JP6566379B2 - 電源装置および照明装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電源装置および照明装置に関する。
電源装置の応用分野では、それぞれの負荷に電力を供給する電源モジュールを複数台用いることによって、出力の大容量化をはかる場合がある。たとえば、照明点灯用の電源装置では、光源モジュールを駆動する電源モジュールを、光源モジュールとともに複数台用意して動作させることによって、大きな光出力を得ることができる。このような複数の電源モジュールを1つの電源ユニットにまとめることによって、電源装置の小型化をはかることができる。
複数の電源モジュールを1つの筐体に組み込んで電源ユニットとしてまとめる場合には、各電源モジュールの入力側には、サージ保護素子やヒューズ等の保護部品が組み込まれる場合も多く、配線の引き回しや接続等に困難が伴う場合がある。1つの電源ユニットに組み込む電源モジュールの台数が多くなるほど、電源モジュールの組み込み作業が煩雑になる。
特開2012−022881号公報 特開2013−235692号公報
実施形態の目的は、複数の電源モジュールの配線の接続を容易にした電源装置および照明装置を提供することである。
実施形態に係る電源装置は、筐体と、前記筐体に収納され、入力電源を接続して第1負荷に電力を供給する第1電源モジュールと、前記筐体に収納され、前記入力電源を接続して第2負荷に電力を供給する第2電源モジュールと、前記筐体に収納され、前記入力電源と電気的に接続する入力端子を含む入力端子台と、前記第1電源モジュールの入力および前記第2電源モジュールの入力を電気的にそれぞれ接続する出力端子を含む出力端子台と、前記入力端子と前記出力端子との間を電気的に接続する配線と、を含む基板と、を備える。前記筐体は、天板および底部を有する。前記第1電源モジュールは、前記天板側に設けられる。前記第2電源モジュールは、前記底部側に設けられる。
本実施形態の電源装置では、入力電源と、第1電源回路の入力とを電気的に接続し、入力電源と第2電源回路の入力とを電気的に接続する基板を備えているので、入力電源と各電源回路との接続が容易になる。第1電源回路の入力および第2電源回路の入力の配線は、単線なので、これらを接続する出力端子台の端子に容易に接続することができる。
第1の実施形態に係る電源装置を例示するブロック図である。 図2(a)は、入力端子台を例示する斜視図である。図2(b)は、出力端子台を例示する斜視図である。 電源装置の内部の配置を例示する透過斜視図である。 第1の実施形態の電源装置の電源モジュールを例示するブロック図である。 比較例の電源装置を例示するブロック図である。 図6(a)は、第2の実施形態に係る照明装置を例示する斜視図である。図6(b)は、第2の実施形態の照明装置の電源ユニットを例示する透過斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る電源装置を例示するブロック図である。
図2(a)は、入力端子台を例示する斜視図である。図2(b)は、出力端子台を例示する斜視図である。
図3は、本実施形態の電源装置の端子台と配線との接続の一例を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の電源装置10は、基板20と、複数の電源モジュール60a,60b,60cと、を備える。電源装置10は、電源コネクタ16を介して、入力電源1に接続されている。この例では、入力電源1は、単相交流電力を出力する商用電源である。交流電圧は、100V、200V系いずれであってもよい。電源装置10は、給電コネクタ18を介して、複数の負荷12a,12b,12cに接続されている。つまり、電源装置10は、多出力のAC−DCコンバータである。それぞれの負荷12a,12b,12cは、電源装置10のそれぞれの電源モジュール60a,60b,60cから電力の供給を受けて動作する。負荷12a,12b,12cは、たとえば複数のLED(Light Emitting Diode)素子が直列、並列またはこれらを混在させて接続された光源モジュールである。この例では、負荷12a,12b,12cは、光源モジュールであり、光源ユニット11は、3つの光源モジュールを含んでいる。図1では、電源装置10と光源ユニット11とを備えた照明装置100が合わせて示されている。なお、この例では、入力電源1は、商用電源であるが、商用電源に限らず、たとえば小型風力発電装置等他の交流電源であってもよい。さらに、入力電源1は、交流電源に限らず、太陽光発電モジュールや燃料電池等の直流電源であってもよく、この場合には、電源モジュールは、非安定の直流電力を安定化された直流電力に変換するDC−DCコンバータである。この例では、それぞれの負荷を接続する電源モジュールは、3台であるが、2台でもよく、4台以上であってもかまわない。すなわち、電源装置10は、電源モジュールを複数有している。
基板20は、入力端子台22と、出力端子台24と、を含む。入力端子台22および出力端子台24は、基板20上の適切な位置に配置されている。入力端子台22は、3つの端子23a,23b,23cを有する。図2(a)に示すように、これら3つの端子23a,23b,23cは、ねじ止めによって配線材料を固定するスクリュ式端子構造の端子を有する。入力端子台22の端子の構造は、スクリュ式に限らず、端子台の内部に設置されたバネの付勢によって配線を固定する速結端子等任意の構造の端子であってもよい。入力端子台22は、基板20の配線40と電気的に接続するために、各端子23a,23b,23cにそれぞれ対応するリード線23a1,23b1,23c1を有する。3つの端子のうち端子23aは、入力電源1の一方の側に、配線51aによって電気的に接続される。他の1つの端子23bは、入力電源1の他方の側に、配線51bによって電気的に接続される。残りの端子23cは、アース端子であり、入力電源のアースに、配線51cによって電気的に接続されるとともに、電源装置10の金属製の筐体(図示せず)に電気的に接続される。それぞれの配線51a,51b,51cは、電源装置10の筐体に配置された電源コネクタ16を介して、入力電源の配線1a,1b,1cにそれぞれ接続される。入力端子台22は、基板20の適切な位置に設けられて、端子23a,23b,23cによって、入力電源1側の配線51a、51b、51cと電気的に接続され、リード線23a1,23b1,23c1によって、基板20上の配線40と接続される。つまり、入力電源1の配線51a,51b,51cは、入力端子台22の各端子23a,23b,23cおよびリード線23a1,23b1,23c1を介して配線40に電気的に接続されている。
出力端子台24は、少なくとも、電源モジュールの台数に応じた個数の端子を有する。この例では、電源モジュールが3台であり、各電源モジュール60a,60b,60cは、入力電源1の一方の側および他方の側に接続されるための入力端子の組を有している。したがって、出力端子台24の端子は、少なくとも3組の端子の組を有する。すなわち、出力端子台24は、電源モジュール60aのための端子25a,25bと、電源モジュール60bのための端子26a,26bと、電源モジュール60cのための端子27a,27bとを含む。なお、電源モジュールがそれぞれアース端子を有しているときには、端子の組として、アース用の端子を含めて3つの端子を含むようにしてもよい。出力端子台24は、各端子に対応するリード線を有する。端子25a,25bに対しては、それぞれリード線25a1,25b1を有する。端子26a,26bに対して、それぞれリード線26a1,26b1を有する。端子27a,27bに対して、それぞれリード線27a1,27b1を有する。各リード線は、対応する各端子と電気的に接続されている。そして、それぞれのリード線25a1,25b1,26a1,26b1,27a1,27b1は、配線40に接続されている。図2(b)に示すように、出力端子台24の端子の構造は、内部に設置されたバネの付勢によって配線を固定する速結端子である。後述するように、出力端子台24の各端子と、電源モジュールとの電気的接続は、心線が1本の導体で形成された単線で行われるので、配線との接続が容易に行える端子構造である。出力端子台24は、基板20の適切な位置に設けられて、端子25a,25b,26a,26b,27a,27bによって、配線52a,52b,53a,53b,54a,54bと電気的に接続され、リード線25a1,25b1,26a1,26b1,27a1,27b1によって、基板20上の配線40と接続される。つまり、電源モジュール60a,60b,60cの配線52a,52b,53a,53b,54a,54bは、出力端子台24の各端子25a,25b,26a,26b,27a,27bおよびリード線25a1,25b1,26a1,26b1,27a1,27b1を介して配線40に電気的に接続される。
基板20は、入力端子台22および出力端子台24のそれぞれの端子を対応するリード線を介して電気的に接続する配線40を有する。配線40は、基板20上に描かれた導体による配線パターンである。基板20は、いわゆるプリント配線基板である。基板20の基材は、絶縁性の材料であり、たとえば紙あるいはガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させた基材(紙エポキシ基板あるいはガラスエポキシ基板)や、紙にフェノール樹脂を含浸させた基材(紙フェノール基板)等である。あるいは、基板の基材は、セラミック等であってもよい。配線40は、基材上に形成された銅または銅を含む合金を選択的にエッチング等を行うことによって、所望の配線パターンを有するように形成される。配線40は、基板20の一方の面または両方の面に設けられる。この例では、配線40は、基板20の一方の面に設けられている。基板20には、端子台等の部品が搭載される適切な位置に部品のリード線のための貫通孔が設けられる。貫通孔の周囲には配線40との電気的接続をとるために配線と同じ材料でランドが形成されている。端子台等の各部品のリード線は、貫通孔に挿入されて、ランドを介して配線40に電気的に接続される。なお、基板20上に実装される部品が表面実装型の場合には、貫通孔を有さず、実装される部品に対応する適切な位置にランドが形成される。
配線40は、入力電源1の一方の側および他方の側をそれぞれ電源モジュール60a,60b,60cの入力に接続するために分岐された配線41a〜45a,41b〜45bを含んでいる。入力電源1の一方の側と電源モジュール60aの一方の側の入力とは、配線41a,42a,43aによって接続される。入力電源1の一方の側と電源モジュール60aの一方の側の入力とは、配線41b,42b,43bによって接続される。同様にして、入力電源1と電源モジュール60bの入力とは、配線41a,42a,44aおよび配線41b,42b,44bによって接続される。入力電源1と電源モジュール60cの入力とは、配線41a,42a,45aおよび配線41b,42b,44bによって接続される。
基板20には、いくつかの保護用の部品が搭載される。ヒューズ31a,31bが基板20上に設けられる。ヒューズ31aは、入力電源1の一方の側の配線に直列に接続される。つまり、ヒューズ31aは、配線41aと配線42aとの間に直列に接続される。ヒューズ31bは、入力電源1の他方の側の配線に直列に接続される。つまり、ヒューズ31bは、配線41bと配線42bとの間に直列に接続される。ヒューズ31a,31bは、電流ヒューズであり、規定の電流値が規定時間以上流れたときに内部のエレメントが溶断して、ヒューズ31a,31bに流れていた電流を遮断する。ヒューズ31a,31bは、入力電源1の一方の側あるいは他方の側に過大な電流が流れたときに電流を遮断して、電源装置10の発火や発煙等を防止するために用いられる。ヒューズ31a,31bは、管形、リード挿入形等の形状は問わない。管形の場合には、ヒューズホルダが基板20上に接続され、ヒューズ31a,31bは、ヒューズホルダに装着される。
基板20上には、サージ保護素子32a,32b,32cが設けられる。サージ保護素子32a,32bは、直列に接続されて入力電源1の一方の側と他方の形、すなわち入力電源1の線間に接続される。つまり、サージ保護素子32a,32bの直列接続体は、配線42a,42b間に接続される。サージ保護素子32cは、入力電源1のサージ保護素子32a,32bの接続ノードと、入力電源1のアースに接続される配線51cとの間に接続される。サージ保護素子32a,32b,32cは、雷等によるサージが入力電源1に関連する配線に生じた場合に、そのサージエネルギを吸収して、電源装置10に過大な電圧が印加され、損傷することを防止する。サージ保護素子32a,32b,32cは、たとえば金属酸化物バリスタや、アレスタ等の雷サージ防護用の素子である。
電源モジュール60a,60b,60cの入力は、出力端子台24上の対応する各端子と配線によって、それぞれ電気的に接続される。すなわち、電源モジュール60aの一方の側の入力は、配線52aによって端子25aに接続され、他方の側の入力は、配線52bによって端子25bに接続される。端子25a,25bは、配線40を介して入力端子台22の端子23a,23bにそれぞれ電気的に接続されている。同様に、電源モジュール60bの入力は、配線53a,53bによって端子26a,26bにそれぞれ接続される。端子26a,26bは、配線40を介して入力端子台22の端子23a,23bにそれぞれ電気的に接続されている。電源モジュール60cの入力は、配線54a,54bによって端子27a,27bにそれぞれ接続される。端子27a,27bは、配線40によって入力端子台22の端子23a,23bにそれぞれ電気的に接続されている。したがって、電源モジュール60a,60b,60cの入力は、出力端子台24の対応する各端子を介して、基板20上の配線40に接続される。つまり、入力電源1の各配線は、入力端子台22の各端子、配線40(41a〜45a、41b〜45b)、出力端子台24の各端子、および各配線52a〜54bを介して、電源モジュール60a,60b,60cの各入力に電気的に接続される。
配線52a,52b,53a,53b,54a,54bは、単一の導体の心線から形成された単線である。配線52a,52b,53a,53b,54a,54bの材質は、銅または銅を主に含む合金であり、外周をビニル被覆されて他の配線等から絶縁される。配線52a,52b,53a,53b,54a,54bの太さは、電源モジュール60a,60b,60cの入力電流容量に応じて適切に定められる。
図3に示すように、本実施形態の電源装置10は、筐体14を有しており、基板20と、電源モジュール60a,60b,60cとは、筐体14内に収納されている。この例では、電源モジュール60a,60b,60cは、同一の電源回路および形状を有しており、それぞれ入力の配線が引き出されている側の面をそろえて、互いにほぼ等間隔に並んで配置されている。基板20は、電源モジュール60cに隣接して配置されている。基板20および電源モジュール60a,60b,60cは、筐体14の底部にたとえばねじ止めや接着剤等により固定される。
配線52a,52b,53a,53b,54a,54bは、電源モジュール60a,60b,60cの入力側の配線であるため、電源モジュール60a,60b,60cから発生するコモンモードノイズ等を入力電源1側に出さないように、電源装置10の筐体14の内周壁に沿って敷設される。配線52a,52b,53a,53b,54a,54bは、単線であるため、ある程度の剛性を有しており、屈曲させた場合に屈曲させた状態を保持できる。そのため、配線52a,52b,53a,53b,54a,54bは、固定具や、接着剤等を用いずに筐体14内の適切な位置に敷設されることができる。また、図2(b)に示すように、配線52a,52b,53a,53b,54a,54bは、単線であるため、先端のビニル被覆をはがした状態でそのまま対応する端子に挿入して固定することができる。
図4に示すように、電源モジュール60aは、整流回路62と、昇圧回路64と、電力変換回路66と、を含む。整流回路62は、入力電源1に配線52a,52bを介して接続されている。整流回路62は、入力電源1から出力される交流電力を入力して整流して出力する。昇圧回路64は、整流回路62の出力に接続されている。昇圧回路64は、整流回路62によって整流された電圧を入力し、昇圧された直流電圧を出力する。昇圧回路64は、アクティブ平滑フィルタであり、整流回路62に入力される高調波電流を抑制する。電力変換回路66は、昇圧回路64と負荷12aとの間に接続されている。負荷12aがLED素子による発光モジュールの場合には、発光モジュールに流れる電流を制御する電流制御回路である。つまり、電力変換回路66は、昇圧回路64から供給される直流電圧を定電流制御する定電流電源回路である。電力変換回路66は、降圧型のチョッパ回路であってもよく、トランスを用いたフライバック回路等であってもよく、任意の適切な回路方式が用いられる。電力変換回路66は、負荷に応じて異なる回路構成を有する。電源モジュールは、入力電源1に応じて他の回路構成をとることができる。入力電源1が直流電源の場合には、平滑回路や昇圧回路が省略される。この例では、他の電源モジュール60b,60cは、電源モジュール60aと同じ構成であり、同じ入出力の定格を有する電源回路であるが、他の実施形態においては、電源モジュールは、必ずしも同一の電源回路でなくてもよい。
本実施形態の電源装置10の作用および効果について、比較例の電源装置200と対比しつつ説明する。
図5は、比較例の電源装置200を例示するブロック図である。
図5に示すように、比較例の電源装置200は、電源モジュール160a,160b,160cを有しており、照明光源である負荷12a,12b,12cを含む光源ユニット11を駆動する。図5では、電源装置200と光源ユニット11とを含む照明装置201も合わせて示されている。比較例の電源装置200は、基板を備えておらず、入力電源1と、各電源モジュール160a,160b,160cとの電気的接続を、閉端接続子123a,123bおよび端子台124a,124bを用いて行っている。閉端接続子123a,123bは、入力電源1の配線51a,51b,51cそれぞれを分岐させるために用いられている。入力電源1の配線51aは、閉端接続子123aによって、電源モジュール160a,160b,160cに向かう配線152a,153a,154aおよびサージ保護素子32aに向かう配線に分岐される。入力電源1の側の配線51bは、閉端接続子123bによって、電源モジュール160a,160b,160cに向かう配線152b,153b,154bおよびサージ保護素子32bに向かう配線に分岐される。入力電源1のアースは、閉端接続子123cによって、筐体およびサージ保護素子32cに分岐される。端子台124a,124bは、閉端接続子123a,123bのそれぞれ1つの分岐出力を、さらに電源モジュールの台数だけ分岐するのに用いられている。閉端接続子123a,123bは、どこにも固定されていない。また、端子台124a,124bもどこにも固定されていない。配線152a,152b,153a,153b,154a,154bは、電源モジュールの入力の配線であるため、筐体の内壁に沿って配置する必要がある。そのため、たとえば撚り線を用いて、配線を接続しながら結束バンド等によって配線をまとめて、筐体内の適切な位置に、抑え金具をねじ等によって固定する必要がある。単線を用いる場合には、配線を接続しながら配線を筐体の内壁に沿うように屈曲させて配置する必要がある。入力電源1側の配線51a,51b,51cについても、閉端接続子に接続しつつ、結束バンドでまとめて筐体内の適切な位置に配置する必要がある。
このように、比較例の電源装置200では、固定されていない接続子や端子台を用いて入力電源1と電源モジュール160a,160b,160cとを電気的に接続するため、電源装置200内で接続をとり、筐体に組み込む場合の作業性が悪い。この例では、電源モジュールが3台であるが、電源モジュールの台数が増えた場合には電気的に接続すべき配線の数が増大するため、さらに作業性が低下する。端子台124a,124bの端子数に制限がある場合には、電源モジュールの台数に応じて、端子台124a,124bからさらに分岐するように追加の端子台を設ける必要が生じる場合もがあり、さらなる作業性の低下をまねくおそれがある。
比較例の電源装置200では、入力電源1側にヒューズを設ける場合には、配線51a,51bの途中を切断してヒューズを挿入しなければならず、接続すべき配線の数が増えて作業性がさらに低下する。
比較例の電源装置200では、作業性の低下を避けるため、それぞれの電源モジュール160a,160b,160cの入力に直列にヒューズが挿入されている必要がある。そのため、ヒューズの数が電源モジュールの数だけ必要になり、部品数が増加する。
ヒューズは、一次側に用いられるので、ヒューズの入力電源1側では、一方の側と他方の側との沿面距離を安全規格等で定められた距離だけとる必要がある。比較例の電源装置200では、各電源モジュール160a,160b,160cの入力の沿面距離Lを十分とる必要があり、小型化等の制約となり得、また、筐体中における電源モジュール160a,160b,160cの配置等にも制約が生じるおそれがある。
閉端接続子123a,123bを用いて分岐用の配線の接続を行うには、専用の工具が必要であり、作業性が低下する。また、専用の工具を用いて閉端接続子をかしめるときに、作業者や作業自体のばらつきにより、接続部分の絶縁が不十分となることがあるので、製品の品質を高く維持することが困難である。
本実施形態の電源装置10では、基板20を備えている。そのため、基板20上の入力端子台22および出力端子台24によって入力電源1および各電源モジュール60a,60b,60cをあらかじめ基板20上に描かれている配線40を介して電気的に接続することができる。基板20は、筐体14内に固定されることができるので、電源装置10の組立時の作業性を向上させることができる。
本実施形態の電源装置10では、基板20にあらかじめ配線パターンを形成することによって、サージ保護素子32a,32b,32cを配置することができる。そのため、サージ保護素子32a,32b,32cのために分岐用の接続子等を用いる必要がなく、電源装置10の組立時の煩雑さをまねくことなく、サージ保護素子32a,32b,32cを搭載することができる。
本実施形態の電源装置10では、基板20にあらかじめ配線パターンを形成することによって、ヒューズ31a,31bを配置することができる。そのため、ヒューズ31a,31bのために配線を分断して、接続子を設ける必要がない。基板20上にヒューズ31a,31bを設けて、各電源モジュールのヒューズを削減することができるので、部品点数の削減が可能となり、部品点数の削減により小型化が可能となる。ヒューズ31a,31bをより入力電源1側に設けることができるので、ヒューズ31a,31bよりも電源モジュール側の配線間の沿面距離を広くとる必要がないので、狭ピッチ化による小型化が可能になる。
(第2の実施形態)
図6(a)は、本実施形態の照明装置を例示する斜視図である。図6(b)は、本実施形態の照明装置の電源ユニットを例示する透視斜視図である。
図6(a)に示すように、照明装置100aは、光源ユニット112と、電源ユニット10aと、を備える。照明装置100aは、光制御ユニット116と、支持体118と、台座120と、をさらに有している。照明装置100aは、看板や建造物の演出照明などに用いられる、いわゆる投光器である。
光源ユニット112は、図示しない複数の光源モジュールを含む。この例では、7つの光源モジュールを含んでいる。各光源モジュールは、直列、並列またはこれらを混在させて接続された複数のLED素子を含んでいる。
電源ユニット10aは、金属製の筐体14aを有している。電源ユニット10aは、電源コネクタ16および電源ケーブル130を介して入力電源に接続される。電源ユニット10aは、給電ケーブル132を介して光源ユニット112に接続される。
電源ユニット10aは、第1の実施形態において説明した複数の電源モジュール60a〜60gを含む。図6(b)に示すように、複数の電源モジュールのうち3つは、筐体14aの底部に配置されている。複数の電源モジュールのうち4つは、筐体の天板に配置されている。各電源モジュールは、適切な位置にたとえばねじ止めにより固定されている。電源ユニット10aは、第1の実施形態において説明した基板20aを有している。基板20aは、入力端子台22と出力端子台24aとを有する。電源モジュール60a〜60gの入力は、基板20aを介して電源モジュール60a〜60gのそれぞれは、7つの光源モジュールのそれぞれに接続されており、それぞれの光源モジュールを駆動する。
基板20aは、入力端子台22と出力端子台24aとを含む。入力端子台22の各端子23a,23b,23cは、入力電源のそれぞれの配線51a,51b,51cに接続されている。出力端子台24aの各端子は、電源モジュール60a〜60gの各入力に接続されている。出力端子台24aの各端子と電源モジュール60a〜60gの各入力との接続には、配線52a〜58bを用いて行われる。配線52は、単一の心線の導体からなるたとえばビニル被覆線である。出力端子台24aの各端子は、内部のバネによる付勢によって配線を固定することができる速結端子である。そのため、配線52と出力端子台24aの端子との接続を容易に行うことができる。基板20aは、入力端子台22の各端子と、出力端子台24aの各端子とを電気的に接続するプリント配線(図示せず)を含んでいる。したがって、入力電源の各配線は、基板20a上の、入力端子台22の各端子、配線、出力端子台24aの各端子、および配線52a〜58bを介して、各電源モジュール60a〜60gの入力に電気的に接続される。
光源ユニット112は光制御ユニット116と支持体118とを含んでいる。光制御ユニット116は、レンズや反射体等を含む光学回路によって、光源ユニット112の各光源から所望の光束を得るように構成されている。
支持体118は、光制御ユニット116と電源ユニット10aとを接続し、これらを台座120に固定する。
本実施形態の照明装置100aの作用および効果について説明する。
本実施形態の照明装置100aは、電源ユニット10a内に基板20aを有している。基板20aは、入力電源に接続される端子を有する入力端子台22と、各電源モジュール60a〜60gの入力に配線52a〜58bを介して接続される端子を有する出力端子台24aとを含んでいる。そのため、本実施形態の照明装置100aでは、基板20aを電源ユニット10a内に設けることによって、複数の電源モジュール60a〜60gのそれぞれの入力を基板20aを介して配線51a,51b,51cに容易に電気的に接続することができる。また、本実施形態の照明装置100aでは、複数の電源モジュール60a〜60を1つの電源ユニット10aの筐体14a内に容易に収納することができる。したがって、電源モジュール部分の小型化をはかることができる。このように複数の電源モジュール60a〜60gを1つの電源ユニット10aにまとめることができるので、光源ユニット112とともに一体化した照明装置100aを実現することができ、装置全体の小型化をはかることができる。
以上説明した実施形態によれば、複数の電源モジュールを組み込んで小型化された電源装置および照明装置を実現することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
10 電源装置、10a 電源ユニット、11 負荷ユニット、12a,12b,12c 負荷、14,14a 筐体、16 電源コネクタ、18 給電コネクタ、20,20a 基板、22 入力端子台、23a,23b,23c 端子、24 出力端子台、 25a,25b,26a,26b,27a,27b 端子、31a,31b ヒューズ、32a,32b,32c サージ保護素子、40 プリント配線、51a,51b,51c 配線、60a〜60g 電源モジュール、100,100a 照明装置、112 光源ユニット、116 光制御ユニット、118 支持体、120 台座、123a,123b 閉端接続子、124a,124b 端子台、130 電源ケーブル、132 給電ケーブル、160a,160b,160c 電源モジュール、200 電源装置

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収納され、入力電源を接続して第1負荷に電力を供給する第1電源モジュールと、
    前記筐体内に収納され、前記入力電源を接続して第2負荷に電力を供給する第2電源モジュールと、
    前記筐体内に収納され、前記入力電源と電気的に接続する入力端子を含む入力端子台と、前記第1電源モジュールの入力および前記第2電源モジュールの入力に電気的にそれぞれ接続する出力端子を含む出力端子台と、前記入力端子と前記出力端子との間を電気的に接続する配線と、を含む基板と、
    を備え
    前記筐体は、天板および底部を有し、
    前記第1電源モジュールは、前記天板側に設けられ、
    前記第2電源モジュールは、前記底部側に設けられた電源装置。
  2. 前記基板に設けられ、前記入力電源に接続されたサージ保護素子をさらに備えた請求項1記載の電源装置。
  3. 前記基板に設けられ、前記入力電源と前記第1電源モジュールの入力との間に直列に接続されたヒューズをさらに備えた請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 前記出力端子台では、前記出力端子と、前記第1電源モジュールの入力および前記第2電源モジュールの入力とを、単線によってそれぞれ電気的に接続する請求項1〜のいずれか1つに記載の電源装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1つの電源装置と、
    照明光源である前記第1負荷および前記第2負荷を含む光源ユニットと、
    を備えた照明装置。
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