場合は周波数制御データ、ミクサを用いる場合はLO波を外部から入力する。また、周波数変換回路6の出力信号の周波数は、基準信号の周波数fCLKと同じでもよく、この場合、周波数変換回路6はスルー回路となる。周波数変換回路6の入力端子は基準信号源1の出力端子に接続され、周波数変換回路6の出力端子はS/H回路7のクロック端子に接続される。
S/H回路7は、入力されるクロック信号に同期して、入力されたRF信号をサブサンプリング(アンダーサプリングともいう)して、サブサンプリングした信号をフィルタ8に出力するサンプリングホールド回路である。S/H回路7のRF端子は、VCOの出力端子に接続され、S/H回路7のクロック端子は周波数変換回路6の出力端子に接続され、S/H回路7の出力端子は、フィルタ8の入力端子に接続される。例えば、S/H回路には、入力されたRF信号の線路のオープンとショートとを切り替えるスイッチと入力されたRF信号の線路がオープンの際に電荷を蓄える容量とで構成された回路などが用いられる。S/H回路7は、入力されたRF信号をサブサンプリングし、サブサンプリングした信号を出力することができれば、どのような構成を用いてもよい。ここで、サブサンプリングした信号とは、サブサンプリングにより生じる信号をいう。
フィルタ8は、所定の通過帯域を有し、入力された信号のうち通過帯域内にある信号を通過させ、通過帯域外の周波数帯域にある信号を抑圧するフィルタである。フィルタ8は、S/H回路7が出力した信号のうち、通過帯域外に存在する信号や不要波を抑圧して、ミクサ9に出力する。フィルタ8の入力端子はS/H回路7の出力端子に接続され、フィルタ8の出力端子はミクサ9のRF端子とLO端子のうち、VCO5の出力端子に接続されていない方の端子に接続される。例えば、フィルタ8は、チップインダクタ、チップキャパシタ等を用いて実装される。もちろん通過させる周波数帯や、必要な抑圧量に応じて他のマイクロストリップや、同軸共振器等の共振器を用いて構成してもよい。
ミクサ9は、入力された2つの信号を混合することにより周波数を変換し、その混合信号を出力する混合器である。ミクサ9は、VCO5が出力した信号とフィルタ8が出力した信号とを混合し、その混合信号をフィルタ10に出力する。ミクサ9のRF端子はVCO5の出力端子に接続され、ミクサ9のLO端子はフィルタ8の出力端子に接続され、ミクサ9のIF(Intermediate Frequency)端子はフィルタ10の入力端子に接続される。なお、この接続において、ミクサ9のRF端子とLO端子を逆に接続してもよい。例えば、ミクサ9には、ダイオードの非線形性を利用して混合を行うダイオードミクサ、トランジスタをスイッチング動作させる能動素子を用いたミクサなどが用いられる。
フィルタ10は、所定の通過帯域を有し、入力された信号のうち通過帯域内にある信号を通過させ、通過帯域外の周波数帯域にある信号を抑圧するフィルタである。フィルタ10は、ミクサ9が出力した信号のうち、通過帯域外に存在する信号や不要波を抑圧して、PFD3に出力する。フィルタ10の入力端子はミクサ9のIF端子に接続され、フィルタ10の出力端子はPFD3の比較信号入力端子に接続される。例えば、フィルタ10は、チップインダクタ、チップキャパシタ等を用いて実装される。もちろん通過させる周波数帯や、必要な抑圧量に応じて他のマイクロストリップや、同軸共振器等の共振器を用いて構成してもよい。
なお、VCO5の出力端子からPFD3の比較信号入力端子までのPLLの帰還路内に、ミクサ9に加えて、周波数を下げることができる新たな周波数変換回路を装荷しても良い。例えば、この周波数変換回路は、分周器やミクサなどを用いることができ、分周器やミクサを組み合わせて用いても、複数個用いてもよい。
次に、この発明の実施の形態1による動作について説明する。ここでは、説明を簡単にするため、図1において、周波数変換回路6としてスルー回路を、周波数変換回路2として分周数が固定の5分周器を用いる場合について説明する。また、fCLK=f=100MHz、R=0.2、fVCO=1010MHzとする。なお、以降、p(pは正の整数)次のナイキストゾーン内に存在するVCO5の出力信号の折り返し成分は、Sと定義する。
まず、基準信号源1は、周波数変換回路2及びS/H回路7にそれぞれ周波数100MHzの基準信号を出力する。周波数変換回路2は、基準信号源1が出力した基準信号の周波数を5分周して周波数20MHzの信号を生成し、PFD3に出力する。PFD3は、周波数変換回路2が出力した信号とフィルタ10が出力した信号との周波数及び位相を比較し、その差分を示す信号を、LF4を介してVCO5へ入力する。VCO5は、LF4が出力した制御電圧に対応する周波数1010MHzで発振し、その発振信号をS/H回路7及びミクサ9に出力する。
図2は、この発明の実施の形態1に係るS/H回路7の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。横軸は周波数、縦軸は電力である。実線の矢印はVCO5の出力信号、破線の矢印はS、斜線の四角は熱雑音を示す。なお、ここでは、S/H回路7から発生する熱雑音はないものとしている。S/H回路7は、基準信号源1が出力した100MHzの基準信号によって、VCO5が出力した1010MHzの信号をサブサンプリングする。これにより、S/H回路7の出力スペクトルは、ナイキスト周波数ごとに折り返しが生じる。例えば、20次のナイキストゾーンでは、VCO5の出力信号はナイキスト周波数50MHzの20倍の1000MHzで折り返され、周波数990MHzのS20が生成される。また、熱雑音については、サブサンプリングする前のVCO5の出力信号に含まれる950MHzから1000MHzの間の熱雑音に加えて、折り返しによって1000MHzから1010MHzの間の熱雑音が重畳されるため、21次のナイキストゾーンと比べて熱雑音の電力は高くなる。
Y(Yは1から19までの整数)次以下のナイキストゾーンでは、(Y+1)次のナイキストゾーンにおけるSY+1と熱雑音が、ナイキスト周波数50MHzのY倍の周波数で折り返される。サブサンプリングする前のVCO5の出力信号に含まれる周波数(Y−1)×50MHzからY×50MHzの間の熱雑音に加えて、折り返しによって周波数Y×50MHzから(Y+1)×50MHzの間の熱雑音が重畳されるため、(Y+1)次のナイキストゾーンと比べて熱雑音の電力は高くなる。
この熱雑音の電力はナイキストゾーンの次数が小さくなるに従って大きくなり、1次のナイキストゾーンで最も大きくなる。本実施の形態では、熱雑音の電力の小さい高次のナイキストゾーンの折り返し成分を用いてPFD3の入力信号を生成する。
フィルタ8は、S/H回路7が出力した信号のうち、20次のナイキストゾーン内に存在するS20及び熱雑音を通過させて、ミクサ9に出力する。ここで、フィルタ8は20次のナイキストゾーンを通過帯域とするBPF(Band Pass Filter)とし、フィルタ8から発生する熱雑音はないものとする。
図3は、この発明の実施の形態1に係るフィルタ8の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。横軸は周波数、縦軸は電力である。実線の矢印はフィルタ8の出力信号、斜線の四角は熱雑音、破線はフィルタ8の通過帯域を示す。フィルタ8は、通過帯域外に存在するVCO5の出力信号、S、熱雑音を抑圧し、通過帯域内に存在する周波数990MHzのS20及び熱雑音をミクサ9に出力する。このとき、fout=990MHzである。なお、フィルタ8は、ミクサ9に多数の折り返し成分が入力されることなどによる誤動作や故障を防止するために設けられている。このため、所望の折り返し成分を通過させ、それ以外の折り返し成分や熱雑音を抑圧することができれば、LPF(Low Pass Filter)やHPF(High Pass Filter)を用いてもよい。更に、S20を除くSの周波数がミクサ9の動作可能な周波数以外となる場合や、S20を除くSの電力が低い場合など、ミクサ9で誤動作や故障が起きない場合は、フィルタ8はスルー回路としてもよい。
ミクサ9は、VCO5が出力した周波数1010MHzの信号と、フィルタ8が出力した周波数990MHzの信号とを混合し、混合信号をフィルタ10に出力する。一般的に、ミクサに入力される2つの周波数をfin1、fin2とすると、出力周波数は、以下の式(1)及び式(2)で表せる。
Figure 0006570790
Figure 0006570790
ここで、m及びnは、正の整数である。ミクサ9において、2つの入力周波数は、1010MHz及び990MHzであり、所望の信号の周波数は、1010−990=20MHzである。しかし、式(1)及び式(2)より、ミクサ9の出力信号には、混合信号が含まれ、多数のスプリアスが含まれる。以降、ミクサ9の出力信号は、式(2)において、m=n=1で表される信号とし、その他の信号及びスプリアスは存在しないものとする。
図4は、この発明の実施の形態1に係るミクサ9の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。横軸は周波数、縦軸は電力である。実線の矢印はミクサ9の出力信号、斜線の四角は熱雑音を示す。なお、ミクサ9から発生する熱雑音はないものとしている。ミクサ9では、VCO5が出力した周波数1010MHzの信号と、フィルタ8が出力した周波数990MHzの信号とを混合し、混合の結果得られた周波数20MHzの信号をフィルタ10に出力する。
フィルタ10はミクサ9が出力した信号のうち、周波数20MHzの信号を通過させ、PFD3に出力する。ここでは、フィルタ10は、周波数20MHzの信号を通過させるLPFとしている。フィルタ10は、PFD3に多数のスプリアスが入力されることによる誤動作や、高い電力のスプリアスが入力されることによる故障を防止するために設けられている。ミクサ9からはスプリアスが発生しないものとしているが、ミクサ9からスプリアスが発生する場合は、スプリアスを十分抑圧できるようにフィルタの通過帯域や実装方法を決定する。その場合のフィルタは、BPFやHPFであってもよい。更に、ミクサ9で発生するスプリアスの周波数がPFD3の動作可能な周波数以外となる場合や電力が低い場合など、PFD3で誤動作や故障が起きない場合は、フィルタ10はスルー回路としてもよい。
以上のように、実施の形態1によれば、S/H回路7で生成されるVCO5の折り返し成分のうち、熱雑音の電力が低いSを所望の信号とするため、熱雑音による信号源の出力信号の位相雑音の劣化を緩和した信号源を実現することができる。
以上の説明では、フィルタ8を介してミクサ9に入力されるSについては、p=20としたが、以下では、pを他の値とした場合について説明する。p=19とした場合、fVCOが1010MHzのとき、S19の周波数は910MHz、ミクサ9の出力信号の周波数は100MHzとなる。例えば、VCO5に振動が加わり、fVCOが1010MHzから1011MHzに変化すると、S19の周波数は911MHz、ミクサ9の出力信号の周波数は100MHzとなる。これより、fVCOが変化してもミクサ9の出力する周波数は変化しないため、信号源は正しく動作しない可能性がある。つまり、本信号源において、fVCOの変化に応じてミクサ9の出力信号の周波数も変化する必要がある。
VCO5の出力信号が偶数次のナイキストゾーンに存在する場合、foutがfout+Δf(Δfは実数かつΔfはナイキスト周波数よりも十分小さい)に変化すると、偶数次のナイキストゾーンに存在するSは、その周波数が+Δfだけ変化し、奇数次のナイキストゾーンに存在するSは、その周波数が−Δfだけ変化する。VCO5の出力信号が奇数次のナイキストゾーンに存在する場合、偶数次のナイキストゾーンに存在するSは、その周波数が−Δfだけ変化し、奇数次のナイキストゾーンに存在するSは、その周波数が+Δfだけ変化する。したがって、fVCOが±Δf変化した場合、それに応じてミクサ9の出力信号の周波数は+2Δfもしくは−2Δf変化する。このためには、フィルタ8を介してミクサ9に入力されるSは、VCO5の出力信号が偶数次のナイキストゾーンに存在する場合はp≧2かつpは奇数とし、VCO5の出力信号が奇数次のナイキストゾーンに存在する場合はp≧2かつpは偶数とする必要がある。
なお、ミクサ9の出力のうち周波数混合によって生じる他の周波数成分を所望の出力信号としても、図1に示す構成と同様の効果を奏する。ただし、この場合、これまで説明した通り、フィルタ8を介してミクサ9に入力されるSは、fVCOの変化に応じてミクサ9の出力信号の周波数も変化する必要がある。例えば、ミクサ9の出力のうち、入力された2つの信号の周波数の和の成分を所望の出力信号とする場合、フィルタ8を介してミクサ9に入力されるSは、VCO5の出力信号が偶数次のナイキストゾーンに存在する場合は、p≧2かつpは偶数のSとする。VCO5の出力信号が奇数次のナイキストゾーンに存在する場合は、p≧2かつpは奇数のSとする。
また、fとfVCOとの関係について説明する。S/H回路7において、fVCOがナイキスト周波数の整数倍である場合を考え、fCLK=f=100MHz、R=1、fVCO=1050MHz、fout=950MHz、周波数変換回路2とフィルタ10の出力信号の周波数を100MHzとする。なお、フィルタ8を介してミクサ9に入力されるSは、S20である。
VCOが1050MHzのとき、ミクサ9の出力信号の周波数は100MHzである。fVCOが1049MHzに変化すると、S20の周波数は951MHz、ミクサ9の出力信号の周波数は98MHzとなる。このとき、S19の周波数は949MHzであり、S20の近傍に存在する。フィルタ8は、周波数951MHzのS20を通過させ、周波数949MHzのS19を抑圧しなければならないため、急峻な特性が必要となる。しかし、フィルタでこのような急峻な特性を実現することは困難であり、S19を十分に抑圧することができない。このため、ミクサ9に入力されるS20の信号の周波数は951MHzであるが、949MHzに高い電力のスプリアスが含まれる。ミクサ9は、951MHzの信号を98MHzに変換し、949MHzのスプリアスを100MHzに変換する。PFD3には周波数98MHzの所望の信号以外に、周波数100MHzの高い電力のスプリアスが入力されるため、誤動作を起こす可能性がある。このため、S/H回路7においてfVCOがナイキスト周波数の整数倍にならないように、周波数変換回路6はクロック信号の周波数をfsに変換する。ただし、スプリアスのレベルが低い場合は、fVCOがナイキスト周波数の整数倍にならないようにしなくても良い。
また、実施の形態1では、S/H回路7のクロック信号は、周波数変換回路6を用いて基準信号源1の出力信号を周波数変換して生成しているが、信号源の外部で生成したクロック信号をS/H回路7に入力しても、図1に示す構成と同様の効果を奏する。
図5は、この発明の実施の形態1に係る外部にクロック生成回路を用いた場合の信号源の一構成例を示す構成図である。クロック信号を生成するクロック生成回路11としては、例えば、水晶発振器やPLL回路を用いることができる。
更に、ナイキストゾーンをまたいでfVCOを切り替える場合、一時的にfVCOがナイキスト周波数の整数倍になってしまうため、信号源が誤動作を起こす可能性があるが、この誤動作を防ぐため、プリセット回路を用いて周波数切り替えを行ってもよい。プリセット回路は、例えば、スイッチ及び電圧生成回路を用いて構成することができる。
図6は、この発明の実施の形態1に係るプリセット回路を用いた場合の信号源の一構成例を示す構成図である。このとき、LF4の出力端子とVCO5の入力端子の間にスイッチ12を接続し、そのスイッチは、LF4が出力した信号及び電圧生成回路が出力した信号のうち、どちらかをVCO5に出力するように切り替える。周波数切り替え時には、まず電圧生成回路13が出力した信号をVCO5に出力してfVCOを切り替え後の所望の周波数に十分近づける。次に、スイッチ12を切り替えてLF4の出力信号をVCO5に出力して、S/H回路7を含むPLL回路の帰還路によってfVCOを切り替え後の所望の周波数に収束させる。なお、電圧生成回路には、例えば、DAC(Digital−to−Analog Converter)、DDS、PLL回路を用いることができる。電圧生成回路13をPLL回路とする場合は、電圧生成回路13は、VCO5の出力信号を2分配して、一方を本信号源の出力とし、もう一方は分周器やミクサを介してPFDに入力し、PFDで基準信号の周波数と位相とを比較し、LFに出力する構成とすることができる。電圧生成回路13は、電圧を生成することができれば、どのような構成を用いてもよい。
図7は、この発明の実施の形態1に係るプリセット回路を用いた場合の信号源の他の構成例を示す構成図である。プリセット回路のスイッチ12は、PFD3の出力端子とLF4の入力端子との間に接続してもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、ミクサ9の2つの入力信号は、VCO5の出力信号及びSであった。実施の形態2では、ミクサ9の2つの入力信号を、一方はp≧2かつpは偶数のS、もう一方はp≧2かつpは奇数のSとする。実施の形態2の信号源は、ミクサ9の2つの入力信号を、それぞれ偶数のpとなるSと、奇数のpとなるSとすることで、fVCOが取りうる範囲が制限されないようにし、出力周波数の選択性を向上させる。
図8は、この発明の実施の形態2に係る信号源の一構成例を示す構成図である。
図8において図1と同一の符号は、同一または相当の部分を表し、説明を省略する。fout1はフィルタ8の出力信号の周波数、fout2はフィルタ21の出力信号の周波数を示す。実施の形態2では、実施の形態1におけるS/H回路7の出力を2分配し、2分配した一方の信号を、フィルタ8を介してミクサ9に入力し、もう一方の信号を、フィルタ8とは通過帯域の異なるフィルタ21を介してミクサ9に入力する。
フィルタ21は、所定の通過帯域を有し、入力された信号のうち通過帯域内にある信号を通過させ、通過帯域外の周波数帯域にある信号を抑圧するフィルタである。フィルタ21は、S/H回路7が出力した信号のうち、通過帯域外に存在する信号や不要波を抑圧して、ミクサ9に出力する。フィルタ21の入力端子はS/H回路7の出力端子に接続され、フィルタ21の出力端子はミクサ9のRF端子とLO端子のうち、フィルタ8の出力端子が接続されていない方の端子に接続される。例えば、フィルタ21は、チップインダクタ、チップキャパシタ等を用いて実装される。もちろん通過させる周波数帯や、必要な抑圧量に応じて他のマイクロストリップや、同軸共振器等の共振器を用いて構成してもよい。
なお、VCO5の出力端子からPFD3の比較信号入力端子までのPLLの帰還路内には、ミクサ9に加えて、周波数を下げることができる第3の周波数変換回路を装荷しても良い。第3の周波数変換回路は、例えば分周器やミクサなどを用いることができる。
次に、この発明の実施の形態2の動作について説明する。
ここでは、説明を簡単にするため、図8において、周波数変換回路6としてスルー回路を用いて、周波数変換回路2として分周数が固定の5分周器を用いた場合について説明する。また、fCLK=f=100MHz、R=0.2、fVCO=1060MHzとする。
図9は、この発明の実施の形態2に係るS/H回路7の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。横軸は周波数、縦軸は電力である。実線の矢印はVCO5の出力信号、破線の矢印はS、灰色の四角は熱雑音を示す。S/H回路7は、基準信号源1が出力した100MHzの基準信号によってVCO5が出力した1060MHzの信号をサブサンプリングする。なお、VCO5の出力信号は、22次のナイキストゾーンに存在している。
フィルタ8は、S/H回路7が出力した信号のうち、19次のナイキストゾーン内に存在するS19及び熱雑音を通過させ、ミクサ9に入力する。ここでは、フィルタ8は20次のナイキストゾーンを通過帯域とするBPFとし、フィルタ8から発生する熱雑音はないものとする。
図10は、この発明の実施の形態2に係るフィルタ8の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。横軸は周波数、縦軸は電力である。実線の矢印はフィルタ8の出力信号、斜線の四角は熱雑音、破線はフィルタ8の通過帯域を示す。フィルタ8は、通過帯域外に存在するVCO5の出力信号、S、熱雑音を抑圧し、通過帯域内に存在する周波数960MHzのS20及び熱雑音をミクサ9に出力する。このとき、fout1=960MHzである。なお、フィルタ8は、ミクサ9に多数のSが入力されることなどによる誤動作や故障を防止するために設けられている。このため、所望のS20を通過させ、それ以外のSや熱雑音を抑圧することができれば、LPFやHPFを用いてもよい。更に、S20以外のSの周波数がミクサ9の動作可能な周波数以外となる場合や、S20以外のSの電力が低い場合など、ミクサ9で誤動作や故障が起きない場合は、フィルタ8はスルー回路としてもよい。
フィルタ21は、S/H回路7が出力した信号のうち、19次のナイキストゾーン内に存在するS19及び熱雑音を通過させ、ミクサ9に出力する。ここでは、フィルタ21は19次のナイキストゾーンを通過帯域とするBPFとし、フィルタ21から発生する熱雑音はないものとする。
図11は、この発明の実施の形態2に係るフィルタ21の出力信号の周波数スペクトルを示す図である。横軸は周波数、縦軸は電力である。実線の矢印はフィルタ21の出力信号、斜線の四角は熱雑音、破線はフィルタ21の通過帯域を示す。フィルタ21は、通過帯域外に存在する信号、折り返し成分、熱雑音を抑圧し、通過帯域内に存在する周波数940MHzの折り返し成分及び熱雑音をミクサ9に出力する。このとき、fout2=940MHzである。なお、フィルタ21は、ミクサ9に多数のSが入力されることなどによる誤動作や故障を防止するために設けられている。このため、S19を通過させ、それ以外のSや熱雑音を抑圧することができれば、LPFやHPFを用いてもよい。更に、S19以外のSの周波数がミクサ9の動作可能な周波数以外となる場合や、S19以外のSの電力が小さい場合など、ミクサ9で誤動作や故障が起きない場合は、フィルタ21はスルー回路としてもよい。
実施の形態1での説明と同様、実施の形態2の信号源が正しく動作するためには、fVCOが変化した場合、それに応じてミクサ9の出力信号の周波数も変化する必要がある。例えば、fVCOがfVCO+Δf変化に変化した場合、ミクサ9の出力信号は、+2Δfに変化する必要がある。ここでは、ミクサ9の出力信号は、ミクサ9に入力された2つの信号の周波数の差の成分であるため、ミクサ9の2つの入力信号は、それぞれ、p≧2かつpは偶数となるSと、p≧2かつpは奇数となるSとする必要がある。
以上のように、実施の形態2によれば、ミクサ9の2つの入力信号のうち、一方はp≧2かつpは偶数となるS、もう一方はp≧2かつpは奇数となるSとしても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。加えて、fVCOが取りうる値は奇数次か偶数次のナイキストゾーン内のどちらかに限定されないため、実施の形態2の信号源は、出力周波数の選択性を向上させることができる。
なお、以上の説明では、ミクサ9の出力のうち、入力された2つの信号の周波数の差の成分を所望の出力信号としているが、周波数混合によって生じる他の周波数成分を所望の出力信号としても、図1に示す構成と同様の効果を奏する。ただし、この場合、これまで説明した通り、ミクサ9の2つの入力信号は、fVCOの変化に応じてミクサ9の出力信号の周波数も変化するように設定する必要がある。例えば、ミクサ9の出力信号を、ミクサ9に入力された2つの信号の周波数の和の成分とする場合は、ミクサ9の2つの入力信号は、共にp≧2かつpは異なる偶数となるS、もしくは共にp≧2かつpは異なる奇数となるSとする。
1 基準信号源、2 周波数変換回路、3 PFD、4 LF、5 VCO、6 周波数変換回路、7 S/H回路、8 フィルタ、9 ミクサ、10 フィルタ、11 クロック生成回路、12 スイッチ、13 電圧生成回路、21 フィルタ。

Claims (10)

  1. 基準信号と混合信号との位相差を検出し、位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、
    前記位相比較器が出力した信号を濾波するループフィルタと、
    前記ループフィルタが濾波した信号に応じて発振信号を出力する発振器と、
    クロック信号に同期して、前記発振器が出力した前記発振信号をサンプリングするS/H回路と、
    前記S/H回路がサブサンプリングしたことにより生じる第1の信号を周波数変換し、前記混合信号を出力する混合器と、
    を備えたことを特徴とする信号源。
  2. 前記第1の信号は、前記クロック信号の半分の周波数ごとに折り返された前記発振信号の折り返し信号であることを特徴とする請求項1に記載の信号源。
  3. 前記混合器は、前記第1の信号と前記発振信号とを混合することにより周波数変換することを特徴とする請求項2に記載の信号源。
  4. 前記第1の信号は、前記折り返し信号のうちs(sは正の整数)次のナイキストゾーンにある信号であって、前記発振信号の周波数の変化に応じて、前記混合信号の周波数は変化することを特徴とする請求項3に記載の信号源。
  5. 前記sは、2以上の整数であることを特徴とする請求項4に記載の信号源。
  6. 前記混合器は、前記第1の信号と前記第1の信号を分岐した第2の信号とを混合し、周波数変換を行なうことを特徴とする請求項1に記載の信号源。
  7. 前記第1の信号は、前記クロック信号の半分の周波数ごとに折り返された前記発振信号の折り返しの信号のうちm(mは正の整数)次のナイキストゾーンにある信号であり、前記第2の信号は、前記クロック信号の半分の周波数ごとに折り返された前記発振信号の折り返しの信号のうちn(nはmとは異なる正の整数)次のナイキストゾーンにある信号であることを特徴とする請求項6に記載の信号源。
  8. 前記混合信号は、前記発振器の周波数変化に応じて、周波数が変化することを特徴とする請求項7に記載の信号源。
  9. 前記mは2以上の整数であり、前記nは2以上かつ前記mとは異なる整数であることを特徴とする請求項8に記載の信号源。
  10. 前記発振信号の周波数が前記クロック信号の半分の周波数の整数倍にならないように、前記基準信号の周波数を変換し、前記クロック信号として出力する周波数変換回路を備えたことを特徴とする請求項3または請求項9に記載の信号源。
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