JP6561295B2 - ダイアフラムポンプ - Google Patents
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Description
ここで、前記「従動回転体に対し軸方向の一方側から凹凸状に嵌り合って」という構成には、従動回転体の周囲に駆動回転体が環状に嵌り合った態様や、一端側を開口した中空状の従動回転体に対し、その他端側から駆動回転体を挿入した態様等を含む。
また、前記傾斜長孔は、貫通孔とすることが好ましいが、有底の孔とすることも可能である。
前記構成によれば、駆動回転体を回転させると、前記突起が傾斜長孔に沿って一方向へ移動し、駆動回転体が180度回転したところで、前記突起が前記一方向に対する逆方向へ移動する。したがって、駆動回転体の回転を継続すれば、従動回転体が回転運動しながら軸方向へ往復動し、この往復動によってダイアフラムも往復動し、ポンプ室の容積が変動して流体が搬送される。
よって、駆動回転体の軸方向にダイアフラムを往復動させることができ、振動及び摺動抵抗等が小さく、動力伝達効率も良好である。
また、回転駆動源10のケーシングの前端には、従動回転体30の周囲を覆うようにケース12が固定される。
なお、回転駆動源10の他例としては、ブラシモータや、その他の電動モータ、エアーモータ、油圧モータ、手動回転機構等とすることも可能である。
この駆動ピン21は、ホルダ22に対し不動に固定されている。したがって、この駆動ピン21は、駆動ピン21に相対し、この駆動ピン21の軸芯方向へ移動せず、且つ該駆動ピン21の軸芯を中心にして回転することもない。
この従動回転体30は、前述したケース12に支持されることで、駆動回転体20に対し所定の偏心量s(図3参照)だけ偏心して平行しており、この偏心位置で自在に回転する。
この偏心量sは、従動回転体30の往復動のストロークに応じて適宜に設定される。すなわち、従動回転体30の往復動のストロークを大きくする場合には前記偏心量sが大きめに設定され、従動回転体30の往復動のストロークを小さくする場合には前記偏心量sが小さめに設定される。
各傾斜長孔31(32)は、従動回転体30の周方向に対し、所定の角度αだけ傾斜し、この傾斜方向へ延設される(図4及び図6参照)。そして、この傾斜長孔31(32)は、従動回転体30の周壁を径方向へ貫通するとともに、従動回転体30の後端まで延びて後方へ開口している。この開口は、当該ダイアフラムポンプ1の製造時において、駆動回転体20の突起21a,21aを傾斜長孔31,32に嵌め合せる作業を容易にする。
なお、傾斜長孔31(32)は、突起21aに嵌り合うようにすれば、従動回転体30の周壁を貫通しない有底孔とすることも可能である。
すなわち、一方の傾斜長孔31は、従動回転体30の周方向の一方(例えば、反時計方向)へ傾くようにして斜め後方へ延びている(図4(a)参照)。他方の傾斜長孔32は、同従動回転体30の周方向の他方(例えば、時計方向)へ傾くようにして後方へ延びている(図5(e)参照)。
従動回転体30の周方向に対する各傾斜長孔31(32)の傾斜角度αは、0度よりも大きく、90度よりも小さい範囲内に設定される。
そして、軸受33には、ポンプ部40へ往復動を伝達する往復動伝達部材50が設けられる。
軸受33は、本実施の形態の好ましい一例によれば、ボールベアリングを用いており、その外輪を従動回転体30の内周面に嵌合するとともに、外輪に対し回転自在な内輪に、往復動伝達部材50を嵌合している。
なお、軸受33の他例としては、滑り軸受けや、ころ軸受等、他の構造の軸受としてもよい。
詳細に説明すれば、往復動伝達部材50は、従動回転体30の中心側の軸受33に回転自在に嵌め合せられた軸部51と、この軸部51からダイアフラム42側へ突出してダイアフラム42に接続された接続部52とから一体に構成される。
軸部51は、円柱状の部材であり、軸受33の内輪の中心部に挿入され固定される。この軸部51の前端側は、ダイアフラム42に貫通されている。
接続部52は、軸部51よりも外径の大きい円板状に形成され、ダイアフラム42よりも前側でポンプ室S1内に位置する。
この接続部52の後ろ側には、ダイアフラム42を間に挟むようにして環状のスペーサ53が設けられる。このスペーサ53は、軸受33の内輪に当接するとともに、前端部によりダイアフラム42の後端面を受けている。
このポンプケース41の前端壁には、吸込孔41a及び吐出孔41bが設けられる。
そして、この入出口部材43の前端側には、弁室S2に連通するように、吸入口43a及び吐出口43bが設けられる。
吸入弁44は、弁室S2内で吸入口43aを閉鎖しており、ポンプ室S1側へ撓むことが可能である。
吐出弁45は、弁室S2内で吐出孔41bを閉鎖しており、吐出口43b側へ撓むことが可能である。
なお、吸入弁44及び吐出弁45は、図示例によれば一体の部材としているが、それぞれが別体の部材とすることも可能である。
図4及び図5の(a)〜(f)は、上記構成のダイアフラムポンプ1からポンプ部40を省いた内部構造であり、駆動回転体20を回転させた状態を順次に示している。
なお、以下の説明では、便宜上、突起21a,21aが傾斜長孔31,32に沿って移動するものとして説明するが、突起21a,21aの動きと傾斜長孔31,32の動きは相対的な関係にあり、図示例では、前後方向へ移動しない突起21a,21aに沿って、傾斜長孔31,32が移動する。
すなわち、駆動回転体20を回転させると、突起21a,21aが、駆動回転体20と従動回転体30との偏心量sを維持しようとする方向へ、傾斜長孔31,32内を滑る。
したがって、突起21a,21aに相対し、従動回転体30は、回転しながら軸方向の後方へ移動することになる。
よって、回転駆動源10による駆動回転体20の回転が継続すると、従動回転体30は、回転運動するとともに、回転量が180度を超える毎に進退方向を変換させる往復運動を繰り返す。
そして、往復動伝達部材50の往復運動に伴って、ダイアフラム42がその中央部側を弾性的に撓ませるようにして、前後に往復運動する。このため、ポンプ室S1内の容積が変動する。
また、前記変動により、ポンプ室S1内の容積が小さくなった際には、吸入弁44が閉鎖するとともに吐出弁45が開放して、ポンプ室S1内の流体が、吐出口43bを介して外部へ吐出される。
より具体的に説明すれば、この態様では、駆動ピン21を、この駆動ピン21の軸芯を中心にして回転自在であって且つ該駆動ピン21の軸芯方向へは移動しないように、ホルダ22に嵌め合せる。
駆動ピン21を回転自在にする手段は、例えば、駆動ピン21とホルダ22との間にボールベアリング等の軸受部材を介在し、この軸受部材によって駆動ピン21を回転自在にした態様や、ホルダ22の貫通孔22a内面に摺接して駆動ピン21が回転する態様等とすればよい。
駆動ピン21を軸芯方向へ移動不能にする手段は、例えば、駆動ピン21の外周面に環状凸部を設け、この環状凸部を、ホルダ22に係合させて、駆動ピン21が軸芯方向へ移動しないようにすればよい。
よって、前記態様によれば、突起21a,21a(駆動ピン21)が回転するため、従動回転体30の傾斜長孔31,32との摩擦抵抗を軽減することができ、その結果として、傾斜長孔31,32内における突起21a,21aの移動をスムーズにすることができる。
さらに、上記実施例のダイアフラムポンプ1からポンプ部40、往復動伝達部材50及び軸受33等を省けば、従動回転体30を回転させながら往復動させる回転往復動装置を構成することが可能である。
これら往復動装置及び回転往復動装置は、ロボットや医療機械等、あらゆる産業機器のアクチュエータとして有効に利用することができる。
10:回転駆動源
20:駆動回転体
21:駆動ピン
22:ホルダ
21a:突起
30:従動回転体
31,32:傾斜長孔
40:ポンプ部
41:ポンプケース
42:ダイアフラム
50:往復動伝達部材
51:軸部
52:接続部
Claims (4)
- 回転運動しながら軸方向へ往復動するように支持された従動回転体と、前記従動回転体に対し軸方向の一方側から凹凸状に嵌り合って回転力を伝達する駆動回転体と、ダイアフラムの往復動によりポンプ室の容積を変動させて流体を搬送するポンプ部とを備えたダイアフラムポンプであって、
前記従動回転体を前記駆動回転体に対し偏心した位置で平行するように配置し、前記凹凸状に嵌り合う部分において前記従動回転体と前記駆動回転体とのうちの一方の回転体に径方向へ延びる突起を設け、他方の回転体には前記突起に嵌り合うとともに軸方向に対し傾斜して延びる傾斜長孔を設け、前記駆動回転体を回転させることにより前記突起が前記傾斜長孔に沿って往復動し、該往復動に伴って前記従動回転体が回転運動しながら軸方向へ往復動するようにし、
前記従動回転体の前記回転運動と前記往復動とのうち、前記往復動のみを前記ダイアフラムに伝達して、前記ダイアフラムを往復動させるようにしたことを特徴とするダイアフラムポンプ。 - 前記従動回転体に対し回転自在であって且つ前記従動回転体と共に往復動する往復動伝達部材が、前記ダイアフラムの中央寄りに接続されていることを特徴とする請求項1記載のダイアフラムポンプ。
- 前記往復動伝達部材は、前記従動回転体の中心側に回転自在に嵌め合せられた軸部と、前記軸部からダイアフラム側へ突出して前記ダイアフラムに接続された接続部とから一体に構成されていることを特徴とする請求項2記載のダイアフラムポンプ。
- 前記突起は、該突起の軸心を中心にして回転するように設けられていることを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載のダイアフラムポンプ。
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