JP6567505B2 - キナゾリン誘導体およびdnaメチルトランスフェラーゼ阻害剤としてのその使用 - Google Patents
キナゾリン誘導体およびdnaメチルトランスフェラーゼ阻害剤としてのその使用 Download PDFInfo
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Description
n1およびn2は、互いに独立に、0〜8の間、特に1〜8の間の整数を表し、
Qは、置換されていてもよいアリールまたは置換されていてもよい複素環を表し、
Wは、結合、NR0、ピペリジンジイル、ピペラジンジイルまたはピロリジンジイルを表し、
X1は、OまたはNR1を表し、
X2は、OまたはNR2を表し、
X3は、
を表し、
X4は、
を表し、
R0は、H;CHO;CO2−((C1−C6)アルキル);またはCHO、CO2HもしくはCO2−((C1−C6)アルキル)で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表し、
R1およびR2は、互いに独立に、Hまたは(C1−C6)アルキルを表し、
R3およびR4は、互いに独立に、H、(C1−C6)アルキル、アリール、複素環、−((C1−C6)アルキル)−X5−アリールまたは−((C1−C6)アルキル)−X5−複素環を表し、
ここで、X5は結合、OまたはNR6を表し、各アリールまたは複素環部分は置換されていてもよく、かつ
R5およびR6は、互いに独立に、Hまたは(C1−C6)アルキルを表す]
に関する。
(1)塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸およびリン酸などの無機酸とともに形成される;または酢酸、ベンゼンスルホン酸、フマル酸、グルコヘプトン酸、グルコン酸、グルタミン酸、グリコール酸、ヒドロキシナフトエ酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ムコン酸、2−ナフタレンスルホン酸、プロピオン酸、コハク酸、ジベンゾイル−L−酒石酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸、トリメチル酢酸、およびトリフルオロ酢酸などの有機酸とともに形成される酸付加塩、ならびに
(2)化合物中に存在する酸プロトンがそれぞれアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、もしくはアルミニウムイオンなどの金属イオンで置換される場合に形成される;または有機もしくは無機塩基が配位する塩基不可塩を含んでなる。許容可能な有機塩基は、ジエタノールアミン、エタノールアミン、N−メチルグルカミン、トリエタノールアミン、トロメタミンなどを含んでなる。許容可能な無機塩基は、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウムおよび水酸化ナトリウムを含んでなる。
X11は、NまたはCR41を表し、
X12は、NまたはCR42を表し、
X13は、NまたはC−NR43aR43bを表し、
X14は、NまたはCR44を表し、
X15は、NまたはCR45を表し、
R43aおよびR43bはそれぞれ互いに独立に、Hまたは(C1−C6)アルキル、特に、Hを表し、
R41、R42、R44およびR45はそれぞれ互いに独立に、水素;ハロゲン;NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;CO2R15;OC(O)R16;C(O)NR17R18;NR19C(O)R20;S(O)R50;S(O)2R51;S(O)2NR52R53;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、CO2R25、OC(O)R26、C(O)NR27R28、NR29C(O)R30、S(O)R54、S(O)2R55、およびS(O)2NR56R57から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;またはハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、CO2R35、OC(O)R36、C(O)NR37R38、NR39C(O)R40、S(O)R58、S(O)2R59、およびS(O)2NR60R61から選択される1もしくは数個の基で置換されていてもよいアリールもしくはアリール−(C1−C6)アルキルを表すか、あるいは
R44およびR45の場合、R44およびR45は一緒になって下記式:
X16は、NまたはCR46を表し、
X17は、NまたはCR47を表し、
X18は、NまたはCR48を表し、
X19は、NまたはCR49を表し、かつ、
R46、R47、R48およびR49はそれぞれ互いに独立に、水素;ハロゲン;NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;CO2R15;OC(O)R16;C(O)NR17R18;NR19C(O)R20;S(O)R50;S(O)2R51;S(O)2NR52R53;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、CO2R25、OC(O)R26、C(O)NR27R28、NR29C(O)R30、S(O)R54、S(O)2R55、およびS(O)2NR56R57から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;またはハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、CO2R35、OC(O)R36、C(O)NR37R38、NR39C(O)R40、S(O)R58、S(O)2R59、およびS(O)2NR60R61から選択される1もしくは数個の基で置換されていてもよいアリールもしくはアリール−(C1−C6)アルキルを表し、
ただし、X11、X12、X14、X15、X16、X17、X18およびX19のうち3つ以下、特に2つ、好ましくは1つがNを表す。
R44およびR45の場合、R44およびR45は一緒になって下記式:
ここで、R46、R47、R48およびR49はそれぞれ互いに独立に、水素;ハロゲン;OR11;NR12R13;C(O)R14;CO2R15;OC(O)R16;C(O)NR17R18;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、CO2R25、OC(O)R26、C(O)NR27R28、およびNR29C(O)R30から選択される1または数個の基で置換されていてもよいNR19C(O)R20;(C1−C6)アルキル;またはハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、CO2R35、OC(O)R36、C(O)NR37R38、およびNR39C(O)R40から選択される1もしくは数個の基で置換されていてもよいアリールもしくはアリール−(C1−C6)アルキルを表す。
R44およびR45の場合、R44およびR45は一緒になって下記式:
ここで、R46、R47、R48およびR49はそれぞれ互いに独立に、水素;ハロゲン;OR11;NR12R13;C(O)R14;CO2R15;OC(O)R16;C(O)NR17R18;NR19C(O)R20;またはハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、CO2R25、OC(O)R26、C(O)NR27R28、およびNR29C(O)R30から選択される1もしくは数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表す。
R44およびR45の場合、R44およびR45は一緒になって下記式:
ここで、R46、R47、R48およびR49はそれぞれ互いに独立に、水素;ハロゲン;OR11;NR12R13;またはハロゲン、OR21、およびNR22R23から選択される1もしくは数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表す。
R44およびR45の場合、R44およびR45は一緒になって下記式:
ここで、R46、R47、R48およびR49はそれぞれ互いに独立に、水素;ハロゲン;OR11;またはNR12R13を表す。
ここで、R43aおよびR43bは上記に定義され、特に、Hを表し、かつ、R41、R42およびR44〜R49は上記に定義され、特に、R41、R42およびR44〜R49はそれぞれ互いに独立に、水素;ハロゲン;OR11;またはNR12R13を表す。
各アリールまたは複素環部分がハロゲン;オキソ(=O);NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;CO2R15;OC(O)R16;C(O)NR17R18;NR19C(O)R20;S(O)R50;S(O)2R51;S(O)2NR52R53;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、CO2R25、OC(O)R26、C(O)NR27R28、NR29C(O)R30、S(O)R54、S(O)2R55、およびS(O)2NR56R57から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、CO2R35、OC(O)R36、C(O)NR37R38、NR39C(O)R40、S(O)R58、S(O)2R59、およびS(O)2NR60R61から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたはアリール−(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよく、
ここで、R11〜R40およびR50〜R61は互いに独立にHまたは(C1−C6)アルキルを表す。
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;オキソ(=O);NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;S(O)R50;S(O)2R51;S(O)2NR52R53;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、S(O)R54、S(O)2R55、およびS(O)2NR56R57から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、S(O)R58、S(O)2R59、およびS(O)2NR60R61から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたはアリール−(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよい。
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;オキソ(=O);NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;S(O)R50;S(O)2R51;S(O)2NR52R53;(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよいハロゲン、OR21、およびNR22R23;ならびにハロゲン、OR31、およびNR32R33から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたはアリール−(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよい。
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;オキソ(=O);NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;S(O)2NR52R53;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、およびS(O)2NR56R57から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、およびS(O)2NR60R61から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたはアリール−(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよい。
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;オキソ(=O);NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;ハロゲン、OR21、およびNR22R23から選択される1または数個の基で置換されていてもよいS(O)2NR52R53;(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31、およびNR32R33から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたはアリール−(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよい。
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;オキソ(=O);NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;S(O)2NR52R53;(C1−C6)アルキル;アリール;およびアリール−(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよい。
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;オキソ(=O);OR11;NR12R13;C(O)R14;CO2R15;OC(O)R16;C(O)NR17R18;NR19C(O)R20;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、CO2R25、OC(O)R26、C(O)NR27R28、およびNR29C(O)R30から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、CO2R35、OC(O)R36、C(O)NR37R38、およびNR39C(O)R40から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールから選択される1または数個の基で置換されていてもよい。
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;OR11;NR12R13;ハロゲン、OR21およびNR22R23から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31およびNR32R33から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールから選択される1または数個の基で置換されていてもよい。
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;OR11;NR12R13;ハロゲン、OR21およびNR22R23から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31およびNR32R33から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールから選択される1または数個の基で置換されていてもよい。
n1およびn2は、互いに独立に、1、2、3または4を表し、
Qは、ハロゲン;オキソ(=O);OR11;NR12R13;ならびにハロゲン、OR21およびNR22R23から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたはヘテロアリールを表し、
Wは、結合、NR0、
X1は、NHを表し、
X2は、Oを表し、
R0は、H;CHO;またはCO2HもしくはCO2−((C1−C6)アルキル)で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表し、
R3およびR4は、互いに独立に、H、(C1−C6)アルキル、アリール複素環、アリール−(C1−C6)アルキル、複素環−(C1−C6)アルキル、−((C1−C6)アルキル)−NH−アリールまたは−((C1−C6)アルキル)−NH−複素環、特に、H、(C1−C6)アルキル、複素環、アリール−(C1−C6)アルキル,または−((C1−C6)アルキル)−NH−アリールを表し、
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;オキソ(=O);NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;S(O)2NR52R53;ハロゲン、OR21、およびNR22R23から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31、およびNR32R33から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたはアリール−(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよく、かつ、
R5はHを表し、
ここで、
アリールは、フェニルであり、
複素環は、各環が5または6員、および窒素または酸素原子、特に、窒素原子でそれぞれ置換された1〜4個、特に、1または2個の炭素原子を有する、飽和炭化水素単環または二環(縮合環、架橋環またはスピロ環、特に、縮合環を含んでなる)、例えば、ピペリジン、ピペラジン、トリアジナンまたはピロリジン;特に、 ピペリジンであり、かつ、
ヘテロアリールは、各環が5または6員、および窒素または酸素原子、特に、窒素原子でそれぞれ置換された1〜4個、特に、1または2個の炭素原子を有する、芳香族炭化水素単環または二環(縮合環を含んでなる);例えば、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、トリアジン、キノリン、イソキノリン、キノキサリンまたはキナゾリン;特に、ピリジンまたはキノリンである。
ここで、
n1およびn2は、互いに独立に、1、2、3または4を表し、
Qは、ハロゲン;オキソ(=O);ならびにハロゲン、OR21およびNR22R23から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたは複素環、特に、複素環を表し、
Wは、結合、NR0または
X1は、NHを表し、
X2は、Oを表し、
R0は、H;CHO;またはCO2HもしくはCO2−((C1−C6)アルキル)で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表し、
R3およびR4は、互いに独立に、H、(C1−C6)アルキル、アリール、ヘテロアリール、アリール−(C1−C6)アルキル、ヘテロアリール−(C1−C6)アルキル、−((C1−C6)アルキル)−NH−アリールまたは−((C1−C6)アルキル)−NH−ヘテロアリールを表し、
各アリールまたはヘテロアリール部分は、ハロゲン;OR11;NR12R13;ハロゲン、OR21およびNR22R23から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31およびNR32R33から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールから選択される1または数個の基で置換されていてもよく、かつ、
R5は、Hを表し、
ここで、
アリールは、フェニルであり、
複素環は、各環が5または6員、および窒素または酸素原子、特に、窒素原子でそれぞれ置換された1〜4個、特に、1または2個の炭素原子を有する、飽和、不飽和または芳香族炭化水素単環または二環(縮合環、架橋環またはスピロ環、特に、縮合環を含んでなる);例えば、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、キナゾリン、ピペリジン、ピペラジン、ジヒドロピリジン、ジヒドロピリミジン、ジヒドロピリダジン、ジヒドロピラジン、テトラヒドロピリジン、テトラヒドロピリミジン、テトラヒドロピリダジンまたはテトラヒドロピラジン;特に、キノリン、ピリジンまたはジヒドロピリミジン(特に、1,2−ジヒドロピリミジン)であり、かつ、
ヘテロアリールは、各環が5または6員、および窒素または酸素原子、特に、窒素原子でそれぞれ置換された1〜4個、特に、1または2個の炭素原子を有する、芳香族炭化水素単環または二環(縮合環を含んでなる);例えば、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、トリアジン、キノリン、イソキノリン、キノキサリンまたはキナゾリン;特に、キノリンまたはピリミジンである。
(i)上記に定義されるものなどの少なくとも1種類の式(I)の化合物と、
(ii)抗癌薬などの少なくとも1種類の他の有効成分と
を含んでなる医薬組成物に関する。
(a)W=NHの式(I)の化合物を
R0が、CHO、CO2HまたはCO2−((C1−C6)アルキル)で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表し、かつ、LGが脱離基を表す式R0−LGの化合物と反応させて、R0が、CHO、CO2HまたはCO2−((C1−C6)アルキル)で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表すW=NR0の式(I)の化合物を得ること、
ジメチルホルムアミド(DMF)と反応させて、R0=CHOであるW=NR0の式(I)の化合物を得ること、または
R0がCO2−((C1−C6)アルキル)を表し、かつ、A1が(C1−C6)アルコキシ基またはハロゲン原子(例えば、ClまたはBr)を表す式R0−A1の化合物と反応させて、R0がCO2−((C1−C6)アルキル)を表すW=NR0の式(I)の化合物を得ること、および
(b)場合により、工程(a)で得られた化合物を塩化または溶媒和して、R0が上記に定義される通りであるW=NR0の式(I)の化合物の薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を得ること
を含んでなる。
R0が、CHO、CO2HまたはCO2−((C1−C6)アルキル)で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表す場合:
用語「脱離基」は、本発明で使用する場合、求核試薬置換反応の際に求核試薬と容易に置き換わり得る化学基を意味し、この求核試薬は、工程(a)の場合、第二級アミン、すなわち、NH基を有する分子である。このような脱離基は特にハロゲン原子またはスルホン酸基であり得る。スルホン酸基は特に、R7が(C1−C6)アルキル、アリール、アリール−(C1−C6)−アルキルまたは(C1−C6)−アルキル−アリール基を表す基−OSO2−R7である。スルホン酸基は特に、メシル酸基(CH3−S(O2)O−)、トリフレート(CF3−S(O)2O−)またはトシル酸基(p−Me−C6H4−S(O)2O−)であり得る。
この反応は有利には、特に、トリエチルアミンなどの塩基の存在下で、溶媒としてDMFを用いて行われる。
この反応は、当業者に周知のカルバミメートを製造する条件で行うことができる。
塩化または溶媒和工程は、当業者に周知の方法によって、特に、従前に定義されたように、工程(a)で得られた式(I)の化合物と薬学的に許容可能な酸(有機または無機酸)、塩基(有機または無機酸)または溶媒との反応によって行うことができる。
(1)下記式(II):
の化合物を下記式(III):
ここで、LG1およびLG2は互いに独立に脱離基を表し、かつ、R8はR0またはN−保護基を表し、
ただし、
W1がLG1を表す場合にはW2はNHR8、
W1がNHR8、
の化合物と反応させ、W1またはW2が、R8がN−保護基を表すNHR8を表す場合には、そのN−保護基を有する窒素原子を脱保護して、上記に定義される式(I)の化合物を得ること、および
(2)場合により、工程(1)で得られた化合物を塩化または溶媒和して、上記に定義される式(I)の化合物の薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を得ること
を含んでなる。
LG1およびLG2基は、特に、臭素または塩素などのハロゲン原子であり得る。
Q、X1およびn1は上記に定義される通りであり、
Halは、ClまたはBrなどのハロゲン原子を表し、かつ
W3は、場合により保護形態の、W1基を表す(W3は特にOHを表し得る)。
の化合物である場合、この化合物は、下記式(IV):
の化合物を、R4およびR5が上記に定義される通りである式R4R5NHのアミンと反応させることにより製造することができる。
式(IV)の化合物を下記式(V):
のトリアゾールの形態で活性化合物すること、および
式(V)のトリアゾールを式R4R5NHのアミンと反応させること
により製造することができる。
の化合物である場合、この化合物は、上記に定義される式(IV)の化合物を式R3−LG3(ここで、R3は上記に定義される通りであり、LG3はハロゲン原子(例えば、ClまたはBr)などの脱離基を表す)の化合物と反応させることにより製造することができる。
の化合物を式W4−(CH2)n2−X2H(式中、W4、X2およびn2は上記に定義される通りである)の化合物と反応させることによって製造することができる。
塩化または溶媒和工程は、当業者に周知の方法によって、特に、従前に定義されたように、工程(a)で得られた式(I)の化合物と薬学的に許容可能な酸(有機または無機酸)、塩基(有機または無機酸)または溶媒との反応によって行うことができる。
(A)下記式(VII):
の化合物を下記式(VIII):
ただし、
X6がハロゲン原子を表す場合にはX7は−X2−(CH2)n2−W−(CH2)n1−X1Hを表し、かつ、
X6が−X1−(CH2)n1−W−(CH2)n2−X2Hを表す場合にはX7がハロゲン原子を表す]
の化合物と反応させて、式(I)の化合物を得ること、および
(B)場合により、工程(A)で得られた化合物を塩化または溶媒和して、上記に定義される式(I)の化合物の薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を得ること
を含んでなる。
式(VII)と(VIII)の化合物間の反応は、K2CO3などの塩基の存在下で行うことができる。また、触媒量のKIを反応媒体に加えることもできる。
Q、X1、W、n1およびn2は上記に定義される通りであり、
Halは、ClまたはBrなどのハロゲン原子を表し、かつ
X8は、場合により保護形態の、X2H基を表す。
の化合物であり、この化合物は、下記式(IX):
の化合物をR4およびR5が上記に定義される通りである式R4R5NHのアミンと反応させることにより製造することができる。
式(IX)の化合物を、式(X):
のトリアゾールの形態で活性化すること、および
式(X)のトリアゾールを式R4R5NHのアミンと反応させること
によって製造することができる。
の化合物である場合、この化合物は、上記に定義される式(IX)の化合物を式R3−LG3[ここで、R3は上記に定義される通りであり、かつ、LG3はハロゲン原子(例えば、ClまたはBr)などの脱離基を表す]の化合物と反応させることによって製造することができる。
塩化または溶媒和工程は、当業者に周知の方法によって、特に、従前に定義されたように、工程(A)で得られた式(I)の化合物と薬学的に許容可能な酸(有機または無機酸)、塩基(有機または無機酸)または溶媒との反応によって行うことができる。
塩化チオニル(10mL)中、16(440mg;2.01mmol)の溶液および触媒量のDMFを30分間煮沸した。溶媒を除去し、粗生成物をDMF中、フェニルプロピルアミン(570μL;4.0mmol)の溶液に溶かし、この混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、有機相を飽和Na2CO3溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣を、シクロヘキサン中、酢酸エチルの直線勾配(0→100%酢酸エチル)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、淡褐色固体として17を得た(607mg;1.70mmol;収率85%)。
HRMS-ESI (m/z) C20H23N3ClO [M+H]+の理論値: 356.1524; 実測値: 356.1527.
DMF(1mL)中、17(50mg;141μmol)の溶液にフタルイミドカリウム塩を加え、この混合物を90℃で6時間加熱した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、有機相を飽和Na2CO3溶液、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣を、シクロヘキサン中、酢酸エチル(0→100%酢酸エチル)の直線勾配を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色固体として22を得た(63mg;138μmol;収率98%)。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 168.3 (Cphtha), 162.0 (Ca6), 159.0 (Ca2), 157.8 (Ca1), 151.3 (Ca8), 141.5 (Ca12), 134.0 (Cphtha), 132.1 (Cphtha), 128.7 (Ca13 ), 128.4 (Ca14), 126.1 (Ca15), 123.3 (Cphtha), 121.8 (Ca4), 117.9 (Ca5), 109.0 (Ca3), 107.6 (Ca7), 65.7 (Cb1), 41.1 (Ca9), 35.3 (Cb3), 33.7 (Ca11), 30.7 (Ca10), 28.0 (Cb2).
HRMS-ESI (m/z) C28H27N4O3 [M+H]+の理論値: 467.2078; 実測値: 467.2078.
エタノール(2mL)中、22(60mg;129μmol)の溶液に、N−メチルヒドラジン(200μL)を加えた。室温で12時間撹拌した後、溶媒を除去し、残渣を、N−メチルヒドラジンが完全に除去されるまでトルエンと共蒸発させた。この粗生成物に、塩化2−ニトロベンゼンスルホニル(71mg;322mmol)およびTEA(54μL;387μmol)の溶液を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。有機相を飽和Na2CO3、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣を、ジクロロメタン中、メタノールの直線勾配(0→10%MeOH)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、23を淡黄色固体として得た(61mg;117μmol;収率91%)。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 161.5 (Ca6), 159.0 (Ca2), 155.9 (Ca1), 151.3 (Ca8), 148.0 (CNos), 141.5 (Ca12), 133.6 (CNos), 133.5 (CNos ), 132.8 (CNos), 130.9 (CNos), 128.7 (Ca13 ), 128.4 (Ca14), 126.2 (Ca15), 125.4 (CNos), 122.0 (Ca4), 117.9 (Ca5), 109.2 (Ca3), 107.6 (Ca7), 66.1 (Cb1), 41.8 (Cb3), 41.2 (Ca9), 33.7 (Ca11), 30.7 (Ca10), 28.9 (Cb2).
HRMS-ESI (m/z) C29H37N8O4 [M+H]+の理論値: 522.1806; 実測値: 522.1801.
エタノールアミン(1.5mL;22mmol)中、4−クロロキノリン(360mg;2.21mmol)の混合物を110℃で3時間撹拌し、溶媒を除去し、残渣を、ジクロロメタン中、メタノールの直線勾配(0→10%MeOH)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、25を白色粉末として得た(414mg;2.20mmol;定量的収量)。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 151.1 (Cc5), 150.5 (Cc3), 148.8 (Cc6), 129.5 (Cc8), 129.1 (Cc10), 124.2 (Cc9), 122.1 (Cc11), 119.3 (Cc7), 98.6 (Cc4), 59.3 (Cc1), 45.5 (Cc2).
HRMS-ESI (m/z) C11H13N2O [M+H]+の理論値: 189.1022; 実測値: 189.1031.
25(360mg;1.92mmol)を塩化チオニル(3ml)中に可溶化した。この混合物をフラッシュボイリングし、溶媒を除去した。トルエンを加え、共蒸発により残留する塩化チオニルを除去した。残渣をジクロロメタン中で摩砕し、固体を濾過し、26を白色固体として得た(360mg;1.75mmol;91%)。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 151.0 (Cc5), 148.9 (Cc3), 148.5 (Cc6), 130.0 (Cc8), 129.2 (Cc10), 125.0 (Cc9), 119.3 (Cc11), 118.9 (Cc7), 99.0 (Cc4), 44.4 (Cc2), 42.6 (Cc1).
HRMS-ESI (m/z) C11H13N2Cl [M+H]+の理論値: 207.0684; 実測値: 207.0678.
DMF(1mL)中、23(50mg;96μmol)、K2CO3(22mg;0.160mmol)および触媒量のKIの溶液に、26(40mg;288μmol)を加えた。この混合物を65℃で一晩撹拌した後、チオフェノール(24μL;240mmol)を加えた。この混合物を1日撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣を、ジクロロメタン中、メタノール中1Nアンモニアの直線勾配(0→10%MeOH/NH3)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、または0.2%TEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物Fを白色粉末として得た(32mg;0.64mmol、67%)。
13C NMR (DMSO+MeOD) δ 162.1 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.1 (Cc5), 150.4 (Cc3), 148.7 (Cc6), 142.2 (Ca12), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10), 128.8 (Ca13), 128.7 (Ca14), 126.2 (Ca15), 124.7 (Ca4), 124.2 (Cc9), 122.0 (Cc8), 119.3 (Cc7), 117.1 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.8 (Ca7), 98.6 (Cc4), 66.9 (Cb1), 48 (Cc1), 46 (Cb3), 43(Cc2), 40.6(Ca9), 33.1 (Ca11), 30.8 (Ca10), 29.8 (Cb2).
HRMS-ESI (m/z) の理論値C31H35N6O [M+H]+ : 507.2667; 実測値: 507.2666.
4−((2−Bocアミノブチル)アミノ)キノリン(28)
12mLのn−ペンタノール中、N−bocアミノプロパンアミン(2.06g、11.84mmol)またはN−bocアミノブタンアミン(2.25g、12mmol)、4−クロロキノリン(1.525g、9.32mmol)およびDiPEA(1.8mL、10.3mmol)の溶液に、6時間還流下で撹拌した。溶媒を除去し、残渣をDCMで希釈した。有機層をNaOH 2M(2回)で洗浄し、水相をDCM(3回)で抽出した。有機層を回収して合わせ、Na2SO4で乾燥させ、溶媒を除去した。残渣をトルエン中での再結晶化により精製した。27を褐色固体(2.02g、6.69mmol;72%)として得、28を淡褐色固体(2.35g;7.44mmol;62%)として得た。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 156.1 (CBoc), 151.1 (Cc6), 150.2 (Cc4), 148.7 (Cc12), 129.5 (Cc10), 129.1 (Cc11), 124.2 (CC9), 122.0 (Cc8), 119.2 (Cc7), 98.5 (Cc5), 78.0 (CcBoc), 40.4 (Cc3), 38.2 (Cc1), 28.7 (CcBoc), 28.6 (Cc2).
HRMS-ESI (m/z) C17H23N3O2 [M+H]+の理論値: 302.1863; 実測値: 302.1865.
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 156.1 (CBoc), 151.1 (Cc6), 150.2 (Cc4), 148.7 (Cc12), 129.5 (Cc10), 129.1 (Cc11), 124.2 (CC9), 122.0 (Cc8), 119.2 (Cc7), 98.5 (Cc5), 78.0 (CcBoc), 40.4 (Cc3), 38.2 (Cc1), 28.7 (CcBoc), 28.6 (Cc2).
HRMS-ESI (m/z) C18H26N3O2 [M+H]+の理論値: 316.2020; 実測値: 316.2018.
4−((2−アミノブチル)アミノ)キノリン(30)
10mLのトリフルオロ酢酸中、27(1g;3.32mmol)または28(1.1g;3.48mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。この反応混合物をトルエンで希釈し、溶媒を除去した。残渣を水で希釈し、NaOH 30%でpH=14に塩基性化し、DCMで抽出した。有機層を乾燥させ、溶媒を除去した。
13C NMR (125MHz, DMSO) δ 151.7 (Cc6), 150.9 (Cc4), 149.2 (Cc12), 130.0 (Cc10), 129.6 (Cc11), 124.7 (CC9), 122.6 (Cc8), 119.8 (Cc7), 99.0 (Cc5), 41.6 (Cc3), 39.0 (Cc1), 29.4 (Cc2).
HRMS-ESI (m/z) C12H16N3 [M+H]+の理論値: 202.1339; 実測値: 202.1343
13C NMR (125MHz, DMSO) δ 151.2 (Cc13), 150.4 (Cc5), 148.8 (Cc12), 129.4 (Cc10), 129.1 (Cc11), 124.1 (CC9), 122.1 (Cc8), 119.3 (Cc7), 98.6 (Cc6), 50.7 (Cc4), 42.7 (Cc1), 28.5 (Cc3), 26.4 (Cc2).
HRMS-ESI (m/z) C13H18N3 [M+H]+の理論値: 216.1495; 実測値: 216.1493.
4−((2−(2−ニトロベンゼンスルホンアミド)ブチル)アミノ)キノリン(32)
4mLのDMF中、29(170mg;0.85mmol)または30(182mg;0.85mmol)、トリエチルアミン(378μL;2.72mmol)および触媒量のDMAPの溶液に、塩化2−ノシル(207mg;0.94mmol)を加えた。この反応物を室温で一晩撹拌した。溶媒を除去した。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 150.6 (Cc6), 149.5 (Cc4), 148.1 (Cc12), 148.0 (CNos), 133.7 (CNos), 133.3 (CNos), 132.8 (CNos), 130.9 (CNos), 129.5 (Cc10), 129.3 (Cc11), 125.4 (CNos), 124.9 (CC9), 119.5 (Cc8), 118.8 (Cc7), 98.5 (Cc5), 78.0 (CcBoc), 40.9 (Cc3), 39.4 (Cc1), 28.1 (Cc2).
HRMS-ESI (m/z) C18H19N4O4S [M+H]+の理論値: 387.1122; 実測値: 387.1130.
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 150.6 (Cc13), 149.7 (Cc5), 148.0 (CNos), 147.9 (Cc12), 133.6 (CNos), 133.5 (CNos), 132.8 (CNos), 130.9 (CNos), 129.5 (Cc10), 129.3 (Cc11), 125.3 (CNos), 124.8 (CC9), 119.5 (Cc8), 118.6 (Cc7), 98.6 (Cc6), 43.4 (Cc4), 42.6 (Cc1), 27.3 (Cc3), 25.7 (Cc2).
HRMS-ESI (m/z) C19H21N4O4S [M+H]+の理論値: 401.1284; 実測値: 401.1280.
7−(3−((2−(キノリン−4−イルアミノ)ブチル)アミノ)プロピルオキシ)−4−((3−フェニルプロピル)アミノ)キナゾリン(化合物B)
DMF(1mL)中、17(30mg;85μmol)の溶液に、K2CO3(35mg;253μmol)、触媒量のKIおよび31または32(128μmol)を加えた。この混合物を90℃で6時間加熱した後、チオフェノール(32μL;320mmol)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。有機相を飽和Na2CO3溶液およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣を、ジクロロメタン中、メタノール中1Nアンモニアの直線勾配(0→10%MeOH/NH3)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、0.2%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物Aを白色粉末(26mg;51μmol;60%)としてまたは化合物Bを白色粉末(25mg;0.48mmol;56%)として得た。
13C NMR (CDCl3) δ 161.8 (Ca6), 159.0 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.4 (Ca8), 151.1 (Cc4), 149.8 (Cc6), 146.9 (Cc12), 141.5 (Ca12), 135.0 (Cc11), 129.4 (Cc10), 128.6 (Ca13), 128.4 (Ca14), 126.1 (Ca15), 124.6 (Ca4), 122.1 (Cc9), 120.4 (Cc8), 118.8 (Cc7), 117.5 (Ca5), 109.2 (Ca3), 107.8 (Ca7), 97.9 (Cc5), 66.6 (Cb1), 49.2 (Cc1), 47.3 (Cb3), 43.6 (Cc3), 41.1 (Ca9), 33.6 (Ca11), 30.6 (Ca10), 29.3 (Cb2) 27.4 (Cc2).
HRMS-ESI (m/z) C32H37N6O [M+H]+の理論値: 521.3023; 実測値: 521.3022.
13C NMR (CDCl3) δ 162.0 (Ca6), 159.0 (Ca2), 155.9 (Ca1), 151.4 (Ca8), 150.4 (Cc5), 150.1 (Cc13), 147.3 (Cc12), 141.5 (Ca12), 134.9 (Cc11), 129.3 (Cc10), 128.6 (Ca13), 128.4 (Ca14), 126.1 (Ca15), 124.7 (Ca4), 122.1 (Cc9), 119.9 (Cc8), 118.6 (Cc7), 117.6 (Ca5), 109.1 (Ca3), 107.7 (Ca7), 98.5 (Cc6), 66.5 (Cb1), 49.1 (Cc1), 46.8 (Cb3), 43.1 (Cc4), 41.1 (Ca9), 33.6 (Ca11), 30.7 (Ca10), 29.1 (Cb2), 27.4 (Cc2), 26.3 (Cc3).
HRMS-ESI (m/z) C33H38N6O [M+H]+の理論値: 535.3180; 実測値:535.3172.
4−((3−((4−((3−フェニルプロピル)アミノ)キナゾリン−7−イル)オキシ)プロピル)(4−(キノリン−4−イルアミノ)ブチル)アミノ)ブタン酸メチル(化合物C)
化合物A(30mg;59μmol)または化合物B(26mg;49μmol)の溶液に、K2CO3(25mg;181μmol)、4−ブロモ酪酸メチル(10μL;87μmol)および触媒量のKIを加えた。この混合物を90℃で一晩撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。有機相を飽和NaHCO3溶液およびブラインで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶媒を除去した。残渣を、ジクロロメタン中メタノールの直線勾配(0→10%MeOH)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
13C NMR (CDCl3) δ 173.9 (Cb7), 161.9 (Ca6), 159.1 (Ca2), 155.9 (Ca1), 151.3 (Ca8), 151.2 (Cc4), 148.7 (Cc6), 145.9 (Cc12), 141.6 (Ca12), 129.8 (Cc11), 128.6 (Ca13), 128.4 (Ca14), 127.7 (Cc10), 126.0 (Ca15), 124.9 (Ca4), 122.4 (Cc9), 120.2 (Cc8), 118.4 (Cc7), 117.2 (Ca5), 109.1 (Ca3), 107.8 (Ca7), 98.0 (Cc5), 66.0 (Cb1), 53.5 (Cc1), 52.8 (Cb3), 51.6 (CMe), 50.5 (Cb4), 43.0 (Cc3), 41.1 (Ca9), 33.6 (Ca11), 31.7 (Cb6), 30.7 (Ca10), 26.5 (Cb2) 25.4 (Cc2), 22.0 (Cb5).
HRMS-ESI (m/z) C37H45N6O3 [M+H]+の理論値: 621.3548; 実測値: 621.3560.
13C NMR (CDCl3) δ 174.1 (Cb7), 162.2 (Ca6), 159.0 (Ca2), 155.9 (Ca1), 151.4 (Cc5), 150.5(Cc13), 149.7 (Ca8), 147.9 (Cc12), 141.6 (Ca12), 129.3 (Cc11), 129.1 (Cc10), 128.6 (Ca13), 128.4 (Ca14), 126.0 (Ca15), 124.5 (Ca4), 122.1 (Cc9), 119.6 (Cc8), 118.6 (Cc7), 117.6 (Ca5), 109.0 (Ca3), 107.6 (Ca7), 98.5 (Cc6), 65.9 (Cb1), 53.5 (Cc1), 53.1 (Cb3), 51.5 (CMe), 49.9 (Cb4), 43.2 (Cc4), 41.1 (Ca9), 33.6 (Ca11), 31.7 (Cb6), 30.7 (Ca10), 26.8 (Cc3), 26.6 (Cb2), 25.2 (Cc2), 22.4 (Cb5).
HRMS-ESI (m/z) C38H47N6O3 [M+H]+の理論値: 635.3704; 実測値: 635.3709.
化合物Eは、化合物Uの合成から単離された副生成物であり、白色非晶質固体(8mg;15μmol;25%)として得られた。
13C NMR (DMSO) δ 163.5-163.4 (Cb4), 161.9-161.8 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc6), 150.3-150.2 (Cc4), 148.8-148.7 (Cc12), 142.2 (Ca12), 129.5-129.4 (Cc11), 129.1 (Cc10), 128.8 (Ca13), 128.7 (Ca14), 126.2 (Ca15), 124.8-124-7 (Ca4), 124.2-124.2 (Cc9), 122.2-122.0 (Cc8), 119.3 (Cc7), 117.2-117.1 (Ca5), 109.7-109.6 (Ca3), 107.9-107.8 (Ca7), 98.7-98.6 (Cc5), 66.1-65.4 (Cb1), 46.1 (Cc1), 45.9 (Cb3), 40.5 (Cc3), 39.1 (Ca9), 33.1 (Ca11), 30.8 (Ca10), 27.9-27.3 (Cb2), 27.1-26.3 (Cc2).
HRMS-ESI (m/z) C33H37N6O2 [M+H]+の理論値: 549.2973; 実測値: 549.2972.
4−((3−((4−((3−フェニルプロピル)アミノ)キナゾリン−7−イル)オキシ)プロピル)(4−(キノリン−4−イルアミノ)ブチル)アミノ)ブタン酸(化合物T)
ジオキサン(0.5mL)中、化合物U(16mg;26μmol)または化合物C(14mg;22μmol)の溶液に、NaOHの0.5N溶液(0.5mL)を加えた。この混合物を室温で6時間撹拌した後、0.5N HCl溶液(0.5mL)を用いて中和した。溶媒を除去し、残渣をメタノール中で摩砕した。この混合物を濾過し、濾液を、直線アセトニトリル勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製した。
13C NMR (DMSO+MeOD) δ 175.1 (Cb7), 162.1 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.0 (Cc6), 150.4 (Cc4), 148.6 (Cc12), 142.2 (Ca12), 129.3 (Cc11), 129.1 (Cc10), 128.8 (Ca13), 128.7 (Ca14), 126.1 (Ca15), 124.7 (Ca4), 124.2 (Cc8), 122.1 (Cc9), 119.3 (Cc7), 117.1 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.8 (Ca7), 98.5 (Cc5), 66.4 (Cb1), 53.4 (Cc1), 51.8 (Cb3), 50.2 (Cb4), 41.2 (Ca9), 40.6 (Cc3), 33.1 (Ca11), 32.6 (Cb6), 30.8 (Ca10), 26.7 (Cb2), 25.8 (Cc2), 22.6 (Cb5).
HRMS-ESI (m/z) C36H43N6O3 [M+H]+の理論値: 607.3391; 実測値:607.3391.
13C NMR (DMSO+MeOD) δ 175.2 (Cb7), 162.0 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.7 (Cc5), 151.0 (Cc13), 150.4 (Ca8), 148.6 (Cc12), 142.2 (Ca12), 129.3 (Cc11), 129.1 (Cc10), 128.8 (Ca13), 128.7 (Ca14), 126.1 (Ca15), 124.7 (Ca4), 124.1 (Cc8), 122.2 (Cc9), 119.2 (Cc7), 117.2 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.8 (Ca7), 98.5 (Cc6), 65.4 (Cb1), 53.6 (Cc1), 53.4 (Cb3), 50.1 (CMe), 46.0 (Cb4), 42.8 (Cc4), 40.5 (Ca9), 33.2 (Ca11), 32.7 (Cb6), 30.8 (Ca10), 26.7 (Cc3), 26.1 (Cb2), 24.7 (Cc2), 22.6 (Cb5).
HRMS-ESI (m/z) C37H45N6O3 [M+H]+の理論値: 621.3548; 実測値: 621.3545.
アルゴン下、0℃で、DMF(2mL)中、(N−Boc)ピペリジン−4−イルメタノール(1.12g;5.2mmol)の混合物に、水素化ナトリウム(125mg、5.2mmol)を加えた。この混合物を0℃で15分間撹拌した後、42(162mg;1mmol)を少量ずつ加えた。この混合物を0℃で10分間、次いで室温で10分間、60℃で15分間、最後に110℃で2時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を除去した。粗生成物をシクロヘキサン中、酢酸エチルの直線勾配(0→100%AcOEt)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、43を白色粉末として得た(241mg;0.67μmol;67%)。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 164.6 (Ca6), 162.3 (Ca2), 155.2 (CBoc), 151.5(Ca8), 144.3 (Ca1), 128.3 (Ca4), 118.0 (Ca5), 116.3 (Ca3), 109.4 (Ca7), 79.9 (CBoc), 73.0 (Cb1), 47.0(Cb4), 36.3 (Cb2), 29.1(Cb3), 28.8 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) C19H26N3O4 [M+H]+の理論値: 360.1918; 実測値:360.1911.
0℃で、3mLのアセトニトリル中、トリアゾール(280mg;4mmol)およびPOCl3(120μl;1.32mmol)の溶液に、TEA(560μL)を滴下した。この反応混合物を0℃で40分間、次いで、室温で30分間撹拌した。43(215mg;0.6mmol)を加え、この混合物を室温で一晩、激しく撹拌した。この反応を、溶出剤として酢酸エチルを用いるTLCにより追跡した。この混合物を完了に到達するまで1時間還流させた。出発材料が完全に消費された後、溶媒を除去し、残渣を酢酸エチルで取り出し、水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣をDMF(2mL)中で可溶化した。フェニルプロピルアミン(130μL;1.0mmol)およびTEA(167μL;1.2mmol)を加え、この混合物を室温で3時間撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣を、シクロヘキサン中、酢酸エチルの直線勾配(0→100%AcOEt)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、44を白色粉末として得た(232mg;0.49mmol;81%)。
13C NMR (125MHz; CDCl3) δ 162.9 (Ca6), 159.2 (Ca2), 156.1 (Ca1), 155.0 (CBoc),151.7(Ca8), 141.7 (Ca12), 128.8 (Ca13), 128.6 (Ca14), 126.3(Ca15), 122.0(Ca4) 118.0 (Ca5), 109.1 (Ca3), 108.0 (Ca7), 79.6 (CBoc), 72.6 (Cb1), 43.7(Cb4), 41.3(Ca9), 36.1 (Cb2), 33.8 (Ca11), 30.9 (Ca10), 29.0(Cb3), 28.6 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) C19H26N3O4 [M+H]+の理論値: 477.2860; 実測値:477.2861。
TFA中、44(220mg;0.46mmol)の混合物を室温で1時間撹拌した。TFAを除去した。残渣をジクロロメタンで希釈し、有機相を飽和Na2CO3で洗浄した。溶媒を除去し、45を淡青色泡沫として得た(165mg;0.44mmol;96%)。
13C NMR (DMSO) δ 164.5 (Ca6), 160.8(Ca2), 152.5 (Ca1), 142.3(Ca8), 141.7 (Ca12), 129.3 (Ca13), 129.2 (Ca14), 127.2 (Ca4),126.7 (Ca15), 119.1 (Ca5), 107.9 (Ca3), 102.6 (Ca7), 72.9 (Cb1), 43.6(Cb4), 42.2(Ca9), 33.8 (Cb2), 33.4 (Ca11), 30.8 (Ca10), 26.0(Cb3).
HRMS-ESI (m/z) C19H26N3O4 [M+H]+の理論値: 377.2336; 実測値: 377.2303.
DMF(1mL)中、45(30mg;80μmol)、K2CO3(22mg;160μmol)および触媒量のKIの溶液に、26(33mg;160μmol)を加えた。この混合物を65℃で一晩撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣を、ジクロロメタン中、メタノール中1Nアンモニアの直線勾配(0→10%MeOH/NH3)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、または0.01%のTEAによるアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物Gを白色粉末として得た(35mg;64μmol;80%)。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 161.6 (Ca6), 158.4 (Ca2), 155.3 (Ca1), 151.0 (Ca8), 150.5 (Cc5), 149.1 (Cc3), 147.8 (Cc6), 140.9 (Ca12), 129.3 (Cc8), 128.3 (Cc10), 128.0 (Ca13), 127.8 (Ca14), 125.5 (Ca15), 124.0 (Cc9), 121.2 (Ca4), 118.8 (Cc11), 118.3 (Cc7), 117.2 (Ca5), 108.3 (Ca3), 107.2 (Ca7), 98.4 (Cc4), 72.0 (Cb1), 55.3(Cc1), 52.3 (Cb4), 40.5 (Ca9), 38.6 (Cc2), 35.0 (Cb2), 33.0 (Ca11), 30.1 (Ca10), 28.6 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) C19H26N3O4 [M+H]+ の理論値:547.3180; 実測値: 547.3171.
化合物Oは、化合物Gと同じ手順に従って合成した。
DMF(1.5mL)中、4−(2−フェネチルアミノ)−7−(ピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン(30mg;0.08mmol)、K2CO3(23mg;0.16mmol)および触媒量のKIの溶液に、26(40mg;0.16mmol)を加えた。この混合物を65℃で24時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣を、0.01%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物Oを白色粉末として得た(28mg;0.05mmol;64%)。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 162.2 (Ca6), 159.0 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.7 (Ca8), 150.3 (Cc5), 150.2 (Cc3), 147.5 (Cc6), 138.9 (Ca12), 129.4 (Cc8), 129.1 (Cc10), 128.9 (Ca12), 128.8 (Ca13), 126.6 (Ca14), 124.9 (Cc9), 121.8 (Ca4), 119.5 (Cc11), 118.7(Cc7), 118.1 (Ca5), 109.2 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.8 (Cc4), 72.6 (Cb1), 55.8(Cc1), 52.9 (Cb4), 42.1 (Ca9), 39.1 (Cc2), 35.6 (Cb2), 35.3 (Ca10), 29.2 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) C33H37N6O [M+H]+ の理論値: 533.3023; 実測値:533.3023.
化合物Pは、化合物Gと同じ手順に従って合成した。
DMF(1.5mL)中、4−(2−ベンジルアミノ)−7−(ピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン(30mg;0.086mmol)、K2CO3(24mg;0.172mmol)および触媒量のKIの溶液に、26(42mg;0.172mmol)を加えた。この混合物を65℃で一晩撹拌した。溶媒を除去し、残渣を、0.01%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物Pを白色粉末として得た(30mg;0.058mmol;68%)。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 162.3 (Ca6), 158.9 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.1 (Cc5), 149.8 (Cc3), 148.3 (Cc6), 138.2 (Ca10), 129.8 (Cc8), 129.0 (Cc10), 128.8 (Ca12), 128.0 (Ca11), 127.8 (Ca13), 124.6 (Cc9), 122.0 (Ca4), 119.5 (Cc11), 118.9 (Cc7), 118.1 (Ca5), 109.0 (Ca3), 107.9 (Ca7), 99.0 (Cc4 ), 72.7 (Cb1), 55.9(Cc1), 52.9 (Cb4), 45.3 (Ca9), 39.2 (Cc2), 35.7 (Cb2), 29.2 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) C32H35N6O [M+H]+の理論値: 519.2867; 実測値: 519.2870.
化合物Hは、化合物Gと同じ手順に従って合成した。
DMF(0.5mL)中、4−プロピルアミノ−7−O−(ピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン(10mg;33μmol)、K2CO3(9mg;66μmol)および触媒量のKIの溶液に、26(14mg;67μmol)を加えた。この混合物を65℃で一晩撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣を、ジクロロメタン中、メタノール中1Nアンモニアの直線勾配(0→10%MeOH/NH3)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、または0.2%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物Hを白色粉末として得た(12.0mg;26μmol;78%)。
13C NMR (DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc3), 148.2 (Cc6), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10), 124.7 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 119.2 (Cc7), 117.1 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6(Cc1), 53.5 (Cb4), 42.6 (Ca9), 40.6 (Cc2), 35.7 (Cb2), 29.0 (Cb3), 22.4 (Ca10), 11.9 (Ca11).
HRMS-ESI (m/z) C28H35N6O [M+H]+の理論値: 471.2867; 実測値: 471.2876.
化合物Iは、化合物Gと同じ手順に従って合成した。
DMF(0.5mL)中、4−アミノ−7−(ピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン(10mg;0.039mmol)、K2CO3(21mg;0.078mmol)および触媒量のKIの溶液に、26(16mg、0.078mmol)を得た。この混合物を65℃で一晩撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣を、0.01%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物Iを白色粉末として得た(11.4mg;0.027mmol;68%)。
13C NMR (DMSO) δ 162.4 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc3), 148.2 (Cc6), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10), 124.7 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 119.2 (Cc7), 117.1 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6(Cc1), 53.5 (Cb4), 42.6 (Ca9), 40.6 (Cc2), 35.7 (Cb2), 29.0 (Cb3), 22.4 (Ca10), 11.9 (Ca11).
HRMS-ESI (m/z) C25H29N6O [M+H]+ の理論値: 429.2397; 実測値: 429.2404.
化合物Nは、化合物Gと同じ手順に従って合成した。
DMF(0.5mL)中、4−([1,1’−ビフェニル]−4−イルメチルアミノ)−7−((ピペリジン−4−イル)メトキシ)キナゾリン(12mg、28μmol)、K2CO3(8mg、56μmol)および触媒量のKIの溶液に、26(14mg、56μmol)を加えた。この混合物を65℃で一晩撹拌した。溶媒を除去し、残渣を、0.01%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物Nを白色粉末として得た(5mg、84μmol、31%)。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 162.4 (Ca6), 159.0 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.7 (Ca8), 150.8 (Cc3), 149.2 (Cc5), 146.1 (Cc6), 140.8 (Ca14), 140.6 (Ca13), 137.3 (Ca10), 129.9 (Cc10), 128.8 (Ca16), 128.5 (Ca11), 128.1 (Cc8), 127.6 (Ca12), 127.4 (Ca17), 125.2 (Cc9), 122.0 (Ca4), 119.7 (Cc11), 118.4 (Cc7), 118.2 (Ca5), 109.0 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.6 (Cb1), 55.7 (Cc1), 52.9 (Cb4), 45.0 (Ca9), 39.1 (Cc2), 35.6 (Cb2), 29.2 (Cb3).
HRMS-ESI(m/z) C38H39N6O [M+H]+の理論値: 595.3180; 実測値: 595.3172.
化合物Qは、化合物Gと同じ手順に従って合成した。
DMF(1.5mL)中、6−メチル−N4−(2−(7−(ピペリジン−4−イルメトキシ)キナゾリン−4−イルアミノ)エチル)ピリミジン−2,4−ジアミン(95mg、0.23mmol)、K2CO3(64mg、0.46mmol)および触媒量のKIの溶液に、26(113mg;46μmol)を得た。この混合物を65℃で一晩撹拌した。溶媒を除去し、残渣を、0.01%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物Qを白色粉末として得た(46mg;79μmol;34%)。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 164.1 (Ca13), 163.3 (Ca14), 162.2 (Ca6), 159.6 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.8 (Ca3), 151.1 (Cc5), 150.3 (Cc7), 148.7 (Cc6), 129.4 (Cc11), 129.1 (Cc10), 124.8 (Ca4), 124.3 (Hc9), 121.9 (Cc8), 119.2 (Cc7), 117.3(Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.8 (Ca12), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6(Cc1), 53.5 (Cb4), 41.2 (a9), 40.6 (Cc2), 39.4 (Ca10), 35.7 (Cb2), 29.0 (Cb3), 23.6 (Ca15).
HRMS-ESI (m/z) C32H39N10Oの理論値[M+H]+: 579.3303; 実測値: 579.3319.
250mLのジクロロメタン中、ウラシル(0.88g;7.94mmol)の溶液に、N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(4.8mL;19.4mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物にクロロメチルメチルエーテル(784μL;10.32mmol)を加え、この混合物を室温で17時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣を、溶出剤シクロヘキサン/酢酸エチル(7/3)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、48(988mg;7.4mmol;93%)を白色粉末として得た。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 164.0 (Cc3), 151.5 (Cc6), 145.4 (Cc5), 101.9 (Cc4), 78.0 (Cc7), 56.4 (C8).
HRMS-ESI (m/z) C6H8N2NaO3 [M+Na]+の理論値: 179.0427; 実測値: 179.0416.
DMF(0.2mL)中、45(10mg;27μmol)、TEA(30uL;0.22mmol)の溶液に、2−(N−ボカミン)エチルブロミド(10mg;35μmol)を加えた。この混合物を室温で2.5時間撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、粗生成物をすぐにTFA(0.5mL)中で可溶化した。この混合物を室温で0.5時間撹拌した。TFAを真空により除去した。残渣をメタノール中7Nアンモニア中で可溶化し、溶媒を除去して粗47を得、これをそれ以上精製せずに使用した。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 163.6 (Cc3), 162.2 (Ca6), 159.0 (Ca2), 157.0 (Cc6), 156.0 (Ca1), 151.6 (Ca8), 142.7 (Cc5), 141.5 (Ca12), 128.6 (Ca13), 128.4 (Ca14), 126.1 (Ca15), 121.8 (Ca4), 117.9 (Ca5), 109.0 (Ca3), 107.8 (Ca7), 95.8 (Cc4), 78.8(Cc7), 72.7 (Cb1), 56.7 (Cc8), 56.2(Cc1), 53.0 (Cb4), 41.1 (Ca9), 37.2 (Cc2), 35.6 (Cb2), 33.7 (Ca11), 30.7 (Ca10), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) C31H40N7O3 [M+H]+の理論値: 558.3187; 実測値: 558.3182.
エタノールアミン(2.6mL;44mmol)中、4−クロロピリジン(500mg;4.41mmol)の混合物を110℃で3時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣を、シクロヘキサン中、酢酸エチルの直線勾配(0→100%AcOEt)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、49を白色粉末として得た(607mg;4.40mmol;定量的収量)。
13C NMR (125MHz, DMSO) δ: 154.1 (Cc3), 149.7(Cc5), 107.5 (Cc4), 59.7 (Cc1), 40.6 (Cc2).
HRMS-ESI (m/z) C7H10N2NaO [M+Na]+の理論値: 161.0685; 実測値: 161.0650.
49(300mg;1.92mmol)を塩化チオニル(2ml)中で可溶化した。この混合物をフラッシュボイリングし、溶媒を除去した。トルエンを加えて、共蒸発により残留する塩化チオニルを除去した。残渣をジクロロメタン中で摩砕し、個体を濾過し、50のクロルヒドレートを白色固体として得た(360mg;1.87mmol;97%)。
13C NMR (DMSO) δ: 156.6 (Cc3), 143.9(Cc5), 107.8 (Cc4), 44.1(Cc1), 43.5 (Cc2).
HRMS-ESI(m/z) C7H10N2Cl [M+H]+の理論値: 157.0527; 実測値: 157.0541.
DMF(0.5mL)中、45(10mg;27μmol)、K2CO3(15mg;109μmol)および触媒量のKIの溶液に、50(13mg、68μmol)を加えた。この混合物を65℃で一晩撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣を、ジクロロメタン中、メタノール中1Nアンモニアの直線勾配(0→10%MeOH/NH3)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、または0.01%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物J(9.2mg、19μmol、69%)を白色粉末として得た。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 162.2 (Ca6), 159.0 (Ca2), 155.9 (Ca1), 153.3 (Cc5), 151.5 (Ca8), 150.5 (Cc4), 149.9 (Cc3), 141.5 (Ca12), 128.6 (Ca13), 128.4 (Ca14), 126.1 (Ca15), 121.8 (Ca4), 117.9 (Ca5), 109.0 (Ca3), 107.8 (Ca7), 107.6 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.3(Cc1), 53.0 (Cb4), 41.1 (Ca9), 38.9 (Cc2), 35.6 (Cb2), 33.6 (Ca11), 30.7 (Ca10), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) C30H37N7O [M+H]+の理論値: 497.3023; 実測値: 497.3025.
TFA中、43(220mg;0.46mmol)の混合物を、室温で1時間撹拌した。TFAを除去した。残渣をジクロロメタンで希釈し、有機相を飽和Na2CO3で洗浄した。溶媒を除去し、51を淡青色泡沫として得た(155mg;0.43mmol;94%)。
DMF(5mL)中、51(100mg;0.39mmol)、K2CO3(160mg;1.16mmol)および触媒量のKIの溶液に、26(187mg;0.77mmol)を加えた。この混合物を65℃で一晩、および90℃で7時間撹拌した。得られた混合物を濾過し、残渣を、ジクロロメタン中、メタノール中1Nアンモニアの直線勾配(0→10%MeOH/NH3)を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、化合物Mを白色粉末(92mg;154μmol;40%)として、および化合物Lを白色固体(17mg;39μmol;11%)として得た。
13C NMR (125MHz, CDCl3) δ 164.3 (Ca6), 162.4 (Ca2), 151.2 (Ca8), 150.4 (Ca3), 150.0 (Cc5), 147.1 (Cc6), 144.3 (Ca1), 129.6 (Cc11), 128.8 (Cc10), 127.9 (Ca4), 125.0 (Cc9), 120.0 (Cc8), 118.6 (Cc7), 117.6 (Ca5), 115.9 (Ca3), 109.0 (Ca7), 98.8 (Cc4), 72.8 (Cb1), 58.4 (Cc1), 55.8 (Cb4), 52.9 (Cc2), 39.2 (Cb2), 29.1 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) C25H27N5O2 [M+H]+の理論値: 430.5216; 実測値: 430.5223.
13C NMR (125MHz, DMSO) δ 163.8 (Ca6), 160.6 (Ca2), 151.2 (Cc5およびCa14), 150.7 (Ca8), 150.2 (Cc3), 149.9 (Ca12), 149.0 (Ca1), 148.8 (Cc6), 148.7 (Ca15), 129.6 (Cc11),129.5 (Ca20), 129.2 (Cc10), 129.1 (Ca19), 128.1 (Ca4), 124.5 (Ca18), 124.3 (Cc9), 121.8 (Cc8),121.8 (Ca17), 119.3 (Ca16), 119.2 (Cc7), 117.2 (Ca5), 115.4 (Ca3), 109.2 (Ca7), 98.8 (Ca13), 98.7 (Cc4), 72.9 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.4 (Cb4), 44.8 (Ca9), 41.1 (Cc2), 40.6 (Ca10), 35.7 (Cb2), 28.9 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) C34H38N5O2 [M+H]+の理論値: 600.3080; 実測値:600.3076.
0℃で、アルゴン下、DMF(3mL)中、25(143mg;760μmol)の混合物に、水素化ナトリウム(91mg;3.81mmol)を加えた。この混合物を0℃で10分間撹拌した後、42(250mg.1.52mmol)を加えた。この混合物を110℃で4時間撹拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。水相を濾過し、沈澱を乾燥させて56を白色粉末として得た(136mg;409μmol;54%)。
13C NMR (125MHz, DMSO) δ 163.5 (Ca6), 160.7 (Ca2), 151.4 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc3), 148.8 (Cc6), 146.5 (Ca1), 129.5 (Cc11), 129.2 (Cc10), 128.0 (Ca4), 124.3 (Cc9), 122.1 (Cc8), 119.2(Cc7), 116.9 (Ca5), 116.5 (Ca3), 109.5 (Ca7), 98.9 (Cc4), 66.6 (Cc1), 42.2 (Cc2).
HRMS-ESI (m/z) C19H17N4O2 [M+H]+の理論値: 333.1346; 実測値: 333.1350.
DMF(1mL)中、56(50mg;13μmol)、TEA(26mg;26μmol)の溶液に、3−フェニルプロピルアミン(35mg;26μmol)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。溶媒を除去し、残渣を、0.01%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物Sを白色粉末として得た(25mg;56μmol;45%)。
13C NMR (125MHz, DMSO) δ 161.9 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.3 (Cc3), 148.8 (Cc6), 140.9 (Ca12), 129.5 (Cc8), 129.2 (Cc10), 128.8 (Ca13), 128.7 (Ca14), 126.2 (Ca15), 124.3 (Cc9), 122.1 (Ca4), 118.8 (Cc11), 119.2 (Cc7), 117.1 (Ca5), 109.7 (Ca3), 108.0 (Ca7), 98.9 (Cc4), 66.4 (Cc1), 42.3 (Cc2), 40.5 (Ca9), 33.1 (Ca11), 30.8 (Ca10).
HRMS-ESI (m/z) C28H28N5O [M+H]+の理論値: 450.2288; 実測値: 450.2287.
DMF(1.5mL)中、43(150mg;42μmol)、K2CO3(115mg;84μmol)の溶液に、1−クロロ−3−フェニルプロパン(129mg;84μmol)を加えた。この混合物を65℃で一晩撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、58を白色粉末として得た(190mg;40μmol;95%)。
13C NMR (125MHz, DMSO) δ 163.7 (Ca6), 160.2 (Ca2), 154.3 (CBoc), 150.6 (Ca8), 149.0 (Ca1), 1421.4 (CBoc), 128.8 (Ca13), 128.6 (Ca14), 128.1 (Ca4), 126.3 (Ca15), 117.2 (Ca5), 115.4 (Ca3), 109.2 (Ca7), 78.9 (CBoc), 72.6 (Cb1), 46.1 (Ca9), 45.1 (Cb4), 35.6 (Cb2), 32.6 (Ca11), 30.7 (Ca10), 28.6 (Cb3), 28.5 5 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) C28H35N3NaO4 [M+Na]+の理論値: 500.2520; 実測値: 500.2516.
TFA中、58(190mg、40μmol)の混合物は、室温で1時間半撹拌した。TFAを除去した。溶媒を除去し、残渣を、0.01%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、59を白色粉末として得た(124mg、33μmol、83%)。
13C NMR (125MHz, CCl3) δ 163.2 (Ca6), 160.6 (Ca2), 150.2 (Ca8), 147.3 (Ca1), 128.6 (Ca13), 128.4 (Ca4), 128.3 (Ca14), 126.2 (Ca15), 117.2 (Ca5), 115.9 (Ca3), 108.7 (Ca7), 71.6 (Cb1), 46.5 (Ca9), 43.6 (Cb4), 34.1 (Cb2), 32.7 (Ca11), 30.5 (Ca10), 25.6 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) C23H28N3O2 [M+H]+の理論値: 378.2176; 実測値: 378.2173.
DMF(1.5mL)中、59(124mg;0.33mmol)、K2CO3(91mg;0.66mmol)および触媒量のKIの溶液に、26(80mg;0.33mmol)を加えた。この混合物を65℃で24時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣を、0.01%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物Rを白色粉末として得た(50mg;91μmol、28%)。
13C NMR (125MHz, DMSO) δ 163.7 (Ca6), 160.2 (Ca2), 151.2 (Cc5), 150.7 (Ca8), 150.2 (Cc3), 149.0 (Ca1), 148.8 (Cc6), 141.5 (Ca12), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10), 128.7 (Ca13), 128.6 (Ca14), 128.1 (Ca4), 126.3 (Ca15), 124.3 (Cc9), 121.8 (Cc8), 119.2 (Cc7), 117.2 (Ca5), 115.4 (Ca3), 109.2 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.9 (Cb1), 56.6(Cc1), 53.4 (Cb4), 46.0 (Ca9), 40.5 (Cc2), 35.7 (Cb2), 32.6 (Ca11), 30.7 (Ca10), 29.2 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) C34H38N5O2 [M+H]+の理論値: 548.3020; 実測値: 548.3026.
化合物60〜71は、化合物43から以下の一般手順に従って合成した。
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 154.3 (CBoc), 151.8 (Ca8), 142.7 (Ca11), 133.3 (Ca16), 130.5 (Ca15), 129.0 (Ca13), 127.9 (Ca12), 126.5 (Ca14), 124.61 (Ca4), 117.3 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 78.9 (CBoc), 72.3 (Cb1), 42.02 (Ca9), 35.6 (Cb2), 34.5 (Ca10), 28.7 (Cb3), 28.6 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 497.2319 [M+H]+; 実測値: 497.2342.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 154.3 (CBoc), 151.8 (Ca8), 139.1 (Ca11), 131.14 (Ca16), 131 (Ca15), 128.7 (Ca13), , 128.7 (Ca14), 127.7 (Ca12), 124.6 (Ca4), 117.3 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 78.9 (CBoc), 72.3 (Cb1), 43.3 (Cb4), 42.2 (Ca9), 35.6 (Cb2), 34.3 (Ca10), 28.7 (Cb3), 28.6 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 497.2319 [M+H]+; 実測値: 497.2325.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.1 (Ca1), 154.3 (CBoc), 151.8 (Ca8), 138.2 (Ca11), 131.6 (Ca14), 129.6 (Ca12), 127.7 (Ca13), 124.7 (Ca4), 117.3 (Ca5), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 78.9 (CBoc), 72.3 (Cb1), 43.1 (Cb4), 42.4 (Ca9), 35.6 (Cb2), 32.8 (Ca10), 28.7 (Cb3), 28.6 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 497.2319 [M+H]+; 実測値: 497.2318.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 154.3 (CBoc), 151.8 (Ca8), 144.3 (Ca11), 142.6 (Ca14), 129.6 (Ca12), 126.2 (Ca13), 124.6 (Ca4), 117.3 (Ca5), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 78.9 (CBoc), 72.3 (Cb1), 42 (Ca9), 35.6 (Cb2), 34.7 (Ca10), 28.7 (Cb3), 28.6 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 542.2437 [M+H]+; 実測値: 542.2445.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 154.3 (CBoc), 151.8 (Ca8), 146.5 (Ca11), 137.4 (Ca14), 130.6 (Ca12), 124.7 (Ca4), 123.8 (Ca13), 117.2 (Ca5), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 78.9 (CBoc), 72.3 (Cb1), 43.2 (Cb4), 42.5 (Ca9), 35.6 (Cb2), 34.7 (Ca10), 28.8 (Cb3), 28.6 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 508.2559 [M+H]+; 実測値: 508.2565.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 154.3 (CBoc), 151.7 (Ca8), 146.5 (Ca14), 137.3 (Ca11), 129.6 (Ca12), 129 (Ca13), 124.7 (Ca4), 117.3 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 78.9 (CBoc), 72.3 (Cb1), 43.2 (Cb4), 42.2 (Ca9), 35.6 (Cb2), 34.8 (Ca10), 33.5 (Ca15), 28.8 (Cb3), 28.6 (CBoc), 24.4 (Ca16).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 505.3178 [M+H]+; 実測値: 505.3182.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 158.1 (Ca14), 156.1 (Ca1), 154.3 (CBoc), 151.8 (Ca8), 144.3 (Ca11), 130.2 (Ca12), 124.6 (Ca4), 117.2 (Ca5), 114.2 (Ca13), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 78.9 (CBoc), 72.3 (Cb1), 55.4 (Ca15), 43.4(Cb4), 42.7 (Ca9), 35.6 (Cb2), 34.2 (Ca10), 28.7 (Cb3), 28.6 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 493.2814 [M+H]+; 実測値: 493.2825.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 154.3 (CBoc), 151.8 (Ca8), 147.2 (Ca14), 129.6 (Ca12), 129.3 (Ca11), 114.4 (Ca13), 124.7 (Ca4), 117.1 (Ca5), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 78.9 (CBoc), 72.3 (Cb1), 43.1 (Cb4), 42.9 (Ca9), 35.6 (Cb2), 34.4 (Ca10), 28.7 (Cb3), 28.6 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 478.2818 [M+H]+; 実測値: 478.2831.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.7 (Ca2), 156.0 (Ca1), 154.3 (CBoc), 151.8 (Ca8), 151.2 (Ca13), 150.3 (Ca11), 148.9 (Ca14), 129.5 (Ca15), 129.1 (Ca16), 124.7 (Ca4), 124.4 (Ca17), 121.9 (Ca18), 119.3 (Ca19), 117.4 (Ca5), 109.6 (Ca3), 108.0 (Ca7), 80.0 (CBoc), 72.4 (Cb1), 42.1 (Ca10), 39.3 (Ca9), 35.6 (Cb2), 28.7 (Cb3), 28.6 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 529.2922 [M+H]+; 実測値: 529.2928.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.8 (Ca2), 155.9 (Ca1), 154.3 (Ca8), 151.5 (Ca11), 144.3 (Ca11), 134.5 (Ca21), 128.4 (Ca15), 127.6 (Ca13), 126.1 (Ca17), 124.8 (Ca19), 124.7 (Ca4), 124.5 (Ca18), 123.3 (Ca20), 121.8 (Ca4), 117.4 (Ca5), 115.8 (Ca14), 109.5 (Ca3), 107.8 (Ca7), 103.3 (Ca12), 79.0 (CBoc), 72.1 (Cb1), 46.2 (Cb4), 43.2 (Ca10), 39.4 (Ca9), 35.6 (Cb2), 28.7 (Cb3), 28.6 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 528.2969 [M+H]+; 実測値: 528.3002.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.6 (Ca2), 156.0 (Ca1), 154.3 (CBoc), 151.8 (Ca8), 149,1 (Ca11), 129.4 (Ca13), 124.7 (Ca4), 117.3 (Ca5), 116.0 (Ca14), 112.4 (Ca12), 109.6 (Ca3), 108.0 (Ca7), 79.0 (CBoc), 72.3 (Cb1), 42.3 (Ca10), 40.2 (Ca9), 35.6 (Cb2), 28.7 (Cb3), 28.56 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 478.2813 [M+H]+; 実測値: 478.2819.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 158.8 (Ca2), 156.0 (Ca1), 154.3 (CBoc), 151.9 (Ca8), 139,2 (Ca13), 129.1 (Ca14), 128.6 (Ca15), 127.3 (Ca15), 124.97 (Ca4), 117.4 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 78.9 (CBoc), 72.3 (Cb1), 62.6 (Ca12), 52.8 (Ca11), 48.2(Ca9), 35.7 (Cb2), 31.7 (Ca10), 28.7 (Cb3), 28.5 (CBoc).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 532.3282 [M+H]+; 実測値: 532.3296.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 142.7 (Ca11), 133.3 (Ca16), 130.6 (Ca15), 129.0 (Ca13), 127.9 (Ca12), 126.6 (Ca14) 124.7 (Ca4), 117.2 (Ca5), 109.6 (Ca3), 108 (Ca7), 72.7 (Cb1), 45.1 (Cb4), 42 (Ca9), 34.9 (Cb2), 34.5 (Ca10), 28.5 (cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 397.1795 [M+H]+; 実測値: 397.1799.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 139.1 (Ca11), 131.1 (Ca16), 131 (Ca15), 128.7 (Ca13), 128.7 (Ca14), 126.6 (Ca12) 126.6 (Ca4), 117.2 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 72.9 (Cb1), 45.5 (Cb4), 42.2 (Ca9), 34.6 (Cb2), 34.3 (Ca10), 29.1 (cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 397.1795 [M+H]+; 実測値: 397.1791.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 139.1 (Ca11), 131.1 (Ca16), 131 (Ca15), 128.7 (Ca13), 128.7 (Ca14), 126.6 (Ca12) 126.6 (Ca4), 117.2 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 72.9 (Cb1), 45.5 (Cb4), 42.2 (Ca9), 34.6 (Cb2), 34.3 (Ca10), 29.1 (cb3)
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 397.1795 [M+H]+; 実測値: 397.1794.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 144.3 (Ca11), 142.6 (Ca14), 129.6 (Ca12), 126.2 (Ca13), 124.6 (Ca4), 117.3 (Ca5), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 72.3 (Cb1), 43.2 (Cb4), 42 (Ca9), 35.6 (Cb2), 34.7 (Ca10), 28.7 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 397.1795 [M+H]+; 実測値: 397.1794.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 146.5 (Ca11), 137.4 (Ca14), 130.6 (Ca12), 124.7 (Ca4), 123.8 (Ca13), 117.2 (Ca5), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 72.3 (Cb1), 43.2 (Cb4), 42.5 (Ca9), 35.6 (Cb2), 34.7 (Ca10), 28.8 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 408.2035 [M+H]+; 実測値: 408.2024.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.7 (Ca8), 146.5 (Ca14), 137.3 (Ca11), 129.6 (Ca12), 129 (Ca13), 124.7 (Ca4), 117.3 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 72.3 (Cb1), 43.2 (Cb4), 42.2 (Ca9), 35.6 (Cb2), 34.8 (Ca10), 33.5 (Ca15), 28.8 (Cb3), 24.4 (Ca16).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 405.2654 [M+H]+; 実測値: 405.2659.
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 393.2290 [M+H]+; 実測値: 393.2297.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 147.2 (Ca14), 129.6 (Ca12), 129.3 (Ca11), 114.4 (Ca13), 124.7 (Ca4), 117.1 (Ca5), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 72.3 (Cb1), 43.1 (Cb4), 42.9 (Ca9), 35.6 (Cb2), 34.4 (Ca10), 28.7 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 378.2293 [M+H]+; 実測値: 378.2285.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.3 (Ca6), 159.8 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Ca13), 150.3 (Ca11), 148.7 (Ca14), 129.5 (Ca15), 129.2 (Ca16), 124.7 (Ca4), 124.4 (Ca17),127.3 (Ca13), 122.0 (Ca18), 121.8 (Ca4), 119.3 (Ca19), 117.5 (Ca5), 109.5 (Ca3), 108.0 (Ca7), 98.5 (Ca12), 72.7 (Cb1), 53.5 (Cb4), 42.1 (Ca10), 39.3 (Ca9), 35.7 (Cb2), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 429.2393 [M+H]+; 実測値: 429.2394.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.3 (Ca6), 159.8 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.9 (Ca8), 151.8 (Ca11), 144.3 (Ca11), 134.5 (Ca21), 128.4 (Ca15), 127.3 (Ca13), 126.1 (Ca17), 124.7 (Ca19), 124.5 (Ca4), 124.4 (Ca18), 123.3 (Ca20), 121.9 (Ca4), 117.4 (Ca5), 115.8 (Ca14), 109.5 (Ca3), 108.0 (Ca7), 103.2 (Ca12), 72.9 (Cb1), 45.6 (Cb4), 43.2 (Ca10), 39.7 (Ca9), 35.8 (Cb2), 29.2 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 428.2445 [M+H]+; 実測値: 428.2610.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.6 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.8 (Ca8), 149,1 (Ca11), 129.4 (Ca13), 124.7 (Ca4), 117.3 (Ca5), 116.1 (Ca14), 112.4 (Ca12), 109.5 (Ca3), 108.0 (Ca7), 72.9 (Cb1), 45.6 (Cb4), 42.3 (Ca10), 40.1 (Ca9), 35.8 (Cb2), 29.2 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 378.2289 [M+H]+; 実測値: 378.2280.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 158.8 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.9 (Ca8), 139,2 (Ca13), 129.1 (Ca14), 128.6 (Ca15), 127.3 (Ca15), 124.9 (Ca4), 117.0 (Ca5), 109.4 (Ca3), 107.9 (Ca7), 72.9 (Cb1), 62.6 (Ca12), 52.8 (Ca11), 48.2(Ca9), 45.7 (Cb4), 35.9 (Cb2), 31.7 (Ca10), 29.4 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 432.2758 [M+H]+; 実測値: 432.2753.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc7), 148.7 (Cc6), 142.7 (Ca11), 133.3 (Ca16), 130.6 (Ca15), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10), 129.0 (Ca13), 127.9 (Ca12), 126.5 (Ca14), 124.6 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 117.3 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.6 (Cb4), 42.1 (Ca9), 40.4(Hc2), , 34.5 (Cb2), 34.5 (Ca10), 29 (Cb3)
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 567.2639 [M+H]+; 実測値: 567.2644.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc7), 148.7 (Cc6), 139.1 (Ca11), 131.14 (Ca16), 131(Ca15), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10), 128.7 (Ca13), 128.7 (Ca14), 127.9 (Ca12), 124.6 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 117.3 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.5 (Cb4), 42.2 (Ca9), 40.5(Hc2), 35.7 (Cb2), 34.53 (Ca10), 29 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 567.2639 [M+H]+; 実測値: 567.2641.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc7), 148.7 (Cc6), 137.5 (Ca11), 131.6 (Ca14), 129.6(Ca12), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10), 127.7 (Ca13), 124.7 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 117.3 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.5 (Cb4), 46.1 (Ca9), 40.6(Hc2), 35.7 (Cb2), 32.8 (Ca10), 29 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 567.2639 [M+H]+; 実測値: 567.2635.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc7), 148.7 (Cc6), 144.1 (Ca11), 142.9 (Ca14), 129.5(Ca12), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10), 126.1 (Ca13), 124.6 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 117.3 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.5 (Cb4), 46.1 (Ca9), 40.6(Cc2), 35.7 (Cb2), 34.7 (Ca10), 29 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 612.2756 [M+H]+; 実測値: 612.2747.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc7), 148.7 (Cc6), 146.5 (Ca11), 137.7 (Ca14), 130.5 (Ca12), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10), 123.8 (Ca13), 124.6 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 117.4 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.5 (Cb4), 41.9 (Ca9), 40.6(Cc2), 35.7 (Cb2), 34.8 (Ca10), 29 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 578.2879 [M+H]+; 実測値: 578.2891.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc7), 148.7 (Cc6), 146.5 (Ca14), 137.4 (Ca11), 129.5 (Ca12), 129.3 (Ca13), 129.1 (Cc11), 129.1 (Cc10), 124.6 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 117.2 (Ca5), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.5 (Cb4), 42.5 (Ca9), 40.6(Cc2), 35.7 (Cb2), 34.7 (Ca10), 29 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 575.3498 [M+H]+; 実測値: 575.3496.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.4 (Ca2), 158.1 (Ca14), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc7), 148.7 (Cc6), 131.8 (Ca11), 130.1 (Ca12), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10), 124.6 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 117.2 (Ca5), 114.2 (Ca13), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 55.4 (Ca15), 53.5 (Cb4), 42.7 (Ca9), 40.6(Cc2), 35.7 (Cb2), 34.2 (Ca10), 29 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 563.3134 [M+H]+; 実測値: 563.3145.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.4 (Ca2), 156.2 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc7), 148.7 (Cc6), 147.2 (Ca14), 129.5 (Ca12), 129.5 (Ca11), 129.5 (Cc11), 128.4 (Cc10), 124.7 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 117.2 (Ca5), 114.4 (Ca13), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.5 (Cb4), 42.9 (Ca9), 40.6(Cc2), 35.7 (Cb2), 34.4 (Ca10), 29 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 548.3137 [M+H]+; 実測値: 548.3142.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.3 (Ca6), 159.8 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5およびCa13), 150.4 (Cc3), 150.3 (Ca11), 148.7 (Ca14), 148.6 (Cc6), 129.5 (Cc11およびCa15), 129.2 (Cc10およびCa16), 124.7 (Ca4), 124.4 (Ca17),127.3 (Ca13), 122.0 (Cc9およびCa18), 121.8 (Ca4), 119.3 (Ca19), 119.2 (Cc7), 117.5 (Ca5), 109.5 (Ca3), 108.0 (Ca7), 98.7 (Cc4), 98.6 (Ca12), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.5 (Cb4), 42.1 (Ca10), 40.6 (Hc2), 39.3 (Ca9), 35.7 (Cb2), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 599.3242 [M+H]+; 実測値: 599.3241.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.3 (Ca6), 159.8 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.2 (Cc5), 150.2 (Cc3), 148.7 (Cc6), 144.4 (Ca11), 134.5 (Ca21), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10), 128.4 (Ca15), 127.3 (Ca13), 126.0 (Ca17), 124.7 (Ca19), 124.4 (Ca4), 124.3 (Ca18), 123.3 (Ca20), 121.9 (Ca4), 121.8 (Cc9), 119.2 (Cc7), 117.4 (Ca5), 115.8 (Ca14), 109.5 (Ca3), 108.0 (Ca7), 103.2 (Ca12), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.5 (Cb4), 43.2 (Ca10), 40.6(Hc2), 39.7 (Ca9), 35.7 (Cb2), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 598.32893 [M+H]+; 実測値: 598.3295.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.6 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.1 (Cc5), 150.2 (Cc3), 149.1(Ca11), 148.7 (Cc6), 129.5 (Cc11), 129.4 (Ca13), 129.1 (Cc10), 124.4 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 119.2 (Cc7), 117.3 (Ca5), 116.0 (Ca14), 112.4 (Ca12), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.5 (Cb4), 42.4 (Ca10), 40.5(Hc2), 40.2 (Ca9), 35.7 (Cb2), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 548.3133 [M+H]+; 実測値: 548.3140.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 158.8 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.9 (Ca8), 151.1 (Cc5), 150.2 (Cc3), 148.7 (Cc6), 139,2 (Ca13), 129.5 (Cc11), 129.1 (Ca14), 129.1 (Cc10), 128.6 (Ca15), 127.3 (Ca15), 124.9 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 119.2 (Cc7), 117.0 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.8 (Ca7), 98.7 (Cc4), 72.7 (Cb1), 62.6 (Ca12), 56.6 (Cc1), 53.6 (Ca11), 52.8 (Cb4), 48.2(Ca9), 40.5 (Cc2), 35.7 (Cb2), 31.7 (Ca10), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 602.3602 [M+H]+; 実測値: 602.3603.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.0 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.0 (Ca1), 154.0 (CBoc), 151.5 (Ca8), 142.2(Ca12), 128.8 (Ca14), 128.7 (Ca13), 126.2 (Ca15), 124.8 (Ca4), 117.1 (Ca5), 109.6 (Ca3), 107.9 (Ca7), 78.6および78.4 (Cb1), 62.9 (CBoc), 49.0および48.7 (Cb5), 45.6および45.4 (Cb4), 40.5 (Ca9), 38.3および37.4 (Cb2), 33.1 (Ca11), 30.8 (Ca10), 28.6 (CBoc), 28.4および27.4 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 463.2704 [M+H]+; 実測値: 463.2659.
TFA中、84(100mg;216μmol)の混合物を室温で1時間撹拌した。TFAを除去した。残渣をジクロロメタンで希釈し、有機相を飽和Na2CO3で洗浄した。溶媒を除去し、85を淡青色泡沫として得た(60mg;166μmol、76%)。
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.2 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.7 (Ca8), 142.2(Ca12), 128.8 (Ca14), 128.7 (Ca13), 126.2 (Ca15), 124.7 (Ca4), 117.2 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 71.2 (Cb1), 50.4 (Cb5), 46.7 (Cb4), 40.5 (Ca9), 38.7 (Cb2), 33.2 (Ca11), 31.7 (Ca10), 29.4(Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 363.2180 [M+H]+; 実測値: 363.2195.
DMF(0.5mL)中、85(15mg;41μmol)、K2CO3(11mg;80μmol)および触媒量のKIの溶液に、26(16mg;80μmol)を加えた。この混合物を65℃で一晩撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。有機相を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残渣を、ジクロロメタン中、メタノール中1Nアンモニア(0→10%MeOH/NH3)の直線勾配を用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより、または0.01%のTEAを含むアセトニトリル直線勾配(0→80%CH3CN)を用いる逆相HPLCにより精製し、化合物AMを白色粉末として得た(7mg;13μmol;31%)。
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.0 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.7 (Ca8), 151.1 (Cc5), 150.2 (Cc3), 148.7 (Cc6), 142.2(Ca12), 129.5 (Cc11), 129.1 (Cc10),128.8 (Ca14), 128.7 (Ca13), 126.2 (Ca15), 124.7 (Ca4), 124.3 (Cc9), 121.9 (Cc8), 119.2 (Cc7), 117.1 (Ca5), 109.6 (Ca3), 108.0 (Ca7), 98.67 (Cc4), 71.6 (Cb1), 57.7 (Cc1), 53.8 (Cb4), 41.9 (Cc2), 40.4 (Ca9), 35.9 (Cb2), 33.7 (Ca11), 31.7 (Ca10), 30.8 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 533.3024 [M+H]+; 実測値: 533.3025.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.0 (Ca1), 151.7 (Ca8), 142.2(Ca12), 140.7 (Cc3), 139.6 (Cc6), 128.8 (Cca14), 128.7 (Ca13), 126.2 (Ca15), 124.7 (Ca4), 117.2 (Ca5), 115.9 (Cc4), 114.2 (Cc5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 72.7 (Cb1), 57.8 (Cc1), 53.5 (Cb4), 42.1 (Cc2), 40.5 (Ca9), 35.8 (Cb2), 33.1 (Ca11), 30.8 (Ca10), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 511.3180 [M+H]+; 実測値: 511.3180.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.1 (Ca1), 152.4 (Cc5), 151.8 (Ca8), 150.4 (Cc3), 149.5 (Cc6), 142.2 (Ca12), 133.8 (Cc10), 128.8 (Ca14), 128.7 (Ca13), 128.0 (Cc11), 126.2 (Ca15), 124.7 (Ca4), 124.5 (Cc9), 124.4 (Cc8), 117.9 (Cc7), 117.2 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 99.2 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.6 (Cc1), 53.5 (Cb4), 40.7 (Ca9), 40.5 (Cc2), 35.7 (Cb2), 33.1 (Ca11), 30.8 (Ca10), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 581.2790 [M+H]+; 実測値: 581.2791.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 160.0 (Cc3), 159.5(Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 151.5(Cc5), 150.6 (Cc10), 150.3 (Cc6), 142.2(Ca12), 128.8 (Ca14), 128.7 (Ca13), 126.2 (Ca15), 124.7 (Ca4), 123.3 (Cc8), 117.2 (Ca5), 116.0 (Cc9), 113.7 (Cc7), 109.5 (Ca3), 108.3 (Cc11), 107.9 (Ca7), 97.6 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.7 (Cc1), 55.6 (Cc12), 53.5 (Cb4), 40.6 (Cc2), 40.5 (Ca9), 35.7 (Cb2), 33.1 (Ca11), 30.8 (Ca10), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 577.3286 [M+H]+; 実測値: 577.3296.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.5(Ca2), 156.1 (Ca1), 151.7 (Cc3), 151.5(Ca8), 149.3 (Cc9), 148.9 (Cc5), 148.0 (Cc10), 145.4 (Cc6), 142.2(Ca12), 128.8 (Ca14), 128.7 (Ca13), 126.2 (Ca15), 124.7 (Ca4), 117.2 (Ca5), 113.1 (Cc7), 109.5 (Ca3), 108.7 (Cc11), 107.9 (Ca7), 101.1 (Cc8), 97.9 (Cc4), 72.7 (Cb1), 56.9 (Cc1), 56.3 (Cc13), 55.8 (Cc12), 53.6 (Cb4), 40.7 (Cc2), 40.3 (Ca9), 35.7 (Cb2), 33.1 (Ca11), 30.8 (Ca10), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 607.3391 [M+H]+; 実測値: 607.3391.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.5 (Ca2), 157.1 (Cc3), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 150.8 (Cc5), 149.8 (Cc6), 142.2(Ca12), 129.9 (Cc11), 129.1 (Cc10), 128.8 (Ca14), 128.7 (Ca13), 126.2 (Ca15), 124.9 (Cc9), 124.7 (Ca4), 124.6 (Cc8), 123.1 (Cc7), 117.1 (Ca5), 109.5 (Ca3), 108.8 (Cc4), 107.9 (Ca7), 72.6 (Cb1), 55.9 (Cc1), 54.2 (cc2), 53.6 (Cb4), 40.5 (Ca9), 40.2 (Cc12), 35.6 (Cb2), 33.1 (Ca11), 30.8 (Ca10), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 561.3337 [M+H]+; 実測値: 561.3339.
13C NMR (125MHz; DMSO) δ 162.1 (Ca6), 159.5 (Ca2), 156.1 (Ca1), 151.8 (Ca8), 174.3 (Cc3), 145.4 (Cc11), 142.7 (Cc6), 142.2(Ca12), 133.6 (Cc9), 130.5 (Cc7), 129.8 (Cc4), 128.8 (Ca14), 128.7 (Ca13), 126.2 (Ca15), 124.7 (Ca4), 122.1 (Cc5), 121.7 (Cc10), 117.2 (Ca5), 109.5 (Ca3), 107.9 (Ca7), 101.6 (Cc8), 72.7 (Cb1), 57.3 (Cc1), 53.6 (Cb4), 41.1 (cc2), 40.5 (Ca9), 35.7 (Cb2), 33.1 (Ca11), 30.8 (Ca10), 29.0 (Cb3).
HRMS-ESI (m/z) 理論値: 547.3180 [M+H]+; 実測値: 547.3182.
DNMT3Aアッセイ
DNMT3A酵素阻害は、Ceccaldi et al.(ChemBioChem 2011, 12, 1337-45)に記載の制限に基づく蛍光アッセイプロトコールから適合させた。簡単に述べれば、5’標識ビオチンオリゴヌクレオチドを、アビジンをプレコートした384ウェルマイクロプレート(black Optiplates;Perkin Elmer)中の、3’末端が6−カルボキシフルオレセインで標識されたその相補鎖とハイブリダイズさせる。二重鎖はメチル化感受性制限酵素の制限部位とオーバーラップするユニークなCpG部位を含む。Gros et al. (Nucleic Acids Research 2013 August 25)に記載のように製造したヒトC末端DNMT3A(a.a.623〜908)を各ウェルに加え(200ng/ウェル)、所望の濃度の化学化合物および新たに調製したAdoMet(20μM終濃度)と混合し、総容量50μLで反応を開始させた。37℃で1時間のインキュベーションの後、各ウェルをPBS、Tween−20 0.05%、NaCl(500mM)およびPBSTで3回洗浄した。特異的蛍光シグナルを、上記のようなメチル化感受性制限酵素HpyCH4IV(NEB)で検出し、Perkin Elmer Envision検出器で測定した。阻害パーセンテージを報告した。阻害パーセンテージを形成するために用いた式は、[(X−Y)/X]×100であり、式中、Xは阻害剤の不在下で測定されたシグナルであり、Yは阻害剤の存在下で得られたシグナルである。阻害の有効性の50%が見られる濃度(EC50)を、一定の濃度範囲の試験化合物の3反復での分析により決定した。シグモイド用量応答(可変傾斜)を用いた非線形回帰のフィッティングをGraphPad Prism 4.03(GraphPad Software)を用いて実行した。
His−DNMT1(182kDa、ヒト)を、Halby et al.(ChemBioChem 2012, 13, 157-65)に記載のようにクローニングし、発現させ、精製した。この反応は、低容量NBS(商標)384ウェルマイクロプレート(Corning)にて、メチル化バッファー(20mM HEPES pH7.2、1mM EDTA、50mM KCl、25μg/mL BSA)中、試験化合物(最大1%DMSO)、1μMのSAM/[メチル−3H]SAM(3TBq/mmol、PerkinElmer)ミックス 3:1比(同位体希釈率1*:3)、0.3μMのビオチン化ヘミメチル化DNA二重鎖(5’-GATmCGCmCGATGmCGmCGAATmCGmCGATmCGATGmCGAT-3’およびBIOT-5’-ATCGCATCGATCGCGATTCGCGCATCGGCGATC-3’)、および90nMのDNMT1を含有する総反応容量10μLで行った。反応物を37℃で2時間インキュベートした。次に、8μLを、50mM Tris−HCl pH7.4中20μMのSAH 190μLを含有するストレプトアビジン96ウェルシンチラントコーティングFlashplate(商標)(PerkinElmer)に移した。このFlashplate(商標)を室温で1時間振盪し、50mM Tris−HCl pH7.4中、200μLの0.05%Tween(商標)−20で3回洗浄し、TopCount NXT(PerkinElmer)にて200μLの50mM Tris−HCl pH7.4中で読み取った。
KG−1およびKarpas 299細胞で:
KG−1およびKarpas 299ヒト白血病細胞をATCC(USA)から入手し、それぞれ20%および15%ウシ胎仔血清(Lonza、フランス)を添加したRPMI 1640培地(HEPESおよびグルタミン、BE12−115F、Lonza、フランスを含む)中、37℃、5%CO2下で培養した。試験分子の抗増殖特性を測定するために、2×104細胞を0日目に96ウェルプレートに播種する。100%DMSO中10−2Mの保存溶液として−20℃で保存した供試化合物を1日目にRPMI 1640媒体で新しく希釈した後、3.2nM〜10μMの用量範囲を細胞に加える。この処理を2日目および3日目に繰り返し、4日目に細胞生存率を、PerkinからのATPLiteキット(ATPlite 1 Step Luminescence Assay System、ref 3016739)を、供給者の説明書に従って用いて評価する。生データをGraphPad Prismソフトウエア(v4.03)で解析し、細胞生存率に50%の低下をもたらす化合物濃度に相当するEC50値を生成した。示されている値は、少なくとも2回の独立した試験の平均結果である。これらのEC50値の95%信頼区間も示す。
化合物の抗増殖性の活性を、in vitroにおいて、ATP定量法「ATPliteワンステップアッセイ」Perkin Elmer ref 6016739)を製造者の条件に従って用いて測定した。
Claims (19)
- 下記式(I−1c)または(I−1d)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物:
n1およびn2は、互いに独立に、1〜4の間の整数を表し、
Qは、置換されていてもよいヘテロアリールを表し、
Wは、NR0またはピペリジンジイルを表し、
X1は、NHを表し、
X2は、Oを表し、
R0は、H;CHO;CO2−((C1−C6)アルキル);またはCHO、CO2HもしくはCO2−((C1−C6)アルキル)で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表し、
R3は、H、−((C1−C6)アルキル)−アリールまたは−((C1−C6)アルキル)−NH−複素環を表し、
R4は、H、(C1−C6)アルキル、アリール、複素環、−((C1−C6)アルキル)−X5−アリール、または−((C1−C6)アルキル)−X5−複素環を表し、
ここで、X 5 は、結合、O、またはNR6を表し、かつ各アリールまたは複素環部分は置換されていてもよく、かつ
R5はHである]。 - Qが、ハロゲンから選択される1または数個の基で置換されていてもよい複素環;オキソ(=O);OR11;NR12R13;C(O)R14;CO2R15;OC(O)R16;C(O)NR17R18;NR19C(O)R20;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、CO2R25、OC(O)R26、C(O)NR27R28、およびNR29C(O)R30から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、CO2R35、OC(O)R36、C(O)NR37R38、およびNR39C(O)R40から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールを表し、
ここで、R11〜R40は、互いに独立に、Hまたは(C1−C6)アルキルを表す、請求項1または2に記載の化合物。 - Qが下記式の環を表す、請求項3に記載の化合物:
X11は、NまたはCR41を表し、
X12は、NまたはCR42を表し、
X13は、NまたはC−NR43aR43bを表し、
X14は、NまたはCR44を表し、
X15は、NまたはCR45を表し、
R43aおよびR43bはそれぞれ互いに独立に、Hまたは(C1−C6)アルキルを表し、
R41、R42、R44およびR45は、それぞれ互いに独立に、水素;ハロゲン;OR11;NR12R13;C(O)R14;CO2R15;OC(O)R16;C(O)NR17R18;NR19C(O)R20;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、CO2R25、OC(O)R26、C(O)NR27R28、およびNR29C(O)R30から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;またはハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、CO2R35、OC(O)R36、C(O)NR37R38、およびNR39C(O)R40から選択される1もしくは数個の基で置換されていてもよいアリールもしくはアリール−(C1−C6)アルキルを表すか、あるいは
R44およびR45の場合、R44およびR45は一緒になって下記式の鎖を形成する:
X16は、NまたはCR46を表し、
X17は、NまたはCR47を表し、
X18は、NまたはCR48を表し、
X19は、NまたはCR49を表し、かつ
R46、R47、R48およびR49はそれぞれ互いに独立に、水素;ハロゲン;OR11;NR12R13;C(O)R14;CO2R15;OC(O)R16;C(O)NR17R18;NR19C(O)R20;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、CO2R25、OC(O)R26、C(O)NR27R28、およびNR29C(O)R30から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;またはハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、CO2R35、OC(O)R36、C(O)NR37R38、およびNR39C(O)R40から選択される1もしくは数個の基で置換されていてもよいアリールもしくはアリール−(C1−C6)アルキルを表し、
ただし、X11、X12、X14、X15、X16、X17、X18およびX19のうち3つ以下がNを表す)]。 - R3が、H、−((C1−C6)アルキル)−アリールまたは−((C1−C6)アルキル)−NH−複素環を表し、
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;オキソ(=O);NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;CO2R15;OC(O)R16;C(O)NR17R18;NR19C(O)R20;S(O)R50;S(O)2R51;S(O)2NR52R53;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、CO2R25、OC(O)R26、C(O)NR27R28、NR29C(O)R30、S(O)R54、S(O)2R55、およびS(O)2NR56R57から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、CO2R35、OC(O)R36、C(O)NR37R38、NR39C(O)R40、S(O)R58、S(O)2R59、およびS(O)2NR60R61から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたはアリール−(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよく、
ここで、R11〜R40およびR50〜R61は互いに独立にHまたは(C1−C6)アルキルを表す、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。 - R4が、H、(C1−C6)アルキル、アリール、複素環、−((C1−C6)アルキル)−X5−アリールまたは−((C1−C6)アルキル)−X5−複素環を表し、
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;オキソ(=O);NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;CO2R15;OC(O)R16;C(O)NR17R18;NR19C(O)R20;S(O)R50;S(O)2R51;S(O)2NR52R53;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、CO2R25、OC(O)R26、C(O)NR27R28、NR29C(O)R30、S(O)R54、S(O)2R55、およびS(O)2NR56R57から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、CO2R35、OC(O)R36、C(O)NR37R38、NR39C(O)R40、S(O)R58、S(O)2R59、およびS(O)2NR60R61から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたはアリール−(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよく、
ここで、R11〜R40およびR50〜R61は、互いに独立に、Hまたは(C1−C6)アルキルを表す、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。 - R3が、Hまたは−((C1−C6)アルキル)−NH−複素環を表し、
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;オキソ(=O);NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;S(O)2NR52R53;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、およびS(O)2NR56R57から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、およびS(O)2NR60R61から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたはアリール−(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよい、
請求項5に記載の化合物。 - R4が、H、(C1−C6)アルキル、アリール、複素環、アリール(C1−C6)アルキル、複素環−(C1−C6)アルキル、−((C1−C6)アルキル)−NH−アリール、または−((C1−C6)アルキル)−NH−複素環を表し、
各アリールまたは複素環部分は、ハロゲン;オキソ(=O);NO2;OR11;NR12R13;C(O)R14;S(O)2NR52R53;ハロゲン、OR21、NR22R23、C(O)R24、およびS(O)2NR56R57から選択される1または数個の基で置換されていてもよい(C1−C6)アルキル;ならびにハロゲン、OR31、NR32R33、C(O)R34、およびS(O)2NR60R61から選択される1または数個の基で置換されていてもよいアリールまたはアリール−(C1−C6)アルキルから選択される1または数個の基で置換されていてもよい、
請求項6に記載の化合物。 - 薬物として使用するための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
- 癌の処置において使用するための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
- DNAメチル化阻害剤として使用するための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載の少なくとも1種類の式(I)の化合物と、少なくとも1種類の薬学的に許容可能な賦形剤とを含んでなる、医薬組成物。
- 同時使用、個別使用または逐次使用のための組合せ物としての
(i)請求項1〜9のいずれか一項に記載の少なくとも1種類の式(I)の化合物と、
(ii)少なくとも1種類の他の有効成分と
を含んでなる医薬組成物。 - R0が、CHO、CO2HまたはCO2−((C1−C6)アルキル)で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表すW=NR0の、請求項1に記載の式(I−1c)または(I−1d)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物の製造方法であって、
(a)W=NHの請求項1に記載の式(I−1c)または(I−1d)の化合物を、
R0が、CHO、CO2HまたはCO2−((C1−C6)アルキル)で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表し、かつLGが脱離基を表す式R0−LGの化合物と反応させて、R0が、CHO、CO2HまたはCO2−((C1−C6)アルキル)で置換されていてもよい(C1−C6)アルキルを表すW=NR0の式(I−1c)または(I−1d)の化合物を得ること、
ジメチルホルムアミド(DMF)と反応させて、R0=CHOであるW=NR0の式(I−1c)または(I−1d)の化合物を得ること、または
R0がCO2−((C1−C6)アルキル)を表し、かつA1が(C1−C6)アルコキシ基またはハロゲン原子を表す式R0−A1の化合物と反応させて、R0がCO2−((C1−C6)アルキル)を表すW=NR0の式(I−1c)または(I−1d)の化合物を得ること、および
(b)場合により、工程(a)で得られた化合物を塩化または溶媒和して、R0が上記に定義される通りであるW=NR0の請求項1に記載の式(I−1c)または(I−1d)の化合物の薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を得ること
を含んでなる、方法。 - WがNR0または
(1)下記式(II):
の化合物を下記式(III−c):
ここで、LG1およびLG2は互いに独立に脱離基を表し、かつR8は請求項1に定義されるR0またはN−保護基を表し、
ただし、
W1がLG1を表す場合にはW2はNHR8または
W1がNHR8または
の化合物と反応させ、W1またはW2が、R8がN−保護基を表すNHR8を表す場合には、そのN−保護基を有する窒素原子を脱保護して、請求項1に定義される式(I−1c)の化合物を得ること、および
(2)場合により、工程(1)で得られた化合物を塩化または溶媒和して、請求項1に定義される式(I−1c)の化合物の薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を得ることを含んでなる、方法。 - WがNR0または
(1)下記式(II):
の化合物を下記式(III−d):
ここで、LG1およびLG2は互いに独立に脱離基を表し、かつR8は請求項1に定義されるR0またはN−保護基を表し、
ただし、
W1がLG1を表す場合にはW2はNHR8または
W1がNHR8または
(2)場合により、工程(1)で得られた化合物を塩化または溶媒和して、請求項1に定義される式(I−1d)の化合物の薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を得ることを含んでなる、方法。 - 請求項1に記載の式(I−1c)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物の製造方法であって、
(A)下記式(VII):
の化合物を下記式(VIIIc):
ただし、
X6がハロゲン原子を表す場合にはX7は−X2−(CH2)n2−W−(CH2)n1−X1Hを表し、かつ、
X6が−X1−(CH2)n1−W−(CH2)n2−X2Hを表す場合にはX7がハロゲン原子を表す]
の化合物と反応させて、請求項1に定義される式(I−1c)の化合物を得ること、および
(B)場合により、工程(A)で得られた化合物を塩化または溶媒和して、請求項1に定義される式(I−1c)の化合物の薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を得ることを含んでなる、方法。 - 請求項1に記載の式(I−1d)の化合物またはその薬学的に許容可能な塩もしくは溶媒和物の製造方法であって、
(A)下記式(VII):
の化合物を下記式(VIIId):
ただし、
X6がハロゲン原子を表す場合には、X7は−X2−(CH2)n2−W−(CH2)n1−X1Hを表し、かつ、
X6が−X1−(CH2)n1−W−(CH2)n2−X2Hを表す場合には、X7がハロゲン原子を表す]
の化合物と反応させて、請求項1に定義される式(I−1d)の化合物を得ること、および
(B)場合により、工程(A)で得られた化合物を塩化または溶媒和して、請求項1に定義される式(I−1d)の化合物の薬学的に許容可能な塩または溶媒和物を得ることを含んでなる、方法。
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