JP6550036B2 - 二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法 - Google Patents

二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法に関するものである。
二次電池の個体差や特性変化に対応するための技術としては、例えば、特許文献1,2に開示された技術がある。
特許文献1には、二次電池の内部インピーダンスの温度特性を的確に補正して高い精度で二次電池の劣化状態を判定する技術が開示されている。
また、特許文献2には、内部抵抗比Zr(=Z(その時点での抵抗)/Z0(新品時などの基準となる抵抗))を求め、各Zrにおける相対SOCの値を求め、これらを対応付けたテーブルを作成することで、二次電池の種類(例えば、製造メーカや容量)または個体によらず略一定のSOCを得る技術が開示されている。
特開2005−091217号公報 特開2012−189373号公報
ところで、前述した特許文献1,2に開示された技術では、補正誤差の大小については評価していないことから、予め特性を得た二次電池と異なる特性を持つ二次電池では補正誤差が大きくなるという問題点がある。
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであり、異なる特性の二次電池を用いた場合でも補正誤差を少なくすることが可能な二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、二次電池の状態を検出する二次電池状態検出装置において、前記二次電池の等価回路モデルを構成する素子の素子値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が基準状態である場合の素子値に補正する補正手段と、前記補正手段によって補正された前記基準状態における前記等価回路モデルの素子値に基づいて前記二次電池の状態を推定する推定手段と、前記算出手段によって算出されたその時点の素子値と、前記基準状態を示す状態値とに基づいて前記補正手段を調整する調整手段と、を有し、前記調整手段は、前記補正手段による補正の際に生じる誤差が所定の閾値未満であると推定された場合に前記補正手段を調整することを特徴とする、ことを特徴とする。
また、本発明は、二次電池の状態を検出する二次電池状態検出装置において、前記二次電池の等価回路モデルを構成する素子の素子値を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が基準状態である場合の素子値に補正する補正手段と、前記補正手段によって補正された前記基準状態における前記等価回路モデルの素子値に基づいて前記二次電池の状態を推定する推定手段と、前記算出手段によって算出されたその時点の素子値と、前記基準状態を示す状態値とに基づいて前記補正手段を調整する調整手段と、を有し、前記等価回路モデルを構成する素子としては、導体・液抵抗、反応抵抗、および、電気二重層容量の少なくとも1つを有し、前記基準状態を示す状態値としては、液温、SOC、および、OCVの少なくとも1つを有する、ことを特徴とする。
また、本発明は、前記補正手段は、前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が前記基準状態である場合の素子値に補正する補正式を有し、前記調整手段は、前記補正式を所定の状態値で偏微分して得た傾きと、その時点における当該状態値の推定誤差とを乗算することで得られる値が所定の閾値未満である場合に、前記補正式が有する係数を調整することを特徴とする。
また、本発明は、前記補正手段は、前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が前記基準状態である場合の素子値に補正する補正式を有し、前記調整手段は、その時点の状態における素子値から、前記基準状態における素子値に補正する場合の誤差見込み値と、前記補正式を所定の状態値で偏微分して得た傾きと、その時点における当該状態値の推定誤差の値と、を乗算して得た値が所定の閾値未満である場合には、前記補正式が有する係数を調整することを特徴とする。
また、本発明は、前記調整手段は、前記二次電池の分極状態が略解消された場合に、前記補正手段を調整することを特徴とする。
また、本発明は、二次電池の状態を検出する二次電池状態検出方法において、前記二次電池の等価回路モデルを構成する素子の素子値を算出する算出ステップと、前記算出ステップにおいて算出された前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が基準状態である場合の素子値に補正する補正ステップと、前記補正ステップにおいて補正された前記基準状態における前記等価回路モデルの素子値に基づいて前記二次電池の状態を推定する推定ステップと、前記算出ステップによって算出されたその時点の素子値と、前記基準状態を示す状態値とに基づいて前記補正ステップが有する係数を調整する調整ステップと、を有し、前記調整ステップは、前記補正ステップにおける補正の際に生じる誤差が所定の閾値未満であると推定された場合に前記補正ステップを調整することを特徴とする、ことを特徴とする。
また、本発明は、二次電池の状態を検出する二次電池状態検出方法において、前記二次電池の等価回路モデルを構成する素子の素子値を算出する算出ステップと、前記算出ステップにおいて算出された前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が基準状態である場合の素子値に補正する補正ステップと、前記補正ステップにおいて補正された前記基準状態における前記等価回路モデルの素子値に基づいて前記二次電池の状態を推定する推定ステップと、前記算出ステップによって算出されたその時点の素子値と、前記基準状態を示す状態値とに基づいて前記補正ステップが有する係数を調整する調整ステップと、を有し、前記等価回路モデルを構成する素子としては、導体・液抵抗、反応抵抗、および、電気二重層容量の少なくとも1つを有し、前記基準状態を示す状態値としては、液温、SOC、および、OCVの少なくとも1つを有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、異なる特性の二次電池を用いた場合でも補正誤差を少なくすることが可能な二次電池状態検出装置および二次電池状態検出方法を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る二次電池状態検出装置の構成例を示す図である。 図1の制御部の詳細な構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態において使用する二次電池の等価回路モデルの例を示す図である。 Cr_Rohmの液温およびSOCに対する依存性を示す図である。 Cr_Rct1の液温およびSOCに対する依存性を示す図である。 Cr_C1の液温およびOCVに対する依存性を示す図である。 本発明の実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 等価回路モデルの学習処理を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)本発明の実施形態の構成の説明
図1は、本発明の実施形態に係る二次電池状態検出装置を有する車両の電源系統を示す図である。この図において、二次電池状態検出装置1は、制御部10、電圧センサ11、電流センサ12、温度センサ13、および、放電回路15を主要な構成要素としており、二次電池14の充電状態を制御する。ここで、制御部10は、電圧センサ11、電流センサ12、および、温度センサ13からの出力を参照し、二次電池14の状態を検出するとともに、オルタネータ16の発電電圧を制御することで二次電池14の充電状態を制御する。電圧センサ11は、二次電池14の端子電圧を検出し、制御部10に通知する。電流センサ12は、二次電池14に流れる電流を検出し、制御部10に通知する。温度センサ13は、二次電池14の電解液または周囲の環境温度を検出し、制御部10に通知する。放電回路15は、例えば、直列接続された半導体スイッチと抵抗素子等によって構成され、制御部10によって半導体スイッチがオン/オフ制御されることにより二次電池14を間欠的に放電させる。
二次電池14は、電解液を有する二次電池、例えば、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池、または、ニッケル水素電池等によって構成され、オルタネータ16によって充電され、スタータモータ18を駆動してエンジンを始動するとともに、負荷19に電力を供給する。オルタネータ16は、エンジン17によって駆動され、交流電力を発生して整流回路によって直流電力に変換し、二次電池14を充電する。オルタネータ16は、制御部10によって制御され、発電電圧を調整することが可能とされている。
エンジン17は、例えば、ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジン等のレシプロエンジンまたはロータリーエンジン等によって構成され、スタータモータ18によって始動され、トランスミッションを介して駆動輪を駆動し、車両に推進力を与えるとともに、オルタネータ16を駆動して電力を発生させる。スタータモータ18は、例えば、直流電動機によって構成され、二次電池14から供給される電力によって回転力を発生し、エンジン17を始動する。負荷19は、例えば、電動ステアリングモータ、デフォッガ、シートヒータ、イグニッションコイル、カーオーディオ、および、カーナビゲーション等によって構成され、二次電池14からの電力によって動作する。
図2は、図1に示す制御部10の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、制御部10は、CPU(Central Processing Unit)10a、ROM(Read Only Memory)10b、RAM(Random Access Memory)10c、通信部10d、I/F(Interface)10eを有している。ここで、CPU10aは、ROM10bに格納されているプログラム10baに基づいて各部を制御する。ROM10bは、半導体メモリ等によって構成され、プログラム10ba等を格納している。RAM10cは、半導体メモリ等によって構成され、プログラム10baを実行する際に生成されるデータや、後述する数式またはテーブル等のパラメータ10caを格納する。通信部10dは、上位の装置であるECU(Electronic Control Unit)等との間で通信を行い、検出した情報または制御情報を上位装置に通知する。I/F10eは、電圧センサ11、電流センサ12、および、温度センサ13から供給される信号をデジタル信号に変換して取り込むとともに、放電回路15、オルタネータ16、および、スタータモータ18等に駆動電流を供給してこれらを制御する。
(B)本発明の実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の実施形態の動作について説明する。なお、以下では、本発明の実施形態の動作原理について説明した後、詳細な動作について説明する。
まず、本発明の実施形態の動作原理について説明する。本発明の実施形態では、二次電池14の液温をTemp、充電率をSOC、開回路電圧をOCVとする。そして、種類の異なる二次電池でも同様な傾向を示す等価回路モデル(予め取得した等価回路モデル)を構成する素子の液温、SOC、OCVのそれぞれに関する依存性補正曲面(または依存性補正曲線)を、二次電池14を使用している場合(制御部10が二次電池14の状態(液温、SOC、OCV等)を把握している場合)に、それぞれの二次電池の特性に合うように補正(学習)する。より詳細には、その時点の液温、SOC、OCVにおける依存性補正曲面の接面(または依存性補正曲線の接線)の傾斜の大きさと、液温、SOC、OCVのそれぞれに関する推定誤差とに基づいて、液温、SOC、OCVのそれぞれの依存性補正曲面(または依存性補正曲線)への影響の大きさを考慮しつつ、液温、SOC、OCVのそれぞれに関する依存性補正曲面(または依存性補正曲線)を補正する。このような動作により、二次電池14の種類または個体差によらず、正確な状態を検出することができる。
図3(A)は、本発明の実施形態において使用する二次電池14の等価回路モデルの一例である。この図3(A)の例では、等価回路モデルは、導体抵抗および液抵抗(以下、「導体・液抵抗」と称する)であるR_ohm、反応抵抗Rct1、および、電気二重層容量C1を有している。なお、図3(A)の例では、反応抵抗Rct1と電気二重層容量C1は並列接続され、並列接続された反応抵抗Rct1と電気二重層容量C1に対して、導体・液抵抗R_ohmが直列接続されている。
まず、本実施形態では、規定SOC(例えば、100%)、規定液温(例えば、25℃)、および、規定OCV(例えば、12.0V)を二次電池14の基準状態とする。ここで、SOC、OCV、および、液温を、基準状態を示す状態値と称する。なお、例示した基準状態の値は一例であって、これ以外の値を用いてもよいことは言うまでもない。そして、等価回路モデルを構成する導体・液抵抗であるR_ohmの基準状態への補正係数をCr_Rohmとし、反応抵抗であるRct1の基準状態への補正係数をCr_Rct1とし、電気二重層容量であるC1の基準状態への補正係数をCr_C1とする。そして、これらの補正係数Cr_Rohm、Cr_Rct1、および、Cr_C1を求めるための計算式を以下のように定義し、これらの計算式を実測によって事前に求める。
Cr_Rohm = f(SOC,Temp,OCV) ・・・(1)
Cr_Rct1 = g(SOC,Temp,OCV) ・・・(2)
Cr_C1 = h(SOC,Temp,OCV) ・・・(3)
このようにして実測によって求めた式(1)〜式(3)は、図2に示すRAM10cにパラメータ10caとして格納する。なお、RAM10cに式(1)〜式(3)を格納する作業は、車両の組み立て時、または、制御部10の組み立て時に行われる。その際、式(1)〜式(3)は、車両に搭載される二次電池14の種類に対応した式を選択して格納するようにすればよい。
式(1)〜式(3)が格納された車両が、ユーザの元に届けられ、ユーザが車両の使用を開始すると、二次電池14の状態が不安定な充放電直後を除いたタイミング(例えば、車両が停車されてから所定の時間が経過したタイミング)に以下のような処理が実行される。
すなわち、制御部10のCPU10aは、二次電池14の液温、SOC、および、OCVを推定する処理を実行する。より詳細には、CPU10aは、温度センサ13の出力を参照することで二次電池14の液温Tempを推定する。また、CPU10aは、二次電池14が安定した状態になった場合の端子電圧を電圧センサ11で検出してOCVを推定する。さらに、CPU10aは、OCVとSOCの関係式に対して、先に推定したOCVを適用することでSOCを推定する。なお、放電回路15を制御して二次電池14をパルス放電させ、そのときの電圧および電流を電圧センサ11および電流センサ12で検出することで二次電池14の内部インピーダンスを測定し、内部インピーダンスに基づいてSOCを検出するようにしてもよい。
つぎに、CPU10aは、その時点における図3(A)の等価回路モデルを構成する素子の素子値を算出する。なお、この処理の詳細については、図8を参照して後述する。
つぎに、CPU10aは、先に求めた液温、SOC、OCVの推定結果に対応する、液温、SOC、OCVのそれぞれの推定誤差見込み値を、例えば、RAM10cのパラメータ10caから取得する。より詳細には、液温を推定する場合、その液温に応じた誤差が生じる。例えば、液温が20℃の場合には3℃程度の誤差が生じ、液温が30℃の場合には5℃程度の誤差が生じるような場合がある。同様にして、SOCおよびOCVの場合もその値に応じた誤差が生じる。このような推定誤差見込み値は、液温、SOC、OCVのそれぞれの値と対応付けたテーブルとしてRAM10cのパラメータ10caに格納されている。
つづいて、CPU10aは、その時点の液温、SOC、OCVにおける式(1)〜式(3)の傾きを算出する。具体的には、式(1)に関しては、以下の式(4)〜式(6)によって傾きを求める。なお、∂は偏微分記号である。
∂f/∂Temp={f(SOC,Temp+dTemp,OCV)−f(SOC,Temp,OCV)}/dTemp ・・・(4)
∂f/∂SOC={f(SOC+dSOC,Temp,OCV)−f(SOC,Temp,OCV)}/dSOC ・・・(5)
∂f/∂OCV={f(SOC,Temp,OCV+dOCV)−f(SOC,Temp,OCV)}/dOCV ・・・(6)
また、式(2)に関しては、以下の式(7)〜式(9)によって傾きを求める。
∂g/∂Temp={g(SOC,Temp+dTemp,OCV)−g(SOC,Temp,OCV)}/dTemp ・・・(7)
∂g/∂SOC={g(SOC+dSOC,Temp,OCV)−g(SOC,Temp,OCV)}/dSOC ・・・(8)
∂g/∂OCV={g(SOC,Temp,OCV+dOCV)−g(SOC,Temp,OCV)}/dOCV ・・・(9)
また、式(3)に関しては、以下の式(10)〜式(12)によって傾きを求める。
∂h/∂Temp={h(SOC,Temp+dTemp,OCV)−h(SOC,Temp,OCV)}/dTemp ・・・(10)
∂h/∂SOC={h(SOC+dSOC,Temp,OCV)−h(SOC,Temp,OCV)}/dSOC ・・・(11)
∂h/∂OCV={h(SOC,Temp,OCV+dOCV)−h(SOC,Temp,OCV)}/dOCV ・・・(12)
図4は、式(4)に対応する、Cr_Rohmの液温およびSOCに対する依存性を示すグラフである。この図4において、横軸は液温を示し、縦軸はCr_Rohmの値を示している。また、それぞれの曲線は、SOCが異なる場合の液温とCr_Rohmの関係を示している。この図4において、例えば、SOCが100%であり、液温が10℃である場合の∂f/∂Tempは、破線の直線のようになる。
図5は、式(8)に対応する、Cr_Rct1の液温およびSOCに対する依存性を示すグラフである。この図5において、横軸はSOCを示し、縦軸はCr_Rct1の値を示している。また、それぞれの曲線は、液温が異なる場合のSOCとCr_Rct1の関係を示している。この図5において、例えば、液温が0℃であり、SOCが40%である場合の∂g/∂SOCは、破線の直線のようになる。
図6は、式(12)に対応する、Cr_C1の液温およびOCVに対する依存性を示すグラフである。この図6において、横軸はOCVを示し、縦軸はCr_C1の値を示している。また、それぞれの曲線は、液温が異なる場合のOCVとCr_C1の関係を示している。この図6において、例えば、液温が50℃であり、OCVが12.4である場合の∂h/∂OCVは、破線の直線のようになる。
なお、式(1)に関しては、式(4)〜式(6)によって、例えば、∂f/∂Temp=0.03、∂f/∂SOC=0.01、∂f/∂OCV=0.005のような値を得る。
つぎに、CPU10aは、先に求めた液温、SOC、OCVにおける、式(1)〜式(3)の補正誤差見込み値を、例えば、RAM10cのパラメータ10caから取得する。より詳細には、例えば、f(SOC,Temp,OCV)によってCr_Rohmを求める場合、SOC,Temp,OCVの値によってCr_Rohmが有する誤差が異なる。同様にして、g(SOC,Temp,OCV)およびh(SOC,Temp,OCV)によってCr_Rct1およびCr_C1を求める際にもSOC,Temp,OCVの値によってCr_RohmおよびCr_C1が有する誤差が異なる。そこで、SOC,Temp,OCVの値によるCr_Rohm、Cr_Rct1、および、Cr_C1の補正誤差見込み値をテーブルとしてRAM10cのパラメータ10caに格納しておき、そのときのSOC,Temp,OCVの値に対応する補正誤差見込み値をテーブルから取得することができる。例えば、その時点におけるSOC,Temp,OCVに対応するCr_Rohmの補正誤差見込み値として10%を得る。
つぎに、CPU10aは、式(1)〜式(3)のそれぞれについて、温度依存性の学習誤差見込み値、SOC依存性の学習誤差見込み値、および、OCV依存性の学習誤差見込み値を算出する。例えば、式(1)については、以下の式(13)〜式(15)に基づいて、温度依存性の学習誤差見込み値E_Rohm_Temp、SOC依存性の学習誤差見込み値E_Rohm_SOC、および、OCV依存性の学習誤差見込み値E_Rohm_OCVを算出する。
E_Rohm_Temp=∂f/∂Temp×Temp推定誤差見込み値×Cr_Rohmの補正誤差見込み値・・・(13)
E_Rohm_SOC=∂f/∂SOC×SOC推定誤差見込み値×Cr_Rohmの補正誤差見込み値・・・(14)
E_Rohm_OCV=∂f/∂OCV×OCV推定誤差見込み値×Cr_Rohmの補正誤差見込み値・・・(15)
なお、式(2)についても以下の式(16)〜式(18)に基づいて、温度依存性の学習誤差見込み値E_Rct1_Temp、SOC依存性の学習誤差見込み値E_Rct1_SOC、および、OCV依存性の学習誤差見込み値E_Rct1_OCVを算出する。
E_Rct1_Temp=∂g/∂Temp×Temp推定誤差見込み値×Cr_Rct1の補正誤差見込み値・・・(16)
E_Rct1_SOC=∂g/∂SOC×SOC推定誤差見込み値×Cr_Rct1の補正誤差見込み値・・・(17)
E_Rct1_OCV=∂g/∂OCV×OCV推定誤差見込み値×Cr_Rct1の補正誤差見込み値・・・(18)
さらに、式(3)についても以下の式(19)〜式(21)に基づいて、温度依存性の学習誤差見込み値E_C1_Temp、SOC依存性の学習誤差見込み値E_C1_SOC、および、OCV依存性の学習誤差見込み値E_C1_OCVを算出する。
E_C1_Temp=∂h/∂Temp×Temp推定誤差見込み値×Cr_C1の補正誤差見込み値・・・(19)
E_C1_SOC=∂h/∂SOC×SOC推定誤差見込み値×Cr_C1の補正誤差見込み値・・・(20)
E_C1_OCV=∂h/∂OCV×OCV推定誤差見込み値×Cr_C1の補正誤差見込み値・・・(21)
そして、CPU10aは、以上の式(13)〜式(21)によって求めた9種類の学習誤差見込み値が所定の閾値を全て下回っている場合には、そのときのRohm、Rct1、および、C1の測定値と、基準状態におけるRohm、Rct1、および、C1であるRohm_0、Rct1_0、および、C1_0に基づいて、Cr_Rohm、Cr_Rct1、および、Cr_C1を以下の式(22)〜式(24)によって計算する。
Cr_Rohm=Rohm_0/Rohm ・・・(22)
Cr_Rct1=Rct1_0/Rct1 ・・・(23)
Cr_C1 =C1_0/C1 ・・・(24)
そして、CPU10aは、算出したCr_Rohm、Cr_Rct1、および、Cr_C1ならびにそのときのSOC、Temp、および、OCVを対応付けしてRAM10cにパラメータ10caとして格納する。
以上のような処理を繰り返し、所定の数のCr_Rohm、Cr_Rct1、および、Cr_C1がRAM10cに格納された場合には、これらの値に基づいて、式(1)〜式(3)が有する係数を最適化する処理を実行する。
以上の処理によれば、等価回路モデルを構成する素子の素子値を基準状態に補正する補正式を、使用されている二次電池14に応じて最適化することができる。このため、二次電池14として、メーカ指定とは異なる種類の二次電池を搭載した場合や、二次電池14の個体差がある場合や、二次電池14が劣化して特性が新品時から変化場合でも、等価回路モデルを構成する素子の素子値を正確に算出することができる。
つぎに、図7を参照して、図1に示す制御部10において実行される処理について説明する。図7に示すフローチャートの処理は、例えば、二次電池14の充放電が終了してから所定の時間が経過した場合(例えば、二次電池14が搭載された車両が停車されて一定時間が経過した場合)であって、二次電池14の分極が略解消されたとき(例えば、分極によって生じる電圧が所定の閾値未満になったとき)に実行される。図7のフローチャートの処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10では、制御部10のCPU10aは、二次電池14の液温、SOC、および、OCVを推定する。より詳細には、CPU10aは、温度センサ13の出力を参照することで液温を推定し、二次電池14の端子電圧を電圧センサ11で検出してOCVを推定する。また、CPU10aは、OCVとSOCの関係式に対して、先に推定したOCVを適用することでSOCを推定する。なお、前述したように、放電回路15を制御して二次電池14をパルス放電させ、そのときの電圧および電流を電圧センサ11および電流センサ12で検出することで二次電池14の内部インピーダンスを測定し、内部インピーダンスに基づいてSOCを推定するようにしてもよい。
ステップS11では、CPU10aは、その時点における二次電池14の図3(A)に示す等価回路モデルの素子値を学習する。なお、この処理の詳細については、図8を参照して後述する。
ステップS12では、CPU10aは、液温、SOC、および、OCVの推定誤差見込み値を求出する。より詳細には、CPU10aは、例えば、RAM10cにパラメータ10caとして格納されている、その時点の液温、SOC、および、OCVに対応する推定誤差見込み値を取得する。
ステップS13では、CPU10aは、液温、SOC、および、OCVのそれぞれに関する依存性補正式(または補正曲面)の傾きを算出する。より詳細には、前述した式(4)〜式(12)に基づいて依存性補正式(または補正曲面)の傾きを算出する。
ステップS14では、CPU10aは、そのときのSOC、Temp、OCVの値に対応する補正誤差見込み値をRAM10cのパラメータ10caから取得する。より詳細には、CPU10aは、RAM10cにパラメータ10caとして予め格納されているSOC、Temp、OCVの値によるCr_Rohm、Cr_Rct1、および、Cr_C1の補正誤差見込み値を取得する。
ステップS15では、CPU10aは、前述した式(13)〜式(21)に基づいて、温度依存性の学習誤差見込み値E_Rohm_Temp,E_Rct1_Temp,E_C1_Temp、SOC依存性の学習誤差見込み値E_Rohm_SOC,E_Rct1_SOC,E_C1_SOC、および、OCV依存性の学習誤差見込み値E_Rohm_OCV,E_Rct1_OCV,E_C1_OCVを算出する。
ステップS16では、CPU10aは、式(13)〜式(21)によって求めた9種類の学習誤差見込み値が全て所定の閾値を全て下回っているか否かを判定し、全て所定の閾値を下回っていると判定した場合(ステップS16:Y)にはステップS17に進み、それ以外の場合(ステップS16:N)には処理を終了する。
ステップS17では、CPU10aは、そのときのRohm、Rct1、および、C1の測定値と、基準状態におけるRohm、Rct1、および、C1であるRohm_0、Rct1_0、および、C1_0に基づいて、Cr_Rohm、Cr_Rct1、および、Cr_C1を前述した式(22)〜式(24)によって計算し、得られたCr_Rohm、Cr_Rct1、および、Cr_C1ならびにそのときのSOC、Temp、および、OCVを対応付けてRAM10cにパラメータ10caとして格納する。
ステップS18では、CPU10aは、所定の個数のCr_Rohm、Cr_Rct1、および、Cr_C1がRAM10cに格納された場合には、これらの値に基づいて、前述した式(1)〜式(3)が有する係数を最適化する処理を実行する。
つぎに、図8を参照して、図3(A)に示す等価回路モデルの学習処理について説明する図である。図8の処理が開始されると以下のステップが実行される。
ステップS50では、制御部10のCPU10aは、時間を示す変数Tに、前回値Tn−1にΔTを加算した値を代入する。なお、ΔTとしては、例えば、数msec〜数百msecを用いることができる。
ステップS51では、CPU10aは、電圧センサ11、電流センサ12、および、温度センサ13からの検出信号に基づいて、電流I、電圧V、温度θを測定する。
ステップS52では、CPU10aは、ステップS51で測定した電圧Vを以下の式(25)に適用し、電圧降下ΔVを算出する。
ΔV=V−OCV ・・・(25)
ここで、OCVは、開回路電圧である。OCVを求める方法としては、例えば、二次電池14の起動直前に測定された端子電圧、または、二次電池14の充放電状態から推定した二次電池14の開回路電圧をOCVとすることができる。
ステップS52では、CPU10aは、n回目の観測値と前回の状態ベクトル推定値とから、以下の式(26)に基づいてヤコビアンFの更新を行う。なお、diag()は対角行列を示す。
=diag(1−ΔT/Rct1・C1,1,1,1,1) ・・・(26)
ステップS54では、CPU10aは、ステップS52で計算によって得たΔVを以下の式(27)で示すように、拡張カルマンフィルタの実測観測値Yとする。
=ΔV ・・・(27)
ステップS55では、CPU10aは、以下の式(28)に基づいて、一期先の状態ベクトルXn+1を求める。
n+1=F・X+U ・・・(28)
ここで、XおよびUは、以下の式(29)および式(30)で表される。なお、Tは転置行列を示す。
=(ΔV2,Rct1,Rohm,C1,V0) ・・・(29)
=(Δt・I/C1,0,0,0,0) ・・・(30)
なお、H を以下の式(31)ように定めることで、観測方程式および予測観測値Yn+1を式(32)のように定めることができる。
=(1,I,0,0,0) ・・・(31)
=H ・X ・・・(32)
ステップS56では、CPU10aは、状態ベクトルの一期先の予測値Xn+1と実測観測値Yn+1と予測観測値Yn+1に基づいて、カルマンゲイン計算とフィルタリング計算による拡張カルマンフィルタ演算により、最適な状態ベクトルXを逐次的に推定し、推定された状態ベクトルXから(等価回路モデルの)調整パラメータを最適なものに更新する。
以上の処理により、図3(A)に示す等価回路モデルを構成する素子の素子値を得ることができる。
以上の図7および図8に示す処理によって得られた、補正された基準状態における等価回路モデルの素子値であるRohm_0、Rct1_0、および、C1_0を、以下の式(33)および式(34)に適用することで、二次電池14の状態としてのSOHまたはSOFを知ることができる。
SOH=F(Rohm_0,Rct1_0,C1_0) ・・・(33)
SOF=G(Rohm_0,Rct1_0,C1_0) ・・・(34)
(C)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の実施形態では、等価回路モデルのRohm、Rct1、C1について式(1)〜式(3)を用いて、そのときのSOC、Temp、OCVに応じて補正を行うようにしたが、Rohm、Rct1、C1のいずれか1つ、または、これらのいずれか2つについて補正を行うようにしてもよい。また、式(1)〜式(3)では、SOC、Temp、OCVを変数としたが、これらのいずれか1つ、または、いずれか2つを変数として用いるようにしてもよい。あるいは、式(1)〜式(3)では、SOC、Temp、OCVを変数としたが、これ以外の変数、例えば、二次電池14の分極を変数として用いるようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、図3(A)に示す等価回路モデルを用いるようにしたが、例えば、図3(B)に示す等価回路モデルを用いるようにしてもよい。その場合には、式(1)〜式(3)に対して、Rct2、C2に対応する式が追加される。
また、図7のステップS16では、全ての依存性補正曲面学習誤差見込み値が所定の閾値を下回る場合に、ステップS17に進むようにしたが、例えば、一部の依存性補正曲面学習誤差見込み値が所定の閾値を下回った場合にステップS17に進むようにしてもよい。あるいは、依存性補正曲面学習誤差見込み値によらず、全ての場合でステップS17に進むようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、依存性補正式の傾きと、推定誤差見込み値と、依存性補正誤差見込み値とを乗算して得られる値と依存性補正曲面の学習誤差見込み値としたが、例えば、依存性補正式の傾きと、推定誤差見込み値とを乗算した値を依存性補正曲面の学習誤差見込み値として、ステップS16の処理を実行するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、図7に示す処理は、二次電池14の充放電が終了してから所定の時間が経過した場合に実行されるようにしたが、充放電中に実行するようにしたり、充放電が終了してから所定時間が経過する前に実行したりするようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、図8に示すフローチャートによって等価回路モデルの定数を計算するようにしたが、図8以外の処理によって等価回路モデルの定数を計算するようにしてもよい。
1 二次電池状態検出装置
10 制御部(算出手段、推定手段、補正手段、調整手段)
10a CPU
10b ROM
10c RAM
10d 通信部
10e I/F
11 電圧センサ
12 電流センサ
13 温度センサ
14 二次電池
15 放電回路
16 オルタネータ
17 エンジン
18 スタータモータ
19 負荷

Claims (7)

  1. 二次電池の状態を検出する二次電池状態検出装置において、
    前記二次電池の等価回路モデルを構成する素子の素子値を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が基準状態である場合の素子値に補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された前記基準状態における前記等価回路モデルの素子値に基づいて前記二次電池の状態を推定する推定手段と、
    前記算出手段によって算出されたその時点の素子値と、前記基準状態を示す状態値とに基づいて前記補正手段を調整する調整手段と、を有し、
    前記調整手段は、前記補正手段による補正の際に生じる誤差が所定の閾値未満であると推定された場合に前記補正手段を調整することを特徴とする、
    ことを特徴とする二次電池状態検出装置。
  2. 二次電池の状態を検出する二次電池状態検出装置において、
    前記二次電池の等価回路モデルを構成する素子の素子値を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が基準状態である場合の素子値に補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された前記基準状態における前記等価回路モデルの素子値に基づいて前記二次電池の状態を推定する推定手段と、
    前記算出手段によって算出されたその時点の素子値と、前記基準状態を示す状態値とに基づいて前記補正手段を調整する調整手段と、を有し、
    前記等価回路モデルを構成する素子としては、導体・液抵抗、反応抵抗、および、電気二重層容量の少なくとも1つを有し、
    前記基準状態を示す状態値としては、液温、SOC、および、OCVの少なくとも1つを有する、
    ことを特徴とする二次電池状態検出装置。
  3. 前記補正手段は、前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が前記基準状態である場合の素子値に補正する補正式を有し、
    前記調整手段は、前記補正式を所定の状態値で偏微分して得た傾きと、その時点における当該状態値の推定誤差とを乗算することで得られる値が所定の閾値未満である場合に、前記補正式が有する係数を調整することを特徴とする請求項2に記載の二次電池状態検出装置。
  4. 前記補正手段は、前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が前記基準状態である場合の素子値に補正する補正式を有し、
    前記調整手段は、その時点の状態における素子値から、前記基準状態における素子値に補正する場合の誤差見込み値と、前記補正式を所定の状態値で偏微分して得た傾きと、その時点における当該状態値の推定誤差の値と、を乗算して得た値が所定の閾値未満である場合には、前記補正式が有する係数を調整することを特徴とする請求項2に記載の二次電池状態検出装置。
  5. 前記調整手段は、前記二次電池の分極状態が略解消された場合に、前記補正手段を調整することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の二次電池状態検出装置。
  6. 二次電池の状態を検出する二次電池状態検出方法において、
    前記二次電池の等価回路モデルを構成する素子の素子値を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにおいて算出された前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が基準状態である場合の素子値に補正する補正ステップと、
    前記補正ステップにおいて補正された前記基準状態における前記等価回路モデルの素子値に基づいて前記二次電池の状態を推定する推定ステップと、
    前記算出ステップによって算出されたその時点の素子値と、前記基準状態を示す状態値とに基づいて前記補正ステップが有する係数を調整する調整ステップと、を有し、
    前記調整ステップは、前記補正ステップにおける補正の際に生じる誤差が所定の閾値未満であると推定された場合に前記補正ステップを調整することを特徴とする、
    ことを特徴とする二次電池状態検出方法。
  7. 二次電池の状態を検出する二次電池状態検出方法において、
    前記二次電池の等価回路モデルを構成する素子の素子値を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにおいて算出された前記等価回路モデルの素子値を、前記二次電池が基準状態である場合の素子値に補正する補正ステップと、
    前記補正ステップにおいて補正された前記基準状態における前記等価回路モデルの素子値に基づいて前記二次電池の状態を推定する推定ステップと、
    前記算出ステップによって算出されたその時点の素子値と、前記基準状態を示す状態値とに基づいて前記補正ステップが有する係数を調整する調整ステップと、を有し、
    前記等価回路モデルを構成する素子としては、導体・液抵抗、反応抵抗、および、電気二重層容量の少なくとも1つを有し、
    前記基準状態を示す状態値としては、液温、SOC、および、OCVの少なくとも1つを有する、
    ことを特徴とする二次電池状態検出方法。
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