JP6567586B2 - ロッカーシステム及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マンション又はテナントビル等のビルディングの住居又はオフィスに荷物を届けるためのロッカーシステム又はその制御方法に関するものである。
荷物を配達する宅配業者は、受取人が不在であると配達先まで荷物を持っていったとしても配達が完了できず、再度の配達を行う事態となり宅配業者に大きな負担となる。このため、マンション又はテナントビル等の入口に宅配ロッカーを設置し、受取人が不在である場合に宅配ロッカーによって荷物を受理し、受取人が帰宅した際に荷物を受け取ることができるようにした宅配システムが実用に供されている。
特許文献1の宅配システムは、高層ビルディングの共用部分に宅配ロッカーを設置し、高層ビルディングの例えば1階に配置された荷物を宅配ロッカーに荷物を入れるとともに、受取人に荷物が配達されたことを通知する電子メールを送信している。
特開2012−064072号公報
しかしながら。高層ビルディングの高層階の受取人は、1階に配置された宅配ロッカーから荷物を高層階まで運ぶ必要があり手間がかかった。また、受取人が在宅中であっても、宅配業者が高層階まで荷物を運ぶにはエレベータの待ち時間等で時間がかかり、また受取人もセキュリティの観点からは宅配業者に玄関先まで荷物を運んでもらうことに懸念を有することもある。
そこで、所定階から各階のロッカーに荷物を運ぶロッカーシステム及びその制御方法を提供する。
本実施形態のロッカーシステムは、N(Nは2以上の自然数)階建てで各階にM(Mは1以上の自然数)戸の部屋があるビルディングに使用され、荷物を収納するロッカーシステムである。そして、ロッカーシステムは、部屋の部屋番号を入力する入力装置と、各階に配置され第1扉と前記部屋の関係者が開閉する第2扉と前記荷物を収納するとともにn(nは2以上の自然数)とm(mは2以上の自然数)列とからなるロッカーチャンバーと、荷物を所定階から各階に昇降搬送するとともに、の方向に移動可能であるとともに列の方向に移動可能である昇降搬送部と、を備える。さらにシステムは、入力装置で入力された部屋番号に基づいて、部屋番号と同じ階もしくは最寄りの階のロッカーチャンバーに、第1扉を介して昇降搬送部が荷物を昇降搬送するように制御する制御部を備える。制御部は第1扉が開放してから昇降搬送部が部屋番号と同じ階もしくは最寄りの階に昇降するように指示する。そして、居住者又はオフィスワーカ等の関係者、つまり受取人は、第2扉を開放して荷物を受け取ることができる。
また別の実施形態のロッカーシステムは、部屋の部屋番号を入力する入力装置と、各階に配置され、第1扉と部屋の関係者が開閉する第2扉と荷物を収納するとともにnとm列とからなるロッカーチャンバーとを有するロッカーと、m列方向に移動な可能な中継台を有するとともに、荷物を所定階から各階及びの方向に昇降搬送する昇降搬送部と、を備える。さらにシステムは、入力装置で入力された部屋番号に基づいて、部屋番号と同じ階もしくは最寄りの階のロッカーチャンバーに、第1扉を介して昇降搬送部の中継台が荷物を昇降搬送するように制御する制御部と、を備える。制御部は第1扉が開放してから昇降搬送部が部屋番号と同じ階もしくは最寄りの階に昇降するように指示する。
またロッカーシステムは、部屋番号が入力されることにより、荷物に貼り付けるシールに識別番号を印刷する、又は荷物を包むケースもしくは包装紙に識別番号を印刷する印刷部と、所定階の昇降搬送部の手前に配置され識別記号を読み取る読取部と、を備える。そして制御部は、読取部で読み取られた識別記号に基づいて、部屋番号と同じ階もしくは最寄りの階のロッカーチャンバーに、第1扉を介して昇降搬送部が荷物を昇降搬送するように制御する。
実施形態の昇降搬送部は、荷物を配置してロッカーチャンバーに入れる移動可能な移載部、又は荷物の中央付近もしくは壁面に当接するハンドを使って荷物をロッカーチャンバーに入れる移動可能な移載部を含む。
例えば、nとm列とのロッカーは、少なくとも摂氏0度より低い冷凍ロッカーチャンバー、摂氏0度以上から第1温度より低い冷蔵ロッカーチャンバー、及び第1温度以上から該第1温度よりも高い第2温度までの常温ロッカーチャンバーの3種のロッカーチャンバーを有する。
実施形態の印刷部は、荷物が、冷凍ロッカーチャンバー、冷蔵ロッカーチャンバー又は常温ロッカーチャンバーに入れるべきかを示す温度識別記号を印刷し、読取部は温度識別記号を読み取り、読取部で読み取られた温度識別記号に基づいて、制御部は冷凍ロッカーチャンバー、冷蔵ロッカーチャンバー又は常温ロッカーチャンバーのいずれかに昇降搬送部が荷物を昇降搬送するように制御する。
本実施形態のnとm列とのロッカーは、第1外形寸法を有する第1ロッカーチャンバーと、第1外形寸法よりも大きな第2ロッカーチャンバーとを有する。
その印刷部は、荷物が、第1ロッカーチャンバーに入る外形寸法か又は第2ロッカーチャンバーに入る外形寸法かを示す外形寸法識別記号を印刷し、読取部は外形寸法識別記号を読み取り、読取部で読み取られた外形寸法識別記号に基づいて、制御部は、第1ロッカーチャンバー又は第2ロッカーチャンバーのいずれかに昇降搬送部が荷物を昇降搬送するように制御する。
本実施形態のロッカーシステムは、荷物の外形寸法を測定する三次元測定機を備え、
三次元測定機で読み取られた外形寸法に基づいて、制御部は、第1ロッカーチャンバー又は第2ロッカーチャンバーのいずれかに昇降搬送部が荷物を昇降搬送するように制御する。
本実施形態の制御部は、同じ階のロッカーチャンバーに荷物がすでに収納されて空きがなく、且つ別の階のロッカーチャンバーに空きがある場合には、制御部は最寄りの階のロッカーチャンバーに荷物を収納するように制御する。
またロッカーシステムは、所定階に配置され、荷物を保管する保管倉庫を備え、制御部は、同じ階のロッカーチャンバーに荷物がすでに収納されて同じ階のロッカーに空きがない場合には、制御部は保管倉庫に荷物を保管するように制御する。
本実施形態のロッカーシステムは、ビルディングの屋上又は外壁に配置され、無線操縦の無人航空機により運ばれてくる荷物を受け取る受取コンベアを備える。そして制御部は、受取コンベア及び昇降搬送部を介して、荷物を所定階まで搬送させるように制御する。
また本実施形態のロッカーシステムは、ロッカーチャンバーに入れられるとともにロッカーチャンバーから出される通い箱と、ロッカーに設けられたディスプレイを介して、通い箱を昇降搬送機に戻すための指示を行うためのロッカー制御部と、を備える。
さらに制御部は、部屋の関係者にロッカーチャンバーに荷物が収納されていることを部屋に配置されたインターフォンもしくは電話の通信機器又は関係者が所有するスマートフォン等の情報端末に通知する。
別の実施形態ロッカーシステムの制御方法は、N(Nは2以上の自然数)階建てで各階にM(Mは2以上の自然数)戸の部屋があるビルディングに使用される。そして、制御方法は、部屋の部屋番号が入力されることにより、印刷機によって部屋番号が識別できる識別記号を印刷する印刷ステップと、昇降搬送機で荷物を所定階から各階に搬送する昇降搬送ステップと、各階に配置されたロッカーの第1扉を開放する第1扉開放ステップと、
第1扉が開放している状態で荷物をロッカーのロッカーチャンバーに入れる搬送ステップと、共用廊下側に配置された第2扉を介して荷物が取り出された後、荷物がないことを検出する検出ステップと、を備える。
本発明は、宅配業者が別の階の部屋に荷物を運ぶことなく、昇降搬送機及びロッカーで別の階まで運ぶことができる。
第1実施形態のロッカーシステムの概略断面図である。 高層ビルディングの特定階の水平平面の概略図である。 高層ビルディングの縦抜け空間に、昇降搬送機が配置された例である。 (A)は、2行2列の収納部を有するロッカーであり、(B)は、4行3列のロッカーである。 第1実施形態のロッカーシステムの動作に関するフローチャートである。 第1実施形態のロッカーシステムの動作に関するフローチャートである。 (a)は、ロッカーシステムの使用許諾を得るための画面である。(b)は、予め荷物の受取人がロッカーシステムの使用に登録されているかを確認するための画面である。 (a)は、タッチパネル部を使って梱包シールを印刷するための画面である。 (b)は、梱包シールの例である。 タッチパネル部を使って、荷物をロッカーシステムに入れるための画面である。 第2昇降搬送機とロッカーとが配置された状態の斜視図である。 第2昇降台から中継台を介して、荷物がロッカーシステムに搬送される概念図である。 第2実施形態のロッカーシステムの概略断面図である。 コンビニエンスストアのバックヤードを示した概略斜視図である。 第2実施形態のロッカーシステムの動作に関するフローチャートである。 タッチパネル部を使って、荷物をロッカーシステムに入れるための画面である。 無線操縦の無人航空機(ドローン)から第2実施形態のロッカーシステムに荷物が届けられるフローチャートである。 通い箱の斜視図である。 通い箱を1階のコンビニエンスストアに戻すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本実施形態を説明する。なお、以下の実施形態は、高層マンション又は高層テナントビルなどのビルディングにロッカーシステムが使われる例である。
<第1実施形態>
(ロッカーシステム100の全体構成)
図1は、第1実施形態のロッカーシステム100が配置されたビルディング80の側面から見た概略断面図である。第1実施形態のロッカーシステム100は、N(Nは2以上の自然数)階建てで各階にM(Mは1以上の自然数)の部屋があるビルディングに適用される。図2は、高層ビルディングの特定階の平面の概略図である。ロッカーシステム100は、居住用のマンションにもオフィス用のテナントビルにも適用できるが、本実施形態のビルディングは住居用のマンション80に適用した例を示す。なお、マンション80の構造体は一点鎖線で描かれている。
ロッカーシステム100は、入力装置であるタッチパネル部20、荷札シール39を印刷する印刷機30、荷札シールを読み取る読取部40、荷物を垂直方向に昇降させる第1昇降搬送機50A、及び各階に設置されるロッカー60を含む。さらにロッカーシステム100は、荷物を水平に搬送するコンベア70を含んでも良い。そして、ロッカーシステム100の総合制御部10は、タッチパネル部20、印刷機30、読取部40、第1昇降搬送機50A、及びロッカー60と電気的に接続され、これらを制御する。また総合制御部10は、居住者(関係者)の所有するスマートフォン等又は住居に設置されたインターフォン等の通信端末CEと通信できる。
図1に示されるように、タッチパネル部20、印刷機30及び読取部40は、宅配業者がトラックTRから荷物を運び入れるマンション80の1階又は地階などの所定階に設置される。
タッチパネル部20は、文字・数字などを表示させるとともに、指やペンを使って文字や数字を入力することができる入力装置である。タッチパネル部20に変えて、ノートパソコン等の情報端末であってもよい。なお、マンション80の各部屋に接続されたインターフォンに、タッチパネル部から連絡できるように、タッチパネル部20にはマイク及びスピーカを備えることが好ましい。
印刷機30は、荷物に貼り付けるシールに、部屋番号、外形寸法、要冷蔵もしくは要冷凍などを印刷する。または、印刷機は荷物の包装段ボール又は包装紙に直接、部屋番号や外形寸法等を印刷する。これらの印刷は、人が認識できる文字や数字だけでなく、バーコード又はQRコード(登録商標)などの識別コードを印刷することが望ましい。
読取部40は、荷物に貼り付けられたシール又は直接印刷された識別コードを読み取る。具体的には、読取部40は、レーザ光を照射してその反射光を読み取る1次元又は2次元コードスキャナもしくはカメラで画像を撮像し文字認識する撮像装置などである。なお、印刷機30及び読取部40は、ロッカーシステム100に含まれなくてもよい。
さて、図2に示されるように、マンション80は、水平断面が矩形形状の角柱状の構造であるが、特に形状には制限はない。マンション80は、その中央にはエレベータ83及び階段84を設置し、周囲に複数の部屋81及びベランダ82が設置されている。また、マンション80は、エレベータ83及び階段84から各部屋81に通じる共用廊下85を設置している。共用廊下85に隣接して縦抜け空間81が形成されている。
第1昇降搬送機50Aは、マンション80の縦抜け空間86に配置される。ロッカー60は、第1昇降搬送機50Aの両側に且つ共用廊下85に配置されている。ロッカー60は、縦抜け空間86側に第1扉61、共用廊下85側に第2扉63を有し、第1扉61と第2扉63との間に荷物を入れるロッカーチャンバー64を有している。またマンション80の所定階にはシールが貼られた荷物を第1昇降搬送機50Aまで搬送するコンベア70が配置される。
図3を使って、第1昇降搬送機50Aについて説明する。図3は、マンション80の縦抜け空間86に、第1昇降搬送機50Aが配置された例であり、マンション80は1階からN階までのN階建てである。マンション80は地下階を有していても良い。図3はマンション80の構造体を一点鎖線で示している。ロッカー60は二点鎖線で示している。Y軸方向にロッカー60が対に配置されているが、図3では、一方のロッカー60のみが描かれている。
第1昇降搬送機50Aは、総合制御部10に接続される昇降制御部51で制御される。第1昇降搬送機50Aは、1階の底面にガイドレール52を設けており、N階の天井にも1階のガイドレールと平行にガイドレール52を設けている。このガイドレール52に沿って走行台車53がX軸方向に移動可能に案内される。これにより、m(mは2以上の自然数)列のロッカーチャンバー64がある場合に、走行台車53がX軸方向に移動して、m列のロッカーチャンバー64内に荷物を入れることができる。
第1昇降搬送機50Aの走行台車53は、X軸方向に一対のマスト55を有しており、そのマスト55に昇降自在に装着された昇降台57と、昇降台57からロッカーチャンバー64内に荷物を入れるスライドフォーク59とを有している。移載部であるスライドフォーク59は、荷物をスライドフォーク59に載せて前後方向(Y軸方向)に摺動する際に、ロッカー60の第1扉61が開き、ロッカーチャンバー64内に荷物を入れることができる。
次に図4を使って、ロッカー60について説明する。図4(A)は、2行2列の収納部を有するロッカー60Aである。図4(B)は、4行3列のロッカー60Bであり、ロッカー60Bはチャンバー容量の小さな7つの収納部とチャンバー容量の大きな3つの収納部とを有している。図4(A)及び図4(B)に示されるように、収納部は、それぞれロック付きの第2扉63を備え、収納部が区別できるように第2扉63又はその近傍に“N階A”、“N階B”などの収納部番号がふされている。この第2扉63の開放により、部屋の居住者は収納部のロッカーチャンバー64から荷物を取り出すことができる。またロッカーチャンバー64は、荷物が入っているか否かを検出する荷物有無センサ65を含んでもよい。
図4(A)のロッカー60Aは、2つが常温の収納部ORで、1つが冷蔵の収納部CLで、1つが冷凍の収納部FRである。図4(B)のロッカー60Bは、一番下の一行の大きな3つの収納部及び下から2行目の小さな2つの収納部が常温の収納部ORを有する。そして、下から3行目の小さな2つの収納部が冷蔵の収納部CLであり、一番上の行の小さな3つの収納部が冷凍の収納部FRである。常温、冷蔵及び冷凍の収納部の個数や配置などは、適宜変更しても良いことは言うまでもない。本実施形態では、少なくとも摂氏0度より低いときに冷凍と定義し、摂氏0度以上から第1温度より低いときに冷蔵と定義し、第1温度以上から第1温度よりも高い第2温度までを常温と定義する。
ロッカー制御部67は、ロッカー60(60A,60B)の正面に収納部と一体的に設けている。総合制御部10に接続されるロッカー制御部67は、画面表示するディスプレイ69のほかに、スピーカ、数字キーおよび機能キー等により構成される操作キー等を有する。このロッカー制御部67は、ロッカー60の収納部の第1扉61及び第2扉63を個別に開閉制御する。収納部の第1扉61及び第2扉63は、異常発生時、故障時および保守点検時等の特殊な場合を除き、同時に開放されることはない。すなわち第1扉61が開放しているときは必ず第2扉63はロックされ閉鎖しており、第2扉63が開放しているときは必ず第1扉61はロックされ閉鎖している。第1扉61及び第2扉63が開放していると、移載部であるスライドフォーク59がロッカーチャンバー64に入ってきた際に、部屋の居住者の手腕を怪我させてしまう恐れがあるためであり、又は、部屋の居住者が、誤ってロッカーチャンバー64内にある荷物を縦抜け空間86に荷物を落とす恐れがあるからである。ディスプレイ69は、対話式操作入力又は操作キーで操作するための操作情報および入力情報等を表示する。また第1扉61及び第2扉63は蝶番で止められた部分を軸に弧を描いて開閉する開き戸であってもよく、左右に戸をスライドして開閉するスライド戸であってもよい。また第1扉61には開放状態を検知するセンサ(不図示)が取り付けられている。開き戸であれば、センサは開き戸がほぼ180度開いた状態を検知し、スライド戸であれば、センサは右端又は左端にスライド戸が開いた状態を検知する。
図示しないが、ロッカー60は、11列の1個のロッカーチャンバー64のみ、n1列のn個のロッカーチャンバー64を有していても良い。1列のロッカーチャンバー64である場合、ガイドレール52は不要であり、一対のマスト55が1階の底面からN階の天井に固定される。また走行台車53はX軸方向に走行することなくX軸方向に固定位置の台で構成される。
(ロッカーシステム100の動作)
次に、ロッカーシステム100の動作について説明する。図5A及び図5Bは、第1実施形態のロッカーシステム100の動作に関するフローチャートである。なお、図4(b)に示したような、ロッカーキャビティー64の大きさに二種類ある場合を前提に、フローチャートを説明する。
図5Aに示されるように、まず宅配業者が、荷物をロッカーシステム100のタッチパネル部20の付近まで運ぶ(ステップS11)。宅配業者が、タッチパネル部20を操作し、荷物の受取人である居住者が、ロッカーシステムの利用に予め登録しているか、またはロッカー60を利用した荷物の受取りに同意したかを確認する(ステップS12)。この宅配業者による確認作業に関して図6(a)及び(b)を使って説明する。
図6(a)は、宅配業者が荷物の受取人がロッカーシステム100に登録されているかを確認する際に、タッチパネル部20に表示される画面である。この例では、ロッカーシステム100は、マンション80の居住者に、システムを使うことの同意や携帯電話CE等の連絡先の登録を求めている。図6(b)は、宅配業者が荷物の受取人にロッカーシステム100の使用に同意を求める際に、タッチパネル部20に表示される画面である。この例では、ロッカーシステム100は、マンション80の居住者に、予めシステムを使うことの同意の登録を求めていない。
マンション80の居住者は、ロッカーシステム100の利用に予め登録に同意していただけない場合があり、また引っ越してきたばかりの居住者は同意できていない場合もある。このため、タッチパネル部20は、宅配業者に対して、図6(a)のような登録確認の画面を表示する。なお、説明のため文書23及び文書24が表示されているが、登録確認ボタン22がクリックされるまでは表示されていない。
まず、「部屋番号を入力ください」との文書21があるため、宅配業者は部屋番号を入力する。なお、入力範囲にタッチするとテンキーが表示される。そして、タッチパネル部20に表示された登録確認ボタン22をクリックする。ロッカーシステム100に居住者が登録されていれば、ステップS13に進む(図7(a)又は図8の画面に進む)。
登録されていなければ、図6(a)の下段に示されるような「残念ながら、部屋番号の居住者は、システム登録されていません」との文書23が表示され、「インターフォンのボタンをクリックして、居住者と連絡をとって、ロッカーシステムの使用の同意を得てください。インターフォンにおつなぎますか。」との文書24が表示される。宅配業者は荷物の荷札に受取人の電話番号が記載されているため、その電話番号に電話したい場合には“いいえ”ボタンをクリックしてもよい。マンション80のインターフォンで連絡する場合には、宅配業者は“はい”ボタンをクリックして、ロッカーシステム100の使用に同意を確認する。
図6(b)は、ロッカーシステム100の使用の事前登録が無いシステムの例である。「ロッカーシステムの使用に同意いただくため、インターフォンで居住者を呼びます。
部屋番号を入力してください。」との文書25があるため、宅配業者は部屋番号を入力する。そして、宅配業者は、タッチパネル部20に表示されたインターフォン接続ボタン26をクリックして、居住者と会話して、居住者からロッカーシステムの同意の有無を確認する。「ロッカーシステムの使用に居住者がご同意されたら”はい”をクリックしてください。
”はい”を押されますと、ロッカーシステムの画面に進みます。居住者がご同意されないならば、”いいえ”を押して直接、お荷物をお運びください。なお、代引きは、”いいえ”を押してください。」との文章27の通りに、宅配業者が“はい”又は“いいえ”ボタンをクリックする。“はい”ボタンがクリックされれば、ステップS13に進む(図7又は図8の画面に進む)。“いいえ”ボタンがクリックされれば、ステップS41に進み、宅配業者が直接部屋まで荷物を持参する。
再び図5Aのフローチャートに戻り、ステップS13は、タッチパネル部20で、外形寸法、冷蔵等を入力する。図7(a)は、梱包シールを印刷するため、タッチパネル部20に表示された画面である。画面上側には、「箱の外形寸法を選択してください。A:300×300×400mm以内 B:600×300×400mm以内 B記載の1辺でも超える箱は、ロッカーが使用できません」との文書31が表示されている。宅配業者は、荷物の外形寸法に応じて、A又はBをドロップダウンメニューから選択する。なお、Aの寸法は、図4(b)の小さい収納部のロッカーチャンバー64に対応している。Bの寸法は、図4(b)の大きい収納部のロッカーチャンバー64に対応している。
図7(a)に示された、画面中央には、「室温、冷蔵又は冷凍を選択してください。 1: 室温 2: 冷蔵保管 3: 冷凍保管」との文書32が表示されている。宅配業者は、荷物の要冷凍、要冷蔵に応じて、1、2又は3をドロップダウンメニューから選択する。選択後、画面下側にあるように「間違いがなければ、シール印刷ボタンを押してください。」との文章33の通りに、宅配業者が“取消”又は“シール印刷”ボタンをクリックする。これらの情報は総合制御部10及び印刷機30に送られる。
再び図5Aのフローチャートに戻り、ステップS14において、印刷機30は、図7(b)に示されるような識別記号付き荷札シール39を印刷する。荷札シール39は、例えば、部屋番号以外に、図7(a)で選択した、荷物の外形寸法及び要冷蔵等が印刷され、その同様な内容の識別記号であるバーコードが印刷される。宅配業者は、その荷札シールを荷物に貼り付ける。
そして宅配業者が、荷物をコンベア70に載せ、荷物は第1昇降搬送機50Aまで運ばれる(ステップS15)。コンベア70が一時停止できる機能を有しているなら、ステップS11で荷物をタッチパネル部20の付近に運んだ際に、コンベア70に載せておき、荷札シール35を荷物に貼り付けた後コンベア70を動かしても良い。
ステップS16において、読取機40が荷物に貼られた識別記号を読み取る。そして総合制御部10は、識別番号に記載された部屋番号に基づいて、部屋と同じ階のロッカー60を特定し、識別番号に記載された外形寸法と常温、要冷蔵もしくは要冷凍とに基づいて、ロッカーチャンバー64、つまり収納部を特定する。
総合制御部10は、外形寸法及び冷蔵等が合致する収納部が部屋番号の階のロッカー60に空きがあるか無いかを判断する(ステップS17)。総合制御部10は、第2扉63が閉鎖している信号と荷物有無センサ65で荷物がない信号とに基づいて、空きがあるか否かを判断する。空きがあれば総合制御部10は昇降制御部51に、昇降搬送部50の昇降台57で指定された階まで荷物を運ぶように指令する(ステップS18)。空きがなければ総合制御部10は、昇降搬送部50の昇降台57が指定された階の1階上又は1階下の空きのある収納部のロッカー60まで運ぶように指令する(ステップS19)。その後図5Bの“1”に進む。
次に図5Bのフローチャートにおいて、総合制御部10は、ステップS19の指令とともに該当するロッカーチャンバー64(収納部)の第1扉61のロックを解除するように指令し、第1扉61を開放させる(ステップS20)。昇降搬送部50の昇降台57が指定された階に到達するまでに、総合制御部10は第1扉61を開放させる。これは、昇降台57が指定された階に到達してから第1扉61を開放すると時間がかかる点を考慮している。また、第1扉61が開き扉である場合、開き扉が弧状の動きをするために、昇降台57が部屋番号と同じ階に到着してからでは開き扉が開くスペースが少なくなってしまうからである。ステップS19とステップS20との指令後に、昇降搬送部50の昇降台57が部屋番号と同じ階に近づいても、第1扉61の開放状態を検知するセンサ(不図示)から信号が来なければ、総合制御部10は昇降台57に部屋番号と同じ階の1階下で待機するように指示する。そして開放状態を検知するセンサから信号を受領した後、総合制御部10は昇降台57に部屋番号と同じ階まで上昇するように指示する。
昇降台57が部屋番号と同じ階に到達すると、総合制御部10は、昇降制御部51に開放されたからロッカーチャンバー64にスライドフォーク59を移動させるように指令し、荷物がロッカーチャンバー64に入れられる(ステップS21)。その後、荷物がロッカーチャンバー64内に置かれ、スライドフォーク59が戻される(ステップS22)。スライドフォーク59が戻された信号を受け取る。そして、荷物有無センサ65が、ロッカーチャンバー64内に荷物があることを検出する(ステップS23)。ロッカーチャンバー64内に荷物を搬送できたことが確認できたので、総合制御部10は、昇降搬送部50の昇降台57が所定階に戻るように指示する(ステップS29)。昇降台57が部屋番号と同じ階の1階下まで移動したら、総合制御部10は、ロッカーチャンバーの第1扉を閉鎖するよう指令する(ステップS24)。
ステップS25において、総合制御部10は、部屋番号のインターフォン又は携帯端末CE等を介して、何時にどの収納部番号のロッカーチャンバー64に荷物が届いていることを通知する。この通知を受けた居住者は、共用廊下に配置されたロッカー60に向かい、そしてロッカー制御部67を操作し、ロックを解除して第2扉63を開放する。そして居住者は、荷物をロッカーチャンバー64から取り出す(ステップS26)。さらに居住者がロッカーチャンバー64の第2扉63を閉鎖すると、ロッカー制御部67は第2扉63をロックする(ステップS27)。そして、荷物有無センサ65は荷物がなくなったことを検出し、その信号を総合制御部10に送信する(ステップS28)。総合制御部10は、ロッカー60の収納部の空き状況を把握している。
なお、図5Aのフローチャートで、ステップS14とステップS16とが点線で描かれているが、これらステップS14とS16とをスキップして、荷札シールを印刷することなく、宅配業者は荷物を搬送してもよい。図8を使って説明する。
図8は、荷物をロッカーシステム100に入れる際に、タッチパネル部20に表示された画面である。総合制御部10は、第1昇降搬送機50Aまで搬送するコンベア70に置かれた荷物を管理する。コンベア70に荷物検出センサ72(図11を参照)が配置されれば、総合制御部10は、荷物を管理できる。ステップS12の終了後、図8に示される画面が表示される。
画面上側に表示される文章31と画面中央に表示される文章32とは、図7(a)で説明した文章31及び文書32と同じである。画面下側には、「間違いがなければ、システムのスタートボタンを押してください」との文書35が表示される。その文章35の通りに、宅配業者が“取消”又は“スタート”ボタンをクリックする。スタートボタンをクリックすると、ステップS15,ステップS17と進んでいく。
<第2昇降搬送機50C、50Dの構造>
図9A及び図9Bを使って、第2昇降搬送機50C及び50Dについて説明する。図9Aは、第2昇降搬送機50Cが縦抜け空間86に配置され、ロッカー60が共用廊下85に配置された状態の斜視図である。図9Aでは、+Y軸方向にロッカー60が片側に配置されているが、−Y軸方向にもロッカー60が配置されていてもよい。
第2昇降搬送機50Cは、第1昇降搬送機50Aが有していたガイドレール52がなく、またガイドレールに沿って移動する走行台車53もない点が、第1昇降搬送機50Aと大きく異なる。第1昇降搬送機50Aは例えば5階建てなど中層ビルディングには好ましいが、10階以上の高層ビルディングでは、移動するマスト55の高さが長くなり構造的に不安定になる。このため、第2昇降搬送機50Cは、マスト55Cが1階もしくは地下階の底面からN階の天井まで伸びており、マスト55Cは移動しないように固定されている。また、第2昇降台57CのX軸方向の幅は、ロッカー60のX軸方向の幅に合わせて長くなっている点が第1昇降装置50Aの昇降台57と異なる。図9Aに示された第2昇降台57Cは最大5個の荷物が載るようになっている。
第2昇降台57Cの+Y軸方向には、中継台54が取り付けられている。中継台54は、第2昇降台57CのX軸方向に沿って不図示のモータ等により移動可能になっており、1個の荷物が載る大きさであり1つのロッカーチャンバー64の幅と同じ程度である。なお第2昇降搬送機50Cの構造をわかりやすくするため、中継台54とロッカー60との間のY軸方向の距離が離れているが、実際にはぶつからない程度に接近している。また、第2昇降搬送機50Cは1台の中継台54が描かれているが、2台の中継台54が取り付けられていてもよい。2台の中継台54があれば、一度に2つの荷物をロッカー60に搬送できる。
第2昇降搬送機50Cは、例えばロープ式であれば縦抜け空間86の天井には巻上げ機(不図示)が配置されており、巻上げ機は第2昇降台57C及び中継台54を持ち上げる。またマスト55Cが中空であればマスト55C内に又はマスト55Cに沿って、巻上げ機につながる釣合い重りが設けられている。
図9B(c)は第2昇降搬送機50Cの動きを示したものであり、図9B(d)は第2昇降搬送機50Dの動きを示したものである。なお、ロッカー60は理解を助けるため透視図で描かれている。第2昇降搬送機50C及び第2昇降搬送機50Dとは、それぞれ中継台54に一対のアクチュエータ56C,56Dを有している。移載部であるアクチュエータ56Cは、固定部と可動部とからなるリニアモータである。そしてアクチュエータ56Cの先端部には、荷物の一部を両側から押圧する押圧ハンド58Cを有している。
アクチュエータ56Dは、固定部と可動部とからなるリニアモータでありまた可動部自体に伸縮機能を有している。そして移載部であるアクチュエータ56Dの先端部には、荷物の端部を引っ掛ける引っ掛けハンド58Dを有している。図9Bの左から右への各図は、第2昇降搬送機50C及び第2昇降搬送機50Dが、第2昇降台57Cからロッカー60へ荷物を移載する状況を示している。
図9B(c)において、一番左の図に描かれるように、最初に中継台54がX軸方向に移動し、第2昇降台57Cに載った荷物の前で止まる。次にその右側の図に描かれるように、中継台54の一対のアクチュエータ56Cの可動部が−Y軸方向に移動し、−Y軸側に取り付けられた一対の押圧ハンド58Cが、荷物の中央付近を両側から押圧する。次にその右側の図に描かれるように、一対の押圧ハンド58Cが荷物の中央付近を両側から押圧した状態で、一対のアクチュエータ56Cの可動部が+Y軸方向に移動し、荷物を中継台54の中央に配置し、一対の押圧ハンド58Cが荷物から離れる。次に一対のアクチュエータ56Cの可動部が−Y軸方向に移動し、+Y軸側に取り付けられた一対の押圧ハンド58Cが、荷物の中央付近を両側から押圧する。次に一番右側の図に描かれるように、ロッカー60の第1窓61が開くとともに、一対の押圧ハンド58Cが荷物の中央付近を両側から押圧した状態で、一対のアクチュエータ56Cの可動部が+Y軸方向に移動する。そしてロッカーチャンバー内に荷物を配置し、一対の押圧ハンド58Cが荷物から離れる。
図9B(d)において、一番左の図に描かれるように、最初に中継台54がX軸方向に移動し、第2昇降台57Cに載った荷物の前で止まる。次にその右側の図に描かれるように、中継台54の一対のアクチュエータ56Dの可動部が−Y軸方向に移動し、−Y軸側に取り付けられた引っ掛けハンド58Dが、上(Z軸方向)を向いた状態から横(Z軸方向)に移動する。荷物の奥側(―Y軸方向)の壁面を一対の引っ掛けハンド58Dが引っ掛ける。次にその右側の図に描かれるように、一対の引っ掛けハンド58Dが荷物を引っ掛けた状態で、一対のアクチュエータ56Dの可動部が+Y軸方向に移動し、荷物を中継台54の中央に配置し、一対の引っ掛けハンド58Dが上向きになる。次に一対のアクチュエータ56Dの可動部が−Y軸方向に移動し、+Y軸側に取り付けられた一対の引っ掛けハンド58Dが、荷物の奥側の壁面で上向き状態から横向きに移動する。次に一番右側の図に描かれるように、ロッカー60の第1窓61が開くとともに、一対の引っ掛けハンド58Dが荷物の壁面押すように、一対のアクチュエータ56Dの可動部が+Y軸方向に移動する。そしてロッカーチャンバー内に荷物を配置し、一対の引っ掛けハンド58Dが荷物から離れる。
以上のように、第1実施形態の第1昇降搬送機50Aに代えて、第2昇降搬送機50C,50Dを適用しても良い。
<第2実施形態>
(ロッカーシステム120の全体構成)
図10は、第2実施形態のロッカーシステム120が配置されたビルディング80Aの側面から見た概略断面図である。第1実施形態と異なる点を特に説明し、同じ設備等には同じ符号を付している。同じ符号の設備等に関しては説明を割愛する。
ビルディング80Aは、1階にコンビニエンスストアCSが入り、他階にはオフィス81Aが入っているテナントビルである。またテナントビル80Aは、1階と2階とがつながっている空間を有し、その空間に保管倉庫110が配置されている。またテナントビル80Aは、第1実施例で説明したマンション80の縦抜け空間86を有しているが、さらに縦抜け空間86の屋上側に屋上空間89を有している。なお、テナントビル80Aの構造体は一点鎖線で描かれている。
ロッカーシステム120は、入力装置であるタッチパネル部20、荷物を垂直方向に昇降させる第1昇降搬送機50A、2階以上に設置されるロッカー60、荷物の三次元寸法を測定する3Dカメラ75、及び保管倉庫110を含む。さらにロッカーシステム120は、1階に配置された荷物を水平に搬送するコンベア70Aと、屋上に設置され前記屋上空間89に伸びた受取コンベア70Bとを含み、各コンベア70A及び70Bには荷物検出センサ73を含んでいる。第1昇降搬送機50Aは、保管倉庫110に荷物を出し入れするとともに、ロッカー60に荷物を入れる。なお第1昇降搬送機50Aのスライドフォーク59は、第1実施形態では、ロッカー60に荷物を入れるだけであったが、第2実施形態の入れるスライドフォーク59は、後述する通い箱を使うため、ロッカー60に通い箱を入れるとともにロッカー60から通い箱を出したりもする。
また、無線操縦の無人航空機(いわゆるドローン)90は、配送センタから荷物を運んできて、テナントビル80Aの屋上の受取コンベア70Bに荷物を載せる。なお、テナントビル80Aの構造に応じて、受取コンベア70Bは屋上ではなく、中間階のベランダにコンベア70Bが配置されてもよい。
ロッカーシステム120の総合制御部10は、タッチパネル部20、第1昇降搬送機50A、ロッカー60、コンベア70A、受取コンベア70B、3Dカメラ75、及び保管倉庫110と電気的に接続され、これらを制御する。また総合制御部10は、オフィスワーカ(関係者)の所有するスマートフォン又はオフィスに設置された電話等の通信端末CEと通信できる。なお、テナントビル80Aに入居しているオフィス81Aは、内線電話、メールアドレス又は携帯電話番号等がロッカーシステム120の総合制御部10に登録されている。
図10に示されるように、宅配業者がトラックTRから荷物をコンビニエンスストアCSに運び入れる。一般に、コンビニエンスストアCSはテナントビルの1階にあるため、タッチパネル部20、荷物検出センサ72、コンベア70A、3Dカメラ75は1階に設置される。そして、コンビニエンスストアCSのバックヤードには、保管倉庫110が配置されている。図11は、コンビニエンスストアCSのバックヤードを示した、概略斜視図である。
コンベア70Aは、停止及び回転が制御可能なコンベアである。その近傍には、コンベア70Aに荷物が載っていることを検出する荷物検出センサ72が配置される。なお図示しないが、屋上の受取コンベア70Bも、1階のコンベア70Aと同様に、停止・回転が制御できるコンベアである。3Dカメラ75は、基準物と同時に荷物を撮像して、荷物の縦・横・高さの寸法(外形寸法)を測定する。
保管倉庫110は、一番上の一行とその下の一行に冷凍の収納部FRを複数有し、その下の一行に冷蔵の収納部CLを複数有する。また上から4段目から6段目が常温の収納部ORである。これらの収納部の個数や配置などは、適宜変更しても良いことは言うまでもない。
(ロッカーシステム120の動作)
次に、ロッカーシステム120の動作について説明する。図12A及び図12Bは、第1実施形態のロッカーシステム120の動作に関するフローチャートである。
図12のフローチャートに示されるように、まず宅配業者が、荷物をコンビニエンスストアCSまで運ぶ(ステップS31)。この荷物には、テナントビル80Aのオフィス81Aの荷物だけでなく、このコンビニエンスストアCSでの荷物の受け取りを希望した人の荷物(以下、コンビニ受取荷物という。)も含まれる。
コンビニエンスストアCSの店員が、受け取った荷物を1つずつ止まった状態のコンベア70Aに載せる。コンベア70Aの近傍に配置された荷物検出センサ72が、荷物があることを検出する(ステップS32)。するとコンベア70Aの近傍に配置されたタッチパネル部20の画面がシステムのスタート画面になる。次に、コンビニエンスストアCSの店員がスタート画面に従って入力する(ステップS33)。このスタート画面に関して図13を使って説明する。
図13は、コンビニエンスストアCSの店員が、荷物がテナントビル80Aのオフィス81Aのものかコンビニ受取荷物かを入力する際に、タッチパネル部20に表示される画面である。まず、画面上側に「テナントビルの荷物の場合には部屋番号を入れてください。
コンビニ受取荷物の場合には”999”を入力してください。」との文書36があるため、コンビニエンスストアCSの店員は、荷物を確認しながら部屋番号又は999を入力する。なお、入力範囲にタッチするとテンキーが表示される。次に、画面中央には、「室温、冷蔵又は冷凍を選択してください。 1: 室温 2: 冷蔵保管 3: 冷凍保管」との文書32が表示されている。これは第1実施形態の図7(a)で説明した通りである。宅配業者は、荷物の要冷凍、要冷蔵に応じて、1、2又は3をドロップダウンメニューから選択する。選択後、画面下側には、「間違いがなければ、システムのスタートボタンを押してください」との文書35が表示される。その文章35の通りに、コンビニエンスストアCSの店員が“取消”又は“スタート”ボタンをクリックする。スタートボタンをクリックすると、ステップS34に進んでいく。
再び図12のフローチャートに戻り、ステップS34において、コンベア70Aの近傍に配置された3Dカメラが、荷物の外形寸法(縦・横・高さ)を測定する。測定後、その外形寸法は、その荷物の冷凍等の情報と結び付けられ、総合制御部10に記憶される。またコンベア70Aが回転し始め、第1昇降搬送機50Aへ荷物を運んでいく。
ステップS35において、総合制御部10は、第1昇降搬送機50Aへ運ばれてきた荷物がコンビニ受取荷物かテナントビルの荷物かを判断する。テナントビルの荷物であればステップS36に進み、コンビニ受取の荷物であればステップS45に進む。
ステップS36において、総合制御部10は、外形寸法及び冷蔵等が合致する収納部が部屋番号の階のロッカー60に空きがあるか無いかを判断する。総合制御部10は、合致する収納部に空きがあれば、総合制御部10は昇降制御部51に、昇降搬送部50の昇降台57で指定された階まで荷物を運ぶように指令する(ステップS37)。その後のフローチャートは、第1実施形態と同様に、図5Bで示した“1”のフローチャートに従って進む。
一方、空きがなければ、総合制御部10は、昇降搬送部50に保管倉庫110の条件に合致する収納部もしくは棚まで荷物を運ぶように指令する(ステップS38)。総合制御部10は、合致する収納部に空きができるまで、荷物を保管倉庫110で一時的に保管する。
ステップS35において、荷物がコンビニ受取の荷物の場合には、総合制御部10は、昇降搬送部50に保管倉庫110の条件に合致する収納部もしくは棚まで荷物を運ぶように指令する(ステップS45)。そして、コンビニエンスストアCSに受取人が来店した場合に、店員がタッチパネル20を操作し、荷物をコンベア70Aまで出庫させる(ステップS46)。
(ロッカーシステム120の動作:ドローン)
次に、図14のフローチャートを使って無線操縦の無人航空機(ドローン)90が、ある配送センタからテナントビル80Aまで荷物を運んでくる場合を説明する。一般に、無人航空機90で運ばれる荷物は、軽量物で且つ急いで届けるべき荷物が多い。また、異なる宅配業者では荷札の様式なども異なるため、一旦、タブレット部20まで荷物を運ぶようにしている。コンビニエンスストアCSの店員が、タブレット部20を使って無人航空機90で運ばれる荷物を取り扱う。
ステップS51において、無人航空機90が、テナントビル80Aの屋上又はベランダの受取コンベア70Bに荷物を載せる。受取コンベア70Bの近傍に配置された荷物検出センサ73が、荷物があることを検出する(ステップS52)。すると受取コンベア70Bが回転し、第1昇降搬送機50Aの手前まで荷物を運ぶ(ステップS53)。
すると、第1昇降搬送機50Aのスライドフォーク59が受取コンベア70Bから荷物を受け取り、昇降台57に荷物を載せて、第1昇降搬送機50Aは荷物を1階へ運ぶ(ステップS54)。ステップS55において、総合制御部10は、コンビニエンスストアCSのバックヤードに配置されたコンベア70Aが空いているか否かを、荷物検出センサ72の出力等に基づいて判断する。空いている場合にはステップS56に進み、空いていない場合にはステップS58に進む。
ステップS56では、第1昇降搬送機50Aのスライドフォーク59がコンベア70Aに荷物を搬送させ、コンベア70Aに荷物を運ぶ。そしてコンベア70Aに載せられた荷物が荷物検出センサ72までに来て、荷物を検出した後、コンベア70Aが停止する。その後図12に示されたフローチャートの“2”に進んでいく。
一方、コンベア70Aが空いていない場合、すなわち荷物がコンベア70Aに載っている場合には、総合制御部10は、昇降搬送部50に保管倉庫110の収納部もしくは棚まで荷物を運ぶように指令する(ステップS58)。総合制御部10は、コンベア70Aが空くまで、荷物を保管倉庫110で一時的に保管する。
(通い箱)
第2実施形態では、ロッカーシステム120がテナントビル80Aに設置されている。1つのオフィス81Aには、同時に書類又は書籍などの複数の小さな荷物が届くことがある。つまり、宅配業者が、1つのオフィス宛てに小さな荷物をコンビニエンスストアCSに運んで来ることがある。このような場合に1つの荷物毎に第1昇降搬送機50A及びロッカー60の1つのロッカーチャンバーを専有すると、時間とコストとがかかることになるため、小さな荷物の場合には、まとめて通い箱に詰めて搬送する。
図15は、プラスチック段ボールで作られた通い箱94の斜視図である。通い箱94は箱体96と複数枚の第1仕切部95aと2枚の第2仕切部95bとを有する。より具体的には、箱体96は上面が開口されており、箱体96中にはY軸方向に伸びた9枚の第1仕切部95aと第1仕切部95aの長手方向の両端部近傍にX軸方向に伸びた一対の第2仕切部95bとが配置されている。一対の第2仕切部95bの間の空間ETに、小さな荷物が挿入される。
例えば、1つの空間ETは、横幅L1×高さH1×縦幅P1である。この空間ETに入る小さな荷物であれば、8個の荷物を1つの通い箱94に入れることができる。仮に小さな荷物の縦幅が縦幅P1以上であっても縦幅P1×2以下であれば、1枚の第1仕切部95aを取り外せば、縦幅P1以上のものであっても複数の小さな荷物を入れることができる。
(通い箱の返却動作)
図16は、通い箱の返却のためのフローチャートである。第1実施形態で説明した図5BのフローチャートのステップS24までは同じであるので、ステップS24以降を説明する。
ステップS24では、荷物有無センサ65(図4)が、通い箱94があることを検出する。次に、総合制御部10は、該当するオフィス81Aの電話又は携帯端末等に、ロッカーチャンバー64に通い箱94が到着したことを通知する(ステップS61)。この通知を受けたオフィスワーカが、ロッカー60のロッカー制御部67を操作し、第2扉63を開放し、通い箱94をロッカーチャンバー64から取り出す(ステップS62)。通い箱94を取り出したことで、荷物有無センサ65が、通い箱94がなくなったことを検出する(ステップS63)。
ステップS64では、オフィスワーカが、通い箱94から小さな荷物を取り出す。オフィスワーカが、空になった通い箱94をロッカーチャンバー64に入れ、第2扉63が閉鎖する(ステップS65)。ロッカーチャンバー64に通い箱94が入れられたことにより、荷物有無センサ65が、通い箱94があることを検出する(ステップS66)。通い箱94がロッカーチャンバー94に入っている状態で、オフィスワーカが、ロッカー制御部67を操作し、通い箱を戻す操作をする(ステップS67)。具体的には、通い箱94がロッカーチャンバー94に入れられることにより、ディスプレイ69に“通い箱94を戻しますか”が表示されるため、それに対して“ハイ”のボタンを押す。
総合制御部10は、通い箱94が入れられたロッカーチャンバー94の第1扉61を開放する。そこに、第1昇降搬送機50Aのスライドフォーク59が移動し、ロッカーチャンバーから通い箱94を昇降台57に載せる(ステップS69)。そして、通い箱94を載せた昇降搬送部50が所定階である1階に戻る(ステップS70)。そして、スライドフォーク59が移動し、コンベア70Aに通い箱を運ぶ(ステップS71)。
第2実施形態では、第1昇降装置50Aを使って説明したが、第2昇降装置50Bを使っても良い。
10 … 総合制御部
20 … タッチパネル部
30 … 印刷機
40 … 読取部
50A … 第1昇降搬送機、51 … 昇降制御部、52 … ガイドレール、53 … 走行台車、55,55c … マスト、57 … 昇降台、59 … スライドフォーク
50B … 第2昇降搬送機、54 … 中継台、56C,56D … アクチュエータ
58C … 押圧ハンド、58D … 引っ掛けハンド
60 … ロッカー、61 … 第1扉、63 … 第2扉、64 … ロッカーチャンバー、65 … 荷物有無センサ、67 … ロッカー制御部、69 … ディスプレイ
70,70A,70B … コンベア
80 … マンション(ビルディング)、80A … テナントビル、81 … 部屋、81A … オフィス、 82 … ベランダ、83 … エレベータ、84 … 階段、85 … 共用廊下、86 … 縦抜け空間、89 … 屋上空間
90 … 無人航空機(ドローン)
94 … 通い箱
100,120 … ロッカーシステム
110 … 保存倉庫

Claims (12)

  1. N(Nは2以上の自然数)階建てで各階にM(Mは1以上の自然数)戸の部屋があるビルディングに使用され、荷物を収納するロッカーシステムであって、
    部屋の部屋番号を入力する入力装置と、
    各階に配置され、前記荷物を収納するn(nは2以上の自然数)行とm(mは2以上の自然数)列とからなるロッカーチャンバーと、該ロッカーチャンバー毎に設けられ弧を描いて開閉する開き扉である第1扉と、前記ロッカーチャンバー毎に設けられ前記部屋の関係者が開閉する第2扉と、前記開き扉である第1扉の開放状態を検知するセンサと、前記ロッカーチャンバー毎に付された識別番号とを有するロッカーと、
    前記荷物を所定階から各階に昇降搬送するとともに、前記行の方向に移動可能であるとともに前記列の方向に移動可能である昇降搬送部と、
    前記入力装置で入力された前記部屋番号に基づいて、前記部屋番号と同じ階の前記ロッカーチャンバーに、前記第1扉を介して前記昇降搬送部が前記荷物を昇降搬送するように制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記昇降搬送部が前記部屋番号と同じ階に昇降するように指示するとともに空きのある1つの前記ロッカーチャンバーの前記第1扉を開放するように指示し、前記センサから前記空きのある1つの前記ロッカーチャンバーの前記第1扉の開放状態の信号を受領するまでは前記昇降搬送部を前記部屋番号と同じ階の1階下で待機させ、前記センサから前記空きのある1つの前記ロッカーチャンバーの前記第1扉の開放状態の信号を受領した後、前記昇降搬送部が前記部屋番号と同じ階まで昇降するように指示し、
    前記制御部は、前記荷物を前記ロッカーチャンバーに搬送できたことが確認された後、前記部屋の前記関係者に前記識別番号を前記部屋に配置された通信機器又は前記関係者が所有する情報端末に通知し、
    前記関係者は前記第2扉を開放して前記荷物を受け取るロッカーシステム。
  2. N(Nは2以上の自然数)階建てで各階にM(Mは1以上の自然数)戸の部屋があるビルディングに使用され、荷物を収納するロッカーシステムであって、
    部屋の部屋番号を入力する入力装置と、
    各階に配置され、前記荷物を収納するn(nは2以上の自然数)行とm(mは2以上の自然数)列とからなるロッカーチャンバーと、該ロッカーチャンバー毎に設けられ弧を描いて開閉する開き扉である第1扉と、前記ロッカーチャンバー毎に設けられ前記部屋の関係者が開閉する第2扉と、前記開き扉である第1扉の開放状態を検知するセンサと、前記ロッカーチャンバー毎に付された識別番号とを有するロッカーと、
    m列方向に移動な可能な中継台を有するとともに、荷物を所定階から各階及び行の方向に昇降搬送する昇降搬送部と、
    前記入力装置で入力された前記部屋番号に基づいて、前記部屋番号と同じ階のロッカーチャンバーに、前記第1扉を介して前記昇降搬送部の前記中継台が荷物を昇降搬送するように制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記昇降搬送部が前記部屋番号と同じ階に昇降するように指示するとともに空きのある1つの前記ロッカーチャンバーの前記第1扉を開放するように指示し、前記センサから前記空きのある1つの前記ロッカーチャンバーの前記第1扉の開放状態の信号を受領するまでは前記昇降搬送部を前記部屋番号と同じ階の1階下で待機させ、前記センサから前記空きのある1つの前記ロッカーチャンバーの前記第1扉の開放状態の信号を受領した後、前記昇降搬送部が前記部屋番号と同じ階まで昇降するように指示し、
    前記制御部は、前記荷物を前記ロッカーチャンバーに搬送できたことが確認された後、前記部屋の前記関係者に前記識別番号を前記部屋に配置された通信機器又は前記関係者が所有する情報端末に通知し、
    前記関係者は前記第2扉を開放して荷物を受け取るロッカーシステム。
  3. 前記入力装置で前記部屋番号が入力されることにより、前記荷物に貼り付けるシールに識別記号を印刷する、又は前記荷物を包むケースもしくは包装紙に前記識別記号を印刷する印刷部と、
    前記所定階の前記昇降搬送部の手前に配置され、前記識別記号を読み取る読取部と、を備え、
    前記制御部は、前記読取部で読み取られた前記識別記号に基づいて、前記部屋番号と同じ階の前記ロッカーチャンバーに、前記第1扉を介して前記昇降搬送部が前記荷物を昇降搬送するように制御する請求項1又は請求項2に記載のロッカーシステム。
  4. 昇降搬送部は、荷物を配置してロッカーチャンバーに入れる移動可能な移載部、又は前記荷物の中央付近もしくは壁面に当接するハンドを使って荷物をロッカーチャンバーに入れる移動可能な移載部を含む請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のロッカーシステム。
  5. 前記n行と前記m列とのロッカーは、少なくとも摂氏0度より低い冷凍ロッカーチャンバー、摂氏0度以上から第1温度より低い冷蔵ロッカーチャンバー、及び前記第1温度以上から該第1温度よりも高い第2温度までの常温ロッカーチャンバーの3種のロッカーチャンバーを有する請求項3に記載のロッカーシステム。
  6. 前記入力装置で入力された前記荷物の冷凍保管、冷蔵保管又は常温保管に基づいて、前記印刷部は、さらに前記荷物が、前記冷凍ロッカーチャンバー、前記冷蔵ロッカーチャンバー又は前記常温ロッカーチャンバーに入れるべきかを示す温度識別記号を印刷し、
    前記読取部は、前記温度識別記号を読み取り、
    前記読取部で読み取られた前記温度識別記号に基づいて、前記制御部は、前記冷凍ロッカーチャンバー、前記冷蔵ロッカーチャンバー又は前記常温ロッカーチャンバーのいずれかに前記昇降搬送部が前記荷物を昇降搬送するように制御する請求項5に記載のロッカーシステム。
  7. 前記n行と前記m列とのロッカーは、第1外形寸法を有する第1ロッカーチャンバーと、前記第1外形寸法よりも大きな第2ロッカーチャンバーとを有する請求項3に記載のロッカーシステム。
  8. 前記入力装置で入力された前記荷物の外形寸法、又は前記荷物の外形寸法を測定する三次元測定機で読み取られた前記外形寸法に基づいて、前記印刷部は、さらに前記荷物が、前記第1ロッカーチャンバーに入る外形寸法か又は前記第2ロッカーチャンバーに入る外形寸法かを示す外形寸法識別記号を印刷し、
    前記読取部は、前記外形寸法識別記号を読み取り、
    前記読取部で読み取られた前記外形寸法識別記号に基づいて、前記制御部は、前記第1ロッカーチャンバー又は前記第2ロッカーチャンバーのいずれかに前記昇降搬送部が前記荷物を昇降搬送するように制御する請求項7に記載のロッカーシステム。
  9. 前記部屋番号と同じ階の前記ロッカーチャンバーに前記荷物がすでに収納されて空きがなく、且つ前記部屋番号とは別の階の前記ロッカーチャンバーに空きがある場合には、前記制御部は、前記同じ階の前記ロッカーチャンバーに代えて、前記ロッカーチャンバーに空きがある前記別の階のうち前記同じ階に最寄りの階の前記ロッカーチャンバーに前記荷物を収納するように制御する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のロッカーシステム。
  10. 前記所定階に配置され、前記荷物を保管する保管倉庫を備え、
    前記制御部は、前記部屋番号と同じ階の前記ロッカーチャンバーに前記荷物がすでに収納されて同じ階の前記ロッカーに空きがない場合には、前記制御部は保管倉庫に前記荷物を保管するように制御する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のロッカーシステム。
  11. 前記ビルディングの屋上又は外壁に配置され、無線操縦の無人航空機により運ばれてくる前記荷物を受け取る受取コンベアを備え、
    前記制御部は、前記受取コンベア及び前記昇降搬送部を介して、前記荷物を前記所定階まで搬送させる請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のロッカーシステム。
  12. 前記ロッカーチャンバーに入れられるとともに前記ロッカーチャンバーから出される通い箱と、
    前記ロッカーに設けられたディスプレイを介して、前記通い箱を前記昇降搬送部に戻すための指示を行うためのロッカー制御部と、を備える請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のロッカーシステム。
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