JP6552572B2 - 熱伝導性樹脂成形品 - Google Patents
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Description
樹脂と熱伝導性フィラーとを有する熱伝導性樹脂シートであって、
前記熱伝導性フィラーは前記熱伝導性樹脂シートの略厚さ方向に配向し、
前記熱伝導性樹脂シートにおける前記熱伝導性フィラーの体積充填率が20〜80体積%であり、
前記樹脂の隣接するウェルドラインが、前記熱伝導性樹脂シートの略厚さ方向において、前記熱伝導性樹脂シートの第一の面から第二の面まで成されており、
前記熱伝導性フィラーが面方向に配向した前記樹脂のシート状前駆体を、前記面方向に略垂直な方向に折り畳みながら融着させることにより得られること、
を特徴とする熱伝導性樹脂シート、を提供する。
図1は、本発明の熱伝導性樹脂シートの厚さ方向に平行な概略断面図である。熱伝導性樹脂シート1は、樹脂2と熱伝導性フィラー4とを有しており、熱伝導性フィラー4が熱伝導性樹脂シート1の略厚さ方向に配向している。
図2は、本発明の熱伝導性樹脂シートの製造方法の一例を示す概念図であり、押出機の先端部分及びTダイの断面概略図が示されている。熱伝導性フィラー4を含む樹脂シートの樹脂組成物は、スクリュー8によって撹拌・混練され、流路10に沿って第一ギャップ12に導入される。
表1に記載の配合にて、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、促進剤、及び可塑剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを作製した。EPDMに対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は60%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは3000μmであった。
表1に記載の配合にて、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、促進剤、及び可塑剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを作製した。EPDMに対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は60%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは150μmである。
表1に記載の配合にて、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、促進剤、及び可塑剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを得た。EPDMに対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は50%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは3000μmであった。
表1に記載の配合にて、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、促進剤、及び可塑剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを得た。EPDMに対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は65%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは3000μmであった。
表1に記載の配合にて、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)に対してピッチ系炭素繊維及び黒鉛を2本ロールで練り込み、リボンシートを得た。EPDMに対するフィラーの体積分率は60%(ピッチ系炭素繊維:30%,黒鉛:30%)とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラー及び黒鉛フィラーの長さはそれぞれ3000μmと250μmであった。
表1に記載の配合にて、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、促進剤、及び可塑剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを得た。EPDMに対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は60%とした。
表1に記載の配合にて、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、促進剤、及び可塑剤を2本ロールで練り込み、ゴムシートを得た。EPDMに対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は10%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは3000μmであった。
表1に記載の配合にて、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体(EPDM)に対して球状アルミナを2本ロールで練り込み、ゴムシートを得た。EPDMに対する球状アルミナフィラーの体積分率は60%とした。なお、用いた球状アルミナフィラーの直径は40μmであり、シートに分散した後の形状変化は認められなかった。
表3に記載の配合にて、シリコーン樹脂に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、及び促進剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを作製した。シリコーン樹脂に対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は65%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは3000μmであった。
表3に記載の配合にて、シリコーン樹脂に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、及び促進剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを作製した。シリコーン樹脂に対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は50%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは3000μmである。
表3に記載の配合にて、シリコーン樹脂に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、及び促進剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを得た。シリコーン樹脂に対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は40%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは3000μmであった。
表3に記載の配合にて、シリコーン樹脂に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、及び促進剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを得た。シリコーン樹脂に対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は30%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは3000μmであった。
表3に記載の配合にて、シリコーン樹脂に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、及び促進剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを得た。シリコーン樹脂に対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は20%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは3000μmであった。
表3に記載の配合にて、シリコーン樹脂に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、及び促進剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを得ようとしたが、押出し不可能であった。シリコーン樹脂に対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は85%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは3000μmであった。
表3に記載の配合にて、シリコーン樹脂に対してピッチ系炭素繊維、架橋剤、及び促進剤を2本ロールで練り込み、リボンシートを得た。シリコーン樹脂に対するピッチ系炭素繊維フィラーの体積分率は10%とした。なお、用いたピッチ系炭素繊維フィラーの長さは3000μmであった。
2・・・樹脂、
4・・・熱伝導性フィラー、
6・・・ウェルドライン、
8・・・スクリュー、
10・・・流路、
12・・・第一ギャップ、
14・・・第二ギャップ。
Claims (3)
- シリコーン樹脂と熱伝導性フィラーとを有する熱伝導性樹脂シートであって、
前記熱伝導性フィラーは前記熱伝導性樹脂シートの略厚さ方向に配向し、
前記熱伝導性樹脂シートにおける前記熱伝導性フィラーの体積充填率が50〜65体積%であり、
前記熱伝導性樹脂シートの熱伝導率が25W/mK以上であり、
前記熱伝導性樹脂シートは、前記熱伝導性フィラーが面方向に配向した前記シリコーン樹脂のシート状前駆体を、前記面方向に略垂直な方向に折り畳みながら融着させることにより得られること、
を特徴とする熱伝導性樹脂シート。 - 前記熱伝導性フィラーがピッチ系の炭素繊維であること、
を特徴とする請求項1に記載の熱伝導性樹脂シート。 - 前記シリコーン樹脂がパーオキサイド架橋系の加硫ゴムであること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の熱伝導性樹脂シート。
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