JP6552379B2 - トラクタ、及び、フロントローダ - Google Patents
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Description
また、従来のフロントローダとしては、カプラーで離脱させた油圧管路の一方側を備えている。
しかしながら、油圧管路は、送り側と受け側とが一対となることから、最低でも2本が必要で、フロントローダ側における駆動系が複数の場合には、4本以上の油圧管路が設けられることも少なくない。
即ち、従来のトラクタ、及び、フロントローダによれば、油圧管路の脱着操作に手間が掛かり易く、この点の改善が望まれているところであった。
トラクタ本体と、
前記トラクタ本体と着脱自在なフロントローダと、
前記トラクタ本体と前記フロントローダとにわたる複数の油圧管路と、
前記複数の油圧管路の中間部にあって前記油圧管路を離脱自在な連結部とを備え、
前記連結部は、前記複数の油圧管路をまとめて脱着操作自在な操作部を備えていると共に、前記操作部が、前記トラクタ本体における運転操作部の前端部に臨む状態に配置され、
前記連結部は、各油圧管路に介在するカプラーをそれぞれ備え、
前記各カプラーは、各油圧管路が縦向きとなる状態で、前記トラクタ本体の前後に間隔をあけて並設され、
前記操作部は、前記連結部に備えた横向き軸芯周りに上下揺動自在で、且つ、前記連結部の後端側に延伸したハンドルを備えているところにある。
よって、少ない人員で、手間を掛けずに迅速かつ確実に油圧管路の脱着作業を実施できる。
例えば、トラクタ本体(例えば、ボンネット)の側面とフロントローダとの間にできる隙間等にも、コンパクトに配置することができる。
よって、より簡単に各油圧管路の脱着を行えるようになる。
本発明においては、前記トラクタ本体のボンネットの左右両側において、前記フロントローダに備えられた左右の固定用ブラケットが、前記トラクタ本体に備えられた支持ブラケットに着脱可能に装着されるように構成され、前記連結部は、左右いずれかの前記固定用ブラケットと前記ボンネットとの間に配備されていると好適である。
本発明においては、前記ハンドルは、前記各カプラーに連係していると好適である。
上側ブロック体は、分離状態で、前記フロントローダに係止自在に形成され、
下側ブロック体は、前記トラクタ本体の側部に固定されていると好適である。
また、連結部の連結状態においては、下側ブロック体がトラクタ本体の側部に固定されているから、連結部全体をトラクタ本体に安定的に支持させることができる。
また、油圧管路どうしの接続状態においては、上側の油圧管路の重量の作用方向が下側の油圧管路に向かって作用しているから、より安定した接続状態を維持し易い。
従って、運転操作部側から、運転操作部の前端部に臨む操作部を足で踏み操作する場合に、他のペダルと同じように、足裏で操作部を前下がり方向(後上がり方向)に沿って踏むことで脱着の何れかの操作を楽に行うことが可能となる。
以上のように、運転操作部側からの油圧管路の脱着操作を、楽な状態で簡単に実施できるようになる。
前記上側ブロック体を係止自在な係止部を備えているところにある。
従って、トラクタ本体とフロントローダとの一連の脱着操作において、双方にわたる油圧管路どうしを切断した際に、フロントローダ側の油圧管路を、別途保持しておく必要がなく、少ない人員で効率的に脱着作業を実施できる。
また、係止部によって上側ブロック体を係止することで、上側ブロック体やそれから延びる油圧管路が垂れ下がって、耐久性が低下するのを防止できる。
図1、図2は、本発明のトラクタの一実施形態品を示すものである。
車体フレーム1の前後中間部には、フロントローダBの装着を可能にする左右の支持ブラケット7を装備している。
運転操作部4には、ステアリングホイール8及び運転座席9などを配備している。
また、フロントローダBには、折り畳み式の支持脚18が設けてあり、トラクタ本体AからフロントローダBを離脱させる際に、この支持脚18を作用状態にすることで、フロントローダBが自立できるように構成されている。
左右のブーム12は、対応する固定ブラケット10に左右向きの第1支軸11を介して第1支軸11を支点に上下揺動可能な状態で連結している。
左右の揺動ブラケット14は、対応するブーム12の遊端部に左右向きの第2支軸13を介して第2支軸13を支点に揺動可能な状態で連結している。
インプルメント15は、第2支軸13を支点に左右の揺動ブラケット14と一体揺動するように左右の揺動ブラケット14に着脱可能に連結している。
左右のブームシリンダ17は、油圧式の複動型で、対応するブーム12を揺動駆動する。
尚、前記駆動シリンダ16やブームシリンダ17へは、前記油圧部5からの油圧管路Dが接続されており、運転操作部4での圧油の供給操作によって、各シリンダ16,17の駆動をコントロールできるように構成されている。
一対のブラケットの立上り部12Aaと右のブーム12との間の凹部に、上側ブロック体E2を差し込むことで係止させることができる(図2、図3参照)。
当該実施形態においては、油圧管路Dは、送り側と受け側との一対が2系統備えられており、合計4本の油圧管路Dが設けられている。
フロントローダB側の油圧管路Dbは、対応するシリンダ16,17に連通接続されている。
連結部Eの具体的な構成は、上下に分離自在なブロック体によって構成されている。
ブロック体のうち、下側に位置する下側ブロック体E1は、トラクタ本体Aのボンネット1A後端側の側部に位置する状態で、車体フレーム1にネジ固定されている(図4参照)。
尚、連結部Eは、前端部と後端部とが同一レベルとなる状態に設けられている。
また、第1ホルダー部材21には、平面視における対角位置に、ガイド穴21Aaがそれぞれ形成してある。このガイド穴21Aaは、下側ブロック体E1に対して上側ブロック体E2を平行状態を保ったまま近接離間させる目的で形成してある。つまり、上側ブロック体E2に形成した二本のガイド棒状体22Aa(後述)を、各ガイド穴21Aaに挿通させることで、上側ブロック体E2を下側ブロック体E1に沿う状態に誘導することができ、四個のカプラーKを、真直ぐに且つ同時に接続(又は切断)することが可能となる。
本体部K2aは、上端側に、フロントローダB側の油圧管路Db(油圧ホース)が連通接続されている。下端側には、下側ブロック体E1のオス側カプラーK1が着脱される。
第2挟持部材22Aの前端側には、横向き軸芯X周りに上下揺動自在なハンドル20の前端部が枢支連結されている。
また、第3ホルダー部材23には、平面視における対角位置に、前記ガイド棒状体22Aaを挿通自在なガイド穴23Aaがそれぞれ形成してある。
因みに、第2ホルダー部材22と第3ホルダー部材23とは、各メス側カプラーK2を介して連結されており、本体部K2Aと出退部K2bとの相対移動に追従して、近接離間できる状態に連結されている。
尚、リンク部材24の枢支穴は、縦長の長穴24aとして形成してあり、本体部K2Aと出退部K2bとの相対移動に追従できるように構成されている(図6、図7参照)。
立上り部20Aとハンドル本体部20Bとは、左右に間隔をあけて平行配置した一対の板金部材で構成されている。これら一対の板金部材どうしは前端側で一体に連結されている。
従って、ハンドル本体部20Bを横向き軸芯X周りで下方へ揺動操作するに伴って、突出部20Dが第2ホルダー部材22を下方へ押圧し、第2ホルダー部材22に支持されているメス側カプラーK2を下方へ押し付けることができる(図7参照)。
[1]下側ブロック体E1に対して上側ブロック体E2を接続するときは、図3、図4、図6に示すように、下側ブロック体E1の直上に、上側ブロック体E2を配置して、ガイド棒状体22Aaを、第1ホルダー部材のガイド穴21Aaに挿通させながら下降させる。
これによって上側ブロック体E2が下側ブロック体E1に押し付けられ、カプラーKを接続状態にすることができ、油圧管路Dを連通状態に接続できる。
これによって、リンク部材24及び第3ホルダー部材23を介してメス側カプラーK2の出退部K2bに引き上げ力が伝わり、上方へ引退付勢され、カプラーKの接続ロック状態が解除され、油圧管路Dを切断することができる。
以下に他の実施の形態を説明する。
また、ハンドル20による操作は、下方への揺動操作がカプラーKの接続操作であることに限らず、その逆で、下方への揺動操作でカプラーKが切断されるように連係させてあってもよい。
また、ボンネット1Aの右側方に限らず、左側方に配置してあってもよい。
また、ハンドル20の上面に、足で踏みこめる踏み面を形成しておけば、運転操作部4側から、足で、踏み操作し易くなり好ましい。
勿論、ハンドル20は、足のみで操作することに限らず、手で操作することも可能である。
4 運転操作部
7 支持ブラケット
10 固定用ブラケット
12A 係止部
20 ハンドル(操作部の一例)
A トラクタ本体
B フロントローダ
D 油圧管路
E 連結部
K カプラー
X 横向き軸芯
Claims (7)
- トラクタ本体と、
前記トラクタ本体と着脱自在なフロントローダと、
前記トラクタ本体と前記フロントローダとにわたる複数の油圧管路と、
前記複数の油圧管路の中間部にあって前記油圧管路を離脱自在な連結部とを備え、
前記連結部は、前記複数の油圧管路をまとめて脱着操作自在な操作部を備えていると共に、前記操作部が、前記トラクタ本体における運転操作部の前端部に臨む状態に配置され、
前記連結部は、各油圧管路に介在するカプラーをそれぞれ備え、
前記各カプラーは、各油圧管路が縦向きとなる状態で、前記トラクタ本体の前後に間隔をあけて並設され、
前記操作部は、前記連結部に備えた横向き軸芯周りに上下揺動自在で、且つ、前記連結部の後端側に延伸したハンドルを備えているトラクタ。 - 前記トラクタ本体のボンネットの左右両側において、前記フロントローダに備えられた左右の固定用ブラケットが、前記トラクタ本体に備えられた支持ブラケットに着脱可能に装着されるように構成され、
前記連結部は、左右いずれかの前記固定用ブラケットと前記ボンネットとの間に配備されている請求項1に記載のトラクタ。 - 前記ハンドルは、前記各カプラーに連係している請求項1又は2に記載のトラクタ。
- 前記連結部は、上下に分離自在なブロック体で構成され、
上側ブロック体は、分離状態で、前記フロントローダに係止自在に形成され、
下側ブロック体は、前記トラクタ本体の側部に固定されている請求項1〜3の何れか1項に記載のトラクタ。 - 前記連結部は、前端部と後端部とが同一レベルとなる状態に設けられている請求項1〜4の何れか一項に記載のトラクタ。
- 前記連結部は、前端部より後端部が低くなる傾斜状態に設けられている請求項1〜4の何れか一項に記載のトラクタ。
- 請求項4に記載のトラクタに備えるフロントローダであって、
前記上側ブロック体を係止自在な係止部を備えているフロントローダ。
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