JP2017029569A - 眼科装置 - Google Patents
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Abstract
Description
被検者の被検眼において測定光を走査する走査部を駆動する駆動部と、
前記走査部および前記駆動部を覆う筺体と、
基台に対して前記筺体を移動させる移動部と、
前記基台に設けられ、前記被検者の顔を受ける顔受け部と、
前記移動部に設けられ、検者が操作する操作部と、
前記顔受け部の方向に位置する第一の側面および前記操作部の方向に位置する第二の側面とは異なる側面である前記筺体の第三の側面に設けられた吸引穴部および排出穴部を介して前記筺体の外部と連通する前記筐体の内部の空間であって、前記駆動部に対して遮蔽された前記空間に設けられた電子基板と、を有することを特徴とする。
<装置の概略構成>
図1〜図3により、本発明の第一の実施形態に係る眼科装置について、その遮音および冷却のための構造を説明する。ここで例示する眼科装置は、測定光を被検眼に照射し、その際に走査部によって測定光を被検眼上で走査する、所謂眼科装置である。該眼科装置では、測定光が走査された被検眼からの戻り光と、測定光に対応する参照光とを干渉させた干渉光に基づいて、被検眼の断層画像を取得する。
移動部102は、光学ヘッド部101を支える。基台103は、光学ヘッド部101および移動部102の基台である。移動部102は、基台103に対して光学ヘッド101を移動させ、光学ヘッド部101をXYZ方向に位置合わせ出来る機構が備わっている。不図示のV字形状の2平面を軌道溝とした2本の軌道台の間に保持器付き円筒ころを組み込んだ直動案内機器である直動型クロスローラーガイドを直交させて、基台103と移動部102とを連結することで、これらをXZ方向に自在に位置決めできる構成になっている。このために、基台103と移動部102のY方向クリアランスは一定の間隔を保持している。顎受け104は、被検者がこれに顎や額等を当接させて、測定時の姿勢を維持するために用いられる。被検者の顔を固定する顔受け部の一部を構成する該顎受け104は、光学ヘッド部101の第一の側面の側に配置され、基台103に対して設けられる。すなわち、該第一の側面は、筐体における顔受け部が配置される方向に、或いは顔受け部に面して配置される。
このような騒音の遮蔽と熱の冷却とを行う構造の比較例として、特開2013−145855号公報に開示されるその構成の概略図を図8に示す。同図において、模式化された複写機808は、騒音部801、ダクト部802、電源部803、および集熱部804を有する。集熱部804は、電源部803に配置される構成の発する熱を集熱する部分である。ダクト部802の一方の開口部には、送風ファン805が配置される。該送風ファン805は、ダクト部802の開口部に冷却空気を流し込む。冷却空気は、気流806として示す矢印方向に流れる。ダクト部802内部の集熱部804に接する空間を通過した冷却空気は、ダクト部の他方の開口部807から外部空間に出る。この構造では、ダクト部802で騒音部801を塞ぐことで、騒音は外に漏れず、電源部の熱はダクト内の送風で冷却される。
また、特開2005−12132号公報に開示される他の構造についても、比較例としてその構成の概略図を図9に示す。同図において、模式化された電子機器908は、密閉容器901、冷却空間902、発熱部904、伝熱部905、および送風ファン903を有する。発熱部904は、密閉容器901内に配置され、発熱部904の発する熱は密閉容器901の壁に配される伝熱部905により集熱あるいは伝熱される。送風ファン903は、気流906として示す矢印方向に沿って冷却空間902内に外部の空気を吸気し、該空気は冷却空間902に設けられる開口部より気流907として示す矢印方向に排出される。以上のような構成で、密閉容器901内の冷却と密閉容器901内への送風ファン騒音の遮断あるいは密閉容器901密閉性の確保を行っている。
次に、図4〜図7を用い、本発明の第二の実施形態に係る装置の遮音および冷却構造の概略構成を説明する。
本件は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。例えば、上記の実施形態では、対象となる装置が眼科装置である場合について述べているが、遮音および冷却の二つの効果を要するその他の機器に対して本発明を適用することも可能である。この場合、本発明は眼科装置以外の、例えば内視鏡等の医療機器としての態様を有する。従って、本発明は眼科装置に例示される装置として把握されることが望ましい。
Claims (10)
- 被検者の被検眼において測定光を走査する走査部を駆動する駆動部と、
前記走査部および前記駆動部を覆う筺体と、
基台に対して前記筺体を移動させる移動部と、
前記基台に設けられ、前記被検者の顔を受ける顔受け部と、
前記移動部に設けられ、検者が操作する操作部と、
前記顔受け部の方向に位置する第一の側面および前記操作部の方向に位置する第二の側面とは異なる側面である前記筺体の第三の側面に設けられた吸引穴部および排出穴部を介して前記筺体の外部と連通する前記筐体の内部の空間であって、前記駆動部に対して遮蔽された前記空間に設けられた電子基板と、
を有することを特徴とする眼科装置。 - 前記吸引穴部より前記筐体の外部より気体を吸引し且つ前記排出穴部より前記空間の気体を前記外部に排出する気流を生成するファンを有することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
- 前記ファンの少なくとも一部が前記電子基板と対向して配置されることを特徴とする請求項2に記載の眼科装置。
- 前記空間の外縁を構成する壁は低熱伝導材料より構成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の眼科装置。
- 前記電子基板は板状の構造を有し、前記空間で気体が流れる方向に延在するように配置されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の眼科装置。
- 前記電子基板は前記空間に延在する金属材料からなる部材を介して前記空間の外縁を構成する壁に固定されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の眼科装置。
- 前記電子基板は前記空間の外縁を構成する壁より間隔を隔てて前記壁に固定されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の眼科装置。
- 前記吸引穴部から前記空間に至る連通路と前記空間との接続部分、および前記空間から前記排出穴部に至る連通路と前記空間との接続部分には、前記空間を前記筐体の中において遮蔽するために前記接続部分の密閉状態を維持するスポンジ状部材が配置されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の眼科装置。
- 前記空間の外縁を構成する壁により前記空間を内包するユニットが構成されており、前記吸引穴部および前記排出穴部は前記ユニットに設けられ、前記ユニットは前記第三の側面に着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の眼科装置。
- 被検者の被検眼において測定光を走査する走査部を駆動する駆動部と、
前記走査部および前記駆動部を覆う筺体と、
前記筺体の側面に設けられた吸引穴部および排出穴部を介して前記筐体の外部と連通する前記筐体の内部の空間であって、前記駆動部に対して遮蔽された前記空間に設けられた電子基板と、
を有することを特徴とする眼科装置。
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