JP6567264B2 - 屋根構造 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根構造に関する。
従来、太陽電池モジュールを屋根に設置する際には、傾斜している屋根面と太陽電池モジュールの受光面とが平行になるように架台を設置していた(例えば、特許文献1)。そして、屋根面と太陽電池モジュールとの間には空気流通路となる隙間が形成されている。
特開2005−226978号公報
ここで、屋根面の傾斜が一定角度よりも大きい場合には、風雨の吹き上げによって空気流通路内に雨水が浸入したとしても、その傾きによって空気流通路から雨水が排出されることになる。他方、屋根面の傾斜が緩い場合であると、空気流通路内に進入した雨水はそのまま留まってしまうこともある。雨水の浸入を防止すべく空気流通路を閉塞することも考えられるが、それをしてしまうと空気流通路内に熱溜まりが生じてしまい好ましくない。
このため、本発明の課題は、傾斜の緩い屋根面に対して太陽電池モジュールを設置した場合であっても、屋根面と太陽電池モジュールとの間の空間の通気性を維持しつつ、雨水の浸入を抑制し、なおかつ前記空間からの排水経路も確保することである。
請求項1記載の発明は、例えば図1〜図9に示すように、
傾斜した屋根面に太陽電池モジュール2を設置するための屋根構造1において、
前記屋根面3上に、屋根流れ方向に沿って延在するように、かつ互いに間隔を空けて配置固定されて前記太陽電池モジュール2を支持する複数のレール部材41を備え、
前記太陽電池モジュール2は、前記複数のレール部材41の上面に固定されて支持され、前記屋根面3に対して間隔を空けて配置されており、
前記屋根面3と前記太陽電池モジュール2との間における軒側の端部には、前記屋根面3及び前記太陽電池モジュール2がなす空間と外部とを連通させる多数の連通孔11を有する第一の多孔部材10が介在しており、
前記太陽電池モジュール2の軒側の端部には軒側に張り出すカバー13が設けられていて、前記屋根面3と前記カバー13との間には、前記屋根面3及び前記カバー13がなす空間と外部とを連通させる多数の連通孔11を有する第二の多孔部材20が設けられており、
前記複数のレール部材41における軒側の先端部は、前記第二の多孔部材20よりも棟側に位置し、当該先端部には、前記屋根面3から間隔を空けるスリット部411が、屋根流れ方向に沿って前記第一の多孔部材10よりも棟側にかけて形成され、
前記屋根面3は、屋根躯体(屋根パネル71)の野地板72上に防水層80が形成され、前記防水層80のうち軒側の上に屋根材70が取り付けられることによって構成され、
前記屋根材70は、前記屋根躯体71の軒側端部から前記複数のレール部材41における前記スリット部411の棟側端部にかけて配置されて、当該屋根材70の棟側端部が前記スリット部411内に収まっており、
前記複数のレール部材41における軒側の先端部と前記屋根材70との間に隙間が形成されていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、屋根面3と太陽電池モジュール2との間における軒側の端部に、屋根面3及び太陽電池モジュール2がなす空間と外部とを連通させる多数の連通孔11を有する第一の多孔部材10が介在しているので、吹き上げられた雨水のほとんどがそれ以上の進入を妨げられることになる。他方、吹き上げによる風は第一の多孔部材10の連通孔11を通過するため、前記空間が換気され温度上昇が抑制される。そして、前記空間に水が進入したとしても、第一の多孔部材10の連通孔11を通過して排出される。これらは屋根面3の傾斜が緩くても作用する。したがって、傾斜の緩い屋根面3に対して太陽電池モジュール2を設置した場合であっても、前記空間の通気性を維持しつつ、雨水の浸入を抑制し、なおかつ下方空間からの排水経路も確保することができる。
また、太陽電池モジュール2の軒側の端部に設けられたカバー13と、屋根面3との間に第二の多孔部材20が設けられているので、多孔部材10,20が二重に配置されることになり、より前記空間への水の進入を抑制することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の屋根構造において、例えば図2に示すように、
記第一の多孔部材10と前記太陽電池モジュール2との間には弾性を有する防水部材12が介在していることを特徴としている。
請求項2記載の発明によれば、第一の多孔部材10と太陽電池モジュール2との間には弾性を有する防水部材12が介在しているので、これにより太陽電池モジュール2と第一の多孔部材10との間の水密性を高めることができる。
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の屋根構造において、例えば図3に示すように、
屋根流れ方向に沿って延在するように、前記屋根面3上に固定されて前記太陽電池モジュール2を支持する複数のレール部材41を備え、
前記レール部材41の屋根流れ方向の下方であって、かつ前記レール部材41の裏側に、当該レール部材41の裏側に進入した水を軒先側に排出するためのレール先端水切り43が設けられていることを特徴としている。
請求項記載の発明によれば、レール部材41の屋根流れ方向の下方であって、かつレール部材41の裏側にレール先端水切り43が設けられているので、レール部材41から滴り落ちる水をレール先端水切り43で受け止め、前記空間から排出することができる。また、万が一、レール部材41の裏側に水が進入した場合であっても、その水を排出することができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の屋根構造において、例えば図6に示すように、
前記複数のレール部材41のうち棟方向の最も外側に位置するレール部材41の側方には、前記レール部材41の側方を流れる水をより外側に案内する水切り9が設けられていることを特徴としている。
請求項記載の発明によれば、棟方向の最も外側に位置するレール部材41の側方を流れる水が水切り9によってより外側に案内されるので、レール部材41を介して前記空間へと流れ込む水を抑制することができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の屋根構造において、例えば図5に示すように、
屋根躯体(屋根パネル71)の表面には、前記防水層として片面粘着性の第一防水シート30が貼り付けられており、
前記第一防水シート30における軒先部分には、二重の第二防水シート40が、前記第一防水シート30と前記屋根躯体との間に設けられていることを特徴としている。
請求項記載の発明によれば、二重の第二防水シート40が第一防水シート30と屋根躯体との間に設けられているので、この二重の第二防水シート40の間に軒先水切り50を差し込むだけで、軒先水切り50を屋根躯体の軒先側の端部に配置することができる。
本発明によれば、傾斜の緩い屋根面に対して太陽電池モジュールを設置した場合であっても、屋根面と太陽電池モジュールとの間の空間の通気性を維持しつつ、雨水の浸入を抑制し、なおかつ前記空間からの排水経路も確保することができる。
本実施形態に係る屋根構造を有する建物の概略構成を示す正面図である。 本実施形態に係る屋根構造の概略構成を示す断面図である。 本実施形態に係るレール部材の概略構成を示す斜視図である。 図2におけるIV-IV切断線から見た断面図である。 本実施形態に係る防水層の概略構成を拡大して示す断面図である。 本実施形態に係る水切りの概略構成を示す斜視図である。 図2の屋根構造において太陽電池モジュールを取り付ける前の状態を示す斜視図である。 図2の屋根構造において太陽電池モジュールを取り付け、カバー、面戸、ブラケット及び平板を取り付ける前の状態を正面から見た斜視図である。 図6の水切りとカバーとの関係を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本実施形態に係る屋根構造について説明する。
図1は、本実施形態に係る屋根構造を有する建物の概略構成を示す正面図である。
図1に示すように建物100の屋根101は、棟が北側を向き、軒が南側を向いており、北側斜線に対応された緩勾配(例えば1/12)となっている。
図2は、本実施形態に係る屋根構造の概略構成を示す断面図である。
図2に示すように屋根101に適用された屋根構造1は、太陽電池モジュール2を屋根面3に設置するための構造である。
この屋根構造1は、太陽光発電アレイをなす複数の太陽電池モジュール2のうち、最も軒側に位置する太陽電池モジュール2に対して適用される。
屋根構造1には、太陽電池モジュール2を屋根面3上で支持する支持ユニット4が設けられている。支持ユニット4には、屋根面3の屋根流れ方向に沿って延在するレール部材41が設けられている。レール部材41は、複数、棟方向に所定の間隔を空けて屋根面3上に配置されている。このレール部材41の上面に、屋根面3に対して間隔を空けるように太陽電池モジュール2が固定され支持されている。
図3は、レール部材41の概略構成を示す斜視図である。図4は、図2におけるIV-IV切断線から見た断面図である。
図2〜図4に示すように、レール部材41の軒側の先端部には、屋根面3から所定の間隔を空けるスリット部411が屋根流れ方向に沿って形成されている。
ここで、レール部材41の軒側の端部の屋根流れ方向の下方であって、屋根面3を構成する屋根材70の裏側には、防水層80が設けられている。屋根材70は、屋根躯体である屋根パネル71の野地板72上に取り付けられており、この取り付けられた範囲においては屋根材70の表面が屋根面3となる。また屋根材70は、複数のレール部材41のスリット部411内に収まるように取り付けられている。つまり、屋根材70は、レール部材41が配置されている部分であると、スリット部411よりも棟側に配置されておらず、防水層80となっている。屋根材70の取り付けられていない範囲(防水層80が露出した範囲)においては、当該防水層80の表面が屋根面3となる。また、レール部材41のスリット部411よりも棟側には、防水層80に当接する縁部412が設けられている。この縁部412がネジ42によって防水層80に固定されることになる。
スリット部411内にスムーズに配置するために、屋根材70として鋼板屋根が用いられている。
屋根材70には、屋根流れ方向に延在する複数のリブ73が幅方向に所定の間隔で設けられている。この屋根材70と野地板72との間には、防水層80が形成されている。
図5は、防水層80の概略構成を拡大して示す断面図である。
図5に示すように、屋根パネル71の野地板72の上面には、片面粘着性の第一防水シート30が貼り付けられており、この第一防水シート30によって屋根パネル71の全体が覆われている。第一防水シート30の粘着性によって水密性が保たれている。この第一防水シート30における軒先部分には、二重の第二防水シート40が設けられている。下側の第二防水シート40aは野地板72に接着されている。他方、上側の第二防水シート40bは、第一防水シート30の裏面に接着されている。
ここで、第二防水シート40がない場合であると、第一防水シート30を野地板72に貼り付けた後に、軒先水切り50を野地板72の軒先側の端部に取り付けなければならず、一旦貼り付けた部分を剥がす手間が生じ作業を繁雑なものにさせてしまう。
他方、上述したような第二防水シート40a,40bが第一防水シート30と野地板72との間に二重に介在しているのであれば、この二重の第二防水シート40a,40bの間に軒先水切り50を差し込むだけで、軒先水切り50を野地板72の軒先側の端部に配置することができる。
なお、二重に折り曲げられた第二防水シートを第一防水シート30と野地板72との間に設けてもよい。この場合、二重に折り曲げられた第二防水シート40の開放された端部は軒先側を向くことになる。
第一防水シート30の上面には、レール部材41の裏側に進入した水を軒先に排出するための板状のレール先端水切り43が設けられている。具体的に、図3に示すようにレール先端水切り43の棟側の端部は、レール部材41のスリット部411よりも軒側に配置されていて、縁部412と屋根面3との間に介在している。他方、レール先端水切り43の軒側の端部は軒先に配置されている。このレール先端水切り43の両側部には、複数の吊子431が設けられており、この吊子431が第一防水シート30に固定されている。吊子431が第一防水シート30に固定されているために、レール先端水切り43自体に孔を空けなくとも、当該レール先端水切り43を固定することができる。レール先端水切り43自体に固定用の孔が設けられていなければ、排水勾配を確実なものとすることができる。
また、図4に示すように、太陽電池モジュール2はレール部材41の上面に対してネジ44によって固定されている。また、太陽電池モジュール2を支持する複数のレール部材41のうち、棟方向に最も外側に位置するレール部材41には、太陽電池モジュール2の縁部を覆うカバープレート5がネジ45によって固定されている。これらネジ44,45のねじ穴を介して進入した水は、レール部材41の中空部分を通過した後にレール先端水切り43によって軒先まで案内されることになる(図2の矢印Y1参照)。
カバープレート5は、レール部材41に固定される基部51と、基部51から太陽電池モジュール2側に張り出して、当該太陽電池モジュール2の縁部を覆う第一張出部52と、基部51から外側(太陽電池モジュール2とは反対側)に張り出す第二張出部53とを備えている。
第二張出部53は、屋根面3に沿って張り出しており、その先端部が基部51側に向けて折り曲げられている。この第二張出部53とレール部材41との間にはケラバ水切り6が配されている。ケラバ水切り6は、吊子7を介して防水層80上に固定されている。防水層80上には、ケラバ水切り6及び吊子7を覆うように屋根材70が重ねられている。屋根材70におけるレール部材41側の端部は、略コ字状になるように折り曲げられており、その一部がレール部材41の側方を覆うとともに、先端部が第二張出部53内の空間に入れ込まれている。
そして、この屋根材70上であって、レール部材41の側方には、レール部材41の側方を流れる水をより側方に案内する水切り9が設けられている。
図6は、水切り9の概略構成を示す斜視図である。
図6に示すように、水切り9は、板金を折り曲げて形成されたものである。水切り9は、屋根材70上に載置される第一部91と、第一部91に対してレール部材41側で立設するように折り曲げられた第二部92と、第一部91に対して軒側で立設するように折り曲げられた第三部93とを備えている。第二部92は、屋根材70に対してネジ固定される。これにより第三部93が屋根材70に対して隣接した状態で立設することになるので、レール部材41の側方にある屋根材70を沿って流れた水を第三部93がより外側に案内することになる。
図2に示すように、複数のレール部材41の間には、太陽電池モジュール2と屋根面3との軒側の端部の間に介在するように第一の多孔部材10が設けられている。第一の多孔部材10には、屋根流れ方向に沿う多数の連通孔11が形成されている。なお、図2においては上下方向にのみ連通孔11が図示されているが、棟方向にも多数の連通孔11が配されている。第一の多孔部材10は、太陽電池モジュール2から荷重がかかったとしても連通孔11がつぶれない程度の剛性を有している。また、太陽電池モジュール2と多孔部材10との間には弾性を有する防水部材12が介在していて、これにより太陽電池モジュール2と多孔部材10との間の水密性が高められている。
太陽電池モジュール2の軒側の端部には、軒側に張り出すカバー13が設けられている。カバー13は、太陽電池モジュール2の軒側の端面に取り付けられた面戸131と、面戸131の下方に配されて、レール部材41に取り付けられたブラケット132と、ブラケット132の下方に配されて、当該ブラケット132に固定された平板133とを備えている。
この平板133と屋根面3との間には、第二の多孔部材20が設けられている。第二の多孔部材20の具体的構成は第一の多孔部材10とほぼ同じなのでその説明は省略する。多孔部材10,20としては例えばイーヴスベンツ(登録商標)等が挙げられる。
また、平板133と屋根面3との間には、弾性を有する防水部材21が介在していて、これにより平板133と屋根面3との間の水密性が高められている。防水部材12,21としては例えばEPDM系のパッキン等が挙げられる。
図7は、太陽電池モジュール2を取り付ける前の状態を示す斜視図である。図8は太陽電池モジュール2を取り付け、カバー13、面戸131、ブラケット132及び平板133を取り付ける前の状態を正面から見た斜視図である。
図7及び図8に示すように、レール部材41は、隣り合うリブ73の間に配置されている。この隣り合うリブ73内においては、第一の多孔部材10は設けられておらず、防水部材12のみが設けられている。この防水部材12は太陽電池モジュール2により押さえられ、当該太陽電池モジュール2の下面に圧縮された状態で当接することとなる。また、リブ73の上面にも防水部材12が設けられている。また、隣り合うリブ73内においては、防水部材12の屋根流れ方向の下流側に第二の多孔部材20が設けられている。この第二の多孔部材20の上面には防水部材21が設けられている。この防水部材21においても、カバー13、面戸131、ブラケット132及び平板133が取り付けられることで圧縮されることになる。
このように防水部材12,21が圧縮されているのでより高い防水性能を発揮することができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、風雨が軒先側から吹き上げてくると、風は図2の矢印Y2に示すように、第二の多孔部材20の連通孔11を通過し、なおかつ第一の多孔部材10の連通孔11も通過する。これにより、太陽電池モジュール2の下方空間が換気され、温度上昇が抑制されることになる。
一方、吹き上げられた雨水は、図2の矢印Y3に示すように、そのほとんどが第二の多孔部材20の連通孔11に進入することなく、軒先に向けて流れ落ちることになる。第二の多孔部材20の連通孔11を通過した雨水があったとしても、第一の多孔部材10の連通孔11内に進入することは困難である。このため、太陽電池モジュール2の下方空間内に吹き上げられた雨水が進入することが抑制されている。
また、図2の矢印Y4に示すように、レール部材41を辿って流れる雨水は、第二の多孔部材20の連通孔11を通過して軒先まで案内される。
また、図2の矢印Y1に示すように、レール部材41に設けられたねじ穴を介して進入した水は、レール先端水切り43によって案内されながら、第一の多孔部材10の連通孔11及び第二の多孔部材20の連通孔11を通過して、軒先まで案内される。
以上のように、本実施形態によれば、屋根面3と太陽電池モジュール2との間における軒側の端部に、屋根面3及び太陽電池モジュール2がなす空間(下方空間)と外部とを連通させる多数の連通孔11を有する第一の多孔部材10が介在しているので、吹き上げられた雨水のほとんどがそれ以上の進入を妨げられることになる。他方、吹き上げによる風は多孔部材10の連通孔11を通過するため、下方空間が換気され温度上昇が抑制される。そして、下方空間に水が進入したとしても、多孔部材10の連通孔11を通過して排出される。これらは屋根面3の傾斜が緩くても作用する。したがって、傾斜の緩い屋根面3に対して太陽電池モジュール2を設置した場合であっても、下方空間の通気性を維持しつつ、雨水の浸入を抑制し、なおかつ下方空間からの排水経路も確保することができる。
第一の多孔部材10と太陽電池モジュール2との間には弾性を有する防水部材12が介在しているので、これにより太陽電池モジュール2と第一の多孔部材10との間の水密性を高めることができる。
また、太陽電池モジュール2の軒側の端部に設けられたカバー13と、屋根面3との間に第二の多孔部材20が設けられているので、多孔部材10,20が二重に配置されることになり、より下方空間への水の進入を抑制することができる。
また、レール部材41の下方であって、かつレール部材41の裏側にレール先端水切り43が設けられているので、レール部材41から滴り落ちる水をレール先端水切り43で受け止め、下方空間から排出することができる。また、万が一、レール部材41の裏側に水が進入した場合であっても、その水を排出することができる。
また、棟方向に最も外側に位置するレール部材41の側方を流れる水が水切り9によってより外側に案内されるので、レール部材41を介して下方空間へと流れ込む水を抑制することができる。
図9に示すように、水切り9があるとレール部材41の側方を流れる水がより外側に案内されるため、カバー13の面戸131がなす空間内に流れ込む水を極力抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。
1 屋根構造
2 太陽電池モジュール
3 屋根面
4 支持ユニット
10 第一の多孔部材(多孔部材)
11 連通孔
12 防水部材
13 カバー
20 第二の多孔部材(多孔部材)
21 防水部材
30 第一防水シート
40 第二防水シート
41 レール部材
43 レール先端水切り
70 屋根材
71 屋根パネル(屋根躯体)
80 防水層

Claims (5)

  1. 傾斜した屋根面に太陽電池モジュールを設置するための屋根構造において、
    前記屋根面上に、屋根流れ方向に沿って延在するように、かつ互いに間隔を空けて配置固定されて前記太陽電池モジュールを支持する複数のレール部材を備え、
    前記太陽電池モジュールは、前記複数のレール部材の上面に固定されて支持され、前記屋根面に対して間隔を空けて配置されており、
    前記屋根面と前記太陽電池モジュールとの間における軒側の端部には、前記屋根面及び前記太陽電池モジュールがなす空間と外部とを連通させる多数の連通孔を有する第一の多孔部材が介在しており、
    前記太陽電池モジュールの軒側の端部には軒側に張り出すカバーが設けられていて、前記屋根面と前記カバーとの間には、前記屋根面及び前記カバーがなす空間と外部とを連通させる多数の連通孔を有する第二の多孔部材が設けられており、
    前記複数のレール部材における軒側の先端部は、前記第二の多孔部材よりも棟側に位置し、当該先端部には、前記屋根面から間隔を空けるスリット部が、屋根流れ方向に沿って前記第一の多孔部材よりも棟側にかけて形成され、
    前記屋根面は、屋根躯体の野地板上に防水層が形成され、前記防水層のうち軒側の上に屋根材が取り付けられることによって構成され、
    前記屋根材は、前記屋根躯体の軒側端部から前記複数のレール部材における前記スリット部の棟側端部にかけて配置されて、当該屋根材の棟側端部が前記スリット部内に収まっており、
    前記複数のレール部材における軒側の先端部と前記屋根材との間に隙間が形成されていることを特徴とする屋根構造。
  2. 請求項1記載の屋根構造において、
    前記第一の多孔部材と前記太陽電池モジュールとの間には弾性を有する防水部材が介在していることを特徴とする屋根構造。
  3. 請求項1又は2記載の屋根構造において、
    前記レール部材の屋根流れ方向の下方であって、かつ前記レール部材の裏側に、当該レール部材の裏側に進入した水を軒先側に排出するためのレール先端水切りが設けられていることを特徴とする屋根構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の屋根構造において、
    前記複数のレール部材のうち、棟方向の最も外側に位置するレール部材の側方には、前記レール部材の側方を流れる水をより外側に案内する水切りが設けられていることを特徴とする屋根構造。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の屋根構造において、
    前記屋根躯体の表面には、前記防水層として片面粘着性の第一防水シートが貼り付けられており、
    前記第一防水シートにおける軒先部分には、二重の第二防水シートが、前記第一防水シートと前記屋根躯体との間に設けられていることを特徴とする屋根構造。
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