JP6561459B2 - 在圏判断装置、在圏判断方法、および在圏判断プログラム - Google Patents

在圏判断装置、在圏判断方法、および在圏判断プログラム Download PDF

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本発明は、在圏判断装置、在圏判断方法、および在圏判断プログラムに関する。
室内を移動する人物などの位置を特定するための技術として、人物などと共に移動する無線通信装置を用いる技術が知られている。例えば、受信端末に、送信端末からの電波を受信するアンテナとして、当該受信端末の真下方向に主ビームを有する指向性アンテナを設ける。そして、演算装置において、受信端末で得られた受信電界強度の値を非線形で強調する強調処理を行い、強調後の受信電界強度から加重平均法に基づき送信端末の位置を算出する(例えば、特許文献1参照)。
また、2種類のマイクロ波を利用して物体を検知するマイクロウエーブセンサが知られている。マイクロウエーブセンサに対し、物体検知信号の発信を行う反射波の信号レベルの値を物体までの距離に応じて変更したスレッショルドレベルが予め設定されている。これにより、物体からの各反射波の位相差とその物体からの反射波の信号レベルとが認識される。そして、位相差のみによって求まる折返し誤差に起因する2つの物体までの距離に対して、反射波の信号レベルによって何れの距離が正確な距離であるのかが判別される(例えば、特許文献2参照)。
別な例として、移動方向検知無線システムは、互いに無線通信可能な送信機と2つの受信機を有し、2つの受信機は、複数のアンテナ素子を配列したアレイアンテナを備える。この移動方向検知無線システムは、さらに、各アンテナ素子で受信した電波を合成する合成回路と、2つのアンテナ素子の一方と合成回路との間に接続された移相回路と、合成回路により合成された電波が入力する受信回路を備える。このとき、一対の受信機は、互いの指向性を逆向きにして配置される。このような動方向検知無線システムにより、簡単な回路構成で、指向性が高く、人や物等の移動方向や出入りを確実に検知することを課題としている(例えば、特許文献3参照)。
移動局の位置を推定する推定装置も知られている。この推定装置は、水平偏波及び垂直偏波の双方を受信可能なアンテナを有し、かかるアンテナによって受信された水平偏波の受信電界強度と垂直偏波の受信電界強度との比である偏波比を算出する。さらに、推定装置は、偏波比の時間変動量を算出し、偏波比が大きく、かつ、偏波比の時間変動量が小さいほど、位置推定精度が高いと判定する(例えば、特許文献4参照)。
特開2011−163948号公報 特開2003−139848号公報 特開2008−131196号公報 特開2011−257162号公報
しかしながら、上記のような、電波の受信装置を用いて位置を検出する技術では、以下のような問題がある。例えば、電波を発するアンテナと電波を受信する受信装置等の間に障害物が存在したり、ユーザが手で受信装置を覆ってしまったり、ユーザの身体がアンテナと受信装置との間を遮ってしまったりした場合に、正確に位置が検出されないことがある。すなわち、受信装置で観測される受信電界強度が遮蔽のため急激に低くなり、その結果、受信装置の位置が正常に検出されなくなってしまい、受信装置が電波が向けられた所定領域に存在するか否かを判断することが困難になる場合がある。
ひとつの側面によれば、本発明の目的は、電波を発するアンテナと受信する受信装置との間の遮蔽物の有無にかかわらず、受信装置が、電波が向けられた所定領域に存在するか否かを判断することを可能とすることである。
ひとつの態様である在圏判断装置は、所定領域に向けられた複数の電波である、減衰や伝搬特性など性質の違いが無視できる程度に周波数が異なる2種類の電波のうち、受信装置で受信した、第1のアンテナから放射された電波と、前記第1のアンテナと同一地点に設置されており前記第1のアンテナとは異なる放射パターンを有する第2のアンテナから放射された電波との2つの電波の受信電界強度の差に基づき、前記受信装置が前記所定領域に存在するか否かを判断する判断部、を備えることを特徴としている。
ひとつの実施形態によれば、電波を発するアンテナと受信する受信装置との間の遮蔽物の有無にかかわらず、受信装置が、電波が向けられた所定領域に存在するか否かを判断することを可能となる。
第1の実施の形態による在圏判断を行う際の複数の電波の放射パターンの一例を示す図である。 第1の実施の形態による在圏判断装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 比較例による一つの電波を用いた在圏判断方法の一例を説明する図である。 比較例による一つの電波を用いた在圏判断方法における電波の放射パターン例を示す図である。 比較例による一つの電波を用いた場合の在圏判断方法の一例を示す図である。 比較例による一つのアンテナからの電波を用いた在圏判断における電波遮蔽状態を説明する図である。 第1の実施の形態による在圏判断装置による受信電界強度RSSIの一例を示す図である。 第1の実施の形態による二つのアンテナからの電波の受信電界強度差ΔRSSIの一例を示す図である。 第1の実施の形態による在圏判断装置の使用状況の一例を説明する図である。 第1の実施の形態によるスポット情報の一例を示す図である。 第1の実施の形態による在圏判断装置による在圏判断に用いられるアンテナの構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態による在圏判断装置による在圏判断に用いられるアンテナの構成の別の例を示す図である。 第1の実施の形態によるアンテナへの給電方法の一例を説明する図である。 第1の実施の形態によるパッチアンテナで円偏波が生成される状態の一例を示す図である。 第1の実施の形態による在圏判断処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による在圏判断装置の使用状況の一例を説明する図である。 第2の実施の形態によるスポット情報の一例を示す図である。 第2の実施の形態による在圏判断処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による在圏判断システムの構成の一例を示す図である。 第3の実施の形態によるコンピュータのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施の形態による受信電界強度情報一例を示す図である。 第3の実施の形態による結果情報の一例を示す図である。 第3の実施の形態による在圏判断システムにおける在圏判断処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による無線通信装置の受信電界強度RSSI送信処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態によるコンピュータの在圏判断処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の変形例による受信電界強度差情報の一例を示す図である。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照しながら第1の実施の形態による在圏判断装置30について説明する。図1は、第1の実施の形態による在圏判断を行う際の複数の電波の放射パターンの一例を示す図である。図2は、第1の実施の形態による在圏判断装置30のハードウエア構成の一例を示す図である。なお、在圏とは、電波が向けられた所定領域に、電波を受信する受信装置が存在することをいう。
図1に示すように、第1の実施の形態による在圏判断には、例えば、2つのアンテナ11、15から放射された電波が用いられる。アンテナ11は、例えば放射パターン13を有する電波αを放射している。アンテナ15は、例えば放射パターン17を有する電波βを放射している。ここで、放射パターン13、放射パターン17は、例えば所定以上の強度の電波が放射されている範囲を示している。電波α、電波βは、共に所定領域19に向けられている。所定領域19は、電波が向けられる所定領域の一例である。所定領域19等、在圏判断に用いられる電波が向けられた所定領域をスポットということがある。なお、本実施の形態において在圏とは、所定領域19に在圏判断装置30が存在することをいう。在圏判断とは、所定領域19に在圏判断装置30が存在しているか否かを判断することをいう。本実施の形態においては、在圏判断装置30が受信装置の機能を有している。
アンテナ11、アンテナ15は、特定の方向に鋭い指向性を持つ高利得アンテナであることが好ましい。また、アンテナ11、アンテナ15は、互いに近接した位置から所定領域19に向けて電波を放射することが好ましい。図1の例では、アンテナ11、アンテナ15は、放射面を鉛直方向下方に向けて電波を放射することで、狭いエリアに強い受信電界強度RSSIを持つ空間を作り出している。すなわち、アンテナ11、アンテナ15は、強い受信電界強度Received Signal Strength Indicator(RSSI)空間の周縁部に、受信電界強度RSSIの急勾配を作り出している。
図1の例では、電波βは、電波αより所定以上の強度の電波が放射されている範囲が広くなっている。このとき、電波αと電波βでは、所定領域19からの距離が離れるにしたがって電波強度が減衰する度合いが異なる。所定領域19は一例であり、アンテナ11およびアンテナ15の位置に応じた領域とすることが好ましい。例えば、所定領域19は、アンテナ11およびアンテナ15の鉛直方向下方のアンテナ11、アンテナ15の電波の重なる領域の少なくとも一部の領域である。所定領域19は、例えば、水平面内に存在してもよい。また、所定領域19が水平面内に存在するとき、その水平面は、平均的な身長の人物が携帯電話機などを持ち歩く高さの近傍の水平面内の領域等としてもよい。
図2に示すように、第1の実施の形態による在圏判断装置30は、プロセッサ33、メモリ35、Wireless Local Area Network(WLAN:無線LANということもある。)通信部43、アンテナ45、表示部47を有している。在圏判断装置30は、例えば、多機能携帯電話機、電波の受信機能を有する携帯型情報処理装置等である。プロセッサ33は、在圏判断装置30における各種処理を行う処理装置である。メモリ35は、情報を記憶する記憶装置である。メモリ35は、在圏判断プログラム37、データベース39などを記憶している。在圏判断プログラム37は、在圏判断装置30の動作を制御するプログラムである。データベース39は、在圏判断プログラム37を実行する際に参照する情報を記憶した記憶領域である。メモリ35は、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)などを有するようにしてもよい。
WLAN通信部43は、外部の装置と、無線LANの規格、例えばIEEE802.11規格に則った無線データ通信を行う通信部である。WLAN通信部43は、Application Program Interface(API)41を有している。API41は、在圏判断プログラム37が、WLAN通信部43が取得する電波の情報を利用するためのインタフェースである。
アンテナ45は、電波を送受信する送受信機である。表示部47は、情報を表示する、例えば液晶表示装置などである。プロセッサ33は、在圏判断プログラム37を読み込んで実行することにより、在圏判断装置30を動作させる。このとき、プロセッサ33は、判断部としての機能を実現するようにしてもよい。
第1の実施の形態による在圏判断装置30は、例えば、所定領域19に向けられた複数の電波α、βを受信した受信電界強度の差が所定値以内の場合に、自身が電波α、βに関する所定領域19にあると判断する。
次に、図3から図6を参照しながら、比較例について説明する。比較例は、所定領域に向けられた一つの電波を用いて在圏判断を行う場合の例である。図3は、比較例による一つの電波を用いた在圏判断方法の一例を説明する図である。図4は、比較例による一つの電波を用いた在圏判断方法における電波の放射パターン例を示す図である。図5は、比較例による一つの電波を用いた場合の在圏判断方法の一例を示す図である。
図3に示すように、アンテナ15は送信機60により、放射パターン57を有する電波を放射している。ユーザ50は、アンテナ15からの電波を受信して取得した受信電界強度に基づき在圏を判断する在圏判断装置10を持っているとする。在圏判断装置10は、基本的な構成は在圏判断装置30と同様の装置である。しかし在圏判断装置10は、在圏判断装置30と異なり、一つのアンテナのみからの電波の強度を閾値と比較して在圏を判断する在圏判断装置であるとする。
ユーザ50−1、50−3、50−4で表される位置では、電波が検出されないか、検出した電波の受信電界強度が閾値以下かで、在圏判断装置10は、例えば放射パターン57に対応する所定領域の圏外であると判断される、非検出の状態である。ユーザ50−2で表される位置では、在圏判断装置10はアンテナ15から受信した電波の受信電界強度を取得し、アンテナ15の放射パターン57に対応する所定領域に在圏であると判断する。
図4に示すように、アンテナ15は、送信機60から電力を供給され、電波を放射する。このとき、アンテナの利得特性70に示すように、アンテナ15は、放射パターン72を有している。このような構成により、図5に示すような、水平面の位置に応じて急峻に受信電界強度RSSIが変化する距離−受信電界強度RSSI特性を作り出すことができる。例えば、所定以上の受信電界強度が得られる範囲は、放射パターン57で表される。よって、上記のようにユーザ50が在圏判断装置10を持って移動している場合、例えば直径59を有する放射パターン57に対応する所定領域に在圏判断装置10が入ると、在圏判断装置10がアンテナ15の電波を検出して、受信電界強度を取得する。例えば、直径59は、1メートル程度とするようにしてもよい。
図5において、横軸は、例えばアンテナ15からの電波が向けられた所定領域(図1では、所定領域19)の中心からの、在圏判断装置10の水平方向の距離である。縦軸は、在圏判断装置10で取得された受信電界強度RSSIである。受信電界強度82は、在圏判断装置10で受信された受信電界強度RSSIである。在圏判断装置10では、閾値84が定められ、受信電界強度82が閾値84を超えている場合には、アンテナの電波が向けられた所定領域に在圏していると判断され、閾値84以下の場合には、アンテナの電波放射範囲の圏外であると判断される。
例えば、閾値84を、−55dBmに設定すると、受信電界強度RSSIの測定値が±5dB程度の誤差を含んでいたとしても、所定領域19の中央までの水平距離が0.7〜0.3m以内になったときに、在圏判断装置10が所定領域に在圏していると検出される。
図6は、比較例による一つのアンテナからの電波を用いた在圏判断における電波遮蔽状態を説明する図である。図6に示すように、アンテナ15から在圏判断装置10へ入射する電波87の放射計路上に、ユーザ50が在圏判断装置10の上にかがみこむなど、遮蔽物として存在するような場合、以下のような問題がある。すなわち、在圏判断装置10における受信電界強度RSSIが、遮蔽時受信電界強度86のように下がってしまう。この状態では、在圏していても受信電界強度RSSIが下がってしまうので、遮蔽物がない場合の閾値84では、正確に在圏が判断できない。
すなわち、1種類の電波の受信電界強度RSSIの絶対値を観測する技術では、例えば受信電界強度RSSIが−50dBmから−60dBmに変化した場合に、その変化の原因を区別できない。つまり、在圏判断装置10は、原因が、在圏判断装置10の位置の変化であるのか、人体等の遮蔽であるのか、区別することが出来ない。図6の例で、例えば、在圏の有無を判定する閾値が−55dBmであった場合、以下のように誤検出が起こる。すなわち、実際には放射パターン57に対応する所定領域の内側に在圏判断装置10が位置するにも関わらず、遮蔽によって−65dBmの受信電界強度RSSIが観測されてしまうと、誤検出が起こる。在圏判断装置10が、実際には放射パターン57に対応する所定領域内に存在するのに、所定領域の外側に出てしまったと誤検出してしまうのである。
図7は、第1の実施の形態による在圏判断装置30による受信電界強度RSSIの一例を示す図である。図7において、横軸は、アンテナ11およびアンテナ15からの電波が照射される所定領域19の中心からの、在圏判断装置30の水平方向の距離である。縦軸は、在圏判断装置30で取得された受信電界強度RSSIである。
受信電界強度82、遮蔽時受信電界強度84は、例えば、図1のアンテナ11からの電波αの受信電界強度RSSIを示している。遮蔽時受信電界強度84は、アンテナ11と在圏判断装置30との間に、おおむね15dB、受信電界強度を低下させる遮蔽物がある場合の例である。受信電界強度92、遮蔽時受信電界強度96は、例えば、図1のアンテナ15からの電波βの受信電界強度RSSIを示している。遮蔽時受信電界強度96は、アンテナ15と在圏判断装置30との間に遮蔽物がある場合の例である。図7に示すように、受信電界強度RSSIは、遮蔽物の有無にかかわらず、ある程度の距離までは、距離が大きくなるにしたがって減衰する傾向がある。しかし、受信電界強度RSSIの値は、例えば15dB程度低下している。
図8は、第1の実施の形態による二つのアンテナからの電波の受信電界強度差ΔRSSIの一例を示す図である。図8において、横軸は、アンテナ11およびアンテナ15からの電波が照射される所定領域19の中心からの、在圏判断装置30の水平方向の距離である。縦軸は、在圏判断装置30で算出された遮蔽物がない場合とある場合との受信電界強度差ΔRSSIである。受信電界強度差ΔRSSIは、アンテナ11からの電波とアンテナ15からの電波との差の絶対値である。図8に示すように、受信電界強度差ΔRSSIの値は、遮蔽物のあるなしにかかわらず、同様の曲線を描く。
図8の例では、アンテナ11とアンテナ15との2種類の電波が概ね同一地点から、所定領域19の中心からの距離に応じて受信電界強度RSSI分布が異なるように工夫されて送出されている。このとき、図8に示すように、所定領域19の中心の近傍では、遮蔽による受信電界強度RSSIの変化量は、2種類の電波の両方で同程度になる。このとき、それら2種類の電波の受信電界強度RSSIの差は、図8に示すように、殆どゼロに近くなる。一方、在圏判断装置30の位置が所定領域19の中心から離れることによって受信電界強度RSSIが夫々異なる変化をした場合は、2種類の電波の受信電界強度RSSIの変化量に差分が生じる。よって、それら2種類の電波の受信電界強度差ΔRSSIは大きく変化する。この作用により、在圏判断装置30が、所定領域19から退出したことを検出することができる。よって、この電波信号強度差ΔRSSIを用いて、例えば閾値Th_Aなどとの大小を比較することで、共通の閾値でも遮蔽のあるなしにかかわらず適切に在圏判断が行われる。
図9は、第1の実施の形態による在圏判断装置30の使用状況の一例を説明する図である。図9に示すように、アンテナ11は、無線LANのアクセスポイント102からの制御により放射パターン13を有する電波αを放射しているとする。アンテナ15は、無線LANのアクセスポイント104からの制御により、放射パターン17を有する電波βを放射しているとする。アクセスポイント102とアクセスポイント104とは、互いに独立した無線LANのアクセスポイントであるとする。本実施の形態では、アンテナ11からの電波はチャネルch2の電波である。アンテナ15からの電波は、チャネルch1の電波である。
在圏判断装置30は、在圏判断装置30で在圏判断を行うための在圏判断プログラム37を有している。在圏判断装置30は、プロセッサ33が在圏判断プログラム37を読み込んで実行することにより、判断部34としての機能を実現するようにしてもよい。また、在圏判断装置30は、所定領域19に対応する範囲に存在している状態が示されている。在圏判断装置30は、アクセスポイント102およびアクセスポイント104がそれぞれ出力するブロードキャスト信号を受信する。すなわち在圏判断装置30は、チャネルch1の電波と、チャネルch2の電波とを受信し、後述するスポット情報106を参照して、電波信号強度差ΔRSSIを算出する。在圏判断装置30は、算出した受信電界強度差ΔRSSIにより、在圏判断を行う。
図10は、第1の実施の形態によるスポット情報106の一例を示す図である。例えば、スポット情報106は、図9に示したような2つの電波を受信可能な所定領域であるスポットに向けられた2つの電波のチャネル情報と、在圏を判断するときの閾値とを記憶した情報である。スポット情報106は、例えば在圏判断装置30のデータベース39に予め記憶されていることが好ましい。スポット情報106は、スポットAの2つのチャネル情報Ch1、Ch2と、閾値情報Th_Aと、を有している。チャネル情報ch1、ch2は、例えば、○×GHz、○○GHz帯××ch、等と、夫々の電波の物理周波数を示す情報であることが好ましい。閾値情報Th_Aは、例えば×○dBなどの値である。閾値情報在圏判断装置30は、検出した電波の中にスポット情報106に記憶された組合せのチャネルの電波があれば、受信電界強度差ΔRSSIを算出し、閾値と比較して在圏を判断する。
図11、図12は、第1の実施の形態による在圏判断装置30による在圏判断に用いられるアンテナの構成の一例を示す図である。図13は、第1の実施の形態によるアンテナへの給電方法の一例を説明する図である。図14は、第1の実施の形態によるパッチアンテナで円偏波が生成される状態の一例を示す図である。
図11は、例えばアンテナ11の一例である。アンテナ11は、9素子平面パッチアンテナであり、パッチ108を縦横3列に備えている。例えば、使用周波数は、5.18〜5.7MHzなどとすることができる。
図12は、例えばアンテナ15の一例である。アンテナ15は、4素子平面パッチアンテナであり、パッチ108を縦横2列に備えている。例えば、使用周波数は、5.18〜5.7MHzなどとすることができる。アンテナ15は、アンテナ11に比べて利得が低く、半値幅が大きい。すなわちアンテナ11は、放射パターンをアンテナ15と比較してより狭い領域とすることが可能である。
図13は、パッチ108への給電方法を示している。図13に示すように、パッチ108の表面に互いに直行するx軸、y軸をとり、厚みdの方向にz軸が定義されている。x軸上には、給電点P1、y軸上には、給電点P2が、原点Oから等距離の位置に設けられている。2つの給電点P1、P2に、互いに90度の位相差を有する電圧を給電する。例えば、給電点P1に、角速度ω=2π/Tの角速度を持つ正弦波を入力し、給電点P2に角速度ωを持ち給電点P1と位相差π/2を持つ正弦波をそれぞれ入力する場合を考える。この場合、図13に示す向きで、電流Im1=Eodcos(ωt)、Im2=Eodsin(ωt)が発生する。なお、周期Tは、給電波の周期、厚さdはパッチ108の厚さである。
図14に示すように、上記のような給電の結果、x軸方向には、例えばEx=Acos(ωt−kz)の電界が生じ、y方向には、例えばEy=Asin(ωt−kz)の電界が生じる。このように、パッチ108の前方には、z軸と直行する電界ベクトル(Ex、Ey)がz軸に対抗する向きで右回転しながら進行する電波109が発生する。電界ベクトルがz軸に対して右回りに回転しながら進行するため、このパッチ108の偏波は右旋円偏波となる。よって、アンテナ11、アンテナ15など、パッチ108を複数組み合わせたアンテナの偏波も右旋円偏波となり、その利得は、組み合せたパッチの数に比例して大きくなる。
次に、図15を参照しながら、在圏判断装置30による在圏判断処理について説明する。図15は、第1の実施の形態による在圏判断処理を示すフローチャートである。在圏判断処理は、在圏判断装置30において、プロセッサ33が在圏判断プログラム37を読み込んで実行することにより行われる。
図15に示すように、在圏判断装置30では、WLAN通信部43が起動される(S111)。WLAN通信部43は、例えば、無線LANのアクセスポイントから出力されるブロードキャスト信号などの電波を受信する。プロセッサ33は、WLAN通信部43で取得された電波のチャネルに関する情報を、WLAN通信部43のAPI41に要求して取得する(S112)。プロセッサ33は、スポット情報106において、在圏判断に使用される電波のチャネルch1、ch2を参照する。プロセッサ33は、読み込んだ電波のチャネル情報に、チャネルch1があれば(S113:YES)、チャネルch2があるか判定する(S114)。チャネルch2もある場合(S114:YES)、プロセッサ33は、チャネルch1の受信電界強度RSSIを電波信号強度RSSI1と設定し、チャネルch2の受信電界強度RSSIを電波信号強度RSSI2と設定する(S115)。チャネルch1、チャネルch2のいずれかがない場合(S113:NO、またはS114:NO)、プロセッサ33は、S112に戻って処理を繰り返す。
プロセッサ33は、取得した受信電界強度RSSI1、RSSI2から、受信電界強度差ΔRSSI=|RSSI1−RSSI2|を算出する(S116)。プロセッサ33は、スポット情報106を参照して、閾値を設定する(S117)。例えば、スポット情報106の例では、閾値Th_Aが設定される。
プロセッサ33は、受信電界強度差ΔRSSIが閾値以上である場合(S118:YES)、在圏判断装置30が在圏であると判断する。プロセッサ33は、例えば、表示部47に「スポット検出中」などと表示して、スポットが検出されていることを示す(S119)。受信電界強度差ΔRSSIが、閾値未満のとき(S118:NO)、プロセッサ33は、在圏判断装置30は在圏でないと判断する。プロセッサ33は、表示部47に「スポット未検出」などと表示することで、スポットが検出されていないことを示す(S120)。スポットが検出されるとは、ある2つの電波が向けられた所定領域19に在圏判断装置30が存在していると判断されている状態をいう。プロセッサ33は、S112に戻って処理を繰り返す。
以上説明したように、第1の実施の形態による在圏判断装置30によれば、例えば所定領域19に向けられた複数の電波α、βの、電波受信装置を有する在圏判断装置30で受信した受信電界強度の差である受信電界強度差ΔRSSIが算出される。電波α、βのチャネル情報は、予め例えばスポット情報106として保持しておくことが好ましい。すなわち、電波α、電波βは、所定領域19への在圏を判断する場合に用いられる、予め決められた2つの電波である。在圏判断装置30は、受信電界強度差ΔRSSIが所定値以内の場合に、電波受信装置、すなわち自身が所定領域19にあると判断する。すなわち在圏判断装置30は、受信電界強度差ΔRSSIに基づき自身の在圏を判断する。所定領域19とは、例えば、電波α、電波βを出力するアクセスポイント102、アクセスポイント104等の電波検出領域の少なくとも一部である。
以上のように、在圏判断装置30によれば、複数の電波の受信電界強度差ΔRSSIを用いることで、遮蔽物の有無にかかわらず、正確に受信装置の在圏が判断できる。例えばユーザが手で在圏判断装置30を覆ってしまったり、ユーザの身体がアンテナ11、15等と在圏判断装置30との間を遮ってしまったりした場合には、遮蔽のため端末で観測される受信電界強度RSSIが急激に低くなる。しかし、受信電界強度差ΔRSSIは、急激には変化しないので、その結果、正常に在圏判断装置30がスポットを検出でき、在圏判断を正確に行うことができる。
このとき、例えば、2つの電波を異なる周波数の電波とし、周波数を予め記憶しておくことで、多くの電波が検出された場合にも、記憶された2つの周波数の電波の受信電界強度差ΔRSSIを算出することができる。また、受信電界強度差ΔRSSIを用いるので、受信電界強度RSSIにあわせて閾値を決めるために予め測定を行うなど、時間を必要とすることもない。すなわち、在圏判断装置30の機種や個体差による感度の違い、アンテナ11、15や、アクセスポイント102、104の電波送信出力の大小などによって、閾値を計測の都度微調整する必要がない。よって、利便性、信頼性が高く、正確に在圏が判断できる在圏判断装置となる。電波としては、円偏波を用いることで、在圏判断装置30のアンテナ45の向きにかかわらず、安定して電波が受信され、在圏が正確に判断される。
このとき、例えば、在圏と判断された場合、在圏判断装置30は、対応するスポットの位置を示す位置情報を出力するようにしてもよい。出力された位置情報は、例えば地図上に表示されるようにしてもよい。アンテナ11、アンテナ15の構成は、上述した構成に限定されない。また、偏波状態は、円偏波には限定されない。アンテナ11からの電波と、アンテナ15からの電波とは、例えば、半値幅が異なる電波であることが好ましい。また、アンテナ11、アンテナ15から放射される電波の周波数は、例えば、大気中の伝播特性や、遮蔽物による減衰の度合い等が互いに大きく異ならない程度に異なる周波数とすることが好ましい。
(第2の実施の形態)
以下、第2の実施の形態による在圏判断装置220について説明する。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同様の構成および動作については同一番号を付し、重複説明を省略する。
図16は、第2の実施の形態による在圏判断装置の使用状況の一例を説明する図である。図16に示すように、第2の実施の形態においては、アクセスポイント202が、アンテナ211から放射パターン213で表される電波を出力している。また、アクセスポイント204が、アンテナ215から放射パターン217で表される電波を出力している。第2の実施の形態では、アクセスポイント202とアクセスポイント204とは、それぞれが独立した無線LANのアクセスポイントである。アンテナ211からの電波γとアンテナ215からの電波δとは、周波数は同一であることが好ましいが、異なる信号で変調されている。例えば、アンテナ211からの電波は、アクセスポイント202の識別子Service Set Identifier(SSID)2に応じて変調された電波である。アンテナ215からの電波は、アクセスポイント204の識別子SSID1に応じて変調された電波である。アンテナ211とアンテナ215とは、例えば、半値幅が異なる放射パターンの電波を出力する指向性アンテナである。
在圏判断装置220のハードウエア構成は、在圏判断装置30のハードウエア構成と同一としてもよい。在圏判断装置220は、在圏判断装置30とは異なる制御を行う在圏判断プログラム221と、後述する異なるデータテーブルを有している。放射パターン213と放射パターン13とは実質的に同一であってもよい。放射パターン217と放射パターン17とは、実質的に同一であってもよい。同一の放射パターンでは、中心から在圏判断装置220までの距離に応じた受信電界強度RSSIの変化の度合いも同一であってもよい。在圏判断装置220は、アクセスポイント202とアクセスポイント204のそれぞれが送信するブロードキャスト信号を受信し、SSIDと受信電界強度RSSIとを取得する。
次に、在圏判断の際に用いられるスポット情報225について説明する。図17は、第2の実施の形態によるスポット情報の一例を示す図である。図17に示すように、スポット情報225は、例えば、スポットC、スポットD等複数の所定領域への在圏を判断するための情報である。例えば、図16に示したアクセスポイント202、アクセスポイント204からの電波が向けられた所定領域をスポットCとすると、スポット情報225には、スポットCの所定領域とは別の所定領域に対応するスポットD等に関する情報も記憶されている。
一つのスポットに対しては、2つの電波のそれぞれを出力しているアクセスポイントの識別子SSID1、SSID2と、在圏判断に用いる閾値とが記憶される。スポットCについては、例えば、識別子SSID1は、「AA」、識別子SSID2は、「AB」、閾値は閾値Th_C等と記憶される。スポットCの閾値情報Th_Cと、スポットDの閾値情報Th_Dとは、同一の値としてもよい。この場合、スポット情報225に、閾値情報を含まないようにしてもよい。
以下、フローチャートを参照しながら、第2の実施の形態による在圏判断処理について説明する。図18は、第2の実施の形態による在圏判断処理を示すフローチャートである。在圏判断処理は、在圏判断装置220において、プロセッサ33が在圏判断プログラム221を読み込んで実行することにより行われる。ここでは、例えばスポットCに関する在圏判断処理について説明する。
図18に示すように、在圏判断装置220では、WLAN通信部43が起動される(S231)。WLAN通信部43は、例えば、無線LANのアクセスポイントから出力されるブロードキャスト信号などの電波を受信する。プロセッサ33は、WLAN通信部43で取得された電波に関する情報を、WLAN通信部43のAPI41に要求して取得する(S232)。プロセッサ33は、スポット情報205において、スポットCの在圏判断に使用される電波の識別子SSID1、SSID2を参照する。スポットCでは、スポット情報205によれば、SSID1=AA、SSID2=ABである。
プロセッサ33は、読み込んだ電波を解析して、例えばSSID1=AAがあれば(S233:YES)、SSID2=ABがあるか判定する(S234)。識別子SSID2=ABもある場合(S234:YES)、プロセッサ33は、識別子SSID1の受信電界強度RSSIを電波信号強度RSSI1と設定し、識別子SSID2の受信電界強度RSSIを電波信号強度RSSI2と設定する(S235)。識別子SSID1、識別子SSID2のいずれかがない場合(S233:NO、またはS234:NO)、プロセッサ33は、S232に戻って処理を繰り返す。このとき、プロセッサ33は、例えば、後述するS204に進んで、「スポット未検出」と表示部47に表示させるようにしてもよい。
プロセッサ33は、取得した受信電界強度RSSI1、RSSI2から、受信電界強度差ΔRSSI=|RSSI1−RSSI2|を算出する(S236)。プロセッサ33は、スポット情報106を参照して、閾値を、例えば閾値Th_Cに設定する(S237)。プロセッサ33は、受信電界強度差ΔRSSIが閾値以上である場合(S238:YES)、例えば、表示部47に「スポット検出中」などと表示して、スポットが検出されていることを示す(S239)。受信電界強度差ΔRSSIが、閾値未満のとき(S238:NO)、プロセッサ33は、表示部47に「スポット未検出」などと表示することで、スポットが検出されていないことを示す(S240)。S232に戻って処理を繰り返す。
以上説明したように、第2の実施の形態による在圏判断装置220によれば、例えば所定領域19に向けられた複数の電波γ、δの、受信装置を有する在圏判断装置220で受信した受信電界強度の差である受信電界強度差ΔRSSIが算出される。電波γ、δに関する情報、ここでは、識別子SSIDは、予め例えばスポット情報205として保持しておくことが好ましい。在圏判断装置220は、受信電界強度差ΔRSSIが所定値以内の場合に、電波受信装置、すなわち自身が所定領域19にあると判断する。所定領域19とは、例えば、電波α、電波βが向けられる領域であり、電波の例えば所定以上の電波信号強度RSSIが観測される領域の少なくとも一部であるとしてもよい。
以上のように、在圏判断装置220によれば、複数の電波の受信電界強度差ΔRSSIを用いることで、遮蔽物の有無にかかわらず、正確に受信装置の在圏が判断できる。例えばユーザが手で在圏判断装置220を覆ってしまったり、ユーザの身体がアンテナ11、15等と在圏判断装置220との間を遮ってしまったりした場合には、遮蔽のため端末で観測される受信電界強度RSSIが急激に低くなる。しかし、受信電界強度差ΔRSSIは、急激には変化しないので、その結果、正常に在圏判断装置220がスポットを検出でき、在圏判断を行うことができる。
第2の実施の形態による在圏判断装置220では、第1の実施の形態による在圏判断装置30による効果に加え、以下のような効果がある。すなわち、使用できる電波の周波数の種類に比べて、識別子SSIDの種類は多いため、2種類の電波の組をより多く作ることができる。よって、多くの領域の在圏判断が可能になる。
(第3の実施の形態)
以下、第3の実施の形態による在圏判断システム320について説明する。第3の実施の形態は、電波を受信する装置と、在圏を判断する装置とが別の装置である例である。第3の実施の形態において、第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様の構成および動作については、同一番号を付し、重複説明を省略する。
図19は、第3の実施の形態による在圏判断システム320の構成の一例を示す図である。在圏判断システム320は、コンピュータ300と無線通信装置330とが、通信網350を介して接続されたシステムである。無線通信装置330は、受信装置の一例である。
図19に示すように、無線通信装置330が、第1の実施の形態と同様のアンテナ11からの電波αと、アンテナ15からの電波βとが向けられた所定領域にあるか否かの在圏判断をする場合を例にして説明する。すなわち、電波αと電波とβが異なる周波数の電波である場合である。無線通信装置330は、例えば携帯電話機、電波受信機能を有する携帯型情報処理装置等である。
無線通信装置330のハードウエア構成は、一例として、第1の実施の形態による在圏判断装置30と同様の構成が考えられる。ただし、プログラムとしては、在圏判断プログラム37に代えて、例えば電波信号強度送信プログラム332などを有していることが好ましい。電波信号強度送信プログラム332は、取得した電波のチャネル情報、受信電界強度RSSIなどを、通信網350を介してコンピュータ300に送信し、在圏判断結果を受信して表示などを行うためのプログラムである。
第3の実施の形態においては、無線通信装置330は、受信した電波のチャネル情報と、夫々の電波の受信電界強度RSSIとを、例えば後述する受信電界強度情報360などとして、通信網350を介してコンピュータ300に出力する。通信網350は、例えばインターネット、携帯電話通信網、イントラネットなどのいずれかとしてもよい。また、通信網350は、無線通信網、有線通信網等のいずれとしてもよい。通信網350を介した通信を行う方法として、無線通信装置330は、無線通信334によりアクセスポイント102またはアクセスポイント104を介して通信を行うようにしてもよい。無線通信装置330では、プロセッサが電波信号強度送信プログラム332を読み出して実行することにより、上記処理を行うようにしてもよい。
コンピュータ300は、例えば無線通信装置330から受信電界強度情報360を受信すると、在圏判断装置30と同様に在圏を判断する処理を行う。処理の結果、在圏の有無を示す情報と、在圏している場合には、在圏している位置を示す情報とを無線通信装置330に送信することが好ましい。例えば、コンピュータ300は、後述する結果情報362を無線通信装置330に送信することが好ましい。このような処理を行うためのプログラムとして、コンピュータ300は、在圏判断プログラム321を有していることが好ましい。コンピュータ300は、標準的なコンピュータとしてもよい。
図20は、コンピュータ300のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図20に示すように、コンピュータ300は、Central Processing Unit(CPU)302、メモリ304、入力装置306、出力装置308、外部記憶装置312、媒体駆動装置314、ネットワーク接続装置318等がバス310を介して接続されている。
CPU302は、コンピュータ300全体の動作を制御する演算処理装置である。メモリ304は、コンピュータ300の動作を制御するプログラムを予め記憶したり、プログラムを実行する際に必要に応じて作業領域として使用したりするための記憶部である。メモリ304は、例えばRandom Access Memory(RAM)、Read Only Memory(ROM)等である。入力装置306は、コンピュータの使用者により操作されると、その操作内容に対応付けられている使用者からの各種情報の入力を取得し、取得した入力情報をCPU302に送付する装置であり、例えばキーボード装置、マウス装置などである。出力装置308は、コンピュータ300による処理結果を出力する装置であり、表示装置などが含まれる。例えば表示装置は、CPU302により送付される表示データに応じてテキストや画像を表示する。
外部記憶装置312は、例えば、ハードディスクなどの記憶装置であり、CPU302により実行される各種制御プログラムや、取得したデータ等を記憶しておく装置である。本実施の形態において、在圏判断プログラム321は、外部記憶装置312に記憶されているようにしてもよい。また、無線通信装置330から受け付けた受信電界強度情報360は、例えば、外部記憶装置312に記憶するようにしてもよい。さらに、第1の実施の形態において説明したスポット情報106を、外部記憶装置312のデータベース323として記憶するようにしてもよい。
媒体駆動装置314は、可搬型記録媒体316に書き込みおよび読み出しを行うための装置である。CPU302は、可搬型記録媒体316に記録されている所定の制御プログラムを、媒体駆動装置314を介して読み出して実行することによって、各種の制御処理を行うようにすることもできる。可搬型記録媒体316は、例えばCompact Disc(CD)−ROM、Digital Versatile Disc(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ等である。ネットワーク接続装置318は、有線または無線により、例えば通信網350を介して無線通信装置330等、外部との間で行われる各種データの授受の管理を行うインタフェース装置である。バス310は、上記各装置等を互いに接続し、データのやり取りを行う通信経路である。
第3の実施の形態による在圏判断方法をコンピュータに実行させる在圏判断プログラム321は、例えば上述のように外部記憶装置312に記憶させる。CPU302は、外部記憶装置312から在圏判断プログラム321を読み出し、メモリ304を利用してプログラムを実行することで、在圏判断の動作を行なう。このとき、まず、在圏判断の処理をCPU302に行わせるための在圏判断プログラム321を作成して外部記憶装置312に記憶させておく。そして、入力装置306から所定の指示をCPU302に与えて、この在圏判断プログラム321を外部記憶装置312から読み出させて実行させるようにする。また、この在圏判断プログラム321は、可搬型記録媒体316に記憶するようにしてもよい。
上記のように、コンピュータ300は、無線通信装置330から受信電界強度RSSIを受信し、スポット情報106を参照して、対応する受信電界強度RSSIである場合に、受信電界強度差ΔRSSIを算出して、在圏判断を行う。
図21、図22は、第3の実施の形態において授受される情報の一例を示している。図21は、第3の実施の形態による受信電界強度情報360の一例を示す図である。図22は、第3の実施の形態による結果情報362の一例を示す図である。
図21に示すように、受信電界強度情報360は、無線通信装置330からコンピュータ300へ電波の受信状況を通知する情報である。受信電界強度情報360では、検出された全ての電波のチャネル情報と受信電界強度RSSIとを含むようにしてもよい。受信電界強度情報360は、例えば、検出された電波のうちの、予め定められた個数の、受信電界強度RSSIの大きい電波の情報を含むようにするなど、変形は可能である。
図22に示すように、結果情報362は、コンピュータ300における在圏判断の結果を無線通信装置330に通知する情報である。結果情報362は、例えばスポットの検出有無を示す情報と、スポット名を示す情報とを有する。例えば、コンピュータ300がスポット情報106のみを有する場合、スポット名は省略するようにしてもよい。
以下、フローチャートを参照しながら、第3の実施の形態による在圏判断システム320による在圏判断処理について説明する。図23は、第3の実施の形態による在圏判断システム320における在圏判断処理を示すフローチャートである。図24は、第3の実施の形態による無線通信装置330の受信電界強度RSSI送信処理を示すフローチャートである。図25は、第3の実施の形態によるコンピュータ300の在圏判断処理を示すフローチャートである。
図23に示すように、まず、無線通信装置330は、電波受信結果をコンピュータ300に送信する(S371)。例えば、送信される情報は、受信電界強度情報360である。S371の処理の詳細については、後述される。送信方法は、上記のように、通信網350を介して行われる。
コンピュータ300は、無線通信装置330から例えば受信電界強度情報360を受け付けると、在圏判断を行う(S372)。在圏判断は、例えば、第1の実施の形態または第2の実施の形態において説明した方法が採用される。ここでは、第1の実施の形態において説明した、二つの電波が異なる周波数で変調されている場合について説明される。
コンピュータ300は、S372での判断結果として、例えば結果情報362を無線通信装置330に送信する(S373)。無線通信装置330は、結果を受信し(S374)、受信した結果情報362に基づき、結果を出力する(S375)。
図24に示すように、S371において、無線通信装置330は、WLAN通信部43を起動する(S381)。WLAN通信部43は、例えば、無線LANのアクセスポイントから出力されるブロードキャスト信号などの電波を受信する。プロセッサ33は、WLAN通信部43のAPI41に、取得された電波のチャネルに関する情報を要求する(S382)。プロセッサ33は、検出された複数の電波のそれぞれのチャネル情報(例えば、チャネルch1)と、それぞれの電波の受信電界強度RSSI(例えば受信電界強度RSSI1)との組を取得する(S383)。無線通信装置330は、取得した電波のチャネル情報および受信電界強度RSSIの組を含む例えば、受信電界強度情報360を、コンピュータ300に送信する(S384)。無線通信装置330は、図23の処理に処理を戻す。
図25に示すように、コンピュータ300は、例えば受信電界強度情報360など、無線通信装置330からの情報により、チャネル情報と受信電界強度RSSIとの組を受け付ける(S391)。コンピュータ300は、受け付けたチャネル情報の中に、スポット情報106にあるチャネルの組合せがあるか否かを判定し、なければS391から処理を繰り返す(S392:NO)。
コンピュータ300は、スポット情報106のチャネルの組合せが受け付けたチャネル情報の中にある場合(S392:YES)、受信電界強度差ΔRSSIを算出する(S393)。コンピュータ300は、スポット情報106から閾値を読み込んでセットする(S394)。コンピュータ300は、算出した受信電界強度差ΔRSSIが、セットした閾値以下の場合(S395:YES)、無線通信装置330がスポットAに在圏していると判断する(S396)。コンピュータ300は、算出した受信電界強度差ΔRSSIが、セットした閾値より大きい場合(S395:NO)、無線通信装置330がスポットAには在圏していないと判断する(S396)。コンピュータ300は、例えば、結果情報362など、判断結果を無線通信装置330に送信する(S398)。
以上説明したように、第3の実施の形態による在圏判断システム320では、無線通信装置330が所定領域に在圏しているか否かを、コンピュータ300で判断する。判断方法は、第1の実施の形態と同様であるが、第2の実施の形態で説明したように、異なる信号で変調された電波を用いるようにしてもよい。
第3の実施の形態による在圏判断システム320によれば、第1の実施の形態、第2の実施の形態による在圏判断方法による効果に加え以下の効果がある。すなわち、無線通信装置330が判断を行う在圏判断プログラム、およびスポット情報を有していなくてよい。よって、無線通信装置330では、メモリおよびプロセッサへの負荷が少なくて済む。また、一般的に無線通信装置330より処理能力の高いコンピュータ300を用いた在圏判断処理を行うことにより、より迅速に在圏判断を行うことが可能になる。
(第3の実施の形態の変形例)
以下、第3の実施の形態の変形例について説明する。上記第1から第3の実施の形態と同様の構成および動作については、同一番号を付し、重複説明を省略する。本変形例は、第3の実施の形態による在圏判断システム320において、受信電界強度情報360に代えて受信電界強度差情報364を無線通信装置330からコンピュータ300に送信する例である。
図26は、第3の実施の形態の変形例による受信電界強度差情報364の一例を示す図である。図26に示すように、本変形例では、無線通信装置330は、受信電界強度RSSIではなく、受信電界強度差ΔRSSIを算出してコンピュータ300に送信する。コンピュータ300では、受信電界強度差情報364に含まれるチャネル情報をスポット情報106で参照し、対応する閾値を設定することで在圏判断を行う。
無線通信装置330は、3つ以上の電波が取得された場合、取得された受信電界強度RSSIから選択した全ての組合せの2つの電波の差分を受信電界強度差ΔRSSIとして算出するようにしてもよい。このとき無線通信装置330では、スポット情報106を有し、予めスポットに対応する受信電界強度RSSIの差分を算出してもよい。
以上のように、第3の実施の形態による変形例によれば、第3の実施の形態と同様に、第1の実施の形態、第2の実施の形態による在圏判断方法による効果に加え以下の効果がある。すなわち、無線通信装置330が判断を行う在圏判断プログラム、およびスポット情報を有していなくてよい。よって、無線通信装置330では、メモリおよびプロセッサへの負荷が少なくて済む。また、一般的に無線通信装置330より処理能力の高いコンピュータ300を用いた在圏判断処理を行うことにより、より迅速に在圏判断を行うことが可能になる。
以上のように、上記第1から第3の実施の形態および第3の実施の形態の変形例によれば、所定領域に向けられた複数の電波の、受信装置で受信した受信電界強度の差により、受信装置の在圏有無が判断される。すなわち、複数のアンテナからの電波が放射された所定領域における、受信装置の存在有無が判断される。このとき、アンテナは、高い指向性を有することが好ましい。上記在圏判断方法によれば、例えば、数十センチメートルから数メートルといった高い精度で、無線通信装置等の位置を検出することができる。しかも、2つの電波を用いて、受信電界強度RSSIが一定以上の急勾配で変化する領域を検出することができる。よって、遮蔽物の有無や、装置の性能などにかかわらず、正確に位置が検出される。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を採ることができる。例えば、電波の放射パターンは、図示した例には限定されない。また、所定領域19は、例えば人が在圏判断装置30などを持って移動する際に在圏判断装置30が存在する確率の高い位置に設定されるなど、変形は可能である。上記に説明したフローチャートの処理順は一例であり、説明した例に限定されない。
以上の第1から第3の実施の形態および第3の実施の形態の変形例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
所定領域に向けられた複数の電波のうち、受信装置で受信した2つの電波の受信電界強度の差に基づき、前記受信装置が前記所定領域に存在すると判断する判断部
を備えることを特徴とする在圏判断装置。
(付記2)
前記複数の電波は、前記所定領域からの距離が離れるに従って減衰する度合いが互いに異なる
ことを特徴とする付記1に記載の在圏判断装置。
(付記3)
前記複数の電波は、減衰や伝搬特性など性質の違いが無視できる程度に周波数が異なる2種類の電波である
ことを特徴とする付記1または付記2に記載の在圏判断装置。
(付記4)
前記複数の電波は、異なる信号で変調されている2種類の電波である
ことを特徴とする付記1から付記3のいずれか一項に記載の在圏判断装置。
(付記5)
前記複数の電波は、夫々円偏波された電波である
ことを特徴とする付記1から付記4のいずれか一項に記載の在圏判断装置。
(付記6)
在圏判断を行うコンピュータが、
所定領域に向けられた複数の電波のうち、受信装置で受信した2つの電波の受信電界強度の差が所定値以内の場合に、前記受信装置が前記所定領域に存在すると判断する
ことを特徴とする在圏判断方法。
(付記7)
前記複数の電波は、前記所定領域からの距離が離れるに従って減衰する度合いが互いに異なる
ことを特徴とする付記6に記載の在圏判断方法。
(付記8)
前記複数の電波は、減衰や伝搬特性など性質の違いが無視できる程度に周波数が異なる2種類の電波である
ことを特徴とする付記6または付記7に記載の在圏判断方法。
(付記9)
前記複数の電波は、異なる信号で変調されている2種類の電波である
ことを特徴とする付記6から付記8のいずれか一項に記載の在圏判断方法。
(付記10)
前記複数の電波は、夫々円偏波された電波である
ことを特徴とする付記6から付記9のいずれか一項に記載の在圏判断方法。
(付記11)
所定領域に向けられた複数の電波のうち、受信装置で受信した2つの電波の受信電界強度の差が所定値以内の場合に、前記受信装置が前記所定領域に存在すると判断する
処理をコンピュータに実行させる在圏判断プログラム。
(付記12)
前記複数の電波は、前記所定領域からの距離が離れるに従って減衰する度合いが互いに異なる
ことを特徴とする付記11に記載の在圏判断プログラム。
(付記13)
前記複数の電波は、減衰や伝搬特性など性質の違いが無視できる程度に周波数が異なる2種類の電波である
ことを特徴とする付記11または付記12に記載の在圏判断プログラム。
(付記14)
前記複数の電波は、異なる信号で変調されている2種類の電波である
ことを特徴とする付記11から付記13のいずれか一項に記載の在圏判断プログラム。
(付記15)
前記複数の電波は、夫々円偏波された電波である
ことを特徴とする付記11から付記14のいずれか一項に記載の在圏判断プログラム。
11 アンテナ
13 放射パターン
10 在圏判断装置
15 アンテナ
17 放射パターン
19 所定領域
30 在圏判断装置
33 プロセッサ
34 判断部
35 メモリ
37 在圏判断プログラム
39 データベース
41 API
43 WLAN通信部
45 アンテナ
47 表示部
50 ユーザ
52 移動方向
55 送信機
57 放射パターン
52 プロセッサ
60 送信機
70 アンテナの利得特性
72 放射パターン
80 受信電界強度変化例
82 受信電界強度
84 閾値
86 遮蔽時受信電界強度
92 受信電界強度
94 遮蔽時受信電界強度
96 受信電界強度差
98 遮蔽時受信電界強度差
102 アクセスポイント
104 アクセスポイント
106 スポット情報
108 パッチ
109 電波

Claims (6)

  1. 所定領域に向けられた複数の電波である、減衰や伝搬特性など性質の違いが無視できる程度に周波数が異なる2種類の電波のうち、受信装置で受信した、第1のアンテナから放射された電波と、前記第1のアンテナと同一地点に設置されており前記第1のアンテナとは異なる放射パターンを有する第2のアンテナから放射された電波との2つの電波の受信電界強度の差に基づき、前記受信装置が前記所定領域に存在するか否かを判断する判断部、
    を備えることを特徴とする在圏判断装置。
  2. 前記複数の電波は、前記所定領域からの距離が離れるに従って減衰する度合いが互いに異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の在圏判断装置。
  3. 前記複数の電波は、異なる信号で変調されている2種類の電波である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の在圏判断装置。
  4. 前記複数の電波は、夫々円偏波された電波である
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の在圏判断装置。
  5. 在圏判断を行うコンピュータが、
    所定領域に向けられた複数の電波である、減衰や伝搬特性など性質の違いが無視できる程度に周波数が異なる2種類の電波のうち、受信装置で受信した、第1のアンテナから放射された電波と、前記第1のアンテナと同一地点に設置されており前記第1のアンテナとは異なる放射パターンを有する第2のアンテナから放射された電波との2つの電波の受信電界強度の差が所定値以内の場合に、前記受信装置が前記所定領域に存在すると判断する
    ことを特徴とする在圏判断方法。
  6. 所定領域に向けられた複数の電波である、減衰や伝搬特性など性質の違いが無視できる程度に周波数が異なる2種類の電波のうち、受信装置で受信した、第1のアンテナから放射された電波と、前記第1のアンテナと同一地点に設置されており前記第1のアンテナとは異なる放射パターンを有する第2のアンテナから放射された電波との2つの電波の受信電界強度の差が所定値以内の場合に、前記受信装置が前記所定領域に存在すると判断する
    処理をコンピュータに実行させる在圏判断プログラム。
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