JP6552435B2 - 収穫機 - Google Patents

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Description

本発明は、収穫機、詳しくは、走行機体の前方に設けられた収穫部と、前記収穫部によって収穫された収穫物を走行機体後方向きに搬送するフィーダと、を備え、前記フィーダは、フィーダケースの左右の側板部の夫々に支持される筒状のボス部と、左右の前記ボス部を挿通した状態で左右の前記ボス部に相対回転可能に支持される回転支軸と、左右の前記側板部の間において、前記回転支軸に前記回転支軸と一体回転する状態で支持されると共に無端回動搬送体が巻き掛けられた回転輪体と、を備えている収穫機に関する。
従来、特許文献1に示されるように、左右の支持筒部(ボス部に相当)の夫々において、支持筒部のうちの無端回動チェーン(無端回動搬送体に相当)から遠い側の端部と駆動軸(回転支軸に相当)との間に軸受が介装され、駆動軸のうちの支持筒部よりも中央部側に位置する部位に嵌合する軸受を、ボス部材、支持板及び固定部材を介してフィーダケースの側壁(側板部に相当)に支持される状態で設けられたものがあった。
特開2015−35984号公報
回転支軸のうち、左端側及び右端側の無端回動搬送体から遠い部位だけが軸受によって支持される場合、無端回動搬送体の駆動負荷が増大するなどによって回転支軸に大きな荷重が掛かったとき、回転支軸が撓み易くなる。回転支軸の端部に設ける入力プーリと側壁部との間隔が広くなるなど、ボス部の長さが長くなって左右の軸受の間隔が広くなるほど、すなわち、左右の軸受による支持スパンが長くなるほど、回転支軸が撓み易くなる。
従来の場合、回転支軸の左端側及び右端側の部位を端部側軸受(ボス部によって支持される軸受)によって支持できるのみならず、回転支軸の中央側の部位を中央側軸受(ボス部材を介して側壁によって支持される軸受)によって支持できるので、回転支軸の撓みを回避し易い。しかし、中央側軸受を支持するための専用の支持構造を設ける必要がある。
本発明は、回転支軸を簡素な支持構造で撓み難いように支持できる収穫機を提供する。
本発明による収穫機は、
走行機体の前方に設けられた収穫部と、
前記収穫部によって収穫された収穫物を走行機体後方向きに搬送するフィーダと、を備え、
前記フィーダは、
フィーダケースの左右の側板部の夫々に支持される筒状のボス部と、
左右の前記ボス部を挿通した状態で左右の前記ボス部に相対回転可能に支持される回転支軸と、
左右の前記側板部の間において、前記回転支軸に前記回転支軸と一体回転する状態で支持されると共に無端回動搬送体が巻き掛けられた回転輪体と、
左右の前記ボス部の夫々において、前記ボス部のうちの前記無端回動搬送体から遠い部位で支持されつつ前記回転支軸を回転可能に支持する端部側軸受と、
左右の前記端部側軸受の間において、前記ボス部のうちの前記無端回動搬送体に近い部位で支持されつつ前記回転支軸を回転可能に支持する中央側軸受と、を備えている。
本構成によると、回転支軸のうち、左端側及び右端側の無端回動搬送体から遠い部位が端部側軸受によって支持されるのみならず、回転支軸のうち、端部側軸受によって支持される部位よりも無端回動搬送体に近い部位が中央側軸受によって支持されるので、回転支軸を大きい荷重にかかわらず撓み難いように支持できる。
端部側軸受を支持するためのボス部のうちの無端回動搬送体に近い部位によって中央側軸受を支持するので、中央側軸受のための専用の支持構造が不要である。
従って、回転支軸の支持構造を中央側軸受のための専用の支持構造が不要な簡素なものにしつつ、回転支軸を撓み難いように支持でき、無端回動搬送体を負荷増大にかかわらずスムーズに駆動できる。
本発明では、上記構成において、左右の前記ボス部の夫々は、前記フィーダケースの内外に亘って位置し、前記端部側軸受は、前記ボス部のうちのフィーダケース外の部位で前記回転支軸を支持し、前記中央側軸受は、前記ボス部のうちのフィーダケース内の部位で前記回転支軸を支持していると好適である。
本構成によれば、左右の端部側軸受が回転支軸を広い支持スパンで支持するようにでき、中央側軸受が無端回動搬送体寄りの箇所で回転支軸を支持するようにでき、回転支軸を撓み難くいように支持できる。
本発明では、上記構成において、前記回転支軸のうちの中央側部分に多角形断面部を形成し、前記回転輪体は、前記多角形断面部に対して異径嵌合され、前記端部側軸受は、前記回転支軸の外周部と、前記ボス部の内周部との間に介装され、前記中央側軸受は、前記回転支軸に相対回転不能に設けられた支持部の内周部と、前記ボス部の外周部との間に介装されていると好適である。
本構成によれば、回転輪体が多角形断面部に嵌合するだけの簡素な連結構造によって回転輪体と回転支軸とを相対回転不能に連結できる。このように回転支軸の中央側部分を多角形断面部に形成したものであっても、中央側軸受は、ボス部の外周部に支持されて多角形断面部に嵌合しない。これにより、回転支軸の中央側部分が多角形断面部であるにもかかわらず、中央側軸受をボス部に安定的に支持させられる。
本発明では、上記構成において、前記支持部は、前記回転輪体に連結されていると好適である。
本構成によれば、支持部を回転支軸に連結するための連結部材に回転輪体を活用した簡単な支持構造によって支持部を回転支軸に相対回転不能に支持できる。
本発明では、上記構成において、前記回転輪体において、前記無端回動搬送体が巻き掛けられた輪体本体に対して、前記回転支軸の中央部側の側部に、前記回転支軸に外嵌するボス部が形成され、かつ、前記輪体本体に対して、前記回転支軸の端部側の側部に、前記支持部が形成されていると好適である。
本構成によれば、回転支軸に対するボス部の位置決めをするなどのためにボス部と回転支軸とを連結するのに、輪体本体に対して支持部が位置する側とは反対側で行えて作業し易い。
本発明では、上記構成において、前記ボス部の前記回転支軸の中央部側における端部を縮径させ、当該端部を前記輪体本体と重なる位置まで前記回転輪体に対して挿入してあると好適である。
本構成によれば、ボス部の端部が輪体本体の内周側に輪体本体の半径方向に輪体本体と並ぶ状態で位置し、無端回動搬送体から輪体本体に掛かる荷重に抗して輪体本体をボス部の端部によって強固に支持させられる。
本発明では、上記構成において、前記ボス部の外周部のうち、前記中央側軸受よりも前記回転支軸の端部側に位置する部位から前記支持部の内周部に向かって立ち上がる環状の鍔状部が前記支持部の内周側に位置していると好適である。
本構成によると、ワラ屑などの塵埃がボス部と支持部との隙間から中央側軸受が位置する側へ入り込むことを鍔状部によって防止できる。鍔状部を設けるだけの簡単な対策により、塵埃詰まりによって回転支軸が回転し難くなるなどを防止できる。
本発明では、上記構成において、前記回転輪体が左右一対備えられ、前記回転支軸のうち、左右の前記回転輪体の間に位置する部位を覆う筒状のカバーと、左右の前記側板部に横架された補強部材と前記カバーとを連結する連結体と、が備えられ、前記カバーは、締結具によって連結された分割カバー体によって構成され、前記連結体は、前記分割カバー体の連結部に前記締結具によって共締め固定されていると好適である。
本構成によれば、カバーが回転輪体との連れ回りによって回転することを連結体によって防止できるので、回転支軸にワラ屑などが巻き付くことをカバーによって防止できるのみならず、ワラ屑がカバーに巻き付くことを防止できる。
また、分割カバー体を締結具によって連結する操作によって、連結体をカバーに一挙に連結することができ、連結体が付いた状態のカバーを操作簡単に得られる。
コンバインの全体を示す側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 フィーダを示す縦断側面図である。 フィーダを示す横断平面図である。 フィーダの搬送終端側を示す横断平面図である。 フィーダの搬送終端側を示す縦断正面図である。 回転輪体を示す断面図である。 フィーダケースの補強構造を示す側面図である。 補強部材を示す斜視図である。 分解状態のカバーを示す斜視図ある。 運転部を示す側面図である。 運転部及び排塵装置を示す平面図である。 別の実施構造を備えた回転輪体を示す断面図である。 別の実施構造を備えた巻付き防止カバーが装着された回転支軸を示す平面図である。 図14のXV−XV断面矢視図である。 分解状態の巻付き防止カバーを示す斜視図である。 別の実施構造を備えた排塵装置を示す平面図である。 別の実施構造を備えた排塵装置の排塵ケースが開いた状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施例に係る収穫機をコンバインに適用した場合について説明する。図1は、コンバインの全体を示す側面図である。図2は、コンバインの全体を示す平面図である。
図1,2に示すFは、走行機体の「前」、Bは走行機体の「後」、Lは、走行機体の「左」Rは、走行機体の「右」と定義する。
図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ走行装置2が駆動可能に装備された走行機体を備えている。走行機体の前部に運転部3が設けられている。走行機体の後部に脱穀装置4及び穀粒タンク5が設けられている。脱穀装置4と穀粒タンク5とは、走行機体の横方向に並んでいる。
走行機体の前方に収穫部7が設けられている。具体的には、脱穀装置4の前部からフィーダ6が機体前方向きに延出されている。フィーダ6の延出端部に収穫部7が連結されている。走行機体における運転部3の下方の箇所にエンジン8が設けられている。このエンジン8の出力をクローラ走行装置2、脱穀装置4、フィーダ6及び収穫部7に伝達するよう構成されている。
フィーダ6は、脱穀装置4に上下揺動可能に支持されている。フィーダ6を昇降シリンダ9によって上下に揺動操作することで、収穫部7を刈取装置10が圃場面の近くに位置した状態の下降作業姿勢と、刈取装置10が圃場面から上方に離れた状態の上昇非作業姿勢とに昇降操作できる。
コンバインは、収穫部7を下降作業姿勢にした状態で走行機体を走行させることにより、稲、麦などの収穫作業を行なう。
収穫部7は、植立穀稈を刈取り、刈取穀稈を後方に送り出す。収穫部7は、具体的には、図1,2に示す如く構成されている。
収穫部7は、収穫部フレーム11を備えている。収穫部フレーム11は、後端部でフィーダ6の前端部に連結されている。収穫部フレーム11の底部に搬送デッキ12が設けられている。搬送デッキ12の前端部に刈取装置10が装備されている。収穫部フレーム11の前端部に左右一対のデバイダ13が設けられている。刈取装置10の上方に掻込み回転リール14が設けられている。搬送デッキ12の上方に横送りオーガ15及び回転搬送体16が設けられている。
走行機体の前方に位置する植立穀稈のうちの刈取り対象の植立穀稈が左右のデバイダ13によって収穫部フレーム11の内部に導入される。導入された植立穀稈の穂先側が掻込み回転リール14によって後方に掻き込まれる。導入された植立穀稈の株元が刈取装置10によって切断されて、植立穀稈の刈取りが行われる。刈取穀稈が横送りオーガ15によって回転搬送体16に供給され、回転搬送体16によって収穫部7の後方へ送り出される。
図3に示すように、収穫部フレーム11における後壁部に送出口17が形成されている。送出口17は、回転搬送体16に対向している。回転搬送体16は、回転ドラム16aと、複数本の掻送りアーム16bとを備えている。回転搬送体16は、横送りオーガ15によって回転駆動される。回転搬送体16に供給された刈取穀稈が各掻送りアーム16bによる掻き送りによって搬送デッキ12に沿わせて搬送され、送出口17から後方へ送り出される。
回転搬送体16からの刈取穀稈の株元から穂先までの全体がフィーダ6によって走行機体の後方向きに搬送されて脱穀装置4に供給される。脱穀装置4は、供給された刈取穀稈の株元から穂先までの全体を扱室(図示せず)に導入して回動する扱胴4a(図6参照)によって脱穀処理する。脱穀装置4は、脱穀処理によって得た穀粒をワラ屑などの塵埃と分離させる選別処理を行なう。選別処理後の穀粒が脱穀装置4から穀粒タンク5へ搬送され、穀粒タンク5に貯留される。穀粒タンク5には、排出オーガ5aが備えられている。
穀粒タンク5に貯留された穀粒を排出オーガ5aによって取出すことができる。
フィーダ6について説明する。
図3は、フィーダ6を示す縦断側面図である。図4は、フィーダ6を示す横断平面図である。図3,4に示すように、フィーダ6は、フィーダケース20と、左右一対の無端回動搬送体21とを備えている。
フィーダケース20は、底板部20aと、左右一対の側板部20bと、天板部20cとを備えている。左の側板部20bは、底板部20aの左端側と天板部20cの左端側とに亘って連結されている。右の側板部20bは、底板部20aの右端側と天板部20cの右端側とに亘って連結されている。底板部20aは、ステンレス鋼板によって構成されている。左右の側板部20b及び天板部20cは、鉄板によって構成されている。フィーダケース20は、筒状に構成されている。フィーダケース20の搬送始端側(前端側)には、穀稈導入口6Fが形成されている。穀稈導入口6Fは、収穫部7の送出口17に連通している。フィーダケース20の搬送終端側(後端側)には、穀稈送出口6Rが形成されている。穀稈送出口6Rは、脱穀装置4の内部に連通している。天板部20cのうちの搬送終端側の部分に点検口95が設けられている。点検口95は、蓋体96を脱着することによって開閉できる。
フィーダケース20の搬送始端側の内部に、始端側回転輪体23が設けられている。フィーダケース20の搬送終端側の内部に、終端側回転輪体24が設けられている。始端側回転輪体23及び終端側回転輪体24は、機体横方向に沿った回転軸芯まわりに回転するように左右の側板部20bに支持されている。始端側回転輪体23と終端側回転輪体24とに左右一対の無端回動搬送体21が巻回されている。
始端側回転輪体23は、回転可能であるが、左右の側板部20bの取付け位置に固定されている。フィーダケース20における始端側回転輪体23の取付け位置は、テンション機構30による左右の無端回動搬送体21の張り操作にかかわらず変化しない。
左右の側板部20bの夫々に、走行機体の横方向に延びる筒状のボス部25が設けられている。終端側回転輪体24は、左右のボス部25に支持されている。左右のボス部25は、側板部20bに固定されており、終端側回転輪体24は、回転可能であるが、左右の側板部20bの取付け位置に固定されている。フィーダケース20における終端側回転輪体24の取付け位置は、テンション機構30による左右の無端回動搬送体21の張り操作にかかわらず変化しない。
図4,5に示すように、終端側回転輪体24は、回転支軸24aと、左右一対の回転輪体24bとを備えている。左右の回転輪体24bは、チェーンスプロケットによって構成されている。以下において、回転輪体24bをスプロケット24bと呼称する。左右のスプロケット24bは、回転支軸24aに相対回転不能に支持されている。
図4,6に示すように、回転支軸24aのうち左のボス部25から左外側に突出している端部にベルトプーリ27が相対回転不能に設けられている。脱穀装置4の前部に伝動ケース100が設けられている。伝動ケース100の右側部分に入力軸101が設けられている。伝動ケース100の左側部分に出力軸102が設けられている。出力軸102には、複数の出力プーリ103が相対回転不能に設けられている。本実施例では、3つの出力プーリ103が設けられている。入力軸101には、エンジン8からの駆動力が伝達される。入力軸101の駆動力が伝動ケース100の後部から脱穀装置4の扱胴4aに伝達される。3つの出力プーリ103のうちの機体横内側の2つの出力プーリ103から脱穀装置4の選別部へ伝動するよう構成されている。3つの出力プーリ103のうちの最も機体横外側に位置する出力プーリ103とベルトプーリ27とに伝動ベルト104が巻き掛けられている。
左右一対の無端回動搬送体21は、無端回動チェーンによって構成されている。左の無端回動搬送体21は、始端側回転輪体23と、左のスプロケット24bとに巻回されている。右の無端回動搬送体21は、始端側回転輪体23と、右のスプロケット24bとに巻回されている。無端回動搬送体21の長手方向(回動方向)における複数個所において、左右の無端回動搬送体21に亘って搬送スラット29が取り付けられている。
フィーダ6は、次の如き作用により、回転搬送体16からの刈取穀稈を脱穀装置4に供給する。
終端側回転輪体24がベルトプーリ27によって駆動され、左右の無端回動搬送体21がスプロケット24bによって回動方向F(図3参照)に回動駆動される。搬送スラット29は、始端側回転輪体23において、始端側回転輪体23の上側から下側へ下降移送される。下降移送される搬送スラット29は、刈取穀稈に対して掻込み作用する。回転搬送体16からの刈取穀稈が、穀稈導入口6Fにおいて、搬送スラット29によって無端回動搬送体21と底板部20aとの間に掻き込まれる。掻き込まれた刈取穀稈は、左右の無端回動搬送体21の搬送スラット29を介しての搬送作用により、底板部20aに沿わせて後方に搬送される。搬送スラット29は、終端側回転輪体24において、終端側回転輪体24の下側から上側へ上昇移送される。上昇移送される搬送スラット29は、刈取穀稈に対して送り出し作用する。搬送終端部まで搬送された刈取穀稈が、搬送スラット29によって穀稈送出口6Rから後方に送り出されて脱穀装置4に供給される。
図5に示すように、終端側回転輪体24の回転支軸24aは、左右のボス部25を挿通した状態で左右のボス部25に回転可能に支持されている。
具体的には、左右のボス部25の夫々は、無端回動搬送体21から遠い部位25aで端部側軸受105を支持し、無端回動搬送体21に近い部位25bで中央側軸受106を支持し、端部側軸受105及び中央側軸受106を介して回転支軸24aを回転可能に支持している。中央側軸受106は、左右の端部側軸受105の間に位置している。本実施例では、端部側軸受105及び中央側軸受106をベアリングによって構成しているが、ベアリングに限らず、含油軸受、含侵メタルなどによって構成してもよい。回転支軸24aのうち、左端側及び右端側の無端回動搬送体21から遠い部位が端部側軸受105によって支持されるのみならず、回転支軸24aのうち、端部側軸受105によって支持される部位よりも無端回動搬送体21に近い部位が中央側軸受106によって支持されている。
無端回動搬送体21の駆動負荷が増大するなどによって回転支軸24aに大きい荷重が掛かっても、回転支軸24aは撓み難いように支持される。
図5に示すように、左右のボス部25の夫々は、フィーダケース20の内外に亘って位置する状態で設けられている。左右のボス部25の夫々における端部側軸受105は、ボス部25のうちのフィーダケース外の部位で回転支軸24aを支持するように設けられている。左右のボス部25の夫々における中央側軸受106は、ボス部25のうちのフィーダケース内の部位で回転支軸24aを支持するように設けられている。本実施例では、中央側軸受106をボス部25のうちのフィーダケース内の部位で支持するよう設けているが、フィーダケース内に限らず、フィーダケース外の部位で支持するよう設けてもよい。
べルトプーリ27が3つの出力プーリ103のうちの最も機体横外側の出力プーリ103に伝動ベルト104によって連動連結されるなどにより、ボス部25がフィーダケース20から横外側へ延出する長さが長くなると、左右の端部側軸受105が広い支持スパンで回転支軸24aを支持するようにできる。左右の端部側軸受105の支持スパンが広くなっても、回転支軸24aのうち、無端回動搬送体21に寄った部位を中央側軸受106によって支持できる。
図5に示すように、回転支軸24aの両端側部分に円形断面部24Mが形成され、左右の端部側軸受105の夫々は、円形断面部24Mの外周部とボス部25の内周部との間に介装されている。
図5,7に示すように、回転支軸24aの中央側部分に多角形断面部24Kが形成され、左右一対のスプロケット24bの夫々は、多角形断面部24Kに対して異径嵌合されている。具体的には、回転支軸24aの多角形断面部24Kは、縦断面形状が六角形状となるように構成されている。左右一対のスプロケット24bの夫々は、ボス部108が多角形断面部24Kに外嵌し、ボス部108の六角形状の内周部形状と、多角形断面部24Kの六角形状の外周部形状とによってボス部108と多角形断面部24Kとが相対回転不能に係合している。ボス部108に位置決めボルト109が設けられている。位置決めボルト109を締め込み操作して回転支軸24aに係合させることで、スプロケット24bを回転支軸24aにおける取付位置に固定できる。本実施例では、多角形断面部24Kの縦断面形状を六角形状にしているが、六角形状に限らず、四角形状、五角形状などに形成してもよい。
回転支軸24aの多角形断面部24Kに左右一対の円筒状の支持部107が相対回転不能に設けられ、左右一対の中央側軸受106の夫々は、ボス部25のうちの回転支軸24aの中央部側における端部25b(無端回動搬送体21に近い部位25b)の外周部と、支持部107の内周部との間に介装されている。左右一対の支持部107の夫々は、スプロケット24bに連結されることで、多角形断面部24Kに相対回転不能に設けられている。
図5,7に示すように、左右一対のスプロケット24bの夫々において、無端回動搬送体21が巻き掛けられた輪体本体24Hに対して、回転支軸24aの中央部側の側部にボス部108が形成され、かつ、輪体本体24Hに対して、回転支軸24aの端部側の側部に支持部107が形成されている。左右のボス部25の夫々の端部25bは、端部側軸受105を支持する部分など、端部25bと異なる部分よりも外径が小となるように縮径した状態に形成されている。この端部25bは、輪体本体24H及び中央側軸受106と重なる位置までスプロケット24bに対して挿入されている。ボス部25の端部25bが輪体本体24Hの内周側に輪体本体24Hの半径方向に輪体本体24Hと並ぶ状態で位置し、無端回動搬送体21から輪体本体24Hに掛かる荷重に抗して輪体本体24Hをボス部25の端部25bによって強固に支持できる。
左右一対のスプロケット24bの夫々において、支持部107とボス部25との間に、穴用サークリップ110、樹脂カラー111、オイルシール112及びダストシール113が介装されている。ダストシール113は、ボス部25の外周部のうちの中央側軸受106よりも回転支軸24aの端部側に位置する部位から支持部107の内周部に向かって立ち上がる環状の鍔状部を構成する。ワラ屑などの塵埃がボス部25と支持部107との隙間から中央側軸受106が位置する側に入り込むことを鍔状部によって防止できる。鍔状部としては、ダストシール113に限らず、金属製や樹脂製の環状部材を採用できる。また、鍔状部としては、ボス部25とは別の部材に限らず、ボス部25に一体的に形成された部材を採用できる。
左右のボス部25の夫々は、別々に形成して連結されたボス部本体25Hと延長ボス部25Eとを備えている。ボス部25のうち、端部側軸受105及び後述する連結部材26を支持する部分は、ボス部本体25Hによって構成されている。ボス部25のうち、中央側軸受106を支持する部分は、延長ボス部25Eによって構成されている。
図4に示すように、左右のボス部25の夫々に連結部材26が相対回転可能に装着されている。左右の連結部材26は、図6に示す如く脱穀装置4に連結されて、フィーダ6を脱穀装置4に上下揺動可能に支持させるものである。回転支軸24aの右のボス部25から外部に突出した部位にスプロケット28が相対回転不能に設けられている。このスプロケット28は、回転支軸24aの駆動力を収穫部7に伝達するものである。
図4に示すように、終端側回転輪体24に筒状のカバー80が装着されている。カバー80は、回転支軸24aのうちの左右のスプロケット24bの間の部位を覆っている。カバー80の左右端部は、左右のスプロケット24bの溝型の支持部24cに相対回転可能に係合している。カバー80と補強部材70とにわたって連結体90が連結されている。
カバー80がスプロケット24bとの連れ回りによって回転することが連結体90によって防止される。連結体90は、補強部材70が有するブラケット70aに連結ボルトによって連結されている。ワラ屑などが回転支軸24aに巻き付くことがカバー80によって防止される。カバー80がスプロケット24bとの連れ回りによって回転することが連結体90に防止され、カバー80にワラ屑などが巻き付くことを防止できる。
カバー80は、図4,6に示す如く四つの分割カバー体81,82,83,84によって構成されている。
すなわち、四つの分割カバー体81〜84の夫々は、図10に示すように、縦断面形状が半円形状となるように構成されている。四つの分割カバー体81〜84の夫々の内周面に、カバー80の周方向に延びる補強リブ98、カバー80の軸芯に沿う方向に延びる補強リブ99、柱状の連結部88が設けられている。本実施例では、各分割カバー体81〜84を合成樹脂によって作製しているが、樹脂製に限らず、板金製としてもよい。
図4,5,6に示すように、四つの分割カバー体81,82,83,84のうちの最長の第1の分割カバー体81は、両端部を左右のスプロケット24bの夫々の支持部24cに係合させることで、左右のスプロケット24bの間に装着できる。図7に示すように、スプロケット24bのオイルシール112を収容する筒部とボス部25との間にオイルシール112のスライド移動を許容する隙間S2が形成されている。オイルシール112とダストシール113との間隔D1がボス部108とボス部25との間隔D2よりも広く設定されている。すなわち、第1の分割カバー体81を左右のスプロケット24bの間に装着するとき、スプロケット24bをボス部25の方へスライドさせて、左右のスプロケット24bの間隔を広くできるようになっている。
図4,6に示すように、四つの分割カバー体81,82,83,84のうちの第2の分割カバー体82は、左右のスプロケット24bの間に装着した第1の分割カバー体81の左端側に重ね合わせ、かつ左端部を左のスプロケット24bの支持部24cに係合させた状態にし、第2の分割カバー体82及び第1の分割カバー体81の夫々の連結部88にわたってネジ型式の締結具89を装着して第1の分割カバー体81に締め付け固定することで、第1の分割カバー体81に組み付けられる。
図4,6に示すように、四つの分割カバー体81,82,83,84のうちの第3の分割カバー体83は、左右のスプロケット24bの間に装着した第1の分割カバー体81の右端側に重ね合わせ、かつ右端部を右のスプロケット24bの支持部24cに係合させた状態にし、第3の分割カバー体83及び第1の分割カバー体81の夫々の連結部88にわたってネジ型式の締結具89を装着して第1の分割カバー体81に締め付け固定することで、第1の分割カバー体81に組み付けられる。
図4,6に示すように、四つの分割カバー体81,82,83,84のうちの第4の分割カバー体84は、第2の分割カバー体82及び第3の分割カバー体83を組み付けた状態の第1の分割カバー体81のうち、第2の分割カバー体82と第3の分割カバー体83との間の部位に重ね合わせ、第4の分割カバー体84及び第1の分割カバー体81の夫々の連結部88にわたってネジ型式の締結具89を装着して第1の分割カバー体81に締め付け固定することで、第1の分割カバー体81に組み付けられる。
第2の分割カバー体82及び第3の分割カバー体83は、形状、大きさ及び構造が同じになるように構成されている。すなわち、第2の分割カバー体82を第1の分割カバー体81の右端側に第3の分割カバー体83と入れ替えて組付けることができ、第3の分割カバー体83を第1の分割カバー体81の左端側に第2の分割カバー体82と入れ替えて組付けることができる。
連結体90は、第4の分割カバー体84の連結部88に締結具89によって共締め固定されている。
すなわち、連結体90の一端部に連結孔90aが設けられている。連結孔90aに装着した締結具89を第4の分割カバー体84の連結部88と第1の分割カバー体81の連結部88とにわたって装着して締め付け操作することで、第4の分割カバー体84を第1の分割カバー体81に締め付け連結でき、この締め付けとの共締めによって連結体90を第4の分割カバー体84の連結部88に締め付け固定できる。第4の分割カバー体84を第1の分割カバー体81に締結具89によって締め付け連結してカバー80を組み立てることと、連結体90をカバー80のうちの第4の分割カバー体84に連結することとを一挙にできる。
図4に示すように、左右の側板部20bにわたって補強部材70が横架されている。補強部材70とカバー80との間隔を比較的広くすることで、脱穀装置4に入らなくてスプロケット24bの上側に逆流した穀稈をカバー80と補強部材70とに跨って引っ掛かり難くしている。また、連結体90の両横側における補強部材70とカバー80との隙間S3を広くし、逆流した穀稈を隙間S3からフィーダケース20の底板部20aへ落下し易くしている。
図4に示すように、フィーダケース20の内部において、左右のボス部25は、連結体69によって補強部材70に連結されている。図4,5,8に示すように、左右の側板部20bの夫々の外面側に、補強部材91,92,93,94、及び上下一対の補強部材97が設けられている。補強部材91は、折り曲げ板金によって構成され、側板部20bのうち、補強部材70よりも前側に位置する部分と、ボス部25が設けられている部分とにわたって取り付けられている。補強部材91の前端部には、折り曲げ柱状部91aが設けられている。折り曲げ柱状部91aは、フィーダケース20の上下方向に延びるように、かつ横断面形状がU字形状となるように形成されている。補強部材92は、折り曲げ板金によって構成され、補強部材91の前部の表面側に取付けられている。補強部材93は、ボス部25から前方向きに延出されている。上下一対の補強部材97は、補強部材93の前端部と補強部材91の表面側とにわたって連結されている。補強部材94は、補強部材92の後端部と、補強部材93の前端部とにわたって連結されている。カバー80と補強部材70との間隔を広くしても、この補強構造によってフィーダケース20の強度を確保できる。
図1,2に示すように、フィーダ6の前部に排塵装置115が設けられている。排塵装置115は、電動モータ115bによって回転駆動される吸塵ファン115aを備え、フィーダケース20に入り込んだ塵埃を、天板部20cの吸塵口20dを介して排塵ケース116の内部に吸引し、排塵ケース116の横端部において下向きに開口する排出口から排出する。吸塵口20dには、複数本の捕捉部材116aが設けられている。本実施例では、捕捉部材116aは、丸棒形の棒状部材によって構成されている。吸塵ファン115aに向かって流れる穀稈が捕捉部材116aによって補捉される。
図1,2,11に示すように、運転部3のうち、運転座席120の横側方箇所に操作盤117が設けられている。操作盤117には、主変速レバー119、副変速レバー121が設けられている。操作盤117の主変速レバー119の近くの部位に、排塵装置用のブレーカスイッチ118が設けられている。刈取クラッチが入りになっているとき、ブレーカスイッチ118を入りに操作することで、吸塵ファン115aが駆動される。ブレーカスイッチ118が運転座席120から操作し易い主変速レバー119の近くに位置するので、ブレーカスイッチ118に手が届きやすい。また、一般に、走行時には、主変速レバー119を常に支持され、主変速レバー119からブレーカスイッチ118に手を迅速に移動できるので、ブレーカスイッチ118を迅速かつ容易に操作できる。捕捉部材116a及び吸塵ファン115aに穀稈やワラ屑が付着すると、電動モータ115bに負荷が掛かってブレーカスイッチ118が切れることがある。この場合、ブレーカスイッチ118を迅速かつ容易に入り操作して、吸塵ファン115aを駆動できる。
〔別実施例〕
(1)図14は、別の実施構造を備えた巻付き防止カバー130が装着された回転支軸24aを示す平面図である。図15は、図14のXV−XV断面矢視図である。
この回転支軸24aは、図14に示すように、図5に示す回転支軸24aを支持する軸支構造と同じ構成を有した軸支構造によって支持されている。
別の実施構造を備えた巻付き防止カバー130は、図14,15に示すように、左右一対のボス部カバー25Aに亘って装着されている。ボス部カバー25Aは、終端側回転輪体24及び回転支軸24aに対して相対回転可能な状態で、終端側回転輪体24と回転支軸24aとに亘って装着されている。ボス部カバー25Aと回転支軸24aとの間に、ベラリングが介装されている。
巻付き防止カバー130は、図15,16,17に示すように、第1分割カバー131と第2分割カバー132とを備えている。第1分割カバー131は、縦断面形状がU字形状の板金部材によって構成されている。第2分割カバー132は、縦断面形状が溝形の板金部材によって構成されている。
第1分割カバー131の開口側端部131aと、第2分割カバー132の開口側端部132aとが複数の連結ネジ133によって連結されている。第2分割カバー132の開口側端部132aが複数の連結ネジ135によって単独で支持部材134の取付面134cに連結されている。図16に示すように、第1分割カバー131のうち、第1分割カバー131における軸芯方向中央寄りの2本の連結ネジ135が対応する部位には、切欠き139が形成されており、2本の連結ネジ135は、第1分割カバー131に対して締結作用を発揮しないようになっている。第1分割カバー131は、第2分割カバー132に対して外周側に位置している。第2分割カバー132は、周方向端部の両側において、切欠き139が位置する箇所で、連結ネジ135によって支持部材134の取付面134cに締結されている。第1分割カバー131の連結ネジ133による取り付けを解除することで、第2分割カバー132を支持部材134に取り付けたままにして、第1分割カバー131だけを後方に取り外すことができる。
支持部材134は、第1分割カバー131及び第2分割カバー132を支持する支持部134aと、支持部134aの両端部に設けられた取付部134bとを備えている。支持部材134は、取付部134bがボス部カバー25Aに連結ネジ136によって固定されていることで、左右のボス部カバー25Aに支持されている。第2分割カバー132の上部から平板状の回止め部材137が前方に延出されている。回止め部材137の前端部に備えられた左右一対の係止部138と補強部材70とが係合している。回止め部材137と補強部材70との係合により、巻付き防止カバー130の回り止めがされている。図15に示すように、巻付き防止カバー130の取付け姿勢が、やや前上がりの取付け姿勢になっている。スプロケット24bの付近において、巻付き防止カバー130の第2分割カバー132側の下部と、無端回動搬送体21との間隔が広くなり、穀稈やワラ屑が巻付き防止カバー130と無端回動搬送体21との間に詰まり難い。
(2)図17は、別の実施構造を備えた排塵装置115を示す平面図である。図18は、別の実施構造を備えた排塵装置115の排塵ケース116が開いた状態を示す正面図である。
別の実施構造を備えた排塵装置115では、排塵ケース116の運転部側の横端部がヒンジ122を介してフィーダケース20に支持されている。図17に示すように、排塵ケース116をヒンジ122の前後向き軸芯Pを揺動中心として上昇揺動操作することにより、排塵ケース116が開き姿勢となり、吸塵口20dの上方を開放できて、捕捉部材116aなどに付着した塵埃を清掃し易い。また、吸塵ファン115a及び電動モータ115bなどの清掃や点検を排塵ケース116の下方から容易に行える。排塵ケース116を開けた場合、支持杆123を吸塵口20dの前外側の格納箇所から上昇揺動操作し、支持杆123の遊端部を排塵ケース116の係合部124に係止させることにより、排塵ケース116を支持杆123によって開き姿勢に保持できる。支持杆123には、操作用の持ち手部材123aが備えられている。排塵ケース116を閉じ姿勢にした場合、排塵ケース116の前後側において排塵ケース116とフィーダ側とに亘って設けられたキャッチクリップ125を作用状態にすることにより、排塵ケース116をキャッチクリップ125によって閉じ姿勢にロックできる。
(3)図13は、別の実施構造を備えたスプロケット24bを示す断面図である。このスプロケット24bでは、輪体本体24Hがボス部108に設けられている。
(4)上記した実施例では、搬送終端側の回転支軸24aを端部側軸受105及び中央側軸受106によって支持するよう構成した例を示したが、搬送始端側の回転支軸、又は搬送終端側及び搬送始端側の両方の回転支軸を端部側軸受105及び中央側軸受106によって支持するよう構成してもよい。
(5)上記した実施例では、左右の端部側軸受105の間において、回転支軸24aの左右2箇所を中央側軸受106によって支持する例を示したが、回転支軸24aの1箇所だけを中央側軸受106によって支持するよう構成して実施してもよい。
(6)上記した実施例では、ボス部25の端部25bを回転支軸24a側の支持部107の内側に入り込むように構成し、中央側軸受106を端部25bの外周部と支持部107の内周部との間に介装した例を示したが、ボス部25の端部を回転支軸24a側の支持部107の外側に位置するように構成し、中央側軸受106をボス部25の端部の内周部と支持部の外周部との間に介装して実施してもよい。
(7)上記した実施例では、カバー80を設けた例を示したが、カバー80を設けずに実施してもよい。
(8)上記した実施例では、カバー80を、4つの分割カバー体81,82,83,84によって構成した例を示したが、3つ、5つなど4つ以外の数の分割カバー体によって構成してもよい。
(9)上記した実施例では、無端回動搬送体21をチェーンによって構成した例を示したが、ベルト等によって構成して実施してもよい。
(10)上記した実施形態では、クローラ走行装置2を備えた例を示した、クローラ走行装置2に代えて車輪を備えて実施してもよい。
本発明は、稲や麦を収穫するコンバインの他、蕎麦、トウモロコシなど各種の作物を収穫対象とする収穫機に適用できる。
6 フィーダ
7 収穫部
20 フィーダケース
20b 側板部
21 無端回動搬送体
24a 回転支軸
24b 回転輪体
24H 輪体本体
24K 多角形断面部
25 ボス部
25a 遠い部位
25b 近い部位
70 補強部材
80 カバー
81 分割カバー体
84 分割カバー体
88 連結部
89 締結具
90 連結体
105 端部側軸受
106 中央側軸受
107 支持部
113 鍔状部(ダストシール)

Claims (8)

  1. 走行機体の前方に設けられた収穫部と、
    前記収穫部によって収穫された収穫物を走行機体後方向きに搬送するフィーダと、を備え、
    前記フィーダは、
    フィーダケースの左右の側板部の夫々に支持される筒状のボス部と、
    左右の前記ボス部を挿通した状態で左右の前記ボス部に相対回転可能に支持される回転支軸と、
    左右の前記側板部の間において、前記回転支軸に前記回転支軸と一体回転する状態で支持されると共に無端回動搬送体が巻き掛けられた回転輪体と、
    左右の前記ボス部の夫々において、前記ボス部のうちの前記無端回動搬送体から遠い部位で支持されつつ前記回転支軸を回転可能に支持する端部側軸受と、
    左右の前記端部側軸受の間において、前記ボス部のうちの前記無端回動搬送体に近い部位で支持されつつ前記回転支軸を回転可能に支持する中央側軸受と、を備えている収穫機。
  2. 左右の前記ボス部の夫々は、前記フィーダケースの内外に亘って位置し、
    前記端部側軸受は、前記ボス部のうちのフィーダケース外の部位で前記回転支軸を支持し、
    前記中央側軸受は、前記ボス部のうちのフィーダケース内の部位で前記回転支軸を支持している請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記回転支軸のうちの中央側部分に多角形断面部を形成し、
    前記回転輪体は、前記多角形断面部に対して異径嵌合され、
    前記端部側軸受は、前記回転支軸の外周部と、前記ボス部の内周部との間に介装され、
    前記中央側軸受は、前記回転支軸に相対回転不能に設けられた支持部の内周部と、前記ボス部の外周部との間に介装されている請求項1又は2に記載の収穫機。
  4. 前記支持部は、前記回転輪体に連結されている請求項3に記載の収穫機。
  5. 前記回転輪体において、前記無端回動搬送体が巻き掛けられた輪体本体に対して、前記回転支軸の中央部側の側部に、前記回転支軸に外嵌するボス部が形成され、かつ、前記輪体本体に対して、前記回転支軸の端部側の側部に、前記支持部が形成されている請求項4に記載の収穫機。
  6. 前記ボス部の前記回転支軸の中央部側における端部を縮径させ、当該端部を前記輪体本体と重なる位置まで前記回転輪体に対して挿入してある請求項5に記載の収穫機。
  7. 前記ボス部の外周部のうち、前記中央側軸受よりも前記回転支軸の端部側に位置する部位から前記支持部の内周部に向かって立ち上がる環状の鍔状部が前記支持部の内周側に位置している請求項3〜6のいずれか一項に記載の収穫機。
  8. 前記回転輪体が左右一対備えられ、
    前記回転支軸のうち、左右の前記回転輪体の間に位置する部位を覆う筒状のカバーと、
    左右の前記側板部に横架された補強部材と前記カバーとを連結する連結体と、が備えられ、
    前記カバーは、締結具によって連結された分割カバー体によって構成され、
    前記連結体は、前記分割カバー体の連結部に前記締結具によって共締め固定されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の収穫機。
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