JP2018120063A - 現像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現像剤の押し上げ効率を高めると共に現像剤に作用する圧力の上昇を抑制すること。【解決手段】現像装置100は、第1搬送部材120と、第2搬送部材130と、第1筐体部105Aと、第2筐体部105Bと、第1開口部106aと、第2開口部106bとを備える。第2搬送部材130は、第2支持軸132及び第2搬送翼134を含む。第2搬送部材130は、第3搬送翼135と、カウンター翼136とを備える。第3搬送翼135は、第2搬送翼134によって搬送された現像剤を第2開口部106bに向けて押し上げる。第3搬送翼135は、第2搬送翼134よりも厚い厚肉部141を有する。厚肉部141は第1傾斜面142を形成する。第1傾斜面142は、第2支持軸132の径方向において外周側から中心側に向かうにつれて、第2方向G2において第2開口部106b側に張り出す。【選択図】図4
Description
本発明は、現像装置に関する。
電子写真方式を利用した画像形成装置は、静電潜像担持体として感光体ドラムを有する。画像形成装置は、一様に帯電した感光体ドラムの外周面に静電潜像を形成する。画像形成装置は、静電潜像をトナーによって可視化することで画像を形成する。トナー及びキャリアを含む2成分現像剤を用いて現像を行う画像形成装置では、現像装置内に設けられた撹拌手段によって、比率が均一となるようにトナーとキャリアとが混合され撹拌される。
現像装置は、現像剤を撹拌しながら搬送する第1搬送部材と、この第2搬送部材と平行に配置されて、第1搬送部材による搬送方向とは反対方向に現像剤を搬送する第2搬送部材と、を備えている(例えば特許文献1参照)。
これらの第1搬送部材及び第2搬送部材は上下方向に並んで配置されている。第1搬送部材及び第2搬送部材は、それぞれ円筒状の容器に収容され、これらの円筒状の容器は、軸線方向の両端部で連通されて、現像剤の受け渡しが可能となっている。第1搬送部材で搬送された現像剤は、一端側の開口部から第2搬送部材に受け渡され、第2搬送部材で反対方向に搬送された現像剤は、他端側の開口部から押し上げられて、第1搬送部材に受け渡される。
現像装置においては、下側の第2搬送部材から上側の第1搬送部材に現像剤を押し上げる際の押し上げ効率が低いと現像剤の循環量が低下する。また、現像剤が押し上げられる開口部の上流側において、現像剤に作用する圧力が過剰に上昇することが懸念されている。現像剤に過剰な圧力がかかると、現像剤が劣化するおそれがある。
そこで、本発明は、現像剤の押し上げ効率を上げると共に現像剤に作用する圧力の上昇を抑制することが可能な現像装置を提供することを目的とする。
本発明の現像装置は、第1搬送部材と、第2搬送部材と、第1筐体部と、第2筐体部と、第1開口部と、第2開口部とを備える。第1搬送部材は、第1支持軸及び第1搬送翼を含む。第1搬送部材は、第1支持軸回りに回転し現像剤を撹拌し第1方向に搬送するとともに、現像ローラに現像剤を供給する。第2搬送部材は、第2支持軸及び第2搬送翼を含む。第2搬送部材は、第1搬送部材の下方に配置され、第2支持軸回りに回転し現像剤を撹拌し第1方向とは逆方向である第2方向に搬送する。第1筐体部は、第1搬送部材を収容する。第2筐体部は、第2搬送部材を収容する。
第1開口部は、第1筐体部内から第2筐体部内に現像剤を受け渡す。第2開口部は、第2筐体部内から第1筐体部内に現像剤を受け渡す。第2搬送部材は、第3搬送翼と、カウンター翼とを備える。第3搬送翼は、第2搬送翼によって搬送された現像剤を第2開口部に向けて押し上げる。カウンター翼は、第3搬送翼側に向かって第1方向に現像剤を押し戻す。
第3搬送翼は、第2搬送翼よりも厚い厚肉部を有する。厚肉部は第1傾斜面を形成する。第1傾斜面は、第2支持軸の径方向において外周側から中心側に向かうにつれて、第2方向において第2開口部側に張り出す。
この現像装置において、第1搬送部材の第1搬送翼は、第2開口部側から第1開口部側へ向けて現像剤を搬送する。搬送された現像剤は第1開口部を通過して第1筐体部から第2筐体部に移動する。第2搬送部材は、第1開口部側から第2開口部側へ向けて現像剤を搬送する。搬送された現像剤は第2開口部を通過して第2筐体部から第1筐体部に移動する。これにより、第1筐体部内と第2筐体部内との間で現像剤が循環する。
ここで、第2搬送部材は、第2搬送翼よりも厚い厚肉部を有する第3搬送翼を備える。厚肉部は、第2開口部側に張り出す第1傾斜面を形成するので、第2方向に搬送された現像剤は、第1傾斜面によって第2方向と交差する方向に押し出される。具体的には、現像剤は、径方向外側に向けられて、第2開口部側に押し出される。現像剤は第3搬送翼によって径方向外側に押し出されるので、カウンター翼から第1方向に押し返される現像剤による圧力をかわすことができる。これらにより、現像装置は、現像剤の押し上げ効率を上げると共に現像剤に作用する圧力の上昇を抑制することができる。
第3搬送翼は、第2開口部とは反対側に張り出す第2傾斜面を有する。第1傾斜面の第1傾斜角度は、第2傾斜面の第2傾斜角度よりも小さい。第1傾斜角度は、第2支持軸と第1傾斜面とが交差する角度のうち小さい方の角度である。第2傾斜角度は、第2支持軸と第2傾斜面とが交差する角度のうち小さい方の角度である。これにより、第2支持軸の軸線方向において、第2開口部とは反対側の第2傾斜面の張り出し長さを第1傾斜面よりも短くすることができる。換言すれば、押し上げ効率に関係しない第2傾斜面を、第2支持軸に対して、第2傾斜面を垂直に近い角度(例えば64度から80度)とすることで、第3搬送翼の体積の増加を抑えつつ第1傾斜面の第1傾斜角度を小さい角度とすることができる。そのため、押し上げ効率を上げると共に、成形性の低下を抑制することができる。
第3搬送翼の外周面には磁気発生部が設けられていてもよい。これにより、現像剤を磁気発生部に付着させることができる。そのため、第3搬送翼によって押し出される現像剤の量を増やすことができる。また、第3搬送翼の外周面に付着した現像剤を第2開口部に進入させることができる。
第2開口部の縁部には現像剤を掻き取る掻き取り部が形成されている。掻き取り部は、第2開口部の縁部のうち第2支持軸の回転方向の前側部分に形成されている。掻き取り部は、掻き取り用傾斜面を有する。掻き取り用傾斜面は、第2支持軸を中心とする第2筐体部の内周面に沿う仮想円の接線に対して30度以上45度以下に傾斜する。これにより、第3搬送翼の外周面の磁気発生部に付着している現像剤を、掻き取り用傾斜面によって掻き取ることができる。そのため、第2開口部に進入する現像剤を増加することができる。
また、第3搬送翼は2条以上設けられていてもよい。これにより、第3搬送翼によって押し上げられる現像剤の量を増やすことができる。
第1搬送部材及び前記第2搬送部材は、互いに逆方向に回転することが好ましい。この場合には、第2開口部を挟んで対向する位置に存在する第1搬送部材の外周部及び第2搬送部材の外周部は、同じ向きに移動することになる。そのため、軸線方向から見た場合には、現像剤の移動方向が同じとなり、現像剤を円滑に移動させることができる。
また、本発明の現像装置の第2支持軸は、少なくとも第2開口部に対応する一部に、大径部を有する。第2支持軸において、大径部は第1開口部側の他の部分と比較して直径が大きい。
このような現像装置では、大径部の外周面は第2開口部に接近して配置されるので、第2開口部に現像剤を進入させ易くすることができる。その結果、現像剤の押し上げ効率を高めることができる。
本発明によれば、現像剤の押し上げ効率を高めるとともに現像剤に作用する圧力の上昇を抑制することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
(画像形成装置の全体構成)
まず、第1実施形態について説明する。図1に示すように、画像形成装置1は、記録媒体搬送ユニット10、転写ユニット20、感光体ドラム30、4つの現像ユニット(現像装置)100、及び、定着ユニット40を含んで構成されている。
(画像形成装置の全体構成)
まず、第1実施形態について説明する。図1に示すように、画像形成装置1は、記録媒体搬送ユニット10、転写ユニット20、感光体ドラム30、4つの現像ユニット(現像装置)100、及び、定着ユニット40を含んで構成されている。
記録媒体搬送ユニット10は、最終的に画像が形成される記録媒体としての用紙Pを収容する。また、記録媒体搬送ユニット10は、用紙Pを記録媒体搬送路上に搬送する。用紙Pは、カセット内に積層されている。記録媒体搬送ユニット10は、用紙Pに転写されるトナー像が二次転写領域Rに到達するタイミングで、用紙Pを二次転写領域Rに到達させる。
転写ユニット20は、現像ユニット100により形成されたトナー像を用紙Pに二次転写する二次転写領域Rに搬送する。転写ユニット20は、転写ベルト21と、転写ベルト21を懸架する懸架ローラ21a、21b、21c及び21dと、感光体ドラム30と共に転写ベルト21を挟持する一次転写ローラ22と、懸架ローラ21dと共に転写ベルト21を挟持する二次転写ローラ24とを含んで構成されている。
転写ベルト21は、懸架ローラ21a、21b、21c及び21dにより循環移動させられる無端状のベルトである。一次転写ローラ22は、転写ベルト21の内周側から感光体ドラム30を押圧するように設けられている。二次転写ローラ24は、転写ベルト21の外周側から懸架ローラ21dを押圧するように設けられている。また、転写ユニット20は、転写ベルト21に付着したトナーを除去するベルトクリーニング装置等を更に備えていてもよい。
感光体ドラム30は、周面に画像が形成される静電潜像担持体である。感光体ドラム30は、例えばOPC(Organic PhotoConductor)からなる。本実施形態に係る画像形成装置1は、カラー画像を形成可能な装置である。画像形成装置1は、例えばマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの各色に対応して、4つの感光体ドラム30が転写ベルト21の移動方向に沿って設けられている。各感光体ドラム30の周上には、図1に示すように、帯電ローラ32、露光ユニット34、現像ユニット100、及び、クリーニングユニット38がそれぞれ設けられている。
帯電ローラ32は、感光体ドラム30の表面を所定の電位に均一に帯電させる。露光ユニット34は、帯電ローラ32により帯電した感光体ドラム30の表面を、用紙Pに形成する画像に応じて露光する。これにより、感光体ドラム30の表面のうち露光ユニット34により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成される。4つの現像ユニット100には、各現像ユニット100に対応して設けられたトナータンク36からトナーが供給される。現像ユニット100は、トナーによって感光体ドラム30に形成された静電潜像を現像し、トナー像を生成する。4つのトナータンク36内には、それぞれ、マゼンタ、イエロー、シアン、及び、ブラックのトナーとキャリアとが混合された補給用現像剤が充填されている。
クリーニングユニット38は、感光体ドラム30上に形成されたトナー像が転写ベルト21に一次転写された後に感光体ドラム30上に残存するトナーを回収する。クリーニングユニット38として、例えば、感光体ドラム30の周面にクリーニングブレードを当接させることにより感光体ドラム30上の残トナーを除去する構成を採用することができる。なお、感光体ドラム30の周上には、感光体ドラム30の回転方向においてクリーニングユニット38と帯電ローラ32との間に、感光体ドラム30の電位をリセットする除電ランプを配置することもできる。
定着ユニット40は、転写ベルト21から用紙Pへ二次転写されたトナー像を用紙Pに付着させ、定着させる。定着ユニット40は、例えば、加熱ローラ42と、加圧ローラ44とを含んで構成されている。加熱ローラ42は、回転軸周りに回転可能な円筒状の部材である。加熱ローラ42の内部には、例えばハロゲンランプなどの熱源が設けられている。加圧ローラ44は、回転軸周りに回転可能な円筒状の部材である。加圧ローラ44は、加熱ローラ42を押圧するように設けられている。加熱ローラ42及び加圧ローラ44の外周面には、例えばシリコンゴム等の耐熱弾性層が設けられている。加熱ローラ42と加圧ローラ44との接触領域である定着ニップ部に用紙Pを通過させることにより、トナー像を用紙Pに溶融定着させる。
また、画像形成装置1には、定着ユニット40によりトナー像が定着された用紙Pを装置外部へ排出するための排出ローラ52及び54が設けられている。
次に、画像形成装置1の動作について説明する。画像形成装置1に被記録画像の画像信号が入力される。画像形成装置1の制御部は、受信した画像信号に基づいて、帯電ローラ32により感光体ドラム30の表面を所定の電位に均一に帯電させる。そして、画像形成装置1の制御部は、露光ユニット34によって感光体ドラム30の表面にレーザ光を照射させ、静電潜像を形成する。
一方、現像ユニット100は、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、更に混合攪拌する。これにより、現像ユニット100は、トナーを均一に分散させ、最適な帯電量が付与されるように現像剤を調整する。この現像剤は、現像ローラ110に担持される。そして、現像ローラ110の回転により現像剤が感光体ドラム30と対向する領域まで搬送されると、現像ローラ110に担持された現像剤のうちのトナーが感光体ドラム30の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。こうして形成されたトナー像は、感光体ドラム30と転写ベルト21とが対向する領域において、感光体ドラム30から転写ベルト21へ一次転写される。転写ベルト21には、4つの感光体ドラム30上に形成されたトナー像が順次積層されて、1つの積層トナー像が形成される。そして、積層トナー像は、懸架ローラ21dと二次転写ローラ24とが対向する二次転写領域Rにおいて、記録媒体搬送ユニット10から搬送された用紙Pに二次転写される。
積層トナー像が二次転写された用紙Pは、定着ユニット40へ搬送される。用紙Pを加熱ローラ42と加圧ローラ44との間で熱及び圧力を加えながら通過させることにより、積層トナー像を用紙Pに溶融定着させる。その後、用紙Pは、排出ローラ52及び54により画像形成装置1の外部へ排出される。一方、転写ベルト21は、ベルトクリーニング装置を備える場合、積層トナー像が用紙Pへ二次転写された後、転写ベルト21に残存するトナーをベルトクリーニング装置により除去する。
(現像ユニットの構成)
図2及び図3に示すように、現像ユニット100は、現像ローラ110、第1搬送部材120、及び、第2搬送部材130を備えている。現像ユニット100は筐体105を有する。筐体105の内部には現像剤収容室160が形成されている。現像剤収容室160には、現像ローラ110、第1搬送部材120及び第2搬送部材130が収容されている。
図2及び図3に示すように、現像ユニット100は、現像ローラ110、第1搬送部材120、及び、第2搬送部材130を備えている。現像ユニット100は筐体105を有する。筐体105の内部には現像剤収容室160が形成されている。現像剤収容室160には、現像ローラ110、第1搬送部材120及び第2搬送部材130が収容されている。
現像ローラ110は、感光体ドラム30の周面上に形成された静電潜像に対してトナーを供給する現像剤担持体である。現像ローラ110は、例えば、現像スリーブ114、及び、現像スリーブ114の内部に配置されたマグネット112を含んで構成されている。現像スリーブ114は、非磁性の金属からなる筒状部材である。現像ローラ110では、現像スリーブ114のみが回転する。現像スリーブ114内に配置されたマグネット112は、筐体105に固定されている。
第1搬送部材120及び第2搬送部材130は、現像剤収容室160内において、現像剤を構成する磁性体のキャリアと非磁性体のトナーとを攪拌して、キャリアとトナーとを摩擦帯電させる。
筐体105は、第1筐体部105A及び第2筐体部105Bを含む。第1筐体部105Aは、現像ローラ110及び第1搬送部材120を収容する。第2筐体部105Bは、第2搬送部材130を収容する。
第1搬送部材120は、現像ローラ110の下方に配置されている。第1搬送部材120及び現像ローラ110は上下方向に対向して配置されている。第1搬送部材120は、混合攪拌された現像剤を現像ローラ110へ供給する。第1搬送部材120は、第1支持軸122と、第1搬送翼124とを含んで構成されている。第1支持軸122は、第1筐体部105Aにベアリング(不図示)を介して回転可能に支持されている。第1支持軸122は、略水平方向に沿って延在している。第1搬送翼124は、第1支持軸122の外周面に設けられている。第1搬送翼124は、第1支持軸122の軸線方向(長手方向)に沿って配置された螺旋状の傾斜面を有している。また、第1搬送部材120は、第1支持軸122回りに回転し現像剤を撹拌すると共に、現像剤を第1方向(図2における右側)G1に搬送する。
第2搬送部材130は、第1搬送部材120の下方に配置されている。第1搬送部材120及び第2搬送部材130は上下方向に対向して配置されている。第2搬送部材130は、現像剤を混合攪拌して現像剤を十分に帯電させる役割を担っている。第2搬送部材130は、帯電した現像剤を第1搬送部材120へ搬送する。第2搬送部材130は、第1搬送部材120と同様に、第2支持軸132と、第2搬送翼134とを含んで構成されている。第2支持軸132は、第2筐体部105Bにベアリング(不図示)を介して回転可能に支持されている。第2支持軸132は、水平方向に沿って延在している。第2搬送翼134は、第2支持軸132の外周面に設けられている。第2搬送翼134は、第2支持軸132の長手方向に沿って配置された螺旋状の傾斜面を有している。また、第2搬送部材130は、第2支持軸132回りに回転し現像剤を撹拌すると共に、現像剤を第2方向(図2における左側)G2に搬送する。例えば、第2支持軸132の回転方向は、第1支持軸122と逆方向となる。
第1搬送部材120と第2搬送部材130とは、第1支持軸122と第2支持軸132とが略平行となるように、並んで配置されている。第1筐体部105Aと第2筐体部105Bとは、上下方向において隣接して設けられている。本実施形態では、第1筐体部105Aの下側部分と、第2筐体部105Bの上側部分とが一つの部材(以下「仕切り板106」という)によって構成されている。すなわち、仕切り板106は、第1筐体部105Aの一部及び第2筐体部105Bの一部としても機能する。
仕切り板106は、上下方向において第1搬送部材120と第2搬送部材130との間に配置されている。仕切り板106には、第1開口部106a及び第2開口部106bが設けられている。第1開口部106a及び第2開口部106bは、第1筐体部105Aの内部と第2筐体部105Bの内部とを連通する。仕切り板106は、第1筐体部105A内から第2筐体部105B内に現像剤を受け渡す第1開口部106aを有する。仕切り板106は、第2筐体部105B内から第1筐体部105A内に現像剤を受け渡す第2開口部106bを有する。
第1開口部106aは、第1筐体部105A内から第2筐体部105B内へ現像剤を通過させる。第2開口部106bは、第2筐体部105Bから第1筐体部105Aへ現像剤を通過させる。第1開口部106aは、第1支持軸122の軸線方向において、一方の端部側に配置されている、第2開口部106bは、第1支持軸122の軸線方向において、他方の端部側に配置されている。
第2筐体部105B内において第2搬送部材130によって攪拌されながら搬送された現像剤は、第2開口部106bを通じて第1筐体部105A内に送られる。第1搬送部材120の第1搬送翼124は、第2開口部106b側から第1開口部106a側へ向けて、現像剤を攪拌しながら搬送する。第1搬送部材120によって現像剤が搬送されている途中で、一部の現像剤が現像ローラ110の周面に移動する。現像ローラ110の周面に移動しなかった残りの現像剤は、第1開口部106aを通じて第2筐体部105B内へ送られる。
図2に示されるように、第2筐体部105Bにはトナー補給口108が設けられている。また、例えば、第2搬送部材130の近傍には、現像剤収容室160内のトナー濃度を検出するためのトナー濃度センサ109が設けられている。現像剤収容室160内のトナー濃度が低下すると、トナータンク36から現像剤供給部140(図1参照)及びトナー補給口108を介して第2筐体部105B内に補給用現像剤が供給される。
更に、第1筐体部105Aには、現像剤排出口107が設けられている。現像剤排出口107は、印刷動作によって劣化した現像剤を、現像剤収容室160内における現像剤の容積の変動を利用して排出する。現像剤排出口107は、第1筐体部105Aの一端部(図示右側)に設けられている。現像剤排出口107は、第1支持軸122の軸線方向において、第1開口部106aよりも外側に配置されている。
第1搬送部材120は、第1カウンター翼126、排出翼127及び第2カウンター翼128を更に含んで構成されている。第1カウンター翼126は、第1開口部106aと現像剤排出口107との間の位置に配置されている。第1カウンター翼126は、第1支持軸122の外周面に設けられている。第1カウンター翼126は、第1支持軸122の軸線方向に沿って配置された螺旋状の傾斜面を有している。
第1カウンター翼126は、第1搬送翼124とは逆方向(第2方向G2)に現像剤を搬送する。第1カウンター翼126は、第1開口部106aから現像剤排出口107へ向かう現像剤を押し戻す。
排出翼127は、第1支持軸122の軸線方向において、第1カウンター翼126よりも現像剤排出口107側に配置されている。排出翼127は、第1支持軸122の外周面に設けられている。排出翼127は、第1支持軸122の軸線方向に沿って配置された螺旋状の傾斜面を有している。排出翼127は、第1搬送翼124と同じ向きに現像剤を搬送する。排出翼127は、第1開口部106aから現像剤排出口107へ向けて現像剤を搬送する。
第2カウンター翼128は、第1支持軸122の軸線方向において、現像剤排出口107より外側(図示右側)に配置されている。第2カウンター翼128の一部は、第1支持軸122の軸線方向において、現像剤排出口107にかかる位置に配置されている。
第2カウンター翼128は、第1支持軸122の外周面に設けられている。第2カウンター翼128は、第1支持軸122の軸線方向に沿って配置された螺旋状の傾斜面を有している。
第2カウンター翼128は、排出翼127とは逆方向に現像剤を搬送する。すなわち、第2カウンター翼128は、第1支持軸122の軸線方向において、現像剤排出口107より外側に存在する現像剤を現像剤排出口107側に押し戻す。
ここで、第2搬送部材130は、第2搬送翼134のほかに、第3搬送翼135及び第3カウンター翼136を備える。第2搬送翼134は、図2に示されるように、第2支持軸132の軸線方向において、第1開口部106a側から第2開口部106bの手前まで、略全長にわたって設けられている。第3搬送翼135は、第2開口部106bの近傍のみに設けられている。第3搬送翼135の一部は、第2支持軸132の軸線方向において、第2開口部106bにかかるように配置されている。
第3搬送翼135は、第2支持軸132の外周面に設けられている。第3搬送翼135は、第2支持軸132の軸線方向に沿って配置された螺旋状の傾斜面を有している。
第3搬送翼135は、図4及び図5に示されるように、第2搬送翼134よりも厚い厚肉部141を有する。なお、図4及び図5では、第2方向G2を右向きとして図示している。厚肉部141は、第2支持軸132の軸線方向において、第2開口部106b側に張り出す第1傾斜面142を形成する。第1傾斜面142は、第2支持軸132の軸線方向において外周側から中心側に向かうにつれて第2支持軸132の軸線方向に第2開口部106b側に張り出している。
第3搬送翼135の第2支持軸132の軸線方向に沿う断面形状は台形状を成している。そして、第2開口部106b側の第1傾斜面142は、第2開口部106bとは反対側の第2傾斜面143よりも緩い傾斜角度(第1傾斜角度)αとなっている。図6に示されるように、第1傾斜面142の傾斜角度αは、第2傾斜面143の傾斜角度(第2傾斜角度)βよりも小さい。傾斜角度αは、第2支持軸132の外周面132aと第1傾斜面142とが交差する角度のうち小さい方の角度である。傾斜角度βは、第2支持軸132の外周面132aと第2傾斜面143とが交差する角度のうち小さい方の角度である。
なお、第2搬送翼134は、第2支持軸132の軸線方向における両側の傾斜面同士の傾斜角度は同じとなっている。また、第2傾斜面143の傾斜角度βは、第2搬送翼134の傾斜角度と同じでもよい。
第3搬送翼135の第1傾斜面142は、第2支持軸132の軸線方向において、第2傾斜面143よりも長く張り出している。
第3搬送翼135は、図2に示されるように、現像剤を第2支持軸132の径方向外側に移動させる。第2開口部106bの直下において現像剤を押し上げる。押し上げられた現像剤は、第2開口部106bを通過して、第1筐体部105Aに移動する。
第3カウンター翼136は、第3カウンター翼136は、第2支持軸132の軸線方向において、第3搬送翼135より外側に配置されている。第3カウンター翼136の一部は、第2支持軸132の軸線方向において、第2開口部106bにかかる位置に配置されている。また、第3カウンター翼136は、第2搬送翼134と同様に厚肉部を有する構成でもよい。この場合には、厚肉部は第2開口部106b側に傾斜面を形成する。
また、厚肉部が形成される範囲は、第2支持軸132の軸線方向において、第2開口部106bの長さL1よりも長い長さL2の範囲にわたって設けられていてもよい。
第3カウンター翼136は、第2支持軸132の外周面に設けられている。第3カウンター翼136は、第2支持軸132の軸線方向に沿って配置された螺旋状の傾斜面を有している。第3カウンター翼136は、第1支持軸122の軸線方向において、第2開口部106bより外側に存在する現像剤を第2開口部106b側に押し戻す。
このような現像ユニット100では、第2搬送翼134によって第2方向G2に搬送された現像剤は、下流側の第3搬送翼135に受け渡される。現像剤が第2開口部106bに対応する位置まで搬送されると、第3搬送翼135及び第3カウンター翼136は互いに向き合って配置されているので、現像剤は第2開口部106b側に向けて寄せ集められて、上方に押し出される。
ここで、第3搬送翼135は厚肉部141を有するので、第2方向に搬送された現像剤は、第1傾斜面142によって第2方向と交差する方向に斜め上方に押し出される。具体的には、現像剤は、径方向外側に向けられて、第2開口部106b側に押し出される。第1傾斜面142によって押されて生じる力の向きは、第2搬送翼134による力の向きと比べて、径方向外側(斜め上方)に向くことになる。現像剤は第3搬送翼135によって径方向外側に押し出されるので、第3カウンター翼136から第1方向G1に押し返される現像剤による圧力をかわしやすくなる。その結果、現像ユニット100装置は、現像剤の押し上げ効率を上げると共に現像剤に作用する圧力の上昇を抑制することができる。現像剤に作用する合流圧力を緩和することで、現像剤の劣化を防止して、現像剤の長寿命化を図ることができる。
この現像ユニット100では、第3カウンター翼136を厚くするだけで、現像剤の押し上げ効率を高めることができるので、押し上げ効率を高めるための別途の機構を設ける必要がない。そのため、製造コストの上昇を抑制して、押し上げ効率を向上させることができる。また、現像ユニット100では、装置の大型化を図ることなく、現像剤の押し上げ高めると共に、現像剤に作用する圧力を抑制することができる。
なお、現像ユニット100では、第2傾斜面143の傾斜角度βは、例えば64度から80度程度となっている。換言すれば、押し上げ効率に関係しない第2傾斜面143を垂直に近い角度とすることで、第3搬送翼135の体積の増加を抑えつつ第1傾斜面142の第1傾斜角度を小さい角度とすることができる。そのため、押し上げ効率を上げると共に、成形性の低下を抑制することができる。
現像ユニット100では、第3カウンター翼136において、第2開口部106b側のみが厚くなっているので、使用する材料の量を抑えると共に成形不良を抑制することができる。
また、図9に示すように、現像ユニット100において、第3搬送翼135の外周面に磁気発生部(マグネット)151を設けてもよい。第3搬送翼135の外周面にマグネットを貼り付けてもよく、第3搬送翼135の外周部をマグネットとしてもよい。これにより、現像剤を磁気発生部151に付着させることができる。これにより、第3搬送翼135の外周面にブラシ状のキャリア(磁気Brush)を形成し、現像剤の搬送に寄与する搬送翼の有効径を大きくすることができる。そのため、第3搬送翼135によって押し出される現像剤の量を増やすことができる。また、第3搬送翼135の外周面に付着した現像剤を第2開口部106bに進入させることができる。その結果、第2開口部106bに進入する現像剤の量を増加して、押し上げ効率を高めることができる。同様に、第3カウンター翼136の外周面に磁気発生部を設けてもよい。
(実施例)
次に、実施例及び比較例に係る現像ユニット100について説明する。実施例及び比較例として、第3搬送翼の形状が異なる第2搬送部材を用いて、押し上げ効率を測定した。測定条件を表1に示す。第3搬送翼135のピッチ(P)は、図6に示されるように、第2支持軸132の軸線方向における第3搬送翼135同士の間隔である。
次に、実施例及び比較例に係る現像ユニット100について説明する。実施例及び比較例として、第3搬送翼の形状が異なる第2搬送部材を用いて、押し上げ効率を測定した。測定条件を表1に示す。第3搬送翼135のピッチ(P)は、図6に示されるように、第2支持軸132の軸線方向における第3搬送翼135同士の間隔である。
表2に実施例の第3搬送翼の条件を示す。第3搬送翼135の断面形状は台形である。上辺の長さL3は1[mm]で同一である。上辺の長さL3は、第3搬送翼135の外周面135aの軸線方向における長さである。実施例1〜5は、第1傾斜面142の傾斜角度αがそれぞれ異なる。
押し上げ効率については、現像剤が循環する時間を計測して算出した。具体的には、他の部分とは異なる色の現像剤(例えばブラック現像剤にイエロー現像剤)を混入し、この色つき現像剤が1回循環する時間を計測した。押し上げ効率の測定結果を表3及び図7に示す。また、測定結果としては、実施例1(63度)を基準(100%)として、百分率で示す。また、成形性についても検討した。
表3及び図7に示すように、傾斜角度αが小さく(緩い)なるにつれて、押し上げ効率が高くなった。また、成形性については、実施例2、3が好ましい結果であった。なお、成形性については、成形型に対する成形品の寸法の変化率に基づいて判定した。例えば、傾斜角度αが40度以上、63度以下の範囲において、成形性が良好であった。また、第2支持軸132の円形断面積に対する第3搬送翼135の台形断面積の割合が50%以下であると成形性が良好であった。
(第1変形例)
図8は、第1変形例に係る現像ユニットの第1搬送部材及び第2搬送部材を示す断面図である。図8に示す第1変形例の第2搬送部材130が、図4に示す第2搬送部材130と異なる点は、第3搬送翼135が2条設けられている点である。このように第3搬送翼135を2条以上設けてもよい。第3搬送翼135が2条設けられていると、第3搬送翼が1条設けられている場合と比較して、現像剤の押し上げ効率を高めることができる。また、第3カウンター翼136を2条以上設けてもよい。
図8は、第1変形例に係る現像ユニットの第1搬送部材及び第2搬送部材を示す断面図である。図8に示す第1変形例の第2搬送部材130が、図4に示す第2搬送部材130と異なる点は、第3搬送翼135が2条設けられている点である。このように第3搬送翼135を2条以上設けてもよい。第3搬送翼135が2条設けられていると、第3搬送翼が1条設けられている場合と比較して、現像剤の押し上げ効率を高めることができる。また、第3カウンター翼136を2条以上設けてもよい。
(第2変形例)
図9は、第2変形例に係る現像ユニットの掻き取り部を示す断面図である。図9では、第2支持軸132を交差する断面を示している。第2変形例の筐体105には、現像剤を掻き取る掻き取り部152が設けられている。掻き取り部152は、筐体105の第2開口部106bの縁部に形成されている。掻き取り部152は、第2開口部106bの縁部のうち第2支持軸132の回転方向の前側部分に形成されている。
図9は、第2変形例に係る現像ユニットの掻き取り部を示す断面図である。図9では、第2支持軸132を交差する断面を示している。第2変形例の筐体105には、現像剤を掻き取る掻き取り部152が設けられている。掻き取り部152は、筐体105の第2開口部106bの縁部に形成されている。掻き取り部152は、第2開口部106bの縁部のうち第2支持軸132の回転方向の前側部分に形成されている。
掻き取り部152は、掻き取り用傾斜面152a(以下「傾斜面152a」と記載する。)を有する。傾斜面152aは、第2筐体部105Bの内周面に沿う仮想円の接線L105Bに対して30度以上45度以下に傾斜している。図9に示されるように、接線L105Bと傾斜面152aに沿う直線L152aとが交差する角度θは、30度以上45度以下となっている。また、傾斜面152aは、第2筐体部105Bの内周面に連続するように形成されている。
このような第2変形例に係る現像ユニットでは、第3搬送翼の先端に設けられた磁気発生部に付着した現像剤は、傾斜面152aによって掻き取られて、第2開口部106b内に進入する。掻き取られた現像剤は、下流側の現像剤によってそのまま傾斜面152aに沿って移動し第1筐体部105Aの内部に移動する。
(第3変形例)
図10は、第3変形例に係る現像ユニットの第1搬送部材及び第2搬送部材を示す断面図である。第3変形例の現像ユニット100Cが、上記実施形態の現像ユニット100と異なる点は、第2開口部106bの近傍において、第2支持軸132の外径が他の部分と比較して大きい点である。
図10は、第3変形例に係る現像ユニットの第1搬送部材及び第2搬送部材を示す断面図である。第3変形例の現像ユニット100Cが、上記実施形態の現像ユニット100と異なる点は、第2開口部106bの近傍において、第2支持軸132の外径が他の部分と比較して大きい点である。
第3変形例の現像ユニット100Cは、第2支持軸132の軸線方向において、第2開口部106bに対応する位置に大径部162を有する。大径部162は、第2支持軸132の軸線方向において、第2開口部106bの全長に対応して配置されていてもよく、第2開口部106bに対して部分的に設けられていてもよい。大径部162の外径は、現像剤の搬送方向の上流側に隣接する他の部分と比較して、例えば1.5倍程度である。
このような現像ユニット100Cでは、大径部162の外周面162aは第2開口部106bに接近して配置されるので、第2開口部106bに現像剤を進入させ易くなる。その結果、現像剤を効率よく第2開口部106bに向けて押し出すことができ、現像剤の押し上げ効率が高められる。
なお、現像ユニットにおいて、第2開口部106bの近傍において、第2支持軸132の外径を大きくする共に、搬送翼の厚さを厚くした第3搬送翼を備える構成としてもよい。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記のような種々の変形が可能である。
上記の実施形態では、第3搬送翼135において、第2開口部106b側のみを厚くしているが、さらに、反対側(第1開口部106a)の傾斜面を張り出すようにして厚みを増加させてもよい。
また、第1傾斜面142の第1傾斜角度αは、第2支持軸132の軸線方向に一定の角度でもよく、異なる角度でもよい。例えば、第1傾斜角度αは、第2支持軸132の軸線方向において、第2開口部106bに近づくにつれて、小さくなってもよい。
1…画像形成装置、100…現像ユニット(現像装置)、105A…第1筐体部、105B…第2筐体部、106a…第1開口部、106b…第2開口部、110…現像ローラ、120…第1搬送部材、122…第1支持軸、124…第1搬送翼、130,130B…第2搬送部材、132…第2支持軸、134…第2搬送翼、135…第3搬送翼、136…第3カウンター翼(カウンター翼)、141…厚肉部、142…第1傾斜面、143…第2傾斜面、G1…第1方向、G2…第2方向、α…第1傾斜角度、β…第2傾斜角度。
Claims (7)
- 第1支持軸及び第1搬送翼を含み、前記第1支持軸回りに回転し現像剤を撹拌し第1方向に搬送するとともに、現像ローラに前記現像剤を供給する第1搬送部材と、
第2支持軸及び第2搬送翼を含み、前記第1搬送部材の下方に配置され、前記第2支持軸回りに回転し前記現像剤を撹拌し前記第1方向とは逆方向である第2方向に搬送する第2搬送部材と、
前記第1搬送部材を収容する第1筐体部と、
前記第2搬送部材を収容する第2筐体部と、
前記第1筐体部内から前記第2筐体部内に前記現像剤を受け渡す第1開口部と、
前記第2筐体部内から前記第1筐体部内に前記現像剤を受け渡す第2開口部と、を備え、
前記第2搬送部材は、前記第2搬送翼によって搬送された前記現像剤を前記第2開口部に向けて押し上げる第3搬送翼と、
前記第3搬送翼側に向かって前記第1方向に前記現像剤を押し戻すカウンター翼と、を備え、
前記第3搬送翼は、前記第2搬送翼よりも厚い厚肉部を有し、
前記厚肉部は、前記第2支持軸の径方向において外周側から中心側に向かうにつれて、前記第2方向において前記第2開口部側に張り出す第1傾斜面を形成する現像装置。 - 前記第3搬送翼は、前記第2開口部とは反対側に張り出す第2傾斜面を有し、
前記第2支持軸と前記第1傾斜面とが交差する角度のうち小さい方の角度である第1傾斜角度は、前記第2支持軸と前記第2傾斜面とが交差する角度のうち小さい方の角度である第2傾斜角度よりも小さい角度である請求項1に記載の現像装置。 - 前記第3搬送翼の外周面には磁気発生部が設けられている請求項1又は2に記載の現像装置。
- 前記第2開口部の縁部のうち前記第2支持軸の回転方向の前側部分には、前記磁気発生部に付着した前記現像剤を掻き取る掻き取り部が形成され、
前記掻き取り部は、前記第2支持軸を中心とする前記第2筐体部の内周面に沿う仮想円の接線に対して30度以上45度以下に傾斜する掻き取り用傾斜面を有する請求項3に記載の現像装置。 - 前記第3搬送翼が2条以上設けられている請求項1〜4の何れか一項に記載の現像装置。
- 前記第1搬送部材及び前記第2搬送部材は、互いに逆方向に回転する請求項1〜5の何れか一項に記載の現像装置。
- 第1支持軸及び第1搬送翼を含み、第1支持軸回りに回転し現像剤を撹拌し第1方向に搬送するとともに、現像ローラに前記現像剤を供給する第1搬送部材と、
第2支持軸及び第2搬送翼を含み、前記第1搬送部材の下方に配置され、前記第2支持軸回りに回転し前記現像剤を撹拌し前記第1方向とは逆方向である第2方向に搬送する第2搬送部材と、
前記第1搬送部材を収容する第1筐体部と、
前記第2搬送部材を収容する第2筐体部と、
前記第1筐体部内から前記第2筐体部内に前記現像剤を受け渡す第1開口部と、
前記第2筐体部内から前記第1筐体部内に前記現像剤を受け渡す第2開口部と、を備え、
前記第2搬送部材は、前記第2開口部側に向かって、前記第1方向に前記現像剤を押し戻すカウンター翼を備え、
前記第2支持軸は、少なくとも第2開口部に対応する一部に、前記第1開口部側の他の部分と比較して直径が大きい大径部を有する現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017010523A JP2018120063A (ja) | 2017-01-24 | 2017-01-24 | 現像装置 |
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JP2017010523A JP2018120063A (ja) | 2017-01-24 | 2017-01-24 | 現像装置 |
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JP2018120063A true JP2018120063A (ja) | 2018-08-02 |
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ID=63043827
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JP2017010523A Pending JP2018120063A (ja) | 2017-01-24 | 2017-01-24 | 現像装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020052079A (ja) * | 2018-09-21 | 2020-04-02 | 富士ゼロックス株式会社 | 搬送用部材、現像装置、および、画像形成装置 |
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2017
- 2017-01-24 JP JP2017010523A patent/JP2018120063A/ja active Pending
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JP7115181B2 (ja) | 2018-09-21 | 2022-08-09 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 搬送用部材、現像装置、および、画像形成装置 |
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