JP5390705B2 - 燃料供給ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンに備えられたカム上に装着されて使用される燃料供給ポンプに関するものである。特に、ポンプハウジングからのタペットの抜け落ちを防止する構造を有する燃料供給ポンプに関するものである。
従来、船舶用のエンジンや、農業用機械あるいは建設機械等のエンジンに燃料を噴射する装置として、燃料タンク内の燃料を吸い上げて圧送する低圧ポンプと、燃料を加圧して吐出する燃料噴射ポンプと、供給される燃料が所定の開弁圧を超えた時に開弁して燃料を噴射する燃料噴射ノズルとを備えた燃料噴射装置が用いられている。
このような燃料噴射装置において、燃料噴射ポンプは、エンジンに備えられたカム上に位置するようにエンジンのハウジングに装着されて用いられる。この燃料噴射ポンプでは、ポンプの駆動中にタペットに保持されたタペットローラの回転方向とカムの回転方向とがずれると、カムあるいはタペットローラの摩耗等が激しくなって耐久性が著しく低下する。そのため、図8に示すように、ポンプハウジング301に挿通孔301aを形成するとともに挿通孔301aにガイドピン303を挿通し、このガイドピン303の先端をタペット305のガイド溝305aに係入することにより、タペット305の回動を防止するように構成した燃料噴射ポンプ310がある。この燃料噴射ポンプ310においては、ガイドピン303の抜け落ちを防ぐために、ポンプハウジング301の外周にスナップリング315が係止され、ガイドピン303が押さえられている(例えば、特許文献1を参照)。
また、図8に示すような燃料噴射ポンプ310においては、タペット305は下方側からタペット摺動孔301b内に挿入されるように構成されており、エンジンへの装着後においては、カム321とスプリングシート311あるいはカム321とプランジャ313によってタペット305が挟持されるものの、エンジンに装着されるまでの間はタペット305を下方から押さえるものが存在しない。そのため、図8の燃料噴射ポンプ310では、タペット305のガイド溝305aの上端がガイドピン303に係止されてタペット305の抜け落ちが防止されるようにもなっている。
特開平6−10793号公報 (図1)
ところで、近年、エンジンから排出される排気ガスの浄化基準が高まってきていることに伴って、燃料の噴射圧を高めるとともに緻密な燃料噴射を実施できるように、上述したような燃料噴射装置においても、通電制御が可能な複数の燃料噴射弁が接続され、ポンプから吐出される燃料を一時的に蓄積するコモンレールを備えた蓄圧式燃料噴射装置が採用されはじめている。
蓄圧式燃料噴射装置を採用する場合には、従来よりも高い噴射圧を実現するために燃料供給ポンプ自体が大型のものとなる傾向がある。燃料供給ポンプが大型化されタペットが大型化されるとタペットの慣性力が大きくなるため、ポンプの駆動中にタペットをカムに押しつけておくためにはスプリングのセット荷重を増大させる必要がある。
その結果、図8のように燃料供給ポンプを構成しようとすると、燃料供給ポンプの組み立て時において、スプリング307の付勢力に抗してタペット305をタペット摺動孔301b内に押し込みつつ位置合わせをし、さらにガイドピン303をタペット305の案内孔305aに係入させるとともに、ガイドピン303を押さえるようにスナップリング315を係止させる作業が困難になる。言うまでもなく、作業を簡便に行えるようにするために専用の治具等を用いることも考えられるが、治具を用いることになると作業効率が低下することになる。
また、タペット305に形成するガイド溝305aの長さは、最低限プランジャ313のストローク分の長さを必要とするため、タペット305の外壁の薄肉の部分でガイドピン303を受けなければならなくなり、スプリング307のセット荷重の増大や高圧化に伴う駆動荷重の増加によって強度的な信頼性が低下することにもつながる。
そこで、本発明の発明者は鋭意検討した結果、タペットの周方向回動を防止しながらタペットの動きをガイドする構造(以下、単に「タペットガイド構造」と称する。)と、ポンプハウジングからのタペットの抜け落ちを防止する構造(以下、単に「タペット脱落防止構造」と称する。)とを別の構造に分離して燃料供給ポンプを構成することにより、このような問題を解決できることを見出した。すなわち、本発明は、スプリングのセット荷重が大きい場合であっても、燃料供給ポンプの組立性を低下させることなく、かつ、強度的な信頼性も確保できるタペットの組み付け構造を有する燃料供給ポンプを提供することを目的とする。
本発明によれば、一端側が開口されたタペット摺動孔を有するポンプハウジングと、ポンプハウジングに固定されたプランジャバレルと、プランジャバレルに形成されたプランジャ摺動孔内を摺動自在に備えられたプランジャと、タペット摺動孔内に摺動自在に備えられたタペットと、プランジャ及びタペットをタペット摺動孔の開口端側に付勢するスプリングと、を備え、エンジンに備えられたカム上に装着される燃料供給ポンプにおいて、ポンプハウジングが、タペット摺動孔の内周面に、タペット摺動孔の開口端から軸線方向に沿って形成されたガイド溝を有するとともに、タペットが、タペットの外周面から突出する被ガイド突部を有し、被ガイド突部がガイド溝に沿ってガイドされることでタペットの周方向回動が規制されており、ポンプハウジングが、部材の一部をガイド溝内に突出させることによってタペット摺動孔の開口端側への被ガイド突部の移動を規制し、タペット摺動孔からのタペットの抜け落ちを防止するための係止部材を備えることを特徴とする燃料供給ポンプが提供され、上述した問題を解決することができる。
また、本発明の燃料供給ポンプを構成するにあたり、ポンプハウジングが、ポンプハウジングの外周とガイド溝とを連通する孔部を備えるとともに、孔部に係止部材が挿入されることが好ましい。
また、本発明の燃料供給ポンプを構成するにあたり、孔部がガイド溝に交差する方向に形成されるとともに孔部の中間部がガイド溝に開口しており、係止部材が棒状のピン部材であってピン部材の中間部がガイド溝内に突出していることが好ましい。
また、本発明の燃料供給ポンプを構成するにあたり、燃料供給ポンプがエンジンに装着された状態において被ガイド突部と係止部材とが当たらない位置に係止部材が備えられることが好ましい。
また、本発明の燃料供給ポンプを構成するにあたり、燃料供給ポンプは、蓄圧式燃料噴射装置に用いられるものであることが好ましい。
本発明の燃料供給ポンプによれば、タペットの外周面に設けられた被ガイド突部とポンプハウジングのタペット摺動孔の内周面に設けられたガイド溝とによってタペットガイド構造が構成されるとともに、このガイド溝内を移動する被ガイド突部のタペット摺動孔の開口端側への移動を規制する係止部材を、被ガイド突部とは別個のものとしてポンプハウジングに設けることによってタペット脱落防止構造が構成される。したがって、タペットをポンプハウジングに組み付ける際に、被ガイド突部をガイド溝内に進入させるようにタペットをタペット摺動孔内に挿入した後に位置合わせをする手間が省け、その後に係止部材を所定位置に配置する作業が簡便になる。また、被ガイド部材をタペットの厚肉の部分に設ける構造を採用しやすくなるために、タペットの強度的な信頼性を向上することができるようになる。
また、本発明の燃料供給ポンプにおいて、ポンプハウジングの外周とガイド溝とを連通する孔部をポンプハウジングに設け、当該孔部に係止部材を挿入することでタペット脱落防止構造を構成することにより、複雑な加工を施したり、複雑な形状の部材を用意したりする必要がなく、本発明のタペット脱落防止構造を容易に構成することができる。
また、本発明の燃料供給ポンプにおいて、ポンプハウジングに形成する孔部をガイド溝に交差するように設け、この孔部に挿入する係止部材として棒状のピン部材を挿入し、このピン部材の中間部がガイド溝に突出して被ガイド突部を受けるように構成することにより、タペットからの荷重をピン部材を介してポンプハウジングの広い範囲で受けることができるようになる。したがって、タペットや係止部材の強度的な耐久性をより向上させることができる。
また、本発明の燃料供給ポンプにおいて、燃料供給ポンプがエンジンに装着された状態において被ガイド突部と係止部材とが当たらない位置に係止部材を備えることにより、燃料供給ポンプが装着された後には、係止部材に対してタペットからの荷重が負荷されることがなくなり、タペットや係止部材の強度的な耐久性をさらに向上させることができる。
また、本発明の燃料供給ポンプが蓄圧式燃料噴射装置に用いられるものであることにより、燃料供給ポンプ自体が大型のものであり、スプリングのセット荷重が比較的大きなポンプとされる場合であっても、ポンプへのタペットの組み付け性の低下が防止されるとともに、タペットや係止部材の強度的な耐久性を持たせることができるようになる。
蓄圧式燃料噴射装置の全体的構成を説明するための図である。 本実施形態の燃料供給ポンプの構成について説明するための図である。 本実施形態の燃料供給ポンプのタペット脱落防止構造の変形例について説明するための図である。 本実施形態の燃料供給ポンプのタペット脱落防止構造の別の変形例について説明するための図である。 燃料供給ポンプの位置決め構造について説明するための図である。 燃料供給ポンプの位置決め構造の変形例について説明するための図である。 燃料供給ポンプの固定構造について説明するための図である。 従来の燃料供給ポンプの構成について説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態にかかる燃料供給ポンプについて具体的に説明する。ただし、この実施の形態は、本発明の一態様を示すものであって本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。なお、各図中、同じ符号が付されているものはすべて同じ部材ないし部分を指しており、適宜説明が省略されている。
1.蓄圧式燃料噴射装置の全体的構成
まず、図1を参照して、蓄圧式燃料噴射装置の全体的構成の一例について説明する。この蓄圧式燃料噴射装置10は、燃料タンク17と、低圧フィードポンプ2と、燃料供給ポンプ20と、コモンレール11と、複数のインジェクタ15等を主要な構成要素として備えている。この蓄圧式燃料噴射装置10は、主として船舶用のエンジンや、建設機械、農業用機械用のエンジンの気筒に燃料を噴射する装置として用いられるものである。ただし、蓄圧式燃料噴射装置10がこれらの用途以外の用途に使用されることを妨げるものではない。
低圧フィードポンプ2は、燃料タンク17内の燃料を吸い上げて燃料供給ポンプ20に向けて供給する。本実施形態において、低圧フィードポンプ2は、燃料供給ポンプ20とは別に備えられた電磁低圧ポンプであって、バッテリーから供給される電流によって駆動され、所定の流量の低圧燃料を供給する。ただし、低圧フィードポンプ2は、エンジンの動力によって駆動する機械式のフィードポンプであってもよい。
燃料供給ポンプ20は、エンジンに備えられたカム19上に配置されてエンジンブロックに装着されて使用される。燃料供給ポンプ20には、低圧フィードポンプ2によって燃料が供給され、この供給された燃料を加圧してコモンレール11へ圧送するようになっている。一方、過剰に供給された燃料は、第1及び第2のリターン通路8a、8bを介して燃料タンク17へ戻されるようになっている。
この燃料供給ポンプ20には、カム19及びタペット45を介してエンジンの駆動力によって上下動されるプランジャ25が備えられている。このプランジャ25の上下動によって容積が可変する加圧室33には、IOバルブ(インレット/アウトレットバルブ)29を介して燃料が流入するとともに、加圧された燃料がIOバルブ29を介してコモンレール11に圧送されるようになっている。
この燃料供給ポンプ20には、低圧フィードポンプ2から供給される燃料の流量を制御するための比例制御弁50が備えられた供給通路4が形成されており、IOバルブ29に連通して加圧室33への燃料の供給が行われるようになっている。比例制御弁50によって加圧室33へ供給する燃料の流量を調節することによって、レール圧の制御が可能になっている。
また、燃料供給ポンプ20に設けられた第1及び第2のリターン通路8a、8bはともに燃料タンク17に連通している。第1のリターン通路8aの他端は、比例制御弁50の上流側の供給通路4に接続され、第1のリターン通路8aの途中にはオーバーフローバルブ51が設けられている。第2のリターン通路8bの他端は比例制御弁50とIOバルブ29との間の供給通路4に接続され、第2のリターン通路8bの途中にはオリフィス53が設けられている。
また、燃料供給ポンプ20と高圧供給通路6を介して接続されたコモンレール11は、燃料供給ポンプ20によって圧送される高圧の燃料を蓄積するとともに、複数のインジェクタ15に対して、均等な圧力で燃料を供給する。コモンレール11に接続されたそれぞれのインジェクタ15は、通電制御によって開閉の制御が行われ、コモンレール11から圧送される燃料をエンジンの気筒内に噴射する。このインジェクタ15には、インジェクタ15の開閉の制御に伴って排出されるリーク燃料を燃料タンク17に戻すための第4のリターン通路8dが接続されている。第4のリターン通路8dの他端は燃料タンク17に連通している。
また、コモンレール11にはレール圧センサ12が設けられている。このレール圧センサ12のセンサ値はレール圧制御に用いられる。また、コモンレール11には、コモンレール11から排出する燃料の流量を調節するための比例制御弁13が備えられた第3のリターン通路8cが接続されている。第3のリターン通路8cの他端は、燃料タンク17に連通している。比例制御弁13によってコモンレール11から排出する燃料の流量を調節することによって、レール圧の制御が可能になっている。
2.燃料供給ポンプのタペットガイド構造及びタペット脱落防止構造
図2(a)は、本実施形態の燃料供給ポンプ20の一部を、プランジャ25の軸線に沿って切断した部分断面図を表している。この図2(a)は、燃料供給ポンプ20のうち、タペット45がポンプハウジング21に保持された領域の近傍の部分断面図を示している。また、図2(b)は、図2(a)のポンプハウジング21のAA断面図を表している。
この燃料供給ポンプ20は、上端側が開口するバレル挿入孔21fと、このバレル挿入孔21fに軸線方向(図2(a)の上下方向)に連通するように形成され、下端側が開口するタペット摺動孔21aとを有するポンプハウジング21を備えている。このポンプハウジング21のバレル挿入孔21fにはプランジャバレル23が挿入されて固定されている。プランジャバレル23には、その軸線方向に沿って形成されたプランジャ摺動孔23aと、このプランジャ摺動孔23aに連通するようにして形成されたバルブ収容孔23bとが設けられている。プランジャ摺動孔23aにはプランジャ25が上下方向に摺動自在に収容されている。また、プランジャバレル23のバルブ収容孔23bには、IOバルブ29が組み付けられて収容されている。
プランジャ25の下端にはスプリングシート43が係止されるとともに、プランジャ25の下端面はタペット45に当接している。このスプリングシート43とプランジャバレル23のばね押え部23cとの間にはプランジャスプリング27が弾装されており、プランジャスプリング27の付勢力によってプランジャ25及びタペット45が下方側(カム19側)に付勢されるようになっている。
タペット45は、タペット本体46及びタペットローラ47によって構成されている。タペット本体46の全体形状は円柱状をなしており、その外周面がタペット摺動孔21aの内周面と摺動しながら、タペット45がタペット摺動孔21a内を上下動する。タペット本体46の上側(プランジャバレル23側)は、内部にスプリング収容部46aが形成されて円筒形状をなしている。一方、タペット本体46の下側(カム29側)にはローラ収容部46bが形成され、内部にタペットローラ47が回転自在に保持されている。
また、タペット本体46の下側には、タペット本体46の外周面に開口するガイドピン挿入孔46cが形成され、このガイドピン挿入孔46cには外周面側からガイドピン48が挿入されて固定されている。ガイドピン48は、その一部がタペット本体46の外周面から突出し、被ガイド突部49として構成されている。
また、ポンプハウジング21のタペット摺動孔21aには、タペット摺動孔21aの軸線方向に沿ってガイド溝21bが形成されている。ガイド溝21bは、タペット摺動孔21aの下端からタペット摺動孔21aの中間部分まで形成されている。このガイド溝21bは、タペット45に備えられた被ガイド突部49をタペット摺動孔21aの軸線方向に沿って見たときの幅に対して、所定のクリアランスを持たせた幅で形成されている。
このタペット45の外周面に設けられた被ガイド突部49と、タペット摺動孔21aの内周面に設けられたガイド溝21bとによって、タペットガイド構造が形成されている。このタペットガイド構造によって、プランジャスプリング27の付勢力及びカム29による押上げ力によってタペット45が上下動する際に、タペット45の被ガイド突部49がガイド溝21bによってガイドされ、タペット45の周方向回動が防止される。
また、ポンプハウジング21には、ガイド溝21bと直交するように設けられ、一端がポンプハウジング21の外周面に開口するとともに、その中間部がガイド溝21bに開口するピン挿入孔21cが形成されている。このピン挿入孔21cは、タペット摺動孔21aの内周面の接線方向に、タペット摺動孔21aに交差しないように形成されている。このピン挿入孔21cの形状は、直径が五段階で異なる段付形状をなしており、その両端の最も直径の小さい第1段付部21ca及び最も直径の大きい第5段付部21ceがポンプハウジング21の外周面に開口している。
第5段付部21ce側から係止ピン35がピン挿入孔21c内に挿入され、第2段付部21cbに配置される。ピン挿入孔21cに挿入された係止ピン35は、その中央部がガイド溝21b内に突出している。また、第4段付部21cdの内周面にはねじ溝が形成され、スクリューホルダ36が螺合されて係止ピン35が抜け出ないようにされている。このスクリューホルダ36は、ポンプハウジング21の外周面から突出しないように構成される。
このガイド溝21b内に突出する係止ピン35によって、タペット脱落防止構造が形成されている。すなわち、燃料供給ポンプ20を組み立てる際に、タペット45の被ガイド突部49とタペット摺動孔21aの内周面のガイド溝21bとを位置合わせしてタペット45をタペット摺動孔21a内に挿入するとともに、被ガイド突部49がピン挿入孔21cよりもタペット摺動孔21aの内部側に位置するまでタペット45をタペット摺動孔21a内に押し込んだところで、ピン挿入孔21c内に係止ピン35を挿入してスクリューホルダ36を螺合する。
これによって、タペット摺動孔21aの開口を下方に向けて燃料供給ポンプ20を保持した場合であっても、ガイド溝21b内をガイドされるタペット45の被ガイド突部49が係止ピン35に係止されるために、タペット45がタペット摺動孔21a内から脱落することがなくなる。
ポンプハウジング21に形成されるピン挿入孔21cは、燃料供給ポンプ20がエンジンに装着された後において、タペット45の被ガイド突部49が係止ピン35に当たらないような位置に形成されている。すなわち、燃料供給ポンプ20の駆動中に上下動するタペット45が下死点に位置する時における、タペット45の被ガイド突部49の位置よりもさらに下側に位置するようにピン挿入孔21cが形成されている。そのため、燃料供給ポンプ20をエンジンに装着した後において、プランジャスプリング27の付勢力によってタペット45が下降する際に、その荷重が係止ピン35に負荷されることがなく、係止ピン35やピン挿入孔21cの損傷を受けにくくなっている。
また、係止ピン35が第2段付部21cbに軽圧入されていれば、ピン挿入孔21c内での係止ピン35のガタつきがなくなるが、係止ピン35の外周面とピン挿入孔21cの内周面との間に適度にクリアランスが設けられていてもよい。あるいは、係止ピン35とスクリューホルダ36とを別体とするのではなく、係止ピンの一部又は全部の外周面にねじ溝を形成して、係止ピンを直接ポンプハウジング21に螺合させるようにしてもよい。
また、ピン挿入孔21cは、係止ピン35を挿入する端部のみでポンプハウジング21の外周面に開口していてもよいが、反対側の端部の第1段付部21ca側も開口していることにより、ポンプの分解時等において第1段付部21caから治具を挿入することによって係止ピン35を抜き取りやすくなっている。
また、図2(a)及び(b)に示すタペット脱落防止構造の例では、ピン挿入孔21cがタペット摺動孔21aの内周面の接線方向に形成され、係止ピン35の中間部分でタペット45の被ガイド突部49を受けるとともに、係止ピン35は被ガイド突部49と接する箇所の両側でピン挿入孔21cによって支持されるようになっている。そのため、燃料供給ポンプ20がエンジンに装着されるまでの間、プランジャスプリング27の付勢力による荷重を係止ピン35が受けても、係止ピン35が変形しにくくなっている。
一方、本実施形態において、タペット45の被ガイド突部49を構成するガイドピン48はタペット本体46の下側の比較的肉厚の大きい部分に形成されたガイドピン挿入孔46cに挿入されているために、プランジャスプリング27の付勢力による荷重をガイドピン48が受けても、タペット本体46が変形しにくくなっている。
このように本実施形態の燃料供給ポンプ20は、タペットガイド構造とタペット脱落防止構造とを別の構造として独立させてあるために、タペット45をポンプハウジング21に組み付ける際に、タペット45の被ガイド突部49とポンプハウジング21のガイド溝21bとの位置合わせ作業と、タペット45をプランジャスプリング27の付勢力に抗して押し込みながら係止ピン35をピン挿入孔21cに挿入する作業とを同時に行う必要がなくなる。したがって、蓄圧式燃料噴射装置10に用いられる燃料供給ポンプ20のようにプランジャスプリング27のセット荷重が大きい場合であっても、タペット45をポンプハウジング21に組み付ける作業を簡便にすることができる。
3.タペット脱落防止構造の変形例
上述した図2(a)及び(b)のタペット脱落防止構造の例では、ピン挿入孔21cの中間部がガイド溝21bに開口し、ピン挿入孔21c内に挿入される係止ピン35の中間部によってタペット45の被ガイド突部49が係止されてタペット45の脱落が防止されるようになっている。タペット脱落防止構造は、この他にも種々の変形が可能である。以下、タペット脱落防止構造の別の構成の一例について説明する。
図3(a)及び(b)は、タペット脱落防止構造の変形例を示す図であり、それぞれ図2(a)及び(b)に相当するポンプハウジング21の断面図を示している。このタペット脱落防止構造では、一端がポンプハウジング21の外周面に開口するとともに他端がガイド溝21bに開口し、内周面にねじ溝が形成されたピン挿入孔21dが形成され、このピン挿入孔21dに係止ピン35Aが螺合され、係止ピン35Aの端部がガイド溝21b内に突出するように構成されている。
また、図4(a)及び(b)は、さらに別のタペット脱落防止構造の変形例を示す図であり、それぞれ図2(a)及び(b)に相当するポンプハウジングの21の断面図を示している。このタペット防止構造では、内周面にねじ溝が形成されたピン挿入孔21eが、タペット摺動孔21aの開口端側からガイド溝21bに沿ってガイド溝21bの内部に形成され、このピン挿入孔21eに係止ピン35Bが螺合されている。
ここに例示した構造以外にも、被ガイド突部49を係止させるための部材がガイド溝21bに突出するように構成されるものであれば、タペット脱落防止構造の具体的な構成については制限されるものではない。いずれの構成を採用しても、タペット45の被ガイド突部49とポンプハウジング21のガイド溝21bとの位置合わせ作業と、タペット45をプランジャスプリング27の付勢力に抗して押し込みながら係止ピン35Bをピン挿入孔21eに挿入する作業とを同時に行わなくても済むようになる。したがって、プランジャスプリング27のセット荷重が大きい場合であっても、タペット45をポンプハウジング21に組み付ける作業が簡便になる。
4.燃料供給ポンプの位置決め構造
次に、燃料供給ポンプ20をエンジンのハウジングに装着する際の位置決め構造について図5(a)及び(b)に基づいて説明する。
図5(a)は、エンジンブロック60に燃料供給ポンプ70が装着された状態を示す側面図を表し、図5(b)は、図5(a)の燃料供給ポンプ70を矢印Bの方向に見たときのポンプハウジング71、タペット77及びポンプ収容孔61の状態を表している。
すでに述べたように、燃料供給ポンプ70のタペットローラ75の回転方向とエンジン上のカム65の回転方向とがずれていると、カム65あるいはタペットローラ75の摩耗等が激しくなって耐久性が著しく低下するために、燃料供給ポンプ70をエンジンブロック60に装着する際には、燃料供給ポンプ70のタペット摺動孔の中心位置及び軸回転方向の角度が位置決めされる。
エンジンブロック60には平面視真円状のポンプ収容孔61が設けられている。このポンプ収容孔61の下方には縮径部61aが形成されている。一方、燃料供給ポンプ70のポンプハウジング71は、基本的にはタペット摺動孔の軸線方向に直交する断面が真円状をなしている一方、タペット摺動孔の軸線方向の中間部分には平面視略正方形状のフランジ部71aが設けられており、このフランジ部71aに設けられたボルト挿通孔72に固定用ボルトが挿入されるとともに当該固定用ボルトがエンジンブロック60に設けられたネジ穴に螺合されて燃料供給ポンプ20が固定される。フランジ部71aに設けられたボルト挿通孔72の内周面と固定用ボルトの外周面とのクリアランスは、製造公差を考慮して比較的大きめに設計されている。
エンジンブロック60のポンプ収容孔61内に挿嵌されるポンプハウジング71の下端部71bは、他の部位よりも直径がやや大きくされており、エンジンブロック60のポンプ収容孔61に設けられた縮径部61aに嵌合するようになっている。このポンプハウジング71の下端部71bとエンジンブロック60の縮径部61aとによって燃料供給ポンプ70のタペット摺動孔の中心位置が位置決めされている。
また、エンジンブロック60におけるポンプハウジング71のフランジ部71aに対向する面には位置決めピン63が突出して設けられている。一方、ポンプハウジング71のフランジ部71aには、ボルト挿通孔72とは別の位置決めピン挿通孔73が設けられている。燃料供給ポンプ70がエンジンブロック60に装着される際に、ポンプハウジング71の下端部71bとエンジンブロック60の縮径部61aとによって燃料供給ポンプ70のタペット摺動孔の中心位置が位置決めされるとともに、位置決めピン63が位置決めピン挿通孔73に挿嵌されるように燃料供給ポンプ70を配置することで、タペット摺動孔の軸回転方向の角度(θ)が位置決めされる。
ここで、タペット摺動孔の軸回転方向の角度よりもタペット摺動孔の中心位置の方が重要性が高いことから、ポンプハウジング71の下端部71bの外周面とエンジンブロック60の縮径部61aの内周面との間のクリアランスの大きさは、位置決めピン63の外周面と位置決めピン挿通孔73の内周面との間のクリアランスの大きさよりも小さく設計されている。ただし、位置決め機能が失われることのないように、位置決めピン63の外周面と位置決めピン挿通孔73の内周面との間のクリアランスの大きさは、ボルト挿通孔72の内周面と固定用ボルトの外周面との間のクリアランスの大きさよりも小さく設計されている。
このように燃料供給ポンプ70のタペット摺動孔の中心位置及びタペット摺動孔の軸回転方向の角度が位置決めされることにより、エンジンに備えられたカム65上に燃料供給ポンプ70が正確に配置されるようになり、燃料供給ポンプ70のがたつきが抑えられるとともにカム65やタペットローラ75の耐久性を向上させることができる。
燃料供給ポンプ70の位置決め構造の具体的な構成は、上述した例以外にも変形が可能である。例えば、図6に示すように、ポンプハウジング71の下端部71bの外周面に溝部71cを設け、この溝部71c内に弾性材74を配置することにより、ポンプハウジング71の下端部71bの外周面とエンジンブロック60の縮径部61aの内周面との間のクリアランスが多少大きい場合であっても、弾性材74の弾性効果によって、燃料供給ポンプ70のタペット摺動孔の中心位置の位置決めを正確に行うことができる。
また、ポンプハウジング71のフランジ部71aに設けるボルト挿通孔72の一つを位置決め用の孔として機能させるとともに、当該ボルト挿通孔72に挿嵌する固定用ボルトに位置決めピンとしての機能を持たせることもできる。このように構成する場合には、当該ボルト挿通孔72に固定用ボルトを挿嵌して燃料供給ポンプ70のタペット摺動孔の軸回転方向の角度を合わせた後で、他のボルト挿通孔72に固定用ボルトを挿嵌することで燃料供給ポンプ70が装着される。
さらに、タペット摺動孔の軸回転方向の角度の位置合わせをより正確に実行するには、位置決めピン63の外周面と位置決めピン挿通孔73の内周面との間のクリアランスのうち、タペット摺動孔の軸回転方向のクリアランスをできるだけ小さくすることが好ましい。ただし、タペット摺動孔の中心位置に向かう方向のクリアランスまでも小さくしてしまうと、ポンプハウジング71やエンジンブロック60の製造公差によってはポンプハウジング71をエンジンブロック60のポンプ収容孔61に挿嵌したときに位置決めピン63を位置決めピン挿通孔73に挿通して固定することができないおそれがある。
このような問題を防ぐためには、図7(a)に示すように、ポンプハウジング71のフランジ部71aに設ける位置決めピン挿通孔を、タペット摺動孔の中心位置から放射方向に長手方向を有する長穴73Aとしたり、図7(b)に示すように、タペット摺動孔の中心位置から放射方向にカット面63Aaが位置するように位置決めピン63Aを固定したりするとよい。あるいは、図7(c)に示すように、ゴムや板バネ等の弾性材からなるガイド部64が外周面に設けられた位置決めピン63Bを用いることによっても、燃料供給ポンプ70のタペット摺動孔の軸回転方向の角度を正確に合わせることができる。
5.燃料供給ポンプの固定構造
図5(a)に示すようにエンジンブロック60に装着して使用される燃料供給ポンプ70の場合、燃料供給ポンプ70のタペット77は、大きな負荷がかけられた状態でポンプハウジング71のタペット摺動孔内を摺動するため、ポンプハウジング71が変形してタペット77の摺動性を低下させてしまったり、ポンプハウジング71自体の破損を生じたりするおそれがある。このようなポンプハウジング71の変形を防止するために、ポンプハウジング71の外周面をエンジンブロック60のポンプ収容孔61の内周面で支持するように構成される場合がある。
このとき、ポンプハウジング71の外周面とエンジンブロック60のポンプ収容孔61の内周面との間のクリアランスによっては、燃料供給ポンプ70の駆動によってポンプハウジング71ががたついて適切にポンプハウジング71を保持することができないおそれや、互いの当接面が損傷を受けるおそれがある。一方で、ポンプハウジング71の外周面とエンジンブロック60のポンプ収容孔61の内周面との間のクリアランスを小さく設計しすぎると、製造公差等によっては燃料供給ポンプ70をエンジンブロック60に装着する際に強い力で押し込む必要があったり、さらには、燃料供給ポンプ70をエンジンブロック60のポンプ収容孔61に挿嵌できなかったりするおそれがある。
このような問題を防ぐためには、線膨張係数が、ポンプハウジング71の構成材料の線膨張係数よりも相対的に小さい構成材料を用いてエンジンブロック60を構成するとよい。すなわち、燃料供給ポンプ70をエンジンブロック60に装着する際には、ポンプハウジング71及びエンジンブロック60ともに冷えた状態にあるために熱膨張をそれほど生じておらず、適度なクリアランスを持ってポンプハウジング71をエンジンブロック60のポンプ収容孔61に挿嵌することができる。
一方、エンジン及び燃料供給ポンプ70の駆動状態においては、ポンプハウジング71及びエンジンブロック60ともに熱膨張するが、線膨張係数の違いから、エンジンブロック60のポンプ収容孔61の内径の拡大量に対して、ポンプハウジング71の外径の拡大量が大きくなる。そのために、ポンプハウジング71がエンジンブロック60によって締付けられて保持される状態となる。
このように、ポンプハウジング71及びエンジンブロック60の線膨張係数が所定の関係を満たすように構成することによって、エンジンブロック60への燃料供給ポンプ70の組付け性を低下させることなく、燃料供給ポンプ70の駆動時のクリアランスを小さくすることができる。したがって、ポンプハウジング71の外周面あるいはエンジンブロック60のポンプ収容孔61の内周面の損傷や、ポンプハウジング71の変形を防止しやすくできるとともに、タペット77の摺動性を確保したり、タペット77の摺動面の損傷を低減したりすることができる。さらに、ポンプハウジング71の変形が小さくなれば、燃料供給ポンプ70のプランジャの突き上げ力が大きくされ、燃料の吐出圧を大きくしやすくなる。
なお、これまでに説明した実施の形態の燃料供給ポンプはすべて一つのタペット摺動孔を備えた構成のものであるが、燃料供給ポンプが複数のタペット摺動孔を備えた構成のものであっても、それぞれのタペット摺動孔において上述したタペットガイド構造及びタペット脱落防止構造を採用することによって同様の効果を得ることができる。
2:低圧フィードポンプ、4:供給通路、6:高圧供給通路、8a:第1のリターン通路、8b:第2のリターン通路、8c:第3のリターン通路、8d:第4のリターン通路、10:蓄圧式燃料噴射装置、11:コモンレール、12:レール圧センサ、13:比例制御弁、15:インジェクタ、17:燃料タンク、19:カム、20:燃料供給ポンプ、21:ポンプハウジング、21a:タペット摺動孔、21b:ガイド溝、21c:ピン挿入孔、21ca:第1段付部、21cb:第2段付部、21cc:第3段付部、21cd:第4段付部、21ce:第5段付部、21d・21e:ピン挿入孔、21f:バレル挿入孔、23:プランジャバレル、23a:プランジャ摺動孔、23b:バルブ収容孔、23c:ばね押え部、25:プランジャ、27:プランジャスプリング、29:IOバルブ、33:加圧室、35・35A・35B:係止ピン、36:スクリューホルダ、43:スプリングシート、45:タペット、46:タペット本体、46a:スプリング収容部、46b:ローラ収容部、46c:ガイドピン挿入孔、47:タペットローラ、48:ガイドピン、49:被ガイド突部、50:比例制御弁、51:オーバーフローバルブ、53:オリフィス、60:エンジンブロック、61:ポンプ収容孔、61a:縮径部、63・63A・63B:位置決めピン、65:カム、70:燃料供給ポンプ、71:ポンプハウジング、71a:フランジ部、71b:下端部、72:ボルト挿通孔、73・73A:位置決めピン挿通孔、75:タペットローラ、77:タペット

Claims (5)

  1. 一端側が開口されたタペット摺動孔を有するポンプハウジングと、前記ポンプハウジングに固定されたプランジャバレルと、前記プランジャバレルに形成されたプランジャ摺動孔内を摺動自在に備えられたプランジャと、前記タペット摺動孔内に摺動自在に備えられたタペットと、前記プランジャ及び前記タペットを前記タペット摺動孔の開口端側に付勢するスプリングと、を備え、エンジンに備えられたカム上に装着される燃料供給ポンプにおいて、
    前記ポンプハウジングが、前記タペット摺動孔の内周面に、前記タペット摺動孔の開口端から軸線方向に沿って形成されたガイド溝を有するとともに、前記タペットが、前記タペットの外周面から突出する被ガイド突部を有し、前記被ガイド突部が前記ガイド溝に沿ってガイドされることで前記タペットの周方向回動が規制されており、
    前記ポンプハウジングが、部材の一部を前記ガイド溝内に突出させることによって前記タペット摺動孔の開口端側への前記被ガイド突部の移動を規制し、前記タペット摺動孔からの前記タペットの抜け落ちを防止するための係止部材を備えることを特徴とする燃料供給ポンプ。
  2. 前記ポンプハウジングが、前記ポンプハウジングの外周と前記ガイド溝とを連通する孔部を備えるとともに、前記孔部に係止部材が挿入されることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給ポンプ。
  3. 前記孔部が前記ガイド溝に交差する方向に形成されるとともに前記孔部の中間部が前記ガイド溝に開口しており、前記係止部材が棒状のピン部材であって前記ピン部材の中間部が前記ガイド溝内に突出していることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給ポンプ。
  4. 前記燃料供給ポンプが前記エンジンに装着された状態において前記被ガイド突部と前記係止部材とが当たらない位置に前記係止部材が備えられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料供給ポンプ。
  5. 前記燃料供給ポンプは、蓄圧式燃料噴射装置に用いられるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料供給ポンプ。
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