JP6562189B1 - 溶接構造体 - Google Patents

溶接構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP6562189B1
JP6562189B1 JP2019519786A JP2019519786A JP6562189B1 JP 6562189 B1 JP6562189 B1 JP 6562189B1 JP 2019519786 A JP2019519786 A JP 2019519786A JP 2019519786 A JP2019519786 A JP 2019519786A JP 6562189 B1 JP6562189 B1 JP 6562189B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joining member
distance
welded
joined
thickness direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019519786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020136777A1 (ja
Inventor
鉄平 大川
鉄平 大川
祐介 島田
祐介 島田
直樹 小田
直樹 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=67690501&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6562189(B1) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6562189B1 publication Critical patent/JP6562189B1/ja
Publication of JPWO2020136777A1 publication Critical patent/JPWO2020136777A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/02Seam welding; Backing means; Inserts
    • B23K9/025Seam welding; Backing means; Inserts for rectilinear seams
    • B23K9/0256Seam welding; Backing means; Inserts for rectilinear seams for welding ribs on plates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K33/00Specially-profiled edge portions of workpieces for making soldering or welding connections; Filling the seams formed thereby
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/0026Arc welding or cutting specially adapted for particular articles or work
    • B23K9/0035Arc welding or cutting specially adapted for particular articles or work of thin articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2101/00Articles made by soldering, welding or cutting
    • B23K2101/18Sheet panels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2103/00Materials to be soldered, welded or cut
    • B23K2103/02Iron or ferrous alloys
    • B23K2103/04Steel or steel alloys

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Arc Welding In General (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

接合部材11の端面11cが被接合部材12の被接合面12aに当接した状態で接合部材11が被接合部材12に両側部分溶込み溶接されたT継手部を有し、接合部材11は第1表面11aおよび第2表面11bを有し、接合部材11の板厚t(mm)が[t≧50.0]を満足し、接合部材11の、第1表面11aおよび第2表面11bの1mm深さ位置からそれぞれ採取されるタイプP3試験片を用いたNRL落重試験による無延性遷移温度が、-60℃以下であり、かつ第1溶接部13aの第1熱影響部15aの最頂点と第1表面11aとの距離h1(mm)、および第2溶接部13bの第2熱影響部15bの最頂点と第2表面11bとの距離h2(mm)との関係で[NDTT1≦-30.5×ln(h1)-14.0]および[NDTT2≦-30.5×ln(h2)-14.0]を満足する、溶接構造体10。

Description

本発明は、コンテナ船等において利用される溶接構造体に関する。
大量の貨物を搭載する大型のコンテナ船においては、アッパーデッキ(上甲板)に、貨物の積み下ろしを行うための大きな開口部(ハッチ)が形成されている。また、アッパーデッキ上には、海水の流入防止等のために、ハッチを囲むようにハッチサイドコーミングが設けられている。アッパーデッキおよびハッチサイドコーミングはそれぞれ、複数の鋼板を溶接して構成されている。また、ハッチサイドコーミングは、アッパーデッキ上に溶接されている。
上記のような大型のコンテナ船が海上を航行する際には、波浪によって、船体全体を曲げるような荷重(縦曲げ荷重)が船体に付加される。このような荷重に対して、船体の強度(縦曲げ強度)を十分に確保するために、アッパーデッキおよびハッチサイドコーミングには、高強度の厚肉鋼板が利用されている。
また、上述のように、ハッチサイドコーミングおよびアッパーデッキはそれぞれ、複数の鋼板を溶接した構成を有している。言い換えると、ハッチサイドコーミングおよびアッパーデッキには、鋼板同士を溶接するための複数の溶接部が形成されている。溶接部で発生したき裂は、溶接部に沿って伝播しやすい。このため、例えば、ハッチサイドコーミングの溶接部においてき裂が発生した場合、そのき裂が溶接部に沿ってアッパーデッキ側に向かって伝播し、伝播したき裂がアッパーデッキの溶接部に進展する場合がある。したがって、船体の強度を十分に向上させるためには、ハッチサイドコーミングおよびアッパーデッキが、上記のようなき裂の進展を停止させることができる特性(脆性き裂伝播停止特性)を有する必要がある。
例えば、特許文献1および2には、脆性き裂伝播停止特性に関する溶接構造体が開示されている。
特開2007−326147号公報 特許第5365761号
ところで、ハッチサイドコーミングで発生し、アッパーデッキ側に向かって伝播したき裂の進展を停止させるためには、これらの部材として、例えば、脆性き裂伝播停止特性の指標である−10℃におけるKca値が6000N/mm1.5以上の厚肉鋼板を用いる必要があることが知られている。
また、上述の例だけでなく、き裂がアッパーデッキから発生しハッチサイドコーミング側に向かって伝播する可能性もある。そして、日本海事協会と日本溶接協会との共同研究にて実施された実証試験結果によれば、アッパーデッキで発生し、ハッチサイドコーミング側に向かって伝播するき裂の進展を停止させるためには、8000N/mm1.5以上という極めて高いKca値を有する厚肉鋼板を用いる必要があることが分かってきた。
しかしながら、このような高い脆性き裂伝播停止特性を有する厚肉鋼板を安定的に製造することは、技術的な面からもコスト的な面からも困難であるという問題がある。そのため、より合理的な手法により低コストで優れた脆性き裂伝播停止特性を有する溶接構造体を得る必要がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、脆性き裂伝播停止特性に優れた溶接構造体を提供することを目的とする。
本発明は、下記の溶接構造体を要旨とする。
(1)板状の接合部材の端面が板状の被接合部材の被接合面に当接した状態で、前記接合部材が前記被接合部材に両側部分溶込み溶接されたT継手部を有する溶接構造体であって、
前記接合部材は、前記接合部材の板厚方向に垂直な第1表面および第2表面を有し、
前記接合部材の板厚t(mm)が、下記(i)式を満足し、
前記第1表面側に形成された第1溶接部の第1熱影響部の最頂点と前記第1表面との前記接合部材の板厚方向の距離を距離h(mm)とし、前記第2表面側に形成された第2溶接部の第2熱影響部の最頂点と前記第2表面との前記接合部材の板厚方向の距離を距離h(mm)とした時に、
前記接合部材の、前記第1表面および前記第2表面の1mm深さ位置からそれぞれ採取され、厚さ方向が前記板厚方向と一致するASTM E208に規定されるタイプP3試験片を用いたNRL落重試験による無延性遷移温度が、−60℃以下であり、かつ下記(ii)式および(iii)式を満足する、
溶接構造体。
t≧50.0 ・・・(i)
NDTT≦−30.5×ln(h)−14.0 ・・・(ii)
NDTT≦−30.5×ln(h)−14.0 ・・・(iii)
但し、NDTTおよびNDTTは、第1表面および第2表面の1mm深さ位置からそれぞれ採取されるASTM E208に規定されるタイプP3試験片を用いたNRL落重試験による無延性遷移温度(℃)である。
(2)前記接合部材の板厚t(mm)、前記距離h(mm)および前記距離h(mm)が、下記(iv)式および(v)式を満足する、
上記(1)に記載の溶接構造体。
≦t/4 ・・・(iv)
≦t/4 ・・・(v)
(3)前記第1表面および前記被接合面に垂直な断面において、
前記第1溶接部における、前記接合部材側の止端とルートとを通る線と前記被接合面とがなす鋭角α(°)、前記板厚方向における継手の部分溶込みd(mm)および前記被接合部材側の止端と前記第1表面との距離s(mm)、ならびに、前記第2溶接部における、前記接合部材側の止端とルートとを通る線と前記被接合面とがなす鋭角α(°)、前記板厚方向における継手の部分溶込みd(mm)および前記被接合部材側の止端と前記第2表面との距離s(mm)が、下記(vi)〜(xi)式を満足する、
上記(1)または(2)に記載の溶接構造体。
45.0≦α≦70.0 ・・・(vi)
45.0≦α≦70.0 ・・・(vii)
・sec(α)・cos(α/2)≧0.35t ・・・(viii)
・sec(α)・cos(α/2)≧0.35t ・・・(ix)
≧d(sec(α)−1) ・・・(x)
≧d(sec(α)−1) ・・・(xi)
(4)前記接合部材の板厚t(mm)が下記(xii)式を満足する、
上記(1)から(3)までのいずれかに記載の溶接構造体。
t>80.0 ・・・(xii)
(5)前記接合部材の降伏応力が400〜580MPaであり、引張強さが510〜750MPaである、
上記(1)から(4)までのいずれかに記載の溶接構造体。
本発明によれば、脆性き裂伝播停止特性に優れた溶接構造体を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る溶接構造体を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る溶接構造体を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る溶接構造体を示す斜視図である。 溶接構造体の断面図である。 構造モデルアレスト試験体の形状を説明するための図である。
本発明者らが上記の課題を解決するために検討を行った結果、以下の知見を得るに至った。
上述のように、溶接構造体に用いられる部材の全厚にわたって脆性き裂伝播停止特性を向上させるためには、例えば、Kca値が8000N/mm1.5以上の厚肉鋼板を用いる必要がある。
しかしながら、例えば、アッパーデッキからハッチサイドコーミング側に向かってき裂が伝播する場合において、き裂の突入領域がハッチサイドコーミングに用いられる厚肉鋼板の表層領域のみに制限されるような構造にするとともに、厚肉鋼板の表層領域の脆性き裂伝播停止特性を向上させることができれば、き裂の進展を停止させることが可能になる。その結果、溶接構造体全体での脆性き裂伝播停止特性を低コストで向上させることが可能になる。
本発明は上記の知見に基づいてなされたものである。以下、本発明の一実施形態に係る溶接構造体について説明する。
1.溶接構造体の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る溶接構造体を示す斜視図である。本実施形態に係る溶接構造体10は、接合部材11および被接合部材12を備えている。接合部材11は板状であり、板厚方向に垂直な第1表面11aおよび第2表面11bを有する。また、被接合部材12は板状であり、接合部材11の端面11cが当接される被接合面12aを有する。
そして、図1に示すように、溶接構造体10は、端面11cが被接合面12aに当接した状態で、接合部材11が被接合部材12に両側部分溶込み溶接されたT継手部を有する。なお、上記のT継手部を有する溶接構造体には、図1に示すようなT字状の構造体に加えて、例えば、図2および3に示す形状の構造体も含まれる。
また、接合部材11と被接合部材12とは、隅肉溶接によって接合されていてもよいが、接合強度の観点からは、接合部材11に開先を設け、開先溶接によって接合されていることが好ましい。
本発明においては、厚肉の接合部材を対象としており、具体的には、接合部材11の板厚をt(mm)とした場合に、下記(i)式を満足する。接合部材11の板厚t(mm)は、下記(xii)式を満足するのが好ましい。tの上限は特に規定する必要はないが、例えば200mm、150mm、または120mmとすることができる。
t≧50.0 ・・・(i)
t>80.0 ・・・(xii)
なお、被接合部材の板厚については特に制限はないが、接合部材と同様に、50.0mm以上であることが好ましく、80.0mm超であることがより好ましい。
また、図1に示すように、溶接構造体10は、第1表面11a側に形成された第1溶接部13aおよび第2表面11b側に形成された第2溶接部13bを有する。
接合部材11および被接合部材12の接合箇所付近について、図4を用いてさらに詳しく説明する。図4は、溶接構造体10の、第1表面11aおよび被接合面12aに垂直な断面図である。図4においては、図面が煩雑になることを避けるため、ハッチングは付していない。
図1および図4に示すように、接合部材11および被接合部材12の接合箇所の第1表面11a側には、第1溶接金属14aが形成されている。そして、第1溶接金属14aと接合部材11および被接合部材12との境界部には、第1熱影響部15aが形成されている。同様に、第2表面11b側には、第2溶接金属14bが形成されており、第2溶接金属14bと接合部材11および被接合部材12との境界部には、第2熱影響部15bが形成されている。
本願明細書において、溶接部とは、溶接金属と熱影響部とを合わせた部分を意味する。すなわち、第1溶接金属14aと第1熱影響部15aとを合わせた領域が第1溶接部13aであり、第2溶接金属14bと第2熱影響部15bとを合わせた領域が第2溶接部13bである。
ここで、被接合部材12から発生し、接合部材11に伝播するき裂の突入領域を接合部材11の表層側のみに制限するためには、第1表面11aから第1溶接部13aの最頂点までの深さ、および第2表面11bから第2溶接部13bの最頂点までの深さを制御する必要がある。
具体的には、第1溶接部13aの第1熱影響部15aの最頂点と第1表面11aとの接合部材11の板厚方向の距離h(mm)および第2溶接部13bの第2熱影響部15bの最頂点と第2表面11bとの板厚方向の距離h(mm)が、下記(iv)式および(v)式を満足することが好ましい。
≦t/4 ・・・(iv)
≦t/4 ・・・(v)
距離hおよび距離hの下限については特に制限する必要はないが、接合部材11と被接合部材12とが隅肉溶接によって接合されている場合であっても、1mm程度の深さまで熱影響部が形成される。そのため、1mmが距離hおよび距離hの実質的な下限となる。
なお、第1熱影響部15aの最頂点とは、第1熱影響部15aの板厚方向における先端を意味し、同様に第2熱影響部15bの最頂点とは、第2熱影響部15bの板厚方向における先端を意味する。また、図4に示すように、距離hは、第1表面11aと、第1表面11aと平行でかつ第1熱影響部15aの板厚方向における先端を通る仮想的な面11dとの距離であり、距離hは、第2表面11bと、第2表面11bと平行でかつ第2熱影響部15bの板厚方向における先端を通る仮想的な面11eとの距離である。
また、第1溶接部13aにおける、接合部材11側の止端とルートとを通る線Lと被接合面12aとがなす鋭角α(°)および第2溶接部13bにおける、接合部材11側の止端とルートとを通る線Lと被接合面12aとがなす鋭角α(°)は、それぞれ下記(vi)式および(vii)式を満足することが好ましい。
45.0≦α≦70.0 ・・・(vi)
45.0≦α≦70.0 ・・・(vii)
第1溶接部13aにおける接合部材11側の止端とは、第1溶接金属14aの外縁と第1表面11aとの交点Aを意味する。また、第1溶接部13aにおける接合部材11側のルートとは、第1溶接金属14aの外縁と端面11cとの交点Bを意味する。同様に、第2溶接部13bにおける接合部材11側の止端とは、第2溶接金属14bの外縁と第2表面11bとの交点Aを意味し、第2溶接部13bにおける接合部材11側のルートとは、第2溶接金属14bの外縁と端面11cとの交点Bを意味する。
さらに、第1溶接部13aの板厚方向における継手の部分溶込みd(mm)および第2溶接部13bの板厚方向における継手の部分溶込みd(mm)は、それぞれ下記(viii)式および(ix)式を満足することが好ましい。ここで、下記(viii)式および(ix)式の左辺で計算される値は、それぞれ有効のど厚Td(mm)およびTd(mm)を表している。
・sec(α)・cos(α/2)≧0.35t ・・・(viii)
・sec(α)・cos(α/2)≧0.35t ・・・(ix)
継手の部分溶込みdは、第1表面11aと、第1表面11aと平行でかつ接合部材11の板厚方向における第1溶接金属14aの板厚中心側の端部を通る仮想的な面11fとの距離である。また、継手の部分溶込みdは、第2表面11bと、第2表面11bと平行でかつ接合部材11の板厚方向における第2溶接金属14bの板厚中心側の端部を通る仮想的な面11gとの距離である。
また、第1溶接部13aの板厚方向における、被接合部材12側の止端と第1表面11aとの距離s(mm)および第2溶接部13bにおける、被接合部材12側の止端と第2表面11bとの距離s(mm)は、それぞれ下記(x)式および(xi)式を満足することが好ましい。
≧d(sec(α)−1) ・・・(x)
≧d(sec(α)−1) ・・・(xi)
距離sおよび距離sは、それぞれ第1溶接部13aおよび第2溶接部13bの板厚方向における溶接脚長である。具体的には、距離sは、第1表面11aと、第1表面11aと平行でかつ接合部材11の板厚方向における第1溶接金属14aの板厚中心と逆側の端部を通る仮想的な面11hとの距離である。また、距離sは、第2表面11bと、第2表面11bと平行でかつ接合部材11の板厚方向における第2溶接金属14bの板厚中心と逆側の端部を通る仮想的な面11iとの距離である。
なお、第1溶接金属14aおよび第2溶接金属14bと接合部材11との境界は、目視により容易に判別することが可能である。また、第1熱影響部15aおよび第2熱影響部15bの先端位置についても、ナイタール腐食により現出させることで容易に判別することが可能である。
上記(vi)〜(xi)式を満足しない場合であっても、脆性き裂伝播停止特性を向上させることは可能であるが、より高い継手強度を確保する観点から、上記(vi)〜(xi)式を満足することが好ましい。
2.接合部材の無延性遷移温度
上述のように、接合部材の全厚にわたって脆性き裂伝播停止特性を向上させるためには、例えば、Kca値が8000N/mm1.5以上の鋼板を接合部材として用いる必要があり、そのような特性を有する鋼板の確保が困難であるという問題がある。しかしながら、少なくとも接合部材の表層部における脆性き裂伝播停止特性を、き裂が突入する領域の深さに応じて向上させることによって、き裂の進展を停止することが可能になる。
すなわち、接合部材の表層部における無延性遷移温度を、表面から溶接部の最頂点までの深さに応じて制御することによって、き裂の進展を停止することが可能になる。具体的には、表面から溶接部の最頂点までの深さが大きいほど、き裂が進展しやすくなるため、表層部における無延性遷移温度を低くする必要がある。
そのため、第1表面11aおよび第2表面11bの1mm深さ位置からそれぞれ採取されるASTM E208に規定されるタイプP3試験片を用いたNRL落重試験による無延性遷移温度を、−60℃以下とし、かつ下記(ii)式および(iii)式を満足させる必要がある。
NDTT≦−30.5×ln(h)−14.0 ・・・(ii)
NDTT≦−30.5×ln(h)−14.0 ・・・(iii)
但し、NDTTおよびNDTTは、第1表面11aおよび第2表面11bの1mm深さ位置からそれぞれ採取されるタイプP3試験片を用いたNRL落重試験による無延性遷移温度(℃)である。
NDTTおよびNDTTの測定方法について、詳しく説明する。まず、第1表面11a側および第2表面11b側のそれぞれから、ASTM E208に規定されるタイプP3試験片を採取する。タイプP3試験片とは、長さ130mm、幅50mm、厚さ16mmの試験片である。この際、第1表面11aおよび第2表面11bのそれぞれを1mmずつ削り取った後、試験片の厚さ方向が、接合部材11の板厚方向と一致するように採取する。すなわち、第1表面11aおよび第2表面11bの1mm深さ位置から17mm深さ位置までの領域から試験片が採取されることとなる。
また、後述するように、試験片の長手方向と垂直な面においてき裂が発生するように試験を行う。溶接構造体において、き裂は第1溶接部13aおよび第2溶接部13bの延伸方向と垂直な面において発生する。そのため、試験片は、その長手方向が溶接構造体の溶接部の延伸方向と一致するように採取する。
その後、上記試験片を用いて、ASTM E208に準拠したNRL落重試験を実施する。具体的には、まず上記試験片の厚さ方向に垂直な接合部材の表面側の面上に、試験片の長手方向に平行な方向に延びる溶接ビードを形成する。その際、溶接材料はASTM E208に規定される靱性の低い溶接材料を使用する。溶接ビードの長さは60〜70mm、幅は12〜16mmの範囲となるよう調整する。そして、溶接ビード上に試験片の幅方向に平行な切欠きを形成する。この時、切欠きの幅は1.5mm以下とし、切欠きの溝底と試験片との距離が1.8〜2.0mmの範囲となるよう調整する。
そして、上記試験片の溶接ビードを形成した面を下側に向け、長さ方向の両端部を支持した後、溶接ビードを形成したのと反対側の面に対して、落重による衝撃曲げ荷重を加える。その後、切欠きから発生した脆性き裂が試験片に伝播する状態を調べることで、Break(き裂伝播あり)またはNo Break(き裂伝播なし)を判定する。切欠から発生した脆性き裂が試験片の表面を試験片幅方向に伝播してその端部まで進行した場合、試験結果はBreak(き裂伝播あり)と判定される。幅方向の端部にき裂が達しなかった場合、試験結果はNo Break(き裂伝播なし)と判定される。
上記の落重試験は、2個ずつの試験片を用いて例えば、−100℃の条件から開始して、5℃間隔で試験温度を変化させながら(No Breakの場合は5℃低下、Breakの場合は5℃上昇)、2個の試験片ともにNo Breakが得られた最も低い試験温度から5℃低い温度を無延性遷移温度とする。
3.接合部材の機械的特性
本発明の溶接構造体に用いられる接合部材の機械的特性について、特に制限は設けない。しかし、溶接構造体をコンテナ船等において利用する場合においては、接合部材の降伏応力は400〜580MPaであるのが好ましく、引張強さは510〜750MPaであるのが好ましい。なお、接合部材の降伏応力は410〜570MPaであるのがより好ましく、引張強さは520〜740MPaであるのがより好ましい。
4.溶接構造体の製造方法
溶接構造体の製造方法について、特に制限は設けないが、例えば、表層部の無延性遷移温度が上述した条件を満足する接合部材を選別する工程と、当該接合部材を被接合部材に溶接する工程を行うことにより、製造することが可能である。
溶接工程においては、上述の被接合部材の被接合面に接合部材の端面を突き合わせた状態で、端面に沿って溶接することで製造することができる。この際、接合部材の被接合部材側を開先加工しておくことが望ましい。開先加工は、接合部材の端面全体にわたって施してもよいが、被接合部材との接合箇所にのみ施してもよい。
また、溶接方法についても特に制限はなく、CO溶接または被覆アーク溶接(SMAW)等の公知の方法を採用すればよい。この際、熱影響部の幅(図4において、(h−d)および(h−d)で表わされる長さ)を小さくするためには、入熱量を0.5〜3.0kJ/mmとすることが好ましい。
以下、実施例によって本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1に示す板厚を有する各種鋼板を用意した後、それぞれの鋼板について、一方側の面(第1表面)および他方側の面(第2表面)の表層部における無延性遷移温度を調査した。具体的には、第1表面および第2表面をそれぞれ1mm削り取った後、それぞれの面から、試験片の厚さ方向が、上記鋼板の板厚方向と一致し、かつ試験片の長手方向が溶接部の延伸方向に一致するように、ASTM E208に規定されるタイプP3試験片を採取した。そして、当該試験片を用いて、ASTM E208に準拠したNRL落重試験を実施し、無延性遷移温度NDTT(℃)およびNDTT(℃)を求めた。
続いて、各鋼板の板厚の1/4位置から圧延方向に直角な方向にJIS Z 2241に記載の4号引張試験片を採取し、JIS Z 2241に準拠して引張試験を行い、降伏応力(YS)、引張強さ(TS)および全伸び(EL)を測定した。それらの結果を表1に併せて示す。
Figure 0006562189
その後、上記の各種鋼板を試験板(接合部材11)とし、図5に示す構造モデルアレスト試験体を作製して試験を実施した。板厚100mmの鋼板をCO溶接により接合した溶接継手を助走溶接継手(被接合部材12)とし、表2に示す条件でCO溶接または被覆アーク溶接(SMAW)により溶接構造体10を作製した。
Figure 0006562189
その後、溶接構造体10のフュージョンライン部16aにノッチ16bを導入した。そして、溶接構造体10を船舶設計温度である−10℃に冷却し、EH40の設計応力に相当する257MPaの試験応力を負荷し、ノッチ部近傍だけを−50℃程度に急冷し、ノッチ部に楔を介して打撃を加えて脆性き裂を発生、伝播させた。
試験後の構造モデルアレスト試験体を使用し、試験体長手方向の中心位置から左右に250mm離れた位置において、接合部材と被接合部材との一方側(第1表面側)および他方側(第2表面側)の溶接部(第1溶接部および第2溶接部)の断面を切り出した。その後、研磨して、ナイタール腐食を施すことで溶接金属部と溶接熱影響部(溶接時にAc変態点以上に加熱された領域)を現出させた。これらの2カ所の溶接継手断面の写真をデジタルカメラによりそれぞれ撮影し、写真画像から溶接部形状を測定し、2カ所の測定結果の平均値を使用した。
測定された溶接部の形状を表2に併せて示し、上記の構造モデルアレスト試験体を用いた試験の結果を表3に示す。脆性き裂が試験板で停止した場合は停止、試験板を破断した場合は破断と判定した。
Figure 0006562189
表3から明らかなように、本発明の規定を満足する接合部材を用いた場合には、優れた脆性き裂伝播停止特性を得られたのに対して、本発明の規定を満足しない比較例の接合部材を用いた場合には、脆性き裂が接合部材まで伝播する結果となった。
また、試験No.1、2、4および5では、(vi)〜(xi)式をさらに満足するため、継手強度が高くさらに良好な結果となった。
以上のように、本発明によれば、脆性き裂伝播停止特性に優れた溶接構造体を得ることができる。
10 溶接構造体
11 接合部材
11a 第1表面
11b 第2表面
11c 端面
11d〜i 仮想的な面
12 被接合部材
12a 被接合面
13a 第1溶接部
13b 第2溶接部
14a 第1溶接金属
14b 第2溶接金属
15a 第1熱影響部
15b 第2熱影響部
16a フュージョンライン部
16b ノッチ

Claims (5)

  1. 板状の接合部材の端面が板状の被接合部材の被接合面に当接した状態で、前記接合部材が前記被接合部材に両側部分溶込み溶接されたT継手部を有する溶接構造体であって、
    前記接合部材は、前記接合部材の板厚方向に垂直な第1表面および第2表面を有し、
    前記接合部材の板厚t(mm)が、下記(i)式を満足し、
    前記第1表面側に形成された第1溶接部の第1熱影響部の最頂点と前記第1表面との前記接合部材の板厚方向の距離を距離h(mm)とし、前記第2表面側に形成された第2溶接部の第2熱影響部の最頂点と前記第2表面との前記接合部材の板厚方向の距離を距離h(mm)とした時に、
    前記接合部材の、前記第1表面および前記第2表面の1mm深さ位置からそれぞれ採取され、厚さ方向が前記板厚方向と一致するASTM E208に規定されるタイプP3試験片を用いたNRL落重試験による無延性遷移温度が、−60℃以下であり、かつ下記(ii)式および(iii)式を満足する、
    溶接構造体。
    t≧50.0 ・・・(i)
    NDTT≦−30.5×ln(h)−14.0 ・・・(ii)
    NDTT≦−30.5×ln(h)−14.0 ・・・(iii)
    但し、NDTTおよびNDTTは、第1表面および第2表面の1mm深さ位置からそれぞれ採取されるASTM E208に規定されるタイプP3試験片を用いたNRL落重試験による無延性遷移温度(℃)である。
  2. 前記接合部材の板厚t(mm)、前記距離h(mm)および前記距離h(mm)が、下記(iv)式および(v)式を満足する、
    請求項1に記載の溶接構造体。
    ≦t/4 ・・・(iv)
    ≦t/4 ・・・(v)
  3. 前記第1表面および前記被接合面に垂直な断面において、
    前記第1溶接部における、前記接合部材側の止端とルートとを通る線と前記被接合面とがなす鋭角α(°)、前記板厚方向における継手の部分溶込みd(mm)および前記被接合部材側の止端と前記第1表面との距離s(mm)、ならびに、前記第2溶接部における、前記接合部材側の止端とルートとを通る線と前記被接合面とがなす鋭角α(°)、前記板厚方向における継手の部分溶込みd(mm)および前記被接合部材側の止端と前記第2表面との距離s(mm)が、下記(vi)〜(xi)式を満足する、
    請求項1または請求項2に記載の溶接構造体。
    45.0≦α≦70.0 ・・・(vi)
    45.0≦α≦70.0 ・・・(vii)
    ・sec(α)・cos(α/2)≧0.35t ・・・(viii)
    ・sec(α)・cos(α/2)≧0.35t ・・・(ix)
    ≧d(sec(α)−1) ・・・(x)
    ≧d(sec(α)−1) ・・・(xi)
  4. 前記接合部材の板厚t(mm)が下記(xii)式を満足する、
    請求項1から請求項3までのいずれかに記載の溶接構造体。
    t>80.0 ・・・(xii)
  5. 前記接合部材の降伏応力が400〜580MPaであり、引張強さが510〜750MPaである、
    請求項1から請求項4までのいずれかに記載の溶接構造体。
JP2019519786A 2018-12-26 2018-12-26 溶接構造体 Active JP6562189B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/047975 WO2020136777A1 (ja) 2018-12-26 2018-12-26 溶接構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6562189B1 true JP6562189B1 (ja) 2019-08-21
JPWO2020136777A1 JPWO2020136777A1 (ja) 2021-02-15

Family

ID=67690501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019519786A Active JP6562189B1 (ja) 2018-12-26 2018-12-26 溶接構造体

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6562189B1 (ja)
KR (1) KR102105614B1 (ja)
CN (1) CN111315650B (ja)
WO (1) WO2020136777A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021094572A (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 日本製鉄株式会社 溶接構造体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7299554B1 (ja) * 2021-07-26 2023-06-28 日本製鉄株式会社 溶接構造体、ならびにその設計方法および施工方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2402258C3 (de) * 1973-04-14 1980-01-03 Chemische Fabrik Pfersee Gmbh, 8900 Augsburg Verwendung von Kondensationsprodukten zum Behändem von Textilmaterialien
JPH11192555A (ja) * 1998-01-07 1999-07-21 Kobe Steel Ltd サブマージアーク溶接方法
CN100537104C (zh) * 2003-10-08 2009-09-09 新日本制铁株式会社 抗脆性裂纹传播性优异的焊接结构体及其焊接方法
JP5144053B2 (ja) * 2006-05-12 2013-02-13 Jfeスチール株式会社 脆性亀裂伝播停止特性に優れる溶接構造体
KR101427706B1 (ko) 2011-09-13 2014-08-07 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 용접 구조체
KR101504242B1 (ko) * 2012-05-10 2015-03-19 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 용접 구조체

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021094572A (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 日本製鉄株式会社 溶接構造体
JP7288196B2 (ja) 2019-12-16 2023-06-07 日本製鉄株式会社 溶接構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2020136777A1 (ja) 2021-02-15
CN111315650B (zh) 2021-04-23
WO2020136777A1 (ja) 2020-07-02
CN111315650A (zh) 2020-06-19
KR102105614B1 (ko) 2020-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI523953B (zh) A method and a test apparatus for evaluating a growth performance of a brittle crack propagation in a thick steel sheet having a thickness of 50 mm or more and a method for manufacturing the same,
KR101163350B1 (ko) 내취성 균열 전파성이 우수한 용접 구조체
JP6562189B1 (ja) 溶接構造体
JP4995066B2 (ja) 耐脆性き裂伝播特性に優れた突合せ多パス溶接継手及び溶接構造体
JP2005131708A (ja) 耐脆性き裂伝播性に優れた溶接構造体およびその溶接方法
JP4818466B1 (ja) 耐脆性き裂伝播性を有する溶接構造体
JP2005111501A (ja) 耐脆性破壊伝播特性に優れた溶接構造体
JP2007098441A (ja) 耐脆性き裂伝播性に優れた溶接構造体
JP6693205B2 (ja) 溶接方法および船舶の製造方法
JP7119805B2 (ja) 厚鋼板の品質評価方法
JP6562190B1 (ja) 溶接構造体
JP2008183619A (ja) 耐脆性き裂伝播特性に優れた突合せ多パス溶接継手及び溶接構造体
WO2019220681A1 (ja) 溶接構造体
JP7288197B2 (ja) 溶接構造体
JP7288196B2 (ja) 溶接構造体
JP5052976B2 (ja) 耐脆性き裂伝播特性に優れた多層盛突合せ溶接継手及び溶接構造体
JP5935395B2 (ja) 溶接組立四面箱形断面部材の角溶接用開先部
JP7299554B1 (ja) 溶接構造体、ならびにその設計方法および施工方法
JP6380672B2 (ja) 溶接接合部およびその製造方法
JP6740805B2 (ja) 溶接方法、溶接継手の製造方法および溶接継手
KR102506231B1 (ko) 용접 구조체
JP5433928B2 (ja) 耐脆性き裂伝播特性に優れた多層盛突合せ溶接継手及び溶接構造体
JP2022083554A (ja) 溶接構造体の脆性亀裂伝播停止性能の評価方法
Park et al. Effect of welding heat input on the crack arrestability of thick steel plate welds

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190411

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190411

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190708

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6562189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151