JP6557606B2 - モデル作成支援システム、モデル作成支援方法、及びモデル作成支援プログラム - Google Patents

モデル作成支援システム、モデル作成支援方法、及びモデル作成支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、モデル作成支援システム、モデル作成支援方法、及びモデル作成支援プログラムに関する。
製造業では製品の衝突解析や強度解析を行うために、有限要素法等による数値コンピュータシミュレーションを活用している。有限要素法によるシミュレーションを行うために、CAD(Computer Aided Design)データから解析モデルを作る必要がある。このよう
な、計算機を用いた数値解析により物理現象を数値的に模擬するシステムは、CAE(Computer Aided Engineering)システム等と称される。
解析モデルは通常、メッシュモデルから構成され、メッシュモデルの品質は、シミュレーション精度に大きく影響する。しかし、シミュレーションに要求される精度を備えるメッシュモデルの作成には、多くの工数が必要である。
メッシュモデルの作成に関する技術として、特許文献1には、メッシュ作成対象となる形状に対して、可能な限り境界に沿って四角形要素の辺が整列しているような四角形メッシュを、自動的に生成することが開示されている。また、特許文献2には、メッシュ作成対象となる形状に対して、対象領域内に複数種類の複数のバブルを安定に配置し、そして複数種類のバブルの中心を接続することでメッシュを生成することが開示されている。さらに、特許文献3には、既存メッシュモデルの変形で所望メッシュモデルの作成を可能とするメッシュモデル作成システムについて、その幾何特徴を保持したまま既存メッシュモデルを変形することで、メッシュを生成することが開示されている。
ところが、数値シミュレーションの目的や、メッシュモデルの作成対象等により、モデルに要求されるメッシュサイズや品質(内角やエッジ長など)などが異なる場合がある。したがって、これらに応じて、メッシュサイズや品質などのパラメータを指定する必要がある。その結果、メッシュモデルを作成するためには、熟練者のノウハウを必要とし、また膨大な工数がかかる。
この点に関して、特許文献4には、既存のメッシュモデルを利用して解析用メッシュモデルの生成を支援する技術が開示されている。すなわち、過去のCADモデルとメッシュモデルの組を、流用可モデルセットとしてデータベースに保存し、また、メッシュモデル作成対象のCADモデルを複数の部分に分割する。分割された各部分のCADモデルからメッシュモデルを作成する場合は、上記データベースに含まれる流用可モデルセットのCADモデルのうち、上記各部分のCADモデルに類似するものがあるかを検索し、類似するものがある場合に、その類似するCADモデルに対応するメッシュモデルを適用する。類似するCADモデルがない場合には、自動でメッシュを生成する。そして、それぞれのメッシュモデルを結合することで、作成対象である、CADモデルのメッシュモデルを生成する。
特開平8−138082号公報 特開平11−110586号公報 特開2006−301753号公報 特開2007−122205号公報
しかしながら、特許文献4に記載の技術は、流用可モデルセットを再利用することによりメッシュモデルを作成する仕組みとなっている。したがって、特許文献4に記載のシステムを運用して流用可モデルセットが蓄積されていくと、類似するCADモデルを検索するための時間が膨大になるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、メッシュモデルを効率よく作成することが可能な、モデル作成支援システム、モデル作成支援方法、及びモデル作成支援プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一つは、モデル作成支援システムであって、CADモデルと、前記CADモデルに対応するメッシュモデルとを対応づけて記憶しているモデル記憶部と、前記CADモデルが示す形状を認識するCADモデル認識部と、前記認識した形状に基づき、前記記憶したCADモデルの各部分を複数のグループのいずれかに分類するCADモデル分類部と、CADモデルの入力を受け付け、入力を受け付けたCADモデルの構成部分を特定し、前記分類したグループのうち、前記特定した構成部分に対応するグループを特定するグループ特定部と、前記特定したグループにおけるCADモデルの部分のうち、前記特定した構成部分が示す形状に最も類似する形状を示す前記CADモデルの部分を検索して取得する類似形状モデル検索部と、前記記憶したメッシュモデルから、前記取得したCADモデルの部分に対応するメッシュモデルを取得し、取得した前記メッシュモデルを用いて、前記入力されたCADモデルに対応する新たなメッシュモデルを生成するメッシュモデル生成部と、を備える。
本発明によれば、メッシュモデルを効率よく作成することができる。
図1は、本実施形態に係るモデル作成支援システムが有するハードウェアとソフトウェア、及びそれらにより実現される機能を説明する図である。 図2は、モデル作成支援システム100が実行する処理を説明する図である。 図3は、流用可モデル認識分類処理S1を説明するフローチャートである。 図4は、認識処理S10の具体例を説明するための図である。 図5は、登録候補記憶処理S20を説明するフローチャートである。 図6は、登録候補記憶処理S20により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。 図7は、分類処理S30を説明するフローチャートである。 図8は、分類処理S30により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。 図9は、メッシュモデル作成処理S2を説明するフローチャートである。 図10は、グループ特定処理により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。 図11は、類似形状部分検索処理S55により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。 図12は、類似形状部分メッシュモデル作成処理S57により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。 図13は、メッシュモデル結合処理S59により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。 図14は、流用可モデル認識分類処理S1により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。 図15は、メッシュモデル作成処理S2により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
<構成および機能>
図1は、本実施形態に係るモデル作成支援システムが有するハードウェア、ソフトウェア、及びそれにより実現される機能を説明する図である。同図に示すように、モデル作成支援システム100はコンピュータ(情報処理装置)を含んで構成されており、ハードウェアとして、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサからなるCPU11と
、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びNVRAM(Non-Volatile RAM)等のメモリ等からなる主記憶装置12と、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置からなる補助記憶装置13と、ポインティングデバイス
からの入力を受け付けるタッチパネル、操作ボタン等からなる入力装置14と、液晶ディスプレイ、プリンタ等からなる出力装置15とを備える。
また、モデル作成支援システム100は、モデル記憶部120、流用可モデル認識部103、流用可モデル重複排除部104、流用可モデル分類部105、検索分類特定部107、類似形状部分検索部108、メッシュモデル生成部130、及びCADモデル出力部112の各機能を備える。
モデル記憶部120は、CADデータ登録部101、及びメッシュデータ登録部102を有する。このうちCADデータ登録部101は、自動車の各部品等、所定の構造物ないし製品の形状を示すCADモデルのデータを記憶している。また、メッシュモデル登録部102は、これらのCADモデルに対応するメッシュモデルのデータを記憶している。そして、モデル記憶部120は、このCADモデルと、CADモデルに対応するメッシュモデルとを対応づけて、モデルセットとして記憶している。
なお、これらのCADモデルやメッシュモデルは、ユーザ等から入力されたモデルであってもよいし、モデル作成支援システム100が自動的に生成したモデルであってもよい。
流用可モデル認識部103は、モデル記憶部120が記憶しているCADモデルが示す形状を認識する。
流用可モデル分類部105は、流用可モデル認識部103が認識した形状に基づき、モデル記憶部120が記憶したCADモデルの各部分を複数のグループのいずれかに分類する。
具体的には、例えば、流用可モデル分類部105は、CADモデルの各部分の形状を認識し、互いに類似する形状を有するCADモデルの部分を同一のグループとすることにより、モデル記憶部120が記憶したCADモデルの各部分(以下、これらの部分を流用可モデルという)を複数のグループのいずれかに分類する。
さらに、流用可モデル分類部105は、前記グループに分類されたCADモデルの各部
分を、前記グループを代表するCADモデルの部分(以下、代表CADモデルという)と、前記代表するCADモデルの部分に属するCADモデルの部分(以下、従属CADモデルという)とに分類する。
なお、流用可モデル分類部105が分類した流用可モデル(代表CADモデル、及び従属CADモデル)は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置から
なる流用可モデル記憶装置106に記憶される。
なお、流用可モデル、及びこれに対応するメッシュモデルの組み合わせは流用可モデルセットとして記憶される。すなわち、代表CADモデル、及びこれに対応するメッシュモデルの組み合わせは代表流用可モデルセットとして記憶される。また、従属CADモデル、及びこれに対応するメッシュモデルの組み合わせは従属流用可モデルセットとして記憶される。
流用可モデル重複排除部104は、流用可モデル分類部105がCADモデルの各部分の分類を行う際に、所定の関係を満たすCADモデルの各部分があるか否かを判断し、その複数のCADモデルの各部分から選択したCADモデルの部分のみを前記複数のグループのいずれかに分類する。
具体的には、例えば、流用可モデル重複排除部104は、第1のCADモデルの部分の品質の方が、第2のCADモデルの部分の品質より高いと判断した場合、または、第1のCADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質の方が、第2のCADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質より高いと判断した場合には、第1のCADモデルの部分を選択して複数のグループのうちいずれかに分類する。
また、例えば、流用可モデル重複排除部104は、ユーザから、入力装置14を介して、前記所定の関係の入力を受け付け、受け付けた関係の内容に応じて、CADモデルの各部分を複数のグループのいずれかに分類する。
検索分類特定部107は、ユーザ等からのCADモデルの入力を受け付け、入力されたCADモデルの構成部分を特定し、流用可モデル分類部105が分類したグループのうち、前記特定した構成部分に対応するグループを特定する。具体的には、例えば、検索分類特定部107は、入力されたCADモデルの構成部分の形状を特定し、流用可モデル分類部105が分類したグループのうち、前記特定した形状を含むCADモデルが属するグループを、特定した構成部分に対応するグループとして特定する。
類似形状部分検索部108は、検索分類特定部107が特定したグループにおけるCADモデルの部分のうち、前記特定した構成部分が示す形状に最も類似する形状を示すCADモデルの部分を検索して取得する。
メッシュモデル生成部130は、モデル記憶部120が記憶したメッシュモデルから、類似形状部分検索部108が取得したCADモデルの部分に対応するメッシュモデルを取得し、取得したメッシュモデルを用いて、前記入力されたCADモデルに対応する新たなメッシュモデル(以下、作成対象メッシュモデルという)を生成する。
具体的には、メッシュモデル生成部は、類似部分メッシュ作成部109、非類似部分メッシュ作成部110、及びメッシュ結合部111を備える。
類似部分メッシュ作成部109は、モデル記憶部120が記憶したメッシュモデルから、類似形状部分検索部108が取得したCADモデルに対応するメッシュモデルを取得し
、取得したメッシュモデルに基づき、作成対象メッシュモデルを生成する。
非類似部分メッシュ作成部110は、類似形状部分検索部108が最も類似する形状を示すCADモデルの部分を取得できなかった場合には、検索分類特定部107が特定した構成部分に対応するメッシュモデルを生成する。
メッシュ結合部111は、類似部分メッシュ作成部109が生成したメッシュモデルと、非類似部分メッシュ作成部110が生成したメッシュモデルとを結合する。
CADモデル出力部112は、流用可モデル分類部105が分類したCADモデルの部分、及びそのCADモデルの部分を用いてメッシュモデル生成部130が生成した新たなメッシュモデルを出力装置15に出力する。
なお、以上のモデル作成支援システム100における各機能は、モデル作成支援システム100のハードウエアによって、もしくは、モデル作成支援システム100のCPU11が、主記憶装置12又は補助記憶装置13に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、このプログラムは、メモリカード、光ディスク等の他の記録媒体に記録したものであってもよい。
また、モデル作成支援システム100の機能は、単体の情報処理装置によって実現されてもよいし、その一部又は全部の機能を、さらに別の情報処理装置により実現させるようにしてもよい(例えば、いわゆるウェブアプリケーションとして実現するようにしてもよい)。
<処理説明>
次に、モデル作成支援システム100が実行する処理について説明する。
図2は、モデル作成支援システム100が実行する処理を説明する図である。同図に示すように、モデル作成支援システム100は、CADモデル31、及びこれに対応するメッシュモデル32を流用可モデル記憶装置106に記憶しており、このうちCADモデル31の形状を認識し、認識した形状に基づき、CADモデル31の各部分を複数のグループ35に分類する処理(以下、流用可モデル認識分類処理S1という)を実行する。
なお、分類した各部分である流用可モデル33と、これに対応するメッシュモデル34とは流用可モデルセット36として認識される。
また、モデル作成支援システム100は、流用可モデル認識分類処理S1により生成した流用可モデル33に基づき、ユーザ等から入力されたCADモデル37から、CADモデル37に対応するメッシュモデル38を作成する処理(メッシュモデル作成処理S2という)を実行する。
<流用可モデル認識分類処理S1>
まず、流用可モデル認識分類処理S1について説明する。
図3は、流用可モデル認識分類処理S1を説明するフローチャートである。なお、本処理は、例えば、モデル作成支援システム100の入力装置14にユーザ等から所定の入力があったこと等を契機に開始される。
まず、モデル作成支援システム100は、流用可モデル記憶装置106に記憶しているCADモデルの部分形状(以下、流用可部分という)を認識する処理(以下、認識処理S
10という)を実行する(S10)。そして、モデル作成支援システム100は、認識した流用可部分と、流用可部分に対応するメッシュモデルとを、流用可部分セットとして認識する。
ここで、認識処理S10の処理の具体例を説明する。
図4は、認識処理S10の具体例を説明するための図である。同図の符号201に示すように、本例では、モデル作成支援システム100は、流用可モデル記憶装置106からメッシュモデル201aを取得したものとする。
なお、本実施形態において、メッシュモデルは全てシェルメッシュ(四角形要素と三角形要素とで構成されるメッシュ)によるモデルであるとする。
符号201に示すように、モデル作成支援システム100は、メッシュモデル201aの要素を構成する辺(以下、要素エッジという)において、帰属する要素の数が3つとなる要素エッジ211a〜211d(以下、T接続要素エッジという)を抽出する。
次にモデル作成支援システム100は、符号202に示すように、T接続要素エッジ211a〜211dでメッシュを分離し、分離後のメッシュモデル202a〜202dを生成する。なお、同図では理解を容易にするために分離した部分を離して表示しているが、実際には位置は変わらず、節点が多重化されているのみである。
そして、モデル作成支援システム100は、分離後のメッシュモデル202a〜202dにおいて、互いに接続している要素群でグルーピングを行う。そして、モデル作成支援システム100は、このうち要素数が最大となるグループを削除した後、残存したグループのグルーピングを解除する。
そして、符号203に示すように、モデル作成支援システム100は、再度、互いに接続している要素群でグルーピングを行い、グルーピングされた各グループを、メッシュモデル213a〜213dとして認識する(流用可部分に対応するメッシュモデルとなる)。
符号203、204に示すように、モデル作成支援システム100は、メッシュモデル213a〜213dにおける各要素の内点の数点から法線方向に直線を引き、この直線と交差する、上記メッシュモデルに対応するCADモデルの構成面204a〜204d(以下、メッシュ帰属面という)を取得する。
モデル作成支援システム100は、メッシュモデル201aに対応するCADモデルから、メッシュ帰属面204a〜204dに対応する面を分離し、再度、互いに接続している構成面群でグルーピングを行い、グルーピングされたグループのうち、面数が最大となっているグループを削除する。そして、符号205に示すように、モデル作成支援システム100は、分離したCADモデルの構成面群を元に戻し、再度、互いに接続している構成面群でグルーピングしてCADモデルの部分215a〜215dを生成する。
モデル作成支援システム100は、CADモデルの部分215a〜215dのそれぞれを流用可部分として認識する。そしてモデル作成支援システム100は、認識した流用可部分(CADモデルの部分215a〜215d)と、この流用可部分に対応するメッシュモデルとを、流用可部分セットとして認識する。
なお、モデル作成支援システム100は、以上に説明したような部分形状の認識処理を実行せず、モデル記憶部120に記憶されているCADモデル全体を流用可部分として認
識するようにしてもよい。
<登録候補記憶処理S20>
次に、モデル作成支援システム100は、認識処理S10で認識した流用可部分(流用可部分セット)のうち流用可モデルとして登録する候補を記憶する処理(以下、登録候補記憶処理S20という)を実行する(図3)。
図5は、登録候補記憶処理S20を説明するフローチャートである。同図に示すように、まず、モデル作成支援システム100は、認識処理S10で認識した流用可部分から選択した流用可部分の一つ(以下、新規流用可CADモデル候補という)、及び流用可モデル記憶装置106が記憶しているCADモデル(以下、登録済みCADモデルという)において、所定の関係を満たす複数のCADモデルの各部分があるか否かを判断する(S22)。本実施形態では、2つのCADモデルの部分を比較し、一方が他方と重複する関係にあるか否かを判断する。なお、関係の判断の処理は、例えば関連文献である「Antoine Briere-Cote, Louis Rivest and Roland Maranzana, Ecole de technologie superieure de Montreal, "Comparing 3D CAD Models: Uses, Methods, Tools and Perspectives", Computer-Aided Design and Applications, Vol.9 Num.6 (2012), pp.771-794」に開示さ
れている3D CADモデルを利用することで実現する。
ここで、モデル作成支援システム100が、新規流用可CADモデル候補と、登録済みCADモデルのいずれかとが重複していると判断した場合(S22:重複あり)、S23に進み、重複していないと判断した場合(S22:重複なし)、モデル作成支援システム100は、新規流用可CADモデル候補を、新たな登録候補として記憶し(S26)、この新規流用可CADモデル候補、及びこれに対応するメッシュモデルの組み合わせを流用可モデルセットの登録候補として記憶する。その後はS27に進む。
S23では、モデル作成支援システム100は、新規流用可CADモデル候補に対応するメッシュモデル(第1のメッシュモデル)の品質と、上記重複している登録済みCADモデルに対応するメッシュモデル(第2のメッシュモデル)の品質とを比較する。
登録済みCADモデルに対応するメッシュモデルの品質が、新規流用可CADモデル候補に対応するメッシュモデルの品質より高い場合(S23:登録済み>新規)、S27に進む(すなわち、新規流用可CADモデル候補を排除し、登録候補として記憶しない)。
一方、新規流用可CADモデル候補に対応するメッシュモデルの品質が、登録済みCADモデルに対応するメッシュモデルの品質より高い場合(S23:新規>登録済み)、新規流用可CADモデル候補を、登録済みCADモデルに代わる登録候補として記憶し(S25)、この新規流用可CADモデル候補と、これに対応するメッシュモデルとを流用可モデルセットの登録候補として記憶する。その後はS27に進む。
さらに、登録済みCADモデルに対応するメッシュモデルの品質と、新規流用可CADモデル候補に対応するメッシュモデルの品質とが同等である場合(S23:新規=登録済み)、モデル作成支援システム100は、新規流用可CADモデル候補の品質と登録済みCADモデルの品質を比較する(S24)。
新規流用可CADモデル候補(第1のCADモデル)の品質が登録済みCADモデル(第2のCADモデル)の品質よりも高い場合(S24:新規>登録済み)、前述のS25の処理を行う。一方、新規流用可CADモデル候補の品質が登録済みCADモデルの品質よりも高くない場合(S24:新規<=登録済み)、S27に進む(すなわち、新規流用可CADモデル候補を排除し、登録候補として記憶しない)。
S27では、モデル作成支援システム100は、全ての新規流用可CADモデル候補について、登録済みCADモデルとの比較が完了したか否かを判断し、比較が完了していないと判断した場合には(S27:NO)、他の新規流用可CADモデル候補の比較を行うべく、S22に戻り、比較が完了した場合には(S27:YES)、本処理を終了する(S28)。
ここで、出力装置15に出力される画面の一例に基づき、登録候補記憶処理S20の具体例を説明する。
図6は、登録候補記憶処理S20により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。なお、同図の符号301に示すように、モデル作成支援システム100は、新規流用可CADモデル候補及びこれに対応するメッシュモデルのセット301a、301b、301cを認識し、また、符号302に示すように、登録済みCADモデル及びこれに対応する流用可メッシュモデルのセット302a、302bを記憶しているものとする。
まず、モデル作成支援システム100は、セット301aにおける新規流用可CADモデル候補と、セット302aにおける登録済みCADモデルとの重複関係を判定する。
符号302に示したように、セット301aの新規流用可CADモデル候補はセット302aの登録済みCADモデルと重複しているので、モデル作成支援システム100は、セット301aのメッシュモデルの品質とセット302aのメッシュモデルとの品質とを比較する。具体的には、セット301aのメッシュモデル、及びセット302aのメッシュモデルのそれぞれに含まれる三角形要素の比率を比較する。すると、セット301aのメッシュモデルに含まれる三角形要素の比率はセット302aのCADモデルに含まれる三角形要素の比率より高いので、モデル作成支援システム100は、セット302aのメッシュモデルの品質の方が高いと判断する。したがって、セット301aにおける新規流用可CADモデル候補は登録対象から排除される(登録対象として記憶しない)。
次に、モデル作成支援システム100は、セット301bにおける新規流用可CADモデル候補と、セット302bにおける登録済みCADモデルとの重複関係を判定する。
ここで、セット301bの新規流用可CADモデル候補はセット302bの登録済みCADモデルと重複しているので、モデル作成支援システム100は、セット301bのメッシュモデルに含まれる三角形要素の比率とセット302bのメッシュモデルに含まれる三角形要素の比率とを比較する。セット301bのメッシュモデルの上記比率とセット302bのメッシュモデルの上記比率とは同じなので、モデル作成支援システム100は、セット301bの新規流用可CADモデル候補の品質とセット302bの登録済みCADモデルの品質とを比較する。具体的には、セット301bの新規流用可CADモデル候補、及びセット302bの登録済みCADモデルのそれぞれの最短エッジ長を比較する。そして、セット301bの新規流用可CADモデル候補の最短エッジ長の方がセット302bの登録済みCADモデルの最短エッジより長いので、モデル作成支援システム100は、セット301bの新規流用可CADモデル候補の品質の方が高いと判断する。すなわち、モデル作成支援システム100は、セット301bの新規流用可CADモデル候補を、セット302bの登録済みCADモデルに代わる流用可モデルの登録候補として記憶する。またモデル作成支援システム100は、セット301bを、セット302bに代わる流用可モデルセットの登録候補として記憶する。
また、モデル作成支援システム100は、セット301cの新規流用可CADモデル候補と、登録済みの各CADモデルとの重複関係の判定を試みるが、セット301cの新規
流用可CADモデル候補に対応する、CADモデルは存在しないので、モデル作成支援システム100は、セット301cの新規流用可CADモデル候補を、新たな流用可モデルの登録候補として記憶する。またモデル作成支援システム100は、セット301cを、新たな、流用可モデルセットの登録候補として記憶する。
以上の処理により、セット301cは、符号303に示すように、新たな流用可モデルセットの登録候補303aとして記憶される。また、セット301aは、符号304に示すように、流用可モデルセットの登録候補として記憶されず(符号304a)、セット301bは、流用可モデルセットの登録候補304bとして記憶される。
なお、本実施形態では、メッシュモデルの品質比較、及びCADモデルの品質比較をそれぞれ、三角形要素及び最短エッジ長に基づき行ったが、他の任意の評価パラメータを用いて品質比較を行ってもよい。
また、上記に示したような重複の判定や品質の比較は行わず、新規流用可CADモデル候補をそのまま流用可モデルの登録候補として記憶するようにしてもよい。
<分類処理S30>
次に、モデル作成支援システム100は、登録候補記憶処理S20で記憶した、流用可モデルの登録候補を分類する処理(以下、分類処理S30という)を実行する(図3)。
図7は、分類処理S30を説明するフローチャートである。
モデル作成支援システム100は、流用可モデルの登録候補を一つ選択し(S31)、選択した流用可モデルの登録候補(以下、分類対象CADモデルという)と、流用可モデル記憶装置106に記憶している代表CADモデルとの包含関係を判定する(S32)。この包含関係の判定処理は、例えば、関連文献である「Hongshen Wang, Lin Zhang and Yonggui Zhang, "Partial Matching of 3D CAD Models with Attribute Graph", Applied Mechanics and Materials, Vol.528 (2014), pp.302-309」で開示されている境界表現(Boundary Representation)に関するアルゴリズムないし技術等を利用することで実現することができる。
モデル作成支援システム100は、各代表CADモデルのうち、分類対象CADモデルにより包含される代表CADモデルがあるか否かを判断し(S32)、分類対象CADモデルにより包含される代表CADモデルがあると判断した場合(S32:YES)、モデル作成支援システム100は、分類対象CADモデルを、その代表CADモデルに属する従属CADモデルとして分類する(S33)。その後はS27に進む。
いずれの代表CADモデルも分類対象CADモデルに包含されない場合(S32:NO)、モデル作成支援システム100は、分類対象CADモデルが、代表CADモデルのいずれかを包含しているかを検索し(S34)、係る代表CADモデルを検索できた場合は(S34:YES)、モデル作成支援システム100は、分類対象CADモデルを、その代表CADモデルが所属するグループにおける新たな代表CADモデルとして分類すると共に、これまでの代表CADモデルは、当該グループに所属する従属CADモデルとして分類する(S35)。なお、モデル作成支援システム100は、その新たな代表CADモデルと、これに対応するメッシュモデルとを代表モデルセットとして分類し、また、これまでの代表CADモデルと、これに対応するメッシュモデルとを従属モデルセットとして分類する。その後はS37に進む。
一方、分類対象CADモデルが、いずれの代表CADモデルも包含していない場合は(
S34:NO)、モデル作成支援システム100は、新たにグループを生成し、分類対象CADモデルを、生成したグループにおける代表CADモデルとして分類する(S36)。なお、モデル作成支援システム100は、その代表CADモデルと、これに対応するメッシュモデルとを代表モデルセットとして分類する。その後はS37に進む。
S37では、モデル作成支援システム100は、他に選択していない分類対象CADモデルがあるか否かを判断し、選択していない分類対象CADモデルがある場合には(S37:YES)、その分類対象CADモデルについて、S31の処理を繰り返す。一方、他に選択していない分類対象CADモデルがない場合には(S37:NO)、本処理は終了する(S38)。
このように、分類処理S30により、グループを代表する代表CADモデル、及びその従属CADモデルによる分類(グルーピング)が行われる。そして、代表CADモデル、及びその従属CADモデルは、共通する形状を有する。これらのモデルセット(代表モデルセット、及び従属モデルセット)も同様である。
なお、上記の例では、流用可部分と分類(グループ)との対応関係は一対多とし、また、代表CADモデルと分類(グループ)との対応関係は一対一としたが、対応関係はこの例に限られない。
次に、出力装置15に出力される画面の一例に基づき、分類処理S30の具体例について説明する。
図8は、分類処理S30により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。同図の符号501に示すように、まず、モデル作成支援システム100は、分類対象CADモデル501a、501b、501cを登録候補として記憶しているものとする。また、符号502に示すように、モデル作成支援システム100は、登録済みの流用可モデルを、代表CADモデル502b、及び代表CADモデル502bに所属する従属CADモデル502cを含むグループ502aに分類しているものとする。
モデル作成支援システム100は、まず、分類対象CADモデル501aとグループ502aの関係について、代表CADモデル502bは新規CADモデル501aに包含されると判断し、分類対象CADモデル501aを、グループ502aにおける代表CADモデル502bに属する流用可モデル(従属CADモデル)に分類する。
次に、モデル作成支援システム100は、分類対象CADモデル501bとグループ502aの関係について、分類対象CADモデル501bは、グループ502aにおける代表CADモデル502bと包含関係がないと判断し、分類対象CADモデル501bを、新たなグループに分類すると共に、そのグループにおける代表CADモデルに分類する。
次に、モデル作成支援システム100は、分類対象CADモデル501cと、グループ502a、及び上記新たなグループとの関係について、代表CADモデル501cは上記新たなグループの代表CADモデル(分類対象CADモデル501b)に包含されるため、モデル作成支援システム100は、分類対象CADモデル501cを、上記新たなグループにおける代表CADモデル(分類対象CADモデル501b)に属する流用可モデル(従属CADモデル)に分類する。
なお、符号503に、以上の処理による分類の結果を示した。同図に示すように、代表CADモデル503b、及び従属CADモデル503c、503dを含むグループ503aが生成される。また、代表CADモデル503f、及び従属CADモデル503gを含
む、新たなグループ503eが生成される。
<メッシュモデル作成処理S2>
次に、メッシュモデル作成処理S2について説明する。
モデル作成支援システム100は、分類処理S30により分類し、流用可モデル記憶装置106に記憶した流用可モデルを利用して、ユーザ等から入力されたCADモデルに対応するメッシュモデル(解析モデル)を作成する処理、すなわち、メッシュモデル作成処理S2を実行する。
図9は、メッシュモデル作成処理S2を説明するフローチャートである。なお、メッシュモデル作成処理S2は、例えば、モデル作成支援システム100の入力装置14に、ユーザ等から所定の入力があったことを契機に開始される。
同図に示すように、まずモデル作成支援システム100は、入力装置14等を介した、ユーザ等からのCADモデルの入力を付け付ける(S51)。
モデル作成支援システム100は、S51で入力されたCADモデル(以下、入力CADモデルという)の各構成部分を特定する(S52)。
次に、モデル作成支援システム100は、分類処理S30で分類したグループのうち、S52で特定した構成部分に対応するグループを特定する処理(以下、グループ特定処理という)を実行する。具体的には、モデル作成支援システム100は、S52で特定した構成部分の一つを選択し、分類処理S30で記憶した各グループにおける代表CADモデル(以下、判定対象代表CADモデルという)のうち、上記選択した構成部分(以下、判定構成部分という)が示す形状を包含する形状を示している代表CADモデルを特定する(S53)。なお、この特定の処理は、例えば、前述の、「Hongshen Wang, Lin Zhang and Yonggui Zhang, "Partial Matching of 3D CAD Models with Attribute Graph", Applied Mechanics and Materials, Vol.528 (2014), pp.302-309」や特開2007−280
129号公報で開示されている技術を利用することで実現することができる。
グループを特定できた場合(S53:YES)、モデル作成支援システム100は、判定構成部分がその特定した代表CADモデルが属するグループに属する旨を記憶し(S54)、S55に進む。一方、グループを特定できなかった場合(S53:NO)、S56に進む。
ここで、出力装置15に出力される画面の一例に基づき、グループ特定処理の一例を説明する。
図10は、グループ特定処理により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。同図の符号601に示すように、入力CADモデル601aが入力された場合、モデル作成支援システム100は、入力CADモデル601aと、符号602に示したグループ602aにおける判定対象代表CADモデル602b、及びグループ602bにおける判定対象代表CADモデル602fとの包含関係を判定する。なお、流用可モデル602c、602dは判定対象代表CADモデル602bに属し、流用可モデル602gは判定対象代表CADモデル602fに属するものとする。
ここで、モデル作成支援システム100は、入力CADモデル601aにおける構成部分603aは、グループ602aにおける判定対象代表CADモデル602bを包含すると判定する。その結果、符号603に示すように、モデル作成支援システム100は、構成部分603aを含む構成部分603aはグループ602aに属すると特定する。
S55では、モデル作成支援システム100は、S54で特定した代表CADモデルが属するグループにおけるCADモデルのうち、判定構成部分が示す形状に最も類似する形状を示すCADモデルの部分(以下、類似形状部分という)を検索して取得する処理(以下、類似形状部分検索処理S55という)を実行する。なお、この処理は、例えば、前述の、「Hongshen Wang, Lin Zhang and Yonggui Zhang, "Partial Matching of 3D CAD Models with Attribute Graph", Applied Mechanics and Materials, Vol.528 (2014), pp.302-309」や特開2007−280129号公報で開示されている技術を利用することで
実現することができる。
ここで、出力装置15に出力される画面の一例に基づき、類似形状部分検索処理S55の具体例を説明する。
図11は、類似形状部分検索処理S55により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。同図の符号701に示すように、モデル作成支援システム100は、入力CADモデル701aと、符号702に示したグループ702aにおける判定対象代表CADモデル702b、及びグループ702bにおける判定対象代表CADモデル702fとの包含関係を判定する。なお、流用可モデル702c、702dは判定対象代表CADモデル702bに属する従属CADモデルであり、流用可モデル702gは判定対象代表CADモデル702fに属する従属CADモデルであるものとする。
モデル作成支援システム100は、符号703に示すように、入力CADモデル701aにおける構成部分703aは、グループ702aにおける判定対象代表CADモデル702bを包含すると判定し、構成部分703aを含む入力CADモデル701aはグループ702aに属すると判定する。そして、モデル作成支援システム100は、構成部分703aは、グループ702aにおける流用可CADモデルのうち、判定対象代表CADモデル702aに属する流用可CADモデル702dに最も類似すると判定する。
モデル作成支援システム100は、全ての構成部分について類似形状部分を検索したか否かを判断し(S56)、全ての構成部分について類似形状部分を検索したと判断した場合には(S56:YES)、S57に進み、検索していない類似形状部分があると判断した場合には(S56:NO)、その構成部分について、類似形状部分を検索すべく、S52に戻る。
S57では、モデル作成支援システム100は、S55で検索して取得した類似形状部分のCADモデルに基づき、このCADモデルに対応するメッシュモデルを作成する処理(以下、類似形状部分メッシュモデル作成処理S57という)を実行する。具体的には、モデル作成支援システム100は、類似形状部分のCADモデルに対応するメッシュモデルのメッシュサイズの変更やメッシュの追加、削除、節点の移動などのテーラリングを行うことにより、メッシュモデルを作成する。この作成は、例えば、特開2006−301753号公報で開示されているように、モデルの幾何特徴や幾何値を取得すること等により行う。
ここで、出力装置15に出力される画面の一例に基づき、類似形状部分メッシュモデル作成処理S57の具体例を説明する。
図12は、類似形状部分メッシュモデル作成処理S57により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。同図の符号801に示すように、モデル作成支援システム100は、入力CADモデルにおける構成部分801aを特定しているものとする。また、モデル作成支援システム100は、符号802に示すように、類似形状部分のCADモデル802a、及びCADモデル801aに対応するメッシュモデル802bを検索して取得したものとする。
符号803に示すように、構成部分801aが示す形状と、メッシュモデル802bが示す形状との間には差異が生じている。そこで、符号804に示すように、モデル作成支援システム100は、メッシュモデル802bを編集し、符号804に示すように、修正したメッシュモデル804aを作成する。
次に、モデル作成支援システム100は、類似形状部分検索処理S55で検索されなかった入力CADモデルの構成部分(以下、非類似形状部分という)に対応するメッシュモデルを作成する処理(以下、非類似部分メッシュモデル作成処理S58という)を実行する(S58)。具体的には、モデル作成支援システム100は、例えば以下のような処理を実行する。
まず、モデル作成支援システム100は、入力CADモデルから類似形状部分のCADモデルを削除する。すると、削除後の入力CADモデルは、穴が開いている部分形状を有するので、モデル作成支援システム100は、その穴の部分を埋める処理を行う。この処理は、例えば、関連文献である「谷本,中邨,武井,"CAE技術を利用した穴埋め面作
成機能開発",精密工学会学術講演会講演論文集, 2010(0), pp.133-134」に記載のように、CAE(Computer Aided Engineering)を利用した穴埋め面の作成技術を利用することで実現することができる。
そして、モデル作成支援システム100は、穴を埋めた入力CADモデルに対応するメッシュモデルを作成する。このメッシュモデルの作成の処理は、例えば、特開平8−138082号公報に記載の、四角形要素の生成技術を利用すること等により実現することができる。
次に、モデル作成支援システム100は、類似形状部分メッシュモデル作成処理S57で作成したメッシュモデルと、非類似部分メッシュモデル作成処理S58で作成したメッシュモデルとを結合することにより、入力CADモデルに対応する、作成対象のメッシュモデルを作成する処理(以下、メッシュモデル結合処理S59という)を実行する(S59)。
具体的には、例えば、モデル作成支援システム100は、類似形状部分メッシュモデル作成処理S57で作成したメッシュモデルの位置を、非類似部分メッシュモデル作成処理S58で作成したメッシュモデルの位置に対応させる(例えば、メッシュサイズの変更や削除節、点の移動などを行う)ことにより、作成対象のメッシュモデルを作成する。
ここで、出力装置15に出力される画面の一例に基づき、メッシュモデル結合処理S59の具体例を説明する。
図13は、メッシュモデル結合処理S59により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。同図に示すように、モデル作成支援システム100は、符号901に示すように、類似形状部分901aを検索し、また、類似形状部分901aに対応するメッシュモデル902aを取得する(符号902)。また、モデル作成支援システム100は、符号903に示すように、非類似似形状部分903aを特定し、また、非類似似形状部分903aに対応するメッシュモデル904aを取得する(符号904)。
(a)そして、モデル作成支援システム100は、メッシュモデル904aの位置と、メッシュモデル902aの位置とを調節したメッシュモデル905aを作成する(符号905)。
(b)そして、モデル作成支援システム100は、作成したメッシュモデル905aに
おける類似形状部分と非類似似形状部分とを結合する。結合の方法としては、例えば、類似形状部分と非類似似形状部分に対して、交差している要素を抽出し、この交差部で要素を分割する。これを全ての交差要素に対して繰り返す方法がある。また、非類似似形状部分における節点を類似形状部分の節点と同一座標になるように節点を移動させる方法がある。これらの方法等を組み合せて利用し、メッシュを結合することができる。
最後に、符号906に示すように、モデル作成支援システム100は、結合等により品質が悪化しているメッシュモデル905aの要素を改善し(例えば、メッシュモデル905aに含まれる三角形要素を四角形要素に変換する)、メッシュモデル906aを作成する。すなわち、メッシュモデル905aに対して、前述の手順(a)、(b)を繰り返し実行する。なお、この処理は、例えば、特開2008−107960号公報で開示されているように、メッシュの品質評価に基づきメッシュを修正する技術を利用すること等により実現することができる。
<全体処理の一例>
最後に、モデル作成支援システム100における処理の全体の流れの一例を説明する。
まず、出力装置15に出力される画面の一例に基づき、流用可モデル認識分類処理S1(図2)について説明する。
図14は、流用可モデル認識分類処理S1により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。同図の符号1001、1002に示すように、まず、モデル記憶部120は、CADモデル1001a、及びCADモデル1001aに対応するメッシュモデル1002aの入力を受け付け、記憶する。
(1)次に、流用可モデル認識部103は、記憶されたCADモデル1001aとメッシュモデル1002aに対して、新たなメッシュモデルの作成において流用可能な、CADモデルの部分形状の認識を行う。その結果、符号1003に示すように、CADモデル1003aが流用可モデルの登録候補として、また、CADモデル1003a及びメッシュモデル1003bからなるセットが、流用可モデルセットの登録候補として記憶される。また、符号1004に示すように、CADモデル1004aが流用可モデルの登録候補として、また、CADモデル1004a及びメッシュモデル1004bからなるセットが、流用可モデルの登録候補として記憶される。また、符号1005に示すように、CADモデル1005aが流用可モデルの登録候補として、また、CADモデル1005a、及びメッシュモデル1005bからなるセットが、流用可モデルセットの登録候補として記憶される。また、符号1006に示すように、CADモデル1006aが流用可モデルの登録候補として、また、CADモデル1006a及びメッシュモデル1006bからなるセットが、流用可モデルセットの登録候補として記憶される。
(2)流用可モデル重複排除部104は、前述(1)のCADモデル1003a、1004a、1005a、1006a、及び、符号1007に示した、流用可モデル記憶装置106に記憶されているCADモデルの間で、重複するものを排除する。流用可モデル重複排除部104は、符号1004、1005に示すように、CADモデル1004aとCADモデル1005aとが重複していると判断し、さらに、メッシュモデル1004bの品質はメッシュモデル1005bの品質より高いと判断することにより、CADモデル1005a、及びCADモデル1005aとメッシュモデル1005bとのセットを登録候補から排除する。
このように、登録候補のCADモデル(又はセット)同士で重複がある場合には、これらの一方を登録候補から削除するようにしてもよい。
(3)このような重複排除の処理を行いつつ、流用可モデル分類部105は、引き続き、流用可モデル記憶装置106に記憶されているCADモデルに基づき、登録候補のCADモデルを分類すると共に流用可モデル記憶装置106に登録(記憶)する処理を行う。登録後の流用可モデル記憶装置106の状態を符号1008に示した。例えば、グループ1008aは、代表CADモデル1008bと、代表CADモデル1008bに従属する従属CADモデルである流用可CADモデル1008c、1008d、1008eとを含むグループである。グループ1008fは、代表CADモデル1008gと、代表CADモデル1008gに従属する従属CADモデルである流用可CADモデル1008hとを含むグループである。グループ1008iは、代表CADモデル1008jを含むグループである。
以上が、流用可モデル認識分類処理S1の処理の具体例である。
次に、出力装置15に出力される画面の一例に基づき、メッシュモデル作成処理S2(図3)の具体例を説明する。
図15は、メッシュモデル作成処理S2により出力装置15に出力される画面の一例を説明する図である。同図の符号1009に示すように、CADデータ登録部101は、ユーザ等からの、入力CADモデル1009aの入力を受け付ける。
(3)検索分類特定部107は、流用可モデル記憶装置106に記憶されている代表流用可CADモデル(図14の代表CADモデル1008b、代表CADモデル1008g、代表CADモデル1008j)に基づき、入力CADモデル1009aの構成部分から、類似する部分形状を検索する。ここで、符号1010に示すように、入力CADモデル1009aから、代表CADモデル1008bに類似する部分形状1010a、1010bが検索されたため、部分形状1010a、1010bを含む入力CADモデル1009aが属するグループは、代表CADモデル1008bが所属するグループ1008aであるとの分類が行われる。
(4)類似形状部分検索部108は、前述(3)と、グループ1008aにおける流用可CADモデル1008b〜1008eとに基づき、入力CADモデル1009aの構成部分に類似する部分形状を検索する。
この検索においては、前述(3)により分類が行われたことによりグループ1008f、1008iにおける流用可CADモデルは検索対象外となっている。そのため、検索処理の実施回数を減らすことが可能となっている。これが、本実施形態のモデル作成支援システム100の特有の効果の一つである。
この検索により、符号1011に示すように、流用可モデル1008dと類似する部分形状1011aと、流用可モデル1008aと形状が類似する部分形状1011bとが検索される。そこで、これらの部分形状1011a、1011bが、入力CADモデル1009aから分離される。このような分離を行うことにより、符号1012に示すように、入力CADモデル1009aにおける非類似部分1012aが特定される。
(5)次に、非類似部分メッシュ作成部110は、非類似部分1012aに対応するメッシュモデルを作成する。これにより、符号1013に示すように、メッシュモデル1013aが作成される。
(6)次に、類似部分メッシュ作成部109は、流用可CADモデル1008dが部分形状1011aに類似するため、部分形状1011aに対応するメッシュモデルを、流用可CADモデル1008dに対応するメッシュモデルを再利用することにより作成する。ま
た、類似部分メッシュ作成部109は、流用可CADモデル1008aが部分形状1011bに類似するため、部分形状1011bに対応するメッシュモデルを、流用可CADモデル1008aに対応するメッシュモデルを再利用することにより作成する。
(7)そして、メッシュ結合部111は、(5)で作成した、非類似部分1012aに対応するメッシュモデルと、(7)で作成した、部分形状1011aに対応するメッシュモデル、及び部分形状1011bに対応するメッシュモデルとを結合することで、符号1014に示すように、メッシュモデル1014aを作成する。このメッシュモデル1014aが、入力CADモデル1009aに基づき作成された、作成対象のメッシュモデルである。
このように、流用可モデルセットを再利用することで、所定の仕様を満たすメッシュモデルを効率よく作成できる。
以上に説明したように、本実施形態のモデル作成支援システム100は、CADモデルの形状に基づき、CADモデルの各部分を複数のグループのいずれかに分類し、分類したグループのうち、入力CADモデルの構成部分に対応するグループを特定し、そのグループにおいて、その構成部分が示す形状に最も類似する形状を示すCADモデルの部分を検索して取得し、取得したメッシュモデルを利用して、入力CADモデルに対応する新たなメッシュモデルを生成する。すなわち、入力CADモデルの構成部分に係るグループ検索を、既に記憶しているCADモデルに基づき行うことで、必要なメッシュモデルの部分を取得し、取得したこれらのメッシュモデルの部分を組み合わせることで作成対象のメッシュモデルを作成する。このようなグループ検索を行ってモデルの再利用を行うことで、作成対象のメッシュモデルを効率よく、迅速に作成することができる。
また、本実施形態のモデル作成支援システム100は、CADモデルの各部分の形状を認識し、互いに類似する形状を有するCADモデルの部分を同一のグループとすることにより、記憶したCADモデルの各部分を複数のグループのいずれかに分類するので、分類の基準が明確であり、また、構造物や製品の形状を特定するCADモデルの性質に即した正確な分類が可能となる。これにより、作成対象のメッシュモデルを効率よく、迅速に作成することができる。
また、本実施形態のモデル作成支援システム100は、グループに分類されたCADモデルの各部分を、グループを代表するCADモデルの部分と、代表するCADモデルの部分に属する他のCADモデルの部分とに分類するといった段階的な分類を行うので、CADモデルに係るグループ検索を効率よく行うことができる。これにより、作成対象のメッシュモデルを効率よく、迅速に作成することができる。
また、本実施形態のモデル作成支援システム100は、入力されたCADモデルの構成部分の形状を特定し、分類したグループのうち、前記特定した形状を含むCADモデルが属するグループを、前記特定した構成部分に対応するグループとして特定するので、入力CADモデルの各構成部分が属するグループを、その形状に即して特定することができる。これにより、作成対象のメッシュモデルを効率よく、迅速に作成することができる。
また、本実施形態のモデル作成支援システム100は、その形状が最も類似するCADモデルの部分を取得できなかった場合には、入力CADモデルの構成部分に対応するメッシュモデルを生成し、生成したメッシュモデルを用いて、新たなメッシュモデルを生成するので、入力CADモデルがいかなる形状を有する場合であっても、例えば入力CADモデルが複雑ないし特殊な形状を示している場合であっても、確実に作成対象のメッシュモデルを作成することができる。
また、本実施形態のモデル作成支援システム100は、分類を行う際に、互いに所定の関係を満たすCADモデルの各部分があるか否かを判断し、所定の関係を満たすCADモデルの各部分のうち、一のCADモデルの部分のみを複数のグループのいずれかに分類する、すなわち重複排除の処理を行うので、グループ検索の際に参照されるCADモデルの数を最小限に抑えることができ、これにより、作成対象のメッシュモデルを効率よく、迅速に作成することができる。
また、本実施形態のモデル作成支援システム100は、第1のCADモデル(新規流用可CADモデル候補)の部分の品質の方が、第2のCADモデル(登録済みCADモデル)の部分の品質より高いと判断した場合、または、第1のCADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質の方が、第2のCADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質より高いと判断した場合には、第1のCADモデルの部分を複数のグループのうちいずれかに分類するといったモデルの品質に基づく重複排除の処理を行うので、品質の高いCADモデル又はメッシュモデルに基づき、入力CADモデルに対応するメッシュモデルを作成でき、高品質な作成対象のメッシュモデルを、効率よく迅速に作成することができる。
また、本実施形態のモデル作成支援システム100は、分類したCADモデルの部分(流用可部分)、及びこのCADモデルの部分を用いて生成した新たなメッシュモデル(作成対象のメッシュモデル)を出力装置15に出力するので、ユーザ等は、分類をしたCADモデル(流用可モデル)をどのようにして再利用して作成対象のモデルを作成した(作成している)のかを容易に確認することができる。
以上、本発明を実施するための形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、本実施形態で説明した包含関係の特定や分類の処理は、あくまで一例である。本実施形態では、各CADモデルが示す形状に基づき包含関係の特定や分類の処理を行ったが、例えば、各CADモデルが示す形状の部品が備える機能に基づき包含関係の特定や分類を行い、あるいは多重階層を持つ包含関係の特定や分類を行ってもよい。
また、本実施形態では、登録候補記憶処理S20において、新規流用可CADモデル候補が流用可モデル記憶装置106に記憶される前に(もしくはグループに分類される前に)CADモデルの部分の重複の判定や品質の比較を行うものとしたが、新規流用可CADモデル候補を流用可モデル記憶装置106に記憶した後に、記憶した新規流用可CADモデル候補と、既に記憶している登録済みCADモデルとを比較し、一方を削除するようにしてもよい。
また、本実施形態では、登録候補記憶処理S20において、モデル作成支援システム100が自動的に所定の関係による比較(CADモデルの部分の重複の判定や品質の比較)を行うものとしたが、ユーザから直接、上記関係の入力を受け付け、受け付けた関係の内容に応じて選択したCADモデルの各部分を、複数のグループのいずれかに分類するようにしてもよい。例えば、品質が高い方のモデルを直接ユーザに選択させるようにしてもよい。これにより、ユーザが望むタイプのCADモデルをグループに分類し、これに基づき所望のタイプのメッシュモデルを作成することができる。
100 モデル作成支援システム、101 CADデータ登録部、102 メッシュデータ登録部、103 流用可モデル認識部、104 流用可モデル重複排除部、105 流
用可モデル分類部、106 流用可モデル記憶装置、107 検索分類特定部、108 類似形状部分検索部、109 類似部分メッシュ作成部、110 非類似部分メッシュ作成部、111 メッシュ結合部、112 CADモデル出力部、120 モデル記憶部、130 メッシュモデル生成部、S1 流用可モデル認識分類処理、S10 認識処理、S20 登録候補記憶処理、S30 分類処理、S2 メッシュモデル作成処理、S55
類似形状部分検索処理、S57 類似形状部分メッシュモデル作成処理、S59 メッシュモデル結合処理

Claims (15)

  1. CADモデルと、前記CADモデルに対応するメッシュモデルとを対応づけて記憶しているモデル記憶部と、
    前記CADモデルが示す形状を認識するCADモデル認識部と、
    前記認識した形状に基づき、前記記憶したCADモデルの各部分を複数のグループのいずれかに分類するCADモデル分類部と、
    CADモデルの入力を受け付け、入力を受け付けたCADモデルの構成部分を特定し、前記分類したグループのうち、前記特定した構成部分に対応するグループを特定するグループ特定部と、
    前記特定したグループにおけるCADモデルの部分のうち、前記特定した構成部分が示す形状に最も類似する形状を示す前記CADモデルの部分を検索して取得する類似形状モデル検索部と、
    前記記憶したメッシュモデルから、前記取得したCADモデルの部分に対応するメッシュモデルを取得し、取得した前記メッシュモデルを用いて、前記入力されたCADモデルに対応する新たなメッシュモデルを生成するメッシュモデル生成部と、
    を備えるモデル作成支援システム。
  2. 前記CADモデル分類部は、前記モデル記憶部が記憶しているCADモデルの各部分の形状を認識し、互いに類似する形状を有する前記CADモデルの部分を同一のグループとすることにより、前記記憶したCADモデルの各部分を前記複数のグループのいずれかに分類する、請求項1に記載のモデル作成支援システム。
  3. 前記CADモデル分類部は、前記グループに分類された前記CADモデルの各部分を、前記グループを代表する前記CADモデルの部分と、前記代表する前記CADモデルの部分に属する他の前記CADモデルの部分とに分類する、請求項1に記載のモデル作成支援システム。
  4. 前記グループ特定部は、前記入力されたCADモデルの構成部分の形状を特定し、前記分類したグループのうち、前記特定した形状を含む前記CADモデルが属するグループを、前記特定した構成部分に対応するグループとして特定する、請求項1に記載のモデル作成支援システム。
  5. 前記類似形状モデル検索部が前記最も類似する形状を示すCADモデルの部分を取得できなかった場合には、前記特定した構成部分に対応するメッシュモデルを生成する非類似部分メッシュ生成部を備え、
    前記メッシュモデル生成部は、前記生成したメッシュモデル、及び前記取得したメッシュモデルを用いて、前記新たなメッシュモデルを生成する、
    請求項1に記載のモデル作成支援システム。
  6. 前記CADモデル分類部が前記CADモデルの各部分の分類を行う際に、所定の関係を満たす複数の前記CADモデルの部分があるか否かを判断し、前記複数のCADモデルの部分から選択した前記CADモデルの部分のみを前記複数のグループのいずれかに分類する重複排除部を備える、請求項1に記載のモデル作成支援システム。
  7. 前記重複排除部は、第1の前記CADモデルの部分の品質の方が、第2の前記CADモデルの部分の品質より高いと判断した場合、または、第1の前記CADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質の方が、第2の前記CADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質より高いと判断した場合には、前記第1の前記CADモデルの部分を選択して前記複数のグループのうちいずれかに分類する、請求項6に記載のモデル作成支援シス
    テム。
  8. 前記重複排除部は、ユーザからの前記関係の入力を受け付け、受け付けた前記関係の内容に応じて選択した前記CADモデルの各部分を、前記複数のグループのいずれかに分類する、請求項6に記載のモデル作成支援システム。
  9. 前記分類した前記CADモデルの部分、及び前記CADモデルの部分を用いて生成した前記新たなメッシュモデルを出力するCADモデル出力部を備える、請求項1に記載のモデル作成支援システム。
  10. 前記類似形状モデル検索部が前記最も類似する形状を示すCADモデルの部分を取得できなかった場合には、前記特定した構成部分に対応するメッシュモデルを生成する非類似部分メッシュ生成部と、
    前記CADモデル分類部が前記CADモデルの各部分の分類を行う際に、所定の関係を満たす複数の前記CADモデルの部分があるか否かを判断し、前記複数のCADモデルの部分から選択した前記CADモデルの部分のみを前記複数のグループのいずれかに分類する重複排除部と、
    前記分類した前記CADモデルの部分、及び前記分類したCADモデルの部分を用いて生成した前記新たなメッシュモデルを出力するCADモデル出力部と、を備え、
    前記CADモデル分類部は、前記モデル記憶部が記憶しているCADモデルの各部分の形状を認識し、互いに類似する形状を有する前記CADモデルの部分を同一のグループとすることにより、前記記憶したCADモデルの各部分を前記複数のグループのいずれかに分類し、
    前記CADモデル分類部は、前記グループに分類された前記CADモデルの各部分を、前記グループを代表する前記CADモデルの部分と、前記代表する前記CADモデルの部分に属する他の前記CADモデルの部分とに分類し、
    前記グループ特定部は、前記入力されたCADモデルの構成部分の形状を特定し、前記分類したグループのうち、前記特定した形状を含む前記CADモデルが属するグループを、前記特定した構成部分に対応するグループとして特定し、
    前記メッシュモデル生成部は、前記生成したメッシュモデル、及び前記取得したメッシュモデルを用いて、前記新たなメッシュモデルを生成し、
    前記重複排除部は、第1の前記CADモデルの部分の品質の方が、第2の前記CADモデルの部分の品質より高いと判断した場合、または、第1の前記CADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質の方が、第2の前記CADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質より高いと判断した場合には、前記第1の前記CADモデルの部分を選択して前記複数のグループのうちいずれかに分類し、
    前記重複排除部は、ユーザからの前記関係の入力を受け付け、受け付けた前記関係の内容に応じて選択した前記CADモデルの各部分を、前記複数のグループのいずれかに分類する、請求項1に記載のモデル作成支援システム。
  11. プログラムを実行するプロセッサとメモリとを有する情報処理装置が、
    CADモデルと、前記CADモデルに対応するメッシュモデルとを対応づけて記憶し、
    前記CADモデルが示す形状を認識し、
    前記認識した形状に基づき、前記記憶したCADモデルの各部分を複数のグループのいずれかに分類し、
    CADモデルの入力を受け付け、入力を受け付けたCADモデルの構成部分を特定し、前記分類したグループのうち、前記特定した構成部分に対応するグループを特定し、
    前記特定したグループにおけるCADモデルの部分のうち、前記特定した構成部分が示す形状に最も類似する形状を示す前記CADモデルの部分を検索して取得し、
    前記記憶したメッシュモデルから、前記取得したCADモデルの部分に対応するメッシ
    ュモデルを取得し、取得した前記メッシュモデルを用いて、前記入力されたCADモデルに対応する新たなメッシュモデルを生成する、
    モデル作成支援方法。
  12. 前記情報処理装置はさらに、
    前記分類した前記CADモデルの部分、及び前記CADモデルの部分を用いて生成した前記新たなメッシュモデルを出力する、
    請求項11に記載のモデル作成支援方法。
  13. 前記情報処理装置はさらに、
    前記最も類似する形状を示すCADモデルの部分を取得できなかった場合には、前記特定した構成部分に対応するメッシュモデルを生成し、
    前記CADモデルの各部分の分類を行う際に、所定の関係を満たす複数の前記CADモデルの部分があるか否かを判断し、前記複数のCADモデルの部分から選択した前記CADモデルの部分のみを前記複数のグループのいずれかに分類し、
    前記分類した前記CADモデルの部分、及び前記CADモデルの部分を用いて生成した前記新たなメッシュモデルを出力し、
    前記記憶しているCADモデルの各部分の形状を認識し、互いに類似する形状を有する前記CADモデルの部分を同一のグループとすることにより、前記記憶したCADモデルの各部分を前記複数のグループのいずれかに分類し、
    前記グループに分類された前記CADモデルの各部分を、前記グループを代表する前記CADモデルの部分と、前記代表する前記CADモデルの部分に属する他の前記CADモデルの部分とに分類し、
    前記入力されたCADモデルの構成部分の形状を特定し、前記分類したグループのうち、前記特定した形状を含む前記CADモデルが属するグループを、前記特定した構成部分に対応するグループとして特定し、
    前記生成したメッシュモデル、及び前記取得したメッシュモデルを用いて、前記新たなメッシュモデルを生成し、
    第1の前記CADモデルの部分の品質の方が、第2の前記CADモデルの部分の品質より高いと判断した場合、または、第1の前記CADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質の方が、第2の前記CADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質より高いと判断した場合には、前記第1の前記CADモデルの部分を選択して前記複数のグループのうちいずれかに分類し、
    ユーザからの前記関係の入力を受け付け、受け付けた前記関係の内容に応じて選択した前記CADモデルの各部分を、前記複数のグループのいずれかに分類する、
    請求項11に記載のモデル作成支援方法。
  14. プロセッサ及びメモリを有する情報処理装置に、
    CADモデルと、前記CADモデルに対応するメッシュモデルとを対応づけて記憶する機能と、
    前記CADモデルが示す形状を認識する機能と、
    前記認識した形状に基づき、前記記憶したCADモデルの各部分を複数のグループのいずれかに分類する機能と、
    CADモデルの入力を受け付け、入力を受け付けたCADモデルの構成部分を特定し、前記分類したグループのうち、前記特定した構成部分に対応するグループを特定する機能と、
    前記特定したグループにおけるCADモデルの部分のうち、前記特定した構成部分が示す形状に最も類似する形状を示す前記CADモデルの部分を検索して取得する機能と、
    前記記憶したメッシュモデルから、前記取得したCADモデルの部分に対応するメッシュモデルを取得し、取得した前記メッシュモデルを用いて、前記入力されたCADモデル
    に対応する新たなメッシュモデルを生成する機能と、
    を実現させるためのモデル作成支援プログラム。
  15. 前記情報処理装置にさらに、
    前記最も類似する形状を示すCADモデルの部分を取得できなかった場合には、前記特定した構成部分に対応するメッシュモデルを生成する機能と、
    前記CADモデルの各部分の分類を行う際に、所定の関係を満たす複数の前記CADモデルの部分があるか否かを判断し、前記複数のCADモデルの部分から選択した前記CADモデルの部分のみを前記複数のグループのいずれかに分類する機能と、
    前記記憶しているCADモデルの各部分の形状を認識し、互いに類似する形状を有する前記CADモデルの部分を同一のグループとすることにより、前記記憶したCADモデルの各部分を前記複数のグループのいずれかに分類する機能と、
    前記グループに分類された前記CADモデルの各部分を、前記グループを代表する前記CADモデルの部分と、前記代表する前記CADモデルの部分に属する他の前記CADモデルの部分とに分類する機能と、
    前記入力されたCADモデルの構成部分の形状を特定し、前記分類したグループのうち、前記特定した形状を含む前記CADモデルが属するグループを、前記特定した構成部分に対応するグループとして特定する機能と、
    前記生成したメッシュモデル、及び前記取得したメッシュモデルに基づき、前記新たなメッシュモデルを生成する機能と、
    第1の前記CADモデルの部分の品質の方が、第2の前記CADモデルの部分の品質より高いと判断した場合、または、第1の前記CADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質の方が、第2の前記CADモデルの部分に対応するメッシュモデルの品質より高いと判断した場合には、前記第1の前記CADモデルの部分を選択して前記複数のグループのうちいずれかに分類する機能と、
    ユーザからの前記関係の入力を受け付け、受け付けた前記関係の内容に応じて選択した前記CADモデルの各部分を、前記複数のグループのいずれかに分類する機能と、
    前記分類した前記CADモデルの部分、及び前記CADモデルの部分を用いて生成した前記新たなメッシュモデルを出力する機能と、
    を実現させる、請求項14に記載のモデル作成支援プログラム。
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