JP6550820B2 - 車両の動力伝達制御装置 - Google Patents
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さらにこの装置は、前記1つ又は複数の追加変速段は、それぞれ互いに常時噛合する固定ギヤ及び遊転ギヤを備え、前記第2機構部は、前記遊転ギヤに設けられたピースとスリーブに設けられたドグ歯とを係合させることにより、前記1つ又は複数の追加変速段のうちから1つの追加変速段を選択的に確立するように構成される。遊転ギヤは互いに平行な出力軸又は第2入力軸に回転可能に設けられ、且つ、スリーブは出力軸又は第2入力軸に回転不能に設けられている。さらに前記ピースの減速側面及び前記ドグ歯の減速側面はそれぞれ、出力軸及び第2入力軸に対して傾斜し、且つ、互いに係合する場合に前記ピースと前記ドグ歯との係合を解除させる方向の力を前記スリーブに発生させる傾斜面である。
図1に示すように、変速機T/Mは、互いに同軸的に配置された入力軸A2c及びA2eと、これら入力軸A2c及びA2eと平行に配置された出力軸A3及びA4と、を備えている。これらの軸は、T/Mのハウジング(図示せず)に相対回転可能に支持されている。入力軸A2cは、クラッチC/Dと一体回転するように連結され、入力軸A2eは、エンジンE/Gの駆動出力軸A1と一体回転するフライホイールF/Wと一体回転するように連結されている。出力軸A3及びA4は、ディファレンシャルD/Fを介して車両の駆動輪に接続されている。
以下、図2〜図7を参照しながら、車両の発進後の加速中における1速から2速へのシフトアップを例にとって、本装置による、追加変速段が存在する変速段に関係するシフトアップ時における作動について説明する。各図において、上図の太い矢印は、トルクフローを表わし、下図の細い矢印は、回転速度の大きさを表す。なお、シフトアップ(後述するシフトダウンも同様)のタイミングは、手動モードの場合には、運転者によるシフトレバーの操作に基づいて決定され、自動モードの場合には、車両の状態(車速、及び、アクセル開度)に基づいて決定され得る(後述するシフトダウンについても同様)。
次に、図8〜図12を参照しながら、車両の2速で加速中における2速から1速へのシフトダウンを例にとって、本装置による、追加変速段が存在する変速段に関係するシフトダウン時における作動について説明する。
Claims (3)
- 車両の動力源の駆動出力軸から動力が入力される第1入力軸と、前記車両の駆動輪へ動力を出力する出力軸と、複数の通常変速段と、前記複数の通常変速段のうちの何れか1つを選択的に確立して前記第1入力軸と前記出力軸との間で前記確立された通常変速段の動力伝達系統を形成する第1機構部であって前記複数の通常変速段のそれぞれに対してシンクロナイザリングを含むシンクロメッシュ機構が設けられた第1機構部と、を備えた、変速機と、
前記動力源の駆動出力軸と前記変速機の第1入力軸との間に介装されたクラッチであって、前記駆動出力軸と前記第1入力軸との間で動力伝達系統が形成される滑りを伴わない完全接合状態と、前記動力伝達系統が形成される滑りを伴う半接合状態と、前記動力伝達系統が形成されない分断状態と、を選択的に実現するクラッチと、
前記クラッチを制御する第1アクチュエータと、
前記変速機の前記第1機構部を制御して前記複数の通常変速段のうちから1つの通常変速段を選択的に確立する第2アクチュエータと、
前記車両の走行状態に基づいて、前記第1アクチュエータ、及び、前記第2アクチュエータを制御する制御手段と、
を備えた、車両の動力伝達制御装置であって、
前記変速機は、
前記クラッチを介さずに前記動力源の駆動出力軸と連結された、前記第1入力軸とは別個の第2入力軸と、
それぞれが、前記複数の通常変速段のうちの一部又は全部の通常変速段のそれぞれと同じ減速比を有する、前記通常変速段とは別個の、1つ又は複数の追加変速段と、
前記1つ又は複数の追加変速段のうちの何れか1つを選択的に確立して前記第2入力軸と前記出力軸との間で前記確立された追加変速段の動力伝達系統を形成する第2機構部であって前記1つ又は複数の追加変速段のそれぞれに対して前記シンクロメッシュ機構が設けられていない第2機構部と、
を備え、
前記第2アクチュエータは、前記変速機の前記第2機構部を制御して前記1つ又は複数の追加変速段のうちから1つの追加変速段を選択的に確立するように構成され、
前記1つ又は複数の追加変速段は、それぞれ互いに常時噛合する固定ギヤ及び遊転ギヤを備え、
前記第2機構部は、前記遊転ギヤに設けられたピースとスリーブに設けられたドグ歯とを係合させることにより、前記1つ又は複数の追加変速段のうちから1つの追加変速段を選択的に確立するように構成され、
前記遊転ギヤは互いに平行な前記出力軸又は前記第2入力軸に回転可能に設けられ、且つ、前記スリーブは前記出力軸又は前記第2入力軸に回転不能に設けられ、
前記制御手段は、
前記複数の通常変速段のうち対応する前記追加変速段を有する前記通常変速段が確立され、且つ、前記クラッチが前記完全接合状態に維持された状態にて、確立される変速段を高速側に変更するシフトアップを実行する際、現在確立されている前記通常変速段を確立した状態に維持しながら前記対応する追加変速段を確立し、その後、前記クラッチを前記完全接合状態から前記分断状態に変更し、その後、現在確立されている前記通常変速段の確立を解除するとともに前記複数の通常変速段のうち変速後の変速段に対応する前記通常変速段を確立し、その後、前記クラッチを前記分断状態から前記半接合状態を経て前記完全接合状態に徐々に変更し、その後、現在確立されている前記追加変速段の確立を解除するように構成され、
前記ピースの減速側面及び前記ドグ歯の減速側面はそれぞれ、前記出力軸及び前記第2入力軸に対して傾斜し、且つ、互いに係合する場合に前記ピースと前記ドグ歯との係合を解除させる方向の力を前記スリーブに発生させる傾斜面である、車両の動力伝達制御装置。 - 請求項1に記載の車両の動力伝達制御装置において、
前記制御手段は、
前記複数の通常変速段のうち現在確立されている通常変速段より低速側の低速側通常変速段が対応する前記追加変速段を有する前記通常変速段が確立され、且つ、前記クラッチが前記完全接合状態に維持された状態にて、確立される変速段を前記低速側通常変速段に変更するシフトダウンを実行する際、現在確立されている前記通常変速段を確立した状態に維持しながら前記クラッチを前記完全接合状態から前記半接合状態に変更することによって、前記第2入力軸の回転速度を、前記低速側通常変速段に対応する前記追加変速段における前記車両の現在速度に対応する同期回転速度まで増大し、その後、前記低速側通常変速段に対応する前記追加変速段を確立し、その後、前記クラッチを前記半接合状態から前記分断状態に変更し、その後、現在確立されている前記通常変速段の確立を解除するとともに前記低速側通常変速段を確立し、その後、前記クラッチを前記分断状態から前記完全接合状態に変更し、その後、前記低速側通常変速段に対応する前記追加変速段の確立を解除するように構成された、車両の動力伝達制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両の動力伝達制御装置において、
前記1つ又は複数の追加変速段は、前記複数の通常変速段のうちの一部の、減速比が最も大きい通常変速段を含む低速側の1つ又は複数の通常変速段と、それぞれ対応している、車両の動力伝達制御装置。
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