JP6560961B2 - オーガ併用パイル圧入機 - Google Patents

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Description

本発明は、アースオーガを併用して地盤にパイルを圧入するオーガ併用パイル圧入機に関する。
特許文献1にも記載されるように、地盤にパイル(矢板)を圧入しつつこれに沿ってアースオーガを掘進させて行くオーガ併用パイル圧入機が知られている。かかるオーガ併用パイル圧入機にあっては、アースオーガの掘進でパイルの圧入が容易化されるので、パイルの圧入、すなわち油圧による静荷重の負荷によるパイルの建て込みを比較的硬質の地盤についても行うことができ、有利である。
オーガ併用パイル圧入機には、パイルと、アースオーガのケーシングとを把持するチャックが設けられている。
特許文献1(同文献図1)には、ケーシングの円管部の外周に、チャックによって挟持される凸部(円管部の軸方向に延設)と、固定部(円管部の軸方向に延設)とが形成されており、同凸部をチャックに設けられたケーシングチャックで挟持する一方、同固定部とこれに対向するパイルチャックシリンダとでパイルを挟持する構成が記載されている。パイルとケーシングとを把持したチャックをマストに支持されたメインシリンダによって下降させることで、パイルを地盤に圧入していく。その際、ケーシング内のオーガスクリューを回転させ、その先端部のオーガヘッドで地盤を掘削し、その土砂をケーシング内を通してケーシングの側部に開口する排出口から排出する。ケーシングチャックによる把持と、パイルチャックシリンダによる把持を解除し、メインシリンダによってチャックを上昇させてパイル及びケーシングを掴み直し、さらに圧入を繰り返す。
パイルは、水平断面視で中央のウエブ部と、ウエブ部の両端からウエブ部存在面の片側に延びるフランジ部とを備えるU形鋼矢板や、さらに各フランジ部からウエブ部と略平行な外側方向に延びる腕部を備えるハット型鋼矢板などのU形断面構造を備えたものが適用される。チャックは、上記固定部とこれに対向するパイルチャックシリンダとでウエブ部を挟持し、ケーシングの円管部の一部をU形断面構造の内部に侵入させた配置でパイルとケーシングとを把持する。
水平断面視でパイルの両側端には、継手部が形成されており、オーガ併用パイル圧入機は、地盤に新規パイルを圧入する際に、隣接する先行して圧入した既設パイルの継手にチャックで把持した新規パイルの継手を繋ぎ圧入することで、パイルによる連続壁を構築する。その隣接する既設パイルを、同圧入機のサドル下部に設けられたクランプで把持することで圧入する際の反力がとられる。
チャックで把持されて圧入される新規パイルに隣接する一つ前の既設パイルを同圧入機のクランプで把持せず、2つ前の既設パイルを把持する場合には、圧入時に生じるモーメントが高まり同圧入機が後傾するという問題、一つ前の既設パイルが新規パイルとともに下がってしまうという問題が知られている。
継手ピッチの異なるパイルが利用されている。U形鋼矢板では、継手ピッチが400mm、500mm、600mmのものが利用されている。
特開2000−64284号公報
以上の従来技術にあっては、異なる継手ピッチのパイルに対し、継手ピッチの差がある程度小さい範囲ではチャックを共用するは可能である。
継手ピッチの差が所定以上に大きいパイルに対しては、チャックを換装することで対応する必要が生じる。継手ピッチの差が大きいと、比較的狭い継手ピッチのパイルを把持する場合に、チャックがサドルに干渉するため、上述した一つ前の既設パイルをクランプで把持した状態において、同既設パイルの上端と同じレベルまで新規パイルを圧入することができないからである。
具体的には、パイル及びケーシングを通す開口を有したチャック本体とともに、チャック本体に装備された上述のケーシングチャック及びパイルチャックシリンダを交換する必要が生じる。さらには、ケーシングチャックをチャック本体に対して上下動させるシリンダなどの付属物、上述のメインシリンダにより上下動可能に支持され、チャック本体を軸回りに回動自在に支持するチャックフレームを交換する必要が生じる。
また、同一のチャックを共用する場合に、比較的狭い継手ピッチのパイルに対応してケーシングも比較的小径のものを適用すると、比較的広い継手ピッチのパイルの場合に比較して、上述の固定部の先端位置がケーシングチャック側に寄ってしまい。パイルチャックシリンダの突出量を大きくする必要が生じる。パイルチャックシリンダの突出量を大きくするには、それだけパイルチャックシリンダのストロークを長くしなければならず、ストロークを長くするためにシリンダ、ピストンを長くしなければならないから、チャックの大型化につながるという問題もある。
ケーシングチャックによって把持される凸部及び固定部の位置を共通化し、継手ピッチの円管部の径のみを変えれば、固定部の先端位置が変わることはない。
しかし、比較的狭い継手ピッチのパイルのときに、同凸部及び固定部を含めたケーシングが不要に大きくなり、オーガ併用圧入工法を効率的に行うことができないという問題が生じる。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、アースオーガを併用して地盤にパイルを圧入するオーガ併用パイル圧入機において、パイル及びケーシングを把持するチャックの本体及びチャックフレームを交換することなく、より継手ピッチの差が大きい複数種のパイルに対してそれぞれオーガ併用圧入工法を効率的に施工可能にすることを課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、サドルと、
前記サドルの下部に設けられ、地盤に圧入された既設パイルの上端部を把持するクランプと、
前記サドルの上部に前後動可能に設けられたスライドベースと、
前記スライドベース上に立設されたマストと、
メインシリンダと、
前記メインシリンダを介してマストに支持されたチャックと、
アースオーガと、を備え、
パイル及び前記アースオーガのケーシングを前記チャックで把持して前記アースオーガを駆動しつつ前記パイルを地盤に圧入するオーガ併用パイル圧入機であって、
前記ケーシングの円管部の外周に、凸部と、固定部とが形成され、
前記チャックは、チャック本体と、前記チャック本体に装備されたるケーシングチャック及びパイルチャックシリンダとを有し、前記固定部を前記パイルのウエブ部内面に突き合せ前記パイルのU形断面構造の内部に前記円管部の少なくとも一部を配置した態様で、前記パイル及び前記ケーシングを前記チャック本体に挿通させるとともに、前記ケーシングチャックにより前記凸部を挟持し、前記固定部と前記パイルチャックシリンダの伸縮により進退する可動爪とで前記ウエブ部を挟持し、
前記ケーシングとして、比較的広い継手ピッチの大形パイルに適用される大径ケーシングと、比較的狭い継手ピッチの小形パイルに適用される小径ケーシングと有して、それぞれ前記チャックにより把持可能にされ、
共通のチャック本体で、前記小形パイルと前記大径ケーシングとの組合せでは、前記クランプで把持した既設パイルの側部に継いだ新規パイルを前記チャックにより把持しつつ当該既設パイルと同レベルまで圧入することは不可である一方、前記ケーシングの中心軸からの前記ウエブ部のオフセット量が、前記大形パイルと前記大径ケーシングとの組合せに対して、前記小形パイルと前記小径ケーシングとの組合せの方が大きく確保可能にされ、当該両組合せのいずれでも、前記クランプで把持した既設パイルの側部に継いだ新規パイルを前記チャックにより把持しつつ当該既設パイルと同レベルまで圧入可能にされたことを特徴とするオーガ併用パイル圧入機である。
請求項2記載の発明は、サドルと、
前記サドルの下部に設けられ、地盤に圧入された既設パイルの上端部を把持するクランプと、
前記サドルの上部に前後動可能に設けられたスライドベースと、
前記スライドベース上に立設されたマストと、
メインシリンダと、
前記メインシリンダを介してマストに支持されたチャックと、
アースオーガと、を備え、
パイル及び前記アースオーガのケーシングを前記チャックで把持して前記アースオーガを駆動しつつ前記パイルを地盤に圧入するオーガ併用パイル圧入機であって、
前記ケーシングの円管部の外周に、凸部と、固定部とが形成され、
前記チャックは、チャック本体と、前記チャック本体に装備されたるケーシングチャック及びパイルチャックシリンダとを有し、前記固定部を前記パイルのウエブ部内面に突き合せ前記パイルのU形断面構造の内部に前記円管部の少なくとも一部を配置した態様で、前記パイル及び前記ケーシングを前記チャック本体に挿通させるとともに、前記ケーシングチャックにより前記凸部を挟持し、前記固定部と前記パイルチャックシリンダの伸縮により進退する可動爪とで前記ウエブ部を挟持し、
前記ケーシングとして、比較的広い継手ピッチの大形パイルに適用される大径ケーシングと、比較的狭い継手ピッチの小形パイルに適用される小径ケーシングと有して、それぞれ前記チャックにより把持可能にされ、
共通のチャック本体で、前記クランプで把持した既設パイルの側部に継いだ新規パイルを前記チャックにより把持しつつ一方向に当該既設パイルのウエブ部と当該新規パイルのウエブ部とを配置して当該既設パイルと同レベルまで圧入した位置において、前記大径ケーシングの前記固定部の前記サドルに対する遠位端から前記チャック本体の前記サドルに対する近位端までの距離と、前記クランプのクランプ幅の前記チャックに対する遠位端から前記サドルの前記チャックに対する近位端までの距離との合計が、前記小形パイルの継手ピッチにそのウエブ部の幅を加えた長さを超え、前記大形パイルの継手ピッチにそのウエブ部の幅を加えた長さ以内である一方、前記小径ケーシングの固定部の前記サドルに対する遠位端から前記チャック本体の前記サドルに対する近位端までの距離と、前記クランプのクランプ幅の前記チャックに対する遠位端から前記サドルの前記チャックに対する近位端までの距離との合計が、前記大形パイルの継手ピッチにそのウエブ部の幅を加えた長さ以内であるとともに前記小形パイルの継手ピッチにそのウエブ部の幅を加えた長さ以内である請求項1に記載のオーガ併用パイル圧入機である。
請求項3記載の発明は、前記大径ケーシング及びと前記小径ケーシングのいずれについても、一対の前記凸部が、前記ケーシングチャックに変更が加えられることなく前記ケーシングチャックによって把持できる範囲に形成されていることによって、前記ケーシングチャックは共用可能である請求項1又は請求項2に記載のオーガ併用パイル圧入機である。
請求項4記載の発明は、前記ケーシングチャックは、前記凸部の一側面を規制するガイドと、逆の側面を押圧するシリンダとを有し、
前記大径ケーシング及びと前記小径ケーシングのいずれについても、一対の前記凸部を、前記ガイドの位置が変更されることで前記ケーシングチャックによって把持できる範囲にすることができることによって、前記ケーシングチャックは共用可能である請求項1又は請求項2に記載のオーガ併用パイル圧入機である。
請求項5記載の発明は、前記ケーシングチャックは、前記凸部の一側面を規制するガイドと、逆の側面を押圧するシリンダとを有し、
前記大径ケーシング及びと前記小径ケーシングのいずれについても、一対の前記凸部を、前記ガイドが異なるものに変更されることで前記ケーシングチャックによって把持できる範囲にすることができることによって、前記ケーシングチャックは共用可能である請求項1又は請求項2に記載のオーガ併用パイル圧入機である。
請求項6記載の発明は、前記チャックにより把持されたときの前記小径ケーシングの前記固定部の先端位置が、前記チャックにより把持されたときの前記大径ケーシングの前記固定部の先端位置より、前記ケーシングチャック側にオフセットする請求項1から請求項5のうちいずれか一に記載のオーガ併用パイル圧入機である。
請求項7記載の発明は、前記パイルチャックシリンダは、前記大径ケーシング用の可動爪と、前記小径ケーシング用の可動爪とに変更可能にされ、前記パイルチャックシリンダの同一伸縮量において、前記小径ケーシング用の可動爪の先端位置が前記大径ケーシング用の可動爪の先端位置より、前記ケーシングチャック側にオフセットすることにより、前記パイルチャックシリンダは共用可能である請求項6に記載のオーガ併用パイル圧入機である。
本発明によれば、大形パイル用の大径ケーシングに組み合わせると、クランプで把持した既設パイルの側部に継いだ新規パイルをチャックにより把持しつつ当該既設パイルと同レベルまで圧入することは不可である程に、大形パイルとの継手ピッチに差がある小形パイルも、それに適合した小径ケーシングを適用することでチャックにより把持しつつ当該既設パイルと同レベルまで圧入することが可能である。
そのために、大径ケーシング及び小径ケーシングの双方を把持可能なチャックが構成されており、チャック本体等及びチャックフレームを交換することなく、より継手ピッチの差が大きい複数種のパイルに対してそれぞれオーガ併用圧入工法を効率的に施工することができる。
本発明の一実施形態に係るオーガ併用パイル圧入機の側面図(a)及び把持状態水平面見取り図(b)で、継手ピッチが600mmのU形鋼矢板及び大径ケーシングが適用される場合を示す。 本発明の一実施形態に係るチャックの把持状態水平面見取り図で、継手ピッチが600mmのU形鋼矢板及び大径ケーシングが適用される場合を示す。 本発明の一実施形態に係るオーガ併用パイル圧入機の側面図(a)及び把持状態水平面見取り図(b)で、継手ピッチが500mmのU形鋼矢板及び大径ケーシングが適用される場合を示す。 本発明の一実施形態に係るオーガ併用パイル圧入機の側面図(a)及び把持状態水平面見取り図(b)で、継手ピッチが400mmのU形鋼矢板及び大径ケーシングが適用される場合を示す。 本発明の一実施形態に係るオーガ併用パイル圧入機の側面図(a)及び把持状態水平面見取り図(b)で、継手ピッチが400mmのU形鋼矢板及び小径ケーシングが適用される場合を示す。 本発明の一実施形態に係るチャックの把持状態水平面見取り図で、継手ピッチが400mmのU形鋼矢板及び小径ケーシングが適用される場合を示す。 本発明の一実施形態に係るチャックの把持状態水平面見取り図で、継手ピッチが600mmのU形鋼矢板及び小径ケーシングが適用される場合を示す。 本発明の一実施形態に係るチャックの把持状態水平面見取り図で、継手ピッチが600mmのU形鋼矢板及び小径ケーシングが適用される場合を示す。
以下に本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
図1、図2に示すように本実施形態のオーガ併用パイル圧入機1は、サドル10と、サドル10の下部に設けられ、地盤に圧入された既設パイルの上端部を把持するクランプ11,12,13,14と、サドル10の上部に前後動可能に設けられたスライドベース15と、スライドベース15上に旋回可能に立設されたマスト16と、メインシリンダ17と、メインシリンダ17及びチャックフレーム18を介してマスト16に支持されたチャック20と、アースオーガ30と、を備える。
オーガ併用パイル圧入機1は、パイルP(PL,PM,PS)及びアースオーガ30のケーシング31(31L,31S)をチャック20で把持してアースオーガ30及びメインシリンダ17を駆動しつつパイルPを地盤に圧入する。
アースオーガ30は、従来技術と同様にケーシング31の上端に固定される駆動部32と、ケーシング31に挿通配置され駆動部32によって回転駆動されるオーガスクリュ(不図示)と、ケーシング31下端から延出したオーガスクリューの先端に固定されたオーガヘッド(不図示)とを有する。
メインシリンダ17は、チャック20を昇降駆動する。
チャックフレーム18は、チャック本体21をケーシング挿通方向の軸回りに回動自在に支持する。
クランプ11,12,13,14は、オーガ併用パイル圧入機1の前後方向Aに並んで4つ設けられており、それぞれが左右方向に移動可能である。
ケーシング31の円管部31aの外周に、凸部31bと、固定部31cとが形成されている。ケーシング31は、円管部31aの外周に固定部31cと、一対の凸部31b,31bとを有する。固定部31cは円管部31aの径方向に突出し、その先端面は同径方向に垂直で円管部31aの軸方向に平行にされ、一対の凸部31b,31bは、固定部31cの中心と円管部31aの中心を通る直線に垂直に交わる直線に沿って互いに逆方向で同一直線上で突出する。但し、2つの凸部31b,31bをそれぞれ円管部31aの径方向に突出するように形成して実施することは可能である。ケーシング31の断面は、固定部31cの中心と円管部31aの中心を通る直線について線対称である。円管部31a、一対の凸部31b,31b及び固定部31cが、ケーシング31の一端から逆端まで連続している。
図2等に示すようにチャック20は、チャック本体21と、チャック本体21に装備されたるケーシングチャック22,22及びパイルチャックシリンダ23とを有する。ケーシングチャック22,22は、2つの凸部31b,31bに対応して2つ設けられている。ケーシングチャック22は、凸部31bの一側面31b1を規制するガイド22aと、逆の側面31b2を押圧するケーシングチャックシリンダ22bとを有する。ガイド22aによって規制される一側面31b1は、固定部31cやパイルP側である。すなわち、ガイド22aとケーシングチャックシリンダ22bとによる挟持方向は、凸部31bの突出方向に垂直に配置され、凸部31bの突出方向に合わせて配置される。
パイルチャックシリンダ23はチャック本体21に固定され、ケーシングチャック22のケーシングチャックシリンダ22bはケーシングチャック上下シリンダ24を介してチャック本体21に連結されている。図2においてパイルチャックシリンダ23の伸縮軸中心線はチャック本体21の中心を通り、2つのケーシングチャック22,22はパイルチャックシリンダ23の伸縮軸中心線に対して線対称な配置で一定している。
オーガ併用パイル圧入機1は、固定部31cをパイルPのウエブ部P1内面に突き合せパイルPのU形断面構造の内部に円管部31aの少なくとも一部を配置した態様で、パイルP及びケーシング31をチャック本体21に挿通させる。
その挿通させた状態でオーガ併用パイル圧入機1は、ケーシングチャック22により凸部31b,31bを挟持するとともに、固定部31cとパイルチャックシリンダ23の伸縮により進退する可動爪23aとでウエブ部P1を挟持する。
なお、オーガ併用パイル圧入機1は、ケーシングチャック22をチャック本体21に対して上下動させるケーシングチャック上下シリンダ24を有している。そのため、チャック本体21の位置を変えずに、ケーシング31の上下位置を変更可能である。パイルチャックシリンダ23は、チャック本体21の下端部に設けられており、ケーシングチャック22はそれより上方に配置される。
パイルPは、図1(b)等に示す水平断面視で中央のウエブ部P1と、ウエブ部P1の両端からウエブ部存在面の片側に延びるフランジ部P2,P2と、両側端の継手部P3,P3を備えるU形鋼矢板であって、継手ピッチが400mm、500mm、600mmの3種のU形鋼矢板が適用される。クランプ11は既設パイルP11のウエブ部P1を把持する。ケーシングとして、比較的広い継手ピッチの大形パイルとして継手ピッチが600mmのパイルPL及び500mmのパイルPMに適用される大径ケーシング31Lと、比較的狭い継手ピッチの小形パイルPS(継手ピッチが400mm)に適用される小径ケーシング31Sと有する。以下、600mmのパイルPLを大形パイル、500mmのパイルPMを中型大形パイルと呼ぶ。チャック20のケーシングチャック22,22により、大径ケーシング31L及び小径ケーシング31Sのそれぞれを把持可能である。
大径ケーシング31L及び小径ケーシング31Sのそれぞれを把持可能にする実施形態として以下の3つを挙げる。
一つには、大径ケーシング31L及びと小径ケーシング31Sについて、一対の凸部31b,31bが同一形状の同一配置に共通化されているか、図2に示す先端間距離W等に差があってもケーシングチャック22,22によって把持できる範囲にされている構成である。一対の凸部31b,31bの先端間距離Wに差があっても、ガイド22aと、ケーシングチャックシリンダ22bとにより把持範囲に各凸部31b,31bが収まり、本オーガ併用パイル圧入機1によりオーガ併用圧入工法を施工するために必要な把持力が得られればよい。また、凸部31bの厚みに差があってもケーシングチャック22によって把持できる範囲にされていればよい。
すなわち、大径ケーシング31L及びと小径ケーシング31Sのいずれについても、一対の凸部31b,31bが、ケーシングチャック22,22に変更が加えられることなくケーシングチャック22,22によって把持できる範囲に形成されている構成とする。これによって、ケーシングチャック22,22は、変更が加えられることなく共用可能、すなわち、大径ケーシング31L及びと小径ケーシング31Sのいずれを適用しても、本オーガ併用パイル圧入機1によりオーガ併用圧入工法を施工可能である。
他の実施形態としては、図2に示す一対の凸部31b,31bの先端間距離Wに合わせて、ガイド22aの位置が変更される構成や、ガイド22aが異なるものに変更される構成である。例えば、図2に示すようにガイド22a,22aがボルト22cで締結固定される構造とする。ボルト22cを挿通する孔を長孔にしておき、先端間距離Wに合わせてガイド22aの位置を変更して固定するか、先端間距離Wに適合した別のガイド22aに交換する。前者の場合は、ケーシングチャック22は、交換部品なく共用可能であり、後者の場合は、ケーシングチャック22は、ガイド22a以外の交換部品なく共用可能である。
さて、図1及び図2は、大形パイルPLと大径ケーシング31Lとの組合せを図3は、中型大形パイルPMと大径ケーシング31Lとの組合せを示す。
いずれの組み合わせも、クランプ11で把持した既設パイルP11の側部に継手部P3を介して継いだ新規パイルPをチャック20により把持しつつ当該既設パイルP11と同レベルまで圧入可能である。
図1、図3、図4及び図5に示す位置は、クランプ11で把持した既設パイルP11の側部に継手部P3を介して継いだ新規パイルPをチャック20により把持しつつ一方向Aに当該既設パイルP11のウエブ部P1と当該新規パイルPのウエブ部P1とを配置して当該既設パイルP11と同レベルまで圧入した位置である。
図1及び図3に示すようにこの位置において、大径ケーシング31Lの固定部31cの前端からチャック本体21の後端までの距離(La)とクランプ11のクランプ幅の後端からサドル10の前端までの距離(Lb)の合計が最小間隔距離である。
最小間隔距離(La+Lb)が、大形パイルPLの継手ピッチ(600mm)にそのウエブ部P1の幅(掴みしろ)を加えた長さ(LPL)以内であるため、大形パイルPLの上記レベルまでの圧入が可能である。
また、最小間隔距離(La+Lb)が、中型大形パイルPMの継手ピッチ(500mm)にそのウエブ部P1の幅(掴みしろ)を加えた長さ(LPM)以内であるため、中型大形パイルPMの上記レベルまでの圧入が可能である。
しかし、最小間隔距離(La+Lb)は、小形パイルPSの継手ピッチ(400mm)にそのウエブ部P1の幅(掴みしろ)を加えた長さ(LPS)を超えるため、図4に示すように大径ケーシング31Lを用いた小形パイルPSの上記レベルまでの圧入が不可である。同圧入工程でチャック20がサドル10に干渉するためである。図4では、チャック20がサドル10に干渉しており、実用上配置できない位置にチャック20を図示している。すなわち、大径ケーシング31Lの固定部31cとクランプ11との距離を、実用上配置可能な最小間隔距離(La+Lb)よりも短くして配置している。
したがって、この形態で圧入することはできない。すなわち、小形パイルPSと大径ケーシング31Lとの組合せでは、クランプ11で把持した既設パイルP11の側部に継いだ新規パイルPをチャック20により把持しつつ当該既設パイルP11と同レベルまで圧入することは不可である。又は、小形パイルPSのウエブ部P1の幅(掴みしろ)では、そもそもチャック20による把持は不可であり、その結果、圧入が不可であってもよい。
そこで、図5及び図6に示すように、小径ケーシング31Sを小形パイルPSに組み合わせる。
この場合、小径ケーシング31Sの固定部31cの前端からチャック本体21の後端までの距離(Lc)とクランプ11のクランプ幅の後端からサドル10の前端までの距離(Lb)の合計が最小間隔距離である。
最小間隔距離(Lc+Lb)が、小形パイルPSの継手ピッチ(400mm)にそのウエブ部P1の幅(掴みしろ)を加えた長さ(LPS)以内であるため、小形パイルPSの上記レベルまでの圧入が可能である。
大径ケーシング31Lの固定部31cの幅より小径ケーシング31Sの固定部31cの幅が狭く形成されている。これにより、(La+Lb)>(Lc+Lb)であり、図6に示すようにケーシング31の中心軸(円管部31aの中心軸)からのウエブ部P1のオフセット量T1が、大形パイルPLと大径ケーシング31Lとの組合せに対して、小形パイルPSと小径ケーシング31Sとの組合せの方が大きく確保可能にされている。このオフセット量T1をとることで、チャック20で把持した小形パイルPSの継手部P3がクランプ11で把持した既設パイルP11の継手部P3に連結可能である。
もちろん、最小間隔距離(Lc+Lb)は、大形パイルPLの継手ピッチ(600mm)にそのウエブ部P1の幅(掴みしろ)を加えた長さ(LPL)以内であるため、図7、図8に示すように小径ケーシング31Sを用いて大形パイルPLの上記レベルまでの圧入が可能である。なお、中型大形パイルPMについても同様に可能である。
以上まとめると、大形パイルPLと大径ケーシング31Lとの組合せ、中型大形パイルPMと大径ケーシング31Lとの組合せ、大形パイルPLと小径ケーシング31Sとの組合せ、中型大形パイルPMと小径ケーシング31Sとの組合せ、小形パイルPSと小径ケーシング31Sとの組合せのいずれでも、クランプ11で把持した既設パイルP11の側部に継いだ新規パイルPをチャック20により把持しつつ当該既設パイルP11と同レベルまで圧入可能である。
図1,図3,図5に示すように、サドル10とチャック20との間には隙間が確保され、上述した最小間隔距離までは余裕がある。したがって、既設パイルP11のウエブ部P1に対して新規パイルPのウエブ部P1を斜めに圧入施工することは可能である。
図1では、継手ピッチが600mmのためサドル10とチャック20との間の隙間が一番広い。図3では、継手ピッチが500mmのためサドル10とチャック20との間の隙間が図1に比較して少し狭まる。図1及び図3に示すように、継手ピッチ600mm、500mmでは、パイルPはケーシング31に対してセンターセットである。図5では、パイルPがケーシング31に対してサドル10側にオフセットされることで、パイルPの継手部P3がパイルP11に継手部P3に連結される。
図2と、図6、図7又は図8とを比較すればわかるように、チャック20により把持されたときの小径ケーシング31Sの固定部31cの先端位置(図6、図7又は図8)が、チャック20により把持されたときの大径ケーシング31Lの固定部31cの先端位置(図2)より、ケーシングチャック22側にオフセットし、固定部31cの先端位置が後退する。これにより、小径ケーシング31Sが適切に小断面積にされ、パイルPが円管部31aに近い位置、従ってオーガヘッドに近い位置に配置され、オーガ併用圧入工法を効率的に行うことができる。
大径ケーシング31Lから小径ケーシング31Sへの変更によって、固定部31cの先端位置が後退する。円管部31aの径方向とパイルチャックシリンダ23の伸縮方向が一致しており、この方向に沿って固定部31cの先端位置は後退する。したがって、パイルチャックシリンダ23は、後退する固定部31cを追うことはできるが、ストロークが足りるかが問題となる。
図2では、比較的薄い可動爪23aSが装備され、図6,図7では、比較的厚い可動爪23aLが装備され、相互に変更可能である。前者の比較的薄い可動爪23aSは大径ケーシング31L用の可動爪であり、後者の比較的厚い可動爪23aLは小径ケーシング31S用の可動爪である。
このように可動爪23aを変更することで、パイルチャックシリンダ23は、可動爪23a以外の交換部品なく共用可能である。すなわち、パイルチャックシリンダ23の同一伸縮量において、小径ケーシング31S用の可動爪23aLの先端位置が大径ケーシング31L用の可動爪23aSの先端位置より、ケーシングチャック22側にオフセットすることで、パイルチャックシリンダ23は、可動爪23a以外の交換部品なく共用可能である。
可動爪23aを変更することに代えて、図8に示すようにパイルチャックシリンダ23のストロークを、固定部31cのオフセットに対応できるように長くすることで、パイルチャックシリンダ23を交換部品なく共用可能としてもよい。図8に示すチャック本体21Lは、パイルチャックシリンダ23の部分で長くなる。図8に示すチャック本体21Lを使用する場合には、これを3種のパイルPL,PM,PS及び2種のケーシングPL,PSに対して共通のチャック本体として使用する。
これに対して可動爪23aの変更で対応する場合には、パイルチャックシリンダ23のストロークを比較的短くできるので、チャック本体21をコンパクトに構成できる。
以上の実施形態のオーガ併用パイル圧入機1によれば、大形パイルPL用の大径ケーシング31Lに組み合わせると、クランプ11で把持した既設パイルP11の側部に継いだ新規パイルPをチャック20により把持しつつ当該既設パイルP11と同レベルまで圧入することは不可である程に、大形パイルPLとの継手ピッチに差がある小形パイルPSも、それに適合した小径ケーシング31Sを適用することでチャック20により把持しつつ当該既設パイルP11と同レベルまで圧入することが可能である。
そのために、大径ケーシング31L及び小径ケーシング31Sの双方を把持可能なチャック20が構成されており、チャック本体21等及びチャックフレーム18を交換することなく、より継手ピッチの差が大きい複数種のパイルPに対してそれぞれオーガ併用圧入工法を効率的に施工することができる。
大形パイル用と、小形パイル用にそれぞれチャック及びチャックフレームを製作して換装して使用する場合に比較して、大幅にコスト削減、作業性の向上が図られる。
大形パイルPLと、中型大形パイルPMでは、大径ケーシング31Lも小径ケーシング31Sも使用可能であるので、地盤状況等に応じて、掘削能力の異なるアースオーガを選択できる。
1 オーガ併用パイル圧入機
10 サドル
11,12,13,14 クランプ
15 スライドベース
16 マスト
17 メインシリンダ
18 チャックフレーム
20 チャック
21 チャック本体
22 ケーシングチャック
22a ガイド
22b ケーシングチャックシリンダ
22c ボルト
23 パイルチャックシリンダ
23a(23aS,23aL)可動爪
24 ケーシングチャック上下シリンダ
30 アースオーガ
31 ケーシング
31L 大径ケーシング
31S 小径ケーシング
31a 円管部
31b 凸部
31c 固定部
32 駆動部
A 一方向(前後方向)
P パイル
PL 大形パイル
PM 中型大形パイル
PS 小形パイル
P11 既設パイル
P1 ウエブ部
P2 フランジ部
P3 継手部
T1 オフセット量

Claims (7)

  1. サドルと、
    前記サドルの下部に設けられ、地盤に圧入された既設パイルの上端部を把持するクランプと、
    前記サドルの上部に前後動可能に設けられたスライドベースと、
    前記スライドベース上に立設されたマストと、
    メインシリンダと、
    前記メインシリンダを介してマストに支持されたチャックと、
    アースオーガと、を備え、
    パイル及び前記アースオーガのケーシングを前記チャックで把持して前記アースオーガを駆動しつつ前記パイルを地盤に圧入するオーガ併用パイル圧入機であって、
    前記ケーシングの円管部の外周に、凸部と、固定部とが形成され、
    前記チャックは、チャック本体と、前記チャック本体に装備されたるケーシングチャック及びパイルチャックシリンダとを有し、前記固定部を前記パイルのウエブ部内面に突き合せ前記パイルのU形断面構造の内部に前記円管部の少なくとも一部を配置した態様で、前記パイル及び前記ケーシングを前記チャック本体に挿通させるとともに、前記ケーシングチャックにより前記凸部を挟持し、前記固定部と前記パイルチャックシリンダの伸縮により進退する可動爪とで前記ウエブ部を挟持し、
    前記ケーシングとして、比較的広い継手ピッチの大形パイルに適用される大径ケーシングと、比較的狭い継手ピッチの小形パイルに適用される小径ケーシングと有して、それぞれ前記チャックにより把持可能にされ、
    共通のチャック本体で、前記小形パイルと前記大径ケーシングとの組合せでは、前記クランプで把持した既設パイルの側部に継いだ新規パイルを前記チャックにより把持しつつ当該既設パイルと同レベルまで圧入することは不可である一方、前記ケーシングの中心軸からの前記ウエブ部のオフセット量が、前記大形パイルと前記大径ケーシングとの組合せに対して、前記小形パイルと前記小径ケーシングとの組合せの方が大きく確保可能にされ、当該両組合せのいずれでも、前記クランプで把持した既設パイルの側部に継いだ新規パイルを前記チャックにより把持しつつ当該既設パイルと同レベルまで圧入可能にされたことを特徴とするオーガ併用パイル圧入機。
  2. サドルと、
    前記サドルの下部に設けられ、地盤に圧入された既設パイルの上端部を把持するクランプと、
    前記サドルの上部に前後動可能に設けられたスライドベースと、
    前記スライドベース上に立設されたマストと、
    メインシリンダと、
    前記メインシリンダを介してマストに支持されたチャックと、
    アースオーガと、を備え、
    パイル及び前記アースオーガのケーシングを前記チャックで把持して前記アースオーガを駆動しつつ前記パイルを地盤に圧入するオーガ併用パイル圧入機であって、
    前記ケーシングの円管部の外周に、凸部と、固定部とが形成され、
    前記チャックは、チャック本体と、前記チャック本体に装備されたるケーシングチャック及びパイルチャックシリンダとを有し、前記固定部を前記パイルのウエブ部内面に突き合せ前記パイルのU形断面構造の内部に前記円管部の少なくとも一部を配置した態様で、前記パイル及び前記ケーシングを前記チャック本体に挿通させるとともに、前記ケーシングチャックにより前記凸部を挟持し、前記固定部と前記パイルチャックシリンダの伸縮により進退する可動爪とで前記ウエブ部を挟持し、
    前記ケーシングとして、比較的広い継手ピッチの大形パイルに適用される大径ケーシングと、比較的狭い継手ピッチの小形パイルに適用される小径ケーシングと有して、それぞれ前記チャックにより把持可能にされ、
    共通のチャック本体で、前記クランプで把持した既設パイルの側部に継いだ新規パイルを前記チャックにより把持しつつ一方向に当該既設パイルのウエブ部と当該新規パイルのウエブ部とを配置して当該既設パイルと同レベルまで圧入した位置において、前記大径ケーシングの前記固定部の前記サドルに対する遠位端から前記チャック本体の前記サドルに対する近位端までの距離と、前記クランプのクランプ幅の前記チャックに対する遠位端から前記サドルの前記チャックに対する近位端までの距離との合計が、前記小形パイルの継手ピッチにそのウエブ部の幅を加えた長さを超え、前記大形パイルの継手ピッチにそのウエブ部の幅を加えた長さ以内である一方、前記小径ケーシングの前記固定部の前記サドルに対する遠位端から前記チャック本体の前記サドルに対する近位端までの距離と、前記クランプのクランプ幅の前記チャックに対する遠位端から前記サドルの前記チャックに対する近位端までの距離との合計が、前記大形パイルの継手ピッチにそのウエブ部の幅を加えた長さ以内であるとともに前記小形パイルの継手ピッチにそのウエブ部の幅を加えた長さ以内である請求項1に記載のオーガ併用パイル圧入機。
  3. 前記大径ケーシング及びと前記小径ケーシングのいずれについても、一対の前記凸部が、前記ケーシングチャックに変更が加えられることなく前記ケーシングチャックによって把持できる範囲に形成されていることによって、前記ケーシングチャックは共用可能である請求項1又は請求項2に記載のオーガ併用パイル圧入機。
  4. 前記ケーシングチャックは、前記凸部の一側面を規制するガイドと、逆の側面を押圧するシリンダとを有し、
    前記大径ケーシング及びと前記小径ケーシングのいずれについても、一対の前記凸部を、前記ガイドの位置が変更されることで前記ケーシングチャックによって把持できる範囲にすることができることによって、前記ケーシングチャックは共用可能である請求項1又は請求項2に記載のオーガ併用パイル圧入機。
  5. 前記ケーシングチャックは、前記凸部の一側面を規制するガイドと、逆の側面を押圧するシリンダとを有し、
    前記大径ケーシング及びと前記小径ケーシングのいずれについても、一対の前記凸部を、前記ガイドが異なるものに変更されることで前記ケーシングチャックによって把持できる範囲にすることができることによって、前記ケーシングチャックは共用可能である請求項1又は請求項2に記載のオーガ併用パイル圧入機。
  6. 前記チャックにより把持されたときの前記小径ケーシングの前記固定部の先端位置が、前記チャックにより把持されたときの前記大径ケーシングの前記固定部の先端位置より、前記ケーシングチャック側にオフセットする請求項1から請求項5のうちいずれか一に記載のオーガ併用パイル圧入機。
  7. 前記パイルチャックシリンダは、前記大径ケーシング用の可動爪と、前記小径ケーシング用の可動爪とに変更可能にされ、前記パイルチャックシリンダの同一伸縮量において、前記小径ケーシング用の可動爪の先端位置が前記大径ケーシング用の可動爪の先端位置より、前記ケーシングチャック側にオフセットすることにより、前記パイルチャックシリンダは共用可能である請求項6に記載のオーガ併用パイル圧入機。
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