JP6565302B2 - ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物、およびそれからなる成形品 - Google Patents

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Description

本発明は、電気・電子機器部品、自動車部品、機械部品などの用途に対し有用な、流動性および機械特性に優れ、好ましい態様においては、耐加水分解性および靭性に優れる、ポリブチレンテレフタレート樹脂および特定のビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物を配合してなるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物、およびそれからなる成形品に関するものである。
ポリブチレンテレフタレート樹脂(以下、PBT樹脂と略記することがある。)は、耐熱性、耐薬品性、電気特性、寸法安定性などに優れているため、各種の電気・電子機器部材、自動車、列車、電車などの車両用部材、その他の一般工業製品製造用材料として、広く使用されている。
近年、工業用成形品の小型化・軽量化に対する要求が高まっており、特に自動車や電気・電子機器用途に用いるポリブチレンテレフタレートはこれらの要求に対し、機械特性を低下させることなく、溶融時の流動性を改良させることが望まれている。
熱可塑性樹脂の溶融時の流動性を改良させる方法としては、可塑剤を添加する方法が知られており、ポリ塩化ビニルの可塑剤としてビスフェノールAが使用される。ビスフェノールAは工業分野においては樹脂原料として使用されることが多く、熱可塑性樹脂に対する可塑剤としての効果は限定的である。また、ビスフェノールAは内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)としての懸念が指摘されており、一時可塑剤としての使用制限が検討された経緯がある。このような状況から、現在では可塑剤としての使用を制限、もしくは代替を検討するケースが増えている。
一方、ポリブチレンテレフタレートの溶融時の流動性を改善させる方法としては、特許文献1にポリブチレンテレフタレートを含む特定の熱可塑性樹脂と特定の少なくとも3つの官能基を有する化合物を溶融混合する流動性改良方法が記載されている。また、特許文献2には、ポリ乳酸樹脂の欠点であった機械特性、耐加水分解性や耐熱性を向上した芳香族ポリエステル樹脂とポリ乳酸樹脂からなる熱可塑性樹脂組成物が記載されており、可塑剤としてポリアルキレングリコール系可塑剤を添加した熱可塑性樹脂組成物が記載されている。さらに、特許文献3には、3つ以上の官能基を有する化合物であって、官能基を有する末端構造の少なくとも一つがアルキレンオキサイド単位を有する流動性改良ポリエステル樹脂組成物が記載されている。
特開平7−304970号公報(特許請求の範囲) 特開2007−224290号公報(特許請求の範囲) 特許第05169037号(特許請求の範囲)
しかしながら、特許文献1の溶融混合による流動性改善方法では、流動性改良効果は不十分であり、かつ機械物性も低下していた。特許文献2では、流動性は改良されるが、得られるポリエステル樹脂は成形前の乾燥時に発生するガス発生量が多く乾燥機を汚し作業性を悪化させるといった課題や、使用環境において多官能性化合物がブリードアウトして製品に不具合を発生させるといった課題があった。特許文献3では可塑剤としてポリアルキレングリコール系可塑剤を添加したポリブチレンテレフタレート樹脂組成物が開示されているが、その流動性改良効果は不十分であった。
本発明は、流動性が高く機械特性にも優れたポリブチレンテレフタレート樹脂、およびそれからなる成形品を得ることを課題とする。
かかる課題を解決するため、本発明は、主として以下の構成を有する。
すなわち、本発明は(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂100重量部に対し、(B
)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物であって、末端構造の少なくとも一つが水酸基を有し、アルキレンオキシド単位の繰り返し単位数が2〜6である化合物(臭素を含有する化合物を除く)を0.1〜5重量部配合してなるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物である。
また、本発明は本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物からなる成形品である。
本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物によれば、電気・電子機器部品、自動車部品、機械部品などとして有用な流動性および機械特性に有し、好ましい態様においては、耐加水分解性および靭性に優れる成形品を得ることができる。
(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂
本発明を構成する(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂は、テレフタル酸あるいはそのエステル形成性誘導体と1,4−ブタンジオールあるいはそのエステル形成性誘導体とを主成分とし重縮合反応させる等の通常の重合方法によって得られる重合体であって、特性を損なわない範囲、例えば20重量部程度以下、他の共重合成分を含んでもよい。これら重合体および共重合体の好ましい例としては、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレン(テレフタレート/イソフタレート)、ポリブチレン(テレフタレート/アジペート)、ポリブチレン(テレフタレート/セバケート)、ポリブチレン(テレフタレート/デカンジカルボキシレート)、ポリブチレン(テレフタレート/ナフタレート)、ポリ(ブチレン/エチレン)テレフタレート等が挙げられ、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
本発明で用いられる(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂は、溶融混練が可能であれば特に限定されないが、250℃×1000gで測定したときのメルトフローレート(MFR)が1.0〜60g/10分であることが好ましい。
本発明で用いる(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂の製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の重縮合法や開環重合法などを用いることができる。バッチ重合法および連続重合法のいずれでもよく、また、エステル交換反応および直接重合による重縮合反応のいずれも適用することができる。カルボキシル末端基量を少なくすることができ、かつ、流動性向上効果が大きくなるという点で、連続重合法が好ましく、コストの点で、直接重合法が好ましい。なお、エステル化反応またはエステル交換反応および重縮合反応を効果的に進めるために、これらの反応時に触媒を添加することが好ましい。触媒の具体例としては、チタン酸のメチルエステル、テトラ−n−プロピルエステル、テトラ−n−ブチルエステル、テトライソプロピルエステル、テトライソブチルエステル、テトラ−tert−ブチルエステル、シクロヘキシルエステル、フェニルエステル、ベンジルエステル、トリルエステル、あるいはこれらの混合エステルなどの有機チタン化合物、ジブチルスズオキシド、メチルフェニルスズオキシド、テトラエチルスズ、ヘキサエチルジスズオキシド、シクロヘキサヘキシルジスズオキシド、ジドデシルスズオキシド、トリエチルスズハイドロオキシド、トリフェニルスズハイドロオキシド、トリイソブチルスズアセテート、ジブチルスズジアセテート、ジフェニルスズジラウレート、モノブチルスズトリクロライド、ジブチルスズジクロライド、トリブチルスズクロライド、ジブチルスズサルファイド、ブチルヒドロキシスズオキシド、メチルスタンノン酸、エチルスタンノン酸、ブチルスタンノン酸などのアルキルスタンノン酸などのスズ化合物、ジルコニウムテトラ−n−ブトキシドなどのジルコニア化合物、三酸化アンチモン、酢酸アンチモンなどのアンチモン化合物などが挙げられる。これらの中でも有機チタン化合物およびスズ化合物が好ましく、さらに、チタン酸のテトラ−n−プロピルエステル、テトラ−n−ブチルエステルおよびテトライソプロピルエステルが好ましく、チタン酸のテトラ−n−ブチルエステルが特に好ましい。これらの触媒を2種以上併用することもできる。インサート成形品とする際の成形性、インサート成形品とした際の機械特性および色調に優れるため、重合反応触媒の添加量は、ポリブチレンテレフタレート樹脂100重量部に対して、0.005重量部以上0.5重量部以下の範囲が好ましく、0.01重量部以上0.2重量部以下の範囲がより好ましい。
(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物
本発明で用いる(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物は、本発明のポリブチレンテレフタレートの流動性を向上させるために必要な成分であり、流動性改良剤として働く。(B)成分としては、分子中にビスフェノール骨格を有する化合物にアルキレンオキシド単位が付加された構造で、官能基を有する末端構造の少なくとも一つが水酸基であれば特に限定はされないが、特に流動性および耐加水分解特性に優れるという点で、官能基を有する末端構造の全てが水酸基であることが最も好ましい。
本発明において、機械特性、流動性に優れるという点で、(B)成分のアルキレンオキシド単位はエチレンオキシド、プロピレンオキシドなどが好ましく、流動性の点からエチレンオキシドであることがより好ましい。
本発明において、流動性、耐加水分解特性、使用時のハンドリング性および機械特性が優れるという点で(B)成分中のアルキレンオキシド単位の繰り返し単位数は2〜20であることが好ましく、流動性と機械物性の点から、2〜6であることがより好ましく、繰り返し単位数が2〜4であることが最も好ましい。アルキレンオキシド単位の繰り返し単位数が20以下であるとポリブチレンテレフタレートと流動性改良剤との相溶性がよくなり流動性改良効果が発現される。
(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物の好ましい例として、2,2−ビス(4−ポリオキシエチレン−オキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ポリオキシプロピレン−オキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ポリオキシブチレン−オキシフェニル)プロパンなどのアルキレンオキシド単位の繰り返し単位数が2〜20であるアルキレンオキシド付加物が挙げられる。なかでも、流動性、溶融混練時のハンドリング性、耐加水分解特性、機械物性の点からアルキレンオキシド単位がエチレンオキシドであり、かつエチレンオキシド単位の繰り返し単位数が2である2,2−ビス(4−ポリオキシエチレン−オキシフェニル)プロパンが好ましい。(B)成分のアルキレンオキシド単位がエチレンオキシドであり、かつエチレンオキシド単位の繰り返し単位数が2であると(B)成分は固体となり、溶融混練時のハンドリング性を向上させることができる。
本発明における、(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物の配合量は、(A)成分100重量部に対して0.1〜5重量部の範囲であり、機械物性の点から、0.1〜2重量部の範囲で配合することが好ましく、0.2〜1重量部の範囲で配合することがより好ましい。(B)成分の配合量が0.1重量部未満の場合は、流動性改良効果が発現せず、5重量部を超えると、ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の機械特性を低下させてしまう。
(C)無機充填剤
本発明において、樹脂組成物の機械強度その他の特性を付与するために、(C)無機充填剤を配合することが好ましい。(C)無機充填剤の配合量は(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂100重量部に対し、0.1〜100重量部の範囲で配合することが流動性および機械物性の点で好ましく、1〜70重量部の範囲で配合することがより好ましく、1〜50重量部の範囲で配合することがさらに好ましい。
本発明において、(C)無機充填剤の種類としては、繊維状、板状、粉末状、粒状などのいずれの形状の充填剤も使用することができる。具体的には、ガラス繊維、PAN系やピッチ系の炭素繊維、ステンレス繊維、アルミニウム繊維や黄銅繊維などの金属繊維、芳香族ポリアミド繊維などの有機繊維、石膏繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、ジルコニア繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、酸化チタン繊維、炭化ケイ素繊維、ロックウール、チタン酸カリウムウィスカー、チタン酸バリウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー、窒化ケイ素ウィスカーなどの繊維状またはウィスカー状充填剤、マイカ、タルク、カオリン、シリカ、炭酸カルシウム、ガラスビーズ、ガラスフレーク、ガラスマイクロバルーン、クレー、二硫化モリブデン、ワラステナイト、モンモリロナイト、酸化チタン、酸化亜鉛、ポリリン酸カルシウム、グラファイト、硫酸バリウムなどの粉状、粒状あるいは板状の充填剤が挙げられ、なかでもガラス繊維が好ましい。ガラス繊維の種類は、一般に樹脂の強化用に用いるものなら特に限定はなく、例えば長繊維タイプや短繊維タイプのチョップドストランド、ミルドファイバーなどから選択して用いることができる。また、上記の(C)無機充填剤は2種以上を併用して使用することもできる。なお、本発明に使用する(C)無機充填剤は、その表面を公知のカップリング剤(例えば、アミノシランやエポキシシランなどのシラン系カップリング剤、チタネート系カップリング剤など)、その他の表面処理剤で処理して用いることもできる。また、ガラス繊維はエチレン/酢酸ビニル共重合体などの熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂で被覆あるいは集束されていてもよい。
(D)衝撃性改良剤
本発明において、樹脂組成物の機械強度その他の特性を付与するために、(D)衝撃性改良剤を配合することが好ましい。(D)衝撃性改良剤の配合量は(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂100重量部に対し、0.1〜50重量部の範囲で配合することが流動性および機械物性の点から好ましく、1〜30重量部の範囲で配合することがより好ましく、1〜10重量部の範囲で配合することがさらに好ましい。
本発明において、(D)衝撃性改良剤としては公知のものを使用することができ、具体的には、天然ゴム、低密度ポリエチレンや高密度ポリエチレンなどのポリエチレン、ポリプロピレン、耐衝撃改質ポリスチレン、ポリブタジエン、スチレン/ブタジエン共重合体、エチレン/プロピレン共重合体、エチレン/メチルアクリレート共重合体、エチレン/エチルアクリレート共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/グリシジルメタクリレート共重合体、ポリエチレンテレフタレート/ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコールブロック共重合体、ポリエチレンテレフタレート/イソフタレート/ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコールブロック共重合体などのポリエステルエラストマー、MBSまたはアクリル系のコアシェルエラストマーが挙げられ、これらは1種または2種以上使用することができる。
本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、結晶核剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、安定剤、離型剤、顔料および染料を含む着色剤、滑剤、帯電防止剤を一種以上添加することができる。
本発明において、結晶核剤は、無機系結晶核剤および有機系結晶核剤のいずれでもよい。無機系結晶核剤としては、合成マイカ、クレー、ゼオライト、酸化マグネシウム、硫化カルシウム、窒化ホウ素、酸化ネオジウムなどを挙げることができ、組成物中での分散性を高めるために、有機物で修飾されていることが好ましい。また、有機系結晶核剤としては、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安息香酸リチウム、安息香酸カルシウム、安息香酸マグネシウム、安息香酸バリウム、テレフタル酸リチウム、テレフタル酸ナトリウム、テレフタル酸カリウム、トルイル酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸カリウム、サリチル酸亜鉛、アルミニウムジベンゾエート、カリウムジベンゾエート、リチウムジベンゾエート、ナトリウムβ−ナフタレート、ナトリウムシクロヘキサンカルボキシレートなどの有機カルボン酸金属塩、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、スルホイソフタル酸ナトリウムなどの有機スルホン酸塩、ソルビトール系化合物、フェニルホスホネートの金属塩、ナトリウム−2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェートなどのリン化合物金属塩などを挙げることができる。これらの結晶核剤を配合することで、機械特性、成形性、耐熱性および耐久性に優れた熱可塑性樹脂組成物および成形品を得ることができる。
本発明において、安定剤としては、熱可塑性樹脂の安定剤に用いられるものをいずれも使用することができる。具体的には、酸化防止剤、光安定剤などを挙げることができる。これらの安定剤を配合することで、機械特性、成形性、耐熱性および耐久性に優れた熱可塑性樹脂組成物および成形品を得ることができる。
本発明において、離型剤としては、熱可塑性樹脂の離型剤に用いられるものをいずれも使用することができる。具体的には、脂肪酸、脂肪酸金属塩、オキシ脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪族部分鹸化エステル、パラフィン、低分子量ポリオレフィン、脂肪酸アミド、アルキレンビス脂肪酸アミド、脂肪族ケトン、変成シリコーンなどを挙げることができる。これらの離型剤を配合することで、機械特性、成形性、耐熱性および耐久性に優れた成形品を得ることができる。
本発明のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物の製造方法は、本発明で規定する要件を満たす限り特に限定されるものではないが、例えば、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂、(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物、必要に応じてその他の成分を(A)成分の融点以上において、単軸または二軸押出機で、均一に溶融混練する方法や、溶液中で混合した後に溶媒を除く方法などが好ましく用いられるが、生産性の点で、一軸または二軸押出機で均一に溶融混練する方法が好ましく、流動性および機械特性に優れた樹脂組成物を得られるという点で、二軸押出機で均一に溶融混練する方法がより好ましい。なかでも、スクリュー長さをL,スクリュー直径をDとすると、L/D>30の二軸押出機を使用して溶融混練する方法が特に好ましい。ここで言うスクリュー長さとは、スクリュー根元の原料が供給される位置から、スクリュー先端部までの長さを指す。L/Dが大きい程、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂と(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物の相溶性が向上するので流動性改良効果も大きくなる。
また、本発明において二軸押出機で用いる場合のスクリュー構成としては、フルフライトおよびニーディングディスクを組み合わせて用いられるが、本発明の組成物を得るためにはスクリューによる均一的な混練が必要である。そのため、スクリュー全長に対するニーディングディスクの合計長さ(ニーディングゾーン)の割合は、5〜50%の範囲が好ましく、10〜40%の範囲であればさらに好ましい。
本発明において、溶融混練する場合に、各成分を投入する方法は、例えば、投入口を2カ所有する押出機を用い、スクリュー根元側に設置した主投入口から(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂、(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物および必要に応じてその他成分を供給する方法や、主投入口から(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂およびその他成分を供給し、主投入口と押出機先端の間に設置した副投入口から(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物を供給し溶融混合する方法などが挙げられ、流動性、機械物性および生産安定性に優れるという点で、主投入口から(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂およびその他成分を供給し、主投入口と押出機先端の間に設置した副投入口から(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物を供給し溶融混練する方法が好ましく、(B)成分を連続的に供給することがより好ましい。
本発明の樹脂組成物を製造する際の溶融混練温度は、流動性および機械物性に優れるという点で、110〜360℃が好ましく、210〜320℃がさらに好ましく、240〜280℃が特に好ましい。
本発明の樹脂組成物は、通常公知の射出成形、押出成形、ブロー成形、プレス成形、紡糸などの任意の方法で成形することができ、各種成形品に加工し利用することができる。成形品としては、射出成形品、押出成形品、ブロー成形品、フィルム、シート、繊維などとして利用でき、フィルムとしては、未延伸、一軸延伸、二軸延伸などの各種フィルムとして、繊維としては、未延伸糸、延伸糸、超延伸糸など各種繊維として利用することができる。特に、本発明においては、流動性に優れる点を活かして、厚み0.01〜1.0mmの薄肉部位を有する射出成形品に加工することができ、また、流動性および外観性が必要とされる大型成形品にも加工することが可能である。
本発明において、上記各種成形品は、自動車部品、電気・電子部品、建築部材、各種容器、日用品、生活雑貨および衛生用品など各種用途に利用することができ、特に、特に自動車用コネクター、電気・電子機器用コネクターとして好適である。
具体的な用途としては、エアフローメーター、エアポンプ、サーモスタットハウジング、エンジンマウント、イグニッションホビン、イグニッションケース、クラッチボビン、センサーハウジング、アイドルスピードコントロールバルブ、バキュームスイッチングバルブ、ECUハウジング、バキュームポンプケース、インヒビタースイッチ、回転センサー、加速度センサー、ディストリビューターキャップ、コイルベース、ABS用アクチュエーターケース、ラジエータタンクのトップ及びボトム、クーリングファン、ファンシュラウド、エンジンカバー、シリンダーヘッドカバー、オイルキャップ、オイルパン、オイルフィルター、フューエルキャップ、フューエルストレーナー、ディストリビューターキャップ、ベーパーキャニスターハウジング、エアクリーナーハウジング、タイミングベルトカバー、ブレーキブースター部品、各種ケース、各種チューブ、各種タンク、各種ホース、各種クリップ、各種バルブ、各種パイプなどの自動車用アンダーフード部品、トルクコントロールレバー、安全ベルト部品、レジスターブレード、ウオッシャーレバー、ウインドレギュレーターハンドル、ウインドレギュレーターハンドルのノブ、パッシングライトレバー、サンバイザーブラケット、各種モーターハウジングなどの自動車用内装部品、ルーフレール、フェンダー、ガーニッシュ、バンパー、ドアミラーステー、スポイラー、フードルーバー、ホイールカバー、ホイールキャップ、グリルエプロンカバーフレーム、ランプリフレクター、ランプベゼル、ドアハンドルなどの自動車用外装部品、ワイヤーハーネスコネクター、SMJコネクター、PCBコネクター、ドアグロメットコネクターなど各種自動車用コネクター、電気用コネクター、リレーケース、コイルボビン、光ピックアップシャーシ、モーターケース、ノートパソコンハウジングおよび内部部品、CRTディスプレーハウジングおよび内部部品、プリンターハウジングおよび内部部品、携帯電話、モバイルパソコン、ハンドヘルド型モバイルなどの携帯端末ハウジングおよび内部部品、記録媒体(CD、DVD、PD、FDDなど)ドライブのハウジングおよび内部部品、コピー機のハウジングおよび内部部品、ファクシミリのハウジングおよび内部部品、パラボラアンテナなどに代表される電気・電子部品を挙げることができる。更に、VTR部品、テレビ部品、アイロン、ヘアードライヤー、炊飯器部品、電子レンジ部品、音響部品、ビデオカメラ、プロジェクターなどの映像機器部品、レーザーディスク(登録商標)、コンパクトディスク(CD)、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM、ブルーレイディスクなどの光記録媒体の基板、照明部品、冷蔵庫部品、エアコン部品、タイプライター部品、ワードプロセッサー部品、などに代表される家庭・事務電気製品部品を挙げることができる。また、電子楽器、家庭用ゲーム機、携帯型ゲーム機などのハウジングや内部部品、各種ギヤー、各種ケース、センサー、LEPランプ、コネクター、ソケット、抵抗器、リレーケース、スイッチ、コイルボビン、コンデンサー、バリコンケース、光ピックアップ、発振子、各種端子板、変成器、プラグ、プリント配線板、チューナー、スピーカー、マイクロフォン、ヘッドホン、小型モーター、磁気ヘッドベース、パワーモジュール、半導体、液晶、FDDキャリッジ、FDDシャーシ、モーターブラッシュホルダー、トランス部材、コイルボビンなどの電気・電子部品、サッシ戸車、ブラインドカーテンパーツ、配管ジョイント、カーテンライナー、ブラインド部品、ガスメーター部品、水道メーター部品、湯沸かし器部品、ルーフパネル、断熱壁、アジャスター、プラ束、天井釣り具、階段、ドアー、床などの建築部材、釣り糸、漁網、海藻養殖網、釣り餌袋などの水産関連部材、植生ネット、植生マット、防草袋、防草ネット、養生シート、法面保護シート、飛灰押さえシート、ドレーンシート、保水シート、汚泥・ヘドロ脱水袋、コンクリート型枠などの土木関連部材、洗面ボウル(洗面器)、手洗いボウル(手洗い器)、洗面カウンター、手洗いカウンター、収納ケース、収納棚、鏡枠、水栓部材、床および壁等の洗面所構成部材、浴槽、風呂蓋、浴室洗い場、浴室壁、浴室カウンター、浴室床、防水パン、浴室収納棚、浴室天井、洗い桶、シャワー水栓部材、洗い場イスおよび手すり等の浴室構成部材、便器、便器フタ、便座、トイレカウンター、洗浄ノズル、トイレ収納棚等のトイレ構成部材、キッチンカウンター、キッチンシンク、キッチンバック、キッチン天板、収納棚および収納棚扉等の台所構成部材、歯車、ねじ、バネ、軸受、レバー、キーステム、カム、ラチェット、ローラー、給水部品、玩具部品、ファン、テグス、パイプ、洗浄用治具、モーター部品、顕微鏡、双眼鏡、カメラ、時計などの機械部品、マルチフィルム、トンネル用フィルム、防鳥シート、植生保護用不織布、育苗用ポット、植生杭、種紐テープ、発芽シート、ハウス内張シート、農ビの止め具、緩効性肥料、防根シート、園芸ネット、防虫ネット、幼齢木ネット、プリントラミネート、肥料袋、試料袋、土嚢、獣害防止ネット、誘因紐、防風網などの農業部材、紙おむつ、生理用品包材、綿棒、おしぼり、便座ふきなどの衛生用品、医療用不織布(縫合部補強材、癒着防止膜、人工器官補修材)、創傷被服材、キズテープ包帯、貼符材基布、手術用縫合糸、骨折補強材、医療用フィルムなどの医療用品、カレンダー、文具、衣料、食品等の包装用フィルム、トレイ、ブリスター、ナイフ、フォーク、スプーン、チューブ、プラスチック缶、パウチ、コンテナー、タンク、カゴなどの容器・食器類、ホットフィル容器類、電子レンジ調理用容器類化粧品容器、ラップ、発泡緩衝剤、紙ラミ、シャンプーボトル、飲料用ボトル、カップ、キャンディ包装、シュリンクラベル、蓋材料、窓付き封筒、果物かご、手切れテープ、イージーピール包装、卵パック、HDD用包装、コンポスト袋、記録メディア包装、ショッピングバック、電気・電子部品等のラッピングフィルムなどの容器・包装、天然繊維複合、ポロシャツ、Tシャツ、インナー、ユニホーム、セーター、靴下、ネクタイなどの各種衣料、カーテン、イス貼り地、カーペット、テーブルクロス、布団地、壁紙、ふろしきなどのインテリア用品、キャリアーテープ、プリントラミ、感熱孔版印刷用フィルム、離型フィルム、多孔性フィルム、コンテナバッグ、クレジットカード、キャッシュカード、IDカード、ICカード、紙、皮革、不織布等のホットメルトバインダー、磁性体、硫化亜鉛、電極材料等粉体のバインダー、光学素子、導電性エンボステープ、ICトレイ、ゴルフティー、ゴミ袋、レジ袋、各種ネット、歯ブラシ、文房具、水切りネット、ボディタオル、ハンドタオル、お茶パック、排水溝フィルター、クリアファイル、コート剤、接着剤、カバン、イス、テーブル、クーラーボックス、クマデ、ホースリール、プランター、ホースノズル、食卓、机の表面、家具パネル、台所キャビネット、ペンキャップ、ガスライターなどとして有用であり、ワイヤーハーネスコネクター、SMJコネクター、PCBコネクター、ドアグロメットコネクターなど各種自動車用コネクターあるいは電気・電子部品用コネクターとして有用である。なかでも、最も薄い部分が1mm以下であるコネクターとして用いることが特に有用である。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。なお、実施例5は参考例である。以下に実施例、比較例で使用する原料の略号および内容を示す。
(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂
A−1:ポリブチレンテレフタレート(MFR:32g/10分(250℃、1000g))
(B)流動性改良剤
B−1:2,2−ビス(4−ポリオキシエチレン−オキシフェニル)プロパン(日本乳化剤(株)社製 BA−2(商品名))アルキレンオキシド単位:エチレンオキシド 繰り返し単位数:2
B−2:2,2−ビス(4−ポリオキシエチレン−オキシフェニル)プロパン(日本乳化剤(株)社製 BA−6U(商品名))アルキレンオキシド単位:エチレンオキシド 繰り返し単位数:6
B−3:2,2−ビス(4−ポリオキシプロピレン−オキシフェニル)プロパン(日本乳化剤(株)社製 BA−P4U(商品名))アルキレンオキシド単位:プロピレンオキシド 繰り返し単位数:4
B−4:2,2−ビス(4−ポリオキシプロピレン−オキシフェニル)プロパン(日本乳化剤(株)社製 BA−P8(商品名))アルキレンオキシド単位:プロピレンオキシド 繰り返し単位数:8
B−5:ポリオキシプロピレントリメチロールプロパンエーテル(日本乳化剤(株)社製 TMP−F32(商品名))
B−6:ペンタエリスリトールポリオキシエチレンエーテル(日本乳化剤(株)社製 PNT−40(商品名))
B−7:ポリエチレングリコール(和光純薬工業(株)社製 ポリエチレングリコール2,000(商品名))
B−8:ポリプロピレングリコール(キシダ化学(株)社製 ポリプロピレングリコール2,000(商品名))
(C)無機充填剤
C−1:チョップドストランド(日本電気硝子(株)社製 T−187(商品名) 3mm長、平均繊維径13.0μm)
(D)衝撃性改良剤
D−1:エチレン/グリシジルメタクリレート共重合体(Elf Atochem製“ロタダー”(登録商標)AX8840(商品名))。
以下に、実施例および比較例における評価方法をまとめて示す。
(1)流動性
厚み1mm、幅10mmの短冊型成形品を用い、流動長により判断した。流動長は、日精樹脂工業(株)社製NEX1000型射出機を用い、実施例および比較例の組成のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物を射出成形し、成形された上記短冊型成形品の長さとした。射出条件は、シリンダ温度260℃、金型温度80℃、射出圧50MPa、射出時間10秒、冷却時間10秒にて実施した。
(2)引張特性
各実施例および比較例により得られた樹脂組成物を用いて、シリンダ温度260〜270℃、金型温度80℃で試験片を成形し、ISO527−1,2に準拠し、引張強度及び引張伸びを測定した。
(3)耐加水分解性
各実施例および比較例により得られた樹脂組成物を用いて、シリンダ温度260〜270℃、金型温度80℃で成形した試験片を(株)TABAI ESPEC製HAST CHAMBER EHS−221Mで、121℃、100%RHの加水分解処理を50時間した後、試験片の引張特性を(2)と同様の手法により測定し、以下の算出式より引張強度保持率を求め、耐加水分解性の評価を行った。
引張強度保持率(%)=引張強度(加水分解処理後)(MPa)×100/引張強度(加水分解処理前)(MPa)
引張強度保持率が、50%以上であれば成形品の耐加水分解性は良好と判断できる。引張強度保持率50%以上を○、50%未満を×と判定した。
(4)耐湿熱ブリードアウト性
(3)と同様の手法で、引張試験片を121℃、100%RHの環境下で加水分解処理を50時間した後、目視観察より耐湿熱ブリードアウト性の評価を行った。試験片に何も析出していない場合は○、固形もしくは液状のブリードアウト物が析出している場合は×と判定した。実使用上、高温高湿環境下においてブリードアウト物は析出しない方が望ましい。
(5)低ガス性
各実施例および比較例により得られた樹脂組成物を用いて、(株)TABAI ESPEC製パーフェクトオーブンを用いて130℃で100hr加熱処理し、以下の算出式より加熱による重量減少率を求め、低ガス性の評価を行った。
重量減少率(%)={1−(加熱処理後の重量/加熱処理前の重量)}×100
重量減少率が0.05%未満であれば、樹脂組成物の低ガス性は良好と判断できる。重量減少率0.05%未満を○、0.05以上を×と判定した。
[実施例1〜8、比較例1〜9]
表1に示す配合組成に従い、シリンダ温度260℃に設定したスクリュー径57mmφの二軸押出機(WERNER & Pfeiderer社製ZSK57)の主投入口から(A)成分、(B)成分を供給し、溶融混練を行った。ダイスから吐出されたストランドを冷却バス内で冷却した後、ストランドカッターにてペレット化し、樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物について、上記方法で評価した結果を表1に記した。
Figure 0006565302
表1の結果より以下のことが明らかである。
実施例1〜5と比較例1および4〜7との比較から、(A)ポリブチレンテレフタレート樹脂100重量部に対し、(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物であって、末端構造の少なくとも一つが水酸基を有する化合物を0.1〜5重量部配合してなるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物は、流動性、機械特性、耐熱性に優れていることがわかる。特に、(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物であって、末端構造の少なくとも一つが水酸基を有する化合物のアルキレンオキシド単位がエチレンオキサイドであり、かつアルキレンオキシド付加物におけるアルキレンオキシド繰り返し単位数が、2〜6である場合、流動性改良効果が大きいことが分かる。また、無機充填剤を配合した実施例6〜8と比較例2および3との比較から、(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物であって、末端構造の少なくとも一つが水酸基を有する化合を配合することで高い流動性を維持しながらも機械強度を向上させることができる。
また、実施例2〜5と比較例8との比較から、(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物であって、末端構造の少なくとも一つが水酸基を有する化合物を配合することで低ガス性に優れることが分かる。さらに実施例2〜5と比較例9との比較から、(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物であって、末端構造の少なくとも一つが水酸基を有する化合物を配合することで耐湿熱ブリードアウト性に優れることがわかる。

Claims (5)

  1. (A)ポリブチレンテレフタレート樹脂100重量部に対し、(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物であって、末端構造の少なくとも一つが水酸基を有し、アルキレンオキシド単位の繰り返し単位数が2〜6である化合物(臭素を含有する化合物を除く)を0.1〜5重量部配合してなるポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  2. 前記(B)ビスフェノール骨格を有する化合物のアルキレンオキシド付加物におけるアルキレンオキシド単位が、エチレンオキシドであることを特徴とする請求項1に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  3. さらに(C)無機充填剤を配合してなる請求項1または2に記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  4. さらに(D)衝撃性改良剤を配合してなる請求項1〜のいずれかに記載のポリブチレンテレフタレート樹脂組成物。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の樹脂組成物を成形してなる成形品。
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