JP6547536B2 - 印刷装置、印刷装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数のページが連なって構成される連続紙を印刷対象とする印刷装置、印刷装置の制御方法およびプログラムに関するものである。
従来、この種の印刷装置として、搬送機構により連続紙を搬送すると共に、記録ヘッドにより連続紙に印字する印字機構と、印字機構を制御する制御部と、印刷後の連続紙をカットするための連続紙切断部と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この印刷装置では、制御部の制御の下、印字が終了し次の印刷ジョブコマンドの待ち受け状態において、ティアオフ動作を行う(ティアオフ機能)。このティアオフ動作は、印字ページと次のページとの境界部分が連続紙切断部の切断位置に来るように、連続紙を搬送する動作である。このようなティアオフ機能によって、印字ページと次のページとの境界部分が上記切断位置に送り出されることで、ユーザーが、印字ページを当該境界部分で切り離すことができるようになっている。
特開2012−245789号公報
ところで、この種の印刷装置において、連続紙の1ページ(以下、物理ページと呼称)を送り方向(紙長方向)に複数ページに等分した論理ページ単位で、印刷を行うことが求められている。すなわち、1物理ページを複数の論理ページに等分し、この等分した論理ページ単位で印刷を行う。これによって、1物理ページに対し複数のページを印刷することができる。
しかしながら、上記従来の印刷装置では、このように論理ページ単位で印刷を行うことは想定しておらず、その結果、上記ティアオフ機能が正常に機能しないという問題が生じた。具体的には、上記の構成では、1ページ終了後のティアオフ動作において、記録ヘッドによる印刷位置から上記切断位置までの距離分、連続紙を送ることで、ページ間の境界部分を切断位置に移動させた。すなわち、印刷する1ページが1物理ページであるため、1ページの印刷が終了したとき、必ず、物理ページ間の境界部分が印刷位置に来る。よって、印刷位置から切断位置までの距離分、連続紙を送ることで、当該境界部分を、印刷位置から切断位置に移動することができた。しかし、印刷する1ページが、1物理ページを等分した1論理ページであると、1ページの印刷が終了したとき、必ずしも、物理ページ間の境界部分が印刷位置に来るとは限らない。よって、印刷位置から切断位置までの距離分、連続紙を送ったときに、物理ページ間の境界部分が切断位置からズレてしまい、当該境界部分を切断位置に移動することができなかった。これでは、ユーザーが、物理ページを当該境界部分で切り離すことができない。例えば、1物理ページ上の一部の論理ページに対する印刷が終了した後、物理ページを切り離したいという場合があるが、こういった場合に、ティアオフ機能が正常に機能せず、物理ページを切り離すことができなかった。
本発明は、物理ページを送り方向に複数ページに等分した論理ページ単位で連続紙に印刷を行う場合にも、ティアオフ機能を正常に機能させることができる印刷装置、印刷装置の制御方法およびプログラムを提供することを課題としている。
本発明の印刷装置は、複数の物理ページが送り方向に連なる連続紙を印刷対象とすると共に、複数の物理ページを相互の境界部分で分断するための分断位置が設けられた印刷装置であって、連続紙を送り方向に送ると共に、送られた連続紙に印刷を行う送り印刷部と、送り印刷部を制御する制御部と、を備え、制御部は、送り印刷部を制御し、物理ページを送り方向に複数ページに等分した論理ページ単位で印刷を行うと共に、任意の論理ページに対する印刷が終了した後の、次の論理ページの印刷待ちの状態において、任意の論理ページが属する物理ページと次の物理ページとの境界部分が分断位置に来るように、連続紙を送ることを特徴とする。
本発明の印刷装置の制御方法は、複数の物理ページが送り方向に連なる連続紙を印刷対象とすると共に、複数の物理ページを相互の境界部分で分断するための分断位置が設けられた印刷装置の制御方法であって、物理ページを送り方向に複数ページに等分した論理ページ単位で印刷を行うと共に、任意の論理ページに対する印刷が終了した後の、次の論理ページの印刷待ちの状態において、任意の論理ページが属する物理ページと次の物理ページとの境界部分が分断位置に来るように、連続紙を送ることを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記の印刷装置の制御方法を実行させることを特徴とする。
これらの構成によれば、論理ページ単位で印刷を行った場合にも、物理ページ間の境界部分を分断位置に移動することができる。よって、論理ページ単位で印刷を行う場合にも、ティアオフ機能を正常に機能させることができる。
上記の印刷装置において、ホスト装置から受信したデータを格納するインプットバッファを、更に備え、制御部は、任意の論理ページに対する印刷が終了した後の、次の論理ページの印刷待ちの状態において、インプットバッファに一定時間、データが格納されなかったとき、任意の論理ページが属する物理ページと次の物理ページとの境界部分が分断位置に来るように、連続紙を送ることが好ましい。
この構成によれば、自動的に且つ適切なタイミングでティアオフ動作を行うことができる。
また、制御部は、送り印刷部による印刷位置から分断位置までの距離と、印刷した論理ページの累計数と、物理ページを複数ページの論理ページに等分したときの等分数と、論理ページの紙長と、に基づいて、任意の論理ページが属する物理ページと次の物理ページとの境界部分が分断位置に来るように、連続紙を送ることが好ましい。
この場合、制御部は、印刷位置から分断位置までの距離に加え、印刷した論理ページの累計数を等分数で割った剰余を等分数から差し引いた値に、論理ページの紙長を乗算することにより得られた距離分、連続紙を送ることで、任意の論理ページが属する物理ページと次の物理ページとの境界部分が分断位置に来るように、連続紙を送ることが好ましい。
これらの構成によれば、任意の論理ページが属する物理ページと次の物理ページとの境界部分を、確実に、分断位置に移動することができる。
なお、論理ページの紙長は、物理ページの紙長と等分数とから算出することができ、等分数は、物理ページの紙長と論理ページの紙長とから算出することができる。よって、等分数と論理ページの紙長に代えて、等分数と物理ページの紙長や、論理ページの紙長と物理ページの紙長を用いて、上記距離(上記境界部分を分断位置に移動するための送り量)を算出する構成でも良い。
一方、分断位置の送り方向上流側に位置する検出位置において、連続紙の有無を検出する検出部を、更に備え、制御部は、任意の論理ページが属する物理ページと次の物理ページとの境界部分が分断位置に来るように連続紙を送った後において、次の印刷を開始するとき、任意の論理ページが属する物理ページが検出位置に達するように、連続紙を逆送りすると共に、当該逆送りの後、検出部の検出により検出位置に連続紙が有るとされた場合、次の論理ページの先頭が送り印刷部による印刷位置に来るように、連続紙を送り、検出部の検出により検出位置に連続紙が無いとされた場合、次の物理ページの先頭が印刷位置に来るように、連続紙を送ることが好ましい。
この構成によれば、ティアオフ動作後に、ユーザーによって物理ページが切り離されなかった場合には、検出部の検出によって検出位置に連続紙が有るとされ、次の論理ページの先頭が印刷位置に来るように、紙送りが行われる。これにより、ユーザーによって物理ページが切り離されなかった場合には、物理ページ上における論理ページの印刷を継続することができる。一方、ティアオフ動作後に、ユーザーによって物理ページが切り離された場合には、検出部の検出によって検出位置に連続紙が無いとされ、次の物理ページの先頭が印刷位置に来るように、紙送りが行われる。これにより、ユーザーによって物理ページが切り離された場合には、次の物理ページに対する印刷を行うことができる。このように、物理ページが切り離されたか否かに応じた最適な頭出しを行うことができる。これによって、次の印刷データを適切な位置から印刷することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムを示したシステム構成図である。 印刷対象となる連続紙を示した平面図である。 印刷装置の内部構成を示した側面模式図である。 ティアオフ動作を説明するための説明図である。 ティアオフ頭出し動作を説明するための説明図である。 メインタスクを示したフローチャートである。 サブタスクを示したフローチャートである。
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係る印刷装置、印刷装置の制御方法およびプログラムについて説明する。実施形態では、本発明の印刷装置および印刷装置の制御方法を適用した印刷システムを例示する。本印刷システムは、複数のページが連なって構成された連続紙を印刷対象とし、印刷装置が、ホスト装置からの印刷データに基づいて、当該連続紙の各ページに印刷処理を行うものである。
図1に示すように、印刷システムSYは、ホスト装置1と、ホスト装置1に接続された印刷装置2と、を備える。印刷装置2は、SIDM(シリアルインパクトドットマトリクス)プリンターで構成される。すなわち、印刷装置2は、印刷ヘッド41(後述する)の往動または復動に伴う印刷処理と、連続紙Sの改行送りと、を交互に行うシリアル印刷形式で、連続紙Sに対し印刷を行うものである。なお、ホスト装置1と印刷装置2とは、有線により接続される構成でも良いし、無線により接続される構成でも良い。また、ホスト装置1と印刷装置2とは、直接接続される構成でも良いし、ネットワーク(インターネットやローカルエリアネットワーク)を介して接続される構成でも良い。
ここで、ホスト装置1および印刷装置2の詳細について説明する前に、印刷対象となる連続紙Sについて説明する。図2(a)に示すように、連続紙Sは、複数のページPが紙長方向に連なるファンフォールド紙(折りたたみ紙)で構成される。なお、詳細は後述するが、この紙長方向が、連続紙Sの紙送り方向(送り方向)となる。本実施形態では、連続紙Sとして、連続帳票を用いることを想定しており、当該連続紙Sは、各ページP間の境界部分に、ページ分断用のミシン目S1を有する。そして、本実施形態においては、図2(b)に示すように、連続紙Sの各ページPを、紙長方向において複数の論理ページRPに等分し、等分した論理ページ単位で印刷を行う構成を有する。そのため、説明の便宜上、連続紙Sの各ページPを、以下、「物理ページ」と呼称するものとする。また、連続紙Sの紙長方向を、各物理ページPおよび各論理ページRPの紙長方向とし、連続紙Sの紙幅方向を、各物理ページPおよび各論理ページRPの紙幅方向とする。
次に図1に戻り、ホスト装置1について説明する。図1に示すように、ホスト装置1は、一般的なパーソナルコンピューター等で構成されており、通信インターフェース11と、制御部12と、を備える。
通信インターフェース11は、印刷装置2とのデータ通信を行う。通信インターフェース11は、主に、印刷データを印刷装置2に送信するのに用いられる。
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有し、ホスト装置1を統括制御する。
本ホスト装置1は、制御部12により、印刷データを生成すると共に、制御部12による制御の下、通信インターフェース11により、生成した印刷データを印刷装置2に送信する。これによって、印刷装置2に連続紙Sに対する印刷を行わせる。
ここで生成・送信する印刷データは、論理ページRP単位の印刷データであり、文字コード、改行コマンドおよび改ページコマンドにより構成される。文字コードは、印刷する文字を示すものであり、改行コマンドは、改行送りを行うコマンドであり、改ページコマンドは、改ページ送りを行うコマンドである。なお、ここにいう「行」とは、印刷ヘッド41の往動または復動に伴う1回の印刷処理で印刷可能な範囲を意味する。
印刷データは、論理ページRPにおける各行に対応する文字コード群の後、改行コマンドや改ページコマンドが配置されるように生成される。例えば、各1行分の文字コード群の間に、改行コマンドが配置され、最後の文字コード群の後に、改ページコマンドが配置された構成となる。なお、改ページコマンドは、論理ページRPに空白行が有る場合に用いるものであるため、論理ページRPにおける全ての行について文字印刷を行う場合には、改ページコマンドを省略するものとする。
ホスト装置1は、制御部12による制御の下、この印刷データを、例えば1バイト単位で分割し、分割した印刷データを先頭から順に、印刷装置2に送信する。詳細は後述するが、印刷装置2は、この順に送信されてくる印刷データの各データを、順に処理していくことで、連続紙Sに対する印刷動作を行う。
次に図1および図3を参照して、印刷装置2について説明する。図1および図3に示すように、印刷装置2は、連続紙Sを「U」字状の搬送経路Rに沿って送ると共に、送られていく連続紙Sに対し印刷を行う送り印刷部21と、連続紙Sの各物理ページPを分断するためのマニュアルカッター22と、給紙口23aおよび排紙口23bを有する装置ケース23と、を備える。また、図3では省略するが、印刷装置2は、通信インターフェース24と、記憶部25と、制御部26と、を備える。
送り印刷部21は、印刷ヘッド41を有する印刷ユニット31と、印刷ヘッド41に対峙するプラテンローラー32と、プラテンローラー32の紙送り方向上流側に配設され、プラテンローラー32と共に連続紙Sの紙送りを行うトラクターユニット33と、トラクターユニット33の紙送り方向下流側に配設された用紙検出センサー34(検出部)と、を備える。プラテンローラー32およびトラクターユニット33は、紙長方向を紙送り方向として連続紙Sを紙送りする。
印刷ユニット31は、インパクトドット方式により印刷を行う印刷ヘッド41と、印刷ヘッド41を紙送り方向と直交する方向(紙幅方向)に往復動する往復動機構42と、を備える。印刷ユニット31は、往復動機構42により印刷ヘッド41を往動もしくは復動しながら、印刷ヘッド41を駆動することで、印刷ヘッド41の往動または復動に伴う印刷処理(主走査)を行う。これによって、印刷ヘッド41の印刷幅分の印刷を行う。
プラテンローラー32は、印刷ヘッド41に対峙するプラテンとして機能すると共に、トラクターユニット33と同期して、連続紙Sの紙送りを行う。すなわち、プラテンローラー32およびトラクターユニット33は、搬送経路Rに沿って、連続紙Sをその紙長さ方向に紙送りする。また、プラテンローラー32およびトラクターユニット33は、連続紙Sを正逆送り可能に構成される。
そして、本実施形態では、上記の印刷ヘッド41の往動または復動に伴う印刷処理(主走査)と、プラテンローラー32およびトラクターユニット33により連続紙Sを印刷ヘッド41の印刷幅分だけ送る改行送り(副走査)と、を交互に繰り返すことで、連続紙Sの論理ページRPに対する印刷を行う。すなわち、送り印刷部21が、シリアル印刷形式で印刷を行う構成を有する。
用紙検出センサー34は、トラクターユニット33の紙送り方向下流側に配設され、搬送経路Rにおける、トラクターユニット33とプラテンローラー32との間の検出位置P1において、連続紙Sの有無を検出する。詳細は後述するが、当該用紙検出センサー34は、物理ページPが、ユーザーによって切り離されたか否かを検出するのに用いられる。
マニュアルカッター22は、印刷ユニット31およびプラテンローラー32の紙送り方向下流側に配設されており、ユーザーが、上記ミシン目を利用して物理ページPを切り離す(分断する)ためのものである。具体的には、物理ページP間の境界部分に設けられた上記ミシン目S1が、マニュアルカッター22の位置に来た状態で、ユーザーが、連続紙Sの先端側をマニュアルカッター22側に引っ張ることで、マニュアルカッター22により物理ページPが切り離される。すなわち、本実施形態では、このマニュアルカッター22の位置が、印刷装置2における、各物理ページPを相互の境界部分で分断するための分断位置P2となる。マニュアルカッター22は、排紙口23bの下流側近傍に配設されるため、分断位置P2は、排紙口23bの下流側近傍となっており、装置ケース23外に位置される。
通信インターフェース24は、ホスト装置1とのデータ通信を行う。通信インターフェース24は、主に、ホスト装置1から、印刷データを受信するのに用いられる。
記憶部25は、フラッシュROM等で構成されており、制御に係る各種データを記憶する。具体的には、記憶部25は、印刷幅情報と、ヘッド・カッター間距離情報と、センサー・カッター間距離情報と、物理ページ長情報と、論理ページ長情報と、等分数情報と、を記憶する。
印刷幅情報は、印刷ヘッド41の印刷幅の情報である。ヘッド・カッター間距離情報は、印刷ヘッド41による印刷位置P3(印刷幅の紙送り方向下流端)から上記分断位置P2(マニュアルカッター22の位置)までの距離の情報である。また、センサー・カッター間距離情報は、用紙検出センサー34の検出位置P1から上記分断位置P2までの距離の情報である。さらに、物理ページ長情報は、物理ページPの紙長(紙長方向の寸法)を示す情報である。またさらに、論理ページ長情報は、論理ページRPの紙長(紙長方向の寸法)を示す情報である。また、等分数情報は、物理ページPを複数の論理ページRPに等分したときの等分数(分割数)を示す情報である。なお、論理ページRPの紙長は、物理ページPの紙長の整数分の一である。また、物理ページPの紙長および論理ページRPの紙長は、予め設定されたものを、物理ページ長情報および論理ページ長情報として記憶し、等分数は、物理ページPの紙長および論理ページRPの紙長から算出したものを、等分数情報として記憶する。
以下、印刷位置P3から分断位置P2までの距離を、「ヘッド・カッター間距離」と呼称し、検出位置P1から分断位置P2までの距離を、「センサー・カッター間距離」と呼称する。また、物理ページPの紙長を、「物理ページ長」と呼称し、論理ページRPの紙長を、「論理ページ長」と呼称する。
制御部26は、CPU、RAM、ROM等を有し、印刷装置2を統括制御する。また、制御部26は、RAMにより構成されたインプットバッファ51(受信バッファ)およびプリントバッファ52を有する。インプットバッファ51は、ホスト装置1から受信した印刷データを格納する記憶領域である。一方、プリントバッファ52は、送り印刷部21により印刷するイメージデータを格納する記憶領域である。なお、詳細は後述するが、制御部26が、インプットバッファ51に格納された印刷データに基づいてイメージデータを生成し、これをプリントバッファ52に格納する構成となる。
そして、制御部26は、送り印刷部21を制御し、印刷動作、ティアオフ動作およびティアオフ頭出し動作を行う。印刷動作は、論理ページ単位で連続紙Sに対し印刷を行う動作である。具体的には、ホスト装置1から受信しインプットバッファ51に格納された印刷データの各データ(文字コード、改行コマンドおよび改ページコマンド)を、順に処理することで、論理ページRPに対する印刷を実行する。
一方、ティアオフ動作は、物理ページP間の境界部分が上記分断位置P2に来るように連続紙Sを送る動作である。すなわち、物理ページP間のミシン目S1が上記分断位置P2に来るように、連続紙Sの紙送りを行う。具体的には、任意の論理ページRPの印刷が終了した後の、次の論理ページRPの印刷待ちの状態において、インプットバッファ51に一定時間、データが格納されなかったとき、図4に示すように、当該任意の論理ページRPが属する物理ページPと次の物理ページPとの境界部分(ミシン目S1)が上記分断位置P2に来るように、連続紙Sを紙送りする。なお、図4の例では、等分数を「3」としたときの各パターンを示す。
同図に示すように、当該境界部分が分断位置P2に達するための送り量(距離)は、ヘッド・カッター間距離、等分数、論理ページ長、そして、印刷した論理ページRPの累積数(以下、印刷ページ数と呼称)によって変わる。そのため、記憶部25上のヘッド・カッター間距離情報から得られたヘッド・カッター間距離と、記憶部25上の等分数情報から得られた等分数と、記憶部25上の論理ページ長情報から得られた論理ページ長と、カウントした印刷ページ数と、に基づいて、当該送り量を算出する。具体的には、ヘッド・カッター間距離を「L1」とし、等分数を「m」とし、論理ページ長を「L2」とし、印刷ページ数を「n」としたとき、当該境界部分が分断位置P2に達するための送り量「F1」は、
F1=L1+(L2×{m−MOD(n/m)})
で計算される。すなわち、当該境界部分が分断位置P2に達するための送り量F1は、印刷ページ数nを等分数mで割った剰余を等分数mから差し引いた値に、論理ページ長L2を乗算して得られた距離と、ヘッド・カッター間距離L1と、を加算して算出される。このように算出した送り量F1分、連続紙Sを紙送り(正送り)することで、上記ティアオフ動作を行う。
これに対し、ティアオフ頭出し動作は、ティアオフ動作後に、次の印刷を行うときの連続紙Sの頭出しを行う動作である。具体的には、ティアオフ動作後に、インプットバッファ51にデータが格納され、次の印刷を開始するとき、ティアオフした物理ページP(上記任意の物理ページP)が切り離されたか否かに応じて、次の論理ページRPの先頭または次の物理ページPの先頭が印刷位置P3に来るように、連続紙Sを紙送りする。
より具体的には、まず、図5(b)に示すように、ティアオフした物理ページPが検出位置P1に達するように、連続紙Sを逆送りする。この時の逆送り量F2は、センサー・カッター間距離L3に、論理ページ長L2未満の距離αを加えた距離である(F2=L3+α)。そして、当該逆送りの後、用紙検出センサー34により検出位置P1に連続紙Sが有るか否かを検出する。なお、図5(b)の例は、等分数を「3」にした時の各パターンと、ティアオフした物理ページPを切り離した時のパターンと、を示す。
そして、図5(c)に示すように、用紙検出センサー34の検出の結果、検出位置P1に連続紙Sが有るとされた場合には、ティアオフした物理ページPが切り離されなかったと判断し、次の論理ページRPの先頭が印刷位置に来るように、連続紙Sを紙送りする。かかる場合、ティアオフ動作前の状態に戻すことになるため、この時の送り量は、上記逆送りした距離から、ティアオフ動作時に紙送りした距離を引いた距離である。すなわち、この時の送り量F3は、
F3=(L3+α)−{L1+(L2×{m−MOD(n/m)})}
である。なお、当該計算の中で、ヘッド・カッター間距離L1が相殺されることになるため、この相殺分を予め除去して計算しても良い。すなわち、印刷位置P3から検出位置P1までの距離を「L4」としたとき、
F3=(L4+α)−(L2×{m−MOD(n/m)})
であるため、この計算式によって、送り量F3を計算しても良い。なお、これらの計算式によって、送り量F3がマイナスになる場合には、マイナスになった分、連続紙Sを逆送りする。
一方、用紙検出センサー34の検出の結果、検出位置P1に連続紙Sが無いとされた場合には、ティアオフした物理ページPが切り離されたと判断し、次の物理ページPの先頭が印刷位置P3に来るように、連続紙Sを紙送りする。この時の送り量は、上記逆送りした距離から、ヘッド・カッター間距離L1を引いた距離である。すなわち、この時の送り量F4は、
F4=(L3+α)−L1
である。なお、印刷位置P3から検出位置P1までの距離L4を用いると、
F4=L4+α
となる。この計算式によって、送り量F4を計算しても良い。
このようなティアオフ頭出し動作によって、次の論理ページRPの先頭や次の物理ページPの先頭が印刷位置P3に移動される。そして、この状態から次の印刷動作が実行されることになる。すなわち、ティアオフした物理ページPが切り離されなかった場合には、次の論理ページRPの先頭から印刷動作が行われ、ティアオフした物理ページPが切り離された場合には、次の物理ページPの先頭から印刷動作が行われる。
ここで図6および図7を参照して、印刷動作、ティアオフ動作およびティアオフ頭出し動作をより詳しく説明すべく、印刷動作を行うメインタスクと、ティアオフ動作およびティアオフ頭出し動作を行うサブタスクについて説明する。メインタスクおよびサブタスクは、印刷装置2の制御部26により実行されるものである。メインタスクは、ホスト装置1から送信され、インプットバッファ51に格納された印刷データの各データ(文字コード、改行コマンドおよび改ページコマンド)を、順に処理して、印刷動作を行うものである。なお、メインタスクおよびサブタスクでは、論理ページRP上における現在の送り位置を示す現在送り位置pと、上記した印刷ページ数nと、を変数として用いるものとする。
図6に示すように、メインタスクでは、まず、現在送り位置pを「0(ゼロ)」にし、印刷ページ数nを「0(ゼロ)」にする(p=0,n=0)(S1)。すなわち、現在送り位置pおよび印刷ページ数nを初期化する。現在送り位置pおよび印刷ページ数nを初期化したら、インプットバッファ51に印刷データのデータが格納された状態であるか否かを判定する(S2)。インプットバッファ51にデータが格納された状態であると判定された場合には(S2:Yes)、インプットバッファ51に格納された先頭のデータを取り出し、取り出したデータが文字コードであるか、改行コマンドでるか、改ページコマンドであるか、を判定する(S3)。インプットバッファ51から取り出したデータが、文字コードであると判定された場合(S3:A)には、文字コードに基づいてイメージデータを生成し、生成したイメージデータをプリントバッファ52に格納する(S4)。その後、インプットバッファ51にデータが格納された状態であるか否かの判定(S2)に戻る。このイメージデータの生成処理を、1行分の文字コード群の全文字コードに対し行うことで、1行分のイメージデータがプリントバッファ52に蓄積される。
一方、インプットバッファ51から取り出したデータが、改行コマンドであると判定された場合(S3:B)には、まず、プリントバッファ52に蓄積された1行分のイメージデータに基づいて、1行分の印刷処理(主走査)を行う(S5)。すなわち、往復動機構42により印刷ヘッド41を往動もしくは復動しつつ、印刷ヘッド41を駆動することで、1行分の印刷処理を行う。
1行分の印刷処理が終了したら、改行送りを行う(S6)。すなわち、記憶部25上の印刷幅情報から得られた印刷幅分の距離L5だけ、連続紙Sを紙送りする。そして、現在送り位置pに、印刷幅分の距離L5を加算する(p=p+L5)(S7)。その後、現在送り位置pが、論理ページ長L2以上であるか否かを判定する(S8)。現在送り位置pが、論理ページ長L2以上であると判定された場合(S8:Yes)には、現在送り位置pを、論理ページ長L2分減算した後(p=p−L2)、印刷ページ数nをインクリメントする(n=n+1)。その後、現在送り位置pが、論理ページ長L2以上であるか否かの判定(S8)に戻る。一方、現在送り位置pが、論理ページ長L2以上でないと判定された場合(S8:No)には、インプットバッファ51にデータが格納された状態であるか否かの判定(S2)に戻る。
一方、インプットバッファ51から取り出したデータが、改ページコマンドであると判定された場合(S3:C)には、改行コマンドであると判定された場合と同様、まず、プリントバッファ52に蓄積された1行分のイメージデータに基づいて、1行分の印刷処理(主走査)を行う(S11)。そして、1行分の印刷処理が終了したら、改ページ送りを行う(S12)。すなわち、次の論理ページRPの先頭が印刷位置P3に来るように、連続紙Sを紙送りする。この時の送り量F5は、
F5=L2−p
によって算出される。すなわち、この時の送り量F5は、論理ページ長L2から現在送り位置pを引いた距離である。改ページ送りが終了したら、現在送り位置pを「0(ゼロ)」にし(p=0)(S13)、印刷ページ数nをインクリメントする(n=n+1)(S14)。その後、インプットバッファ51にデータが格納された状態であるか否かの判定(S2)に戻る。
このような処理により、インプットバッファ51に格納された、印刷データの文字コード、改行コマンドおよび改ページコマンドを順次処理し、印刷処理と、改行送りや改ページ送りと、を実行することで、論理ページ単位の印刷が行われる。すなわち、印刷動作が行われる。
ここでS2に戻り、インプットバッファ51にデータを格納された状態でなかった場合の処理について説明する。S2において、インプットバッファ51にデータが格納された状態でなかった場合(S2:No)、まず、現在送り位置pが「0(ゼロ)」であるか否かを判定する(S15)。現在送り位置pが「0(ゼロ)」でないと判定された場合(S15:No)には、論理ページRPの印刷動作が終了してないと判断し、インプットバッファ51にデータが格納された状態であるか否かの判定(S2)に戻る。
一方、現在送り位置pが「0(ゼロ)」であると判定された場合(S15:Yes)には、インプットバッファ51にデータが格納された状態であるか否かの判定が、データ有り(データが格納された状態である)からデータ無し(データが格納された状態でない)に変化してから、一定時間(例えば3秒)経過したか否かを判定する(S16)。すなわち、インプットバッファ51に一定時間、データが格納されなかったか否かを判定する。
データ有りからデータ無しに変化してから、一定時間経過してないと判定された場合(S16:No)には、インプットバッファ51にデータが格納された状態であるか否かの判定(S2)に戻る。一方、データ有りからデータ無しに変化してから、一定時間経過したと判定された場合(S16:Yes)には、サブタスクに移行する。
図7に示すように、サブタスクでは、まず、ティアオフ動作を実行する。すなわち、直前に印刷した論理ページRPが属する物理ページPとその次の物理ページPの境界部分(ミシン目S1)が分断位置P2に来るように、連続紙Sを紙送りする(S21)。具体的には、記憶部25上のヘッド・カッター間距離情報から得られたヘッド・カッター間距離L1と、記憶部25上の等分数情報から得られた等分数mと、記憶部25上の論理ページ長情報から得られた論理ページ長L2と、カウントした印刷ページ数nと、に基づいて、当該境界部分(ミシン目S1)が分断位置P2に達するための送り量F1(距離)を算出し、算出した送り量F1分、連続紙Sを紙送りする。これによって、直前に印刷した論理ページRPが属する物理ページPがティアオフされ、ユーザーが、マニュアルカッター22により当該物理ページPを分断可能な状態となる。この状態になったら、インプットバッファ51にデータが格納されるのを待つデータ格納待ちの状態(S22)に移行する。
そして、この状態において、ホスト装置1から次の印刷データが送信され、インプットバッファ51にデータが格納されたら(S22:Yes)、次の印刷を開始すべく、ティアオフ頭出し動作を実行する。すなわち、まず、ティアオフした物理ページPが検出位置P1に達するように、連続紙Sを逆送りする(S23)。つまり、センサー・カッター間距離L3に、論理ページ長L2未満の距離αを加えた距離分、連続紙Sを逆送りする。逆送りが終了したら、用紙検出センサー34により検出位置P1に連続紙Sが有るか否かを検出する(S24)。
用紙検出センサー34の検出により、検出位置P1に連続紙Sが有るとされた場合(S24:Yes)には、ティアオフした物理ページPが切り離されてないと判断し、次の論理ページRP(直前で印刷した論理ページRPの次の論理ページRP)の先頭が印刷位置P3に来るように、連続紙Sを紙送りする(S25)。すなわち、逆送りした距離から、ティアオフ動作時に紙送りした距離を引いた距離分、連続紙Sを紙送りする。
一方、用紙検出センサー34の検出により、検出位置P1に連続紙Sが無いとされた場合(S24:No)には、ティアオフした物理ページPが切り離されたと判断し、次の物理ページP(ティアオフした物理ページPの次の物理ページP)の先頭が印刷位置P3に来るように、連続紙Sを紙送りする(S26)。すなわち、逆送りした距離から、ヘッド・カッター間距離L1を引いた距離分、連続紙Sを紙送りする。その後、印刷ページ数nを、「0(ゼロ)」にリセットする(n=0)(S27)。
これらによって、ティアオフ頭出し動作が終了したら、メインタスクに移行し、インプットバッファ51にデータが格納された状態であるか否かの判定(S2)に戻る。以降、メインタスクにおいて、インプットバッファ51に格納されたデータに基づいて、次の印刷動作が実行されることなる。
以上のような構成によれば、論理ページRP単位で印刷を行った場合にも、物理ページP間の境界部分(ミシン目S1)を分断位置P2に移動することができる。よって、論理ページRP単位で印刷を行う場合にも、ティアオフ機能を正常に機能させることができる。
また、インプットバッファ51に一定時間、データが格納されなかったとき、これをトリガーとして、ティアオフ動作を行う構成であるため、自動的に且つ適切なタイミングでティアオフ動作を行うことができる。
さらに、ヘッド・カッター間距離L1、印刷ページ数n、等分数m、論理ページ長L2に基づいて、ティアオフ動作時の送り量F1を算出し、当該送り量F1分、連続紙Sの紙送りを行うことで、物理ページP間の境界部分(ミシン目S1)が分断位置P2に来るように、紙送りを行う構成であるため、任意の論理ページRPが属する物理ページPと次の物理ページPとの境界部分を、確実に、分断位置P2に移動することができる。
なお、論理ページ長L2は、物理ページPの紙長と等分数mとから算出することができ、等分数mは、物理ページPの紙長と論理ページ長L2とから算出することができる。よって、等分数mと論理ページ長L2に代えて、等分数mと物理ページPの紙長や、論理ページ長L2と物理ページPの紙長を用いて、上記送り量F1を算出する構成でも良い。
またさらに、ティアオフ頭出し動作において、ティアオフした物理ページPが検出位置P1に達するように、連続紙Sを逆送りした後、検出位置P1に連続紙Sが有ると判定された場合には、次の論理ページRPの先頭を印刷位置P3に移動し、検出位置P1に連続紙Sが無いと判定された場合には、次の物理ページPの先頭を印刷位置P3に移動する構成であるため、ユーザーによって物理ページPが切り離されなかった場合には、物理ページP上における論理ページRPの印刷を継続することができ、ユーザーによって物理ページPが切り離された場合には、次の物理ページPに対する印刷を行うことができる。このように、物理ページPが切り離されたか否かに応じた最適な頭出しを行うことができる。これによって、次の印刷データを適切な位置から印刷することができる。
なお、本実施形態においては、任意の論理ページRPに対する印刷が終了した後の、次の論理ページRPの印刷待ちの状態において、インプットバッファ51に一定時間、データが格納されなかったとき、これをトリガーとして、ティアオフ動作を行う構成としたが、これに限るものではない。例えば、任意の論理ページRPに対する印刷が終了した後の、次の論理ページRPの印刷待ちの状態において、ユーザーによる特定の操作を受けて、ティアオフ動作を行う構成でも良い。
また、本実施形態においては、マニュアルカッター22の位置を分断位置P2とする構成としたが、ユーザーが、物理ページPを分断可能な位置(切り離すことができる位置)であれば、これに限るものではない。例えば、ミシン目S1が装置ケース23外にあれば、ユーザーによって物理ページPを分断可能であるため、装置ケース23外の位置全て(排紙口23bの下流側全て)を、分断位置P2とする構成でも良い。
なお、本実施形態において、ホスト装置1が、論理ページ長L2や等分数mの情報を付加して印刷データを送信し、印刷装置2が、印刷データに付加されたこれらの情報を、論理ページ長情報や等分数情報として記憶し、各送り量の算出に用いる構成でも良い。
また、本実施形態において、物理ページPを切り離されたか否かを検出する用紙検出センサー34を、連続紙Sの先端検出や後端検出を行う端検出センサーとして兼用する構成でも良いし、当該用紙検出センサー34を、連続紙Sがセットされたか否かを検出するセット検出センサーとして兼用する構成でも良い。別の言い方をすれば、センサーによる検出位置P1が、分断位置P2の紙送り方向下流側であれば、既設のこれらのセンサーを、物理ページPを切り離されたか否かを検出する検出部としても用いる構成でも良い。
なお、本実施形態においては、連続紙Sとして、ファンフォールド紙を用いる構成としたが、これに限るものではない。例えば、連続紙Sとして、ロール紙を用いる構成でも良い。
また、本実施形態においては、物理ページP間の境界部分にミシン目S1を有する連続紙Sを用いる構成としたが、ミシン目S1を有しない連続紙Sを用いる構成でも良い。
なお、本実施形態においては、インパクトドット方式で印刷を行う印刷装置2(ドットインパクトプリンター)に、本発明を適用する構成でとしたが、インクジェット方式で印刷を行う印刷装置2(インクジェットプリンター)に、本発明を適用しても良いし、サーマル方式で印刷を行う印刷装置2(サーマルプリンター)に、本発明を適用しても良い。
また、本実施形態においては、シリアル印刷形式で印刷を行う印刷装置2(シリアルプリンター)に、本発明を適用する構成としたが、ライン印刷形式で印刷を行う印刷装置2(ラインプリンター)に、本発明を適用しても良い。
なお、上記の実施形態で示した印刷装置2の制御方法の各処理をプログラムとして提供することも可能である。すなわち、コンピューターに、印刷装置2の制御方法を実行させるためのプログラムも、本発明の権利範囲に含まれるものである。
1:ホスト装置、 2:印刷装置、 21:送り印刷部、 26:制御部、 34:用紙検出センサー、 51:インプットバッファ、 P:物理ページ、 P1:検出位置、 P2:分断位置、 P3:印刷位置、 RP:論理ページ、 S:連続紙。

Claims (5)

  1. 連続紙を構成する複数の物理ページのうち、一の物理ページと次の物理ページとの間に設けられる境界部分を分断可能な分断位置と、
    前記連続紙を送り方向に送り、前記連続紙に印刷位置で印刷する送り印刷部と、
    前記送り方向において、前記分断位置の上流側に設けられており、前記連続紙の有無を検出可能な検出部と、
    前記送り印刷部を制御する制御部と、を備えた印刷装置であって、
    前記制御部は、
    前記一の物理ページを分割した複数の論理ページのうち、任意の数の前記論理ページで構成した印刷データに基づいて、前記送り印刷部により、前記一の物理ページに印刷する第1制御を行い、
    前記印刷データに基づ印刷を終えた後に、前記送り印刷部により、前記境界部分前記分断位置まで送る第2制御を行い、
    前記第2制御の後に、前記送り印刷部により、前記一の物理ページが前記検出部に達するように逆送りする第3制御を行い、
    前記第3制御の後に、前記検出部により、前記一の物理ページを検出した場合は、印刷した任意の数の前記論理ページの次にある前記論理ページを、前記送り印刷部により、前記印刷位置まで送る第4制御を行い、
    前記第3制御の後に、前記検出部により、前記一の物理ページを検出しなかった場合は、前記次の物理ページを、前記送り印刷部により、前記印刷位置まで送る第5制御を行う、印刷装置。
  2. ホスト装置から受信した前記印刷データを格納するインプットバッファを、更に備え、
    前記制御部は、
    前記印刷データに基づく印刷を終えた後に、前記インプットバッファに一定時間、前記印刷データとは別の印刷データ格納しなかったとき、前記境界部分前記分断位置まで送る前記第2制御を行う請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、
    前記送り印刷部による前記印刷位置から前記分断位置までの距離と、印刷した前記論理ページの累計数と、前記物理ページを複数の前記論理ページに等分割したときの分割数である等分数と、前記論理ページの紙長と、に基づいて、前記境界部分前記分断位置まで送る前記第2制御を行う請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 連続紙を構成する複数の物理ページのうち、一の物理ページと次の物理ページとの間に設けられる境界部分を分断可能な分断位置と、
    前記連続紙を送り方向に送り、前記連続紙に印刷位置で印刷する送り印刷部と、
    前記送り方向において、前記分断位置の上流側に設けられており、前記連続紙の有無を検出可能な検出部と、を備えた印刷装置の制御方法であって、
    前記一の物理ページを分割した複数の論理ページのうち、任意の数の前記論理ページで構成した印刷データに基づいて、前記送り印刷部により、前記一の物理ページに印刷する第1工程と
    前記印刷データに基づ印刷を終えた後に、前記送り印刷部により、前記境界部分前記分断位置まで送る第2工程と、
    前記第2工程の後に、前記送り印刷部により、前記一の物理ページが前記検出部に達するように逆送りする第3工程と、
    前記第3工程の後に、前記検出部により、前記一の物理ページを検出した場合は、印刷した任意の数の前記論理ページの次にある前記論理ページを、前記送り印刷部により、前記印刷位置まで送る第4工程と、
    前記第3工程の後に、前記検出部により、前記一の物理ページを検出しなかった場合は、前記次の物理ページを、前記送り印刷部により、前記印刷位置まで送る第5工程と、を備えた印刷装置の制御方法。
  5. コンピューターに、請求項に記載の印刷装置の制御方法を実行させるためのプログラム。
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