<<実施形態1>>
以下、図面を用いて、本発明の実施形態1に係る遊技台(スロットマシン)について説明する。
<全体構成>
まず、図1及び図2を用いてスロットマシン100の全体構成について説明する。図1は、スロットマシン100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図であり、図2は、スロットマシン100の入賞ラインの一例を示す図である。
図1に示すスロットマシン100は、本発明の遊技台の一例に相当するものであり、本体101と、本体101の正面に取り付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には(図示省略)、外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110〜112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110〜112が構成されている(図4参照)。リール110〜112上の図柄は、遊技者から見ると、各リール110〜112の手前に設けられた図柄表示窓113から縦方向に概ね三つ表示され、合計九つの図柄が見えるようになっている。
図2を用いて具体的に説明すると、左リール110の上段(図に示す1の位置;図柄位置1ともいう)に表示される図柄を左リール上段図柄、左リール110の中段(図に示す2の位置;図柄位置2ともいう)に表示される図柄を左リール中段図柄、左リール110の下段(図に示す3の位置;図柄位置3ともいう)に表示される図柄を左リール下段図柄、中リール111の上段(図に示す4の位置;図柄位置4ともいう)に表示される図柄を中リール上段図柄、中リール111の中段(図に示す5の位置;図柄位置5ともいう)に表示される図柄を中リール中段図柄、中リール111の下段(図に示す6の位置;図柄位置6ともいう)に表示される図柄を中リール下段図柄、右リール112の上段(図に示す7の位置;図柄位置7ともいう)に表示される図柄を右リール上段図柄、右リール112の中段(図に示す8の位置;図柄位置8ともいう)に表示される図柄を右リール中段図柄、右リール112の下段(図に示す9の位置;図柄位置9ともいう)に表示される図柄を右リール下段図柄とそれぞれ呼び、各リール110〜112のそれぞれの図柄は図柄表示窓113を通して各リール110〜112にそれぞれ縦方向に三つ、合計九つ表示される。
そして、各リール110〜112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組合せが変動することとなる。つまり、各リール110〜112は、複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(インデックスセンサともいう。図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
本実施形態では、入賞ラインとして、左リール中段図柄(図柄位置2)、中リール中段図柄(図柄位置5)および右リール中段図柄(図柄位置8)で構成される中段入賞ラインL1のみが設けられている。ここで、入賞ラインとは、図柄表示窓113を介して視認可能となる図柄の停止位置に設定されるラインであり、後述する図5,図6で説明する入賞役に対応する図柄組合せが表示されたか否か(揃ったか否か)が判定されるラインのことである。図2には、この入賞ラインL1が示されている。有効となる入賞ライン(以下、単に「有効ライン」と称する場合がある)は、遊技媒体としてベットされたメダルの枚数によって予め定まっている。本実施形態のスロットマシン100は3枚賭け専用機であり、メダルの投入枚数が3枚未満のときは、どの入賞ラインも有効にはならず、メダルが3枚ベットされたときに入賞ラインL1が有効になる。入賞ラインが有効になると、スタートレバー135を操作して遊技を開始することができるようになる。以下、図柄表示窓113のうち、入賞ラインL1上の図柄位置2、5、8を「入賞位置」、それ以外の図柄位置、つまり図柄位置1、3、4、6、7、9を「非入賞位置」と称する場合がある。すなわち、入賞位置とは、入賞ライン上にあり、かつ入賞役に対応する図柄組合せを構成する図柄が停止する位置をいう。
なお、入賞ラインの数については1ラインに限定されるものではない。例えば、入賞ラインL1に加えて、左リール上段図柄、中リール上段図柄および右リール上段図柄で構成される上段入賞ラインや、左リール下段図柄、中リール下段図柄および右リール下段図柄で構成される下段入賞ラインの計3ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよく、メダルのベット数に応じた数の入賞ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、特別役1または特別役2)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中(図7に示す特別役1・2遊技状態中)であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130乃至132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
演出ボタン156は、遊技者が操作可能な操作手段である。本実施形態では、遊技者による押下操作が可能なボタンで構成しており、図46を用いて後述する押し順ナビの履歴表示を行う場合等に使用される。なお、操作手段は、遊技者が操作可能なものであればよく、例えば、レバーやタッチパネル等で構成してもよい。また、操作手段の数も一つに限定されず、操作手段を複数備えていてもよい。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130乃至132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。
貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器であり、押し順演出(操作条件報知演出)を行うための指示モニタ(詳細は後述)としても利用される。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口141に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130乃至132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応付けられている。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作といい、最初の停止操作を第1停止操作(以下、「1停」や「第1停止」ともいう。)、次の停止操作を第2停止操作(以下、「2停」や「第2停止」ともいう。)、最後の停止操作を第3停止操作(以下、「3停」や「第3停止」ともいう。)という。また、これらの停止操作に対応して停止されるリールを、順に第1停止リール、第2停止リール、第3停止リールという。さらに、回転中の各リール110乃至112を全て停止させるためにストップボタン137乃至139を停止操作する順序を、操作順序(または、押し順)という。ストップボタン137〜139の操作順序(押し順)は、左ストップボタン137を「左またはR」、中ストップボタン138を「中またはC」、右ストップボタン139を「右またはR」で表した場合、(1)左→中→右の操作順序(左中右またはLCR),(2)左→右→中の操作順序(左右中またはLRC),(3)中→左→右の操作順序(中左右またはCLR),(4)中→右→左の操作順序(中右左またはCRL),(5)右→左→中の操作順序(右左中またはRLC),(6)右→中→左の操作順序(右中左またはRCL)の6種類である。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受け皿161が設けられている。音孔181はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。
この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能な表示装置であればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
<制御部>
次に、図3を用いて、スロットマシン100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、WDT(ウォッチドックタイマ)314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。
この基本回路302のCPU304は、水晶発振器315bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU304は、電源が投入されるとROM306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ312に送信し、カウンタタイマ312は受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU304に送信する。CPU304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、水晶発振器315bが出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ312の分周値を1/256、ROM306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。
主制御部300は、水晶発振器315aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路316(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路338を備えており、CPU304は、この起動信号出力回路338から起動信号が入力された場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
乱数値生成回路316は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路316における乱数値の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数値として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数値の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数値として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数値として導出する。乱数値生成回路316では、各種センサ318からセンサ回路320に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路316は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数値の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
また、主制御部300には、センサ回路320を備えており、CPU304は、割り込み時間ごとに各種センサ318(ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、ベットボタン132センサ、メダル投入口141から投入されたメダルのメダル受付センサ、スタートレバー135センサ、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110の光学式センサ、リール111の光学式センサ、リール112の光学式センサ、等)の状態を監視している。
なお、センサ回路320がスタートレバーセンサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号を乱数値生成回路316に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
メダル受付センサは、メダル投入口141の内部通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。スタートレバー135センサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、および、ストップボタン139は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、および、ベットボタン132センサは、メダル投入ボタン130乃至132のそれぞれに設置されており、RAM308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタン134センサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
リール110の光学式センサ、リール111の光学式センサ、および、リール112の光学式センサは、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールフレームに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。CPU304は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
主制御部300は、リール装置110乃至112に設けたステッピングモータを駆動する駆動回路322、投入されたメダルを選別するメダルセレクタ170に設けたソレノイドを駆動する駆動回路324、メダル払出装置180に設けたモータを駆動する駆動回路326、各種ランプ336(入賞ライン表示ランプ120、告知ランプ123、遊技メダル投入可能ランプ124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129は、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路328を備えている。
また、基本回路302には、情報出力回路334(外部集中端子板248)を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300は、電源管理部(図示しない)から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路330を備えており、電圧監視回路330は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第1副制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、スロットマシン100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主制御部300が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402は、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。ROM406は、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等を記憶する。
CPU404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ412に送信する。カウンタタイマ412は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU404に送信する。CPU404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第1副制御部400には、音源IC418を設けており、音源IC418に出力インタフェースを介してスピーカ272、277を設けている。音源IC418は、CPU404からの命令に応じてアンプおよびスピーカ272、277から出力する音声の制御を行う。音源IC418には音声データが記憶されたS−ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データをアンプで増幅させてスピーカ272、277から出力する。
また、第1副制御部400には、駆動回路422が設けられ、駆動回路422に入出力インタフェースを介して各種ランプ420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネル162ランプ、等)が接続されている。
また、第1副制御部400には、シャッタ163のモータを駆動する駆動回路424を設けており、駆動回路424には出力インタフェースを介してシャッタ163を設けている。この駆動回路424は、CPU404からの命令に応じてシャッタ163に設けたステッピングモータ(図示省略)に駆動信号を出力する。
また、第1副制御部400には、センサ回路426を設けており、センサ回路426には、入力インタフェースを介して、シャッタ163の位置を検知可能なシャッタセンサ428と、演出ボタン156の押下操作を検知可能な演出ボタンセンサ430と、を接続している。CPU404は、割り込み時間ごとにシャッタセンサ428と演出ボタンセンサ430の状態を監視している。
また、CPU404は、出力インタフェースを介して第2副制御部500へ信号の送受信を行う。第2副制御部500は、演出画像表示装置157(以下、「液晶表示装置157」ともいう。)の表示制御を含む演出装置160の各種制御を行う。なお、第2副制御部500は、例えば、液晶表示装置157の表示の制御を行う制御部、各種演出用駆動装置の制御を行う制御部(例えば、シャッタ163のモータ駆動を制御する制御部)とするなど、複数の制御部で構成するようにしてもよい。
第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512と、を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。ROM506は、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等を記憶する。
CPU504は、所定のタイミングでデータバスを介してROM506の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ512に送信する。カウンタタイマ512は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU504に送信する。CPU504は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第2副制御部500には、VDP516(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)を設けており、このVDP516には、バスを介してROM506、VRAM518が接続されている。VDP516は、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像デー
タ等を読み出し、VRAM518のワークエリアを使用して表示画像を生成し、演出画像表示装置157に画像を表示する。
<図柄配列>
次に、図4を用いて、上述の各リール110乃至112に施される図柄配列について説明する。なお、図4は、各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図である。
各リール110乃至112には、同図の右側に示す複数種類(本実施形態では、9種類)の図柄が所定コマ数(本実施形態では、番号0〜19の20コマ)だけ配置されている。また、同図の左端に示した番号0〜19は、各リール110乃至112上の図柄の配置位置を示す番号である。例えば、本実施形態では、左リール110の番号0のコマには「リプレイ図柄」、中リール111の番号0のコマには「青7図柄」、右リール112の番号0のコマには「チェリー図柄」がそれぞれ配置されている。
<入賞役の種類>
次に、図5,図6を用いて、スロットマシン100の入賞役の種類について説明する。なお、図5,図6は、入賞役(作動役を含む)の種類、条件装置の名称、各入賞役に対応する図柄組合せ、払出数、備考を示す図である。
スロットマシン100の入賞役には、特別役(特別役1、特別役2)と、一般役(再遊技役1〜再遊技役4、小役1〜小役16)がある。なお、入賞役の種類は、これらの役に限定されるものではなく、任意に採用することができる。
本実施形態における入賞役のうち、特別役1および特別役2は、遊技者に所定の利益が付与される特別遊技状態に移行する役である。また、再遊技役1〜再遊技役4は、新たにメダルを投入することなく再遊技が可能となる役(再遊技が付与される役)である。これらの入賞役は「作動役」と呼ばれる場合がある。また、本実施形態における「入賞」には、メダルの配当を伴わない(メダルの払い出しを伴わない)作動役の図柄組合せが有効ライン上に表示される場合も含まれ、例えば、特別役1、特別役2、および再遊技役1〜再遊技役4への入賞が含まれる。
特別役1(BB)に対応する図柄組合せは、「赤7図柄−赤7図柄−赤7図柄」であり、特別役2(RB)に対応する図柄組合せは、「BAR図柄−BAR図柄−BAR図柄」である。
特別役1または特別役2に内部当選すると、この内部当選した役に対応する特別役内部当選フラグがオンに設定される(主制御部300のRAM308の所定のエリア内に記憶される)。このフラグがオンに設定されていると、主制御部300は、遊技状態を特別役1・2内部当選状態(詳細は図7を用いて後述する。以下、この状態をRT1と称することがある)に移行させる。このフラグは、その内部当選した役に入賞するまでオンの状態が維持され、次回以降の遊技においてもその内部当選した役に入賞しやすい状態となる。すなわち、特別役1または特別役2に内部当選した遊技においては、その特別役に入賞しなくとも、次回以降の遊技でその特別役に内部当選した状態となり、特別役に対応する図柄組合せが、揃って入賞しやすい状態になる。
主制御部300は、特別役1または特別役2に対応する図柄組合せが表示されたことに基づいて遊技状態を特別役1・2遊技状態(詳細は図7を用いて後述する。以下、この状態をRT2と称することがある)に移行させる。さらに、この特別役1・2遊技状態において所定の条件が成立すると再遊技低確率1状態(詳細は図7を用いて後述する。以下、この状態をRT0と称することがある)に移行させる。
再遊技役1〜再遊技役4は、入賞により次回の遊技でメダル(遊技媒体)の投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出は行われない。なお、対応する図柄組合せは、図5に示す通りである。なお、再遊技役は、遊技者がメダルを投入することなく、次回の遊技を行うことができる役であればよい。したがって、例えば、再遊技役に入賞すると次回遊技でメダルの投入が自動的に投入(メダル投入枚数記憶領域にメダル投入枚数が再設定)されるものであってもよいし、再遊技役に入賞した遊技で投入されたメダルを、そのまま次回の遊技に持ち越して使用できるものであってもよい。
小役1〜小役16は、入賞により所定数のメダルが払い出される(払出枚数がある)入賞役であり、対応する図柄組合せや払出枚数は、図5,図6に示す通りである。なお、小役2に対応する図柄組合せである「チェリー図柄−ANY−ANY」は、左リール110の図柄が「チェリー図柄」であればよく、中リール111と右リール112の図柄は、どの図柄でもよいことを示している。また、図6に示す「リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」は、入賞役に対応する図柄組合せではなく、入賞役に対応する図柄組合せが揃わないとき、すなわち、非入賞の場合に揃う場合がある図柄組合せ(こぼし目)である(例えば、図37(h),図38(h)参照)。
<RT系の遊技状態の種類>
次に、図7と図9を用いて、スロットマシン100におけるRT系の遊技状態の種類および変遷について説明する。図7は、スロットマシン100におけるRT系の遊技状態の遷移図である。
スロットマシン100の主制御部300は、大別すると、再遊技低確率1状態(RT0)、再遊技低確率2状態(RT3)、再遊技高確率1状態(RT4)、再遊技高確率2状態(RT5)、再遊技高確率3状態(RT6)、特別役1・2内部当選状態(RT1)、及び特別役1・2遊技状態(RT2)を有する。本実施形態では、この7つに大別された遊技状態をRT系の遊技状態という。また、本実施形態では、主制御部300がいわゆるAT(アシストタイム)に関する状態(以下、AT系の遊技状態という)も制御しており、主制御部300が決定したAT系の遊技状態に従って、第1副制御部400は遊技状態を設定するように構成している。なお、主制御部300のAT系の遊技状態については、図8を用いて後述する。
図9は、各遊技状態における入賞役の抽選テーブルを示す図である。横軸はそれぞれの遊技状態を表し、縦軸は、各遊技状態に対応して設けられた複数種類の入賞役の抽選値を示す。以下に説明する各遊技状態における役の内部当選確率は、ROM306に用意された抽選データから、各々の役に対応付けされた抽選データの範囲に該当する数値データを、内部抽選時に取得される乱数値の範囲の数値データ(例えば65535)で除した値で求められる。例えば、再遊技低確率1状態(RT0)においては、小役1の抽選値が540であり、小役1の当選確率は540/65536×100≒0.8%である。
抽選データは、予めいくつかの数値範囲に分割され、各数値範囲に各々の役やハズレを対応付けしている。内部抽選を実行した結果、得られた乱数値が、いずれかの役に対応する抽選データに対応する値であったか否かを判定し、内部抽選役を決定する。この抽選データは少なくとも一つの役の当選確率を異ならせた設定1〜設定6が用意され、遊技店の係員等はいずれかの設定値を任意に選択し、設定することができる。なお、この図に示す内部当選確率は一例であって、この確率に限定されるものではない。以降、図面を適宜参照しながら、スロットマシン100のRT系の遊技状態について説明する。
<再遊技低確率1状態(RT0)>
再遊技低確率1状態(RT0)は、スロットマシン100の電源投入直後等に最初に設定されるデフォルトのRT系の遊技状態(以下、「通常遊技状態」ともいう。)であって、遊技者にとって他の遊技状態よりも相対的に不利な遊技状態である。再遊技低確率1状態(RT0)では、図9に示す横軸の「RT0」の列にある抽選テーブルを参照して内部当選する入賞役を抽選する。
再遊技低確率1状態(RT0)において内部当選する入賞役には、特別役1、特別役2、再遊技役1、小役1、小役2、特別役1+小役1、特別役2+小役1、特別役1+小役2、特別役2+小役2、小役3、小役3+小役4+小役5(LCR)(以下、小役3+4+5(LCR)ともいう。)、小役3+小役6+小役7(LRC)(以下、小役3+6+7(LRC)ともいう。)、小役3+小役8+小役9+小役10+小役11(CLR)(以下、小役3+8+9+10+11(CLR)ともいう。)、小役3+小役8+小役12+小役13+小役14(CRL)(以下、小役3+8+12+13+14(CRL)ともいう。)、小役3+小役10+小役11+小役15(RLC)(以下、小役3+10+11+15(RLC)ともいう。)、小役3+小役13+小役14+小役16(RCL)(以下、小役3+13+14+16(RCL)ともいう。)がある。
なお、入賞役に当選しなかった場合はハズレとなり、入賞役に対応する図柄組合せは表示されない。また、入賞ラインに入賞に係る図柄組合せが停止されないことを、「ハズレとなる」、と称する場合がある。また、入賞役に当選しなかったことを「ハズレに当選した」と表現する場合がある。
ここで、「特別役1+小役1」とは、特別役1および小役1が同時に内部当選したことを指す。同様に、「特別役1+小役2」は、特別役1および小役2が同時に内部当選したことを指し、「特別役2+小役1」は、特別役2および小役1が同時に内部当選したことを指し、「特別役2+小役2」は、特別役2および小役2が同時に内部当選したことを指す。これらの場合、遊技者の操作に応じていずれかの役に対応する図柄組合せが表示されるかが決定される。より具体的には、入賞ラインのいずれかにおいて、内部当選しているいずれかの役の入賞が不可能でない限り、その入賞ラインに対応する図柄組合せを構成する図柄を停止させる。
本実施形態では、正解操作順序(正解押し順)による停止操作をした場合にのみ入賞が可能な役を含む「押し順役(操作順序役)」を設けており、当選役に対応する図柄組合せが操作順序によって決定される小役を「押し順小役」と呼ぶ場合がある。以下、本例の「押し順小役」について詳細に説明する。
・押し順小役「小役3+4+5(LCR)」
押し順小役である「小役3+4+5(LCR)」に内部当選した場合には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序と操作タイミングの組合せに応じて、どの図柄組合せが入賞ラインL1に表示されるか否かが決定される(図9備考欄参照)。詳細は、図36〜図38を用いて後述するが、予め定められた正解操作順序(本例では、LCR)に従って停止操作がされた場合には、小役3に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄」)が入賞ラインL1上に表示され、9枚のメダルが払い出される。また、正解操作順序以外の複数の不正解操作順序のうち、予め定められた不正解操作順序(本例では、LRC)に従って停止操作がされた場合には、小役4に対応する図柄組合せ(本例では、図5に示すFr4〜5の2種類の図柄組合せのいずれか)が入賞ラインL1上に表示され、1枚のメダルが払い出される。
さらに、予め定められた正解操作順序および不正解操作順序以外の操作順序で停止操作がされた場合には、小役5に対応する図柄組合せのいずれか(本例では、図5に示すFr6〜7の2種類の図柄組合せのいずれか)を構成する図柄が、引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、引き込み範囲内に無いときは、こぼし目に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」)が入賞ラインL1上に表示される。
・押し順小役「小役3+6+7(LRC)」
押し順小役である「小役3+6+7(LRC)」に内部当選した場合には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序と操作タイミングの組合せに応じて、どの図柄組合せが入賞ラインL1に表示されるか否かが決定される(図9備考欄参照)。予め定められた正解操作順序(本例では、LRC)に従って停止操作がされた場合には、小役3に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄」)が入賞ラインL1上に表示され、9枚のメダルが払い出される。また、正解操作順序以外の複数の不正解操作順序のうち、予め定められた不正解操作順序(本例では、LCR)に従って停止操作がされた場合には、小役6に対応する図柄組合せ(本例では、図6に示すFr8〜9の2種類の図柄組合せのいずれか)が入賞ラインL1上に表示され、1枚のメダルが払い出される。
さらに、予め定められた正解操作順序および不正解操作順序以外の操作順序で停止操作がされた場合には、小役7に対応する図柄組合せのいずれか(本例では、図6に示すFr10〜11の2種類の図柄組合せのいずれか)を構成する図柄が、引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、引き込み範囲内に無いときは、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。
・押し順小役「小役3+8+9+10+11(CLR)」
押し順小役である「小役3+8+9+10+11(CLR)」に内部当選した場合には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序と操作タイミングの組合せに応じて、どの図柄組合せが入賞ラインL1に表示されるか否かが決定される(図9備考欄参照)。予め定められた正解操作順序(本例では、CLR)に従って停止操作がされた場合には、小役3に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄」)が入賞ラインL1上に表示され、9枚のメダルが払い出される。また、正解操作順序以外の複数の不正解操作順序のうち、予め定められた不正解操作順序(本例では、CRL)に従って停止操作がされた場合には、小役9に対応する図柄組合せ(本例では、図6に示すFr13の図柄組合せ)が入賞ラインL1上に表示され、1枚のメダルが払い出される。
さらに、予め定められた正解操作順序および不正解操作順序以外の操作順序で停止操作がされた場合には、小役10または小役11に対応する図柄組合せのいずれか(本例では、図6に示すFr14〜17の4種類の図柄組合せのいずれか)を構成する図柄が、引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、引き込み範囲内に無いときは、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。
より具体的には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序が左中右の場合には、第1停止操作時(左停止時)と第2停止操作時(中停止時)に小役10に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第3停止操作時(右停止時)に小役10に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。また、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序が左右中の場合には、第1停止操作時(左停止時)と第2停止操作時(右停止時)に小役11に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第3停止操作時(中停止時)に小役11に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。また、ストップボタン137〜139による第1停止操作が右停止の場合には、第1停止操作時(右停止時)に小役11に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第2停止操作時または第3停止操作時に小役11に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。
・押し順小役「小役3+8+12+13+14(CRL)」
押し順小役である「小役3+8+12+13+14(CRL)」に内部当選した場合には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序と操作タイミングの組合せに応じて、どの図柄組合せが入賞ラインL1に表示されるか否かが決定される(図9備考欄参照)。予め定められた正解操作順序(本例では、CRL)に従って停止操作がされた場合には、小役3に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄」)が入賞ラインL1上に表示され、9枚のメダルが払い出される。また、正解操作順序以外の複数の不正解操作順序のうち、予め定められた不正解操作順序(本例では、CLR)に従って停止操作がされた場合には、小役12に対応する図柄組合せ(本例では、図6に示すFr18の図柄組合せ)が入賞ラインL1上に表示され、1枚のメダルが払い出される。
さらに、予め定められた正解操作順序および不正解操作順序以外の操作順序で停止操作がされた場合には、小役13または小役14に対応する図柄組合せのいずれか(本例では、図6に示すFr19〜22の4種類の図柄組合せのいずれか)を構成する図柄が、引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、引き込み範囲内に無いときは、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。
より具体的には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序が左中右の場合には、第1停止操作時(左停止時)と第2停止操作時(中停止時)に小役13に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第3停止操作時(右停止時)に小役13に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。また、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序が左右中の場合には、第1停止操作時(左停止時)と第2停止操作時(右停止時)に小役14に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第3停止操作時(中停止時)に小役14に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。また、ストップボタン137〜139による第1停止操作が右停止の場合には、第1停止操作時(右停止時)に小役14に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第2停止操作時または第3停止操作時に小役14に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。
・押し順小役「小役3+10+11+15(RLC)」
押し順小役である「小役3+10+11+15(RLC)」に内部当選した場合には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序と操作タイミングの組合せに応じて、どの図柄組合せが入賞ラインL1に表示されるか否かが決定される(図9備考欄参照)。予め定められた正解操作順序(本例では、RLC)に従って停止操作がされた場合には、小役3に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄」)が入賞ラインL1上に表示され、9枚のメダルが払い出される。また、正解操作順序以外の複数の不正解操作順序のうち、予め定められた不正解操作順序(本例では、RCL)に従って停止操作がされた場合には、小役15に対応する図柄組合せ(本例では、図6に示すFr23〜24の2種類の図柄組合せのいずれか)が入賞ラインL1上に表示され、1枚のメダルが払い出される。
さらに、予め定められた正解操作順序および不正解操作順序以外の操作順序で停止操作がされた場合には、小役10または小役15に対応する図柄組合せのいずれか(本例では、図6に示すFr14,15,23,24の4種類の図柄組合せのいずれか)を構成する図柄が、引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、引き込み範囲内に無いときは、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。
より具体的には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序が左中右の場合には、第1停止操作時(左停止時)と第2停止操作時(中停止時)に小役10に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第3停止操作時(右停止時)に小役10に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。また、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序が左右中の場合には、第1停止操作時(左停止時)と第2停止操作時(右停止時)に小役15に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第3停止操作時(中停止時)に小役15に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。また、ストップボタン137〜139による第1停止操作が右停止の場合には、第1停止操作時(右停止時)に小役15に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第2停止操作時または第3停止操作時に小役15に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。
・押し順小役「小役3+13+14+16(RCL)」
押し順小役である「小役3+13+14+16(RCL)」に内部当選した場合には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序と操作タイミングの組合せに応じて、どの図柄組合せが入賞ラインL1に表示されるか否かが決定される(図9備考欄参照)。予め定められた正解操作順序(本例では、RCL)に従って停止操作がされた場合には、小役3に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄」)が入賞ラインL1上に表示され、9枚のメダルが払い出される。また、正解操作順序以外の複数の不正解操作順序のうち、予め定められた不正解操作順序(本例では、RLC)に従って停止操作がされた場合には、小役16に対応する図柄組合せ(本例では、図6に示すFr25〜26の2種類の図柄組合せのいずれか)が入賞ラインL1上に表示され、1枚のメダルが払い出される。
さらに、予め定められた正解操作順序および不正解操作順序以外の操作順序で停止操作がされた場合には、小役13または小役14に対応する図柄組合せのいずれか(本例では、図6に示すFr19〜22の4種類の図柄組合せのいずれか)を構成する図柄が、引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、引き込み範囲内に無いときは、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。
より具体的には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序が左中右の場合には、第1停止操作時(左停止時)と第2停止操作時(中停止時)に小役13に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第3停止操作時(右停止時)に小役13に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。また、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序が左右中の場合には、第1停止操作時(左停止時)と第2停止操作時(右停止時)に小役14に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第3停止操作時(中停止時)に小役14に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。また、ストップボタン137〜139による第1停止操作が右停止の場合には、第1停止操作時(右停止時)に小役14に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が優先して停止され、第2停止操作時または第3停止操作時に小役14に対応する図柄組合せのいずれかを構成する図柄が引き込み範囲内にあるときは、対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示される。
なお、本実施形態では、操作順序正解の場合には9枚の払出がある一方で、不正解の場合には1枚の払出があり、操作順序に正解した場合の方が、操作順序に不正解の場合よりも有利になる構成を採用したが、本発明はこれに限定されない。したがって、例えば、操作順序に正解した場合には払出がある一方で、不正解の場合には払出が無い構成であってもよい。また、本例では、操作順序と停止操作のタイミングとの組合せによって有利不利を生じさせる構成としたが、いずれか一方によって有利不利を生じさせる構成としてもよい。
図7には、再遊技低確率1状態(RT0)において、小役3のこぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合には、後述する再遊技低確率2状態(RT3)に移行することが示されている。また、同図には、特別役1または特別役2に内部当選した場合には、後述する特別役1・2内部当選状態(RT1)に移行することが示されている。さらに、特別役1または特別役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合(特別役1または特別役2に入賞した場合)には、後述する特別役1・2遊技状態(RT2)に移行することが示されている。
<再遊技低確率2状態(RT3)>
図7に示す再遊技低確率2状態(RT3)は、後述する再遊技高確率1状態(RT4)に移行可能な遊技状態である。再遊技低確率2状態(RT3)では、図9に示す横軸の「RT3」の列にある抽選テーブルを参照して内部当選する入賞役を抽選する。再遊技低確率2状態(RT3)において内部当選する入賞役には、上述の再遊技低確率1状態(RT0)において内部当選する入賞役に加えて、再遊技役1+再遊技役2(以下、再遊技役1+2ともいう。)がある。なお、入賞役に当選しなかった場合はハズレとなり、入賞役に対応する図柄組合せは表示されない。
・押し順リプレイ「再遊技役1+2」の正解操作順序
本実施形態では、「再遊技役1+2」に内部当選した場合、図10に示す複数種類(本例では、3種類)のリール停止データTD1〜TD3から一つのリール停止データが抽選(図18に示すRT3押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選)により選択されるようになっており、このリール停止データTD1〜TD3ごとに正解操作順序が設けられている。より具体的には、(1)リール停止データTD1が選択された場合には、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)をした場合が正解操作順序であり、(2)リール停止データTD2が選択された場合には、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)をした場合が正解操作順序であり、(3)リール停止データTD3が選択された場合には、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)をした場合が正解操作順序である。すなわち、選択されたリール停止データTD1〜TD3ごとに第1停止操作に関する正解停止順序が決定される。なお、この「再遊技役1+2」のように、当選役に対応する図柄組合せが操作順序によって決定される再遊技役を「押し順リプレイ」と呼ぶ場合がある。
・押し順リプレイ「再遊技役1+2」のリール停止制御とRT遷移
再遊技低確率2状態(RT3)において、押し順リプレイである「再遊技役1+2」に内部当選した場合には、遊技者の操作順序に応じて、どの図柄組合せが入賞ラインに表示されるか否かが決定される(図9備考欄参照)。より具体的には、抽選で決定された正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役2(移行リプレイ1)に対応する図柄組合せ(本例では、図5に示すRep2〜5の4種類の図柄組合せのいずれか)が入賞ラインL1上に表示され、遊技状態が、後述する再遊技高確率1状態(RT4)に移行(昇格)する。一方、正解操作順序以外の不正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役1(通常リプレイ)に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−リプレイ図柄−リプレイ図柄」)が入賞ラインL1上に表示され、遊技状態は再遊技低確率2状態(RT3)に維持される。
図7には、再遊技低確率2状態(RT3)において、再遊技役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合(再遊技役2に入賞した場合)には、後述する再遊技高確率1状態(RT4)に移行(昇格)することが示されている。また、同図には、特別役1または特別役2に内部当選した場合には、後述する特別役1・2内部当選状態(RT1)に移行することが示されている。さらに、特別役1または特別役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合(特別役1または特別役2に入賞した場合)には、後述する特別役1・2遊技状態(RT2)に移行することが示されている。
<再遊技高確率1状態(RT4)>
図7に示す再遊技高確率1状態(RT4)は、後述する再遊技高確率2状態(RT5)に移行可能な遊技状態である。再遊技高確率1状態(RT4)では、図9に示す横軸の「RT4」の列にある抽選テーブルを参照して内部当選する入賞役を抽選する。再遊技高確率1状態(RT4)において内部当選する入賞役には、上述の再遊技低確率1状態(RT0)において内部当選する入賞役に加えて、再遊技役2+再遊技役3(以下、再遊技役2+3ともいう。)がある。なお、入賞役に当選しなかった場合はハズレとなり、入賞役に対応する図柄組合せは表示されない。
・押し順リプレイ「再遊技役2+3」の正解操作順序
本実施形態では、「再遊技役2+3」に内部当選した場合、図10に示す複数種類(本例では、3種類)のリール停止データTD4〜TD6から一つのリール停止データが抽選(図19に示すRT4押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選)により選択されるようになっており、このリール停止データTD4〜TD6ごとに正解操作順序が設けられている。なお、本例では、リール停止データTD4〜TD6が抽選により選択される確率はそれぞれ1/3であり、均等抽選としているが、抽選の確率は本例に限定されるものではない。
より具体的には、(1)リール停止データTD4が選択された場合には、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)をした場合が正解操作順序であり、(2)リール停止データTD5が選択された場合には、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)をした場合が正解操作順序であり、(3)リール停止データTD6が選択された場合には、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)をした場合が正解操作順序である。すなわち、選択されたリール停止データTD4〜TD6ごとに第1停止操作に関する正解停止順序が決定される。
・押し順リプレイ「再遊技役2+3」のリール停止制御とRT遷移
再遊技高確率1状態(RT4)において、押しリプレイである「再遊技役2+3」に内部当選した場合には、遊技者の操作順序に応じて、どの図柄組合せが入賞ラインに表示されるか否かが決定される(図9備考欄参照)。より具体的には、抽選で決定された正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役3(移行リプレイ2)に対応する図柄組合せ(本例では、「ベル図柄−リプレイ図柄−ベル図柄」)が入賞ラインL1上に表示され、遊技状態が、後述する再遊技高確率2状態(RT5)に移行(昇格)する。一方、正解操作順序以外の不正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役2(移行リプレイ1)に対応する図柄組合せ(本例では、図5に示すRep2〜5の4種類の図柄組合せのいずれか)が入賞ラインL1上に表示され、遊技状態は再遊技低確率1状態(RT4)を維持する。
図7には、再遊技高確率1状態(RT4)において、再遊技役3に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合(再遊技役3に入賞した場合)には、後述する再遊技高確率2状態(RT5)に移行(昇格)し、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合には、再遊技低確率2状態(RT3)に移行(降格)することが示されている。また、同図には、特別役1または特別役2に内部当選した場合には、後述する特別役1・2内部当選状態(RT1)に移行することが示されている。さらに、特別役1または特別役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合(特別役1または特別役2に入賞した場合)には、後述する特別役1・2遊技状態(RT2)に移行することが示されている。
<再遊技高確率2状態(RT5)>
図7に示す再遊技高確率2状態(RT5)は、後述する再遊技高確率3状態(RT6)に移行可能な遊技状態であって、後述するAT系の遊技状態におけるセット上乗せCZ準備状態である。再遊技高確率2状態(RT5)では、図9に示す横軸の「RT5」の列にある抽選テーブルを参照して内部当選する入賞役を抽選する。再遊技高確率2状態(RT5)において内部当選する入賞役には、上述の再遊技低確率1状態(RT0)において内部当選する入賞役(再遊技役1は除く)に加えて、再遊技役2+再遊技役4(以下、再遊技役2+4ともいう。)がある。なお、入賞役に当選しなかった場合はハズレとなり、入賞役に対応する図柄組合せは表示されない。
・押し順リプレイ「再遊技役2+4」の正解操作順序
本実施形態では、「再遊技役2+4」に内部当選した場合、図10に示す複数種類(本例では、3種類)のリール停止データTD7〜TD9から一つのリール停止データが抽選(図20に示すRT5押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選)により選択されるようになっており、このリール停止データTD7〜TD9ごとに正解操作順序が設けられている。なお、本例では、リール停止データTD7〜TD9が抽選により選択される確率はそれぞれ1/3であり、均等抽選としているが、抽選の確率は本例に限定されるものではない。
より具体的には、(1)リール停止データTD7が選択された場合には、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)をした場合が正解操作順序であり、(2)リール停止データTD8が選択された場合には、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)をした場合が正解操作順序であり、(3)リール停止データTD9が選択された場合には、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)をした場合が正解操作順序である。すなわち、選択されたリール停止データTD7〜TD9ごとに第1停止操作に関する正解停止順序が決定される。
・RT5における押し順リプレイ「再遊技役2+4」のリール停止制御とRT遷移
再遊技高確率2状態(RT5)において、押し順リプレイである「再遊技役2+4」に内部当選した場合には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序に応じて、どの図柄組合せが入賞ラインに表示されるか否かが決定される(図9備考欄参照)。より具体的には、抽選で決定された正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役4(移行リプレイ3)に対応する図柄組合せ(本例では、図5に示すRep7〜14の8種類の図柄組合せのいずれか)が入賞ラインL1上に表示され、遊技状態が、後述する再遊技高確率3状態(RT6)に移行(昇格)する。一方、正解操作順序以外の不正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役2(移行リプレイ1)に対応する図柄組合せ(本例では、図5に示すRep2〜5の4種類の図柄組合せのいずれか)が入賞ラインL1上に表示され、遊技状態は再遊技高確率1状態(RT4)に移行(降格)する。
図7には、再遊技高確率2状態(RT5)において、再遊技役4に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合(再遊技役4に入賞した場合)には、後述する再遊技高確率3状態(RT6)に移行(昇格)し、再遊技役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合(再遊技役2に入賞した場合)には、再遊技高確率1状態(RT4)に移行(降格)し、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合には、再遊技低確率2状態(RT3)に移行(降格)することが示されている。また、同図には、特別役1または特別役2に内部当選した場合には、後述する特別役1・2内部当選状態(RT1)に移行することが示されている。さらに、特別役1または特別役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合(特別役1または特別役2に入賞した場合)には、後述する特別役1・2遊技状態(RT2)に移行することが示されている。
<再遊技高確率3状態(RT6)>
図7に示す再遊技高確率3状態(RT6)は、後述するAT系の遊技状態におけるセット上乗せCZ状態である。再遊技高確率3状態(RT6)では、図9に示す横軸の「RT6」の列にある抽選テーブルを参照して内部当選する入賞役を抽選する。再遊技高確率3状態(RT6)において内部当選する入賞役には、上述の再遊技低確率1状態(RT0)において内部当選する入賞役(再遊技役1は除く)に加えて、上述の再遊技役2+4がある。なお、入賞役に当選しなかった場合はハズレとなり、入賞役に対応する図柄組合せは表示されない。
・RT6における押し順リプレイ「再遊技役2+4」のリール停止制御とRT遷移
再遊技高確率3状態(RT6)において、押しリプレイである「再遊技役2+4」に内部当選した場合には、遊技者の操作順序に応じて、どの図柄組合せが入賞ラインに表示されるか否かが決定される(図9備考欄参照)。より具体的には、抽選で決定された正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役4(移行リプレイ3)に対応する図柄組合せ(本例では、図5に示す図柄組合せのいずれか)が入賞ラインL1上に表示され、遊技状態は再遊技高確率3状態(RT6)に維持される。一方、正解操作順序以外の不正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役2(移行リプレイ1)に対応する図柄組合せ(本例では、図5に示す図柄組合せのいずれか)が入賞ラインL1上に表示され、遊技状態は再遊技高確率1状態(RT4)に移行(降格)する。
図7には、再遊技高確率3状態(RT6)において、再遊技役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合(再遊技役2に入賞した場合)には、再遊技高確率1状態(RT4)に移行(降格)し、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合には、再遊技低確率2状態(RT3)に移行(降格)することが示されている。また、同図には、特別役1または特別役2に内部当選した場合には、後述する特別役1・2内部当選状態(RT1)に移行することが示されている。さらに、特別役1または特別役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合(特別役1または特別役2に入賞した場合)には、後述する特別役1・2遊技状態(RT2)に移行することが示されている。
<特別役1・2内部当選状態(RT1)>
特別役1・2内部当選状態(RT1)は、特別役1あるいは特別役2に対応する内部当選フラグがオンに設定された状態であり、遊技者が所定のタイミングで停止操作をすることで、このフラグに対応する特別役に対応する図柄組合せを表示させることができる遊技状態である。特別役内部当選状態では、図9に示す横軸の「RT1」の列にある抽選テーブルを参照して内部当選する入賞役を抽選する。特別役内部当選状態において内部当選する入賞役には、再遊技役1、小役1、小役2、小役3、小役3+4+5(LCR)、小役3+6+7(LRC)、小役3+8+9+10+11(CLR)、小役3+8+12+13+14(CRL)、小役3+10+11+15(RLC)、小役3+13+14+16(RCL)がある。なお、入賞役に当選しなかった場合はハズレとなり、入賞役に対応する図柄組合せは表示されない。
また、図7には、特別役1・2内部当選状態(RT1)において、特別役1または特別役2に対応する図柄組合せが表示された場合に、後述する特別役1・2遊技状態(RT2)に移行することが示されている。
<特別役1・2遊技状態(RT2)>
特別役1・2遊技状態(RT2)は、全ての遊技状態中で最も遊技者に有利な遊技状態である。特別役1・2遊技状態(RT2)では、図9に示す横軸の「RT2」の列にある抽選テーブルを参照して内部当選する入賞役を抽選する。特別役1・2遊技状態(RT2)において内部当選する入賞役は、小役3のみである(内部当選確率は100%)。「小役3」に内部当選した場合には、ストップボタン137〜139の操作順序に関わらず、小役3に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄」)が入賞ラインL1上に表示され、9枚のメダルが払出される。
図7には、特別役1・2遊技状態(RT2)において、規定枚数が払い出された場合に再遊技低確率1状態(RT0)に移行することが示されている。具体的には、特別役1に対応する図柄組合せが表示されたことに基づいて特別役1・2遊技状態(RT2)に移行した場合には、360枚以上のメダルの払出しが終了すると再遊技低確率1状態(RT0)に移行する。また、特別役2に対応する図柄組合せが表示されたことに基づいて特別役1・2遊技状態(RT2)に移行した場合には、96枚以上のメダルの払出しが終了すると再遊技低確率1状態(RT0)に移行する。
なお、本実施形態では、特別役1・2遊技状態(RT2)が規定枚数の払い出しが実行されると終了するが、例えば、所定の役(例えばシングルボーナス)に当選した場合に終了するものや、さらには所定の回数(例えば8回)の入賞があった場合、または所定の回数(例えば12回)の遊技が行われた場合に終了するものであってもよい。
<AT系とボーナス系の遊技状態(モード)の種類>
次に、スロットマシン100におけるAT系とボーナス系の遊技状態(モード)の種類および変遷について説明する。図8は、スロットマシン100におけるAT系とボーナス系の遊技状態の遷移図である。
スロットマシン100の主制御部300は、大別すると、通常モード、ATモード準備状態、ATモード、ボーナスモードを有し、ATモードは、さらに、ATモード(通常状態)、ATモード(ATセット上乗せCZ準備状態)、ATモード(ATセット上乗せCZ状態)を有する。本実施形態では、この5つに大別されたATモードをAT系の遊技状態といい、
ボーナスモードをボーナス系の遊技状態という場合がある。上述の通り、本実施形態では、主制御部300がいわゆるAT(アシストタイム)に関する状態(AT系の遊技状態)も制御しており、主制御部300が決定したAT系の遊技状態に従って、第1副制御部400は遊技状態を設定するように構成している。以降、図面を適宜参照しながら、スロットマシン100のAT系とボーナス系の遊技状態について説明する。
<通常モード>
通常モードは、スロットマシン100の電源投入直後等に最初に設定されるデフォルトのAT系の遊技状態である。図8には、通常モードにおいて、予め定められた特定条件Aを満たした場合(本例では、AT権利を獲得した場合)には、ATモード準備状態に移行し、特別役1(または特別役2)に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合には、後述するボーナスモードに移行することが示されている。
<ATモード準備状態>
ATモード準備状態は、AT権利を獲得し、ATモードへの移行が可能な遊技状態である。図8には、予め定められた特定条件Bを満たした場合(本例では、再遊技役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合)には、ATモード(通常状態)に移行し、特別役1(または特別役2)に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合には、後述するボーナスモードに移行することが示されている。
なお、上述の通り、RT系の遊技状態の遷移において、再遊技低確率2状態(RT3)から再遊技高確率1状態(RT4)に移行(昇格)する条件は、特定条件Bと同じ条件を満たした場合(再遊技役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合)であることから、RT系の遊技状態が遊技高確率1状態(RT4)に移行(昇格)する際には、AT系の遊技状態がATモード(通常状態)に移行する場合がある。
<ATモード(通常状態)>
ATモード(通常状態)は、ATモードにおける通常状態である。図8には、予め定められた特定条件Cを満たした場合(本例では、ATセット上乗せCZ権利を獲得した場合)には、ATモード(ATセット上乗せCZ準備状態)に移行し、特別役1(または特別役2)に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合には、後述するボーナスモードに移行し、予め定められた特定条件Fを満たした場合(本例では、AT残ゲーム数無し&AT権利のストック無しの場合)には、通常モードに移行することが示されている。
<ATモード(ATセット上乗せCZ準備状態)>
ATモード(ATセット上乗せCZ準備状態)は、ATセット上乗せCZ権利を獲得し、後述するATセット上乗せCZ状態に移行可能な遊技状態である。図8には、予め定められた特定条件Dを満たした場合(本例では、ATセット上乗せCZ権利を獲得した状態において、再遊技役4に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合)には、ATモード(ATセット上乗せCZ状態)に移行し、特別役1(または特別役2)に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合には、後述するボーナスモードに移行することが示されている。
なお、上述の通り、RT系の遊技状態の遷移において、再遊技高確率2状態(RT5)から再遊技高確率3状態(RT6)に移行(昇格)する条件は、特定条件Dと同じ条件を満たした場合(再遊技役4に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合)であることから、RT系の遊技状態が遊技高確率3状態(RT6)に移行(昇格)する際には、AT系の遊技状態がATモード(ATセット上乗せCZ状態)に移行する場合がある。
<ATモード(ATセット上乗せCZ状態)>
ATモード(ATセット上乗せCZ状態)は、ATセットの上乗せが可能なCZ(チャンスゾーン)にある遊技状態である。図8には、予め定められた特定条件Eを満たした場合(本例では、再遊技役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合)には、ATモード(通常状態)に移行し、特別役1(または特別役2)に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合には、後述するボーナスモードに移行することが示されている。
なお、上述の通り、RT系の遊技状態の遷移において、再遊技高確率3状態(RT6)から再遊技高確率2状態(RT5)に移行(降格)する条件は、特定条件Eと同じ条件を満たした場合(再遊技役2に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合)であることから、RT系の遊技状態が遊技高確率2状態(RT5)に移行(降格)する際には、AT系の遊技状態がATモード(通常モード)に移行する場合がある。
<ボーナスモード>
ボーナスモードは、RT系の遊技状態が特別役1・2遊技状態(RT2)に移行し、ボーナス遊技が実行されている状態である。図8には、予め定められた特定条件Gを満たした場合(本例では、メダルの規定枚数以上の払出し&AT権利のストックありの場合)には、ATモード準備状態に移行し、予め定められた特定条件Hを満たした場合(本例では、メダルの規定枚数以上の払出し&AT権利のストック無しの場合)には、通常モードに移行することが示されている。
<主制御部の押し順演出(操作条件報知演出)>
次に、図10〜図12を用いて、主制御部300の押し順演出(以下、「操作条件報知演出」や「押し順ナビ」ともいう。)について説明する。図10は、再遊技役1+2、再遊技役2+3、および再遊技2+4に内部当選した場合の停止データ、押し順フラグ、リールの停止制御の概要、および7セグデータを示す図であり、図11は、押し順小役に内部当選した場合の停止データ、押し順フラグ、リールの停止制御の概要、および7セグデータを示す図である。また、図12は、7セグデータと払出枚数表示器127の表示態様(点灯態様)の対応を示す図である。
本実施形態の主制御部300の押し順演出は、7セグメント(SEG)表示器の払出枚数表示器127(以下、「指示モニタ」ともいう。)を用いて行われる。したがって、主制御部300の押し順演出の演出データとは、7セグメント(SEG)表示器の点灯パターンデータ(以下、7セグデータという)である。
<主制御部の押し順演出/再遊技低確率2状態(RT3)のATモード中/再遊技役1+2>
まず、再遊技低確率2状態(RT3)のATモード中において、再遊技役1+2に内部当選した場合について説明する。
(1)再遊技役1+2に内部当選し、図18に示すRT3押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD1が選択された場合には、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)が正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1が選択される。
また、(2)再遊技役1+2に内部当選し、図18に示すRT3押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD2が選択された場合には、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)が正解操作順序のため、第1停止操作が中であることを示唆する7セグデータSEG2が選択される。
また、(3)再遊技役1+2に内部当選し、図18に示すRT3押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD3が選択された場合には、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が正解操作順序のため、第1停止操作が右であることを示唆する7セグデータSEG3が選択される。
ここで、7セグデータSEG1〜3の払出枚数表示器127における表示態様は、図12(a)に示す通りである。遊技者は払出枚数表示器127の点灯態様から視覚的に正解の第1停止操作を把握することができる。
<主制御部の押し順演出/再遊技高確率1状態(RT4)のATモード中/再遊技役2+3>
次に、再遊技高確率1状態(RT4)のATモード中において、再遊技役2+3に内部当選した場合について説明する。
(1)再遊技役2+3に内部当選し、図19に示すRT4押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD4が選択された場合には、ATセット上乗せCZフラグがオンのときは、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)が正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1が選択される。一方、ATセット上乗せCZフラグがオフのときは、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が中であることを示唆する7セグデータSEG2、または、第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(2)再遊技役2+3に内部当選し、図19に示すRT4押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD5が選択された場合には、ATセット上乗せCZフラグがオンのときは、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)が正解操作順序のため、第1停止操作が中であることを示唆する7セグデータSEG2が選択される。一方、ATセット上乗せCZフラグがオフのときは、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(3)再遊技役2+3に内部当選し、図19に示すRT4押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD6が選択された場合には、ATセット上乗せCZフラグがオンのときは、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が正解操作順序のため、第1停止操作が右であることを示唆する7セグデータSEG3が選択される。一方、ATセット上乗せCZフラグがオフのときは、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が中であることを示唆するSEG2のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
<主制御部の押し順演出/再遊技高確率1状態(RT4)の通常モード中/再遊技役2+3>
次に、再遊技高確率1状態(RT4)の通常モード中において、再遊技役2+3に内部当選した場合について説明する。
(1)再遊技役2+3に内部当選し、図19に示すRT4押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD4が選択された場合には、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が中であることを示唆する7セグデータSEG2、または第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(2)再遊技役2+3に内部当選し、図19に示すRT4押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD5が選択された場合には、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(3)再遊技役2+3に内部当選し、図19に示すRT4押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD6が選択された場合には、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が中であることを示唆するSEG2のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
<主制御部の押し順演出/再遊技高確率2状態(RT5)のATモード中/再遊技役2+4>
次に、再遊技高確率2状態(RT5)のATモード中において、再遊技役2+4に内部当選した場合について説明する。
(1)再遊技役2+4に内部当選し、図20に示すRT5押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD7が選択された場合には、ATセット上乗せCZフラグがオンのときは、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)が正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1が選択される。一方、ATセット上乗せCZフラグがオフのときは、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が中であることを示唆する7セグデータSEG2、または第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(2)再遊技役2+4に内部当選し、図20に示すRT5押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD8が選択された場合には、ATセット上乗せCZフラグがオンのときは、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)が正解操作順序のため、第1停止操作が中であることを示唆する7セグデータSEG2が選択される。一方、ATセット上乗せCZフラグがオフのときは、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(3)再遊技役2+4に内部当選し、図20に示すRT5押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD9が選択された場合には、ATセット上乗せCZフラグがオンのときは、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が正解操作順序のため、第1停止操作が右であることを示唆する7セグデータSEG3が選択される。一方、ATセット上乗せCZフラグがオフのときは、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が中であることを示唆するSEG2のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
<主制御部の押し順演出/再遊技高確率2状態(RT5)の通常モード中/再遊技役2+4>
次に、再遊技高確率2状態(RT5)の通常モード中において、再遊技役2+4に内部当選した場合について説明する。
(1)再遊技役2+4に内部当選し、図20に示すRT5押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD7が選択された場合には、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が中であることを示唆する7セグデータSEG2、または第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(2)再遊技役2+4に内部当選し、図20に示すRT5押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD8が選択された場合には、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(3)再遊技役2+4に内部当選し、図20に示すRT5押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD9が選択された場合には、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が中であることを示唆するSEG2のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
<主制御部の押し順演出/再遊技高確率3状態(RT6)のATモード中/再遊技役2+4>
次に、再遊技高確率3状態(RT6)のATモード中において、再遊技役2+4に内部当選した場合について説明する。
(1)再遊技役2+4に内部当選し、図21に示すRT6押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD7が選択された場合には、ATセット上乗せCZフラグがオフのときは、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が中であることを示唆する7セグデータSEG2、または第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(2)再遊技役2+4に内部当選し、図21に示すRT6押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD8が選択された場合には、ATセット上乗せCZフラグがオフのときは、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(3)再遊技役2+4に内部当選し、図21に示すRT6押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD9が選択された場合には、ATセット上乗せCZフラグがオフのときは、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が中であることを示唆するSEG2のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
<主制御部の押し順演出(操作条件報知演出)/再遊技高確率3状態(RT6)の通常モード中/再遊技役2+4>
次に、再遊技高確率3状態(RT6)の通常モード中において、再遊技役2+4に内部当選した場合について説明する。
(1)再遊技役2+4に内部当選し、図21に示すRT6押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD7が選択された場合には、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が中であることを示唆する7セグデータSEG2、または第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(2)再遊技役2+4に内部当選し、図21に示すRT6押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD8が選択された場合には、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が右であることを示唆するSEG3のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
また、(3)再遊技役2+4に内部当選し、図21に示すRT6押し順フラグ設定処理における停止データ振り分け抽選によって停止データTD9が選択された場合には、不正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)、または、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)が不正解操作順序のため、第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1、または第1停止操作が中であることを示唆するSEG2のいずれかの7セグデータが抽選により選択される。
<主制御部の押し順演出/押し順小役>
次に、ATモード中において、押し順小役に内部当選した場合について説明する。
(1)小役3+4+5(LCR)に内部当選した場合には、停止データTD10を選択し、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止操作=左、第2停止操作=中、第3停止操作=右が正解操作順序であるので、正解操作順序が左中右であることを示唆する7セグデータSEG4が選択される。また、(2)小役3+6+7(LRC)に内部当選した場合には、停止データTD11を選択し、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止操作=左、第2停止操作=右、第3停止操作=中が正解操作順序であるので、正解操作順序が左右中であることを示唆する7セグデータSEG5が選択される。
また、(3)小役3+8+9+10+11(CLR)に内部当選した場合には、停止データTD12を選択し、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止操作=中、第2停止操作=左、第3停止操作=右が正解操作順序であるので、正解操作順序が中左右であることを示唆する7セグデータSEG6が選択される。また、(4)小役3+8+12+13+14(CRL)に内部当選した場合には、停止データTD13を選択し、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止操作=中、第2停止操作=右、第3停止操作=左が正解操作順序であるので、正解操作順序が中右左であることを示唆する7セグデータSEG7が選択される。
また、(5)小役3+10+11+15(RLC)に内部当選した場合には、停止データTD14を選択し、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止操作=右、第2停止操作=左、第3停止操作=中が正解操作順序であるので、正解操作順序が右左中であることを示唆する7セグデータSEG8が選択される。また、(6)小役3+13+14+16(RCL)に内部当選した場合には、停止データTD15を選択し、正解押し順フラグをオンに設定するとともに、第1停止操作=右、第2停止操作=中、第3停止操作=左が正解操作順序であるので、正解操作順序が右中左であることを示唆する7セグデータSEG9が選択される。
ここで、7セグデータSEG4〜9の払出枚数表示器127における表示態様は、図12(b)に示す通りである。遊技者は払出枚数表示器127の点灯態様から視覚的に正解操作順序を把握することができる。なお、図12(a),同図(b)に示すように、本実施形態の主制御部300の押し順演出では、同一の操作順序(例えば、第1停止操作を左など)を示す場合であっても内部当選役に応じて7セグの点灯箇所を変更している。したがって、遊技者は、払出枚数表示器127の表示態様を見ることによって、操作順序のみならず内部当選役の種類を把握することができる。
また、本実施形態では、主制御部300は、選択された7セグデータに応じた正解操作順序を含むコマンド(以下、選択された7セグデータに応じた操作順序を含むコマンドを7セグデータコマンドという)を第1副制御部400に送信するようにしている。例えば、再遊技低確率2状態(RT3)において再遊技役1+2に内部当選し、7セグデータとして7セグデータSEG1が選択された場合には、7セグデータSEG1選択を示す7セグデータコマンドを送信する。また、再遊技高確率1状態(RT4)において再遊技役2+3に内部当選し、7セグデータとして7セグデータSEG2が選択された場合には、7セグデータSEG2選択を示す7セグデータコマンドを送信する。また、再遊技高確率2状態(RT5)において再遊技役2+4に内部当選し、7セグデータとして7セグデータSEG3が選択された場合には、7セグデータSEG3選択を示す7セグデータコマンドを送信する。また、再遊技低確率1状態(RT0)において小役3+4に内部当選し、7セグデータとして7セグデータSEG4が選択された場合には、7セグデータSEG4選択を示す7セグデータコマンドを送信する。
<副制御部の押し順演出>
次に、図13を用いて、副制御部の押し順演出(以下、「操作条件報知演出」や「押し順ナビ」ともいう。)について説明する。図13(a)は、7セグデータSEG1〜3選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合における副制御部の押し順演出の概要を示す図であり、同図(b)は、7セグデータSEG4〜9選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合における副制御部の押し順演出の概要を示す図である。
本実施形態の副制御部の押し順演出では、主制御部300から受信した7セグデータコマンドに基づいて押し順演出の内容を決定している。ここで、副制御部の押し順演出とは、主制御部300からコマンドを受信した第1副制御部400が実行する演出と、第1副制御部400からコマンドを受信した第2副制御部500が実行する演出の両方が含まれ、副制御部には、第1副制御部400と第2副制御部500が含まれる。なお、本実施形態に係る押し順演出を、1つの制御部によって実行してもよいことは言うまでもない。
図13(a)に示すように、7セグデータSEG1選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合には、モードが通常モードのときに演出1−1を選択し、モードがATモードのときに演出1−2または演出1−3が選択される。また、図13(b)に示すように、7セグデータSEG4選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合には、モードに関わらず演出1−2が選択され、7セグデータSEG5選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合には、モードに関わらず演出1−3が選択される。
ここで、演出1−1は、液晶表示装置157の表示領域に「1−−」の文字を表示し、左サイドランプ144を点灯させ、スピーカ272及び277を介して「左から押して」の音声を出力する等により、第1停止操作が左であることを示唆する演出である。演出1−2は、液晶表示装置157の表示領域に「123」の文字を表示する等により、正解操作順序が左→中→右の操作順序であることを示唆する演出であり、演出1−3は、液晶表示装置157の表示領域に「132」の文字を表示する等により、正解操作順序が左→右→中の操作順序であることを示唆する演出である。
また、図13(a)に示すように、7セグデータSEG2選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合には、モードが通常モードのときに演出2−1を選択し、モードがATモードのときに演出2−2または演出2−3が選択される。また、図13(b)に示すように、7セグデータSEG6選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合には、モードに関わらず演出2−2が選択され、7セグデータSEG7選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合には、モードに関わらず演出2−3が選択される。
ここで、演出2−1は、液晶表示装置157の表示領域に「−1−」の文字を表示し、上部ランプ146を点灯させ、スピーカ272及び277を介して「中から押して」の音声を出力する等により、第1停止操作が中であることを示唆する演出である。演出2−2は、液晶表示装置157の表示領域に「213」の文字を表示する等により、正解操作順序が中→左→右の操作順序であることを示唆する演出であり、演出2−3は、液晶表示装置157の表示領域に「312」の文字を表示する等により、正解操作順序が中→右→左の操作順序であることを示唆する演出である。
また、図13(a)に示すように、7セグデータSEG3選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合には、モードが通常モードのときに演出3−1を選択し、モードがATモードのときに演出3−2または演出3−3が選択される。また、図13(b)に示すように、7セグデータSEG8選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合には、モードに関わらず演出3−2が選択され、7セグデータSEG9選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合には、モードに関わらず演出3−3が選択される。
ここで、演出3−1は、液晶表示装置157の表示領域に「−−1」の文字を表示し、右サイドランプ144を点灯させ、スピーカ272及び277を介して「右から押して」の音声を出力する等により、第1停止操作が右であることを示唆する演出である。演出3−2は、液晶表示装置157の表示領域に「231」の文字を表示する等により、正解操作順序が右→左→中の操作順序であることを示唆する演出であり、演出3−3は、液晶表示装置157の表示領域に「321」の文字を表示する等により、正解操作順序が右→中→左の操作順序であることを示唆する演出である。
なお、本実施形態では、ATモード中にいずれかの再遊技役に内部当選した場合における第2停止操作と第3停止操作の押し順は、第1副制御部400において抽選(図32に示す内部抽選コマンド受付時処理における第2停止第3停止振り分け抽選)を行い、当該抽選の結果に応じて決定するように構成している。また、本実施形態では、ATモードにおいては、内部当選役に係わらず、操作順序が同一の場合には、同一の演出データを用いるようになっている。例えば、ATモードにおいて、再遊技役1+2に内部当選して7セグデータSEG1選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合、ATモードにおいて、再遊技役2+3に内部当選して7セグデータSEG1選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合、ATモードにおいて、再遊技役2+4に内部当選して7セグデータSEG1選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合、及び小役3+4+5(LCR)に内部当選して7セグデータSEG4選択を示す7セグデータコマンドを受信した場合には、いずれも演出1−2が選択されるので、第1副制御部400は同一の演出態様の押し順演出を実行する。このように、本実施形態では、内部当選役に係わらず、操作順序が同一の場合には、同一の演出データを用いた押し順演出を実行するので、第1副制御部400の演出データを削減することができる。
また、本実施形態では、「1−−」などの文字を表示して、3つのリール110〜112に対する指示を報知したが、押し順演出の報知態様はこれに限定されない。例えば、3つのリール110〜112のうちのいずれか一つのリールに対する指示が特定される表示態様であればよい(例えば、「右」などの文字を表示するなど)。また、押し順演出として操作タイミングを報知するような場合には、図柄が特定されるような報知態様であれば、いずれの態様でもよい(例えば、「!」を表示することにより、遊技者がBAR図柄と特定可能な遊技性があるならば、「!」でもよい)。つまり、押し順演出の報知態様は、数字や図柄を表示する態様を一例としており、押し順演出は、遊技者に特定の操作を行わせることが可能な演出であればよい。
<スロットマシンの動作>
以下、主制御部300、第1副制御部400、及び第2副制御部500の処理について図面を用いて説明する。
<主制御部メイン処理>
まず、図14を用いて、主制御部300のメイン処理について説明する。なお、同図は、主制御部300のメイン処理の流れを示すフローチャートである。
遊技の基本的制御は、主制御部300のCPU304が中心になって行い、電源断等を検知しないかぎり、CPU304が同図の主制御部メイン処理を繰り返し実行する。
電源投入が行われると、まず、ステップS101では、各種の初期設定を行う。この初期設定では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割込禁止の設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。
ステップS102では、メダル投入・スタート操作受付処理を実行する。ここではメダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。また、第1副制御部400に対してメダルが投入されたことを示すメダル投入コマンドを送信する準備を行う。なお、前回の遊技で再遊技役に入賞した場合は、前回の遊技で投入されたメダル枚数と同じ数のメダルを投入する処理を行うので、遊技者によるメダルの投入が不要となる。また、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタート操作されたと判断した場合は、投入されたメダル枚数を確定するとともに、有効な入賞ラインを確定し、乱数発生回路316で発生させた乱数を取得する。また、このステップS102では、第1副制御部400に対してスタートレバー135が操作されたことを示すスタートレバー受付コマンドを送信する準備を行う。
ステップS103では、入賞役内部抽選処理を行う。詳細は後述するが、この入賞役内部抽選処理では、入賞役の内部抽選や、第1副制御部400に対して内部抽選の結果を示す内部抽選コマンドを送信する準備等を行う。ステップS104では、リール停止準備処理を行う。このリール停止準備処理では、ステップS103の入賞役内部抽選処理の結果等に基づき、各リール110〜112毎にリール停止データを選択する。ステップS105では、スタート操作に基づいて、全リール110〜112の回転を開始させるリール回転開始処理(詳細は後述)を実行する。ステップS106では、全リール110〜112の回転を停止させるリール停止処理(詳細は後述)を実行する。詳細は後述するが、このリール停止処理では、後述する主制御部タイマ割込処理のリール回転制御処理に基づいて、全リールが停止したか否かを判定する処理等を行う。
ステップS107では、ストップボタン137〜139が押されることによって停止した図柄の入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ラインL1上に、内部当選した入賞役又はフラグ持越し中の入賞役に対応する図柄組合せが揃った(表示された)場合にその入賞役に入賞したと判定する。また、このステップS107では、入賞判定の結果を示す表示判定コマンドを第1副制御部400に送信する準備を行う。ステップS108では、メダル払出処理を行う。このメダル払出処理では、払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを払い出す。
ステップS109では、遊技状態制御処理を行う。詳細は後述するが、この遊技状態制御処理では、RT状態、モード、AT状態等を更新する処理や、遊技状態を示す遊技状態コマンドを第1副制御部400に対して送信する準備等を行う。以上により1ゲームが終了する。以降ステップS102へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。なお、上記各ステップで準備された各種コマンドは、後述する主制御部タイマ割込処理のコマンド設定送信処理において送信される。
<入賞役内部抽選処理>
次に、図15を用いて、主制御部メイン処理における入賞役内部抽選処理(ステップS103)について説明する。なお、図15は、入賞役内部抽選処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS201では、入賞役内部抽選を行う。この入賞役内部抽選では、主制御部メイン処理のステップS102で取得した乱数値と、ROM306に格納されている入賞役抽選テーブル(図9参照)を用いて、入賞役の内部抽選を行う。ステップS202では、AT抽選処理を行う。詳細は後述するが、このAT抽選処理では、ステップ201の入賞役内部抽選の結果等に基づいて、AT初当り抽選やATセット上乗せCZ抽選等のAT抽選に関する処理等を行う。
ステップS203では、押し順フラグ設定処理を行う。詳細は後述するが、この押し順フラグ設定処理では、ステップ201の入賞役内部抽選の結果等に基づいて、正解押し順フラグや不正解押し順フラグの設定等を行う。ステップS204では、指示モニタ表示処理を行う。詳細は後述するが、この指示モニタ表示処理では、ステップ203で設定された正解押し順フラグや不正解押し順フラグ等に基づいて、指示モニタ(払出枚数表示器127)を用いた押し順演出に関する処理等を行う。ステップS205では、内部抽選コマンド送信要求処理を行った後に、入賞役内部抽選処理を終了する。詳細は後述するが、ステップS205の内部抽選コマンド送信要求処理では、ステップ203で設定された正解押し順フラグや不正解押し順フラグ等に基づいて、第1副制御部400に対して内部抽選の結果を示す内部抽選コマンドを送信する準備等を行う。
<AT抽選処理>
次に、図16を用いて、入賞役内部抽選処理におけるAT抽選処理(ステップS202)について説明する。なお、図16は、AT抽選処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS301では、小役1または小役2に内部当選したか否かを判定し、該当しない場合にはAT抽選処理を終了し、該当する場合には、ステップS302以降の処理を行う。ステップS302では、RAM308に記憶しているATフラグがオンかオフかを判定し、オンの場合(AT権利ありの場合)にはステップS306に進み、オフの場合(AT権利なしの場合)にはステップS303に進む。ステップS303では、乱数値等を用いてAT初当たり抽選を行い、次のステップS304では、AT初当たり抽選に当選したか否かを判定する。判定の結果、非当選の場合にはAT抽選処理を終了し、当選の場合にはステップS305に進んで、ATフラグをオンに設定した後にAT抽選処理を終了する。なお、ステップS305においてATフラグがオンに設定されると、図8を用いて説明したモード遷移において、特定条件A(AT権利の獲得)を満たすことになる。
ステップS306では、乱数値等を用いてATセット上乗せCZ抽選を行い、次のステップS307では、ATセット上乗せCZ抽選に当選したか否かを判定する。判定の結果、非当選の場合にはAT抽選処理を終了し、当選の場合にはステップS308に進む。ステップS308では、RAM308に記憶しているATセット上乗せCZフラグがオンかオフかを判定し、オンの場合には、ステップS309に進んでATセット上乗せCZのストック数に1を加算した後にAT抽選処理を終了する。一方、オフの場合には、ステップS310に進んでATセット上乗せCZフラグをオンに設定した後にAT抽選処理を終了する。なお、ステップS310においてATセット上乗せCZフラグがオンに設定されると、図8を用いて説明したモード遷移において、特定条件C(ATセット上乗せCZ権利の獲得)を満たすことになる。
<押し順フラグ設定処理>
次に、図17を用いて、入賞役内部抽選処理における押し順フラグ設定処理(ステップS203)について説明する。なお、図17は、押し順フラグ設定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS401では、現在のRTがRT3(再遊技低確率2状態)であるか否かを判定し、該当する場合には、ステップS402に進んでRT3押し順フラグ設定処理(詳細は後述)を行った後に押し順フラグ設定処理を終了し、該当しない場合には、ステップS403に進む。ステップS403では、現在のRTがRT4(再遊技高確率1状態)であるか否かを判定し、該当する場合には、ステップS404に進んでRT4押し順フラグ設定処理(詳細は後述)を行った後に押し順フラグ設定処理を終了し、該当しない場合には、ステップS405に進む。
ステップS405では、現在のRTがRT5(再遊技高確率2状態)であるか否かを判定し、該当する場合には、ステップS406に進んでRT5押し順フラグ設定処理(詳細は後述)を行った後に押し順フラグ設定処理を終了し、該当しない場合には、ステップS407に進む。ステップS407では、現在のRTがRT6(再遊技高確率3状態)であるか否かを判定し、該当する場合には、ステップS408に進んでRT6押し順フラグ設定処理(詳細は後述)を行った後に押し順フラグ設定処理を終了し、該当しない場合には、押し順フラグ設定処理を終了する。
<RT3押し順フラグ設定処理>
次に、図18を用いて、押し順フラグ設定処理におけるRT3押し順フラグ設定処理(ステップS402)について説明する。なお、図18は、RT3押し順フラグ設定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS501では、ATフラグがオンかオフかを判定し、オフの場合(通常モード中の場合)には、RT3押し順フラグ設定処理を終了し、オンの場合(ATモード中の場合)には、ステップS502に進む。ステップS502では、押し順小役に当選したか否かを判定し、該当する場合にはステップS505に進み、該当しない場合にはステップS503に進む。
ステップS503では、再遊技役1+2に内部当選したか否かを判定し、該当する場合にはステップS504に進み、該当しない場合にはRT3押し順フラグ設定処理を終了する。ステップS504では、乱数値等を用いて停止データ振り分け抽選を行った後に、ステップS505に進む。上述の通り、ステップ504の停止データ振り分け抽選では、図10に示す複数種類(本例では、3種類)のリール停止データTD1〜TD3から一つのリール停止データを均等抽選により選択した後、選択したリール停止データをRAM308の所定記憶領域に記憶する。ステップS505では、正解操作順序を示唆する押し順演出(昇格ナビ)を行うために、正解押し順フラグをオンに設定した後、RT3押し順フラグ設定処理を終了する。
<RT4押し順フラグ設定処理>
次に、図19を用いて、押し順フラグ設定処理におけるRT4押し順フラグ設定処理(ステップS404)について説明する。なお、図19は、RT4押し順フラグ設定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS601では、ATフラグがオンかオフかを判定し、オフの場合(通常モード中の場合)には、ステップS608に進み、オンの場合(ATモード中の場合)には、ステップS602に進む。ステップS602では、押し順小役に当選したか否かを判定し、該当する場合にはステップS607に進み、該当しない場合にはステップS603に進む。
ステップS603では、再遊技役2+3に内部当選したか否かを判定し、該当する場合にはステップS604に進み、該当しない場合にはRT4押し順フラグ設定処理を終了する。ステップS604では、乱数値等を用いて停止データ振り分け抽選を行った後に、ステップS605に進む。上述の通り、ステップ604の停止データ振り分け抽選では、図10に示す複数種類(本例では、3種類)のリール停止データTD4〜TD6から一つのリール停止データを均等抽選により選択した後、選択したリール停止データをRAM308の所定記憶領域に記憶する。
ステップS605では、ATセット上乗せCZフラグがオンかオフかを判定し、オンの場合にはステップS607に進み、オフの場合にはステップS606に進む。ステップS606では、不正解操作順序を示唆する押し順演出(再遊技役3の図柄組合せを回避する昇格回避ナビ)を行うために、不正解押し順フラグをオンに設定した後、RT4押し順フラグ設定処理を終了し、ステップS607では、正解操作順序を示唆する押し順演出(再遊技役3の図柄組合せを揃える昇格ナビ)を行うために、正解押し順フラグをオンに設定した後、RT4押し順フラグ設定処理を終了する。
ステップS608では、再遊技役2+3に内部当選したか否かを判定し、該当する場合にはステップS609に進み、該当しない場合にはRT4押し順フラグ設定処理を終了する。ステップS609では、ステップS604と同じ停止データ振り分け抽選を行った後に、ステップS610に進む。ステップS610では、不正解操作順序を示唆する押し順演出(再遊技役3の図柄組合せを回避する昇格回避ナビ)を行うために不正解押し順フラグをオンに設定した後、RT4押し順フラグ設定処理を終了する。
なお、本実施形態では、押し順ミス等による意図しない昇格をより厳重に防止するために、ATモード中でも昇格回避ナビを行う構成を採用しているが、本発明はこれに限定されず、移行先において昇格を回避できる構成を採用した場合には、本処理において昇格ナビを行わない構成としてもよい(他の押し順フラグ設定処理も同様)。
<RT5押し順フラグ設定処理>
次に、図20を用いて、押し順フラグ設定処理におけるRT5押し順フラグ設定処理(ステップS406)について説明する。なお、図20は、RT5押し順フラグ設定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS701では、ATフラグがオンかオフかを判定し、オフの場合(通常モード中の場合)には、ステップS708に進み、オンの場合(ATモード中の場合)には、ステップS702に進む。ステップS702では、押し順小役に当選したか否かを判定し、該当する場合にはステップS707に進み、該当しない場合にはステップS703に進む。
ステップS703では、再遊技役2+4に内部当選したか否かを判定し、該当する場合にはステップS704に進み、該当しない場合にはRT5押し順フラグ設定処理を終了する。ステップS704では、乱数値等を用いて停止データ振り分け抽選を行った後に、ステップS705に進む。上述の通り、ステップ704の停止データ振り分け抽選では、図10に示す複数種類(本例では、3種類)のリール停止データTD7〜TD9から一つのリール停止データを均等抽選により選択した後、選択したリール停止データをRAM308の所定記憶領域に記憶する。
ステップS705では、ATセット上乗せCZフラグがオンかオフかを判定し、オンの場合にはステップS707に進み、オフの場合にはステップS706に進む。ステップS706では、不正解操作順序を示唆する押し順演出(再遊技役4の図柄組合せを回避する7揃い回避ナビ)を行うために、不正解押し順フラグをオンに設定した後、RT5押し順フラグ設定処理を終了し、ステップS707では、正解操作順序を示唆する押し順演出(再遊技役4の図柄組合せを揃える7狙いナビ。例えば、図45(a)に示す、7狙いナビ画像を含む押し順演出)を行うために、正解押し順フラグをオンに設定した後、RT5押し順フラグ設定処理を終了する。
ステップS708では、再遊技役2+4に内部当選したか否かを判定し、該当する場合にはステップS709に進み、該当しない場合にはRT5押し順フラグ設定処理を終了する。ステップS709では、ステップS704と同じ停止データ振り分け抽選を行った後に、ステップS710に進む。ステップS710では、不正解操作順序を示唆する押し順演出(再遊技役4の図柄組合せを回避する7揃い回避ナビ)を行うために、不正解押し順フラグをオンに設定した後、RT5押し順フラグ設定処理を終了する。
<RT6押し順フラグ設定処理>
次に、図21を用いて、押し順フラグ設定処理におけるRT6押し順フラグ設定処理(ステップS408)について説明する。なお、図21は、RT6押し順フラグ設定処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS801では、ATフラグがオンかオフかを判定し、オフの場合(通常モード中の場合)には、ステップS808に進み、オンの場合(ATモード中の場合)には、ステップS802に進む。ステップS802では、押し順小役に当選したか否かを判定し、該当する場合にはステップS807に進み、該当しない場合にはステップS803に進む。
ステップS803では、再遊技役2+4に内部当選したか否かを判定し、該当する場合にはステップS804に進み、該当しない場合にはRT6押し順フラグ設定処理を終了する。ステップS804では、乱数値等を用いて停止データ振り分け抽選を行った後に、ステップS805に進む。上述の通り、ステップ804の停止データ振り分け抽選では、図10に示す複数種類(本例では、3種類)のリール停止データTD7〜TD9から一つのリール停止データを均等抽選により選択した後、選択したリール停止データをRAM308の所定記憶領域に記憶する。
ステップS805では、ATセット上乗せCZフラグがオンかオフかを判定し、オンの場合にはRT6押し順フラグ設定処理を終了し、オフの場合にはステップS806に進む。ステップS806では、不正解操作順序を示唆する押し順演出(再遊技役4の図柄組合せを回避する7揃い回避ナビ)を行うために、不正解押し順フラグをオンに設定した後、RT6押し順フラグ設定処理を終了し、ステップS807では、正解押し順フラグをオンに設定した後、RT6押し順フラグ設定処理を終了する。
ステップS808では、再遊技役2+4に内部当選したか否かを判定し、該当する場合にはステップS809に進み、該当しない場合にはRT6押し順フラグ設定処理を終了する。ステップS809では、ステップS804と同じ停止データ振り分け抽選を行った後に、ステップS810に進む。ステップS810では、不正解操作順序を示唆する押し順演出(再遊技役4の図柄組合せを回避する7揃い回避ナビ)を行うために、不正解押し順フラグをオンに設定した後、RT6押し順フラグ設定処理を終了する。
<指示モニタ表示処理>
次に、図22を用いて、入賞役内部抽選処理における指示モニタ表示処理(ステップS204)について説明する。なお、図22は、指示モニタ表示処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS901では、内部当選役毎に記憶している正解押し順フラグまたは不正解押し順フラグのいずれかがオンかオフかを判定し、オフの場合には指示モニタ表示処理を終了し、いずれかがオンの場合にはステップS902に進む。ステップS902では、指示モニタ表示制御を行う。
この指示モニタ表示制御では、オンに設定されている正解押し順フラグまたは不正解押し順フラグに対応する内部当選役と停止データに基づいて7セグデータを選択し、選択した7セグデータを、払出枚数表示器127(指示モニタ)の点灯パターンデータとして設定する。例えば、再遊技役1+2に対応する正解押し順フラグがオンに設定され、停止データとして停止データTD1が記憶されている場合には、正解操作順序の第1停止操作が左であることを示唆する7セグデータSEG1を、払出枚数表示器127(指示モニタ)の点灯パターンデータとして設定する。これにより、払出枚数表示器127(指示モニタ)は、図12(a)においてSEG1で示す表示態様で点灯する。なお、停止データとして停止データTD2またはTD3が記憶されている場合にも、図10を用いて説明した、再遊技役1+2内部当選時の押し順ナビの表示制御に従って払出枚数表示器127(指示モニタ)の点灯パターンデータが設定される。
また、再遊技役2+3に対応する正解押し順フラグがオンに設定され、停止データとして停止データTD5が記憶されている場合には、正解操作順序の第1停止操作が中であることを示唆する7セグデータSEG2を、払出枚数表示器127(指示モニタ)の点灯パターンデータとして設定する。これにより、払出枚数表示器127(指示モニタ)は、図12(a)においてSEG2で示す表示態様で点灯する。一方、再遊技役2+3に対応する不正解押し順フラグがオンに設定され、停止データとして停止データTD5が記憶されている場合には、不正解操作順序の第1停止操作が左または右であることを示唆する7セグデータSEG1またはSEG3を、払出枚数表示器127(指示モニタ)の点灯パターンデータとして設定する。これにより、払出枚数表示器127(指示モニタ)は、図12(a)においてSEG1またはSEG3で示す表示態様で点灯する。なお、停止データとして停止データTD4またはTD6が記憶されている場合にも、図10を用いて説明した、再遊技役2+3内部当選時の押し順ナビの表示制御に従って払出枚数表示器127(指示モニタ)の点灯パターンデータが設定される。
また、再遊技役2+4に対応する正解押し順フラグがオンに設定され、停止データとして停止データTD9が記憶されている場合には、正解操作順序の第1停止操作が右であることを示唆する7セグデータSEG3を、払出枚数表示器127(指示モニタ)の点灯パターンデータとして設定する。これにより、払出枚数表示器127(指示モニタ)は、図12(a)においてSEG3で示す表示態様で点灯する。一方、再遊技役2+4に対応する不正解押し順フラグがオンに設定され、停止データとして停止データTD9が記憶されている場合には、不正解操作順序の第1停止操作が左または中であることを示唆する7セグデータSEG1またはSEG2を、払出枚数表示器127(指示モニタ)の点灯パターンデータとして設定する。これにより、払出枚数表示器127(指示モニタ)は、図12(a)においてSEG1またはSEG2で示す表示態様で点灯する。なお、停止データとして停止データTD7またはTD8が記憶されている場合にも、図10を用いて説明した、再遊技役2+4内部当選時の押し順ナビの表示制御に従って払出枚数表示器127(指示モニタ)の点灯パターンデータが設定される。
また、小役3+4+5(LCR)に対応する正解押し順フラグがオンに設定されている場合には、正解操作順序が左中右であることを示唆する7セグデータSEG4を、払出枚数表示器127(指示モニタ)の点灯パターンデータとして設定する。これにより、払出枚数表示器127(指示モニタ)は、図12(b)においてSEG4で示す表示態様で点灯する。なお、他の押し順小役も、図11を用いて説明した、押し順小役内部当選時の押し順ナビの表示制御に従って払出枚数表示器127(指示モニタ)の点灯パターンデータが設定される。
図22に戻って、指示モニタ表示処理のステップS903では、押し順フラグをオフに設定した後に、指示モニタ表示処理を終了する。
<内部抽選コマンド送信要求処理>
次に、図23を用いて、入賞役内部抽選処理における内部抽選コマンド送信要求処理(ステップS205)について説明する。なお、図23は、内部抽選コマンド送信要求処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1001では、正解押し順フラグがオンかオフを判定し、オンの場合にはステップS1002に進み、オフの場合にはステップS1003に進む。ステップS1002では、正解押し順情報を含む内部抽選コマンドを第1副制御部400に送信するための送信要求を行った後に内部抽選コマンド送信要求処理を終了する。
内部抽選コマンドには、内部当選情報(内部当選役の情報)、AT関連情報(AT初当り抽選やATセット上乗せCZ抽選の抽選結果等)、押し順情報(正解押し順または不正解押し順を示す情報)等を含めることが可能であるが、ステップS1002では、払出枚数表示器127(指示モニタ)による表示を行わない場合があることを考慮し、内部当選役が押し順小役の場合には、内部当選役を特定することができない内部当選情報(内部当選役の情報ではなく、単に押し順小役であることを示す情報)を含む内部抽選コマンドの送信要求を行うことで、内部抽選コマンドを不正に取得した場合であっても押し順が把握できないように構成している。
例えば、小役3+4+5(LCR)に内部当選した場合には、図37を用いて後述するように、第1停止操作が右、第2停止操作が中のときには、中リール111にチェリー図柄が停止し、右リール112にスイカ図柄が停止し、主制御部300から第1副制御部400には、第1停止操作時に「押し順=不正解」、第2停止操作時に「押し順=不正解」の情報を含むコマンドが送信される。一方、小役3+6+7(LRC)に内部当選した場合には、図示は省略するが、第1停止操作が右、第2停止操作が中のときには、中リール111にチェリー図柄が停止し、右リール112にスイカ図柄が停止し、主制御部300から第1副制御部400には、第1停止操作時に「押し順=不正解」、第2停止操作時に「押し順=正解」の情報を含むコマンドが送信される。
このため、第3停止時において、図柄の停止態様と、主制御部300から第1副制御部400に送信される情報が取得できていれば、押し順小役の種類が特定でき、例えば、1枚役を不正に取得することが可能となる。これは、正解の押し順の情報を停止操作毎に送信する場合も同様のことが言える。以上の理由から、本実施形態に係るスロットマシン100では、内部当選役が押し順小役の場合には、内部当選役を特定することができない内部当選情報を含む内部抽選コマンドを第1副制御部400に送信することで、内部抽選コマンドを不正に取得した場合であっても押し順小役の種類が特定できないように構成している。
なお、内部当選役が押し順リプレイの場合には、内部当選役から押し順を把握することはできないため、ステップS1002では、内部当選役を示す内部当選情報を含む内部抽選コマンドの送信要求を行う。
ステップS1003では、不正解押し順フラグがオンかオフを判定し、オンの場合にはステップS1004に進み、オフの場合にはステップS1005に進む。ステップS1004では、不正解押し順情報を含む内部抽選コマンドを第1副制御部400に送信するための送信要求を行った後に内部抽選コマンド送信要求処理を終了する。ステップS1005では、押し順情報を含まない内部抽選コマンドを第1副制御部400に送信するための送信要求を行った後に内部抽選コマンド送信要求処理を終了する。
<リール回転開始処理>
次に、図24を用いて、主制御部メイン処理におけるリール回転開始処理(ステップS105)について説明する。なお、図24は、リール回転開始処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1101では、遊技時間監視タイマ値を取得する。ここで、遊技時間監視タイマとは、主制御部300のRAM308の特定の記憶領域に記憶されるタイマであり、1回の遊技に必要な時間を所定の時間(例えば、最少遊技時間の4.1秒)以上になるように制限し、単位時間における遊技媒体の獲得数または損失数を抑え、遊技の射幸性を制限する目的で設定されるタイマである。遊技時間監視タイマは、所定のタイマ値(たとえば4.1秒に相当するタイマ値)が設定され、主制御部300のタイマ割込処理(後述する)が実行されるごとにデクリメントされる。
ステップS1102では、取得した遊技時間監視タイマ値が4.1秒以上を経過しているか否かを判定する。遊技時間監視タイマ値が4.1秒以上を経過しているときは、今回の遊技を開始してもよいので、ステップS1103に進む。一方、遊技時間監視タイマ値が4.1秒を経過していないときは、ステップS1101に戻り、処理を繰り返す。処理を繰り返している間に、遊技時間監視タイマのタイマ値が主制御部300のタイマ割り込みごとにデクリメントされ、遊技時間監視タイマが0になった時点でステップS1103に進む。
ステップS1103では、遊技時間監視タイマ値を再設定する。具体的には、4.1秒に相当するタイマ値をRAM308の特定の領域に記憶する。なお、本実施形態では、遊技時間監視タイマ値を設定した時が1回の遊技の開始タイミングとなる。1回の遊技の終了タイミングは、次に遊技時間監視タイマ値を設定した時である。つまり、1回の遊技とは遊技時間監視タイマ値を設定してから次の遊技時間監視タイマ値を設定するまでのことである。また、遊技時間監視タイマ値は各リール110〜112の回転開始ごとに設定されるため、各リール110〜112が回転開始してから、次に各リール110〜112が回転開始するまでの間を1回の遊技とすることもできる。なお、1回の遊技の終了タイミングは、遊技時間監視タイマ値が0になり、かつ、遊技状態制御処理が終了した時であってもよい。また、1回の遊技の開始タイミングを有効なスタートレバーの受付時とし、1回の遊技の終了タイミングを有効なベットボタン操作の受付可能時とし、ベットボタン操作の受付可能時から有効なスタートレバーの受付時までの期間は次の遊技開始の準備期間としてもよい。
ステップS1104では、第1副制御部400に送信するリール回転開始コマンドの設定を行い、送信準備をする。ここで、リール回転開始コマンドとは、リール110〜112の回転開始を示すコマンドである。ステップS1105では、各リール110〜112のステータスを「回転開始」に設定する等、回転開始設定を行う。
ステップS1106では、リール制御ステータスを「加速状態(加速制御中)」に設定する。なお、リール制御ステータスとは、主制御部300のRAM308の所定の記憶領域に各リール110〜112ごとに独立して記憶されるリールの制御状態に関する情報であり、「停止制御状態(停止制御中)」、「加速状態(加速制御中)」、「第一定速状態(第一定速制御中)」、「第二定速状態(第二定速制御中)」、「引込み状態(引込み制御中)」、「ブレーキ状態(ブレーキ制御中)」のいずれかの情報が記憶される。また、ステップS1106では、加速開始要求フラグをONにする。加速開始要求フラグは、主制御部300のRAM308の所定の記憶領域に記憶されるフラグ情報であり、後述する加速制御処理において参照される。
<リール停止処理>
次に、図25を用いて、主制御部メイン処理におけるリール停止処理(ステップS106)について説明する。なお、図25は、リール停止処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1301では、ストップボタン(停止ボタン)137〜139のいずれかによる停止操作を受け付けたか否かを判定し、該当しない場合にはストップボタン137〜139のいずれかによる停止操作を待ち、該当する場合にはステップS1302に進む。このステップS1301では、直近の主制御部タイマ割込処理の回転制御処理において、ストップボタン137〜139の操作が有効であると判断されている場合に、該当するストップボタン137〜139の停止操作を受け付けたと判定する。
ステップS1302では、停止ボタン操作情報の更新を行う。ここで、停止ボタン操作情報とは、主制御部300のRAM308の所定の記憶領域に各ストップボタン137〜139ごとに独立して記憶される情報であり、本例では、ストップボタン137〜139の操作順序(押し順)が記憶され、正解押し順か否かの判定等に用いられる。
ステップS1303では、停止ボタン操作コマンド送信要求処理を行う。詳細は後述するが、この停止ボタン操作コマンド送信要求処理では、ステップ1302で記憶した停止ボタン操作情報等に基づいて、第1副制御部400に対して停止ボタンに関する情報を含む停止ボタン操作コマンドを送信する準備等を行う。ステップS1304では、ステップ1302で記憶した停止ボタン操作情等に基づいて、今回の停止操作が第3停止操作であるか否かを判定し、該当しない場合にはステップS1305に進み、該当する場合にはステップS1306に進む。
ステップS1305では、リール停止準備処理を行う。このリール停止準備処理では、回転中のリールに対する停止データの準備等を行う。ステップS1306では、指示モニタ非表示処理を行う。この指示モニタ非表示処理では、第3停止操作を契機として、払出枚数表示器127(指示モニタ)による表示を消去する処理等を行う。
ステップS1307では、引き込み制御が完了したか否かを判定し、完了していない場合には引き込み制御が完了するのを待ち、完了した場合にはステップS1308に進む。ステップS1308では、リール停止コマンドの送信要求を行う。ここでは、第1停止操作が行われた場合には、第1リール停止コマンドの送信要求を行い、第2停止操作が行われた場合には、第2リール停止コマンドの送信要求を行い、第3停止操作が行われた場合には、第3リール停止コマンドの送信要求を行う。なお、送信要求のあったコマンドは、後述する主制御部タイマ割込処理のコマンド設定送信処理において第1副制御部400に送信される。
ステップS1309では、全てのリール110〜112が停止したか否かを判定し、該当する場合にはリール停止処理を終了し、回転中のリールが残っている場合にはステップS1301に戻ってリール停止処理を継続する。
<停止ボタン操作コマンド送信要求処理>
次に、図26を用いて、リール停止処理における停止ボタン操作コマンド送信要求処理(ステップS1303)について説明する。なお、図26は、停止ボタン操作コマンド送信要求処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1401では、内部当選役が再遊技役2+4か否かを判定し、該当する場合にはステップS1402に進み、該当しない場合にはステップS1405に進む。ステップS1402では、ATセット上乗せCZフラグがオンかオフかを判定し、該当する場合にはステップS1403に進み、該当しない場合にはステップS1405に進む。ステップS1403では、RT系の遊技状態がRT6か否かを判定し、該当する場合にはステップS1404に進み、該当しない場合にステップS1405に進む。すなわち、ステップS1401〜S1403では、内部当選役が再遊技役2+4、ATセット上乗せCZフラグがオン、かつ、RT系の遊技状態がRT6の場合に、ステップS1404に進み、それ以外は、ステップS1405に進む。
ステップS1404では、押し順正否情報を含む停止ボタン操作コマンドの送信要求を行った後に停止ボタン操作コマンド送信要求処理を終了し、ステップS1405では、押し順正否情報を含まない停止ボタン操作コマンドの送信要求を行った後に停止ボタン操作コマンド送信要求処理を終了する。なお、送信要求のあったコマンドは、後述する主制御部タイマ割込処理のコマンド設定送信処理において第1副制御部400に送信される。
本例に係る停止ボタン操作コマンドは、2バイト長の第1コマンドデータ1と2バイト長の第2コマンドデータを連続して送信する連送コマンドである。第1コマンドデータの上位バイトは、コマンドコードを示す固定値(例えば、15H(Hは16進数。以下、同じ))である。また、下位バイトの下位2ビットb0〜b1は、実際に停止操作が行われたリール(回胴)の番号(実操作リール番号)を示す情報である。ここで、実操作リール番号を示す情報は、左リール110の停止操作が行われた場合には、左リール110を示す数値(例えば、01B(Bは2進数。以下同じ))であり、中リール111の停止操作が行われた場合には、中リール111を示す数値(例えば、10B)であり、右リール112の停止操作が行われた場合には、右リール112を示す数値(例えば、11B)である。また、下位バイトの他の6ビットb2〜b7は、直近の主制御部タイマ割込処理におけるリール回転制御処理に基づいて決定された、停止ボタン受付時の図柄位置を示す停止ボタン受付図柄位置の情報である。
また、第2コマンドデータの上位バイトは、コマンドコードを示す固定値(例えば、16H)であり、下位バイトの下位6ビットb0〜b5は、直近の主制御部タイマ割込処理におけるリール回転制御処理に基づいて決定された、リール停止時の図柄位置を示す停止図柄位置の情報であり、下位バイトの他の2ビットb6〜b7は、正解押し順のリール(回胴)の番号(正解リール番号)を示す情報である。ここで、正解リール番号を示す情報は、左リール110の場合には、左リール110を示す数値(例えば、01B)であり、中リール111の場合には、中リール111を示す数値(例えば、10B)であり、右リール112の場合には、右リール112を示す数値(例えば、11B)であり、正解押し順情報を含まない場合には、その旨を示す数値(例えば、00B)である。
本例の停止ボタン操作コマンド送信要求処理では、第1停止操作が行われた場合には、第1停止ボタン操作コマンドとして、第1停止操作時の、実操作リール番号、停止ボタン受付図柄位置、停止図柄位置、および正解リール番号を含むコマンドデータの送信要求を行う。また、第2停止操作が行われた場合には、第2停止ボタン操作コマンドとして、第2停止操作時の、実操作リール番号、停止ボタン受付図柄位置、停止図柄位置、および正解リール番号を含むコマンドデータの送信要求を行う。また、第3停止操作が行われた場合には、第3停止ボタン操作コマンドとして、第3停止操作時の、実操作リール番号、停止ボタン受付図柄位置、停止図柄位置、および正解リール番号を含むコマンドデータの送信要求を行う。
なお、主制御部300から第1副制御部400に向けて送信する情報や送信タイミングは、上述の例に限定されるものではなく、例えば、(1)正解操作順序を示す情報((1−1)違う態様の情報(例えば、スタートレバー受付で正解操作順序のうちの第1〜第3停止操作の全ての情報(例:左中右)→第1停止操作後に正解操作順序のうちの第1停止操作の情報(例:左)→第2停止操作後に正解操作順序のうちの第2停止操作の情報(例:中))、(1−2)同じ態様の情報(例えば、スタートレバー受付で正解操作順序のうちの第1〜第3停止操作の全ての情報(例:左中右)→第2停止操作後に第1〜第3停止操作の全ての情報(例:左中右))、(2)停止操作の正否(正解、不正解)を示す情報((2−1)正解操作順序が3択の場合には、第1停止操作後、または第2停止操作後に第1停止操作に対する正否情報、(2−2)正解操作順序が6択の場合には、第1停止操作後に第1停止操作のみに対する正否情報→第2停止操作後に第2停止操作のみに対する正否情報、第2停止操作後にのみ第1停止操作および第2停止操作に対する正否情報等であってもよい。
<遊技状態制御処理>
次に、図27を用いて、主制御部メイン処理における遊技状態制御処理(ステップS109)について説明する。なお、図27は、遊技状態制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1501では、RT状態更新処理を行う。このRT状態更新処理では、図7を用いて説明したRTの遷移図に基づいて、RT系の遊技状態を更新する処理等を行う。ステップS1502では、モード更新処理を行う。このモード更新処理では、図8を用いて説明したATモードの遷移図に基づいて、AT系の遊技状態を更新する処理等を行う。
ステップS1503では、AT状態更新処理を行う。このAT状態更新処理では、ATゲーム数の更新、具体的には、AT残ゲーム数が0の場合にATフラグをオフに設定し、ATセット数が残っている場合にはATフラグを再びオンに設定してAT残ゲーム数の初期値として50をセットする処理を行う。また、AT状態更新処理では、ATセット数の更新、具体的には、ATセット上乗せCZフラグがオンで、RT5において再遊技役4に対応する図柄組合せが表示された場合には、ATセットを上乗せし、ATセット上乗せCZフラグがオンで、RT6において再遊技役4に対応する図柄組合せが表示された場合には、ATセットを上乗せした後にATセット数を減算する処理を行う。さらに、AT状態更新処理では、ATセット上乗せCZの更新、具体的には、RT4への転落時にATセット上乗せCZフラグをオフに設定し、同転落時にATセット上乗せCZのストック数が1以上の場合には、ストック数を減算した後、ATセット上乗せCZフラグを再びオンにセットする処理を行う。
ステップS1504では、遊技状態コマンドの送信要求を行う。本例に係る遊技状態コマンドは、ステップS1501のRT状態更新処理に基づくRT状態、ステップS1502のモード更新処理に基づくモード状態(ATモード)、ステップS1503のAT状態更新処理に基づくATセット数やAT残ゲーム数等の情報を含む連送コマンドである。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図28を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、図28は、主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS1601では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。ステップS1602では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS1603では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種センサ318のセンサ回路320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ318ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。ステップS1604では、各種遊技処理が実行され、割込みステータスに応じた処理が実行される。ステップS1605では、タイマ更新処理を行う。より具体的には、各種タイマをそれぞれの時間単位により更新する。
ステップS1606では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、まずはステップS1603において信号状態記憶領域に記憶した各種センサ318の信号状態を読み出して、メダル投入異常及びメダル払出異常等に関するエラーの有無を監視し、エラーを検出した場合には(図示省略)エラー処理を実行させる。さらに、現在の遊技状態に応じて、メダルセレクタ170(メダルセレクタ170内に設けたソレノイドが動作するメダルブロッカ)、各種ランプ339、各種の7セグメント(SEG)表示器の設定を行う。ステップS1607では、リール回転制御処理を行う。詳細は後述するが、このリール回転制御処理では、回転制御データに基づいてリール110〜112の回転制御を行う。
ステップS1608では、コマンド設定送信処理を行い、送信準備(送信要求)されていた各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。ステップS1609では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してスロットマシン100とは別体の情報入力回路652に出力する。
ステップS1610では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS1612に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS1611に進む。
ステップS1611では、タイマ割込終了処理を終了する各種処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS1601で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定等行う。その後、主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS1612では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、主制御部メイン処理に復帰する。
<リール回転制御処理>
次に、図29を用いて、主制御部タイマ割込処理におけるリール回転制御処理(ステップS1607)について説明する。なお、図29は、リール回転制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1701では、ストップボタン137〜139の操作が有効か否かを判定する。詳しくは、RAM308の所定領域に記憶される、ストップボタン137〜139の操作が有効であるか否かを示す停止ボタン有効情報に基づいて、ストップボタン137〜139の操作が有効か否かを判定し、停止ボタン有効情報が設定されていれば、ストップボタン137〜139の操作が有効と判断する。なお、停止ボタン有効情報は、第二定速制御処理の中で設定される。
ここで、第二定速制御処理は、主にリールの図柄位置を追跡する処理であり、リールの図柄位置を主制御部300が把握するために、図柄番号カウンタ及び図柄間隔カウンタという2つのカウンタを用いて図柄位置を監視している。なお、図柄番号カウンタは、基準位置である図柄表示窓113の中段に位置する図柄を記憶保持するためのカウンタであり、図柄間隔カウンタは、1図柄あたりの駆動パルス数(タイマ割込処理回数)である。主制御部300は、1図柄あたりの駆動パルス数を図柄間隔カウンタに設定し、駆動パルスの出力ごとに減算し、図柄間隔カウンタの値が0になったときに図柄番号カウンタを1更新するようにしている。
また、第二定速制御処理では、RAM308の所定の記憶領域に記憶されたインデックスセンサの検出結果を取得する。なお、インデックスセンサの検出結果は、図柄番号カウンタ値が0で図柄間隔カウンタ値が0の位置に設けられた遮光片の通過を検出したときに、検出ありとされる。取得したインデックスセンサの検出結果が検出ありの場合には、リールの図柄位置がサーチできているので、停止ボタン有効情報を設定する。
ステップS1701の判定の結果、ストップボタン137〜139の操作が有効である場合は、ステップS1702に進み、停止ボタン受付処理を行った後に、ステップS1703に進み、ストップボタン137〜139の操作が無効である場合は、停止ボタン受付処理を行うことなく、ステップS1703に進む。
ここで、ステップS1702の停止ボタン受付処理は、ストップボタン137〜139の操作に基づいて対応するリールの停止位置を決定する処理である。具体的には、停止受付情報を取得し、取得した停止受付情報から、停止可能なリールを判断し、停止可能リール情報として設定する(例えば、左リール110が停止可能なリールであると判断されたときは、左リール110を設定する)。また、設定された停止可能リール情報に対応するリールに対応するストップボタンの受付があった場合に、引込みカウンタ設定処理を行う。
この引込みカウンタ設定処理では、図柄番号カウンタの値を取得して、停止操作された位置を検出するとともに、選択されたリール停止制御データから、停止操作された位置に基づいて、引込みコマ数を取得した後、励磁テーブルを参照して、割込み残数を取得する。そして、取得した引込コマ数及び割込み残数から、引込カウンタ値を算出し、算出した引込カウンタ値を引き込みカウンタに設定する。
引込みカウンタ設定処理の後は、停止操作のあったリールのリール制御ステータスを「停止」に更新する。また、停止可能リール情報に応じて、ストップボタンLED情報を更新する。これは、各リールが停止可能か否かに応じて、ストップボタンのLED情報を更新するものであり、一例としては、停止可能なリールには、青色を設定し、ストップボタンが押下されると、赤色を設定するものである。
ステップS1703では、RAM308の所定領域(インデックスセンサ記憶領域)に記憶されているインデックス検出情報を取得する。インデックス検出情報は、インデックスセンサ(図示省略)がリールの遮光片を検出済みか否かを示す情報であり、前述の第二定速制御処理の中で設定される。
ステップS1704では、リール制御情報を取得する。ここで、リール制御情報とは、リール110〜112の回転制御に関する情報全体を意味しており、RAM308の所定領域に記憶されている。本実施形態では、上述したリール制御ステータスなどの値がリール制御情報に含まれる。
ステップS1705では、取得したリール制御情報に基づいて、リール制御判定処理を行う。ここで、リール制御判定処理は、リール制御ステータスに応じて、リールの回転制御を順次切り替えていく処理である。具体的には、リール110〜112の回転を加速させる加速制御処理、リール110〜112を所定の速度で定速回転させる第一定速制御処理、前述の第二定速制御処理、リール110〜112の引き込み制御を行う引込み制御処理、リール110〜112の回転を停止させるブレーキ制御処理の順序で処理が実行される。
ステップS1706では、リール駆動信号切替要求フラグがONであるか否かを判定する。リール駆動信号切替要求フラグとは、主制御部300のRAM308の所定の記憶領域に記憶されるフラグ情報であり、現在設定されている回転制御データを切り替えるか否かを示す。リール駆動信号切替要求フラグがONの場合には、現在設定されている回転制御データを切り替え、リール駆動信号切替要求フラグがOFFの場合には、現在設定されている回転制御データを切り替えない。なお、リール駆動信号切替要求フラグは、上述したリール制御判定処理の各制御処理(具体的には、加速制御処理、ブレーキ制御処理)において設定される。リール駆動信号切替要求フラグがONである場合には、ステップS1707に進み、リール駆動信号切替要求フラグがOFFである場合には、ステップS1709に進む。
ステップS1707では、取得したリール制御ステータス等に基づいて、回転制御データを取得する。具体的には、リール制御ステータス等に基づいて、該当する励磁テーブル(回転制御データ)を取得する。ステップS1708では、ステップS1708で取得した回転制御データを設定する。ステップS1709では、上述した処理に応じてリール制御情報の内容が変更されているので、リール制御情報を更新する。以下、ステップS1703〜S1709の処理を全てのリール110〜112について実行する。
<第1副制御部の処理>
次に、図30を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、図30(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。図30(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。図30(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、図30(a)を用いて、第1副制御部400のメイン処理について説明する。電源投入が行われると、まずステップS2001で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。この処理で、内部当選の結果を表す情報である内部当選情報を記憶させるための領域と、遊技状態を表す情報であるRT更新情報を記憶させるための領域が、それぞれRAM408に設けられる。
ステップS2002では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS2003の処理に移行する。ステップS2003では、タイマ変数に0を代入する。ステップS2004では、コマンド処理を行う。詳細は後述するが、このコマンド処理では、主制御部300から受信した各コマンドに対応する処理を行う。
ステップS2005では、演出制御処理を行う。この演出制御処理では、RAM408内に設けられた演出予約領域内にある演出予約情報に従って、演出の準備(予約)を行う。この準備には例えば、演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行うことが含まれる。
ステップS2006では、ステップS2005の処理結果に基づいて音制御処理を行う。例えば、ステップS2005で読み出した演出データの中に音源IC418への命令がある場合には、この命令を音源IC418に出力する。ステップS2007では、ステップS2005の処理結果に基づいてランプ制御処理を行う。例えば、ステップS2005で読み出した演出データの中に各種ランプ420への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS2008では、ステップS2005の処理結果に基づいて第2副制御部500にコマンドを送信する設定を行う情報出力処理を行う。例えば、ステップS2005で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信するコマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS2002へ戻る。
次に、図30(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS2101では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、図30(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップS2201では、図30(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS2002において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS2002において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS2202では、ステップS2008で設定された第2副制御部500へのコマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
<コマンド処理>
次に、図31を用いて、第一副制御部メイン処理におけるコマンド処理(ステップS2004)について説明する。なお、図31は、コマンド処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS2101では、主制御部300から受信した内部抽選コマンドを受け付けたか否か(コマンド記憶領域に内部抽選コマンドが記憶されているか否か)を判定し、該当する場合にはステップS2102に進んで内部抽選コマンド受付時処理(詳細は後述)を実行した後に処理を終了し、該当しない場合にはステップS2103に進む。ステップS2103では、主制御部300から受信した第1停止ボタン操作コマンドを受け付けたか否か(コマンド記憶領域に第1停止ボタン操作コマンドが記憶されているか否か)を判定し、該当する場合にはステップS2104に進んで第1停止ボタン操作コマンド受付時処理(詳細は後述)を実行した後に処理を終了し、該当しない場合にはステップS2105に進む。
ステップS2105では、主制御部300から受信した第2停止ボタン操作コマンドを受け付けたか否か(コマンド記憶領域に第2停止ボタン操作コマンドが記憶されているか否か)を判定し、該当する場合にはステップS2106に進んで第2停止ボタン操作コマンド受付時処理(詳細は後述)を実行した後に処理を終了し、該当しない場合にはステップS2107に進む。ステップS2107では、主制御部300から受信したリール停止コマンド(第1〜第3リール停止コマンドのいずれか)を受け付けたか否か(コマンド記憶領域にリール停止コマンド(第1〜第3リール停止コマンドのいずれか)が記憶されているか否か)を判定し、該当する場合にはステップS2108に進んで各リール停止コマンド(第1〜第3リール停止コマンドのいずれか)に応じた処理を実行した後に処理を終了し、該当しない場合にはステップS2109に進む。ステップS2109では、その他のコマンド受付時処理を実行した後にコマンド処理を終了する。
<内部抽選コマンド受付時処理>
次に、図32を用いて、コマンド処理における内部抽選コマンド受付時処理(ステップS2102)について説明する。なお、図32は、内部抽選コマンド受付時処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS2201では、内部抽選コマンドのコマンドデータ(内部当選情報(内部当選役の情報)、AT関連情報(AT初当り抽選やATセット上乗せCZ抽選の抽選結果等)、押し順情報(正解押し順または不正解押し順を示す情報)等)に基づいて、各種情報の更新を行う。ステップS2202では、ステップS2201で更新した押し順情報を参照し、正解押し順情報、または不正解押し順情報があるか無いかを判定し、無い場合にはステップS2209に進み、ある場合にはステップS2203に進む。
ステップS2203では、ステップS2201で更新した内部当選情報を参照し、いずれかの再遊技役に内部当選しているか否かを判定し、いずれかの再遊技役にも内部当選していない場合にはステップS2208に進んで押し順情報に基づく第1〜第3停止の押し順演出を予約した後にステップS2209に進む。一方、いずれかの再遊技役に内部当選している場合には、ステップS2204に進む。ステップS2204では、ステップS2201で更新したAT関連情報を参照し、ATモード中であるか否かを判定し、該当しない場合にはステップS2207に進んで押し順情報に基づく第1停止のみの押し順演出(例えば、図45(c)に示す、「1停」の押し順ナビ画像を含む押し順演出)を予約した後にステップS2209に進む。一方、ATモード中の場合にはステップS2206に進む。
ステップS2205では、乱数値等を用いた第2停止第3停止振り分け抽選により、第2停止操作と第3停止操作の押し順を決定した後、次のステップS2206では、ステップS2205の抽選結果に基づく第1〜第3停止の押し順演出(例えば、図44(a)〜同図(c)に示す押し順演出)を予約した後にステップS2209に進む。ステップS2209では、内部抽選コマンド受付時のその他の処理を実行した後に内部抽選コマンド受付時処理を終了する。なお、ステップS2209の、その他の処理では、遊技状態、モード状態に応じた演出抽選や、当該抽選結果に基づく演出の予約の処理等を行う。
詳細は後述するが、ステップS2209における演出の予約では、例えば、RT5中に再遊技役2+4に内部当選し、かつ、ATセット上乗せCZフラグがオンの場合には、7揃いナビ(例えば、図45(a)を用いて後述する7狙いナビ)を行うための予約を行う。また、RT6中に再遊技役2+4に内部当選し、かつ、ATセット上乗せCZフラグがオンの場合には、7狙えナビ(図45(b)を用いて後述する7狙えナビ(押し順チャレンジ演出))を行うための予約を行う。
<第1停止ボタン操作コマンド受付時処理>
次に、図33を用いて、コマンド処理における第1停止ボタン操作コマンド受付時処理(ステップS2104)について説明する。なお、図33は、第1停止ボタン操作コマンド受付時処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS2301では、第1停止ボタン操作コマンドのコマンドデータ(実操作リール番号、停止ボタン受付図柄位置、停止図柄位置、正解リール番号)に基づいて、各種情報の更新を行う。例えば、停止ボタン受付位置や停止図柄位置を、実操作リール番号に対応付けてRAM408の記憶領域に記憶する処理や、正解リール番号をRAM408の記憶領域に記憶する処理等を行う。次のステップS2302では、押し順正否判定処理を行う。この押し順正否判定処理では、ステップS2301で更新した、第1停止操作時の実操作リール番号と第1停止操作の正解リール番号を比較することで、第1停止操作が正解押し順であったか否かの判定を行うとともに、第1停止操作の結果(左、中、または右)と押し順判定の結果(正解、または不正解)の履歴を、時系列でRAM408に記憶する処理を行う。
ステップS2303〜S2305では、ATセット上乗せCZ状態において入賞ラインL1上に青7図柄が停止表示され、かつ、第1停止操作が正解であったか否かを判定し、該当する場合にはステップS2306に進み、該当しない場合にはステップS2308に進む。ステップS2306では、停止音演出の種別抽選を行う。本例の停止音演出の種別抽選では、例えば、通常停止音と複数種類の特殊停止音の中から抽選で一つの停止音を選択する処理等を行う。次のステップS2307では、第1停止操作に対応する演出としてステップS2306の種別抽選に応じた停止音演出の予約を行ってステップS2309に進む。一方、ステップS2308では、第1停止操作に対応する演出として通常停止音演出の予約を行ってステップS2309に進む。ステップS2309では、停止ボタン操作コマンド受付時のその他の処理を実行した後に第1停止ボタン操作コマンド受付時処理を終了する。
ステップS2309の、その他の処理では、例えば、通常モードの場合には、第1停止ボタン操作コマンドの受信に基づいて、押し順演出を終了するための演出の処理を行い、ATモードの場合には、第1停止ボタン操作コマンドの受信に基づいて、押し順演出の表示の更新(例えば、図44(a)に示す「1停〜3停」の押し順ナビ画像を含む押し順演出から、同図(b)に示す「2停と3停」の押し順ナビ画像を含む押し順演出への更新)を行うための演出の処理を行う。
<第2停止ボタン操作コマンド受付時処理>
次に、図34を用いて、コマンド処理における第2停止ボタン操作コマンド受付時処理(ステップS2106)について説明する。なお、図34は、第2停止ボタン操作コマンド受付時処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS2401では、第2停止ボタン操作コマンドのコマンドデータ(実操作リール番号、停止ボタン受付図柄位置、停止図柄位置、正解リール番号)に基づいて、各種情報の更新を行う。例えば、停止ボタン受付位置や停止図柄位置を、実操作リール番号に対応付けてRAM408の記憶領域に記憶する処理や、正解リール番号をRAM408の記憶領域に記憶する処理等を行う。次のステップS2402では、押し順正否判定処理を行う。この押し順正否判定処理では、ステップS2401で更新した、第2停止操作時の実操作リール番号と第2停止操作の正解リール番号を比較することで、第2停止操作が正解押し順であったか否かの判定を行うとともに、第2停止操作の結果(左、中、または右)と押し順判定の結果(正解、または不正解)の履歴を時系列でRAM408に記憶する処理を行う。ステップS2403では、入賞ラインL1上に青7図柄がテンパイ表示(例えば、図39(b)参照)されか否かを判定し、該当する場合にはステップS2404に進み、該当しない場合にはステップS2409に進む。
ステップS2404〜S2405では、ATセット上乗せCZ状態において、第1停止操作と第2停止操作が正解であったか否かを判定し、該当する場合にはステップS2406に進み、該当しない場合にはステップS2408に進む。本例では、ATセット上乗せCZ状態に移行した直後の青7図柄のテンパイや、偶然に押し順が正解した場合等においては、ステップS2408の処理(通常テンパイ演出)に進むように構成している。なお、単に青7図柄のテンパイがあるか無いかを判定し、該当する場合にステップS2406の処理(テンパイ音演出の種別抽選)に進むように構成してもよい。
ステップS2406では、テンパイ演出の種別抽選を行う。本例のテンパイ演出の種別抽選では、例えば、通常テンパイ音と複数種類の特殊テンパイ音の中から抽選で一つの停止音を選択する処理等を行う。なお、このテンパイ演出の種別抽選では、第1停止ボタン操作コマンド受付時処理における停止音演出の種別抽選(ステップS2306)で特殊停止音が選択された場合には、特殊テンパイ音が選択され易いように構成している。次のステップS2407では、第2停止操作に対応する演出として、ステップS2406の種別抽選に応じたテンパイ演出の予約を行ってステップS2409に進む。一方、ステップS2408では、第2停止操作に対応する演出として通常テンパイ演出の予約を行ってステップS2409に進む。ステップS2409では、停止ボタン操作コマンド受付時のその他の処理を実行した後に第2停止ボタン操作コマンド受付時処理を終了する。
ステップS2409の、その他の処理では、例えば、ATモードの場合には、第2停止ボタン操作コマンドの受信に基づいて、押し順ナビの表示の更新(例えば、図44(b)に示す「2停と3停」の押し順ナビ画像を含む押し順演出から、同図(c)に示す「3停」の押し順ナビ画像を含む押し順演出への更新)を行うための演出の処理を行う。なお、図示は省略するが、第1副制御部400は、ATモードにおいて第3停止ボタン操作コマンドを受信した場合には、押し順ナビを終了するための演出(例えば、図44(c)に示す「3停」の押し順ナビ画像を含む押し順演出を消去して、同図(b)のATモード中画像を表示する演出)の処理を行う。
なお、本例では、ストップボタン137〜139の停止操作が行われる毎に(本例では、第1停止操作と第2停止操作が行われる毎に)押し順正否判定を行うことで、停止操作毎の演出(本例では、停止音演出とテンパイ演出)を行うように構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば、第2停止操作時において、第1停止操作と第2停止操作の押し順正否判定を同時に行うように構成してもよい。このような構成とすれば、押し順正否判定に要する処理を簡素化することができ、制御負担を軽減することができる。
また、停止操作の正否に関する演出は、上述の例に限定されず、例えば、第1停止操作後であれば、当該第1停止操作が正解か不正解かを示唆する演出(例えば、OK、GOOD、正解、○等の文字や記号の表示、効果音の出音、背景色や背景画像の切り替え)や、特典が付与される第二の停止態様が表示されるか否かの期待度演出(期待度に応じた複数種類の音の出音、期待度に応じた複数種類の色や模様の表示、特殊なキャラクタの表示)、第2停止操作後であれば、テンパイ状態の期待度演出(期待度低で通常テンパイ音の出音、期待度高で特殊テンパイ音の出音)、第3停止操作後であれば、図46(b)に示す7揃い押し順履歴画像の表示等であってもよい。
<第2副制御部500の処理>
次に、図35を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、図35(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートであり、同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。また、同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートであり、同図(d)は、第2副制御部500の画像制御処理のフローチャートである。
まず、第2副制御部メイン処理のステップS2501では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS2501で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポート初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。ステップS2502では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS2503の処理に移行する。ステップS2503では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS2504では、コマンド処理を行う。コマンド処理では第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。ステップS2505では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS2504で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する処理を行う。この処理には、例えば、演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行うことが含まれる。
ステップS2506では、ステップS2505の処理結果に基づいて画像制御処理を行う。例えば、ステップS2505で読み出した演出データの中に画像制御の命令がある場合には、この命令に対応する画像制御を行い、ステップS2502へ戻る。
次に、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS2601では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップS2701では、第2副制御部メイン処理におけるステップS2502において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS2502において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS2702では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、第2副制御部500のメイン処理におけるステップS2506の画像制御処理について説明する。ステップS2801では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM518の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が演出画像表示装置157に表示される。
次に、CPU504は、VDP516のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM518の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM518への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP516は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM518に転送する。その後、VDP516は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップS2802では、VDP516からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS2803に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS2803では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップS2801でVRAM518に転送した画像データに基づいてVRAM518の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM518の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP516に指示する。VDP516はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS2804では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP516に画像の描画開始を指示する。VDP516は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。ステップS2805では、画像の描画終了に基づくVDP516からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS2806に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS2806では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<リール停止制御>
次に、図36〜図40を用いて、本実施形態に係るスロットマシン100によるリール停止制御について、具体例を挙げて説明する。
<リール停止制御/「小役3+4+5(LCR)」内部当選時>
上述のとおり、押し順小役である「小役3+4+5(LCR)」に内部当選した場合には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序と操作タイミングの組合せに応じて、どの図柄組合せが入賞ラインL1に表示されるか否かが決定される。
<操作順序が左中右または左右中の場合>
図36は、押し順小役である「小役3+4+5(LCR)」に内部当選し、予め定められた正解操作順序(LCR)、または予め定められた不正解操作順序(本例では、LRC)に従って停止操作が行われた場合におけるリール停止制御の一例を時系列で示した図である。
<操作順序が左中右または左右中の場合/第1停止=左>
例えば、予め定められた正解操作順序(LCR)、または予め定められた不正解操作順序(LRC)に従って、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)がされた場合には、小役3に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄)のうちの左リール110に対応する図柄(リプレイ図柄)、または、小役4に対応する図柄組合せ(図5に示すFr4〜5の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの左リール110に対応する図柄(リプレイ図柄)、または、小役5に対応する図柄組合せ(図5に示すFr6〜7の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの左リール110に対応する図柄(青7図柄、または赤7図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
ここで、図5に示すように、小役3に対応する図柄組合せのうちの左リール110に対応する図柄は、リプレイ図柄であり、小役4に対応する図柄組合せ(図5に示すFr4〜5の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの左リール110に対応する図柄は、いずれもリプレイ図柄であり、小役5に対応する図柄組合せ(図5に示すFr6〜7の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの左リール110に対応する図柄は、青7図柄、または赤7図柄である。これらの3種類の図柄のうち、入賞ラインL1上に停止表示可能な図柄組合せの数が最も多くなるのは、リプレイ図柄であるため、入賞ラインL1上に停止表示可能な図柄組合せの数が最も多くなるような停止制御(以下、「図柄組合せ優先停止制御」という。)が行われる場合には、リプレイ図柄が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
一方、図5に示すように、小役3に対応する払出数は9枚であるのに対して、小役4、小役5に対応する払出数はそれぞれ1枚である。払出数が最も多くなるのは、リプレイ図柄が左リール110に停止表示された場合であるため、払出数が最も多くなるような停止制御(以下、「払出数優先停止制御」という。)が行われる場合には、リプレイ図柄が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
ここでは、正解押し順で第1停止操作がされたことから、図柄組合せ優先停止制御よりも払出数優先停止制御が優先して行われ、小役3に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄)のうちの左リール110に対応する図柄(リプレイ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
<操作順序が左中右の場合/第1停止=左 → 第2停止=中>
次に、予め定められた正解操作順序(LCR)に従って、第2停止リールを中リール111とする第2停止操作(中ストップボタン138による停止操作)がされた場合には、正解押し順で第1停止操作と第2停止操作がされたことから、図柄組合せ優先停止制御よりも払出数優先停止制御が優先して行われ、図36(b)に示すように、小役3に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄)のうちの中リール111に対応する図柄(ベル図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
<操作順序が左中右の場合/第1停止=左 → 第2停止=中 → 第3停止=右>
続いて、予め定められた正解操作順序(LCR)に従って、第3停止リールを右リール112とする第3停止操作(右ストップボタン139による停止操作)がされた場合には、図36(c)に示すように、小役3に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄)のうちの右リール112に対応する図柄(リプレイ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
以上のとおり、図36(a)→同図(b)→同図(c)に示す正解操作順序(LCR)に従って停止操作が行われると、リール停止処理によって、小役3に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄)が入賞ラインL1上に表示され、メダル払出処理によって、9枚のメダルが払い出される。
<操作順序が左右中の場合/第1停止=左 → 第2停止=右>
一方、図36(a)に示す第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)がされた後に、予め定められた不正解操作順序(LRC)に従って、第2停止リールを右リール112とする第2停止操作(右ストップボタン139による停止操作)がされた場合には、図36(d)に示すように、小役3に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄)のうちの右リール112に対応する図柄(リプレイ図柄)、または、小役4に対応する図柄組合せ(ここでは、左リール110の入賞ラインL1上にリプレイ図柄が停止していることから、「リプレイ図柄−スイカ図柄−ベル図柄」または「リプレイ図柄−ブランク1図柄−ベル図柄」のいずれか)のうちの右リール112に対応する図柄(ベル図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
ここで、図5に示すように、小役3に対応する図柄組合せのうちの右リール112に対応する図柄は、リプレイ図柄であり、小役4に対応する図柄組合せ(図5に示すFr4〜5の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの右リール112に対応する図柄は、いずれもベル図柄である。これらの2種類の図柄のうち、入賞ラインL1上に停止表示可能な図柄組合せの数が最も多くなるのは、ベル図柄であるため、上述の図柄組合せ優先停止制御が行われる場合には、ベル図柄が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
ここでは、不正解押し順で第2停止操作がされたことから、払出数優先停止制御は行われずに図柄組合せ優先停止制御が行われ、ベル図柄が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
<操作順序が左右中の場合/第1停止=左 → 第2停止=右 → 第3停止=中>
続いて、予め定められた不正解操作順序(LRC)に従って、第3停止リールを中リール111とする第3停止操作(中ストップボタン138による停止操作)がされた場合には、図36(e)に示すように、小役4に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−スイカ図柄/ブランク1図柄−ベル図柄)のうちの中リール111に対応する図柄(スイカ図柄/ブランク1図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。なお、本例では、スイカ図柄が引き込み範囲内にあったことから、当該スイカ図柄が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御を行っている。
以上のとおり、図36(a)→同図(d)→同図(e)に示す不正解操作順序(LRC)に従って停止操作が行われると、リール停止処理によって、小役4に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−スイカ図柄/ブランク1図柄−ベル図柄)が入賞ラインL1上に表示され、メダル払出処理によって、1枚のメダルが払い出される。
<操作順序が右中左または右左中の場合>
図37は、押し順役である「小役3+4+5(LCR)」に内部当選し、予め定められた正解操作順序(LCR)および不正解操作順序(本例では、LRC)以外の操作順序(本例では、RCLまたはRLC)で停止操作が行われた場合におけるリール停止制御の一例を時系列で示した図である。
<操作順序が右中左または右左中の場合/第1停止=右>
例えば、予め定められた正解操作順序(LCR)および不正解操作順序(LRC)以外の操作順序(本例では、右中左または右左中)で、第1停止リールを右リール111とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)がされた場合には、小役3に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄)のうちの右リール112に対応する図柄(リプレイ図柄)、または、小役4に対応する図柄組合せ(図5に示すFr4、5の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの右リール112に対応する図柄(ベル図柄)、または、小役5に対応する図柄組合せ(図5に示すFr6、7の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの右リール112に対応する図柄(スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
ここで、図5に示すように、小役3に対応する図柄組合せのうちの右リール112に対応する図柄は、リプレイ図柄であり、小役4に対応する図柄組合せ(図5に示すFr4〜5の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの右リール112に対応する図柄は、いずれもベル図柄であり、小役5に対応する図柄組合せ(図5に示すFr6〜7の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの右リール112に対応する図柄は、いずれもスイカ図柄である。これらの3種類の図柄のうち、入賞ラインL1上に停止表示可能な図柄組合せの数が最も多くなるのは、ベル図柄またはスイカ図柄であるため、上述の図柄組合せ優先停止制御が行われる場合には、ベル図柄またはスイカ図柄が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
ここでは、不正解押し順で第1停止操作がされたことから、払出数優先停止制御は行われずに図柄組合せ優先停止制御が行われ、ベル図柄またはスイカ図柄(本例では、スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
<操作順序が右中左の場合/第1停止=右 → 第2停止=中>
次に、第2停止リールを中リール111とする第2停止操作(中ストップボタン138による停止操作)がされた場合には、図37(b)に示すように、小役5に対応する図柄組合せ(ここでは、右リール112の入賞ラインL1上に「スイカ図柄」が停止していることから、「青7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」または「赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」)のうちの中リール111に対応する図柄(チェリー図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
<操作順序が右中左の場合/第1停止=右 → 第2停止=中 → 第3停止=左>
続いて、第3停止リールを左リール110とする第3停止操作(左ストップボタン137による停止操作)がされた場合には、図37(c)に示すように、小役5に対応する図柄組合せ(ここでは、右リール112の入賞ラインL1上に「スイカ図柄」が停止し、中リール111の入賞ラインL1上に「チェリー図柄」が停止していることから、「青7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」または「赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」)のうちの左リール110に対応する図柄(青7図柄、または赤7図柄)が、引き込み範囲内にあるときは、当該図柄(本例では、赤7図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
一方、左リール110に対応する図柄(青7図柄、または赤7図柄)が、引き込み範囲内に無いときは、図37(d)に示すように、こぼし目に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
以上のとおり、図37(a)→同図(b)→同図(c)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、小役5に対応する図柄組合せ(赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示され、メダル払出処理によって、1枚のメダルが払い出される。一方、図37(a)→同図(b)→同図(d)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、こぼし目に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示され、メダル払出処理によるメダルの払出しは行われない。
<操作順序が右左中の場合/第1停止=右 → 第2停止=左>
次に、図37(a)に示す第1停止リールを右リール112とする第1停止操作の後に、第2停止リールを左リール110とする第2停止操作(左ストップボタン137による停止操作)がされた場合には、図37(e)に示すように、小役5に対応する図柄組合せ(ここでは、右リール112の入賞ラインL1上に「スイカ図柄」が停止していることから、「青7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」または「赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」)のうちの左リール110に対応する図柄(青7図柄、または赤7図柄)が、引き込み範囲内にあるときは、当該図柄(本例では、赤7図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
一方、左リール110に対応する図柄(青7図柄、または赤7図柄)が、引き込み範囲内に無いときは、図37(g)に示すように、こぼし目に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」)のうちの左リール110に対応する図柄(リプレイ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
<操作順序が右左中の場合/第1停止=右 → 第2停止=左 → 第3停止=中>
続いて、図37(e)に示す第2停止リールを左リール110とする第2停止操作の後に、第3停止リールを中リール111とする第3停止操作(中ストップボタン138による停止操作)がされた場合には、図37(f)に示すように、小役5に対応する図柄組合せ(ここでは、右リール112の入賞ラインL1上に「スイカ図柄」が停止し、左リール110の入賞ラインL1上に「赤7図柄」が停止していることから、赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)のうちの中リール110に対応する図柄(チェリー図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
一方、図37(g)に示す第2停止リールを左リール110とする第2停止操作の後に、第3停止リールを中リール111とする第3停止操作(中ストップボタン138による停止操作)がされた場合には、図37(h)に示すように、こぼし目に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)のうちの中リール110に対応する図柄(チェリー図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
以上のとおり、図37(a)→同図(e)→同図(f)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、小役5に対応する図柄組合せ(赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示され、メダル払出処理によって、1枚のメダルが払い出される。一方、図37(a)→同図(g)→同図(h)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、こぼし目に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示され、メダル払出処理によるメダルの払出しは行われない。
<操作順序が中右左または中左右の場合>
図38は、押し順小役である「小役3+4+5(LCR)」に内部当選し、予め定められた正解操作順序(LCR)および不正解操作順序(本例では、LRC)以外の操作順序(本例では、CRLまたはCLR)で停止操作が行われた場合におけるリール停止制御の一例を時系列で示した図である。
<操作順序が中右左または中左右の場合/第1停止=右>
例えば、予め定められた正解操作順序(LCR)および不正解操作順序(LRC)以外の操作順序(本例では、中右左または中左右)で、第1停止リールを中リール111とする第1停止操作(中ストップボタン138による停止操作)がされた場合には、小役3に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−ベル図柄−リプレイ図柄)のうちの中リール111に対応する図柄(ベル図柄)、または、小役4に対応する図柄組合せ(図5に示すFr4、5の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの中リール111に対応する図柄(スイカ図柄またはブランク1図柄)、または、小役5に対応する図柄組合せ(図5に示すFr6〜7の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの中リール111に対応する図柄(チェリー図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
ここで、図5に示すように、小役3に対応する図柄組合せのうちの中リール111に対応する図柄は、ベル図柄であり、小役4に対応する図柄組合せ(図5に示すFr4〜5の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの中リール111に対応する図柄は、スイカ図柄またはブランク1図柄であり、小役5に対応する図柄組合せ(図5に示すFr6〜7の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの中リール111に対応する図柄は、いずれもチェリー図柄である。これらの4種類の図柄のうち、入賞ラインL1上に停止表示可能な図柄組合せの数が最も多くなるのは、チェリー図柄であるため、上述の図柄組合せ優先停止制御が行われる場合には、チェリー図柄が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
ここでは、不正解押し順で第1停止操作がされたことから、払出数優先停止制御は行われずに図柄組合せ優先停止制御が行われ、チェリー図柄が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
<操作順序が中右左の場合/第1停止=中 → 第2停止=右>
次に、第2停止リールを右リール112とする第2停止操作(右ストップボタン139による停止操作)がされた場合には、図38(b)に示すように、小役5に対応する図柄組合せ(ここでは、中リール111の入賞ラインL1上に「チェリー図柄」が停止していることから、「青7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」または「赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」)のうちの右リール112に対応する図柄(スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
<操作順序が中右左の場合/第1停止=中 → 第2停止=右 → 第3停止=左>
続いて、第3停止リールを左リール110とする第3停止操作(左ストップボタン137による停止操作)がされた場合には、図38(c)に示すように、小役5に対応する図柄組合せ(ここでは、右リール112の入賞ラインL1上に「スイカ図柄」が停止し、中リール111の入賞ラインL1上に「チェリー図柄」が停止していることから、「青7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」または「赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」)のうちの左リール110に対応する図柄(青7図柄、または赤7図柄)が、引き込み範囲内にあるときは、当該図柄(本例では、赤7図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
一方、左リール110に対応する図柄(青7図柄、または赤7図柄)が、引き込み範囲内に無いときは、図38(d)に示すように、こぼし目に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
以上のとおり、図38(a)→同図(b)→同図(c)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、小役5に対応する図柄組合せ(赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示され、メダル払出処理によって、1枚のメダルが払い出される。一方、図38(a)→同図(b)→同図(d)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、こぼし目に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示され、メダル払出処理によるメダルの払出しは行われない。
<操作順序が中左右の場合/第1停止=中 → 第2停止=左>
次に、図38(a)に示す第1停止リールを中リール111とする第1停止操作の後に、第2停止リールを左リール110とする第2停止操作(左ストップボタン137による停止操作)がされた場合には、図38(e)に示すように、小役5に対応する図柄組合せ(ここでは、中リール111の入賞ラインL1上に「チェリー図柄」が停止していることから、「青7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」または「赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」)のうちの左リール110に対応する図柄(青7図柄、または赤7図柄)が、引き込み範囲内にあるときは、当該図柄(本例では、赤7図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
一方、左リール110に対応する図柄(青7図柄、または赤7図柄)が、引き込み範囲内に無いときは、図38(g)に示すように、こぼし目に対応する図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄」)のうちの左リール110に対応する図柄(リプレイ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
<操作順序が中左右の場合/第1停止=中 → 第2停止=左 → 第3停止=右>
続いて、図38(e)に示す第2停止リールを左リール110とする第2停止操作の後に、第3停止リールを右リール112とする第3停止操作(右ストップボタン139による停止操作)がされた場合には、図38(f)に示すように、小役5に対応する図柄組合せ(ここでは、中リール111の入賞ラインL1上に「チェリー図柄」が停止し、左リール110の入賞ラインL1上に「赤7図柄」が停止していることから、赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)のうちの右リール112に対応する図柄(スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
一方、図38(g)に示す第2停止リールを左リール110とする第2停止操作の後に、第3停止リールを右リール112とする第3停止操作(右ストップボタン138による停止操作)がされた場合には、図38(h)に示すように、こぼし目に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)のうちの中リール110に対応する図柄(チェリー図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
以上のとおり、図38(a)→同図(e)→同図(f)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、小役5に対応する図柄組合せ(赤7図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示され、メダル払出処理によって、1枚のメダルが払い出される。一方、図38(a)→同図(g)→同図(h)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、こぼし目に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−チェリー図柄−スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示され、メダル払出処理によるメダルの払出しは行われない。
<リール停止制御/「再遊技役2+4」内部当選時>
上述のとおり、押し順リプレイである「再遊技役2+4」に内部当選した場合には、ストップボタン137〜139による停止操作の操作順序に応じて、どの図柄組合せが入賞ラインL1に表示されるか否かが決定される。
<正解操作順序の場合>
図39は、押し順リプレイである「再遊技役2+4」に内部当選し、抽選で決定された正解操作順序に従って停止操作が行われた場合におけるリール停止制御の一例を時系列で示した図である。ここでは、停止データ振り分け抽選によってリール停止データTD7が選択され、正解操作順序が、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作である場合について説明する。なお、ここでは、操作順序が左中右の場合について説明するが、操作順序が左右中の場合にも、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作が行われることから、同様のリール停止制御を適用することができる。
<正解操作順序の場合/第1停止=左>
例えば、抽選で決定された正解操作順序(第1停止=左)に従って、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)がされた場合には、再遊技役2に対応する図柄組合せ(図5に示すRep2〜5の4種類の図柄組合せのいずれか)のうちの左リール110に対応する図柄(リプレイ図柄、または青7図柄)、または、再遊技役4に対応する図柄組合せ(図5に示すRep7〜14の8種類の図柄組合せのいずれか)のうちの左リール110に対応する図柄(青7図柄、ベル図柄、またはリプレイ図柄のいずれか)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
ここで、図5に示すように、再遊技役2に対応するRep2〜5の4種類の図柄組合せのうちの左リール110に対応する図柄は、リプレイ図柄または青7図柄であり、再遊技役4に対応するRep7〜14の8種類の図柄組合せのうちの左リール110に対応する図柄は、青7図柄、ベル図柄、または、リプレイ図柄である。これらの3種類の図柄のうち、入賞ラインL1上に停止表示可能な図柄組合せの数が最も多くなるのは、青7図柄であるため、上述の図柄組合せ優先停止制御が行われる場合には、青7図柄が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
ここでは、「再遊技役2+4」の払出数が0であることから、払出数優先停止制御は行われずに図柄組合せ優先停止制御が行われ、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)がされた場合には、図39(a)に示すように、青7図柄が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
また、第1副制御部400は、図33を用いて説明した第1停止ボタン操作コマンド受付時処理において、青7図柄が停止し、かつ、第一停止操作が正解であると判定し、停止音演出の種別抽選に応じた停止音の予約を行う。これにより、通常停止音と複数種類の特殊停止音の中から抽選で選択された一つの停止音がスピーカ272、277から出音される。
<正解操作順序の場合/第1停止=左 → 第2停止=中>
次に、第2停止リールを中リール111とする第2停止操作(中ストップボタン138による停止操作)がされた場合には、再遊技役2に対応する図柄組合せ(ここでは、左リール110の入賞ラインL1上に青7図柄が停止していることから、図5に示すRep3、4の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの中リール111に対応する図柄(青7図柄、またはリプレイ図柄)、または、再遊技役4に対応する図柄組合せ(ここでは、左リール110の入賞ラインL1上に青7図柄が停止していることから、図5に示すRep7〜9、11の4種類の図柄組合せのいずれか)のうちの中リール111に対応する図柄(青7図柄、またはベル図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
ここで、図5に示すように、再遊技役2に対応するRep3、4の2種類の図柄組合せのうちの中リール111に対応する図柄は、青7図柄またはリプレイ図柄であり、再遊技役4に対応するRep7〜9、11の4種類の図柄組合せのうちの中リール111に対応する図柄は、青7図柄、または、ベル図柄である。これらの3種類の図柄のうち、入賞ラインL1上に停止表示可能な図柄組合せの数が最も多くなるのは、青7図柄であるため、上述の図柄組合せ優先停止制御が行われる場合には、青7図柄が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
ここでは、「再遊技役2+4」の払出数が0であることから、払出数優先停止制御は行われずに図柄組合せ優先停止制御が行われ、第2停止リールを中リール111とする第2停止操作(中ストップボタン138による停止操作)がされ、かつ、青7図柄が引き込み範囲内にある場合には、図39(b)に示すように、青7図柄が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われ、青7図柄がテンパイする。
また、第1副制御部400は、図34を用いて説明した第2停止ボタン操作コマンド受付時処理において、青7図柄がテンパイ表示され、かつ、第一停止操作と第二停止操作が正解であると判定し、テンパイの種別抽選に応じたテンパイ演出の予約を行う。これにより、通常テンパイ音と複数種類の特殊テンパイ音の中から抽選で選択された一つの停止音がスピーカ272、277から出音される。なお、第1停止ボタン操作コマンド受付時処理における停止音演出の種別抽選で特殊停止音が選択された場合には、特殊テンパイ音が選択され易くなっている。
一方、青7図柄が、引き込み範囲内に無いときは、図39(e)に示すように、再遊技役4に対応するRep11の図柄組合せのうちの中リール111に対応する図柄(ベル図柄)が入賞ラインL1上に表示されるとともに、所定の図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−リプレイ図柄−リプレイ図柄」)のうちの中リール111に対応する図柄(リプレイ図柄)が図柄表示窓113の上段水平ライン(演出ライン)に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
<正解操作順序の場合/第1停止=左 → 第2停止=中 → 第3停止=右>
続いて、第3停止リールを右リール112とする第3停止操作(右ストップボタン139による停止操作)がされた場合には、再遊技役2に対応する図柄組合せ(ここでは、左リール110および中リール111の入賞ラインL1上に青7図柄が停止していることから、図5に示すRep3の1種類の図柄組合せ)のうちの右リール112に対応する図柄(リプレイ図柄)、または、再遊技役4に対応する図柄組合せ(ここでは、左リール110および中リール111の入賞ラインL1上に青7図柄が停止していることから、図5に示すRep7、8の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの右リール112に対応する図柄(青7図柄、またはスイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
ここで、図5に示すように、再遊技役2に対応するRep3の1種類の図柄組合せのうちの右リール112に対応する図柄は、リプレイ図柄であり、再遊技役4に対応するRep7、8の2種類の図柄組合せのうちの右リール112に対応する図柄は、青7図柄、または、スイカ図柄である。これらの3種類の図柄は、入賞ラインL1上に停止表示可能な図柄組合せの数が同じであるため、上述の図柄組合せ優先停止制御が行われることなく、リプレイ図柄、青7図柄、または、スイカ図柄のいずれかの図柄が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
ここでは、第3停止リールを右リール112とする第3停止操作(右ストップボタン139による停止操作)がされ、かつ、青7図柄が引き込み範囲内にある場合には、図39(c)に示すように、青7図柄が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
一方、青7図柄が、引き込み範囲内に無いときは、図39(d)に示すように、再遊技役4に対応するRep8の図柄組合せのうちの右リール112に対応する図柄(スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
また、図39(e)に示す第2停止リールを中リール111とする第2停止操作の後に、第3停止リールを右リール112とする第3停止操作(右ストップボタン139による停止操作)がされた場合には、図39(f)に示すように、再遊技役4に対応するRep11の図柄組合せのうちの右リール112に対応する図柄(ベル図柄)が入賞ラインL1上に表示されるとともに、所定の図柄組合せ(本例では、「リプレイ図柄−リプレイ図柄−リプレイ図柄」)のうちの右リール112に対応する図柄(リプレイ図柄)が図柄表示窓113の上段水平ライン(演出ライン)に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
以上のとおり、図39(a)→同図(b)→同図(c)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、再遊技役4に対応する図柄組合せ(青7図柄−青7図柄−青7図柄)が入賞ラインL1上に表示され、再遊技が付与される。また、図39(a)→同図(b)→同図(d)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、再遊技役4に対応する図柄組合せ(青7図柄−青7図柄−スイカ図柄)が入賞ラインL1上に表示され、再遊技が付与される。また、図39(a)→同図(e)→同図(f)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、再遊技役4に対応する図柄組合せ(青7図柄−ベル図柄−ベル図柄)が入賞ラインL1上に表示され、再遊技が付与される。
<不正解操作順序の場合>
図40は、押し順リプレイである「再遊技役2+4」に内部当選し、正解操作順序以外の不正解操作順序に従って停止操作が行われた場合におけるリール停止制御の一例を時系列で示した図である。ここでは、停止データ振り分け抽選によってリール停止データTD7が選択され、正解操作順序が、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作である場合について説明する。なお、ここでは、操作順序が右左中の場合について説明するが、操作順序が右中左、中左右、または、中右左の場合にも、不正解操作順序であることから、同様のリール停止制御を適用することができる。
<不正解操作順序の場合/第1停止=右>
例えば、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)がされた場合には、再遊技役2に対応する図柄組合せ(図5に示すRep2〜5の4種類の図柄組合せのいずれか)のうちの右リール112に対応する図柄(ベル図柄、リプレイ図柄、または青7図柄)、または、再遊技役4に対応する図柄組合せ(図5に示すRep7〜14の8種類の図柄組合せのいずれか)のうちの右リール112に対応する図柄(青7図柄、スイカ図柄、またはベル図柄のいずれか)が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
ここで、図5に示すように、再遊技役2に対応するRep2〜5の4種類の図柄組合せのうちの右リール112に対応する図柄は、ベル図柄、リプレイ図柄、または、青7図柄であり、再遊技役4に対応するRep7〜14の8種類の図柄組合せのうちの右リール112に対応する図柄は、青7図柄、スイカ図柄、または、ベル図柄である。これらの4種類の図柄のうち、入賞ラインL1上に停止表示可能な図柄組合せの数が最も多くなるのは、青7図柄であるため、上述の図柄組合せ優先停止制御が行われる場合には、青7図柄が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
ここでは、「再遊技役2+4」の払出数が0であることから、払出数優先停止制御は行われずに図柄組合せ優先停止制御が行われ、第1停止リールを右リール112とする第1停止操作(右ストップボタン139による停止操作)がされた場合には、図40(a)に示すように、青7図柄が入賞ラインL1上に表示されるように右リール112の停止制御が行われる。
また、第1副制御部400は、図33を用いて説明した第1停止ボタン操作コマンド受付時処理において、7図柄が停止し、かつ、第一停止操作が不正解であると判定し、通常停止音の予約を行う。これにより、通常停止音がスピーカ272、277から出音される。
<不正解操作順序の場合/第1停止=右 → 第2停止=左>
次に、第2停止リールを左リール110とする第2停止操作(左ストップボタン137による停止操作)がされた場合には、再遊技役2に対応する図柄組合せ(ここでは、右リール112の入賞ラインL1上に青7図柄が停止していることから、図5に示すRep4、5の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの左リール110に対応する図柄(青7図柄、またはリプレイ図柄)、または、再遊技役4に対応する図柄組合せ(ここでは、右リール112の入賞ラインL1上に青7図柄が停止していることから、図5に示すRep7、9、10、13の4種類の図柄組合せのいずれか)のうちの左リール110に対応する図柄(青7図柄、ベル図柄、またはリプレイ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
ここで、図5に示すように、再遊技役2に対応するRep4、5の2種類の図柄組合せのうちの左リール110に対応する図柄は、青7図柄またはリプレイ図柄であり、再遊技役4に対応するRep7、9、10、13の4種類の図柄組合せのうちの左リール110に対応する図柄は、青7図柄、ベル図柄、または、リプレイ図柄である。これらの3種類の図柄のうち、入賞ラインL1上に停止表示可能な図柄組合せの数が最も多くなるのは、青7図柄であるため、上述の図柄組合せ優先停止制御が行われる場合には、青7図柄が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
ここでは、「再遊技役2+4」の払出数が0であることから、払出数優先停止制御は行われずに図柄組合せ優先停止制御が行われ、第2停止リールを左リール110とする第2停止操作(左ストップボタン137による停止操作)がされ、かつ、青7図柄が引き込み範囲内にある場合には、図40(b)に示すように、青7図柄が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われ、青7図柄がテンパイする。
また、第1副制御部400は、図34を用いて説明した第2停止ボタン操作コマンド受付時処理において、青7図柄がテンパイ表示され、かつ、第一停止操作と第二停止操作が不正解であると判定し、通常テンパイ演出の予約を行う。これにより、通常テンパイ音がスピーカ272、277から出音される。
一方、青7図柄が、引き込み範囲内に無いときは、図40(d)に示すように、再遊技役4に対応するRep13の図柄組合せのうちの左リール110に対応する図柄(リプレイ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように左リール110の停止制御が行われる。
<不正解操作順序の場合/第1停止=右 → 第2停止=左 → 第3停止=中>
続いて、図40(b)に示す第2停止リールを左リール110とする第2停止操作の後に、第3停止リールを中リール111とする第3停止操作(中ストップボタン138による停止操作)がされた場合には、再遊技役2に対応する図柄組合せ(ここでは、左リール110および右リール112の入賞ラインL1上に青7図柄が停止していることから、図5に示すRep4の1種類の図柄組合せ)のうちの中リール111に対応する図柄(リプレイ図柄)、または、再遊技役4に対応する図柄組合せ(ここでは、左リール110および右リール112の入賞ラインL1上に青7図柄が停止していることから、図5に示すRep7、9の2種類の図柄組合せのいずれか)のうちの中リール111に対応する図柄(青7図柄、またはベル図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
ここで、図5に示すように、再遊技役2に対応するRep4の1種類の図柄組合せのうちの中リール111に対応する図柄は、リプレイ図柄であり、再遊技役4に対応するRep7、9の2種類の図柄組合せのうちの中リール111に対応する図柄は、青7図柄、または、ベル図柄である。これらの3種類の図柄は、入賞ラインL1上に停止表示可能な図柄組合せの数が同じであるため、上述の図柄組合せ優先停止制御が行われることなく、また、不正解押し順で第1停止操作がされたことから、リプレイ図柄、または、ベル図柄のいずれかの図柄(本例では、リプレイ図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
一方、図40(d)に示す第2停止リールを左リール110とする第2停止操作の後に、第3停止リールを中リール111とする第3停止操作(中ストップボタン138による停止操作)がされた場合には、図40(e)に示すように、再遊技役4に対応するRep13の図柄組合せのうちの中リール111に対応する図柄(ベル図柄)が入賞ラインL1上に表示されるように中リール111の停止制御が行われる。
以上のとおり、図40(a)→同図(b)→同図(c)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、再遊技役2に対応する図柄組合せ(青7図柄−リプレイ図柄−青7図柄)が入賞ラインL1上に表示され、再遊技が付与される。また、図40(a)→同図(d)→同図(e)に示す操作順序および操作タイミングで停止操作が行われると、リール停止処理によって、再遊技役4に対応する図柄組合せ(リプレイ図柄−ベル図柄−青7図柄)が入賞ラインL1上に表示され、再遊技が付与される。
<RTとモードの変遷例>
次に、図41を用いて、RT系の遊技状態(RT)とAT系の遊技状態(モード)の変遷例について説明する。図41は、RTとモードの変遷例を示した図である。
<RTとモードの変遷例/通常モード>
図41において符号aで示すタイミングよりも前の遊技状態は、モードが通常モードに設定され、RTがRT3(再遊技低確率2状態)に設定されている遊技状態である。上述の通り、RT3(再遊技低確率2状態)は、押し順リプレイである「再遊技役1+2」に内部当選し、抽選で決定された正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役2(移行リプレイ1)に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、RTがRT4(再遊技高確率1状態)に移行(昇格)する遊技状態である。
しかしながら、通常モードにおけるRT3(再遊技低確率2状態)では、図18を用いて説明したRT3押し順フラグ設定処理において、ATフラグがオフであると判定され、正解押し順フラグがオンに設定されることがないことから、正解操作順序を示唆する押し順演出が実行されることはない。このため、通常モードにおいてRT3(再遊技低確率2状態)からRT4(再遊技高確率1状態)に移行(昇格)するのは、偶然に正解操作順序に従った停止操作が行われた場合であり、例えば、図41において符号aで示すイミングが該当する。
続いて、図41において符号aで示すタイミングから符号bで示すタイミングまでの遊技状態は、モードが通常モードに設定され、RTがRT4(再遊技高確率1状態)に設定されている遊技状態である。上述の通り、RT4(再遊技高確率1状態)は、押し順リプレイである「再遊技役2+3」に内部当選し、抽選で決定された正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役3(移行リプレイ2)に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、RTがRT5(再遊技高確率2状態)に移行(昇格)する遊技状態である。
しかしながら、通常モードにおけるRT4(再遊技高確率1状態)では、図19を用いて説明したRT4押し順フラグ設定処理において、ATフラグがオフであると判定され、正解押し順フラグがオンに設定されることがないことから、正解操作順序を示唆する押し順演出が実行されることはない。このため、通常モードにおいてRT4(再遊技高確率1状態)からRT5(再遊技高確率2状態)に移行(昇格)するのは、偶然に正解操作順序に従った停止操作が行われた場合であり、例えば、図41において符号bで示すタイミングが該当する。
続いて、図41において符号bで示すタイミングから符号cで示すタイミングまでの遊技状態は、モードが通常モードに設定され、RTがRT5(再遊技高確率2状態)に設定されている遊技状態である。上述の通り、RT5(再遊技高確率2状態)は、押し順リプレイである「再遊技役2+4」に内部当選し、抽選で決定された正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役4(移行リプレイ3)に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、RTがRT6(再遊技高確率3状態)に移行(昇格)する一方で、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合には、RT3(再遊技低確率2状態)に移行(降格)する遊技状態である。図41において符号cで示すタイミングは、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、RTがRT6(再遊技高確率3状態)からRT3(再遊技低確率2状態)に移行(降格)した状態を示している。
以上の通り、図41において符号aで示すタイミングから符号cで示すタイミングは、偶然に正解操作順序に従った停止操作が行われた場合を除き、RT4(再遊技高確率1状態)またはRT5(再遊技高確率2状態)からRT3(再遊技低確率2状態)に移行(降格)する可能性が高い期間(転落待ち中)である。
<RTとモードの変遷例/ATモード>
図41において符号dで示すタイミングから符号hで示すタイミングまでの遊技状態は、モードがATモードに設定されている遊技状態である。
本例に係るATモードでは、符号dで示すタイミングにおいて、RTがRT3(再遊技低確率2状態)からRT4(再遊技高確率1状態)に移行(昇格)し、符号eで示すタイミングにおいて、RTがRT4(再遊技高確率1状態)からRT5(再遊技高確率2状態)に移行(昇格)し、符号fで示すタイミングにおいて、RTがRT5(再遊技高確率2状態)からRT6(再遊技高確率3状態)に移行(昇格)している。なお、ATモードにおけるRT3(再遊技低確率2状態)〜RT5(再遊技高確率2状態)では、図18〜図20を用いて説明したRT3〜RT5押し順フラグ設定処理において、ATフラグがオンであると判定されることから、正解押し順フラグがオンに設定された場合には、正解操作順序を示唆する押し順演出が実行される。このため、遊技者は、押し順演出で示唆される正解操作順序に従った停止操作を行えば、RTを移行(昇格)させることができる。
また、上述の通り、RT6(再遊技高確率3状態)は、押しリプレイである「再遊技役2+4」に内部当選し、抽選で決定された正解操作順序以外の不正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役2(移行リプレイ1)に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、遊技状態はRT4(再遊技高確率1状態)に移行(降格)する遊技状態である。図41において符号gで示すタイミングは、再遊技役2(移行リプレイ1)に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、RTがRT6(再遊技高確率3状態)からRT4(再遊技高確率1状態)に移行(降格)した状態を示している。
<RTとモードの変遷例/ATモード→通常モード>
図41において符号hで示すタイミングは、モードがATモードから通常モードに変更されている一方で、ATモード中に設定されたRT4(再遊技高確率1状態)が継続している状態を示している。
上述の通り、RT4(再遊技高確率1状態)は、押し順リプレイである「再遊技役2+3」に内部当選し、抽選で決定された正解操作順序に従って停止操作がされた場合には、再遊技役3(移行リプレイ2)に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、RTがRT5(再遊技高確率2状態)に移行(昇格)する一方で、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示された場合には、RT3(再遊技低確率2状態)に移行(降格)する遊技状態である。図41において符号iで示すタイミングは、こぼし目に対応する図柄組合せが入賞ラインL1上に表示され、RTがRT4(再遊技高確率1状態)からRT3(再遊技低確率2状態)に移行(降格)した状態を示している。
以上の通り、図41において符号hで示すタイミングから符号iで示すタイミングは、偶然に正解操作順序に従った停止操作が行われた場合を除き、RT4(再遊技高確率1状態)からRT3(再遊技低確率2状態)に移行(降格)する可能性が高い期間(転落待ち中)である。
<押し順演出>
次に、図42〜図45を用いて、本実施形態に係るスロットマシン100による押し順演出について、具体例を挙げて説明する。図42は、ATモードにおける押し順演出の表示態様と表示タイミングの一例を示したタイムチャートであり、図43は、通常モードにおける押し順演出の表示態様と表示タイミングの一例を示したタイムチャートである。
<押し順演出/指示モニタ>
最初に、指示モニタ(払出枚数表示器127)による押し順ナビについて説明する。上述の通り、主制御部300は、図22を用いて説明した指示モニタ表示処理において、オンに設定されている正解押し順フラグ(または不正解押し順フラグ)に対応する内部当選役と停止データに基づいて7セグデータを選択し、選択した7セグデータを、指示モニタの点灯パターンデータとして設定する。これにより、指示モニタは、主制御部メイン処理のメダル投入・スタート操作受付処理(ステップS102)においてスタートレバー135によるスタート操作が受け付けられた後、入賞役内部抽選処理(ステップS103)の実行中に、図12(a)に示す、第1停止操作を示唆する7セグデータSEG1〜SEG3(1停を示す7セグ表示)に対応する表示態様、または、図12(b)に示す、正解操作順序を示唆する7セグデータSEG4〜SEG9(昇格または7揃い指示)に対応する表示態様で点灯される。
ただし、図21を用いて説明したRT6押し順フラグ設定処理においては、再遊技役2+4に内部当選し、ATセット上乗せCZフラグがオンの場合には、正解押し順または不正解押し順フラグをオンに設定しないように構成しているため、指示モニタ表示処理における指示モニタ表示制御(ステップS902)は実行されず、指示モニタは非表示のままである。一方、再遊技役2+4に内部当選し、ATセット上乗せCZフラグがオンの場合であっても、後述する液晶表示装置157によるATモード中の押し順ナビは表示される。
なお、指示モニタの表示を開始するタイミングは、本例に限定されず、例えば、主制御部メイン処理のリール回転開始処理(ステップS105)において、全てのリール110〜112の回転が開始されたタイミング(図42や図43において「リール回転開始」と記したタイミング)等であってもよい。
<押し順演出/液晶表示装置/ATモード中の押し順演出>
次に、液晶表示装置157によるATモード中の押し順演出について説明する。
第1副制御部400は、図32を用いて説明した内部抽選コマンド受付時処理において、押し順リプレイの内部当選情報がある場合には、ATモード中は、第2停止第3停止振り分け抽選の結果に基づいて、第1〜第3停止の押し順演出の予約を行う。これにより、液晶表示装置157には、図13(a)においてATモードで示す押し順演出に対応する画像が表示される。
具体的には、指示モニタが7セグデータSEG1に対応する表示態様(第1停止=左)で点灯される場合には、演出1−2(「123」表示)または演出1−3(「132」表示)に対応する画像(1停〜3停の押し順ナビ画像)が表示される。また、指示モニタが7セグデータSEG2に対応する表示態様(第1停止=中)で点灯される場合には、演出2−2(「213」表示)または演出2−3(「312」表示)に対応する画像(1停〜3停の押し順ナビ画像)が表示される。また、指示モニタが7セグデータSEG3に対応する表示態様(第1停止=右)で点灯される場合には、演出3−2(「231」表示)または演出3−3(「321」表示)に対応する画像(1停〜3停の押し順ナビ画像)が表示される。
また、第1副制御部400は、図32を用いて説明した内部抽選コマンド受付時処理において、押し順小役の内部当選情報がある場合には、第1〜第3停止の押し順演出の予約を行う。これにより、液晶表示装置157には、図13(b)に示す押し順演出に対応する画像が表示される。
具体的には、指示モニタが7セグデータSEG4に対応する表示態様(正解押し順=左中右)で点灯される場合には、演出1−2(「123」表示)に対応する画像(1停〜3停の押し順ナビ画像)が表示され、指示モニタが7セグデータSEG5に対応する表示態様(正解押し順=左右中)で点灯される場合には、演出1−3(「132」表示)に対応する画像(1停〜3停の押し順ナビ画像)が表示される。また、指示モニタが7セグデータSEG6に対応する表示態様(正解押し順=中左右)で点灯される場合には、演出2−2(「213」表示)に対応する画像(1停〜3停の押し順ナビ画像)が表示され、指示モニタが7セグデータSEG7に対応する表示態様(正解押し順=中右左)で点灯される場合には、演出2−3(「312」表示)に対応する画像(1停〜3停の押し順ナビ画像)が表示される。また、指示モニタが7セグデータSEG8に対応する表示態様(正解押し順=右左中)で点灯される場合には、演出3−2(「231」表示)に対応する画像(1停〜3停の押し順ナビ画像)が表示され、指示モニタが7セグデータSEG9に対応する表示態様(正解押し順=右中左)で点灯される場合には、演出3−3(「321」表示)に対応する画像(1停〜3停の押し順ナビ画像)が表示される。
図44(a)は、ATモード中の1停〜3停の押し順ナビ画像の一例を示した図である。本例では、図44(d)に示すATモード中画像(ATモード用背景画像)の手前において、演出1−3(「132」表示)に対応する画像(数字と表示位置によって正解操作順序が左右中であることを示唆する画像)を表示させている。
また、1停〜3停の押し順ナビ画像が表示されている状態において、第1停止操作がされた場合には、当該第1停止操作に対応するナビ画像を消去することで、2停と3停の押し順ナビ画像が表示される。図44(b)は、ATモード中の2停と3停の押し順ナビ画像の一例を示した図である。本例では、図44(a)に示す1停〜3停の押し順ナビ画像が表示されている状態において、正解操作順序(本例では、左右中)に従って、第1停止リールを左リール110とする第1停止操作(左ストップボタン137による停止操作)がされたことから、当該第1停止操作に対応するナビ画像(数字の1を含む画像)を消去することで、2停と3停の押し順ナビ画像(数字と表示位置によって残りの正解操作順序が右中であることを示唆する画像)が表示される。
また、2停と3停の押し順ナビ画像が表示されている状態において、第2停止操作がされた場合には、当該第2停止操作に対応するナビ画像を消去することで、3停の押し順ナビ画像が表示される。図44(c)は、ATモード中の3停の押し順ナビ画像の一例を示した図である。本例では、図44(b)に示す2停と3停の押し順ナビ画像が表示されている状態において、正解操作順序(本例では、左右中)に従って、第2停止リールを右リール112とする第2停止操作(右ストップボタン139による停止操作)がされたことから、当該第2停止操作に対応するナビ画像(数字の2を含む画像)を消去することで、3停の押し順ナビ画像(数字と表示位置によって残りの停止操作が中であることを示唆する画像)が表示される。
<押し順ナビ/液晶表示装置/ATモード中の7狙いナビ>
次に、図45(a)を用いて、液晶表示装置157によるATモード中の7狙いナビについて説明する。
第1副制御部400は、図32を用いて説明した内部抽選コマンド受付時処理において、RT5中に再遊技役2+4に内部当選し、かつ、ATセット上乗せCZフラグがオンの場合には、7揃いナビを行うための予約を行う。これにより、液晶表示装置157には、例えば、図45(a)に示すような7狙いナビ画像(本例では、正解操作順序の第1停止操作が左であり、左リール110において狙う図柄が青7図柄であることを示唆する「左から青7図柄を狙え」という図柄と文字を含む画像と、正解操作順序の第1停止操作が左であることを示唆する「1−−」の表示を含む画像)と、ATセット上乗せCZ準備状態であることを示す画像(「準備中」の文字を含む画像)が表示される。
<押し順ナビ/液晶表示装置/ATモード中の7狙えナビ(押し順チャレンジ演出)>
次に、図45(b)を用いて、液晶表示装置157によるATモード中の7狙えナビ(押し順チャレンジ演出)について説明する。
第1副制御部400は、図32を用いて説明した内部抽選コマンド受付時処理において、RT6中に再遊技役2+4の内部当選し、かつ、ATセット上乗せCZフラグがオンの場合には、7揃えナビを行うための予約を行う。これにより、液晶表示装置157には、例えば、図45(b)に示すような7狙え報知画像(本例では、各リール110〜112において狙う図柄が青7図柄であることを示唆する「青7図柄を勝ち取れ」という図柄と文字を含む画像と、正解操作順序を隠蔽する「???」の表示を含む画像)と、ATセット上乗せCZ状態であることを示す画像(「CZ中」の文字を含む画像)が表示される。
<押し順演出/液晶表示装置/通常モード>
次に、図43を用いて、液晶表示装置157による通常モード中の押し順演出について説明する。
第1副制御部400は、図32を用いて説明した内部抽選コマンド受付時処理において、押し順リプレイの内部当選情報がある場合には、通常モード中は、第1停止のみの押し順演出の予約を行う。これにより、液晶表示装置157には、図13(a)において通常モードで示す押し順演出に対応する画像が表示される。
具体的には、指示モニタが7セグデータSEG1に対応する表示態様(第1停止=左)で点灯される場合には、演出1−1(「1−−」表示)に対応する画像(1停の押し順ナビ画像)が表示される。また、指示モニタが7セグデータSEG2に対応する表示態様(第1停止=中)で点灯される場合には、演出2−1(「−1−」表示)に対応する画像(1停の押し順ナビ画像)が表示される。また、指示モニタが7セグデータSEG3に対応する表示態様(第1停止=右)で点灯される場合には、演出3−1(「−−1」表示)に対応する画像(1停の押し順ナビ画像)が表示される。
図45(c)は、通常モード中の1停の押し順ナビ画像の一例を示した図である。本例では、図44(d)に示すATモード中画像(ATモード用背景画像)とは異なる通常モード中画像(通常モード用背景画像)の手前において、演出2−1(「−1−」表示)に対応する画像(数字と表示位置によって第1停止操作が中であることを示唆する画像)を表示させている。
なお、本例では、ATモード中にのみ、7揃いナビや7揃えナビを行うように構成しているが、通常モード中に、これらのナビや他のナビを行うように構成してもよい。
<押し順演出の履歴表示>
次に、図46を用いて、押し順演出の履歴表示について説明する。図46は、押し順演出の履歴表示の一例を示した図である。
第1副制御部400は、図33を用いて説明した第1停止ボタン操作コマンド受付時処理において、第1停止操作が正解押し順であったか否かの判定を行うとともに、第1停止操作の結果(左、中、または右)と押し順判定の結果(正解、または不正解)の履歴を、時系列でRAM408に記憶する処理を行った後、図34を用いて説明した第2停止ボタン操作コマンド受付時処理において、第2停止操作が正解押し順であったか否かの判定を行うとともに、第2停止操作の結果(左、中、または右)と押し順判定の結果(正解、または不正解)の履歴を、時系列でRAM408に記憶する処理を行う。
図46(b)を用いて具体的に説明すると、3回前および2回前の停止操作においては、第1停止操作=左が正解押し順であったか否かの判定を行うとともに、第1停止操作の結果と押し順判定の結果の履歴(例えば、第1停止操作=左、押し順=正解)を時系列でRAM408に記憶する処理を行った後、第2停止操作=右が正解押し順であったか否かの判定を行うとともに、第2停止操作の結果と押し順判定の結果の履歴(例えば、第2停止操作=右、押し順=正解)を時系列でRAM408に記憶する処理を行うことで、第1停止操作=左、第2停止操作=右、第3停止操作=中、押し順=正解の情報をRAM408に記憶する。
また、1回前の停止操作においては、第1停止操作=右が正解押し順であったか否かの判定を行うとともに、第1停止操作の結果と押し順判定の結果の履歴(例えば、第1停止操作=右、押し順=正解)を時系列でRAM408に記憶する処理を行った後、第2停止操作=中が正解押し順であったか否かの判定を行うとともに、第2停止操作の結果と押し順判定の結果の履歴(例えば、第2停止操作=中、押し順=正解)を時系列でRAM408に記憶する処理を行うことで、第1停止操作=右、第2停止操作=中、第3停止操作=左、押し順=正解の情報をRAM408に記憶する。
また、第1副制御部400は、図30を用いて説明した演出制御処理において、図46(a)に示すような7狙いナビ画像の表示中に、演出ボタン156による操作を受け付けたか否かを判定し、当該操作を受け付けた場合に、RAM408に記憶した停止操作の結果と押し順判定の結果を取得し、液晶表示装置157を用いて表示する処理等を行う。
図46(b)を用いて具体的に説明すると、3回前の停止操作については、RAM408から停止操作の結果と押し順判定の結果の履歴の情報(第1停止操作=左、第2停止操作=右、第3停止操作=中、押し順=正解)を取得し、例えば、「3回前、1−3−2」という履歴表示を行い、2回前の停止操作についても同様の処理を行う。また、1回前の停止操作については、RAM408から停止操作の結果と押し順判定の結果の履歴の情報(第1停止操作=右、第2停止操作=中、第3停止操作=左、押し順=正解)を取得し、例えば、「1回前、3−2−1」という履歴表示を行う。
<変形例>
本発明に係る遊技台の構成は、上記実施形態に係るスロットマシン100の構成に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、主制御部300は押し順正否判定処理を行わず、実操作リール番号と正解リール番号の情報を第1副制御部400に送信し、当該情報に基づいて第1副制御部400が押し順正否判定処理を行う例を示したが、他の制御部(例えば、主制御部300)が押し順正否判定処理を行うように構成してもよい。
図47は、図26を用いて説明した、主制御部300の停止ボタン操作コマンド送信要求処理の変形例である。変形例に係る停止ボタン操作コマンド送信要求処理では、ステップS3004の押し順正否判定処理を追加している。
変形例に係る押し順判定処理のステップS3004では、リール停止処理において停止操作を受け付ける毎に、実操作リール番号と正解リール番号を比較することで、当該停止操作が正解押し順であったか否かの押し順正否判定処理を行う。また、次のステップS1404では、ステップS3004の押し順正否判定処理の結果を含む停止ボタン操作コマンドの送信要求を行った後に停止ボタン操作コマンド送信要求処理を終了する。
本例に係る停止ボタン操作コマンドは、2バイト長の第1コマンドデータ1と2バイト長の第2コマンドデータを連続して送信する連送コマンドである。第1コマンドデータの上位バイトは、コマンドコードを示す固定値(例えば、15H)である。また、下位バイトの下位2ビットb0〜b1は、実際に停止操作が行われたリール(回胴)の番号(実操作リール番号)を示す情報である。ここで、実操作リール番号を示す情報は、左リール110の停止操作が行われた場合には、左リール110を示す数値(例えば、01B(Bは2進数。以下同じ))であり、中リール111の停止操作が行われた場合には、中リール111を示す数値(例えば、10B)であり、右リール112の停止操作が行われた場合には、右リール112を示す数値(例えば、11B)である。また、下位バイトの他の6ビットb2〜b7は、直近の主制御部タイマ割込処理におけるリール回転制御処理に基づいて決定された、停止ボタン受付時の図柄位置を示す停止ボタン受付図柄位置の情報である。
また、第2コマンドデータの上位バイトは、コマンドコードを示す固定値(例えば、16H)であり、下位バイトの下位6ビットb0〜b5は、直近の主制御部タイマ割込処理におけるリール回転制御処理に基づいて決定された、リール停止時の図柄位置を示す停止図柄位置の情報であり、下位バイトの他の2ビットb6〜b7は、押し順正否情報を示すデータである。ここで、押し順正否情報を示すデータは、第1停止操作と第2停止操作が正解の場合には、正解を示す情報(例えば、11B(Bは2進数。以下同じ))であり、第1停止操作と第2停止操作のいずれかが不正解の場合には、不正解を示す情報(例えば、01B)であり、押し順正否情報を含まない場合には、その旨を示す情報(例えば、00B)である。
また、図48は、図33を用いて説明した、第1副制御部400の第1停止ボタン操作コマンド受付時処理の変形例であり、図49は、図34を用いて説明した、第1副制御部400の第2停止ボタン操作コマンド受付時処理の変形例である。
図33および図48に示すように、変形例に係る第1停止ボタン操作コマンド受付時処理では、図33に示す押し順正否判定処理(ステップS2302)に替えて、ステップS3102の処理を適用している。このステップS3102では、第1停止ボタン操作コマンドのコマンドデータ(実操作リール番号、停止ボタン受付図柄位置、停止図柄位置、押し順正否情報)に基づいて、第1停止操作時の押し順正否情報の更新を行う。
また、図34および図49に示すように、変形例に係る第2停止ボタン操作コマンド受付時処理では、図34に示す押し順正否判定処理(ステップS2402)に替えて、ステップS3202の処理を適用している。このステップS3202では、第2停止ボタン操作コマンドのコマンドデータ(実操作リール番号、停止ボタン受付図柄位置、停止図柄位置、押し順正否情報)に基づいて、第1停止操作時の押し順正否情報の更新を行う。また、ここでは、第1停止操作時と第2停止操作時の押し順正否情報に基づいて、停止操作が正解押し順であったか否かの判定を行うとともに、第1〜第3停止操作の結果と押し順判定の結果の履歴を、時系列でRAM408に記憶する処理を行う。
本例では、主制御部300が停止操作を受け付ける毎に押し順正否情報を送信し、第1副制御部400が停止操作毎に押し順正否情報の更新を行うため、押し順正否情報に応じた段階的な演出を行うことができる。なお、本発明はこれに限定されず、例えば、主制御部300が第2停止操作時にのみ押し順正否情報を送信し、第1副制御部400が第2停止操作時のみに押し順正否情報の更新を行うように構成してもよい。このような構成とすれば、主制御部300から第1副制御部400に送信する情報を減らすことができ、制御負担を軽減できるとともに、情報を不正に取得する行為を、より一層、防ぎやすくすることができる。
<本願発明1>
以上説明したように、本発明(以下、「本願発明1」という場合がある。)に係る遊技台(例えば、図1に示すスロットマシン100)は、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール(例えば、図1に示すリール110〜112)と、前記複数のリールの回転を個別に停止させるための停止操作を受け付ける停止操作受付手段(例えば、図1に示すストップボタン137〜139)と、表示手段(例えば、図1に示す液晶表示装置157)と、遊技の進行を制御する第一の制御手段(例えば、図3に示す主制御部300)と、演出を制御する第二の制御手段(例えば、図3に示す第1副制御部400、第2副制御部500)と、を備えた遊技台であって、前記第一の制御手段は、役の内部当選に関する抽選処理を行い、抽選結果を決定する抽選手段(例えば、図15に示す入賞役内部抽選処理)と、受け付けた前記停止操作に基づいて、前記複数のリールを停止させる停止制御手段(例えば、図25に示すリール停止処理)と、所定の特典(例えば、RTの昇格、AT権利、ATセット上乗せ権利)を付与する特典付与手段(例えば、図16に示すAT抽選処理)と、遊技の進行に係わる情報を前記第二の制御手段に送信する情報送信手段(例えば、図28に示すコマンド設定送信処理)と、を備え、前記第二の制御手段は、前記情報送信手段により送信された情報に基づいて、前記停止操作を示す情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段(例えば、図30(a)に示す演出制御処理)を備え、前記停止制御手段は、第一の前記抽選結果(以下、「第一の抽選結果」という。例えば、再遊技2+4)が決定され、かつ前記停止操作が第一の停止操作(例えば、図40(a)→同図(d)→同図(e)に示す不正解操作順序(右左中)の停止操作)に示すであった場合には、第一の停止態様(例えば、図40(e)に示す、「ベル図柄−リプレイ図柄−青7図柄」の図柄組合せ)となるように前記複数のリールを停止させることが可能で、前記第一の抽選結果が決定され、かつ前記停止操作が前記第一の停止操作とは異なる第二の停止操作(例えば、図39(a)→同図(b)→同図(c)に示す正解操作順序(左中右)の停止操作)であった場合には、前記第一の停止態様とは異なる第二の停止態様(例えば、図39(c)に示す、「青7図柄−青7図柄−青7図柄」の図柄組合せ)となるように前記複数のリールを停止させることが可能な手段であり、前記特典付与手段は、前記第二の停止態様で前記複数のリールが停止された場合には、前記所定の特典を付与可能な手段であり、前記情報送信手段は、第一の遊技状態(例えば、ATモード)であって前記第一の抽選結果が決定された第一の遊技においては、該第一の遊技における全ての前記停止操作の受付前(例えば、スタートレバー135の受付直後)に、前記第一の停止操作を特定可能な情報を前記第二の制御手段に送信する手段であり、前記表示制御手段は、前記第一の遊技における全ての前記停止操作の受付前に、前記情報送信手段により送信された前記第一の停止操作を特定可能な情報に基づく前記第一の停止操作を示す情報(例えば、7揃い回避ナビ)を前記表示手段に表示させる手段であり、前記情報送信手段は、前記第一の遊技状態とは異なる第二の遊技状態(例えば、通常モード)であって前記第一の抽選結果が決定された第二の遊技においては、該第二の遊技における前記停止操作の少なくとも一部を受け付けた後に、前記停止操作の正否を特定可能な情報(例えば、(1)正解操作順序を示す情報((1−1)違う態様の情報(例えば、スタートレバー受付で正解操作順序のうちの第1〜第3停止操作の全ての情報(例:左中右)→第1停止操作後に正解操作順序のうちの第1停止操作の情報(例:左)→第2停止操作後に正解操作順序のうちの第2停止操作の情報(例:中))、(1−2)同じ態様の情報(例えば、スタートレバー受付で正解操作順序のうちの第1〜第3停止操作の全ての情報(例:左中右)→第2停止操作後に第1〜第3停止操作の全ての情報(例:左中右))、(2)停止操作の正否(正解、不正解)を示す情報((2−1)正解操作順序が3択の場合には、第1停止操作後、または第2停止操作後に第1停止操作に対する正否情報、(2−2)正解操作順序が6択の場合には、第1停止操作後に第1停止操作のみに対する正否情報→第2停止操作後に第2停止操作のみに対する正否情報、第2停止操作後にのみ第1停止操作および第2停止操作に対する正否情報)を前記第二の制御手段に送信する手段であり、前記第二の制御手段は、前記第二の遊技における前記停止操作の少なくとも一部を受け付けた後(例えば、第1停止操作後、第2停止操作後、または、第3停止操作後)に前記情報送信手段により送信された前記停止操作の正否を特定可能な情報に基づいて、前記停止操作の正否に関する演出(例えば、第1停止操作後であれば、当該第1停止操作が正解か不正解かを示唆する演出(例えば、OK、GOOD、正解、○等の文字や記号の表示、効果音の出音、背景色や背景画像の切り替え)や、特典が付与される第二の停止態様が表示されるか否かの期待度演出(期待度に応じた複数種類の音の出音、期待度に応じた複数種類の色や模様の表示、特殊なキャラクタの表示)、第2停止操作後であれば、テンパイ状態の期待度演出(期待度低で通常テンパイ音の出音、期待度高で特殊テンパイ音の出音)、第3停止操作後であれば、図46(b)に示す7揃い押し順履歴画像の表示)を制御する手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本願発明1に係る遊技台によれば、第二の遊技において、情報送信手段により送信された停止操作の正否を特定可能な情報に基づいて、停止操作の正否に関する演出を行うことができるため、停止操作の正否に見合った演出を行うことができ、演出のバリエーションを増やすことができる。また、情報送信手段から送信される情報を不正に取得しても正解操作順序を把握することが困難であるため、不正行為を未然に防止してセキュリティーを確保することができる。
なお、前記情報送信手段は、前記第二の遊技における前記停止操作の少なくとも一部を受け付けた後に、少なくとも、前記停止操作の正解押し順を示す正解押し順情報(例えば、正解リール番号)と、前記停止操作受付手段が受け付けた停止操作を示す停止操作情報(例えば、実操作リール番号正解リール番号)を前記第二の制御手段に送信する手段であり、前記第二の制御手段は、前記正解押し順情報と前記停止操作情報に基づいて、前記停止操作の正否を判定する停止操作判定手段(例えば、図33に示す第1停止ボタン操作コマンド受付時処理の押し順正否判定処理、図34に示す第2停止ボタン操作コマンド受付時処理の押し順正否判定処理)を備えていてもよい。
このような構成とすれば、第二の制御手段において停止操作の正否を判定することができ、第一の制御手段における制御負担を軽減することができる。また、正解押し順情報と停止操作情報の両方を取得しないと停止操作の正否を判断することができないため、情報送信手段から送信される情報を不正に取得することで行われる不正行為を、未然に防止することができる。
また、前記情報送信手段は、前記第二の遊技において1回目の前記停止操作を受け付けた場合に、該1回目の停止操作時における前記正解押し順情報および前記停止操作情報を前記第二の制御手段に送信し、前記第二の遊技において2回目の停止操作を受け付けた場合に、少なくとも該2回目の停止操作時における前記正解押し順情報および前記停止操作情報を前記第二の制御手段に送信してもよい(例えば、(1−1)違う態様の情報を送信(例えば、スタートレバー受付で正解操作順序のうちの第1〜第3停止操作の全ての情報を送信(例:左中右)→第1停止操作後に正解操作順序のうちの第1停止操作の情報を送信(例:左)→第2停止操作後に正解操作順序のうちの第2停止操作の情報(例:中)を送信)、(1−2)同じ態様の情報を送信(例えば、スタートレバー受付で正解操作順序のうちの第1〜第3停止操作の全ての情報を送信(例:左中右)→第2停止操作後に第1〜第3停止操作の全ての情報(例:左中右)を送信)、(2)停止操作の正否(正解、不正解)を示す情報を送信((2−1)正解操作順序が3択の場合には、第1停止操作後、または第2停止操作後に第1停止操作に対する正否情報を送信、(2−2)正解操作順序が6択の場合には、第1停止操作後に第1停止操作のみに対する正否情報を送信→第2停止操作後に第2停止操作のみに対する正否情報を送信、第2停止操作後にのみ第1停止操作および第2停止操作に対する正否情報を送信する等)。
このような構成とすれば、停止操作毎に停止操作の正否に見合った多彩な演出を行うことができるとともに、第一の制御手段における制御負担を軽減することができる。また、停止操作毎に正解押し順情報と停止操作情報の両方を取得しないと停止操作の正否を判断することができないため、情報送信手段から送信される情報を不正に取得することで行われる不正行為を、より確実に防止することができる。
また、前記第一の抽選結果は、再遊技が付与される再遊技役(例えば、再遊技2+4)に内部当選したことを特定可能な情報(例えば、内部当選情報)であり、前記停止制御手段は、前記停止操作が前記第一の停止操作および前記第二の停止操作を含むいずれの停止操作であっても、前記再遊技役に対応する停止態様(例えば、再遊技役2または再遊技役4に対応する図柄組合せ)となるように前記複数のリールを停止させることが可能な手段であってもよい。
このような構成とすれば、再遊技役の入賞によって遊技状態(RT)が遷移し、当該遊技状態(RT)によって再遊技役の内部当選確率が異なる設定とされた遊技台に好適であり、遊技性を高めることができる。
また、前記停止制御手段は、前記第一の停止態様および前記第二の停止態様とは異なる第三の停止態様となるように前記複数のリールを停止させることが可能な手段であり、前記第二の停止態様は、図柄表示窓(例えば、図1や図2に示す図柄表示窓113)において、所定の図柄(例えば、図4に示す青7図柄)がテンパイ状態(例えば、図39(b)に示す「青7図柄−青7図柄−(回転中)」の状態)となった後に該所定の図柄だけからなる図柄組合せ(例えば、図39(c)に示す「青7図柄−青7図柄−青7図柄」の図柄組合せ)が揃って表示される停止態様であり、前記第三の停止態様は、前記図柄表示窓において、前記所定の図柄がテンパイ状態(例えば、図40(b)に示す「青7図柄−(回転中)−青7図柄」の状態)となった後に該所定の図柄だけからなる図柄組合せが揃って表示されない停止態様(例えば、図40(c)に示す「青7図柄−リプレイ図柄−青7図柄」の図柄組合せが揃って表示される停止態様)であり、前記情報送信手段は、前記第二の遊技における全ての前記停止操作の受付前に、前記停止操作の正否を特定可能な情報を前記第二の制御手段に送信する手段であり、前記第二の制御手段は、前記複数のリールが前記第二の停止態様で停止される場合には、前記テンパイ状態において所定の演出(例えば、通常テンパイ音や特殊テンパイ音の出音等を行うテンパイ演出)を行うことが可能で、前記複数のリールが前記第三の停止態様で停止される場合には、前記テンパイ状態において前記所定の演出を行わない手段であってもよい。
このような構成とすれば、最後の停止操作に対する期待感を遊技者に持たせることができ、遊技開始から最後の停止操作まで遊技者の遊技意欲を持続させることができる。
また、前記停止操作の正解押し順を示す正解押し順情報を記憶可能な正解押し順情報記憶手段(例えば、図3に示すRAM408)を備え、前記第二の制御手段は、前記停止操作の正否に関する演出として、前記正解押し順の履歴表示(例えば、図46(b)に示す7揃い押し順履歴画像の表示)を制御する手段であってもよい。
このような構成とすれば、遊技者は過去の正解押し順の履歴を自由に確認することができ、正解押し順を当てるゲーム性を備えた遊技台において新たな遊び方を提供することができ、遊技の興趣を高めることができる。
<本願発明2>
また、本発明(以下、「本願発明2」という場合がある。)に係る遊技台(例えば、図1に示すスロットマシン100)は、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール(例えば、図1に示すリール110〜112)と、前記複数のリールの回転を個別に停止させるための停止操作を受け付ける停止操作受付手段(例えば、図1に示すストップボタン137〜139)と、表示手段(例えば、図1に示す液晶表示装置157)と、遊技の進行を制御する第一の制御手段(例えば、図3に示す主制御部300)と、演出を制御する第二の制御手段(例えば、図3に示す第1副制御部400、第2副制御部500)と、を備えた遊技台であって、前記第一の制御手段は、役の内部当選に関する抽選処理を行い、抽選結果を決定する抽選手段(例えば、図15に示す入賞役内部抽選処理)と、受け付けた前記停止操作に基づいて、前記複数のリールを停止させる停止制御手段(例えば、図25に示すリール停止処理)と、前記停止制御手段により停止された前記複数のリールの停止態様に基づいて、複数種類の遊技状態のいずれかに移行させる遊技状態移行手段(例えば、図27に示す遊技状態制御処理)と、前記停止操作を特定可能な情報(例えば、内部抽選結果または/および停止操作順序(押し順))を前記第二の制御手段に送信する情報送信手段(例えば、図28に示すコマンド設定送信処理)と、所定の条件の成立に基づいて、前記停止操作受付手段に対する停止操作に係わる情報を報知させる報知状態(例えば、ATモード)を設定する報知状態設定手段(例えば、図16に示すAT抽選処理)と、を備え、前記第二の制御手段は、前記情報送信手段により送信された情報に基づいて、前記停止操作を示す情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段(例えば、図30(a)に示す演出制御処理)を備え、前記複数種類の遊技状態には、再遊技役が第一の確率で内部当選する第一の遊技状態(例えば、(1)RT3(再遊技低確率2状態)、(2)RT4(再遊技高確率1状態))と、前記第一の遊技状態における遊技者の停止操作によって前記複数のリールが特定の停止態様となった場合に移行する遊技状態であって、該第一の遊技状態よりも有利な(例えば、再遊技役の内部当選確率が高い、再遊技役の内部当選確率は同じであるが他の有利な遊技状態に昇格しやすい、特定の入賞役に入賞しやすい等)第二の遊技状態(例えば、第一の遊技状態が(1)の場合には、RT4(再遊技高確率1状態)、第一の遊技状態が(2)の場合には、RT5(再遊技高確率2状態)やRT6(再遊技高確率3状態))と、が含まれ、前記停止制御手段は、第一の前記抽選結果(以下、「第一の抽選結果」という。例えば、再遊技2+4)が決定され、かつ前記停止操作が第一の停止操作(例えば、図40(a)→同図(d)→同図(e)に示す不正解操作順序(右左中)の停止操作)であった場合には、第一の停止態様(例えば、図40(e)に示す、「ベル図柄−リプレイ図柄−青7図柄」の図柄組合せ)となるように前記複数のリールを停止させることが可能で、前記第一の抽選結果が決定され、かつ前記停止操作が前記第一の停止操作とは異なる第二の停止操作(例えば、図39(a)→同図(b)→同図(c)に示す正解操作順序(左中右)の停止操作)であった場合には、前記第一の停止態様とは異なる第二の停止態様(例えば、図39(c)に示す、「青7図柄−青7図柄−青7図柄」の図柄組合せ)となるように前記複数のリールを停止させることが可能な手段であり、前記第二の停止態様は、少なくとも前記所定の条件が成立している場合に用いられる停止態様であり、前記表示制御手段は、前記報知状態でない前記第二の遊技状態であって前記第一の抽選結果が決定された第一の遊技において、前記第一の停止操作を示す情報を第一の表示態様(例えば、図43や図45(c)に示す、「1停」の押し順ナビ画像)で前記表示手段に表示させる手段であり、前記表示制御手段は、前記報知状態である前記第二の遊技状態であって前記第一の抽選結果が決定された第二の遊技において、前記第一の停止操作を示す情報を前記第一の表示態様とは異なる第二の表示態様(例えば、図42や図44(a)〜同図(c)に示す、「1停〜3停」の押し順ナビ画像→「2停と3停」の押し順ナビ画像→「3停」の押し順ナビ画像)で前記表示手段に表示させる手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本願発明2に係る遊技台によれば、非報知状態の遊技において、第一の停止操作を示す情報を第一の表示態様で表示させる一方で、報知状態の遊技において、第一の停止操作を示す情報を第一の表示態様とは異なる第二の表示態様で表示させるため、停止操作に係わる情報を報知する報知状態かどうかを区別することが可能で、遊技者に誤解や不快感を与えることを防止することができる。
また、前記第一の表示態様の表示期間は、前記第二の表示態様の表示期間よりも短く設定されていてもよい。
このような構成とすれば、報知状態かどうかを容易に区別することが可能であるとともに、不用意な表示を回避しつつ、第一の停止操作を示す情報の表示によって通常遊技中の演出が邪魔されてしまうおそれを最小限にとどめることができる。
また、前記第一の停止態様は、所定の特典(例えば、RTの昇格)の付与に係わらない停止態様であり、前記第二の停止態様は、所定の特典(例えば、RTの昇格)が付与されることを示すための停止態様であり、前記第一の停止態様および前記第二の停止態様は、再遊技が付与される停止態様であってもよい。
このような構成とすれば、再遊技役の入賞によって遊技状態(RT)が遷移し、当該遊技状態(RT)によって再遊技役の内部当選確率が異なる設定とされた遊技台に好適であり、遊技性を高めることができる。
また、前記停止制御手段は、遊技者による前記停止操作が前記第一の停止操作であった場合には、前記第一の停止態様となるように前記複数のリールを停止させることが可能な手段であり、前記第一の表示態様は、前記第一の停止操作を示す表示態様(例えば、図43や図45(c)に示す、「1停」の押し順ナビ画像)であり、前記第二の表示態様は、前記第一の停止操作を含む全ての停止操作を示す表示態様(例えば、図42や図44(a)に示す、「1停〜3停」の押し順ナビ画像)であり、前記表示制御手段は、前記第一の遊技において、前記第一の停止操作の受付後に、前記第一の表示態様による表示を終了させ、前記第二の遊技において、前記全ての停止操作の受付後に、前記第二の表示態様による表示を終了させる手段であってもよい。
このような構成とすれば、表示期間の違いを遊技開始時点から示すことができるため、停止操作に係わる情報を報知する報知状態かどうかを、より明確に区別することが可能で、遊技者に誤解や不快感を与えることを、より確実に防止することができる。
なお、前記第一の表示態様は、前記第一の停止操作および前記第二の停止操作を示す表示態様(例えば、「1停」と「2停」の押し順ナビ画像)であり、前記表示制御手段は、前記第一の遊技において、前記第二の停止操作の受付後に、前記第一の表示態様による表示を終了させる手段であってもよい。(例えば、「1停」と「2停」の押し順ナビ画像を同時に終了させる、または、「1停」の押し順ナビ画像を終了させた後に、「2停」の押し順ナビ画像を終了させる等)。
また、前記第二の表示態様は、前記第一の停止操作を含む全ての停止操作を示す表示態様(例えば、「1停〜3停」の押し順ナビ画像)であり、前記表示制御手段は、前記第二の遊技において、前記全ての停止操作の受付後に、前記第二の表示態様による表示を終了させる手段であってもよい。(例えば、「1停」〜「3停」の押し順ナビ画像を同時に終了させる、または、「1停」の押し順ナビ画像を終了させた後に、「2停」と「3停」の押し順ナビ画像を同時に終了させるまたは、「1停」と「2停」の押し順ナビ画像を同時に終了させた後に、「3停」の押し順ナビ画像を終了させる等)。
<本願発明3>
また、本発明(以下、「本願発明3」という場合がある。)に係る遊技台(例えば、図1に示すスロットマシン100)は、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール(例えば、図1に示すリール110〜112)と、前記複数のリールの回転を個別に停止させるための停止操作を受け付ける停止操作受付手段(例えば、図1に示すストップボタン137〜139)と、表示手段(例えば、図1に示す液晶表示装置157)と、遊技の進行を制御する第一の制御手段(例えば、図3に示す主制御部300)と、演出を制御する第二の制御手段(例えば、図3に示す第1副制御部400、第2副制御部500)と、を備えた遊技台であって、前記第一の制御手段は、役の内部当選に関する抽選処理を行い、抽選結果を決定する抽選手段(例えば、図15に示す入賞役内部抽選処理)と、受け付けた前記停止操作に基づいて、通常モード(例えば、図8に示す「通常モード」)よりも遊技者に有利な有利モード(例えば、図8に示す「ATモード」や「ATモード準備状態」)を設定する有利モード設定手段(例えば、図16に示すAT抽選処理)と、前記有利モードにおいて該有利モードに関する特典(例えば、ATセット上乗せ権利)を付与可能な特典付与手段と、を備え、前記第二の制御手段は、前記情報送信手段により送信された情報に基づいて、前記停止操作を示す情報を前記表示手段に表示させる表示制御手段(例えば、図30(a)に示す演出制御処理)を備え、前記複数種類の遊技状態には、前記抽選手段により第一の抽選結果(例えば、図9に示す「再遊技役2+4」)が決定されない第一の遊技状態(例えば、再遊技低確率2状態(RT3))と、前記抽選手段により前記第一の抽選結果が決定される場合がある第二の遊技状態(例えば、再遊技高確率2状態(RT5))と、が含まれ、前記停止制御手段は、前記第一の抽選結果が決定され、かつ前記停止操作が第一の停止操作(例えば、「再遊技役2+4」の不正解押し順の一つ)であった場合には、第一の停止態様(例えば、図40(e)に示す、「ベル図柄−リプレイ図柄−青7図柄」の図柄組合せ)となるように前記複数のリールを停止させ、前記第一の抽選結果が決定され、かつ前記停止操作が前記第一の停止操作とは異なる第二の停止操作(例えば、「再遊技役2+4」の正解押し順)であった場合には、前記第一の停止態様とは異なる第二の停止態様(例えば、図39(c)に示す、「青7図柄−青7図柄−青7図柄」の図柄組合せ)となるように前記複数のリールを停止させることが可能な手段であり、前記第一の停止態様は、前記特典の付与に係わらない停止態様であり、前記第二の停止態様は、前記特典の付与を示すための停止態様であり、前記表示制御手段は、前記通常モードである前記第二の遊技状態において前記第一の抽選結果が決定された第一の遊技である場合には、前記第一の停止操作を示す情報を第一の表示態様(例えば、図43や図45(c)に示す、「1停」の押し順ナビ画像)で前記表示手段に表示させ、前記有利モードであり、かつ、前記特典の付与が無い前記第二の遊技状態において前記第一の抽選結果が決定された第二の遊技である場合には、前記第一の停止操作を示す情報を前記第一の表示態様とは異なる第二の表示態様(例えば、図42や図44(a)〜同図(c)に示す、「1停〜3停」の押し順ナビ画像→「2停と3停」の押し順ナビ画像→「3停」の押し順ナビ画像)で前記表示手段に表示させ、前記有利モードであり、かつ、前記特典の付与がある前記第二の遊技状態において前記第一の抽選結果が決定された遊技である場合には、前記第二の停止操作を示す情報を前記表示手段に表示させることが可能な手段であり、前記停止制御手段は、前記第二の遊技状態において前記抽選手段により第二の抽選結果(例えば、図9に示す「押し順小役」)が決定され、かつ前記停止操作が第三の停止操作であった場合(例えば、図11に示す「他の押し順で、予め定めた小役の引き込み範囲外の場合)には、特殊の停止態様(例えば、図6に示す、こぼし目の図柄組合せ)となるように前記複数のリールを停止させ、前記第二の遊技状態において前記第二の抽選結果が決定され、かつ前記停止操作が前記第三の停止操作とは異なる第四の停止操作(例えば、図11に示す「正解押し順」)であった場合には、前記特殊の停止態様とならないように前記複数のリールを停止させることが可能な手段であり、前記表示制御手段は、前記通常モードである前記第二の遊技状態において前記第二の抽選結果が決定された場合には、前記第四の停止操作を示す情報を前記表示手段に表示せず、前記有利モードである前記第二の遊技状態において前記第二の抽選結果が決定された場合には、前記第四の停止操作を示す情報を前記第二の表示態様で前記表示手段に表示させることが可能な手段であり、前記遊技状態移行手段は、前記第二の遊技状態において前記複数のリールが前記特殊の停止態様となった場合には、いずれのモードであっても前記第二の遊技状態から前記第一の遊技状態に移行させる手段であり、前記第一の停止操作は、前記複数のリールの一のリールに対する停止操作であり、前記第一の表示態様は、前記第一の停止操作のみを示す表示態様であり、前記第二の表示態様は、前記第一の停止操作を含む全ての停止操作を示す表示態様であり、前記表示制御手段は、前記第一の遊技においては、前記第一の停止操作の受付後に、前記第一の表示態様による表示を終了させ、前記第二の遊技においては、前記全ての停止操作の受付後に、前記第二の表示態様による表示を終了させることが可能な手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本願発明3に係る遊技台によれば、通常モードの遊技において、停止操作を示す情報を、第一の表示態様(第一の停止操作のみを示す表示態様)で表示させる一方で、有利モードの遊技において、停止操作を示す情報を、第一の表示態様とは異なる第二の表示態様(第一の停止操作を含む全ての停止操作を示す表示態様)で表示させるとともに、停止操作を示す情報を表示させる期間を異ならせるため、停止操作を示す情報の表示態様や表示期間によって通常モードか有利モードかを区別することが可能で、遊技者に誤解や不快感を与えることを防止することができる。
また、前記第一の表示態様の表示期間は、前記第二の表示態様の表示期間よりも短く設定されていてもよい。
このような構成とすれば、報知状態かどうかを容易に区別することが可能であるとともに、不用意な表示を回避しつつ、第一の停止操作を示す情報の表示によって通常遊技中の演出が邪魔されてしまうおそれを最小限にとどめることができる。
また、前記第一の停止態様は、所定の特典(例えば、RTの昇格)の付与に係わらない停止態様であり、前記第二の停止態様は、所定の特典(例えば、RTの昇格)が付与されることを示すための停止態様であり、前記第一の停止態様および前記第二の停止態様は、再遊技が付与される停止態様であってもよい。
このような構成とすれば、再遊技役の入賞によって遊技状態(RT)が遷移し、当該遊技状態(RT)によって再遊技役の内部当選確率が異なる設定とされた遊技台に好適であり、遊技性を高めることができる。
また、前記停止制御手段は、遊技者による前記停止操作が前記第一の停止操作であった場合には、前記第一の停止態様となるように前記複数のリールを停止させることが可能な手段であり、前記第一の表示態様は、前記第一の停止操作を示す表示態様(例えば、図43や図45(c)に示す、「1停」の押し順ナビ画像)であり、前記第二の表示態様は、前記第一の停止操作を含む全ての停止操作を示す表示態様(例えば、図42や図44(a)に示す、「1停〜3停」の押し順ナビ画像)であり、前記表示制御手段は、前記第一の遊技において、前記第一の停止操作の受付後に、前記第一の表示態様による表示を終了させ、前記第二の遊技において、前記全ての停止操作の受付後に、前記第二の表示態様による表示を終了させる手段であってもよい。
このような構成とすれば、表示期間の違いを遊技開始時点から示すことができるため、停止操作に係わる情報を報知する報知状態かどうかを、より明確に区別することが可能で、遊技者に誤解や不快感を与えることを、より確実に防止することができる。
なお、前記第一の表示態様は、前記第一の停止操作および前記第二の停止操作を示す表示態様(例えば、「1停」と「2停」の押し順ナビ画像)であり、前記表示制御手段は、前記第一の遊技において、前記第二の停止操作の受付後に、前記第一の表示態様による表示を終了させる手段であってもよい。(例えば、「1停」と「2停」の押し順ナビ画像を同時に終了させる、または、「1停」の押し順ナビ画像を終了させた後に、「2停」の押し順ナビ画像を終了させる等)。
また、前記第二の表示態様は、前記第一の停止操作を含む全ての停止操作を示す表示態様(例えば、「1停〜3停」の押し順ナビ画像)であり、前記表示制御手段は、前記第二の遊技において、前記全ての停止操作の受付後に、前記第二の表示態様による表示を終了させる手段であってもよい。(例えば、「1停」〜「3停」の押し順ナビ画像を同時に終了させる、または、「1停」の押し順ナビ画像を終了させた後に、「2停」と「3停」の押し順ナビ画像を同時に終了させるまたは、「1停」と「2停」の押し順ナビ画像を同時に終了させた後に、「3停」の押し順ナビ画像を終了させる等)。
<本願発明4>
また、本発明(以下、「本願発明4」という場合がある。)に係る遊技台(例えば、図1に示すスロットマシン100)は、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール(例えば、図1に示すリール110〜112)と、前記複数のリールの回転を個別に停止させるための停止操作を受け付ける停止操作受付手段(例えば、図1に示すストップボタン137〜139)と、第一の表示手段(例えば、図1に示す払出枚数表示器127(指示モニタ))と、前記第一の表示手段とは異なる第二の表示手段(例えば、図1に示す液晶表示装置157)と、遊技の進行を制御する第一の制御手段(例えば、図3に示す主制御部300)と、演出を制御する第二の制御手段(例えば、図3に示す第1副制御部400、第2副制御部500)と、を備えた遊技台であって、前記第一の制御手段は、役の内部当選に関する抽選処理を行い、抽選結果を決定する抽選手段(例えば、図15に示す入賞役内部抽選処理)と、受け付けた前記停止操作に基づいて、前記複数のリールを停止させる停止制御手段と、前記停止制御手段により停止された前記複数のリールの停止態様に基づいて、複数種類の遊技状態のいずれかに移行させる遊技状態移行手段(例えば、図27に示す遊技状態制御処理)と、前記停止操作を示す情報を前記第一の表示手段に表示させる第一の表示制御手段(例えば、図22に示す支持モニタ表示処理)と、前記停止操作を特定可能な情報(例えば、内部抽選結果または/および停止操作順序(押し順))を前記第二の制御手段に送信する情報送信手段(例えば、図28に示すコマンド設定送信処理)と、所定の条件の成立に基づいて、前記停止操作受付手段に対する停止操作に係わる情報を報知させる報知状態(例えば、ATモード)を設定する報知状態設定手段(例えば、図16に示すAT抽選処理)と、を備え、前記第二の制御手段は、前記情報送信手段により送信された情報に基づいて、前記停止操作を示す情報を前記第二の表示手段に表示させる第二の表示制御手段(例えば、図30(a)に示す演出制御処理)を備え、前記複数種類の遊技状態には、再遊技役が第一の確率で内部当選する第一の遊技状態と、前記第一の遊技状態(例えば、(1)RT4(再遊技高確率1状態)、(2)RT5(再遊技高確率2状態)やRT6(再遊技高確率3状態))における遊技者の停止操作によって前記複数のリールが特定の停止態様となった場合に移行する第二の遊技状態(例えば、第一の遊技状態が(1)の場合には、RT3(再遊技低確率2状態)、第一の遊技状態が(2)の場合には、RT4(再遊技高確率1状態)等、第一の遊技状態よりも不利な(例えば、再遊技役の内部当選確率が低い、再遊技役の内部当選確率は同じであるが他の有利な遊技状態に昇格し難い、特定の入賞役に入賞し難い等)遊技状態)と、が含まれ、前記停止制御手段は、第一の前記抽選結果(以下、「第一の抽選結果」という。例えば、再遊技2+4)が決定され、かつ前記停止操作が第一の停止操作(例えば、図40(a)→同図(d)→同図(e)に示す不正解操作順序(右左中)の停止操作)であった場合には、第一の停止態様(例えば、図40(e)に示す、「ベル図柄−リプレイ図柄−青7図柄」の図柄組合せ)となるように前記複数のリールを停止させることが可能で、前記第一の抽選結果が決定され、かつ前記停止操作が前記第一の停止操作とは異なる第二の停止操作(例えば、図39(a)→同図(b)→同図(c)に示す正解操作順序(左中右)の停止操作)であった場合には、前記第一の停止態様とは異なる第二の停止態様(例えば、図39(c)に示す、「青7図柄−青7図柄−青7図柄」の図柄組合せ)となるように前記複数のリールを停止させることが可能な手段であり、前記第二の停止態様は、少なくとも前記所定の条件が成立している場合に用いられる停止態様であり、前記第一の表示制御手段は、前記報知状態でない前記第二の遊技状態であって前記第一の抽選結果が決定された第一の遊技において、前記第一の停止操作を示す情報を第一の表示態様(例えば、図12(a)に示すSEG1〜3の表示態様)で前記第一の表示手段に表示させる手段であり、前記第二の表示制御手段は、前記第一の遊技において、前記第一の停止操作を示す情報を第二の表示態様(例えば、図43や図45(c)に示す、「1停」の押し順ナビ画像)で前記第二の表示手段に表示させる手段であり、前記第一の表示制御手段は、前記報知状態である前記第二の遊技状態であって前記第一の抽選結果が決定された第二の遊技において、前記第一の停止操作を示す情報を前記第一の表示態様で前記第一の表示手段に表示させる手段であり、前記第二の表示制御手段は、前記第二の遊技において、前記第一の停止操作を示す情報を前記第二の表示態様とは異なる第三の表示態様(例えば、図42や図44(a)〜同図(c)に示す、「1停〜3停」の押し順ナビ画像→「2停と3停」の押し順ナビ画像→「3停」の押し順ナビ画像)で前記第二の表示手段に表示させる手段であり、前記第二の表示態様の表示期間は、前記第三の表示態様の表示期間よりも短く設定されており、前記第一の表示制御手段は、前記第一の遊技において前記第二の表示制御手段が前記第二の表示手段による前記第一の停止操作を示す情報の表示を終了しても、前記第一の表示手段による前記第一の停止操作を示す情報の表示を継続するものである、ことを特徴とする遊技台である。
本願発明4に係る遊技台によれば、第一の遊技において、第一の停止操作を示す情報を第二の表示態様で表示させる一方で、第二の遊技において、第一の停止操作を示す情報を第三の表示態様で表示させ、第二の表示態様の表示期間は、第三の表示態様の表示期間よりも短く、第一の遊技において第二の表示手段による第一の停止操作を示す情報の表示を終了しても、第一の表示手段による第一の停止操作を示す情報の表示を継続するため、停止操作に係わる情報を報知する報知状態かどうかを区別することが可能で、遊技者に誤解や不快感を与えることを防止することができる。また、第二の表示手段による第一の停止操作を示す情報の表示を終了した後であっても、第一の表示手段によって押し順演出の発生の有無を把握することができ、遊技者の利便性を高めることができる。
また、前記第一の表示制御手段は、前記第二の遊技において、前記第一の停止操作のうちの最終の停止操作の受付後に、前記第一の表示態様による表示を終了させる手段であり、前記第二の表示制御手段は、前記第二の遊技において、前記第一の停止操作のうちの最終の停止操作の受付後に、前記第三の表示態様による表示を終了させる手段であってもよい。
このような構成とすれば、第一の表示態様の表示期間が第三の表示態様の表示期間の代用となるため、第一の遊技において、第一の表示態様の表示期間と第二の表示態様の表示期間の差を把握することができ、停止操作に係わる情報を報知する報知状態かどうかを区別することが容易となる。なお、前記第一の表示態様の表示期間は、前記第三の表示態様の表示期間よりも短く設定されていてもよい。
また、前記第一の停止態様は、所定の特典の付与(例えば、RTの昇格)に係わらない停止態様であり、前記第二の停止態様は、所定の特典(例えば、RTの昇格)が付与されることを示すための停止態様であり、前記第一の停止態様および前記第二の停止態様は、再遊技が付与される停止態様であってもよい。
このような構成とすれば、再遊技役の入賞によって遊技状態(RT)が遷移し、当該遊技状態(RT)によって再遊技役の内部当選確率が異なる設定とされた遊技台に好適であり、遊技性を高めることができる。
また、前記停止制御手段は、遊技者による前記停止操作が前記第一の停止操作であった場合には、前記第一の停止態様となるように前記複数のリールを停止させることが可能な手段であり、前記第二の表示態様は、前記第一の停止操作を示す表示態様(例えば、図43や図45(c)に示す、「1停」の押し順ナビ画像)であり、前記第三の表示態様は、前記第一の停止操作を含む全ての停止操作を示す表示態様(例えば、図42や図44(a)に示す、「1停〜3停」の押し順ナビ画像)であり、前記第二の表示制御手段は、前記第一の遊技において、前記第一の停止操作の受付後に、前記第二の表示態様による表示を終了させ、前記第二の遊技において、前記全ての停止操作の受付後に、前記第三の表示態様による表示を終了させる手段であってもよい。
このような構成とすれば、表示期間の違いを遊技開始時点から示すことができるため、停止操作に係わる情報を報知する報知状態かどうかを、より明確に区別することが可能で、遊技者に誤解や不快感を与えることを、より確実に防止することができる。
なお、前記第二の表示態様は、前記第一の停止操作および前記第二の停止操作を示す表示態様(例えば、「1停」と「2停」の押し順ナビ画像)であり、前記第二の表示制御手段は、前記第一の遊技において、前記第二の停止操作の受付後に、前記第二の表示態様による表示を終了させる手段であってもよい。(例えば、「1停」と「2停」の押し順ナビ画像を同時に終了させる、または、「1停」の押し順ナビ画像を終了させた後に、「2停」の押し順ナビ画像を終了させる等)。
また、前記第三の表示態様は、前記第一の停止操作を含む全ての停止操作を示す表示態様(例えば、「1停〜3停」の押し順ナビ画像)であり、前記第二の表示制御手段は、前記第二の遊技において、前記全ての停止操作の受付後に、前記第三の表示態様による表示を終了させる手段であってもよい。(例えば、「1停」〜「3停」の押し順ナビ画像を同時に終了させる、または、「1停」の押し順ナビ画像を終了させた後に、「2停」と「3停」の押し順ナビ画像を同時に終了させるまたは、「1停」と「2停」の押し順ナビ画像を同時に終了させた後に、「3停」の押し順ナビ画像を終了させる等)。
また、本発明に係る遊技台は、封入式遊技機に適用することもできる。ここで、「封入式遊技機」は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用するものである。また、主制御部、第1副制御部、および第2副制御部をワンチップで構成してもよいし、主制御部と第1副制御部で双方向の通信が可能に構成してもよい。また、主制御部と第1副制御部で双方向の通信を可能とする一方で、第1副制御部から第2副制御部への通信は一方向の通信としてもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、実施例に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。