JP6552379B2 - トラクタ、及び、フロントローダ - Google Patents

トラクタ、及び、フロントローダ Download PDF

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Description

本発明は、トラクタ本体に着脱自在なフロントローダを備えたトラクタ、及び、フロントローダに関する。
従来、この種のトラクタとしては、トラクタ本体とフロントローダとにわたる複数の油圧管路と、それぞれの油圧管路の中間部にあって油圧管路を離脱自在な複数のカプラーとを備え、各カプラーは、トラクタ本体における運転操作部の前端側に、カプラー軸芯が前傾状態となるように、各別に設けられているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のフロントローダとしては、カプラーで離脱させた油圧管路の一方側を備えている。
特開2001−132006号公報(段落番号〔0026〕、図8)
上述した従来のトラクタによれば、トラクタ本体とフロントローダとの脱着に伴う油圧管路の切断操作や接続操作等の脱着操作は、運転操作部側から前方に手を伸ばして、各カプラーを個別に操作することで実施できる。
しかしながら、油圧管路は、送り側と受け側とが一対となることから、最低でも2本が必要で、フロントローダ側における駆動系が複数の場合には、4本以上の油圧管路が設けられることも少なくない。
従来のトラクタの場合、これら多数の油圧管路にそれぞれ設けられたカプラーを、それぞれ個別に脱着操作する必要がある。
また、カプラーの切断操作に伴っては、フロントローダ側の油圧管路が垂れ下がるから、これを支えるためにも、運転操作部からの脱着操作より、運転操作部を降りて、カプラーの近傍に立った状態で油圧管路の脱着操作を行う方が合理的となる。
即ち、従来のトラクタ、及び、フロントローダによれば、油圧管路の脱着操作に手間が掛かり易く、この点の改善が望まれているところであった。
従って、本発明の目的は、油圧管路の脱着操作を、運転操作部側から、より効率的に実施できるトラクタ、及び、フロントローダを提供するところにある。
本発明の特徴は、
トラクタ本体と、
前記トラクタ本体と着脱自在なフロントローダと、
前記トラクタ本体と前記フロントローダとにわたる複数の油圧管路と、
前記複数の油圧管路の中間部にあって前記油圧管路を離脱自在な連結部とを備え、
前記連結部は、前記複数の油圧管路をまとめて脱着操作自在な操作部を備えていると共に、前記操作部が、前記トラクタ本体における運転操作部の前端部に臨む状態に配置され、
前記連結部は、各油圧管路に介在するカプラーをそれぞれ備え、
前記各カプラーは、各油圧管路が縦向きとなる状態で、前記トラクタ本体の前後に間隔をあけて並設され、
前記操作部は、前記連結部に備えた横向き軸芯周りに上下揺動自在で、且つ、前記連結部の後端側に延伸したハンドルを備えているところにある。
本発明によれば、連結部は、前記複数の油圧管路をまとめて脱着操作自在な操作部を備えていると共に、前記操作部が、前記トラクタ本体における運転操作部の前端部に臨む状態に配置されているから、運転操作部から、操作部を確認しながら操作でき、容易に且つ確実に油圧管路の脱着を行うことができる。しかも、その脱着操作は、複数の油圧管路をまとめて行えるから、迅速に、効率よく実施できる。
よって、少ない人員で、手間を掛けずに迅速かつ確実に油圧管路の脱着作業を実施できる。
又、本構成によれば、連結部の平面形状を、トラクタ本体の前後方向に沿った細長形状に構成することができ、極小幅の隙間にでも場所をとらない状態で設置することができる。
例えば、トラクタ本体(例えば、ボンネット)の側面とフロントローダとの間にできる隙間等にも、コンパクトに配置することができる。
また、カプラーの脱着方向が縦向きになることから、接続時にカプラーのオス部とメス部とが径方向にズレたり傾斜したりし難く、例えば、横向きに操作するのに比べて、カプラーへの押圧力を作用させ易くなる。よって、良好な操作性が得やすくなる。
更には、ハンドルも前後に細長い形状に形成できるから、運転操作部に臨んだハンドルの後端側を上下方向に揺動操作することで、ハンドルの全長を使用したモーメントを有効に利用して、小さい力で各カプラーに大きな操作力を作用させることができる。
よって、より簡単に各油圧管路の脱着を行えるようになる。
尚、ハンドルの操作方向と、カプラーへの作用方向との対応は、正逆何れにも設定することができる。つまり、ハンドルを下方に押圧することで、カプラーを接続するような態様のみに限らず、下方に押圧することで、切断するような態様をも採用することができる。また、この逆に、ハンドルを上方に持ち上げる場合も同様である。
本発明においては、前記トラクタ本体のボンネットの左右両側において、前記フロントローダに備えられた左右の固定用ブラケットが、前記トラクタ本体に備えられた支持ブラケットに着脱可能に装着されるように構成され、前記連結部は、左右いずれかの前記固定用ブラケットと前記ボンネットとの間に配備されていると好適である。
本発明においては、前記ハンドルは、前記各カプラーに連係していると好適である。
本発明においては、前記連結部は、上下に分離自在なブロック体で構成され、
上側ブロック体は、分離状態で、前記フロントローダに係止自在に形成され、
下側ブロック体は、前記トラクタ本体の側部に固定されていると好適である。
本構成によれば、連結部を、上側ブロック体と下側ブロック体とで構成してあるから、それぞれの一体性が高く、両ブロック体毎に、各油圧管路を一まとまりの状態で取り扱えるようになり、取扱性が向上する。
また、連結部の連結状態においては、下側ブロック体がトラクタ本体の側部に固定されているから、連結部全体をトラクタ本体に安定的に支持させることができる。
一方、連結部の離脱状態においては、運転操作部側からの操作で、上側ブロック体をフロントローダに係止させることができ、フロントローダ側の油圧管路を別途保持することなく、トラクタ本体とフロントローダとの離脱操作を行うことができる。よって、トラクタ本体とフロントローダとの一連の脱着操作を、全て運転操作部側から実施することが可能となる。
本発明においては、前記連結部は、前端部と後端部とが同一レベルとなる状態に設けられていると好適である。
本構成によれば、連結部における上側の油圧管路と下側の油圧管路が、上下方向に沿うから、油圧管路どうしの接続時に、横方向にズレたり傾斜したりし難く、接続し易くなる。
また、油圧管路どうしの接続状態においては、上側の油圧管路の重量の作用方向が下側の油圧管路に向かって作用しているから、より安定した接続状態を維持し易い。
本発明においては、前記連結部は、前端部より後端部が低くなる傾斜状態に設けられていると好適である。
本構成によれば、連結部における油圧管路の方向は、前下がり方向(後上がり方向)となるから、油圧管路どうしの脱着操作方向も、前下がり方向(後上がり方向)に沿うことになる。
従って、運転操作部側から、運転操作部の前端部に臨む操作部を足で踏み操作する場合に、他のペダルと同じように、足裏で操作部を前下がり方向(後上がり方向)に沿って踏むことで脱着の何れかの操作を楽に行うことが可能となる。
また、操作方向が前下がり方向(後上がり方向)に沿っていると、操作部を手で引き上げる場合についても、力の入れ易い方向であるから、運転操作部側から実施し易くなる。
以上のように、運転操作部側からの油圧管路の脱着操作を、楽な状態で簡単に実施できるようになる。
本発明のフロントローダの特徴は、請求項3に記載のトラクタに備えるフロントローダであって、
前記上側ブロック体を係止自在な係止部を備えているところにある。
本構成によれば、下側ブロック体と離脱させた上側ブロック体を、係止部に係止させることが可能となる。
従って、トラクタ本体とフロントローダとの一連の脱着操作において、双方にわたる油圧管路どうしを切断した際に、フロントローダ側の油圧管路を、別途保持しておく必要がなく、少ない人員で効率的に脱着作業を実施できる。
また、係止部によって上側ブロック体を係止することで、上側ブロック体やそれから延びる油圧管路が垂れ下がって、耐久性が低下するのを防止できる。
トラクタの右側面図である。 トラクタの前端側の平面図である。 連結部の取付状態を示す要部の右側面図である。 連結部の取付状態を示す要部の分解斜視図である。 連結部の取付状態を示す要部の右側面図である。 連結部の取付手順を示す右側面視断面図である。 連結部の取付手順を示す右側面視断面図である。 連結部の取付手順を示す右側面視断面図である。 別実施形態のトラクタの前端側の右側面図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2は、本発明のトラクタの一実施形態品を示すものである。
トラクタは、トラクタ本体Aと、トラクタ本体Aに着脱自在なフロントローダBと、トラクタ本体AとフロントローダBとにわたる複数の油圧管路Dと、複数の油圧管路Dの中間部にあって油圧管路Dを離脱自在な連結部Eとを備えて構成されている。
トラクタ本体Aは、車体フレーム1の前部側に、ボンネット1Aの内部に納められた原動部2、及び、左右の前輪3などを備えている。又、車体フレーム1の後部側に、運転操作部4、油圧部5、及び、左右の後輪6などを備えている。
車体フレーム1の前後中間部には、フロントローダBの装着を可能にする左右の支持ブラケット7を装備している。
運転操作部4には、ステアリングホイール8及び運転座席9などを配備している。
図1〜3に示すように、フロントローダBは、左右の固定ブラケット10、左右のブーム12、左右の揺動ブラケット14、単一のインプルメント15、駆動シリンダ16、及び、左右のブームシリンダ17、などを備えている。
また、フロントローダBには、折り畳み式の支持脚18が設けてあり、トラクタ本体AからフロントローダBを離脱させる際に、この支持脚18を作用状態にすることで、フロントローダBが自立できるように構成されている。
左右の固定ブラケット10は、対応する支持ブラケット7に着脱可能な状態で装着している(図3参照)。
左右のブーム12は、対応する固定ブラケット10に左右向きの第1支軸11を介して第1支軸11を支点に上下揺動可能な状態で連結している。
左右の揺動ブラケット14は、対応するブーム12の遊端部に左右向きの第2支軸13を介して第2支軸13を支点に揺動可能な状態で連結している。
インプルメント15は、第2支軸13を支点に左右の揺動ブラケット14と一体揺動するように左右の揺動ブラケット14に着脱可能に連結している。
駆動シリンダ16は、左右のブーム12の揺動変位にかかわらずインプルメント15を任意の姿勢に維持するように構成している。
左右のブームシリンダ17は、油圧式の複動型で、対応するブーム12を揺動駆動する。
尚、前記駆動シリンダ16やブームシリンダ17へは、前記油圧部5からの油圧管路Dが接続されており、運転操作部4での圧油の供給操作によって、各シリンダ16,17の駆動をコントロールできるように構成されている。
また、右のブーム12には、後述する上側ブロック体E2を係止自在な係止部12Aが設けてある。係止部12Aは、前後一対の『L』字形状のブラケットで構成してあり、ブーム12の後端部における左側面部に突出させて設けてある(図1〜3参照)。
一対のブラケットの立上り部12Aaと右のブーム12との間の凹部に、上側ブロック体E2を差し込むことで係止させることができる(図2、図3参照)。
油圧管路Dは、トラクタ本体A側に設けられたものと、フロントローダB側に設けられたものとがあり、それらは、ボンネット1Aの後端側の右側方に配置された連結部Eを介して接続・切断できるように形成されている。
当該実施形態においては、油圧管路Dは、送り側と受け側との一対が2系統備えられており、合計4本の油圧管路Dが設けられている。
トラクタ本体A側の油圧管路Daは、油圧部5に連通接続されている。
フロントローダB側の油圧管路Dbは、対応するシリンダ16,17に連通接続されている。
連結部Eは、各油圧管路Dをまとめて脱着自在に構成されており、その脱着操作を行うハンドル(操作部の一例)20を備えている。
連結部Eの具体的な構成は、上下に分離自在なブロック体によって構成されている。
ブロック体のうち、下側に位置する下側ブロック体E1は、トラクタ本体Aのボンネット1A後端側の側部に位置する状態で、車体フレーム1にネジ固定されている(図4参照)。
また、上側に位置する上側ブロック体E2は、上述のハンドル20を備えており、下側ブロック体E1との合体状態においては、下側ブロック体E1を介して車体フレーム1に支持される。また、下側ブロック体E1との分離状態においては、右のブーム12の係止部12Aに係止させて、フロントローダBに支持させることができる(図2、図3参照)。
尚、連結部Eは、前端部と後端部とが同一レベルとなる状態に設けられている。
下側ブロック体E1は、図4〜8に示すように、カプラーKのオス側カプラーK1の4個と、それら各オス側カプラーK1を、縦向き姿勢で、トラクタ本体Aの前後方向に間隔をあけた状態に位置保持する第1ホルダー部材21とを備えている。
各オス側カプラーK1は、下端側に、トラクタ本体A側の油圧管路Da(金属管)が連通接続されており、上端側には、上側ブロック体E2のメス側カプラーK2が着脱される。
第1ホルダー部材21は、各オス側カプラーK1を、両側方から一体的に挟持する一対の第1挟持部材21Aで構成される。一対の第1挟持部材21Aの片方が、車体フレーム1にネジ固定されている。
また、第1ホルダー部材21には、平面視における対角位置に、ガイド穴21Aaがそれぞれ形成してある。このガイド穴21Aaは、下側ブロック体E1に対して上側ブロック体E2を平行状態を保ったまま近接離間させる目的で形成してある。つまり、上側ブロック体E2に形成した二本のガイド棒状体22Aa(後述)を、各ガイド穴21Aaに挿通させることで、上側ブロック体E2を下側ブロック体E1に沿う状態に誘導することができ、四個のカプラーKを、真直ぐに且つ同時に接続(又は切断)することが可能となる。
上側ブロック体E2は、カプラーKのメス側カプラーK2の4個と、それら各メス側カプラーK2を、縦向き姿勢で、前記各オス側カプラーK1に対応した状態に保持する第2ホルダー部材22と、第3ホルダー部材23とを備えている。
メス側カプラーK2は、本体部K2aと、本体部K2aの下端部に備えた出退部K2bとを備えている。
本体部K2aは、上端側に、フロントローダB側の油圧管路Db(油圧ホース)が連通接続されている。下端側には、下側ブロック体E1のオス側カプラーK1が着脱される。
出退部K2bは、本体部K2aに対して下方へ出退付勢されており、カプラーKどうしの接続に伴って、オス側カプラーK1の上端部がメス側カプラーK2の下端部に進入するとオス側カプラーK1の周りに突出して外嵌するように構成されている。この突出外嵌状態によって、接続がロックされる。
また、カプラーKどうしの切断操作は、オス側カプラーK1に外嵌している出退部K2bを上方へ引き上げることで本体部K2a側へ引退付勢され、接続のロックが解除され、油圧管路Dを切断することができる。
第2ホルダー部材22は、各メス側カプラーK2の本体部K2aの上端部を、両側方から一体的に挟持する一対の第2挟持部材22Aで構成される。
第2挟持部材22Aの前端側には、横向き軸芯X周りに上下揺動自在なハンドル20の前端部が枢支連結されている。
また、第2ホルダー部材22には、平面視における対角位置に、前記ガイド穴21Aaに対応するガイド棒状体22Aaがそれぞれ下方へ突出する状態に形成してある。このガイド棒状体22Aaは、下側ブロック体E1に対して上側ブロック体E2を平行状態を保ったまま近接離間させる目的で形成してある。
第3ホルダー部材23は、各メス側カプラーK2の出退部K2bを、両側方から一体的に挟持する一対の第3挟持部材23Aで構成される。
また、第3ホルダー部材23には、平面視における対角位置に、前記ガイド棒状体22Aaを挿通自在なガイド穴23Aaがそれぞれ形成してある。
因みに、第2ホルダー部材22と第3ホルダー部材23とは、各メス側カプラーK2を介して連結されており、本体部K2Aと出退部K2bとの相対移動に追従して、近接離間できる状態に連結されている。
また、第3ホルダー部材23の両側部における前後中間部には、ハンドル20の前後中間部にわたる一対のリンク部材24の下端部が、それぞれボルトによって枢支連結してある。
尚、リンク部材24の枢支穴は、縦長の長穴24aとして形成してあり、本体部K2Aと出退部K2bとの相対移動に追従できるように構成されている(図6、図7参照)。
ハンドル20は、前端部の枢支されている箇所から立ち上がる立上り部20Aと、立上り部20Aの上端部から後方に延出するハンドル本体部20Bと、ハンドル本体部20Bの後端部で右側に屈曲した握持部20Cとを備えている。
立上り部20Aとハンドル本体部20Bとは、左右に間隔をあけて平行配置した一対の板金部材で構成されている。これら一対の板金部材どうしは前端側で一体に連結されている。
また、ハンドル本体部20Bの前後中間部には、下方に突出した突出部20Dがそれぞれ形成してある。また、そのハンドル本体部20Bの前後中間部における突出部20Dの上方には、前記リンク部材24の上端部を枢支連結してある。
従って、ハンドル本体部20Bを横向き軸芯X周りで下方へ揺動操作するに伴って、突出部20Dが第2ホルダー部材22を下方へ押圧し、第2ホルダー部材22に支持されているメス側カプラーK2を下方へ押し付けることができる(図7参照)。
また、ハンドル本体部20Bを横向き軸芯X周りで上方へ揺動操作するに伴って、リンク部材24から第3ホルダー部材23に引き上げ力が作用し、第3ホルダー部材23に支持されているメス側カプラーK2の出退部K2bを引き上げることができる(図8参照)。
因みに、前記ハンドル20を備える連結部Eは、ハンドル20の握持部20Cが、運転操作部4の前端部に臨む状態に取り付けられているから、運転操作部4から、例えば、握持部20Cを、手で握って上下に揺動させたり、足で踏んで下方へ揺動させたり自由に実施でき、それに伴って、各油圧管路Dを、連結部Eにおいてまとめて脱着することが可能となる。
次に、トラクタ本体AとフロントローダBとの脱着に伴う、連結部Eの接続切断手順について説明する。
[1]下側ブロック体E1に対して上側ブロック体E2を接続するときは、図3、図4、図6に示すように、下側ブロック体E1の直上に、上側ブロック体E2を配置して、ガイド棒状体22Aaを、第1ホルダー部材のガイド穴21Aaに挿通させながら下降させる。
[2]ハンドル20を下方へ揺動させる(図7参照)。
これによって上側ブロック体E2が下側ブロック体E1に押し付けられ、カプラーKを接続状態にすることができ、油圧管路Dを連通状態に接続できる。
[3]油圧管路Dを切断させる時は、図8に示すように、ハンドル20を上方へ揺動させる。
これによって、リンク部材24及び第3ホルダー部材23を介してメス側カプラーK2の出退部K2bに引き上げ力が伝わり、上方へ引退付勢され、カプラーKの接続ロック状態が解除され、油圧管路Dを切断することができる。
当該実施形態のトラクタによれば、運転操作部4から、ハンドル20を操作して、容易に且つ確実に複数の油圧管路Dの脱着を一度にまとめて行うことができ、少ない人員で、手間を掛けずに迅速かつ確実に油圧管路の脱着作業を実施できる。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 油圧管路Dは、先の実施形態で説明した材質や本数に限るものではなく、適宜設定が可能である。
〈2〉 カプラーKは、先の実施形態で説明したようにオス側カプラーK1が下方で、メス側カプラーK2が上方に配置されるものに限るものではなく、その逆に、オス側カプラーK1が上方で、メス側カプラーK2が下方に配置されるものであってもよい。
また、ハンドル20による操作は、下方への揺動操作がカプラーKの接続操作であることに限らず、その逆で、下方への揺動操作でカプラーKが切断されるように連係させてあってもよい。
〈3〉 連結部Eは、先の実施形態で説明した配置に限るものではなく、例えば、運転操作部4の前端部の更に下方側に配置したり、運転操作部4の前端部の更に上方側に配置してあってもよい。
また、ボンネット1Aの右側方に限らず、左側方に配置してあってもよい。
〈4〉 連結部Eは、先の実施形態で説明した水平(又はほぼ水平)に限るものではなく、例えば、図9に示すように、前端部より後端部が低くなる傾斜状態に設けてあってもよい。
〈5〉 また、ハンドル20の握持部20Cのみを操作することに限らず、ハンドル20全体を操作するものであってもよい。
また、ハンドル20の上面に、足で踏みこめる踏み面を形成しておけば、運転操作部4側から、足で、踏み操作し易くなり好ましい。
勿論、ハンドル20は、足のみで操作することに限らず、手で操作することも可能である。
〈6〉 フロントローダBの係止部12Aは、先の実施形態で説明した構造のものに限らない。要するに、上側ブロック体E2をフロントローダBに係止できるものであればよく、それらを含めて係止部12Aと総称する。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
当該トラクタは、キャビンを備えたトラクタにも利用することができる。
1A ボンネット
4 運転操作部
7 支持ブラケット
10 固定用ブラケット
12A 係止部
20 ハンドル(操作部の一例)
A トラクタ本体
B フロントローダ
D 油圧管路
E 連結部
K カプラー
X 横向き軸芯

Claims (7)

  1. トラクタ本体と、
    前記トラクタ本体と着脱自在なフロントローダと、
    前記トラクタ本体と前記フロントローダとにわたる複数の油圧管路と、
    前記複数の油圧管路の中間部にあって前記油圧管路を離脱自在な連結部とを備え、
    前記連結部は、前記複数の油圧管路をまとめて脱着操作自在な操作部を備えていると共に、前記操作部が、前記トラクタ本体における運転操作部の前端部に臨む状態に配置され、
    前記連結部は、各油圧管路に介在するカプラーをそれぞれ備え、
    前記各カプラーは、各油圧管路が縦向きとなる状態で、前記トラクタ本体の前後に間隔をあけて並設され、
    前記操作部は、前記連結部に備えた横向き軸芯周りに上下揺動自在で、且つ、前記連結部の後端側に延伸したハンドルを備えているトラクタ。
  2. 前記トラクタ本体のボンネットの左右両側において、前記フロントローダに備えられた左右の固定用ブラケットが、前記トラクタ本体に備えられた支持ブラケットに着脱可能に装着されるように構成され、
    前記連結部は、左右いずれかの前記固定用ブラケットと前記ボンネットとの間に配備されている請求項1に記載のトラクタ。
  3. 前記ハンドルは、前記各カプラーに連係している請求項1又は2に記載のトラクタ
  4. 前記連結部は、上下に分離自在なブロック体で構成され、
    上側ブロック体は、分離状態で、前記フロントローダに係止自在に形成され、
    下側ブロック体は、前記トラクタ本体の側部に固定されている請求項1〜3の何れか1項に記載のトラクタ。
  5. 前記連結部は、前端部と後端部とが同一レベルとなる状態に設けられている請求項1〜の何れか一項に記載のトラクタ。
  6. 前記連結部は、前端部より後端部が低くなる傾斜状態に設けられている請求項1〜の何れか一項に記載のトラクタ。
  7. 請求項に記載のトラクタに備えるフロントローダであって、
    前記上側ブロック体を係止自在な係止部を備えているフロントローダ。
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