JP2003320231A - 気液溶解方法および装置 - Google Patents

気液溶解方法および装置

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JP2003320231A JP2002127362A JP2002127362A JP2003320231A JP 2003320231 A JP2003320231 A JP 2003320231A JP 2002127362 A JP2002127362 A JP 2002127362A JP 2002127362 A JP2002127362 A JP 2002127362A JP 2003320231 A JP2003320231 A JP 2003320231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化を招来することなく液体に対する気体
の溶解効率を向上させること。 【解決手段】 液体とこれに溶解させる気体とを混合し
た後、この気液混合流体を噴射する気液混合噴射部23
0と、横断面が長辺Wと短辺Hとからなる長方形状の内
部空間を有し、気液混合噴射部230によって噴射され
た気液混合流体を自励発振させる気液溶解部210とを
備えて気液溶解装置200を構成している。気液混合噴
射部230は、液体を気液溶解部210に噴射させる液
体通路231と、多孔質材料によって円筒状に構成し、
その中心孔に液体を通過させる態様で液体通路231に
配設した多孔質体233と、多孔質体233を介して液
体通路231に気体を供給する気体通路232とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気液溶解方法およ
び装置に関するもので、特に、カップ式飲料自動販売機
や飲料ディスペンサ等の自動販売機において炭酸水を生
成するためのカーボネータとして好適な気液溶解方法お
よび装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、一般的な飲料ディスペンサの炭
酸飲料供給系を示したものである。ここで例示する飲料
ディスペンサは、カップ1が載置されるベンドステージ
2の上方に飲料ノズル3を備えている。この飲料ノズル
3には、シロップ供給ライン10を通じてシロップタン
ク11が接続されているとともに、炭酸水供給ライン2
0を通じてカーボネータ21が接続されている。シロッ
プタンク11は、内部に濃縮シロップを貯留するもの
で、炭酸ガスボンベ30から供給される炭酸ガスによっ
て加圧されている。シロップ供給ライン10には、その
上流側からシロップ冷却コイル12、シロップ流量調節
器13およびシロップ弁14が設けられている。カーボ
ネータ21は、飲料水に炭酸ガスを溶解させて炭酸水を
生成するための気液溶解装置であり、炭酸ガスボンベ3
0から供給される炭酸ガスによって常時加圧された状態
に保持されている。このカーボネータ21には、飲料水
供給ライン22および炭酸ガス供給ライン23が接続さ
れている。飲料水供給ライン22には、その上流側から
給水弁24、送水ポンプ25および水冷却コイル26が
設けられている。炭酸水供給ライン20には、その上流
側から炭酸水流量調節器27および炭酸水弁28が設け
られている。
【0003】上述したカーボネータ21、シロップ冷却
コイル12および水冷却コイル26は、それぞれ冷却水
槽40の水中に浸漬した状態で配置されている。冷却水
槽40には、冷凍機41の蒸発コイル41aが配管され
ているとともに、該蒸発コイル41aの周囲にアイスバ
ンク42が形成されている。
【0004】上記のように構成された飲料ディスペンサ
では、ベンドステージ2にカップ1を載置した状態で、
例えば販売ボタンのON操作やコイン投入後における飲
料選択ボタンのON操作によって飲料供給指令が与えら
れると、図示していない制御部からの制御信号に応じて
シロップ弁14および炭酸水弁28が開成する。この結
果、シロップタンク11に貯留された濃縮シロップが炭
酸ガスボンベ30から供給される炭酸ガスの圧力によ
り、シロップ供給ライン10を通じて飲料ノズル3に供
給されるとともに、カーボネータ21で生成された炭酸
水が炭酸水供給ライン20を通じて飲料ノズル3に供給
され、これら濃縮シロップと炭酸水との混合流体が炭酸
飲料としてカップ1に抽出されることになる。
【0005】炭酸飲料の抽出に伴ってカーボネータ21
に貯留された炭酸水の水位が規定値以下に低下すると、
図示していないフロートスイッチからの検出信号に応じ
て給水弁24が開成するとともに、送水ポンプ25が駆
動し、カーボネータ21に対して飲料水が噴射供給され
る。この際、カーボネータ21には、炭酸ガスボンベ3
0から一定圧の炭酸ガスが常時供給されているため、上
述した飲料水に炭酸ガスが溶解され、炭酸水としてその
内部に貯留されることになる。飲料水に対する炭酸ガス
の溶解量は、温度が低いほど大きなものとなる。従っ
て、上述したように、カーボネータ21を冷却水槽40
に浸漬させてその冷却を図ることは、炭酸水を生成する
上で有効な方法となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のカーボネータ21は、予め内部に炭酸ガスを充満さ
せておき、飲料水を注入した際に両者を混合させて炭酸
水を生成するものである。従って、こうした方法によっ
て炭酸水を効率良く生成するためには、炭酸ガスと飲料
水との接触面積、並びに接触時間をできるだけ多く確保
してやる必要がある。ここで、炭酸ガスと飲料水との接
触面積を増大させるための方法としては、例えば、従来
においても、カーボネータ21に飲料水を高速注入する
ことによって両者の衝突を利用したり、噴射ノズルから
カーボネータ21に微細化した飲料水を噴射注入する
等、種々の技術が提供されている。
【0007】しかしながら、炭酸ガスと飲料水との接触
時間を確保するための方法としては、より長大な容積を
有したカーボネータ21を用意せざるを得ないのが実情
である。この結果、カーボネータ21を設置するための
スペースも長大なものとなり、当該カーボネータ21を
適用する自動販売機の大型化、さらには製造コストの増
大といった問題を招来するようになる。特に、カーボネ
ータ21を冷却水槽40において保冷するようにした自
動販売機にあっては、カーボネータ21のみならず、冷
却水槽40としても長大化したものを設ける必要があ
り、上述した問題が一層顕著となる。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みて、大型化を招
来することなく液体に対する気体の溶解効率を向上させ
ることのできる気液溶解方法および装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る気液溶解方
法は、液体とこれに溶解させる気体とを混合した後、こ
の気液混合流体を横断面が所定形状の内部空間に噴射す
ることにより、該気液混合流体を自励発振させることを
特徴とする(請求項1)。
【0010】また、本発明に係る気液溶解装置は、液体
とこれに溶解させる気体とを混合した後、この気液混合
流体を噴射する気液混合噴射手段と、横断面が所定形状
の内部空間を有し、前記気液混合噴射手段によって噴射
された気液混合流体を自励発振させる発振容器とを備え
たことを特徴とする(請求項2)。
【0011】前記気液混合噴射手段としては、液体を前
記発振容器に噴射させる液体通路と、多孔質材料によっ
て円筒状に構成し、その中心孔に液体を通過させる態様
で前記液体通路に配設した多孔質体と、前記多孔質体を
介して前記液体通路に気体を供給する気体通路とを備え
るもの(請求項3)、あるいは、液体を前記発振容器に
噴射させる液体通路と、スリットを介して前記液体通路
に気体を供給する気体通路とを備えたもの(請求項4)
であることが好ましい。
【0012】また、前記発振容器で自励発振した後の気
液混合流体を所定の圧力下で貯留する貯留部をさらに備
えることが好ましい(請求項5)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明に気液溶解方法および装置の好適な実施の形態を詳細
に説明する。
【0014】図1(a)〜図1(c)は、本発明の実施
の形態である気液溶解装置を示したものである。ここで
例示する気液溶解装置200は、図2に示すように、飲
料ディスペンサにおいて飲料水と炭酸ガスとから炭酸水
を生成するカーボネータとして用いられるもので、内部
に気液溶解部(発振容器)210と安定貯留部220と
を有した容器201を備えている。気液溶解部210お
よび安定貯留部220は、容器201の内部に仕切壁2
02を設けることによって互いに隣接するように画成し
たもので、該仕切壁202の下端部に確保した連絡孔2
03を通じてのみ相互に連通している。
【0015】図からも明らかなように、気液溶解部21
0は、長辺Wと短辺Hとを有した長方形状の横断面を有
するとともに、これら長辺Wおよび短辺Hに比べて十分
に大きな高さLを有した直方状に構成したものである。
具体的な例を示せば、横断面の長辺Wが40mmで短辺
Hが20mmに設定してあるとともに、気液溶解部21
0の高さLが210mmに設定してある。
【0016】この気液溶解部210には、容器201の
上面に気液混合噴射部230を設けてある。気液混合噴
射部230は、液体と気体とを互いに混合させた状態で
容器201の気液溶解部210に噴射供給するためのも
ので、液体通路231と気体通路232とを有してい
る。
【0017】液体通路231は、気液溶解部210の下
方に向けて液体を噴射供給する部分であり、容器201
の上面において気液溶解部210のほぼ中央となる位置
から上方に向けて延設してある。この液体通路231
は、気液溶解部210のディメンションが上述した値の
場合に、3mmの直径dを有するように構成してある。
【0018】また、上記液体通路231には、その内周
部分に多孔質体233を配設してある。多孔質体233
は、中心孔の内径が液体通路231の内径とほぼ一致
し、かつ径方向に沿って気体を通過し得る程度の多数の
孔、好ましくは5〜10μm程度の孔を有した円筒状部
材であり、中心孔の軸心を液体通路231の軸心に合致
させた状態で配置してある。本実施の形態では、この多
孔質体233として、燒結金属によって構成したものを
適用している。
【0019】気体通路232は、液体通路231を通過
する液体に対して気体を混合させるためのもので、液体
通路231において多孔質体233を配設した部分から
外周方向に向けて延設してある。この気体通路232と
多孔質体233との間には、環状の間隙234が確保し
てある。この間隙234は、気体通路232から吐出さ
れた気体を多孔質体233の外周面全周に行き渡らせる
ためのものである。
【0020】一方、安定貯留部220は、上述した気液
溶解部210と同様に、長辺と短辺とを有した長方形状
の横断面を有するとともに、これら長辺および短辺に比
べて十分に大きな高さを有した直方状を成しているもの
の、当該気液溶解部210よりも大きな容積を確保する
ように構成してある。
【0021】この安定貯留部220には、容器201の
上面に気液混合吐出部240を設けてある。気液混合吐
出部240は、安定貯留部220に貯留された液体を外
部に吐出するための通路であり、容器201の上面にお
いて安定貯留部220のほぼ中央となる位置から上方に
向けて延設してある。
【0022】上記のように構成した気液溶解装置200
は、図2に示すように、冷却水槽40に浸漬させた状態
で飲料ディスペンサの内部に設置され、液体通路231
に飲料水供給ライン22を接続するとともに、気体通路
232に炭酸ガス供給ライン23を接続し、さらに気液
混合吐出部240に炭酸水供給ライン20を接続するこ
とにより、当該飲料ディスペンサのカーボネータとして
使用に供される。
【0023】以下、上述した気液溶解装置200を適用
し、飲料水と炭酸ガスとから炭酸水が生成される手順に
ついて説明する。なお、図2において、図8に示した飲
料ディスペンサと同様の構成に関しては、同一の符号を
付してそれぞれの詳細説明を省略する。
【0024】まず、飲料ディスペンサに設置された気液
溶解装置200においては、炭酸ガスボンベ30から供
給される炭酸ガスが気液混合噴射部230の気体通路2
32および液体通路231を通じて容器201の内部に
充填され、当該容器201の内部が常に一定の圧力に保
持されることになる。
【0025】この状態から炭酸水弁28および給水弁2
4を開成するとともに、送水ポンプ25を駆動すると、
飲料水供給ライン22から供給される飲料水が気液混合
噴射部230の液体通路231を通じて気液溶解部21
0の下方に向けて噴射供給される。このとき、気液混合
噴射部230の液体通路231を飲料水が高速で通過す
ると、液体通路231の圧力が低下し、気体通路232
の炭酸ガスが多孔質体233の孔を通じて外周部全域か
ら液体通路231の飲料水にほぼ均一に引き込まれるよ
うになる。この結果、気液溶解部210に対しては、飲
料水と炭酸ガスとの気液混合流体が噴射供給されること
になる。
【0026】ここで、気液溶解部210においては、そ
の内部空間の横断面が長辺Wと短辺Hとを有した長方形
であり、しかも両辺W,Hが後述する所定の条件を満た
したものであるため、図3(a)乃至図3(d)に示す
ように、噴射供給された飲料水と炭酸ガスとの気液混合
流体に自励発振現象が生起し、この自励発振現象によっ
て飲料水と炭酸ガスとが継続的、かつ激しく接触するこ
とになる。
【0027】すなわち、図3(a)に示すように、気液
混合噴射部230の液体通路231から噴射供給された
気液混合流体は、当初、気液溶解部210の上流側にお
いていずれか一方の側壁C側に低圧となる渦領域Aを生
成して当該一方の側壁Cに付着するようになる。このと
き、気液溶解部210の下流側においては、他方の側壁
D側に渦領域Aよりも高圧となる渦領域Bが生成され
る。これら渦領域A,Bは、いずれも飲料水と炭酸ガス
との混合流体であるが、渦領域Aにおいては炭酸ガスの
割合が多くなっている一方、渦領域Bにおいては飲料水
の割合が多くなっている。
【0028】次いで、図3(b)および図3(c)に示
すように、液体通路231の直径dを後述する所定の条
件を満たすようにすると、該直径dが気液溶解部210
の短辺Hよりも小さいため、噴射された気液混合流体の
端と壁面との間を通って高圧の渦領域Bから低圧の渦領
域Aに向けて気液溶解部210の流体に矢印のような流
れが生じるようになり、該渦領域Aの圧力が漸次増大す
る一方、渦領域Bの圧力が低下する。この結果、渦領域
Aと渦領域Bとの関係が、図3(a)に示した状態と逆
転、つまり渦領域Aが渦領域Bよりも圧力が高い状態と
なり、気液混合噴射部230の液体通路231から噴射
供給された気液混合流体の付着する側壁が一方Cから他
方Dに切り替わる。
【0029】やがて、図3(d)に示すように、今度
は、高圧の渦領域Aから低圧の渦領域Bに向けて気液溶
解部210の流体に矢印のような流れが生じるようにな
り、該渦領域Aの圧力が漸次増大する一方、渦領域Bの
圧力が低下する。
【0030】以降、気液混合噴射部230の液体通路2
31から気液混合流体が噴射供給されている間、図3
(a)〜図3(d)を1/2周期として上述した状態が
繰り返し発生し(自励発振現象)、飲料水と炭酸ガスと
が継続的、かつ激しく接触する。さらに、気液溶解部2
10へ噴射供給された後に一旦溶け残りとなった炭酸ガ
スに関しても、上述した自励発振現象によってこれが再
び飲料水に接触することになる。これらの結果、炭酸ガ
スに対して単に飲料水を噴射供給するようにした従来の
カーボネータに比べて、飲料水に対する炭酸ガスの溶解
効率を著しく向上させることが可能になる。
【0031】しかも、こうした気液混合流体の自励発振
現象を利用した気液溶解装置200においては、気液溶
解部210の容積を長大化させずとも、当該自励発振現
象によって飲料水と炭酸ガスとの接触時間が十分に確保
されることになる。従って、気液溶解装置200の小型
化やコンパクト化を図ることができるようになり、これ
を収容する冷却水槽40、並びに飲料ディスペンサを小
型化し、その製造コストを大幅に低減することが可能と
なる。
【0032】さて、上記のようにして気液溶解部210
で生成された炭酸水は、炭酸水弁28および給水弁24
が開成し、かつ送水ポンプ25が駆動している間、連絡
孔203を通じて安定貯留部220に至る。さらに安定
貯留部220から気液混合吐出部240を通じて外部に
吐出された後、炭酸水供給ライン20を通じて飲料ノズ
ル3に供給されることになり、シロップ供給ライン10
を通じて供給された濃縮シロップとともに、炭酸飲料と
してカップ1に抽出されることになる。
【0033】一方、炭酸水弁28および給水弁24を閉
成し、かつ送水ポンプ25を停止させた後においては、
気液溶解部210で生成された炭酸水が、炭酸ガスボン
ベ30から供給される炭酸ガスの圧力によって安定貯留
部220に貯留される。つまり、炭酸水弁28および給
水弁24を開成し、かつ送水ポンプ25を停止させた後
においては、気液溶解部210で生成された炭酸水が所
定の圧力を加えた状態で安定貯留部220に貯留される
ことになるため、炭酸水に対する炭酸ガスの溶解量がさ
らに増えるようになる。実験によれば、飲料水に対する
炭酸ガスの溶解量が1割程度増えることが判明してい
る。従って、こうした安定貯留部220を気液溶解部2
10の下流側に設けるようにした気液溶解装置200に
よれば、当該安定貯留部220での溶解量を加味した炭
酸水を飲料ノズル3に供給することができるため、気液
溶解部210の更なる小型化を図ることも可能となる。
【0034】図4および図5は、噴射供給した気液混合
流体に自励発振現象を生起させる気液溶解部210の条
件を説明するためのもので、図4は気液混合流体を噴射
する内部空間のディメンションを示す斜視図、図5は内
部空間のディメンションに対する気液混合流体の自励発
振領域分布を示す実験結果のグラフである。
【0035】図5に示すように、気液混合流体に自励発
振現象を生起させるためには、少なくとも液体通路23
1の直径dに対する気液溶解部210の長辺Wの割合
(以下、単にW/dと記載する)を約4.9以上に設定
するとともに、短辺Hに対する液体通路231の直径d
の割合(以下、単にd/Hと記載する)を約0.66以
下に設定する必要がある。より詳細には、W/dを4.
9〜8の範囲に設定した場合には、d/Hを0.66に
設定する。W/dを約8以上に設定した場合には、該W
/dを増加させるに従ってd/Hを漸次減少させる必要
がある。より安定した自励発振現象を生起させるために
は、W/dを約5.5以上に設定するとともに、d/H
を約0.6以下に設定することが好ましい。上述した実
施の形態で示した気液溶解装置200の気液溶解部21
0では、W/d=13.3、d/H=0.5であり、安
定した自励発振現象を生起するための条件を満たしてい
ることが分かる。
【0036】図6は、上述した気液溶解装置に適用され
る気液混合噴射部の第1変形例を示した要部拡大断面図
である。この第1変形例に示した気液混合噴射部330
も、液体と気体とを互いに混合させた状態で容器201
の気液溶解部210に噴射供給するためのもので、液体
通路331と気体通路332とを有している。
【0037】液体通路331は、気液溶解部210の下
方に向けて液体を噴射供給する部分であり、容器201
の上面において気液溶解部210のほぼ中央となる位置
から上方に向けて延設してある。この液体通路331
は、先端部331aの内径を基端部よりも細径に構成し
てある。
【0038】また、上記液体通路331には、その内周
部分に多孔質体333を配設してある。多孔質体333
は、中心孔の内径が液体通路331の基端部内径とほぼ
一致し、かつ径方向に沿って気体を通過し得る程度の多
数の孔、好ましくは5〜10μm程度の孔を有した円筒
状部材であり、中心孔の軸心を液体通路331の軸心に
合致させた状態で配置してある。この第1変形例では、
この多孔質体333として、セラミックによって構成し
たものを適用している。
【0039】気体通路332は、液体通路331を通過
する液体に対して気体を混合させるためのもので、液体
通路331において多孔質体333を配設した部分から
外周方向に向けて延設してある。この気体通路332と
多孔質体333との間には、環状の間隙334が確保し
てある。この間隙334は、気体通路332から吐出さ
れた気体を多孔質体333の外周面全周に行き渡らせる
ためのものである。
【0040】上記のように構成した気液混合噴射部33
0においても、炭酸水弁28および給水弁24を開成す
るとともに、送水ポンプ25を駆動すると、飲料水供給
ライン22から供給される飲料水が気液混合噴射部33
0の液体通路331を通じて気液溶解部210の下方に
向けて噴射供給される。このとき、気液混合噴射部33
0の液体通路331を飲料水が高速で通過すると、液体
通路331の圧力が低下し、気体通路332の炭酸ガス
が多孔質体333の孔を通じて外周部全域から液体通路
331の飲料水にほぼ均一に引き込まれるようになる。
この結果、気液溶解部210に対しては、飲料水と炭酸
ガスとの気液混合流体が噴射供給されることになる。
【0041】図7は、上述した気液溶解装置に適用され
る気液混合噴射部の第2変形例を示した要部拡大断面図
である。この第2変形例に示した気液混合噴射部430
も、液体と気体とを互いに混合させた状態で容器201
の気液溶解部210に噴射供給するためのもので、液体
通路431と気体通路432とを有している。
【0042】液体通路431は、気液溶解部210の下
方に向けて液体を噴射供給する部分であり、容器201
の上面において気液溶解部210のほぼ中央となる位置
から上方に向けて延設してある。図からも明らかなよう
に、この第2変形例の液体通路431は、飲料水供給ラ
イン22に接続する円筒状の基部通路431aと、容器
201の気液溶解部210に接続する円筒状の先端部通
路431bとを有して構成したもので、これら基部通路
431aと先端部通路431bとの間にスリット431
cを有している。
【0043】気体通路432は、液体通路431を通過
する液体に対して気体を混合させるためのもので、液体
通路431の基部通路431aを配設した部分から外周
方向に向けて延設してある。この気体通路432と基部
通路431aとの間には、環状の間隙434が確保して
ある。この間隙434は、気体通路432から吐出され
た気体をスリット431cの外周面全周に行き渡らせる
ためのものである。
【0044】上記のように構成した気液混合噴射部43
0においても、炭酸水弁28および給水弁24を開成す
るとともに、送水ポンプ25を駆動すると、飲料水供給
ライン22から供給される飲料水が気液混合噴射部43
0の液体通路431を通じて気液溶解部210の下方に
向けて噴射供給される。このとき、気液混合噴射部43
0の液体通路431を飲料水が高速で通過すると、液体
通路431の圧力が低下し、気体通路432の炭酸ガス
がスリット431cを通じて外周部全域から液体通路4
31の飲料水にほぼ均一に引き込まれるようになる。こ
の結果、気液溶解部210に対しては、飲料水と炭酸ガ
スとの気液混合流体が噴射供給されることになる。
【0045】この場合、第2変形例の気液混合噴射部4
30によれば、高速で通過する飲料水に対して非常に狭
い間隔から炭酸ガスが吹き込まれることになるため、当
該炭酸ガスが微細な気泡となって飲料水中に混合される
ようになる。この結果、炭酸ガスが微細な気泡となるこ
とで飲料水との接触面積が増大し、気液混合流体中に含
まれる炭酸ガスの割合が著しく高まるようになる。
【0046】また、第2変形例の気液混合噴射部430
によれば、上述した実施の形態および第2変形例のもの
に比べて構造の単純化を図ることができ、より小型のも
のを容易に、かつ安価に作成することができるようにな
る。
【0047】なお、上述した実施の形態並びに第1およ
び第2変形例では、飲料水に対して炭酸ガスを溶解させ
る方法および装置を例示しているが、飲料水と炭酸ガス
とに限定されず、その他の液体にその他の気体を溶解さ
せるものにももちろん適用することが可能である。
【0048】また、上述した実施の形態並びに第1およ
び第2変形例では、発振容器となる気液溶解部210
と、貯留部である安定貯留部220とをひとつの容器2
01に設けるようにしているため、気液溶解装置200
をより小型化することができるが、発振容器と貯留部と
を個別の容器に設けるようにしてももちろん構わない。
また、発振容器に対して気液混合流体をその上部から噴
射させるようにしているため、溶け残った気体が下流側
にそのまま漏出する事態を可及的に防止することが可能
になるが、必ずしも上部から噴射させる必要はない。
【0049】さらに、発振容器として横断面の長辺Wが
40mmで短辺Hが20mmに設定してあるとともに、
高さLが210mmのものを例示しているが、上述した
図5に示す条件を満たせば、その他の値に設定しても良
いのはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る気液溶解方法によれば、液体とこれに溶解させる
気体とを混合した後、この気液混合流体を横断面が所定
形状の内部空間に噴射することにより、該気液混合流体
を自励発振させるようにしているため、この自励発振に
よって液体と気体とが継続的、かつ激しく接触するよう
になり、大型化をせずとも液体に対する気体の溶解効率
を著しく向上させることが可能になる。
【0051】また、本発明の請求項2に係る気液溶解装
置によれば、液体とこれに溶解させる気体とを混合した
後、この気液混合流体を噴射する気液混合噴射手段と、
横断面が所定形状の内部空間を有し、前記気液混合噴射
手段によって噴射された気液混合流体を自励発振させる
発振容器とを備えるようにしているため、自励発振によ
って液体と気体とが継続的、かつ激しく接触するように
なり、発振容器を大型化をせずとも液体に対する気体の
溶解効率を著しく向上させることが可能になる。
【0052】また、本発明の請求項3に係る気液溶解装
置によれば、前記気液混合噴射手段として、液体を前記
発振容器に噴射させる液体通路と、多孔質材料によって
円筒状に構成し、その中心孔に液体を通過させる態様で
前記液体通路に配設した多孔質体と、前記多孔質体を介
して前記液体通路に気体を供給する気体通路とを備える
ものを適用しているため、液体に対して気体を均一に混
合させることができるようになる。
【0053】また、本発明の請求項4に係る気液溶解装
置によれば、前記気液混合噴射手段として、液体を前記
発振容器に噴射させる液体通路と、スリットを介して前
記液体通路に気体を供給する気体通路とを備えるものを
適用しているため、液体に対して気体を均一に混合させ
ることができるようになる。
【0054】また、本発明の請求項5に係る気液溶解装
置によれば、前記発振容器で自励発振した後の気液混合
流体を所定の圧力下で貯留する貯留部をさらに備えるよ
うにしているため、当該貯留部での溶解量を加味するこ
とができるため、発振容器の更なる小型化を図ることも
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である気液溶解装置を示し
たもので、(a)は断面正面図、(b)は側面図、
(c)は(a)におけるC−C線断面図である。
【図2】図1に示した気液溶解装置をカーボネータとし
て適用した飲料ディスペンサの炭酸飲料供給系を示す図
である。
【図3】気液混合流体に発生する自励発振のメカニズム
を順に示すもので、(a)は気液混合流体を噴射した状
態を示す概念図、(b)は1/6周期経過後の状態を示
す概念図、(c)は1/3周期経過後の状態を示す概念
図、(d)は1/2周期経過後の状態を示す概念図であ
る。
【図4】気液混合流体を噴射する内部空間のディメンシ
ョンを示す斜視図である。
【図5】内部空間のディメンションに対する気液混合流
体の自励発振領域分布を示すグラフである。
【図6】図1に示した気液混合噴射部の第1変形例を示
した要部拡大断面図である。
【図7】図1に示した気液混合噴射部の第2変形例を示
した要部拡大断面図である。
【図8】一般的な飲料ディスペンサの炭酸飲料供給系を
示す図である。
【符号の説明】
1 カップ 2 ベンドステージ 3 飲料ノズル 10 シロップ供給ライン 11 シロップタンク 12 シロップ冷却コイル 13 シロップ流量調節器 14 シロップ弁 20 炭酸水供給ライン 22 飲料水供給ライン 23 炭酸ガス供給ライン 24 給水弁 25 送水ポンプ 26 水冷却コイル 27 炭酸水流量調節器 28 炭酸水弁 30 炭酸ガスボンベ 40 冷却水槽 41 冷凍機 41a 蒸発コイル 42 アイスバンク 200 気液溶解装置 201 容器 202 仕切壁 203 連絡孔 210 気液溶解部 220 安定貯留部 230 気液混合噴射部 231 液体通路 232 気体通路 233 多孔質体 234 間隙 240 気液混合吐出部 330 気液混合噴射部 331 液体通路 331a 先端部 332 気体通路 333 多孔質体 334 間隙 430 気液混合噴射部 431 液体通路 431a 基部通路 431b 先端部通路 431c スリット 432 気体通路 434 間隙 A,B 渦領域 C,D 側壁 H 短辺 W 長辺 d 直径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/68 530 C02F 1/68 530L 540Z 540 G07F 13/06 E G07F 13/06 B67D 1/08 Z (72)発明者 篠原 淳 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3E047 BA04 DC04 DC05 DC08 EB01 FA04 3E082 AA04 BB02 CC10 DD20 4G035 AA04 AB15 AB16 AB20 AC15 AC23 AE15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体とこれに溶解させる気体とを混合し
    た後、この気液混合流体を横断面が所定形状の内部空間
    に噴射することにより、該気液混合流体を自励発振させ
    ることを特徴とする気液溶解方法。
  2. 【請求項2】 液体とこれに溶解させる気体とを混合し
    た後、この気液混合流体を噴射する気液混合噴射手段
    と、 横断面が所定形状の内部空間を有し、前記気液混合噴射
    手段によって噴射された気液混合流体を自励発振させる
    発振容器とを備えたことを特徴とする気液溶解装置。
  3. 【請求項3】 前記気液混合噴射手段は、 液体を前記発振容器に噴射させる液体通路と、 多孔質材料によって円筒状に構成し、その中心孔に液体
    を通過させる態様で前記液体通路に配設した多孔質体
    と、 前記多孔質体を介して前記液体通路に気体を供給する気
    体通路とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の気
    液溶解装置。
  4. 【請求項4】 前記気液混合噴射手段は、 液体を前記発振容器に噴射させる液体通路と、 スリットを介して前記液体通路に気体を供給する気体通
    路とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の気液溶
    解装置。
  5. 【請求項5】 前記発振容器で自励発振した後の気液混
    合流体を所定の圧力下で貯留する貯留部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の
    気液溶解装置。
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