JP6569847B2 - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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Description

本発明は、種類の異なる複数のシロップから一つのシロップを選択し、選択した当該シロップと炭酸水や冷水等の希釈水とを混合してマルチバルブから供給する飲料ディスペンサに関するものである。
従来よりこの種飲料ディスペンサでは、香りや味、色等の種類の異なる複数のシロップ(濃縮液)が選択され、炭酸水や冷水等の希釈水と混合されて供給される。この場合、これらシロップや希釈水はマルチバルブと称される飲料吐出ノズルから吐出され、シロップと希釈水とが混合され、カップ内に供給される。
このマルチバルブは、シロップを吐出する複数のシロップノズルを下端部に備え、希釈水を吐出する希釈水供給部を外周に備えたディフューザと、下端部に供給口が開口形成されたスパウトと、ディフューザを本体の取付板に取り付けるためのベース等から構成される。
この場合、スパウトはベースや取付板に着脱可能に取り付けられ、ディフューザとの間に希釈水が流下する隙間を構成する。また、ディフューザの希釈水供給部より上側にはOリングが取り付けられ、当該ディフューザとスパウト間がシールされる。そして、希釈水供給部から吐出された希釈水は、スパウトとディフューザ間の隙間内を流下し、供給口から吐出される。一方、シロップノズルはスパウトの供給口上方に位置しており、シロップノズルから吐出されたシロップは下方の供給口に吐出され、その下方で希釈水と衝突する構成とされていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−72099号公報
ここで、上記特許文献1の図3では示されていないが、マルチバルブのベースは本体に設けられた取付板の上面に取り付けられている。また、スパウトとディフューザ間をシールするOリングは、ベース下面よりも上(奥)側に位置していたため、Oリングは取付板よりも上側(ベースの下面よりも上側)に位置することなる。そのため、スパウトを取り外してもOリングには指が届かず、Oリングを交換するためにはマルチバルブを取付板から取り外す分解作業を行わなければならず、メンテナンス性の悪いものであった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、複数のシロップノズルと希釈水供給部を有するマルチバルブを備えた飲料ディスペンサにおいて、Oリング交換にかかるメンテナンス性を改善することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の飲料ディスペンサは、複数のシロップノズルから選択的に吐出されたシロップと希釈水供給部から吐出された希釈水とを混合して供給するマルチバルブを備えたものであって、マルチバルブは、各シロップノズル及び希釈水供給部が形成されたディフューザと、このディフューザを固定するベースと、このディフューザの外側にOリングを介して着脱可能に設けられ、希釈水供給部からの希釈水がシロップノズルからのシロップに衝突するように案内するスパウトとを備え、前記ベースは、前記スパウトが前記ディフューザに取り付けられたときに前記スパウトの上端面と対向する対向面を有し、前記Oリングは、前記スパウトが取り外された状態で、前記対向面より下側に露出し、前記ディフューザは、前記Oリングを取り付けるための取付溝を外周に備え、該取付溝を構成する下側の壁の一部は切り欠かれていることを特徴とする。
請求項2の発明の飲料ディスペンサは、上記においてディフューザは、Oリングを取り付けるための取付溝を外周に備え、この取付溝を構成する下側の壁の一部は切り欠かれていることを特徴とする。
請求項3の発明の飲料ディスペンサは、上記各発明において希釈水供給部は、取付溝の下側におけるディフューザの外周に凹陥形成されていると共に、この希釈水供給部内の一部にはリブが形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明の飲料ディスペンサは、上記各発明においてディフューザより離間した位置のベースの隅部には、結露水の排出部が形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明の飲料ディスペンサは、上記各発明においてベースを固定する取付板をさらに備え、Oリングは、スパウトが取り外された状態で、取付板より下側に露出することを特徴とする。
請求項6の発明の飲料ディスペンサは、上記各発明においてベースは、ベースは、取付板の上方から差し込まれるネジにより、当該取付板に取り付けられていることを特徴とする。
請求項7の発明の飲料ディスペンサは、上記各発明においてベースは、取付板の下側に取り付けられ、ディフューザは、取付板に形成された透孔から当該取付板の上側に臨むと共に、Oリングは、スパウトが取り外された状態で、ベースより下側に露出することを特徴とする。
本発明によれば、複数のシロップノズルから選択的に吐出されたシロップと希釈水供給部から吐出された希釈水とを混合して供給するマルチバルブを備えた飲料ディスペンサにおいて、マルチバルブは、各シロップノズル及び希釈水供給部が形成されたディフューザと、このディフューザを固定するベースと、このディフューザの外側にOリングを介して着脱可能に設けられ、希釈水供給部からの希釈水がシロップノズルからのシロップに衝突するように案内するスパウトとを備え、Oリングは、スパウトが取り外された状態で、ベースより下側に露出するようにしたので、マルチバルブが取り付けられた状態で、Oリングを下側から交換することができるようになる。特に、請求項5の発明の如くベースを固定する取付板をさらに備え、Oリングが、スパウトが取り外された状態で、取付板より下側に露出する場合、取付板にマルチバルブが取り付けられた状態で、Oリングを下側から交換することができるようになる。
これにより、分解作業を行うこと無く、Oリングの交換を行うことができるようになるので、飲料ディスペンサのメンテナンス作業性が著しく向上する。特に、請求項7の発明の如くベースが取付板の下側に取り付けられ、ディフューザが取付板に形成された透孔から当該取付板の上側に臨む構造の場合には、スパウトが取り外された状態で、Oリングがベースより下側に露出するようにすることで、Oリングの交換が容易となる。
この場合、請求項2の発明の如くディフューザの外周に形成されたOリングを取り付けるための取付溝を構成する下側の壁の一部を切り欠けば、この切欠部分より手の指でOリングを転がすようにして容易にOリングを取り外すことが可能となる。
また、請求項3の発明の如く希釈水供給部が、取付溝の下側におけるディフューザの外周に凹陥形成されている場合に、この希釈水供給部内の一部にリブを形成すれば、Oリングを取り付ける際に、誤って希釈水供給部(凹陥している)にOリングを取り付けてしまう不都合を未然に防止することができるようになる。
更に、請求項4の発明の如くディフューザより離間した位置のベースの隅部に、結露水の排出部を形成すれば、マルチバルブのディフューザ表面に発生した結露水をベースにて受容し、排出部から排出することができるようになる。これにより、結露水がカップに滴下する不都合を防止することができるようになる。特に、請求項7の発明の如くベースが取付板の下側に取り付けられ、ディフューザが取付板に形成された透孔から当該取付板の上側に臨む構造とすれば、ベース上に滴下した結露水を排出部から取付板下方のドリップトレイ等に円滑に排出することができるようになる。
更に、請求項6の発明の如くベースを、取付板の上方から差し込まれるネジにより、当該取付板に取り付けるようにすれば、万一ネジが外れたとしても、取付板の下方の載置されるカップ等に落下する危険性が無くなり、異物混入事故を未然に回避することが可能となる。
本発明の一実施例の飲料ディスペンサの正面図である。 図1の飲料ディスペンサの側面図である。 図1の飲料ディスペンサの炭酸飲料供給系の供給系統図である。 図1の飲料ディスペンサの制御系のブロック図である。 図1の飲料ディスペンサの取付板に取り付けられた状態のマルチバルブの斜視図である。 図5の取付板及びマルチバルブの縦断正面図である。 図5の取付板及びマルチバルブの縦断側面図である。 図1の飲料ディスペンサのマルチバルブの斜視図である。 図8のマルチバルブの後方斜視図である。 図8のマルチバルブのスパウトを取り外した状態の下方斜視図である。 図10のマルチバルブのもう一つの下方斜視図である。 図8のマルチバルブのスパウトの斜視図である。 図8のマルチバルブのスパウトにらせん状の1つの案内壁を設けた場合の一例を示す斜視図である。 図8のマルチバルブのスパウトにらせん状の2つの案内壁を設けた場合の一例を示す斜視図である。 図6のマルチバルブの希釈水の流れを説明する図である。 図6のマルチバルブのスパウトを取り外し、洗浄用アダプタを取り付けた状態の図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。実施例の飲料ディスペンサ1は、ウーロン茶やジュース等の無炭酸系飲料を供給する無炭酸系飲料供給系2と、コーラ等の炭酸系飲料を本発明に係るマルチバルブ10から供給する炭酸系飲料供給系3とを備えている。また、飲料ディスペンサ1は、略箱型形状の本体4を備え、本体4の上部前面には、供給する飲料を選択する選択スイッチ5Bを備えた扉5が取り付けられている。また、本体4の前面下部には、三つのカップ6を載置可能なドリップトレイ7が設けられている。
前記無炭酸系飲料供給系2は、本体4上部の前側に保冷庫20を有している。保冷庫20は、無炭酸系飲料用のシロップ(濃縮液)が収容された左右一対のBIB(Bag In Box)21A、21Bと、連続したS字状の冷却水管路22Aが形成された冷却器22とを備え、後述する循環ポンプ334によって冷却水槽330内の冷却水を冷却器22の冷却水管路22A内に循環させることで、無炭酸系飲料用のシロップを保冷している。
また、無炭酸系飲料供給系2は、BIB21A、21Bから無炭酸系飲料用のシロップ及び希釈水である冷水を圧送する左右一対のチューブポンプ23A、23Bと、チューブポンプ23A、23Bによって圧送されるシロップを直下に載置されたカップ6に吐出するシロップチューブ24A、24Bと、チューブポンプ23A、23Bによって圧送される希釈水を直下に載置されたカップ6に吐出する希釈水ノズル25A、25Bを備えている。
一方、炭酸系飲料供給系3は、本体4の前部中央に、本発明に係るマルチバルブ10の他、流量制御弁、各種電磁弁等を配置し、本体4内に、都市水道(図3参照)350から水道水を加圧供給するための加圧ポンプ321と、冷却水を収容した冷却水槽(以下、水槽と称する)330と、水槽330内の冷却水を冷却する冷却ユニット340とを配設している。
水槽330内には、水と炭酸ガスとを混合して炭酸水を生成するカーボネータ(図3参照)331と、アジテータプロペラ332により冷却水を攪拌するアジテータモータ333と、アジテータモータ333に取り付けられた循環ポンプ334と、シロップを通過させるシロップコイル、炭酸水を通過させる炭酸水コイル、水道水を通過させる水道水コイルから成るコイルユニット335と、冷却ユニット340を構成する蒸発管343とが配置されている。循環ポンプ334と冷却器22の冷却水管路22Aは接続されている。これにより、アジテータモータ333は、水槽330内の冷却水を攪拌すると共に、水槽330内の冷却水を保冷庫20側へ圧送する。
冷却ユニット340は、冷媒を圧縮する圧縮機341と、圧縮機341によって圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器342と、凝縮器342によって凝縮され、図示しないキャピラリチューブや膨張弁等で減圧された冷媒を蒸発させ、その際の吸熱作用で冷却能力を発揮する蒸発器343とを備えている。
次に、図3は炭酸系飲料供給系3の供給系統を示している。都市水道350からの水道水は、水フィルタ351、加圧ポンプ321、コイルユニット335、分配器352、流量調整弁353及び電磁弁354を介してマルチバルブ10の冷水流入口31に流入するように管路355が構成されている。
また、炭酸ガスボンベ356からの炭酸ガスは、香り、味、色等の種類の異なる複数(実施例では4つ)のシロップI、II、III、IVをそれぞれ収容したシロップタン357A、357B、357C、357Dに送られ、シロップタンク357A、357B、357C、357Dから炭酸ガスによって圧送されるシロップI、II、III、IVは、コイルユニット335及び電磁弁358A、358B、358C、358Dを介してマルチバルブ10の各シロップ流入口32に流入するように管路359が構成されている。
また、水槽330内の冷却水中にカーボネータ331が配置されている。これにより、炭酸水を効率良く生成することができる。このカーボネータ331へは炭酸ガスボンベ356からの炭酸ガスが供給され、更に、分配器352からの冷水がカーボネータ給水電磁弁360を介して供給されている。カーボネータ331によって生成された炭酸水は、流量調整弁361、コイルユニット335及び電磁弁362を介してマルチバルブ10の後述する炭酸水流入接続具33に流入するように管路363が構成されている。
次に、図4は飲料ディスペンサ1の制御系の主要部を示すブロック図である。飲料ディスペンサ1は、飲料ディスペンサ1全体の制御を司る制御部8を有し、この制御部8に、前記選択スイッチ5B、第1乃至第4のシロップ電磁弁358A、358B、358C、358D、炭酸水電磁弁362、冷水電磁弁354、加圧モータ321、冷却ユニット340、チューブポンプ23A、23Bがそれぞれ接続されている。また、制御部8には各スイッチ5Bとは異なる位置に設けられた洗浄スイッチ5Cも接続されている。
次に、図5〜図14を参照して本発明に係るマルチバルブ10の構成を説明する。実施例のマルチバルブ10は、前述した炭酸水が流入する炭酸水流入接続具33と、抵抗片ケース34と、ディフューザ36と、上下が開口して下端が供給口47とされたスパウト37と、ベース38とから構成され、取付板39によって本体4に取り付けられている。
前記抵抗片ケース34は、上端に炭酸水流入接続具33が螺合すると共に、炭酸水流入接続具33の流入口41からの炭酸水の圧力を減圧する抵抗片42が収容されている。また、冷水が流入する前記冷水流入口31が斜め上方に突出して形成されている。抵抗片42は、周面に軸方向に沿って複数の溝を備えており、この溝の深さを変えることで抵抗値を変更できるように構成されている。そして、この抵抗によって炭酸水流入接続具33の流入口41からの炭酸水は減圧され、良質の炭酸飲料を供給することができるように構成されている。また、抵抗片ケース34は、炭酸水流入接続具33の流入口41に連通する炭酸水流路43を形成し、この炭酸水流路43に前記抵抗片42が収容される。そして、前記冷水流入口31はこの炭酸水流路43の下端部に連通している。
前記ディフューザ36は、抵抗片ケース34の下側に取り付けられ、中段からシロップが流入する複数の前記シロップ流入口32が水平方向に形成され、シロップ流入口32からのシロップと抵抗片ケース34からの炭酸水及び冷水を放散するものである。このディフューザ36下端部の中央近傍からは複数(実施例では4つ)のシロップノズル44が下方に突出して形成されている。各シロップ流入口32と各シロップノズル44とは、独立したシロップ流路46で連通されている。
この場合、各シロップノズル44はスパウト37の供給口47の上方に位置しており、シロップをスパウト37の供給口47の中央部若しくはその近傍に供給するように角度を有して構成されたノズル先端部44Aを有している。また、4つのシロップノズル44は相互に近接して突出形成され、それらは図10、図11に示すように四角形の頂点の位置に配置されている。尚、実施例では4つのシロップノズル44を設けているので、各シロップノズル44は四角形の頂点の位置に配置されているが、供給するシロップが例えば3種類であり、シロップノズル44が3つの場合には各シロップノズル44は三角形の頂点の位置に、また、更に多種類(5種類以上)のシロップを供給し、シロップノズル44も5つ以上存在する場合には、各シロップノズル44は5角形、6角形等の頂点の位置に配置されることになる。
更にまた、ディフューザ36の底壁面36Aは、図7に示すように、シロップノズル44間に位置する部分が盛り上がった凸面を有する。これにより、シロップノズル44間に洗浄用ブラシを挿入して汚れを落とす際、底壁面36Aに付着した汚れ(残留シロップ等)を落とし易くしている。
前記スパウト37は、図12に示すように上端の開口縁のフランジ48に形成した二つの突辺48Aが、ベース38の下面に形成された二つの取付部49に係脱可能に係合することでベース38に着脱可能に取り付けられる。このとき、スパウト37はOリング51を介してディフューザ36の外周に当接し、ディフューザ36からのシロップと炭酸水或いは冷水(何れも希釈水)とを混合して供給口47からカップ6に供給する。
この場合、ディフューザ36内には上部中央から下に向かって逆T字状の希釈水流路52が形成されており、この希釈水流路52の上端は前記炭酸水流路43に連通している。また、各シロップノズル44より上方におけるディフューザ36の外周には希釈水供給部53が溝状に凹陥形成されており、希釈水流路52の下端は対向する二カ所においてこの希釈水供給部53に連通している。この希釈水供給部53の上側で、かつ、ベース38にディフューザ36を固定した場合にベース38の底面の下側に位置するディフューザ36の部分の外周には前記Oリング51を取り付けるための取付溝54が形成されており、この取付溝54の下側の壁は一部切り欠かかれ、切欠部54Aとされている(図10、図11)。また、これにより希釈水供給部53は取付溝54の下側に位置することになる。
スパウト37はベース38に取り付けられた状態で、その上端部内周面がOリング51に当接し、ディフューザ36との間が封止される。また、前記希釈水供給部53以下の部分ではスパウト37はディフューザ36との間に隙間Gを構成しており、この隙間Gを通って希釈水供給部53から出た希釈水(炭酸水、冷水)はスパウト37の内面を、供給口47に向かって流下する。また、希釈水供給部53と希釈水流路52とが連通する連通部52Aと離れた位置、例えば、それぞれ90度の角度を成す位置の希釈水供給部53の一部には、図10に示すようにリブ56が形成されている。
スパウト37はディフューザの各シロップノズル44から吐出されたシロップと、希釈水供給部53から吐出された希釈水(炭酸水或いは冷水)を混合して供給口47からカップ6に供給するためのものであり、下部は上部よりも窄められている。また、各シロップノズル44のノズル先端部44Aには、後垂れシロップを中央側から滴下させるための突起44Bを有しているが、供給口47の開口縁は少なくとも各シロップノズル44のノズル先端部44Aの突起44Bより外側となるように開口径が拡大されている。これにより、後垂れシロップがスパウト37の内面に滴下しないように設計されている。
しかしながら、供給口47の開口径が拡大されると、希釈水供給部53からの希釈水が偏って流下したり、分離して流下してしまうようになるので、ディフューザ36より下方となるスパウト37の供給口47近傍の内面には、傾斜した上面57Aを有する案内壁57が複数(実施例では対向する位置に二カ所)形成されている(図12)。各案内壁57の上面57Aは、実施例では図12に示すように時計回りに進行するに従って高さが低くなる(供給口47側に近づく)ような傾斜面となっている。この案内壁57の作用については後述する。
図13は、1つのらせん状の案内壁57を有するスパウト37の別の例を示す図である。図14は、時計回りの2つのらせん状の案内壁57を有するスパウト37の別の例を示す図である。なお、2つのらせん状の案内壁57は、反時計回りのものであってもよい。
図13に示すように、この例では、傾斜した上面57Aを有するらせん状の1つの案内壁57がスパウト37の内面に設けられている。案内壁57の上面57Aも、図12に示した案内壁57の上面57Aと同様に、時計回りに進行するに従って高さが低くなる(供給口47側に近づく)ような傾斜面となっている。
なお、複数のらせん状の案内壁57をスパウト37の内面に設けても良い。図14に示すように、この例では、傾斜した上面57Aを有するらせん状の2つの案内壁57がスパウト37の内面に対向するように設けられている。案内壁57の上面57Aも、図12に示した案内壁57の上面57Aと同様に、時計回りに進行するに従って高さが低くなる(供給口47側に近づく)ような傾斜面となっている。
らせん状の案内壁57の本数ならびに高さや、案内壁57のピッチを変更することで、スパウト37内でディフューザの各シロップノズル44から吐出されたシロップと、希釈水供給部53から吐出された希釈水(炭酸水或いは冷水)との混合度合いを調整することができる。
一方、取付板39は水平壁39Aとこの水平壁39Aの後端から垂下する垂直壁39Bと、本体4に取り付けられる取付部39Cから成り、水平壁39Aにマルチバルブ10が配置される透孔39Dが形成されている(図5乃至図7)。尚、この取付板39は取付部39Cにより本体4に取り付けられている。また、垂直壁39Bはドリップトレイ7の奥部上方に位置するものとする。
前記ベース38はこの取付板39の水平壁39Aの下側に配置される。ベース38は図8、図9に示すように全体としては矩形状を呈しており、その周囲には起立壁58が形成されて容器状を成している。また、ベース38の中央にはディフューザ36が貫通する透孔59が形成されていると共に、ディフューザ36から離間した位置の後側の両隅部には、排出部61が開口形成されている。また、ベース38には抵抗片ケース34及びディフューザ36とベース38とを結合するためのネジ止め部62が二カ所形成され、更にそれから外れた位置には、ベース38を取付板39に固定するためのネジ止め部63が二カ所形成されている。
以上の構成で、マルチバルブ10を取付板39に取り付ける際には、先ず、抵抗片ケース34に抵抗片42を収容した上で炭酸水流入接続具33を接続し、その状態でディフューザ36を重合して接続する。このとき、Oリング51は未だ取り付けない。次に、ベース38の透孔59にディフューザ36を差し込み、その状態で上方からネジ64、64によりベース38のネジ止め部62に抵抗片ケース34とディフューザ36を固定する。
この状態で、Oリング51を取付溝54に取り付けるものであるが、このときその下方で凹陥した希釈水供給部53にはリブ56が形成されているので、誤って希釈水供給部53にOリング51が取り付けられる不都合は防止される。
このように抵抗片ケース34、ディフューザ36及びベース38を組み立てた後、取付板39の水平壁39Aに形成された透孔39Dに抵抗片ケース34及びディフューザ36を下から通過させ、ベース38を水平壁39Aの下面に宛がった状態で、水平壁39Aの上方から貫通するネジ66をネジ止め部63に差し込み、締め込んでベース38を取付板39に固定する。これにより、ベース38が取付板39の水平壁39Aの下側に取り付けられ、ディフューザ36や抵抗片ケース34が取付板39の透孔39Dから水平壁39Aの上側に臨んだかたちで、マルチバルブ10は本体4の取付板39に取り付けられる。また、ネジ66は取付板39の水平壁39Aの上方から差し込まれるので、万一ネジ66が外れたとしても、取付板39下方のドリップトレイ7上のカップ6等に落下する危険性は無い。
尚、この状態(スパウト37が取り外された状態)でOリング51は図10、図11に示すようにベース38(及び取付板39)の下側に露出している。従って、取付板39にマルチバルブ10が取り付けられた状態で、Oリング51は下側から交換することが可能となる。また、取付溝54には切欠部54Aが形成されているので、この切欠部54Aより手の指でOリング51を転がすようにして容易にOリング51を取り外すことが可能となる。
次に、ディフューザ36の下部(希釈水供給部53及びシロップノズル44)をスパウト37内に挿入するかたちでディフューザ36の下部にスパウト37を宛がう。このとき、突辺48Aはベース38の取付部49とはずれた位置としておき、その状態で下から見て時計回りにスパウト37を回転させ、突辺48Aを取付部49に係合させてスパウト37をベース38に着脱可能に取り付ける。これにより、本発明に係るマルチバルブ10が完成する。この状態で、スパウト37とディフューザ36間の隙間Gは、希釈水供給部53より上側において、Oリング51により封止される。
以上の構成で、次に飲料ディスペンサ1による飲料供給動作を説明する。制御部8は加圧モータ321、アジテータモータ333、循環ポンプ334、冷却ユニット340を制御して水槽330内の冷却水の冷却を行い、保冷庫20の冷却を行う。そして、水槽330内の冷却水及び保冷庫20内のシロップが供給するのに十分な温度まで冷却された状態で、選択スイッチ5Bが押されると、制御部8は選択スイッチ5Bで選択された無炭酸系飲料或いは炭酸系飲料を供給する制御を行う。
ここでは炭酸系飲料を供給する場合について説明する。制御部8は選択スイッチ5Bの押下に基づき、対応する電磁弁358A乃至358D、362、354を制御してシロップI乃至IVのうちの何れか一つのシロップと炭酸水及び冷水から成る飲料、何れか一つのシロップと炭酸水から成る飲料、又は、何れか一つのシロップと冷水から成る飲料をマルチバルブ10に圧送するようにし、シロップ、炭酸水或いは冷水の希釈水をドリップトレイ7の中央に載置されたカップ6内に注入する。
このとき、シロップタンク357A、357B、357C、357Dの何れかから炭酸ガスによって圧送されるシロップ(シロップI、II、III、IVの何れか)は、コイルユニット335で冷却水により冷却された後、管路359を経て電磁弁358A、358B、358C、358Dの何れかを介し、マルチバルブ10のディフューザ36に形成された対応するシロップ流入口32に流入する。シロップ流入口32に流入したシロップは、ディフューザ36内のシロップ流路46を経てシロップノズル44に至り、ノズル先端部44Aから吐出される。
この場合、各シロップノズル44のノズル先端部44Aは、前述の如くシロップをスパウト37の供給口47の中央部若しくはその近傍に供給するように角度を有して構成されているので、シロップノズル44のノズル先端部44Aからは、スパウト37の供給口47の中央部若しくはその近傍にシロップが吐出される。
一方、カーボネータ331によって生成された炭酸水は、流量調整弁361、コイルユニット335及び管路363を経て電磁弁362を介し、マルチバルブ10の炭酸水流入接続具33の流入口41に流入し、抵抗片ケース34内の炭酸水流路43で抵抗片42により減圧される。冷水は、管路355の加圧ポンプ321、コイルユニット335、分配器352、流量調整弁353及び電磁弁354を介して抵抗片ケース34の冷水流入口31に流入し、炭酸水流路43内に至る。
抵抗片ケース34の炭酸水流路43に流入したこれら希釈水(炭酸水、冷水)は、ディフューザ36内の希釈水流路52を通過し、その外周に形成された希釈水供給部53からスパウト37の内周面に吐出される。このときの希釈水(炭酸水や冷水)は、図15に示すような流れとなる。
即ち、希釈水供給部53からスパウト37の内周面に吐出された希釈水(炭酸水、冷水)は、ディフューザ36とスパウト37間の隙間Gを経て流下する。スパウト37の内周面を流下して来た希釈水は、案内壁57に至り、当該案内壁57の上面57Aの傾斜により、その流れは上から見て時計回りの方向にねじられることになる(図15)。
このように、希釈水の流れが案内壁57によりねじるようにして供給口47に案内されることにより、スパウト37の内周面を流下する希釈水は、供給口47の中央部若しくはその近傍に向かい、シロップノズル44からのシロップと衝突するようになる。
前述した如くシロップノズル44からの後垂れシロップがスパウト37の内面に滴下しないように供給口47の開口径が拡大された場合、希釈水供給部53からの希釈水が偏って流下したり、分離して流下してしまうようになるが、スパウト37に案内壁57を形成して希釈水をねじるように供給口47に案内すれば、シロップノズル44からのシロップに確実に衝突させ、シロップと希釈水とを良好に混合し、カップ6に供給することができるようになる。
ここで、シロップ流入口32、炭酸水流入接続具33の流入口41及び冷水流入口31に流入するシロップ、炭酸水及び冷水は、冷却水槽330で冷却されたものであるため、マルチバルブ10の抵抗片ケース34やディフューザ36の表面には結露が発生する。これらの結露水はその表面を流下し、透孔39Dを経て、やがてベース38上に滴下した後、排出部61からドリップトレイ7の奥側に排出されるので、マルチバルブ10下方に載置されるカップ6にこれらの結露水が滴下する不都合が防止される。特に、ベース38の周囲には起立壁58が形成され、ベース38は容器状を成しているので、ベース38上に滴下した結露水は確実に受容され、排出部61のみから排出されるようになるので、結露水のカップ6への滴下は確実に防止される。
次に、図16を参照してマルチバルブ10の洗浄動作及び作業について説明する。上述の如き飲料供給動作で、マルチバルブ10のディフューザ36のシロップノズル44のノズル先端部44Aやノズル根元部にはシロップが付着して残留し、固まってしまう。そのため、雑菌が繁殖しやすい状態となるので、定期的に洗浄動作及び洗浄作業を行う。
飲料ディスペンサ1の洗浄動作を実行する際には、先ずスパウト37を下から見て反時計回りに回して突辺48Aと取付部49との係合を解除し、ベース38からスパウト37を取り外す。次に、洗浄用アダプタ67をベース38に取り付ける。この洗浄用アダプタ67は本発明の飲料ディスペンサ1に予め用意されているものであり、図16に示すように上縁の開口にスパウト37と同様のフランジ68と突辺68Aを有し、底壁67Aは各シロップノズル44に沿ったかたちを呈している。
また、底壁67Aの下端中央には、上下が開口した筒状を呈する筒状部69が形成されている。この筒状部69は洗浄用アダプタ67の底壁67Aよりも上方及び下方に突出しており、その上端の開口が洗浄用アダプタ67の排出口71となる。
このような形状の洗浄用アダプタ67をスパウト37と同様の方法でベース38に取り付ける。即ち、ディフューザ36の下部(希釈水供給部53及びシロップノズル44)を洗浄用アダプタ67内に挿入するかたちでディフューザ36の下部に洗浄用アダプタ67を宛がう。このとき、突辺68Aはベース38の取付部49とはずれた位置としておき、その状態で下から見て時計回りに洗浄用アダプタ67を回転させ、突辺68Aを取付部49に係合させて洗浄用アダプタ67をベース38に着脱可能に取り付ける。
これが図16の状態である。この状態で、洗浄用アダプタ67とディフューザ36間には同様の隙間Gが構成され、この隙間Gがシロップノズル44及び希釈水供給部53が存する洗浄用空間となる。また、この隙間Gはシロップノズル44や希釈水供給部53より上側において、Oリング51により封止される。また、筒状部69は四角形の頂点に配置された各シロップノズル44の内側に進入し、ディフューザ36の底壁面36Aと間隔を存して対向する。これにより、各シロップノズル44は筒状部69の外側を包囲するかたちで位置することになる。また、排出口71は全てのシロップノズル44のノズル先端部44Aよりも高い位置で開口する。
このように洗浄用アダプタ67をベース38に取り付けた状態で、適当な容器(カップ6でもよい)をドリップトレイ7の中央に載置し、前述した洗浄スイッチ5Cを押下操作する。洗浄スイッチ5Cが押し下げされると、制御部8はカーボネータ331によって生成された炭酸水(希釈水)を、流量調整弁361、コイルユニット335及び管路363を経て電磁弁362を介し、マルチバルブ10の炭酸水流入接続具33の流入口41に流入させ、ディフューザ36の外周に形成された希釈水供給部53から洗浄用アダプタ67の内周面に吐出させる。
このとき、洗浄用アダプタ67とディフューザ36は希釈水供給部53より上側においてOリング51により封止されているので、希釈水供給部53から吐出された炭酸水(希釈水)は、その上側から溢れ出ること無く隙間G(洗浄用空間)内に満たされ、各シロップノズル44のノズル先端部44Aよりも高い位置にある筒状部69の排出口71から下方の前記容器に排出されるようになる。
これにより、炭酸水(希釈水)は各シロップノズル44の全てのノズル先端部44Aとノズル根元部に行き渡ることになるので、全シロップノズル44のノズル先端部44Aとノズル根元部を円滑且つ確実に洗浄することができるようになる。
また、実施例ではスパウト37をベース38に取り付けるための取付部49を兼用して洗浄用アダプタ67を取り付けられ、更にはスパウト37とディフューザ36間をシールするOリング51を兼用して洗浄用アダプタ67の封止を行うことができるので、著しい部品点数の簡素化を図ることが可能となる。
更に、洗浄用アダプタ67の底壁67Aは、シロップノズル44に沿ったかたちを呈しているので、炭酸水(希釈水)によりシロップノズル44のノズル先端部44Aを余すところ無く洗浄することができる。
特に、実施例では筒状部69の上端が排出口71となると共に、各シロップノズル44は、筒状部69の外側を包囲するかたちで位置するので、希釈水供給部53から洗浄用アダプタ67の内周面に吐出された炭酸水(希釈水)は、各シロップノズル44の周囲から各ノズル先端部44Aに向かい、それらを洗浄した後、最終的に各シロップノズル44の内側に位置する筒状部69上端の排出口71に至り、そこから排出されることになるので、各シロップノズル44のノズル先端部44Aとノズル根元部の洗浄性能は一段と向上する。
尚、係る洗浄動作は制御部8により所定時間実行された後、終了される。このとき、シロップノズル44周辺に汚れ(残留シロップが固まったもの)が残っている場合には、洗浄用アダプタ67を取り外し、洗浄用ブラシを使用して落とす。特に、各シロップノズル44は実施例では四角形の頂点の位置に相互に近接して配置されているので、実施例のように筒状部69の排出口71をディフューザ36の底壁面36Aに対向させても、この部分に洗い残りが起こりやすい。
そこで、洗浄用ブラシを各シロップノズル44間に挿入して各シロップノズル44の内側(相互に対向している面の側)やディフューザ36の底面36Aの汚れを擦り落とすものであるが、このとき、ディフューザ36の底壁面36Aは、各シロップノズル44間に位置する部分が盛り上がった凸面を有するので、洗浄用ブラシが届き易くなる。これにより、シロップノズル44間に洗浄用ブラシを挿入して汚れを落とす際、底壁面36Aに付着した汚れ(残留シロップ等)を効果的に落とすことができるようになる。
尚、係る洗浄動作後、洗浄用アダプタ67を取り付けた状態で、炭酸ガスボンベ356から炭酸ガスをマルチバルブ10の希釈水供給部53から吐出できるような機能を制御部8に持たせ、そのための管路構成を行えば、洗浄後にシロップノズル44に残留する炭酸水(希釈水)を炭酸ガスにより吹き飛ばし、洗浄後の水切りを円滑に行うことが可能となる。
また、実施例ではマルチバルブ10のベース38を取付板39の水平壁39Aの下側に設けたが、上側に取り付けてもよい。その場合には、スパウト37を取り外した状態でOリング51が取付板39の水平壁39Aより下側に露出するようにする。更に、その場合には、スパウト37や洗浄用アダプタ67を取り付ける取付部を取付板39の水平壁39A下面に形成するとよい。
G 隙間(洗浄用空間:炭酸水(希釈水)流路)
1 飲料ディスペンサ
4 本体
10 マルチバルブ
34 抵抗片ケース
36 ディフューザ
36A 底壁面
37 スパウト
38 ベース
39 取付板
39D 透孔
44 シロップノズル
49 取付部
51 Oリング
53 希釈水供給部
54 取付溝
54A 切欠部
56 リブ
57 案内壁
61 排出部
66 ネジ
67 洗浄用アダプタ
69 筒状部
71 排出口

Claims (6)

  1. 複数のシロップノズルから選択的に吐出されたシロップと希釈水供給部から吐出された希釈水とを混合して供給するマルチバルブを備えた飲料ディスペンサにおいて、
    前記マルチバルブは、前記各シロップノズル及び希釈水供給部が形成されたディフューザと、該ディフューザを固定するベースと、前記ディフューザの外側にOリングを介して着脱可能に設けられ、前記希釈水供給部からの希釈水が前記シロップノズルからのシロップに衝突するように案内するスパウトとを備え、
    前記ベースは、前記スパウトが前記ディフューザに取り付けられたときに前記スパウトの上端面と対向する対向面を有し、
    前記Oリングは、前記スパウトが取り外された状態で、前記対向面より下側に露出し、
    前記ディフューザは、前記Oリングを取り付けるための取付溝を外周に備え、該取付溝を構成する下側の壁の一部は切り欠かれていることを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 前記希釈水供給部は、前記取付溝の下側における前記ディフューザの外周に凹陥形成されていると共に、該希釈水供給部内の一部にはリブが形成されていることを特徴とする請求項に記載の飲料ディスペンサ。
  3. 前記ディフューザより離間した位置の前記ベースの隅部には、結露水の排出部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の飲料ディスペンサ。
  4. 前記ベースを固定する取付板をさらに備え、前記Oリングは、前記スパウトが取り外された状態で、前記取付板より下側に露出することを特徴とする請求項1乃至請求項のうちの何れかに記載の飲料ディスペンサ。
  5. 前記ベースは、前記取付板の上方から差し込まれるネジにより、当該取付板に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の飲料ディスペンサ。
  6. 前記ベースは、前記取付板の下側に取り付けられ、前記ディフューザは、前記取付板に形成された透孔から当該取付板の上側に臨むと共に、前記Oリングは、前記スパウトが取り外された状態で、前記ベースより下側に露出することを特徴とする請求項に記載の飲料ディスペンサ。
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