JP6555632B2 - レンズ交換式カメラ - Google Patents
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Description
(1)発光が禁止される、
(2)発光が点滅される、
(3)発光色が第一の状態での発光色に対して変更される、又は、
(4)発光色が第一の状態での発光色に対して変更され且つ発光が点滅される。
図1は、本実施形態の撮影装置1の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、撮影装置1は、カメラ本体部10及びカメラ本体部10に着脱可能に装着される交換レンズ20を備えている。
[発光部108aの発光制御フロー]
図6に、CPU100による発光部108aの発光制御フローであって、撮影領域内に収まる人物数の報知フローを示す。また、図7〜図9に、本フローの説明を補助する図を示す。図7〜図9には、LCD124の表示画面に表示されるライブビューとそれに対応する発光部108aの発光例を概略的に示す。本フローは、例えば、撮影装置1の電源投入後、撮影が可能な状態に遷移した時点(例えばライブビューの表示を開始した時点等)で開始され、撮影ができない状態に遷移した時点(例えば再生モードへ遷移した時点等)で終了する。
本処理ステップS11では、フレームメモリにバッファリングされた撮影画像データから人物の顔が写る顔領域が検出される。例示的には、顔独自の特徴を持つ領域(例えば肌色を持つ領域、目を持つ領域、顔の形状を持つ領域等)が複合的に判断されて顔領域が検出される。なお、顔領域の検出アルゴリズムは周知であるため、その具体的説明は省略する。
本処理ステップS12では、処理ステップS11(顔領域の検出)にて検出された顔領域と同じ数の発光部108aが例えば緑色で点灯される。具体的には、顔領域の検出数が1つの場合(図7(a)参照)は1つの発光部108aが点灯され(図7(b)参照)、顔領域の検出数が2つの場合(図8(a)参照)は2つの発光部108aが点灯される(図8(b)参照)。また、顔領域の検出数が6以上の場合は、一律に、5つ全ての発光部108aが点灯される。撮影者は、例えば自分撮りする場合に撮影したい人物全てが撮影領域内に収まっているか否かを、複数の発光部108aの点灯状態を視認することで容易に把握することができる。
ライブビューは、通常、LCD124の表示画面内で等倍表示されている。ここでいう等倍表示とは、例えば、本来の撮影領域(固体撮像素子112の有効画素領域全体に対応する画角)のライブビュー全体を、表示画面内の規定の表示領域(ライブビュー用の表示領域)全体にフィットさせたときの表示倍率をいう。
ケース1では、ライブビューの拡大表示操作の入力が検知されると、図9(b)に示されるように、全ての発光部108aの点灯が禁止される。撮影者は、全ての発光部108aの消灯を視認することにより、ライブビューが拡大表示中(すなわち、撮影領域内に収まる顔領域の数を正しく検出することができない状況)であることを把握することができる。
ケース2では、ライブビューの拡大表示操作の入力が検知されると、図9(c)に示されるように、ライブビューの等倍表示時に点灯していた発光部108a(又は少なくとも1つの規定の発光部108a)の発光が点滅に変わる。撮影者は、発光部108aの点滅を視認することにより、発光部108aの発光状態が必ずしも撮影領域内に収まる顔領域の数を表しているわけではないことを把握することができる。
ケース3では、ライブビューの拡大表示操作の入力が検知されると、図9(d)に示されるように、ライブビューの等倍表示時に点灯していた発光部108a(又は少なくとも1つの規定の発光部108a)の発光色(緑色)が他の色(例えば赤)に変更される。撮影者は、発光部108aの発光色を視認することにより、発光部108aの発光状態が必ずしも撮影領域内に収まる顔領域の数を表しているわけではないことを把握することができる。
ケース4では、ライブビューの拡大表示操作の入力が検知されると、ライブビューの等倍表示時に点灯していた発光部108a(又は少なくとも1つの規定の発光部108a)の発光色(緑色)が他の色(例えば赤)に変更され且つ発光が点滅される。撮影者は、発光部108aの発光色及び点滅を視認することにより、発光部108aの発光状態が必ずしも撮影領域内に収まる顔領域の数を表しているわけではないことを把握することができる。
図10は、ケース5における発光部108aの発光制御フローを示す。本フローは、例えば、ライブビューの拡大表示操作の入力を検知すると同時に開始され、ライブビューの拡大表示が解除されるまで継続する。
本処理ステップS21では、姿勢検出部106の出力に基づいて撮影装置1の姿勢の変化が検出される。例えば、姿勢検出部106より周期的に出力される姿勢情報がモニタリングされ、姿勢情報に変化が生じた場合に又は姿勢情報の変化量が所定の許容範囲を超えた場合に、姿勢の変化が検出される。
本処理ステップS22は、処理ステップS21(姿勢変化の検出)にて撮影装置1の姿勢の変化が検出されない場合(S21:NO)に実行される。例えば、記念撮影等で撮影装置1が固定され且つ被写体も静止状態にあることが担保されている撮影シーンが考えられる。この場合は、原則、撮影領域内に収まる顔領域の数が変化しない。そのため、本処理ステップS22では、ライブビューの拡大表示操作前(すなわち等倍表示時)と同じ点灯状態が継続される。すなわち、ライブビューの拡大表示操作後の固体撮像素子112の読出し領域に含まれる顔領域の検出数に拘わらず、拡大表示操作前と同じ数の発光部108aが点灯される。
本処理ステップS23は、処理ステップS21(姿勢変化の検出)にて撮影装置1の姿勢の変化が検出された場合(S21:YES)に実行される。この場合、撮影装置1の姿勢の変化に伴い、撮影領域がライブビューの等倍表示時と比べて変わる。そのため、処理ステップS22(発光状態の継続)と同様にライブビューの拡大表示操作前と同じ点灯状態が継続されると、撮影領域内に収まる顔領域の数と発光部108aの点灯数との整合が取れず、撮影者に誤った情報が報知される虞がある。
[発光部108aの発光制御フロー]
図11に、CPU100による発光部108aの発光制御フローであって、セルフタイマ撮影時のカウントダウンの報知フローを示す。図12に、本フローの説明を補助する図を示す。本フローは、例えば操作部102を介してセルフタイマ撮影(10秒後撮影)の指示操作が行われると同時に開始される。
本処理ステップS31では、所定のカウント値nが「10」に設定される。本フローにおいて、カウント値nは、1秒経過毎に1デクリメントされる。そのため、カウント値n=10は、10秒後に撮影が行われることを示す。
本処理ステップS32では、図12(a)に示されるように、5つ全ての発光部108aが点灯される。
本処理ステップS33では、処理ステップS31(カウント値nの設定)にてカウント値nが設定された後、一秒経過後に、カウント値nが1デクリメントされる。
本処理ステップS34では、カウント値nが「5」か否かが判定される。カウント値nが「5」でない場合は(S34:NO)、処理ステップS33(カウント値nのデクリメント)に戻り、前回のデクリメント処理後、一秒経過後に、カウント値nが1デクリメントされる。次いで、本処理ステップS34が再度実行される。カウント値nが「5」の場合は(S34:YES)、処理ステップS35(カウント値nのデクリメント)に進む。
本処理ステップS35では、前回のデクリメント処理後、一秒経過後に、カウント値nが1デクリメントされる。
本処理ステップS36では、点灯中の発光部108aのうち1つの発光部108aが消灯される。
本処理ステップS37では、カウント値nが「0」か否かが判定される。カウント値nが「0」でない場合は(S37:NO)、処理ステップS35(カウント値nのデクリメント)及び処理ステップS36(発光部108aの消灯)が再度実行された後、本処理ステップS37が再度実行される。カウント値nが「0」の場合は(S37:YES)、処理ステップS38(撮影処理の実行)に進む。
本処理ステップS38では、撮影処理が自動実行されることにより、撮影領域内に収まる被写体に対するセルフタイマ撮影が行われる。これにより、本フローが終了する。
10 カメラ本体部
10a 筐体
11 グリップ
11a (グリップの)前面
12 マウント部
13 マウント周辺部
14 (筐体10aの前面に形成された)面
20 交換レンズ
100 CPU
102 操作部
104 駆動回路
106 姿勢検出部
108 情報報知部
108a 発光部
110 シャッタ
112 固体撮像素子
114 信号処理回路
116 画像処理エンジン
118 バッファメモリ
120 カード用インタフェース
122 LCD制御回路
124 LCD
126 ROM
200 撮影レンズ
202 絞り
300 メモリカード
Claims (17)
- 筐体前面の中で被写体側に突出した突出部の前面に配置された複数の発光手段と、
撮影待機状態において被写体に報知すべき所定の情報を取得し、取得された情報に基づいて前記複数の発光手段の発光制御を行う発光制御手段と、
交換レンズが着脱可能に装着されるマウント部と、
前記筐体前面に形成された、前記マウント部を取り囲うマウント周辺部と、
を備え、
前記突出部は、
前記マウント周辺部を挟んで前記マウント部から離れて位置し、
前記複数の発光手段は、
前記突出部の前面の中で、中央の領域よりも前記マウント部から離れた遠位領域に配置されている、
レンズ交換式カメラ。 - 前記突出部の前面は、
前記筐体に形成されたグリップの前面である、
請求項1に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記複数の発光手段は、
前記グリップの前面の中で前記マウント部から離れた位置に寄せて配置されている、
請求項2に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記複数の発光手段は、
前記グリップの長手方向に沿って少なくとも一列に並べて配置されている、
請求項2又は請求項3に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記複数の発光手段は、
前記長手方向に等ピッチで配置されている、
請求項4に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記複数の発光手段は、
前記グリップの前面の中で前記筐体の上面側に寄せて配置されている、
請求項2から請求項5の何れか一項に記載のレンズ交換式カメラ。 - 被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段の出力に基づいて撮影画像データを生成する撮影画像データ生成手段と、
生成された撮影画像データから人物の顔が写る顔領域を検出する顔領域検出手段と、
を備え、
前記撮影待機状態において被写体に報知すべき所定の情報は、前記人物の顔が写る顔領域の数であり、
前記発光制御手段は、
前記顔領域検出手段によって検出された顔領域の数に基づいて前記複数の発光手段の発光制御を行う、
請求項1から請求項6の何れか一項に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記発光制御手段は、
前記顔領域検出手段によって検出された顔領域と同じ数の前記発光手段を発光させる、
請求項7に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記撮影画像データに基づいて撮影画像を表示画面に表示する表示手段と、
前記表示画面内における前記撮影画像の表示範囲を指定する表示範囲指定手段と、
を備え、
前記画像データ生成手段は、
前記表示範囲指定手段によって指定された表示範囲に対応する画素領域を読み出して前記撮影画像データを生成し、
前記撮影待機状態において被写体に報知すべき所定の情報は、前記撮像手段の有効画素領域の全体に収まる顔領域の数と、前記表示範囲指定手段によって指定された表示範囲に収まる顔領域の数とが一致しないという情報であり、
前記発光制御手段は、
前記表示範囲指定手段により前記表示範囲が指定されると、前記撮像手段の有効画素領域の全体に収まる顔領域の数と、該表示範囲指定手段によって指定された表示範囲に収まる顔領域の数とが一致しない虞があるとして、前記複数の発光手段を、該表示範囲の指定の無い第一の状態と異なる発光状態で発光制御する、
請求項7又は請求項8に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記撮影画像データに基づいて撮影画像を表示画面に表示する表示手段と、
前記表示画面内における前記撮影画像の表示範囲を指定する表示範囲指定手段と、
前記筐体の姿勢を検出する姿勢検出手段と、
を備え、
前記画像データ生成手段は、
前記表示範囲指定手段によって指定された表示範囲に対応する画素領域を読み出して前記撮影画像データを生成し、
前記撮影待機状態において被写体に報知すべき所定の情報は、前記撮像手段の有効画素領域の全体に収まる顔領域の数と、前記表示範囲指定手段によって指定された表示範囲に収まる顔領域の数とが一致しないという情報であり、
前記発光制御手段は、
前記表示範囲指定手段により前記表示範囲が指定されている状態で前記姿勢検出手段により前記姿勢の変化が検出されると、前記撮像手段の有効画素領域の全体に収まる顔領域の数と、該表示範囲指定手段によって指定された表示範囲に収まる顔領域の数とが一致しない虞があるとして、前記複数の発光手段を、該姿勢の変化の検出前である第一の状態と異なる発光状態で発光制御する、
請求項7又は請求項8に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記発光手段は、
前記異なる発光状態の発光制御により、
(1)発光が禁止される、
(2)発光が点滅される、
(3)発光色が前記第一の状態での発光色に対して変更される、又は、
(4)発光色が前記第一の状態での発光色に対して変更され且つ発光が点滅される、
請求項9又は請求項10に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記撮影画像データに基づいて撮影画像を表示画面に表示する表示手段と、
前記表示画面内における前記撮影画像の表示範囲を指定する表示範囲指定手段と、
を備え、
前記画像データ生成手段は、
前記表示範囲指定手段による表示範囲の指定の有無に拘わらず既定の画素領域を読み出して前記撮影画像データを生成し、
前記発光制御手段は、
前記表示範囲指定手段による前記表示範囲の指定の有無に拘わらず前記複数の発光手段を同じ方法で発光制御する、
請求項7又は請求項8に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記撮影画像データに基づいて撮影画像を表示画面に表示する表示手段と、
前記表示画面内における前記撮影画像の表示範囲を指定する表示範囲指定手段と、
を備え、
前記顔領域検出手段は、
前記表示範囲指定手段により前記表示範囲が指定されると、前記顔領域の検出を停止する、
請求項7又は請求項8に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記表示範囲指定手段は、
少なくとも、前記表示画面内における前記撮影画像の拡大表示倍率を指定する、
請求項9から請求項13の何れか一項に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記顔領域検出手段による前記顔領域の検出範囲を設定する検出範囲設定手段
を備え、
前記発光制御手段は、
前記検出範囲設定手段により設定された検出範囲毎に前記複数の発光手段を異なる態様で発光させる、
請求項7から請求項14の何れか一項に記載のレンズ交換式カメラ。 - 被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段による撮像のタイミングを指示する指示手段と、
を備え、
前記撮影待機状態において被写体に報知すべき所定の情報は、前記タイミングに達するまでの時間の情報であり、
前記発光制御手段は、
前記タイミングに達するまでの所定時間内において前記複数の発光手段の発光状態を刻々と変化させる、
請求項7から請求項15の何れか一項に記載のレンズ交換式カメラ。 - 前記発光手段は、
n個配置されており、
前記発光制御手段は、
前記タイミングに達するまでの時間がn秒以上あるときにn個の前記発光手段を全て発光させ、該時間がn秒を切ると、1秒経過毎に前記発光手段を1つずつ消灯させ、
前記撮像手段は、
前記発光手段が全て消灯された時点で被写体を撮像する、
請求項16に記載のレンズ交換式カメラ。
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