JP6561674B2 - 搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献2(請求項6)は、螺旋に形成された羽根が設けられた搬送部と、羽根と逆向に旋回している螺旋溝が設けられた非搬送部と、を備え筐体内で回転する搬送部材と、その搬送部材を回転させたときに、突起部が螺旋溝に落ち込むことで移動して開口を閉鎖または開放するシャッタとを備えた粉体搬送装置が記載されている。特許文献2には、シャッタが開放位置まで移動すると搬送部材がシャッタに対して空回りし、シャッタがその開放位置に留まることも記載されている。
本発明の請求項5に係る搬送装置は、粉体を収容する円筒状の収容器であって、前記粉体の受入口および排出口と、内周面上において、軸方向に沿って設けられた第1溝と周方向に設けられた第2溝と、を有する収容器と、前記軸方向に沿って配置された回転軸と、該回転軸上に螺旋状に形成された、前記回転軸が第1回転方向に回転すると前記粉体を前記排出口へ搬送する羽根と、前記羽根と逆向きの螺旋状に形成された螺旋溝と、を有する搬送部材と、前記収容器の内周面と前記搬送部材との間に、前記軸方向に沿って移動可能に配置され、前記受入口に対向する対向位置に移動したときに該受入口を前記粉体が通過しないように遮断する遮断部材であって、外周面に設けられた外突起部と、内周面に設けられた内突起部とを有する遮断部材と、を具備し、前記遮断部材は、前記対向位置にあるときに前記回転軸が前記第1回転方向に回転すると、前記外突起部が前記第1溝に案内されることによって回転が抑制されるとともに、前記内突起部が前記螺旋溝に案内されることによって前記対向位置から遠ざかるように移動し、前記対向位置から遠ざかるときに前記外突起部が前記第1溝から離れて前記第2溝に達すると、前記回転軸の回転に伴って回転し、前記外突起部が前記第2溝にあるときに前記回転軸が前記第1回転方向と逆の第2回転方向に回転すると、該外突起部が前記第1溝に案内されることによって回転が抑制されるとともに、前記内突起部が前記螺旋溝に案内されることによって前記対向位置に近づくように移動し、前記外突起部は、径方向に沿って前記回転軸の軸心に向かう力を受けると該力に応じて該軸心に向かって変形し、前記螺旋溝が形成される前記回転軸の領域は、変形したときの前記外突起部に沿った形状であって、該外突起部と干渉しない形状に形成されることを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、変形した外突起部によって回転軸の回転を妨げない。
請求項3に係る発明によれば、粉体が第1溝を通って漏れ難くなる。
請求項4に係る発明によれば、回転軸において螺旋溝の形成された領域に粉体が混入し難くなる。
請求項5に係る発明によれば、受入口を遮断する遮断部材が受入口と対向する対向位置から最も遠ざかった位置に移動した状態からでも、搬送部材の回転により遮断部材を対向位置に向けて移動させられ、また、変形した外突起部によって回転軸の回転を妨げない。
1−1.画像形成装置の全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置9の全体構成を示すブロック図である。画像形成装置9は、現像剤収容器6と、搬送装置7と、画像形成部8とを有する。
現像剤収容器6は、粉体である現像剤を収容する収容器であり、収容している現像剤を搬送装置7に供給する。
図2は、画像形成装置9に用いられる搬送装置7の収容器1を示す図である。また、図3は、画像形成装置9に用いられる搬送装置7の搬送部材2および遮断部材3を示す図である。以下、図において、各構成が配置される空間をxyz右手系座標空間として表す。また、図に示す座標記号のうち、円の中に点を描いた記号は、紙面奥側から手前側に向かう矢印を表す。空間においてx軸に沿う方向をx軸方向という。また、x軸方向のうち、x成分が増加する方向を+x方向といい、x成分が減少する方向を−x方向という。y、z成分についても、上記の定義に沿ってy軸方向、+y方向、−y方向、z軸方向、+z方向、−z方向を定義する。
図4は、搬送装置7の動作を説明するための図である。図4(a)に示す搬送装置7は遮断壁30が受入口11に対向する対向位置にあり、これにより受入口11は遮断され、現像剤が通過しなくなっている。ここで回転軸20が第1回転方向、すなわち、−y方向に見て時計回りに回転すると、羽根21に挟まれた現像剤は+y方向に搬送される。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
上述した実施形態において、外突起部31の構成、および螺旋溝22の形状について触れていないが、外突起部31は、径方向に沿って回転軸20の軸心に向かう力を受けるとその力に応じて軸心に向かって変形するように構成されていてもよい。この場合、螺旋溝22が形成される回転軸20の領域は、変形したときの外突起部31に沿った形状であって、この外突起部31に干渉(接触)しない形状に形成されていてもよい。
上述した実施形態において、受入口11は、軸心Oから見て+z方向に、第1溝131は軸心Oから見て−z方向に、それぞれ設けられていたが、第1溝131と受入口11との周方向における配置はこれに限られない。第1溝131は、周方向において、受入口11と重ならない位置に設けられていればよい。
上述した実施形態において、遮断部材3は、円筒形状の遮断壁30を有していたが、遮断部材3の形状は円筒形状に限られない。例えば、半円筒形状などの部分円筒形状であってもよい。
上述した実施形態において、第2溝132は、受入口11に対向する対向位置に近づくほど浅くなる領域1320を有していたが、領域1320の形状はこれに限られない。領域1320の形状は、例えば、軸心Oに垂直な面であってもよい。この場合であっても、外突起部31が回転して第1溝131に入ればよい。
Claims (6)
- 粉体を収容する円筒状の収容器であって、前記粉体の受入口および排出口と、内周面上において、軸方向に沿って設けられた第1溝と周方向に設けられた第2溝と、を有する収容器と、
前記軸方向に沿って配置された回転軸と、該回転軸上に螺旋状に形成された、前記回転軸が第1回転方向に回転すると前記粉体を前記排出口へ搬送する羽根と、前記羽根と逆向きの螺旋状に形成された螺旋溝と、を有する搬送部材と、
前記収容器の内周面と前記搬送部材との間に、前記軸方向に沿って移動可能に配置され、前記受入口に対向する対向位置に移動したときに該受入口を前記粉体が通過しないように遮断する遮断部材であって、外周面に設けられた外突起部と、内周面に設けられた内突起部とを有する遮断部材と、
を具備し、
前記第2溝は、前記対向位置に近づくほど浅くなる領域を有し、
前記遮断部材は、
前記対向位置にあるときに前記回転軸が前記第1回転方向に回転すると、前記外突起部が前記第1溝に案内されることによって回転が抑制されるとともに、前記内突起部が前記螺旋溝に案内されることによって前記対向位置から遠ざかるように移動し、
前記対向位置から遠ざかるときに前記外突起部が前記第1溝から離れて前記第2溝に達すると、前記回転軸の回転に伴って回転し、
前記外突起部が前記第2溝にあるときに前記回転軸が前記第1回転方向と逆の第2回転方向に回転すると、該外突起部が回転しながら該第2溝の前記領域に当たり、前記周方向における該外突起部の位置が前記第1溝の位置に重なったときに該外突起部が該第1溝に案内されることによって回転が抑制されるとともに、前記内突起部が前記螺旋溝に案内されることによって前記対向位置に近づくように移動する
ことを特徴とする搬送装置。 - 前記外突起部は、径方向に沿って前記回転軸の軸心に向かう力を受けると該力に応じて該軸心に向かって変形し、
前記螺旋溝が形成される前記回転軸の領域は、変形したときの前記外突起部に沿った形状であって、該外突起部と干渉しない形状に形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 前記周方向において、前記第1溝は、前記受入口と重ならない位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。 - 前記遮断部材は、円筒形状であり、前記外突起部が前記第2溝にあるときに前記螺旋溝が形成される前記回転軸の領域を覆う
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の搬送装置。 - 粉体を収容する円筒状の収容器であって、前記粉体の受入口および排出口と、内周面上において、軸方向に沿って設けられた第1溝と周方向に設けられた第2溝と、を有する収容器と、
前記軸方向に沿って配置された回転軸と、該回転軸上に螺旋状に形成された、前記回転軸が第1回転方向に回転すると前記粉体を前記排出口へ搬送する羽根と、前記羽根と逆向きの螺旋状に形成された螺旋溝と、を有する搬送部材と、
前記収容器の内周面と前記搬送部材との間に、前記軸方向に沿って移動可能に配置され、前記受入口に対向する対向位置に移動したときに該受入口を前記粉体が通過しないように遮断する遮断部材であって、外周面に設けられた外突起部と、内周面に設けられた内突起部とを有する遮断部材と、
を具備し、
前記遮断部材は、
前記対向位置にあるときに前記回転軸が前記第1回転方向に回転すると、前記外突起部が前記第1溝に案内されることによって回転が抑制されるとともに、前記内突起部が前記螺旋溝に案内されることによって前記対向位置から遠ざかるように移動し、
前記対向位置から遠ざかるときに前記外突起部が前記第1溝から離れて前記第2溝に達すると、前記回転軸の回転に伴って回転し、
前記外突起部が前記第2溝にあるときに前記回転軸が前記第1回転方向と逆の第2回転方向に回転すると、該外突起部が前記第1溝に案内されることによって回転が抑制されるとともに、前記内突起部が前記螺旋溝に案内されることによって前記対向位置に近づくように移動し、
前記外突起部は、径方向に沿って前記回転軸の軸心に向かう力を受けると該力に応じて該軸心に向かって変形し、
前記螺旋溝が形成される前記回転軸の領域は、変形したときの前記外突起部に沿った形状であって、該外突起部と干渉しない形状に形成される
ことを特徴とする搬送装置。 - 前記粉体として現像剤を搬送する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の搬送装置と、
前記搬送装置から排出された前記現像剤を用いて媒体上に画像を形成する画像形成部と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015161004A JP6561674B2 (ja) | 2015-08-18 | 2015-08-18 | 搬送装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015161004A JP6561674B2 (ja) | 2015-08-18 | 2015-08-18 | 搬送装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017040709A JP2017040709A (ja) | 2017-02-23 |
JP6561674B2 true JP6561674B2 (ja) | 2019-08-21 |
Family
ID=58206248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015161004A Active JP6561674B2 (ja) | 2015-08-18 | 2015-08-18 | 搬送装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6561674B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5354312B2 (ja) * | 2012-03-26 | 2013-11-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 粉体供給装置および画像形成装置 |
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-
2015
- 2015-08-18 JP JP2015161004A patent/JP6561674B2/ja active Active
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JP2017040709A (ja) | 2017-02-23 |
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