JP6568773B2 - 基板搬送装置及び剥離システム - Google Patents

基板搬送装置及び剥離システム Download PDF

Info

Publication number
JP6568773B2
JP6568773B2 JP2015220173A JP2015220173A JP6568773B2 JP 6568773 B2 JP6568773 B2 JP 6568773B2 JP 2015220173 A JP2015220173 A JP 2015220173A JP 2015220173 A JP2015220173 A JP 2015220173A JP 6568773 B2 JP6568773 B2 JP 6568773B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
substrate
main body
holding
peeling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015220173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017092228A (ja
Inventor
岩下 泰治
泰治 岩下
康孝 相馬
康孝 相馬
田村 武
武 田村
亮 福冨
亮 福冨
野田 和孝
和孝 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2015220173A priority Critical patent/JP6568773B2/ja
Publication of JP2017092228A publication Critical patent/JP2017092228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6568773B2 publication Critical patent/JP6568773B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、基板同士が接着剤で接合された重合基板を剥離した後、剥離された基板を搬送する基板搬送装置、及び当該基板搬送装置を備えた剥離システムに関する。
近年、半導体デバイスの製造プロセスにおいて、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という)の大口径化が進んでいる。また、実装などの特定の工程において、ウェハの薄化が求められている。ここで、例えば大口径で薄いウェハを、そのまま搬送したり、研磨処理したりすると、ウェハに反りや割れが生じるおそれがある。このため、ウェハを補強するために、例えば支持基板にウェハを貼り付けることが行われている。そして、このようにウェハと支持基板が接合された状態でウェハの研磨処理等の所定の処理が行われた後、ウェハと支持基板が剥離される。
このようにウェハと支持基板が剥離されると、剥離されたウェハは所定の処理装置に搬送され、当該処理装置においてウェハに所定の処理が行われる。このウェハの搬送においては、ウェハ上に形成されたデバイスの損傷を回避するため、非接触状態でウェハを保持するのが好ましい。
そこで、剥離されたウェハを保持して搬送するため、例えばベルヌーイの定理を利用した搬送装置が用いられる。例えば特許文献1には、円板状の本体部と、本体部上に設けられた複数のノズルと、を備える搬送装置が開示されている。複数のノズルは、本体部の主面に対して円周状に、且つ、内周側と外周側の二重に並べて配置される。そして搬送装置では、各ノズルからウェハの表面に向けて気体を噴出することにより、ベルヌーイ効果を生じさせてウェハを非接触で保持する。
特開2014−165217号公報
しかしながら、発明者らが鋭意検討した結果、特許文献1に記載された搬送装置を用いてウェハを保持する場合、ウェハの中心部が本体部と反対側に突起して反る場合があることが分かった。発明者らはこの原因について、次のように推察した。すなわち、各ノズルは中央部に気体の噴出口を有し、噴出口の内部において気体は旋回流を形成して当該噴出口から噴出する。そうすると、各ノズルからの気体は水平方向に四方に流れる。本体部の外周部に向かって流れる気体はそのまま外周部から流出するが、中心部に向かって流れる気体は、本体部とウェハの間に溜まってしまう。この溜まった気体がウェハの中心部を押し上げ、当該中心部の反りが発生する。このようにウェハが反ると、搬送装置でウェハを適切に保持できず、適切に搬送することができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、重合基板から剥離された基板を適切に保持し、当該基板の搬送を適切に行うことを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板同士が接着剤で接合された重合基板を剥離した後、剥離された基板を搬送する基板搬送装置であって、平面視において円形状を有する本体部と、前記本体部上に設けられ、基板の表面に向けて気体を噴出することによって当該基板を非接触で保持する複数の保持部と、を有し、前記複数の保持部は、前記本体部の中心に配置された1個の中心保持部と、前記本体部の中心と外周の間において、当該本体部と同心円状に並べて配置された複数の内周保持部と、
前記本体部の外周において、当該本体部と同心円状に並べて配置された複数の外周保持部と、を有し、前記本体部において前記中心保持部と前記内周保持部の間には、気体を排出するための内周排気孔が前記本体部と同心円状に並べて複数形成され、前記本体部において前記内周保持部と前記外周保持部の間には、気体を排出するための外周排気孔が前記本体部と同心円状に並べて複数形成され、前記外周排気孔は、前記内周排気孔よりも大きな開口面積を有することを特徴としている。
本発明によれば、本体部上には中心保持部、内周保持部及び外周保持部が三重に設けられている。このため、剥離された基板の外周(内周)を適切に保持しつつ、その中心も適切に保持することができ、すなわち基板を水平に保持することができる。したがって、基板の搬送を適切に行うことができる。
前記外周保持部の数は前記内周保持部の数の整数倍であって、前記中心保持部の中心と前記内周保持部の中心を通る直線上には、前記外周保持部が配置されていてもよい。また、前記直線上には、前記内周排気孔と前記外周排気孔が更に配置されていてもよい。
前記外周排気孔は、平面視において円弧状の開口形状を有していてもよい。なお、一の前記内周保持部と、前記外周排気孔を挟んで配置される複数の前記外周保持部との間の距離は、それぞれ同じであることが望ましい。
前記中心保持部からの気体の供給量、前記内周保持部からの気体の供給量及び前記外周保持部からの気体の供給量は、それぞれ個別に制御されてもよい。なお、前記基板搬送装置は、前記基板を非接触で保持した状態で、当該基板の表裏面を反転させてもよい。
別な観点による本発明は、前記基板搬送装置を備えた剥離システムであって、重合基板を剥離する剥離装置をさらに備え、前記基板搬送装置は、前記剥離装置で剥離された基板を搬送することを特徴としている。
本発明によれば、重合基板から剥離された基板を適切に保持し、当該基板の搬送を適切に行うことができる。
本実施の形態にかかる剥離システムの構成の概略を示す平面図である。 被処理ウェハと支持ウェハの側面図である。 剥離処理の主な工程を示すフローチャートである。 第2の搬送装置の構成の概略を示す側面図である。 第2の搬送装置の構成の概略を示す斜視図である。 ベルヌーイチャックの構成の概略を示す平面図である。 ベルヌーイチャックの構成の概略を示す縦断面図である。 内周保持部と外周保持部の配置関係を示す説明図であり、(a)は従来の内周保持部と外周保持部の配置関係を示し、(b)本実施の形態の内周保持部と外周保持部の配置関係を示す。 保持部と係止部の構成の概略を示す縦断面図である。 他の実施の形態にかかるベルヌーイチャックの構成の概略を示す縦断面図である。 他の実施の形態にかかるベルヌーイチャックの構成の概略を示す平面図である。 他の実施の形態にかかるベルヌーイチャックの構成の概略を示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.剥離システム>
先ず、本実施の形態に係る剥離システムの構成について、図1及ぶ図2を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかる剥離システム1の構成の概略を示す平面図である。
剥離システム1では、図2に示すように被処理ウェハWと支持ウェハSとが接着剤Gで接合された重合基板としての重合ウェハTを、被処理ウェハWと支持ウェハSに剥離する。以下、被処理ウェハWにおいて、接着剤Gを介して支持ウェハSと接合される面を「接合面W」といい、当該接合面Wと反対側の面を「非接合面W」という。同様に、支持ウェハSにおいて、接着剤Gを介して被処理ウェハWと接合される面を「接合面S」といい、当該接合面Sと反対側の面を「非接合面S」という。
被処理ウェハWは、製品となるウェハであって、例えば接合面Wに複数の電子回路やバンプ等を備えた複数のデバイスが形成されている。また、例えば非接合面Wにも、バンプ等が形成されている場合がある。さらに被処理ウェハWは、例えば非接合面Wが研磨処理され、薄化されている。具体的には、被処理ウェハWの厚さは、約20μm〜100μmである。
支持ウェハSは、被処理ウェハWの径と略同径の円板形状を有し、当該被処理ウェハWを支持するウェハである。なお、本実施の形態では、支持基板としてウェハを用いた場合について説明するが、例えばガラス基板等の他の基板を用いてもよい。
剥離システム1は、図1に示すように搬入出ステーション2、ウェハ搬送領域3、剥離処理ステーション4、インターフェイスステーション5、検査装置6、及び洗浄ステーション7を有している。
搬入出ステーション2は、例えば外部との間で複数の被処理ウェハW、複数の支持ウェハS、複数の重合ウェハTをそれぞれ収容可能なカセットC、C、Cが搬入出される。ウェハ搬送領域3は、搬入出ステーション2と剥離処理ステーション4との間で被処理ウェハW、支持ウェハS、重合ウェハTを搬送する。剥離処理ステーション4は、被処理ウェハW、支持ウェハS、重合ウェハTに対して所定の処理を施す各種処理装置を備えている。搬入出ステーション2、ウェハ搬送領域3、剥離処理ステーション4は、X方向(図1中の上下方向)に並べて配置されている。
インターフェイスステーション5は、剥離処理ステーション4と後処理ステーションMとの間で被処理ウェハWの受け渡しを行う。検査装置6は、後処理ステーションMに受け渡す前の被処理ウェハWを検査する。洗浄ステーション7は、検査後の被処理ウェハWの接合面W及び非接合面Wの洗浄を行う。インターフェイスステーション5は、剥離処理ステーション4のY方向負方向側(図1中の左方向側)に配置され、インターフェイスステーション5のX方向正方向側(図1中の上方向側)には検査装置6が配置され、インターフェイスステーション5を挟んで検査装置6の反対側、すなわちインターフェイスステーション5のX方向負方向側(図1中の下方向側)には洗浄ステーション7が配置されている。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10が設けられている。カセット載置台10には、複数、例えば3つのカセット載置板11が設けられている。カセット載置板11は、Y方向(図1中の左右方向)に一列に並べて配置されている。これらのカセット載置板11には、剥離システム1の外部に対してカセットC、C、Cを搬入出する際に、カセットC、C、Cを載置することができる。このように搬入出ステーション2は、複数の被処理ウェハW、複数の支持ウェハS、複数の重合ウェハTを保有可能に構成されている。
なお、カセット載置板11の個数は、本実施の形態に限定されず、任意に決定することができる。例えばカセットCを複数載置できるようにしてもよく、これら複数のカセットCのうち、1つのカセットCを不具合ウェハの回収用として用い、他方のカセットCを正常な重合ウェハTの収容用として用いてもよい。また、搬入出ステーション2に搬入された複数の重合ウェハTには予め検査が行われており、正常な被処理ウェハWを含む重合ウェハTと、欠陥のある被処理ウェハWを含む重合ウェハTとに判別されている。
またカセット載置台10には、処理待ちの複数の重合ウェハTを一時的に収容して待機させておく待機装置12が設けられている。待機装置12には、ダイシングフレームのID(Identification)の読み取りを行うID読取機構が設けられ、かかるID読取機構によって重合ウェハTを識別することができる。さらに待機装置12では、位置調節機構によって重合ウェハTの水平方向の向きを調節することもできる。
ウェハ搬送領域3には、第1の搬送装置20が配置されている。第1の搬送装置20は、例えば鉛直方向、水平方向(Y方向、X方向)及び鉛直軸周りに移動自在な搬送アームを有している。第1の搬送装置20は、ウェハ搬送領域3内を移動し、搬入出ステーション2と剥離処理ステーション4との間で被処理ウェハW、支持ウェハS、重合ウェハTを搬送できる。
剥離処理ステーション4は、重合ウェハTを被処理ウェハWと支持ウェハSに剥離する剥離装置30を有している。剥離装置30のY方向負方向側(図1中の左方向側)には、剥離された被処理ウェハWを洗浄する第1の洗浄装置31が配置されている。剥離装置30と第1の洗浄装置31との間には、第2の搬送装置32が設けられている。また、剥離装置30のY方向正方向側(図1中の右方向側)には、剥離された支持ウェハSを洗浄する第2の洗浄装置33が配置されている。このように剥離処理ステーション4には、第1の洗浄装置31、第2の搬送装置32、剥離装置30、第2の洗浄装置33が、インターフェイスステーション5側からこの順で並べて配置されている。
剥離装置30、第1の洗浄装置31、第2の洗浄装置33としては、それぞれ例えば特開2014−3237号公報に記載の剥離装置、第1の洗浄装置、第2の洗浄装置を用いることができる。
第2の搬送装置32では、剥離後の被処理ウェハWを非接触で搬送するベルヌーイチャックを用いる。上述したように被処理ウェハWは薄く、搬送の際に損傷を受け易いためである。なお、この第2の搬送装置32の構成については後述する。
検査装置6では、剥離装置30により剥離された被処理ウェハW上の接着剤Gの残渣の有無が検査される。検査装置6としては、例えば特開2014−3237号公報に記載の検査装置を用いることができる。すなわち、検査装置6における検査は、例えばチャックに保持された被処理ウェハWを撮像することによって行われる。
洗浄ステーション7では、検査装置6で接着剤Gの残渣が確認された被処理ウェハWの洗浄が行われる。この洗浄ステーション7は、被処理ウェハWの接合面Wを洗浄する接合面洗浄装置40、被処理ウェハWの非接合面Wを洗浄する非接合面洗浄装置41を有している。これら接合面洗浄装置40と非接合面洗浄装置41は、後処理ステーションM側からY方向に並べて配置されている。なお、接合面洗浄装置40と非接合面洗浄装置41の構成は、それぞれ上記第1の洗浄装置31の構成と同様である。
インターフェイスステーション5には、Y方向に延伸する搬送路50上を移動自在な第3の搬送装置51が設けられている。第3の搬送装置51は、鉛直方向、水平方向(Y方向、X方向)及び鉛直軸周りに移動自在であり、剥離処理ステーション4、検査装置6、洗浄ステーション7、及び後処理ステーションMとの間で被処理ウェハWを搬送できる。なお、第3の搬送装置51の構成は、上記第2の搬送装置32の構成と同様である。
なお、後処理ステーションMでは、剥離処理ステーション4で剥離された被処理ウェハWに所定の後処理を行う。所定の後処理として、例えば被処理ウェハWをマウントする処理や、被処理ウェハW上のデバイスの電気的特性の検査を行う処理、被処理ウェハWをチップ毎にダイシングする処理などが行われる。
以上の剥離システム1には、図1に示すように制御部60が設けられている。制御部60は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、剥離システム1における被処理ウェハW、支持ウェハS、重合ウェハTの処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、上述の各種処理装置や搬送装置などの駆動系の動作を制御して、剥離システム1における後述の剥離処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部60にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成された剥離システム1を用いて行われる被処理ウェハWと支持ウェハSの剥離処理方法について説明する。図3は、かかる剥離処理の主な工程の例を示すフローチャートである。
先ず、複数枚の重合ウェハTを収容したカセットC、空のカセットC、及び空のカセットCが、搬入出ステーション2の所定のカセット載置板11に載置される。第1の搬送装置20によりカセットC内の重合ウェハTが取り出され、待機装置12に搬送される。このとき、重合ウェハTは、被処理ウェハWを上側に配置し、且つ支持ウェハSを下側に配置した状態で搬送される。
待機装置12では、ID読取機構によって重合ウェハTのIDを読み取るID読取処理を行う。ID読取機構によって読み取られたIDは、制御部60へ送信される。また待機装置12では、位置調節機構によって重合ウェハTのノッチ部の位置を検出しながら当該重合ウェハTの向きが調節される。さらに例えば装置間の処理時間差等により処理待ちの重合ウェハTが生じる場合には、待機装置12に重合ウェハTを一時的に待機させておくことができ、一連の工程間でのロス時間を短縮することができる。
その後、重合ウェハTは、第1の搬送装置20によって剥離装置30に搬送される。剥離装置30に搬入された重合ウェハTは、上部チャックと下部チャックに挟み込んで保持され、すなわち上部チャックの下面で被処理ウェハWが吸着保持され、下部チャックの上面で支持ウェハSが吸着保持される。そして、重合ウェハTを加熱しながら下部チャックを斜め下方に移動させ、被処理ウェハWと支持ウェハSが剥離される(図3の工程A1)。
その後、剥離装置30で剥離された被処理ウェハWは、第2の搬送装置32によって第1の洗浄装置31に搬送される。第1の洗浄装置31では、ポーラスチャックで保持された被処理ウェハWを回転させながら、被処理ウェハWに対して洗浄液を供給し、当該被処理ウェハWが洗浄される(図3の工程A2)。
ここで、上述したように搬入出ステーション2に搬入された複数の重合ウェハTには予め検査が行われており、正常な被処理ウェハWを含む重合ウェハTと欠陥のある正常な被処理ウェハWを含む重合ウェハTとに判別されている。
正常な重合ウェハTから剥離された正常な被処理ウェハWは、工程A2で接合面Wが洗浄された後、非接合面Wが下方を向いた状態で第3の搬送装置51によって検査装置6に搬送される。検査装置6では、被処理ウェハWの接合面Wを撮像して、当該接合面Wにおける接着剤Gの残渣の有無が検査される(図3の工程A3)。
検査装置6において接着剤Gの残渣が確認された場合、被処理ウェハWは第3の搬送装置51により洗浄ステーション7の接合面洗浄装置40に搬送され、接合面洗浄装置40において接合面Wが洗浄される(図3の工程A4)。接合面Wが洗浄されると、第3の搬送装置51によって被処理ウェハWの表裏面が反転される(図3の工程A5)。なお、検査装置6で接着剤Gの残渣が確認されなかった場合には、被処理ウェハWは接合面洗浄装置40に搬送されることなく第3の搬送装置51によって反転される。
その後、反転された被処理ウェハWは、第3の搬送装置51により再び検査装置6に搬送され、非接合面Wの検査が行われる(図3の工程A6)。そして、非接合面Wにおいて接着剤Gの残渣やパーティクルなどが確認された場合、被処理ウェハWは第3の搬送装置51によって非接合面洗浄装置41に搬送され、非接合面洗浄装置41において非接合面Wが洗浄される(図3の工程A7)。次いで、洗浄された被処理ウェハWは、第3の搬送装置51によって後処理ステーションMに搬送される。なお、検査装置6で接着剤Gの残渣が確認されなかった場合には、被処理ウェハWは非接合面洗浄装置41に搬送されることなくそのまま後処理ステーションMに搬送される。
その後、後処理ステーションMにおいて被処理ウェハWに所定の後処理が行われる(図3の工程A8)。こうして、被処理ウェハWが製品化される。
一方、欠陥のある重合ウェハTから剥離された欠陥のある被処理ウェハWは、工程A2で接合面Wが洗浄された後、第1の搬送装置20によって搬入出ステーション2に搬送される。その後、欠陥のある被処理ウェハWは、搬入出ステーション2から外部に搬出され回収される(図3の工程A9)。
被処理ウェハWに上述した工程A2〜A9が行われている間、剥離装置30で剥離された支持ウェハSは、第1の搬送装置20によって第2の洗浄装置33に搬送される。そして、第2の洗浄装置33において、支持ウェハSの接合面Sが洗浄される(図3の工程A10)。かかる洗浄処理によって、支持ウェハSの接合面Sに残存する接着剤Gが除去される。
その後、接合面Sが洗浄された支持ウェハSは、第1の搬送装置20によって搬入出ステーション2に搬送される。その後、支持ウェハSは、搬入出ステーション2から外部に搬出され回収される(図3の工程A11)。こうして、一連の被処理ウェハWと支持ウェハSの剥離処理が終了する。
以上の実施の形態の剥離システム1によれば、剥離された被処理ウェハWは、第2の搬送装置32と第3の搬送装置51においてベルヌーイチャックで非接触で搬送される。このため、被処理ウェハWが搬送中に損傷を受けるのを抑制することができる。
また、剥離装置30において重合ウェハTを被処理ウェハWと支持ウェハSに剥離した後、第1の洗浄装置31において、剥離された被処理ウェハWを洗浄すると共に、第2の洗浄装置33において、剥離された支持ウェハSを洗浄することができる。このように本実施の形態によれば、一の剥離システム1内で、被処理ウェハWと支持ウェハSの剥離から被処理ウェハWの洗浄と支持ウェハSの洗浄までの一連の剥離処理を効率よく行うことができる。また、第1の洗浄装置31と第2の洗浄装置33において、被処理ウェハWの洗浄と支持ウェハSの洗浄をそれぞれ並行して行うことができる。さらに、剥離装置30において被処理ウェハWと支持ウェハSを剥離する間に、第1の洗浄装置31と第2の洗浄装置33において別の被処理ウェハWと支持ウェハSを処理することもできる。したがって、被処理ウェハWと支持ウェハSの剥離を効率よく行うことができ、剥離処理のスループットを向上させることができる。
<2.第2の搬送装置と第3の搬送装置>
次に、第2の搬送装置32と第3の搬送装置51の構成について説明する。これら第2の搬送装置32と第3の搬送装置51が、本発明の基板搬送装置を構成する。なお、第2の搬送装置32と第3の搬送装置51の構成は同様であり、以下では第2の搬送装置32について説明する。
第2の搬送装置32は、図4に示すように被処理ウェハWを保持するベルヌーイチャック100を有している。ベルヌーイチャック100は、支持アーム101に支持されている。支持アーム101は、第1の駆動部102に支持されている。この第1の駆動部102により、支持アーム101は水平軸周りに回動自在であり、且つ水平方向に伸縮できる。第1の駆動部102の下方には、第2の駆動部103が設けられている。この第2の駆動部103により、第1の駆動部102は鉛直軸周りに回転自在であり、且つ鉛直方向に昇降できる。そして第2の搬送装置32は、剥離された被処理ウェハWの表裏面を反転させつつ、剥離装置30から第1の洗浄装置31に被処理ウェハWを搬送できる。なお、第2の搬送装置32の第2の駆動部103は床面に固定され、第3の搬送装置51の第2の駆動部103は搬送路50に固定される。
上述したベルヌーイチャック100は、図5及び図6に示すように平面視において円形状を有し、被処理ウェハWと同じ径、又はそれより長い径を有する本体部110を備えている。本体部110には、例えばアルミニウムなどの金属が用いられる。
本体部110上には、複数の保持部111が設けられている。保持部111は、中央部に気体の噴出口を有する略円筒形状の部材であり、被処理ウェハWの表面に向けて気体を噴出することにより、ベルヌーイ効果を生じさせて被処理ウェハWを非接触で保持する。なお、保持部111の構成については後述する。
複数の保持部111は、中心保持部111a、内周保持部111b及び外周保持部111cを有している。中心保持部111aは、本体部110の中心部に1個配置されている。内周保持部111bは、本体部110の中心部と外周部の間において、当該本体部110と同心円状に等間隔に並べて複数、例えば6個配置されている。外周保持部111cは、本体部110の外周部において、当該本体部110と同心円状に等間隔に並べて複数、例えば18個配置されている。このように本体部110上には、中心保持部111a、内周保持部111b及び外周保持部111cが三重に設けられている。なお、複数の保持部111は、例えば3つ以上の異なる円周上に設けられていてもよい。
中心保持部111aの中心と内周保持部111bの中心を通る中心線C上には、外周保持部111cが配置される。中心線Cは内周保持部111bの数に合わせて3本存在するが、本体部110において中心線C、C間には2個の外周保持部111cが配置される。なお、内周保持部111bの数は本実施の形態に限定されず、任意に設定できる。また、本実施の形態では外周保持部111cの数は内周保持部111bの数の3倍であるが、これに限定されず、整数倍であればよい。
図7に示すように各保持部111は、給気管112を介して給気装置113に接続され、給気装置113から給気管112を介して供給される気体を噴出する。給気管112には、気体の流れを制御するバルブや流量調節部等を含む供給機器群114が設けられている。なお気体には、例えば窒素等の不活性ガスやドライエアなどが用いられる。
図5〜図7に示すように本体部110には、厚み方向に貫通する複数の排気孔115、116が形成されている。中心保持部111aと内周保持部111bの間には、複数、例えば6個の内周排気孔115が本体部110と同心円状に等間隔に並べて形成されている。内周排気孔115は、例えば平面視において円形状を有している。内周排気孔115は、主として中心保持部111aからの気体と内周保持部111bの気体を排出する。また、内周排気孔115は、これら中心保持部111aからの気体と内周保持部111bの気体が干渉して、被処理ウェハWに対する吸引力が低下するのを抑制する。
また、内周保持部111bと外周保持部111cの間には、複数、例えば6個の外周排気孔116が本体部110と同心円状に等間隔に並べて形成されている。外周排気孔116は、例えば平面視において円弧状に開口した形状を有している。
外周排気孔116は、主として内周保持部111bの気体と外周保持部111cからの気体を排出する。また、外周排気孔116は、これら内周保持部111bの気体と外周保持部111cからの気体の気体が干渉して、被処理ウェハWに対する吸引力が低下するのを抑制する。なお、これら排気孔115、116の数は本実施の形態に限定されず、任意に設定できる。
内周排気孔115の外周排気孔116は、それぞれの中心が上述した中心線C上にあるように配置される。すなわち、中心線C上には中心から外周に向かって、中心保持部111a、内周排気孔115、内周保持部111b、外周排気孔116、外周保持部111cがこの順で配置されている。このように保持部111と排気孔115、116を交互に配置することで、上述したように各保持部111からの気体の干渉を抑制することができる。
本体部110の外周部には、当該外周部から突出して係止部117が設けられている。係止部117は、本体部110の外周部に沿って等間隔に並べて複数、例えば5個配置されている。これらの係止部117によって、被処理ウェハWは、本体部110からの脱落等が防止される。なお、係止部117の数は本実施の形態に限定されず、任意に設定できる。
以上のように構成されたベルヌーイチャック100では、本体部110上に中心保持部111a、内周保持部111b及び外周保持部111cが三重に設けられているので、被処理ウェハWをウェハ面で保持することができ、被処理ウェハWを水平且つ適切に保持することができる。
しかも、中心保持部111aによって、被処理ウェハWの中心部にも吸引力を作用させて当該中心部が保持されるので、上述した特許文献1に記載された搬送装置で生じるおそれのある被処理ウェハWの中心部の反りを抑制することができる。
さらに、中心保持部111aの周囲には内周排気孔115が複数設けられているので、上述した特許文献1に記載された搬送装置のように本体部110と被処理ウェハWの中心部との間に空気が溜まるのを抑制することができ、被処理ウェハWの中心部の反りをより確実に抑制することができる。
ここで、被処理ウェハWに対して保持部111(111a〜111c)から気体を吹き付けると、被処理ウェハWが振動するおそれがあるが、従来のように被処理ウェハWの中心部が反ると、この振動が大きくなる。この点、本実施の形態では、被処理ウェハWの中心部の反りを抑制できるので、被処理ウェハWの振動も抑制することができ、その結果、被処理ウェハW上のデバイスを保護することができる。また一般的に、保持部111からの気体の供給量を増加させると、当該保持部111による被処理ウェハWの吸引力が増加するが、一方で振動が大きくなる。本実施の形態では、保持部111からの気体の供給量を増加させて被処理ウェハWに対する吸引力を大きくしつつ、被処理ウェハWの振動を抑制することができるのである。
また、外周保持部111cの数は内周保持部111bの数の整数倍であって、本体部110の中心線C上には中心から外周に向かって、中心保持部111a、内周保持部111b、外周保持部111cがこの順で配置されている。この効果について説明する。
図8(a)は比較例として、外周保持部111cの数が内周保持部111bの数の整数倍でなく、中心線C上に外周保持部111cがない場合を示し、図8(b)は本実施の形態として、外周保持部111cの数が内周保持部111bの数の整数倍であり、中心線C上に外周保持部111cがある場合を示す。なお、図8中の一点鎖線は、外周保持部111cが配置される円周(本体部110と同一円周)を示す。
図8(a)に示した比較例によれば、内周保持部111bと各外周保持部111cとの間の距離が異なる。このため、これら内周保持部111bと外周保持部111cからの気体が干渉し、被処理ウェハWに対する吸引力が小さくなる。これに対して、図8(b)に示した本実施の形態の場合、内周保持部111bと各外周保持部111cとの間の距離が同じになるため、これら内周保持部111bと外周保持部111cからの気体の干渉を抑制でき、被処理ウェハWに対する吸引力の低下を抑制することができる。したがって、被処理ウェハWを適切に保持することができる。
次に、保持部111a〜111cの構成について説明する。保持部111a〜111cの構成は同様であり、以下の説明においては保持部111として説明すう。
図9に示すように保持部111は、中央部に気体の噴出口120を有している。噴出口120の内周面には連通孔121が形成されており、かかる連通孔121には給気管112が接続される。給気装置113から送り出された気体は、給気管112及び連通孔121を介して噴出口120の内部へ供給され、噴出口120の内部において旋回流となって噴出口120から噴出する。
保持部111には、例えばPBI(ポリベンゾイミダゾール)樹脂やPOM(ポリアセタール)樹脂などの樹脂が用いられる。ここで、ベルヌーイチャック100は、本来、被処理ウェハWと接触しないことを前提としているが、被処理ウェハWは非常に薄く、接合面Wに形成されるデバイスによっては、被処理ウェハWが大きく反る場合がある。かかる場合、被処理ウェハWと保持部111が接触するおそれがある。この点、本実施の形態では、保持部111を樹脂で構成しているので、仮に被処理ウェハWと保持部111が接触した場合でも、被処理ウェハWの損傷を抑制することができる。
なお、保持部111の表面の角部は面取りされていてもよい。これは、被処理ウェハWが本体部110に対して反っている場合に、被処理ウェハWが保持部111の先端面の周縁部に最も接触しやすいためである。このように、保持部111の形状を先端面が面取りされた形状とすることで、被処理ウェハWが保持部111に接触し難くすることができる。また、仮に、被処理ウェハWが保持部111に接触したとしても、保持部111の先端面が面取りされているため、被処理ウェハWは損傷し難い。
<3.他の実施の形態>
次に、第2の搬送装置32と第3の搬送装置51の他の実施の形態について説明する。
第2の搬送装置32と第3の搬送装置51では、中心保持部111aからの気体の供給量、内周保持部111bからの気体の供給量及び外周保持部111cからの気体の供給量は、それぞれ個別に制御されてもよい。図10に示すように中心保持部111aは、給気管130を介して給気装置131に接続され、給気管130には、気体の流れを制御するバルブや流量調節部等を含む供給機器群132が設けられている。内周保持部111bは、給気管133を介して給気装置134に接続され、給気管133には、気体の流れを制御するバルブや流量調節部等を含む供給機器群135が設けられている。外周保持部111cは、給気管136を介して給気装置137に接続され、給気管136には、気体の流れを制御するバルブや流量調節部等を含む供給機器群138が設けられている。
かかる場合、例えば被処理ウェハWの反り状態に応じて、保持部111a〜111cからの気体の供給量を個別に制御できる。このため、ベルヌーイチャック100において被処理ウェハWをより水平且つ適切に保持することができる。
また、例えば剥離装置30において、剥離後の被処理ウェハWの反り状態を確認すれば、当該反り状態に応じて、保持部111a〜111cからの気体の供給量をリアルタイムに制御でき、被処理ウェハWをさらに水平且つ適切に保持することができる。
以上の実施の形態では、内周排気孔115の形状は平面視円形状であったが、任意に設定できる。例えば図11に示すように内周排気孔115は、平面視において長穴形状を有していてもよい。内周保持部111bはその長軸が中心線Cの方向に延伸するように配置される。また、例えば図12に示すように内周排気孔115は、平面視において円弧状に開口した形状を有していてもよい。いずれの場合でも、被処理ウェハWの中心部の反りを抑制することができる。
以上の実施の形態の剥離システム1において、洗浄ステーション7は、被処理ウェハWの表裏面の反転を行う反転装置(図示せず)を別途有していてもよい。この反転装置としては、特開2014−3237号公報に記載の反転装置を用いることができる。かかる場合、第3の搬送装置51で行っていた被処理ウェハWの表裏面の反転が、反転装置で行われる。
以上の実施の形態の重合ウェハTには、当該重合ウェハTの損傷を抑制するための保護部材、例えばダイシングフレーム(図示せず)が設けられていてもよい。ダイシングフレームは、被処理ウェハW側に設けられている。そして、被処理ウェハWが支持ウェハSから剥離された後も、薄化された被処理ウェハWはダイシングフレームに保護された状態で、所定の処理や搬送が行われる。したがって、剥離後の被処理ウェハWの損傷を抑制することができる。
以上の実施の形態では、後処理ステーションMにおいて被処理ウェハWに後処理を行い製品化する場合について説明したが、本発明は、例えば3次元集積技術で用いられる被処理ウェハを支持ウェハから剥離する場合にも適用することができる。なお、3次元集積技術とは、近年の半導体デバイスの高集積化の要求に応えた技術であって、高集積化した複数の半導体デバイスを水平面内で配置する代わりに、当該複数の半導体デバイスを3次元に積層する技術である。この3次元集積技術においても、積層される被処理ウェハの薄化が求められており、当該被処理ウェハを支持ウェハに接合して所定の処理が行われる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
1 剥離システム
30 剥離装置
32 第2の搬送装置
51 第3の搬送装置
100 ベルヌーイチャック
110 本体部
111 保持部
111a 中心保持部
111b 内周保持部
111c 外周保持部
112 給気管
113 給気装置
114 供給機器群
115 内周排気孔
116 外周排気孔
117 係止部
130、133、136 給気管
131、134、137 給気装置
132、135、138 供給機器群
G 接着剤
S 支持ウェハ
T 重合ウェハ
W 被処理ウェハ

Claims (8)

  1. 基板同士が接着剤で接合された重合基板を剥離した後、剥離された基板を搬送する基板搬送装置であって、
    平面視において円形状を有する本体部と、
    前記本体部上に設けられ、基板の表面に向けて気体を噴出することによって当該基板を非接触で保持する複数の保持部と、を有し、
    前記複数の保持部は、
    前記本体部の中心に配置された1個の中心保持部と、
    前記本体部の中心と外周の間において、当該本体部と同心円状に並べて配置された複数の内周保持部と、
    前記本体部の外周において、当該本体部と同心円状に並べて配置された複数の外周保持部と、を有し、
    前記本体部において前記中心保持部と前記内周保持部の間には、気体を排出するための内周排気孔が前記本体部と同心円状に並べて複数形成され、
    前記本体部において前記内周保持部と前記外周保持部の間には、気体を排出するための外周排気孔が前記本体部と同心円状に並べて複数形成され、
    前記外周排気孔は、前記内周排気孔よりも大きな開口面積を有することを特徴とする、基板搬送装置。
  2. 前記外周保持部の数は前記内周保持部の数の整数倍であって、
    前記中心保持部の中心と前記内周保持部の中心を通る直線上には、前記外周保持部が配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の基板搬送装置。
  3. 前記直線上には、前記内周排気孔と前記外周排気孔が更に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の基板搬送装置。
  4. 前記外周排気孔は、平面視において円弧状の開口形状を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板搬送装置。
  5. 一の前記内周保持部と、前記外周排気孔を挟んで配置される複数の前記外周保持部との間の距離は、それぞれ同じであることを特徴とする、請求項4に記載の基板搬送装置。
  6. 前記中心保持部からの気体の供給量、前記内周保持部からの気体の供給量及び前記外周保持部からの気体の供給量は、それぞれ個別に制御されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板搬送装置。
  7. 前記基板を非接触で保持した状態で、当該基板の表裏面を反転させることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の基板搬送装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の基板搬送装置を備えた剥離システムであって、
    重合基板を剥離する剥離装置をさらに備え、
    前記基板搬送装置は、前記剥離装置で剥離された基板を搬送することを特徴とする、剥離システム。
JP2015220173A 2015-11-10 2015-11-10 基板搬送装置及び剥離システム Active JP6568773B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015220173A JP6568773B2 (ja) 2015-11-10 2015-11-10 基板搬送装置及び剥離システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015220173A JP6568773B2 (ja) 2015-11-10 2015-11-10 基板搬送装置及び剥離システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017092228A JP2017092228A (ja) 2017-05-25
JP6568773B2 true JP6568773B2 (ja) 2019-08-28

Family

ID=58771802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015220173A Active JP6568773B2 (ja) 2015-11-10 2015-11-10 基板搬送装置及び剥離システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6568773B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7192761B2 (ja) * 2019-12-25 2022-12-20 株式会社Sumco 研磨装置への半導体ウェーハの受け渡し方法および半導体ウェーハの製造方法
JP2021158196A (ja) 2020-03-26 2021-10-07 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板反転方法
JP7383147B2 (ja) 2020-05-25 2023-11-17 株式会社日立ハイテク 基板保持装置及び基板処理装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5478565B2 (ja) * 2011-07-15 2014-04-23 東京エレクトロン株式会社 接合システム
CN108336011B (zh) * 2012-11-30 2022-08-02 株式会社尼康 搬入方法、搬送系统及曝光装置、和器件制造方法
JP6188123B2 (ja) * 2012-12-28 2017-08-30 芝浦メカトロニクス株式会社 貼合装置および貼合処理方法
JP2014165217A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Tokyo Electron Ltd 基板搬送装置および剥離システム
JP6317106B2 (ja) * 2013-12-27 2018-04-25 芝浦メカトロニクス株式会社 基板保持装置及び基板保持方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017092228A (ja) 2017-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5323867B2 (ja) 基板反転装置、基板反転方法、剥離システム、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5455987B2 (ja) 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5552462B2 (ja) 剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5580806B2 (ja) 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5740550B2 (ja) 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
KR101805964B1 (ko) 박리 시스템, 박리 방법 및 컴퓨터 기억 매체
JP5374462B2 (ja) 剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP6568773B2 (ja) 基板搬送装置及び剥離システム
JP5830440B2 (ja) 剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
WO2012176629A1 (ja) 剥離システム、剥離方法、及びコンピュータ記憶媒体
JP5580805B2 (ja) 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2015088620A (ja) 剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP6025759B2 (ja) 剥離システム
JP5777549B2 (ja) 剥離装置、剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP6466217B2 (ja) 剥離装置及び剥離システム
JP5717803B2 (ja) 剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2014003237A (ja) 剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5552559B2 (ja) 剥離システム、剥離方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180810

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6568773

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250