JP2001080700A - 炭酸飲料用ノズル装置 - Google Patents

炭酸飲料用ノズル装置

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JP2001080700A
JP2001080700A JP25719399A JP25719399A JP2001080700A JP 2001080700 A JP2001080700 A JP 2001080700A JP 25719399 A JP25719399 A JP 25719399A JP 25719399 A JP25719399 A JP 25719399A JP 2001080700 A JP2001080700 A JP 2001080700A
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JP
Japan
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nozzle
syrup
carbonated water
carbonated
cover
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JP25719399A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Watanabe
芳紀 渡邊
Yoshihiko Yoda
義彦 依田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YODA GIKEN KK
Yamato Co Ltd
Original Assignee
YODA GIKEN KK
Yamato Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる種類の炭酸飲料を次々に製造して顧客に
提供する場合に、炭酸水とシロップとの混合能率を良好
な状態に維持しながら、直前に吐出された異なる種類の
シロップが製造中の炭酸飲料に混入することを防止でき
るようにすると共に、随時シロップノズルを炭酸水によ
り洗浄できるようにする。 【解決手段】炭酸水ノズル14を中心として本体15に
円形に配列した状態で一体的に形成されたシロップノズ
ル12の内面12aのうち炭酸水ノズル14から見て外
側となる内面12bをノズルカバー13の中心に向けて
傾斜させると共に、シロップノズル12の吐出口12c
の開口断面積を該吐出口12cの上方の流路断面積より
も小さく形成し、ヘアピン状に湾曲した洗浄ノズル18
を本体15に取り付けた構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭酸飲料用ノズル
装置に係り、特にシロップノズルからのシロップの吐出
中及び非吐出時のいずれにおいても、該シロップがノズ
ルカバーの内面肩部に付着しないようにすることによっ
て、異なる種類の炭酸飲料を次々に製造して顧客に提供
する場合に、炭酸水とシロップとの混合能率を良好な状
態に維持しながら、直前に吐出された異なる種類のシロ
ップが製造中の炭酸飲料に混入することを防止できるよ
うにし、また随時シロップノズルを炭酸水により洗浄で
きるようにした、新規な炭酸飲料用ノズル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】炭酸飲料用ノズル装置は、レストラン等
の炭酸飲料製造装置やカップ式の炭酸飲料自動販売機に
用いられているものであり、炭酸飲料の味の原料となる
様々なシロップを夫々別々に吐出する複数のシロップノ
ズルが取り付けられ、該シロップと別途吐出される炭酸
水とを混合して、炭酸飲料を製造するようになってい
る。
【0003】例えば従来の炭酸飲料用ノズル装置1は、
図10に示すように、下向きにシロップ2を吐出する複
数のシロップノズル3を設け、該シロップノズル3にノ
ズルカバー4を被せるようにして取り付けた構成となっ
ていた。
【0004】該ノズルカバー4の開口部4aには、円環
状に肩部4bが形成されており、該肩部4bの直上にシ
ロップノズル3が位置していた。開口部4aの直径は、
ノズルカバー4の内面4cに沿って吐出される炭酸水5
とシロップ2との混合能率を良好にするために、あまり
大きくできないという事情があり、このためシロップ2
の吐出時に直接吹きかけられるか又は吐出終了後に吐出
口3aに残留したシロップ2が滴下することにより、肩
部4bにシロップ2が付着してしまい、次に異なる種類
の炭酸飲料6を製造する場合に該シロップ2が中に混入
してしまい、異なる種類のシロップ2の味が混じり合っ
た炭酸飲料6ができてしまうという欠点があった。
【0005】炭酸水5が吐出している間は、ノズルカバ
ー4にシロップ2が付着しても該炭酸水5が洗い流して
しまうのでさほど問題ではないが、シロップ2の滴下に
よるノズルカバー4への付着は、炭酸水5の吐出が停止
した後に発生するため、炭酸水5による洗浄効果は全く
期待することができなかった。
【0006】また従来の炭酸飲料用ノズル装置1には、
1日の始業又は終業の際等、必要に応じていつでもシロ
ップノズル3及びノズルカバー4の内面4cを簡単に洗
浄できるような機能が設けられていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、炭酸水を吐出する炭酸水ノズルを
中心として円形に配列され下方に向けてシロップを吐出
する複数のシロップノズルと、該シロップノズルに被せ
られるように取り付けられ、下向きに開口した開口部に
円環状に肩部が形成されたノズルカバーとを備え、肩部
の直上又はより外側にシロップノズルを配設し、該シロ
ップノズルの内面のうち炭酸水ノズルから見て外側とな
る該内面をノズルカバーの中心に向けて傾斜させ、シロ
ップが肩部に当たらないで吐出されるように構成するこ
とによって、ノズルカバーの開口部付近でシロップが炭
酸水に勢いよく当たって混じり合うようにすることであ
り、またこれによって炭酸水とシロップとの混合能率を
良好にすることである。
【0008】また他の目的は、上記構成に加えて、シロ
ップノズルの吐出口の開口断面積を該吐出口の上方の流
路断面積よりも小さく形成することによって、吐出口に
残留するシロップにおける表面張力が有効に働くように
して、重力による該シロップの滴下を防止できるように
することであり、またこれよってシロップがノズルカバ
ーの内面肩部に付着することがないようにして、ある炭
酸飲料の製造時に、直前に製造した炭酸飲料のシロップ
が混入することを防止することである。また他の目的
は、シロップノズルの吐出口の形状がプラスチックの射
出成形で製作できるようにして、シロップノズルを安価
に提供できるようにすることである。
【0009】更に他の目的は、炭酸ノズルの吐出口の周
囲に狭隘な炭酸水ギャラリを設け、炭酸ノズルから吐出
された炭酸水は該炭酸水ギャラリを経てからノズルカバ
ーの内面に沿って開口部から吐出されるように構成する
ことによって、炭酸水が炭酸水ノズルから吐出されてか
らシロップと混合するまでの間に、該炭酸水から炭酸ガ
スが脱気してしまわないようにすると共に、炭酸水がノ
ズルカバーの開口部から円筒状に吐出するようにするこ
とであり、またこれによって円筒状に吐出し、炭酸ガス
が十分に含まれた炭酸水の内側から、シロップが勢いよ
く当たることによって炭酸水とシロップとがよりよく混
合されるようにすることである。
【0010】また他の目的は、上方から供給される洗浄
用炭酸水をシロップノズルに対して下側から噴きかけ得
るようにヘアピン状に湾曲した洗浄ノズルを本体に取り
付けることによって、1日の始業又は終業の際等、必要
に応じていつでもシロップノズル及びノズルカバーの内
面を簡単に洗浄できるようにすることであり、またこれ
によって装置の清潔さを高めることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】要するに本発明(請求項
1)は、炭酸水を吐出する炭酸水ノズルを中心として円
形に配列され下方に向けてシロップを吐出する複数のシ
ロップノズルと該シロップノズルに被せられるように取
り付けられ下向きに開口した開口部に円環状に肩部が形
成されたノズルカバーとを備え、肩部の直上又はより外
側にシロップノズルが配設された炭酸飲料用ノズル装置
において、シロップノズルの内面のうち炭酸水ノズルか
ら見て外側となる該内面をノズルカバーの中心に向けて
傾斜させシロップが肩部に当たらないで吐出されるよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0012】また本発明(請求項2)は、炭酸水を吐出
する炭酸水ノズルを中心として本体に円形に配列した状
態で一体的に形成され下方に向けてシロップを吐出する
複数のシロップノズルと該シロップノズルに被せられる
ように取り付けられ下向きに開口した開口部に円環状に
肩部が形成されたノズルカバーとを備え、肩部の直上又
はより外側にシロップノズルが配設された炭酸飲料用ノ
ズル装置において、シロップノズルの内面のうち炭酸水
ノズルから見て外側となる該内面をノズルカバーの中心
に向けて傾斜させシロップが肩部に当たらないで吐出さ
れるように構成すると共に、シロップノズルの吐出口の
開口断面積を該吐出口の上方の流路断面積よりも小さく
形成し、炭酸水ノズルの吐出口の周囲に狭隘な炭酸水ギ
ャラリを設け、炭酸ノズルから吐出された炭酸水は該炭
酸水ギャラリを経てからノズルカバーの内面に沿って開
口部から吐出されるように構成したことを特徴とするも
のである。
【0013】また本発明(請求項3)は、炭酸水を吐出
する炭酸水ノズルを中心として本体に円形に配列した状
態で一体的に形成され下方に向けてシロップを吐出する
複数のシロップノズルと該シロップノズルに被せられる
ように取り付けられ下向きに開口した開口部に円環状に
肩部が形成されたノズルカバーとを備え、肩部の直上又
はより外側にシロップノズルが配設された炭酸飲料用ノ
ズル装置において、シロップノズルの内面のうち炭酸水
ノズルから見て外側となる該内面をノズルカバーの中心
に向けて傾斜させシロップが肩部に当たらないで吐出さ
れるように構成すると共に、シロップノズルの吐出口の
開口断面積を該吐出口の上方の流路断面積よりも小さく
形成し、炭酸水ノズルの吐出口の周囲に狭隘な炭酸水ギ
ャラリを設け、炭酸水ノズルから吐出された炭酸水は該
炭酸水ギャラリを経てからノズルカバーの内面に沿って
開口部から出るように構成し、かつ上方から供給される
洗浄用炭酸水をシロップノズルに対して下側から噴きか
け得るようにヘアピン状に湾曲した洗浄ノズルを本体に
取り付けたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。本発明に係る炭酸飲料用ノズル装置1
1は、図1から図8において、シロップノズル12と、
ノズルカバー13とを備えている。
【0015】シロップノズル12は、炭酸水5を吐出す
る炭酸水ノズル14を中心として本体15に円形に配列
した状態で一体的に形成され、下方に向けてシロップ2
を吐出するものであって、本体15には例えば4本のシ
ロップノズル12が形成されている。
【0016】ノズルカバー13は、シロップノズル12
に被せられるように取り付けられ、下向きに開口した開
口部13aに円環状に肩部13bが形成されたものであ
って、肩部13bの直上又はより外側にシロップノズル
12が配設されている。ノズルカバー13と本体15と
の間には、Oリング19が配設されており、シロップ2
や炭酸水5がノズルカバー13の開口部13a以外に漏
れないようになっている。
【0017】シロップノズル12の内面12aのうち、
炭酸水ノズル14から見て外側となる内面12bは、ノ
ズルカバー13の中心に向けて傾斜し、シロップ2が肩
部13bに当たらないで吐出されるようになっており、
シロップノズル12の吐出口12cの開口断面積は、該
吐出口12cの上方の流路断面積よりも小さく形成され
ている。
【0018】これに伴って吐出口12cの形状は、図5
に示すように、円形ではなく円弧と直線が組み合わされ
た形状になっている。
【0019】炭酸水ノズル14は、図6及び図7に示す
ように、水平方向に吐出口14aが形成されたノズルで
あり、本体15にOリング20を介して螺合して取り付
けられている。
【0020】吐出口14aの周囲には、狭隘な炭酸水ギ
ャラリ16が設けられ、炭酸ノズル14から吐出された
炭酸水5は該炭酸水ギャラリ16を経てからノズルカバ
ー13の内面13cに沿って開口部13aから出るよう
に構成されている。
【0021】炭酸水ギャラリ16の下方には、図7に示
すように、T字管路15aが形成されており、炭酸水ギ
ャラリ16を通過した炭酸水5は、該T字管路15aを
通ってからノズルカバー13の内面13cに向けて水平
方向に吐出されるようになっている。
【0022】また本体15には、ヘアピン状に湾曲した
洗浄ノズル18が取り付けられており、上方から供給さ
れる洗浄用炭酸水21をシロップノズル12に対して下
側から噴きかけることができるようになっている。
【0023】4つのシロップノズル12の吐出口12c
に囲まれた本体15の下面15bの中央には、丘部15
cが形成されている。これは洗浄ノズル18から該丘部
15cに向けて噴射される洗浄用炭酸水21を全周方向
に分散させるための形状である。
【0024】吐出口12cの周囲には、返し部15dが
全周にわたって形成されている。これは炭酸水5がシロ
ップノズル12にかからないようにすると同時に、洗浄
用炭酸水21が当たり、はね返ってシロップノズル12
の外側も洗浄するためのものである。
【0025】更に本体15には、横方向から炭酸水ギャ
ラリ16に向けて希釈水22を供給する供給口15eが
形成されている。
【0026】そして4つのシロップノズル12には、図
1に示すように、タンク23,24,25,26から配
管33,34,35,36を通じてシロップ2が夫々供
給され、炭酸水ノズル14には、カーボネータ(炭酸水
製造装置)28から配管38を通じて炭酸水5が供給さ
れるようになっている。
【0027】また本体15の供給口15eには、タンク
29から配管39を通じて希釈水22が供給され、洗浄
ノズル18には、カーボネータ28から配管58を通じ
て洗浄用炭酸水21(実質的には炭酸水5と変わらな
い)が供給されるようになっている。
【0028】なお配管33,34,35,36,38,
39,58には、電磁弁43,44,45,46,4
8,49,68が夫々取り付けられている。
【0029】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図1及び図9におい
て、ある炭酸飲料30を製造するために用いるシロップ
2が、例えばタンク25に貯えられているとすると、炭
酸水29の製造時には、電磁弁45が開かれ、タンク2
5から配管35を通ってシロップ2がシロップノズル1
2に矢印A方向に供給される。
【0030】シロップノズル12の内面12aのうち、
炭酸水ノズル14から見て外側となる内面12bは、ノ
ズルカバー13の中心に向けて傾斜しているので、シロ
ップ2は肩部13bに当たることなく吐出される。
【0031】一方炭酸水5は、電磁弁48が開かれるこ
とによりカーボネータ28から配管38を通って炭酸水
ノズル14に供給され、吐出口14aから炭酸水ギャラ
リ16に吐出された後、T字管路15aからノズルカバ
ー13の内面13cに向けて水平方向に、すなわち矢印
D,E方向に流れ、該内面13cに沿って開口部13a
から出る。
【0032】炭酸水5には、一般に高めの圧力を付与し
ておくと、炭酸ガスが脱気しにくくなるという性質があ
る。炭酸水ギャラリ16は狭隘な空間であるため、該炭
酸水ギャラリ16に吐出された炭酸水5には大気圧より
も高い圧力が作用した状態となり、炭酸水5が炭酸水ノ
ズル14から吐出されてからシロップ2と混合するまで
の間に該炭酸水5から脱気する炭酸ガス量を最小限に抑
えることができる。
【0033】シロップ2と炭酸水5は、ノズルカバー1
3の開口部13a付近で混合し、炭酸飲料30となって
カップ31に所定量が供給される。
【0034】所定量の炭酸飲料30が供給されると、シ
ロップ2及び炭酸水5の供給が止まるが、シロップノズ
ル12の吐出口12cの開口断面積が、該吐出口12c
の上方の流路断面積よりも小さく形成されているため
に、シロップノズル12に残留したシロップ2には表面
張力が有効に作用し、該シロップ2が自然に滴下してノ
ズルカバー13の肩部13bに付着することはなく、次
に異なる種類の炭酸飲料(図示せず)を製造する場合
に、味が混じってしまうことがない。
【0035】また図8に示すように、洗浄用炭酸水21
を洗浄ノズル18から矢印H方向に供給することで、シ
ロップノズル12に対して下側から洗浄用炭酸水21を
噴きかけて洗浄することができる。洗浄用炭酸水21
は、丘部15cに当たることで全周方向に分散してシロ
ップノズル12を均等に洗浄する。また本体15には、
返し部15dが全周にわたって形成されているので、洗
浄用炭酸水21が該返し部15dに当たってはね返り、
シロップノズル12の外側に面した部分も洗浄すること
ができる。
【0036】なおシロップノズル12には、例えばコー
ヒーや紅茶等の原液(図示せず)を供給してもよく、こ
の場合には炭酸水5は供給されず、供給口15eから炭
酸水ギャラリ16に向けて希釈水22が矢印G方向に供
給される。希釈水22も炭酸水5の場合と同様に、炭酸
水ギャラリ16に吐出された後、T字管路15aからノ
ズルカバー13の内面13cに向けて水平方向に、すな
わち矢印D,E方向に流れ、内面13cに沿って開口部
13aから出る。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上記のように炭酸水を吐出す
る炭酸水ノズルを中心として円形に配列され下方に向け
てシロップを吐出する複数のシロップノズルと、該シロ
ップノズルに被せられるように取り付けられ、下向きに
開口した開口部に円環状に肩部が形成されたノズルカバ
ーとを備え、肩部の直上又はより外側にシロップノズル
を配設し、該シロップノズルの内面のうち炭酸水ノズル
から見て外側となる該内面をノズルカバーの中心に向け
て傾斜させ、シロップが肩部に当たらないで吐出される
ように構成したので、ノズルカバーの開口部付近でシロ
ップが炭酸水に勢いよく当たって混じり合うという効果
があり、またこの結果炭酸水とシロップとの混合能率を
良好にすることができる効果がある。
【0038】また上記構成に加えて、シロップノズルの
吐出口の開口断面積を該吐出口の上方の流路断面積より
も小さく形成したので、吐出口に残留するシロップにお
ける表面張力が有効に働くようになり、重力による該シ
ロップの滴下を防止できる効果があり、またこの結果シ
ロップがノズルカバーの内面肩部に付着することがなく
なり、ある炭酸飲料の製造時に、直前に製造した炭酸飲
料のシロップが混入することを防止することができる効
果がある。またシロップノズルの吐出口の形状は、プラ
スチックの射出成形で製作できるため、シロップノズル
を安価に提供できるという効果がある。
【0039】更には、炭酸ノズルの吐出口の周囲に狭隘
な炭酸水ギャラリを設け、炭酸ノズルから吐出された炭
酸水は該炭酸水ギャラリを経てからノズルカバーの内面
に沿って開口部から吐出されるように構成したので、炭
酸水が炭酸水ノズルから吐出されてからシロップと混合
するまでの間に、該炭酸水から炭酸ガスが脱気してしま
わないようにすることができると共に、炭酸水がノズル
カバーの開口部から円筒状に吐出するようにすることが
でき、またこの結果円筒状に吐出し、炭酸ガスが十分に
含まれた炭酸水の内側から、シロップが勢いよく当たる
ことによって炭酸水とシロップとがよりよく混合される
という効果がある。
【0040】また上方から供給される洗浄用炭酸水をシ
ロップノズルに対して下側から噴きかけ得るようにヘア
ピン状に湾曲した洗浄ノズルを本体に取り付けたので、
1日の始業又は終業の際等、必要に応じていつでもシロ
ップノズル及びノズルカバーの内面を簡単に洗浄できる
という効果があり、またこの結果装置の清潔さを高める
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図9は、本発明の実施例に係り、図1
は炭酸飲料用ノズル装置の斜視図である。
【図2】炭酸飲料用ノズル装置の本体の斜視図である。
【図3】炭酸飲料用ノズル装置の本体の平面図である。
【図4】炭酸飲料用ノズル装置の本体の側面図である。
【図5】炭酸飲料用ノズル装置の本体の底面図である。
【図6】炭酸飲料用ノズル装置のシロップノズル部にお
ける縦断面図である。
【図7】炭酸飲料用ノズル装置の希釈水の供給口部にお
ける縦断面図である。
【図8】洗浄用ノズルから洗浄用炭酸水を噴射してシロ
ップノズルを洗浄している状態を示す炭酸飲料用ノズル
装置の要部縦断面図である。
【図9】炭酸飲料用ノズル装置からコップに炭酸飲料を
供給している状態を示す縦断面図である。
【図10】従来例に係る炭酸飲料用ノズル装置の使用状
態を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
2 シロップ 5 炭酸水 11 炭酸飲料用ノズル装置 12 シロップノズル 12a 内面 12b 外側となる内面 12c 吐出口 13 ノズルカバー 13a 開口部 13b 肩部 13c 内面 14 炭酸水ノズル 14a 吐出口 15 本体 16 炭酸水ギャラリ 18 洗浄ノズル 21 洗浄用炭酸水
フロントページの続き (72)発明者 依田 義彦 東京都八王子市川口町1542−45有限会社ヨ ダ技研内 Fターム(参考) 3E047 AA01 BA04 DC01 DC08 EB03 GA06 3E082 AA01 BB02 CC04 CC10 FF01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸水を吐出する炭酸水ノズルを中心と
    して円形に配列され下方に向けてシロップを吐出する複
    数のシロップノズルと該シロップノズルに被せられるよ
    うに取り付けられ下向きに開口した開口部に円環状に肩
    部が形成されたノズルカバーとを備え、前記肩部の直上
    又はより外側に前記シロップノズルが配設された炭酸飲
    料用ノズル装置において、前記シロップノズルの内面の
    うち前記炭酸水ノズルから見て外側となる内面を前記ノ
    ズルカバーの中心に向けて傾斜させ前記シロップが前記
    肩部に当たらないで吐出されるように構成したことを特
    徴とする炭酸飲料用ノズル装置。
  2. 【請求項2】 炭酸水を吐出する炭酸水ノズルを中心と
    して本体に円形に配列した状態で一体的に形成され下方
    に向けてシロップを吐出する複数のシロップノズルと該
    シロップノズルに被せられるように取り付けられ下向き
    に開口した開口部に円環状に肩部が形成されたノズルカ
    バーとを備え、前記肩部の直上又はより外側に前記シロ
    ップノズルが配設された炭酸飲料用ノズル装置におい
    て、前記シロップノズルの内面のうち前記炭酸水ノズル
    から見て外側となる内面を前記ノズルカバーの中心に向
    けて傾斜させ前記シロップが前記肩部に当たらないで吐
    出されるように構成すると共に、前記シロップノズルの
    吐出口の開口断面積を該吐出口の上方の流路断面積より
    も小さく形成し、前記炭酸水ノズルの吐出口の周囲に狭
    隘な炭酸水ギャラリを設け、前記炭酸水ノズルから吐出
    された前記炭酸水は該炭酸水ギャラリを経てから前記ノ
    ズルカバーの内面に沿って前記開口部から吐出されるよ
    うに構成したことを特徴とする炭酸飲料用ノズル装置。
  3. 【請求項3】 炭酸水を吐出する炭酸水ノズルを中心と
    して本体に円形に配列した状態で一体的に形成され下方
    に向けてシロップを吐出する複数のシロップノズルと該
    シロップノズルに被せられるように取り付けられ下向き
    に開口した開口部に円環状に肩部が形成されたノズルカ
    バーとを備え、前記肩部の直上又はより外側に前記シロ
    ップノズルが配設された炭酸飲料用ノズル装置におい
    て、前記シロップノズルの内面のうち前記炭酸水ノズル
    から見て外側となる内面を前記ノズルカバーの中心に向
    けて傾斜させ前記シロップが前記肩部に当たらないで吐
    出されるように構成すると共に、前記シロップノズルの
    吐出口の開口断面積を該吐出口の上方の流路断面積より
    も小さく形成し、前記炭酸水ノズルの吐出口の周囲に狭
    隘な炭酸水ギャラリを設け、前記炭酸水ノズルから吐出
    された前記炭酸水は該炭酸水ギャラリを経てから前記ノ
    ズルカバーの内面に沿って前記開口部から出るように構
    成し、かつ上方から供給される洗浄用炭酸水を前記シロ
    ップノズルに対して下側から噴きかけ得るようにヘアピ
    ン状に湾曲した洗浄ノズルを前記本体に取り付けたこと
    を特徴とする炭酸飲料用ノズル装置。
JP25719399A 1999-09-10 1999-09-10 炭酸飲料用ノズル装置 Pending JP2001080700A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255942A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 飲料ノズルの洗浄装置
JP2015134642A (ja) * 2013-12-16 2015-07-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 飲料ディスペンサ
JP2015134644A (ja) * 2013-12-16 2015-07-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 飲料ディスペンサ

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