JP2007052213A - 現像装置およびトナー濃度制御方法 - Google Patents

現像装置およびトナー濃度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 現像剤の特性変動を抑えて、プリント画像の画質を安定させること。
【解決手段】 現像剤補給部材としてのトナーボトル141、補給部材駆動手段としてのボトルモータ142、現像ローラ210、第1攪拌スクリュー220、第2攪拌スクリュー230、トナーセンサ240、現像部材駆動手段としての現像モータ401、制御部(CPU)1010、現像部材動作時間記憶部(RAM)1020、補給部材動作時間記憶部(RAM)1030、テーブルデータ記憶部(ROM)1040を備える。制御部1010は、テーブルデータ記憶部1040に記憶されているテーブルデータを参照して、現像部材動作時間記憶部1020に記憶された現像部材動作時間と、補給部材動作時間記憶部1030に記憶された補給部材動作時間とに対応する補正値により前記トナー濃度検出手段の制御電圧を補正する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、静電記録方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の現像装置およびトナー濃度制御方法に関し、詳しくは、現像剤のトナー濃度が画像形成に適した濃度になるように、予めトナーとキャリアを混合した現像剤を現像容器に適時補給する現像装置、および現像容器内の現像剤のトナー濃度を所定濃度に維持するトナー濃度制御方法に関する。
複写機、プリンタおよびファクシミリなどの画像形成装置では、像担持体上に形成した静電潜像を現像剤で現像してトナー像化し、現像したトナー像をコピー用紙やOHPシートなどのシート部材(以下、これを「用紙」という)に転写する形態が広く実用化されている。
この種の画像形成装置は、像担持体に加えて、静電潜像形成装置、現像装置、転写装置、およびクリーニング装置などを具備している。
静電潜像形成装置は、帯電装置により像担持体としての感光体の表面を帯電し、帯電した感光体の表面を露光装置により露光して感光体上に静電潜像を形成する。
現像装置は、現像容器に収容されている現像剤により感光体上の静電潜像を現像して感光体上にトナー像を形成する。
転写装置は、感光体上に形成したトナー像を用紙に転写(プリント)して、用紙上にプリント画像を形成する。
クリーニング装置は、感光体上のトナー像が用紙に転写された後、用紙に転写されずに感光体上に残留したトナーを感光体上から除去する。
なお、この種の画像形成装置としては、クリーニング装置によって感光体から除去したトナーを、リサイクル使用するために現像装置に戻すトナーリサイクル装置を備えたものもある。
このような画像形成装置においては、感光体上に形成した静電潜像を現像するための現像剤として、一般に、フェライトや鉄粉などからなるキャリアにトナーを所定の割合で混合した二成分現像剤が多く使用されている。
二成分現像剤(以下、単に「現像剤」という)は、現像装置の現像容器内に収容され、現像容器に配設された現像剤攪拌部材および現像剤搬送部材により所定の経路に沿って循環される。
現像剤中のキャリアは、現像剤攪拌部材により攪拌されることによりトナーを所定の極性に摩擦帯電させる。
摩擦帯電したトナーは、静電気力でキャリアに保持され、現像剤搬送部材により感光体に対向配置された現像ローラに向けて搬送される。
この種の現像装置における現像ローラとしては、一般に、現像スリーブの内部にマグネットを配置したマグネットローラが多く使用されている。
この現像ローラは、トナーを保持したキャリアを磁力により担持し、現像スリーブの回転によりキャリアとともにトナーを感光体の表面に搬送する。
感光体の表面に搬送されたトナーは、感光体上に形成された静電潜像に付着し、静電潜像をトナー像化(現像)する。このとき、キャリアは、感光体に付着せずに現像ローラに担持されて現像容器内に戻される。
このように、この種の現像装置においては、感光体上の静電潜像が現像される際に現像剤中のトナーのみが消費されるため、現像剤のトナー濃度(キャリアに対するトナーの混合割合)が低下する。
従来、このような現像剤のトナー濃度の低下を抑えるために、プリント枚数が所定の枚数に達する毎にトナー補給を行うようにした現像装置がある。しかしながら、この種の現像装置における実際のトナー消費量は、プリント枚数により線形的に変化せず印字率により大きく変化する。
従って、このような現像装置では、たとえば印字率の高い画像形成が連続的に行われた場合、現像剤のトナー濃度がトナー補給を必要とする濃度になってもプリント枚数が所定枚数に達していないとトナー補給が行われないため、現像剤のトナー濃度が狙いとする濃度よりも低くなってしまうことがある。
また、このような現像装置では、印字率の低い画像形成が連続的に行われた場合、現像剤のトナー濃度がトナー補給を必要としない濃度であってもプリント枚数が所定枚数に達すればトナー補給が行われてしまうため、現像剤のトナー濃度が狙いとする濃度よりも高くなってしまうことがある。
このため、このようにプリント枚数に応じてトナー補給を行う現像装置では、現像剤のトナー濃度にバラツキが生じて安定した品質のプリント画像を形成することが難しくなる。
一方、この種の現像装置として、トナー補給用モータの回転量によってトナー補給量を制御するものがある。
しかしながら、この現像装置では、トナーの補給量がトナー補給用モータの回転精度に依存してしまうため、トナー補給用モータに安価なモータを使用すると、トナー補給用モータの駆動時間とトナー補給量とが線形的に変化しなくなり、トナー補給量にバラツキが生じてしまう。
このため、このような現像装置では、プリント画像の画質を安定させるためには回転精度の高い高価なトナー補給用モータが必要になりコストアップとなる。
このように、この種の現像装置においては、現像剤のトナーとキャリアとの混合比がプリント画像の画質に大きな影響を与えるため、現像容器内に収容されている現像剤のトナー濃度を高精度に制御する必要がある。
そこで、この種の現像装置として、現像容器に収容されている現像剤のトナー濃度をトナーセンサにより検出し、検出したトナー濃度が一定値以下になったときに、現像容器にトナーを補給して、現像容器内の現像剤のトナー濃度を制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
トナーセンサとしては、一般に、小型で安価であるということから、現像容器に収容されているキャリアの分量(キャリア濃度)に比例した電圧を出力する透磁率センサが用いられている。
透磁率センサを用いた現像装置では、透磁率センサの出力電圧が一定レベル(トナー補給電圧)を超えた時点で新しいトナーの補給が行われ、トナー補給により透磁率センサの出力電圧が一定レベルに戻るとトナーの補給動作が停止される。
また、この種の現像装置においては、トナーの補給動作が行われたにもかかわらず、透磁率センサの出力電圧が一定のトナー補給電圧にまで低下しない場合には、トナーエンプティとの信号を出力して、トナーボトル内のトナーが空になったことを報知するようにしている。
ところで、この種の現像装置では、現像により消費されたトナーのみを現像容器に補給して現像剤のトナー濃度制御を行っているため、現像剤中のキャリアは、消費されることなく繰り返し攪拌・搬送されることになる。
このため、この種の現像装置におけるキャリアは、攪拌・搬送の繰り返しにより基体(フェライトや鉄粉)の表面のコーティング層が剥がれて、次第に劣化(電気抵抗が低下)した状態となる。
この結果、このような現像装置では、キャリアの劣化による現像剤の特性変動によって透磁率センサの出力電圧値が異なってくるため、トナーとキャリアとの混合比を一定に維持するようにトナー補給制御を行っても、次第に安定した画質のトナー像を形成できなくなる。
このため、この種の現像装置においては、定期的にメンテナンスを行って劣化したキャリアを劣化のない電気抵抗の高い新しいキャリアと交換する作業が必要であった。
このようなキャリアの交換作業をなくすために、従来、トナー補給時に劣化したキャリアを新しいキャリアと自動的に入れ替えるようにしたトリクル方式の現像装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
トリクル方式の現像装置では、補給用現像剤として、予めトナーとキャリアとを混合したものを使用し、トナー補給時にトナーとともに新しいキャリアも少しずつ補給し、補給により増加したキャリアを現像器外に回収するようにしている。
このように、トリクル方式の現像装置においては、劣化したキャリアが新しいキャリアと自動的に入れ替わるので、キャリアの劣化によるトナー像の濃度変化を抑制することができ、劣化したキャリアを新しいキャリアと交換するためのメンテナンス作業が不要になる。
特開2001−215788号公報 特開平11−167269号公報
しかしながら、前記従来のトリクル方式の現像装置においては、以下のような問題が生じることが明らかとなった。
すなわち、この種の現像装置では、前述したように、透磁率センサにより検出した現像剤の透磁率に基づいて補給用現像剤の補給量を決定している。しかし、補給されるキャリアの量を多くすると、キャリアの電気抵抗が高くなりトナーの帯電性能が上がるため、現像剤の透磁率は低下するが、キャリアの劣化によりキャリアの電気抵抗が低下しトナーの帯電性能が下がるため、現像剤の透磁率は上昇する。
また、キャリアの劣化の度合いは、現像剤の攪拌および搬送時間に比例して経時的に増大するため、画像形成時の印字モード(用紙にプリント画像を形成するモード)や印字率(用紙に形成されるプリント画像の画像密度)の違いによって異なったものとなる。
すなわち、用紙への画像形成を間欠的に行う間欠印字モードの場合には、用紙への画像形成を連続的に行う連続印字モードの場合よりも現像装置の動作時間つまり現像剤の攪拌時間および搬送時間が長くなるためキャリアの劣化の度合いが高くなる。
また、印字率が低い場合、つまり画像密度が低くトナー消費量が少ない場合には、印字率が高い場合よりも現像剤の補給回数が少なく既存のキャリアと新規キャリアとの入れ替えが少なくなり既存のキャリアが長時間に亘って攪拌・搬送されるためキャリアの劣化の度合いが高くなる。
このため、この種の現像装置においては、間欠印字モードや印字率の低い画像形成が長期間行われると、キャリアの劣化が進んでキャリアの抵抗値が低下し、トナーが帯電不足の状態になって、プリント画像の画像濃度が濃くなったりトナー飛散が多くなったりするという問題が生じる。
これとは逆に、連続印字モードや印字率の高い画像形成が長期間行われた場合には、トナー消費量が多くなって現像剤の補給回数が多くなるため、既存のキャリアと新規キャリアとの入れ替えが進む。
このため、この場合には、現像剤中の新規キャリアの割合が増加し、電気抵抗値が高い新規キャリアによる攪拌・搬送でトナーが帯電過多の状態になり、キャリアのトナー保持力が大きくなり過ぎてプリント画像の画像濃度が薄くなるという問題が生じる。
このように、従来の現像装置においては、印字モードや印字率の違いにより現像剤の特性が変動してしまうため、プリント画像の画質が安定しないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、現像剤の特性変動を抑えて、プリント画像の画質を安定させることができる現像装置およびトナー補給制御方法を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明の現像装置は、像担持体に形成された静電潜像を現像するためのキャリアにトナーを混合した現像剤を収容する現像容器と、前記静電潜像が形成された前記像担持体に向けて前記現像容器内に収容されている前記現像剤を攪拌しながら搬送する現像部材と、前記現像部材の動作時間を積算する現像部材動作時間積算手段と、前記現像部材動作時間積算手段により積算された前記現像部材の動作時間を記憶する現像部材動作時間記憶手段と、前記現像容器内に収容されている現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、前記トナー濃度検出手段の検出値が予め設定した規定値になるようにトナーにキャリアを混合した補給用現像剤を前記現像容器内に補給する現像剤補給手段と、前記現像剤補給手段により前記現像容器内に補給されたキャリアの補給量を積算するキャリア補給量積算手段と、前記キャリア補給量積算手段により積算された前記キャリアの補給量を記憶するキャリア補給量記憶手段と、前記現像部材の動作時間と前記現像容器内に補給されたキャリアの補給量とに基づいて予め設定した前記トナー濃度検出手段の制御電圧を補正するための補正値のテーブルデータを記憶するテーブルデータ記憶手段と、前記テーブルデータ記憶手段に記憶されているテーブルデータを参照して前記現像部材動作時間記憶手段に記憶された現像部材動作時間と前記キャリア補給量記憶手段に記憶されたキャリア補給量とに対応する補正値により前記トナー濃度検出手段の制御電圧を補正する制御手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、前記テーブルデータ記憶手段に記憶されているテーブルデータを参照して前記現像動作時間記憶手段に記憶された現像動作時間と前記キャリア補給量記憶手段に記憶されたキャリア補給量とに対応する補正値により前記トナー濃度検出手段の制御電圧を補正することにより、現像剤の特性変動を抑えることができるので、プリント画像の画質を安定させることができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る現像装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一の構成または機能を有する構成要素及び相当部分には、同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本発明の一実施の形態に係る現像装置を搭載するのに適したカラー画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。なお、本例の現像装置は、モノクロ画像形成装置に搭載して使用することもできる。
図1に示すように、画像形成装置100は、フルカラー画像を形成するための画像形成ユニット110Y,110M,110C,110K、レーザスキャンユニット(LSU)120、中間転写ユニット130、現像剤補給ユニット140、定着装置150、給紙ユニット160などを備えている。
各画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kは、感光体111、帯電器112、現像器113、一次転写ローラ114、クリーニングユニット115などを備えており、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色のトナー像をそれぞれの感光体111に形成する。
レーザ書き込み手段としてのレーザスキャンユニット120は、4色に色分解された各レーザ光Lを、図示しないポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー、結像レンズなどを通して、各画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kの感光体111に照射する。
中間転写ユニット130は、中間転写ベルト131、駆動ローラ132、従動ローラ133、ベルトクリーナ134を備えている。
中間転写ベルト131は、駆動ローラ132および従動ローラ133により回転自在に懸架され、駆動ローラ132により駆動されて反時計方向に回転する。
現像剤補給ユニット140は、補給用現像剤としてのイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーが個別に収容された補給用現像剤容器としてのトナーボトル141を備えている。
現像剤補給ユニット140は、トナー補給指令に基づいて、補給用現像剤容器としてのトナーボトル141に収容されている補給用現像剤を各画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kの各現像器113に適時補給するように構成されている。
定着装置150は、互いに圧接回転する加熱ローラ151と加圧ローラ152を備えている。
給紙ユニット160は、装置本体101の下部に配設されている。本例の給紙ユニット160は、用紙カセット161内に積層して収容されたシート部材である用紙Pを、ピックアップローラ162および分離給紙ローラ163により1枚ずつ分離して給紙するように構成されている。
図1において、各画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kの感光体111には、まず、潜像形成手段としての帯電器112およびレーザスキャンユニット120によりプリントする原稿画像の静電潜像が形成される。
すなわち、各画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kの感光体111は、図示しない駆動系により所定のタイミングで所定方向に回転され、帯電器112により表面が所定の電位に順次帯電される。
帯電された各感光体111の表面は、レーザスキャンユニット120から照射される各レーザ光Lにより順次露光される。これにより、各感光体111の表面に、各色の静電潜像が形成される。
各感光体111の表面に形成された各色の静電潜像は、各現像器113から各感光体111に供給される薄層状のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーによって順次現像され、4色のトナー像としてそれぞれ顕像化される。
各感光体111の表面に形成された4色のトナー像は、回転する中間転写ベルト131の外周面上に、一次転写ローラ114により順次重ね合わせて一次転写される。これにより、中間転写ベルト131上にフルカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト131上に一次転写されたフルカラートナー像は、給紙ユニット160から給紙されてレジストローラ102により所定のタイミングで再給紙される用紙P上に、二次転写ローラ103により一括転写(二次転写)される。
このようにして、フルカラートナー像が二次転写されてプリント画像が形成された用紙Pは、定着装置150に送られ、定着装置150の加熱ローラ151と加圧ローラ152によりプリント画像が加熱・加圧定着される。
そして、プリント画像が加熱・加圧定着された用紙Pは、排紙ローラ104により装置本体101の上面に設けられた排紙トレイ105上に排紙される。
次に、画像形成装置100の現像器113として用いる現像装置について説明する。図2は、本発明を実施するのに適した現像装置の構成を示す概略断面図である。
図2に示す現像装置200は、現像剤補給ユニット140のトナーボトル141から現像容器201に補給する補給用現像剤として、トナーTのみからなる現像剤が用いられるタイプの現像器である。
図2に示すように、現像装置200には、現像手段として現像ローラ210、現像剤攪拌部材としての第1攪拌スクリュー220および第2攪拌スクリュー230などが現像容器201内に回転自在に配設されている。
現像ローラ210は、筒状の現像スリーブ211内にマグネットローラ212を配設した構成を有している。
第1攪拌スクリュー220および第2攪拌スクリュー230は、回転軸221,231にスパイラル状の攪拌羽222,232を形成した構成を有している。
現像装置200の現像容器201には、キャリアCにトナーTを所定の割合で混合(ここでは、キャリアC:92%にトナーT:8%を混合)した現像剤Dが所定量収容されている。
また、現像容器201には、トナー濃度検出手段としての透磁率センサからなるトナーセンサ240、および現像ローラ210上に搬送される現像剤Dを薄層化するためのドクタ250が取り付けられている。
図2において、現像容器201に収容された現像剤Dは、第1攪拌スクリュー220および第2攪拌スクリュー230の回転によって攪拌されながら所定の方向に搬送されて現像容器201内を循環する。
これにより、現像剤D中のトナーTは、所定の極性に摩擦帯電されて現像スリーブ211の回転によりキャリアCに保持され、ドクタ250により薄層化されて感光体111に向けて搬送される。
感光体111に向けて搬送されたトナーTは、感光体111上に形成された静電潜像をトナー像化(現像)することにより消費される。
現像によりトナーTが消費された現像剤Dは、現像スリーブ211の回転により現像容器201内に戻され、第1攪拌スクリュー220および第2攪拌スクリュー230の回転によって再び攪拌されながら所定の方向に搬送されて現像容器201内を循環する。
そして、現像によるトナー消費で現像剤Dのトナー濃度が低下し、トナーセンサ240の出力電圧が一定レベル(トナー補給電圧)を超えると、現像剤補給ユニット140のトナーボトル141がボトルモータ142により回転されて現像容器201に補給用現像剤である新しいトナーTがトナー補給口202を通して補給される。
この補給用現像剤の補給によりトナーセンサ240の出力電圧が一定レベルに戻ると、現像剤補給ユニット140のトナーボトル141の回転が停止し、トナーTの補給動作が終了する。
ここで、補給用現像剤であるトナーTの補給動作が行われたにもかかわらず、トナーセンサ240の出力電圧が一定のトナー補給電圧にまで低下しない場合には、トナーエンプティとの信号を出力して、トナーボトル141内のトナーTが空になったことが報知される。
次に、画像形成装置100の現像器113として用いる他の構成の現像装置について説明する。図3は、本発明を実施するのに適した他の構成の現像装置を示す概略断面図である。図4(a)は、図3に示す現像装置をX−X線に沿って破断した断面図である。図4(b)は、図4(a)に示す現像装置をY−Y線に沿って破断した断面図である。図4(c)は、図4(a)に示す現像装置をZ−Z線に沿って破断した断面図である。
図3に示す現像装置300は、現像剤補給ユニット140のトナーボトル141から現像容器201に補給される補給用現像剤として、トナーTにキャリアCを所定の割合で混合(ここでは、トナーT:84%にキャリアC:16%を混合)した現像剤が用いられるトリクル方式の現像装置である。
図4(a)に示すように、現像装置300の第1攪拌スクリュー220および第2攪拌スクリュー230は、現像モータ401の回転がカップリング402を介してギヤ403,404,405に伝達されることにより、それぞれ所定方向に回転する。
これにより、現像容器201に収容された現像剤Dが、第1攪拌スクリュー220および第2攪拌スクリュー230により攪拌されながら所定の方向に搬送されて現像容器201内を循環する。
現像剤D中のトナーTは、図2に示した現像装置200と同様に、所定の極性に摩擦帯電されて現像スリーブ211の回転によりキャリアCに保持され、ドクタ250により薄層化されて感光体111に向けて搬送される。
感光体111に向けて搬送されたトナーTは、感光体111上に形成された静電潜像をトナー像化(現像)することにより消費される。
現像によりトナーTが消費された現像剤Dは、現像スリーブ211の回転により現像容器201内に戻され、第1攪拌スクリュー220および第2攪拌スクリュー230の回転によって再び攪拌されながら所定の方向に搬送されて現像容器201内を循環する。
そして、現像によるトナー消費で現像剤Dのトナー濃度が低下し、トナーセンサ240の出力電圧が一定レベル(トナー補給電圧)を超えると、現像剤補給ユニット140のトナーボトル141が回転し、トナーボトル141内に収容されている補給用現像剤である新しいトナーTとキャリアCとがトナー補給口202(図4(b)参照)を通して現像容器201に補給される。
この補給用現像剤の補給によりトナーセンサ240の出力電圧が一定レベルに戻ると、現像剤補給ユニット140のトナーボトル141の回転が停止し、補給用現像剤の補給動作が終了する。
ここで、補給用現像剤の補給動作が行われたにもかかわらず、トナーセンサ240の出力電圧が一定のトナー補給電圧にまで低下しない場合には、トナーエンプティとの信号を出力して、トナーボトル141内の補給用現像剤が空になったことが報知される。
このトリクル方式の現像装置300における補給用現像剤中には、静電潜像の現像時に消費されないキャリアCが含まれている。
従って、この現像装置300では、トナーボトル141から補給用現像剤がトナー補給口202を通して現像容器201に補給され続けると、現像容器201内の現像剤Dの収容量が次第に増加してしまうことになる。
そこで、この現像装置300においては、図4(c)に示すように、第1攪拌スクリュー220の端部に現像容器201の外方に延出した現像剤回収スクリュー223を設けている。
これにより、現像容器201に収容されている現像剤Dの収容量が所定量以上になると、一部の現像剤Dが現像剤回収スクリュー223の回転により現像剤回収口203を通して現像容器201からオーバーフローして現像容器201から排出される。
現像容器201から排出された現像剤Dは、図3に示すように、現像容器201の下部に設置された現像剤回収容器310内に回収されるようになっている。
一方、トナーセンサ240としては、現像容器201に収容されているキャリアCの分量(キャリア濃度)に比例した電圧を出力する透磁率センサを用いている。図5は、本発明を実施するのに適した現像装置におけるトナーセンサの構成を示す回路図である。
図5に示すように、トナーセンサ240は、高周波で駆動される駆動コイルL1,基準コイルL2,検出コイルL3からなる差動トランスを使用した「磁気ブリッジ型センサ」で構成されている。
図5において、IC1,IC2,IC3は、排他的論理和ゲートで構成されており、IC1は、コルピッツ発振器として動作し、所定の周波数(例えば、500Hz)でコイルを駆動する。IC2は、波形整形インバータとして動作し、差動トランスの差動出力を矩形波に整形する。IC3は、位相比較器として動作する。
コンデンサC1は、共用コンデンサで、センサ面に現像剤Dがないときの出力オフセットを最小にする働きをしている。
抵抗R1は、参照信号を差動信号に加算しているもので、センサ感度を適度に保つ働きをしている。
このトナーセンサ240は、差動出力V0=(V2−V3)で、現像剤Dの基準となるトナー濃度(基準濃度)における基準コイルL2および検出コイルL3の出力電圧をV20,V30とすると、V20=V30となるように設計され、センサ出力は最も感度が高い2Vで安定するように設定されている。
ところで、トリクル方式の現像装置300では、トナーセンサ240により検出した現像剤Dの透磁率に基づいて補給用現像剤の補給量を決定している。しかし、補給されるキャリアCの量を多くすると、キャリアCの電気抵抗が高くなりトナーTの帯電性能が上がるため、現像剤Dの透磁率は低下するが、キャリアCの劣化によりキャリアCの電気抵抗が低下しトナーTの帯電性能が下がるため、現像剤Dの透磁率は上昇する。
また、このキャリアCの劣化つまり抵抗値の低下の度合いは、現像剤Dの攪拌および搬送時間に比例して経時的に増大するため、画像形成時の印字モードや印字率の違いによって異なったものとなる。
そこで、現像剤Dの攪拌および搬送時間を現像モータ401の回転距離(時間)とし、画像形成時の印字モードや印字率の違いによって、キャリアCの劣化度合つまりキャリア体積抵抗率(Ω・cm)がどのように変化するかを調べた。
その結果、図6に示すように、キャリア体積抵抗率(Ω・cm)は、現像モータ回転距離(時間)の増加により、印字率20%の画像形成を連続的に行う20%連続印字モードでは線分a、印字率5%の画像形成を連続的に行う5%連続印字モードでは線分b、印字率20%の画像形成を間欠的に行う20%間欠印字モードでは線分c、印字率5%の画像形成を間欠的に行う5%間欠印字モードでは線分d、のように変化することが判った。
また、図6に示すような現像モータ回転距離(時間)の増加に伴うキャリア体積抵抗率(Ω・cm)の変化により、現像剤DのトナーTの帯電量がどのように変化するかを調べた。
その結果、図7に示すように、トナーTの帯電量(μC/g)は、現像モータ回転距離(時間)の増加により、印字率20%の画像形成を連続的に行う20%連続印字モードでは線分e、印字率5%の画像形成を連続的に行う5%連続印字モードでは線分f、印字率20%の画像形成を間欠的に行う20%間欠印字モードでは線分g、印字率5%の画像形成を間欠的に行う5%間欠印字モードでは線分h、のように変化することが判った。
これより、トナー濃度が6%、8%、10%の現像剤Dの帯電量は、図8に示すように、現像剤Dの体積抵抗値に比例し、現像剤Dの画像濃度は、図9に示すように、現像剤Dの体積抵抗値に反比例することが判った。
このようなことから、トリクル方式の現像装置300では、印字率が低くトナー消費量が少ない場合には、キャリアCの劣化度合いが高くなり、トナーTが帯電不足の状態になって、プリント画像の画像濃度が濃くなったりトナー飛散が多くなったりする。
これとは逆に、連続印字モードや印字率の高い画像形成が長期間行われた場合には、トリクル方式の現像装置300では、トナー消費量が多くなり既存のキャリアCと抵抗値が高い新規キャリアとの入れ替えが進んでトナーTが帯電過多の状態になり、プリント画像の画像濃度が薄くなる。
このように、トリクル方式の現像装置300においては、印字モードや印字率の違いにより現像容器201に収容されている現像剤D中のキャリアCの劣化度合いが異なってしまうため、現像剤Dの特性が変動してプリント画像の画質が安定しなくなる。
例えば、トリクル方式の現像装置300において、現像容器201への補給用現像剤の補給動作を所定のプリント枚数毎に行うようにした場合には、連続印字モードおよび間欠印字モードのいずれでも現像容器201へのキャリアCの補給量が同じになり、現像容器201に収容されている現像剤Dの攪拌時間が印字モードの違いにより異なった時間になるため、現像容器201に収容されている現像剤D中のキャリアCの劣化度合いを把握できなくなり、現像剤Dの特性が変動してしまう。
ここで、現像剤Dの劣化度合いは、現像剤Dの攪拌時間現像剤Dの攪拌時間つまり現像モータ401の回転距離(以下、これを「現像モータ回転距離(時間)」という)と、新たに補給される補給用現像剤中のキャリアCの量(キャリア補給量)とに依存する。
そこで、本発明の一実施の形態に係る現像装置においては、現像モータ回転距離(時間)とキャリア補給量とに基づいて現像容器201に収容されている現像剤D中のキャリアCの劣化の度合いを把握し、このキャリアCの劣化度合いに応じて現像容器201への補給用現像剤の補給量を制御するようにした。
以下、本発明の一実施の形態に係る現像装置について説明する。図10は、本発明の一実施の形態に係る現像装置の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、本例の現像装置1000は、前述した現像装置200,300と同様、現像剤補給部材としてのトナーボトル141、補給部材駆動手段としてのボトルモータ142、現像ローラ210、第1攪拌スクリュー220、第2攪拌スクリュー230、トナーセンサ240、現像部材駆動手段としての現像モータ401、制御部(CPU)1010、現像部材動作時間記憶部(RAM)1020、補給部材動作時間記憶部(RAM)1030、テーブルデータ記憶部(ROM)1040を備えている。
図10において、現像モータ401は、制御部1010から所定のタイミングで駆動電圧が入力されることにより回転し、現像ローラ210、第1攪拌スクリュー220、第2攪拌スクリュー230をそれぞれ所定方向に回転する。
トナーセンサ240は、制御部1010から電源電圧が入力されることにより動作して現像容器201内に収容されている現像剤Dのトナー濃度(透磁率)を検出し、検出したトナー濃度が応じた電圧をセンサ出力として制御部1010に出力する。
このトナーセンサ240の出力電圧が一定レベルを超えると、制御部1010からボトルモータ142に駆動電圧が入力されてボトルモータ142が回転し、トナーボトル141内に収容されている補給用現像剤である新しいトナーTとキャリアCとがトナー補給口202(図4(b)参照)を通して現像容器201に補給される。
ここで、トナーセンサ240の出力電圧が一定レベルを超えたか否かの判断は、図示しないメモリに予め記憶されているトナー補給電圧(基準電圧)とトナーセンサ240の出力電圧とを比較することにより行われる。
そして、この補給用現像剤の補給によりトナーセンサ240の出力電圧が一定レベルに戻ると、制御部1010からボトルモータ142への駆動電圧の供給が絶たれ、トナーボトル141の回転が停止して補給用現像剤の補給動作が終了する。
また、補給用現像剤の補給動作が行われたにもかかわらず、トナーセンサ240の出力電圧が一定のトナー補給電圧にまで低下しない場合には、制御部1010からトナーボトル141内の補給用現像剤が空になったことを報知するトナーエンプティ信号が出力される。
この際、制御部1010は、現像部材としての現像ローラ210、第1攪拌スクリュー220、第2攪拌スクリュー230の動作時間つまり現像モータ回転距離(時間)を、現像部材駆動手段としての現像モータ401の動作時間から積算し、算出した時間を現像部材動作時間として現像部材動作時間記憶部1020に記憶する。
また、制御部1010は、現像剤補給部材としてのトナーボトル141の動作時間つまりキャリア補給量を、補給部材駆動手段としてのボトルモータ142の動作時間から算出し、算出した時間を補給部材動作時間としてキャリア補給量記憶手段としての補給部材動作時間記憶部1030に記憶する。
また、制御部1010は、テーブルデータ記憶部1040に記憶されているテーブルデータを参照して、現像部材動作時間記憶部1020に記憶された現像部材動作時間と、補給部材動作時間記憶部1030に記憶された補給部材動作時間とに対応する補正値により前記トナー濃度検出手段の制御電圧を補正する。
ここで、現像装置1000の現像容器201に補給されるトナー補給量およびキャリア補給量は、トナーボトル141の回転時間を積算したトナーボトル回転時間積算値から算出することができる。
また、現像装置1000の現像容器201(図2および図3参照)に補給されたキャリアCの劣化度合いは、現像モータ401の動作時間である現像モータ回転距離から算出することができる。
そこで、テーブルデータ記憶部1040に予め記憶しておく現像剤劣化変換テーブルのテーブルデータとして、図11に示すように、現像モータ回転距離(mm)とトナーボトル回転時間(sec)との関係から現像剤Dの帯電量を予測して得た補正値を用いて、トナーセンサ240の制御電圧を補正するようにする。
具体的には、±3ステップ(1ステップ=0.033V)の補正値からなるテーブルデータを用いて、現像動作時における現像モータ回転距離とトナーボトル回転時間とに対応するテーブルデータの補正値をトナーセンサ240の制御電圧に加算し、現像剤Dのトナー濃度にフィードバックさせる。
これにより、補給用現像剤の補給量がキャリアCの劣化度合い、および現像容器201内の現像剤Dのトナー濃度に見合った補給量になるようにトナーセンサ240の制御電圧が補正され、プリント画像の画像濃度が安定するようになる。
しかしながら、本例の現像装置1000のトナー補給時における1回分のトナー補給量は、わずかな量(ここでは、0.3g)であり、トナーボトル141の回転時間つまりボトルモータ142の回転時間は極めて微小な時間となる。
従って、この現像装置1000では、ボトルモータ142の微少な回転時間を積算して、現像容器201に補給されるトナー補給量およびキャリア補給量を算出するためのトナーボトル回転時間積算値を算出することになる。
このため、現像容器201に補給されるトナー補給量およびキャリア補給量をトナーボトル回転時間積算値により算出するようにした場合には、ボトルモータ142に安価なDCモータを用いると、DCモータの起動および停止時間のバラツキによって、算出したトナー補給量と実際のトナー補給量との誤差が大きくなってしまう。
そこで、本例の現像装置1000においては、現像容器201に補給されるトナー補給量およびキャリア補給量を算出する算出方法として、トナーボトル141からのトナー補給回数のカウント積算値を用いる。
ここで、ボトルモータ142の動作時間とトナーボトル141からのトナー補給量とは、図12に示すように、線形的に変化しないため、トナーセンサ240のセンサ出力により単純にボトルモータ142を動作させてトナー補給を行うと、ボトルモータ142の動作時間の違いによって、1回のトナー補給時におけるトナー補給量が異なった補給量になってしまう。
そこで、本例の現像装置1000においては、図13、図14および図15に示すように、ボトルモータ142の動作時間とトナーボトル141からのトナー補給量とを線形的に変化させた場合の、3段階のトナー補給形態(1/3補給、2/3補給、全補給)におけるトナー補給量(ここでは、0.1g、0.2g、0.3g)に対応したボトルモータ142の動作時間を設定して、補給回数に対するトナー補給量を安定化している。
そして、テーブルデータ記憶部1040に予め記憶しておく現像剤劣化変換テーブルのテーブルデータとして、図16に示すように、現像モータ回転距離(mm)とトナー補給回数カウント値(回)との関係から現像剤Dの帯電量を予測して得た補正値を用いて、トナーセンサ240の制御電圧を補正するようにする。
具体的には、±3ステップ(1ステップ=0.033V)の補正値からなるテーブルデータを用いて、現像動作時における現像モータ回転距離とトナー補給回数カウント値とに対応するテーブルデータの補正値をトナーセンサ240の制御電圧に加算し、現像剤Dのトナー濃度にフィードバックさせる。
これにより、補給用現像剤の補給量がキャリアCの劣化度合い、および現像容器201内の現像剤Dのトナー濃度に見合った補給量になるようにトナーセンサ240の制御電圧がより正確に補正され、プリント画像の画像濃度がより安定したものになる。
ところで、本例の現像装置1000においては、テーブルデータ記憶部1040に予め記憶しておく現像剤劣化変換テーブルのテーブルデータとして、図17、図18および図19に示すように、現像動作時における現像モータ回転距離と、トナー補給時におけるトナーセンサ240のセンサ出力の出力変化量の積算値との関係から現像剤Dの帯電量を予測して得た補正値を用いて、トナーセンサ240の制御電圧を補正するようにしてもよい。
すなわち、ここでは、トナー補給時におけるトナーセンサ240のセンサ出力の出力変化量を、図18に示すように、1step=0.016Vとして積算し、トナー補給時におけるトナーセンサ240のセンサ出力の出力変化量に応じて、3段階のトナー補給形態(1/3補給、2/3補給、全補給)によりトナー補給を行う。
そして、±3ステップ(1ステップ=0.033V)の補正値からなるテーブルデータを用いて、現像動作時における現像モータ回転距離とトナーセンサ出力変化量とに対応するテーブルデータの補正値をトナーセンサ240の制御電圧に加算し、現像剤Dのトナー濃度にフィードバックさせる。
これにより、トナー補給量が変化しても、このトナー補給量の変化に応じたトナーセンサ出力が得られるようになり、補給用現像剤の補給量がキャリアCの劣化度合い、および現像容器201内の現像剤Dのトナー濃度に見合った補給量になるようにトナーセンサ240の制御電圧を補正することができるようになる。
上述したように、本例の現像装置1000においては、そのトナーセンサ240の制御電圧が、図20に示すように現像モータ401の回転距離(時間)に応じて、テーブルデータ記憶部1040に記憶されているテーブルデータ(補正値)により逐次補正される。
例えば、本例の現像装置1000においては、図21に示すように、トナーセンサ240の出力電圧が2.0Vになるように制御電圧を調整する。
そして、トナーセンサ240の出力電圧が2.0Vを超えたときに、トナーボトル141を回転させて補給用現像剤(トナーとキャリア)を補給する。トナーセンサ240の出力電圧が2.0Vを超えない限り、トナー補給はされない。
ここで、トナー濃度を目標トナー濃度より上げるように補正するには、トナーセンサ240の制御電圧をプラスする。
一方、トナー濃度を目標トナー濃度より下げるように補正するには、トナーセンサ240の制御電圧をマイナスする。
これにより、従来の現像装置では、図22に示すように、感光体に形成されたトナー像の反射画像濃度が、現像モータ回転距離(時間)が増加するに従って、印字率や印字モードの違いで変化していたが、本例の現像装置1000では、図23に示すように、印字率や印字モードが異なっても、感光体111に形成されたトナー像の反射画像濃度が、常に一定の安定した画像濃度になる。
図24を参照して、本例の現像装置1000を搭載した画像形成装置における画像形成動作について説明する。
図24において、画像形成動作がスタートすると、まず、前述した現像剤劣化テーブルを参照して、トナーセンサ240の補正値が更新される(ステップSt2401)。
次いで、現像モータ401が動作(ON)し、そのON時間の計測が開始され(ステップSt2402)、用紙Pへのプリント動作が開始される(ステップSt2403)。
次いで、トナーセンサ240のセンサ出力が規定値を超えているか否か判断される(St2404)。
ここで、トナーセンサ240のセンサ出力が規定値を超えていると判断された場合には、ボトルモータ142が動作(ON)して、所定の補給形態によりトナー補給が行われる(ステップSt2405)。
そして、トナー補給動作の開始により、前述したボトルモータ回転時間積算値A、トナー補給回数カウント積算値B、トナーセンサ出力変化量積算値Cのいずれかが更新される(ステップSt2406)。
その後、用紙Pへのプリント動作が完了したか否か判断され(ステップSt2407)、プリント動作完了後、現像モータ401の動作が停止(OFF)され、現像モータ回転距離積算値が更新され(ステップSt2408)、画像形成動作がストップする。
一方、ステップSt2404において、トナーセンサ240のセンサ出力が規定値を超えていないと判断された場合には、用紙Pへのプリント動作が完了したか否か判断され(ステップSt2407)、プリント動作完了後、現像モータ401の動作が停止(OFF)され、現像モータ回転距離積算値が更新される(ステップSt2408)。
本発明に係る現像装置は、現像剤の特性変動を抑えて、プリント画像の画質を安定させることができるので、静電記録方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の現像装置およびトナー濃度制御方法として有用である。
本発明の一実施の形態に係る現像装置を搭載するのに適したカラー画像形成装置の全体構成を示す概略構成図 本発明を実施するのに適した現像装置の構成を示す概略断面図 本発明を実施するのに適した他の構成の現像装置を示す概略断面図 図4(a)は、図3に示す現像装置をX−X線に沿って破断した断面図、図4(b)は、図4(a)に示す現像装置をY−Y線に沿って破断した断面図、図4(c)は、図4(a)に示す現像装置をZ−Z線に沿って破断した断面図 本発明を実施するのに適した現像装置におけるトナーセンサの構成を示す回路図 現像モータ回転距離(時間)とキャリア体積抵抗率との関係を示すグラフ 現像モータ回転距離(時間)とトナー帯電量との関係を示すグラフ 現像剤の体積抵抗値と帯電量との関係を示すグラフ 現像剤の体積抵抗値と画像濃度との関係を示すグラフ 本発明の一実施の形態に係る現像装置の構成を示すブロック図 現像モータ回転距離とトナーボトル回転時間との関係から現像剤の帯電量を予測して得たテーブルデータ表 ボトルモータ動作時間とトナー補給量との関係を示すグラフ トナー補給形態とトナー補給量との関係を示すグラフ 各トナー補給形態におけるトナー補給タイミングを示すタイミングチャート 各トナー補給形態におけるトナー補給量とトナー補給カウント値を示す表 現像モータ回転距離とトナー補給回数カウント値との関係から現像剤の帯電量を予測して得たテーブルデータ表 トナーセンサのセンサ出力とボトルモータの動作タイミングを示す線図 トナー補給形態とトナー補給時のトナーセンサの出力変化量との関係を示すグラフ 現像動作時における現像モータ回転距離とトナー補給時におけるトナーセンサのセンサ出力の出力変化量の積算値との関係から現像剤の帯電量を予測して得たテーブルデータ表 現像モータ回転距離(時間)とトナーセンサ制御電圧補正値との関係を示すグラフ トナーセンサ制御電圧とトナーセンサ出力電圧との関係を示すグラフ 従来の現像装置における現像モータ回転距離(時間)と反射画像濃度との関係を示すグラフ 本発明の一実施の形態に係る現像装置の現像モータ回転距離(時間)と反射画像濃度との関係を示すグラフ 本発明の一実施の形態に係る現像装置を搭載した画像形成装置における画像形成動作を示すフローチャート
符号の説明
100 画像形成装置
110 画像形成ユニット
111 感光体
140 現像剤補給ユニット
141 トナーボトル
142 ボトルモータ
200,300,1000 現像装置
201 現像容器
202 トナー補給口
203 現像剤回収口
210 現像ローラ
220 第1攪拌スクリュー
230 第2攪拌スクリュー
240 トナーセンサ
310 現像剤回収容器
401 現像モータ
1010 制御部
1020 現像部材動作時間記憶部
1030 補給部材動作時間記憶部
1040 テーブルデータ記憶部
C キャリア
D 現像剤
T トナー

Claims (10)

  1. 像担持体に形成された静電潜像を現像するためのキャリアにトナーを混合した現像剤を収容する現像容器と、
    前記静電潜像が形成された前記像担持体に向けて前記現像容器内に収容されている前記現像剤を攪拌しながら搬送する現像部材と、
    前記現像部材の動作時間を積算する現像部材動作時間積算手段と、
    前記現像部材動作時間積算手段により積算された前記現像部材の動作時間を記憶する現像部材動作時間記憶手段と、
    前記現像容器内に収容されている現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、
    前記トナー濃度検出手段の検出値が予め設定した基準値になるようにトナーにキャリアを混合した補給用現像剤を前記現像容器内に補給する現像剤補給手段と、
    前記現像剤補給手段により前記現像容器内に補給されたキャリアの補給量を積算するキャリア補給量積算手段と、
    前記キャリア補給量積算手段により積算された前記キャリアの補給量を記憶するキャリア補給量記憶手段と、
    前記現像部材の動作時間と前記現像容器内に補給されたキャリアの補給量とに基づいて予め設定した前記トナー濃度検出手段の制御電圧を補正するための補正値のテーブルデータを記憶するテーブルデータ記憶手段と、
    前記テーブルデータ記憶手段に記憶されているテーブルデータを参照して前記現像部材動作時間記憶手段に記憶された現像部材動作時間と前記キャリア補給量記憶手段に記憶されたキャリア補給量とに対応する補正値により前記トナー濃度検出手段の制御電圧を補正する制御手段と、を具備する現像装置。
  2. 前記現像剤補給手段は、前記補給用現像剤を収容した補給用現像剤容器を回転させて前記補給用現像剤を前記現像容器内に補給する構成を有し、
    前記現像剤補給手段により前記現像容器内に補給されたキャリアの補給量を、前記補給用現像剤容器の回転時間により積算する請求項1記載の現像装置。
  3. 前記現像剤補給手段は、前記補給用現像剤を収容した補給用現像剤容器から予め設定した所定量の前記補給用現像剤を前記現像容器内に補給する構成を有し、
    前記現像剤補給手段により前記現像容器内に補給されたキャリアの補給量を、前記補給用現像剤容器から補給される補給用現像剤の補給回数により積算する請求項1記載の現像装置。
  4. 前記現像剤補給手段により前記現像容器内に補給されたキャリアの補給量を、前記現像容器への前記補給用現像剤の補給前と補給後の前記トナー濃度検出手段の出力値の変化量により積算する請求項1記載の現像装置。
  5. 前記現像部材は、回転により前記現像剤を攪拌する現像剤攪拌部材からなり、
    前記現像部材動作時間積算手段は、前記現像剤攪拌部材の回転時間により前記現像部材の動作時間を積算する請求項1から請求項4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 前記トナー濃度検出手段は、前記現像剤の透磁率を検出する透磁率センサからなる請求項1から請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 像担持体上に静電潜像を形成する潜像形成手段と、前記静電潜像をトナーにより現像する現像手段とを備え、
    前記現像手段として、請求項1から請求項6のいずれかに記載の現像装置を用いる画像形成装置。
  8. 前記現像装置の前記現像部材の動作時間と前記現像容器内に補給されたキャリアの補給量とに基づいて前記潜像形成手段の潜像形成条件を制御する潜像制御手段を具備する請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記潜像形成手段は、レーザ光の走査により前記像担持体に前記静電潜像を書き込むレーザ書き込み手段を有し、
    前記潜像制御手段は、前記レーザ書き込み手段が発する前記レーザ光の光量を制御する請求項8記載の画像形成装置。
  10. 像担持体に形成された静電潜像を現像するためのキャリアにトナーを混合した現像剤を収容する現像容器と、前記静電潜像が形成された前記像担持体に向けて前記現像容器内に収容されている現像剤を攪拌しながら搬送する現像部材と、前記現像容器内に収容されている現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、前記現像部材の動作時間と前記現像容器内に補給されるキャリアの補給量とに基づいて予め設定した前記トナー濃度検出手段の制御電圧を補正するためのテーブルデータを記憶するテーブルデータ記憶手段と、を備えた現像装置における現像剤のトナー濃度を制御するトナー濃度制御方法であって、
    前記現像部材の動作時間を積算する現像部材動作時間積算ステップと、
    前記現像部材動作時間積算ステップで積算された前記現像部材の動作時間を記憶する現像部材動作時間記憶ステップと、
    前記トナー濃度検出手段の検出値が予め設定した基準値になるようにトナーにキャリアを混合した補給用現像剤を前記現像容器内に補給する現像剤補給ステップと、
    前記現像剤補給ステップで前記現像容器内に補給されたキャリアの補給量を積算するキャリア補給量積算ステップと、
    前記キャリア補給量積算ステップで積算された前記キャリアの補給量を記憶するキャリア補給量記憶ステップと、
    前記現像部材動作時間記憶ステップで記憶された現像部材動作時間と前記キャリア補給量記憶ステップで記憶されたキャリア補給量とから前記テーブルデータ記憶手段に記憶されているテーブルデータを参照して前記トナー濃度検出手段の制御電圧を補正する制御ステップと、を具備するトナー濃度制御方法。
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