JP6557546B2 - 眼科装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置内部で発生する騒音を遮ると共に該装置内部で生じる熱を冷ます遮音および冷却の構造を有する眼科装置に関する。
眼科装置、例えば視野計の内部には指標を移動させるためのモーター、対応する各種スイッチ、冷却用のファン等が配置されており、これらが音源となった騒音が生じることが多い。このような騒音が生じた場合これに被検者が反応してしまい、迅速かつ正確なデータの取得に問題を招き、好ましくない。特許文献1には、このような課題への対処として、被検者が騒音を聞こえがたくするためにヘッドフォンを装着する構成が開示されている。
特開平5−23301号公報
特許文献1に開示される構成の場合、検査のたびにヘッドフォンを着脱することが必要となることから検査の効率の低下を招き好ましくない。また、最近では冷却ファンよりもモーター等の駆動音の方が耳障りな場合がある。例えば、眼科機器や複写機等でレーザ光を走査する場合、回転するポリゴンミラーや所定角度内で振動する共振ミラーを使用することが多い。これらは、レーザ光を高速に走査させる場合にはその回転数や振動周波数を上げる必要があるので、耳障りな高周波の騒音が発生する。
本発明は上記の課題に鑑みて為されたものであって、発熱部を冷却しつつ、外部に漏れる駆動部からの騒音の抑制を図ることが可能な眼科装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様に係る眼科装置は、
被検者の被検眼に対して測定光を走査する走査部を駆動する駆動部と、
前記走査部および前記駆動部を覆う筺体と、
基台に対して前記筺体を移動させる移動部と、
前記基台に設けられ、前記被検者の顔を受ける顔受け部と、
前記移動部に設けられ、検者が操作する操作部と、
前記顔受け部の方向に位置する前記筺体の第一の側面および前記操作部の方向に位置する前記筺体の第二の側面とは異なる側面である前記筺体の第三の側面における吸引穴部および排出穴部を介して気体が前記筺体の外部と連通可能である前記筺体の内部設けられた電子基板と、
前記吸引穴部および前記排出穴部以外には通気用の穴部がない前記筺体であって、前記筺体の内部における前記駆動部と前記電子基板との間に設けられ、前記電子基板が設けられた前記連通可能である前記筺体の内部を、前記駆動部に対して遮蔽するための遮蔽部材と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、眼科装置において、発熱部を冷却しつつ、外部に漏れる駆動部からの騒音の抑制を図ることが可能となる。
本発明の第一の実施形態に係る眼科装置本体の斜視図である。 図1に示した眼科装置本体の正面図と断面図である。 本発明の第一の実施形態に係る構造におけるダクト穴断面図である。 本発明の第二の実施形態に係る装置本体の斜視図である。 図4に示す装置本体からダクトユニットを分解した状態を示す図である。 本発明の第二の実施形態に係る構造におけるダクトユニットの斜視図である。 図6に示したダクトユニットの正面図と断面図である。 遮音および冷却の行う従来の構造の一例を示す模式図である。 遮音および冷却を行う従来の構造の他の例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に関わる本発明を限定するものではなく、また、本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第一の実施形態)
<装置の概略構成>
図1〜図3により、本発明の第一の実施形態に係る眼科装置について、その遮音および冷却のための構造を説明する。ここで例示する眼科装置は、測定光を被検眼に照射し、その際に走査部によって測定光を被検眼上で走査する、所謂眼科装置である。該眼科装置では、測定光が走査された被検眼からの戻り光と、測定光に対応する参照光とを干渉させた干渉光に基づいて、被検眼の断層画像を取得する。
図1は、該眼科装置の斜視図である。なお、図1において該眼科装置を説明するための座標107が付記してある。同座標107において、矢印の方向が+方向である。該眼科装置は、光学ヘッド部101、移動部102、基台103、顎受け104、および操作棹108を有する。光学ヘッド部101は、被検者の被検眼において測定光を走査するXYスキャナ等から構成される走査部と、該走査部を駆動するポリゴンミラー等の駆動部を有する。また、光学ヘッド部101は、後述する外装カバー304の機能を果たしてこれら走査部および駆動部を覆う体を有する。
移動部102は、光学ヘッド部101を支える。基台103は、光学ヘッド部101および移動部102の基台である。移動部102は、基台103に対して光学ヘッド101を移動させ、光学ヘッド部101をXYZ方向に位置合わせ出来る機構が備わっている。不図示のV字形状の2平面を軌道溝とした2本の軌道台の間に保持器付き円筒ころを組み込んだ直動案内機器である直動型クロスローラーガイドを直交させて、基台103と移動部102とを連結することで、これらをXZ方向に自在に位置決めできる構成になっている。このために、基台103と移動部102のY方向クリアランスは一定の間隔を保持している。顎受け104は、被検者がこれに顎や額等を当接させて、測定時の姿勢を維持するために用いられる。被検者の顔を固定する顔受け部の一部を構成する該顎受け104は、光学ヘッド部101の第一の側面の側に配置され、基台103に対して設けられる。すなわち、該第一の側面は、体における顔受け部が配置される方向に、或いは顔受け部に面して配置される。
操作部たる操作棹108は検者により検査のための操作がなされ、光学ヘッド101の第二の側面の側に配置され、移動部102に設けられている。すなわち、該第二の側面は、体における操作部が配置される方向に、或いは操作部に面して配置される。この第二の側面は、第一の側面の側とは反対側に配置される。操作棹108の外装部を回転させると、操作棹108外装と連結された操作棹108下端部の不図示プリーギアが不図示のベルトを回転させる。該ベルトが、光学ヘッド部101をY方向に移動させるための不図示の送りネジ機構の送りネジと連結したプーリーを回すことで、光学ヘッド部101をY方向に位置決めできる。
ここで光学ヘッド部101には、遮音冷却構造部201が配置されており、該構造部201を覆う光学ヘッド部101の外装には穴105および106が設けられている。これらについては、図3を用いて後で詳述する。
図2(a)は、装置を座標107の+Y方向へ見た装置側面図である。同図に示されるモーター部202と203とは、不図示光学ミラーを駆動するために用いられ、騒音源となる。具体的には、眼科機器や複写機等でレーザ光を走査する場合、回転するポリゴンミラーや所定角度内で振動する共振ミラーを使用することが多い。これらは、レーザ光を高速に走査させる場合にはその回転数や振動周波数を上げる必要があるので、耳障りな高周波の騒音が発生する。これらモーター部202および203は、本実施形態において、装置内部に設けられて動作に伴って音を出す動作部を構成する。図2(b)は、図2(a)に示される装置側面図におけるA−A断面を示す。
図3は、図2(b)に示される遮音冷却構造部201部の詳細断面図である。該遮音冷却構造部は、ダクト301、ベース板金302、電子基板303、外装カバー304、送風ファン306、およびスポンジ312および313を有する。ダクト301は、低熱伝導材料により構成される。これにより、後述するように電子基板303の熱を奪った気体によってダクト301の壁の温度の上昇を抑制できる。
該ダクト301を構成する壁に設けられて外部空間に至る排出穴部314および吸引穴部315が設けられる。また、排出穴部314は、送風ファン306の気流を排出するために設けられる。送風ファン306により形成される前記排出気流によりダクト301内が負圧になるが、吸引穴部315はこの負圧のダクト301内部に外気を流入させるために設けられている。以上述べたように、該ダクト301は、モーター部202および203がダクト外側に配置され且つ電子基板303が内部に配置されるように装置の内部に設けられる。また、該ダクト301は、装置の外部の空間に連通する通風用の吸引穴部315および排出穴部314を有し、本実施形態におけるダクト部を構成する。本実施例では、該ダクト部は前述した駆動部に対して遮蔽された光学ヘッド101の内部の空間を構成する。即ち、該ダクト部は、内部の空間の外縁を画定する壁によって構成される。また、該内部の空間は、前述した第一の側面と第二の側面とは異なる側面である光学ヘッド101の一側面である第三の側面に設けられた吸引穴部315および排出穴部314を介して光学ヘッド191の外部の空間と連通する。また、電子基板303は該空間に設けられる。なお、本実施例における該電子基板303としては、該眼科装置の制御を司るCPUおよび関連する制御機器が対応する。
電子基板303には発熱デバイスが実装され、本実施形態における発熱部を構成する。送風ファン306が形成する気流の方向は、光学ヘッド部101の筺体外の空間へ送風する方向となる。気流307は、排出穴部314から外部空間に向けて排出される送風ファン306の気流の流れ方向を矢印で示している。当該気流307については、以後は送風ファン気流307と呼ぶ。気流310は、吸引穴部315からダクト301内部に流入する外気流であって流れ方向が矢印で示してある。当該気流310については、以後は流入外気流310と呼ぶ。なお、例えば本実施形態に例示する眼科装置の場合、ダクト301の内部容積が大きくなると光学ヘッド部101自体が大きくなり、昨今の装置のコンパクト化に要請に答えられなくなる。本実施形態の如く吸引穴部315および排出穴部314を装置における同一方向に向かう面に設けることにより、ダクト301の容積を小さくすることが可能となる。
ここで、従来の構造では、電子基板303には発熱する電子デバイスが実装され、前述したポリゴンミラーや共振ミラーと同じ筺体内に配置される場合が多い。この電子基板303に生じた熱は、上述したように、何らかの手段により冷ますことを要する。しかしこのような機器は、外装カバーに単純に穴を開けてしまうと発熱部の冷却はできるが、高周波音が漏れてしまう。逆に外装カバーに穴を設けないと、高周波音は漏れないが発熱部の冷却が十分に出来ない。以上に鑑み、本実施例では、当該送風ファン306は、吸引穴部315より外部の空間より気体を吸引し且つ排出穴部314よりダクト301の内部の気体を外部の空間に排出する気流を生成することとしている。また、この気流の生成によって、発熱部たる電子基板303表面には常に新しい気体が供給されることとなり、好適な冷却が実行される。また、当該送風ファン306は、図示されるように少なくとも一部が電子基板303と対向した配置されることが好ましい。当該配置とすることによっても、ダクト301の容積の低減化が見込める。
電子基板303を保持するベース板金302は、ネジ311でダクト301を構成する壁の内側に固定されている。スポンジ312は、排出穴部314の外周に不図示の両面テープで貼り付けられている。スポンジ313は、吸引穴部315の外周に不図示の両面テープで貼り付けられている。
光学ヘッド部101の外装カバー304には、気流を通すための穴部316および317が設けられる。穴部316および317の外周は外装カバー304のリブ部318および319で囲まれている。これらリブ部は、各々吸引穴部315からダクト部を構成する空間に至る連通路、および空間から排出穴部314に至る連通路を構成する。該リブ部318は、スポンジ312を押しつぶすので、送風ファン気流307は、外装カバー304の穴部316から全て排出される。この排出される気流を排出気流308として、その流出方向を矢印で示してある。リブ部319はスポンジ313を押しつぶすので、外装カバー304の穴部317からは、ダクト301方向に向かって外気が流入する。この流入する気流を流入気流309として、その流入方向を矢印で示してある。ここで述べたスポンジは、前述した連通路各々と空間との接続部分に配置され、該空間を体の中において遮蔽するために接続部分の密閉状態を維持するために用いられる。従って、同等の作用効果を有するものであればスポンジに限定されず、ここではスポンジ状部材として定義する。
以上のような気流の流入排出を促し、且つダクト301内に電子基板303を配置する構成とすることによって、電子基板303に直接外気が当たることとなる。従って、熱伝導の他に対流熱伝達による冷却効果も加わるので、集熱板を設けなくても電子基板303を冷却出来る。そして、スポンジ部312と313で外装カバー304の穴部316と317部とダクト301内部との連通部を確実に塞いでいるので、光学ヘッド部101の内部のモーター部202および203の騒音が外に漏れない効果も得られる。
なお、本実施形態において、電子基板303は板状の構造を有し、ダクト301の内部を気体が移動する際の流れ方向に延在するように配置される。このような配置とすることにより、電子基板303の表面に常に新たな外部気体が供給されることとなり、冷却効率の向上が見込める。また、本実施形態の如く、電子基板303は、ダクト301の内部に延在する金属材料からなる部材である板状のベース板金302を介してダクト内壁に固定されることが好ましい。当該ベース板金302を配することにより、電子基板303で発生した熱をベース板金302に伝達し、より広い面積からの放熱を促すことが可能となる。
(比較例一)
このような騒音の遮蔽と熱の冷却とを行う構造の比較例として、特開2013−145855号公報に開示されるその構成の概略図を図8に示す。同図において、模式化された複写機808は、騒音部801、ダクト部802、電源部803、および集熱部804を有する。集熱部804は、電源部803に配置される構成の発する熱を集熱する部分である。ダクト部802の一方の開口部には、送風ファン805が配置される。該送風ファン805は、ダクト部802の開口部に冷却空気を流し込む。冷却空気は、気流806として示す矢印方向に流れる。ダクト部802内部の集熱部804に接する空間を通過した冷却空気は、ダクト部の他方の開口部807から外部空間に出る。この構造では、ダクト部802で騒音部801を塞ぐことで、騒音は外に漏れず、電源部の熱はダクト内の送風で冷却される。
このような構成では、集熱部804を介して電源部803の熱をダクト部802へ移動させている。すなわち、電源部803の熱は、熱伝導によって集熱部804に伝導させた熱しか冷却されず、発熱容量の大きな電子デバイスが実装された電子基板の冷却には不向きである。
(比較例二)
また、特開2005−12132号公報に開示される他の構造についても、比較例としてその構成の概略図を図9に示す。同図において、模式化された電子機器908は、密閉容器901、冷却空間902、発熱部904、伝熱部905、および送風ファン903を有する。発熱部904は、密閉容器901内に配置され、発熱部904の発する熱は密閉容器901の壁に配される伝熱部905により集熱あるいは伝熱される。送風ファン903は、気流906として示す矢印方向に沿って冷却空間902内に外部の空気を吸気し、該空気は冷却空間902に設けられる開口部より気流907として示す矢印方向に排出される。以上のような構成で、密閉容器901内の冷却と密閉容器901内への送風ファン騒音の遮断あるいは密閉容器901密閉性の確保を行っている。
しかし、これら構成に関しても、発熱部904の熱は、熱伝導によって伝熱部905に伝導させた熱が送風ファン903の対流で冷却される。このため、前述した比較例1と同様に、発熱容量の大きな電子デバイスが実装された電子基板の冷却には不向きである。
(第二の実施形態)
次に、図4〜図7を用い、本発明の第二の実施形態に係る装置の遮音および冷却構造の概略構成を説明する。
図4は、第2実施形態に係る装置の斜視図である。ここでは、第一の実施形態と異なる部分について主に説明する。なお、図4においても図1と同様に眼科装置を説明するための座標407が付記してある。同座標407において、矢印の方向が+方向である。該眼科装置は、光学ヘッド部401、移動部402、基台403、顎受け404、および操作棹408を有する。これらの基本的な構成は、図1に示した第一の実施形態と同じである。
本実施形態では、光学ヘッド部401がダクトユニット部501を有する点において第一の実施形態と異なっている。ダクトユニット部501は、第一の実施形態における遮音冷却構造部201と同様に開口部405および406を有する。そして、該ダクトユニット部501は、光学ヘッド部401から着脱可能な構成になっている。
次にダクトユニット部501について、図5〜図7を参照して詳細に説明する。図5は、光学ヘッド部401からダクトユニット部501を外した際の分解図である。ダクトユニット部501は、ネジ502によって光学ヘッド部401へ固定される。本実施形態では騒音の発生部としてモーター部503を念頭においており、該モーター部503は不図示の光学部品を駆動させる際に騒音を出す。
図6は、該ダクトユニット部501の拡大斜視図である。該ダクトユニット部501は、第一のカバー601と第二のカバー602とを外装カバーとして有する。第一のカバー601は、光学ヘッド部401の外装を兼ねている。第二のカバー602は、ダクトユニット部501の光学ヘッド部401の内部に対してのカバーとして機能する。本実施形態では、以上の2個のカバーを不図示のネジで固定してダクトユニット部501を構成している。本実施例におけるダクトユニット部501に例示されるユニットは、光学ヘッドの体であるカバー601における操作部および顎受け部各々が配置される側面以外の第三の側面に設けられた収容凹部に収容される。なお、本実施形態では該収容凹部にダクトユニット部501が収容される態様を例示しているが、収容凹部に対して部分的に収容される、或いは収容凹部を設けずに単にダクトユニット部501を体に取付ける態様としても良い。すなわち、ダクトユニット部501は体の第三の側面に対して着脱可能であれば良い。
ダクトユニット部501の内部構成について、次に図7を参照して述べる。図7(a)は、ダクトユニット部501の正面図である。図7(b)は図7(a)に示す正面図のA−A断面を示す。同図に示すように、ダクトユニット部501は、電子基板701および送風ファン306を内部に有し、それ自身で第一の実施形態におけるダクトを構成し、第一の実施形態における内部の空間を内包する。
電子基板701には、発熱する不図示の電気デバイスが実装されている。電子基板701は第一のカバー601のボス部706に対して、ネジ707で固定されている。送風ファン306は、ダクトユニット部501の内部の気体を外部空間に排出するための送風ファンであり、第一のカバー601より突出する不図示のボス部706にネジ708で固定されている。スポンジ702は、送風ファン306の気流が全て穴部705から外部空間に抜けるように送風ファン306とカバー601との隙間を覆っている。送風ファン306からが基部空間に至る気流の流れ704は図中矢印にて示す方向に向かう。該断面図に示す穴部705は、ダクトユニット部501の正面図に示された穴部405に対応する。気流703は、送風ファン306によりダクト内部の気圧が負圧になることで、外気をダクト内に取り入れている様子を矢印にて示している。
以上のような気流の流入と排出を促し、且つダクトユニット部501の外部にモーター部等を配置する構成とすることによって、電子基板701に直接外気が当たることとなる。従って、熱伝導の他に対流熱伝達による冷却効果も加わるので、集熱板を設けなくても電子基板701を冷却出来る。そして、ダクトユニット部501の第一のカバー601で光学ヘッド部401内部と外部空間との連通を塞いでいるので、光学ヘッド部401の内部のモーター部503の騒音が外に漏れない効果も得られる。
なお、本実施形態に示すように、電子基板701はダクトユニット部501の内壁から距離を隔てて配置されることが好ましい。当該配置を採用することにより、電子基板701の表面および裏面各々の表面に対して外部気体を供給することが可能となり、冷却効率の向上が見込まれる。
以上述べたように、本発明よれば、熱伝導の他に電子基板全体が対流熱伝達による冷却効果が得られる。従って例えば特許文献に例示した従来の方式と比較して、より発熱量の大きい電子デバイスが実装された電子基板の冷却と遮音構造が実現できる。また、集熱のための部材を削減できる効果もある。
(その他の実施例)
本件は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。例えば、上記の実施形態では、対象となる装置が眼科装置である場合について述べているが、遮音および冷却の二つの効果を要するその他の機器に対して本発明を適用することも可能である。この場合、本発明は眼科装置以外の、例えば内視鏡等の医療機器としての態様を有する。従って、本発明は眼科装置に例示される装置として把握されることが望ましい。

Claims (17)

  1. 被検者の被検眼に対して測定光を走査する走査部を駆動する駆動部と、
    前記走査部および前記駆動部を覆う筺体と、
    基台に対して前記筺体を移動させる移動部と、
    前記基台に設けられ、前記被検者の顔を受ける顔受け部と、
    前記移動部に設けられ、検者が操作する操作部と、
    前記顔受け部の方向に位置する前記筺体の第一の側面および前記操作部の方向に位置する前記筺体の第二の側面とは異なる側面である前記筺体の第三の側面における吸引穴部および排出穴部を介して気体が前記筺体の外部と連通可能である前記筺体の内部に設けられた電子基板と、
    前記吸引穴部および前記排出穴部以外には通気用の穴部がない前記筺体であって、前記筺体の内部における前記駆動部と前記電子基板との間に設けられ、前記電子基板が設けられた前記連通可能である前記筺体の内部を、前記駆動部に対して遮蔽するための遮蔽部材と、
    を備えることを特徴とする眼科装置。
  2. 被検者の被検眼に対して測定光を走査する走査部を駆動する駆動部と、
    前記走査部および前記駆動部を覆う筺体と、
    前記筺体の側面における吸引穴部および排出穴部を介して気体が前記筺体の外部と連通可能である前記筺体の内部に設けられた電子基板と、
    前記吸引穴部および前記排出穴部以外には通気用の穴部がない前記筺体であって、前記筺体の内部における前記駆動部と前記電子基板との間に設けられ、前記電子基板が設けられた前記連通可能である前記筺体の内部を、前記駆動部に対して遮蔽するための遮蔽部材と、
    を備えることを特徴とする眼科装置。
  3. 前記吸引穴部を介して前記筺体の外部より気体吸引され、且つ前記排出穴部を介して前記吸引された気体前記外部に排出されるように、気流を生成するためのファンを更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科装置。
  4. 前記ファンの少なくとも一部は、前記電子基板と対向して配置されることを特徴とする請求項3に記載の眼科装置。
  5. 前記遮蔽部材低熱伝導材料より構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の眼科装置。
  6. 前記電子基板は板状の構造を有し、前記吸引穴部から前記排出穴部に向かって気体が流れる方向に延在するように配置されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか項に記載の眼科装置。
  7. 前記電子基板は金属材料からなる部材を介して前記遮蔽部材に固定されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の眼科装置。
  8. 前記電子基板は、前記遮蔽部材に対して間隔を隔てるように、固定用の部材を介して前記遮蔽部材より支持されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の眼科装置。
  9. 前記遮蔽部材は、前記吸引穴部を介して前記筺体の外部より吸引された気体が前記排出穴部に向かって流れるように構成されたダクトであって、前記筺体の内部に設けられて前記電子基板を収容するダクトの少なくとも一部を構成することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の眼科装置。
  10. 前記吸引穴部から前記ダクトに至る連通路と前記ダクトとの接続部分、および前記ダクトから前記排出穴部に至る連通路と前記ダクトとの接続部分には、前記ダクトを前記筺体の中において遮蔽するために前記接続部分の密閉状態を維持するためのスポンジ状部材が配置されることを特徴とする請求項に記載の眼科装置。
  11. 前記吸引穴部における連通路と前記遮蔽部材との接続部分、および前記排出穴部における連通路と前記遮蔽部材との接続部分には、前記遮蔽部材による遮蔽のために前記接続部分において密閉状態とするための部材が配置されることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の眼科装置。
  12. 前記遮蔽部材により前記電子基板を内包するユニットが構成されており、前記吸引穴部および前記排出穴部は前記ユニットに設けられ、前記ユニットは前記筺体の側面に着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の眼科装置。
  13. 被検者の被検眼に対して測定光を走査する走査部を駆動する駆動部と、
    前記走査部および前記駆動部を覆う筺体と、
    前記筺体の側面に設けられた吸引穴部および排出穴部を介して前記筺体の外部と連通する前記筺体の内部の空間であって、前記駆動部に対して遮蔽された前記空間に設けられた電子基板と、を備え、
    前記吸引穴部から前記空間に至る連通路と前記空間との接続部分、および前記空間から前記排出穴部に至る連通路と前記空間との接続部分には、前記空間を前記筺体の中において遮蔽するために前記接続部分の密閉状態を維持するスポンジ状部材が配置されることを特徴とする眼科装置。
  14. 被検者の被検眼に対して測定光を走査する走査部を駆動する駆動部と、
    前記走査部および前記駆動部を覆う筺体と、
    前記筺体の側面に設けられた吸引穴部および排出穴部を介して前記筺体の外部と連通する前記筺体の内部の空間であって、前記駆動部に対して遮蔽された前記空間に設けられた電子基板と、を備え、
    前記空間の外縁を構成する壁により前記空間を内包するユニットが構成されており、前記吸引穴部および前記排出穴部は前記ユニットに設けられ、前記ユニットは前記筺体の側面に着脱可能に設けられることを特徴とする眼科装置。
  15. 前記電子基板は、前記眼科装置の制御を行うことを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の眼科装置。
  16. 前記走査部は、ポリゴンミラー又は共振ミラーを含むことを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項に記載の眼科装置。
  17. 前記走査部を介して前記測定光を照射した前記被検眼からの戻り光と、前記測定光に対応する参照光とを干渉して得た干渉光に基づいて、前記被検眼の断層画像を取得するように構成されることを特徴とする請求項1乃至16の何れか1項に記載の眼科装置。
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