JP6563152B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6563152B2
JP6563152B2 JP2019506901A JP2019506901A JP6563152B2 JP 6563152 B2 JP6563152 B2 JP 6563152B2 JP 2019506901 A JP2019506901 A JP 2019506901A JP 2019506901 A JP2019506901 A JP 2019506901A JP 6563152 B2 JP6563152 B2 JP 6563152B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
hole
line
hollow cylindrical
copper foil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019506901A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018173271A1 (ja
Inventor
晋平 秋元
晋平 秋元
崇 ▲柳▼
崇 ▲柳▼
西岡 泰弘
泰弘 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2018173271A1 publication Critical patent/JPWO2018173271A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6563152B2 publication Critical patent/JP6563152B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/26Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with electric discharge tube
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/364Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith using a particular conducting material, e.g. superconductor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/50Structural association of antennas with earthing switches, lead-in devices or lightning protectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/29Combinations of different interacting antenna units for giving a desired directional characteristic
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/01Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the shape of the antenna or antenna system
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/307Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way
    • H01Q5/314Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors
    • H01Q5/321Individual or coupled radiating elements, each element being fed in an unspecified way using frequency dependent circuits or components, e.g. trap circuits or capacitors within a radiating element or between connected radiating elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/06Details
    • H01Q9/14Length of element or elements adjustable
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/30Resonant antennas with feed to end of elongated active element, e.g. unipole
    • H01Q9/32Vertical arrangement of element
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Description

この発明は、導電性の液体を外部に放出するアンテナ装置に関するものである。
アンテナ装置は、一般的に動作周波数に対応する波長でサイズが決定される。このため、動作周波数が低い周波数では、アンテナ装置の高さが、数mから数十mになることがある。
動作周波数が低い周波数では、一般的には、数mから数十mの長い金属柱を地面に立てる必要があり、また、長い金属柱を支える基礎が必要であるため、アンテナ装置の設置が困難な場合がある。
導電性の液体である導電性液体を放射素子として用いるアンテナ装置は、金属柱を地面に立てる必要がないため、動作周波数が低い周波数であっても、容易に設置することができる。
導電性液体として、例えば、自然界に豊富に存在する海水を用いることできる。ただし、海水のような導電性液体は、金属と比べて、導電率が低く、損失が大きい。
このため、導電性液体を放射素子として用いるアンテナ装置では、給電構造での損失を出来る限り無くして、導電性液体に効率的な給電が行えるようにすることが重要である。
以下の特許文献1には、導電性液体を放射素子として用いるアンテナ装置として、導水管の噴出口付近に給電点を設け、給電点から導電性液体の給水側に、動作周波数で4分の1波長程度離れている導水管の端部を地導体と電気的に短絡させているアンテナ装置が開示されている。
これにより、このアンテナ装置では、給水側に流れる不要電流を抑制することができるため、導電性液体に効率的な給電が可能になる。
国際公開第2015/115333号
従来のアンテナ装置は、例えば、設置面と水平な方向に、動作周波数で4分の1波長程度の長さを有する導水管を設ける必要がある。このため、設置面と水平な方向の給電構造が大きくなってしまうという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、動作周波数で4分の1波長程度の長さを有する導水管を設けることなく、導電性液体に効率的な給電を行うことができるアンテナ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るアンテナ装置は、第1の穴が中心に設けられている下面導体と、直径が第1の穴の直径よりも大きな第2の穴が中心に設けられており、第1の穴の中心軸と第2の穴の中心軸とが重なるように、下面導体と平行に配置されている上面導体と、下面導体の外周部と上面導体の外周部とを接続している側面導体と、第1の穴の直径と同じ内径を有し、かつ、第2の穴の直径よりも小さい外径を有しており、第1の穴の中心軸と内径の中心軸とが重なるように、下側の端部が下面導体と接続されている中空円筒導体と、一端が中空円筒導体の側面と接続されて、他端が開放されている状態で、中空円筒導体の外周を巡るように、下面導体と上面導体との間で下面導体と平行に配置されている線路導体と、一端が下面導体と接続され、他端が線路導体と接続されており、交流電圧が印加される給電点とを備え、第1の穴から供給された導電性の液体が、中空円筒導体の内部を通って、中空円筒導体の内部から外部に放出されるようにしたものである。
この発明によれば、線路導体が、一端が中空円筒導体の側面と接続されて、他端が開放されている状態で、中空円筒導体の外周を巡るように、下面導体と上面導体との間で下面導体と平行に配置されているように構成したので、動作周波数で4分の1波長程度の長さを有する導水管を設けることなく、導電性液体に効率的な給電を行うことができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置における導体上の高周波電力の伝送経路を示す模式図である。 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す等価回路である。 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置の給電構造11にポンプ13を接続し、アンテナ装置の給電構造11を海水面に配置した場合の側面図である。 図5のアンテナ装置の給電構造11を示す断面図である。 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置の入力インピーダンスZinの周波数依存性をスミスチャートで示す説明図である。 図5のアンテナ装置でのxy面が海水面となるときのxyz座標のz−x面及びx−y面の動作利得における放射パターンの計算結果を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態3によるアンテナ装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態4によるアンテナ装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4によるアンテナ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態5によるアンテナ装置を示す断面図である。 図16Aは、誘電体基板26の1層目の銅箔パターンを示す平面図、図16Bは、誘電体基板26の2層目の銅箔パターンを示す平面図、図16Cは、誘電体基板26の3層目の銅箔パターンを示す平面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図2は、この発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す断面図である。
図1及び図2において、下面導体1は、有限の大きさからなる円盤状の導体であり、円形の穴である第1の穴2が中心に設けられている。
上面導体3は、下面導体1と同じ大きさからなる円盤状の導体であり、直径が第1の穴2の直径よりも大きな第2の穴4が中心に設けられている。
また、上面導体3は、第1の穴2の中心軸と第2の穴4の中心軸とが重なるように、下面導体1と平行に配置されている。
側面導体5は、下面導体1の外周部1aと上面導体3の外周部3aとを接続している導体である。
中空円筒導体6は、下面導体1に設けられている第1の穴2の直径と同じ内径6aを有し、かつ、上面導体3に設けられている第2の穴4よりも小さい外径6bを有している導体である。
また、中空円筒導体6は、管軸方向の長さ(図2において、紙面上下方向)が、下面導体1から上面導体3までの距離と同じであり、第1の穴2の中心軸と内径6aの中心軸とが重なるように、下側の端部6cが下面導体1と接続されている。
線路導体7は、一端7aが中空円筒導体6の側面と接続されて、他端7bが開放されている状態で、中空円筒導体6の外周を巡るように、下面導体1と上面導体3との間で、下面導体1及び上面導体3と平行に配置されている平面状の導体である。
また、線路導体7は、一端7aから他端7bまでの線路長が動作周波数fで概ね4分の1波長(=λ/4)の長さである。λは動作周波数fに対応する波長である。
この実施の形態1では、線路導体7の線路長が概ねλ/4の長さである例を説明するが、これに限るものではなく、例えば、線路導体7の線路長がλ/4のN倍(N=1,2,3)の長さであってもよい。
給電点8は、一端が下面導体1と接続され、他端が線路導体7と接続されている。
給電点8は、図示せぬ送受信機が接続されると、下面導体1と線路導体7との間に交流電圧を印加する。
防水カバー9は、直径9aが第2の穴4の直径よりも大きい絶縁性の円盤である。防水カバー9は、絶縁性の円盤であればよく、例えば、樹脂製の円盤などが該当する。
防水カバー9の中心には、中空円筒導体6の内径6aと同じ直径の第3の穴10が設けられている。
防水カバー9は、第3の穴10の中心軸が中空円筒導体6の中心軸と重なり、底面9bが中空円筒導体6における上側の端部6d及び上面導体3における上側の面3bのそれぞれと密接している。
これにより、下面導体1、上面導体3、側面導体5及び中空円筒導体6によって構成された空洞への水の浸入が防がれる。
この実施の形態1のアンテナ装置の給電構造11は、下面導体1、上面導体3、側面導体5、中空円筒導体6、線路導体7、給電点8及び防水カバー9によって構成されている。
導電性液体12は、下面導体1に設けられている第1の穴から供給され、中空円筒導体6の内部を通って、第3の穴10から外部に放出される導電性の液体であり、放射素子として動作する。
次に動作について説明する。
例えば、送受信機が給電点8に接続されることで、下面導体1と線路導体7との間に高周波の交流電圧が印加される。
下面導体1と線路導体7との間に高周波の交流電圧が印加されることで、下面導体1と上面導体3に挟まれている線路導体7がストリップ線路として動作し、高周波の電力が線路導体7を伝送される。
ここで、図3は、この発明の実施の形態1によるアンテナ装置における導体上の高周波電力の伝送経路を示す模式図である。
高周波電力は、中空円筒導体6を介して下面導体1と短絡される経路Aと、線路導体7の他端7bである開放端に向かう経路Bと、第2の穴4に向かう経路Cとの3つの経路に分かれて伝送される。
図4は、この発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す等価回路である。
図4において、Zは、放射素子として動作する導電性液体12の入力インピーダンスである。
給電点8から経路Aに伝送される高周波電力は、中空円筒導体6を介して下面導体1と短絡されるため、ショートスタブが形成される。
このとき、給電点8から短絡点側を見たインピーダンスZshortは、以下の式(1)のように表される。
short=jZtan{(2π/λ)Lshort} (1)
:下面導体1、上面導体3及び線路導体7によって構成される伝送線路の特性インピーダンス
short:給電点8から短絡点までの距離
λ:動作周波数fに対する波長
j:虚数単位
式(1)から明らかなように、給電点8から短絡点までの距離Lshortがλ/4以下の長さであれば、給電点8から短絡点側を見たインピーダンスZshortは、誘導性となる。
給電点8から経路Bに伝送される高周波電力は、線路導体7の他端7bが開放されているため、オープンスタブが形成される。
このとき、給電点8から開放端側を見たインピーダンスZopenは、以下の式(2)のように表される。
open=−jZcot{(2π/λ)Lopen} (2)
open:給電点8から線路導体7の他端7bである開放端までの距離
式(2)から明らかなように、給電点8から線路導体7の開放端までの距離Lopenがλ/4以下の長さであれば、給電点8から開放端側を見たインピーダンスZopenは、容量性となる。
この実施の形態1では、線路導体7の線路長が概ねλ/4の長さであるため、以下の式(3)が成立する。
open=λ/4−Lshort (3)
このとき、給電点8から、ショートスタブとオープンスタブからなる並列回路側を見たインピーダンスZは、以下の式(4)のように表される。
1/Z=1/Zshort+1/Zopen
=1/[jZtan{(2π/λ)Lshort}]
+j/[Zcot{(2π/λ)Lopen}] (4)
式(3)を式(4)に代入することで、インピーダンスZは、以下の式(5)のように表される。
1/Z=1/[jZtan{(2π/λ)Lshort}]
+j/[Zcot{(2π/λ)(λ/4−Lshort)}]
=1/[jZtan{(2π/λ)Lshort}]
+j/[Zcot{(π/2)−(2π/λ)Lshort}]
=1/[jZtan{(2π/λ)Lshort}]
+j/[Ztan{(2π/λ)Lshort
=[1/{(1/j)+j}][Ztan{(2π/λ)Lshort}]
(5)
式(5)において、(1/j)+j=0であるため、インピーダンスZは、以下の式(6)のようになる。
=∞ (6)
以上より、線路導体7の線路長がλ/4の長さである場合、給電点8から短絡点までの距離Lshortにかかわらず、下面導体1、上面導体3及び線路導体7によって構成される伝送線路のリアクタンス成分が相殺される。即ち、給電点8の位置にかかわらず、当該伝送線路のリアクタンス成分が相殺される。
このため、給電点8から、ショートスタブとオープンスタブからなる並列回路側を見たインピーダンスZは、無限大となる。
よって、経路A及び経路Bは、共に開放状態となるため、高周波電力が伝送されず、高周波電力は、経路Cのみに伝送される。
したがって、放射素子として動作する導電性液体12のみに、高周波電力の供給が可能になる。
放射素子として動作する導電性液体12の入力インピーダンスZは、第3の穴10から噴出される導電性液体12の太さ及び導電性液体12の導電率によって大きく変化する。
放射素子として動作する導電性液体12の入力インピーダンスZと、給電点8での入力インピーダンスZinとが大きく異なる場合、給電点8から伝送される高周波電力が、効率よく導電性液体12に供給されない。
この実施の形態1では、下面導体1と線路導体7との間に設けられている給電点8の位置を変えることで、入力インピーダンスZinを変化させることが可能である。
一般的に入力インピーダンスZinは、給電点8における電流に対する電圧の比に等しくなる。レジスタンス成分の大きさは、給電点8が、最も電界が強い線路導体7の開放端に設けられていれば、最大値となる。
また、レジスタンス成分の大きさは、給電点8が、線路導体7と中空円筒導体6の接続地点である線路導体7の一端7aに近づくほど、値が小さくなる。
したがって、放射素子として動作する導電性液体12の入力インピーダンスZがいかなる値であっても、給電点8の位置を調整することで、導電性液体12の入力インピーダンスZと、給電点8での入力インピーダンスZinとの整合を図ることができる。
このため、給電点8の位置を調整することで、給電点8から伝送される高周波電力を効率よく導電性液体12に供給することが可能になる。
次に、導電性液体12として海水を使用する場合を例にとって、この実施の形態1のアンテナ装置の効果を考察する。
図5は、この発明の実施の形態1によるアンテナ装置の給電構造11にポンプ13を接続し、アンテナ装置の給電構造11を海水面に配置した場合の側面図である。
図6は、図5のアンテナ装置の給電構造11を示す断面図である。
図5及び図6の例では、下面導体1の直径及び上面導体3の直径は、共に動作周波数fに対する波長λの概ね10分の1(=λ/10)の長さであり、下面導体1と上面導体3の間隔は、動作周波数fに対する波長λの概ね60分の1(=λ/60)の長さである。
また、中空円筒導体6の管軸方向の長さについても、概ねλ/60の長さである。
また、第1の穴2の直径及び中空円筒導体6の内径6aは、共に概ねλ/30の長さであり、第3の穴10から噴出される導電性液体12の長さは概ねλ/4である。
この実施の形態1では、線路導体7の線路長が概ねλ/4の長さであれば、その他の寸法は限定されるものではない。
図5及び図6において、ポンプ13は、導水管14を介して、図1のアンテナ装置に海水を供給するための機械であり、図5の例では、ポンプ13は、海中内に配置されている。
導水管14は、一端がポンプ13と接続され、他端がアンテナ装置の給電構造11と接続されている。
導水管14は、ポンプ13から出力された海水をアンテナ装置の給電構造11に送るための中空の管である。
図3における経路Aは、上述したように、開放状態となるため、給電点8から導水管14へは高周波電力が伝送されない。このため、導水管14の材質及び長さは限定されない。
送受信機15は、高周波ケーブル16を介して図1のアンテナ装置の給電構造11と接続されている。
図5の例では、アンテナ装置の給電構造11から十分離れた位置に送受信機15が配置されている。
高周波ケーブル16は、同軸構造を有するフレキシブルケーブルである。
アンテナ装置の給電構造11と高周波ケーブル16の接続地点において、高周波ケーブル16の外導体16aの内径と同じ大きさの穴17が下面導体1に設けられている。
高周波ケーブル16の外導体16aは、下面導体1と接続され、高周波ケーブル16の内導体16bは、線路導体7と接続されている。
図5の例では、海水面が動作周波数fの波長と比べて十分に広いことを想定しており、海水面を地導体として利用している。
図7は、この発明の実施の形態1によるアンテナ装置の入力インピーダンスZinの周波数依存性をスミスチャートで示す説明図である。
図7において、細実線の円及び円弧は、共にスミスチャート図を表示する線である。
fは、所望の動作周波数に対応する周波数である。
一点破線、太実線及び二点破線のそれぞれは、入力インピーダンスZinの特性曲線である。
一点破線、太実線及び二点破線のそれぞれが示す入力インピーダンスZinの相違は、高周波ケーブル16の内導体16bと線路導体7の接続地点と、線路導体7と中空円筒導体6の接続地点との距離の相違に基づくものである。
一点破線、太実線及び二点破線の中で、一点破線での距離が最も大きく、二点破線での距離が最も小さい例を示している。
また、点線の円は、定在波比である電圧定在波比(VSWR:Voltage Standing Wave Ratio)=2に対応している。
点線の円の内部は、VSWR=2よりも小さくなる範囲であり、円の中心がVSWR=1である。
以下の数値計算では、海水の電気定数として比誘電率が81、導電率が4S/mとしている。
この実施の形態1のアンテナ装置は、図7より、高周波ケーブル16の内導体16bと線路導体7との接続地点の位置を調整することで、所望の動作周波数fで、インピーダンス整合特性が良好な状態のVSWR≒1を得ることができていることが分かる。
この実施の形態1では、第3の穴10から噴出された導電性液体12の長さは、動作周波数fでλ/4の長さに相当しているので、導電性液体12が共振状態となって、高周波の電磁波を放射する。
図8は、図5のアンテナ装置でのxy面が海水面となるときのxyz座標のz−x面及びx−y面の動作利得における放射パターンの計算結果を示す説明図である。
z−x面においては、無限に広がる海水が地導体として動作するため、海水面よりも上方向のみの放射パターンを示している。
アンテナ装置は、図8に示すように、主偏波である垂直偏波のみを放射しており、z−x面では、8の字型のパターンになり、x−y面では、ほぼ無指向のパターンになっている。
したがって、噴出された導電性液体12は、モノポールアンテナとして動作していることが分かる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、線路導体7が、一端7aが中空円筒導体6の側面と接続されて、他端7bが開放されている状態で、中空円筒導体6の外周を巡るように、下面導体1と上面導体3との間で下面導体1と平行に配置されているように構成したので、動作周波数fでλ/4程度の長さを有する導水管を設けることなく、導電性液体12に効率的な給電を行うことができる効果を奏する。
また、導電性液体12が通る中空円筒導体6の管軸方向の長さ及び導水管14の長さにλ/4の長さという制限が無くなり、給電構造11を小形化することができる。
この実施の形態1では、下面導体1及び上面導体3のそれぞれが円盤状の導体である例を示しているが、これに限るものではなく、例えば、下面導体1及び上面導体3のそれぞれが方形状の導体であってもよい。
また、この実施の形態1では、海水面を地導体として利用する例を示しているが、下面導体1又は上面導体3のうちのいずれか一方の導体の半径を動作周波数fの波長λと比べて十分大きくすれば、いずれか一方の導体を地導体として用いることが可能である。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、防水カバー9に設けられている第3の穴10から導電性液体12が真上に噴出される例を示している。
この実施の形態2では、導電性液体12が噴出される方向を真上から傾けている例を説明する。
図9は、この発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図10は、この発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す断面図である。
図9及び図10において、図1及び図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
ガイド18は、防水カバー9に設けられている第3の穴10と同程度の内径を有する樹脂性の中空円筒である。
ガイド18は、中空円筒導体6の中心軸と、防水カバー9に設けられている第3の穴10から外部に放出される導電性液体12の中心軸とのなす角θが0度以上90度未満となるように、導電性液体12の放出方向を変える部材である。
ガイド18の下方端部18aは、中空円筒導体6の中心軸と導電性液体12の中心軸とのなす角θが0度以上90度未満となるように、θの角度で切断されている。
ガイド18は、ガイド18の内径と防水カバー9に設けられている第3の穴10とが一致するように、防水カバー9の上側の面と密着して配置されている。
次に動作について説明する。
上記実施の形態1のように、導電性液体12を真上に噴出させて、導電性液体12をモノポールアンテナとして動作させる場合、噴出させた導電性液体12が水滴として、アンテナ装置の給電構造11の上に落ちてくる。
放射素子の根本となる第3の穴10の近傍の導電性液体12と、上面導体3とが、落ちてくる水滴(導電性液体12)によって電気的に短絡してしまうと、アンテナ特性の劣化もしくはアンテナ特性の不安定化を招いてしまう。
そこで、この実施の形態2では、ガイド18によって、第3の穴10から噴出される導電性液体12の方向を真上から傾けることで、給電構造11に水滴が落ちてくることを防いでいる。
これにより、放射素子の根本となる第3の穴10の近傍の導電性液体12と、上面導体3との短絡を避けて、アンテナ特性の劣化もしくはアンテナ特性の不安定化を防ぐことができる。
また、導電性液体12の放出方向を傾けていることで、図10に示すように、ループアンテナを形成することができる。
例えば、導電性液体12において、放射素子の根本となる第3の穴10から着水地点19までの長さを概ねλ/2の長さとすることで、導電性液体12が共振状態となり、導電性液体12から高周波の電磁波が放射される。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、中空円筒導体6の中心軸と、第3の穴10から外部に放出される導電性液体12の中心軸とのなす角θが0度以上90度未満となるように、導電性液体12の放出方向を変えるガイド18を防水カバー9の上側の面に設けるように構成したので、放射素子の根本となる第3の穴10の近傍の導電性液体12と、上面導体3との短絡を避けて、アンテナ特性の劣化もしくはアンテナ特性の不安定化を防ぐことができる効果を奏する。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、動作周波数fの高周波電力を導電性液体12に供給する例を示している。
この実施の形態では、第1の動作周波数fの高周波電力又は第2の動作周波数fの高周波電力を導電性液体12に供給することができるアンテナ装置について説明する。
図11は、この発明の実施の形態3によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図12は、この発明の実施の形態3によるアンテナ装置を示す断面図である。
図11及び図12において、図1及び図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
この実施の形態3では、線路導体7が途中で分断されており、分断箇所20から一端7a側の線路導体7が第1の線路導体7c、分断箇所20から他端7b側の線路導体7が第2の線路導体7dである。
支治具21は、分断箇所20で分裂された第2の線路導体7dを支える樹脂製の治具である。
この実施の形態3では、第1の線路導体7cの線路長と第2の線路導体7dの線路長との合計の線路長は、第1の動作周波数fで概ね4分の1波長(=λ/4)の長さである。λは、第1の動作周波数fに対応する波長である。
また、第1の線路導体7cの線路長は、第2の動作周波数fで概ね4分の1波長(=λ/4)の長さである。λは、第2の動作周波数fに対応する波長である。
共振回路22は、第1の集中定数素子であるインダクタ22aと、第2の集中定数素子であるキャパシタ22bとを備えている。インダクタ22a及びキャパシタ22bは、分断箇所20において、第1の線路導体7cと第2の線路導体7dとを繋げるように並列に接続されている。
共振回路22は、第2の動作周波数fの高周波電力を遮断して、第1の動作周波数fの高周波電力を通過させる帯域除去フィルタである。
この実施の形態3では、共振回路22が図1及び図2のアンテナ装置に適用される例を示しているが、共振回路22が図9及び図10のアンテナ装置に適用されるものであってもよい。
次に動作について説明する。
この実施の形態3では、線路導体7が途中で分断されており、共振回路22が分断箇所20に設けられている。
このため、共振回路22に含まれているインダクタ22aのインダクタンスL及びキャパシタ22bのキャパシタンスCを調整することで、分断箇所20において、第2の動作周波数fの高周波電力を遮断することができる。
以下の式(7)は、第2の動作周波数fと、インダクタ22aのインダクタンスL及びキャパシタ22bのキャパシタンスCとの関係を示している。
=1/{2π(L・C)1/2} (7)
π:円周率
第1の動作周波数fの高周波電力は、共振回路22を通過する。このため、第1の線路導体7cと第2の線路導体7dとが接続されている線路導体7は、第1の動作周波数fに対応する波長λの4分の1の長さで終端開放されたストリップ線路として動作する。
これにより、給電点8から、ショートスタブとオープンスタブからなる共振回路22側を見たインピーダンスZp1は、第1の動作周波数fで無限大となる。このため、放射素子として動作する導電性液体12に、第1の動作周波数fの高周波電力の供給が可能になる。
第2の動作周波数fの高周波電力は、共振回路22によって遮断される。このため、第1の線路導体7cは、第2の動作周波数fに対応する波長λの4分の1の長さで終端開放されたストリップ線路として動作する。
これにより、給電点8から、ショートスタブとオープンスタブからなる共振回路22側を見たインピーダンスZp2は、第2の動作周波数fで無限大となる。このため、放射素子として動作する導電性液体12に、第2の動作周波数fの高周波電力の供給が可能になる。
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、第2の動作周波数fの高周波電力を遮断して、第1の動作周波数fの高周波電力を通過させる共振回路22を分断箇所20に設けるように構成したので、放射素子として動作する導電性液体12に、第1の動作周波数fの高周波電力又は第2の動作周波数fの高周波電力を供給することができる効果を奏する。
この実施の形態3では、線路導体7の分断箇所20が1箇所である例を示しているが、線路導体7の分断箇所20が2箇所以上であってもよい。
例えば、分断箇所20の数がN(Nは2以上の整数)である場合、N個の分断箇所20のそれぞれに、以下に示す共振回路22を設ける。
(1)中空円筒導体6に1番近い共振回路22として、以下の共振回路を設ける。
第1の動作周波数f〜第Nの動作周波数fの高周波電力を通過させて、第(N+1)の動作周波数fN+1の高周波電力を遮断する共振回路
(2)中空円筒導体6に2番目に近い共振回路22として、以下の共振回路を設ける。
第1の動作周波数f〜第(N−1)の動作周波数fN−1の高周波電力を通過させて、第Nの動作周波数fの高周波電力を遮断する共振回路

(N)中空円筒導体6に最も遠い共振回路22として、以下の共振回路を設ける。
第1の動作周波数fの高周波電力を通過させて、第2の動作周波数fの高周波電力を遮断する共振回路
実施の形態4.
この実施の形態4では、線路導体7の他端7bが、図13及び図14に示すように、容量性部材25を介して、短絡導体24と接続されている例を説明する。
図13は、この発明の実施の形態4によるアンテナ装置を示す斜視図であり、図14は、この発明の実施の形態4によるアンテナ装置を示す断面図である。
図13及び図14において、図1及び図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
短絡導体24は、一端が下面導体1と接続され、他端が線路導体7の開放端近傍に配置されている導体である。
容量性部材25は、例えばキャパシタである。
容量性部材25は、一端が線路導体7の他端7bと接続され、他端が短絡導体24の他端と接続されている。
この実施の形態4では、線路導体7の線路長は、動作周波数fで4分の1波長以下の長さである。
この実施の形態4では、短絡導体24及び容量性部材25が図1及び図2のアンテナ装置に適用される例を示しているが、短絡導体24及び容量性部材25が図9から図12のアンテナ装置に適用されるものであってもよい。
次に動作について説明する。
この実施の形態4のアンテナ装置では、線路導体7の開放端である他端7bが容量性部材25を介して下面導体1と接続されている。
このため、容量性部材25のキャパシタンスを調整することで、容量性部材25のキャパシタンスによって、給電点8から、線路導体7の一端7aである短絡点側を見たインピーダンスZshortの誘導性を相殺することができる。
上記実施の形態1では、給電点8から、線路導体7の開放端までの線路で容量性を実現しているが、この実施の形態4では、容量性部材25のキャパシタンスで容量性を実現することができる。
このため、線路導体7の線路長を動作周波数fで概ね4分の1波長の長さとする必要がなく、線路導体7の線路長を動作周波数fで4分の1波長以下の長さとすることができる。
よって、この実施の形態4によれば、上記実施の形態1よりも更に給電構造11を小形化することができる。
この実施の形態4では、線路導体7の開放端である他端7bが容量性部材25を介して下面導体1と接続されている例を示しているが、線路導体7の開放端である他端7bが容量性部材25を介して側面導体5又は上面導体3に接続されているようにしてもよい。
また、容量性部材25として、キャパシタンスを変更することが可能な可変コンデンサなどを用いるようにして、動作周波数fを変更できるようにしてもよい。
実施の形態5.
この実施の形態5では、3層構造の誘電体基板26を用いて形成されているアンテナ装置を説明する。
図15は、この発明の実施の形態5によるアンテナ装置を示す断面図であり、図16は、この発明の実施の形態5によるアンテナ装置の各層の銅箔パターンを示す分解図である。
図16Aは、誘電体基板26の1層目の銅箔パターンを示す平面図、図16Bは、誘電体基板26の2層目の銅箔パターンを示す平面図、図16Cは、誘電体基板26の3層目の銅箔パターンを示す平面図である。
図15及び図16において、誘電体基板26は、図2に示す第1の穴2と同じ大きさの貫通穴37が中心に設けられている円盤状の誘電体層であり、この誘電体層は3層構造である。この実施の形態5では、図15の紙面上側から順番に、1層目、2層目及び3層目としている。
誘電体基板26の1層目は、例えば、上面銅箔パターン27によって、図1に示す上面導体3が形成され、噴出口銅箔パターン30によって、図1に示す中空円筒導体6における上側の端部6dが形成されている。
誘電体基板26の2層目は、例えば、線路銅箔パターン33によって、図1に示す線路導体7が形成され、導水経路銅箔パターン32によって、図1に示す中空円筒導体6の一部が形成されている。
誘電体基板26の3層目は、例えば、下面銅箔パターン34によって、図1に示す下面導体1が形成されている。
上面銅箔パターン27は、円盤状の導体であり、中心に穴28が設けられている。
上面銅箔パターン27は、図1に示す上面導体3に相当する導体である。
上面銅箔パターン27の中心から外れた位置において、穴28の近傍には、小穴29が設けられている。
噴出口銅箔パターン30は、直径が穴28の直径よりも小さい円盤状の導体であり、中心軸が穴28の中心軸と重なるように配置されている。
噴出口銅箔パターン30は、図1に示す中空円筒導体6における上側の端部6dに相当する導体である。
上面給電銅箔パターン31は、直径が小穴29の直径よりも小さい円盤状の導体であり、中心軸が小穴29の中心軸と重なるように配置されている。上面給電銅箔パターン31は、給電点として動作する。
導水経路銅箔パターン32は、直径が噴出口銅箔パターン30の直径と同じ円盤状の導体であり、図1に示す中空円筒導体6の中間地点に相当する導体である。
線路銅箔パターン33は、一端33aが導水経路銅箔パターン32と接続されて、他端33bが開放されている状態で、導水経路銅箔パターン32の外周を巡るように配置されている図1に示す線路導体7に相当する導体である。
線路銅箔パターン33は、一端33aから他端33bまでの線路長が動作周波数fで概ね4分の1波長(=λ/4)の長さである。
下面銅箔パターン34は、上面銅箔パターン27と同じ大きさの円盤状の導体であり、図1に示す下面導体1に相当する導体である。
下面銅箔パターン34には小穴35が設けられており、小穴35の大きさは、小穴29の大きさと同じであり、小穴35は、小穴29と同じ中心軸上に設けられている。
下面給電銅箔パターン36は、直径が小穴35の直径よりも小さい円盤状の導体であり、中心軸が小穴35の中心軸と重なるように配置されている。下面給電銅箔パターン36は、給電点として動作する。
貫通穴37は、第1層目から第3層目にかけて、誘電体基板26を貫通している穴である。
貫通穴37は、直径が噴出口銅箔パターン30の直径よりも小さい穴であり、図2に示す第1の穴2に相当する穴である。
側面スルーホール38は、誘電体基板26の1層目における上面銅箔パターン27の外周部27aと、誘電体基板26の3層目における下面銅箔パターン34の外周部34aとを電気的に接続する第1のスルーホールである。
複数の側面スルーホール38が配置されており、複数の側面スルーホール38の間隔が、動作周波数fに対応する波長λの長さよりも短い。このため、側面スルーホール38は、下面導体1の外周部1aと上面導体3の外周部3aとを電気的に接続している図1の側面導体5に相当する導体である。
導水経路スルーホール39は、1層目における噴出口銅箔パターン30と、3層目における下面銅箔パターン34とを電気的に接続する第2のスルーホールである。
複数の導水経路スルーホール39が配置されており、複数の導水経路スルーホール39の間隔が、動作周波数fに対応する波長λの長さよりも短い。このため、導水経路スルーホール39は、図1に示す中空円筒導体6に相当する導体である。
給電スルーホール40は、1層目における上面給電銅箔パターン31と、2層目における導水経路銅箔パターン32と、3層目における下面給電銅箔パターン36とを電気的に接続する第3のスルーホールである。
給電構造41は、誘電体基板26上の銅箔パターン及びスルーホールによって構成されている給電構造である。
導電性液体12は、貫通穴37の第3層目側から内部に供給され、貫通穴37の第1層目側から外部に噴出される導電性の液体であり、放射素子として動作する。
次に動作について説明する。
例えば、送受信機が下面給電銅箔パターン36と下面銅箔パターン34との間に接続されることで、下面銅箔パターン34と線路銅箔パターン33との間に高周波の交流電圧が印加される。
下面銅箔パターン34と線路銅箔パターン33との間に高周波の交流電圧が印加されることで、下面銅箔パターン34と上面銅箔パターン27に挟まれている線路銅箔パターン33がストリップ線路として動作し、高周波の電力が線路銅箔パターン33を伝送される。
高周波電力は、導水経路銅箔パターン32及び導水経路スルーホール39を介して下面銅箔パターン34と短絡される経路Aと、線路銅箔パターン33の他端33bである開放端に向かう経路Bと、噴出口銅箔パターン30に向かう経路Cとの3つの経路に分かれて伝送される。
給電スルーホール40から経路Aに伝送される高周波電力は、導水経路銅箔パターン32及び導水経路スルーホール39を介して下面銅箔パターン34に短絡されるため、ショートスタブが形成される。
給電スルーホール40から経路Bに伝送される高周波電力は、線路銅箔パターン33の他端33bが開放されているため、オープンスタブが形成される。
線路銅箔パターン33の線路長がλ/4の長さである場合、給電スルーホール40の位置にかかわらず、伝送線路のリアクタンス成分が相殺される。
このため、給電スルーホール40から、ショートスタブとオープンスタブからなる並列回路側を見たインピーダンスZは、無限大となる。
よって、経路A及び経路Bは、開放状態となるため、高周波電力が伝送されず、高周波電力は、経路Cのみに伝送される。
したがって、放射素子として動作する導電性液体12のみに、高周波電力の供給が可能になる。
ここで、放射素子として動作する導電性液体12の入力インピーダンスZは、貫通穴37の第1層目側から外部に噴出される導電性液体12の太さ及び導電性液体12の導電率によって大きく変化する。
放射素子として動作する導電性液体12の入力インピーダンスZと、給電スルーホール40から見た入力インピーダンスZinとが大きく異なる場合、給電スルーホール40から伝送される高周波電力が、効率よく導電性液体12に供給されない。
この実施の形態4では、給電スルーホール40の位置を変えることで、入力インピーダンスZinを変化させることが可能である。
一般的に入力インピーダンスZinは、給電スルーホール40における電流に対する電圧の比に等しくなる。レジスタンス成分の大きさは、給電スルーホール40が、最も電界が強い線路銅箔パターン33の開放端に設けられていれば、最大値となる。
また、レジスタンス成分の大きさは、給電スルーホール40が、線路銅箔パターン33と導水経路銅箔パターン32の接続地点である線路銅箔パターン33の一端33aに近づくほど、値が小さくなる。
したがって、放射素子として動作する導電性液体12の入力インピーダンスZがいかなる値であっても、給電スルーホール40の位置を調整することで、導電性液体12の入力インピーダンスZと、給電スルーホール40から見た入力インピーダンスZinとの整合を図ることができる。
このため、給電スルーホール40から伝送される高周波電力を効率よく導電性液体12に供給することが可能になる。
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、上記実施の形態1と同様に、動作周波数fでλ/4程度の長さを有する導水管を設けることなく、導電性液体12に効率的な給電を行うことができる効果を奏する。
また、導電性液体12が通る誘電体基板26の厚さ(図15において、紙面上下方向)にλ/4の長さという制限が無くなり、給電構造41を小形化することができる。
また、この実施の形態4では、誘電体基板26をエッチング加工することで、上面銅箔パターン27、噴出口銅箔パターン30、上面給電銅箔パターン31、導水経路銅箔パターン32、線路銅箔パターン33、下面銅箔パターン34及び下面給電銅箔パターン36を形成することが可能である。この場合、量産に適しているため、アンテナ装置のコストの低減を図ることができる。
図15のアンテナ装置には、防水カバー9が設けられていないが、上記実施の形態1と同様に、防水カバー9が設けられていてもよいことは言うまでもない。
また、図15のアンテナ装置には、ガイド18が設けられていないが、上記実施の形態2と同様に、ガイド18が設けられていてもよいことは言うまでもない。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明は、導電性の液体を外部に放出するアンテナ装置に適している。
1 下面導体、1a 下面導体1の外周部、2 第1の穴、3 上面導体、3a 上面導体3の外周部、3b 上面導体3における上側の面、4 第2の穴、5 側面導体、6 中空円筒導体、6a 中空円筒導体6の内径、6b 中空円筒導体6の外径、6c 中空円筒導体6における下側の端部、6d 中空円筒導体6における上側の端部、7 線路導体、7a 線路導体7の一端、7b 線路導体7の他端、7c 第1の線路導体、7d 第2の線路導体、8 給電点、9 防水カバー、9a 防水カバー9の直径、9b 防水カバー9の底面、10 第3の穴、11 給電構造、12 導電性液体、13 ポンプ、14 導水管、15 送受信機、16 高周波ケーブル、16a 高周波ケーブル16の外導体、16b 高周波ケーブル16の内導体、17 穴、18 ガイド、18a ガイド18の下方端部、19 着水地点、20 分断箇所、21 支治具、22 共振回路、22a インダクタ、22b キャパシタ、24 短絡導体、25 容量性部材、26 誘電体基板、27 上面銅箔パターン、28 穴、29 小穴、30 噴出口銅箔パターン、31 上面給電銅箔パターン(給電点)、32 導水経路銅箔パターン、33 線路銅箔パターン、33a 線路銅箔パターン33の一端、33b 線路銅箔パターン33の他端、34 下面銅箔パターン、35 小穴、36 下面給電銅箔パターン(給電点)、37 貫通穴、38 側面スルーホール(第1のスルーホール)、39 導水経路スルーホール(第2のスルーホール)、40 給電スルーホール(第3のスルーホール)、41 給電構造。

Claims (8)

  1. 第1の穴が中心に設けられている下面導体と、
    直径が前記第1の穴の直径よりも大きな第2の穴が中心に設けられており、前記第1の穴の中心軸と前記第2の穴の中心軸とが重なるように、前記下面導体と平行に配置されている上面導体と、
    前記下面導体の外周部と前記上面導体の外周部とを接続している側面導体と、
    前記第1の穴の直径と同じ内径を有し、かつ、前記第2の穴の直径よりも小さい外径を有しており、前記第1の穴の中心軸と前記内径の中心軸とが重なるように、下側の端部が前記下面導体と接続されている中空円筒導体と、
    一端が前記中空円筒導体の側面と接続されて、他端が開放されている状態で、前記中空円筒導体の外周を巡るように、前記下面導体と前記上面導体との間で前記下面導体と平行に配置されている線路導体と、
    一端が前記下面導体と接続され、他端が前記線路導体と接続されており、交流電圧が印加される給電点とを備え、
    前記第1の穴から供給された導電性の液体が、前記中空円筒導体の内部を通って、前記中空円筒導体の内部から外部に放出されることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記線路導体は、一端から他端までの線路長が動作周波数で4分の1波長の長さであることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 外径が前記第2の穴の直径よりも大きく、前記中空円筒導体の内径と同じ大きさの第3の穴が中心に設けられている防水カバーを備え、
    前記第3の穴の中心軸が前記中空円筒導体の中心軸と重なり、前記防水カバーの底面が前記中空円筒導体における上側の端部及び前記上面導体における上側の面のそれぞれと接しており、
    前記第1の穴から供給された導電性の液体が、前記中空円筒導体の内部を通って、前記第3の穴から外部に放出されることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  4. 前記中空円筒導体の中心軸と、前記第3の穴から外部に放出される前記導電性の液体の中心軸とのなす角が0度以上90度未満となるように、前記液体の放出方向を変えるガイドが前記防水カバーに設けられていることを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
  5. 前記線路導体は、途中で分断されており、
    分断箇所から一端側の線路導体が第1の線路導体、前記分断箇所から他端側の線路導体が第2の線路導体であり、
    前記第1の線路導体の線路長と前記第2の線路導体の線路長との合計の線路長が、第1の動作周波数で4分の1波長の長さ、前記第1の線路導体の線路長が、第2の動作周波数で4分の1波長の長さであり、
    前記第1の線路導体と前記第2の線路導体との間を繋ぐように前記分断箇所に設けられており、前記第2の動作周波数の高周波電力を遮断して、前記第1の動作周波数の高周波電力を通過させる共振回路を備えていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  6. 第1の穴が中心に設けられている下面導体と、
    直径が前記第1の穴の直径よりも大きな第2の穴が中心に設けられており、前記第1の穴の中心軸と前記第2の穴の中心軸とが重なるように、前記下面導体と平行に配置されている上面導体と、
    前記下面導体の外周部と前記上面導体の外周部とを接続している側面導体と、
    前記第1の穴の直径と同じ内径を有し、かつ、前記第2の穴の直径よりも小さい外径を有しており、前記第1の穴の中心軸と前記内径の中心軸とが重なるように、下側の端部が前記下面導体と接続されている中空円筒導体と、
    一端が前記中空円筒導体の側面と接続され、前記下面導体と前記上面導体との間で前記下面導体と平行に配置されている線路導体と、
    一端が前記下面導体と接続されている短絡導体と、
    一端が前記線路導体の他端と接続され、他端が前記短絡導体の他端と接続されている容量性部材と、
    一端が前記下面導体と接続され、他端が前記線路導体と接続されており、交流電圧が印加される給電点とを備え、
    前記第1の穴から供給された導電性の液体が、前記中空円筒導体の内部を通って、前記中空円筒導体の内部から外部に放出されることを特徴とするアンテナ装置。
  7. 前記線路導体は、一端から他端までの線路長が動作周波数で4分の1波長以下の長さであることを特徴とする請求項6記載のアンテナ装置。
  8. 前記第1の穴が中心に設けられている誘電体基板が3層構造をなしており、
    前記誘電体基板の1層目は、銅箔パターンによって、前記上面導体と、前記中空円筒導体における上側の端部とが形成されており、
    前記誘電体基板の2層目は、銅箔パターンによって、前記中空円筒導体の一部と、前記線路導体とが形成されており、
    前記誘電体基板の3層目は、銅箔パターンによって、前記下面導体が形成されており、
    前記下面導体の外周部と前記上面導体の外周部とを電気的に接続することで、前記側面導体を形成している第1のスルーホールと、
    前記中空円筒導体における上側の端部と、前記中空円筒導体の一部と、前記下面導体とを電気的に接続することで、前記中空円筒導体の全体を形成している第2のスルーホールと、
    銅箔パターンによって前記誘電体基板の1層目に形成されている給電点と、前記線路導体と、銅箔パターンによって前記誘電体基板の3層目に形成されている給電点とを電気的に接続する第3のスルーホールとを備えていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
JP2019506901A 2017-03-24 2017-03-24 アンテナ装置 Active JP6563152B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/012087 WO2018173271A1 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018173271A1 JPWO2018173271A1 (ja) 2019-07-25
JP6563152B2 true JP6563152B2 (ja) 2019-08-21

Family

ID=63585925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019506901A Active JP6563152B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 アンテナ装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10950928B2 (ja)
JP (1) JP6563152B2 (ja)
KR (1) KR102068468B1 (ja)
CN (1) CN110431713B (ja)
WO (1) WO2018173271A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI688161B (zh) * 2018-09-28 2020-03-11 華碩電腦股份有限公司 天線及電子裝置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5349365A (en) * 1991-10-21 1994-09-20 Ow Steven G Quadrifilar helix antenna
GB9828768D0 (en) * 1998-12-29 1999-02-17 Symmetricom Inc An antenna
US6674970B1 (en) * 1999-05-21 2004-01-06 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Plasma antenna with two-fluid ionization current
US7245268B2 (en) * 2004-07-28 2007-07-17 Skycross, Inc. Quadrifilar helical antenna
KR100771819B1 (ko) * 2006-03-03 2007-10-30 삼성전기주식회사 주파수 조절이 가능한 액체 안테나
US7898484B1 (en) * 2008-05-12 2011-03-01 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Electrolytic fluid antenna
US8368605B1 (en) * 2009-08-12 2013-02-05 The United States Of America As Represented By Secretary Of The Navy Electrolytic fluid antenna with signal enhancer
US8749441B2 (en) * 2011-10-27 2014-06-10 Massachusetts Institute Of Technology Simultaneous transmit and receive antenna system
GB201200638D0 (en) * 2012-01-13 2012-02-29 Sarantel Ltd An antenna assembly
CN102637941B (zh) * 2012-03-30 2014-07-16 中国船舶重工集团公司第七○二研究所 可承受高压的充油甚高频天线
KR101665922B1 (ko) 2014-02-03 2016-10-12 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 안테나 장치
JP5968556B1 (ja) * 2014-11-14 2016-08-10 三菱電機株式会社 アンテナ装置
US9941578B2 (en) * 2015-01-20 2018-04-10 The United States of America as represnted by Secretary of the Navy Minimal reactance vehicular antenna (MRVA)
US10290943B2 (en) * 2016-11-14 2019-05-14 Amphenol Antenna Solutions, Inc. Sleeve monopole antenna with spatially variable dielectric loading
CN106450705A (zh) * 2016-11-29 2017-02-22 中国人民解放军国防科学技术大学 液体混合腔式可调控天线
WO2020044212A1 (en) * 2018-08-28 2020-03-05 Hadi Aliakbarian Increasing bandwidth of a dipole antenna

Also Published As

Publication number Publication date
US10950928B2 (en) 2021-03-16
WO2018173271A1 (ja) 2018-09-27
CN110431713A (zh) 2019-11-08
CN110431713B (zh) 2021-01-08
KR20190111138A (ko) 2019-10-01
JPWO2018173271A1 (ja) 2019-07-25
KR102068468B1 (ko) 2020-01-21
US20200028250A1 (en) 2020-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101746475B1 (ko) 스터브 기생소자를 갖는 적층형 세라믹 원형편파 안테나
KR100756810B1 (ko) 슬롯이 형성된 실린더형 안테나
JP6195935B2 (ja) アンテナ要素、アンテナ要素を有する放射器、二重偏波電流ループ放射器およびフェーズドアレイアンテナ
US6489925B2 (en) Low profile, high gain frequency tunable variable impedance transmission line loaded antenna
JP2015216577A (ja) アンテナ装置
JP5980452B2 (ja) アンテナ装置
JP2005033770A (ja) 通信装置
US9431711B2 (en) Broadband multi-strip patch antenna
JP2010068085A (ja) アンテナ装置
JPH09260934A (ja) マイクロストリップアンテナ
US20060170594A1 (en) Low-sidelobe dual-band and broadband flat endfire antenna
US20200295449A1 (en) Antenna device
US7791554B2 (en) Tulip antenna with tuning stub
JP6563152B2 (ja) アンテナ装置
US11271310B2 (en) Antenna device
JP4542566B2 (ja) 多周波共用アンテナ装置
JPH07336133A (ja) アンテナ装置
US8803754B2 (en) Antenna and wireless device having same
WO2014108977A1 (ja) アンテナ装置
JP7425554B2 (ja) アンテナ装置
JP2003133842A (ja) モノポールアンテナ
JPH06112728A (ja) 円環形マイクロストリップアンテナ
JP2008048193A (ja) アンテナ装置
JP2010193397A (ja) 指向性制御アンテナ
JP6590936B2 (ja) 広帯域幅および円偏波のための同軸ホーン励起法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190507

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190507

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6563152

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250