JP6567316B2 - 給電ユニット、作業台及びロボットシステム - Google Patents

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Description

本発明は、給電ユニット、作業台及びロボットシステムに関し、特に、生産ラインで稼働するロボットに給電を行う給電ユニット、作業台及びロボットシステムに関する。
近年、様々な分野の生産ラインにおいては、ベルトコンベアを利用して流れ作業で製品を組み立てるライン生産方式から、一人或いは数人で製品を組み立て変種変量生産に対応するセル生産方式が主流になりつつある。また、このようなセル生産方式において、正確性、効率性の観点から作業の一部又は全部をロボットに委任する生産ラインも存在する。このようにロボットが適用されるセル生産方式においては、頻繁に変動する製品の種別や物量に応じて、生産ライン上で稼働するロボットの数や位置等を柔軟に調整することが要請される。
従来、生産ライン上で稼働するロボットの数や位置を調整可能とした自動搬送装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動搬送装置においては、走行レールに装着した給電線を介してロボットに給電する一方、ロボットに対する制御信号を無線にて受け渡す。これにより、ロボットに直接接続される電力線や信号線を排除でき、走行レールの端部から工具を使用しないでロボットを容易に脱着することができる。
特開2011−131985号公報
しかしながら、上述した特許文献1においては、走行レールの端部からロボット自体を脱着しなければならず、その脱着作業が煩雑になるという問題がある。特に、走行レールに複数のロボットが装着される場合には、ロボット間の入れ替え作業も必要になり得る。このようにロボット間の入れ替え作業が行われる場合には、ロボットの移動量が増え、更に脱着作業が煩雑になる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、複雑な脱着作業を必要とすることなく、生産ラインで稼働するロボットの数や位置を調整することができる給電ユニット、作業台及びロボットシステムを提供することを目的とする。
本発明に係る給電ユニットは、生産ラインで稼働するロボットに給電する給電ユニットであって、前記ロボットの移動経路に沿って配置された給電レールと、前記給電レールから受電しながら当該給電レールに沿って移動可能に接続された受電ブロックと、前記受電ブロックを前記給電レールに沿ってガイドするガイド機構と、前記受電ブロックに設けられ、前記ロボットの受電接続部に接続される給電接続部と、前記受電ブロックに前記ロボットの一部に連結される連結機構とを具備し、前記給電レールに接続された隣接する前記受電ブロック間の接触を防止するスペーサを具備することを特徴とする。
上記給電ユニットによれば、給電レールに沿って移動する受電ブロックに対する接続状態を切り替えるだけでロボットに給電することができる。このため、ロボット自体を給電レールから脱着する必要がない。また、生産ライン上でロボットを追加する場合には、所望の位置に移動させた受電ブロックに接続するだけで良い。これにより、複雑な脱着作業を必要とすることなく、生産ラインで稼働するロボットの数や位置を調整することが可能となる。
また、スペーサにより隣接する受電ブロック間の接触が防止されることから、隣接する受電ブロックの接触に伴って受電ブロックが破損する事態を回避でき、給電ユニット自体の長期的な安定稼働を確保することが可能となる。
また、ガイド機構により給電レールに沿って受電ブロックがガイドされるので、受電ブロックの移動を安定化させることができ、給電レールに対する受電ブロックの接触不良を回避することが可能となる。さらに、受電ブロックにロボットの一部が連結されることから、ロボットの移動に伴って給電接続部と受電接続部との接続部分に過度の負荷がかかる事態を防止できる。これにより、ロボットに対して安定して給電することが可能となる。
上記給電ユニットにおいて、例えば、前記連結機構は、前記ロボットから前記受電ブロック側に突出する突出片と係合する係合片を有する。この構成によれば、ロボットの突出片と係合する係合片で連結機構が構成されることから、簡単な構成で受電ブロックとロボットとを連結することが可能となる。
また、上記給電ユニットにおいて、前記受電ブロックは、前記給電レールに対して着脱可能に構成されることが好ましい。この構成によれば、給電レール上を移動する受電ブロックの数を自由に増減できることから、これに接続されるロボットの数を増減でき、より柔軟に生産ラインの構成を変更することが可能となる。
例えば、上記給電ユニットにおいて、前記給電接続部は、前記受電ブロックの表面に設けられ、前記ロボットにフレキシブルジョイントを介して接続された受電接続部に接続される。この構成によれば、例えば、生産ラインの設置面の凹凸等に応じてロボットが蛇行する場合であっても、蛇行に伴う受電ブロックとロボットとの間の距離の変動をフレキシブルジョイントで吸収することができるので、安定してロボットに対して給電することが可能となる。
また、上記給電ユニットにおいて、前記給電接続部は、前記受電ブロックにフレキシブルジョイントを介して接続されるようにしてもよい。この構成によれば、例えば、生産ラインの設置面の凹凸等に応じてロボットが蛇行する場合であっても、蛇行に伴う受電ブロックとロボットとの間の距離の変動をフレキシブルジョイントで吸収することができるので、安定してロボットに対して給電することが可能となる。
本発明に係る作業台は、上記いずれかの給電ユニットを有することを特徴とする。
上記作業台によれば、上記いずれかの給電ユニットで得られる効果を作業台で享受することができる。これにより、作業台からロボットに対して給電することができるので、給電のために特別な構成を生産ラインの周辺に準備する必要がない。この結果、シンプルな構成で生産ラインを実現することが可能となる。
本発明に係るロボットシステムは、上記いずれかの給電ユニットと、前記給電ユニットから受電して稼働するロボットとを具備することを特徴とする。
上記ロボットシステムによれば、上記いずれかの給電ユニットで得られる効果をロボットシステムで享受することができる。これにより、変種変量生産方式を含む柔軟な生産方式に対応可能なロボットシステムを実現することが可能となる。
本発明によれば、複雑な脱着作業を必要とすることなく、生産ラインで稼働するロボットの数や位置を調整することができる。
本実施の形態に係る給電ユニットが適用される生産ラインの概略構成を示す模式図である。 本実施の形態に係る給電ユニットが適用される生産ラインの概略構成を示す模式図である。 本実施の形態に係る給電ユニットの受電ブロック周辺を拡大した模式図である。 本実施の形態に係る生産ラインにおける作業台とロボットとの位置関係の説明図である。 本実施の形態に係る給電ユニットの構成の説明図である。 本実施の形態に係る給電ユニットが適用される生産ラインにロボットを脱着する場合の動作の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る給電ユニットは、例えば、製品の組立作業用の生産ラインに適用される。特に、本実施の形態に係る給電ユニットは、一人或いは数人で製品を組み立て変種変量生産に対応するセル生産方式の生産ラインに好適に使用される。しかしながら、本実施の形態に係る給電システムが適用される生産ラインについては、これに限定されるものではなく任意の生産ラインに適用することができる。
図1及び図2は、本実施の形態に係る給電ユニットが適用される生産ラインの概略構成を示す模式図である。図1においては、本実施の形態に係る生産ラインの上面図を示し、図2においては、本実施の形態に係る生産ラインの側面図を示している。なお、図1及び図2においては、説明の便宜上、生産ラインで稼働するロボットを1機のみ示している。また、以下においては、本実施の形態に係る生産ラインが製品の組立作業用の生産ラインである場合を例として説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る生産ライン1は、給電ユニット2が取り付けられた作業台3と、この作業台3上で組立作業を行うロボット4と、このロボット4の移動経路に配置された磁気テープ5とを含んで構成される。詳細について後述するように、生産ライン1において、ロボット4は、給電ユニット2の受電ブロック22に対して脱着可能に構成される。ロボット4は、給電ユニット2から電力供給を受けて、磁気テープ5上を移動すると共に作業台3上の製品に対して組立作業を行う。
作業台3は、例えば、平面視にて長方形状を有し、組立対象となる製品を組み立てるために必要な長さを有している。作業台3の周辺には、各工程にて組み立てられる部品を収容する図示しないケースが配置される。図1及び図2に示す作業台3においては、同図に示す左方側から右方側に向けて製品の組立作業が行われるものとする。すなわち、作業台3の左方側が製品の組立工程の上流に該当し、右方側が製品の組立工程の下流に該当する。以下においては、作業台3におけるロボット4側(図1に示す下方側)を前方側と呼び、反対側(図1に示す上方側)を後方側と呼ぶものとする。
給電ユニット2は、作業台3の前面における下方側部分に取り付けられている。給電ユニット2は、給電レール21と、この給電レール21に取り付けられる複数の受電ブロック22と、この受電ブロック22を給電レール21に沿ってガイドするガイド機構23とを含んで構成される(図5参照)。なお、本実施の形態では、給電レール21に3個の受電ブロック22が取り付けられる場合について示しているが、受電ブロック22の数量についてはこれに限定されるものではなく適宜変更が可能である。なお、給電ユニット2の詳細な構成については後述する。
給電レール21は、ロボット4の移動経路に沿って配置される。例えば、給電レール21は、作業台3の前面全体に亘って設けられている。給電レール21には、図示しない電源が接続されており、ロボット4を駆動するための電力が供給されている。なお、図2においては、作業台3の前面全体に亘って単一の給電レール21が設けられる場合について説明するが、複数の給電レール21が設けられる構成としてもよい。また、給電レール21は、作業台3の前面の形状に応じて湾曲する形状や、屈曲する形状とすることもできる。
受電ブロック22は、給電レール21の前方側に配置されている。受電ブロック22は、給電レール21から受電しながら給電レール21に沿って移動可能に構成されている。図1及び図2に示す生産ライン1においては、作業台3の前面を同図に示す左右方向に受電ブロック22がスライド移動可能に構成される。この場合において、受電ブロック22は、ロボット4の移動に従って給電レール21上を移動可能に構成されている。すなわち、受電ブロック22自体は、給電レール21上を移動する機能は備えず、ロボット4に従動する。
また、受電ブロック22は、給電レール21に対して着脱可能に構成されている。例えば、受電ブロック22は、作業台3の端部(図1に示す左方側又は右方側端部)から給電レール21に対して着脱することができる。すなわち、受電ブロック22は、作業台3に配置される数を増減することができる。受電ブロック22の数は、生産ライン1における製品の製造量等に応じて任意に設定される。
ロボット4は、作業台3の前面に対向して配置される。ロボット4は、基台41と、この基台41の上面に配置されるロボット本体42とを有する。基台41は、概して直方体形状を有し、その内部に基台41及びロボット本体42の制御部や、後述する車輪43を駆動する駆動機構が収納されている。
基台41の下面には、ロボット4の任意の方向に回転可能な車輪43が設けられている。この車輪43により、ロボット4は、作業台3に対して接近及び離反する方向に移動すると共に、作業台3の延在方向(図1及び図2に示す左右方向)に移動することができる。また、基台41の下面には、磁気テープ5を検出する不図示の磁気センサが設けられている。基台41内の駆動機構は、この磁気センサの検出結果に基づいて磁気テープ5に追従してロボット4が走行するように車輪43を駆動する。
また、基台41の下端部近傍には、作業台3に支持される受電ブロック22に接続するための構成要素が設けられている。図3は、本実施の形態に係る給電ユニット2の受電ブロック22周辺を拡大した模式図である。図3においては、説明の便宜上、基台41及び受電ブロック22のみを示している。
図3に示すように、基台41の下端部近傍には、受電ブロック22の表面(言い換えると、ロボット4との対向面)に設けられた給電接続コネクタ225に接続される受電接続コネクタ44が設けられている。この受電接続コネクタ44は、フレキシブルジョイント45を介して基台41内の電源46に接続されている。受電接続コネクタ44を給電接続コネクタ225に接続することにより、ロボット4は、給電レール21及び受電ブロック22を介して、駆動するための電力供給を受ける。なお、受電接続コネクタ44は、特許請求の範囲における受電接続部を構成する。
また、基台41の下端部近傍であって、作業台3との対向面(図1に示す上面)には、突出片47が設けられている。この突出片47は、受電ブロック22の表面(言い換えると、ロボット4との対向面)に設けられた連結部226(より具体的には、一対の係合片226a、226b)に収容される(図5B参照)。突出片47は、作業台3に沿って基台41(ロボット4)が移動する際に連結部226(一対の係合片226a、226b)と係合することで、ロボット4の駆動力を受電ブロック22に伝達して受電ブロック22を移動させる役割を果たす。
ロボット本体42は、例えば、6軸を有する垂直多関節型ロボットで構成される。ロボット本体42は、任意の方向に駆動されるアームを備える。このアームの先端に取り付けられるエンドエフェクタを交換することにより、多種類の組立作業に対応することができる。また、ロボット本体42は、所定位置にステレオカメラを搭載する。例えば、作業台3に設けられた目印をこのステレオカメラで撮影し、画像認識結果に基づいて車輪43を駆動することによりロボット4(基台41)の位置を所定の作業位置に調節することができる。
ここで、このような作業台3とロボット4との位置関係について説明する。図4は、本実施の形態に係る生産ライン1における作業台3とロボット4との位置関係の説明図である。図4においては、磁気テープ5に沿ったロボット4の移動方向に直交する断面を示している。また、図4においては、同図に示す左方側が作業台3の前方側に対応し、同図に示す右方側が作業台3の後方側に対応する。なお、図4においては、説明の便宜上、基台4上に配置されるロボット本体42を省略している。
図4に示すように、作業台3の下端部近傍の前方側には、凹部31が設けられている。この凹部31は、作業台3の前面全体に亘って設けられている。給電ユニット2は、この凹部31内に収容されるように配置されている。より具体的には、給電ユニット2は、凹部31を規定する前面部311及び底面部312に一部の構成部品が固定された状態で凹部31に配置されている。
図5は、本実施の形態に係る給電ユニット2の構成の説明図である。図5Aにおいては、給電ユニット2の一部を側方側(図2に示す右方側)から示し、図5Bにおいては、給電ユニット2の一部を上方側から示している。なお、図5においては、図4と同様に、同図に示す左方側が作業台3の前方側に対応し、同図に示す右方側が作業台3の後方側に対応する。
上述したように、給電ユニット2は、給電レール21、受電ブロック22及びガイド機構23を含んで構成される。ガイド機構23は、上下に対向して配置された一対のガイドプレート231を有する。これらのガイドプレート231は、給電レール21と同様に、作業台3の延在方向の全体に亘って設けられている。例えば、これらのガイドプレート231は、金属板材を折り曲げて形成され、水平面部231aとこの水平面部231aの前端部から鉛直方向に延びる鉛直面部231bとを有している。
図5Aに示すように、給電レール21は、アングル材211に図示しないビスにより固定され、アングル材211を介して作業台3の凹部31を規定する前面部311にビスにより固定されている。また、上方側のガイドプレート231は、前面部311に固定されたアングル材211の下面にビスにより固定されている。一方、下方側のガイドプレート231は、凹部31を規定する底面部312にビスにより固定されている。さらに、カバー部材313は、アングル部材211の上方側にビスにより固定されている。受電ブロック22は、前面部311及び底面部312と、カバー部材313とにより形成される空間内に配置される。
受電ブロック22は、給電レール21の表面に接触する一対の受電子221と、受電子221に接続されるケーブルC1を保持する端子台222と、ガイドプレート231に接触して回転する複数のローラ223と、これらの構成部品を支持する支持部材224とを有している(図5A、図5B参照)。
支持部材224は、例えば、複数の金属板材を折り曲げると共に、これらを溶接して形成される。支持部材224の前方側の一部は、作業台3の前方側に一部露出して設けられている。この作業台3から露出する部分には、給電接続コネクタ225及び連結部226が設けられている(図5B参照)。なお、これらの給電接続コネクタ225及び連結部226は、それぞれ特許請求の範囲における給電接続部及び連結機構を構成する。
一対の受電子221は、受電ブロック22の移動方向に延在する支持片221aの両端部に取り付けられ、図示しないバネ等の付勢手段により給電レール21に付勢されている。このため、一対の受電子221は、給電レール21に加圧接触可能に構成されている。このように受電子221を受電ブロック22の移動方向に一対備えることにより、給電レール21に対する受電子221の接触安定性を図ることができる。
端子台222は、支持部材224の前方側の上面に固定されている。端子台222は、受電子221に接続されるケーブルC1を保持する一方、給電接続コネクタ225に接続されるケーブルC2を保持する。端子台222は、受電子221と給電接続コネクタ225との間の接続安定性を確保する役割を果たす。
複数のローラ223は、支持部材224の所定位置に回転可能に軸支されている。複数のローラ223は、下方側のガイドプレート231の水平面部231aの上面に接触して受電ブロック22の移動を補佐するローラ223a(図5Bに不図示)と、上下のガイドプレート231の鉛直面部231bに接触して受電ブロック22の横回転を規制する回転規制ローラ223bとを有する。
給電接続コネクタ225は、作業台3から露出する支持部材224の一端部(図5Bに示す上端部)近傍に設けられている。給電接続コネクタ225は、上述したロボット4の受電接続コネクタ44との接続面を前方側に配置した状態で支持部材224に設けられている。
連結部226は、作業台3から露出する支持部材224の他端部(図5Bに示す下端部)近傍に設けられている。連結部226は、上述したロボット4の突出片47と係合してロボット4の移動時に給電接続コネクタ225や受電接続コネクタ44に過度の負荷がかかる事態を防止する役割を果たす。例えば、連結部226は、金属板材を折り曲げて形成される一対の係合片226a、226bで構成される。これらの係合片226a、226bは、突出片47を収容可能な距離だけ受電ブロック22の移動方向に離間して配置される。また、これらの係合片226a、226bは、突出片47を収容し易いように、その前端部が外側に広がった形状を有している。
連結部226に収容される突出片47は、手動又は自動により受電ブロック22側に進退可能に構成することができる。例えば、突出片47は、給電接続コネクタ225に受電接続コネクタ44を差し込んだ後に受電ブロック22側に突出させ、受電接続コネクタ44を給電接続コネクタ225から抜き取った際に基台41内に収容する構成とすることができる。この場合には、給電接続コネクタ225に対する受電接続コネクタ44の接続作業の前に連結部226と突出片47との接触を回避することができる。
このような構成を有し、ロボット4と連結された状態において、受電ブロック22は、ロボット4の移動に従って凹部31内で給電レール21上をスライド移動する(図4参照)。このとき、受電ブロック22は、ガイド機構23(一対のガイドプレート231)により給電レール21に沿ってガイドされる。このため、受電ブロック22の移動を安定化させることができ、給電レール21に対する受電ブロック22の接触不良を回避することができる。
また、受電ブロック22は、ロボット4の移動に従って移動することから、給電レール21上を移動するための駆動機構を設ける必要がない。このため、受電ブロック22の構成を簡素すると共に受電ブロック22を軽量化することができる。これにより、受電ブロック22を給電レール21に沿ってスムーズに移動させることができる。
受電ブロック22に設けられる給電接続コネクタ225は、ロボット4にフレキシブルジョイント45を介して接続された受電接続コネクタ44に接続されている(図5B参照)。このため、例えば、生産ライン1の設置面の凹凸等に応じてロボット4が蛇行する場合であっても、蛇行に伴う受電ブロック22とロボット4との間の距離の変動をフレキシブルジョイント45で吸収することができるので、安定してロボット4に対して給電することができる。なお、フレキシブル性を有した状態で受電ブロック22とロボット4とを接続し受電ブロック22からロボット4に電力を供給できれば、全てフレキシブルジョイントと理解して良い。例えば、フレキシブル性があるケーブルもフレキシブルジョイントに含まれうる。
さらに、受電ブロック22には、ロボット4の突出片47に連結される連結部26が設けられている。これにより、ロボット4と電気的に接続される給電接続コネクタ225等とは別に受電ブロック22にロボット4が連結されることから、ロボット4の移動に伴って給電接続コネクタ225等に過度の負荷がかかる事態が防止される。これにより、ロボット4に対して安定して給電することができる。
なお、凹部31内において、カバー部材313は、作業台3の延在方向の全体に亘って設けられている。また、カバー部材313は、前面部311から前方側に延出すると共に、その前端部で下方側に垂下する形状を有する。このような形状を有し、カバー部材313は、受電ブロック22の端子台222の前方側を覆っている。このため、ロボット4が接続されていない状態であっても、給電ユニット2を構成する給電レール21が露出することはない。これにより、給電レール21にロボット4や作業者が接触する事態を防止できる。
カバー部材313の垂下部分には、ロボット4が自装置の位置を認識するためのバーコード314が貼付されている。バーコード314は、カバー部材313の全体に亘って設けられている。バーコード314は、作業台3の任意の位置を識別可能な二次元パターンを含んでいる。ロボット4の基台41には、このバーコード314に対応する位置にバーコードリーダ48が設けられている。ロボット4は、このバーコードリーダ48でバーコード314を読み込むことにより、作業台3における自装置が接続された位置を認識することができる。
次に、本実施の形態に係る生産ライン1にロボット4を脱着する場合の動作について説明する。図6は、本実施の形態に係る給電ユニット2が適用される生産ライン1にロボット4を脱着する場合の動作の説明図である。図6Aにおいては、作業台3に取り付けられている3つの受電ブロック22に対してロボット4を脱着する場合について示している。図6Bにおいては、作業台3に新たに受電ブロック22を追加してロボット4を追加する場合について示している。なお、図6においては、説明の便宜上、3つの受電ブロック22を受電ブロック22a〜22cと呼び、3つのロボット4をロボット4a〜4cと呼ぶものとする。
図6Aに示すように、受電ブロック22の数が生産ライン1上で稼働するロボット4の数に不足しない環境においては、ロボット4bを生産ライン1から取り外す場合、受電ブロック22bの給電接続コネクタ225から受電接続コネクタ44を抜き取ると共に、突出片47が連結部226内から出るように作業台3からロボット4bを移動するだけで、ロボット4bを生産ライン1から取り外すことができる。
一方、生産ライン1にロボット4cを追加する際には、生産ライン1上の接続したい位置に受電ブロック22を移動させる。そして、突出片47が連結部226内に入るようにロボット4cを作業台3側に移動し、受電ブロック22cの給電接続コネクタ225に対して受電接続コネクタ44を差し込むだけで、ロボット4cを生産ライン1に追加することができる。
このように本実施の形態に係る給電ユニット2においては、給電レール21に沿って移動する受電ブロック22に対する接続状態を切り替えるだけでロボット4に給電することができる。このため、生産ライン1に対して簡単にロボット4を追加することができる一方、生産ライン1からロボット4を取り外すことができる。
一方、図6Bに示すように、受電ブロック22の数が生産ライン1上で稼働するロボット4の数に不足する環境においては、作業台3に対して受電ボックス22を新たに装着するだけでロボット4を追加することができる。この場合、受電ボックス22cは、複数のローラ232がガイドプレート231上を回転するように取り付けられる。そして、受電ボックス22cが作業台3に取り付けられた後は、図6Aに示すロボット4cと同様に、突出片47が連結部226内に入るようにロボット4cを作業台3側に移動し、受電ブロック22cの給電接続コネクタ225に対して受電接続コネクタ44を差し込むだけで、ロボット4cを生産ライン1に追加することができる。
このように本実施の形態に係る給電ユニット2において、受電ブロック22は、給電レール21に対して着脱可能に構成されている。このため、給電レール21上を移動する受電ブロック22の数を自由に増減することができる。これにより、受電ブロック22に接続されるロボット4の数を増減でき、より柔軟に生産ライン1の構成を変更することが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態に係る給電ユニット2においては、給電レール21に沿って移動する受電ブロック22に対する接続状態を切り替えるだけでロボット4に給電することができる。このため、ロボット4自体を給電レール21から脱着する必要がない。また、生産ライン1上でロボット4を追加する場合には、所望の位置に移動させた受電ブロック22にロボット4を接続するだけで良い。これにより、複雑な脱着作業を必要とすることなく、生産ライン1で稼働するロボット4の数や位置を調整することが可能となる。
また、本実施の形態に係る給電ユニット2は、作業台3に設けられている。このため、上述した給電ユニット2で得られる効果を享受しつつ、作業台3からロボット4に対して給電することができる。これにより、ロボット4に対する給電のために特別な構成を生産ライン1の周辺に準備する必要がない。この結果、シンプルな構成で生産ライン1を実現することが可能となる。
なお、以上の説明においては、本発明を給電ユニット2及び作業台3に具現化した場合について説明している。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、上記実施の形態に係る給電ユニット2と、この給電ユニット2から受電して稼働するロボット4とを具備するロボットシステムとしても成立する。このロボットシステムによれば、複雑な脱着作業を必要とすることなく、生産ライン1で稼働するロボット4の数や位置を調整することができるので、変種変量生産方式を含む柔軟な生産方式に対応可能なロボットシステムを実現することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、さまざまに変更して実施可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更が可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施可能である。
例えば、上記実施の形態においては、給電接続コネクタ225が受電ブロック22の表面に設けられ、ロボット4にフレキシブルジョイント45を介して接続された受電接続コネクタ44に接続される場合について説明している。しかしながら、受電ブロック22の構成についてはこれに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、給電接続コネクタ225を受電ブロック22にフレキシブルジョイントを介して接続する構成としてもよい。この構成によれば、上記実施の形態と同様に、ロボット4の蛇行に伴う受電ブロック22とロボット4との間の距離の変動をフレキシブルジョイントで吸収することができ、ロボット4に対する安定した給電を確保することが可能となる。一方で、上記実施の形態のように給電接続コネクタ225が受電ブロック22の表面に設けられる場合には、受電ブロック22側にフレキシブルジョイントが設けられる場合と比べて、受電ブロック22の構成を簡素化できると共に給電レール21上における移動に伴って破損する事態の発生を抑制することが可能となる。
また、上記実施の形態においては、ロボット4と受電ブロック22とを連結する連結機構として、ロボット4に設けられた突出片47を収容する一対の係合片226a、226bを有する連結部226を備える場合について説明している。しかしながら、ロボット4と受電ブロック22とを連結する連結機構の構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、上記実施の形態とは逆に、受電ブロック22にロボット4側に突出する突出片を設ける一方、この突出片を収容する一対の連結片をロボット4(基台41)側に設ける構成であってもよい。このように変更する場合であっても、ロボット4の移動に伴って給電接続コネクタ225等に過度の負荷がかかる事態を防止でき、ロボット4に対して安定して給電することが可能となる。
さらに、上記実施の形態においては、受電ブロック22とロボット4と電気的に接続される給電接続コネクタ225等とは別に受電ブロック22とロボット4とを連結する連結部226を備える場合について説明している。しかしながら、このような連結機構については、ロボット4の移動に従って受電ブロック22が移動できることができれば省略することができる。例えば、受電ブロック22とロボット4と電気的に接続する構成部品の強度を確保し、この構成部品のみによってロボット4の移動に従って受電ブロック22を移動させるようにしてもよい。このように変更する場合には、受電ブロック4の構成をより簡素化すると共に軽量化を図ることができる。
さらに、上記実施の形態においては、給電レール21に複数の受電ブロック22が接続される場合について説明している。このように接続される複数の受電ブロック22において、隣接する受電ブロック22間の接触を防止するスペーサを設けることは実施の形態として好ましい。このようにスペーサを設ける場合には、隣接する受電ブロック22間の接触が防止されることから、隣接する受電ブロック22の接触に伴って受電ブロック22が破損する事態を回避でき、給電ユニット2自体の長期的な安定稼働を確保することが可能となる。
1 生産ライン
2 給電ユニット
21 給電レール
22、22a〜22c 受電ブロック
221 受電子
224 支持部材
225 給電接続コネクタ
226 連結部
23 ガイド機構
24 スペーサ
3 作業台
31 凹部
311 前面部
312 底面部
313 カバー部材
4、4a〜4c ロボット
41 基台
42 ロボット本体
43 車輪
44 受電接続コネクタ
45 フレキシブルジョイント
47 突出片
5 磁気テープ

Claims (7)

  1. 生産ラインで稼働するロボットに給電する給電ユニットであって、
    前記ロボットの移動経路に沿って配置された給電レールと、
    前記給電レールから受電しながら当該給電レールに沿って移動可能に接続された受電ブロックと、
    前記受電ブロックを前記給電レールに沿ってガイドするガイド機構と、
    前記受電ブロックに設けられ、前記ロボットの受電接続部に接続される給電接続部と、
    前記受電ブロックに前記ロボットの一部に連結される連結機構と
    を具備し、
    前記給電レールに接続された隣接する前記受電ブロック間の接触を防止するスペーサを具備することを特徴とする給電ユニット。
  2. 前記連結機構は、前記ロボットから前記受電ブロック側に突出する突出片と係合する係合片を有することを特徴とする請求項1記載の給電ユニット。
  3. 前記受電ブロックは、前記給電レールに対して着脱可能に構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給電ユニット。
  4. 前記給電接続部は、前記受電ブロックの表面に設けられ、前記ロボットにフレキシブルジョイントを介して接続された受電接続部に接続されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の給電ユニット。
  5. 前記給電接続部は、前記受電ブロックにフレキシブルジョイントを介して接続されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の給電ユニット。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の給電ユニットを有することを特徴とする作業台。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の給電ユニットと、前記給電ユニットから受電して稼働するロボットとを具備することを特徴とするロボットシステム。
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