JP6543896B2 - 圧電駆動装置、ロボット、及び、それらの駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電駆動装置、及び、圧電駆動装置を備えるロボットなどの各種の装置に関する。
従来から、圧電素子を用いた圧電アクチュエーター(圧電駆動装置)が知られている(例えば特許文献1)。この圧電駆動装置の基本的な構成は、補強板の2つの面のそれぞれの上に、4つの圧電素子が2行2列に配置された構成であり、合計で8つの圧電素子が補強板の両側に設けられている。個々の圧電素子は、圧電体をそれぞれ2枚の電極で挟んだユニットであり、補強板は、圧電素子の一方の電極としても利用される。補強板の一端には、被駆動体としてのローターに接してローターを回転させるための突起部が設けられている。4つの圧電素子のうちの対角に配置された2つの圧電素子に交流電圧を印加すると、この2つの圧電素子が伸縮運動を行い、これに応じて補強板の突起部が往復運動又は楕円運動を行う。そして、この補強板の突起部の往復運動又は楕円運動に応じて、被駆動体としてのローターが所定の回転方向に回転する。また、交流電圧を印加する2つの圧電素子を他の2つの圧電素子に切り換えることによって、ローターを逆方向に回転させることができる。
従来は、圧電駆動装置に用いられる圧電体として、いわゆるバルク状の圧電体が使用されている。本明細書において、「バルク状の圧電体」とは、厚さが100μm以上の圧電体を意味する。バルク状の圧電体が利用されている理由は、圧電駆動装置から被駆動体に与える力を十分に大きくするために、圧電体の厚みを大きくしたいからである。
特開2004−320979号公報
ところで、圧電駆動装置を小型化して、小さなスペースに収容可能な小型のアクチュエータとして利用したいという要望がある。しかしながら、圧電駆動装置の小型化のために圧電体の厚みを小さくすると、大きな駆動電流が必要になるという課題が生じる。また、駆動電流が大きくなるにつれ、配線も太くなるので、例えば、圧電駆動装置を小さな空間(例えばロボットの関節内)に配置する場合は、配線スペースが不足する可能性があるという課題が生じる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、圧電駆動装置であって、圧電体と、前記圧電体に設けられた電極と、前記電極に駆動電圧を印加する駆動回路と、を備える圧電駆動装置が提供される。前記圧電体の厚みは0.05μm以上20μm以下であり、前記駆動電圧は、変動する電圧に40V以上のオフセット電圧を加えた電圧である。
この圧電駆動装置によれば、変動する電圧に40V以上のオフセット電圧を加えた電圧を駆動電圧として圧電素子に印加するので、厚みの小さな圧電体を用いた場合にも駆動電流を小さくすることが可能である。
(2)上記圧電駆動装置において、前記圧電体の材質はチタン酸ジルコン酸鉛を含み、前記オフセット電圧は20V以上であるものとしてもよい。
この構成によれば、駆動電流を十分に小さくすることが可能である。
(3)上記圧電駆動装置において、前記圧電体の厚みは0.05μm以上10μm以下であるものとしてもよい。
この構成によれば、圧電体の厚みが10μmを超える場合に比べて、交流電圧にオフセット電圧を加えることによる駆動電流の低減効果がより顕著である。
(4)上記圧電駆動装置において、前記圧電体の厚みは0.05μm以上3μm以下であるものとしてもよい。
この構成によれば、圧電体の厚みが3μmを超える場合に比べて、交流電圧にオフセット電圧を加えることによる駆動電流の低減効果が更に顕著である。
(5)上記圧電駆動装置において、第1面及び第2面を有する振動板と、前記圧電体及び前記電極を含む圧電振動体と、を備え、前記圧電振動体は、前記振動板の前記第1面及び第2面のうちの少なくとも一方の面に配置されているものとしてもよい。
この構成によれば、振動板と圧電振動体との振動によって力を発生することができる。
(6)上記圧電駆動装置において、前記圧電振動体は、前記振動板の前記第1面及び第2面に配置されているものとしてもよい。
この構成によれば、振動板の第1面と第2面の両面に圧電振動体が配置されているので、圧電駆動装置の駆動力を大きくできる。
(7)上記圧電駆動装置は、前記振動板に設けられ、被駆動体と接触可能な突起部を備えているものとしてもよい。
この構成によれば、突起部を用いて被駆動体を動作させることができる。
(8)上記圧電駆動装置において、前記電極は、第1電極と、第2電極と、を含み、
前記圧電体は、前記第1電極と前記第2電極との間に位置するものとしてもよい。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、圧電駆動装置の他、圧電駆動装置の駆動方法、圧電駆動装置の製造方法、圧電駆動装置を搭載するロボットなどの各種の装置及びその駆動方法等、様々な形態で実現することができる。
第1実施形態の圧電駆動装置の概略構成を示す平面図及び断面図。 振動板の平面図。 圧電駆動装置と駆動回路の電気的接続状態を示す説明図。 圧電駆動装置の動作の例を示す説明図。 駆動電圧の例を示すグラフ。 実施形態におけるオフセット電圧と駆動電流及び静電容量との関係を示すグラフ。 比較例におけるオフセット電圧と駆動電流及び静電容量との関係を示すグラフ。 他の実施形態の圧電駆動装置の断面図。 他の実施形態の圧電駆動装置の平面図。 圧電駆動装置を利用したロボットの一例を示す説明図。 ロボットの手首部分の説明図。 圧電駆動装置を利用した送液ポンプの一例を示す説明図。
・第1実施形態:
図1(A)は、本発明の第1実施形態における圧電駆動装置10の概略構成を示す平面図であり、図1(B)はそのB−B断面図である。圧電駆動装置10は、振動板200と、振動板200の両面(第1面211と第2面212)にそれぞれ配置された2つの圧電振動体100とを備える。圧電振動体100は、基板120と、基板120の上に形成された第1電極130と、第1電極130の上に形成された圧電体140と、圧電体140の上に形成された第2電極150と、を備えている。第1電極130と第2電極150は、圧電体140を挟持している。2つの圧電振動体100は、振動板200を中心として対称に配置されている。2つの圧電振動体100は同じ構成を有しているので、以下では特に断らない限り、振動板200の上側にある圧電振動体100の構成を説明する。
圧電振動体100の基板120は、第1電極130と圧電体140と第2電極150を成膜プロセスで形成するための基板として使用される。また、基板120は機械的な振動を行う振動板としての機能も有する。基板120は、例えば、Si,Al,ZrOなどで形成することができる。Si製の基板120として、例えば半導体製造用のSiウェハーを利用することが可能である。この実施形態において、基板120の平面形状は長方形である。基板120の厚みは、例えば10μm以上100μm以下の範囲とすることが好ましい。基板120の厚みを10μm以上とすれば、基板120上の成膜処理の際に基板120を比較的容易に取扱うことができる。また、基板120の厚みを100μm以下とすれば、薄膜で形成された圧電体140の伸縮に応じて、基板120を容易に振動させることができる。
第1電極130は、基板120上に形成された1つの連続的な導電体層として形成されている。一方、第2電極150は、図1(A)に示すように、5つの導電体層150a〜150e(「第2電極150a〜150e」とも呼ぶ)に区分されている。中央にある第2電極150eは、基板120の幅方向の中央において、基板120の長手方向のほぼ全体に亘る長方形形状に形成されている。他の4つの第2電極150a,150b,150c,150dは、同一の平面形状を有しており、基板120の四隅の位置に形成されている。図1の例では、第1電極130と第2電極150は、いずれも長方形の平面形状を有している。第1電極130や第2電極150は、例えばスパッタリングによって形成される薄膜である。第1電極130や第2電極150の材料としては、例えばAl(アルミニウム)や、Ni(ニッケル)、Au(金)、Pt(白金)、Ir(イリジウム)などの導電性の高い任意の材料を利用可能である。なお、第1電極130を1つの連続的な導電体層とする代わりに、第2電極150a〜150eと実質的に同じ平面形状を有する5つの導電体層に区分してもよい。なお、第2電極150a〜150eの間の電気的接続のための配線(又は配線層及び絶縁層)と、第1電極130及び第2電極150a〜150eと駆動回路との間の電気的接続のための配線(又は配線層及び絶縁層)とは、図1では図示が省略されている。
圧電体140は、第2電極150a〜150eと実質的に同じ平面形状を有する5つの圧電体層として形成されている。この代わりに、圧電体140を、第1電極130と実質的に同じ平面形状を有する1つの連続的な圧電体層として形成してもよい。第1電極130と圧電体140と第2電極150a〜150eとの積層構造によって、5つの圧電素子110a〜110e(図1(A))が構成される。
圧電体140は、例えばゾル−ゲル法やスパッタリング法によって形成される薄膜である。圧電体140の材料としては、ABO型のペロブスカイト構造を採るセラミックスなど、圧電効果を示す任意の材料を利用可能である。ABO型のペロブスカイト構造を採るセラミックスとしては、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、タングステン酸ナトリウム、酸化亜鉛、チタン酸バリウムストロンチウム(BST)、タンタル酸ストロンチウムビスマス(SBT)、メタニオブ酸鉛、亜鉛ニオブ酸鉛、スカンジウムニオブ酸鉛等を用いることが可能である。またセラミック以外の圧電効果を示す材料、例えばポリフッ化ビニリデン、水晶等を用いることも可能である。圧電体140の厚みは、例えば50nm(0.05μm)以上20μm以下の範囲とすることが好ましい。この範囲の厚みを有する圧電体140の薄膜は、成膜プロセスを利用して容易に形成することができる。圧電体140の厚みを0.05μm以上とすれば、圧電体140の伸縮に応じて十分に大きな力を発生することができる。また、圧電体140の厚みを20μm以下とすれば、圧電駆動装置10を十分に小型化することができる。
図2は、振動板200の平面図である。振動板200は、長方形形状の振動体部210と、振動体部210の左右の長辺からそれぞれ3本ずつ延びる接続部220とを有しており、また、左右の3本の接続部220にそれぞれ接続された2つの取付部230を有している。なお、図2では、図示の便宜上、振動体部210にハッチングを付している。取付部230は、ネジ240によって他の部材に圧電駆動装置10を取り付けるために用いられる。振動板200は、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金、銅、銅合金、鉄−ニッケル合金などの金属材料で形成することが可能である。
振動体部210の上面(第1面)及び下面(第2面)には、圧電振動体100(図1)がそれぞれ接着剤を用いて接着される。振動体部210の長さLと幅Wの比は、L:W=約7:2とすることが好ましい。この比は、振動体部210がその平面に沿って左右に屈曲する超音波振動(後述)を行うために好ましい値である。振動体部210の長さLは、例えば3.5mm以上30mm以下の範囲とすることができ、幅Wは、例えば1mm以上8mm以下の範囲とすることができる。なお、振動体部210が超音波振動を行うために、長さLは50mm以下とすることが好ましい。振動体部210の厚み(振動板200の厚み)は、例えば50μm以上700μm以下の範囲とすることができる。振動体部210の厚みを50μm以上とすれば、圧電振動体100を支持するために十分な剛性を有するものとなる。また、振動体部210の厚みを700μm以下とすれば、圧電振動体100の変形に応じて十分に大きな変形を発生することができる。
振動板200の一方の短辺には、突起部20(「接触部」又は「作用部」とも呼ぶ)が設けられている。突起部20は、被駆動体と接触して、被駆動体に力を与えるための部材である。突起部20は、セラミックス(例えばAl)などの耐久性がある材料で形成することが好ましい。
図3は、圧電駆動装置10と駆動回路300の電気的接続状態を示す説明図である。駆動回路300は、交流駆動電圧発生回路340と、オフセット電圧付加回路350とを含んでいる。交流駆動電圧発生回路340は、接地電位に対してプラス側とマイナス側に変動する交流駆動電圧を発生する。この交流駆動電圧は、圧電駆動装置10の機械的な共振周波数に近い周波数の電圧信号であることが好ましい。オフセット電圧付加回路350は、交流駆動電圧にオフセット電圧を付加することによって、オフセット付き駆動電圧を生成する。付加されるオフセット電圧は、一定レベルの直流電圧とすることが好ましい。また、オフセット電圧付き駆動電圧は、脈流電圧(電圧レベルが常にプラス側である電圧)であることが好ましいが、電圧レベルが反対極性になる部分があったとしても、圧電体140の抗電圧以上であればよい。なぜなら、抗電圧以下になると、圧電体140の絶縁破壊が生じる可能性が高くなるからである。また、駆動電圧は、交流電圧のように周期的に変動する必要は無く、非周期的に変動していてもよい。なお、図3の駆動回路300とは異なる回路構成を用いてオフセット付き駆動電圧を生成しても良い。この場合にも、非周期的に変動する電圧に、オフセット電圧が付加されていることが好ましい。駆動回路300と圧電駆動装置10の電極130,150とは以下のように接続されている。
圧電駆動装置10の5つの第2電極150a〜150eのうちで、対角にある一対の第2電極150a,150dが配線151を介して互いに電気的に接続され、他の対角の一対の第2電極150b,150cも配線152を介して互いに電気的に接続されている。これらの配線151,152は成膜処理によって形成しても良く、或いは、ワイヤ状の配線によって実現してもよい。図3の右側にある3つの第2電極150b,150e,150dと、第1電極130(図1)は、配線310,312,314,320を介して駆動回路300に電気的に接続されている。駆動回路300は、一対の第2電極150a,150dと第1電極130との間に周期的に変化する交流電圧又は脈流電圧を印加することにより、圧電駆動装置10を超音波振動させて、突起部20に接触するローター(被駆動体)を所定の回転方向に回転させることが可能である。ここで、「脈流電圧」とは、交流電圧にDCオフセットを付加した電圧を意味し、その電圧(電界)の向きは、一方の電極から他方の電極に向かう一方向である。また、他の一対の第2電極150b,150cと第1電極130との間に交流電圧又は脈流電圧を印加することにより、突起部20に接触するローターを逆方向に回転させることが可能である。このような電圧の印加は、振動板200の両面に設けられた2つの圧電振動体100に同時に行われる。なお、図3に示した配線151,152,310,312,314,320を構成する配線(又は配線層及び絶縁層)は、図1では図示が省略されている。
図4は、圧電駆動装置10の動作の例を示す説明図である。圧電駆動装置10の突起部20は、被駆動体としてのローター50の外周に接触している。図4に示す例では、駆動回路300(図3)は、一対の第2電極150a,150dと第1電極130との間に交流電圧又は脈流電圧を印加しており、圧電素子110a,110dは図4の矢印xの方向に伸縮する。これに応じて、圧電駆動装置10の振動体部210が圧電振動体部210の平面内で屈曲して蛇行形状(S字形状)に変形し、突起部20の先端が矢印yの向きに往復運動するか、又は、楕円運動する。その結果、ローター50は、その中心51の周りに所定の方向z(図4では時計回り方向)に回転する。図2で説明した振動板200の3つの接続部220(図2)は、このような振動体部210の振動の節(ふし)の位置に設けられている。なお、駆動回路300が、他の一対の第2電極150b,150cと第1電極130との間に交流電圧又は脈流電圧を印加する場合には、ローター50は逆方向に回転する。なお、中央の第2電極150eに、一対の第2電極150a,150d(又は他の一対の第2電極150b,150c)と同じ電圧を印加すれば、圧電駆動装置10が長手方向に伸縮するので、突起部20からローター50に与える力をより大きくすることが可能である。なお、圧電駆動装置10(又は圧電振動体100)のこのような動作については、上記先行技術文献1(特開2004−320979号公報、又は、対応する米国特許第7224102号)に記載されており、その開示内容は参照により組み込まれる。
図5は、駆動電圧の例を示すグラフである。図5の横軸は時間であり、縦軸は駆動電圧である。ここでは、交流駆動電圧発生回路340が発生する交流駆動電圧Sdの例と、オフセット電圧付加回路350が発生するオフセット付き駆動電圧Sdoffの例とを示している。駆動電圧の0Vは、接地電位に相当する。この例において、交流駆動電圧Sdは、全振幅が約5Vの交流信号であり、オフセット電圧Voffsetは20Vの一定値である。従って、この例におけるオフセット付き駆動電圧Sdoffは、その電圧値が常にプラスである脈流電圧である。後述するように、オフセット付き駆動電圧Sdoffを使用すれば、圧電駆動装置10の駆動電流を小さくできる点で好ましい。また、最大駆動電流も小さくなるので、駆動回路300に必要とされる電流容量を小さく抑えることができる。交流駆動電圧Sdの値は、任意の値を採用することが可能であるが、厚みが0.05μm〜20μmであるPZT製の圧電体140を用いる場合には、3V〜10Vの範囲の値とすることができる。オフセット電圧Voffsetの好ましい値については以下で説明する。
図6は、実施形態におけるオフセット電圧と駆動電流及び静電容量の関係を示すグラフである。この例では、圧電体140の厚みが3μmの圧電素子を用いた場合の実験結果を示している。測定条件は、周波数1kHzで、片振幅が0.5Vの交流電圧印加である。この結果によれば、ゼロでないオフセット電圧を加えることによって、圧電素子110の静電容量と駆動電流を低下させることができる。また、オフセット電圧を大きくするほど圧電素子110の静電容量が低下し、これに応じてその駆動電流も低下する。特に、オフセット電圧を20V以上とすれば、オフセット電圧が0の場合に比べて駆動電流を約1/2以下に低減できる点で好ましい。また、オフセット電圧を40V以上とすれば、オフセット電圧が0の場合に比べて駆動電流を約1/3以下に低減できる点で更に好ましい。なお、オフセット電圧の上限値は、通常は、圧電体140の耐電圧特性、又は、駆動回路300の電圧供給能力に応じて決定される。
図7は、比較例におけるオフセット電圧と駆動電流及び静電容量の関係を示すグラフである。この例では、圧電体の厚みが150μmである圧電素子を用いた場合の実験結果を示している。この結果によれば、オフセット電圧を大きくしても、圧電素の静電容量はほとんど一定であり、駆動電流も一定である。一般に、厚みが100μm以上のバルク状の圧電体を用いた圧電素子では、このように、オフセット電圧を大きくしても圧電素子の静電容量や駆動電流もほとんど変化しない。
本発明の発明者らは、厚みが20μm以下の圧電体を用いる圧電素子に関して、図6に示したように、オフセット電圧を付加することによって圧電素子の静電容量及び駆動電流を低減できることを見出した。特に、図5に示したように、交流駆動電圧Sdの片振幅よりもオフセット電圧Voffsetを大きくした場合には、オフセット付き駆動電圧Sdoffが脈流電圧になり、圧電素子の静電容量及び駆動電流を低減する効果が特に顕著である。また、このような低減効果は圧電体の厚みが小さいほど顕著になる傾向にある。従って、圧電体の厚みが10μm以下の場合にオフセット付き駆動電圧Sdoffを利用することが更に好ましく、3μm以下の場合に利用することが最も好ましい。なお、図6(B)と図7(B)を比較すれば理解できるように、圧電体の厚みが小さくなるほど、圧電素子の静電容量が大きくなり、駆動に多くの電流が必要になる。この観点からは、圧電体の厚みを0.05μm以上とすることが好ましい。
上述した図6及び図7の実験結果は、圧電体材料としてチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を使用した場合のものである。但し、他の圧電体材料を用いた場合にも同様の傾向があるものと推定される。
以上のように、本実施形態によれば、オフセット付き駆動電圧を利用して圧電素子110を駆動するようにしたので、圧電素子110の静電容量を低減して、その駆動電流を低減することが可能である。駆動電流が小さくなれば、駆動電流による発熱も小さくなるので、圧電駆動装置10の信頼性を向上させることができる。更に、駆動回路300の出力電流容量を小さくできるので、その回路規模を小さくすることができ、コストを低減できるとともに信頼性も向上させることができる。また、圧電素子110の静電容量が小さくなるとそのインピーダンスが大きくなるので、圧電素子110の電極や配線層のシート抵抗(寄生抵抗)における電圧降下が小さくなり、駆動回路300の駆動効率が向上する。更に、シート抵抗における電圧降下が小さくなると、シート抵抗自体を大幅に低減させる必要性が低くなるため、電極や配線層の膜厚を大きくする必要が無く、この結果、圧電素子110の圧電効果を十分に発揮できる。
・圧電駆動装置の他の実施形態:
図8は、本発明の他の実施形態としての圧電駆動装置10aの断面図であり、第1実施形態の図1(B)に対応する図である。この圧電駆動装置10aでは、圧電振動体100が、図1(B)とは上下を逆にした状態で振動板200に配置されている。すなわち、ここでは、第2電極150が振動板200に近く、基板120が振動板200から最も遠くなるように配置されている。なお、図8においても、図1(B)と同様に、第2電極150a〜150eの間の電気的接続のための配線(又は配線層及び絶縁層)と、第1電極130及び第2電極150a〜150eと駆動回路との間の電気的接続のための配線(又は配線層及び絶縁層)とは、図示が省略されている。この圧電駆動装置10aも、第1実施形態と同様な効果を達成することができる。
図9(A)は、本発明の更に他の実施形態としての圧電駆動装置10bの平面図であり、第1実施形態の図1(A)に対応する図である。図9(A)〜(C)では、図示の便宜上、振動板200の接続部220や取付部230は図示が省略されている。図9(A)の圧電駆動装置10bでは、一対の第2電極150b,150cが省略されている。この圧電駆動装置10bも、図4に示すような1つの方向zにローター50を回転させることが可能である。なお、図9(A)の3つの第2電極150a,150e,150dには同じ電圧が印加されるので、これらの3つの第2電極150a,150e,150dを、連続する1つの電極層として形成してもよい。
図9(B)は、本発明の更に他の実施形態としての圧電駆動装置10cの平面図である。この圧電駆動装置10cでは、図1(A)の中央の第2電極150eが省略されており、他の4つの第2電極150a,150b,150c,150dが図1(A)よりも大きな面積に形成されている。この圧電駆動装置10cも、第1実施形態とほぼ同様な効果を達成することができる。
図9(C)は、本発明の更に他の実施形態としての圧電駆動装置10dの平面図である。この圧電駆動装置10dでは、図1(A)の4つの第2電極150a,150b,150c,150dが省略されており、1つの第2電極150eが大きな面積で形成されている。この圧電駆動装置10dは、長手方向に伸縮するだけであるが、突起部20から被駆動体(図示省略)に対して大きな力を与えることが可能である。
図1及び図9(A)〜(C)から理解できるように、圧電振動体100の第2電極150としては、少なくとも1つの電極層を設けることができる。但し、図1及び図9(A),(B)に示す実施形態のように、長方形の圧電振動体100の対角の位置に第2電極150を設けるようにすれば、圧電振動体100及び振動板200を、その平面内で屈曲する蛇行形状に変形させることが可能である点で好ましい。
・圧電駆動装置を用いた装置の実施形態:
上述した圧電駆動装置10は、共振を利用することで被駆動体に対して大きな力を与えることができるものであり、各種の装置に適用可能である。圧電駆動装置10は、例えば、ロボット(電子部品搬送装置(ICハンドラー)も含む)、投薬用ポンプ、時計のカレンダー送り装置、印刷装置(例えば紙送り機構。ただし、ヘッドに利用される圧電駆動装置では、振動板を共振させないので、ヘッドには適用不可である。)等の各種の機器における駆動装置として用いることが出来る。以下、代表的な実施の形態について説明する。
図10は、上述の圧電駆動装置10を利用したロボット2050の一例を示す説明図である。ロボット2050は、複数本のリンク部2012(「リンク部材」とも呼ぶ)と、それらリンク部2012の間を回動又は屈曲可能な状態で接続する複数の関節部2020とを備えたアーム2010(「腕部」とも呼ぶ)を有している。それぞれの関節部2020には、上述した圧電駆動装置10が内蔵されており、圧電駆動装置10を用いて関節部2020を任意の角度だけ回動又は屈曲させることが可能である。アーム2010の先端には、ロボットハンド2000が接続されている。ロボットハンド2000は、一対の把持部2003を備えている。ロボットハンド2000にも圧電駆動装置10が内蔵されており、圧電駆動装置10を用いて把持部2003を開閉して物を把持することが可能である。また、ロボットハンド2000とアーム2010との間にも圧電駆動装置10が設けられており、圧電駆動装置10を用いてロボットハンド2000をアーム2010に対して回転させることも可能である。
図11は、図10に示したロボット2050の手首部分の説明図である。手首の関節部2020は、手首回動部2022を挟持しており、手首回動部2022に手首のリンク部2012が、手首回動部2022の中心軸O周りに回動可能に取り付けられている。手首回動部2022は、圧電駆動装置10を備えており、圧電駆動装置10は、手首のリンク部2012及びロボットハンド2000を中心軸O周りに回動させる。ロボットハンド2000には、複数の把持部2003が立設されている。把持部2003の基端部はロボットハンド2000内で移動可能となっており、この把持部2003の根元の部分に圧電駆動装置10が搭載されている。このため、圧電駆動装置10を動作させることで、把持部2003を移動させて対象物を把持することができる。
なお、ロボットとしては、単腕のロボットに限らず、腕の数が2以上の多腕ロボットにも圧電駆動装置10を適用可能である。ここで、手首の関節部2020やロボットハンド2000の内部には、圧電駆動装置10の他に、力覚センサーやジャイロセンサー等の各種装置に電力を供給する電力線や、信号を伝達する信号線等が含まれ、非常に多くの配線が必要になる。従って、関節部2020やロボットハンド2000の内部に配線を配置することは非常に困難だった。しかしながら、上述した実施形態の圧電駆動装置10は、通常の電動モーターや、従来の圧電駆動装置よりも駆動電流を小さくできるので、関節部2020(特に、アーム2010の先端の関節部)やロボットハンド2000のような小さな空間でも配線を配置することが可能になる。
図12は、上述の圧電駆動装置10を利用した送液ポンプ2200の一例を示す説明図である。送液ポンプ2200は、ケース2230内に、リザーバー2211と、チューブ2212と、圧電駆動装置10と、ローター2222と、減速伝達機構2223と、カム2202と、複数のフィンガー2213、2214、2215、2216、2217、2218、2219と、が設けられている。リザーバー2211は、輸送対象である液体を収容するための収容部である。チューブ2212は、リザーバー2211から送り出される液体を輸送するための管である。圧電駆動装置10の突起部20は、ローター2222の側面に押し付けた状態で設けられており、圧電駆動装置10がローター2222を回転駆動する。ローター2222の回転力は減速伝達機構2223を介してカム2202に伝達される。フィンガー2213から2219はチューブ2212を閉塞させるための部材である。カム2202が回転すると、カム2202の突起部2202Aによってフィンガー2213から2219が順番に放射方向外側に押される。フィンガー2213から2219は、輸送方向上流側(リザーバー2211側)から順にチューブ2212を閉塞する。これにより、チューブ2212内の液体が順に下流側に輸送される。こうすれば、極く僅かな量を精度良く送液可能で、しかも小型な送液ポンプ2200を実現することができる。なお、各部材の配置は図示されたものには限られない。また、フィンガーなどの部材を備えず、ローター2222に設けられたボールなどがチューブ2212を閉塞する構成であってもよい。上記のような送液ポンプ2200は、インシュリンなどの薬液を人体に投与する投薬装置などに活用できる。ここで、上述した実施形態の圧電駆動装置10を用いることにより、従来の圧電駆動装置よりも駆動電流が小さくなるので、投薬装置の消費電力を抑制することができる。従って、投薬装置を電池駆動する場合は、特に有効である。
・変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
上記実施形態では、基板120の上に第1電極130と圧電体140と第2電極150とが形成されていたが、基板120を省略して、振動板200の上に第1電極130と圧電体140と第2電極150とを形成するようにしてもよい。
・変形例2:
上記実施形態では、振動板200の両面にそれぞれ1つの圧電振動体100を設けていたが、圧電振動体100の一方を省略することも可能である。但し、振動板200の両面にそれぞれ圧電振動体100を設けるようにすれば、振動板200をその平面内で屈曲した蛇行形状に変形させることがより容易である点で好ましい。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…圧電駆動装置
20…突起部
50…ローター
51…中心
100…圧電振動体
110…圧電素子
120…基板
130…第1電極
140…圧電体
150…第2電極
151,152…配線
200…振動板
210…振動体部
211…第1面
212…第2面
220…接続部
230…取付部
240…ネジ
300…駆動回路
310,312,314,320…配線
340…交流駆動電圧発生回路
350…オフセット電圧付加回路
2000…ロボットハンド
2003…把持部
2010…アーム
2012…リンク部
2020…関節部
2022…手首回動部
2050…ロボット
2200…送液ポンプ
2202…カム
2202A…突起部
2211…リザーバー
2212…チューブ
2213…フィンガー
2222…ローター
2223…減速伝達機構
2230…ケース

Claims (11)

  1. 圧電体と、
    前記圧電体に設けられた電極と、
    前記電極に駆動電圧を印加する駆動回路と、
    を備え、
    前記圧電体の厚みは0.05μm以上20μm以下であり、
    前記駆動電圧は、変動する電圧に40V以上のオフセット電圧を加えた電圧である、圧電駆動装置。
  2. 請求項1に記載の圧電駆動装置において、
    前記圧電体の材質はチタン酸ジルコン酸鉛を含、圧電駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の圧電駆動装置において、
    前記圧電体の厚みは0.05μm以上10μm以下である、圧電駆動装置。
  4. 請求項1又は2に記載の圧電駆動装置において、
    前記圧電体の厚みは0.05μm以上3μm以下である、圧電駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の圧電駆動装置において、
    第1面及び第2面を有する振動板と、
    前記圧電体及び前記電極を含む圧電振動体と、を備え、
    前記圧電振動体は、前記振動板の前記第1面及び第2面のうちの少なくとも一方の面に配置されている、圧電駆動装置。
  6. 請求項5に記載の圧電駆動装置において、
    前記圧電振動体は、前記振動板の前記第1面及び第2面に配置されている、圧電駆動装置。
  7. 請求項5又は6に記載の圧電駆動装置において、
    前記振動板に設けられ、被駆動体と接触可能な突起部を備えている、圧電駆動装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の圧電駆動装置において、
    前記電極は、第1電極と、第2電極と、を含み、
    前記圧電体は、前記第1電極と前記第2電極との間に位置する、圧電駆動装置。
  9. 複数のリンク部と
    前記複数のリンク部を接続する関節部と、
    前記複数のリンク部を前記関節部で回動させる請求項1〜8のいずれか一項に記載の圧電駆動装置と、
    を備えるロボット。
  10. 請求項9に記載のロボットの駆動方法であって
    前記圧電駆動装置の駆動回路は、交流電圧に40V以上のオフセット電圧を加えた電圧を駆動電圧として前記電極に印加することによって、前記複数のリンク部を前記関節部で回動させる、ロボットの駆動方法。
  11. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の圧電駆動装置の駆動方法であって、
    交流電圧に40V以上のオフセット電圧を加えた電圧を駆動電圧として前記電極に印加する、圧電駆動装置の駆動方法。
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