JP5093177B2 - 自動倉庫 - Google Patents

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本発明は、自動倉庫、特に、複数の棚に沿って走行し物品を搬送するスタッカークレーンを有する自動倉庫に関する。
従来の自動倉庫は、例えば、前後方向に所定間隔をあけるようにして設けられた一対のラックと、前後のラック間において左右方向に移動自在に設けられたスタッカークレーンと、一方のラックの側方に配された入庫ステーションと、他方のラックの側方に配された出庫ステーションとを有している。ラックは、上下・左右に多数の物品収納棚を有する。スタッカークレーンは、走行台車と、それに設けられたマストに昇降自在となされた昇降台と、それに設けられた物品移載装置(例えば、前後方向に摺動自在に設けられたスライドフォーク)とを有している。
自動倉庫の入出庫管理について説明する。入庫ステーションにはバーコードリーダが設けられている。バーコードリーダは、物品の入庫時に物品に貼られたバーコードを読み取る。在庫管理コンピュータは、読み取り情報に基づいて在庫管理を行う。
棚卸し時には、スタッカークレーンが棚から物品を取り出して、入庫ステーションまたは出庫ステーションに物品を運び出す。そして、作業者が棚卸しリスト(在庫情報)と照合する。
なお、スタッカークレーンの昇降台にバーコードリーダを搭載して、スタッカークレーンの昇降台を昇降させながらバーコードを読み取り、在庫データとの照合を行う棚卸し方法が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。また、その方法では、昇降台にデジタルカメラが搭載されており、前述の照合が不一致の場合にデジタルカメラが物品を撮像して再確認を行う。
特開平10−35827
従来のように、棚卸しの際にスタッカークレーンが物品を入庫ステーションまたは出庫ステーションに移動させる方法では、ステーションに搬出された物品はステーションにおいてさらにコンベアによって棚卸し作業場所まで搬送される。棚卸し作業後には、物品はコンベアによって戻され、さらにスタッカークレーンで棚に戻される。以上の動作中には、次の棚卸し物品をステーションに搬送することができない。したがって、棚卸し時間が長くなる。特に、ステーションのコンベアは搬送速度が遅いので、棚卸し時間が長くなる。
また、スタッカークレーンが複数台設けられている自動倉庫では、スタッカークレーンと棚卸し作業場所との間をレシプロ式やループ式台車で搬送させている。したがって、台車の能力によって棚卸し時間が決定される。この結果、棚卸し時間が長くなる。
また、特許文献1のようにスタッカークレーンの昇降台にカメラを搭載した場合には、以下の不具合によって最適であるとは言えない。例えば、カメラの撮影方向が限定されているので好ましくない。また、スタッカークレーンに搭載されたカメラは無線で接続される送信画像が安定しておらず、棚卸し作業時の確認精度が低下する。
本発明の課題は、スタッカークレーンを有する自動倉庫において棚卸し作業時に確認精度を高めることにある。
本発明に係る自動倉庫は、棚と、物品の入出庫口と、スタッカークレーンと、物品情報読み取り装置とを備えている。棚は、複数の物品載置部を有する。スタッカークレーンは、棚に沿って走行可能である。物品情報読み取り装置は、棚の少なくとも一つの物品載置部に設けられている。
この自動倉庫では、棚卸し作業時に、スタッカークレーンが物品を、物品情報読み取り装置が設けられている物品載置部に搬送する。そこで、物品情報読み取り装置が物品の情報を読み取る。この情報に基づいて棚卸し作業が行われる。
棚卸しのために物品を入庫口や出庫口に搬送する必要がないので、入出庫作業の邪魔をすることがない。したがって、棚卸し作業を迅速に行うことができる。
さらに、物品情報読み取り装置が設けられているのが安定している棚の物品載置部であるので、物品情報読み取り装置は有線での接続が容易で、また、無線で接続されていても正確な画像を送信することができる。したがって、棚卸し作業時に確認精度が高くなる。
なお、物品情報読み取り装置は、物品を撮影するカメラや物品のバーコード等を読み取るリーダ装置であってもよい。
本発明に係る自動倉庫は以下の特徴を有していてもよい。スタッカークレーンは、物品情報読み取り装置が物品の物品情報を読み取るときのみ、物品を物品情報読み取り装置が設けられた物品載置部に搬送する
この自動倉庫では、物品情報読み取り装置が設けられた物品載置部に物品が搬送されるのは、物品情報読み取り装置が物品情報を読み取るときだけである。すなわち、棚卸し時以外に棚卸し用物品載置部で物品の保管を行わないことで、棚卸し時に棚卸しに関係ない物品が棚卸し用物品載置部に載置されていることがない。したがって、棚卸し作業を迅速に行うことができる。
前記物品情報読み取り装置は、カメラであってもよい。その場合は、自動倉庫は、制御部と、カメラと制御部を連結する有線とをさらに備えている。
この自動倉庫では、カメラが設けられているのが安定している棚の物品載置部であるので、カメラは有線での接続が容易である。
本発明に係る自動倉庫の棚卸し方法は、複数の物品載置部を有する棚と、物品の入出庫口と、棚に沿って走行可能なスタッカークレーンとを備えた自動倉庫に用いられる。この方法は以下のステップを備えている。
◎スタッカークレーンに、他の物品載置部から、物品を物品情報読み取り装置が設けられた物品載置部に搬送させるステップ
◎物品情報読み取り装置に、物品情報を読み取らせるステップ
◎物品情報読み取り装置が読み取った物品情報と、在庫情報とを比較した結果を受け取るステップ
◎物品情報と在庫情報が一致しない場合には、物品情報読み取り装置が読み取った物品情報に従って在庫情報を修正するステップ
◎スタッカークレーンに、物品情報読み取り装置が設けられた物品載置部から、物品を他の物品載置部に搬送させるステップ
この棚卸し方法では、棚卸しのために物品を入庫口や出庫口に搬送する必要がないので、入出庫作業の邪魔をすることがない。
さらに、物品情報読み取り装置が設けられているのが安定している棚の物品載置部であるので、物品情報読み取り装置は有線での接続が容易で、また、無線で接続されていても正確な画像を送信することができ、棚卸し作業時に確認精度が高くなる。
なお、物品情報読み取り装置は、物品を撮影するカメラや物品のバーコード等を読み取るリーダ装置であってもよい。
本発明に係る自動倉庫では、棚卸し作業時に確認精度が高くなる。
本発明の一実施形態としての自動倉庫の模式図。 自動倉庫の部分平面図。 スタッカークレーンの側面図。 スタッカークレーンの正面図。 自動倉庫の制御構成を示すブロック図。 棚卸し制御動作のフローチャート。 在庫データの内容。 物品が映されたディスプレイ。 商品ラベルの一例を示す図。
(1)自動倉庫全体
以下、本発明に係る一実施形態としての自動倉庫1を説明する。図1は、本発明の一実施形態としての自動倉庫1の模式図であり、図2は自動倉庫1の部分平面図である。
なお、この実施形態において、図1および図2の上下方向が自動倉庫1の前後方向であり、図1および図2の左右方向が自動倉庫1の左右方向である。
自動倉庫1は、ラック2と、スタッカークレーン3とを有している。スタッカークレーン3は一対のラック2の間を走行するようになっており、一対のラックと1台のスタッカークレーンで1つのユニットを構成している。この実施形態では、図1に示すように、3つのユニットが設けられている。
自動倉庫の1の複数のラック2の外側には安全柵(図示せず)が設けられている。また、安全柵(図示せず)の近傍には、シグナルタワー81(図5)が設けられている。シグナルタワー81は、棚卸しの物品Wがカメラのある棚卸し用物品載置部13A(後述)に置かれたことを知らせるためのランプである。
(2)ラック
図2、図3および図4を用いて、一対のラック2と一台のスタッカークレーン3について説明する。図3はスタッカークレーン3の側面図であり、図4はスタッカークレーン3の正面図である。
一対のラック2は、図2の左右方向に延びるスタッカークレーン通路5を挟むように配置されている。ラック2は、所定間隔で左右に並ぶ多数の前側支柱7と、前側支柱7の後方にそれとの間に所定間隔をあけて並ぶ後側支柱9と、前側支柱7および後側支柱9に設けられた多数の物品支承部材11とを有している。左右一対の物品支承部材11によって、物品載置部13が構成されている。各物品載置部13には、図から明らかなように、物品Wが載置可能である。なお、各物品Wは、パレットP(図3を参照。)上に載置され、パレットPと共に移動させられる。なお、左右一対の物品支承部材11間は、後述のスライドフォーク29の上下方向の移動を許容するフォーク通過間隙15となっている。
図1、図2および図4に示すように、一組のラック2のうちの一つの棚卸し用物品載置部13Aには、そこに載置された物品Wを撮影可能なカメラ75が設けられている。カメラ75は、例えば、市販の防犯カメラ・監視カメラといったネットワークカメラであり、パン・チルト・音声双方向・無線LAN対応機能を有している。
棚卸し用物品載置部13Aには、在庫センサ85が設けられている。在庫センサ85は、棚卸し用物品物品載置部13Aに物品が置かれたことを検出するためのセンサである。在庫センサ85は、この実施形態では光電センサであるが、他の種類のセンサであってもよい。
(3)スタッカークレーン
スタッカークレーン通路5に沿って、上下一対のガイドレール21が設けられており、これらガイドレール21にスタッカークレーン3が左右に移動可能に案内されている。スタッカークレーン3は、走行台車23と、走行台車23に設けられた左右一対のマスト25に昇降自在に装着された昇降台27と、昇降台27に進退機構(図示せず)によって前後方向に摺動自在に設けられたスライドフォーク29とを有している。
次に、図5を用いて、スタッカークレーン3のクレーン制御部51について説明する。図5は、自動倉庫の制御構成を示すブロック図である。
クレーン制御部51は、各スタッカークレーン3に搭載され、自動倉庫1全体を制御するコントローラ52と通信可能である。クレーン制御部51は、CPUやメモリ等のコンピュータ・ハードウェアで実現されているが、図5においてはコンピュータ・ハードウェアとソフトウェアの協働によって実現される機能構成で表現している。
クレーン制御部51は、走行制御部53と、昇降制御部55と、移載制御部57とを有している。走行制御部53は、走行台車23の走行・停止を制御するための制御部であり、走行用モータ59と、ロータリエンコーダ61に接続されている。昇降制御部55は、昇降台27をマスト25に沿って上下動させるための制御部であり、昇降用モータ63と、ロータリエンコーダ65に接続されている。移載制御部57は、スライドフォーク29を前後方向に移動させるための制御部であり、移載用モータ67と、ロータリエンコーダ69に接続されている。
(4)ステーション
図1に示すように、前側のラック2の左側方に入庫ステーション17が配され、後側のラック2の左側方に出庫ステーション19が配されている。
(5)棚卸し制御構成
図1に示すように、3つの棚卸し制御操作設備76が用意されている。したがって、同時に3人の棚卸し作業者が棚卸しを行うことができる。各作業者は、二組合計4列のラック2の棚卸し作業を行う。棚卸し制御操作設備76は、パソコン77と、操作ボックス79とから構成されている。パソコン77は、ディスプレイ78や他の装置を有している。パソコン77は、棚卸し時に必要な情報の入力や結果が表示可能になっている。操作ボックス79には複数のボタンが設けられており、例えば、各組のラック2の棚卸しが終了したときに、終了確認のために用いられる。
なお、ディスプレイ78には、各組のラック2に関する情報が必要に応じて切り換えられて表示される。
図1および図5に示すように、棚卸し制御部71が設けられている。棚卸し制御部71は、クレーン制御部51と同様のコンピュータである。なお、棚卸し制御部71はクレーン制御部51と同じコンピュータ内に設けられていてもい。棚卸し制御部71は、コントローラ52と通信可能であり、コントローラ52を介してクレーン制御部51に対して搬送指令を送信可能である。さらに、棚卸し制御部71は、在庫管理のために、図7のような、ラック2の載置部13に収納されている物品Wの棚番、品番、品名、数量等からなる在庫データ73を有している。棚卸し制御部71は、在庫データ73の内容を取得・更新することができる。
棚卸し制御部71には、カメラ75、操作ボックス79、在庫センサ85に接続され、それらから検出信号が送信される。なお、棚卸し制御部71とカメラ75は無線LANで接続されている。より具体的には、棚卸し制御部71は、無線LAN送受信部95(図1)を介してカメラ75に接続されている。
さらに棚卸し制御部71には、シグナルタワー81が接続され、棚卸し制御部71はシグナルタワー81に制御信号を送信できる。
(6)棚卸し制御動作
図6を用いて、棚卸し制御動作について説明する。図6は、棚卸し制御動作のフローチャートである。なお、ここでは、一台のスタッカークレーン3による棚卸し動作についてのみ説明する。
なお、作業者がパソコン77を操作して、棚卸し作業の設定を行う。また、棚卸し作業者は、在庫データ73の内容が印刷された紙を印刷して、手元に用意しておく。あるいは、紙を印刷する代わりに、パソコン77に在庫データ73を表示してもよい。前者の場合に作業者は手元の紙とカメラ75の画像とを見ながら照合することになり、後者の場合に作業者は在庫データ73の画面とカメラ75の画像とを見ながら照合することになる。
ステップS1では、棚卸し制御部71は、棚卸し動作が開始されるのを待つ。具体的には、作業者が棚卸し開始ボタンを押す。
ステップS2では、棚卸し制御部71は、カメラ75をONさせるための制御信号をカメラ75に送信する。これにより、カメラ75による撮影が始まる。なお、カメラ75のON・OFFは、作業者が分電盤のスイッチを操作することで行ってもよい。
ステップS3では、棚卸し制御部71は、コントローラ52に対して物品Wの搬入指令を送信する。これにより、コントローラ52はクレーン制御部51に対して搬入指令を送信する。この結果、スタッカークレーン3は、指定された物品Wを、カメラ75が設けられた棚卸し用物品載置部13Aに搬送する。このように、棚卸しのために物品Wを入庫ステーション17や出庫ステーション19に搬送する必要がないので、入出庫作業の邪魔をすることがない。したがって、棚卸し作業を迅速に行うことができる。
物品Wが棚卸し用物品載置部13Aに載置されると、在庫センサ85がONして、検出信号が棚卸し制御部71に送信される。その結果、操作ボックス79またはパソコン77に「物品Wが照合可能になっている」ことが表示される。また、棚卸し制御部71は、シグナルタワー81を点灯させるための制御信号をシグナルタワー81に送信する。これにより、シグナルタワー81が点灯する。
なお、この自動倉庫1では、棚卸し用物品載置部13Aに物品Wが搬送されるのは、カメラ75が物品情報を読み取るときだけである。すなわち、棚卸し時以外に棚卸し用物品載置部13Aで物品Wの保管を行わないことで、棚卸し時に棚卸しに関係ない物品Wが棚卸し用物品載置部13Aに載置されていることがない。したがって、棚卸し作業を迅速に行うことができる。
ステップS4では、作業者からの照合信号が送信されるのを待つ。作業者は、図8に示すように、ディスプレイ78に映された物品Wの情報を確認しながら、照合作業をする。図8は、物品Wが映されたディスプレイ78である。物品Wの側面には、商品ラベル91が貼られている。商品ラベル91は、図9に示すように、品番、バーコード、個数等の情報を有している。さらに、ディスプレイ78には、図8に示すように、物品Wが運ばれてきた元の棚番号93が表示されている。この状態で、作業者は、ディスプレイ78に示された棚番号93を元に在庫データ73の品番とディスプレイ78に映った品番とを比較する。作業者は操作ボックス79またはパソコン77を操作して、一致していているか不一致であるかを棚卸し制御部71に送信する。一致している場合はステップS6に移行し、不一致の場合はステップS8に移行する。
なお、カメラ75が設けられているのがラック2の物品載置部13であるので、カメラ75は無線で接続されていても正確な画像を送信することができ、棚卸し作業時に確認精度が高くなる。
ステップS8では、作業者がパソコン77を操作して在庫データ73を修正する。
ステップS5では、棚卸し制御部71は、コントローラ52に対して物品Wの搬出指令を送信する。これにより、コントローラ52はクレーン制御部51に対して搬出指令を送信する。この結果、スタッカークレーン3は、カメラ75が置かれた棚卸し用物品載置部13Aから物品Wを元の物品載置部13に搬送する。
なお、棚卸し用物品載置部13Aから物品Wが搬出されると、在庫センサ85がOFFし、検出信号が棚卸し制御部71に送信される。その結果、操作ボックス79またはパソコン77の「物品Wが照合可能になっている」表示が消される。また、棚卸し制御部71は、シグナルタワー81を消灯させるための制御信号をシグナルタワー81に送信する。これにより、シグナルタワー81が消灯される。
ステップS6では、棚卸し制御部71は、全ての物品Wの棚卸しが終了したか否かを判断する。終了していない場合は、ステップS3に戻る。終了した場合には、ステップS7に移行する。
ステップS7では、棚卸し制御部71は、カメラ75をOFFさせるための制御信号をカメラ75に送信する。これにより、カメラ75による撮影が停止する。
以上に述べた棚卸し動作では、物品Wはスタッカークレーン3によって搬送されるだけであって入庫ステーション17や出庫ステーション19によって搬送されないので、棚卸しが迅速に行われる。言い換えると、カメラ75が入庫ステーション17や出庫ステーション19に設けられていないので、棚卸し動作によって入出庫動作が邪魔されることがない。
(7)特徴
自動倉庫1は、ラック2と、入庫ステーション17および出庫ステーション19と、スタッカークレーン3と、カメラ75とを備えている。ラック2は、複数の物品載置部13を有する。スタッカークレーン3は、ラック2に沿って走行可能である。カメラ75は、ラック2の棚卸し用物品載置部13Aに設けられている。
この自動倉庫1では、棚卸し作業時に、スタッカークレーン3が物品Wを、カメラ75が設けられている棚卸し用物品載置部13Aに搬送する。そこで、カメラ75が物品Wの情報を読み取る。この情報に基づいて棚卸し作業が行われる。
棚卸しのために物品Wを入庫ステーション17や出庫ステーション19に搬送する必要がないので、入出庫作業の邪魔をすることがない。したがって、棚卸し作業が迅速に行われる。
さらに、カメラ75が設けられているのが安定しているラック2の物品載置部13であるので、カメラ75は有線での接続が容易で、また、無線で接続されていても正確な画像を送信することができ、棚卸し作業時に確認精度が高くなる。
スタッカークレーン3は、カメラ75が物品Wの物品情報を読み取るときに、物品Wをカメラ75が設けられた棚卸し用物品載置部13Aに搬送する。スタッカークレーン3は、カメラ75が物品Wの物品情報を読み取るとき以外には、物品Wをカメラ75が設けられた棚卸し用物品載置部13Aに搬送しない。
この自動倉庫1では、棚卸し用物品載置部13Aに物品Wが搬送されるのは、カメラ75が物品情報を読み取るときだけである。すなわち、棚卸し時以外に棚卸し用物品載置部13Aで物品Wの保管を行わないことで、棚卸し時に棚卸しに関係ない物品Wが棚卸し用物品載置部13Aに載置されていることがない。したがって、棚卸し作業を迅速に行うことができる。
本発明に係る自動倉庫1の棚卸し方法は、複数の物品載置部13を有するラック2と、入庫ステーション17および出庫ステーション19と、ラック2に沿って走行可能なスタッカークレーン3とを備えた自動倉庫1に用いられる。この方法は以下のステップを備えている。
◎スタッカークレーン3に、他の物品載置部13から、物品Wをカメラ75が設けられた棚卸し用物品載置部13Aに搬送させるステップ(S3)
◎カメラ75に、物品情報を読み取らせるステップ
◎カメラ75が読み取った物品情報と、在庫情報とを比較した結果を受け取るステップ(S4)
◎物品情報と在庫情報が一致しない場合には、カメラ75が読み取った物品情報に従って在庫情報を修正するステップ(S8)
◎スタッカークレーン3に、棚卸し用物品載置部13Aから、物品Wを他の物品載置部13に搬送させるステップ(S5)
この棚卸し方法では、棚卸しのために物品Wを入庫ステーション17や出庫ステーション19に搬送する必要がないので、入出庫作業の邪魔をすることがない。
さらに、カメラ75が設けられているのが安定しているラック2の物品載置部13であるので、カメラ75は有線での接続が容易で、また、無線で接続されていても正確な画像を送信することができ、棚卸し作業時に確認精度が高くなる。
(8)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
自動倉庫の構成や棚卸し作業用の設備については、前記実施形態に限定されない。
棚卸し用物品載置部のラック内での位置は特に限定されない。
棚卸し用物品載置部は、一組のラックに対して少なくとも一つあることが好ましいが、複数であっても良い。
カメラの代わりに、バーコードリーダやRFIDリーダのようなIDリーダを棚卸し用物品載置部に設けて、IDリーダが物品から読み取った情報をディスプレイに表示することで、作業者による照合ができるようにしてもよい。さらに、IDリーダが物品から読み取った情報を基に、棚卸し制御部が照合作業を行っても良い。また、この場合で照合結が不一致の場合は、棚卸し制御部が在庫データを修正してもよい。
前記実施形態ではカメラは制御部に対して無線で接続されていたが、有線で接続されていてもよい。この自動倉庫では、カメラが設けられているのが安定している棚の物品載置部であるので、カメラは有線での接続が容易である。
棚卸し終了後の物品は元の物品載置部に戻されるのが通常であるが、必要に応じて他の物品載置部に戻されても良い。その場合は、在庫データの棚番号も変更される。
本発明は、複数の棚に沿って走行し物品を搬送するスタッカークレーンを有する自動倉庫に広く適用できる。
1 自動倉庫
2 ラック(棚)
3 スタッカークレーン
5 スタッカークレーン通路
7 前側支柱
9 後側支柱
11 物品支承部材
13 物品載置部
13A 棚卸し用物品載置部
15 フォーク通過間隙
17 入庫ステーション
19 出庫ステーション
21 ガイドレール
23 走行台車
25 マスト
27 昇降台
29 スライドフォーク
31 載置部
33 壁部
51 クレーン制御部
52 コントローラ
53 走行制御部
55 昇降制御部
57 移載制御部
59 走行用モータ
61 ロータリエンコーダ
63 昇降用モータ
65 ロータリエンコーダ
67 移載用モータ
69 ロータリエンコーダ
71 棚卸し制御部
73 在庫データ
75 カメラ(物品情報読み取り装置)
76 棚卸し制御操作設備
77 パソコン
78 ディスプレイ
79 操作ボックス
81 シグナルタワー
85 在庫センサ
91 商品ラベル
93 棚番号
95 無線LAN送受信部
P パレット
W 物品

Claims (1)

  1. 複数の物品載置部を有する棚と、
    物品の入出庫口と、
    前記棚に沿って走行可能なスタッカークレーンと、
    前記棚の少なくとも一つの物品載置部に設けられた物品情報読み取り装置と、
    を備え、
    前記スタッカークレーンは、前記物品情報読み取り装置が物品の物品情報を読み取るときのみ、前記物品を前記物品情報読み取り装置が設けられた物品載置部に搬送し、
    前記物品情報読み取り装置は、カメラであり、
    制御部と、前記カメラと前記制御部を連結する有線とをさらに備えている、自動倉庫。
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