JP6556276B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6556276B2
JP6556276B2 JP2018018850A JP2018018850A JP6556276B2 JP 6556276 B2 JP6556276 B2 JP 6556276B2 JP 2018018850 A JP2018018850 A JP 2018018850A JP 2018018850 A JP2018018850 A JP 2018018850A JP 6556276 B2 JP6556276 B2 JP 6556276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
replacement
image forming
toner bottle
indc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018018850A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018087997A (ja
Inventor
紀行 岡田
紀行 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018018850A priority Critical patent/JP6556276B2/ja
Publication of JP2018087997A publication Critical patent/JP2018087997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6556276B2 publication Critical patent/JP6556276B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
従来の2成分現像剤を用いた画像形成装置において、トナーの帯電特性を維持するため、トナーボトルを用いてトナーを補給するものがある。トナーボトル内のトナーが無くなったら、新しいトナーボトルに交換している。特許文献1では、トナーボトル内のトナーが無くなったこと(トナーなし)は、トナー濃度センサにより現像容器内の2成分現像剤のTD比を検知し、トナー濃度センサの値に応じてトナーなしを判断する。そして、トナーボトルを交換した後に、トナー濃度を回復するためのトナー濃度回復シーケンスを実行する。トナー濃度回復シーケンスでは、トナー濃度センサの値に応じて、新しいトナーボトルに交換されているかを判断している。
特開2005−62848号公報
上記トナー濃度回復シーケンスの課題として、トナーボトルを交換した直後に画像形成装置が使えない点である。トナーボトルを交換するユーザーにとって、交換直後に画像形成装置が使えないことはストレスになりえる。このため、ユーザビリティーの観点からは、交換直後に画像形成装置が使用できるようにしたい。
しかし、トナー濃度回復シーケンスを実施せずに、画像形成を許可した場合、TD比が低下している状態で補給が実施されてしまう。このため、通常時と同じ補給シーケンスだと、補給量が多いためTD比が急激に上昇し、トナーの帯電特性の変化が大きくなる。この場合、交換直後の画像形成で、1枚あたりの濃度変化が大きくなり、ユーザーが色味変動を認識しやすくなってしまう。また、TD比が急激に上昇すると、TD比の目標値より高くなるオーバーシュートが発生してしまうことがある。TD比を下げるためには、画像形成によるトナー消費を待つ必要があり、所定期間TD比の目標値より高くなってしまう。
そこで本発明は、トナーボトル交換後に速やかに画像形成可能としながらも、交換後の急激な濃度変動のレベルを抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、像担持体に形成された静電潜像をトナーとキャリアを含む現像剤を用いて現像する現像装置と、補給用のトナーを収容したトナーボトルから前記現像装置へトナーを補給するトナー補給手段と、前記現像装置内のトナー濃度に関する情報を検知するトナー濃度検知手段と、前記トナー補給手段で補給する補給トナー量を決定する決定手段と、前記トナー濃度検知手段の出力に基づいて前記現像装置内のトナー濃度が設定値を下回ったときに画像形成動作を禁止して、前記トナーボトルの交換に関する情報を発信する制御部と、前記トナーボトルの交換を検知する交換検知手段と、を備え、前記制御部が前記トナーボトルの交換に関する情報を発信した後に前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて画像形成動作を許可し、前記現像装置内のトナー濃度が設定値を下回っているときに前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて画像形成動作を開始するときには、前記決定手段は、前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて前記画像形成動作を開始してから所定期間経過するまでの補給トナー量が前記所定期間経過後の前記決定手段により決定される補給トナー量よりも少なくなるように補給トナー量を決定することを特徴とする。
本発明によれば、トナーボトル交換後のTD比推移を緩やかにすることができ、TD比の目標値を大きく超えることを抑制でき、濃度変動のレベルを抑えることができる。
第1実施形態に係る画像形成部の構成図である。 第1実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 第1実施形態に係るトナーボトルの構成図である。 トナーボトルのトナーなし直前のトナー補給量の推移を示す図である。 (a)画像比率5%の条件におけるトナーなし直前のTD比推移を示す図である。(b)画像比率5%の条件におけるトナーなし直前の補給モータの回転回数の推移を示す図である。 トナーボトル交換後のトナー補給量の推移を示す図である。 (a)画像比率5%の条件におけるトナーボトル交換後のTD比推移を示す図である。(b)画像比率5%の条件におけるトナーボトル交換後の補給モータの回転回数の推移を示す図である。 第1実施形態におけるトナー補給制御のフローチャートを示した図である。 (a)第1実施形態に係る画像比率5%の条件におけるトナーボトル交換後のTD比推移を示す図である。(b)第1実施形態に係る画像比率5%の条件におけるトナーボトル交換後の補給モータの回転回数の推移を示す図である。 第2実施形態におけるトナー補給制御のフローチャートを示した図である。
[第1実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第1実施形態について、図を用いて説明する。図2は本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
図2に示すように、本実施形態の画像形成装置1000は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つの画像形成部IPを有している。各画像形成部IPは、同様の構成のため、図2においては、3つの画像形成部IPを省略している。
各画像形成部IPにおいて、帯電ローラ11によって帯電された感光ドラム(像担持体)1は、スキャナ12から画像情報に応じたレーザ光を照射され、静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置2により各色のトナーで各色のトナー像として現像される。現像された各色のトナー像は、1次転写ローラ14によって、中間転写ベルト51に重ねて1次転写される。1次転写後に感光ドラム1に残留した転写残トナーは、クリーニング器15により除去される。
一方、給送カセット60に収納されたシートPは、ピックアップローラ61、搬送ローラ62、レジストローラ41によって、2次転写部T2へ搬送される。2次転写部T2は、2次転写内ローラ39と2次転写外ローラ40とで中間転写ベルト51をニップしたニップ部である。シートPは、2次転写部T2にて、トナー像を2次転写される。そして、シートPは、定着装置90により加熱、加圧されてトナー像を定着され、画像形成装置外へ排出される。2次転写後に中間転写ベルト51に残留した転写残トナーは、クリーニング器50により除去される。
(画像形成部IP)
図1は画像形成部IPの構成図である。図1に示すように、現像装置2は、現像室212、攪拌室211を有している。現像室212、攪拌室211は、垂直方向に延在する隔壁213によって区画されている。現像装置2は、非磁性トナーと磁性キャリアからなる2成分現像剤を使用する。
現像室212には、非磁性の現像スリーブ232が配置されている。現像スリーブ232内には5極のマグネット231が固定配置されている。現像室212には、第1の搬送スクリュー222が配置されている。第1の搬送スクリュー222は、現像室212の現像剤を攪拌搬送する。
攪拌室211には、第2の搬送スクリュー221が配置されている。第2の搬送スクリュー221は、トナーボトル8より供給された補給用のトナーと、すでに現像装置2内にある現像剤とを攪拌搬送し、現像剤のトナー濃度を均一化する。攪拌室211にはインダクタンスセンサ(トナー濃度検知手段)26が設けられている。インダクタンスセンサ26は、現像剤のトナー濃度(TD比)を検知する。
現像剤は、隔壁213の両端に設けられた現像剤通路(不図示)を通して、現像室212、攪拌室211を移動する。現像スリーブ232、第1、第2搬送スクリュー222、221は、現像駆動モータ27によって駆動する。
現像装置2内の現像剤は、汲み上げ磁極N3の磁力で拘束され、現像スリーブ232の回転により搬送される。現像剤は、カット磁極S2で十分に拘束され、規制ブレード25で現像剤の厚さを規制される。そして、現像剤は、搬送用磁極N1と現像スリーブ232の回転に伴って感光ドラム1と対向した現像領域に搬送される。そして、現像剤は、現像領域にある現像極S1によって磁気穂を形成し、現像スリーブ232に印加される現像バイアスにより感光ドラム1上の静電潜像にトナーのみが転移し、感光ドラム1表面に静電潜像に応じたトナー像が形成される。
現像装置2はトナーボトル8を着脱可能としている。図3はトナーボトル8の構成図である。図1、図3に示すように、下トナー搬送スクリュー82は、トナーボトル8内に収容されたトナーを補給口85より現像装置2に補給する。上トナー搬送スクリュー81は、上部にあるトナーを搬送する。スクリュー82、81は、補給モータ73により回転する。スクリュー82、81、補給モータ73は、トナー補給手段を構成する。
補給モータ73の回転は、回転検知部74によって、スクリュー1回転単位で検知可能である。制御部100のCPU101は、補給モータ73を所定回数回転するように駆動している。また、トナーボトル8の上部には、トナーボトル8の有無を判断するトナーボトルセンサ(交換検知手段)86が配置されている。
(トナー補給制御)
静電潜像の現像により現像装置2内の現像剤のトナー濃度が低下する。そのため、制御部100により、トナーボトル8から現像装置2へトナーを補給する制御(トナー補給制御)を行う。これにより、現像剤のトナー濃度、画像濃度を可及的に一定に制御する。すなわち、制御部は、インダクタンスセンサ(残量検知部)26の検知結果に基づいて画像形成動作を禁止した後、トナーボトルセンサ(交換検知手段)86の検知結果に基づいて直ちに画像形成動作を許可するかどうかを決定する。そして、画像形成動作を許可する場合は、許可後の所定の初期期間において、通常モードよりもトナー補給量を制限する補給制限モードを実行する。
以下に、通常モードにおけるN枚目の画像形成時の補給量について述べる。本実施形態では、下記の式1から算出されるビデオカウント補給量M_Vc(N)、下記の式2から算出されるインダク補給量M_Indc(N)より、下記の式3から算出されるN枚目でのトナー補給量M(N)を算出(決定)する。そして、下記の式4から算出した補給モータ73の回転回数Bでトナー補給制御を行う。
M_Vc(N)=Vc×A_Vc・・・(式1)
Vc:ビデオカウント値
A_Vc:係数
ビデオカウント値Vcは、N枚目の出力物の画像情報から算出される。ビデオカウント値Vcは、画像比率に応じて変化し、画像比率が100%(全面ベタ黒)の画像が出力されたときのビデオカウント値Vc=1023となる。
M_Indc(N)=(TD_target−TD_Indc(N−1))×A_Indc・・・(式2)
TD_Indc(N−1):N−1枚目でのインダクタンスセンサ26の検知結果より算出されたTD比
TD_target:目標TD比
A_Indc:係数
係数A_Vc、A_Indcは、ROM102に予め記録されている。A_Indcの値は、TD_IndcがTD_targetより1%以上低い場合(TD_target−TD_Indc≦1%)に、M_Indc=300mgになるように設定されている。本実施形態では、RAM103に記録する際に、TD比が8.0%の場合は、8.0という値で記録し、トナー補給量の単位はmgで管理している。また、A_Indc=300の設定でROM102に記録されている。A_Indc=300を設定している根拠としては、画像比率の高いトナー消費量の高い画像においてもTD比を安定的に推移させるためである。
M(N)=M_Vc(N)+M_Indc(N)+M_remain(N−1)・・・(式3)
M_remain(N−1)は、前回(N−1枚目)の補給で補給できずに残っている残補給量である。残補給量が発生する理由は、スクリュー1回転単位で補給を実施するので、1回転分に満たない補給量が残補給量として残るためである。また、M<0になった場合には、M=0とする。
B=M(N)/T・・・(式4)
下トナー搬送スクリュー82が1回転して現像装置に補給される量Tは、予めROM102に記録されている。Bの小数点以下は切り捨てとし、正数部分のみとする。式4で算出したBだけ、N枚目に補給モータ73を回転駆動させる。なお、本実施形態では、補給モータ73の回転速度の制約のため、B=5を最大値とし、
M_remain=M(N)−B×T・・・(式5)
で算出される補給されない残補給量M_remainは、次回の補給時に補給する。
尚、本実施例では、インダク出力とビデオカウント情報とに基づいて補給する構成を例に説明したが、補給制御方法はこれに限定されない。例えば、現像器内のトナー濃度を、ドラム上に形成した濃度測定用のパッチに基づいて検知し、該検知結果に基づいて補給制御を行ってもよい。
(トナーボトル8の空判定、交換判定)
制御部100によるトナーボトル8内のトナーが無くなる(トナーボトル8が空)の判定方法について述べる。本実施形態では、N枚目に検出されたTD比(TD_Indc)が目標TD比(TD_target)より1%以上低い場合が3枚連続続いた場合、トナーボトル8内のトナーが無い(トナーボトル8が空)と判定する。
トナーボトル8が空と判定された場合、表示器300上にトナーボトル交換指示「トナーボトルを交換してください」を表示し、画像形成動作を禁止する。また、残補給量M(remain)の値を0にし、過去の履歴をリセットする。なお、トナーボトル8の空判定は、補給モータ73での補給と現像駆動モータ27を駆動させ、補給したあとのインダクタンスセンサ26の検知結果が変わらない場合に、トナーボトル8が空と判定してもよい。
表示器300上にトナーボトル交換指示が出た状態での、トナーボトルセンサ86の信号によってトナーボトル交換を判断する。具体的には、表示器300上にトナーボトル交換指示が出た状態で、一度トナーボトル8が抜かれることで、トナーボトルなしと検知し、その後トナーボトル8を入れることで再度トナーボトルありと検知した場合は、トナーボトル8が交換されたと判断する。
なお、トナーボトル交換指示が出た状態で、表示器300上に「トナーボトルを交換しましたか?」という表示を出し、ユーザーにOKを押してもらうことで、トナーボトル8が交換されたと判断してもよい。また、トナーボトル8に新品だと判断できる基盤(通電すると焼き切れる抵抗素子など)をつけて、その信号値よりトナーボトル8が交換されたと判断してもよい。また、トナーボトル8の交換判定は上記構成に限らず、公知の交換検知方法を採用できる。また、トナーボトル8の空判定は、本実施例では、トナーボトル内の残量に関する情報を検知するインダクタンスセンサ(残量検知部)26を用いて、インダク出力値に基づいて判定したが、この構成に限定されない。これも、公知の様々なトナー残量検知方法で代用可能である。
(トナーボトル交換後のトナー補給制御の課題)
図4はトナーボトル8のトナーなし直前のトナー補給量の推移を示す図である。図5(a)は画像比率5%の条件におけるトナーなし直前のTD比推移を示す図である。図5(b)は画像比率5%の条件におけるトナーなし直前の補給モータ73の回転回数の推移を示す図である。
図4、図5(a)、図5(b)に示すように、トナー補給量が低下した場合、TD比の低下に伴い補給モータ73の回転数を増やしてトナー補給量を増やしているが、TD比が回復しないため、さらにTD比が低下し、トナーなしになる。
図6はトナーボトル交換後のトナー補給量の推移を示す図である。図7(a)は画像比率5%の条件におけるトナーボトル交換後のTD比推移を示す図である。図7(b)は画像比率5%の条件におけるトナーボトル交換後の補給モータ73の回転回数の推移を示す図である。
図6、図7(a)、図7(b)に示すように、トナーなし時には、残補給量M(remain)の値を0にしている。このため、トナーボトル交換後の最初の1枚目の補給モータ73の回転回数Bは0である。しかし、TD比が低いのでインダク補給量は大きくなり、直ぐに補給モータ73の回転回数Bが増加している。
トナーボトル交換後のトナー補給量は、多少の振れはあるが、概ね補給量が低下する前に戻っている。このため、現像装置内には多くのトナーが補給され、インダクタンスセンサ26で検知するTD比は、補給トナーがインダクタンスセンサ26に到達する5枚目以降に急激に増加しており、目標TD比(目標値)である8%を大きく超えてしまう。
(本実施形態のトナーボトル交換後のトナー補給制御)
本実施形態のトナーボトル交換後の補給制限モードについて説明する。本実施形態では、トナーボトルが交換されたと判断した後に、トナーボトル初期期間を設ける。トナーボトル初期期間では、インダク補給量M_Indcを算出する際に使用する係数(A_Indc)を通常時の値より小さい係数(A_Indc_init)とした。本実施形態では、トナーボトル初期期間の係数A_Indc_init=100mgとした。トナーボトル初期期間でのインダク補給量M_Indc(N)は、式2に変えて下記の式6で算出する。
M_Indc(N)=(TD_target−TD_Indc(N−1))×A_Indc_init・・・(式6)
トナーボトル初期期間の解除タイミングは、インダクタンスセンサ26の検知結果(TD比)と目標TD比との差分値が所定範囲以内になったときとした。本実施形態では、N枚目に検出されたTD比(TD_Indc)が、TD_target−TD_Indc(N)≦0.1(%)となる場合とした。このタイミングで、係数をA_Indc_initから係数A_Indcに戻す。
なお、0.1(%)に限定されるものではなく、TD比推移を考慮して他の値にしても構わない。また、トナーボトル初期期間の解除タイミングは、所定時間経過時、所定枚数の画像形成時等としてもよい。また、所定量のトナーを補給した時とし、トナーボトルが交換されたと判断した後の補給モータ73の累積回転回数が所定値以上になった場合に、トナーボトル初期期間を解除してもよい。また、トナーボトルが交換されたと判断した後の所定期間経過後のTD比が目標TD比に対して所定値以上低い場合に、TD比を回復するトナー濃度回復シーケンスを実行したらトナーボトル初期期間を解除してもよい。
図8は本実施形態におけるトナー補給制御のフローチャートを示した図である。図8に示すように、トナーボトル8が交換されたと判断された場合に(S1)、画像形成を許可する(S2)。このとき、トナーボトル初期期間を設定し(S3)、インダク補給量M_Indcを算出する際に使用する係数をA_IndcからA_Indc_initに切り替える(S4)。
N枚目の画像形成開始し、その画像形成終了後に、トナーボトル初期期間の解除をするかどうかの判断を行う(S7)。S7でトナーボトル初期期間を解除しないと判断した場合、トナーボトル初期期間の設定を継続し(S8)、S5に戻る。S7でトナーボトル初期期間を解除すると判断した場合、トナーボトル初期期間を解除し(S9)、インダク補給量:M_Indcを算出する際に使用する係数をA_IndcからA_Indc_initに切り替る(S10)。そして、トナーボトル交換後のトナー補給制御を終了し、通常のトナー補給制御に戻る。
(効果)
図9(a)第1実施形態に係る画像比率5%の条件におけるトナーボトル交換後のTD比推移を示す図である。図9(b)第1実施形態に係る画像比率5%の条件におけるトナーボトル交換後の補給モータ73の回転回数の推移を示す図である。図9(a)、図9(b)において、破線はトナーボトル初期期間を設定しない補正なしのトナー補給制御を示す。実線はトナーボトル初期期間を設定する本実施形態の補正ありのトナー補給制御を示す。
図9(a)、図9(b)に示すように、本実施形態のように、トナーボトル交換後のトナーボトル初期期間においてインダク補給量を減らすことにより、通常モードよりもトナー補給量を減らすように制限する。これにより、トナー補給回数(補給モータ73の回転回数B)の推移が緩やかになり、TD比の上昇も緩やかになっている。また、破線のように、目標TD比を大きく超えることがない。よって、本実施形態により、トナーボトル交換後のTD比推移を緩やかにすることができ、濃度変動のレベルを抑えることができる。
[第2実施形態]
次に本発明に係る画像形成装置の第2実施形態について図を用いて説明する。上記第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態では、トナーボトル初期期間にインダク補給量M_Indcを算出する際に使用する係数は、1種類の係数を使用した。本実施形態では、トナーボトル初期期間にインダク補給量M_Indcを算出する際に使用する係数は、2種類設け、TD_targetとTD_Indc(N−1)の大小関係で使用する係数を選択する。
TD_target≧TD_Indc(N−1)の場合、つまりTD比が目標値より小さい場合、A_Indc、A_Indc_initを使用する。一方、TD_target<TD_Indc(N−1)の場合、つまりTD比が目標値より高い場合、C_Indc、C_Indc_initを使用する。本実施形態では、A_Indc=C_Indc=C_Indc_init=300mgとし、A_Indc_init=100mgとしている。つまり、式2、式6は、TD_target≧TD_Indc(N−1)の場合は、下記の式2A、式6Aとなり、TD_target<TD_Indc(N−1)の場合は、下記の式2C、式6Cとなる。
M_Indc(N)=(TD_target−TD_Indc(N−1))×A_Indc・・・(式2A)
M_Indc(N)=(TD_target−TD_Indc(N−1))×A_Indc_init・・・(式6A)
M_Indc(N)=(TD_target−TD_Indc(N−1))×C_Indc・・・(式2C)
M_Indc(N)=(TD_target−TD_Indc(N−1))×C_Indc_init・・・(式6C)
上述のごとく、2種類の係数を使用し、A_Indc_initを他の係数より小さい値とする。これにより、上記第1実施形態と同様に、TD比が目標値より下がっている場合に、トナーボトル交換後のTD比推移を緩やかにすることができ、濃度変動のレベルを抑えることができる。一方、上記第1実施形態の設定では、TD比が目標値より上がる(TD_target<TD_Indc(N−1))ことはないが、条件によってはTD比が目標値より上がる場合がある。この場合、C_Indc_init=300mgを使用することにより、トナーボトル8からのトナー補給を抑制しつつ、画像形成によりトナーが消費されることでTD比が目標値まで下がってくるのを待つことができる。
なお、A_Indc、A_Indc_init、C_Indc、C_Indc_initの値は上記値に限定されるものではない。TD比が目標値より低い場合にTD比推移を緩やかにすることができ、D比が目標値より高い場合にトナーボトル8からのトナー補給を抑制できる値であればよい。また、C_Indc_initの値を変更することに関してはTD比の安定性を見ながら変えることに関しては特に限定はしない。
図10は本実施形態におけるトナー補給制御のフローチャートを示した図である。図10に示すように、本実施形態では、図8のフローチャートのS4、S10で、TD_targetとTD_Indc(N−1)の大小関係で使用する係数を選択し、それ以外は上記第1実施形態と同様の制御を行う。
[第3実施形態]
次に本発明に係る画像形成装置の第3実施形態について説明する。上記第1、第2実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、第1、2実施形態のように係数を変更する代りに、もしくは係数を変更する構成に加えて、以下の構成を有する。即ち、上記第1、第2実施形態のインダク補給量M_Indcの上限に制限を設ける(最大値を設定する)。これにより、TD_targetとTD_Indc(N−1)に差分値が大きくても、インダク補給量M_Indcを大きくしすぎなくて済む。このため、上記第1、第2実施形態と同様に、トナーボトル交換後のTD比推移を緩やかにすることができ、濃度変動のレベルを抑えることができる。
なお、本実施形態では、トナーボトル初期期間では、インダク補給量M_Indcの上限を100mgとしたが、TD比の推移に合わせて他の設定値にしてもよい。また、トナーボトル初期期間以外の通常時については、インダク補給量M_Indcに制限を設ける必要性は低いが、制限を設ける場合は、制限モードの上限値の方が通常モード時の上限値よりも小さくする。こうすることにより不慮の過補給を抑制できる。
[第4実施形態]
次に本発明に係る画像形成装置の第4実施形態について説明する。上記第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、上記第1、第2実施形態において、トナーボトル交換後のトナーボトル初期期間のみ、TD_targetを通常より小さい値に変更する。具体的には、トナーボトル交換後のトナーボトル初期期間のみ、TD_targetを8.0%から7.7%に変更する。そして、トナーボトル初期期間終了後、TD_targetを7.7%から8.0%に戻す。
これにより、例えば、トナーボトル交換前のTD_target=8.0%であり、TD_Indc=6.9%でトナーなしが出た場合、TD_targetとTD_Indcの差分値が1.1%から0.8%にすることができる。よって、TD_targetとTD_Indc(N−1)に差分値を小さくすることができ、インダク補給量M_Indcを低減させることができる。このため、上記第1〜第3実施形態と同様に、トナーボトル交換後のTD比推移を緩やかにすることができ、濃度変動のレベルを抑えることができる。
B …回転回数
IP …画像形成部
M …トナー補給量
P …シート
1 …感光ドラム
2 …現像装置
8 …トナーボトル
26 …インダクタンスセンサ(トナー濃度検知手段、残量検知部)
27 …現像駆動モータ
73 …補給モータ(トナー補給手段)
74 …回転検知部
81 …上トナー搬送スクリュー(トナー補給手段)
82 …下トナー搬送スクリュー(トナー補給手段)
85 …補給口
86 …トナーボトルセンサ(交換検知手段)
100 …制御部
221 …第2の搬送スクリュー
222 …第1の搬送スクリュー
232 …現像スリーブ
300 …表示器
1000 …画像形成装置

Claims (6)

  1. 像担持体に形成された静電潜像をトナーとキャリアを含む現像剤を用いて現像する現像装置と、
    補給用のトナーを収容したトナーボトルから前記現像装置へトナーを補給するトナー補給手段と、
    前記現像装置内のトナー濃度に関する情報を検知するトナー濃度検知手段と、
    前記トナー補給手段で補給する補給トナー量を決定する決定手段と、
    前記トナー濃度検知手段の出力に基づいて前記現像装置内のトナー濃度が設定値を下回ったときに画像形成動作を禁止して、前記トナーボトルの交換に関する情報を発信する制御部と、
    前記トナーボトルの交換を検知する交換検知手段と、
    を備え、
    前記制御部が前記トナーボトルの交換に関する情報を発信した後に前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて画像形成動作を許可し、前記現像装置内のトナー濃度が設定値を下回っているときに前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて画像形成動作を開始するときには、前記決定手段は、前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて前記画像形成動作を開始してから所定期間経過するまでの補給トナー量が前記所定期間経過後の前記決定手段により決定される補給トナー量よりも少なくなるように補給トナー量を決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー補給手段によるトナー補給量は、前記トナー濃度検知手段の検知結果と目標値との差分値に係数を掛けて算出し、
    前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて前記画像形成動作を開始してから所定期間経過するまでの第一係数は、前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて前記画像形成動作を開始してから所定期間経過後の第二係数よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー補給手段は、補給モータを回転駆動することによって前記現像装置へトナーを補給し、
    前記所定期間は、前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて前記画像形成動作を開始してから前記補給モータが回転した累積回数が所定回数に達するまでの期間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定期間は、前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて前記画像形成動作を開始してから前記トナー補給手段によって補給されたトナー量が所定量に達するまでの期間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定期間は、前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて前記画像形成動作を開始してから前記トナー濃度検知手段によって検知された前記現像装置内のトナー濃度が前記設定値よりも大きい所定値に達するまでの期間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定期間は、前記交換検知手段が前記トナーボトルの交換を検知したことに応じて前記画像形成動作を開始してから画像形成された枚数が所定枚数に達するまでの期間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
JP2018018850A 2018-02-06 2018-02-06 画像形成装置 Active JP6556276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018018850A JP6556276B2 (ja) 2018-02-06 2018-02-06 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018018850A JP6556276B2 (ja) 2018-02-06 2018-02-06 画像形成装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013221819A Division JP6289028B2 (ja) 2013-10-25 2013-10-25 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018087997A JP2018087997A (ja) 2018-06-07
JP6556276B2 true JP6556276B2 (ja) 2019-08-07

Family

ID=62494319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018018850A Active JP6556276B2 (ja) 2018-02-06 2018-02-06 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6556276B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10142926A (ja) * 1996-11-15 1998-05-29 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JP3599936B2 (ja) * 1997-01-20 2004-12-08 株式会社リコー 画像形成装置
JP4389434B2 (ja) * 2002-09-11 2009-12-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2007199364A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US20110311244A1 (en) * 2010-06-17 2011-12-22 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method
JP5779909B2 (ja) * 2011-03-01 2015-09-16 株式会社リコー 印刷装置のトナーフィード制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018087997A (ja) 2018-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6289028B2 (ja) 画像形成装置
JP2007052213A (ja) 現像装置およびトナー濃度制御方法
JP2007047711A (ja) 画像形成装置
JP2019082537A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2015152894A (ja) 画像形成装置
US10845729B2 (en) Image forming apparatus having toner density control
US9122196B2 (en) Image forming apparatus
JP2006337818A (ja) 画像形成装置
JP2011227367A (ja) 現像装置、画像形成装置及びトナー補給方法
JP2011128526A (ja) 画像形成装置
JP2008020696A (ja) 画像形成装置
JP2010204519A (ja) 画像濃度制御方法及び画像形成装置
JP6556276B2 (ja) 画像形成装置
JP6391220B2 (ja) 画像形成装置
JP2008158246A (ja) 画像形成装置
JP2019148771A (ja) 画像形成装置
JP2010122368A (ja) 廃棄粉体回収装置、及び、画像形成装置
JP2007148176A (ja) トナー濃度制御装置
JP2019219616A (ja) 画像形成装置
JP6526302B2 (ja) 画像形成装置
JP2018185395A (ja) 画像形成装置
KR20180085361A (ko) 화상 형성 장치
JP7338288B2 (ja) 画像形成装置
JP6863327B2 (ja) 画像形成装置
JP3693547B2 (ja) 電子写真装置のトナー濃度制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180228

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190709

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6556276

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151