JP6562520B2 - 挟持具 - Google Patents
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Description
第1の実施形態の洗濯ばさみ(挟持具)100について、図1を参照しながら説明する。図1は本実施形態の洗濯ばさみ100を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図であり、(d)は底面図である。
挟持部110は、対向する面の圧接力により洗濯物を挟む部分である。挟持部110は、図1に示したように、洗濯ばさみ100の一方の端に位置している。挟持部110は、操作部140に力が加わることで開閉し、物を挟むことが可能になる。挟持部110は、嵌合部130を挟んで弾性部120と反対位置にある。挟持部110は、後述のように、左右を閉じ合わせて嵌合部130が嵌合されると、弾性部120の弾性力により左右の挟持部110が固く閉じあう。
弾性部120は、円弧状に屈曲することによる弾性により挟持部110の圧接力を変化させる部分である。弾性部120は、図1で示したように、左右の操作部140の上部を円弧状に結合した場所にある。弾性部120は、嵌合部130を挟んで挟持部110と反対位置に配設されている。弾性部120は、二重の薄肉の円弧状に形成されている。
嵌合部130は、挟持部110と弾性部120との間に設けられ、相対回転可能に嵌合し、相対回転することで弾性部120の弾性力を挟持部110の圧接力に変換するものである。嵌合部130は、図1に示したように、挟持部110と弾性部120との間に設けられ、左右の部材の回動支点となっている。嵌合部130は、左右に設けられている円筒形状の嵌合突部132と嵌合凹部134とを前後方向から相対回転可能に嵌め合わせことにより構成されている。
操作部140は、押圧操作することにより挟持部110の圧接力を変化させるものである。操作部140は、図1で示したように、弾性部120と嵌合部130の間に配設されている。操作部140から挟持部の方向に突出するように操作レバー142が設けられる。操作レバー142は、左右対称になっており、操作レバー142に左右から圧力を加えることにより操作部140が押圧操作されて、上部の弾性部120に圧力が加わり弧状の形状が変形する。
以上説明したように、本実施形態によれば、嵌合部130と弾性部120との間から挟持部110の方向に突出するように操作レバー142を設けることにより、指先だけでなく手のひらで操作レバー142を把持して押圧操作することができる。このように、指操作に依存せずに使用でき、指先に大きい操作力を必要としないため、指先に強い力を必要とせずに容易に把持して押圧操作ができる。よって、女性、子供、高齢者にも容易に扱うことができる。また、下方から操作レバー142を操作することができるため、上方から操作しづらい局部的なところや高めの位置に留められたものにも使用することができる。
第2の実施形態の洗濯ばさみ200について、図5を参照しながら説明する。図5は第2の実施形態の洗濯ばさみ200を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は組み立て前の状態を示す図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは弾性部が肉薄の円弧状部と、円弧状部の内周に連なる肉薄の円部とからなる点が異なるものであり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
弾性部220は、円弧状に屈曲することによる弾性により挟持部210の圧接力を変化させる部分である。弾性部220は、図5(a)で示したように、左右の操作部240の上部を円弧状に結合した場所にある。弾性部220は、嵌合部230を挟んで挟持部210と反対位置に配設されている。弾性部220は、肉薄の円弧状部222と、円弧状部の内周に連なる肉薄の小さめの円部224とからなる。円部224は、円弧状部222と操作部240上部に内接する構成となっている。円部224によって弾性部220のバネ性が強化でき、さらに円部224の内側に竿やハンガーなどのものを通しやすい。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、弾性部220及び操作部240の上部に内接する形で小さめの円部224が形成されていることで、バネ性が強化でき、さらに円部224の内側空洞部分に竿やハンガー等の物を通すことが可能となっている。
第3の実施形態の洗濯ばさみ300について、図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、本実施形態の洗濯ばさみ300を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図であり、(d)は底面図である。図7は、洗濯ばさみ300の組み立て前の状態を示す図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは、挟持部310から嵌合部330まで挟持用アーム312が延設されている点と、弾性部320が、円弧状部322に外接するように連なる小さめの円弧状突起324を備える点とが異なるものであり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
挟持部310は、対抗する面の圧接力により洗濯物を挟む部分である。挟持部310は、図6に示したように、洗濯ばさみ300の一方の端に位置している。挟持部310は、操作レバー342に押圧力が加わることで開閉し、物を挟むことが可能になる。挟持部310は、嵌合部330を挟んで弾性部320と反対位置にある。挟持部310は、弾性部320の弾性力により固く閉じ合い圧接される。
弾性部320は、円弧状に屈曲することによる弾性により挟持部310の圧接力を変化させる部分である。弾性部320は、図6(a)で示したように、左右の操作部340の上部を円弧状に結合した場所にある。弾性部320は、嵌合部330を挟んで挟持部310と反対位置に配設されている。弾性部320は、肉薄の円弧状部322と、円弧状部322に外接するように連なる小さめの円弧状突起324と、を備える。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、弾性部320の円弧状部322に外接するように連なる小さめの円弧状突起324を設けるため、バネ性が強化される。
第4の実施形態の洗濯ばさみ400について、図8及び図9を参照しながら説明する。図8は、第4の実施形態の洗濯ばさみ400を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は組み立て前の状態を示す図である。図9は、使用時の洗濯ばさみ400の作用を説明するための図であり、(a)は使用時に力を加える部分を示す図であり、(b)は力を加えた後の洗濯ばさみ400の状態を示す図である。本実施形態の洗濯ばさみ400は、操作レバー442の先端が挟持部410の先端まで延在する点が上記第1の実施形態とは異なり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
操作レバー442は、図8に示したように、操作レバー442の先端が挟持部410の先端まで延在している点が第1の実施形態と相違しており、その他の点で第1の実施形態と同様である。操作レバー442の先端は、図8に示したように、挟持部410の先端近傍まで延在している。操作レバー442の先端を、挟持部410の先端近傍まで延設したことにより、洗濯ばさみ400を組み立てたときの操作レバー442と挟持部410との間隔が、第1の実施形態の洗濯ばさみ100より大きくなる。このため、挟持部410を開くときの把持操作が、操作レバーが短いときよりも弱い力で動作することが可能になる。なお、操作レバー442の先端を、挟持部410の先端よりも短くあるいは突出した位置まで延設してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、操作レバー442の先端が挟持部410の先端まで延在していることで、挟持部410を開くときの把持操作が、操作レバーが短いときよりも弱い力で動作することが可能になる。
第5の実施形態の洗濯ばさみ500について、図10を参照しながら説明する。図10は、第5の実施形態の洗濯ばさみ500を説明するための図であり、(a)は挟持部が閉じた状態を示す図であり、(b)は挟持部が開いた状態を示す図である。本実施形態の洗濯ばさみ500は、操作レバー542の内側に梃子用突起部544が設けられている点が上記第1の実施形態とは異なり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態によれば、操作レバー542を押圧操作すると、梃子用突起部544が梃子の働きをして操作部540を動かすことができるため、挟持部510の操作性を向上させることができる。また、より小さい操作力で挟持部510を操作することができる。
110、210、310、410、510 挟持部
120、220、320、420、520 弾性部
130、230、330、430、530 嵌合部
132 嵌合突部
134 嵌合凹部
140、240、340、440、540 操作部
142、242、342、442、542 操作レバー
222 円弧状部
224 円部
312 挟持用アーム
322 円弧状部
324 円弧状突起
544 梃子用突起部
Claims (4)
- 物を挟むための挟持具であって、
対向する面の圧接力により物が挟持される挟持部と、
弧状に屈曲することによる弾性により前記挟持部の圧接力を変化させる弾性部と、
前記挟持部と前記弾性部との間に設けられ、相対回転可能に嵌合し、相対回転することで前記弾性部の弾性力を前記挟持部の圧接力に変換する嵌合部と、
前記嵌合部と前記弾性部との間に設けられ、押圧操作することにより前記挟持部の圧接力を変化させる操作部と、
前記操作部から前記挟持部の方向に突出して設けられ、前記操作部を押圧操作するための操作レバーと、
を備え、
前記挟持部、前記弾性部、前記嵌合部、前記操作部及び前記操作レバーが一体の1つの部品からなり、
前記操作レバーの先端が、前記挟持部の先端まで延在することを特徴とする、挟持具。 - 前記弾性部は、二重の肉薄の円弧状部からなることを特徴とする、請求項1に記載の挟持具。
- 前記弾性部は、肉薄の円弧状部と、前記円弧状部の内周に連なる肉薄の円部とからなることを特徴とする、請求項1に記載の挟持具。
- 前記操作レバーの内側には梃子用突起部が設けられ、前記操作レバーを押圧操作することにより、前記梃子用突起部の作用で前記挟持部の圧接力が変化することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の挟持具。
Priority Applications (1)
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JP2017116228A JP6562520B2 (ja) | 2017-06-13 | 2017-06-13 | 挟持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017116228A JP6562520B2 (ja) | 2017-06-13 | 2017-06-13 | 挟持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019000238A JP2019000238A (ja) | 2019-01-10 |
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ID=65005225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017116228A Active JP6562520B2 (ja) | 2017-06-13 | 2017-06-13 | 挟持具 |
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JPS5934791U (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-03 | 湯浅 佳郎 | 洗濯バサミ |
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-
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- 2017-06-13 JP JP2017116228A patent/JP6562520B2/ja active Active
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