JP6544509B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンドルを備えた記録装置に関する。
プリンターに代表される記録装置には、コンピューターと接続することなくスタンドアロンで使用可能なものがある。またそのようなスタンドアロンタイプのプリンターには、ハガキや小サイズ写真用紙などへの印刷に特化した、ポータブルタイプのものがある。更に、そのようなポータブルタイプのプリンターは、特許文献1に示されるように、持ち運びの為にハンドルが設けられる場合が多い。
特開2011−42476号公報
また上記のようなポータブルタイプのプリンターには、各種情報や画像などを表示する表示部が、チルト機構を介してチルト可能に設けられている。特許文献1記載のプリンターも、その一例である。
ここで、表示部は視認性を確保する為に大型化することが好ましいが、その反面、大型化によって表示部が重くなり、持ち運びの際に意図せず表示部が開いてしまい、破損等の好ましくない結果を招く虞がある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、より良好な表示部の視認性と、より適切な持ち運び性の双方を実現することのできる記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段を内部に備える筐体と、前記筐体に対し第1の回動軸を中心に回動することにより前記筐体の上部を開閉する開閉体と、前記筐体に対し第2の回動軸を中心に回動可能に設けられるハンドルと、を備え、前記第1の回動軸及び前記第2の回動軸は、ともに前記筐体の同じ側面側に設けられることを特徴とする。
本態様によれば、開閉体の回動軸である第1の回動軸と、ハンドルの回動軸である第2の回動軸は、ともに筐体の同じ側面側に設けられているので、ハンドルを把持して記録装置を持ち運ぶ際に、開閉体が意図せず開いてしまうことを回避できる。これにより、開閉体の大型化を実現しながらも、より適切な持ち運び性を確保することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、記録時の状態と、前記ハンドルを把持して前記記録装置を持ち運ぶ状態とで、前記筐体の上面が変化し、前記第1の回動軸及び前記第2の回動軸は、前記記録時の状態における前記筐体の側面側に設けられることを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記第1の回動軸の回動軸線及び前記第2の回動軸の回動軸線は、略平行であることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記第2の回動軸は、前記第1の回動軸の下側に位置することを特徴とする。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記開閉体は、前記第1の回動軸を備えるヒンジ部を介して前記筐体に対し回動可能に設けられ、前記ハンドルは、前記第2の回動軸を備える取付部材を介して前記筐体に対し回動可能に設けられ、前記筐体は、上側を構成する上側筐体と、下側を構成する下側筐体と、を備えて構成され、前記ヒンジ部、前記上側筐体、前記下側筐体、のこれらが前記取付部材に対して固定された状態となることを特徴とする。
本態様によれば、前記ヒンジ部、前記上側筐体、前記下側筐体、のこれらが前記取付部材に対して固定された状態となるので、前記ハンドルを把持した際、前記筐体により構成される記録装置本体と前記開閉体との双方の重量が前記取付部材に掛かることとなる。即ち、前記ハンドルが記録装置の重量を適切に負担することで、前記ハンドルを把持して記録装置を運搬する際の装置の破損等を抑制することができる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記下側筐体の側面に、側方に突出する様に突出部が形成され、前記取付部材が、前記突出部に設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記下側筐体の側面に、側方に突出する様に突出部が形成され、前記取付部材が、前記突出部に設けられるので、前記突出部を前記下部筐体の側面に形成することで前記下部筐体の側面の剛性を向上させることができる。そして、この様に剛性が向上した部位(突出部)に前記取付部材即ちハンドルが取り付けられる為、前記ハンドルを把持して記録装置を運搬する際の前記筐体の破損を抑制することができる。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記ハンドルは略コの字状の形状を成し、前記ハンドルが閉じた状態において、前記突出部の周囲に前記ハンドルが収まるとともに、前記ハンドルが前記下側筐体の側面から突出しない状態で、前記ハンドルと前記突出部とが前記記録装置の側面を構成することを特徴とする。
本態様によれば、前記ハンドルが閉じた状態において、前記突出部の周囲に前記ハンドルが収まるとともに、前記ハンドルが前記下側筐体の側面から突出しない状態で、前記ハンドルと前記突出部とが前記記録装置の側面を構成するので、装置側面の凹凸が減り(または殆ど無くなり)、装置側面の美観を向上させることができる。
本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記ハンドルには、前記第2の回動軸を受け入れる凹部が形成され、前記凹部は、前記ハンドルが閉じた状態において当該ハンドルの回動軸線方向と交差する方向への移動を許容する様に遊びが設けられ、前記ハンドルは、付勢手段の付勢力により、閉じた状態において前記突出部との間の隙間を埋めた状態となることを特徴とする。
本態様によれば、前記ハンドルは、付勢手段の付勢力により、閉じた状態において前記突出部との間の隙間を埋めた状態となるので、装置側面の美観を更に向上させることができる。
本発明の第9の態様は、第1から第8の態様において、前記ハンドルと前記開閉体は、ともに回動に際して一方が他方と干渉しない位置関係にあることを特徴とする。
本態様によれば、前記ハンドルと前記開閉体は、ともに回動に際して一方が他方と干渉しない位置関係にあるので、前記ハンドルと前記開閉体の操作性が向上する。
本発明の第10の態様は、第1から第9の態様のいずれか一項に記載の記録装置において、前記開閉体は、各種情報等を表示する表示部を有するパネルであることを特徴とする。
本発明の第11の態様は、第10の態様において、前記パネルは、外周が一対の短辺および一対の長辺を備えて成り、前記表示部は、輪郭が一対の短辺および一対の長辺を備えて成るとともに、長手方向が前記パネルの長手方向と一致する様に前記パネルに設けられており、前記パネルは、前記第1の回動軸と交差する方向を長手方向にして回動する様に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記パネルは、前記第1の回動軸と交差する方向を長手方向(パネル及び表示部の長手方向)にして回動する様に設けられているので、前記パネルを開いた際、ユーザー側から見て表示部の長手方向が鉛直上下方向に沿った状態となる。従って例えば縦書きが採用されることが多いハガキ作成用途に関して、表示部の表示領域を最大限に使用することで編集イメージをより大きく表示させることができ、編集作業がより行い易くなり、ユーザーニーズにより適切に対応することができる。
本発明の第12の態様は、第11の態様において、開いた状態にある前記パネルを手前にして前記筐体を載置した際、被記録媒体搬送方向は左右方向となることを特徴とする。
通常、記録装置には記録が行われて排出される被記録媒体を受ける排出トレイが設けられている。本態様によれば、開いた状態にある前記パネルを手前にして前記筐体(即ち記録装置)を載置した際、被記録媒体搬送方向は左右方向となるので、前記パネルを操作する際に排出トレイが邪魔にならず、前記パネルの操作性が向上する。
本発明の第13の態様は、第12の態様において、閉じた状態にある前記パネルは、前記筐体の上部の、被記録媒体搬送方向と交差する方向における全域を覆うことを特徴とする。
本態様によれば、本態様によれば、閉じた状態にある前記パネルは、前記筐体の上部の、被記録媒体搬送方向と交差する方向における全域を覆うので、前記筐体と前記パネルとの一体感が向上し、装置の美観が向上する。
(A)は、本発明の一実施例に係るプリンターの装置本体を表す斜視図、(B)は、(A)に示すプリンターのハンドルを開いた状態を表す斜視図。 (A)は、図1(A)に示すプリンターの給紙カバーと排紙カバーを開いた状態を表す斜視図、(B)は、(A)の状態から更にパネルを開いた状態を表す斜視図。 図2(A)に示すプリンターのb−b矢視断面図。 図1(A)に示すプリンターのa−a矢視断面図。 (A)は、パネルとヒンジ部の斜視図、(B)は、パネルの装置本体部への取付状態を説明する図。 プリンターの要部分解斜視図。 プリンターの要部分解斜視図。 ハンドルの取付構造を説明する横断面図。 ハンドルの取付構造を説明する縦断面図。 ハンドルが回動する様子を表す図であり、(A)は、閉じた状態を示す図、(B)は、ハンドルが少し開いた状態を示す図、(C)は、ハンドルが更に開いた状態を示す図、(D)は、ハンドルが完全に開いた状態(全開状態)を示す図。 圧縮バネによる付勢力を解除した状態におけるハンドルの位置を示す図であり、(A)はハンドルの腕部の断面図、(B)はハンドルを+X側の側面側から見た図。 ハンドルの回動について説明する図。 (A)は、パネルの開状態を表す斜視図、(B)は、プリンターのパネルが閉状態と全開状態の間にある状態を表す斜視図。 (A)は、図13(A)をパネルの背面側から見た斜視図、(B)は、図13(B)をパネルの背面側から見た斜視図。 (A)は、図13(A)をパネルの右側面から見た図、(B)は、図13(B)をパネルの右側面から見た図、(C)は、パネルが閉状態であるプリンターをパネルの右側面から見た図。
以下において、本発明の一実施形態に係る記録装置について、添付図面を参照して説明する。尚、本発明はこれらによって制約されるものではない。
[実施例1]
まず、本発明の一実施例に係る記録装置の概略について説明する。本実施例の記録装置の一例として、インクジェット式プリンターを例に挙げる。
図1は、(A)は、本発明の一実施例に係るプリンターの装置本体を表す斜視図、(B)は、(A)に示すプリンターのハンドルを開いた状態を表す斜視図である。図2は、(A)は、図1(A)に示すプリンターの給紙カバーと排紙カバーを開いた状態を表す斜視図、(B)は、(A)の状態から更にパネルを開いた状態を表す斜視図である。図3は、図2(A)に示すプリンターのb−b矢視断面図である。図4は、図1(A)に示すプリンターのa−a矢視断面図である。図5は、(A)は、パネルとヒンジ部の斜視図、(B)は、パネルの装置本体部への取付状態を説明する図である。
図6は、プリンターの要部分解斜視図である。図7は、プリンターの要部分解斜視図である。図8は、ハンドルの取付構造を説明する横断面図である。図9は、ハンドルの取付構造を説明する縦断面図である。図10は、ハンドルが回動する様子を表す図であり、(A)は、閉じた状態を示す図、(B)は、ハンドルが少し開いた状態を示す図、(C)は、ハンドルが更に開いた状態を示す図、(D)は、ハンドルが完全に開いた状態(全開状態)を示す図である。図11は、圧縮バネによる付勢力を解除した状態におけるハンドルの位置を示す図であり、(A)はハンドルの腕部の断面図、(B)はハンドルを+X側の側面側から見た図である。図12は、ハンドルの回動について説明する図である。
<プリンターの概要>
本発明に係る記録装置としてのインクジェットプリンター10(以下、プリンター10と称する)は、図1(A)および図1(B)に示すように、プリンター10の装置本体部11、装置本体部11の上面(+Z側の面)に設けられるパネル14、装置本体部11の上面の後方側を開閉する給紙カバー16、装置本体部11の図1(A)における前面(+Y側の面)側に開閉する排紙カバー18、および装置本体部11に対して回動可能に設けられるハンドル20、のこれらによって、その外観が構成されている。また装置本体部11は、上側を構成する本体上部12と、下側を構成する本体下部13と、を備えて構成されている。
なお、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録ヘッドの走査方向、Y方向が装置奥行き方向である。Z方向は重力方向であり、装置高さ方向を示している。また、+Y方向側を装置前面側とし、−Y方向側を装置背面側とする。また、装置前面側から見て右側を+X方向、左側を−X方向とする。また、+Z方向を装置上方(上部、上面等を含む)とし、−Z方向側を装置下方(下部、下面等を含む)とする。
プリンター10の上面側であって、装置背面側に近い位置には、図2(A)に示すように、被記録媒体としての用紙Pをセットする媒体セット部23が設けられている。給紙カバー16を開くことによって媒体セット部23が解放される。媒体セット部23にセットされる用紙Pは、第1スライド板24aと第2スライド板24bによって構成される用紙支持部26によって支持される。
尚、第1スライド板24aおよび第2スライド板24bは、装置本体部11に設けられた収納部26(図3を参照)に収納可能、且つ、収納部26から引き出し可能に構成されている。
また、装置前面側には、記録の行われた用紙Pが排出される用紙排出部41が設けられている。排紙カバー18を開くことによって用紙排出部41が開放される。排紙カバー18は、開状態において、装置本体部11から排出される用紙Pを支持するトレイとして機能する。
パネル14は、その上面側に各種情報等を表示する表示部28を備え、+X側の側面に設けられた回動軸(図4を参照:以下、第1の回動軸70という)を中心に回動してプリンター10の装置本体部11の上部を開閉するように構成されている[図2(A)および図2(B)を参照]。
また、本実施形態においては、ハンドル20の回動軸(以下、第2の回動軸90という)も+X側の側面に設けられている(図1(A)および図1(B)を参照)。ハンドル20は、プリンター10を持ち運ぶ際に把持する持ち手である。
尚、パネル14およびハンドル20の構成については、後に更に詳しく説明する。
次に、図3、図4を参照してプリンター10の内部構造の概略と用紙Pの搬送経路を説明する。尚、図3には用紙Pの搬送経路が示してある。
プリンター10において、用紙Pは図3の+Y方向へ搬送される構成である。尚、以下において、プリンター10において用紙Pが搬送されていく方向(+Y方向側)を「下流」といい、これと反対の方向(−Y方向側)を「上流」という。
装置本体部11の内部には、用紙Pにインクを吐出して記録を行う記録手段としての記録ヘッド30を備えたキャリッジ32が、用紙搬送方向(+Y方向)と交差する方向(X軸方向)に往復動するように設けられている。記録ヘッド30の底面には、記録ヘッド30の下方側を搬送される用紙Pに対してインクを吐出する複数のノズル(不図示)からなるノズル列が設けられており、キャリッジ32に搭載される液体収納体34からノズルを介してインクが供給される。
用紙Pは、給紙ローラー36により用紙搬送方向下流に向けて給送される。
給紙ローラー36により送られる用紙Pは、搬送駆動ローラー38aと搬送従動ローラー38bを備えた搬送ローラー対38によって挟圧された状態で、記録ヘッド30の下方(−Z方向側)の記録領域に搬送される。
記録ヘッド30と対向する側(図3における下方側)には、記録ヘッド30の液体吐出面(底面)と用紙Pとの間の用紙ギャップを規定する支持部材42が設けられている。記録ヘッド30と支持部材42との間において、用紙Pに記録ヘッド30からインクを吐出することによって記録が実行される。
記録ヘッド30の用紙搬送方向下流側には、排出駆動ローラー44aと排出従動ローラー44bとを備える排出ローラー対46が設けられている。
また、記録ヘッド30と排出ローラー対46の間には、浮き防止部としての回転体48を設けることができる。回転体48は、記録ヘッド30から排出ローラー対46へ至る用紙Pの搬送経路上に、用紙Pの記録面と接して従動回転するよう設けられることで、用紙Pの支持部材42からの浮き上がりを防止して用紙Pと記録ヘッド30との距離を一定に保つ機能を果たす。
支持部材42上を搬送された記録後の用紙Pは、排出ローラー対46によって下流側に送られて用紙排出部41から排出され、開状態の排紙カバー18上に載置される。
以上がプリンター10の内部構造と用紙搬送経路の概略である。
<パネルとハンドルの取付構造>
次に、パネル14およびハンドル20の取付構造の一例について説明する。
パネル14は、第1の回動軸70を備えるヒンジ部72[図5(A)、図7を参照]を介して、装置本体部11を構成する本体下部13に取り付けられる。パネル14は、第1の回動軸70を受ける軸受け部74を備えている。
パネル14の第1の回動軸70は、図4に示すように装置本体部11の+X側の側面に設けられており、同じ側面の第1の回動軸70の下側には、ハンドル20の回動軸(第2の回動軸90)が設けられている。尚、第1の回動軸70の回動軸線76と、第1の回動軸70の下側に位置する第2の回動軸90の回動軸線92は、図6に示すように略平行になっている。
本実施形態では、ハンドル20の装置本体部11(本体下部13)に対する取付部材80に、ヒンジ部72、本体上部12、本体下部13が固定されている。
以下において、この取付構造について更に詳しく説明する。
パネル14は軸受け部74を備え[図5(A)を参照]、ヒンジ部72の第1の回動軸70が軸受け部74に回動可能に軸支されるとともに、ヒンジ部72が装置本体部11に取り付けられて[図5(B)、図7を参照]、パネル14が装置本体部11の上部を開閉する。尚、符号70の部材はヒンジ部押えである。
ハンドル20(図6を参照)は、装置本体部11の奥行方向(Y軸方向)に略平行に設けられる把持部21と、把持部21の両端に設けられるとともに把持部21と交差する方向に延びる2つの腕部22、腕部22を備え、略コの字状の形状に構成されている。
また、図6に示すように、本体下部13の+X側の側面19には、その側方に突出する様に突出部78が形成されおり、その突出部78に、第2の回動軸90を有する取付部材80(図7〜図9を参照)を介してハンドル20が回動可能に取り付けられる。
より具体的には、ハンドル20の両側の腕部22の端部には、それぞれ第2の回動軸90を受け入れる凹部84(図9を参照)が形成されており、図8に示すように、本体下部13の突出部78に設けられた取付孔79に、取付部材80の第2の回動軸90が突出部78の内側から挿入され、取付孔79を貫通した第2の回動軸90がハンドル20側の凹部84に受け入れられる。
更に、取付部材80は締結孔82を備え、ヒンジ部72側の第1の貫通孔75と本体上部12側の第2の貫通孔88をネジ94が貫通して締結孔82に締結されて、ヒンジ部72、本体上部12、本体下部13が取付部材80に固定される。
以上説明したような、パネル14とハンドル20の取付構造により、以下の作用効果が得られる。
すなわち、パネル14の回動軸である第1の回動軸70と、ハンドル20の回動軸である第2の回動軸90が、装置本体部11の同じ側面側に設けられていることにより、ハンドル20を把持して記録装置を持ち運ぶにあたり、プリンター10が図1(B)に表すような姿勢になった場合に、パネル14が意図せず開いてしまうことを回避できる。これにより、表示部28の視認性を向上させる為に表示部28(パネル14)を大型化する場合においても、より適切な持ち運び性を確保することができる。
また、ハンドル20の装置本体部11(本体下部13)に対する取付部材80に、パネル14が設けられたヒンジ部72と本体上部12と本体下部13とが、固定されることにより、パネル14は、ヒンジ部72、本体上部12、本体下部13、ハンドル20の取付部材80の4点の部材によってサポートされることとなり、パネル14の荷重を4点の部材に分散させることができる。これにより、パネル14の装置本体部11への取付構造に高い強度を持たせることができる。
換言すれば、ハンドル20を持ち手としてプリンター10を持った際に、ハンドル20は取付部材80を介し、パネル14、本体上部12、本体下部13、のこれらを支持する。従って例えばハンドル20が本体下部13のみを介してプリンター10の全荷重を負担するような構成に比して、破損の虞が少なく、確実にプリンター10を持ち運ぶことができる。
尚、プリンター10は、記録時の状態[例えば図2(A)の状態]と、ハンドル20を把持してプリンター10を持ち運ぶ状態[例えば図1(B)の状態]とで、装置本体部11の上面が変化する。第1の回動軸70及び第2の回動軸90は、記録時の状態における装置本体部11の側面側(+X側)に設けられている。
また、突出部78を本体下部13の側面19に形成することで、本体下部13の側面の剛性を向上させることができ、この剛性が向上した部位(突出部78)にハンドル20の取付部材80が取り付けられるので、パネル14の取付構造に一層高い強度を持たせることができる上、ハンドル20を把持して記録装置を運搬する際の前記筐体の破損を抑制することができる。
<ハンドルにおける他の構成>
ハンドル20における他の構成について、図を参照して更に説明する。
本実施形態において、ハンドル20は図1(A)に示すように、閉じた状態で突出部78の周囲に沿って収まり、ハンドル20が本体下側13の側面19から突出しない状態で、ハンドル20と突出部78とがプリンター10の側面を構成している。
このことにより、ハンドル20を持ち運び状態[図1(B)]から折り畳んだ際に、装置本体部11からハンドル20が突出することがなく装置本体部11と一体化して見られ、プリンター10の外観の美観が向上する。
また、ハンドル20の腕部22に設けられ、取付部材80の第2の回動軸90を受け入れる凹部84には、ハンドル20が閉じた状態[例えば図11(A)]においてハンドル20の回動軸線方向(Y軸方向)と交差する方向への移動を許容する様に遊び96が設けられている。
具体的には、凹部84は図11(A)に示すように、ハンドル20が閉じた状態において、第2の回動軸90の回動軸線方向(Y軸方向)から見て縦長形状をしている。尚、凹部84の短辺の幅[図11(A)におけるX軸方向の幅]は、第2の回動軸90の太さに対応する幅となっている。
そして、取付部材80の第2の回動軸90には+Z方向への付勢力を有する付勢手段としての圧縮バネ86が設けられており、ハンドル20が閉じた状態[図10(A)]において、圧縮バネ86の付勢力により、凹部84と第2の回動軸90との間の遊び96が埋められた状態となるように構成されている。
ここで、圧縮バネ86によって凹部84と第2の回動軸90との間の遊び96が埋められていない場合には、図11(A)に示すようにハンドル20が閉じた状態になったときに、重力によりハンドル20が第2の回動軸90にぶら下がる。すなわち、第2の回動軸90は凹部84の上方側(把持部21から離れた位置)に位置し、下方側に遊び96ができる。
このとき、図11(B)に示すように、ハンドル20の把持部21と、突出部78との間には隙間98が生じる。そして、ハンドル20の把持部21の一部が、本体下側13の底面よりも下方側(−Z側)にはみ出した状態となる。
図10(A)のように、ハンドル20を閉じたときに、圧縮バネ86の付勢力によって凹部84と第2の回動軸90との間の遊び96を埋めることにより、ハンドル20が押し上げられて突出部78との間の隙間98[図11(B)]を埋めた状態にすることができる。
ハンドル20を閉じた状態において下方(−Z側)にある把持部21を上方(+Z側)に変位させて、ハンドル20を開く方向に回動させると、図10(B)から図10(D)に示されるように、凹部84の端縁85によって圧縮バネ86が押さえられ、凹部84と第2の回動軸90との間に遊び96が形成される。
ハンドル20を開いたときに、ハンドル20の回動軸線方向(Y軸方向)と交差する方向(X軸方向の成分を含む方向)への移動を許容する遊びが形成されることにより、ハンドル20を閉じた状態から開く際に、ハンドル20に対する第2の回動軸90の相対位置が変わる。具体的には、凹部84内における第2の回動軸90の位置が、把持部21に近い位置から離れる方向へ相対的に変位する。
すなわち、ハンドル20が本体下側13の側面に近い位置[図10(A)の位置]から離れる方向(+X方向)に逃げながら開状態になる[図10(B)から図10(D)]。
例えば図12に示すように、ハンドル20に対する第2の回動軸90の相対位置(凹部84内における第2の回動軸90の位置)を変えずに、ハンドル20を開こうとすると(仮想線で示すハンドル20)、ハンドル20の腕部22の端部が本体下部13の側面19に干渉してしまう。したがって、ハンドル20に対する第2の回動軸90の相対位置を変えない場合には、第2の回動軸90を本体下部13の側面19から離れた位置(+X側の位置)に設ける必要があり、閉じた状態のハンドル20と本体下部13の側面19との間に隙間ができてしまう。
本実施形態のように、凹部84に遊び96が設けられ、ハンドル20が圧縮バネ86(付勢手段)の付勢力により、閉じた状態において突出部78との間の隙間98[図11(B)]を埋めた状態になるように構成されていることにより、ハンドル20が本体下側13から離れる方向(+X方向)に逃げながら開状態になるので、ハンドル20を開く際の本体下側13の側面19との干渉を避け、閉じた状態のハンドル20と本体下側13の側面19との間を隙間なく配設することが可能となり、プリンター10の側面の美観を更に向上させることができる。
<パネルの構成>
表示部28を有するパネル14について更に詳しく説明する。
上面側に表示部28を有するパネル14は、図1(A)に示すように外周が一対の短辺50および一対の長辺52を備える形状であり、本実施形態においては四隅が丸く形成された長方形をしている。
また、表示部28も輪郭が一対の短辺54および一対の長辺56を備える形状であり、その長手方向(長辺56)がパネル14の長手方向(長辺52)と一致するようにパネル14に設けられている。表示部28の大きさは、少なくともハガキサイズ以上の大きさに形成されている。
本実施例において表示部28は、表示部28上の押圧された位置を検出する、所謂タッチパネルとしての機能を有し、編集内容、印刷設定内容、現在の動作ステータス等の各種情報を表示する他、各種入力操作を実行可能に構成されている。
パネル14は、第1の回動軸70(図4等)を中心に回動して装置本体部11の上部を開閉するように構成されているとともに、その回動が、第1の回動軸70と交差する方向を長手方向にして行われるように設けられている。
より具体的には、第1の回動軸70は、装置本体部11において、用紙搬送方向と交差する方向の側面部(+X側の側面部)に設けられており、図2(B)のように開いた状態にあるパネル14を手前にして装置本体部11を載置した状態で、用紙搬送方向が左右方向(Y軸方向)となるように設けられている。
言い換えると、用紙排出部41が設けられている側(+Y側)を手前にして装置本体部11を載置した際に、第1の回動軸70は、装置本体部11の右側面にくるように設けられている。
以上のように、パネル14が、第1の回動軸70と交差する方向をパネル14及び表示部28の長手方向にして回動して開閉するように構成されたことにより、以下の作用効果が得られる。
上記構成により、図2(B)のようにパネル14を開いたときに、パネル14と対面するユーザーから見て、表示部28の長手方向が鉛直上下方向に沿った状態となる。このことにより、例えば縦書きが採用されることが多いハガキ作成用途において、表示部28の表示領域を最大限に使用することで編集イメージをより大きく表示させることができ、編集作業がより行い易くなり、ユーザーニーズにより適切に対応することができる。
また表示部28の大きさが、少なくともハガキサイズ以上であることにより、ハガキ作成時に実寸で編集イメージを表示部28に表示することができ、表示される編集イメージを実際の完成イメージにより近づけることができる。
また、ユーザーがパネル14を操作する場合には、通常開いたパネル14を手前にして装置本体部11を載置して使用する。このとき、用紙搬送方向が左右方向となるので、パネル14を操作する際に排紙カバー18が邪魔にならず、パネル14の操作性が向上する。
また、本実施形態において、閉じた状態にあるパネル14は、装置本体部11の上部の、用紙搬送方向と交差する方向(X軸方向)における全域を覆うように設けられている。
このことにより、パネル14を閉じた際に、装置本体部11とパネル14との一体感が増し、プリンター10の外観のデザイン性や美観が向上する。
また、パネル14の回動範囲(図15(A)〜図15(C)を参照)とハンドル20の回動範囲[図10(A)〜図10(D)を参照]は、それぞれの回動が互いに干渉しない位置関係になっている。このことにより、パネル14とハンドル20の操作性が向上する。即ち、パネル14とハンドル20とは、互いに依存することなく独立して回動させることができる。尚、本実施形態では上記のようにハンドル20は遊び96によって回動軸線方向(Y軸方向)と交差する方向への所定量の移動が許容されているので、仮にパネル14と干渉しても、パネル14によって回動が阻害されることがない。パネル14も同様に、仮にハンドル20と干渉しても、ハンドル20が逃げることで、回動が阻害されることがない。
尚、プリンター10は、タッチパネル方式の表示部28による操作の他、パネル14に設けられる操作ボタン15a、操作ボタン15b(図1を参照)等により操作することができる。またプリンター10に接続されるキーボード等の他の機器により入力操作することも可能である。プリンター10と他の操作機器との接続は、赤外線通信等の無線による接続の他、有線での接続でもよい。
また、プリンター10は、パネル14を開いた状態で給排紙動作、記録動作の実行が可能である。
また、第1の回動軸70と軸受け部74との間には、例えば、パネル14の開閉時にトルクを発生させて任意の角度で静止可能にする公知のフリーストップ機構を設けることができる。これにより一層スムースなパネル14の開閉を実現できる。
<パネルの保持構成>
パネル14の保持構成について、図13〜図15を用いて説明する。
図13は、(A)は、パネルの開状態を表す斜視図、(B)は、プリンターのパネルが閉状態と全開状態の間にある状態を表す斜視図である。図14は、(A)は、図13(A)をパネルの背面側から見た斜視図、(B)は、図13(B)をパネルの背面側から見た斜視図である。図15は、(A)は、図13(A)をパネルの右側面から見た図、(B)は、図13(B)をパネルの右側面から見た図、(C)は、パネルが閉状態であるプリンターをパネルの右側面から見た図である。
開いたパネル14は、図14(A)、図14(B)に示すように、表示部28の裏側(以下、パネル14の背面と称する場合がある)に設けられるアーム60によって、その開状態を保持するように構成されている。
アーム60は、一端側に設けられる不図示の回動軸が、本体上部12側に設けられる軸受け64にセットされてパネル14と同じ方向に回動する。またアーム60は、他端側がパネル14の背面に、パネル14の長手方向に沿って設けられるスライド部58に対してスライド可能に構成されているとともに、スライド部58に設けられる複数の被係合部62(62a、62b、62c、62d、62e)のそれぞれに対して係合可能な係合部66を備えている[図14(B)を参照]。
複数の被係合部62は、アーム60のスライド方向に沿って、すなわちパネル14の長手方向に沿って設けられており、図14(A)と図14(B)に示すように、係合部66が係合する被係合部62を変えることにより、開き角度[図15(A)および図15(B)に示す角度α]を変えて傾斜姿勢を保持できるようになっており、ユーザーが操作し易い角度にパネル14の開き角度αに変更可能に構成されている。
例えば、図13(A)、図14(A)、および図15(A)では、係合部66が被係合部62eと係合し、パネル14が完全に開いている状態(全開状態)である。
また、図13(B)、図14(B)、および図15(B)は、係合部66が被係合部62cと係合し、パネル14が閉状態と全開状態の間にある状態である。係合部66が被係合部62aと係合させると、図15(C)のような閉状態となる。被係合部62の数を増やすことにより、より細かい調整が可能となる。
尚、図示しない付勢手段によってアーム60は、係合部66が被係合部62に係合する方向に付勢された状態になっている。また、スライド部58の側部には係合部66と被係合部62との係合を解除する為の係合解除ボタン68が設けられている。尚、係合解除ボタン68はスライド部58の上方に設けることもできる。
本実施形態において、アーム60は、用紙搬送方向(Y軸方向)に対して媒体セット部23とキャリッジ32との間に位置するように設けられている(図3を参照)。そして、パネル14を閉じた際に、本体上部12のアーム収納部63にアーム60が収納されるように構成されている。
このように構成することにより、媒体セット部23と前記キャリッジ32との間の領域を有効に利用し、装置の大型化を抑制することができる。
また本実施形態では、図3に表されるように、装置高さ方向(Z軸方向)において、アーム60の少なくとも一部とキャリッジ32の少なくとも一部とが同じ高さ位置にあるように構成されている。すなわち、アーム60の少なくとも一部とキャリッジ32の少なくとも一部とが高さ方向においてオーバーラップしている。
このことにより、高さ方向における装置寸法を抑制し、小型化を図ることができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プリンター、11 装置本体部、12 本体上部、13 本体下部、
14 操作パネル、15a、15b 操作ボタン、16 給紙カバー、
18 排紙カバー、19 本体下部の側面、20 ハンドル、
21 把持部、22 腕部、23 媒体セット部、
24a 第1スライド板、24b 第2スライド板、26 用紙支持部、
28 表示部、30 記録ヘッド、32 キャリッジ、34 液体収納体、
36 給紙ローラー、38a 搬送駆動ローラー、38b 搬送従動ローラー、
40 搬送ローラー対、41 用紙排出部、42 支持部材、
44a 排出駆動ローラー、44b 排出従動ローラー、46 排出ローラー対、
48 回転体、50 短辺、52 長辺、54 短辺、56 長辺、
58 スライド部、59、59a、59b、59c、59d 被係合部、
60 アーム、62、62a、62b、62c、62d、62e 被係合部
63 アーム収納部、64 軸受け、66 係合部、68 係合解除ボタン、
70 第1の回動軸、72 ヒンジ部、74 軸受け部、75 第1の貫通孔、
76 回動軸線、78 突出部、79 取付孔、80 取付部材、82 締結孔、
84 凹部、85 端縁、86 圧縮バネ、88 第2の貫通孔、
90 第2の回動軸、92 回動軸線、94 ネジ、96 遊び、98 隙間、
P 用紙

Claims (13)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    前記記録手段を内部に備える筐体と、
    前記筐体に対し第1の回動軸を中心に回動することにより前記筐体の上部を開閉する開閉体と、
    前記筐体に対し第2の回動軸を中心に回動可能に設けられるハンドルと、を備え、
    前記開閉体は、各種情報等を表示する表示部を有するパネルであり、
    前記筐体は、平面視において被記録媒体の搬送方向と交差する幅方向に長い形状を成し、
    前記パネルは、外周が一対の短辺および一対の長辺を備えて成るとともに、長手方向が前記筐体の長手方向に沿っており、
    前記表示部は、輪郭が一対の短辺および一対の長辺を備えて成るとともに、長手方向が前記パネルの長手方向と一致する様に前記パネルに設けられており、
    前記パネルは、前記第1の回動軸と交差する方向を長手方向にして回動し、
    前記第1の回動軸及び前記第2の回動軸は、ともに前記筐体および前記パネルの短辺を構成する側面の側に設けられ
    前記第2の回動軸は、前記第1の回動軸の下側に位置し、
    前記ハンドルは、閉じた状態において前記パネルの下側に位置し、前記パネルの側面から突出しない状態となる、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、記録時の状態と、前記ハンドルを把持して前記記録装置を持ち運ぶ状態とで、前記筐体の上面が変化し、
    前記第1の回動軸及び前記第2の回動軸は、前記記録時の状態における前記筐体の側面側に設けられる、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記側面は、前記被記録媒体の搬送方向と交差する方向の側面であることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記第1の回動軸の回動軸線及び前記第2の回動軸の回動軸線は、略平行である、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の記録装置において、前記開閉体は、前記第1の回動軸を備えるヒンジ部を介して前記筐体に対し回動可能に設けられ、
    前記ハンドルは、前記第2の回動軸を備える取付部材を介して前記筐体に対し回動可能に設けられ、
    前記筐体は、上側を構成する上側筐体と、下側を構成する下側筐体と、を備えて構成され、
    前記ヒンジ部、前記上側筐体、前記下側筐体、のこれらが前記取付部材に対して固定された状態となる、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項に記載の記録装置において、前記下側筐体の側面に、側方に突出する様に突出部が形成され、
    前記取付部材が、前記突出部に設けられる、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項に記載の記録装置において、前記ハンドルは略コの字状の形状を成し、
    前記ハンドルが閉じた状態において、前記突出部の周囲に前記ハンドルが収まるとともに、前記ハンドルが前記下側筐体の側面から突出しない状態で、前記ハンドルと前記突出部とが前記記録装置の側面を構成する、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項に記載の記録装置において、前記ハンドルには、前記第2の回動軸を受け入れる凹部が形成され、
    前記凹部は、前記ハンドルが閉じた状態において当該ハンドルの回動軸線方向と交差する方向への移動を許容する様に遊びが設けられ、
    前記ハンドルは、付勢手段の付勢力により、閉じた状態において前記突出部との間の隙間を埋めた状態となる、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の記録装置において、前記ハンドルと前記開閉体は、ともに回動に際して一方が他方と干渉しない位置関係にある、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の記録装置において、開いた状態にある前記パネルを手前にして前記筐体を載置した際、被記録媒体搬送方向は左右方向となる、
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 請求項10に記載の記録装置において、閉じた状態にある前記パネルは、前記筐体の上部の、被記録媒体搬送方向と交差する方向における全域を覆う、
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 請求項10または請求項11に記載の記録装置において、前記パネルは、開いた状態を保持可能であり、
    前記パネルを開いた状態で前記パネルを介して装置の各種操作が可能であるとともに、前記パネルを開いた状態で被記録媒体への記録が可能である、
    ことを特徴とする記録装置。
  13. 被記録媒体に記録を行う記録手段と、
    前記記録手段を内部に備える筐体と、
    前記筐体に対し第1の回動軸を中心に回動することにより前記筐体の上部を開閉する開閉体と、
    前記筐体に対し第2の回動軸を中心に回動可能に設けられるハンドルと、を備え、
    前記第1の回動軸及び前記第2の回動軸は、ともに前記筐体の同じ側面側に設けられ、
    前記開閉体は、前記第1の回動軸を備えるヒンジ部を介して前記筐体に対し回動可能に設けられ、
    前記ハンドルは、前記第2の回動軸を備える取付部材を介して前記筐体に対し回動可能に設けられ、
    前記筐体は、上側を構成する上側筐体と、下側を構成する下側筐体と、を備えて構成され、
    前記ヒンジ部、前記上側筐体、前記下側筐体、のこれらが前記取付部材に対して固定された状態となり、
    前記下側筐体の側面に、側方に突出する様に突出部が形成され、
    前記取付部材が、前記突出部に設けられ、
    前記ハンドルは略コの字状の形状を成し、
    前記ハンドルが閉じた状態において、前記突出部の周囲に前記ハンドルが収まるとともに、前記ハンドルが前記下側筐体の側面から突出しない状態で、前記ハンドルと前記突出部とが装置の側面を構成し、
    前記ハンドルには、前記第2の回動軸を受け入れる凹部が形成され、
    前記凹部は、前記ハンドルが閉じた状態において当該ハンドルの回動軸線方向と交差する方向への移動を許容する様に遊びが設けられ、
    前記ハンドルは、付勢手段の付勢力により、閉じた状態において前記突出部との間の隙間を埋めた状態となる、
    ことを特徴とする記録装置。
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