JP6565446B2 - 電池劣化判定装置,電池劣化判定方法及び車両 - Google Patents
電池劣化判定装置,電池劣化判定方法及び車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6565446B2 JP6565446B2 JP2015152351A JP2015152351A JP6565446B2 JP 6565446 B2 JP6565446 B2 JP 6565446B2 JP 2015152351 A JP2015152351 A JP 2015152351A JP 2015152351 A JP2015152351 A JP 2015152351A JP 6565446 B2 JP6565446 B2 JP 6565446B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- temperature
- determination
- deterioration
- internal resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Description
このような電池の劣化判定に用いられる容量維持率は、使用履歴・温度履歴に応じて低下してゆくように算出される。ここで、クランキング性能(エンジンの始動性)は、電池の内部抵抗が大きく影響するが、容量維持率による劣化判定のみによると、エンジンの始動時(クランキング時)のような内部抵抗によって電池の電圧降下が大きくなる場合であっても内部抵抗が加味されないため、電池の寿命を適切に判定することができないという問題がある。また、容量維持率による劣化判定は、容量維持率の算出時点で実際に電池が置かれている環境温度により異なる内部抵抗が加味されるものではない。そのため、内部抵抗が大きい低温時に劣化と判定すべきであるにも関わらず電池の容量維持率が高いため劣化と判定されない場合がある。具体的には例えば冬期等の電池の環境温度が低くて電池の内部抵抗が大きく電池の劣化と判定すべきときに容量維持率が高くて電池が劣化していないと判定されると、電池の交換がされないため、エンジンの始動ができない場合がある。
初めに、本実施形態の概要について説明する。
電池劣化判定装置は、電池の温度を検出する温度検出部と、前記電池の劣化を判定する判定部と、を備え、前記判定部は、前記温度検出部が検出した温度が所定温度未満の場合と、前記温度検出部が検出した温度が所定温度以上の場合とで、異なる方式の劣化判定処理を実行する。
電池劣化判定方法は、電池の温度が所定温度未満の場合と所定温度以上の場合とで異なる方式の劣化判定処理を実行する。
車両は、電池の温度を検出する温度検出部と、前記電池の劣化を判定する判定部と、を備え、前記判定部は、前記温度検出部が検出した温度が所定温度未満の場合と、前記温度検出部が検出した温度が所定温度以上の場合とで、異なる方式の劣化判定処理を実行する。
また、前記温度検出部が検出した温度が所定温度未満の場合に前記第1判定処理を実行し、前記温度検出部が検出した温度が所定温度以上の場合に前記第2判定処理を実行するようにしてもよい。
これにより、環境温度が低い時及び環境温度が高い時のいずれの場合についても電池寿命の適切な判定を行うことができる。
このようにすれば、検出時の温度よりも低い基準温度における内部抵抗によって劣化を判定することができるため、環境温度が低い時において電池寿命を安全サイドで判定することができる。
このようにすれば、所定温度未満の場合に内部抵抗だけでなく容量維持率に基づいて劣化の判定をするため、低温時に内部抵抗では劣化と判定とされない場合であっても容量維持率により劣化の判定を行うことができる。よって、劣化判定の精度を高めることが可能になる。
このようにすれば、電池が寿命になったときに電池を交換することができる。
このようにすれば、所定の温度範囲について、内部抵抗又は容量維持率のみでは適切な劣化の判定ができない場合に、電池の劣化の判定を適切に行うことができる。
このようにすれば、スタータモータの駆動時の電圧及び電流の検出結果で内部抵抗を検出するため、エンジンの始動不良を生じうる程度の電池の劣化を検出することができる。
このようにすれば、内部抵抗の算出が所定温度未満の電圧及び電流に基づいてされることで、例えば、内部抵抗を温度補正する場合の補正式を簡素化でき、精度の向上が期待できる。
このようにすれば、例えば周囲環境温度が低いときの電池の劣化の判定精度を高めることができる。
このようにすれば、例えば、車両起動後におけるエンジン始動前(クランキング前)の電池の劣化の判定精度を高めることができる。
このようにすれば、アイドリング時における電池の電力不足を回避することができる。
このようにすれば、電池の劣化時における回生電力の受け入れを規制することが可能になる。
このようにすれば、電池の交換時期を知ることができる。
このようにすれば、電池の劣化時における電池への充放電を抑制することが可能になる。
このようにすれば、内部抵抗の影響が比較的大きくなる0℃を基準として劣化判定処理の切り替えを行うことができる。
このようにすれば、リチウムイオン蓄電池は、極板の有効面積を大きく、部品の内部抵抗を小さくすることができるので、他の電池(鉛蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・水素蓄電池)と比較して、電池の内部抵抗による発熱が検出温度に与える影響を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態1について、図1ないし図10を用いて説明する。
1.劣化判定装置の構成
劣化判定装置10は、組電池(図示しない)の劣化を判定する装置であり、例えば電池管理システム(Battery Management System)に備えられ、自動車等の車両に搭載される。この自動車は、スタータモータにより始動される内燃機関を備え、アイドリングストップ機能を有する。組電池は、複数の電池セルが直列接続された構成であり、各電池セルは、繰り返し充電可能な二次電池である。組電池は、例えば、リチウムイオン蓄電池とすることができる。
電圧センサ11は、組電池全体の電圧を検出できるものであり、組電池の両端電圧に応じた検出信号を出力する。電流センサ12は、組電池に流れる充電電流または放電電流(以下、充放電電流という)の電流値に応じた検出信号を出力する。温度センサ13は、接触式あるいは非接触式で組電池の温度に応じた検出信号を出力する。温度センサ13は、電池セルごとに設けられ、電池セルの温度に応じた検出信号を出力する。
例えば、図2,3に示すように、時間t1とt2の間でクランキングが行われ、そのときの電圧変化ΔVと電流変化ΔIが同図に示すように変化したとすると、その時の内部抵抗Rは、
R=(|12[V]−10[V]|)/(|50[A]−600[A]|)=3.63[mΩ]
として求めることができる。
電池の内部抵抗は、一般に、その電池の温度に応じて図5に示すような関係で変化する。そして、その温度による抵抗変化曲線は、電池の劣化が進むにつれて、内部抵抗が高い方にシフトしてゆく。新品の電池が図5の破線で示すような抵抗変化曲線を持っているとしても、その電池が劣化すれば、同図に実線で示すようになる。そこで、本実施形態では、基準温度を例えば−25℃と定め、その基準温度における内部抵抗RAが寿命判定閾値(所定値。例えば1.6mΩ)を超えている場合には、交換が必要な程度まで電池が劣化していると判定される。
本実施形態では、容量維持率が0.6(60%)まで低下すると、劣化が進んだと判定して、電池交換を促す表示がされる。なお、図8に示すように、現在の容量維持率CRがアイドリングストップ閾値(所定値。本実施形態では60%)に達した場合には、アイドリングストップを行わないようになっている。
なお、判定部20からの出力は、エンジンの駆動を制御するための駆動制御部25(劣化判定装置10の内部でも外部でもよい)に出力されており、判定部20から寿命に達していることを示す情報が入力されると、車両が停止した場合であってもアイドリングストップを行わない(アイドリング状態を維持する)。
CPUには、電圧センサ11、電流センサ12、温度センサ13からの検出信号が入力されており、CPUは、図10に示すように、温度センサ13が検出した温度が0℃未満であるか否かを判断する(S11)。前回のクランキング時に温度センサ13が検出した温度が0℃未満であるときには(S11で「YES」)、電圧センサ11及び電流センサ12が検出した電圧変化及び電流変化により現在の温度での内部抵抗Rを測定する(S12)。内部抵抗演算部が求めた内部抵抗Rは、補正部16にて温度補正係数を乗算して−25℃とした場合の内部抵抗RAに変換する(S13)。
一方、電池の温度が所定温度(例えば0℃)以上のときには、電池の容量維持率CRに基づいて電池の劣化を判定するから、容量維持率の観点から劣化が進んだと判定されるときには、電池交換を促す警告を出すことができる。すなわち、仮に常時、内部抵抗Rによる劣化判定を行う場合には、気温が比較的高い昼間には電池温度も高く内部抵抗が低いから劣化が進んでいないと判断してしまうが、翌朝に電池温度が大きく低下したような状態でクランキングが困難になるような事態があり得るが、本実施形態の電池劣化判定装置では、そのような事態の発生を未然に防止できる。
このようにすれば、検出時の温度よりも低い基準温度における内部抵抗RAによって劣化を判定することができるため、常に安全サイドで劣化判定を行うことができ、電池の環境温度が急に低下するような状況を考慮しても電池寿命の適切な判定を行うことができる。
実施形態2について図11を用いて説明する。実施形態2では、温度センサ13が検出した温度が所定温度未満のときには、内部抵抗Rのみならず、併せて、容量維持率CRも加味した劣化判定を行うものである。他は実施形態1と同一であり、同一の構成については説明を省略する。
CPUには、電圧センサ11、電流センサ12、温度センサ13からの検出信号が入力されており、CPUは、図11に示すように、温度センサ13が検出した温度が0℃未満であるか否かを判断する(S21)。
なお、実施形態2では、温度が0℃以上のときの容量維持率CRの閾値を、温度が0℃未満のときの容量維持率CRの閾値とは異なる値としてもよく、また、実施形態2の内部抵抗Rや容量維持率CRの閾値は、実施形態1の内部抵抗Rや容量維持率CRの閾値とは異なる値としてもよい。
このようにすれば、所定温度未満の場合に内部抵抗Rだけでなく容量維持率CRに基づいて劣化の判定をするため、低温時に内部抵抗Rでは劣化と判定とされない場合であっても容量維持率により劣化の判定を行うことができる。よって、劣化判定の精度を高めることができる。また、内部抵抗Rや容量維持率CRの閾値や劣化判定のアルゴリズムを適宜設定することで適切な寿命判定を行うことができる。
次に、実施形態3を図12を用いて説明する。実施形態3は、所定の温度範囲(本実施形態では0℃〜10℃)では、内部抵抗RAと容量維持率CRとの双方に重み付けを行った劣化度を用いて電池の劣化判定を行うものである。以下では、上記実施形態と同一の構成については説明を省略する。
劣化度= (内部抵抗RA×WA)+(容量維持率CR×WB) ・・・(1)
重み係数WA,WBは、温度によって異なる値が設定されている。例えば、電池温度が8℃の場合には、WA=0.2,WB=0.8とすることができる。なお、各重み係数WA,WBは、温度に応じて線形的に増減させても非線形的に増減させてもよい。また、例えば、複数の温度に対応付けて複数の重み係数WA,WBを記憶するようにしてもよい。
CPUには、電圧センサ11、電流センサ12、温度センサ13からの検出信号が入力されており、図12に示すように、温度センサ13が検出した温度が0℃未満であるか否かを判断する(S31)。前回のクランキング時に温度センサ13が検出した温度が0℃未満であるときには(S31で「YES」)、内部抵抗Rによる寿命判定処理を行う(S32)。具体的には、電圧変化及び電流変化により現在の温度での内部抵抗Rを測定し、−25℃の内部抵抗RAに変換し、内部抵抗RAが寿命判定閾値以上である場合には、電池の寿命と判定し、電池の交換を促す表示を表示部24に表示させる。
そして、内部抵抗RA及び容量維持率CRを温度に応じた重み係数WA,WBで重み付けした値(劣化度)の演算を行う(S38)。演算で求めた値が寿命と判断するための所定の閾値以下であるときには(S39で「YES」)、電池の寿命と判定し(S40)、電池の交換を促す表示を表示部24に表示させて寿命判定を終了する。一方、所定の閾値以上であるときにはそのまま寿命判定を終了する(S39で「NO」)。
実施形態3によれば、所定の温度範囲について、内部抵抗又は容量維持率のみでは適切な劣化の判定ができない場合に、電池の劣化の判定を適切に行うことができる。
実施形態4は、エンジン始動時又はエンジン停止時における電池の温度が所定温度(例えば0℃)未満のときには、その後、電池の温度が所定温度以上となると、容量維持率CRではなく、内部抵抗Rに基づいて電池の劣化の判定を行うものである。他は上記実施形態と同一であり、同一の構成については説明を省略する。
温度センサ13は、例えば、所定の間隔で温度を検出しており、エンジン始動時又はエンジン停止時(例えば駐車時)の電池の温度が所定温度(例えば0℃)未満のときには、その後、電池の温度が所定温度以上となったときには、判定部20は、内部抵抗Rに基づいて電池の劣化の判定を行う。
なお、エンジン始動後、車両の暖機が完了した後に、電池の温度が所定温度以上となるようにして、車両の暖機が完了した後は内部抵抗Rに基づいて電池の劣化の判定を行うようにしてもよい。
実施形態5は、判定部20は、温度が所定温度(例えば0℃)以上から所定温度未満に下がると、前回検出した内部抵抗Rの値に、電池の使用状態に応じた加算値を加算して劣化を判定するものである。他は上記実施形態と同一であり、同一の構成については説明を省略する。
例えば、長期駐車中、常時0℃以上の気温が保たれる季節に容量維持率CRから寿命を算出していた場合で、その後、季節の変化等により、長期駐車期間中に内部抵抗Rによる寿命算出条件(0℃未満)へと変わる場合がある。この場合、エンジン始動前(クランキングよりも前)における車両起動後(電源オン後)すぐに電池の劣化を判定する場合は、前回の算出した内部抵抗Rの値に対して、電池の使用状態に応じた加算値を加算して寿命を算出する。この電池の使用状態に応じた加算値とは、本実施形態では、温度と時間に依存した経時劣化及び充放電履歴に応じた数値である。なお、経時劣化及び充放電履歴に限られず、経時劣化及び充放電履歴の一方(少なくとも一方)に応じた数値を加算値としてもよい。
実施形態6は、判定部20は、電池の劣化の程度に応じてアイドリングストップを実施するか否かを判定するアイドリングストップ実施判定又はアイドリングストップの時間を算出するアイドリングストップ時間判定を行うものである。
判定部20は、電池が劣化していると判定すると、停車時にエンジンを停止させるアイドリングストップを行わないことを判定する。また、判定部20は、電池の劣化の程度によりアイドリングストップが可能な時間を算出し、算出したアイドリングストップが可能な時間をアイドリングストップ時間として設定する。
また、電池には回生電力が入力されており、判定部20は、電池が寿命に達している(電池が劣化している)と判定すると回生電力受け入れないことを判定し、電池が寿命に達していない(電池が劣化していない)と判定すると、回生電力受け入れを行うことを判定するようにしてもよい。即ち、判定部20は、回生電力受け入れ条件の判定を行うようにしてもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、所定温度として0℃を基準として、内部抵抗Rによる判定か、容量維持率CRによる判定かを異ならせることとしたが、0℃以外の他の温度によって、内部抵抗Rによる判定や容量維持率CRによる判定かを異ならせるようにしてもよい。
(2)内部抵抗Rは、 車両のクランキングによる放電時の電流変化と、その際の電圧降下より内部抵抗Rを求めることとしたが、これに限られない。例えば、車両減速時の回生充電時としてもよい。また、内部抵抗Rは、予め求められた温度補正係数を乗算して劣化判定をすることとしたが、これに限られない。例えば、温度補正係数を用いずに各温度での内部抵抗値に応じた劣化判定基準を設けるようにしてもよい。
(3)組電池は、リチウムイオン蓄電池としたが、他の電池(例えば、鉛蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・水素蓄電池)としてもよい。
(4)電池の劣化判定時だけでなく、例えば、劣化判定とは独立して(温度に依存しない)内部抵抗Rと容量維持率CRとを算出するようにしてもよい。
Claims (19)
- 電池の温度を検出する温度検出部と、
前記電池の劣化を判定する判定部と、
前記電池の内部抵抗を検出する内部抵抗検出部と、
前記電池の初期容量に対する容量比である容量維持率を算出する容量維持率算出部と、
を備え、
前記判定部は、
前記温度検出部が検出した温度が所定温度未満の場合に前記内部抵抗検出部が検出した内部抵抗に基づいて前記判定を行う第1判定処理と、
前記温度検出部が検出した温度が所定温度以上の場合に前記容量維持率算出部が算出した容量維持率に基づいて前記判定を行う第2判定処理と、を実行する電池劣化判定装置。 - 前記判定部は、前記内部抵抗検出部が検出した内部抵抗を、当該内部抵抗の検出時の温度よりも低い温度である基準温度での内部抵抗に補正した値に基づいて前記電池の劣化を判定する請求項1に記載の電池劣化判定装置。
- 前記判定部は、前記温度検出部が検出した温度が所定温度未満のときには、前記内部抵抗及び前記容量維持率に基づいて前記電池の劣化を判定する処理を行う請求項1又は請求項2に記載の電池劣化判定装置。
- 前記容量維持率は、温度と充放電履歴とに基づいて算出される請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。
- 前記判定部は、前記内部抵抗又は前記容量維持率が寿命を規定する所定値に達すると前記電池の劣化を判定し、前記電池の交換が必要なことを外部に報知させる請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。
- 前記判定部は、所定の温度範囲で前記第1判定処理と前記第2判定処理との双方を行うとともに、前記所定の温度範囲における前記内部抵抗及び前記容量維持率に重み付けをして前記電池の劣化の判定を行う請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。
- スタータモータにより始動される内燃機関を備えた自動車に搭載され、前記スタータモータを駆動するための電力を供給する電池の劣化を判定する電池劣化判定装置であって、
前記内部抵抗検出部は、前記スタータモータの駆動時における電圧及び電流をそれぞれ検出する電圧検出部及び電流検出部から出力された検出結果を演算することで前記内部抵抗を検出する請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。 - 前記内部抵抗は、エンジン始動時における前記電池の温度が所定温度未満のときのみの電圧及び電流に基づいて算出される請求項7に記載の電池劣化判定装置。
- 前記判定部は、エンジン始動時又はエンジン停止時における前記電池の温度が所定温度未満のときには、前記電池の温度が所定温度以上となっても前記内部抵抗に基づいて前記電池の劣化の判定を行う請求項7又は請求項8に記載の電池劣化判定装置。
- 前記判定部の判定に応じてアイドリングストップを実施するか否かを判定するアイドリングストップ実施判定又は前記アイドリングストップの時間を算出するアイドリングストップ時間判定を行う請求項7ないし請求項9のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。
- 前記電池に回生電力が入力されるものであり、前記判定部は、前記電池の劣化に応じて回生電力受け入れ条件の判定を行う請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。
- 前記判定部は、前記電池の劣化に応じて前記電池の交換判定を行う請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。
- 前記判定部は、前記電池の劣化に応じて充放電制御の変更要否判定を行う請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。
- 前記所定温度は、0℃であり、前記判定部は、前記温度検出部が検出した温度が0℃未満の場合と、前記温度検出部が検出した温度が0℃以上の場合とで前記第1判定処理と前記第2判定処理とを切り替える請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。
- 前記電池は、リチウムイオン蓄電池である請求項1ないし請求項14のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。
- 前記電池は、エンジンの始動用の電池である請求項1ないし請求項15のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。
- 前記電池は、4輪の自動車に搭載される請求項1ないし請求項16のいずれか一項に記載の電池劣化判定装置。
- 電池の内部抵抗を内部抵抗検出部が検出し、前記電池の温度を温度検出部が検出し、前記電池の初期容量に対する容量比である容量維持率を容量維持率算出部が算出するものであり、
前記温度検出部が検出した温度が所定温度未満の場合に前記内部抵抗検出部が検出した内部抵抗に基づいて前記電池の劣化の判定を行う第1判定処理と、
前記温度検出部が検出した温度が所定温度以上の場合に前記容量維持率算出部が算出した容量維持率に基づいて前記電池の劣化の判定を行う第2判定処理と、を実行する電池劣化判定方法。 - 電池の温度を検出する温度検出部と、
前記電池の劣化を判定する判定部と、
前記電池の内部抵抗を検出する内部抵抗検出部と、
前記電池の初期容量に対する容量比である容量維持率を算出する容量維持率算出部と、を備え、
前記判定部は、
前記温度検出部が検出した温度が所定温度未満の場合に前記内部抵抗検出部が検出した内部抵抗に基づいて前記判定を行う第1判定処理と、
前記温度検出部が検出した温度が所定温度以上の場合に前記容量維持率算出部が算出した容量維持率に基づいて前記判定を行う第2判定処理と、を実行する車両。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN201510570444.3A CN105467324B (zh) | 2014-09-30 | 2015-09-09 | 电池劣化判定装置、电池劣化判定方法以及电池组 |
US14/863,283 US10551443B2 (en) | 2014-09-30 | 2015-09-23 | Battery deterioration determination device, battery deterioration determination method, and vehicle |
DE102015218674.1A DE102015218674A1 (de) | 2014-09-30 | 2015-09-29 | Batteriealterungsbestimmungseinrichtung, batteriealterungsbestimmungsverfahren und fahrzeug |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014199916 | 2014-09-30 | ||
JP2014199916 | 2014-09-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016070920A JP2016070920A (ja) | 2016-05-09 |
JP6565446B2 true JP6565446B2 (ja) | 2019-08-28 |
Family
ID=55864507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015152351A Active JP6565446B2 (ja) | 2014-09-30 | 2015-07-31 | 電池劣化判定装置,電池劣化判定方法及び車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6565446B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6880806B2 (ja) * | 2017-02-14 | 2021-06-02 | 株式会社デンソー | 電源装置 |
KR102011745B1 (ko) * | 2017-07-18 | 2019-08-19 | (주)파워에스티 | 전기차량의 관리방법 및 관리시스템 |
JP7003751B2 (ja) * | 2018-03-12 | 2022-01-21 | トヨタ自動車株式会社 | 電池診断装置及び電池診断方法 |
JP2020060453A (ja) * | 2018-10-10 | 2020-04-16 | 本田技研工業株式会社 | 導出装置、導出方法、及びプログラム |
JP2020176899A (ja) * | 2019-04-17 | 2020-10-29 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電素子の劣化推定装置、及び、劣化推定方法 |
JP7404714B2 (ja) | 2019-06-20 | 2023-12-26 | 株式会社Gsユアサ | 判断方法、判断装置、保守支援システム及びコンピュータプログラム |
JP7388220B2 (ja) * | 2020-02-06 | 2023-11-29 | トヨタ自動車株式会社 | バッテリ劣化判定装置、バッテリ劣化判定方法、及びバッテリ劣化判定プログラム |
CN113064081B (zh) * | 2021-03-11 | 2023-12-05 | 北京车和家信息技术有限公司 | 动力电池劣化检测方法、装置、介质、车载系统和车辆 |
JP2023006978A (ja) * | 2021-07-01 | 2023-01-18 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電装置の管理装置及び管理方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002031671A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-31 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 車両のアイドリングストップ処理方法と、車両に搭載された蓄電池の残存容量測定方法、および、これらの装置 |
JP4817647B2 (ja) * | 2004-11-29 | 2011-11-16 | 三洋電機株式会社 | 二次電池の寿命判定方法。 |
JP5348987B2 (ja) * | 2008-09-27 | 2013-11-20 | 三洋電機株式会社 | 電池の劣化度の検出方法 |
JP5644190B2 (ja) * | 2010-06-08 | 2014-12-24 | 新神戸電機株式会社 | 電池状態推定装置および電池情報報知装置 |
JP2013247003A (ja) * | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Sony Corp | 二次電池の充電制御装置、二次電池の充電制御方法、二次電池の充電状態推定装置、二次電池の充電状態推定方法、二次電池の劣化度推定装置、二次電池の劣化度推定方法、及び、二次電池装置 |
CN104813180B (zh) * | 2013-02-19 | 2017-04-05 | 古河电气工业株式会社 | 二次电池劣化判定方法及二次电池劣化判定装置 |
JPWO2014141834A1 (ja) * | 2013-03-13 | 2017-02-16 | Necエナジーデバイス株式会社 | 電池パック、電気機器およびその制御方法 |
-
2015
- 2015-07-31 JP JP2015152351A patent/JP6565446B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016070920A (ja) | 2016-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105467324B (zh) | 电池劣化判定装置、电池劣化判定方法以及电池组 | |
JP6565446B2 (ja) | 電池劣化判定装置,電池劣化判定方法及び車両 | |
US10180464B2 (en) | Estimation of the state of deterioration of an electric battery | |
CN107817450B (zh) | 蓄电元件包及管理装置、soc推测方法、介质、面板系统 | |
KR102468385B1 (ko) | 친환경 차량 배터리의 충전시간 예측 방법 | |
JP5382208B2 (ja) | 蓄電素子の劣化推定装置および劣化推定方法 | |
EP2058891B1 (en) | Charging control device for a storage battery | |
EP2711727B1 (en) | Battery condition estimation device and method of generating open circuit voltage characteristic | |
EP3343689B1 (en) | Deterioration degree estimation device and deterioration degree estimation method | |
JP5975876B2 (ja) | 駆動アキュムレータシステムの最大出力可能電力を求めるための方法および装置 | |
JP6183242B2 (ja) | 蓄電システム | |
JP6256609B2 (ja) | バッテリー劣化度推定装置およびバッテリー劣化度推定方法 | |
JP5493407B2 (ja) | 組電池の容量調整装置 | |
CA2831568C (en) | Method for determining remaining lifetime | |
JP6531784B2 (ja) | 蓄電素子管理装置、及び、蓄電素子のsoc推定方法 | |
JP5738784B2 (ja) | 蓄電システム | |
CN109073708B (zh) | 二次电池劣化估计装置和二次电池劣化估计方法 | |
JP2017009577A (ja) | 状態推定装置及び状態推定方法 | |
JP2017103077A (ja) | 蓄電システム及びその制御方法並びにリチウムイオン二次電池の熱暴走予兆診断装置及びリチウムイオン二次電池の熱暴走予兆診断方法 | |
KR102441800B1 (ko) | 배터리 수명 예측 방법 및 장치 | |
JP2012253975A (ja) | アルカリ蓄電池の充放電制御方法および充放電システム | |
US20150207341A1 (en) | Battery system | |
JP2020079723A (ja) | 二次電池システム | |
JP2014109535A (ja) | 内部抵抗推定装置、充電装置、放電装置、内部抵抗推定方法 | |
JP2019184440A (ja) | 電池制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190315 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190702 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190715 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6565446 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |