JP6559522B2 - 塗装機 - Google Patents

塗装機 Download PDF

Info

Publication number
JP6559522B2
JP6559522B2 JP2015186532A JP2015186532A JP6559522B2 JP 6559522 B2 JP6559522 B2 JP 6559522B2 JP 2015186532 A JP2015186532 A JP 2015186532A JP 2015186532 A JP2015186532 A JP 2015186532A JP 6559522 B2 JP6559522 B2 JP 6559522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
exhaust
hollow
peripheral surface
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015186532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017060906A (ja
Inventor
川 勝 浩 石
川 勝 浩 石
内 照 悦 堀
内 照 悦 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Trinity Industrial Corp
Original Assignee
NTN Corp
Trinity Industrial Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, Trinity Industrial Corp filed Critical NTN Corp
Priority to JP2015186532A priority Critical patent/JP6559522B2/ja
Priority to PCT/JP2016/077802 priority patent/WO2017051815A1/ja
Publication of JP2017060906A publication Critical patent/JP2017060906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6559522B2 publication Critical patent/JP6559522B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
    • B05B3/10Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
    • B05B3/1035Driving means; Parts thereof, e.g. turbine, shaft, bearings

Description

本発明は、エアモータにより回転駆動される回転霧化頭で塗料を微粒化させて噴霧する塗装機に関する。
この種の一般的な塗装機Aは、図7に示すように、塗装機本体2に内蔵されたエアモータ3で高速回転駆動される中空回転軸4の先端に回転霧化頭5が取り付けられ、中空回転軸4の中空空間29に挿通されたフィードチューブ6を介して供給された塗料を回転霧化頭5で遠心霧化させて噴霧するようになっている。
塗装機本体2に搭載されたエアモータ3は、モータハウジング7の先端側から突出させた中空回転軸4がラジアル軸受8で支持されると共に、タービンホイール9aの外周部にタービンブレード9bを形成したエアタービン9が中空回転軸4の後端側に一体的に形成されている。
エアタービン9の周囲には、タービンブレード9bに対しドライブエア(圧縮空気)を吹き付ける給気口10が形成され、エアタービン9を覆うようにモータハウジング7に固定される背面カバー11には、タービンブレード9bの内周面に形成される排気路28を通って排出される排気エアを後方に排出する排気口12が形成されている。
さらに、塗装機本体2内部には、エアモータ3の背面カバー11を隔てた後方に排気室13が形成され、この排気室13に排気ホース(図示せず)等が接続されて、排気エアを塗装機本体2外部に排出するようになっている。
また、図8に示すように、前記背面カバー11には、回転霧化頭5(図7参照)に塗料を供給するフィードチューブ6を排気室13側から中空回転軸4の中空空間29に挿通する筒状開口部31が後方に突出するように形成されている。
ここで、図7に示すように、エアモータ3にドライブエアを供給して回転霧化頭5を通常回転数(例えば、2〜40000rpm程度)で駆動させながら、フィードチューブ6を介して塗料を供給すると、塗料が回転霧化頭5で遠心霧化されて噴霧される。
また、塗料を大吐出量で噴霧する場合は、微粒化を維持するために回転霧化頭5をより高速の回転数(例えば、4〜60000rpm程度)で駆動させる必要があり、そのためにはドライブエアも高圧で大量供給する必要がある。
しかしながら、ドライブエアの供給量が増大すると、排気経路の圧損が大きくなって、排気路28と排気口12と排気室13で形成される空間(以下「排気空間」と呼ぶ。)の圧力が上昇するため、排気エアの一部が前記排気空間から中空回転軸4の中空空間29を通って回転霧化頭5内に流入することで、回転霧化頭5内の圧力を上昇させ、塗料の微粒化不良を発生させる。
このため、中空回転軸の側面に、中空回転軸の内外を連通させる排気口を設け、その中空空間の圧力を解放する機構が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、本発明者の実験によれば、中空回転軸に排気口を設けても中空空間への流入量が多くなったときに、排気空間及び中空空間の圧力が十分に低下せず、したがって、前述の問題を解決することができなかった。
このため本発明者らは、排気空間と中空回転軸4の中空空間29との間の空気の流通を遮断することを着想した。
排気室13と中空空間29は、図8に示すように、フィードチューブ6の外周面と、筒状開口部31の内周面との隙間に形成される環状流路32を介して連通されているが、環状流路32となる隙間は、塗装機の組立作業の都合上、ある程度の大きさ(1mm間隔程度)を確保しておく必要がある。
そこで、フィードチューブ6の外周面と、筒状開口部31の内周面の間隔の大きさを維持したまま環状流路32を遮断するために、図9に示すように、Oリングなどのシールリング33を設けて、排気室13と中空空間29とを遮断した塗装機Bを試作した。
シールリング33を環状流路32に設けて遮断した場合は、フィードチューブ6や筒状開口部31の剛性部材同士が当接するわけではないので塗装機Bの組立作業に不都合を生じることがなく、ドライブエアを高圧で大量供給することにより排気空間が高圧になったとしても、中空空間29に排気エアが大量に流入することがないので塗料の微粒化不良を生じることがなくなった。
しかし、回転霧化頭の回転数をさらに許容最大回転数(例えば、6〜80000rpm程度)まで上昇させるべく、ドライブエアを、より高圧且つ大供給量で供給したところ、稀ではあるが、異常振動が観察されることがあった。
この異常振動の原因は、背面カバー11とタービンホイール9aとの隙間に形成される漏れ空気流入空間34を流通する空気量の増加と、当該空間34の圧力分布の乱れによるものと考えられる。
すなわち、シールリング33が装着されていない従来構造の塗装機においては、排気空間よりも中空空間29の圧力が低いため、排気空間から中空空間29に向かって空気が流れるが、このとき流れる流量の多くは、漏れ空気流入空間34よりも隙間が大きい環状流路32を流れていた。
しかし、排気室13と中空空間29を連通する環状流路32をシールリング33により遮断することで、中空空間29への流路が漏れ空気流入空間34に限定されたため、ここを流れる流量が増加すると共に圧力が上昇し、さらにエアタービン9の回転の影響で、漏れ空気流入空間34の圧力分布に乱れが生じ、異常振動が発生し易い状態になっていたものと推測される。
国際公開第2015/004966号パンフレット
そこで本発明は、排気路と排気口と排気室で形成される排気空間から中空回転軸の中空空間へ流入する排気エアの流量を抑制することで塗料の微粒化不良を防止すると共に、漏れ空気流入空間の圧力分布の乱れを抑制することで異常振動を防止することを技術的課題としている。
この課題を解決するために、本発明は、塗装機本体に内蔵されたエアモータの中空回転軸の先端に塗料を霧化する回転霧化頭が取り付けられ、
前記エアモータは、タービンホイールの外周部にタービンブレードを形成したエアタービンが中空回転軸の後端側に設けられると共に、当該エアモータのハウジングには、エアモータの排気エアを後方に排出する排気口を形成した背面カバーがエアタービンを覆うように取り付けられて成り、
前記背面カバーの後方空間が、エアモータの排気エアを塗装機本体外部に排出する排気室として形成されると共に、前記背面カバーと前記タービンホイールとの隙間は排気エアの漏れ空気が流入する漏れ空気流入空間になっており、
前記背面カバーには、前記回転霧化頭に塗料を供給するフィードチューブを前記排気室側から中空回転軸の中空空間内に挿通する筒状開口部が形成された塗装機において、
前記フィードチューブと背面カバーの隙間を通り中空回転軸に至る環状流路を塞ぐシールリングが設けられ、
前記筒状開口部は、中空回転軸の後端側から前記中空空間に挿入されるように前方に突出して形成されると共に、その外周面と中空回転軸内周面との間に非接触シールとなる狭小クリアランスが形成され、
前記背面カバーの排気口より中央寄りに、前記漏れ空気流入空間と前記排気室とを連通する複数の圧力逃し流路が形成されたことを特徴とする。
本発明によれば、フィードチューブと背面カバーの隙間を通り中空回転軸に至る環状流路がシールリングで塞がれているので、当該環状流路を通り排気室から中空回転軸の中空空間に排気エアが流れ込むことがない。
また、筒状開口部が、中空回転軸の後端側から中空空間に挿入されるように前方に突出して形成され、その外周面と中空回転軸内周面との間に非接触シールとなる狭小クリアランスが形成されているので、漏れ空気流入空間や圧力逃し流路を通って排気エアが中空回転軸の中空空間に流入することを抑制できる。
さらに、排気室と漏れ空気流入空間は圧力逃し流路を介して連通されているので、漏れ空気流入空間の圧力は比較的変動の少ない排気室の圧力に同調することとなり、漏れ空気流入空間の圧力分布に乱れを生ずることがなく、回転霧化頭を許容最大回転数で回転させたときに異常振動を生じることもない。
本発明に係る塗装機の要部を示す説明図。 本発明に係る他の実施例の要部を示す説明図。 本発明に係るさらに他の実施例の要部を示す説明図。 本発明に係るさらに他の実施例の要部を示す説明図。 本発明に係るさらに他の実施例の要部を示す説明図。 本発明に係るさらに他の実施例の要部を示す説明図。 一般的な塗装機の構造を示す説明図。 従来の塗装機の要部を示す説明図。 従来の塗装機の要部を示す説明図。
本発明は、排気路と排気口と排気室で成る排気空間から中空回転軸の中空空間へ流入する排気エアの流量を抑制することで、塗料の微粒化不良を防止するとともに、漏れ空気流入空間の圧力分布の乱れを抑制することで、異常振動を防止するという目的を達成するため、以下の構成を有する。
すなわち、塗装機本体に内蔵されたエアモータの中空回転軸の先端に塗料を霧化する回転霧化頭が取り付けられ、
前記エアモータは、タービンホイールの外周部にタービンブレードを形成したエアタービンが中空回転軸の後端側に設けられると共に、当該エアモータのハウジングには、エアモータの排気エアを後方に排出する排気口を形成した背面カバーがエアタービンを覆うように取り付けられて成り、
前記背面カバーの後方空間が、エアモータの排気エアを塗装機本体外部に排出する排気室として形成されると共に、背面カバーとタービンホイールに挟まれた隙間は排気エアの漏れ空気が流入する漏れ空気流入空間になっており、
前記背面カバーには、前記回転霧化頭に塗料を供給するフィードチューブを前記排気室側から中空回転軸の中空空間内に挿通する筒状開口部が形成された塗装機において、
前記フィードチューブと背面カバーの隙間を通り中空回転軸に至る環状流路を塞ぐシールリングが設けられ、
前記筒状開口部は、中空回転軸の後端側から前記中空空間に挿入されるように前方に突出して形成されると共に、その外周面と中空回転軸内周面との間に非接触シールとなる狭小クリアランスが形成され、
前記背面カバーの排気口より中央寄りに、前記漏れ空気流入空間と前記排気室とを連通する圧力逃し流路を形成した。
図1は、本発明に係る塗装機T1の要部を示す説明図であって、一般的な構成部分については、図7に示す塗装機と共通である。
モータハウジング7の背面カバー11に形成された筒状開口部21は、中空回転軸4の後端側から非接触状態で挿入されるように前方に突出して形成されている。この筒状開口部21は、背面カバー11に一体成形されている場合であっても、付属部品として背面カバー11に一体的に装着固定される場合であってもよい。
フィードチューブ6の外周面6aと筒状開口部21の内周面21aの隙間は、排気室13に開放される環状流路22として形成され、その中空回転軸4側の開口部は、Oリングなどのシールリング23で塞がれている。
なお、このシールリング23は、筒状開口部21の内周面21aに設けられていても、フィードチューブ6の外周面6aに設けられていてもよい。
筒状開口部21の外周面21bと中空回転軸4の内周面4aとの間には、非接触シール24となる狭小クリアランスが形成されている。
背面カバー11は、モータハウジング7に固定されるので、その背面カバー11に形成された筒状開口部21を中空回転軸4の内周面4aに対して高精度に心出しすることができる。
したがって、非接触シール24となる狭小クリアランスを0.1mm以下の精度で設計することができ、本例では、非接触シール24で生じさせる圧力損失に応じてその隙間が0.3mm以下に設計されている。
背面カバー11とタービンホイール9aとの隙間は、排気口12から排出されなかった排気エアの漏れ空気が流入する漏れ空気流入空間25になっており、背面カバー11の排気口12より中央寄り(回転中心寄り)には、漏れ空気流入空間25と排気室13とを連通する複数の圧力逃し流路F1が形成されている。
本例では、圧力逃し流路F1は、環状流路22のシールリング23より後方部分から漏れ空気流入空間25に向けて筒状開口部21の内外を放射状に貫通するように形成されている。
以上が本発明の一構成例であって、次にその作用について説明する。
エアモータ3にドライブエアを供給すると、ドライブエアが給気口10からタービンブレード9bに吹き付けられてタービン9が回転され、これによって中空回転軸4及び回転霧化頭5が高速回転駆動される。
排気エアは、そのほとんどが排気口12から後方に排出され、排気室13を通り、排気ホース(図示せず)などで外部に導出される。
また、排気エアの一部が、タービンホイール9aと背面カバー11の隙間の漏れ空気流入空間25に流入される。
このとき、フィードチューブ6と筒状開口部21の隙間に形成される環状流路22は、シールリング23により中空回転軸4側が塞がれているので、当該環状流路22を通り排気エアが中空回転軸4の中空空間29に流入することがない。
また、筒状開口部21の外周面と中空回転軸4の内周面との隙間を通り中空空間29に至る流路には非接触シール24が形成されているので、漏れ空気流入空間25や圧力逃し流路F1に流入した排気エアが中空回転軸4へ流入することを抑制できる。
したがって、中空空間29に排気エアが大量に流入することがなく、塗料の微粒化不良が防止される。
さらに、排気室13と漏れ空気流入空間25は圧力逃し流路F1を介して連通され、排気室13の容積は漏れ空気流入空間25に比して十分大きいので、漏れ空気流入空間25の圧力は比較的変動の少ない排気室13の圧力に同調することとなり、漏れ空気流入空間25の圧力分布に乱れを生ずることがなく、回転霧化頭を許容最大回転数で回転させたときに異常振動を生じることもない。
図2は他の実施例の要部を示す説明図である。なお、図1及び図7と共通する部分は同一符号を付して詳細説明を省略する。
本例の塗装機T2は、フィードチューブ6に筒状開口部21の後端面と当接される段差部6bが形成され、当該段差部6bと筒状開口部21の当接部にOリングなどのシールリング23が装着されている。
そして、背面カバー11には、シールリング23の外側に位置するように、排気室13と漏れ空気流入空間25を連通する圧力逃し流路F2が複数本形成されている。
本例も、実施例1と同様、排気室13と中空回転軸4を連通する環状流路22はシールリング23により遮断されるので環状流路22を通り排気エアが中空回転軸4の中空空間29に流入せず、また、筒状開口部21の外周面と中空回転軸4の内周面との間に非接触シール24が形成されているので漏れ空気流入空間25に流入した排気エアの中空回転軸4への流入が抑制され、これによって微粒化不良が防止される。
さらに、漏れ空気流入空間25と排気室13が圧力逃し流路F2により連通されているので、漏れ空気流入空間25の圧力は比較的変動の少ない排気室13の圧力に同調することとなり、漏れ空気流入空間25の圧力分布に乱れを生ずることがなく、回転霧化頭を許容最大回転数で回転させたときに異常振動を生じることもない。
図3は他の実施例の要部を示す説明図である。なお、図2及び図7と共通する部分は同一符号を付して詳細説明を省略する。
本例の塗装機T3は、筒状開口部21が背面カバー11の後方まで突出して形成され、フィードチューブ6の基端部に、その筒状開口部21の背面側外周面21cを囲う筒状カバー26が形成されている。
筒状カバー26は、フィードチューブ6と一体成形される場合であっても、付属部品としてフィードチューブ6の基端部に一体的に装着固定される場合であってもよい。
そして、筒状開口部21の背面側外周面21cと筒状カバー26の内周面26aとの隙間にシールリング23が設けられ、このシールリング23によって、排気室13と中空回転軸4を連通する環状流路22が塞がれており、背面カバー11には、シールリング23の外側に位置するように、排気室13と漏れ空気流入空間25を連通する圧力逃し流路F3が複数本形成されている。その他の構成は図2に示す実施例2と同様である。
本例も、排気室13と中空回転軸4を連通する環状流路22はシールリング23により遮断されるので環状流路22を通り排気エアが中空回転軸4内の中空空間29に流入せず、また、筒状開口部21の外周面と中空回転軸4の内周面との間に非接触シール24が形成されているので漏れ空気流入空間25に流入した排気エアの中空回転軸4への流入が抑制され、これによって微粒化不良が防止される。
さらに、漏れ空気流入空間25と排気室13が圧力逃し流路F3により連通されているので、漏れ空気流入空間25の圧力は比較的変動の少ない排気室13の圧力に同調することとなり、漏れ空気流入空間25の圧力分布に乱れを生ずることがなく、回転霧化頭を許容最大回転数で回転させたときに異常振動を生じることもない。
さらに、図4に示す塗装機T4のように、漏れ空気流入空間25と排気室13を連通する圧力逃し流路F4を、中空回転軸4と略平行に筒状開口部21を縦に貫通するように所要数形成し、当該流路F4の先端部を背面カバー11の正面側で漏れ空気流入空間25に開口させ、その後端部を筒状開口部21の背面側で排気室13に開口させてもよい。
なお、その他の構成は、図1及び図7と共通する。
さらにまた、図5及び図6に示す塗装機T5及びT6のように、背面カバー11の背面側がフラットに形成され、筒状開口部21が後方に突出していない場合であってもよい。
ここで、塗装機T5は、漏れ空気流入空間25と排気室13を連通する圧力逃し流路F5が、図1と同様、環状流路22のシールリング23より後方部分から漏れ空気流入空間25に向けて筒状開口部21の内外を放射状に貫通して形成されており、その他の構成は図1及び図7と共通する。
また、塗装機T6は、漏れ空気流入空間25と排気室13を連通する圧力逃し流路F6が、図4と同様、中空回転軸4と略平行に背面カバー21の表裏を貫通するように所要数形成され、当該流路F6の先端部が背面カバー11の正面側で漏れ空気流入空間25に開口され、その後端部が背面カバー11の背面側で排気室13に開口されており、その他の構成は、図4及び図7と共通する。
本発明は、塗料を微粒化する回転霧化頭を、塗装機本体に内蔵されたエアモータにより回転駆動する塗装機の用途に適用し得る。
T1〜T6 塗装機
2 塗装機本体
3 エアモータ
4 中空回転軸
5 回転霧化頭
6 フィードチューブ
7 ハウジング
9 エアタービン
9a タービンホイール
9b タービンブレード
11 背面カバー
12 排気口
13 排気室
21 筒状開口部
22 環状流路
23 シールリング
24 非接触シール
25 漏れ空気流入空間
F1〜F6 圧力逃し流路




Claims (5)

  1. 塗装機本体に内蔵されたエアモータの中空回転軸の先端に塗料を霧化する回転霧化頭が取り付けられ、
    前記エアモータは、タービンホイールの外周部にタービンブレードを形成したエアタービンが中空回転軸の後端側に設けられると共に、当該エアモータのハウジングには、エアモータの排気エアを後方に排出する排気口を形成した背面カバーがエアタービンを覆うように取り付けられて成り、
    前記背面カバーの後方空間が、エアモータの排気エアを塗装機本体外部に排出する排気室として形成されると共に、前記背面カバーと前記タービンホイールに挟まれた隙間は排気エアの漏れ空気が流入する漏れ空気流入空間になっており、
    前記背面カバーには、前記回転霧化頭に塗料を供給するフィードチューブを前記排気室側から中空回転軸の中空空間内に挿通する筒状開口部が形成された塗装機において、
    前記フィードチューブと背面カバーの隙間を通り中空回転軸に至る環状流路を塞ぐシールリングが設けられ、
    前記筒状開口部は、中空回転軸の後端側から前記中空空間に挿入されるように前方に突出して形成されると共に、その外周面と中空回転軸内周面との間に非接触シールとなる狭小クリアランスが形成され、
    前記背面カバーの排気口より中央寄りに、前記漏れ空気流入空間と前記排気室とを連通する圧力逃し流路が形成されたことを特徴とする塗装機。
  2. 前記フィードチューブ外周面と筒状開口部内周面の隙間で形成される環状流路が排気室に開放されると共に、当該環状流路の中空回転軸側に前記シールリングが設けられ、
    前記圧力逃し流路が、前記シールリングより後方の前記環状流路から前記漏れ空気流入空間に向けて筒状開口部を貫通形成された請求項1記載の塗装機。
  3. 前記フィードチューブに筒状開口部の後端面と当接される段差部が形成され、前記シールリングが前記フィードチューブ及び筒状開口部の当接部に配され、
    前記圧力逃し流路が前記シールリングの外側に形成された請求項1記載の塗装機。
  4. 前記筒状開口部が前記背面カバーの後方へ突出され、フィードチューブの基端部に前記筒状開口部の背面側外周面を囲う筒状カバーが形成され、
    前記シールリングが、前記筒状開口部の背面側外周面と前記筒状カバーの内周面との隙間に設けられて、排気室と中空回転軸を連通する環状流路が塞がれてなる請求項1記載の塗装機。
  5. 前記非接触シールを形成する狭小クリアランスが0.3mm以下である請求項1乃至4いずれか記載の塗装機。


JP2015186532A 2015-09-24 2015-09-24 塗装機 Active JP6559522B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015186532A JP6559522B2 (ja) 2015-09-24 2015-09-24 塗装機
PCT/JP2016/077802 WO2017051815A1 (ja) 2015-09-24 2016-09-21 塗装機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015186532A JP6559522B2 (ja) 2015-09-24 2015-09-24 塗装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017060906A JP2017060906A (ja) 2017-03-30
JP6559522B2 true JP6559522B2 (ja) 2019-08-14

Family

ID=58386632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015186532A Active JP6559522B2 (ja) 2015-09-24 2015-09-24 塗装機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6559522B2 (ja)
WO (1) WO2017051815A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6725279B2 (ja) * 2016-03-22 2020-07-15 トリニティ工業株式会社 塗装機

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007296435A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Anest Iwata Corp 回転霧化塗装機の霧化ヘッド
JP5887248B2 (ja) * 2012-10-17 2016-03-16 本田技研工業株式会社 塗装ガン
EP3031532B1 (en) * 2013-07-12 2018-08-15 Abb K.K. Rotating atomizer head coater
EP3040128B1 (en) * 2013-08-26 2018-04-25 Abb K.K. Coating machine having rotary atomizing head
JP6580866B2 (ja) * 2015-05-29 2019-09-25 Ntn株式会社 エアタービン駆動スピンドル
JP6608644B2 (ja) * 2015-08-05 2019-11-20 Ntn株式会社 エアタービン駆動スピンドル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017060906A (ja) 2017-03-30
WO2017051815A1 (ja) 2017-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9687863B2 (en) Rotary atomizing head type coating machine
JP4609893B2 (ja) 工具ホルダー
US9375734B1 (en) Coating apparatus turbine having internally routed shaping air
US9789500B2 (en) Rotary atomizing head type coating machine
US10399096B2 (en) Rotary atomizing head type coating machine
US8794177B2 (en) Coating method and coating apparatus
ES2873120T3 (es) Atomizador de revestimiento giratorio con cojinetes de aire amortiguadores de vibración
TW201627585A (zh) 軸承裝置之冷卻構造
WO2017164205A1 (ja) 塗装機
JP6559522B2 (ja) 塗装機
US20210276027A1 (en) Rotary atomizer
JP2013071049A (ja) 塗装装置及びそれを用いた塗装方法
WO2018181917A1 (ja) 静電塗装装置
JP2017067135A (ja) メカニカルシール
JP5430894B2 (ja) 回転霧化塗装機
JP6973356B2 (ja) ベル型塗装装置
CN109690026B (zh) 空气涡轮驱动主轴
JP6525318B2 (ja) 塗装機及びこれに用いる回転霧化頭
JP5402002B2 (ja) 回転軸のシール装置およびシール方法
JP6809395B2 (ja) 回転霧化塗装装置
JP5653875B2 (ja) 塗装装置
JP7363108B2 (ja) 静電塗装機用スピンドル装置
JP2006281322A (ja) 工具ホルダー
JP2018024035A (ja) 主軸装置
CN115870115A (zh) 旋转雾化式涂装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180806

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190717

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6559522

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250