JP6546807B2 - 燃料噴射ポンプ、燃料噴射装置、内燃機関 - Google Patents

燃料噴射ポンプ、燃料噴射装置、内燃機関 Download PDF

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Description

本発明は、船舶に搭載される内燃機関に用いられる燃料噴射ポンプ、燃料噴射ポンプが適用される燃料噴射装置、燃料噴射装置が適用される内燃機関に関するものである。
例えば、船舶に搭載される内燃機関に適用されるディーゼルエンジンの燃料噴射装置としては、下記特許文献に記載されたものがある。この特許文献1,2に記載された燃料噴射装置は、燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁と、燃料噴射弁に燃料を圧送するプランジャが設けられた燃料噴射ポンプと、プランジャの作動を制御する蓄圧管制弁ブロックとを備えている。そして、燃料噴射ポンプは、ポンプケースと、プランジャバレルと、プランジャと、吸入弁と、吐出弁とを備えている。
特開2003−328897号公報 特開2013−139737号公報
上述した従来の燃料噴射ポンプは、ポンプケースの内側にプランジャバレルが装着され、このプランジャバレルの内側にプランジャが軸心方向に移動自在に支持されると共に、プランジャの前方であってプランジャバレルの内側に吸入弁と吐出弁が配置されている。即ち、ポンプケースとプランジャバレルと吸入弁及び吐出弁が径方向に三重構造となっている。そのため、燃料噴射ポンプの外径が大型化してしまうという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、小型化を可能とする燃料噴射ポンプ、燃料噴射装置、内燃機関を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の燃料噴射ポンプは、ポンプケースと、前記ポンプケース内に配置されるプランジャバレルと、前記プランジャバレル内で軸心方向に沿って移動自在に支持されるプランジャと、前記プランジャバレルと前記プランジャとにより燃料圧縮室を区画すると共に外部からの燃料を前記燃料圧縮室に吸入可能な吸入弁と、を備え、前記プランジャバレルと前記吸入弁は、前記ポンプケース内で長手方向に沿って直線状に配置されると共に、外壁面が前記ポンプケースの内壁面に支持される、ことを特徴とするものである。
従って、プランジャバレルと吸入弁がポンプケース内で直線状に配置されると共に外壁面がポンプケースに支持されることで、ポンプケースを小径化することが可能となり、燃料噴射ポンプ全体を小径として小型化することができる。
本発明の燃料噴射ポンプでは、前記プランジャは、リターンスプリングにより前記燃料圧縮室から離間する第1方向に付勢支持され、前記リターンスプリングは、前記ポンプケースと前記プランジャとの間に配置される圧縮コイルばねであり、一端部が前記ポンプケースにおけるばね受け部に弾圧し、他端部が前記プランジャのばね受け部材に弾圧することを特徴としている。
従って、プランジャを第1方向に付勢支持するリターンスプリングをポンプケースのばね受け部とプランジャのばね受け部材との間に介装することで、ポンプケースへのプランジャ、リターンスプリング、プランジャバレルなどの組付性を向上することができる。
本発明の燃料噴射ポンプでは、前記燃料圧縮室の燃料を外部に吐出可能な吐出弁を更に備え、前記プランジャバレルは、前記ポンプケースの内壁面に設けられたストッパにより前記第1方向への移動が拘束され、前記吸入弁と前記吐出弁が直線状に密着して配置された状態で、押え部材により圧縮保持されることを特徴としている。
従って、ポンプケース内でプランジャバレルと吸入弁と吐出弁を圧縮保持することで、プランジャバレルなどに引張応力が作用することはなく、疲労強度を向上することができる。
本発明の燃料噴射ポンプでは、前記プランジャバレルと前記吸入弁と前記吐出弁は、最大外径寸法が同寸法に設定されることを特徴としている。
従って、プランジャバレルと吸入弁と吐出弁の最大外径が同じであることから、ポンプケースの内径加工を簡素化して加工コストを低下することができると共に、ポンプケース内へプランジャバレルと吸入弁と吐出弁を容易に挿入して固定することができ、組付性を向上することができる。
本発明の燃料噴射ポンプでは、前記吸入弁は、外径が前記ポンプケースの内径より小さい小径部が設けられることで、前記小径部と前記ポンプケースとの間に燃料給排室が形成され、前記燃料給排室は、燃料吸入通路を介して前記燃料圧縮室に連通されることを特徴としている。
従って、吸入弁に小径部を設けて燃料給排室を形成することで、ポンプケースの内壁面への凹部加工を不要として加工コストを低下することができると共に、ポンプケースの肉厚を薄くすることができ、燃料噴射ポンプ全体を更に小径として小型化することができる。
また、本発明の燃料噴射装置は、内燃機関の燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記燃料噴射弁に燃料を供給する前記燃料噴射ポンプと、前記燃料噴射ポンプにおける前記プランジャの作動を制御する蓄圧管制弁装置と、を備えることを特徴とするものである。
従って、燃料噴射ポンプ全体を小径として小型化することで、燃料噴射装置の小型軽量化を図ることができる。
また、本発明の内燃機関は、前記燃料噴射装置を備えることを特徴とするものである。
従って、燃料噴射ポンプ全体を小径として小型化することで、内燃機関の小型軽量化を図ることができる。
本発明の燃料噴射ポンプ、燃料噴射装置、内燃機関によれば、燃料噴射ポンプ全体を小径として小型化することができる。
図1は、本実施形態の燃料噴射ポンプを表す概略断面図である。 図2は、本実施形態の燃料噴射ポンプにおける要部を表す断面図である。 図3は、図2のIII−III断面図である。 図4は、本実施形態の燃料噴射装置を表す概略構成図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る燃料噴射ポンプ、燃料噴射装置、内燃機関の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
図4は、本実施形態の燃料噴射装置を表す概略構成図である。
本実施形態において、図4に示すように、燃料噴射装置10は、船舶に搭載される舶用大型ディーゼルエンジン(内燃機関)に搭載されている。燃料噴射装置10は、燃料噴射弁11と、燃料噴射ポンプ12と、蓄圧管制弁ブロック13とを備えている。
燃料噴射弁11は、図示しないディーゼルエンジンの燃焼室に燃料を噴射するものである。燃料噴射ポンプ12は、この燃料噴射弁11に燃料を圧送するものであり、燃料配管14を介して連結されている。蓄圧管制弁ブロック13は、燃料噴射ポンプ12を駆動制御するものであり、ディーゼルエンジンのシリンダブロック側面等に設置され、塔状に構成された燃料噴射ポンプ12がこの蓄圧管制弁ブロック13の上部に立設されている。
以下、本実施形態の燃料噴射ポンプ12について詳細に説明する。図1は、本実施形態の燃料噴射ポンプを表す概略断面図、図2は、本実施形態の燃料噴射ポンプにおける要部を表す断面図、図3は、図2のIII−III断面図である。
本実施形態の燃料噴射ポンプ12は、図1から図3に示すように、ポンプケース21と、プランジャバレル22と、プランジャ23と、吸入弁24と、吐出弁25とを備えている。そして、このプランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25は、ポンプケース21内で長手方向に沿って直線状をなすように直列に配置されると共に、外壁面がポンプケース21の内壁面に支持されている。
ポンプケース21は、円筒形状をなすケース本体31と、円筒形状をなすケース取付台32と、円柱形状をなす押え部材33とを備えている。ケース本体31は、プランジャバレル22の大部分と吸入弁24と吐出弁25などを収容する第1収容部34と、プランジャ23などを収容する第2収容部35とが設けられている。第1収容部34及び第2収容部35は、連続した空間部により構成され、第1収容部34が第2収容部35より上方に位置し、第1収容部34の内径寸法より第2収容部35の内径寸法が大きく設定されている。
ケース取付台32は、上端部の外周面がケース本体31における下端部(第2収容部35)の内周面に嵌合して連結ボルト(図示略)により連結されている。ケース取付台32は、径方向における中心部に軸心方向に沿ってプランジャ23を移動自在に支持する支持孔36が形成されている。そして、このケース取付台32は、下端部が蓄圧管制弁ブロック13(図4参照)の上面部に固定されている。
押え部材33は、下端部の外周面がケース本体31における上端部(第1収容部34)の内周面に嵌合して固定されている。押え部材33は、外径寸法がケース本体31の外径寸法と同じであり、ケース本体31における第1収容部34の上端部に嵌合して吐出弁25を押圧する嵌合部37が設けられると共に、外周面側に軸心方向に沿う取付孔38が周方向に所定間隔で複数形成されている。そして、押え部材33は、嵌合部37がケース本体31の第1収容部34に嵌合し、ケース本体31の上端面に密着した状態で、複数の締結ボルト39が各取付孔38を貫通し、ケース本体31に形成されたねじ穴40に螺合することでケース本体31に固定される。
プランジャバレル22は、ポンプケース21におけるケース本体31内に配置されている。プランジャバレル22は、上部側の大径部41と下部側の小径部42とが設けられ、大径部41と小径部42との間に大径部41の外周面と小径部42の外周面とを連続させる傾斜面43が形成されている。一方、ポンプケース21は、第1収容部34の内周面において径方向の中心部側に突出する突出部(ストッパ)44が設けられている。突出部44は、リング形状をなし、上部に傾斜面45が形成されている。この突出部44の傾斜面45は、プランジャバレル22の傾斜面43と同じ角度に設定されている。また、プランジャバレル22は、径方向における中心部に軸心方向に沿ってプランジャ23を移動自在に支持する支持孔46が形成されている。
そのため、プランジャバレル22は、ポンプケース21内に配置され、傾斜面43が突出部44の傾斜面45に当接することで位置決めがなされ、ここから第1方向(軸方向における下方)Aへの移動が拘束される。
プランジャ23は、上部側の小径部47と下部側の大径部48とが設けられ、小径部47の上面が加圧面49となり、大径部48の下面が受圧面50となる。プランジャ23は、ポンプケース21におけるケース本体31内に配置され、小径部47がプランジャバレル22の支持孔46内で軸心方向に沿って移動自在に支持されると共に、大径部48がケース取付台32の支持孔36内で軸心方向に沿って移動自在に支持されている。
また、プランジャ23は、リターンスプリング51の付勢力により第1方向Aに付勢支持されている。このリターンスプリング51は、圧縮コイルばねであり、プランジャ23とケース本体31との間に配置されている。プランジャ23は、小径部47と大径部48との段部にばね受け部材52が固定されている。一方、ケース本体31は、第1収容部34の内壁面と第2収容部35の内壁面との間の段部にばね受け部53が形成されている。そして、リターンスプリング51は、下端部がばね受け部材52に弾圧し、上端部がばね受け部53に弾圧することで、プランジャ23を第1方向Aに付勢している。なお、プランジャ23は、蓄圧管制弁ブロック13(図4参照)により第1方向Aとは逆方向の第2方向B(軸方向における上方)に移動することができる。
吸入弁24は、吸入弁本体61と、弁体62と、圧縮ばね63とから構成されている。吸入弁本体61は、上部側の小径部64と下部側の大径部65とが設けられ、径方向における中心部に軸心方向に沿って燃料通路66が形成されている。吸入弁24は、吸入弁本体61の下面がプランジャバレル22の上面に密着することで、吸入弁24とプランジャバレル22とプランジャ23とにより径方向の中心部に位置して燃料圧縮室67が区画されている。また、吸入弁24における吸入弁本体61の小径部64とポンプケース21におけるケース本体31との間に燃料給排室68が区画されている。この燃料給排室68は、リング形状をなす空間部であり、吸入弁本体61を径方向に貫通する複数の燃料吸入通路69を介して燃料圧縮室67に連通されている。また、ポンプケース21は、ケース本体31を径方向に貫通する燃料供給路70と燃料排出路71が周方向に所定間隔を空けて形成されており、燃料供給路70及び燃料排出路71は、一端部が燃料給排室68に連通し、他端部が燃料供給装置(図示略)に連結されている。
吸入弁24は、外部から燃料供給路70を通して燃料給排室68に供給された燃料を燃料吸入通路69から燃料圧縮室67に吸入することができる。即ち、弁体62は、吸入弁本体61における燃料通路66に配置され、軸心方向に移動自在であると共に、圧縮ばね63の付勢力により吸入弁座に押圧され、燃料吸入通路69と燃料圧縮室67の連通を遮断している。そのため、燃料供給装置により燃料供給路70から燃料給排室68に供給され、燃料吸入通路69から弁体62に作用する燃料の圧力が高くなると、弁体62が圧縮ばね63の付勢力に抗して上昇して吸入弁座から離れ、燃料吸入通路69と燃料圧縮室67が連通する。すると、燃料給排室68の燃料が燃料吸入通路69を通して燃料圧縮室67に吸入される。
吐出弁25は、吐出弁本体81と、弁体82と、圧縮ばね83とから構成されている。吐出弁本体81は、径方向における中心部に軸心方向に沿って燃料通路84が形成されており、下面が吸入弁24の上面に密着することで、各燃料通路66,84が直列に連通している。吐出弁25は、燃料圧縮室67に供給された燃料を外部に吐出することができる。即ち、弁体82は、吐出弁本体81における燃料通路84に配置され、軸心方向に移動自在であると共に、圧縮ばね83の付勢力により吐出弁座に押圧し、燃料通路66と燃料通路84の連通を遮断している。
また、押え部材33は、径方向における中心部に燃料吐出通路85が設けられると共に、燃料吐出通路85の周囲にばね収容部86が設けられている。燃料吐出通路85は、一端部が燃料通路84に連通し、他端部に連結プラグ87が連結されている。ばね収容部86は、吐出弁25側に開口し、圧縮ばね83が収容されている。
そのため、プランジャ23が第2方向Bに移動し、燃料圧縮室67内の燃料圧力が上昇すると、燃料圧縮室67内の燃料圧力が燃料通路66を通して弁体82に作用する。そして、燃料圧縮室67内の燃料圧力が更に高くなると、弁体82が圧縮ばね83の付勢力に抗して上昇して吐出弁座から離れ、燃料通路66と燃料通路84が連通する。すると、燃料圧縮室67内の燃料が燃料通路66を通して燃料通路84に流れ、燃料吐出通路85を通して外部に吐出される。
そして、プランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25は、ケース本体31内で直列に配置され、互いに密着して配置された状態で、押え部材33により圧縮保持されている。即ち、プランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25は、ケース本体31の内径に合わせて最大外径寸法が同寸法に設定されていることから、ケース本体31の上部から容易に挿入できる。すると、プランジャバレル22は、ケース本体31内で傾斜面43が突出部44の傾斜面45に当接して第1方向Aへの移動が拘束される。吸入弁24は、ケース本体31内でこのプランジャバレル22の上面に当接して位置決めされ、吐出弁25は、ケース本体31内でこの吸入弁24の上面に当接して位置決めされる。このとき、プランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25は、外周面がケース本体31の内周面に支持されることで、径方向の位置決めがなされる。そして、押え部材33は、嵌合部37がケース本体31に嵌合すると共に、吐出弁25の上面を押圧した状態で、複数の締結ボルト39によりケース本体31に固定される。
ここで、燃料噴射ポンプ12及び燃料噴射装置10の作動について説明する。
図1及び図4に示すように、燃料噴射ポンプ12において、燃料供給装置により燃料供給路70から燃料給排室68及び燃料吸入通路69を通して吸入弁24の弁体62に所定圧力の燃料が供給されると、この弁体62が圧縮ばね63の付勢力に抗して移動することで燃料吸入通路69と燃料圧縮室67が連通するため、燃料給排室68の燃料が燃料吸入通路69から燃料圧縮室67に吸入される。この状態で、蓄圧管制弁ブロック13によりプランジャ23を第2方向Bに移動して燃料圧縮室67内の燃料が加圧され、燃料圧力が所定圧力を超えると、吐出弁25の弁体82が圧縮ばね83の付勢力に抗して移動することで燃料通路66と燃料通路84が連通するため、燃料圧縮室67内の燃料が燃料通路66を通して燃料通路84に流れ、燃料吐出通路85を通して外部に吐出される。すると、燃料噴射弁11は、ディーゼルエンジンの燃焼室に燃料を噴射することができる。
このように本実施形態の燃料噴射ポンプにあっては、ポンプケース21と、ポンプケース21内に配置されるプランジャバレル22と、プランジャバレル22内で軸心方向に沿って移動自在に支持されるプランジャ23と、プランジャバレル22とプランジャ23とにより燃料圧縮室67を区画すると共に外部からの燃料を燃料圧縮室67に吸入可能な吸入弁24と、燃料圧縮室67の燃料を外部に吐出可能な吐出弁25とを備え、プランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25をポンプケース21内で長手方向に沿って直列に配置すると共に外壁面をポンプケース21の内壁面に支持する。
従って、プランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25がポンプケース21内で直列に配置されると共に外壁面がポンプケース21に支持されることで、従来のように、吸入弁24と吐出弁25をプランジャバレル22により支持する必要がなく、プランジャバレル22を小型化することができると共に、ポンプケース21を小径化することができる。この結果、燃料噴射ポンプ12全体を小径として小型化することができる。
本実施形態の燃料噴射ポンプでは、リターンスプリング51によりプランジャ23を燃料圧縮室67から離間する第1方向Aに付勢支持し、リターンスプリング51を圧縮コイルばねとし、一端部をポンプケース21のケース本体31におけるばね受け部53に弾圧し、他端部をプランジャ23のばね受け部材52に弾圧している。従って、ポンプケース21に対してプランジャ23とリターンスプリング51を容易に組付けることができ、ポンプケース21へのプランジャバレル22、プランジャ23、リターンスプリング51などの組付性を向上することができる。また、ばね受け部53がケース本体31に設けられることにより、プランジャバレル22をケース本体31に固定するためのボルト等の締結手段が不要となるため、燃料噴射ポンプ12の全体を小径として小型化することができる。
本実施形態の燃料噴射ポンプでは、プランジャバレル22をポンプケース21の内壁面に設けられた突出部44により第1方向Aへの移動を拘束し、吸入弁24と吐出弁25を直線状に密着して配置した状態で、押え部材33により圧縮保持している。従って、ポンプケース21内でプランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25が圧縮保持されることとなり、プランジャバレル22などに引張応力が作用することはなく、疲労強度を向上することができる。
本実施形態の燃料噴射ポンプでは、プランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25の最大外径寸法を同寸法に設定している。従って、プランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25をポンプケース21内に容易に挿入することができると共に、プランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25を支持するポンプケース21の内壁面の内径寸法を同寸法に設定することができ、ポンプケース21の内径加工を簡素化して加工コストを低下することができると共に、ポンプケース21内でプランジャバレル22と吸入弁24と吐出弁25を容易に固定することができ、組付性を向上することができる。
本実施形態の燃料噴射ポンプでは、吸入弁24の外径がポンプケース21の内径より小さい小径部を設けることで、小径部64とポンプケース21との間に燃料給排室68を形成し、燃料給排室68を燃料吸入通路69を介して燃料圧縮室67に連通している。従って、吸入弁24に小径部64を設けて燃料給排室68を形成することで、ポンプケース21の内壁面への凹部加工を不要として加工コストを低下することができると共に、ポンプケース21の肉厚を薄くすることができ、燃料噴射ポンプ12全体を更に小径として小型化することができる。
また、本実施形態の燃料噴射装置にあっては、ディーゼルエンジンの燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁11と、燃料噴射弁11に燃料を供給する燃料噴射ポンプ12と、燃料噴射ポンプ12におけるプランジャ23の作動を制御する蓄圧管制弁ブロック13とを備えている。従って、燃料噴射ポンプ12全体を小径として小型化することで、燃料噴射装置10の小型軽量化を図ることができる。
また、本実施形態の内燃機関にあっては、燃料噴射装置10を備えるので、燃料噴射ポンプ12全体を小径として小型化すること、ディーゼルエンジンの小型軽量化を図ることができる。
10 燃料噴射装置
11 燃料噴射弁
12 燃料噴射ポンプ
13 蓄圧管制弁ブロック
21 ポンプケース
22 プランジャバレル
23 プランジャ
24 吸入弁
25 吐出弁
31 ケース本体
32 ケース取付台
33 押え部材
43,45 傾斜面
44 突出部
51 リターンスプリング
52 ばね受け部材
53 ばね受け部
61 吸入弁本体
62 弁体
63 圧縮ばね
66 燃料通路
67 燃料圧縮室
68 燃料給排室
69 燃料吸入通路
70 燃料供給路
71 燃料排出路
81 吐出弁本体
82 弁体
83 圧縮ばね
84 燃料通路
85 燃料吐出通路

Claims (6)

  1. ポンプケースと、
    前記ポンプケース内に配置されるプランジャバレルと、
    前記プランジャバレル内で軸心方向に沿って移動自在に支持されるプランジャと、
    前記プランジャバレルと前記プランジャとにより燃料圧縮室を区画すると共に外部からの燃料を前記燃料圧縮室に吸入可能な吸入弁と、
    を備え、
    前記プランジャバレルと前記吸入弁は、前記ポンプケース内で長手方向に沿って直線状に配置されると共に、外壁面が前記ポンプケースの内壁面に支持され
    前記プランジャは、リターンスプリングにより前記燃料圧縮室から離間する第1方向に付勢支持され、前記リターンスプリングは、前記ポンプケースと前記プランジャとの間に配置される圧縮コイルばねであり、一端部が前記ポンプケースにおけるばね受け部に弾圧し、他端部が前記プランジャのばね受け部材に弾圧する、
    ことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  2. 前記燃料圧縮室の燃料を外部に吐出可能な吐出弁を更に備え、前記プランジャバレルは、前記ポンプケースの内壁面に設けられたストッパにより前記第1方向への移動が拘束され、前記吸入弁と前記吐出弁が直線状に密着して配置された状態で、押え部材により圧縮保持されることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射ポンプ。
  3. 前記プランジャバレルと前記吸入弁と前記吐出弁は、最大外径寸法が同寸法に設定されることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射ポンプ。
  4. 前記吸入弁は、外径が前記ポンプケースの内径より小さい小径部が設けられることで、前記小径部と前記ポンプケースとの間に燃料給排室が形成され、前記燃料給排室は、燃料吸入通路を介して前記燃料圧縮室に連通されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料噴射ポンプ。
  5. 内燃機関の燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁と、
    前記燃料噴射弁に燃料を供給する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料噴射ポンプと、
    前記燃料噴射ポンプにおける前記プランジャの作動を制御する蓄圧管制弁装置と、
    を備えることを特徴とする燃料噴射装置。
  6. 請求項5に記載の燃料噴射装置を備えることを特徴とする内燃機関。
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