JP6551933B2 - 損傷検知装置 - Google Patents

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Description

この発明は、橋梁やビル等の構造物において、上部構造と下部構造との間に配置される支承のサイドブロックが損傷しているかどうかを検知する技術に関する。
従来、橋梁やビル等の様々な種類の構造物について、状態を検知するシステムがある(特許文献1、2等参照)。この種のシステムでは、温度センサ、湿度センサ、加速度センサ、変位センサ、赤外線イメージセンサ等、様々な種類のセンサを用いて、構造物にかかる計測対象物理量をセンシングすることによって、構造物の状態をモニタリングしている。
上部構造が下部構造の上に支承を介して載置された構造物は、上部構造と下部構造との間における振動の伝達が支承を介して行われる。構造物の耐震性を向上させるため、サイドブロックを設けた支承がある(例えば、特許文献3参照)。サイドブロックは、支承の上沓とベースプレート(または下沓)との相対的な変位量が所定量を超えると、上沓やソールプレート等が衝突するように構成した部材である。サイドブロックは、上沓やソールプレート等が衝突することで、支承の上沓とベースプレート(または下沓)との相対的な変位量を制限し、支承に作用する水平力を支持する。
特開2008− 2986号公報 特開2013− 40774号公報 特開2007−332564号公報
しかしながら、サイドブロックは、地震動等にともなう下部構造の振動が大きくなるにつれて、上沓やソールプレート等の衝突時の衝撃が大きくなる。サイドブロックは、上沓やソールプレート等の衝突時の衝撃がある程度の大きさを超えると損傷する。したがって、ある程度の震度を超える地震等が発生すると、支承のサイドブロックが損傷しているかどうかの確認を行う必要がある。
支承は、狭隘で閉鎖的な空間に配置されている。すなわち、支承は、サイドブロックが損傷しているかどうかの目視確認が容易に行えない場所に配置されている。このため、サイドブロックが損傷しているかどうかの確認にかかる時間が長くなる。特に、多くの支承が使用されている橋梁等では、支承のサイドブロックが損傷しているかどうかの確認作業が長期間におよぶことがある。
この発明の目的は、支承のサイドブロックが損傷しているかどうかの確認が簡単に行える技術を提供することにある。
この発明の損傷検知装置は、上記目的を達するために以下のように構成している。
この発明にかかる損傷検知装置は、上部構造を下部構造の上に載置した構造物において、上部構造と下部構造との間に配置される支承に作用する水平力を支持するサイドブロックの損傷を検知する。
センサは、サイドブロックに取り付けている。検知部は、センサの出力によって、サイドブロックが損傷しているかどうかを検知する。また、センサは、傾斜センサであり、サイドブロックにおける、支承の上沓が対向する対向面の両側に形成されている側面の一方に取り付けている。
サイドブロックは、上沓やソールプレート等の衝突時の衝撃により、支承の上沓が対向する対向面の反対側に折れ曲がり損傷する。これにより、サイドブロックの側面に取り付けた傾斜センサにより検知される傾斜角が変化する。検知部は、傾斜センサにより検知された傾斜角が予め定めた範囲内であるかどうかによって、サイドブロックが損傷しているかどうかを検知する。具体的には、検知部は、傾斜センサにより検知された傾斜角が予め定めた範囲内であれば、サイドブロックが損傷していないと検知し、反対に傾斜センサにより検知された傾斜角が予め定めた範囲外であれば、サイドブロックが損傷していると検知する。
したがって、検知部の検知結果によって、サイドブロックが損傷しているかどうかの確認が簡単に行える。
また、サイドブロックには、センサを取り付ける側面に、センサ取付用の凸部が形成されており、センサは、センサ取付用の凸部が嵌合する凹部を形成し、凸部を凹部に嵌合させてサイドブロックの側面に取り付けるセンサボックスに内蔵している、構成にしてもよい。これにより、サイドブロックの側面に対する傾斜センサの取り付けが簡単に行える。
さらに、センサ取付用の凸部の外形形状は、サイドブロックの側面に取り付けたセンサボックスが、凸部を軸にして回転するのを抑制する形状にするのが好ましい。
このように構成すれば、サイドブロックの側面におけるセンサの取付状態の変化が抑えられるので、検知部におけるサイドブロックが損傷しているかどうかの検知精度の低下を抑えることがきる。
また、センサを上述した傾斜センサではなく、ひずみセンサとし、サイドブロックにおける、支承の上沓が対向する対向面の反対側に形成されている背面側に配置した板金に取り付けた構成にしてもよい。
この構成では、サイドブロックが上沓やソールプレート等の衝突時の衝撃により、支承の上沓が対向する対向面の反対側に折れ曲がり損傷すると、ひずみセンサを取り付けた板金が、損傷したサイドブロックに押圧されて変形し歪む。検知部は、ひずみセンサにより検知された板金のひずみが予め定めた範囲内であるかどうかによって、サイドブロックが損傷しているかどうかを検知する。具体的には、検知部は、ひずみセンサにより検知された板金のひずみが予め定めた範囲内であれば、サイドブロックが損傷していないと検知し、反対にひずみセンサにより検知された板金のひずみが予め定めた範囲外であれば、サイドブロックが損傷していると検知する。
板金は、サイドブロックの背面から離間させて取り付けるのがよい。このように構成すれば、サイドブロックが損傷していないにも関わらず、サイドブロックの振動により生じた板金のひずみによって、検知部がサイドブロックが損傷していると誤検知するのを防止できる。
また、板金は、支承のベースに固定するのがよい。
さらに、この発明にかかる損傷検知装置は、検知部における検知結果を外部機器に出力する出力部を備えるのが好ましい。このように構成すれば、外部機器において、サイドブロックが損傷しているかどうかの確認が行える。
この発明によれば、支承のサイドブロックが損傷しているかどうかの確認が簡単に行える。
モニタリングシステムの構成を示す図である。 高架道路橋の橋軸方向の概略断面図である。 高架道路橋の橋軸直角方向の概略断面図である。 図4(A)は支承の概略の平面図であり、図4(B)は、支承の概略の分解図である。 センサノードの主要部の構成を示す図である。 図6(A)、(B)は、支承のサイドブロックに対する傾斜センサの取付例を示す図である。 図7(A)、(B)は、センサボックスの概略図である。 図8(A)は、サイドブロックのセンサボックス取付面に対して直交する方向から見た平面図であり、図8(B)は、サイドブロックのセンサボックス取付面に対して平行する方向から見た平面図である。 報知装置の主要部の構成を示すブロック図である。 上位装置の主要部の構成を示すブロック図である。 センサノードの動作を示すフローチャートである。 報知装置の動作を示すフローチャートである。 上位装置の動作を示すフローチャートである。 別の例にかかるセンサノードの主要部の構成を示す図である。 図15(A)、(B)は、支承に対するひずみセンサの取付例を示す図である。 図16(A)は、傾斜センサを取り付けた例を示す図であり、図16(B)は、ひずみセンサを取り付けた例を示す図である。 支承の概略の分解図である。 図18(A)は、傾斜センサを取り付けた例を示す図であり、図18(B)は、ひずみセンサを取り付けた例を示す図である。 支承の概略の分解図である。 図20(A)は、傾斜センサを取り付けた例を示す図であり、図20(B)は、ひずみセンサを取り付けた例を示す図である。 支承の概略の分解図である。 図22(A)は、傾斜センサを取り付けた例を示す図であり、図22(B)は、ひずみセンサを取り付けた例を示す図である。 支承の概略の分解図である。
以下、この発明の実施形態について説明する。
図1は、モニタリングシステムの構成を示す図である。この例にかかるモニタリングシステムは、自動車が走行する高架道路橋(橋梁)の支承のサイドブロックが損傷しているかどうかを検知し、検知結果を出力する。高架道路橋は、支承を介して上部構造(橋桁等)を下部構造(橋脚等)に載置している。高架道路橋が、この発明で言う構造物に相当する。この例にかかるモニタリングシステムは、支承のサイドブロックが損傷しているかどうかを検知する。サイドブロックは、支承に作用する水平力を支持する。この例にかかるモニタリングシステムは、複数のセンサノード1と、複数の報知装置2と、上位装置3と、を備える。
複数のセンサノード1は、グループP1〜Pnに分けている。各グループP1〜Pnに属するセンサノード1は、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、各グループP1〜Pnに属するセンサノード1の数は、均一である必要はない。この例では、各支承に、センサノード1を1つずつ割り当てている(対応付けている)。1つの支承には、2つのサイドブロックが設けられている。センサノード1は、割り当てられた支承のサイドブロックが損傷しているかどうかを検知する。センサノード1のグループ分けの詳細については、後述する。この例では、センサノード1が、この発明で言う損傷検知装置に相当する。また、報知装置2が、この発明で言う外部機器に相当する。
報知装置2は、センサノード1のグループP1〜Pn毎に設けている。報知装置2は、対応するグループP1〜Pnに属するセンサノード1との間で入出力にかかる通信を行う。
上位装置3は、高架道路橋を含む交通網を管理する道路管制センタに設置している。上位装置3は、各報知装置2との間で入出力にかかる通信を行う。
構造物である高架道路橋について説明する。図2は、高架道路橋の橋軸方向(この例では、車両の走行方向)の概略断面図である。図3は、高架道路橋の橋軸直角方向(この例では、車両の幅方向)の概略断面図である。高架道路橋の橋脚は、橋軸方向に適当な間隔で並んでいる。高架道路橋は、下部構造である橋脚と、上部構造である主桁との間に、支承100を配置している。支承100は、主桁を含む上部構造と、橋脚を含む下部構造との間に作用する荷重(振動)を伝達する部材である。自動車が走行する路面は、主桁の上面(橋脚側の反対面)側に設けた床版の上に形成されている。
この例では、高架道路橋の下部構造である橋脚と、報知装置2とを1対1で対応付けている。報知装置2は、図2に示すように、上部構造の側壁に取り付けている。報知装置2は、橋軸方向において、対応する橋脚と略同じ位置に取り付けている。
図4(A)は、支承の概略の平面図であり、図4(B)は、支承の概略の分解図である。図4に示す支承100は、一般にゴム支承と呼ばれるものである。支承100は、上沓101と、ゴム沓102と、ベースプレート103と、アンカボルト104と、サイドブロック105とにより構成される。ベースプレート103は、複数本(図4(B)では、2本示している。)のアンカボルト104によって、橋脚に固定される。ゴム沓102は、ベースプレート103の上面(橋脚との当接面に対向する面)と、上沓101の下面(ベースプレート103の上面に対向する面)との間に位置する。すなわち、支承100は、主桁側から順番に(上から順番に)、上沓101、ゴム沓102、ベースプレート103を重ねている。2つのサイドブロック105は、ベースプレート103に取り付けられる。2つのサイドブロック105は、ベースプレート103の幅方向(橋軸直角方向)の両側に対向させて取り付け、ベースプレート103に対する上沓101の相対的な位置の変化を制限する。
なお、図4では、支承100のサイドブロック105が損傷しているかどうかを検知するためのセンサ等にかかる構成については、図示を省略している。これらの構成の詳細については、後述する。
公知のように、支承100は、下部構造である橋脚側に位置するベースプレート103と、上部構造である主桁側に位置する上沓101とを備え、上沓とベースプレート103(またはゴム沓102)とが相対的に変位する部材である。支承100は、ベースプレート103を橋脚の上面(上部構造に対向する面)に取り付け、上沓101を橋桁の底面に位置するソールプレートの下部構造に対向する面に取り付けている。すなわち、支承100は、図2、および図3に示すように、上部構造と、下部構造との間に配置される。言い換えれば、上部構造は、支承100を介して下部構造の上に載置されている。図3では、支承100を橋軸直角方向に3つ並べた場合を例示している。
なお、橋軸直角方向に並んでいる支承100の数は、3つでなくてもよい。
報知装置2と、センサノード1のグループP1〜Pnとは1対1で対応付けている。また、上述したように、報知装置2と、橋脚とは1対1で対応付けている。そして、センサノード1のグループP1〜Pnと、橋脚とは1対1で対応付けている。すなわち、報知装置2に対応づけたグループP1〜Pnに属するセンサノード1は、その報知装置2を対応付けた橋脚に取り付けられている支承100に対応付けたものである。
図5は、センサノードの主要部の構成を示すブロック図である。センサノード1は、制御部11と、電源部12と、センサ部13と、近距離無線通信部14とを備えている。
制御部11は、センサノード1本体の動作を制御する。また、センサノード1は、自機を識別するノードコードを制御部11に設けたメモリ(不図示)に記憶している。このノードコードは、例えばn桁のコードであり、先頭のm桁(n>m)が対応する橋脚を示すコードである。
電源部12は、センサノード1本体各部に動作電源を供給する。電源部12は、センサノード1本体に内蔵している電池を電力源とし、センサノード1本体各部に動作電源を供給する。
なお、電源部12は、外部接続しているバッテリや、内蔵、または外部接続している発電ユニット(太陽電池等)を電力源とし、センサノード1本体各部に動作電源を供給する構成であってもよい。
センサ部13は、2つの傾斜センサ5を有する。また、センサ部13は、傾斜センサ5毎に、傾斜センサ5の駆動を制御し、その出力(センサ出力)を処理するセンサ回路を有している。2つの傾斜センサ5は、支承100の2つのサイドブロック105に、1つずつ取り付けられる。センサ部13が、この発明で言う検知部に相当する。
図6は、支承のサイドブロックに対する傾斜センサの取付例を示す図である。傾斜センサ5は、センサボックス50に内蔵されている。図7(A)は、センサボックスの外観を示す図であり、図7(B)は、図7(A)におけるA−A方向の断面図である。
センサボックス50は、図7に示すように、傾斜センサ5を内蔵している。センサボックス50は、内蔵している傾斜センサ5がセンサボックス50内でほとんど動かない構成である。具体的には、センサボックス50は、傾斜センサ5の外形形状と略同形状のセンサ収納空間を形成している。傾斜センサ5は、センサボックス50のセンサ収納空間に嵌め込まれている。
また、センサボックス50は、支承100のサイドブロック105に対する取付面側に凹部51を形成している。また、センサボックス50は、支承100のサイドブロック105に対する取付面の反対面側に、凹部51に連通するネジ穴52を形成している。
センサボックス50は、図6に示すように、サイドブロック105における支承100の上沓101に対向する対向面の両側に形成されている側面の一方(以下、センサボックス取付面と言う場合もある。)に取り付けられる。図8(A)は、サイドブロックのセンサボックス取付面に対して直交する方向から見た平面図であり、図8(B)は、サイドブロックのセンサボックス取付面に対して平行する方向(図8(A)に示すA方向)から見た平面図である。サイドブロック105のセンサボックス取付面には、凸部56が形成されている。凸部56は、センサボックス50の凹部51に嵌合する外形形状である。また、凸部56には、ネジ留め用のタップ57を形成している。
センサボックス50は、サイドブロック105のセンサボックス取付面に形成されている凸部56を凹部51に嵌合させ、ネジ穴52に通したネジ(不図示)をタップ57にネジ締めすることにより、サイドブロック105に固定(ネジ止め)する。また、凹部51、および凸部56は、サイドブロック105にネジ止めしたセンサボックス50が、凸部56を軸にして回転するのを抑制する外形形状である。この例では、凹部51、および凸部56は、その平面形状を矩形形状にしたものであるが、この形状に限らず三角形形状や、五角形形状等の他の多角形形状であってもよいし、楕円形状や、星型形状等であってもよい。
センサボックス50に内蔵されている傾斜センサ5は、サイドブロック105の変形に応じて傾き、その傾きに応じた検出信号を出力する。具体的には、サイドブロック105は、上沓101やソールプレート等の衝突時の衝撃がある程度の大きさを超えると、背面側(上沓101に対向している対向面と反対側)に折れ曲がる(損傷する。)。傾斜センサ5は、サイドブロック105が背面側に折れ曲がったことにより、傾斜角が変化する。センサ部13は、傾斜センサ5の検出信号を処理し、センサボックス50に内蔵されている傾斜センサ5の傾斜角が予め定めた範囲外であるかどうかによって、サイドブロック105が損傷しているかどうかを検知する。具体的には、センサ部13は、傾斜センサ5により検知された傾斜角が予め定めた範囲内であれば、サイドブロック105が損傷していないと検知し、反対に傾斜センサ5により検知された傾斜角が予め定めた範囲外であれば、サイドブロック105が損傷していると検知する。
制御部11は、センサ部13が支承100のサイドブロック105が損傷していることを検知すると、その旨をメモリに記憶する。
近距離無線通信部14は、報知装置2との間における近距離無線通信を制御する。
センサノード1は、近距離無線通信部14における近距離無線通信で、センサ部13において検知された、サイドブロック105が損傷しているかどうかの検知結果を報知装置2に送信(出力)する。近距離無線通信部14が、この発明で言う出力部に相当する。
図9は、報知装置の主要部の構成を示すブロック図である。報知装置2は、制御部21と、電源部22と、操作部23と、表示部24と、近距離無線通信部25と、無線通信部26とを備えている。
制御部21は、報知装置2本体の動作を制御する。また、報知装置2は、自機を識別する装置コードを制御部21に設けた不揮発性のメモリ(不図示)に記憶している。この装置コードは、例えばm桁のコードであり、対応する橋脚を示すコードである。
電源部22は、報知装置2本体各部に動作電源を供給する。電源部22は、バッテリが接続されるバッテリ接続端子22aを備えている。電源部22は、バッテリ接続端子22aにバッテリが接続されている場合、バッテリ接続端子22aに接続されているバッテリを電力源とし、報知装置2本体各部に動作電源を供給する。言い換えれば、報知装置2は、バッテリ接続端子22aにバッテリが接続されていない場合、報知装置2本体各部に動作電源が供給されない。
なお、この例では、報知装置2は、商用電源を電力源とし、報知装置2本体各部に動作電源を供給する構成でないので、報知装置2の設置時に、商用電源を供給するためのケーブルの敷設工事をともなわない。
操作部23は、報知装置2本体に対応づけた橋脚に取り付けたいずれかの支承100のサイドブロック105について損傷していることが検知されたかどうかを出力させるときに操作する確認ボタン23aを有している。この確認ボタン23aは、報知装置2本体の表面に露出しており、簡単に操作できる。
表示部24は、報知装置2本体に対応づけた橋脚に取り付けたいずれかのいずれかの支承100のサイドブロック105について損傷していることが検知された場合に点灯させる通知ランプ24aを有している。表示部24は、報知装置2本体に対応づけた橋脚に取り付けられている全ての支承100のサイドブロック105について、損傷していることが検知されていない場合、通知ランプ24aを点灯させない。通知ランプ24aの発光色は、例えば赤色である。
近距離無線通信部25は、対応するグループP1〜Pnに属するセンサノード1との間における近距離無線通信を制御する。
無線通信部26は、上位装置3との間における入出力にかかる無線通信を制御する。
図10は、上位装置の主要部の構成を示すブロック図である。上位装置3は、制御部31と、操作部32と、表示部33と、記憶部34と、無線通信部35と、交通網データベース36(以下、交通網DB36と言う。)と、を備えている。
制御部31は、上位装置3本体の動作を制御する。
操作部32には、キーボードやマウス等の入力デバイスが接続されている。操作部32は、オペレータによる入力デバイスの操作に応じて、上位装置3本体に対する入力を受け付ける。
表示部33には、液晶ディスプレイ等の表示デバイスが接続されている。表示部33は、接続されている表示デバイスにおける画面表示を制御する。
記憶部34は、動作時に発生したデータ等を一時的に記憶するワーキングエリアとして使用するメモリを有する。
無線通信部35は、報知装置2との間における入出力にかかる無線通信を制御する。また、上位装置3と、報知装置2との間における通信は、公衆回線を利用してもよいし、インタネット等のネットワークを利用してもよい。
交通網DB36は、この例にかかるモニタリングシステムにおいて、状態をモニタリングする高架道路橋を含む交通網の地図データを記憶している。また、この例にかかるモニタリングシステムにおいて、状態をモニタリングする高架道路橋にかかる橋脚毎に、その橋脚の地図上の位置を示すデータを記憶している。具体的には、橋脚の識別コード(この例では、報知装置2の装置コードでもある。)と、橋脚の位置を示す緯度データ、および経度データと、を対応付けて記憶している。交通網DB36が記憶しているデータを総称して交通網データと言う。
以下、この例にかかるモニタリングシステムの動作について説明する。
図11は、センサノードの動作を示すフローチャートである。センサノード1は、センサ部13で検知対象の支承100のサイドブロック105が損傷していることを検知すると、その旨を検知結果として制御部11のメモリに記憶する(s1、s3)。センサ部13は、傾斜センサ5の検出信号を処理し、センサボックス50に内蔵されている傾斜センサ5の傾斜角が予め定めた範囲外であるかどうかによって、サイドブロック105が損傷しているかどうかを検知する。
センサノード1は、支承100のサイドブロック105が損傷しているかどうかを常時監視する構成であってもよいし、予め定めた検知タイミングになると、支承100のサイドブロック105が損傷しているかどうかを検知する構成であってもよい。検知タイミングは、毎日午前0時や、毎週日曜の午前0時等のように定期的に定めたタイミングであってもよいし、図示していないセンサ等によって橋脚の振動が予め定めた大きさを超えたタイミングにしてもよいし、また報知装置2から検知の要求があったタイミングにしてもよい。
また、センサノード1は、近距離無線通信部14において、報知装置2からの検知結果の通知要求を受信すると、制御部11のメモリに記憶している支承100のサイドブロック105の損傷の有無を報知装置2に通知する(s2、s4)。
センサノード1は、s1〜s4の処理を繰り返す。センサノード1は、s4で検知結果を送信するとき、この検知結果に自機のノードコードを対応付けている。
図12は、報知装置の動作を示すフローチャートである。報知装置2は、保守員等によって確認ボタン23aが操作されると(s11)、対応づけられているグループP1〜Pnに属する全てのセンサノード1に対して検知結果通知要求を送信する(s12)。
なお、確認ボタン23aを操作する保守員等は、バッテリを報知装置2のバッテリ接続端子22aに接続している。
報知装置2は、s12で検知結果通知要求を送信すると、予め定めた一定時間経過するのを待つ(s13)。この一定時間は、センサノード1が上述したs2、s4にかかる処理を行うのに必要な時間よりも、少し長い。すなわち、報知装置2は、s13において、対応づけられているグループP1〜Pnに属する各センサノード1から検知結果が送信されてくるのを待っている。報知装置2は、近距離無線通信部25で受信した検知結果に対応づけられているノードコードによって、受信した検知結果が対応づけられているグループP1〜Pnに属するいずれかのセンサノード1から送信されてきたものであるかどうかを判定することができる。また、検知結果を受信したセンサノード1が、どの支承100のサイドブロック105に割り当てたものであるかも判定することができる。
報知装置2は、s13で予め定めた一定時間経過したと判定すると、対応づけられている橋脚に取り付けたいずれかの支承100のサイドブロック105について損傷していることが検知されているかどうかを判定する判定処理を行う(s14)。報知装置2は、検知結果を受信したセンサノード1については、その検知結果によって、このセンサノード1に対応する支承100のサイドブロック105が損傷しているかどうかを判断する。また、報知装置2は、s13で一定時間経過するのを待っている間に、検知結果が送信されてこなかったセンサノード1については、このセンサノード1が損傷している可能性が高いことから、このセンサノード1に対応づけられている支承100のサイドブロック105が損傷していると判断する。
報知装置2は、s14にかかる今回の判定結果を表示部24において表示する(s15)。具体的には、報知装置2は、対応づけた橋脚に取り付けられているいずれかの支承100のサイドブロック105について損傷していると判断した場合、通知ランプ24aを点灯する。報知装置2は、対応づけた橋脚に取り付けられている全ての支承100のサイドブロック105について損傷していないと判断した場合、通知ランプ24aを点灯させない(消灯状態を保持する。)。
したがって、保守員は、確認ボタン23aを操作した報知装置2に対応づけられている橋脚に取り付けられている支承100のサイドブロック105が損傷しているかどうかの確認が簡単に行える。
また、報知装置2は、s15にかかる判定処理の判定結果を上位装置3に送信し(s16)、s11に戻る。
また、報知装置2は、バッテリ接続端子22aにバッテリが接続されたときに、s12以降の処理を実行する構成にしてもよい。このようにすれば、保守員は、確認ボタン23aを操作することなく、報知装置2に対応づけられている橋脚に取り付けられている支承100のサイドブロック105が損傷しているかどうかの確認が行える。
また、上記の例では、報知装置2は、s14にかかる判定処理の判定結果を視覚により確認できる形態(通知ランプ24aの点灯状態)で出力する構成であるとしたが、判定結果を音声メッセージ(聴覚により確認できる形態)で出力する構成にしてもよいし、判定結果をメッセージで表示する構成にしてもよい。判定結果を出力する形態は、保守員が視覚、または聴覚で確認できる形態であれば、どのような形態であってもよい。
また、上記の例では、センサノード1は、報知装置2からの検知結果の通知要求を受信したときに、制御部11のメモリに記憶している支承100のサイドブロック105の損傷の有無を報知装置2に通知するとしたが、支承100のサイドブロック105が損傷していることを検知したときに、その検知結果を報知装置2に通知する構成にしてもよいし、予め定めた通知タイミングになる毎に、制御部11のメモリに記憶している支承100のサイドブロック105の損傷の有無を報知装置2に通知する構成にしてもよい。但し、この場合には、報知装置2は、常時、または上述の通知タイミングにおいて、報知装置2本体各部に動作電源の供給が行えるように構成される。例えば、報知装置2は、バッテリをバッテリ接続端子22aに常時接続して運用してもよいし、商用電源を接続する構成にしてもよい。
図13は、上位装置の動作を示すフローチャートである。上位装置3は、無線通信部35において、いずれかの報知装置2から送信されてきた判定結果を受信すると(s21)、受信した判定結果を記憶部34に記憶し(s22)、s21に戻る。s22では、受信した判定結果を、この判定結果を送信してきた報知装置2の装置コードに対応づけて記憶する。
また、上位装置3は、判定結果の集計開始要求があると(s23)、記憶部34に記憶している各報知装置2から通知された判定結果を集計する集計処理を行う(s24)。オペレータは、操作部32で所定の入力操作を行うことにより、上位装置3に対してs23にかかる集計開始要求の入力が行える。
s24では、記憶部34に記憶している最新の判定結果に基づき、橋脚を、
(1)支承100のサイドブロック105の損傷が検知されていない橋脚
(2)支承100のサイドブロック105の損傷が検知された橋脚
に分類する。
上位装置3は、s24にかかる集計処理の集計結果を出力し(s25)、s21に戻る。s25では、例えば、橋脚の分類を一覧表で出力する。また、橋脚の分類を地図上に示して出力する構成であってもよい。この集計結果は、表示部33に接続されている液晶ディスプレイ等の表示デバイスに表示してもよいし、プリンタに対して印字データとして出力してもよい。
これにより、オペレータは、支承100のサイドブロック105が損傷している橋脚の確認が簡単に行える。
また、上記の例では、報知装置2に対応付ける橋脚を1つとしたが、隣接する複数の橋脚を対応付けてもよい。このようにすれば、必要な報知装置2の台数が抑えられる。また、上記の例では、報知装置2は、側壁に取り付けるとしたが、対応する橋脚の周辺であれば、側壁に限らず、他の場所に取り付けてもよい。さらに、報知装置2は、保守員が携帯する携帯型の端末で構成してもよい(報知装置2を、対応する橋脚周辺に設置しない構成としてもよい。)。この場合、報知装置2は、特定のセンサノード1のグループP1〜Pnに対応づけない。
また、センサノード1は、図14に示すように、傾斜センサ5をひずみセンサ6にかえて、支承100のサイドブロック105が損傷しているかどうかを検知する構成にしてもよい。図14に示すセンサ部13は、ひずみセンサ6毎に、ひずみセンサの出力(センサ出力)を処理するセンサ回路を有している。2つのひずみセンサ6は、支承100の2つのサイドブロック105に、1つずつ取り付けられる。
図15は、支承のサイドブロックに対する、ひずみセンサの取付例を説明する図である。ひずみセンサ6は、センサ取付金具60に貼付されている。センサ取付金具60は、その厚さが1mm程度(0.5〜1.5mm程度)の板状の板金である。センサ取付金具60は、図15に示すように、サイドブロック105における支承100の上沓101に対向する対向面の反対面(以下、サイドブロック105の背面と言う場合もある。)側に配置している。センサ取付金具60は、一端(以下、下端と言う。)を支承100のベースプレート103に取り付け、固定している。また、センサ取付金具60は、支承100のベースプレート103に取り付けている下端の反対側端部(以下、上端と言う。)が、支承100の上沓101に達する高さである。
また、センサ取付金具60は、高さ方向(下端から上端への方向)の中間で屈曲させることにより、支承100のサイドブロック105の背面から数mm離間させている。これにより、支承100のサイドブロック105が、比較的小さく振動したときに、サイドブロック105がセンサ取付金具60に衝突することがない。したがって、サイドブロック105における比較的小さな振動によって、サイドブロック105が損傷していると誤検知するのを防止できる。
また、上記の例では、センサ取付金具60は、その下端を支承100のベースプレート103に取り付けるとしたが、橋脚に取り付けて固定してもよいし、支承100のサイドブロックに取り付けて固定してもよい。
この例にかかるセンサノード1は、支承100の上沓101や、ソールプレート(不図示)等がサイドブロック105に衝突し、サイドブロック105が背面側(上沓101に対向している対向面と反対側)に折れ曲がると、センサ取付金具60がサイドブロック105に押圧されて変形する。ひずみセンサ6は、センサ取付金具60のひずみを検知する。センサ部13は、ひずみセンサ6により検知されたセンサ取付金具60のひずみが予め定めた範囲内であれば、サイドブロック105が損傷していないと検知し、反対にひずみセンサ6により検知されたセンサ取付金具60のひずみが予め定めた範囲外であれば、サイドブロック105が損傷していると検知する。
この例にかかるセンサノード1も、図11に示した処理を実行する。
また、支承100も上述したものに限らず、図16〜図23に示す支承を用いてもよい。図16〜図23に示す支承は公知であるので、ここで簡単に説明する。
図16、および図17に示す支承110は、一般に線支承と呼ばれるものである。図16(A)は、傾斜センサを取り付けた例を示す図であり、図16(B)は、ひずみセンサを取り付けた例を示す図である。また、図17は、支承の概略の分解図である。図16、および図17に示す支承110は、上沓111を下沓112と、ピンチプレート113とで挟んで保持する構造である。アンカボルト114は、支承110を高架道路橋の下部構造に固定するボルトである。アンカボルト114は、ピンチプレート113、上沓111、下沓112を通して、高架道路橋の下部構造に打ち込む等して固定する。
この支承110は、下沓112に一体的に形成した突起部112aによって、上沓111が下沓112に対して相対的に移動するのを制限する。すなわち、突起部112aがサイドブロックとして機能する。図16(A)に示すように、傾斜センサ5を内蔵するセンサボックス50は、突起部112aの側面に取り付けられる。また、図16(B)に示すように、ひずみセンサ6は、突起部112aの背面側に設けたセンサ取付金具60に取り付けられる。
また、図18、および図19に示す支承120は、一般に密閉ゴム支承板支承(BP−B支承)と呼ばれるものである。図18(A)は、傾斜センサを取り付けた例を示す図であり、図18(B)は、ひずみセンサを取り付けた例を示す図である。また、図19は、支承の概略の分解図である。図18、および図19に示す支承120は、上沓121と下沓122との間に、テフロン板124、中間プレート125、圧縮リング126、ゴムプレート127、シールリング128を配置した構造であり、上沓121が下沓122に対して相対的に移動する。アンカボルト129は、支承120を高架道路橋の下部構造に固定するボルトである。アンカボルト129は、下沓122を通して、高架道路橋の下部構造に打ち込む等して固定する。
また、この支承120には、下沓122にサイドブロック123が取り付けられる。このサイドブロック123が、上沓121が下沓122に対して相対的に移動するのを制限する。図18(A)に示すように、傾斜センサ5を内蔵するセンサボックス50は、サイドブロック123の側面に取り付けられる。また、図18(B)に示すように、ひずみセンサ6は、サイドブロック123の背面側に設けたセンサ取付金具60に取り付けられる。
また、図20、および図21に示す支承130は、一般にゴム支承(せん断型可動・固定タイプ)と呼ばれるものである。図20(A)は、傾斜センサを取り付けた例を示す図であり、図20(B)は、ひずみセンサを取り付けた例を示す図である。また、図21は、支承の概略の分解図である。図20、および図21に示す支承130は、上沓131と下沓133との間に、上沓131側から第1のせん断キー137、ゴム沓132、第2のせん断キー138を配置した構造である。また、下沓133は、アンカボルト136を取り付けたベースプレート135に取り付けられる。アンカボルト136は、高架道路橋の下部構造に打ち込む等して固定する。ゴム沓132は、上沓131に対向する面側において、上沓131を通したボルトによって取り付けられ、下沓133に対向する面側において、下沓133を通したボルトによって取り付けられている。
また、この支承130には、下沓133にサイドブロック134が取り付けられる。このサイドブロック134が、上沓131が下沓133に対して相対的に移動するのを制限する。図20(A)に示すように、傾斜センサ5を内蔵するセンサボックス50は、サイドブロック134の側面に取り付けられる。また、図20(B)に示すように、ひずみセンサ6は、サイドブロック134の背面側に設けたセンサ取付金具60に取り付けられる。
また、図22、および図23に示す支承140は、一般に水平反力分散・免震支承と呼ばれるものである。図22(A)は、傾斜センサを取り付けた例を示す図であり、図22(B)は、ひずみセンサを取り付けた例を示す図である。また、図23は、支承の概略の分解図である。図22、および図23に示す支承140は、上沓141と下沓143との間に、上沓141側から第1のせん断キー146、ゴム沓142、第2のせん断キー147を配置した構造である。また、下沓143は、アンカボルト148を取り付けたベースプレート145に取り付けられる。アンカボルト148は、高架道路橋の下部構造に打ち込む等して固定する。ゴム沓142は、第1のせん断キー146によって上沓141に取り付けられ、第2のせん断キー147によって下沓143に取り付けられている。
また、この支承140には、ベースプレート145にサイドブロック144が取り付けられる。このサイドブロック144が、上沓141が下沓143に対して相対的に移動するのを制限する。図22(A)に示すように、傾斜センサ5を内蔵するセンサボックス50は、サイドブロック144の側面に取り付けられる。また、図22(B)に示すように、ひずみセンサ6は、サイドブロック144の背面側に設けたセンサ取付金具60に取り付けられる。
また、上記の例では、構造物として高架道路橋(橋梁)を例にして説明したが、ビル等の橋梁以外の構造物であっても、本願発明は適用できる。
1…センサノード
5…傾斜センサ
6…ひずみセンサ
11…制御部
12…電源部
13…センサ部
14…近距離無線通信部
50…センサボックス
51…凹部
52…ネジ穴
60…センサ取付金具
61…凸部
62…タップ
100、110、120、130、140…支承
101、111、121、131、141…上沓
105、123、134、144…サイドブロック
112a…突起部

Claims (7)

  1. 上部構造を下部構造の上に載置した構造物において、前記上部構造と前記下部構造との間に配置される支承に作用する水平力を支持するサイドブロックの損傷を検知する損傷検知装置であって、
    前記サイドブロックに取り付けたセンサと、
    前記センサの出力によって、前記サイドブロックが損傷しているかどうかを検知する検知部と、を備え、
    前記センサは、傾斜センサであり、前記サイドブロックにおける、前記支承の上沓が対向する対向面の両側に形成されている側面の一方に取り付けている、損傷検知装置。
  2. 前記サイドブロックには、前記センサを取り付ける側面に、センサ取付用の凸部が形成されており、
    前記センサは、前記センサ取付用の凸部が嵌合する凹部を形成し、前記凸部を前記凹部に嵌合させて前記サイドブロックの側面に取り付けるセンサボックスに内蔵している、請求項1に記載の損傷検知装置。
  3. 前記センサ取付用の凸部の外形形状は、前記サイドブロックの側面に取り付けたセンサボックスが、前記凸部を軸にして回転するのを抑制する形状である、請求項2に記載の損傷検知装置。
  4. 上部構造を下部構造の上に載置した構造物において、前記上部構造と前記下部構造との間に配置される支承に作用する水平力を支持するサイドブロックの損傷を検知する損傷検知装置であって、
    前記サイドブロックの損傷を検知するセンサと、
    前記センサの出力によって、前記サイドブロックが損傷しているかどうかを検知する検知部と、を備え、
    前記センサは、ひずみセンサであり、前記サイドブロックにおける、前記支承の上沓が対向する対向面の反対側に形成されている背面側に配置した板金に取り付けている、損傷検知装置。
  5. 前記板金は、前記サイドブロックの背面から離間させて取り付けている、請求項4に記載の損傷検知装置。
  6. 前記板金は、前記支承のベースに固定している、請求項4、または5に記載の損傷検知装置。
  7. 前記検知部における検知結果を外部機器に出力する出力部を備えた請求項1〜6のいずれかに記載の損傷検知装置。
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