JP6544024B2 - 景品取得ゲーム装置 - Google Patents

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Description

本発明は、景品取得ゲーム装置に関する。
景品を収容する収容部と、前記収容部に収容された景品を複数アームの開閉動作によって取得する取得部と、前記取得部を前記収容部内で移動させる移動部と、を備えた景品取得ゲーム装置が知られている(たとえば、特許文献1)。
特許第4224815号公報
この景品取得ゲーム装置では、一対のアームを鉛直軸周りに回動させることにより、一対のアームの位置を変更することができる。しかしながら、一対のアームが一体となって回動するため、各アームの変更後の位置が互いに制限されていた。そのため、一対のアームのうち、一方のアームの位置を景品に対して適切な位置に合せることができたとしても、他方のアームの位置を思うように合わせることができない場合があった。
本発明は、このよう事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各アームの位置を個別に変更できるようにすることにある。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、
景品を収容する収容部と、
前記収容部に収容された景品を複数アームの開閉動作によって取得する取得部であって、前記複数アームのそれぞれが回動軸を中心として回動可能に構成された取得部と、
前記取得部を前記収容部内で移動させるための移動部と、
を備えたことを特徴とする景品取得ゲーム装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
景品取得ゲーム装置1の構成を示す外観図である。 景品取得ゲーム装置1の構成を示すブロック図である。 移動部50の構成を示す概略図である。 取得部20の構成を示す概略図である。 取得部20の構成を示す断面図である。 取得部20の内部構造を示す概略図である。 アーム部26の可動域を説明する図である。 タッチパネル94に表示される操作画面の構成例を示す図である。 操作部90の構成を示す概略図である。 取得部150の構成を示す概略図である。 アームの回動操作を説明する図である。 取得部150の変形例を示す概略図である。 取得部180の構成を示す模式図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
即ち、景品を収容する収容部と、
前記収容部に収容された景品を複数アームの開閉動作によって取得する取得部であって、前記複数アームのそれぞれが回動軸を中心として回動可能に構成された取得部と、
前記取得部を前記収容部内で移動させるための移動部と、
を備えたことを特徴とする景品取得ゲーム装置である。
このような景品取得ゲーム装置によれば、各アームの位置を個別に変更できるようになるため、景品に対して各アームの位置を思うように合わせることが可能となる。
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記取得部は、回動軸に沿って配置された軸部材と、前記軸部材を中心として個別に回動可能に積層された複数の環状部材と、前記環状部材のそれぞれに取付けられた前記アームを有することとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、環状部材を順次積層することによって、個別に回動可能なアームの数を簡単に増やすことが可能となる。
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記アームが取付けられた複数の前記環状部材のそれぞれを、前記軸部材を中心として個別に回動駆動させる駆動部と、を備えることとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、手動ではなく自動で各アームを個別に回動させることが可能となる。
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
プレイヤーが前記複数アームの中からいずれかのアームを指定する操作を行なうための操作部と、前記プレイヤーによって指定された前記アームが取付けられた前記環状部材が前記軸部材を中心として回動するように前記駆動部を制御する制御部と、を備えることとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、プレイヤーによって指定されたアームを個別に回動させることが可能となる。
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記複数アームのそれぞれは、前記軸部材の中心から径方向に離れた偏心軸を中心として回動可能に構成されたこととしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、各アームは、軸部材を中心として回動した後、偏心軸を中心としてさらに回動できるようになる。そのため、隣り合うアーム同士を隙間なく並べることが可能となる。
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記取得部は、回動軸を中心として環状に形成された案内部材と、前記案内部材に沿って個別に移動可能に取付けられた複数の環状部材と、前記環状部材のそれぞれに取付けられた前記アームとを有することとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、環状部材を案内部材に順次取付けることによって、個別に回動可能なアームの数を簡単に増やすことが可能となる。
===第1実施形態===
<<景品取得ゲーム装置1の構成>>
本発明の第1実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の構成例について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、景品取得ゲーム装置1の構成を示す外観図である。図2は、景品取得ゲーム装置1の構成を示すブロック図である。図3は、移動部50の構成を示す概略図である。
以下の説明では、図1に示すように各方向を定義する。すなわち、鉛直方向を「上下方向」とし、重力に従って「上」と「下」を定義する。また、景品取得ゲーム装置1に対峙するプレイヤー側から見たときを基準にして、手前側を「前」とし、奥側を「後」として「前後方向」定義する。また、上下方向及び前後方向に垂直な方向を「左右方向」とし、プレイヤー側から見たときを基準にして、「右」と「左」を定義する。
本実施形態に係る景品取得ゲーム装置1は、プレイヤーが景品取得ゲームをプレイする際に用いられるものであり、1又は複数の景品を収容する収容部10と、収容部10の下方に設けられた基台となるベース部80を備えている。
収容部10は、図1に示すように、その領域内に収容された景品をプレイヤーが視認できるように前面及び左右側面が透明部材(例えば、ガラス等)によって形成されている。収容部10の前面には、開閉扉11が設けられており、サービス提供者(例えば、店員等)が景品の陳列や補充等を行なうことができる。収容部10によって囲われた領域は、プレイヤーが景品取得ゲームを行なうためのプレイフィールドとして用いられる。本実施形態における収容部10は、図1及び図2に示すように、景品を取得するための取得部20と、取得部20を移動させるための移動部50と、景品を展示するための展示部60を有している。なお本実施形態では、図1に示すように、プレイフィールドを左右に区分した各領域に対応させて取得部20を配置し、各々の取得部20が各領域内で移動できるように構成されている。
取得部20は、収容部10に収容された景品を複数アームの開閉動作によって取得するものである。本実施形態における取得部20は、複数アームのそれぞれが鉛直軸(回動軸)を中心として1つずつ回動可能に構成されている。なお、取得部20の具体的な構成については、追って詳述する。
移動部50は、収容部10によって形成されたプレイフィールド内で取得部20を移動させるものである。移動部50は、図2に示すように、水平移動部51と鉛直移動部52を有している。水平移動部51は、プレイフィールドにおいて水平方向(つまり、前後方向及び左右方向)に取得部20を移動させるものである。鉛直移動部52は、プレイフィールドにおいて鉛直方向(つまり、上下方向)に取得部20を移動させるものである。
本実施形態における水平移動部51は、図3に示すように、左右移動部53と前後移動部54を有している。左右移動部53は、プレイフィールドにおいて左右方向に取得部20を移動させるものである。前後移動部54は、プレイフィールドにおいて前後方向に取得部20を移動させるものである。
本実施形態における左右移動部53は、図3に示すように、左右方向に沿って延在する一対の固定レール53aと、左右移動用モーター53bと、不図示のエンコーダーと、不図示のリミットセンサーを有している。一対の固定レール53aは、左右方向に沿って互いに平行となるように収容部10の上部に固定されている。この一対の固定レール53aには、前後移動部54が左右方向に沿ってスライド自在に取付けられている。左右移動用モーター53bの駆動により、前後移動部54を固定レール53aに沿って左右方向に移動させることができる。不図示のエンコーダーは、左右移動用モーター53bの回転数を検出するものである。このエンコーダーの出力に基づき前後移動部54の左右方向における位置(つまり、取得部20の左右方向における位置)を検出することができる。リミットセンサーは、前後移動部54が左右方向における限界位置に到達したこと(つまり、取得部20が左右方向における限界位置に到達したこと)を検出するためのものである。
本実施形態における前後移動部54は、図3に示すように、前後方向に沿って延在する可動レール54aと、前後移動用モーター54bと、不図示のエンコーダーと、不図示のリミットセンサーを有している。可動レール54aには、鉛直移動部52が前後方向に沿ってスライド自在に取付けられている。前後移動用モーター54bの駆動により、鉛直移動部52を可動レール54aに沿って前後方向に移動させることができる。不図示のエンコーダーは、前後移動用モーター54bの回転数を検出するものである。このエンコーダーの出力に基づき鉛直移動部52の前後方向における位置(つまり、取得部20の前後方向における位置)を検出することができる。リミットセンサーは、鉛直移動部52が前後方向における限界位置に到達したこと(つまり、取得部20が前後方向における限界位置に到達したこと)を検出するためのものである。
本実施形態における鉛直移動部52は、図3に示すように、上下方向に沿って伸縮自在に構成された昇降部材52aと、不図示のワイヤー巻取部と、不図示の上下移動用モーターと、不図示の上限センサーと、不図示の下限センサーを有している。昇降部材52aは、順次小径となる複数のパイプを入子式に摺動自在に嵌合させて構成されている。昇降部材52aの下端部には、パイプの内側を通過するワイヤーに接続された状態で取得部20が取付けられている。不図示のワイヤー巻取部は、不図示の上下移動用モーターの駆動により、ワイヤーを巻き上げることによって上位のパイプに下位のパイプを順次収納しつつ取得部20を上昇させ、又は、ワイヤーを巻き戻すことによって上位のパイプから下位のパイプを順次送出させつつ取得部20を下降させる。不図示の上限センサーは、取得部20に接続されたワイヤーの巻き上げにより、取得部20の上昇が止まった状態か否かを検出するものである。不図示の下限センサーは、取得部20に接続されたワイヤーの張力変化に基づき、取得部20の下降が止まった状態か否かを検出するものである。
展示部60は、収容部10においてレイアウトされた景品を展示するためのものである。展示部60は、図1に示すように、フレーム61と、フレーム61に対して着脱可能に支持される複数のパネル62を有している。パネル62は、その上に景品を載置させて展示することができる。パネル62の配置を組み換えることで、景品のレイアウトを変更することができる。また、一部のパネル62をフレーム61から取り外すことで、取得部20によって取得された景品を落下させる落下口を形成することができる。落下口から落下した景品は、光学センサーによって検出される。光学センサーは、景品落下経路上に取付けられている発光部と受光部により、落下口から落下した景品の有無を検出する。
ベース部80は、収容部10の下方に設けられた基台であって、プレイヤーが起立した状態で正面を向いたままゲームプレイができるよう収容部10を高い位置に保持するものである。本実施形態におけるベース部80は、図1及び図2に示すように、操作部90と、コイン投入部95と、景品取出口96と、制御部100を有している。
操作部90は、プレイヤーがゲーム操作を行なうためのものである。本実施形態における操作部90は、図1及び図2に示すように、第1ボタン91と、第2ボタン92と、第3ボタン93と、タッチパネル94を有している。第1ボタン91は、取得部20を左右方向に移動させるためにプレイヤーが用いる操作ボタンである。第2ボタン92は、取得部20を前後方向に移動させるためにプレイヤーが用いる操作ボタンである。第3ボタン93は、取得部20のアームを鉛直軸周りに回動させるためにプレイヤーが用いる操作ボタンである。タッチパネル94は、アームの選択等に関する操作画面を表示させるとともに、アームに関する各種操作を行なうためにプレイヤーが用いる入力デバイスである。
コイン投入部95は、ゲームプレイを行なう際にコインを投入するためのものである。コイン投入部95は、図1及び図2に示すように、コイン投入口95a、不図示のコイン通過経路、不図示の光学センサーを有している。本実施形態では、プレイヤーによって所定枚数のコインがコイン投入口95aから投入されることにより、ゲームプレイ可能となっている。コイン投入口95aから投入されたコインは、光学センサーによって検出される。光学センサーは、コイン通貨経路上に取付けられている発光部と受光部により、コイン投入口95aから投入されたコインの有無を検出する。
景品取出口96は、ベース部80の前面に設けられており、取得部20によって取得された景品が展示部60に形成された落下口から落下した際に、その落下した景品を取り出すためのものである。
制御部100は、ベース部80の内部に設けられており、景品取得ゲーム装置1の制御を行うための制御ユニットである。制御部100は、図2に示すように、CPU101と、メモリー102を少なくとも有する。CPU101は、ゲーム装置全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー102は、CPU101のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM等の記憶素子を有する。CPU101は、メモリー102に格納されているプログラムに従って取得部20や移動部50等の各ユニットを制御する。
<取得部20の構成>
本実施形態に係る取得部20の構成例について、図4乃至図6を用いて説明する。図4は、取得部20の構成を示す概略図である。図5は、取得部20の構成を示す断面図である。図6は、取得部20の内部構造を示す概略図である。
本実施形態における取得部20は、図4及び図5に示すように、昇降部材52aの下端に連結されるベース部材21と、ベース部材21に摺動可能に支持された軸部材22と、軸部材22の軸方向に積層された複数の環状部材25と、環状部材25のそれぞれに連結されたアーム部26と、環状部材25のそれぞれを鉛直軸周りに個別に回動駆動する駆動部35と、アーム部26に開閉動作を行なわせるための開閉駆動部40を有する。
図5に示すように、ベース部材21の上部には軸受21aが固着され、下部には軸受21bが固着されている。軸受21a及び軸受21bには、軸部材22が軸方向(上下方向)に摺動可能に軸通される穴が設けられている。
軸部材22は、軸受21a及び軸受21bの穴に挿通されることにより、ベース部材21に対し鉛直軸に沿って摺動可能に保持される。図5に示すように、軸部材22の上端には、カムフォロア23が取付けられ、下端には係合部材24が取付けられている。そのため、カムフォロア23及び係合部材24は、軸部材22と一体となって鉛直方向に移動することができる。
環状部材25は、図5及び図6に示すように、ベース部材21の内部において軸部材22の軸方向に積層された状態で複数設けられており、円筒状に形成された円筒部25aと、円筒部25aの上端に取付けられたギア部25bと、円筒部25aの下端に取付けられたアーム取付部25cと、中心軸に沿う貫通孔25dを有している。本実施形態では、貫通孔25dの大きさが順次小径となる複数の環状部材25を入子式に回動可能に嵌合させて、円筒部25aが軸部材22を中心として同心状に積層されると共に、ギア部25bが上下に積層された構成になっている。そして、アーム取付部25cは、軸部材22の径方向に延出して設けられた延出部25eを有している。延出部25eには、アーム部26が取付けられている。本実施形態における取得部20は、4つの環状部材25を備えているため、4本のアーム部26によって景品を把持することが可能である。
アーム部26は、図5及び図6に示すように、アーム取付部25cの延出部25eに取付けられており、ブラケット27と、ブラケット27に取付けられたアーム連結部28と、アーム連結部28に取付けられたアーム29と、アーム29に取付けられた爪30を有している。ブラケット27は、回動ピン27aと、バネ部材27bを有している。アーム連結部28は、回動ピン27aによってブラケット27に回動自在に取付けられている。アーム連結部28の先端には、アーム係合部28aが設けられ、後端にはアーム嵌合部28bが設けられている。アーム係合部28aは、ブラケット27のバネ部材27bによって係合部材24に常に当接するように付勢されている。つまり、このバネ部材27bの付勢力によって、アームの把持力が設定されることになる。アーム嵌合部28bは、アーム29を着脱可能に嵌め込むことができる。また、アーム部26は、軸部材22の中心から径方向に離れた偏心軸を中心として回動可能に構成されている。そのため、アーム部26は、環状部材25と一体となって鉛直軸周りに回動しつつ、偏心軸周りにも回動することができる。すなわち、アーム部26は、ある程度の可動域を持った状態で、アーム取付部25cの延出部25eに取付けられる。なお、このアーム部26の可動域については、追って詳述する。
駆動部35は、図5及び図6に示すように、ベース部材21の内部に収容されており、複数のアーム回動用モーター35aと、複数のアーム回動用モーター35aのそれぞれに対応して連結されたギアボックス35bと、それぞれのギアボックス35bの出力軸に嵌着された伝達ギア35cを有している。本実施形態における取得部20は、4つの環状部材25を有しているため、4つのギア部25bのそれぞれに4つの伝達ギア35cのそれぞれが一対一で歯合している。そのため、或るアーム回動用モーター35aの駆動によりギアボックス35bを介して伝達ギア35cが回動すると、その伝達ギア35cと一対一で噛み合うギア部25bに動力が伝わる。その結果、そのギア部25bを有する環状部材25が軸部材22を中心に回動する。これに伴い、その環状部材25のアーム取付部25cに取付けられたアーム部26も一体となって回動することになる。このように、複数のアーム回動用モーター35aをそれぞれ駆動させることによって、取得部20のアームを鉛直軸周りに個別に回動させることが可能となる。
開閉駆動部40は、図5及び図6に示すように、ベース部材21の上部に取付けられており、アーム開閉用モーター40aと、アーム開閉用モーター40aに連結されたギアボックス40bと、ギアボックス40bの出力軸に嵌着された偏心カム36を有している。偏心カム36は、カムフォロア23にその外周面を接触させている。コイルバネ37は、上端がカムフォロア23に当接され、下端が軸受21aに当接されており、両者間に縮んだ状態で挟まれている。そのため、カムフォロア23は、コイルバネ37により偏心カム36に押し当てる方向に常に付勢される。したがって、アーム開閉用モーター40aの駆動により偏心カム36が回転した際、カムフォロア23が上方向に移動すると、これに伴い、このカムフォロア23と一体となって軸部材22及び係合部材24が上方向に移動する。そして、係合部材24が上方向に移動すると、アーム係合部28aが押し上げられて回動ピン27aを中心としてアーム29が内側に回動して閉じた状態となる。この状態で、アーム開閉用モーター40aの駆動により偏心カム36がさらに回転すると、カムフォロア23が下方向に移動する。これに伴い、このカムフォロア23と一体となって軸部材22及び係合部材24が下方向に移動する。そして、係合部材24が下方向に移動すると、ブラケット27のバネ部材27bによってアーム係合部28aが押し下げられて回動ピン27aを中心としてアーム29が外側に回動して開いた状態に戻る。なお、アーム回動用モーター35aの駆動によりアーム29が鉛直軸周りに回動したとしても、アーム係合部28aが係合部材24に係合した状態のまま回動できる。このため、開閉駆動部40は、回動後のアームがどの位置にあっても開閉させることができる。
<アーム部26の可動域>
図7は、アーム部26の可動域を説明する図である。図7Aは、隣り合うアームの側面が互いに接していない非接触状態を示す図である。図7Bは、隣り合うアームの側面が互いに接している接触状態を示すである。
アーム部26は、図7Aに示すように、ブラケット27の上部をアーム取付部25cが有する延出部25eの下部に連結させている。ブラケット27の上部には、軸部材22の中心から径方向に離れた偏心軸(軸部材22の中心軸と平行の偏心軸)に沿う回動ピン27cと、さらに径方向に離れた偏心軸に沿う摺動ピン27dを有している。延出部25eには、丸穴25fと長穴25gが穿設されている。回動ピン27cは丸穴25fに回動自在に挿通されている。摺動ピン27dは長穴25gに摺動自在に挿通されている。つまり、長穴25gは丸穴25fを中心とする摺動ピン27dの回動軌跡に沿って形成され、摺動ピン27dは長穴25gによって移動範囲が制限されることになる。
ここで、アーム部26の可動域について説明する。図7Aでは、複数のアーム部26のうち、互いに隣り合う第1のアーム部26A及び第2のアーム部26Bが示されており、第1のアーム部26Aが、その第1のアーム部26Aに対応するアーム回動用モーター35aの駆動によって軸部材22を中心に回動し、第2のアーム部26Bに向かって接近している状態を示しているものとする。この状態から更にアーム回動用モーター35aが駆動して第1のアーム部26Aが第2のアーム部26Bに向かって接近して行くと、第1のアーム部26Aのブラケット27が第2のアーム部26Bのブラケット27に衝突する。その後、更にアーム回動用モーター35aが駆動すると、第1のアーム部26Aは軸部材22を中心に回動しつつ回動ピン27cを中心に回動すると共に、第2のアーム部26Bも軸部材22を中心に回動しつつ自己の回動ピン27cを中心に回動する。これに伴い、第1のアーム部26Aの摺動ピン27dが長穴25gに沿って摺動すると共に、第2のアーム部26Bの摺動ピン27dも長穴25gに沿って摺動する。このようにして、隣り合うアームの側面が互いに接触する方向へ近づくことになる。そして、第1のアーム部26Aの摺動ピン27dが長穴25gの端部に当接すると共に、第2のアーム部26Bの摺動ピン27dも長穴25gの端部に当接すると、第1のアーム部26A及び第2のアーム部26Bの側面が互いに接触して停止する。その結果、図7Bに示すように、第1のアーム部26A及び第2のアーム部26Bが隙間なく並んだ状態となる。この状態では、2本のアームがその厚みと把持力を増した1本アームのように機能することになる。
<<景品取得ゲーム装置1の動作>>
ここでは、景品取得ゲーム装置1の動作例について説明する。
先ず、プレイヤーが操作部90の第1ボタン91を操作すると、その操作信号が制御部100によって受信される。制御部100は、その操作信号に応答して、左右移動部53の移動動作により取得部20を左右方向に移動させる。
次に、プレイヤーが操作部90の第2ボタン92を操作すると、その操作信号が制御部100によって受信される。制御部100は、その操作信号に応答して、前後移動部54の移動動作により取得部20を前後方向に移動させる。
次に、プレイヤーが操作部90のタッチパネル94に表示される操作画面にてアーム29の選択操作を行なうと、その操作信号が制御部100によって受信される。制御部100は、その操作信号に応答して、選択されたアーム29を回動できるように設定する。
次に、プレイヤーが操作部90の第3ボタン93を操作すると、その操作信号が制御部100によって受信される。制御部100は、その操作信号に応答して、選択されたアーム29に対応するアーム回動用モーター35aを駆動させることにより取得部20のアーム29を回動させる。
次に、このようにして取得部20の水平位置と複数アームの回転配置が決定されると、制御部100は、鉛直移動部52の移動動作により取得部20を下降移動させる。そして、制御部100は、取得部20が下降動作を行なった際に下限センサーからの検出信号を受信すると、取得部20を停止させ、アーム開閉用モーター40aの駆動により複数アームに開閉動作を行なわせる。
次に、制御部100は、鉛直移動部52の移動動作により取得部20を上昇移動させた際に上限センサーからの検出信号を受信すると、水平移動部51の移動動作により取得部20を展示部60の落下口に向けて搬送する。
次に、制御部100は、取得部20が落下口の真上に到達すると、アーム開閉用モーター40aの駆動により複数アームに開閉動作を行なわせる。その後、制御部100は、水平移動部51の移動動作により、取得部20を初期位置に戻らせて待機させる。
<<アームの回動に関する操作>>
<変形例1>
上記の実施例において、タッチパネル94を用いて複数アームの回転配置を決定する際に、プレイヤーがタッチパネル94に表示される操作画面にて、複数種類のアーム配置パターンの中からいずれかのパターンを選択してもよい。また、その後において、その選択されたアーム配置パターンを元に、各アームの配置を微調整できるようにしてもよい。
具体的には、図8Aに示すように、タッチパネル94に表示される第1操作画面110には、「十字型」のアーム配置パターンを指定するための操作ボタン111と、「X型」のアーム配置パターンを指定するための操作ボタン112と、「片寄型」のアーム配置パターンを指定するための操作ボタン113と、各アームの微調整を行なうための操作ボタン114が含まれている。例えば、「十字型」のアーム配置パターンでは、アーム配置パターンを構成する4つのアーム(1アーム、2アーム、3アーム、4アーム)を十字型に予め配置できる。プレイヤーは、タッチパネル94に第1操作画面110が表示されている際に、いずれかの操作ボタン111〜113を選択した後、操作ボタン114を選択する。制御部100は、プレイヤーによって操作ボタン114が選択されると、プレイヤーによって指定されたアーム配置パターンに合わせて各アーム部26が配置されるように駆動部35の駆動制御を行なう。そして、制御部100は、プレイヤーによって操作ボタン114が選択されると、図8Bに示す第2操作画面115に遷移させる。
図8Bに示すように、タッチパネル94に表示される第2操作画面115には、選択されたアーム配置パターンを構成する4つの各アームに対応する操作ボタン116〜119と、アームの配置を確定させるための操作ボタン120が含まれている。プレイヤーは、タッチパネル94に第2操作画面115が表示されている際に、いずれかの操作ボタン116〜119を選択して対象となるアームを指定した後、操作部90の第3ボタン93を操作してその対象となるアームを希望位置まで回動させる。すなわち、制御部100は、プレイヤーによって第3ボタン93が操作されると、プレイヤーによって指定された対象となるアーム29に対応するアーム回動用モーター35aを駆動させることにより、その対象となるアーム29を回動させる。このようにして、複数アームのそれぞれを配置し終えた後に、プレイヤーによってタッチパネル94上で操作ボタン120が選択されると、複数アームの回転配置が確定される。この際に、制御部100は、プレイヤーによって操作ボタン120が選択されたことに応答して、鉛直移動部52の移動動作によって取得部20の下降移動を開始させる。
このように、アーム配置パターンを指定することで、各々のアームを簡単に配置することができる。また、先ずはアーム配置パターンを指定することで、各々のアームの配置を大まかに決定した後、そのパターン配置をベースとして各アームを個別に指定することもできれば、各々のアームの配置を細かく簡単に決定することができる。
<変形例2>
上記の実施例では、プレイヤーがタッチパネル94を用いてアーム29の選択操作を行なうこととしたが、専用の操作レバーを用いてアームの選択操作を行なってもよい。
具体的には、図9に示すように、取得部20を左右方向に移動させるためにプレイヤーが用いる第1ボタン91と、取得部20を前後方向に移動させるためにプレイヤーが用いる第2ボタン92と、各種操作に関する情報を表示するタッチパネル94に加え、プレイヤーがアームの選択操作を行なうための操作レバー97を操作部90に設ける。操作レバー97には、取得部20の各アームに対応させたハンドル97a〜97dが設けられている。プレイヤーは、対象となるアームに対応するハンドルを操作して、その対象となるアームを希望位置まで回動させる。
このように、操作レバー97の各ハンドルが各アームに対応しているため、初心者のプレイヤーであっても直感的に操作することができる。
なお、この変形例では、操作部90からタッチパネル94を取り除いてもよい。
===第2実施形態===
<<景品取得ゲーム装置1の構成>>
本発明の第2実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の構成例について説明する。第2実施形態に係る景品取得ゲーム装置1は、前述した第1実施形態に係る景品取得ゲーム装置1と同様に、収容部10と、ベース部80を備えている。しかしながら、第2実施形態に係る景品取得ゲーム装置1においては、取得部の構成が、第1実施形態に係る景品取得ゲーム装置1のものと異なる。そこで以下では、第2実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の取得部150について、具体的に説明する。
<取得部150の構成>
本実施形態に係る取得部150の構成例について、図10を用いて説明する。図10は、取得部150の構成を示す概略図である。
本実施形態における取得部150は、図10に示すように、昇降部材52aの下端に連結される軸部材151と、軸部材151の軸方向に積層された複数の環状部材152と、環状部材152のそれぞれに連結されたアーム部160と、アーム部160に開閉動作を行なわせるための開閉駆動部170を有する。
軸部材151は、図10に示すように、鉛直軸を中心とした円筒状に形成されており、中央に設けられた円筒部151aと、上部に設けられた第1ストッパーリング151bと、下部に設けられた第2ストッパー151cと、内部に収容された開閉駆動部170を有している。円筒部151aの外周には、複数の環状部材152が回動可能に嵌合されている。第1ストッパーリング151bは、円筒部151aに対しネジによって着脱可能に構成されており、環状部材152に円筒部151aが挿通された際に、その環状部材152が上方へ摺動できないように制限するものである。第2ストッパー151cは、円筒部151aに対しネジによって着脱可能に構成されており、環状部材152に円筒部151aが挿通された際に、その環状部材152が下方へ摺動して抜け落ちないように制限するものである。すなわち、環状部材152のそれぞれは、第1ストッパーリング151b及び第2ストッパー151cによって上下から挟まれた状態で回動可能に保持される。
環状部材152は、図10に示すように、軸部材151の軸方向に積層された状態で複数設けられており、軸部材151の径方向に延出して設けられた延出部152aと、軸部材151を挿通させる挿通穴152bと、回動ピン152cを有している。延出部152aには、回動ピン152cを介してアーム部160が取付けられている。本実施形態における取得部150は、3つの環状部材152を備えているため、3本のアーム部160によって景品を把持することが可能である。
アーム部160は、図10に示すように、第1連結部161と、アーム162と、爪163と、第2連結部164と、回動ピン165aと、回動ピン165bを有している。第1連結部161は、その上端が環状部材152の延出部152aに回動ピン152cを介して傾動自在に取付けられ、かつ、その下端がアーム162の中央に回動ピン165aを介して取付けられている。アーム162は、その先端には爪163が取付けられており、その中央が回動ピン165aを介して傾動自在に取付けられ、かつ、その後端が第2連結部164に回動ピン165bを介して傾動自在に取付けられている。第2連結部164は、その一端がアーム162の後端に回動ピン165bを介して取付けられ、その他端が軸部材151の開閉駆動部170が有するプランジャー172に連結されている。そのため、開閉駆動部170の駆動により軸部材151に対してプランジャー172が上下方向に往復移動すると、複数のアーム162の開閉動作が同時に行われる。
開閉駆動部170は、図10に示すように、ソレノイド171と、プランジャー172と、板部材173と、不図示のコイルバネを有している。ソレノイド171は軸部材151の内部に収容されており、ソレノイド171にはプランジャー172が下向きに突出した状態で取り付けられている。プランジャー172は、軸部材151に対して上下方向にスライド可能にソレノイド171に取付けられている。プランジャー172の先端には、各アーム部160の第2連結部164が回動自在に連結されている。板部材173は、円形状に形成されており、一部に切欠きが設けられている。板部材173は、その切欠きを鉛直方向と交差する水平方向からプランジャー172に挿し込むことにより一体化されている。不図示のコイルバネは、上端が軸部材151の下面に当接され、下端が板部材173の上面に当接されており、両者間に縮んだ状態で挟まれている。そのため、プランジャー172は、ソレノイド171が消磁されているときに、不図示のコイルバネの作用によって各々のアーム部160が開いた状態となる位置で保持されている。この状態で、ソレノイド171が励磁されると、プランジャー172は、ソレノイド171の吸引動作によって各々のアーム部160が閉じた状態となる位置に移動する。
<<アームの回動に関する操作>>
第1実施形態に係る取得部20は、プレイヤーの操作に基づき駆動部35が駆動することによって各アームを自動で回動させるものであったが、この第2実施形態に係る取得部150では、サービス提供者(例えば、店員等)が手動で各アームを回動させる。サービス提供者は、景品の種類等に合わせて複数アームの配置を予め設定しておくことで、その設定の下でプレイヤーにゲームプレイを行なわせることができる。
図11は、アームの回動操作を説明する図である。図11には、複数のアーム部160のうち、互いに隣り合う第1のアーム部160A及び第2のアーム部160Bが示されており、第1のアーム部160A及び第2のアーム部160Bのなす角が120°となる位置に配置された状態から、サービス提供者が第2のアーム部160Bのみを軸部材151を中心に回動させることにより、なす角が180°となる位置に配置された状態に変更されたことが示されている。例えば、サービス提供者が第2のアーム部160Bに力を加えると、第2のアーム部160Bとそれに対応する環状部材152が一体となって軸部材151に対して鉛直軸周りに回動することになる。このようにして、複数アームのそれぞれを個別に回動させることができる。
<<変形例>>
図12は、取得部150の変形例を示す概略図である。図12Aは、第1変形例を示す概略図である。図12Bは、第2変形例を示す概略図である。図12Cは、第3変形例を示す概略図である。
上記の実施例では、3つのアームを備えた取得部150について説明したが、図12Aに示すように、4つのアームを備えた取得部150であってもよい。すなわち、鉛直方向に積層された4つの環状部材152に軸部材151を挿通させ、第1ストッパーリング151b及び第2ストッパー151cによって上下から挟み込むことで、4つのアーム部160のそれぞれを軸部材151に対して回動可能に保持することができる。このようにして、アーム数を簡単に増やすことができる。
また、図12Bに示すように、2つのアームを備えた取得部150であってもよい。すなわち、鉛直方向に積層された2つの環状部材152に軸部材151を挿通させ、第1ストッパーリング151b及び第2ストッパー151cによって上下から挟み込むことで、2つのアーム部160のそれぞれを軸部材151に対して回動可能に保持することができる。このようにして、アーム数を簡単に減らすことができる。
また、図12Cに示すように、複数のアームに限らず、1つのアームを備えた取得部150であってもよい。この場合は、アームの開閉動作によって景品を把持することができないが、1つのアームに景品を引っ掛けるようにして取得したり、1つのアームに景品に押し当てて落下口へ押し込むようにして取得したりすることができる。
===第3実施形態===
<<景品取得ゲーム装置1の構成>>
本発明の第3実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の構成例について説明する。第3実施形態に係る景品取得ゲーム装置1は、前述した第2実施形態に係る景品取得ゲーム装置1と同様に、取得部の構成が、第1実施形態に係る景品取得ゲーム装置1のものと異なる。そこで以下では、第3実施形態に係る景品取得ゲーム装置1の取得部180について、具体的に説明する。
<取得部180の構成>
本実施形態に係る取得部180の構成例について、図13を用いて説明する。図13は、取得部180の構成を示す模式図である。
本実施形態における取得部150は、図13に示すように、昇降部材52aの下端に連結される案内部材181と、案内部材181に沿って移動可能に取付けられた複数の環状部材182と、環状部材182のそれぞれに連結されたアーム部183と、アーム部183に開閉動作を行なわせるための開閉駆動部(不図示)を有する。
環状部材182のそれぞれは、案内部材181に案内されて周方向に沿って摺動可能に取付けられているため、アーム部183のそれぞれは、対応する環状部材182と一体となって回動する。このようにして、鉛直軸を中心として複数アームのそれぞれを個別に回動させることができる。
なお、本実施形態に係る取得部180では、第2実施形態と同様に、サービス提供者(例えば、店員等)が手動で各アームを回動させることにより、各アームの配置を設定することができる。
また、アームの開閉動作に関しては、各々の環状部材182に不図示の開閉駆動部(アーム開閉用モーター等)をそれぞれ取付け、開閉駆動部の駆動によって各アーム部183を個別に開閉させることができる。このような構造を採用することにより、環状部材182と開閉駆動部が一体となって鉛直軸周りに回動できるため、回動後の各アームがどの位置にあっても個別に開閉させることが可能となる。この際、プレイヤー又はサービス提供者が各アームを選択操作できるようにして、プレイヤー又はサービス提供者の操作によって選択されたアームのみを開閉させてもよい。これにより、例えば、1つのアームのみの開閉動作を利用して、アームで景品を下方へ押し込みつつ落下口へ向かわせることも可能となる。また例えば、アームを閉じた状態又は開いた状態に維持しつつ、アームで景品を下方へ押し込んで落下口へ向かわせることも可能となる。
また、アームの開閉動作に関しては、第1実施形態に係る取得部20と同様の構造を適用し、開閉駆動部40の駆動によって全アームが同時に開閉動作を行なうことも可能である。このような構造を採用することにより、回動後のアームがどの位置にあっても開閉させることができる。
===まとめ===
以上のとおり、各々の実施形態に係る景品ゲーム装置1によれば、軸部材を中心として各アームを個別に回動させることによって、各アームの配置を個別に変更できるようになるため、遊戯者やサービス提供者は景品に対して各アームの位置を思うように合わせることが可能となる。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<景品>
前述の実施形態では、収容部10に収容される景品には、プレイヤーが直接的に獲得し得る物品(例えば、ぬいぐるみ等)に限らず、ゲームでの取得対象として収容された物品であって取得後に他の景品と交換可能な物品や、物品自体の提供は行わず得点や順位を競うために用いるものが含まれる。
<取得部20の回動操作>
前述の第1実施形態では、プレイヤーの操作に基づき駆動部35が各アーム部26を個別に回動させる場合を例に挙げて説明したが、プレイヤーには操作させないようにして、サービス提供者の操作に基づき駆動部35が各アーム部26を個別に回動させてもよい。これにより、サービス提供者は、景品の種類等に合わせて複数アームの配置を予め設定しておくことで、その設定の下でプレイヤーにゲームプレイを行なわせることができる。
また、前述の第1実施形態では、所定条件が成立した場合に限り、プレイヤーの操作によって各アームを個別に回動させることができるようにしてもよい。例えば、所定条件の一例として、プレイヤーがコインを追加した場合に限り、各アームを個別に回動させるための操作をプレイヤーに許可してもよい。すなわち、制御部100は、コイン投入部95からの検出信号を受信した場合に、所定金額が投入されたか否かを判定し、かかる判定が肯定された場合に限り、各アームを個別に回動させるための操作入力を受け付けるようにしてもよい。
<アームの回動軸>
前述の実施形態では、回動軸の一例としての鉛直軸を中心に複数アームのそれぞれが個別に回動する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、取得部を上下方向ではなく前後方向に伸縮するように構成して、鉛直軸と直交する水平軸を中心に各アームが個別に回動してもよい。さらには、鉛直軸と交差する方向に沿う軸周りに各アームが個別に回動してもよい。
また、前述の実施形態では、各アームを1つずつ回動させるのではなく、複数のアームを同時に回動させてもよい。例えば、図8に示すように、自動でアームタイプを変更する場合であれば、複数のアームが同時に回動することで迅速にアームタイプを変更することができる。
<アームの開閉操作>
前述の第1実施形態では、サービス提供者(例えば、店員等)の操作によって、アームが開いた状態、又は、アームが閉じた状態を維持するように設定できるようにしてもよい。また、プレイヤーの操作によって、アームが開いた状態、又は、アームが閉じた状態を維持するように選択できるようにしてもよい。この際、制御部100は、サービス提供者又はプレイヤーの操作に従って開閉駆動部40を駆動させることにより、アーム29を開放位置又は閉鎖位置で停止させる制御を行なう。これにより、アームの開閉動作によって景品を取得することはできないが、アームで景品を下方へ押し込みつつ落下口へ向かわせることによって景品を取得することができる。
1 景品取得ゲーム装置、10 収容部、11 開閉扉、
20 取得部、21 ベース部材、21a 軸受、21b 軸受、
22 軸部材、23 カムフォロア、24 係合部材、
25 環状部材、25a 円筒部、25b ギア部、
25c アーム取付部、25d 貫通孔、25e 延出部、
25f 丸穴、25g 長穴、26 アーム部、27 ブラケット、
27a 回動ピン、27b バネ部材、27c 回動ピン、
27d 摺動ピン、28 アーム連結部、28a アーム係合部、
28b アーム嵌合部、29 アーム、30 爪、
35 駆動部、35a アーム回動用モーター、
35b ギアボックス、35c 伝達ギア、36 偏心カム、
37 コイルバネ、40 開閉駆動部、40a アーム開閉用モーター、
40b ギアボックス、50 移動部、51 水平移動部、
52 鉛直移動部、52a 昇降部材、53 左右移動部、
53a 固定レール、53b 左右移動用モーター、54 前後移動部、
54a 可動レール、54b 前後移動用モーター、60 展示部、
61 フレーム、62 パネル、80 ベース部、
90 操作部、91 第1ボタン、92 第2ボタン、93 第3ボタン、
94 タッチパネル、95 コイン投入部、95a コイン投入口、
96 景品取出口、97 操作レバー、97a〜97d ハンドル、
100 制御部、101 CPU、102 メモリー、
110 第1操作画面、111 操作ボタン、112 操作ボタン、
113 操作ボタン、114 操作ボタン、115 第2操作画面、
116 操作ボタン、117 操作ボタン、118 操作ボタン、
119 操作ボタン、120 操作ボタン、150 取得部、
151 軸部材、151a 円筒部、151b 第1ストッパーリング、
151c 第2ストッパーリング、152 環状部材、
152a 延出部、152b 挿通穴、152c 回動ピン、160 アーム部、
161 第1連結部、162 アーム、163 爪、
164 第2連結部、165a 回動ピン、165b 回動ピン、
170 開閉駆動部、171 ソレノイド、172 プランジャー、
173 板部材、180 取得部、181 案内部材、
182 環状部材、183 アーム部

Claims (4)

  1. 景品を収容する収容部と、
    前記収容部に収容された景品を複数アームの開閉動作によって取得する取得部であって、前記複数アームのそれぞれが回動軸を中心として回動可能に構成された取得部と、
    前記取得部を前記収容部内で移動させるための移動部と、
    を備え
    前記取得部は、回動軸に沿って配置された軸部材と、前記軸部材を中心として個別に回動可能に積層された複数の環状部材と、前記軸部材を中心とする各アームの回動領域が前記軸部材の軸方向において同一領域となるように前記環状部材のそれぞれに取付けられた前記アームとを有する、
    ことを特徴とする景品取得ゲーム装置。
  2. 請求項1に記載の景品取得ゲーム装置であって、
    前記アームが取付けられた複数の前記環状部材のそれぞれを、前記軸部材を中心として個別に回動駆動させる駆動部と、
    を備えたことを特徴とする景品取得ゲーム装置。
  3. 請求項2に記載の景品取得ゲーム装置であって、
    プレイヤーが前記複数アームの中からいずれかのアームを指定する操作を行なうための操作部と、
    前記プレイヤーによって指定された前記アームが取付けられた前記環状部材が前記軸部材を中心として回動するように前記駆動部を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする景品取得ゲーム装置。
  4. 請求項2乃至3のいずれかに記載の景品取得ゲーム装置であって、
    前記複数アームのそれぞれは、前記軸部材の中心から径方向に離れた偏心軸を中心として回動可能に構成された、
    ことを特徴とする景品取得ゲーム装置。
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