JP6546568B2 - コネクタ - Google Patents

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本開示は、コネクタに関する。
円筒状の2つの棒状部材の一方の外面と他方の端部とを連結するためのコネクタが知られている。特許文献1には、互いに独立した部品である一対のコネクタ要素からなるコネクタが開示されている。各コネクタ要素の軸方向一端には、棒状部材の外面に圧接する把持爪部と、分割面と、を備えた頭部が設けられ、軸方向他端には、棒状部材の端部に挿入された状態で内面に圧接する円柱状の外周面と、螺旋状係合面と、を備えた押圧部が設けられている。各コネクタ要素は、頭部の分割面が対向するように配置され、押圧部の螺旋状係合面が係合した状態で組み合わせられている。当該コネクタは、一対のコネクタ要素がボルト・ナットによって締結されることにより、各コネクタ要素の把持爪部が相互に接近する一方、各コネクタ要素の押圧部の外周面が相互に離間するように構成されている。
このような構成によれば、ボルト・ナットによってコネクタの一箇所を締結するだけで、2つの棒状部材の一方の外面と他方の端部とを連結することができる。しかも、一方の棒状部材の外面への連結力と、他方の棒状部材の内面への連結力と、が偏りにくくなるため、連結力が不足したり過剰となったりすることが抑制される。
特開2014−84926号公報
しかしながら、特許文献1のコネクタは、構造が複雑であり、重くなってしまう問題があった。
本開示の一局面は、簡素かつ軽量な構成のコネクタを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、第1の棒状部材の外面と第2の棒状部材の筒状の端部である筒状端部とを連結するためのコネクタであって、一対の対向板部と、間隔保持部と、付勢機構と、を備えている。一対の対向板部は、互いに間隔を空けて対向する対向面を有する。間隔保持部は、一対の対向板部のそれぞれの対向面における中央部同士の間隔を保つ。付勢機構は、一対の対向板部に外力を加えるための機構である。さらに、一対の対向板部の両側の端部である第1側端部及び第2側端部のうち、第1側端部は、第1の棒状部材の外面を挟んだ状態で第1の棒状部材の外面に圧接することで第1の棒状部材に固定されるように構成され、第2側端部は、第2の棒状部材の筒状端部に挿入された状態で第2の棒状部材の内面に圧接することで第2の棒状部材に固定されるように構成されている。また、付勢機構は、一対の対向板部における間隔保持部よりも第1側端部寄りの部分を互いに近づける向きの外力を、一対の対向板部に加えるように構成されている。
このような構成によれば、付勢機構による外力が一対の対向部に加えられると、第1側端部が互いに近づき、またこれと同時に、間隔保持部の作用により、第2側端部が互いに離れる。その結果、第1側端部が第1の棒状部材の外面に圧接し、第2側端部が第2の棒状部材の内面に圧接する。このような作用が、一対の対向板部と、間隔保持部と、付勢機構とによって実現される。したがって、簡素かつ軽量な構成のコネクタを提供することが可能となる。
本開示の一態様は、間隔保持部の両側の端部が、一対の対向板部のそれぞれの対向面における中央部に接続されてもよい。また、一対の対向板部及び間隔保持部が、単一の部品として構成されていてもよい。このような構成によれば、一対の対向板部が独立した部品として構成される場合と比較して、より簡素な構成のコネクタを提供することが可能となる。
本開示の一態様は、間隔保持部が板状であってもよい。このような構成によれば、付勢機構による外力が一対の対向部に加えられることによる一対の対向部の変形態様を安定させることが可能となる。
本開示の一態様は、第1側端部、第2側端部及び間隔保持部における、特定の方向に垂直な断面形状が一定であってもよい。このような構成によれば、比較的簡易な方法でコネクタを製造することが可能となる。
本開示の一態様は、第1側端部が、一対の対向板部のそれぞれの先端が互いに対向するように湾曲した板状であってもよい。また、第2側端部が、一対の対向板部のそれぞれが互いに間隔を空けて配置された平板状であってもよい。このような構成によれば、湾曲した板状の第1側端部が第1の棒状部材の外面に圧接し、平板状の第2側端部が第2の棒状部材の内面に圧接する。このような作用が、板状の端部によって実現される。したがって、簡素かつ軽量な構成でありながら連結力の強いコネクタを提供することが可能となる。
本開示の別の態様は、円筒状の2つの棒状部材の一方の外面と他方の端部とを連結するためのコネクタであって、一対の対向板部と、間隔保持部と、付勢機構と、を備えている。一対の対向板部は、互いに間隔を空けて対向する対向面を有する。間隔保持部は、一対の対向板部のそれぞれの対向面における第1の方向に沿った中央部同士の間隔を保つ。付勢機構は、一対の対向板部に外力を加える。棒状部材の外面は、棒状部材の中心軸に沿った複数の溝を有する。棒状部材の内面は、複数の溝の裏側となる位置に、棒状部材の中心軸に沿った複数の突条を有する。第1の方向に沿った一対の対向板部の両側の端部である第1側端部及び第2側端部のうち、第1側端部は、一対の対向板部のそれぞれの先端が互いに対向するように湾曲した板状であって、複数の溝に挿入されて棒状部材の外面を挟んだ状態で棒状部材の外面に圧接することで棒状部材に固定されるように構成されている。第2側端部は、一対の対向板部のそれぞれが互いに間隔を空けて配置された平板状であって、棒状部材の端部に挿入された状態で複数の突条に圧接することで棒状部材に固定されるように構成されている。第1の方向と直交する第2の方向に沿った間隔保持部の両側の端部は、一対の対向板部のそれぞれの対向面における第1の方向に沿った中央部に接続されている。間隔保持部は、第1の方向及び第2の方向のいずれにも直交する第3の方向に沿った交線で一対の対向板部のそれぞれの対向面と交わる板状である。一対の対向板部及び間隔保持部は、単一の部品として構成されている。付勢機構は、一対の対向板部における間隔保持部よりも第1側端部寄りの部分を互いに近づける向きの外力を、一対の対向板部に加えるように構成されている。
このような構成によれば、付勢機構による外力が一対の対向部に加えられると、第1側端部が互いに近づき、またこれと同時に、間隔保持部の作用により、第2側端部が互いに離れる。その結果、第1側端部が一方の棒状部材の外面に圧接し、第2側端部が他方の棒状部材の内面に圧接する。このような作用が、単一の部品として構成されている一対の対向板部及び間隔保持部と、付勢機構とによって実現される。したがって、簡素かつ軽量な構成のコネクタを提供することが可能となる。また、間隔保持部が、第3の方向に沿った交線で一対の対向板部のそれぞれの対向面と交わる板状であるため、付勢機構による外力が一対の対向部に加えられることによる一対の対向部の変形態様を安定させることが可能となる。しかも、棒状部材の外面が複数の溝を有し、棒状部材の内面が複数の凸状を有するため、第1側端部及び第2側端部の形状を簡素かつ小型にすることができる。
本開示の一態様は、間隔保持部の板厚が、一対の対向板部のそれぞれの板厚よりも薄くてもよい。このような構成によれば、付勢機構による外力が一対の対向部に加えられることにより、第1側端部及び第2側端部を変位しやすくすることが可能となる。
本開示の一態様は、第1側端部、第2側端部及び間隔保持部における、第3の方向に垂直な断面形状が一定であってもよい。このような構成によれば、比較的簡易な方法でコネクタを製造することが可能となる。
本開示の一態様は、複数の突条が、棒状部材の内面の周方向に沿って等間隔に配置された4つの突条であってもよい。このような構成によれば、平板状の第2側端部でありながら、第2側端部の第3の方向に沿った両側が、それぞれ突条に圧接するように構成することが可能となる。このため、連結力の強いコネクタを提供することが可能となる。
本開示の一態様は、付勢機構が、ボルトと、ボルトと螺合可能なナットと、を有してもよい。また、一対の対向板部がそれぞれ、間隔保持部を挟んだ両側のうち第1側端部の側に、ボルトの軸部を挿通するための貫通孔を有してもよい。このような構成によれば、一対の対向板部に外力を加える付勢機構を、簡素な構成で提供することが可能となる。
本開示の一態様は、ボルトの頭部及びナットのうち少なくとも一方が、多角形状であってもよい。また、一対の対向板部が、棒状部材に対する第2側端部の挿入量を規制しかつボルトの頭部又はナットの回転を規制するためのリブを有してもよい。このような構成によれば、一対の対向板部と棒状部材との位置決め及びボルトの頭部又はナットの回転規制の2つの機能を有するリブを有するコネクタを提供することが可能となる。
本開示の一態様は、第1側端部の内面及び第2側端部の外面が、凹凸を有していてもよい。このような構成によれば、第1側端部及び第2側端部による棒状部材への連結力を向上させることができる。
実施形態におけるパイプアセンブリの分解斜視図である。 実施形態におけるコネクタ本体及びパイプの断面図である。 実施形態におけるパイプアセンブリの側面図である。 実施形態におけるコネクタ本体の側面図である。 実施形態におけるパイプアセンブリの断面図である。 実施形態における外力が加えられたコネクタ本体の断面図である。 変形例におけるパイプアセンブリの断面図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.構成]
図1に示すパイプアセンブリ100は、パイプ1、パイプ2及びコネクタ10を有するアセンブリである。パイプ1及びパイプ2、より詳しくはパイプ1の外面及びパイプ2の端部は、コネクタ10によって、T字状に互いに位置するように連結される。なお、各図には、説明の便宜上、コネクタ10を基準として定まる軸であって互いに直交する3つの軸である、X軸、Y軸及びZ軸が図示されている。
パイプ1は、金属製、具体的にはアルミニウム製又はアルミニウム合金製であって、概略円筒状のパイプである。図2に示すように、パイプ1の外面は、複数の溝11を有する。複数の溝11はそれぞれ、中心軸1Aに沿って、パイプ1の外面における一端から他端にかけて設けられている。また、パイプ1の内面は、複数の溝11の裏側となる位置に、面方向に延びる突出部である複数の突条12を有する。複数の突条12はそれぞれ、中心軸1Aに沿って、パイプ1の内面における一端から他端にかけて設けられ、中心軸1Aに向かって突出している。パイプ1の内面は、複数の突条12のそれぞれの両側に、板厚の薄い薄肉部12Aを1つずつ有する。薄肉部12Aは、中心軸1Aに沿って、パイプ1の内面における一端から他端にかけて設けられている。複数の溝11及び複数の突条12は、パイプ1の周方向に沿って、等間隔にそれぞれ4つ配置されている。
図3に示すように、パイプ2も、金属製、具体的にはアルミニウム製又はアルミニウム合金製であって、概略円筒状のパイプである。中心軸2Aと直交する方向に沿ったパイプ2の断面は、中心軸1Aと直交する方向に沿ったパイプ1の断面と形状及び大きさが同じである。すなわち、パイプ2には、パイプ1と同様、パイプ2の周方向に沿って、等間隔に4つの溝21、4つの突条22及びそれぞれの突条22の両側に1つずつ薄肉部22Aが設けられている。パイプ2は、パイプ1と長さが異なり得る。
コネクタ10は、パイプ1の外面とパイプ2の端部とを連結するための部品である。図2に示すように、コネクタ10は、コネクタ本体3と、ボルト4と、ナット5と、を有する。
コネクタ本体3は、金属製、具体的にはアルミニウム製又はアルミニウム合金製の部品であって、Z軸方向から見た形状が概略H字形状の単一の部品である。コネクタ本体3のZ軸方向に垂直な断面形状は、後述する貫通孔313の部分を除いて一定である。コネクタ本体3は、一対の対向板部31と、間隔保持部32と、を有する。
一対の対向板部31のそれぞれは、Z軸方向から見た板厚が概略一定である板状の部分である。一対の対向板部31のそれぞれは、図4に示すように、Y軸方向から見た形状が長方形である。図2に戻り、一対の対向板部31のそれぞれは、互いに間隔を空けて対向する対向面310を有する。X軸方向に沿った一対の対向板部31の両側の端部であるC状端部311及びI状端部312のうち、C状端部311は、C状に湾曲した、つまり一対の対向板部31のそれぞれの先端が互いに対向するように湾曲した板状の端部である。図2及び図5に示すように、C状端部311は、4つの溝11のうちの互いに隣り合う2つの溝11に挿入されてパイプ1の外面を挟んだ状態で、パイプ1の外面に圧接することで、パイプ1に固定されるように構成されている。I状端部312は、一対の対向板部31のそれぞれが互いに間隔を空けて配置されたI状の、つまり平板状の端部である。図3に示すように、I状端部312は、パイプ2の端部に挿入された状態で4つの突条22に圧接することでパイプ2に固定されるように構成されている。
間隔保持部32は、一対の対向板部31の間に設けられた板状、具体的には平板状の部分である。間隔保持部32は、一対の対向板部31のそれぞれの対向面310におけるX軸方向に沿った中央部同士の間隔を保つように構成されている。具体的には、Y軸方向に沿った間隔保持部32の両側の端部が、一対の対向板部31のそれぞれの対向面310におけるX軸方向に沿った中央部に接続されている。また、間隔保持部32は、一対の対向板部31のそれぞれの対向面310とZ軸方向に沿った交線で交わる。間隔保持部32の板厚は、一対の対向板部31のそれぞれの板厚よりも薄い。
一対の対向板部31のそれぞれにおける、X軸に沿って間隔保持部32を挟んだ両側のうちC状端部311の側には、貫通孔313が設けられている。貫通孔313は、後述するボルト4の軸部42を挿通するための真円状の孔である。
ボルト4及びナット5は、一対の対向板部31を付勢する付勢機構である。ボルト4は、頭部41及び軸部42を備える。頭部41は、軸方向から見た外形が円形状であって、上面に六角形状の凹部が設けられている。当該凹部は、六角レンチ等の工具を挿入可能に構成されている。ナット5は、軸方向から見た外形が多角形状、本実施形態では六角形状であって、軸部42と螺合可能である。一対の対向板部31に設けられた2つの貫通孔313のそれぞれは、形状及び大きさが同一であり、頭部41及びナット5が通らない大きさに設計されている。軸部42は、貫通孔313に挿通される。貫通孔313に挿通された軸部42にナット5が締結されることによって、ボルト4及びナット5は、一対の対向板部31における間隔保持部32よりもC状端部311寄りの部分を互いに近づける向きの外力を、一対の対向板部31に加える。なお、図2及び図5では、説明の便宜状ボルト4及びナット5を断面図ではなく側面図で示す。
一対の対向板部31のそれぞれは、リブ314を1つずつ有する。図4に示すように、リブ314は、Z軸方向に沿って設けられている。リブ314は、図5に示すように、X軸方向に沿って、間隔保持部32よりもC状端部311側であって、C状端部311におけるリブ314と対向する外面までの距離がナット5の二面幅分離れた場所に位置する。つまり、ボルト4及びナット5が螺合することによって一対の対向板部31を付勢する際に、ナット5の対応する2面のうち、一方の面がC状端部311におけるリブ314と対向する外面と近接して対向するように位置する。そして、他方の面が、リブ314におけるC状端部311側の面と近接して対向するように位置する。さらに、リブ314におけるI状端部312側の面は、パイプ2にI状端部312が挿入された際、パイプ2の端面と当接するように構成されている。つまり、リブ314は、パイプ2に対するI状端部312の挿入量を規制する位置決めの機能及びナット5の回転を規制する機能を有する。
C状端部311の内面は、当接部315を有し、I状端部312の外面は、当接部316を有する。当接部315及び当接部316は、X軸方向に沿って凸凹状、本実施形態では波状の形状、の表面の部分である。当接部315は、C状端部311がパイプ1に固定される際、パイプ1の外面と当接する。当接部316は、I状端部312がパイプ2に固定される際、パイプ2の突条12と当接する。当接部315及び当接部316は、C状端部311のパイプ1への固定及びI状端部312のパイプ2への固定において滑り止めの機能を有する。
次に、コネクタ本体3の製造方法について説明する。まず、アルミニウム又はアルミニウム合金を押出成形することにより、貫通孔313が設けられる前のコネクタ本体3である押出形材が成形される。その後、押出形材に貫通孔313が空けられることによって、コネクタ本体3が成形される。
次に、コネクタ10の使用方法について説明する。まず、パイプ1における4つの溝11のうちの互いに隣り合う2つの溝11にC状端部311が挿入され、パイプ2の端部にI状端部312が挿入されるように、コネクタ本体3によりパイプ1及びパイプ2の連結位置が仮決めされる。この状態で、ボルト4の軸部42が2つの貫通孔313に挿通され、軸部42の先端からナット5が締め付けられる。そうすると、図6に示すように、一対の対向板部31には、C状端部311のそれぞれが互いに近づく向きの外力が加えられる。また、これと同時に、間隔保持部32の作用により、I状端部312のそれぞれが互いに離れる向きの外力が加えられる。これにより、C状端部311は、隣り合う2つの溝11に挿入されてパイプ1の外面を挟んだ状態で、パイプ1の外面に圧接する。また、I状端部312は、パイプ2の内面に挿入された状態で、パイプ2の内面に圧接する。その結果、C状端部311はパイプ1に固定され、I状端部312は、パイプ2に固定される。このようにして、パイプ1及びパイプ2がコネクタ10によってT字状に連結され、パイプアセンブリ100が構成される。
[2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)貫通孔313に挿通されたボルト4の軸部42にナット5が締結されると、一対の対向板部31には、C状端部311のそれぞれが互いに近づく向きの外力が加えられる。これと同時に、間隔保持部32の作用により、I状端部312のそれぞれが互いに離れる向きの外力が加えられる。これにより、C状端部311は、隣り合う2つの溝11に挿入されてパイプ1の外面を挟んだ状態で、パイプ1の外面に圧接する。また、I状端部312は、パイプ2の内面に挿入された状態で、パイプ2の内面に圧接する。このような作用が、Z軸方向から見た形状が概略H字形状の単一の部品であるコネクタ本体3と、ボルト4及びナット5とによって実現される。したがって、簡素かつ軽量な構成のコネクタ10を提供することができる。
(1b)間隔保持部32は、Z軸方向に沿った交線で一対の対向板部31のそれぞれの対向面310と交わる板状である。このため、ボルト4及びナット5による外力が一対の対向板部31に加えられることにより、一対の対向板部31がZ軸を回転軸とするかのような態様で変形しやすくなる。したがって、一対の対向板部31の変形態様を安定させることができる。
(1c)C状端部311は、パイプ1の4つの溝11のうちの互いに隣り合う2つの溝11に挿入されてパイプ1の外面を挟んだ状態で、パイプ1の外面に圧接することで、パイプ1に固定されるように構成されている。また、I状端部312は、パイプ2の端部に挿入された状態で4つの突条22に圧接することでパイプ2に固定されるように構成されている。このため、コネクタ本体3の形状を簡素かつ小型にすることができる。特に、I状端部312については、平板状という簡素な構成であっても、4つの突条22によって、パイプ2の内面の端部に圧接することができる。すなわち、例えば、円筒状のパイプの内面が突条を有しない場合、I状端部312ではパイプの内面との接触面積が小さく、連結力が不足することが懸念される。このため、コネクタ本体の端部をパイプの内面に沿った形状、つまり半円状にするなどの対応が必要となる。これに対し、本実施形態におけるパイプ2は、4つの突条22と2つの平板状であるI状端部312とが圧接する。具体的には、I状端部312のうち一方の平板部が4つの突条22のうちの2つの突条22と圧接し、他方の板部が残りの2つの突条22と圧接する。したがって、I状端部312を複雑な形状にする必要がなく、簡素かつ軽量な構成でありながら連結力の強いコネクタ10を提供することができる。特に、各突条22の両側に薄肉部22Aが設けられているため、I状端部312とパイプ2とを干渉しにくくすることができる。
(1d)Y軸方向に沿った間隔保持部32の両側の端部が、一対の対向板部31のそれぞれの対向面におけるX軸方向に沿った中央部に接続されている。また、一対の対向板部31及び間隔保持部32が、単一の部品であるコネクタ本体3として構成されている。このため、C状端部311がパイプ1の外面を圧接する力とI状端部312がパイプ2の内面に圧接する力との偏りが生じにくくすることができる。また、一対の対向板部31及び間隔保持部32が互いに独立した部品として構成される場合と比較して、部品点数が削減できるだけでなく、作業性が向上する。その結果、より簡素な構成のコネクタ10を提供することができる。
(1e)コネクタ本体3のZ軸方向に垂直な断面形状は、貫通孔313の部分を除いて一定である。このため、押出形材に貫通孔313を空けるという簡易な方法によって、コネクタ本体3を成形することができる。
(1f)間隔保持部32の板厚は、一対の対向板部31のそれぞれの板厚よりも薄い。このため、ボルト4及びナット5による外力が一対の対向板部31に加えられることにより、C状端部311及びI状端部312を共に変位しやすくすることができる。すなわち、間隔保持部の板厚が一対の対向板部のそれぞれの板厚よりも厚い構成とした場合、C状端部を互いに近づける向きの外力が加えられた際に、一対の対向板部自体が変形しやすくなる。この場合、I状端部が互いに離れる向きの外力が不足してしまう。これに対し、本実施形態では、間隔保持部32の板厚は、一対の対向板部31のそれぞれの板厚よりも薄いため、一対の対向板部31自体の変形が抑制され、C状端部311及びI状端部312を共に変位しやすくすることができる。
(1g)ナット5の対応する2面のうち、一方の面がC状端部311におけるリブ314と対向する外面と、他方の面がリブ314におけるC状端部311側の面と、近接して対向するように位置する。つまり、ナット5の対応する2面が、C状端部311及びリブ314に挟まれるように位置し、ナット5の回転が規制される。また、リブ314におけるI状端部312側の面は、パイプ2にI状端部312が挿入された際、パイプ2の端面と当接するように構成されている。このため、パイプ2に対するI状端部312の挿入量を規制する位置決めの機能及びナット5の回転を規制する機能をリブ314に持たせることができる。
(1h)C状端部311の内面及びI状端部312の外面は、X軸方向に沿って波状の形状である当接部315及び当接部316を有する。このため、当接部315及び当接部316に、C状端部311のパイプ1への固定及びI状端部312のパイプ2への固定において滑り止めの機能を持たせることができる。
なお、本実施形態では、パイプ1が第1の棒状部材の一例に相当し、パイプ2が第2の棒状部材の一例に相当する。また、ボルト4及びナット5が付勢機構の一例に相当し、C状端部311が第1側端部の一例に相当し、I状端部312が第2側端部の一例に相当する。また、X軸方向が第1の方向の一例に相当し、Y軸方向が第2の方向の一例に相当し、Z軸方向が第3の方向の一例に相当する。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態では、溝11及び突条12を有するパイプ1及び溝21及び突条22を有するパイプ2がコネクタ10によって連結されたパイプアセンブリ100を例示した。しかし、パイプアセンブリの構成はこれに限定されるものではない。
例えば、図7に示す変形例のパイプアセンブリ200は、上記実施形態のパイプ1、パイプ2及びコネクタ10に代えて、パイプ6、パイプ7及びコネクタ20を有する。
パイプ6及びパイプ7は、パイプ1及びパイプ2と同様、アルミニウム製又はアルミニウム合金製のパイプである。ただし、パイプ6及びパイプ7は、パイプ1及びパイプ2と比較すると、溝及び突条を有しない円筒状のパイプである点が異なる。
コネクタ20は、パイプ6の外面とパイプ7の端部とを連結するための部品である。コネクタ20は、上記実施形態のコネクタ10と比較すると、コネクタ本体3に変えて、コネクタ本体8を有する点が異なる。
コネクタ本体8は、基本的な構成はコネクタ本体3と同様である。すなわち、コネクタ本体8は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の部品であって、Z軸方向から見た形状が概略H字形状の単一の部品である。コネクタ本体8のZ軸方向に垂直な断面形状は、後述する貫通孔813の部分を除いて一定である。コネクタ本体8は、一対の対向板部81と、間隔保持部82と、を有する。
一対の対向板部81のそれぞれは、Z軸方向から見た板厚が概略一定である板状の部分であって、互いに間隔を空けて対向する対向面810を有する。X軸方向に沿った一対の対向板部81の両側の端部であるC状端部811及びI状端部812のうち、C状端部811は、上記実施形態のC状端部311と比較すると、Z軸方向から見てパイプ6の外径とほぼ同じ径の円弧状の内面を有する点が異なる。C状端部811は、パイプ6の外面を囲んだ状態でパイプ6の外面に圧接することで、パイプ6に固定されるように構成されている。I状端部812は、上記実施形態のI状端部312と同様、一対の対向板部81のそれぞれが互いに間隔を空けて配置されたI状の、つまり平板状の端部である。ただし、I状端部812は、I状端部312と比較すると、対向面810同士の間隔が広く、Z軸方向に沿った幅が狭い点が異なる。I状端部812は、パイプ7の端部に挿入された状態でパイプ7の内面に圧接することで、パイプ7に固定されるように構成されている。
間隔保持部82は、上記実施形態の間隔保持部32と比較すると、Y軸方向に沿った長さが長く、Z軸方向に沿った幅が短い点が異なる。
一対の対向板部81のそれぞれにおける、X軸に沿って間隔保持部82を挟んだ両側のうちC状端部811の側には、上記実施形態の貫通孔313と同様の貫通孔813が設けられている。また、一対の対向板部81のそれぞれは、上記実施形態のリブ314と同様のリブ814を有する。また、I状端部812の外面は、上記実施形態の当接部316と同様の当接部816を有する。
このような変形例によれば、上記実施形態と同様の効果が得られる。特に、変形例のパイプアセンブリ200によれば、溝及び突条を有しないパイプ6及びパイプ7を、コネクタ20によって連結することが可能となる。
(2b)上記実施形態では、パイプ1及びパイプ2が、それぞれ中心軸1A,2Aと直交する方向に沿った断面において同一の形状かつ同一の大きさである構成を例示した。しかし、パイプアセンブリの構成はこれに限定されるものではない。例えば、パイプアセンブリは、断面の形状は同一であるが大きさの異なる、つまり径が異なるパイプ同士が連結される構成としてもよい。また例えば、パイプアセンブリは、断面の形状が異なるパイプ同士が連結される構成としてもよい。具体的には例えば、一方のパイプのみが外面に溝を有していてもよい。また例えば、パイプは、円筒状以外の棒状部材であってもよい。また例えば、パイプ以外の棒状部材であってもよい。その場合、少なくとも一方の棒状部材は、筒状の端部を備えていてもよい。
(2c)上記実施形態では、コネクタ本体3、換言すれば一対の対向板部31及び間隔保持部32が単一の部品である構成を例示したが、コネクタ本体の構成はこれに限定されるものではない。例えば、コネクタ本体は複数の独立した部品によって構成されてもよい。具体的には、例えば、コネクタ本体が、一対の対向板部のうちの一方の対向板部及びその中央部に間隔保持部の役割を果たす突起を有する2つの部品によって構成されてもよい。この場合、当該突起同士を当接させることによって、当該2つの部材を上記実施形態と同様の一対の対向板部及び間隔保持部として機能させることが可能となる。
(2d)上記実施形態では、パイプ1及びパイプ2に、4つの溝11,21、4つの突条12,22及びそれぞれの突条22の両側に1つずつ薄肉部12A,22Aが設けられている構成を例示した。しかし、パイプの構成はこれに限定されるものではない。例えば、薄肉部を有しない構成であってもよい。また例えば、溝又は突条の数が4つ以外であってもよい。
(2e)上記実施形態では、間隔保持部32が、一対の対向板部31のそれぞれの対向面310とZ軸方向に沿った交線で交わる平板状の部分であって、両側の端部が、一対の対向板部31の中央部に接続されている構成を例示した。しかし、間隔保持部の形状は特に限定されない。間隔保持部は、例えば円柱状や楕円柱状などの柱状であってもよい。
(2f)上記実施形態では、一対の対向板部31のそれぞれが、パイプ2に対するI状端部312の挿入量を規制する位置決めの機能及びナット5の回転を規制する機能を有するリブ314を1つずつ有する構成を例示した。しかし、リブの構成はこれに限定されるものではない。例えば、リブは、一対の対向板部のうち片側のみに設けられてもよい。また、リブの数も限定されるものではなく、例えば、パイプに対するI状端部の挿入量を規制する位置決めの機能を有するリブと、ナットの回転を規制する機能を有するリブとが別々に設けられている構成としてもよい。
(2g)上記実施形態では、軸方向から見た頭部41の外形が円形状のボルト4と、軸方向から見た外形が多角形状のナット5とを例示したが、ボルトの頭部及びナットの形状はこれに限定されるものではない。例えば、軸方向から見た頭部の外形が多角形状のボルトと、軸方向から見た外形が円形状のナットとが用いられる構成としてもよい。
(2h)上記実施形態では、一対の対向板部31に外力を加えるための付勢機構としてボルト4及びナット5を例示したが、付勢機構はこれに限定されるものではない。例えば、ナットを用いずにボルトのみを用いる構成としてもよい。このような構成は、例えば、上記実施形態で例示した2つの貫通孔のうちの少なくとも一方を、ボルトの軸部と螺合可能なねじを有するねじ孔にすることで実現可能である。また例えば、ボルト及びナットのいずれも用いない構成としてもよい。このような構成は、例えば、頭部と、ねじを有しない軸部と、を備えるリベットを用い、リベットの軸部を貫通孔に挿通した状態で、軸部の先端を専用工具により塑性変形させることで実現可能である。なお、リベットを用いた構成はあくまでも一例であり、他の部品を付勢機構として用いてもよい。
(2i)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1,2,6,7…パイプ、3,8…コネクタ本体、4…ボルト、5…ナット、10,20…コネクタ、11,21…溝、12,22…突条、12A,22A…薄肉部、31,81…対向板部、32,82…間隔保持部、41…頭部、42…軸部、100,200…パイプアセンブリ、310,810…対向面、311,811…C状端部、312,812…I状端部、313,813…貫通孔、314,814…リブ、315,316,816…当接部。

Claims (16)

  1. 第1の棒状部材の外面と第2の棒状部材の筒状の端部である筒状端部とを連結するためのコネクタであって、
    互いに間隔を空けて対向する対向面を有する一対の対向板部と、
    前記一対の対向板部のそれぞれの前記対向面における中央部同士の間隔を保つ間隔保持部と、
    前記一対の対向板部に外力を加えるための付勢機構と、
    を備え、
    前記一対の対向板部の両側の端部である第1側端部及び第2側端部のうち、前記第1側端部は、前記第1の棒状部材の外面を挟んだ状態で前記第1の棒状部材の外面に圧接することで前記第1の棒状部材に固定されるように構成され、前記第2側端部は、前記第2の棒状部材の前記筒状端部に挿入された状態で前記第2の棒状部材の内面に圧接することで前記第2の棒状部材に固定されるように構成され、
    前記付勢機構は、前記一対の対向板部における前記間隔保持部よりも前記第1側端部寄りの部分を互いに近づける向きの前記外力を、前記一対の対向板部に加えるように構成されており、
    前記付勢機構は、ボルトと、前記ボルトと螺合可能なナットと、を有し、
    前記一対の対向板部はそれぞれ、前記間隔保持部を挟んだ両側のうち前記第1側端部の側に、前記ボルトの軸部を挿通するための貫通孔を有し、
    前記ボルトの頭部及び前記ナットのうち少なくとも一方は、多角形状であって、
    前記一対の対向板部は、前記棒状部材に対する前記第2側端部の挿入量を規制しかつ前記ボルトの頭部又は前記ナットの回転を規制するためのリブを有する、コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記間隔保持部の両側の端部は、前記一対の対向板部のそれぞれの前記対向面における中央部に接続され、
    前記一対の対向板部及び前記間隔保持部は、単一の部品として構成されている、コネクタ。
  3. 第1の棒状部材の外面と第2の棒状部材の筒状の端部である筒状端部とを連結するためのコネクタであって、
    互いに間隔を空けて対向する対向面を有する一対の対向板部と、
    前記一対の対向板部のそれぞれの前記対向面における第1の方向に沿った中央部同士の間隔を保つ間隔保持部と、
    前記一対の対向板部に外力を加えるための付勢機構と、
    を備え、
    前記一対の対向板部の両側の端部である第1側端部及び第2側端部のうち、前記第1側端部は、前記第1の棒状部材の外面を挟んだ状態で前記第1の棒状部材の外面に圧接することで前記第1の棒状部材に固定されるように構成され、前記第2側端部は、前記第2の棒状部材の前記筒状端部に挿入された状態で前記第2の棒状部材の内面に圧接することで前記第2の棒状部材に固定されるように構成され、
    前記付勢機構は、前記一対の対向板部における前記間隔保持部よりも前記第1側端部寄りの部分を互いに近づける向きの前記外力を、前記一対の対向板部に加えるように構成されており、
    前記第1の方向と直交する第2の方向に沿った前記間隔保持部の両側の端部は、前記一対の対向板部のそれぞれの前記対向面における中央部に接続され、
    前記一対の対向板部及び前記間隔保持部は、前記第1の方向及び前記第2の方向のいずれにも直交する第3の方向から見た形状が概略H字形状の単一の部品として構成されている、コネクタ。
  4. 請求項に記載のコネクタであって、
    前記付勢機構は、ボルトと、前記ボルトと螺合可能なナットと、を有し、
    前記一対の対向板部はそれぞれ、前記間隔保持部を挟んだ両側のうち前記第1側端部の側に、前記ボルトの軸部を挿通するための貫通孔を有する、コネクタ。
  5. 請求項に記載のコネクタであって、
    前記ボルトの頭部及び前記ナットのうち少なくとも一方は、多角形状であって、
    前記一対の対向板部は、前記棒状部材に対する前記第2側端部の挿入量を規制しかつ前記ボルトの頭部又は前記ナットの回転を規制するためのリブを有する、コネクタ。
  6. 請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記間隔保持部は板状である、コネクタ。
  7. 請求項2から請求項6までのいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記第1側端部、前記第2側端部及び前記間隔保持部における、特定の方向に垂直な断面形状は一定である、コネクタ。
  8. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記第1側端部は、前記一対の対向板部のそれぞれの先端が互いに対向するように湾曲した板状であって、
    前記第2側端部は、前記一対の対向板部のそれぞれが互いに間隔を空けて配置された平板状である、コネクタ。
  9. 円筒状の2つの棒状部材の一方の外面と他方の端部とを連結するためのコネクタであって、
    互いに間隔を空けて対向する対向面を有する一対の対向板部と、
    前記一対の対向板部のそれぞれの前記対向面における第1の方向に沿った中央部同士の間隔を保つ間隔保持部と、
    前記一対の対向板部に外力を加えるための付勢機構と、
    を備え、
    前記棒状部材の外面は、前記棒状部材の中心軸に沿った複数の溝を有し、
    前記棒状部材の内面は、前記複数の溝の裏側となる位置に、前記棒状部材の中心軸に沿った複数の突条を有し、
    前記第1の方向に沿った前記一対の対向板部の両側の端部である第1側端部及び第2側端部のうち、前記第1側端部は、前記一対の対向板部のそれぞれの先端が互いに対向するように湾曲した板状であって、前記複数の溝に挿入されて前記棒状部材の外面を挟んだ状態で前記棒状部材の外面に圧接することで前記棒状部材に固定されるように構成され、前記第2側端部は、前記一対の対向板部のそれぞれが互いに間隔を空けて配置された平板状であって、前記棒状部材の端部に挿入された状態で前記複数の突条に圧接することで前記棒状部材に固定されるように構成され、
    前記第1の方向と直交する第2の方向に沿った前記間隔保持部の両側の端部は、前記一対の対向板部のそれぞれの前記対向面における前記第1の方向に沿った中央部に接続され、
    前記間隔保持部は、前記第1の方向及び前記第2の方向のいずれにも直交する第3の方向に沿った交線で前記一対の対向板部のそれぞれの前記対向面と交わる板状であって、
    前記一対の対向板部及び前記間隔保持部は、単一の部品として構成され、
    前記付勢機構は、前記一対の対向板部における前記間隔保持部よりも前記第1側端部寄りの部分を互いに近づける向きの前記外力を、前記一対の対向板部に加えるように構成されており、
    前記付勢機構は、ボルトと、前記ボルトと螺合可能なナットと、を有し、
    前記一対の対向板部はそれぞれ、前記間隔保持部を挟んだ両側のうち前記第1側端部の側に、前記ボルトの軸部を挿通するための貫通孔を有し、
    前記ボルトの頭部及び前記ナットのうち少なくとも一方は、多角形状であって、
    前記一対の対向板部は、前記棒状部材に対する前記第2側端部の挿入量を規制しかつ前記ボルトの頭部又は前記ナットの回転を規制するためのリブを有する、コネクタ。
  10. 円筒状の2つの棒状部材の一方の外面と他方の端部とを連結するためのコネクタであって、
    互いに間隔を空けて対向する対向面を有する一対の対向板部と、
    前記一対の対向板部のそれぞれの前記対向面における第1の方向に沿った中央部同士の間隔を保つ間隔保持部と、
    前記一対の対向板部に外力を加えるための付勢機構と、
    を備え、
    前記棒状部材の外面は、前記棒状部材の中心軸に沿った複数の溝を有し、
    前記棒状部材の内面は、前記複数の溝の裏側となる位置に、前記棒状部材の中心軸に沿った複数の突条を有し、
    前記第1の方向に沿った前記一対の対向板部の両側の端部である第1側端部及び第2側端部のうち、前記第1側端部は、前記一対の対向板部のそれぞれの先端が互いに対向するように湾曲した板状であって、前記複数の溝に挿入されて前記棒状部材の外面を挟んだ状態で前記棒状部材の外面に圧接することで前記棒状部材に固定されるように構成され、前記第2側端部は、前記一対の対向板部のそれぞれが互いに間隔を空けて配置された平板状であって、前記棒状部材の端部に挿入された状態で前記複数の突条に圧接することで前記棒状部材に固定されるように構成され、
    前記第1の方向と直交する第2の方向に沿った前記間隔保持部の両側の端部は、前記一対の対向板部のそれぞれの前記対向面における前記第1の方向に沿った中央部に接続され、
    前記間隔保持部は、前記第1の方向及び前記第2の方向のいずれにも直交する第3の方向に沿った交線で前記一対の対向板部のそれぞれの前記対向面と交わる板状であって、
    前記一対の対向板部及び前記間隔保持部は、前記第3の方向から見た形状が概略H字形状の単一の部品として構成され、
    前記付勢機構は、前記一対の対向板部における前記間隔保持部よりも前記第1側端部寄りの部分を互いに近づける向きの前記外力を、前記一対の対向板部に加えるように構成されている、コネクタ。
  11. 請求項10に記載のコネクタであって、
    前記付勢機構は、ボルトと、前記ボルトと螺合可能なナットと、を有し、
    前記一対の対向板部はそれぞれ、前記間隔保持部を挟んだ両側のうち前記第1側端部の側に、前記ボルトの軸部を挿通するための貫通孔を有する、コネクタ。
  12. 請求項11に記載のコネクタであって、
    前記ボルトの頭部及び前記ナットのうち少なくとも一方は、多角形状であって、
    前記一対の対向板部は、前記棒状部材に対する前記第2側端部の挿入量を規制しかつ前記ボルトの頭部又は前記ナットの回転を規制するためのリブを有する、コネクタ。
  13. 請求項9から請求項12までのいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記間隔保持部の板厚は、前記一対の対向板部のそれぞれの板厚よりも薄い、コネクタ。
  14. 請求項9から請求項13までのいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記第1側端部、前記第2側端部及び前記間隔保持部における、前記第3の方向に垂直な断面形状は一定である、コネクタ。
  15. 請求項から請求項14までのいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記複数の突条は、前記棒状部材の内面の周方向に沿って等間隔に配置された4つの突条である、コネクタ。
  16. 請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記第1側端部の内面及び前記第2側端部の外面は、凹凸を有する、コネクタ。
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