JP6560080B2 - ガロンボトル充填機 - Google Patents

ガロンボトル充填機 Download PDF

Info

Publication number
JP6560080B2
JP6560080B2 JP2015186000A JP2015186000A JP6560080B2 JP 6560080 B2 JP6560080 B2 JP 6560080B2 JP 2015186000 A JP2015186000 A JP 2015186000A JP 2015186000 A JP2015186000 A JP 2015186000A JP 6560080 B2 JP6560080 B2 JP 6560080B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle
neck
water supply
holding
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015186000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017057005A (ja
Inventor
保夫 野村
保夫 野村
Original Assignee
株式会社野村工電社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社野村工電社 filed Critical 株式会社野村工電社
Priority to JP2015186000A priority Critical patent/JP6560080B2/ja
Publication of JP2017057005A publication Critical patent/JP2017057005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6560080B2 publication Critical patent/JP6560080B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Description

本発明は、ガロンボトルに飲料水を充填するガロンボトル充填機に係り、特に、容器の洗浄、飲料水等の充填、キャップの装着という一連の処理を連続して行うことが可能なガロンボトル充填機に関する。
ミネラルウォーター等の飲料水を供給する装置(ウォーターディスペンサー)には、ガロンボトルと呼ばれるポリカーボネート樹脂やPET樹脂(ポリエチレンテレフタレート)の容器が用いられる。このガロンボトルに飲料水を充填する場合、容器の洗浄やキャップの装着といった作業も必要となるが、作業効率という点から考えると、これらの作業は連続して行われることが望ましい。
容器に飲料水等を供給する技術に関し、例えば、特許文献1には、「容器充填システム及び容器充填方法」という名称で、ブロー成形によって形成したボトルに飲料水を充填するシステムに関する発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明である「容器充填システム」は、ボトルを洗浄するボトルリンス装置と、ボトルに飲料水を充填する充填装置と、ボトルにキャップを装着するキャッパーと、搬送機構を備えた構造となっている。
このような構造によれば、ブロー成形によってボトルが形成された後、このボトルが搬送機構によって、ボトルリンス装置、充填装置、キャッパーに順次搬送されることによって、ボトルの洗浄、飲料水の充填、キャップの装着という処理が連続して行われるという作用を有する。
また、特許文献2には、「充填バルブ装置」という名称で、炭酸飲料等の飲料液をPETボトルやボトル缶等の容器に充填する装置に関する発明が開示されており、PETボトルに飲料液を充填する装置と、ボトルのネックリングを保持するグリッパがそれぞれ図1及び図2に記載されている。
すなわち、この発明では、使用後に押し潰して容易に廃棄できるように胴部の剛性を低くしたボトルに対してもネックリングを保持することで飲料液の充填が可能となっている。
さらに、特許文献3には、「ペットボトル支持装置」という名称で、ペットボトルに飲料水を充填する際に首部を支持する技術に関する発明が開示されている。
特許文献3に開示された発明は、水平に配置される支持台と、この支持台に立設される支柱と、この支柱の前半部に嵌合する嵌合突出部と、ペットボトルの胴部を支持可能に胴凹部が設けられたバックガイドと、支柱に対し垂直方向へスライド自在に嵌合してペットボトルの首部を支持するネックサポートと、嵌合突出部とネックサポートの嵌合筒部とに挟持されて支柱に嵌合し、ペットボトルに応じてネックサポートの高さを調整するとともに、バックガイドを固定支持するスペーサーを備えた構造となっている。
このような構造によれば、スペーサーを交換することで高さの異なる複数のペットボトルを支持することができる。
特開2011−230781号公報 特開2010−42832号公報 特開2004−182280号公報
しかしながら、上述の従来技術である特許文献1に開示された発明では、設備が大掛かりなものとなるため、広い設置スペースを必要とする。したがって、この発明は、大規模な工場等において大量生産を行う場合には適しているものの、設備を設置するためのスペースを広くとれない場合には適用することができず、また、飲料水等を充填すべきボトルの数量が少ない場合には、製造コストが高くなってしまうという課題があった。
ボトルの洗浄は、洗浄に使用した液体が容易に排出されるように、ボトルを給水口が下に向いた状態で保持して行うことが望ましい。しかしながら、特許文献2に開示された発明は、ボトルをそのような姿勢で保持できる構造ではないため、ボトルを洗浄する作業には適していない。したがって、この発明では、胴部の剛性を低くしたボトルに対して、飲料液を充填することはできるものの、洗浄作業に連続して、この作業を行うことができないため、作業効率が低いという課題があった。
さらに、特許文献3に開示された発明では、ボトルの高さや胴部のサイズに応じてスペーサーやバックガイドを交換する必要があるため、作業性が悪いという課題があった。また、ボトルを給水口が下に向いた状態で保持できる構造でないため、特許文献2に開示された発明の場合と同様に、胴部の剛性を低くしたボトルに対しては、洗浄作業と充填作業を連続して行うことができず、作業効率が低いという課題があった。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、胴部の剛性を低くしたボトルについても容器の洗浄、飲料水等の充填、キャップの装着という一連の処理を連続して行うことが可能なガロンボトル充填機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係るガロンボトル充填機は、長手方向と平行に形成されたガイド溝が鉛直方向と平行をなすように設置される支柱と、ガイド溝に沿って上下方向へ移動する昇降機構と、この昇降機構を介して支柱に取り付けられる反転用モータと、この反転用モータに基端が連結されるアームと、ボトルの首部を保持可能に形成され、アームの先端に取り付けられる首保持具と、ボトルを上部から供給可能に上面側に開口部が形成されるとともに支柱に近い方の側面に上端から下方へ向かって所定の長さの第1の切欠きがアームよりも広い幅で形成される箱型のカバーと、このカバーの底面からその内部へ先端を突出させるように設置される洗浄ノズルと、上方に向けられた給水口からボトルの内部へ飲料水を注入可能に設置される給水ノズルと、ボトルにキャップを装着するキャップ装着手段と、ボトルの首部を保持するボトル保持手段と、このボトル保持手段とキャップ装着手段を支持する架台と、を備え、カバーは、アームが第1の切欠き内を上下方向へ移動可能に設置され、洗浄ノズルは、カバー内において、下方に向けられた給水口からボトルの内部へ先端を挿入可能に設置されたことを特徴とするものである。
このような構造のガロンボトル充填機においては、ボトルが首保持具によって首部を保持された状態で洗浄ノズルによって洗浄され、ボトル保持手段によって首部を保持された状態で飲料水の充填とキャップの装着が行われることから、胴部の剛性に関わりなく、それらの処理が行われる間、ボトルが確実に保持されるという作用を有する。
また、カバーの上方の空間でアームの首保持具にボトルを設置すると、アームの下降に伴ってカバーの内部にボトルが設置されるという作用を有する。
さらに、ボトルを洗浄する際にアームを上下動させることにより、洗浄ノズルからボトルの内部に注入された洗浄水がボトルの内部に万遍なく行き渡るという作用を有する。
また、第2の発明は、第1の発明に係るガロンボトル充填機において、上面に載置されたボトルを給水ノズルの真下まで水平方向へ搬送可能に設置される無端ベルトと、この無端ベルトが巻回される一対の軸部材と、この一対の軸部材を回転可能に保持するコンベア用架台と、このコンベア用架台を昇降可能に支持するジャッキと、軸部材を回転駆動するコンベア用モータと、を備えたことを特徴とするものである。
このような構造のガロンボトル充填機においては、第1の発明の作用に加えて、ジャッキを操作して無端ベルトの上面の高さを調節することにより、ボトルの底面が無端ベルトの上面によって所望の高さで支持されるという作用を有する。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明に係るガロンボトル充填機において、ボトルの首部に設けられたネックリングに対して係止可能に先端が鉤型に形成された係止具と、この係止具が先端に連結された搬送用ピストンと、このピストンを水平方向へ進退移動させる搬送用シリンダと、を備えたことを特徴とするものである。
例えば、搬送すべきボトルがクラッシャブルボトルであったとしても、首部の剛性は高いため、このような構造のガロンボトル充填機においては、第1の発明又は第2の発明の作用に加えて、ボトルが係止具によって確実に保持された状態で搬送されるという作用を有する。さらに、胴部の剛性が低い場合でも搬送中の姿勢が安定するという作用を有する。
第4の発明は、第1の発明乃至第3の発明のいずれかに係るガロンボトル充填機において、キャップ装着手段と給水ノズルを一体として保持する保持プレートと、この保持プレートが先端に連結されるプレート用ピストンと、このプレート用ピストンを水平方向へ進退移動させるプレート用シリンダと、架台に設置されるガイド部材と、を備え、キャップ装着手段は、複数の爪によってキャップの側面を保持するチャック部と、このチャック部を鉛直方向へ上下動させる昇降機構と、からなり、保持プレートは、給水ノズルとキャップ装着手段のいずれか一方がボトルの給水口の真上に配置されるようにガイド部材によって水平方向へ移動可能に支持されたことを特徴とするものである。
このような構造のガロンボトル充填機においては、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの作用に加えて、保持プレートの水平移動に伴って、給水ノズルによるボトルへの飲料水の注入が可能な状態と、キャップ装着手段によるボトルへのキャップの装着が可能な状態が切り替わるという作用を有する。
第5の発明は、第1の発明乃至第4の発明のいずれかに係るガロンボトル充填機において、ボトルを給水口が下に向けられた状態のまま保持しつつ水平方向へ移動可能に設置されるとともに、平面視して、アームと首保持具が通過可能な大きさの第2の切欠きが支柱に近い側の端面から中央部にかけて形成されたボトル保持具と、このボトル保持具までボトルを搬送するガイドローラと、ボトル保持具が先端に連結された保持具用ピストンと、この保持具用ピストンを進退移動させる保持具用シリンダと、を備え、保持具用ピストンは、アームと首保持具が第2の切欠きを通過する位置までボトル保持具を押動可能に設置されたことを特徴とするものである。
このような構造のガロンボトル充填機においては、第1の発明乃至第4の発明のいずれかの作用に加えて、ボトル保持具にボトルを設置した状態で保持具用ピストンを作動させると、アームの先端に取り付けられた首保持具の位置までボトルがボトル保持具とともに水平移動するため、その状態で、予め下方に配置していたアームを上昇させると、ボトルがボトル保持具から首保持具に供給されるという作用を有する。
以上説明したように、第1の発明に係るガロンボトル充填機によれば、胴部の剛性が異なる複数種類のボトルを1台で処理することができる。また、内部の空間を有効利用できるため、装置の小型化を図ることができる。これにより、運搬や設置の作業が容易となる。さらに、広い設置スペースを必要としないため、設置場所に対する制約が少ない。加えて、洗浄効果を高める目的で洗浄ノズルを昇降させる機構を別個に設ける必要がないため、安価に製造することができる。
ボトルの胴部の剛性が低い場合、ボトル保持手段によって首部を保持した状態でボトルに飲料水を注入すると、充填された飲料水の重みで胴部が下方へ膨張し、ボトルの上部に余分な空気が給水口から流入し、溜まってしまう。このような状態のボトルは、それを見た人に、あたかも飲料水の充填が不十分であるかのような印象を与えるため、好ましくない。しかしながら、第2の発明に係るガロンボトル充填機においては、ボトルの底面を無端ベルトの上面で支持することで、飲料水の充填に伴って発生するボトルの胴部の膨張を適正な範囲内に抑えることができる。すなわち、第2の発明によれば、第1の発明の効果に加えて、飲料水の充填工程におけるボトルの膨張を抑制し、ボトルの上部に余分な空気が溜まることを防止できるという効果を奏する。
第3の発明に係るガロンボトル充填機によれば、第1の発明又は第2の発明の効果に加えて、胴部の剛性が低いボトルであっても所定の位置まで正確に搬送することができるという効果を奏する。
第4の発明に係るガロンボトル充填機によれば、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの効果に加えて、ボトルに対する飲料水の充填工程とキャップの装着工程が効率良く連続して行われるという効果を奏する。
第5の発明に係るガロンボトル充填機によれば、第1の発明乃至第4の発明のいずれかの効果に加え、特に、内部の空間の有効利用によって装置の小型化を図ることができるという第1の発明の効果がより一層発揮される。
本発明の実施の形態に係るガロンボトル充填機の正面図である。 図1に示したガロンボトル充填機の平面図である。 図1に示したガロンボトル充填機の側面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ反転ユニットの正面図及び平面図である。 (a)乃至(c)はそれぞれ洗浄ユニットの正面図、側面図及び平面図である。 (a)及び(b)はそれぞれベルトコンベアの正面図及び側面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ首支持搬送ユニットの正面図及び側面図であり、(c)は首支持搬送ユニット単体を拡大して示した平面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ充填・密栓ユニットの正面図及び側面図である。 (a)は首支持搬送ユニット及び充填・密栓ユニットの側面図であり、(b)はその正面図である。 本発明の実施の形態に係るガロンボトル充填機の運転手順を示すフローチャートである。 (a)及び(b)は充填・密栓ユニットの正面図である。 (a)は首支持搬送ユニット及び充填・密栓ユニットの正面図であり、(b)は同図(a)にベルトコンベアを加えた図である。 充填・密栓ユニット及びベルトコンベアの正面図である。 本発明の実施の形態に係るガロンボトル充填機の変形例を示した構成図である。
本発明のガロンボトル充填機について、図1乃至図14を参照しながら具体的に説明する。図1乃至図3はそれぞれ本発明のガロンボトル充填機の構造の一例を示す正面図、平面図及び側面図である。ただし、これらの図では、筐体内の構造を見易くするために外側を覆うパネルの図示を省略するとともに、ボトルが移動する状態を理解し易くするために、いくつかのボトルを破線で示している。また、図3では、図が煩雑になるのを避けるためにボトル供給手段や反転手段の図示を省略している。
なお、本発明は、ガロンボトルに限らず、胴部の剛性が低い、いわゆるクラッシャブルボトル又はワンウェイボトルと呼ばれるボトルにも利用可能である。そこで、本願明細書においては、両者をまとめてボトルと表現し、特に、胴部の剛性が低いボトルについて説明する場合には、「ボトルがクラッシャブルボトルの場合」などと前置きをするものとする。また、本実施例では、飲料水を充填する場合を想定して説明を行っているが、本発明のガロンボトル充填機は、飲料水に限らず、各種の液体をボトルに充填する場合にも使用できるため、以下に説明する本発明の作用及び効果は、飲料水以外の液体をボトルに充填する場合にも同様に発揮される。
図1乃至図3に示すように、本発明のガロンボトル充填機では、枠体1aとパネル(図示せず)によって略中空直方体状に形成されるとともに下面に複数のアジャスタ2が取り付けられた筺体1の外部にボトル供給ユニット3が設置されており、反転ユニット4、洗浄ユニット5、ベルトコンベア6、首支持搬送ユニット7、及び充填・密栓ユニット8が筐体1の内部に設置されている。なお、ボトル供給ユニット3、反転ユニット4、洗浄ユニット5、ベルトコンベア6、首支持搬送ユニット7及び充填・密栓ユニット8は制御手段(図示せず)によって、その動作を制御されている。
ボトル供給ユニット3は、給水口が下に向いた状態のボトルBを保持したまま、洗浄手段5の上方で反転ユニット4に供給する位置まで略水平方向へ移動可能に設置されるボトル保持具3aと、略水平に設置されて、ボトルBを給水口が下に向いた状態でボトル保持具3aまで搬送するガイドローラ3b,3bと、ボトル保持具3aが先端に連結されたピストン(図示せず)を進退移動させるシリンダ3cと、を備えている。また、ボトル保持具3aには、平面視して、反転ユニット4に近い側の端面から中央部にかけて、図4を用いて後述するアーム11と首保持具12を上下方向へ通過可能な大きさの切欠き(図示せず)が形成されている。
このような構造により、ボトル供給ユニット3においては、ピストンを前進させることでボトルBがボトル保持具3aに設置された状態のまま、筐体1の内部へ搬送され、洗浄手段5の上方において反転ユニット4に供給されるという機能が発揮される。このように、本発明のガロンボトル充填機では、洗浄ユニット5の上方の空間が、ボトル供給ユニット3から反転ユニット4にボトルBを供給する場所として有効に利用されるため、装置の小型化が可能となっている。
なお、シリンダ3cは電動シリンダであるが、これに限定されるものではなく、例えば、油圧シリンダやエアシリンダであっても構わない。
図4(a)及び図4(b)はそれぞれ反転手段4の正面図及び平面図である。なお、図4(a)において、破線で示したボトルは反転手段によって反転させられる様子を表している。
図4(a)及び図4(b)に示すように、反転ユニット4は、支柱9と反転用モータ10とアーム11と首保持具12と昇降機構13によって構成されている。
支柱9は、長手方向と平行に形成されたガイド溝9aが鉛直方向と平行をなすように設置され、反転用モータ10は、ガイド溝9aに沿って上下方向へ移動する昇降機構13を介して支柱9に取り付けられている。また、アーム11は、基端11aが反転用モータ10に連結されるとともに、ボトルBの首部を保持可能に形成される首保持具12が先端11bに取り付けられている。
図5(a)乃至図5(c)はそれぞれ洗浄ユニットの正面図、側面図及び平面図である。なお、これらの図では、カバーの外部と内部に配置されたボトルの状態を破線で示すとともに、ボトルを保持する首保持具とアームも同様に破線で示している。
図5(a)乃至図5(c)に示すように、洗浄ユニット5は、下方に向けられた給水口からボトルBの内部へ先端14aを挿入可能に設置される洗浄ノズル14と、先端14aを囲むように設けられるカバー15と、を備えている。ただし、カバー15は、上面側が開口した箱型であって、上部から内部へ供給されたボトルBを収容可能な大きさに形成されている。そして、前面15aには、開口部に透明板が嵌めこまれるようにして窓部16が設けられ、底面15bには洗浄ノズル14の挿通孔(図示せず)が設けられている。また、反転ユニット4に近い方の側面15cには、上端から下方へ向かって所定の長さの切欠き17(図5(b),(c)を参照)がアーム11よりも広い幅で形成され、側面15d及び背面15eには、前面15aと同様に透明板が嵌めこまれた窓部(図示せず)がそれぞれ設けられている。
なお、カバー15は洗浄水の飛散を防ぐだけでなく、洗浄ノズル14から注入された洗浄水を貯留するという機能も有している。そのため、カバー15の底面15bには、貯留した水を外部へ排出するための排水ロート(図示せず)が設けられている。
図6(a)及び図6(b)はベルトコンベアの正面図と側面図であり、それぞれ図1及び図3においてベルトコンベアが設置された箇所を部分的に拡大して示した図に相当する。なお、反転ユニット4については図6(a)のみに示し、図6(b)ではその図示を省略している。
図6(a)及び図6(b)に示すように、ベルトコンベア6は、上面に載置されたボトルBを略水平方向へ搬送可能に設置される無端ベルト18と、この無端ベルト18が巻回される一対の軸部材19a,19bと、この一対の軸部材19a,19bを回転可能に保持するコンベア用架台20と、このコンベア用架台20を昇降可能に支持する4つのパンタグラフジャッキ21と、軸部材19aを回転駆動するコンベア用モータ22によって構成されている。
なお、本実施例では、コンベア用架台20の高さ調節にパンタグラフジャッキ21を用いているが、これ以外のジャッキを用いても良い。
図7(a)及び図7(b)は首支持搬送ユニットの正面図と側面図であり、それぞれ図1及び図3において首支持搬送ユニットが設置された箇所を部分的に拡大して示した図に相当する。また、図7(c)は首支持搬送ユニット単体を拡大して示した平面図である。
図7(a)乃至図7(c)に示すように、首支持搬送ユニット7は、首部にネックリング(図示せず)が設けられたボトルBに対し、首部が内側に配置された状態でネックリングに係止するように先端が鉤型に形成された係止具23と、この係止具23が先端に連結された3本のピストン24a(図7(c)を参照)を進退移動させるシリンダ24bと、連結具24cを介してシリンダ24bが先端に連結された3本のピストン25aを進退移動させるシリンダ25bと、を備えている。ただし、ピストン24a,25aが水平方向へ前進又は後退するように、シリンダ25bは架台27にアングル材26を介して水平に設置されている。したがって、係止具23も水平方向に移動する。
なお、シリンダ24b,25bは電動シリンダであるが、これに限定されるものではなく、例えば、油圧シリンダやエアシリンダであっても構わない。また、ピストン24a,25aの本数は本実施例に示したものに限らず、適宜変更可能である。
次に、充填・密栓ユニット8の構造について、図1乃至図3を適宜参照しながら図8及び図9を用いて説明する。図8(a)及び図8(b)はそれぞれ充填・密栓ユニット8の正面図と側面図であり、図9(a)は首支持搬送ユニット7及び充填・密栓ユニット8の側面図であり、図9(b)はその正面図である。なお、図8(a)及び図9(b)と図8(b)及び図9(a)はそれぞれ図1及び図3において充填・密栓ユニット8が設置された箇所を部分的に拡大して示した図に相当する。また、図8(a)及び図9(b)では、取付板38の一部を断面表示とし、図8(b)及び図9(a)では、連結具39の図示を省略している。さらに、キャップ供給手段29については図8(b)及び図9(a)のみに示し、図8(a)及び図9(b)ではその図示を省略している。
図8及び図9に示すように、充填・密栓ユニット8は、貯留タンク(図示せず)から給水ライン(図示せず)を介して供給される飲料水をボトルBに注入するための給水ノズル28と、この給水ノズル28に併設されるキャップ装着手段29と、キャップ装着手段29にキャップを供給するキャップ供給手段30(図8(b),図9(a)を参照)と、ボトルBの首部を保持するボトル保持手段31によって構成されている。
キャップ装着手段29は、複数の爪によってキャップの側面を保持可能に構成されるチャック部29aと、チャック部29aを鉛直方向へ上下動させる昇降機構29bを備えている。一方、キャップ供給手段30は、キャップ受け部32aが先端に連結されたピストン32bを進退移動させるシリンダ32cと、ピストン32bが最も後退した状態でキャップ受け部32aの上面に近接するように下端33b(図2又は図3参照)が配置されるスライダ33(図1乃至図3参照)と、を備えている。なお、ピストン32bが最も前進した場合、キャップ受け部32aはチャック部29aの真下に配置される。
スライダ33は、その内部をキャップが滑動可能に中空形状をなしており、上端33a(図1乃至図3参照)は筐体1の前面上部に開口し、下端33bはキャップ受け部32aに向かって開口している。
したがって、上端33aから投入されたキャップは、自重によってスライダ33の内部を下方へ向かって滑動した後、キャップ受け部32aに供給される。そして、ピストン32bが前進してキャップ受け部32aがチャック部29aの真下に配置されることにより、キャップがチャック部29aに装填される。
チャック部29aの爪は下方に向かってわずかに拡開するように取り付けられるとともに、バネ(図示せず)によって閉じる方向へ付勢されている。そのため、下方にキャップが配置されている状態でチャック部29aが上方から下降すると、バネの弾性力に抗して複数の爪がキャップによって押し広げられ、最終的にはキャップが複数の爪の間に押し込まれた状態となる。このとき、バネの弾性力がキャップの保持力として作用するため、キャップはチャック部29aによって確実に保持される。
給水ノズル28とキャップ装着手段29は、架台34に取り付けられたガイドレール(図示せず)によって水平方向へスライド自在に支持される保持プレート35によって一体として保持されている。また、保持プレート35は、シリンダ36aによって進退移動されるピストン36bの先端に連結されており、図8(a)に矢印Xで示すように水平方向へ移動可能となっている。
なお、キャップ装着手段29は、ボトルBの給水口の真上に給水ノズル28が配置されている場合、チャック部29aがキャップ受け部32aの真上に配置される構造となっている。また、保持プレート35が水平移動した場合、チャック部29aがボトルBの給水口の真上にチャック部29aが配置されるまで、キャップ装着手段29は給水ノズル28と一体となって水平方向へ移動可能となっている。
ボトル保持手段31は、ネックホルダ37aが先端に取り付けられたピストン37b,37b(図11参照)を進退移動させる一対のシリンダ37c,37cがボトルBの首部を挟んで対称に配置された構成となっている。なお、ネックホルダ37aはボトルBの首部を内側へ配置可能な半円形の凹部を有している。また、一対のシリンダ37c,37cは、ピストン37b,37bが水平方向へ移動可能となるように、かつ、ピストンが前進した場合に互いのネックホルダ37aによってボトルBの首部を挟持可能に取付板38の下面に取り付けられている。なお、取付板38は、連結具39,39を介して両端が架台34に固定されるとともに、ボトルBの給水口の真上に当たる箇所に、チャック部29aを挿通可能に開口部が設けられている。
このように、本発明のガロンボトル充填機では、ボトルBが反転ユニット4の首保持具12によって首部を保持された状態で洗浄ユニット5によって洗浄されるとともに、ボトル保持手段31のネックホルダ37aによって首部を保持された状態で充填・密栓ユニット8によって飲料水が充填された後、キャップが装着される。そのため、それらの処理が行われる間、ボトルBは胴部の剛性が低い場合でも、その影響を受けることなく、確実に保持される。したがって、本発明のガロンボトル充填機によれば、胴部の剛性が異なる複数種類のボトルを1台で処理することができる。
次に、ガロンボトル充填機の運転手順について図10乃至図12を用いて説明する。図10はガロンボトル充填機の運転手順を示すフローチャートであり、図11(a)及び図11(b)は充填・密栓ユニット8の正面図である。また、図12(a)は首支持搬送ユニット7及び充填・密栓ユニット8の正面図であり、図12(b)は図12(a)にベルトコンベア6を加えた図である。図13は充填・密栓ユニット8及びベルトコンベア6の正面図である。
なお、図を見易くするために、説明上図示の必要のない構成要素については省略している。また、図11及び図12はステップS6、ステップS7及びステップS9に対応し、図13はステップS11に対応する。
図10に示すように、まず、ステップS1において、装置の電源を投入すると、制御手段の指令に従ってボトル供給ユニット3のガイドローラ3bが作動し、ボトルBがボトル保持具3aまで搬送される(図1参照)。ステップS2では、制御手段の指令に従ってボトル供給ユニット3のピストンが作動し、ボトル保持具3aを押動する。これにより、ボトルBが反転ユニット4に供給可能となる位置まで搬送される。その後、予め反転ユニット4の下方に待機していたアーム11が制御手段の指令に従って昇降機構13とともに、ボトルBの首部が首保持具12に挿入される高さまで上昇する(図4(a)参照)。その結果、ボトルBはボトル供給ユニット3から反転ユニット4に供給される。
ステップS3では、昇降機構13とともにアーム11が制御手段の指令に従って首保持具12にボトルBを保持したまま、給水口からボトルBの内部に洗浄ノズル14の先端14aが挿入される高さまで下降する(図5参照)。これにより、洗浄ユニット5のカバー15の内部にボトルBが設置され、洗浄ノズル14によるボトルBの洗浄が可能となる。
制御手段の指令に従って洗浄ノズル14は先端14aからボトルBの内部に洗浄水を注入する。このとき、アーム11は制御手段の指令に従って昇降機構13とともに所定の範囲で上下動する。これにより、ボトルBの内部に洗浄水が万遍なく行き渡り、洗浄効果が高まる。なお、ボトルBの内部に注入された洗浄水は再び給水口を通ってボトルBの外部へ排出され、カバー15の底面15bに設けられた排水ロート(図示せず)から筐体1の外部へ排出される。
このように、本発明のガロンボトル充填機では、洗浄ユニット5のカバー15の上方の空間でボトルBがボトル供給ユニット3のボトル保持具3aから反転ユニット4のアーム11へ供給された後、アーム11の下降に伴ってカバー15の内部にボトルBが設置される。すなわち、筐体1の内部空間を有効に利用することで、装置の小型化が可能な構造となっている。そして、このような構造により、本発明のガロンボトル充填機では運搬や設置の作業が容易であり、また、広い設置スペースを必要としないため、設置場所に対する制約が少ない。
さらに、ボトルBが反転ユニット4のアーム11によって保持された状態で洗浄されることから、ボトルBを洗浄する際に反転ユニット4の機能を利用して、洗浄ノズル14を上下動させる場合と同じ効果を得ることができる。すなわち、本発明のガロンボトル充填機においては、洗浄ノズル14を昇降させる機構を別個に設けなくともボトルBの内部に洗浄水を万遍なく行き渡らせて洗浄効果を高めることができる。これにより、製造コストが削減される。
ステップS4では、制御手段の指令に従って反転用モータ10が作動し、昇降機構13とともに支柱9の上端付近まで上昇したアーム11を180度反転させる(図4(a)参照)。その後、制御手段の指令に従って昇降機構13とともにアーム11が下降する。これにより、ボトルBは給水口を上に向けた状態でベルトコンベア6の無端ベルト18の上面に載置される(図6(a)参照)。
ステップS5では、制御手段の指令に従ってコンベア用モータ22が軸部材19aを回転駆動する。これにより、無端ベルト18の上面に載置されたボルトBは、給水口が給水ノズル28の真下となる位置まで搬送される(図6(b)参照)。
なお、ボトルBがクラッシャブルボトルである場合、胴部の剛性が低いため、無端ベルト18の上面に載置された際に姿勢が安定せず、ボトルBを給水口が給水ノズル28の真下となる位置まで正確に搬送できないおそれがある。
このような場合には、ベルトコンベア6ではなく、首支持搬送ユニット7を使用する。すなわち、反転ユニット4によって反転されたボトルBはベルトコンベア6の無端ベルト18の上面に載置される代わりに、係止具23にネックリングを係止させるようにして首支持搬送ユニット7によって保持される(図7(a)又は図7(b)参照)。なお、係止具23の位置は、制御手段の指令に従って進退するピストン24a,25a(図7(c)参照)によって調節され、反転ユニット4からボトルBを受け取る際のピストン24a,25a(図7(c)参照)は前進した状態となっている。したがって、ピストン24a,25a(図7(c)参照)を後退させることで、ボトルBは給水ノズル28の真下まで搬送される(図9(a)又は図9(b)参照)。
クラッシャブルボトルは胴部の剛性は低いが、首部の剛性は高いため、首支持搬送ユニット7を備えた本発明のガロンボトル充填機においては、ボトルBがクラッシャブルボトルであっても確実に保持された状態で搬送されるという作用を有する。また、ボトルBの首部を支持する方法であれば、胴部の剛性が低い場合でも搬送中の姿勢が安定する。したがって、本発明のガロンボトル充填機によれば、胴部の剛性に関わりなく、ボトルBを所定の位置まで正確に搬送することができる。
図8(a)又は図9(b)に示すように、ボトルBがベルトコンベア6や首支持搬送ユニット7によって充填・密栓ユニット8に供給されるまで、ボトル保持手段31のピストン37b,37bはいずれも後退しており、ネックホルダ37a,37aは開いた状態となっている。しかし、ボトルBが給水ノズル28の真下に配置されると、ステップS6において、ピストン37b,37bが制御手段の指令に従って前進する。その結果、ボトルBはネックホルダ37a,37aによって首部を両側から挟持されるようにして固定される(図11(a)又は図12(a)及び図12(b)参照)。
ステップS7では、給水ノズル28が制御手段の指令に従って飲料水をボトルBの内部へ注入する。このとき、胴部の剛性が低いと、図12(a)に示すように、充填された飲料水の重みで胴部が下方へ膨張し、これに伴って余分な空気が給水口から流入してボトルBの上部に溜まってしまう。このように、ボトルBの上部に余分な空気が溜まってしまうと、それを見た人が、あたかも飲料水の充填が不十分であるかのような印象を受けるため、好ましくない。
しかし、本発明のガロンボトル充填機では、充填・密栓ユニット8の下方に設置されたベルトコンベア6において、無端ベルト18の上面の高さをパンタグラフジャッキ21によって調節可能となっている。このような構造によれば、パンタグラフジャッキ21を操作して無端ベルト18の上面の高さを調節することで、ボトルBの底面が無端ベルト18の上面によって所望の高さで支持されるという作用を有する。したがって、本発明のガロンボトル充填機によれば、ボトルBの胴部の剛性が低い場合でも、飲料水の充填に伴って発生する胴部の膨張を適正な範囲内に抑え、ボトルBの上部に余分な空気が溜まってしまうという事態を防ぐことができる。
ステップS8では、キャップ装着手段29の昇降機構29bが制御手段の指令に従って作動し、チャック部29aが下降する。その結果、キャップ受け部32aにおいて、スライダ33から予め供給されていたキャップがチャック部29aに装填される。その後、制御手段の指令に従って昇降機構29bが作動し、チャック部29aが上昇する。
なお、ステップS8は少なくともステップS9の前に行われていれば良く、ステップS7と同時に、あるいはその前に行われていても良い。
ステップS9では、制御手段の指令に従ってピストン36bが前進し、保持プレート35を押動する。これにより、キャップが装填されたキャップ装着手段29が保持プレート35とともに水平移動して、ボトルBの給水口の真上にチャック部29aが配置される(図11(b)参照)。その後、ステップS10において、制御手段からの指令に従ってキャップ装着手段29の昇降機構29bが作動し、チャック部29がキャップを保持した状態で下降する。これにより、ボトルBの給水口に対し、キャップがチャック部29aによる保持力よりも強い力で嵌め込まれる。したがって、制御手段からの指令に従って昇降機構29bが作動し、チャック部29aが上昇する際、キャップはチャック部29aから解放される。
ステップS11では、ピストン37b,37bが制御手段の指令に従って後退する。これにより、ボトルBはネックホルダ37a,37aによって首部が挟持された状態から解放される。その結果、図13に示すように、キャップCが装着されたボトルBはベルトコンベア6の無端ベルト18の上面に載置される。
ステップS12では、制御手段の指令に従ってピストン36bが後退する。これにより、キャップ装着手段29が保持プレート35とともに水平移動し、ボトルBの給水口の真上に給水ノズル28が配置される。
ステップS13では、制御手段の指令に従ってコンベア用モータ22が軸部材19a(図6(b)参照)を回転駆動する。これにより、無端ベルト18の上面に載置されたボルトBは取出位置まで搬送された後、適宜、取り出される。
そして、ステップS2〜ステップS13の工程を所定の回数繰り返した後、ステップS14において、電源を切断する。
このように、本発明のガロンボトル充填機においては、保持プレート35が水平移動することで、給水ノズル28によるボトルBへの飲料水の注入が可能な状態と、キャップ装着手段29によるボトルBへのキャップの装着が可能な状態が切り替わるという作用を有する。これにより、ボトルBに対する飲料水の充填工程とキャップの装着工程が効率良く連続して行われる。
また、給水ノズル28によってボトルBに飲料水が注入されている間に、キャップ装着手段29の昇降機構29bを作動させて、チャック部29aをキャップ受け部32aに到達するように下降させると、キャップ受け部32aに予め供給されているキャップがチャック部29aに装填される。すなわち、本発明のガロンボトル充填機によれば、ボトルBへの飲料水の充填工程の間にキャップ装着手段29のチャック部29aに対するキャップの装填を行うことができるため、作業効率が高い。
図14は本発明のガロンボトル充填機の変形例を示した構成図である。
本実施例では、1つの筐体内に洗浄ユニット5とベルトコンベア6と充填・密栓ユニット8が収納されているが、首支持搬送ユニット7を省略できる場合には、例えば、図14に示すように、1台のベルトコンベア6を囲むように洗浄ユニット5a〜5dを設置するとともに、ベルトコンベア6の取り出し側に充填・密栓ユニット8を設置した構造とすることもできる。なお、洗浄ユニットの数は4台に限らず、適宜変更可能である。
このような構造によれば、飲料水の充填とボトルの密栓に比べてボトルの洗浄に要する時間が長い場合でも、複数のボトルが並行して洗浄されるため、生産能力が大幅に増強される。
請求項1乃至請求項5に記載された発明は、特に、小ロットのガロンボトルやクラッシャブルボトルに対して飲料水の充填及び密栓を行う場合に適している。
1…筺体 1a…枠体 2…アジャスタ 3…ボトル供給ユニット 3a…ボトル保持具 3b…ガイドローラ 3c…シリンダ 4…反転ユニット 5…洗浄ユニット 5a〜5d…洗浄ユニット 6…ベルトコンベア 7…首支持搬送ユニット 8…充填・密栓ユニット 9…支柱 9a…ガイド溝 10…反転用モータ 11…アーム 11a…基端 11b…先端 12…首保持具 13…昇降機構 14…洗浄ノズル 14a…先端 15…カバー 15a…前面 15b…底面 15c,15d…側面 15e…背面 16…窓部 17…切欠き 18…無端ベルト 19a,19b…軸部材 20…コンベア用架台 21…パンタグラフジャッキ 22…コンベア用モータ 23…係止具 24a…ピストン 24b…シリンダ 24c…連結具 25a…ピストン 25b…シリンダ 26…アングル材 27…架台 28…給水ノズル 29…キャップ装着手段 29a…チャック部 29b…昇降機構 30…キャップ供給手段 31…ボトル保持手段 32a…キャップ受け部 32b…ピストン 32c…シリンダ 33…スライダ 33a…上端 33b…下端 34…架台 35…保持プレート 36a…シリンダ 36b…ピストン 37a…ネックホルダ 37b…ピストン 37c…シリンダ 38…取付板 39…連結具 B…ボトル C…キャップ

Claims (5)

  1. 長手方向と平行に形成されたガイド溝が鉛直方向と平行をなすように設置される支柱と、
    前記ガイド溝に沿って上下方向へ移動する昇降機構と、
    この昇降機構を介して前記支柱に取り付けられる反転用モータと、
    この反転用モータに基端が連結されるアームと、
    ボトルの首部を保持可能に形成され前記アームの先端に取り付けられる首保持具と、
    前記ボトルを上部から供給可能に上面側に開口部が形成されるとともに前記支柱に近い方の側面に上端から下方へ向かって所定の長さの第1の切欠きが前記アームよりも広い幅で形成される箱型のカバーと、
    このカバーの底面からその内部へ先端を突出させるように設置される洗浄ノズルと、
    上方に向けられた給水口から前記ボトルの内部へ飲料水を注入可能に設置される給水ノズルと、
    前記ボトルにキャップを装着するキャップ装着手段と、
    前記ボトルの首部を保持するボトル保持手段と、
    このボトル保持手段と前記キャップ装着手段を支持する架台と、を備え、
    前記カバーは、前記アームが前記第1の切欠き内を上下方向へ移動可能に設置され、
    前記洗浄ノズルは、前記カバー内において、下方に向けられた前記給水口から前記ボトルの内部へ先端を挿入可能に設置されたことを特徴とするガロンボトル充填機。
  2. 上面に載置された前記ボトルを前記給水ノズルの真下まで水平方向へ搬送可能に設置される無端ベルトと、
    この無端ベルトが巻回される一対の軸部材と、
    この一対の軸部材を回転可能に保持するコンベア用架台と、
    このコンベア用架台を昇降可能に支持するジャッキと、
    前記軸部材を回転駆動するコンベア用モータと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガロンボトル充填機。
  3. 前記ボトルの前記首部に設けられたネックリングに対して係止可能に先端が鉤型に形成された係止具と、
    この係止具が先端に連結された搬送用ピストンと、
    このピストンを水平方向へ進退移動させる搬送用シリンダと、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガロンボトル充填機。
  4. 前記キャップ装着手段と前記給水ノズルを一体として保持する保持プレートと、
    この保持プレートが先端に連結されるプレート用ピストンと、
    このプレート用ピストンを水平方向へ進退移動させるプレート用シリンダと、
    前記架台に設置されるガイド部材と、を備え、
    前記キャップ装着手段は、
    複数の爪によって前記キャップの側面を保持するチャック部と、
    このチャック部を鉛直方向へ上下動させる昇降機構と、からなり、
    前記保持プレートは、
    前記給水ノズルと前記キャップ装着手段のいずれか一方が前記ボトルの前記給水口の真上に配置されるように前記ガイド部材によって水平方向へ移動可能に支持されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のガロンボトル充填機。
  5. 前記ボトルを前記給水口が下に向けられた状態のまま保持しつつ水平方向へ移動可能に設置されるとともに、平面視して、前記アームと前記首保持具が通過可能な大きさの第2の切欠きが前記支柱に近い側の端面から中央部にかけて形成されたボトル保持具と、
    このボトル保持具まで前記ボトルを搬送するガイドローラと、
    前記ボトル保持具が先端に連結された保持具用ピストンと、
    この保持具用ピストンを進退移動させる保持具用シリンダと、を備え、
    前記保持具用ピストンは、前記アームと前記首保持具が前記第2の切欠きを通過する位置まで前記ボトル保持具を押動可能に設置されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のガロンボトル充填機。
JP2015186000A 2015-09-18 2015-09-18 ガロンボトル充填機 Active JP6560080B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015186000A JP6560080B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 ガロンボトル充填機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015186000A JP6560080B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 ガロンボトル充填機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017057005A JP2017057005A (ja) 2017-03-23
JP6560080B2 true JP6560080B2 (ja) 2019-08-14

Family

ID=58389410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015186000A Active JP6560080B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 ガロンボトル充填機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6560080B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109019485A (zh) * 2018-10-10 2018-12-18 广州酒家集团利口福食品有限公司 一种绿叶蔬菜护绿剂生产用的灌装设备
CN109867250B (zh) * 2019-03-29 2024-05-14 河南万达环保工程有限公司 一种桶装水全自动灌装系统
CN113880026A (zh) * 2021-10-27 2022-01-04 沅陵辰投山泉水有限公司 一种可控制流量的饮用水灌装机
CN114030860B (zh) * 2021-12-02 2023-06-27 重庆科斯特医疗科技有限公司 全自动组装灌装机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017057005A (ja) 2017-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6560080B2 (ja) ガロンボトル充填機
KR101977792B1 (ko) 섀시 딥 처리 스테이션
KR20200033272A (ko) 반송차 및 반송 설비
KR101278451B1 (ko) 백-인-박스 방식의 포장시스템
WO2015071951A1 (ja) 物品収納設備(article storage facility)
TWI702679B (zh) 容器搬送設備
JP4008011B2 (ja) 充填装置
KR100440909B1 (ko) 파우치형 액체저장용기용 액체 충진장치
KR20160115198A (ko) 액상 내용물 주입 포장장치
CN106796908A (zh) 清洗装置以及清洗方法
CN101746605B (zh) 保管及供给基板的系统
KR101138007B1 (ko) 내압시험용 충수노즐의 가이드장치
CN103303853A (zh) 卡式瓶灌封机
WO2015118649A1 (ja) タイヤ支持装置、タイヤ冷却システム
JP2013181340A (ja) 機材収納取出装置
CN203917879U (zh) 铁片除去装置
JP3749325B2 (ja) 容器充填機における疑似ボトル、および液体を容器に充填するための回転式機械
ITPR20070051A1 (it) Valvola di riempimento per una macchina riempitrice
US20110123302A1 (en) Parking system for motor vehicles
CN105621047A (zh) 悬挂输送装置
JP2014234237A (ja) ボトル飲用水充填装置
US8596948B2 (en) Automated arrangement for loading bottles into shipping racks
CN203611395U (zh) 一种快速换模装置
JP4668743B2 (ja) 自動液充填システム
ITBO20100616A1 (it) Metodo ed apparato per trasferire recipienti fragili da una macchina confezionatrice a contenitori

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6560080

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250