JP6556434B2 - 車両用ドア開閉装置 - Google Patents
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Description
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による車両用ドア開閉装置を示す側面図であり、この例では、自動車の後部座席のドア内に装着された状態を示している。また、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は図2のドアが開放された状態を示す断面図である。
また、あらゆるタイプの車両に容易に適用することができる。
さらにまた、ねじ軸16のねじのリード角を45°以上としたので、より確実にドア1を手動で開閉することができる。
さらに、ドア開閉モータ8の出力をねじ軸16に入力してナット17を前後動させるようにしたので、ねじ軸16が前後動することはなく、これによっても構成をコンパクト化することができる。
また、送りねじ機構9の設置高さが開閉ロッド3の位置によって制約されるのに対して、ドア開閉モータ8を送りねじ機構9の真下に配置したので、送りねじ機構9の上方の空間を空けることができる。これにより、窓ガラスを開いたときの窓ガラスの収納スペースを十分に確保することができ、モータユニット2が窓ガラスの開放の妨げとなるのを防止することができる。
また、かご体20とキャップ21との間に、圧縮ばね19よりも弱い緩衝用ばねを介在させてもよい。
次に、図10はこの発明の実施の形態2による車両用ドア開閉装置を示す側面図である。この例では、ドアキャッチ5によるドア1の保持を解除するための解除モータ41がドア1内に収容されている。解除モータ41は、例えば操作ロッド等の操作部材42を介してドアキャッチ5に接続されている。解除モータ41は、運転席からの操作により駆動され、操作部材42を介してドアキャッチ5による保持を解除する。また、実施の形態1の解除レバー11及び解除ワイヤ6は、用いられていない。他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、図11はこの発明の実施の形態3による車両用ドア開閉装置のドア1への設置状態を示す平面図であり、図1のII−II線に沿う断面に相当する。実施の形態3の変換機構43は、ドア開閉モータ8によって回転するピニオン44と、ピニオン44と噛み合うラック45とを有している。ラック45には、実施の形態1と同様のボールジョイント35を介して開閉ロッド3が連結されている。
さらにまた、この発明の適用対象は、自動車の後部座席のドアに限定されるものではなく、回転により開閉されるあらゆる車両用ドアに適用することができる。
Claims (5)
- 横開き式のヒンジドアである座席のドアを開閉する車両用ドア開閉装置であって、
前記ドア内に設けられるドア開閉モータ、
前記ドア開閉モータからの回転出力を直線運動に変換する変換機構、及び
前記変換機構に連結され、かつ、前記ドアから突出して車両本体に回転可能に連結され、前記ドア開閉モータの駆動力が前記変換機構を介して伝達されることにより前記ドアに対して出入りする方向へ移動して前記ドアを開閉させる開閉部材
を備え、
前記変換機構は、前記ドアを手動で開閉操作することによる前記開閉部材の動きを前記ドア開閉モータ側へ伝達することも可能になっており、
前記変換機構は、ねじ軸と、前記ねじ軸に組み合わされているナットとを有しており、
前記ナットは、前記ねじ軸の回転により前記ねじ軸の軸方向へ相対的に移動し、
前記ねじ軸は、前記ねじ軸の軸方向への前記ナットの移動により回転し、
前記ねじ軸のねじのリード角は、45°以上である車両用ドア開閉装置。 - ドア内に設けられるドア開閉モータ、
前記ドア開閉モータからの回転出力を直線運動に変換する変換機構、
前記変換機構に連結され、かつ、前記ドアから突出して車両本体に回転可能に連結され、前記ドア開閉モータの駆動力が前記変換機構を介して伝達されることにより前記ドアに対して出入りする方向へ移動して前記ドアを開閉させる開閉部材、及び
第1の位置と第2の位置との間で変位可能になっており、前記第1の位置から前記第2の位置に変位することにより、前記ドアを全閉位置に保持するドアキャッチの保持状態を解除する解除レバー
を備え、
前記変換機構は、前記ドアを手動で開閉操作することによる前記開閉部材の動きを前記ドア開閉モータ側へ伝達することも可能になっており、
前記ドアが閉じた状態から前記ドアを開く場合、前記ドアキャッチにより前記ドアの全閉状態が保持されている間は、前記ドア開閉モータを駆動することにより、前記解除レバーが前記第1の位置から前記第2の位置に変位し、前記解除レバーが前記第2の位置に達すると、前記ドアキャッチによる前記ドアの保持状態が解除され、前記ドアが全閉位置から開方向へ移動し、前記ドア開閉モータをさらに駆動することにより、前記開閉部材により前記ドアがさらに開放される車両用ドア開閉装置。 - ドア内に設けられるドア開閉モータ、
前記ドア開閉モータからの回転出力を直線運動に変換する変換機構、
前記変換機構に連結され、かつ、前記ドアから突出して車両本体に回転可能に連結され、前記ドア開閉モータの駆動力が前記変換機構を介して伝達されることにより前記ドアに対して出入りする方向へ移動して前記ドアを開閉させる開閉部材、及び
第1の位置と第2の位置との間で変位可能になっており、前記第1の位置から前記第2の位置に変位することにより、前記ドアを全閉位置に保持するドアキャッチの保持状態を解除する解除レバー
を備え、
前記変換機構は、前記ドアを手動で開閉操作することによる前記開閉部材の動きを前記ドア開閉モータ側へ伝達することも可能になっており、
前記変換機構は、ねじ軸と、前記ねじ軸に組み合わされているナットとを有しており、
前記ナットは、前記ねじ軸の回転により前記ねじ軸の軸方向へ相対的に移動し、
前記ねじ軸は、前記ねじ軸の軸方向への前記ナットの移動により回転し、
前記ねじ軸は、前記ドア開閉モータからの回転出力により回転するようになっており、
前記ナットは、前記ねじ軸の回転により前記ねじ軸の軸方向へ移動するようになっており、
前記変換機構は、前記ねじ軸の一部を囲繞している伝達ロッドと、前記ナットと前記伝達ロッドとの間に介在している弾性体とをさらに有しており、
前記解除レバーは、前記ナットの移動に追従して前記第1の位置から前記第2の位置まで変位するようになっており、
前記ドアが閉じた状態から、前記ナットを前記伝達ロッド側へ前進させることにより、前記弾性体が圧縮されるとともに、前記解除レバーが前記第1の位置から前記第2の位置へ変位して前記ドアキャッチによる前記ドアの保持状態が解除され、前記ドアが全閉位置から開方向へ移動し、前記ナットをさらに前進させることにより、前記弾性体とともに前記伝達ロッドが前記ナットと同方向へ移動して、前記開閉部材により前記ドアがさらに開放される車両用ドア開閉装置。 - 前記ねじ軸には、ねじ軸ギヤが設けられており、
前記ドア開閉モータには、前記ねじ軸ギヤと噛み合うモータギヤが設けられており、
前記変換機構は、前記ドア開閉モータに対して上下方向に並べて配置されている請求項3に記載の車両用ドア開閉装置。 - 前記開閉部材は、ボールジョイントを介して前記変換機構に連結されている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の車両用ドア開閉装置。
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