JP6560053B2 - フィルタ回路及び無線受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタ回路及び無線受信機に関する。
無線受信機において、希望波を通過させつつ妨害波を減衰させるフィルタ回路が用いられている。無線受信機に用いられるアナログフィルタとして、例えば複素バンドパスフィルタが知られている(例えば、特許文献1、2、3参照)。複素バンドパスフィルタは、互いに90度の位相差を持つ中間周波信号であるQ信号及びI信号を入力信号とし、所望のバンドパス特性によって希望波を通過させ且つ妨害波を減衰させるものである。また、複素バンドパスフィルタは、Q信号とI信号との位相関係が90度のものを通し、−90度のものを減衰させることにより、イメージ妨害波を減衰させる作用を有している。
ところで、近年、半導体素子の微細化によりデジタル処理が小面積、低電力で実現できるようになったことから、従来のアナログ回路に加えてデジタル回路が用いられている。しかし、アナログフィルタの処理を全てデジタル処理に置き換えることは、コスト等の面から実用化が極めて難しい。そこで、フィルタの次数や段数を減らしたアナログ回路においてフィルタリング処理を行い、その後、足りない処理をデジタル回路で補うことが行われている。
特開2008−205962号公報 特開2008−211531号公報 特開2012−54684号公報
複素バンドパスフィルタでは、上記の通り、イメージ妨害波の減衰が行われる。そのため、アナログ回路とデジタル回路とを併用してフィルタリング処理を行うフィルタ回路において、アナログ回路として複素バンドパスフィルタを用いた場合、イメージ妨害波についても、アナログ回路で部分的に減衰処理がされた後、さらにデジタル回路で減衰処理されることになる。しかし、アナログ回路におけるイメージ妨害波の減衰処理は、温度変動等に大きな影響を受けるため、どれだけ減衰されたかを判別するのが難しい。したがって、アナログ回路における減衰量を考慮しつつデジタル回路において処理を行うことは極めて難しいため、無線受信機においてイメージ妨害波の減衰処理を適切に行うことができないという問題があった。
また、複素バンドパスフィルタにおいては、Q信号及びI信号各々に対応した2系統分のローパスフィルタが相互に結合されることによって、バンドパス特性が実現される。したがって、2系統のフィルタにおいてバランスをとる必要があるため、フィルタ定数(フィルタを構成するキャパシタの静電容量や抵抗の抵抗値等)を自由に設定することができないという問題があった。
また、複素バンドパスフィルタのような2系統の入力を有するバンドパスフィルタとは異なり、1系統の入出力のみを持つバンドパスフィルタを用いてアナログ回路を構成する場合、高精度のフィルタ特性を実現するためには、バンドパス回路を多数縦列に接続する必要がある。このため、所望のフィルタ特性を実現しようとすると、1系統であるにもかかわらず、かえってキャパシタや抵抗の数が多くなり、回路規模が増大してしまうという問題があった。
上記課題を解決するため、本発明は、回路規模の増大を抑えたフィルタ回路及びイメージ妨害波の減衰を適切に行うことが可能な無線受信機を提供することを目的とする。
本発明に係るフィルタ回路は、直列接続された不完全積分回路及び第1の完全積分回路から構成され、信号入力部と信号出力部とを有する第1フィルタ部と、前記不完全積分回路又は前記第1の完全積分回路に負帰還接続された少なくとも1の完全積分回路を含む第2フィルタ部と、前記第1フィルタ部の前記信号出力部と前記信号入力部との間に接続された負帰還抵抗と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る無線受信機は、周波数が異なる無線信号を受信して得られた高周波信号に、互いに90度の位相差を有する第1及び第2の局部発信信号を夫々混合することにより第1及び第2の周波数信号を生成するミキサと、前記第1の周波数信号から第1の周波数帯域に対応した第1の中間周波信号を抽出する第1バンドパスフィルタと、前記第2の周波数信号から前記第1の周波数帯域に対応した第2の中間周波信号を抽出する第2バンドパスフィルタと、抽出された前記第1の中間周波信号をデジタル信号に変換して第1のデジタル中間周波信号を得る第1アナログデジタル変換部と、抽出された前記第2の中間周波信号をデジタル信号に変換して第2のデジタル中間周波信号を得る第2アナログデジタル変換部と、前記第1のデジタル中間周波信号及び前記第2のデジタル中間周波信号から第2の周波数帯域に対応したデジタルデータ信号を抽出するデジタル処理回路と、抽出された前記デジタルデータ信号を復調して受信データを得る復調部と、を有し、前記第1バンドパスフィルタ及び前記第2バンドパスフィルタの各々は、直列接続された不完全積分回路及び第1の完全積分回路から構成された第1フィルタ部と、前記不完全積分回路又は前記第1の完全積分回路に負帰還接続された少なくとも1の完全積分回路を含む第2フィルタ部と、前記第1フィルタ部の信号出力部と信号入力部との間に接続された負帰還抵抗と、を含み、前記デジタル処理回路は、前記デジタルデータ信号の抽出とともに、前記第1及び第2のデジタル中間周波信号に含まれるイメージ妨害波を減衰させる処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る無線受信機は、無線信号を受信して得られた高周波信号から第1の周波数帯域に対応した中間周波信号を抽出するフィルタ回路と、抽出された前記中間周波信号をデジタル信号に変換してデジタル中間周波信号を得るアナログデジタル変換部と、前記デジタル中間周波信号から第2の周波数帯域に対応したデジタルデータ信号を抽出する処理を行うデジタル処理回路と、抽出された前記デジタルデータ信号を復調して受信データを得る復調部と、を有し、前記フィルタ回路は、直列接続された不完全積分回路及び第1の完全積分回路から構成された第1フィルタ部と、前記不完全積分回路又は前記第1の完全積分回路に負帰還接続された少なくとも1の完全積分回路を含む第2フィルタ部と、前記第1フィルタ部の信号出力部と信号入力部との間に接続された負帰還抵抗と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、回路規模の増大を抑えたフィルタ回路及びイメージ妨害波の減衰を適切に行うことが可能な無線受信機を実現することが可能となる。
本発明の実施例1に係る無線受信機10の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係るフィルタ回路15aの構成を示す回路図である。 フィルタ回路15a,15b及びデジタル処理回路17のフィルタ特性の一例を示す図である。 デジタル処理回路17における処理の一例を示す概念図である。 デジタル処理回路17における処理の一例を示す概念図である。 フィルタ回路15aにおけるフィルタ定数の一例を示す回路図である。 フィルタ回路15a及び15bのフィルタ特性の一例を示す図である。 本発明の実施例2に係る無線受信機50の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係るフィルタ回路53の構成を示す回路図である。 フィルタ回路53のフィルタ特性の一例を示す図である。 フィルタ回路15aの構成の他の一例を示す回路図である。 フィルタ回路15aの構成の他の一例を示す回路図である。 フィルタ回路15aの構成の他の一例を示す回路図である。 フィルタ回路15aの構成の他の一例を示す回路図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係るフィルタ回路を含む無線受信機の構成を示すブロック図である。無線受信機10は、スーパーヘテロダイン方式の受信機であり、アンテナ11、低雑音増幅器12、局部発振器13、ミキサ14a及び14b、フィルタ回路15a及び15b、アナログデジタル変換器(以下、ADCと称する)16a及び16b、デジタル処理回路17及び復調部18を含む。
アンテナ11は、無線送信機(図示せず)から送信された、例えば2.4GHzの高周波信号を受信し、低雑音増幅器12に供給する。
低雑音増幅器12は、高周波信号を増幅し、増幅受信信号RFとしてミキサ14a及び14bに供給する。
局部発振器13は、互いに90度の位相差を有する局部発信信号FL1及びFL2を生成する。局部発振器13は、この局部発信信号FL1をミキサ14aに供給し、局部発信信号FL2をミキサ14bに供給する。
ミキサ14aは、増幅受信信号RFに局部発信信号FL1を混合することにより、上記高周波信号よりも周波数が低い、例えば数MHzの周波数を有し且つ互いに極性が異なる中間周波信号IP及びINを生成し、フィルタ回路15aに供給する。ミキサ14bは、増幅受信信号RFに局部発信信号FL2を混合することにより、中間周波信号IPの位相を90度だけずらした中間周波数信号QPと、中間周波信号INの位相を90度だけずらした中間周波数信号QNとを生成し、フィルタ回路15bに供給する。すなわち、ミキサ14a及び14bは、互いに90度又は−90度の位相差を有するクワドラチャ信号である中間周波信号(IP,IN)及び(QP,QN)を、フィルタ回路15a及び15bに供給する。以下、中間周波信号IP及びINのことを総称してI信号、中間周波信号QP及びQNのことを総称してQ信号とも称する。
フィルタ回路15a及び15bは、互いに独立した実数型のバンドパスフィルタである。フィルタ回路15aは、図2に示すような回路構成を有する。なお、フィルタ回路15bはフィルタ回路15aと同様の構成を有するため、フィルタ回路15bの構成については説明を省略する。また、以下の説明ではフィルタ15a及び15bを総称してフィルタ15とも称する。
フィルタ回路15aは、不完全積分回路21と、第1の完全積分回路である完全積分回路22と、第2の完全積分回路である完全積分回路23と、第3の完全積分回路である完全積分回路24と、抵抗31〜44と、から構成されている。不完全積分回路21及び完全積分回路22は直列接続され、バイカッド型の第1フィルタ部を構成している。完全積分回路23及び24は、第2フィルタ部を構成している。
不完全積分回路21は、オペアンプAP1と、抵抗R11及びR12と、キャパシタC11及びC12と、から構成されている。オペアンプAP1は差動出力型のオペアンプである。不完全積分回路21のオペアンプAP1の反転入力端子及び非反転入力端子は、抵抗31及び32とともに、フィルタ回路15aの信号入力部を構成している。
オペアンプAP1の非反転入力端子には、抵抗R11及びキャパシタC11の各々の一端が接続されている。オペアンプAP1の反転入力端子には、抵抗R12及びキャパシタC12の各々の一端が接続されている。オペアンプAP1の非反転出力端子には、抵抗R12及びキャパシタC12の各々の他端が接続されている。オペアンプAP1の反転出力端子には、抵抗R11及びキャパシタC11の各々の他端が接続されている。抵抗R11及びキャパシタC11は並列に接続されている。抵抗R12及びキャパシタC12は並列に接続されている。
完全積分回路22は、オペアンプAP2と、キャパシタC21及びC22と、から構成されている。オペアンプAP2は差動出力型のオペアンプである。完全積分回路22の反転出力端子及び非反転出力端子は、フィルタ回路15aの信号出力部を構成している。
オペアンプAP2の非反転入力端子には、キャパシタC21の一端が接続されている。オペアンプAP2の反転入力端子には、キャパシタC22の一端が接続されている。オペアンプAP2の非反転出力端子には、キャパシタC22の他端が接続されている。オペアンプAP2の反転出力端子には、キャパシタC21の他端が接続されている。
完全積分回路23は、オペアンプAP3と、キャパシタC31及びC32と、から構成されている。オペアンプAP3の非反転入力端子には、キャパシタC31の一端が接続されている。オペアンプAP3の反転入力端子には、キャパシタC32の一端が接続されている。オペアンプAP3の非反転出力端子には、キャパシタC32の他端が接続されている。オペアンプAP3の反転出力端子には、キャパシタC31の他端が接続されている。
完全積分回路24は、オペアンプAP4と、キャパシタC41及びC42と、から構成されている。オペアンプAP4の非反転入力端子には、キャパシタC41の一端が接続されている。オペアンプAP4の反転入力端子には、キャパシタC42の一端が接続されている。オペアンプAP4の非反転出力端子には、キャパシタC42の他端が接続されている。オペアンプAP4の反転出力端子には、キャパシタC41の他端が接続されている。
不完全積分回路21及び完全積分回路22は直列接続され、バイカッド型回路を構成している。すなわち、不完全積分回路21のオペアンプAP1の非反転出力端子は、抵抗33を介して、完全積分回路22のオペアンプAP2の非反転入力端子に接続されている。不完全積分回路21のオペアンプAP1の反転出力端子は、抵抗34を介して、完全積分回路22のオペアンプAP2の反転入力端子に接続されている。
また、完全積分回路22のオペアンプAP2の反転出力端子は、抵抗35を含むラインL1を介して非完全積分回路21のオペアンプAP1の非反転入力端子に接続されている。一方、完全積分回路22のオペアンプAP2の非反転出力端子は、抵抗36を含むラインL2を介して非完全積分回路21のオペアンプAP1の反転入力端子に接続されている。すなわち、抵抗35及び36は、第1フィルタ部の信号出力部と信号入力部との間に並列に接続された負帰還抵抗である。信号出力部からの出力信号は、第1の負帰還抵抗である抵抗35を含むラインL1、又は第2の負帰還抵抗36を含むL2を介して極性反転して信号入力部に供給される。
また、完全積分回路23は、不完全積分回路21にフィードバック接続(負帰還接続)されている。すなわち、不完全積分回路21のオペアンプAP1の非反転出力端子は、抵抗39を介して、完全積分回路23のオペアンプAP3の非反転入力端子に接続されている。不完全積分回路21のオペアンプAP1の反転出力端子は、抵抗40を介して、完全積分回路23のオペアンプAP3の反転入力端子に接続されている。他方、完全積分回路23のオペアンプAP3の非反転出力端子は、抵抗38を介して不完全積分回路21のオペアンプAP1の反転入力端子に接続されている。完全積分回路23のオペアンプAP3の反転出力端子は、抵抗37を介して不完全積分回路21のオペアンプAP1の非反転入力端子に接続されている。すなわち、完全積分回路23は、不完全積分回路21の出力を増幅且つ極性反転して不完全積分回路21の入力部に供給する。
また、完全積分回路24は、完全積分回路22にフィードバック接続(負帰還接続)されている。すなわち、完全積分回路22のオペアンプAP2の非反転出力端子は、抵抗43を介して、完全積分回路24のオペアンプAP4の非反転入力端子に接続されている。完全積分回路22のオペアンプAP2の反転出力端子は、抵抗44を介して、完全積分回路24のオペアンプAP4の反転入力端子に接続されている。他方、完全積分回路24のオペアンプAP4の非反転出力端子は、抵抗42を介して完全積分回路22のオペアンプAP2の反転入力端子に接続されている。完全積分回路24のオペアンプAP4の反転出力端子は、抵抗41を介して完全積分回路22のオペアンプAP2の非反転入力端子に接続されている。すなわち、完全積分回路24は、完全積分回路22の出力を増幅且つ極性反転して完全積分回路22の入力部に供給する。
ミキサ14aから供給された中間周波信号IP及びINのうちIPは、抵抗31を介して、不完全積分回路21のオペアンプAP1の非反転入力端子に供給され、中間周波信号INは、抵抗32を介して、不完全積分回路21のオペアンプAP1の反転入力端子に供給される。フィルタ回路15aは、各部の抵抗値や静電容量の値等のフィルタ定数によって決定されるフィルタ特性(すなわち、周波数通過・減衰特性)に従って、中間周波信号IP中に重畳されている信号成分のうち所定の周波数帯域の信号を通過させ、中間周波信号BIPとして、完全積分回路22のオペアンプAP2の非反転出力端子から送出する。また、フィルタ回路15aは、各部の抵抗値や静電容量の値等のフィルタ定数によって決定されるフィルタ特性に従って、中間周波信号IN中に重畳されている信号成分のうち所定の周波数帯域の信号を通過させ、中間周波信号BINとして、完全積分回路22のオペアンプAP2の反転出力端子から送出する。
同様に、フィルタ回路15bは、各部の抵抗値や静電容量の値等のフィルタ定数によって決定されるフィルタ特性に従って、ミキサ14bから供給された中間周波信号QP及びQNのうち所定の周波数帯域の信号を通過させ、中間周波信号BQP及びBQNとして送出する。
図3(a)は、フィルタ回路15a及び15bのフィルタ特性を模式的に示す図である。2つの中間周波信号(I信号、Q信号)が例えばcosとsinの関係にある場合を正極性、cosと−sinの関係にある場合を負極性として表している。本発明では、フィルタ回路15a及び15bは、I信号及びQ信号に夫々対応した実数型のバンドパスフィルタであるため、周波数が正極性の場合と負極性の場合とで対称なフィルタ特性となる。
再び図1を参照すると、ADC16aは、中間周波信号BIP及びBINをデジタル信号に変換してデジタル中間周波信号DIP及びDINを得て、これをデジタル処理回路17に供給する。ADC16bは、中間周波信号BQP及びBQNをデジタル信号に変換してデジタル中間周波信号DQP及びDQNを得て、これをデジタル処理回路17に供給する。
デジタル処理回路17は、デジタル中間周波信号DIP及びDIN及びデジタル中間周波信号DQP及びDQNに基づいて、所定の周波数帯域に対応した信号を通過させ、デジタルデータ信号JP,JNを得る。具体的には、位相関係がcosとsinの関係にある場合には信号を通過させ、cosと−sinの関係にある場合には信号を減衰させる処理を行う。
図4及び図5は、デジタル処理回路17の処理を模式的に示す概念図である。例えば、図4(b)に示すように、90度位相が異なる信号をcos(2πfIFt)、sin(2πfIFt)とすると、デジタル処理回路17は、図4(a)に示すように、cos(2πfIFt)の位相を90度シフト(移相)させてsin(2πfIFt)とし、加算する。これにより、図4(c)に示すような加算信号が生成される。加算信号は、理想的にはsin(2πfIFt)の2倍の振幅を有する加算信号2sin(2πfIFt)となる。
一方、図5(b)に示すように、−90度位相が異なる信号をcos(2πfIFt)、−sin(2πfIFt)とすると、デジタル処理回路17は、図5(a)に示すように、cos(2πfIFt)の位相を90度シフト(移相)させてsin(2πfIFt)とし、加算する。これにより、図5(c)に示すような加算信号が生成される。加算信号は、理想的には振幅が0の信号となる。
図3(b)は、デジタル処理回路17の上記処理における周波数特性を示す図である。図4及び図5において概念的に示した処理により、デジタル処理回路17は、デジタル中間周波信号DIP,DIN及びDQP,DQNの位相関係がcosとsinの関係にある場合には信号を通過させ、cosと−sinの関係にある場合には信号を減衰させる。すなわち、デジタル処理回路17に入力されたデジタル中間周波信号は、正極性の場合には所定の周波数帯域の信号が通過され、負極性の場合には減衰される。これにより、負極性に現れるイメージ妨害波が減衰される。
図1に示すように、復調部18は、デジタル処理回路17を通過したデジタルデータ信号JP,JNに復調処理を施すことにより、受信情報データを復元する。
このように、本実施例のフィルタ回路15a及び15bは、複素バンドパスフィルタと異なり、I信号及びQ信号に対応した互いに独立な実数型のフィルタである。したがって、図3(a)に示すように、周波数が正極性の場合と負極性の場合とで対称なフィルタ特性となるため、フィルタ回路15a及び15bにおいては、イメージ妨害波の減衰処理は行われない。このため、図3(b)に示すように、イメージ妨害波の減衰処理は、デジタル処理回路17において全て行われる。したがって、本実施例の無線受信機10によれば、温度変動、電源電圧変動、経年変化等の影響を受けやすいアナログフィルタにおけるイメージ妨害波の減衰処理を考慮することなく、デジタル処理回路においてイメージ妨害波の減衰処理を行うことができる。
また、本実施例のフィルタ回路15a及び15bは、互いに独立な実数型のフィルタであるため、フィルタ定数(フィルタを構成する抵抗の抵抗値やキャパシタの静電容量)を自由に設定して、所望のフィルタ特性及び回路規模を実現することが可能である。例えば、図6に示すように、完全積分回路23,24のキャパシタの静電容量(例えば、20pF)に対して、不完全積分回路21及び完全積分回路22のキャパシタの静電容量を1/2以下(例えば、5pF)等に小さく設定することにより、フィルタ回路15a及び15bの面積を小さく抑えることができる。また、図6とは逆に、完全積分回路23,24のキャパシタの静電容量を、不完全積分回路21及び完全積分回路22のキャパシタの静電容量の1/2以下等に小さく設定することによりフィルタ回路15a及び15bの面積を小さく抑えることも可能である。
また、本実施例のフィルタ回路15a及び15bの周波数特性を、キャパシタ素子及び抵抗素子の個数が同一でフィルタ定数がほぼ同じである従来の実数型のバンドパスフィルタの周波数特性と比較した場合、図7に示すように、本実施例のフィルタ回路15a及び15bの周波数特性(実線で示す)は、従来の実数型のバンドパスフィルタの周波数特性(破線で示す)よりも、通過帯域の減衰特性が平坦で且つ減衰域の遮断特性が急峻なバタワース特性となる。
また、図3(a)及び図3(b)に示すように、フィルタ回路15a及び15bにおける周波数特性の正極性側の通過帯域の下限周波数を、デジタル処理回路17の周波数特性の通過域の下限周波数よりも低く設定することにより、例えば図1においてフィルタ回路15a及び15bとADC16a及び16bとの間にアンチエイリアシングフィルタを設けた場合に、アンチエイリアシングフィルタの減衰量(折り返し雑音の遮断特性)を大きく設定することができる。
図8は、実施例2におけるフィルタ回路を含む無線受信機の構成を示すブロック図である。無線受信機50は、実施例1の無線受信機10とは異なるストレート方式の受信機であり、アンテナ51、低雑音増幅器52、フィルタ回路53、ADC54、デジタル処理回路55及び復調部56を含む。
アンテナ51は、無線送信機から送信された高周波信号を受信し、低雑音増幅器52に供給する。
低雑音増幅器52は、高周波信号を増幅し、互いに極性が異なる増幅受信信号RFP、RFNを生成し、フィルタ回路53に供給する。
フィルタ回路53は、図9に示すように、カスケード接続されたフィルタF1、F2及びF3から構成される。フィルタF1、F2及びF3は、夫々実施例1におけるフィルタ回路15(15a,15b)と同様の構成を有する。すなわち、フィルタ回路53は、実施例1におけるフィルタ回路15aと同様のフィルタ回路が3段にカスケード接続された構成を有する。
増幅受信信号RFPは、フィルタF1のオペアンプAP1の非反転入力端子に供給される。増幅受信信号RFNは、フィルタF1のオペアンプAP1の反転入力端子に供給される。フィルタ回路53は、増幅受信信号RFP中に重畳されている信号成分のうち所定の周波数帯域の信号を通過させ、中間周波信号BPとして、フィルタF3のオペアンプAP2の非反転出力端子から送出する。また、フィルタ回路53は、増幅受信信号RFN中に重畳されている信号成分のうち所定の周波数帯域の信号を通過させ、中間周波信号BNとして、フィルタF3のオペアンプAP2の反転出力端子から送出する。
このように、フィルタ回路53は、複数のフィルタ回路がカスケード接続された構成を有する。このため、例えば図10に示すように、実施例1に示したフィルタ回路15a及び15bと比べてさらに急峻なフィルタ特性を有するフィルタ回路を実現することができる。
上記構成のフィルタ回路53によれば、イメージ妨害波の除去が不要なストレート方式の受信機において、簡易な構成で急峻なフィルタ特性を有するアナログフィルタを実現することができる。
以上説明したように、本発明のフィルタ回路(15a,15b,53)は、複素バンドパスフィルタとは異なる実数型のバンドパスフィルタであるため、所望のフィルタ特性に合わせてフィルタ定数を自由に設定することが可能である。したがって、アナログフィルタ回路における回路規模の増大を抑えることが可能となる。
また、本発明のフィルタ回路は、独立した実数型のバンドパスフィルタであるため、イメージ妨害波の除去を行わない。したがって、本発明のフィルタ回路は、イメージ妨害波の除去が不要なストレート方式の受信機に用いることができるほか、スーパーヘテロダイン方式のようなI,Qの2系統の信号に対応した受信機のアナログフィルタとして用いた場合には、アナログフィルタにおけるイメージ妨害波の減衰量を考慮することなく、デジタル処理回路17において適切にイメージ妨害波の減衰処理を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、実施例1のフィルタ回路15(15a,15b)及び実施例2のフィルタF1〜F3において、第1フィルタ部は、直列接続された不完全積分回路21及び完全積分回路22から構成されていればよく、いずれが前段(信号の入力側)に位置していてもよい。例えば、図2に示す構成とは異なり、図11に示すように、完全積分回路22が不完全積分回路21よりも前段に位置していてもよい。
また、実施例1のフィルタ回路15(15a、15b)及び実施例2のフィルタF1〜F3において、第2フィルタ部は、少なくとも1つの完全積分回路から構成されていればよい。例えば、図12及び図13に示すように、完全積分回路23及び24のうちいずれか一方のみを有する構成であってもよい。
また、上記実施例では、フィルタ回路15(15a、15b)及びフィルタF1〜F3が差動出力型のオペアンプAP1〜AP4から構成されている場合を例として説明したが、これに限られず、シングルエンド型のオペアンプから構成されていてもよい。この場合、フィルタ回路15aは、例えば図14に示すように、不完全積分回路61及び完全積分回路62からなる第1フィルタ部と、完全積分回路63、完全積分回路64、反転回路65及び反転回路66からなる第2フィルタ部と、負帰還抵抗である抵抗35を含むラインL3と、から構成される。オペアンプAP1〜AP6の各々の非反転入力端子は、基準電圧Vrefに接続されている。
また、フィルタ回路を構成するキャパシタ及び抵抗の数や値をスイッチ切替等により可変とし、フィルタ特性を変化させることが可能な回路としてもよい。
また、オペアンプAP1〜AP4の代わりにインバータ型の反転増幅器の組み合わせ等を用いて完全積分回路及び完全積分回路を構成してもよい。
また、上記実施例1では、スーパーヘテロダイン方式の受信機において、デジタル処理回路にてイメージ妨害波の除去を行う例について説明した。しかし、デジタル処理回路で処理を行う代わりに、例えばアナログフィルタよりも前段にイメージ妨害波を除去するための別のフィルタを設けてイメージ妨害波の除去を行ってもよい。かかる場合にも、本発明のフィルタ回路15はイメージ妨害波の減衰処理を行わないため、フィルタ回路15における減衰処理の影響を考慮することなく、当該別のフィルタにおいて適切にイメージ妨害波の除去を行うことができる。
また、実施例1ではミキサによる周波数変換が1段のいわゆるシングルスーパーヘテロダイン方式の受信機を用いる例について説明し、実施例2では周波数変換のないストレート方式の受信機を用いる例について説明した。しかし、これに限られず、ダブルスーパーヘテロダイン方式やスライディングIF方式等の2段以上の周波数変換を行う受信機を用いてもよい。
要するに、本発明に係るフィルタ回路は、直列接続された不完全積分回路(21)及び第1の完全積分回路(22)から構成され、信号入力部と信号出力部とを有する第1フィルタ部と、不完全積分回路又は第1の完全積分回路に負帰還接続された少なくとも1の完全積分回路(23,24)を含む第2フィルタ部と、第1フィルタ部の信号出力部と信号入力部との間に接続された負帰還抵抗(35,36)と、を含むことを特徴とするものである。
10,50 無線受信機
11,51 アンテナ
12,52 低雑音増幅器
13 局部発振器
14a,14b ミキサ
15a,15b,53 フィルタ回路
16a,16b,54 ADC
17,55 デジタル処理回路
18,56 復調部
21 不完全積分回路
22〜24 完全積分回路
31〜44 抵抗
61 不完全積分回路
62〜64 完全積分回路
65,66 反転回路

Claims (12)

  1. 直列接続された不完全積分回路及び第1の完全積分回路から構成され、信号入力部と信号出力部とを有する第1フィルタ部と、
    前記不完全積分回路又は前記第1の完全積分回路に負帰還接続された少なくとも1の完全積分回路を含む第2フィルタ部と、
    前記第1フィルタ部の前記信号出力部と前記信号入力部との間に接続された負帰還抵抗と、
    を含むことを特徴とするフィルタ回路。
  2. 前記不完全積分回路及び前記第1の完全積分回路の各々は演算増幅器を含み、
    前記第2フィルタ部は、前記不完全積分回路の前記演算増幅器の出力端子と入力端子との間に負帰還接続された第2の完全積分回路と、前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の出力端子と入力端子との間に負帰還接続された第3の完全積分回路と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ回路。
  3. 前記不完全積分回路は、前記不完全積分回路の前記演算増幅器の出力端子と入力端子との間に並列に接続された抵抗及びキャパシタを含み、
    前記第1、第2及び第3の完全積分回路の各々は、前記第1、第2及び第3の前記演算増幅器の各々の出力端子と入力端子との間に接続されたキャパシタを含み、
    前記不完全積分回路の前記演算増幅器の出力端子は、前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の入力端子に接続され、
    前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の出力端子は、前記負帰還抵抗を介して前記不完全積分回路の前記演算増幅器の入力端子に負帰還接続されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のフィルタ回路。
  4. 前記不完全積分回路及び前記第1の完全積分回路に含まれる前記キャパシタの静電容量は、前記第2及び第3の完全積分回路に含まれる前記キャパシタの静電容量の1/2以下であることを特徴とする請求項3に記載のフィルタ回路。
  5. 前記第2及び第3の完全積分回路に含まれる前記キャパシタの静電容量は、前記不完全積分回路及び前記第1の完全積分回路に含まれる前記キャパシタの静電容量の1/2以下であることを特徴とする請求項3に記載のフィルタ回路。
  6. 前記不完全積分回路及び前記第1の完全積分回路の各々の前記演算増幅器は、差動出力型の演算増幅器からなり、
    前記負帰還抵抗は、前記信号出力部と前記信号入力部との間に並列に接続された第1の負帰還抵抗と第2の負帰還抵抗とを含み、
    前記不完全積分回路の前記演算増幅器の反転出力端子は、前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、
    前記不完全積分回路の前記演算増幅器の非反転出力端子は、前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の非反転入力端子に接続され、
    前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の反転出力端子は、前記第1の負帰還抵抗を介して前記不完全積分回路の前記演算増幅器の非反転入力端子に接続され、
    前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の非反転出力端子は、前記第2の負帰還抵抗を介して前記不完全積分回路の前記演算増幅器の反転入力端子に接続されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のフィルタ回路。
  7. 周波数が異なる無線信号を受信して得られた高周波信号に、互いに90度の位相差を有する第1及び第2の局部発信信号を夫々混合することにより第1及び第2の周波数信号を生成するミキサと、
    前記第1の周波数信号から第1の周波数帯域に対応した第1の中間周波信号を抽出する第1バンドパスフィルタと、
    前記第2の周波数信号から前記第1の周波数帯域に対応した第2の中間周波信号を抽出する第2バンドパスフィルタと、
    抽出された前記第1の中間周波信号をデジタル信号に変換して第1のデジタル中間周波信号を得る第1アナログデジタル変換部と、
    抽出された前記第2の中間周波信号をデジタル信号に変換して第2のデジタル中間周波信号を得る第2アナログデジタル変換部と、
    前記第1のデジタル中間周波信号及び前記第2のデジタル中間周波信号から第2の周波数帯域に対応したデジタルデータ信号を抽出するデジタル処理回路と、
    抽出された前記デジタルデータ信号を復調して受信データを得る復調部と、
    を有し、
    前記第1バンドパスフィルタ及び前記第2バンドパスフィルタの各々は、直列接続された不完全積分回路及び第1の完全積分回路から構成された第1フィルタ部と、前記不完全積分回路又は前記第1の完全積分回路に負帰還接続された少なくとも1の完全積分回路を含む第2フィルタ部と、前記第1フィルタ部の信号出力部と信号入力部との間に接続された負帰還抵抗と、を含み、
    前記デジタル処理回路は、前記デジタルデータ信号の抽出とともに、前記第1及び第2のデジタル中間周波信号に含まれるイメージ妨害波を減衰させる処理を行うことを特徴とする無線受信機。
  8. 無線信号を受信して得られた高周波信号から第1の周波数帯域に対応した中間周波信号を抽出するフィルタ回路と、
    抽出された前記中間周波信号をデジタル信号に変換してデジタル中間周波信号を得るアナログデジタル変換部と、
    前記デジタル中間周波信号から第2の周波数帯域に対応したデジタルデータ信号を抽出する処理を行うデジタル処理回路と、
    抽出された前記デジタルデータ信号を復調して受信データを得る復調部と、
    を有し、
    前記フィルタ回路は、直列接続された不完全積分回路及び第1の完全積分回路から構成された第1フィルタ部と、前記不完全積分回路又は前記第1の完全積分回路に負帰還接続された少なくとも1の完全積分回路を含む第2フィルタ部と、前記第1フィルタ部の信号出力部と信号入力部との間に接続された負帰還抵抗と、を含むことを特徴とする無線受信機。
  9. 前記第1の周波数帯域の下限値は、前記第2の周波数帯域の下限値よりも低いことを特徴とする請求項7又は8に記載の無線受信機。
  10. 前記不完全積分回路及び前記第1の完全積分回路の各々は、演算増幅器を含み、
    前記第2フィルタ部は、前記不完全積分回路の前記演算増幅器の出力端子と入力端子との間に負帰還接続された第2の完全積分回路と、前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の出力端子と入力端子との間に負帰還接続された第3の完全積分回路と、を含むことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1に記載の無線受信機。
  11. 前記不完全積分回路は、前記不完全積分回路の前記演算増幅器の出力端子と入力端子との間に並列に接続された抵抗及びキャパシタを含み、
    前記第1、第2及び第3の完全積分回路の各々は、前記第1、第2及び第3の完全積分回路の各々の前記演算増幅器の出力端子と入力端子との間に接続されたキャパシタを含み、
    前記不完全積分回路の前記演算増幅器の出力端子は、前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の入力端子に接続され、
    前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の出力端子は、前記負帰還抵抗を介して前記不完全積分回路の前記演算増幅器の入力端子に負帰還接続されている、
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線受信機。
  12. 前記不完全積分回路及び前記第1の完全積分回路の各々の前記演算増幅器は、差動出力型の演算増幅器からなり、
    前記負帰還抵抗は、前記信号出力部と前記信号入力部との間に並列に接続された第1の負帰還抵抗と第2の負帰還抵抗とを含み、
    前記不完全積分回路の前記演算増幅器の反転出力端子は、前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、
    前記不完全積分回路の前記演算増幅器の非反転出力端子は、前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の非反転入力端子に接続され、
    前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の反転出力端子は、前記第1の負帰還抵抗を介して前記不完全積分回路の前記演算増幅器の非反転入力端子に接続され、
    前記第1の完全積分回路の前記演算増幅器の非反転出力端子は、前記第2の負帰還抵抗を介して前記不完全積分回路の前記演算増幅器の反転入力端子に接続されていることを特徴とする請求項10又は11に記載の無線受信機。
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