JP2000214672A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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Abstract
かも動作速度に優れたランニングコストの低い画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 二成分現像剤43により現像を行う現像
装置44と、現像装置44に補給用トナー63を補給す
るためのトナー搬送スクリュー62を有するトナーホッ
パー60とを備え、転写ドラム47上にトナー像を形成
する画像形成装置において、現像装置44における二成
分現像剤43中のトナー濃度を検知するトナー濃度セン
サ23と、転写ドラム47上に形成した基準トナー像の
画像濃度を検知する画像濃度センサ73と、入力画像情
報から画像の印字率を求めるカウンタ4とを設け、カウ
ンタ4の出力、トナー濃度センサ23の出力、および画
像濃度センサ73の出力に基づいてトナー搬送スクリュ
ー62の回転を制御する。
Description
は静電記録方式である、複写機やプリンタ等の画像形成
装置に関し、より詳しくは、トナーの補給を制御するこ
とによって二成分現像剤のトナー濃度および画像濃度の
制御を行う画像形成装置に関するものである。
画像形成装置が具備する現像装置には、非磁性トナーま
たは磁性トナーのみからなる一成分現像剤、もしくは、
非磁性トナーとキャリアとからなる二成分現像剤が用い
られている。特に、電子写真方式によりフルカラー画像
やマルチカラー画像を形成するカラー画像形成装置で
は、画像の色味などの観点から、ほとんどの現像装置
が、二成分現像剤を使用している。
濃度(キャリアおよびトナーの合計重量に対するトナー
重量の割合)は、画像品質を安定化させる上で極めて重
要な要素になっている。
費されるので、二成分現像剤のトナー濃度は現像を行う
につれて減少し、それに従って画像濃度も低下する。こ
のため、適時、トナー濃度の制御もしくは画像濃度の制
御を行い、画像の品位を保持する必要がある。
濃度を検出して、その変化に応じて二成分現像剤のトナ
ー濃度が常に一定になるようにトナー補給を制御するト
ナー濃度制御、および、画像濃度を検出して、その変化
に応じて画像濃度が常に一定になるようにトナー補給を
制御する画像濃度制御が行われている。
えば、透磁率センサ方式が知られている。透磁率センサ
方式では、トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像
剤の透磁率がそのトナー濃度に応じて変化することを利
用し、透磁率センサによって現像器内での二成分現像剤
の透磁率を検出し、その検出結果に基づいて透磁率が所
定の濃度となるようにトナー補給槽からトナーを補給す
ることにより、トナー濃度を一定に保持するようにして
いる。この方式では、現像器内での二成分現像剤のトナ
ー濃度を直接検知するために、二成分現像剤のトナー濃
度を一定に保つことが可能である。
は、原稿画像の濃度情報(画像面積、黒べた率)をビデ
オカウント数に変換し、この値からトナー消費量を予測
してトナー濃度の初期設定をし、トナー補給を制御する
ビデオカウンタ方式が知られている。
感光体上に形成した画像濃度制御用のパッチ画像の静電
潜像を現像器で現像することにより現像し、現像された
パッチ画像の濃度を画像濃度センサにより検知し、パッ
チ画像の濃度に応じてトナー補給を制御することによ
り、画像濃度を一定に保つパッチ検方式も知られてい
る。
トナー濃度制御および画像濃度制御には、以下のような
問題があった。
剤のトナー濃度は一定に保持されるが、トナーの摩擦帯
電量(トリボ)は、二成分現像剤中のキャリアの変質や
環境の変動により低下する。この結果、二成分現像剤の
現像性も低下し、画像濃度が低下する。このため、透磁
率センサ方式では、二成分現像剤のトナー濃度を一定に
維持することはできても、キャリアの変質や環境の変動
があった場合に、画像濃度が低下してしまうという問題
があった。
トナー消費量あるいは補給系のトナー補給量が変動した
場合、この変動分だけトナー濃度が初期設定値からずれ
ていくという問題があった。
定に保つことはできるが、トナーの摩擦帯電量の変化に
伴う現像性の低下により低いパッチ画像濃度が得られた
場合、トナーの補給が過剰に行われてトナー濃度が上昇
してしまい、トナー飛散やかぶり、帯電不良などが発生
するという問題があった。二成分現像剤のトナー濃度
は、一旦上昇してしまうと、容易に落とすことができな
いため、これは重大な問題である。また、トナーの過剰
な補給は、二成分現像剤が現像器内に充満して現像器か
ら溢れ出すという事態を招いてしまう。
像性の増大により高いパッチ画像濃度が得られると、ト
ナーの補給停止状態が続けられるので、現像器内のトナ
ー量が減少し、これにより二成分現像剤のトナー濃度低
下や現像スリーブ(上への二成分現像剤のコート量が減
少し、画像劣化を引き起こすという重大な問題を生じ
る。その上、トナー量の減少は、キャリアの消費量の増
大や、二成分現像剤にかかる負荷の増大を招き、二成分
現像剤の寿命を短縮する。
電位変化、現像剤の特性変化等、画像濃度の変化を引き
起こす要因となる条件の変化を全て打ち消すようにトナ
ー濃度を制御する方式であるため、使用するトナー濃度
の範囲が必然的に大きくなり、二成分現像剤にかかる負
荷が大きくなる。
磁率センサ方式のようなトナー濃度制御は、複写する原
稿の印字率が低い場合、すなわち、トナーの消費量が少
なく、トナーを少しずつ補給する場合に、特に困難にな
るということが分かった。
の形成を連続的に行うと、トナーの補給量および消費量
が少ないので、トナーの保存性、流動性、帯電性等の特
性の向上を目的としてトナーに多量に添加されているシ
リカなどの外添剤が透磁率センサの検出値に大きく影響
し、実際のトナー濃度よりも見掛けのトナー濃度が上昇
する傾向にある。すなわち、二成分現像剤の攪拌がなさ
れていても、帯電した二成分現像剤の反発によりキャリ
ア密度が変化し、結果として同一のトナー濃度でも透磁
率が変化するので、正確なトナー濃度が検出されにく
い。
ず、現像器内のトナー濃度が不足する。これにより、キ
ャリア消費が増大して画像欠陥が発生するだけでなく、
二成分現像剤の劣化が促進され、二成分現像剤の寿命が
短かくなる。
は、カラーの二成分現像剤を用いて現像を行う現像手段
と、黒色の二成分現像剤を用いて現像を行う現像手段と
を備える画像形成装置において、像担持体上に作像した
濃度検知用の参照画像の濃度を検知することによりトナ
ー補給量を求める第1の制御装置と、カラー現像剤を使
用する現像手段の現像剤濃度を検知してトナー補給量を
求める第2の制御装置と、参照画像の画素ごとのデジタ
ル画像信号からトナー補給量を求める第3の制御装置と
を設けることが開示されている。
剤については、第1の制御装置により求められたトナー
補給量を補正トナー量として第2の制御装置によるトナ
ー補給制御の補正を行い、黒色の現像剤については、第
1の制御装置により求められたトナー補給量を補正トナ
ー量として第3の制御装置によるトナー補給制御の補正
を行っている。
装置では、トナーの消費量に応じたトナー補給制御を行
っていない。そのため、トナーの消費量が多く、トナー
濃度の制御のみで良好な結果が得られるような場合に
も、複数の制御装置による複雑なトナー補給制御を行う
ので、濃度検知用の参照画像の形成や濃度検知等にかか
る時間の分だけ画像形成速度が低下する。
ものであり、その目的は、安定して高品質な画像を得る
ことができ、しかも動作速度に優れたランニングコスト
の低い画像形成装置を提供することにある。
画像形成装置は、上記の課題を解決するために、静電潜
像をその表面上に保持しうる像担持体と、入力画像情報
に応じた静電潜像を像担持体の表面上に形成する潜像形
成手段と、上記静電潜像をトナーおよびキャリアからな
る二成分現像剤によって現像しトナー像を形成する現像
手段と、現像手段にトナーを補給するトナー補給手段と
を備える画像形成装置であって、上記現像手段における
二成分現像剤中のトナー濃度を検知するトナー濃度検知
手段と、像担持体の表面上に形成した基準トナー像の画
像濃度を検知する画像濃度検知手段と、入力画像情報か
ら画像の印字率を求める印字率演算手段と、印字率演算
手段の演算結果に基づいてトナーの消費量を検知し、検
知されたトナーの消費量と、トナー濃度検知手段の検知
結果および画像濃度検知手段の検知結果とに基づいて、
トナー補給手段によるトナーの補給を制御するトナー補
給制御手段とを備えることを特徴としている。
積や黒べた率等)に基づいて求められた印字率に基づい
てトナーの消費量を検知し、検知されたトナーの消費量
から精密なトナーの補給制御が必要か否かを判定するこ
とによって、トナーの補給制御の方式を変更することが
できる。
ある場合には、透磁率センサなどのトナー濃度検知手段
の検知結果のみに基づいて補給用トナーの保持量を検知
せずに、画像濃度検知手段の検知結果も併用して補給用
トナーの保持量を検知することができる。これにより、
トナー濃度検知手段の検知結果と画像濃度検知手段の検
知結果との双方に基づいてトナー補給制御を精密に行う
ことが可能となる。それゆえ、トナー濃度検知手段の検
知結果に基づいてトナー濃度を一定に制御でき、原稿画
像の濃度が低いにも拘わらず、過剰にトナーを補給する
ことで起きる、現像剤あふれ、かぶり、現像ローラのス
リーブ上へのコート不良等の問題が発生することを防止
できる。また、画像濃度検知手段の検知結果に基づいて
画像形成の初期から画像濃度を一定に制御できるので、
環境変動による二成分現像剤の特性変化や、トナー消費
量等に変動が発生しても、トナー濃度を適正な画像濃度
のトナー像が得られる適正な濃度に制御することができ
る。これらにより、高品質な画像が得られる。
い場合には、トナー濃度検知手段の検知結果のみを用
い、画像濃度の検知結果を用いないようにすることがで
きる。これにより、基準トナー像の形成を省略すること
が可能となる。それゆえ、基準トナー像の形成を行うこ
とによる画像形成装置の動作速度(ジョブスピード)の
低下を抑制でき、速やかに画像形成動作に移行すること
ができる。また、基準トナー像を形成するための無駄な
トナー消費を防ぐことができるので、消耗品であるトナ
ーの有効利用を図ることができ、ランニングコストを抑
制できる。さらに、トナー補給手段の起動や停止の回数
を抑制でき、過剰なトナー補給制御によりトナー補給手
段が頻繁に起動/停止を繰り返して画像形成効率を低下
させることを防止できる。また、トナー槽内でのトナー
固着を防止し、トナーを攪拌する部材を駆動するための
負荷を抑制することができ、装置の寿命を延ばすことが
できる。
ば、動作速度の低下を抑制するとともにランニングコス
トを抑制しながら、印字率判定のバラツキや環境条件の
変化等に影響されることのない高精度なトナー濃度制御
を実現することができる。したがって、環境変動により
トナーの現像性やトナー消費量等に変動が生じても、二
成分現像剤のトナー濃度を一定に維持し、かつ、画像濃
度を一定に維持して安定的に高品質な画像を得ることが
でき、しかも動作速度に優れたランニングコストの低い
画像形成装置を提供できる。
に形成された基準トナー像の濃度を検知する」とは、感
光体表面上に形成された基準トナー像の濃度を直接検知
することだけではなく、感光体表面上に形成された後に
転写体上に転写された基準トナー像の濃度を検知するこ
とにより感光体表面上に形成された基準トナー像の濃度
を検知することも含むものとする。
上記の課題を解決するために、静電潜像をその表面上に
保持しうる像担持体と、入力画像情報に応じた静電潜像
を像担持体の表面上に形成する潜像形成手段と、上記静
電潜像をトナーおよびキャリアからなる二成分現像剤に
よって現像しトナー像を形成する現像手段と、現像手段
にトナーを補給するトナー補給手段とを備える画像形成
装置であって、上記現像手段における二成分現像剤中の
トナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、像担持体
の表面上に形成した基準トナー像の画像濃度を検知する
画像濃度検知手段と、トナー補給手段の動作状態を検知
するトナー補給動作検知手段と、トナー補給動作検知手
段の検知結果に基づいてトナーの消費量を検知し、検知
されたトナーの消費量と、トナー濃度検知手段の検知結
果および画像濃度検知手段の検知結果に基づいてトナー
補給手段によるトナーの補給を制御するトナー補給制御
手段を備えることを特徴としている。
状態に基づいてトナーの消費量を検知し、検知されたト
ナーの消費量から精密なトナーの補給制御が必要か否か
を判定することによって、トナーの補給制御の方式を変
更することができる。
に、精密なトナーの補給制御が必要な場合には、トナー
濃度検知手段の検知結果と画像濃度検知手段の検知結果
との双方に基づいて、画像濃度とトナー濃度との双方を
適正にすることができ、高品質な画像が得られる。一
方、精密なトナーの補給制御が必要でない場合には、ト
ナー濃度検知手段の検知結果のみを用いることで、基準
トナー像の形成を省略することが可能となり、画像形成
動作を高速化できるとともに、ランニングコストを抑制
できる。
やトナー消費量等に変動が生じても、二成分現像剤のト
ナー濃度を一定に維持し、かつ、画像濃度を一定に維持
して安定的に高品質な画像を得ることができ、しかも動
作速度に優れたランニングコストの低い画像形成装置を
提供できる。
上記の課題を解決するために、請求項1または2記載の
画像形成装置において、上記トナー補給制御手段が、検
知されたトナーの消費量が予め設定された基準量より少
ないときには、トナー濃度検知手段の検知結果および画
像濃度検知手段の検知結果の双方に基づいてトナー補給
手段によるトナーの補給を制御する一方、検知されたト
ナーの消費量が基準量より多いときには、トナー濃度検
知手段の検知結果のみに基づいてトナー補給手段による
トナーの補給を制御することを特徴としている。
大きく、精密な補給用トナーの保持量の検知が必要なト
ナー消費量が基準量より少ない場合には、トナー濃度検
知手段の検知結果と画像濃度検知手段の検知結果との双
方に基づいてトナー補給制御を精密に行うので、トナー
濃度を一定に制御しながら、画像濃度を一定に制御でき
る。それゆえ、現像剤あふれ、かぶり、現像ローラのス
リーブ上へのコート不良等の問題が発生することを防止
できるとともに、適正な画像濃度のトナー像が得られ
る。これらにより、トナー消費量が少ない場合にも高品
質な画像を形成することが可能となる。
合には、トナーの特性の変化が小さく、トナー濃度検知
手段の検知結果のみに基づいてトナー補給制御を行うこ
とにより、適正な画像濃度を有する高品質な画像を形成
できる。そして、画像濃度の検知結果を用いないように
することで、基準トナー像の形成を省略することが可能
となる。それゆえ、画像形成装置の動作速度の低下を抑
制できるとともに、基準トナー像を形成するための無駄
なトナー消費を防ぐことができ、ランニングコストを抑
制できる。また、トナー補給手段の起動や停止の回数を
抑制でき、画像形成効率の低下を防止できる。
上記の課題を解決するために、請求項1ないし3のいず
れか1項に記載の画像形成装置において、上記トナー補
給手段が、トナー槽内に保持された補給用トナーを現像
手段へ搬送するものであり、検知されたトナーの消費量
とトナー濃度検知手段の検知結果および画像濃度検知手
段の検知結果とに基づいて、トナー槽内に保持された補
給用トナーの量を検知するトナー量検知手段がさらに備
えられていることを特徴としている。
状態に基づいてトナーの消費量を検知し、検知されたト
ナーの消費量から精密な補給用トナーの保持量の検知が
必要か否かによって補給用トナーの保持量の検知方式を
変更することができる。
確な補給用トナーの保持量の検知が必要であると判断さ
れる場合には、透磁率センサなどのトナー濃度検知手段
の検知結果のみに基づいて補給用トナーの保持量を検知
せずに、画像濃度検知手段の検知結果も併用して補給用
トナーの保持量を検知することができる。これにより、
トナー濃度検知手段の検知結果と画像濃度検知手段の検
知結果との組み合わせ条件に基づいてトナー補充(トナ
ー充填)の要否を正確に決定することが可能となる。そ
れゆえ、環境変動による現像剤特性の変化や、トナー消
費系のトナー消費量の変動等の影響を受けずに適正なタ
イミングで、有効なトナー補充を行うことが可能とな
る。したがって、トナー切れに伴うトナー補給量低下に
よって引き起こされる画像濃度の低下を未然に確実に防
止することができ、高品質な画像が得られる。
な補給用トナーの保持量の検知が必要でないと判断され
る場合には、トナー濃度検知手段の検知結果のみを用
い、画像濃度検知結果の検知結果を用いないようにする
ことが可能である。これにより、基準トナー像を形成す
る必要がなくなるので、基準トナー像を形成するための
無駄なトナー消費を防ぎ、ランニングコストを抑制する
ことができる。
ば、トナー槽内に補給用トナーがなくなったトナー切れ
の状態(トナーエンプティ)を検知するトナー切れ検知
手段が挙げられる。
上記の課題を解決するために、請求項4記載の画像形成
装置において、上記トナー量検知手段は、検知されたト
ナーの消費量が予め設定された基準量より少ないときに
は、トナー濃度検知手段の検知結果および画像濃度検知
手段の検知結果の双方に基づいて補給用トナーの量を検
知する一方、検知されたトナーの消費量が基準量より多
いときには、トナー濃度検知手段の検知結果のみに基づ
いて補給用トナーの量を検知することを特徴としてい
る。
検知結果だけでは正確な補給用トナー量の検知が困難で
あるトナーの消費量が基準量より少ない場合には、トナ
ー濃度検知手段の検知結果と画像濃度検知手段の検知結
果とに基づいて補給用トナーの量を検知するので、トナ
ー補充の要否を正確に決定することが可能となる。それ
ゆえ、環境変動による現像剤特性の変化や、トナー消費
系のトナー消費量の変動等の影響を受けずに適正なタイ
ミングで、有効なトナー補充を行うことが可能となる。
したがって、トナー切れに伴うトナー補給量低下によっ
て引き起こされる画像濃度の低下を未然に確実に防止す
ることができ、高品質な画像が得られる。
が基準量より多いときには、トナー濃度検知手段の検知
結果のみを用いるので、基準トナー像を形成する必要が
ない。このため、画像形成動作を高速化できるととも
に、基準トナー像を形成するための無駄なトナー消費を
防ぎ、ランニングコストを抑制することができる。
一形態について、図1、図4〜6、および図8〜10に
基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施
形態では、本発明の画像形成装置を、シアン、マゼン
タ、イエロー、およびブラックの各色用の画像形成部を
備えた間接法の電子写真方式のカラーデジタル複写機に
適用した場合について説明する。また、各色用の画像形
成部は、トナーの色が異なる点と、パッチ濃度と基準電
圧との大小関係が異なる(後述する)点以外は、同一の
構成を備えているので、以下の説明では、説明を簡単に
するために、カラーデジタル複写機における1つの画像
形成部に関わる構成についてのみ説明を行うことにす
る。
複写されるべき原稿21の画像を読み取るCCD(Charg
e Coupled Device) 1と、感光体ドラム(像担持体)4
0と、原稿画像情報に応じた静電潜像を形成するための
露光装置(潜像形成手段)10と、静電潜像を現像しト
ナー像を形成する現像装置(現像手段)44と、トナー
像を転写紙(図示しない)上に転写する転写ドラム47
とを備えている。
像を読み取り、原稿画像情報を露光装置10に供給する
ためのものである。感光体ドラム40は、アモルファス
シリコン、セレン、有機光導電体(OPC)等からなる
感光体層をドラム表面に有し、静電潜像をその表面上に
保持しながら、図1に矢印で示す方向に回転するように
なっている。なお、感光体ドラム40の代わりに、他の
転写体や、誘電体等を用いてもよい。
光体ドラム40の表面を露光することにより静電潜像を
感光体ドラム40の表面上に形成するものである。露光
装置10としては、例えば、アナログ画像信号をパルス
幅変調してアナログ画像信号の各画素画像信号のレベル
に対応した幅のレーザ駆動パルスを出力するパルス幅変
調回路と、上記レーザ駆動パルスが供給されレーザ駆動
パルスのパルス幅に対応する時間だけ発光する半導体レ
ーザと、半導体レーザから発せられたレーザ光を感光体
ドラム40表面に導く光学系(回転多面鏡、f/θレン
ズ、固定ミラー等)とを備えたものが使用できる。
ーおよびキャリアからなる二成分現像剤43を現像ロー
ラ44aによって感光体ドラム40上へ搬送することに
より、感光体ドラム40上の静電潜像を二成分現像剤4
3で現像するようになっている。現像ローラ44aは、
感光体ドラム40と対向するように配置され、二成分現
像剤43を表面に担持しながら感光体ドラム40と逆方
向に回転することによって二成分現像剤43を感光体ド
ラム40と対向する現像領域に搬送するものである。ま
た、現像装置44は、後述するトナーホッパー(トナー
槽)60から供給された補給用トナー63と現像装置4
4内の二成分現像剤43とを攪拌混合し、二成分現像剤
43のトナー濃度を均一化するようになっている。
に、補給用トナー63を収容した所定の内容量を有する
トナーホッパー60が取り付けられ、このトナーホッパ
ー60内の下部にはトナー搬送スクリュー(トナー補給
手段)62が設置されている。トナー搬送スクリュー6
2は、トナー搬送スクリュー62に接続されたトナー補
給モータ28によって回転駆動され、これによりトナー
ホッパー60内の補給用トナー63を現像装置44内に
供給するようになっている。トナー補給モータ28は、
モータ駆動回路8から電力が供給されて回転駆動される
ようになっており、モータ駆動回路8には、後述するC
PU(Central Processing Unit)6による制御により必
要時にのみ通電が行われるようになっている。
い)から搬送された転写紙をその表面に吸着しながら感
光体ドラム40に当接することで、感光体ドラム40表
面のトナー像を転写紙上へ転写するものである。なお、
転写ドラム47の代わりに、転写ベルトなどの他の転写
体を用いてもよい。
機における画像の形成方法について説明する。まず、複
写されるべき原稿21の画像がCCD1によって読み取
られ、CCD1からアナログ画像信号が出力される。次
いで、CCD1から出力されたアナログ画像信号が、増
幅器2で所定のレベルまで増幅され、A/D(Analog to
Digital) 変換器3によりデジタル画像信号に変換され
る。
ら出力されたデジタル画像信号は、γ変換器(図示しな
い)によってγ補正され、D/A(Digital to Analog)
変換器(図示しない)によって再びアナログ画像信号に
変換されたうえで、露光装置(潜像形成手段)10に入
力される。
ラム47と対向する位置から現像装置44の現像ローラ
44aと当接する位置まで移動する間に、帯電器(図示
しない)により均一に帯電された後、露光装置10によ
りアナログ画像信号に応じて露光される。これによっ
て、画像情報信号に対応した静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は、現像ローラ44aによって感光体ドラム
40上へ搬送された二成分現像剤によって現像され、ト
ナー像として可視化される。
は、転写ドラム47と対向する位置に達すると、転写ド
ラム47表面に吸着された転写紙上に転写される。その
後、転写紙は、転写ドラム47上から剥離されて定着器
(図示しない)に搬送され、定着器によってトナー像が
永久像として定着される。また、転写後に感光体ドラム
40上に残った残留トナーは、帯電器(図示しない)に
よる帯電位置に達する前に、クリーナ(図示しない)に
よって除去される。以上のようにして、転写紙上に画像
が形成される。
は、トナーホッパー60から現像装置44へのトナー補
給量を制御するために、3通りの検知を行うようになっ
ている。すなわち、本実施の形態のカラーデジタル複写
機は、現像装置44内に保持された二成分現像剤43中
のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ23(トナー
濃度検知手段)と、基準トナー像を感光体ドラム40の
表面上に形成し、該基準トナー像の画像濃度を直接的ま
たは間接的に検知する画像濃度センサ(画像濃度検知手
段)73と、原稿画像情報から画像の印字率を求めるカ
ウンタ(印字率演算手段)4とを備えている。
における二成分現像剤43中のトナー濃度(二成分現像
剤43の合計重量に対するトナーの重量の割合)を検知
し、検知結果を表す検知信号を出力するものである。こ
こでは、トナー濃度センサ23として、二成分現像剤4
3の透磁率を検知する透磁率センサを用いている。その
ため、トナー濃度センサ23の出力は、二成分現像剤4
3中のキャリア濃度に比例して変化する。したがって、
トナー濃度センサ23の出力は、二成分現像剤43中の
トナー濃度の上昇に伴って低下する。
上から転写ドラム47上に転写されたパッチ画像の反射
率を読み取ることにより感光体ドラム40上のトナー像
の濃度を間接的に検知し、パッチ画像の反射率を表す検
知信号を出力するものである。
像に対応するトナー像)と同じ条件で形成されたベタ画
像などの所定の印字率を有するトナー像であり、感光体
ドラム40表面における複写画像が形成されるべき領域
外、例えば、感光体ドラム40の側端部の表面に形成さ
れる。パッチ画像を形成する方法については、特に限定
されるものではないが、ここでは、A/D変換器3から
出力されたデジタル画像信号に対し、パッチ画像信号源
72から出力した所定のパッチ画像信号を付加する方法
を用いている。
の反射率を表すので、トナーがカラートナー(有彩色ト
ナー)である場合にはパッチ画像の濃度の上昇に伴って
上昇する一方、トナーが黒色トナー(無彩色トナー)で
ある場合にはパッチ画像の濃度の上昇に伴って低下する
ことになる。
ム40上のパッチ画像の電位等を検知することによって
感光体ドラム40上のトナー像の濃度を直接検知するも
のであってもよい。
面積、黒べた率)に基づいて画像の印字率、すなわち画
像の全画素に対する印字画素(トナーのドットを形成す
べき画素)の割合を演算するものである。カウンタ4
は、A/D変換器3から出力された原稿画像の濃度情報
を表すデジタル信号を画像の印字率を表すビデオカウン
ト数に変換し、画像の印字率を表す予測信号としてCP
U6に出力する。
は、カウンタ4で求められた画像の印字率に基づいてト
ナーの消費量を予測し、予測されたトナーの消費量と、
トナー濃度センサ23の出力および画像濃度センサの出
力とに基づいて、トナー搬送スクリュー(トナー補給手
段)62による補給用トナー63の搬送を制御するCP
U(トナー補給制御手段、トナー量検知手段)6が設け
られている。
画像の印字率を表す予測信号と、トナー濃度センサ23
の出力に基づいて生成された第1の比較信号と、画像濃
度センサ73の出力に基づいて生成された第2の比較信
号とが入力されるようになっている。第1の比較信号
は、コンパレータ77にてトナー濃度センサ23から出
力されたトナー濃度の検知信号と基準電圧信号源78か
ら出力されたトナー濃度の基準電圧(基準信号)とを比
較することにより生成されるものであり、トナー濃度の
検知信号とトナー濃度の基準電圧との大小関係を表して
いる。また、第2の比較信号は、コンパレータ75にて
画像濃度センサ73から出力された画像濃度の検知結果
を表す信号と基準電圧信号源76から出力された画像濃
度の基準電圧とを比較することによって生成されるもの
であり、画像濃度の検知信号と画像濃度の基準電圧との
大小関係を表している。
めの制御データを格納したメモリ7が接続されており、
必要に応じて制御データがメモリ7から読み出されるよ
うになっている。
と第1の比較信号と第2の比較信号とから総合的に判断
して、メモリ7から読み出した制御データに従って、ト
ナーホッパー60から現像装置44へのトナー補給の制
御を実行する。すなわち、CPU6は、モータ駆動回路
8への通電の制御によりトナー補給モータ28によるト
ナー搬送スクリュー62の回転駆動を制御し、それによ
ってトナー搬送スクリュー62の回転を制御すること
で、トナーホッパー60から現像装置44へ補給される
補給用トナー63の量を調整する。
に保持されている補給用トナー63が切れたことを検知
する機能も有しており、補給用トナー63が切れたこと
を検知すると、表示装置5に補給用トナー63が切れた
ことを表す表示(以下、トナーエンプティ表示と称す
る)を行わせるようになっている。
センサの検出結果のみでは、トナー消費量が少ない場合
に、トナー補給制御が難しく、また、トナーエンプティ
検知も難しい。そこで、本実施形態のカラーデジタル複
写機のCPU6では、トナー消費量が予め設定された基
準量より少ない場合、透磁率センサにより検知された透
磁率を表すトナー濃度センサ23の出力に加えて、転写
ドラム47上に形成されたパッチ画像の反射率を表す画
像濃度センサ73の出力を考慮し、これら2つの出力の
組み合わせが後述する4つの組み合わせ条件のいずれを
満たしているかによって、トナー補給動作の実行の有無
の決定、およびトナー切れ(トナーエンプティ)検知を
行うようになっている。
におけるトナー補給制御およびトナー切れ検知を、図4
ないし図6のフローチャートを用いて詳細に説明する。
なお、ここでは、カラートナー(有彩色トナー)を用い
た場合について説明する。
ら出力されたトナー濃度の検知結果(二成分現像剤43
の透磁率)を表す信号を「トナー濃度検知信号」あるい
は「ATC出力」と記し、画像濃度センサ73から出力
された画像濃度の検知結果(パッチ画像の反射率)を表
す信号を「画像濃度検知信号」あるいは「パッチ出力」
と記す。また、基準電圧信号源78から出力されたトナ
ー濃度の基準電圧(基準信号)を「トナー濃度基準信
号」あるいは「基準出力」と記し、基準電圧信号源76
から出力された画像濃度の基準電圧(基準信号)を「画
像濃度基準信号」あるいは「基準出力」と記す。
カウンタ4にて原稿画像の印字率を読み取り(S1)、
CPU6にて原稿画像の印字率が予め定めた閾値より低
いか否かによって原稿画像の印字率が低印字率であるか
否かを判定する(S2)。そして、CPU6は、原稿画
像の印字率が予め定めた閾値より低ければ、予測される
トナー消費量が予め設定された基準量より少ないと判定
する。
印字率であると判定されると、図5に示すサブルーチン
1を実行した(S3)後、待機モードに復帰する(S
4)。
ンサ23によってトナー濃度検知を行った(S31)
後、CPU6にてトナー濃度検知信号(ATC出力)が
トナー濃度基準信号より大きいか否かをコンパレータ7
7からの第1の比較信号に基づいて判定する(S3
2)。S32にてトナー濃度検知信号(ATC出力)が
トナー濃度基準信号より大きくないと判定された場合に
は、CPU6にてトナー量が充分あると判定して(S3
3)、通常モードに復帰する(S34)。
TC出力)がトナー濃度基準信号より大きいと判定され
た場合には、CPU6がトナー搬送スクリュー62にト
ナー補給を実行させる(S37)。トナー補給の実行後
に、トナー濃度センサ23によってトナー濃度検知を行
い(S38)、CPU6にてトナー濃度検知信号(AT
C出力)がトナー濃度基準信号以下になったと判定され
れば(S39)、トナー量が充分あると判定して(S3
3)、通常モードに復帰する(S34)。
のトナー濃度検知、およびS39のトナー濃度判定を繰
り返し行い、CPU6にて、3回未満のトナー補給によ
りトナー濃度検知信号(ATC出力)がトナー濃度基準
信号以下になった場合には、トナー量が充分あると判定
して(S33)、通常モードに復帰する(S34)一
方、3回のトナー補給でもトナー濃度検知信号(ATC
出力)がトナー濃度基準信号より大きい場合には、トナ
ーホッパー60内に保持されている補給用トナー63が
切れたと判定して(S42)、トナーエンプティ表示を
表示装置5に行わせる(S43)。
を3回までとするために、CPU6は、トナー補給の実
行前に、その内部のカウンタをリセットして(S3
5)、カウント数nを1にし(S36)、S37〜S3
9の実行後にカウント数nが2以下であればカウント数
nに1を加え(S41)、S37〜S39の実行後にカ
ウント数nが3であればS37〜S39のループを抜け
てS42に移行する。
されると、トナー濃度センサ23によってトナー濃度検
知を行った(S5)後、CPU6にてトナー濃度検知信
号(ATC出力)がトナー濃度基準信号より大きいか否
かをコンパレータ77からの第1の比較信号に基づいて
判定する(S6)。
力)がトナー濃度基準信号より大きいと判定された場
合、画像濃度センサ73によって画像濃度検知を行った
(S7)後、CPU6にて画像濃度検知信号(パッチ出
力)が画像濃度基準信号より大きいか否かをコンパレー
タ75からの第2の比較信号に基づいて判定する(S
8)。そして、CPU6は、画像濃度検知信号(パッチ
出力)が画像濃度基準信号より大きい場合には「間欠ト
ナー補給」の実行をトナー搬送スクリュー62に行わせ
る(S9)一方、画像濃度検知信号(パッチ出力)が画
像濃度基準信号より大きくない場合には「連続トナー補
給」の実行をトナー搬送スクリュー62に行わせる(S
10)。
補給」とでは、結果的に両方ともトナー補給を行う点は
同じであるが、「連続トナー補給」は連続的にトナーを
補給するものであり補給用トナー63の補給量がより多
く、「間欠トナー補給」は間欠的にトナーを補給するも
のであり補給用トナー63の補給量がより少ない。
C出力)がトナー濃度基準信号より大きくないと判定さ
れた場合、画像濃度センサ73によって画像濃度検知を
行った(S11)後、CPU6にて画像濃度検知信号
(パッチ出力)が画像濃度基準信号より大きいか否かを
コンパレータ75からの第2の比較信号に基づいて判定
する(S12)。そして、CPU6は、画像濃度検知信
号(パッチ出力)が画像濃度基準信号より大きい場合に
はトナー搬送スクリュー62を停止させることによりト
ナー補給を停止させて(S13)待機モードに復帰する
(S4)一方、画像濃度検知信号(パッチ出力)が画像
濃度基準信号より大きくない場合には「間欠トナー補
給」の実行をトナー搬送スクリュー62に行わせる(S
14)。
と、次のようになる。 (1)ATC出力>基準出力、かつ、パッチ出力<基準
出力である場合には、「連続トナー補給」を実行し、 (2)ATC出力<基準出力、かつ、パッチ出力<基準
電圧である場合には、「間欠トナー補給」を実行し、 (3)ATC出力>基準出力、かつ、パッチ出力>基準
出力である場合には、「間欠トナー補給」を実行し、 (4)ATC出力<基準出力、かつ、パッチ出力>基準
出力である場合には、トナー補給を行わずにS4に移行
し、待機モード(待機状態)に復帰する。
タ4の出力からトナー消費量を予測し、トナー消費量が
少ない場合に、トナー濃度検知信号(ATC出力)およ
び画像濃度検知信号(パッチ出力)とに基づいてトナー
搬送スクリュー62の回転を制御することで、高品質な
画像を安定して得ることができる。一方、トナー消費量
が多い場合には、トナー濃度検知信号(ATC出力)の
みに基づいてトナー搬送スクリュー62の回転を制御す
ることで、パッチ画像の形成を省略することができるの
で、画像形成動作を高速化できるとともにランニングコ
ストを抑制できる。
0)および前記の(2)の「間欠トナー補給」を実行し
た場合、その次に、後述する図6に示すサブルーチン2
(S15)にてトナー補給を実行した後、トナーエンプ
ティ検知ルーチン(S16〜S20)にて、下記条件に
従い、トナーエンプティ表示、サブルーチン2およびト
ナーエンプティ検知ルーチンの再実行、および待機モー
ドへの復帰のいずれを行うかを決定する。
チ出力<基準出力である場合には、トナーホッパー60
内に保持されている補給用トナー63が切れたことを表
すトナーエンプティ表示を表示装置5に行わせる(S2
1)。
チ出力<基準電圧である場合には、サブルーチン2(S
15)およびエンプティ検知ルーチン(S16〜S2
0)を再実行する。
チ出力>基準出力である場合には、サブルーチン2(S
15)およびエンプティ検知ルーチン(S16〜S2
0)を再実行する。
チ出力>基準出力である場合には、トナー補給を行わず
にS4に移行し、待機モード(待機状態)に復帰する。
ーホッパー60内に補給用トナー63がないトナー切れ
の状態(トナーエンプティ)である可能性が(8)の場
合と比較して高い。このため、(6)および(7)の場
合は、エンプティ検知ルーチンを再実行させてトナーエ
ンプティの検知をより確実に行うようにしている。
ティ検知ルーチンについて説明する。サブルーチン2で
は、図6に示すように、トナー補給の実行(S53)を
2回繰り返すようになっている。すなわち、CPU6
は、まず、その内部のカウンタをリセットして(S5
1)カウント数nを1にし(S52)、トナー補給の実
行をトナー搬送スクリュー62に行わせた(S53)
後、カウント数nが2であるか否かを判定し(S5
4)、カウント数nが2でなければカウント数nに1を
加え(S55)、カウント数nが2であれば、トナーエ
ンプティ検知ルーチンに移行する。
ず、CPU6にてトナー濃度検知信号(ATC出力)が
トナー濃度基準信号より大きいか否かをコンパレータ7
7からの第1の比較信号に基づいて判定する(S1
6)。
力)がトナー濃度基準信号より大きいと判定された場
合、画像濃度センサ73によって画像濃度検知を行った
(S17)後、CPU6にて画像濃度検知信号(パッチ
出力)が画像濃度基準信号より大きいか否かをコンパレ
ータ75からの第2の比較信号に基づいて判定する(S
18)。そして、CPU6は、画像濃度検知信号(パッ
チ出力)が画像濃度基準信号より大きい場合にはS15
に戻る一方、画像濃度検知信号(パッチ出力)が画像濃
度基準信号より大きくない場合にはトナーエンプティで
あると判定してトナーエンプティ表示を表示装置5に行
わせる(S21)。
TC出力)がトナー濃度基準信号より大きくないと判定
された場合、画像濃度センサ73によって画像濃度検知
を行った(S19)後、CPU6にて画像濃度検知信号
(パッチ出力)が画像濃度基準信号より大きいか否かを
コンパレータ75からの第2の比較信号に基づいて判定
する(S20)。そして、CPU6は、画像濃度検知信
号(パッチ出力)が画像濃度基準信号より大きい場合に
はトナー量が充分であると判定して待機モードに復帰す
る(S4)一方、画像濃度検知信号(パッチ出力)が画
像濃度基準信号より大きくない場合にはS15に戻る。
タ4の出力からトナー消費量を予測し、トナー消費量が
少ない場合に、トナー濃度検知信号(ATC出力)およ
び画像濃度検知信号(パッチ出力)とに基づいてトナー
エンプティ表示を表示装置5に行わせることで、適正な
タイミングでトナー補充を行うことが可能となり、トナ
ー切れに伴う画像濃度の低下を未然に確実に防止するこ
とができる。したがって、高品質な画像が得られるとい
う効果が得られる。一方、トナー消費量が多い場合に
は、トナー濃度検知信号(ATC出力)のみに基づいて
トナーエンプティ表示を表示装置5に行わせることで、
パッチ画像の形成を省略することができるので、画像形
成動作を高速化できるとともにランニングコストを抑制
できる。
に関するものであるが、黒色トナーを用いた場合には、
前述したように反射率とトナー像の濃度との関係が逆転
するため、パッチ濃度と基準電圧との大小関係を逆にし
た制御を行えばよい。
8(a)(b)および表1・2に示すように、二成分現像
剤43中のトナー濃度の上昇に伴ってトナー濃度センサ
23の出力(ATC出力)が低下する一方、パッチ画像
の濃度の上昇に伴って画像濃度センサ73の出力(パッ
チ出力)が上昇する。このため、トナー補給は、トナー
濃度センサ23の出力(ATC出力)が基準出力より高
い場合、または、画像濃度センサ73の出力(パッチ出
力)が基準出力より低い場合に行われる。
9(a)(b)および表3・4に示すように、二成分現像
剤43中のトナー濃度の上昇に伴ってトナー濃度センサ
23の出力(ATC出力)が低下する一方、パッチ画像
の濃度の上昇に伴って画像濃度センサ73の出力(パッ
チ出力)が低下する。このため、トナー補給は、トナー
濃度センサ23の出力(ATC出力)が基準出力より高
い場合、または、画像濃度センサ73の出力(パッチ出
力)が基準出力より高い場合に行うようにすればよい。
において、黒色トナー(無彩色トナー)を用いた場合の
トナー補給制御およびトナー切れ検知を、図5、図6、
および図10のフローチャートを用いて詳細に説明す
る。
いた場合と同様にして、カウンタ4にて原稿画像の印字
率を読み取り(S1)、原稿画像の印字率が低印字率で
あるか否かを判定する(S2)。
と、図5に示すサブルーチン1を実行した(S3)後、
待機モードに復帰する(S4)。一方、S2において低
印字率であると判定されると、トナー濃度センサ23に
よってトナー濃度検知を行った(S5)後、CPU6に
てトナー濃度検知信号(ATC出力)がトナー濃度基準
信号より大きいか否かをコンパレータ77からの第1の
比較信号に基づいて判定する(S6)。以上の点につい
ては、カラートナーを用いた場合と同じである。
C出力)がトナー濃度基準信号より大きいと判定された
場合、画像濃度センサ73によって画像濃度検知を行っ
た(S7)後、CPU6にて画像濃度検知信号(パッチ
出力)が画像濃度基準信号より小さいか否かをコンパレ
ータ75からの第2の比較信号に基づいて判定する(S
108)。そして、CPU6は、画像濃度検知信号(パ
ッチ出力)が画像濃度基準信号より小さい場合には「間
欠トナー補給」の実行をトナー搬送スクリュー62に行
わせる(S9)一方、画像濃度検知信号(パッチ出力)
が画像濃度基準信号より小さくない場合には「連続トナ
ー補給」の実行をトナー搬送スクリュー62に行わせる
(S10)。
C出力)がトナー濃度基準信号より大きくないと判定さ
れた場合、画像濃度センサ73によって画像濃度検知を
行った(S11)後、CPU6にて画像濃度検知信号
(パッチ出力)が画像濃度基準信号より小さいか否かを
コンパレータ75からの第2の比較信号に基づいて判定
する(S112)。そして、CPU6は、画像濃度検知
信号(パッチ出力)が画像濃度基準信号より小さい場合
にはトナー搬送スクリュー62を停止させることにより
トナー補給を停止させて(S13)待機モードに復帰す
る(S4)一方、画像濃度検知信号(パッチ出力)が画
像濃度基準信号より小さくない場合には「間欠トナー補
給」の実行をトナー搬送スクリュー62に行わせる(S
14)。
・112のトナー補給制御をまとめると、次のようにな
る。 (1)ATC出力>基準出力、かつ、パッチ出力>基準
出力である場合には、「連続トナー補給」を実行し、 (2)ATC出力<基準出力、かつ、パッチ出力>基準
電圧である場合には、「間欠トナー補給」を実行し、 (3)ATC出力>基準出力、かつ、パッチ出力<基準
出力である場合には、「間欠トナー補給」を実行し、 (4)ATC出力<基準出力、かつ、パッチ出力<基準
出力である場合には、トナー補給を行わずにS4に移行
し、待機モード(待機状態)に復帰する。
0)および前記の(2)の「間欠トナー補給」を実行し
た場合、その次に、図6に示すサブルーチン2(S1
5)にてトナー補給を実行した後、トナーエンプティ検
知ルーチン(S16〜17・19・118・120)に
て、下記条件に従い、トナーエンプティ表示、サブルー
チン2およびトナーエンプティ検知ルーチンの再実行、
および待機モードへの復帰のいずれを行うかを決定す
る。
チ出力>基準出力である場合には、トナーホッパー60
内に保持されている補給用トナー63が切れたことを表
すトナーエンプティ表示を表示装置5に行わせる(S2
1)。
チ出力>基準電圧である場合には、サブルーチン2(S
15)およびエンプティ検知ルーチン(S16〜17・
19・118・120)を再実行する。
チ出力<基準出力である場合には、サブルーチン2(S
15)およびエンプティ検知ルーチン(S16〜17・
19・118・120)を再実行する。
チ出力<基準出力である場合には、トナー補給を行わず
にS4に移行し、待機モード(待機状態)に復帰する。
ーホッパー60内に補給用トナー63がないトナー切れ
の状態(トナーエンプティ)である可能性が(8)の場
合と比較して高い。このため、(6)および(7)の場
合は、エンプティ検知ルーチンを再実行させてトナーエ
ンプティの検知をより確実に行うようにしている。
いて説明する。トナーエンプティ検知ルーチンでは、ま
ず、CPU6にてトナー濃度検知信号(ATC出力)が
トナー濃度基準信号より大きいか否かをコンパレータ7
7からの第1の比較信号に基づいて判定する(S1
6)。
力)がトナー濃度基準信号より大きいと判定された場
合、画像濃度センサ73によって画像濃度検知を行った
(S17)後、CPU6にて画像濃度検知信号(パッチ
出力)が画像濃度基準信号より小さいか否かをコンパレ
ータ75からの第2の比較信号に基づいて判定する(S
118)。そして、CPU6は、画像濃度検知信号(パ
ッチ出力)が画像濃度基準信号より小さい場合にはS1
5に戻る一方、画像濃度検知信号(パッチ出力)が画像
濃度基準信号より小さくない場合にはトナーエンプティ
であると判定してトナーエンプティ表示を表示装置5に
行わせる(S21)。
TC出力)がトナー濃度基準信号より大きくないと判定
された場合、画像濃度センサ73によって画像濃度検知
を行った(S19)後、CPU6にて画像濃度検知信号
(パッチ出力)が画像濃度基準信号より小さいか否かを
コンパレータ75からの第2の比較信号に基づいて判定
する(S120)。そして、CPU6は、画像濃度検知
信号(パッチ出力)が画像濃度基準信号より小さい場合
にはトナー量が充分であると判定して待機モードに復帰
する(S4)一方、画像濃度検知信号(パッチ出力)が
画像濃度基準信号より小さくない場合にはS15に戻
る。
合には、カラートナーを用いた場合に対してパッチ濃度
と基準電圧との大小関係を逆にしたトナー補給制御およ
びトナーエンプティ検知を行う。これにより、カラート
ナーを用いた場合と同様の効果が得られる。
について、図2、図5〜7、および図11に基づいて説
明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前
記実施の形態1にて示した各部材と同一の機能を有する
部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
トナー消費量を予測していたのに対し、本実施の形態で
は、トナーホッパーの駆動状態からトナー消費量を検知
する点が実施の形態1と異なるだけであり、基本的な動
作は実施の形態1と同一である。
複写機は、図2に示すように、実施の形態1のカラーデ
ジタル複写機におけるカウンタ4に代えて、モータ駆動
回路8の通電状態からトナー搬送スクリュー62の駆動
状態を検知することにより補給用トナー63の補給動作
を検知する駆動状態判定手段(補給動作検知手段)9を
備えている。そして、本実施の形態では、CPU6が、
駆動状態判定手段9で検知されたトナー搬送スクリュー
62の駆動状態に基づいてトナーの消費量を検知し、予
測されたトナーの消費量と、トナー濃度センサ23の出
力および画像濃度センサの出力とに基づいて、トナー搬
送スクリュー62による補給用トナー63の搬送を制御
するようになっている。
において、カラートナー(有彩色トナー)を用いた場合
のトナー補給制御およびトナー切れ検知を、図5ないし
図7のフローチャートを用いて説明する。
びトナー切れ検知では、まず、駆動状態判定手段9にて
トナー搬送スクリュー62の駆動状態を検知し(S6
1)、CPU6にてトナー搬送スクリュー62の駆動状
態から、トナーの消費量が予め設定された基準量より少
ないか否かを判定する(S62)。この判定は、トナー
搬送スクリュー62の動作時間が予め定めた時間より長
いか否かによって行えばよい。
れた基準量より多いと判定されると、図5に示すサブル
ーチン1を実行した(S63)後、待機モードに復帰す
る(S64)。一方、S2においてトナーの消費量が予
め設定された基準量より少ないと判定されると、S65
〜81を実行する。S65〜81は、図1のS5〜21
と同一である。また、S75のサブルーチン2の内容
は、図6に示す通りであり、図1のS15のサブルーチ
ン2の内容と同一である。
において、黒色トナー(無彩色トナー)を用いた場合の
トナー補給制御およびトナー切れ検知を、図5、図6、
および図11のフローチャートを用いて説明する。
に、駆動状態判定手段9にてトナー搬送スクリュー62
の駆動状態を検知し(S61)、CPU6にてトナー搬
送スクリュー62の駆動状態から、トナーの消費量が予
め設定された基準量より少ないか否かを判定する(S6
2)。
れた基準量より多いと判定されると、図5に示すサブル
ーチン1を実行した(S63)後、待機モードに復帰す
る(S64)。
設定された基準量より少ないと判定されると、S65〜
67・69〜71・73〜77・79・81・168・
172・178・180を実行する。S65〜67・6
9〜71・73〜77・79・81・168・172・
178・180は、図10のS5〜7・9〜11・13
〜17・19・21・108・112・118・120
と同一である。また、S75のサブルーチン2の内容
は、図6に示す通りであり、図1のS15のサブルーチ
ン2の内容と同一である。
ナー搬送スクリュー62の駆動状態から検知したトナー
消費量に基づいてトナー補給制御およびトナー切れ検知
を行う。これにより、実施の形態1と同様の効果を得る
ことができる。
の形態について、図3に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1にて
示した各部材と同一の機能を有する部材には、同一の符
号を付記し、その説明を省略する。
7を用いる間接法の電子写真式のカラーデジタル複写機
について説明したが、本実施形態の画像形成装置は、図
3に示すように、転写体を用いない直接法の電子写真式
のカラーデジタル複写機となっている。
写機は、実施の形態1のカラーデジタル複写機における
転写ドラム47を省き、画像濃度センサ73に代えて、
感光体ドラム40上に形成されたパッチ画像の電位を検
知することによりパッチ画像の濃度を検知する電位セン
サ(画像濃度検知手段)27を設けたものであり、基本
的な動作は実施の形態1と同一である。
切れ検知は、コンパレータ75における第2の比較信号
の生成において、画像濃度センサ73の出力の代わりに
電位センサ27の出力を用いる点が実施の形態1と異な
るだけであり、その他の点は実施の形態1と同一であ
る。このようなトナー補給制御およびトナー切れ検知に
よっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができ
る。
実施形態のカラーデジタル複写機に限定されるものでは
なく、感光体や誘電体等の像担持体上に、電子写真方式
や静電記録方式等によって入力画像情報に対応して静電
潜像を形成し、この静電潜像を現像手段により非磁性ト
ナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いて現像し
て、トナー像(可視像)を形成する構成を備えた画像形
成装置であれば適用可能である。したがって、本発明の
画像形成装置は、カラーデジタル複写機以外の複写機、
プリンタ、ファクシミリ装置などにも適用可能である。
は、以上のように、現像手段における二成分現像剤中の
トナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、像担持体
の表面上に形成した基準トナー像の画像濃度を検知する
画像濃度検知手段と、入力画像情報から画像の印字率を
求める印字率演算手段と、印字率演算手段の演算結果に
基づいてトナーの消費量を検知し、検知されたトナーの
消費量と、トナー濃度検知手段の検知結果および画像濃
度検知手段の検知結果とに基づいて、トナー補給手段に
よるトナーの補給を制御するトナー補給制御手段とを備
える構成である。
てトナーの消費量を検知し、検知されたトナーの消費量
から精密なトナーの補給制御が必要か否かによって、ト
ナーの補給制御の方式を変更することができる。
場合には、トナー濃度検知手段の検知結果と画像濃度検
知手段の検知結果との双方に基づいて高品質な画像を安
定して得ることができる一方、精密なトナーの補給制御
が必要でない場合には、トナー濃度検知手段の検知結果
のみを用いることで基準トナー像の形成を省略すること
ができ、画像形成動作を高速化できるとともに、ランニ
ングコストを抑制できる。
定して得ることができ、しかも動作速度に優れたランニ
ングコストの低い画像形成装置を提供することができる
という効果を奏する。
以上のように、現像手段における二成分現像剤中のトナ
ー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、像担持体の表
面上に形成した基準トナー像の画像濃度を検知する画像
濃度検知手段と、トナー補給手段の動作状態を検知する
トナー補給動作検知手段と、トナー補給動作検知手段の
検知結果に基づいてトナーの消費量を検知し、検知され
たトナーの消費量と、トナー濃度検知手段の検知結果お
よび画像濃度検知手段の検知結果に基づいてトナー補給
手段によるトナーの補給を制御するトナー補給制御手段
を備える構成である。
状態に基づいてトナーの消費量を検知し、検知されたト
ナーの消費量から精密なトナーの補給制御が必要か否か
によって、トナーの補給制御の方式を変更することがで
きる。
場合には、トナー濃度検知手段の検知結果と画像濃度検
知手段の検知結果との双方に基づいて高品質な画像を安
定して得ることができる一方、精密なトナーの補給制御
が必要でない場合には、トナー濃度検知手段の検知結果
のみを用いることで基準トナー像の形成を省略すること
ができ、画像形成動作を高速化できるとともに、ランニ
ングコストを抑制できる。
定して得ることができ、しかも動作速度に優れたランニ
ングコストの低い画像形成装置を提供することができる
という効果を奏する。
以上のように、上記トナー補給制御手段が、検知された
トナーの消費量が予め設定された基準量より少ないとき
には、トナー濃度検知手段の検知結果および画像濃度検
知手段の検知結果の双方に基づいてトナー補給手段によ
るトナーの補給を制御する一方、検知されたトナーの消
費量が基準量より多いときには、トナー濃度検知手段の
検知結果のみに基づいてトナー補給手段によるトナーの
補給を制御する構成である。
より少ない場合には、トナー濃度検知手段の検知結果と
画像濃度検知手段の検知結果との双方に基づいて高品質
な画像を安定して得ることができる一方、トナー消費量
が基準量より多い場合には、トナー濃度検知手段の検知
結果のみを用いることで基準トナー像の形成を省略する
ことができ、画像形成動作を高速化できるとともに、ラ
ンニングコストを抑制できる。
定して得ることができ、しかも動作速度に優れたランニ
ングコストの低い画像形成装置を提供することができる
という効果を奏する。
以上のように、上記トナー補給手段が、トナー槽内に保
持された補給用トナーを現像手段へ搬送するものであ
り、検知されたトナーの消費量とトナー濃度検知手段の
検知結果および画像濃度検知手段の検知結果とに基づい
て、トナー槽内に保持された補給用トナーの量を検知す
るトナー量検知手段がさらに備えられている構成であ
る。
状態に基づいてトナーの消費量を検知し、検知されたト
ナーの消費量から精密な補給用トナーの保持量の検知が
必要か否かによって補給用トナーの保持量の検知方式を
変更することができる。
トナーの保持量の検知が必要であると判断される場合に
は、トナー濃度検知手段の検知結果と画像濃度検知手段
の検知結果とに基づいて補給用トナーの保持量の検知を
行うことにより、トナー補充の要否を正確に決定して適
正なタイミングでトナー補充を行うことが可能となる。
それゆえ、トナー切れに伴う画像濃度の低下を未然に確
実に防止することができ、高品質な画像が得られるとい
う効果が得られる。
ナーの保持量の検知が必要でないと判断される場合に
は、トナー濃度検知手段の検知結果のみを用いることで
基準トナー像を形成する必要がなくなる。それゆえ、画
像形成装置の動作速度の低下を抑制できるとともに、基
準トナー像を形成するための無駄なトナー消費を防ぎ、
ランニングコストを抑制することができるという効果も
得られる。
上記の課題を解決するために、請求項4記載の画像形成
装置において、上記トナー量検知手段は、検知されたト
ナーの消費量が予め設定された基準量より少ないときに
は、トナー濃度検知手段の検知結果および画像濃度検知
手段の検知結果の双方に基づいて補給用トナーの量を検
知する一方、検知されたトナーの消費量が基準量より多
いときには、トナー濃度検知手段の検知結果のみに基づ
いて補給用トナーの量を検知することを特徴としてい
る。
量より少ない場合には、トナー濃度検知手段の検知結果
と画像濃度検知手段の検知結果とに基づいて補給用トナ
ーの量を検知することで、適正なタイミングでトナー補
充を行うことが可能となり、トナー切れに伴う画像濃度
の低下を未然に確実に防止することができる。したがっ
て、高品質な画像が得られるという効果が得られる。
が基準量より多いときには、トナー濃度検知手段の検知
結果のみを用いるので、基準トナー像を形成する必要が
ない。それゆえ、画像形成動作を高速化できるととも
に、基準トナー像を形成するための無駄なトナー消費を
防ぎ、ランニングコストを抑制することができるという
効果も得られる。
す概略図である。
示す概略図である。
形態を示す概略図である。
を用いた場合のトナー補給制御およびトナー切れ検知の
流れを示すフローチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
を用いた場合のトナー補給制御およびトナー切れ検知の
流れを示すフローチャートである。
およびパッチ出力とトナー濃度および画像濃度との関係
を示すグラフであり、(a)はATC出力とトナー濃度
との関係を示すグラフ、(b)はパッチ出力と画像濃度
との関係を示すグラフである。
よびパッチ出力とトナー濃度および画像濃度との関係を
示すグラフであり、(a)はATC出力とトナー濃度と
の関係を示すグラフ、(b)はパッチ出力と画像濃度と
の関係を示すグラフである。
を用いた場合のトナー補給制御およびトナー切れ検知の
流れを示すフローチャートである。
を用いた場合のトナー補給制御およびトナー切れ検知の
流れを示すフローチャートである。
段) 7 メモリ 8 モータ駆動回路 9 駆動状態判定手段 10 露光装置(潜像形成手段) 21 原稿 23 トナー濃度センサ(トナー濃度検知手段) 27 電位センサ(画像濃度検知手段) 28 トナー補給モータ 40 感光体ドラム(像担持体) 43 二成分現像剤 44 現像装置(現像手段) 44a 現像ローラ 47 転写ドラム 60 トナーホッパー(トナー槽) 62 トナー搬送スクリュー 63 補給用トナー 72 パッチ画像信号源 73 画像濃度センサ(画像濃度検知手段) 75 コンパレータ 76 基準電圧信号源 77 コンパレータ 78 基準電圧信号源
Claims (5)
- 【請求項1】静電潜像をその表面上に保持しうる像担持
体と、入力画像情報に応じた静電潜像を像担持体の表面
上に形成する潜像形成手段と、上記静電潜像をトナーお
よびキャリアからなる二成分現像剤によって現像しトナ
ー像を形成する現像手段と、現像手段にトナーを補給す
るトナー補給手段とを備える画像形成装置であって、 上記現像手段における二成分現像剤中のトナー濃度を検
知するトナー濃度検知手段と、 像担持体の表面上に形成した基準トナー像の画像濃度を
検知する画像濃度検知手段と、 入力画像情報から画像の印字率を求める印字率演算手段
と、 印字率演算手段の演算結果に基づいてトナーの消費量を
検知し、検知されたトナーの消費量と、トナー濃度検知
手段の検知結果および画像濃度検知手段の検知結果とに
基づいて、トナー補給手段によるトナーの補給を制御す
るトナー補給制御手段とを備えることを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項2】静電潜像をその表面上に保持しうる像担持
体と、入力画像情報に応じた静電潜像を像担持体の表面
上に形成する潜像形成手段と、上記静電潜像をトナーお
よびキャリアからなる二成分現像剤によって現像しトナ
ー像を形成する現像手段と、現像手段にトナーを補給す
るトナー補給手段とを備える画像形成装置であって、 上記現像手段における二成分現像剤中のトナー濃度を検
知するトナー濃度検知手段と、 像担持体の表面上に形成した基準トナー像の画像濃度を
検知する画像濃度検知手段と、 トナー補給手段の動作状態を検知するトナー補給動作検
知手段と、 トナー補給動作検知手段の検知結果に基づいてトナーの
消費量を検知し、検知されたトナーの消費量と、トナー
濃度検知手段の検知結果および画像濃度検知手段の検知
結果に基づいてトナー補給手段によるトナーの補給を制
御するトナー補給制御手段を備えることを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項3】上記トナー補給制御手段が、検知されたト
ナーの消費量が予め設定された基準量より少ないときに
は、トナー濃度検知手段の検知結果および画像濃度検知
手段の検知結果の双方に基づいてトナー補給手段による
トナーの補給を制御する一方、検知されたトナーの消費
量が基準量より多いときには、トナー濃度検知手段の検
知結果のみに基づいてトナー補給手段によるトナーの補
給を制御することを特徴とする請求項1または2記載の
画像形成装置。 - 【請求項4】上記トナー補給手段が、トナー槽内に保持
された補給用トナーを現像手段へ搬送するものであり、 検知されたトナーの消費量とトナー濃度検知手段の検知
結果および画像濃度検知手段の検知結果とに基づいて、
トナー槽内に保持された補給用トナーの量を検知するト
ナー量検知手段がさらに備えられていることを特徴とす
る請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装
置。 - 【請求項5】上記トナー量検知手段は、検知されたトナ
ーの消費量が予め設定された基準量より少ないときに
は、トナー濃度検知手段の検知結果および画像濃度検知
手段の検知結果の双方に基づいて補給用トナーの量を検
知する一方、検知されたトナーの消費量が基準量より多
いときには、トナー濃度検知手段の検知結果のみに基づ
いて補給用トナーの量を検知することを特徴とする請求
項4記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01718899A JP3474475B2 (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000214672A true JP2000214672A (ja) | 2000-08-04 |
JP3474475B2 JP3474475B2 (ja) | 2003-12-08 |
Family
ID=11936976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01718899A Expired - Lifetime JP3474475B2 (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3474475B2 (ja) |
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-
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- 1999-01-26 JP JP01718899A patent/JP3474475B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3474475B2 (ja) | 2003-12-08 |
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