JP6562520B2 - 挟持具 - Google Patents

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本発明は、物を挟む挟持具にかかり、特に洗濯物を挟む洗濯ばさみなどの挟持具に関する。
従来の挟持具として洗濯ばさみの形状をした挟持具について説明する。挟持具600は、図11に示したように、指で挟み操作する把持部640と、洗濯物などの物品を挟持する挟持部610と、物品を挟持した状態で挟持部610を保持する金属リング650と、の3部品で構成されたものが知られている。把持部640と挟持部610とは一体に成形されて、把持部640と挟持部610との間付近に回動支点となる嵌合部630が設けられる。把持部640と挟持部610とは左右一対に設けられ、嵌合部630で嵌合される。金属リング650は、嵌合部630を間にして左右の部品を貫通して左右の部品に固定される(例えば、特許文献1〜3参照)。
図11に例示されるような挟持具は、具体的には、嵌合部630の中心部から把持部640の端部までは3〜5cmの範囲に収められる。挟持部610は、金属リングの中心から2〜6cmの範囲に形成されている。金属リングは、挟持部610に物品を挟持するためのバネ力を与えるもので、直径1.2mm前後のワイヤーを用いた直径20〜30mm程度のリング状に構成されている。
その他、挟持具にはいろいろな外形スタイルや素材、サイズ、加工方法のものがあり、挟持具全体を針金によって構成したものや、金属加工したものもあるが、いずれも構造的には大同小異である。
特開2011−30870号公報 特開2004−65756号公報 特開2004−267658号公報
従来の挟持具は、指操作に依存して使用するため、指先に大きい操作力を要する。そのため、女性や高齢者、子供などの指先の力が弱い者には扱い難いという問題があった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、指操作に依存せずに使用でき、指先に大きい操作力を必要としない、新規かつ改良された挟持具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、物を挟むための挟持具であって、対向する面の圧接力により物が挟持される挟持部と、弧状に屈曲することによる弾性により前記挟持部の圧接力を変化させる弾性部と、前記挟持部と前記弾性部との間に設けられ、相対回転可能に嵌合し、相対回転することで前記弾性部の弾性力を前記挟持部の圧接力に変換する嵌合部と、前記嵌合部と前記弾性部との間に設けられ、押圧操作することにより前記挟持部の圧接力を変化させる操作部と、を備え、前記挟持部、前記弾性部、前記嵌合部及び前記操作部が一体の1つの部品からなることを特徴とする、挟持具が提供される。
かかる構成によれば、嵌合部と弾性部との間に操作部を設けることにより、指先だけでなく手のひらで操作部を把持して操作することができる。このように、指操作に依存せずに使用でき、指先に大きい操作力を必要としないため、指先に強い力を必要とせずに容易に把持操作ができる。よって、女性、子供、高齢者にも容易に扱うことができる。
また、嵌合部を挟んだ対向位置に弾性部と挟持部とを配したことにより、操作部の寸法を大きく確保することができ、操作部を任意の大きさ、形状に形成できる。
さらに一体の1つの部品(例えば、一体成型された部品)からなることにより、1嵌合で製作ができ、省資源化・省エネ化・低コスト化にも貢献できる。また、強度の異なる部品を強制的に嵌合する際に生じる破損も避けることができる。
本発明は様々な応用が可能である。以下の応用例は適宜組み合わせることができる。例えば、前記弾性部は、二重の肉薄の円弧状部からなってもよい。かかる構成によれば、バネ性が強化できる。
また、本発明によれば、前記弾性部は、肉薄の円弧状部と、前記円弧状部の内周に連なる肉薄の円部とからなってもよい。かかる構成によれば、円弧状部の内周に連なる肉薄の円部にすることで、バネ性が強化でき、さらに円の内側空洞部分に竿やハンガー等の物を通し易い。
また、本発明によれば、前記操作部から前記挟持部の方向に突出して設けられ、前記操作部を操作するための操作レバーをさらに備え、前記挟持部、前記弾性部、前記嵌合部、前記操作部及び前記操作レバーが一体の1つの部品からなるようにしてもよい。操作部から挟持部の方向に突出するように操作レバーを設けることにより、操作レバーの寸法を大きく確保することができ、操作レバーを任意の大きさ、形状に形成できる。
また、本発明によれば、前記操作レバーの先端が、前記挟持部の先端まで延在してもよい。かかる構成によれば、操作レバーが挟持部の先端まで延在していることで、挟持部を開くときの把持操作が、操作レバーが短いときよりも弱い力で動作することが可能になる。
また、本発明によれば、前記操作レバーの内側には梃子用突起部が設けられ、前記操作レバーを押圧操作することにより、前記梃子用突起部の作用で前記挟持部の圧接力が変化するようにしてもよい。かかる構成によれば、操作レバーを操作すると、梃子用突起部が梃子の働きをして挟持部の操作性を向上させることができる。また、より小さい操作力で操作レバーを操作することができる。
本発明によれば、指操作に依存せずに使用でき、指先に大きい操作力を必要としない、新規かつ改良された挟持具が提供される。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
第1の実施形態の洗濯ばさみ100を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図であり、(d)は底面図である。 洗濯ばさみ100の組み立て手順について説明するための図であり、(a)は組み立て前の状態を示す図であり、(b)は組み立て後の状態を示す図である。 組み立て時の嵌合部130の状態を示す図であり、(a)は嵌合前の状態を示す図であり、(b)は嵌合後の状態を示す図である。 洗濯ばさみ100の作用を説明するための図である。 第2の実施形態の洗濯ばさみ200を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は組み立て前の状態を示す図である。 第3の実施形態の洗濯ばさみ300を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図であり、(d)は底面図である。 洗濯ばさみ300の組み立て前の状態を示す図である。 第4の実施形態の洗濯ばさみ400を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は組み立て前の状態を示す図である。 使用時の洗濯ばさみ400の状態を説明するための図であり、(a)は使用時に力を加える部分を示す図であり、(b)は力を加えた後の洗濯ばさみ400の状態を示す図である。 第5の実施形態の洗濯ばさみ500を説明するための図であり、(a)は挟持部が閉じた状態を示す図であり、(b)は挟持部が開いた状態を示す図である。 従来の挟持具600を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は使用状態を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の洗濯ばさみ(挟持具)100について、図1を参照しながら説明する。図1は本実施形態の洗濯ばさみ100を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図であり、(d)は底面図である。
洗濯ばさみ100は、物を挟むための挟持具であって、図1に示したように、対向する面の圧接力により物が挟持される挟持部110と、弧状に屈曲することによる弾性により挟持部110の圧接力に変化させる弾性部120と、挟持部110と弾性部120との間に設けられ、相対回転可能に嵌合し、相対回転することで弾性部120の弾性力を挟持部110の圧接力に変換する嵌合部130と、嵌合部130と弾性部120との間に設けられ、押圧操作することにより挟持部110の圧接力を変化させる操作部140と、を備える。そして、挟持部110、嵌合部130、弾性部120及び操作部140が一体成型された1つの部品からなることを特徴とする。洗濯ばさみ100は、例えば、PP樹脂を用いて一体成型で構成されることができる。以下、洗濯ばさみ100の各構成要素について詳細に説明する。
(挟持部110)
挟持部110は、対向する面の圧接力により洗濯物を挟む部分である。挟持部110は、図1に示したように、洗濯ばさみ100の一方の端に位置している。挟持部110は、操作部140に力が加わることで開閉し、物を挟むことが可能になる。挟持部110は、嵌合部130を挟んで弾性部120と反対位置にある。挟持部110は、後述のように、左右を閉じ合わせて嵌合部130が嵌合されると、弾性部120の弾性力により左右の挟持部110が固く閉じあう。
(弾性部120)
弾性部120は、円弧状に屈曲することによる弾性により挟持部110の圧接力を変化させる部分である。弾性部120は、図1で示したように、左右の操作部140の上部を円弧状に結合した場所にある。弾性部120は、嵌合部130を挟んで挟持部110と反対位置に配設されている。弾性部120は、二重の薄肉の円弧状に形成されている。
(嵌合部130)
嵌合部130は、挟持部110と弾性部120との間に設けられ、相対回転可能に嵌合し、相対回転することで弾性部120の弾性力を挟持部110の圧接力に変換するものである。嵌合部130は、図1に示したように、挟持部110と弾性部120との間に設けられ、左右の部材の回動支点となっている。嵌合部130は、左右に設けられている円筒形状の嵌合突部132と嵌合凹部134とを前後方向から相対回転可能に嵌め合わせことにより構成されている。
嵌合部130は、操作部140を押圧操作することにより回動し、よって挟持部110が左右に広がる。また反対に、操作部140を押圧操作しない状態にすると弾性部120からの戻る力により嵌合部130が回動し、左右の挟持部110が固く閉じる。
(操作部140)
操作部140は、押圧操作することにより挟持部110の圧接力を変化させるものである。操作部140は、図1で示したように、弾性部120と嵌合部130の間に配設されている。操作部140から挟持部の方向に突出するように操作レバー142が設けられる。操作レバー142は、左右対称になっており、操作レバー142に左右から圧力を加えることにより操作部140が押圧操作されて、上部の弾性部120に圧力が加わり弧状の形状が変形する。
操作レバー142は、挟持部110側からの操作により操作部140を介して弾性部120に圧力を加える。よって、操作レバー142は、上方(弾性部120側)からでも、下方(挟持部110側)からでも操作が可能となる。また、操作レバー142が下方に向けて長く配設されていることで、挟持部110を開くときの把持操作が、レバーが短いときよりも弱い力で動作することが可能になる。
以上、洗濯ばさみ100の各構成について説明した。次に、洗濯ばさみ100の組み立てについて、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、洗濯ばさみ100の組み立て手順について説明するための図であり、(a)は組み立て前の状態を示す図であり、(b)は組み立て後の状態を示す図である。図3は、組み立て時の嵌合部130の状態を示す図であり、(a)は嵌合前の状態を示す図であり、(b)は嵌合後の状態を示す図である。
洗濯ばさみ100は、図2(a)に示したように、一体の1つの部品からなる。洗濯ばさみは、例えば一体成型により形成することができる。洗濯ばさみ100は中央の弾性部120を挟んで、操作部140、操作レバー142、嵌合部130及び挟持部110、弾性部120が広角度に開いた左右対称に形成されている。このように、洗濯ばさみ100は、弾性部120が存在することにより、挟持部110、嵌合部130及び操作レバー142の一体形成が実現している。
一体形成された左右の嵌合部130を、図2(a)の矢印Aで示したように、接近させる。そして、図3(a)の矢印Aに示したように、左側の嵌合突部132を右側の嵌合凹部134に挿入する。よって、嵌合突部132と嵌合凹部134とが、図3(b)に示したように、相対回転可能に嵌合する。すると、図2(b)に示す洗濯ばさみ100が構成される。洗濯ばさみ100は、左右を閉じ合わせて嵌合部130で嵌合したことにより、図2(b)の矢印Bで示したように、上部の弧状の弾性部120にバネ力が保持される。この結果、図2(b)の矢印Cで示したように、左右の挟持部110が固く閉じあう。
以上、洗濯ばさみ100の組み立てについて説明した。次に、洗濯ばさみ100の作用について、図4を参照しながら説明する。図4は、洗濯ばさみ100の作用を説明するための図である。
洗濯ばさみ100を使用するときには、図4に示したように、左右の操作レバー142を互いに近づける方向に握る。よって、左右の操作部140には、図4の矢印Dで示したように、互いに近づく方向の圧力がかかる。このため、嵌合部130が回動して、挟持部110に図4の矢印Eで示した方向に力が加わり、挟持部110が左右に広がる。また、同時に、弾性部120が変形するため、弾性部120には図4の矢印Fに示したように戻ろうとする力が加わる。よって、操作レバー142に圧力をかけない状態にすると、弾性部120からの戻る力により嵌合部130が回動し左右の挟持部110が固く閉じる。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、嵌合部130と弾性部120との間から挟持部110の方向に突出するように操作レバー142を設けることにより、指先だけでなく手のひらで操作レバー142を把持して押圧操作することができる。このように、指操作に依存せずに使用でき、指先に大きい操作力を必要としないため、指先に強い力を必要とせずに容易に把持して押圧操作ができる。よって、女性、子供、高齢者にも容易に扱うことができる。また、下方から操作レバー142を操作することができるため、上方から操作しづらい局部的なところや高めの位置に留められたものにも使用することができる。
挟持部110、嵌合部130、操作レバー142、及び左右の操作レバー142の操作部140の上端を連結する弧状の弾性部120を一体形成し、左右の各部を閉じ合わせて嵌合部130を嵌合することにより、嵌合部130が回動支点となり、製品全体に相関的な弾性部120の効果により把持操作が容易にできる。
また、嵌合部130を挟んだ対向位置に挟持部110と円弧状の弾性部120とを配したことにより、操作レバー142の寸法を大きく確保することができ、操作レバー142を任意の大きさ、形状に形成できる。
洗濯ばさみ100を一体の1つの部品(一体成型された部品)から構成することにより、嵌合部130を1嵌合するだけで製作ができ、省資源化・省エネ化・低コスト化にも貢献できる。また、強度の異なる部品を強制的に嵌合する際に生じる破損も避けることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の洗濯ばさみ200について、図5を参照しながら説明する。図5は第2の実施形態の洗濯ばさみ200を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は組み立て前の状態を示す図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは弾性部が肉薄の円弧状部と、円弧状部の内周に連なる肉薄の円部とからなる点が異なるものであり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態の挟持部210、嵌合部230、操作部240、操作レバー242は、第1の実施形態の挟持部110、嵌合部130、操作部140、操作レバー142と実質的に同様である。
(弾性部220)
弾性部220は、円弧状に屈曲することによる弾性により挟持部210の圧接力を変化させる部分である。弾性部220は、図5(a)で示したように、左右の操作部240の上部を円弧状に結合した場所にある。弾性部220は、嵌合部230を挟んで挟持部210と反対位置に配設されている。弾性部220は、肉薄の円弧状部222と、円弧状部の内周に連なる肉薄の小さめの円部224とからなる。円部224は、円弧状部222と操作部240上部に内接する構成となっている。円部224によって弾性部220のバネ性が強化でき、さらに円部224の内側に竿やハンガーなどのものを通しやすい。
洗濯ばさみ200は、図5(b)に示したように、第1の実施形態と同様に、中央の弾性部220を挟んで、弾性部220、操作部240、操作部240、操作レバー242、嵌合部230及び挟持部210が左右対称に一体に成型されている。このように、洗濯ばさみ200も、第1の実施形態の洗濯ばさみ100と同様に、弾性部220が存在することにより、挟持部210、嵌合部230、操作部240、操作レバー242の一体形成が実現している。
洗濯ばさみ200の組み立て方法は第1の実施形態と同様である。また、洗濯ばさみ200の使用方法は、第1の実施形態の使用方法に加えて、弾性部220の円部224が、円弧状部222及び操作部240の上部に内接する構成となっているため、バネ性が強化でき、さらに円部224の内側に竿やハンガー等の物が通せるような作りになっている。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、弾性部220及び操作部240の上部に内接する形で小さめの円部224が形成されていることで、バネ性が強化でき、さらに円部224の内側空洞部分に竿やハンガー等の物を通すことが可能となっている。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の洗濯ばさみ300について、図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、本実施形態の洗濯ばさみ300を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図であり、(d)は底面図である。図7は、洗濯ばさみ300の組み立て前の状態を示す図である。本実施形態は、上記第1の実施形態とは、挟持部310から嵌合部330まで挟持用アーム312が延設されている点と、弾性部320が、円弧状部322に外接するように連なる小さめの円弧状突起324を備える点とが異なるものであり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態の嵌合部330、操作部340、操作部340、操作レバー342は、第1の実施形態の嵌合部130、操作部140、操作部140、操作レバー142と実質的に同様である。
(挟持部310)
挟持部310は、対抗する面の圧接力により洗濯物を挟む部分である。挟持部310は、図6に示したように、洗濯ばさみ300の一方の端に位置している。挟持部310は、操作レバー342に押圧力が加わることで開閉し、物を挟むことが可能になる。挟持部310は、嵌合部330を挟んで弾性部320と反対位置にある。挟持部310は、弾性部320の弾性力により固く閉じ合い圧接される。
挟持部310から嵌合部330まで挟持用アーム312が延設される。挟持用アーム312は、左右外側が左右対称の円弧状に出ており、挟持されている状態になると、嵌合部330と挟持部310の間の挟持用アーム312部分が円状になる。
(弾性部320)
弾性部320は、円弧状に屈曲することによる弾性により挟持部310の圧接力を変化させる部分である。弾性部320は、図6(a)で示したように、左右の操作部340の上部を円弧状に結合した場所にある。弾性部320は、嵌合部330を挟んで挟持部310と反対位置に配設されている。弾性部320は、肉薄の円弧状部322と、円弧状部322に外接するように連なる小さめの円弧状突起324と、を備える。
洗濯ばさみ300は、図7に示したように、第1の実施形態と同様に、中央の弾性部320を挟んで、弾性部320、操作部340、操作レバー342、嵌合部330及び挟持部310が左右対称に一体に成型されている。このように、洗濯ばさみ300も、第1の実施形態の洗濯ばさみ100と同様に、弾性部320が存在することにより、挟持部310、嵌合部330、操作部340、操作レバー342の一体形成が実現している。
洗濯ばさみ300の組み立て方法は第1の実施形態と同様である。また、洗濯ばさみ300の使用方法は、第1の実施形態の使用方法に加えて、弾性部320の円弧状部322に外接するように連なる小さめの円弧状突起324を設ける構成となっているため、バネ性が強化される。
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、弾性部320の円弧状部322に外接するように連なる小さめの円弧状突起324を設けるため、バネ性が強化される。
(第4の実施形態)
第4の実施形態の洗濯ばさみ400について、図8及び図9を参照しながら説明する。図8は、第4の実施形態の洗濯ばさみ400を説明するための図であり、(a)は正面図であり、(b)は組み立て前の状態を示す図である。図9は、使用時の洗濯ばさみ400の作用を説明するための図であり、(a)は使用時に力を加える部分を示す図であり、(b)は力を加えた後の洗濯ばさみ400の状態を示す図である。本実施形態の洗濯ばさみ400は、操作レバー442の先端が挟持部410の先端まで延在する点が上記第1の実施形態とは異なり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態の挟持部410、弾性部420、嵌合部430は、第1の実施形態の挟持部110、弾性部120、嵌合部130と実質的に同様である。
(操作レバー442)
操作レバー442は、図8に示したように、操作レバー442の先端が挟持部410の先端まで延在している点が第1の実施形態と相違しており、その他の点で第1の実施形態と同様である。操作レバー442の先端は、図8に示したように、挟持部410の先端近傍まで延在している。操作レバー442の先端を、挟持部410の先端近傍まで延設したことにより、洗濯ばさみ400を組み立てたときの操作レバー442と挟持部410との間隔が、第1の実施形態の洗濯ばさみ100より大きくなる。このため、挟持部410を開くときの把持操作が、操作レバーが短いときよりも弱い力で動作することが可能になる。なお、操作レバー442の先端を、挟持部410の先端よりも短くあるいは突出した位置まで延設してもよい。
洗濯ばさみ400を使用するときには、図9(a)に示したように、左右の操作レバー442の先端近傍を、互いに近づける方向に握る。操作レバー442の先端が挟持部410の先端まで延在していることで、挟持部410を開くときの把持操作が、操作レバーが短いときよりも弱い力で動作する。操作レバー442の操作により、左右の操作レバー442には、図9(b)の矢印Gで示したように、互いに近づく方向の圧力がかかる。このため、嵌合部430が回動して、挟持部410に図9(b)の矢印Hで示した方向に力が加わり、挟持部410が左右に広がる。
また、同時に、弾性部420が変形するため、弾性部420には図9(b)の矢印Iに示したように戻ろうとする力が加わる。よって、操作レバー442に押圧力をかけない状態にすると、弾性部420からの戻る力により嵌合部430が回動し左右の挟持部410が固く閉じる。
(第4の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、操作レバー442の先端が挟持部410の先端まで延在していることで、挟持部410を開くときの把持操作が、操作レバーが短いときよりも弱い力で動作することが可能になる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態の洗濯ばさみ500について、図10を参照しながら説明する。図10は、第5の実施形態の洗濯ばさみ500を説明するための図であり、(a)は挟持部が閉じた状態を示す図であり、(b)は挟持部が開いた状態を示す図である。本実施形態の洗濯ばさみ500は、操作レバー542の内側に梃子用突起部544が設けられている点が上記第1の実施形態とは異なり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態の挟持部510、弾性部520、嵌合部530は、第1の実施形態の挟持部110、弾性部120、嵌合部130と実質的に同様である。
操作部540の操作レバー542との対面側には、図10(a)に示したように、操作レバー540が操作部540を押圧する押圧力を大きくするための梃子用突起部544が設けられている。梃子用突起部544は、操作レバー542の根元部分近傍に配置されており、挟持部510が閉じた状態のときに操作レバー542に当接又は近接する位置まで突出している。なお、梃子用突起部544は、操作レバー542に設けてもよく、また、操作部540と操作レバー542の両方に設けてもよい。
挟持部510が閉じた状態のときには、図10(a)に示したように、操作レバー542は梃子用突起部544を押圧していない。操作レバー542を把持して、図10(b)の矢印Jに示すように互いに近づく方向に操作すると、操作レバー542が梃子用突起部544を押圧して左右の操作部540が互いに近づく方向に押し込まれる。よって、嵌合部530が回動して、挟持部510が図10(b)の矢印Kに示すように互いに離間するように左右に広がる。
弾性部520には図10(b)の矢印Lに示したように戻ろうとする力が加わる。よって、操作レバー542に圧力をかけない状態にすると、弾性部520からの戻る力により嵌合部530が回動し左右の挟持部510が固く閉じる。
(第5の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、操作レバー542を押圧操作すると、梃子用突起部544が梃子の働きをして操作部540を動かすことができるため、挟持部510の操作性を向上させることができる。また、より小さい操作力で挟持部510を操作することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、挟持具として洗濯ばさみを例にとって説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、文具や家庭用雑貨等、各種クリップやピンチ製品等の挟持具にも応用が可能である。
また、上記実施形態では、一体に成型した洗濯ばさみとしたが、本発明はこの例に限定されない。一体の1つの部品として形成できるのであれば、必ずしも成型により形成する必要はない。
また、上記第1〜第4の実施形態では、操作レバーが設けられている構成を例にとって説明したが、本発明はこの例に限定されない。操作レバーが設けられていない構成であっても、操作部を直接把持して操作すれば、本発明の効果が得られる。
上記実施形態、応用例、変形例は、任意に組み合わせて実施することができる。
100、200、300、400、500 洗濯ばさみ(挟持具)
110、210、310、410、510 挟持部
120、220、320、420、520 弾性部
130、230、330、430、530 嵌合部
132 嵌合突部
134 嵌合凹部
140、240、340、440、540 操作部
142、242、342、442、542 操作レバー
222 円弧状部
224 円部
312 挟持用アーム
322 円弧状部
324 円弧状突起
544 梃子用突起部

Claims (4)

  1. 物を挟むための挟持具であって、
    対向する面の圧接力により物が挟持される挟持部と、
    弧状に屈曲することによる弾性により前記挟持部の圧接力を変化させる弾性部と、
    前記挟持部と前記弾性部との間に設けられ、相対回転可能に嵌合し、相対回転することで前記弾性部の弾性力を前記挟持部の圧接力に変換する嵌合部と、
    前記嵌合部と前記弾性部との間に設けられ、押圧操作することにより前記挟持部の圧接力を変化させる操作部と、
    前記操作部から前記挟持部の方向に突出して設けられ、前記操作部を押圧操作するための操作レバーと、
    を備え、
    前記挟持部、前記弾性部、前記嵌合部前記操作部及び前記操作レバーが一体の1つの部品からなり、
    前記操作レバーの先端が、前記挟持部の先端まで延在することを特徴とする、挟持具。
  2. 前記弾性部は、二重の肉薄の円弧状部からなることを特徴とする、請求項1に記載の挟持具。
  3. 前記弾性部は、肉薄の円弧状部と、前記円弧状部の内周に連なる肉薄の円部とからなることを特徴とする、請求項1に記載の挟持具。
  4. 前記操作レバーの内側には梃子用突起部が設けられ、前記操作レバーを押圧操作することにより、前記梃子用突起部の作用で前記挟持部の圧接力が変化することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の挟持具。
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