JP6543815B2 - ズームレンズ系、撮像装置 - Google Patents

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Description

本開示は、広角、大口径でありながら高い光学性能と変倍比を有する小型なズームレンズ、及びそのズームレンズを用いる撮像装置を提供する。
特許文献1は、物体側から像側へ順に、負、正、負、正の屈折力の4つのレンズ群で構成され、各レンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うズームレンズ系を開示している。
特開2011−170371号公報
本開示は、広角、大口径でありながら高い光学性能と変倍比を有する小型なズームレンズ、及びそのズームレンズを用いる撮像装置を提供することを目的とする。
ズームレンズ系は、少なくとも1枚のレンズ素子で構成されたレンズ群を複数有し、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群と、からなる。第1レンズ群は、物体側より順に、像側に凹面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子と、像側に凹面を向けた負メニスカス形状の第2レンズ素子と、像側に凹面を向けた第3レンズ素子と、物体側に凸面を向けた第4レンズ素子と、物体側に凹面を向けた第5レンズ素子で構成される。第3レンズ素子と第4レンズ素子は接合レンズを構成する。
また、撮像装置は、前述のズームレンズ系と、そのズームレンズ系によって形成された像を受光する撮像素子を有する。
本開示によれば、広角、大口径でありながら高い光学性能と変倍比を有する小型なズームレンズ、及びそのズームレンズを用いる撮像装置を提供することができる。
実施の形態1に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施の形態1に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施の形態2に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施の形態2に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施の形態3に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施の形態3に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施の形態4に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施の形態4に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施の形態1に係るズームレンズ系を適用したネットワークカメラの概略構成図
(実施の形態1〜4)
図1、3,5及び7は、各々実施の形態1〜4に係るズームレンズ系のレンズ配置図であり、いずれも無限遠合焦状態にあるズームレンズ系を表している。
各図において、(a)は広角端(最短焦点距離状態:焦点距離fw)のレンズ構成、(b)は中間位置(中間焦点距離状態:焦点距離fm=√(fw*ft))のレンズ構成、(c)は望遠端(最長焦点距離状態:焦点距離ft)のレンズ構成をそれぞれ表している。また、各図の(a)と(b)との間には、上から順に、広角端、中間位置、望遠端における各レンズ群の位置が示されている。そして、それらのレンズ群の位置が折れ線の矢印で結ばれ、広角端から望遠端への各レンズ群の動きが示されている。広角端と中間位置との間、中間位置と望遠端との間は、便宜上、単純に直線で結ばれているだけであり、実際の各レンズ群の動きとは異なる。
さらに各図において、(a)広角端のレンズ構成の下部に示すレンズ群の符号に付された矢印は、無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングを表す。すなわち、図1、3,5及び7では、後述する第3レンズ群G3が無限遠合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に移動する方向を示している。なお、これら図1、3,5及び7では、(a)広角端のレンズ構成の下部に各レンズ群の符号が記載されているため、便宜上、この符号にフォーカシングを表す矢印を付しているが、各ズーミング状態において、フォーカシングの際に各レンズ群が移動する方向は、実施の形態ごとに後に具体的に説明する。
なお図1、3,5及び7において、各レンズ素子の特定の面に付されたアスタリスク*は、該面が非球面であることを示している。また各図において、各レンズ群の符号に付された記号(+)及び記号(−)は、各レンズ群のパワーの正負に対応する。また各図において、最も右側に記載された直線は、撮像素子Sの像面位置を表す。
さらに図1、3,5及び7に示すように、所定の位置に開口絞りAが設けられている。
[1.実施の形態1(図1)]
図1は、実施の形態1に係るズームレンズ系のレンズ配置を表している。
ズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、正のパワーを有する第4レンズ群G4と、撮像素子Sと、で構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ素子L1と、負のパワーを有する第2レンズ素子L2と、負のパワーを有する第3レンズ素子L3と、正のパワーを有する第4レンズ素子L4と、負のパワーを有する第5レンズ素子L5と、で構成される。第3レンズ素子L3と第4レンズ素子L4は、接着剤等で接着される接合レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第6レンズ素子L6と、開口絞りAと、負のパワーを有する第7レンズ素子L7と、正のパワーを有する第8レンズ素子L8と、正のパワーを有する第9レンズ素子L9と、負のパワーを有する第10レンズ素子L10と、で構成される。第7レンズ素子L7と第8レンズ素子L8は、接着剤等で接着される接合レンズである。第9レンズ素子L9と第10レンズ素子L10は、接着剤等で接着される接合レンズである。
第3レンズ群G3は、単レンズであり、負のパワーを有する第11レンズ素子L11で構成される。
第4レンズ群G4は、単レンズであり、正のパワーを有する第12レンズ素子L12で構成される。
各レンズ素子について説明する。
第1レンズ群G1におけるレンズ素子を説明する。第1レンズ素子L1は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第2レンズ素子L2は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第3レンズ素子L3は、両凹レンズである。第4レンズ素子L4は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第5レンズ素子L5は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2におけるレンズ素子を説明する。第6レンズ素子L6は、両凸レンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。第7レンズ素子L7は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズである。第8レンズ素子L8は、両凸レンズである。第9レンズ素子L9は、両凸レンズである。第10レンズ素子L10は、両凹レンズである。
第3レンズ群G3におけるレンズ素子を説明する。第11レンズ素子L11は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。
第4レンズ群G4におけるレンズ素子を説明する。第12レンズ素子L12は、両凸レンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。
実施の形態1に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は像側に凸の軌跡を描いて移動し、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3は物体側へ移動する。即ち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔及び第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が増大するように、各レンズ群が光軸に沿って移動する。
実施の形態1に係るズームレンズ系は、無限遠物点合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第3レンズ群G3が光軸に沿って像側へ移動する。
[2.実施の形態2(図3)]
図3は、実施の形態2に係るズームレンズ系のレンズ配置を表している。
ズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、正のパワーを有する第4レンズ群G4と、撮像素子Sと、で構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ素子L1と、負のパワーを有する第2レンズ素子L2と、負のパワーを有する第3レンズ素子L3と、正のパワーを有する第4レンズ素子L4と、負のパワーを有する第5レンズ素子L5と、で構成される。第3レンズ素子L3と第4レンズ素子L4は、接着剤等で接着される接合レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第6レンズ素子L6と、開口絞りAと、負のパワーを有する第7レンズ素子L7と、正のパワーを有する第8レンズ素子L8と、正のパワーを有する第9レンズ素子L9と、負のパワーを有する第10レンズ素子L10と、で構成される。第7レンズ素子L7と第8レンズ素子L8は、接着剤等で接着される接合レンズである。第9レンズ素子L9と第10レンズ素子L10は、接着剤等で接着される接合レンズである。
第3レンズ群G3は、単レンズであり、負のパワーを有する第11レンズ素子L11で構成される。
第4レンズ群G4は、単レンズであり、正のパワーを有する第12レンズ素子L12で構成される。
各レンズ素子について説明する。
第1レンズ群G1におけるレンズ素子を説明する。第1レンズ素子L1は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第2レンズ素子L2は、両凹レンズであり、像側に非球面形状を有する。第3レンズ素子L3は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズである。第4レンズ素子L4は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第5レンズ素子L5は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2におけるレンズ素子を説明する。第6レンズ素子L6は、両凸レンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。第7レンズ素子L7は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズである。第8レンズ素子L8は、両凸レンズである。第9レンズ素子L9は、両凸レンズである。第10レンズ素子L10は、両凹レンズである。
第3レンズ群G3におけるレンズ素子を説明する。第11レンズ素子L11は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。
第4レンズ群G4におけるレンズ素子を説明する。第12レンズ素子L12は、両凸レンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。
実施の形態2に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は像側に凸の軌跡を描いて移動し、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3は物体側へ移動する。即ち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔及び第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が増大するように、各レンズ群が光軸に沿って移動する。
実施の形態2に係るズームレンズ系は、無限遠物点合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第3レンズ群G3が光軸に沿って像側へ移動する。
[3.実施の形態3(図5)]
図5は、実施の形態3に係るズームレンズ系のレンズ配置を表している。
ズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、正のパワーを有する第4レンズ群G4と、撮像素子Sと、で構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ素子L1と、負のパワーを有する第2レンズ素子L2と、負のパワーを有する第3レンズ素子L3と、正のパワーを有する第4レンズ素子L4と、負のパワーを有する第5レンズ素子L5と、で構成される。第3レンズ素子L3と第4レンズ素子L4は、接着剤等で接着される接合レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第6レンズ素子L6と、開口絞りAと、負のパワーを有する第7レンズ素子L7と、正のパワーを有する第8レンズ素子L8と、正のパワーを有する第9レンズ素子L9と、負のパワーを有する第10レンズ素子L10と、で構成される。第7レンズ素子L7と第8レンズ素子L8は、接着剤等で接着される接合レンズである。第9レンズ素子L9と第10レンズ素子L10は、接着剤等で接着される接合レンズである。
第3レンズ群G3は、単レンズであり、負のパワーを有する第11レンズ素子L11で構成される。
第4レンズ群G4は、単レンズであり、正のパワーを有する第12レンズ素子L12で構成される。
各レンズ素子について説明する。
第1レンズ群G1におけるレンズ素子を説明する。第1レンズ素子L1は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第2レンズ素子L2は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズである。第3レンズ素子L3は、両凹レンズである。第4レンズ素子L4は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第5レンズ素子L5は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2におけるレンズ素子を説明する。第6レンズ素子L6は、両凸レンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。第7レンズ素子L7は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズである。第8レンズ素子L8は、両凸レンズである。第9レンズ素子L9は、両凸レンズである。第10レンズ素子L10は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。
第3レンズ群G3におけるレンズ素子を説明する。第11レンズ素子L11は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。
第4レンズ群G4におけるレンズ素子を説明する。第12レンズ素子L12は、両凸レンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。
実施の形態3に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は像側に凸の軌跡を描いて移動し、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3は物体側へ移動する。即ち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔及び第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が増大するように、各レンズ群が光軸に沿って移動する。
実施の形態3に係るズームレンズ系は、無限遠物点合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第3レンズ群G3が光軸に沿って像側へ移動する。
[4.実施の形態4(図7)]
図7は、実施の形態4に係るズームレンズ系のレンズ配置を表している。
ズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、正のパワーを有する第4レンズ群G4と、撮像素子Sと、で構成される。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ素子L1と、負のパワーを有する第2レンズ素子L2と、負のパワーを有する第3レンズ素子L3と、正のパワーを有する第4レンズ素子L4と、負のパワーを有する第5レンズ素子L5と、で構成される。第3レンズ素子L3と第4レンズ素子L4は、接着剤等で接着される接合レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、開口絞りAと、正のパワーを有する第6レンズ素子L6と、負のパワーを有する第7レンズ素子L7と、正のパワーを有する第8レンズ素子L8と、負のパワーを有する第9レンズ素子L9と、正のパワーを有する第10レンズ素子L10と、で構成される。第7レンズ素子L7と第8レンズ素子L8は、接着剤等で接着される接合レンズである。第9レンズ素子L9と第10レンズ素子L10は、接着剤等で接着される接合レンズである。
第3レンズ群G3は、単レンズであり、負のパワーを有する第11レンズ素子L11で構成される。
第4レンズ群G4は、単レンズであり、正のパワーを有する第12レンズ素子L12で構成される。
各レンズ素子について説明する。
第1レンズ群G1におけるレンズ素子を説明する。第1レンズ素子L1は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第2レンズ素子L2は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。第3レンズ素子L3は、両凹レンズである。第4レンズ素子L4は、両凸レンズである。第5レンズ素子L5は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2におけるレンズ素子を説明する。第6レンズ素子L6は、両凸レンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。第7レンズ素子L7は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズである。第8レンズ素子L8は、両凸レンズである。第9レンズ素子L9は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズである。第10レンズ素子L10は、両凸レンズである。
第3レンズ群G3におけるレンズ素子を説明する。第11レンズ素子L11は、物体側に凸形状を有するメニスカスレンズであり、物体側及び像側に非球面形状を有する。
第4レンズ群G4におけるレンズ素子を説明する。第12レンズ素子L12は、両凸レンズである。
実施の形態4に係るズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は像側に凸の軌跡を描いて移動し、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3は物体側へ移動する。即ち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が減少し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔及び第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が増大するように、各レンズ群が光軸に沿って移動する。
実施の形態4に係るズームレンズ系は、無限遠物点合焦状態から近接物体合焦状態へのフォーカシングの際に、第3レンズ群G3が光軸に沿って像側へ移動する。
[5.他の実施の形態]
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1から4を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
[6.条件式及び効果等]
以下、例えば実施の形態1〜4に係るズームレンズ系が満足することが可能な条件を説明する。なお、実施の形態1〜4に係るズームレンズ系に対して、複数の可能な条件が規定されるが、これら複数の条件すべてを満足するズームレンズ系の構成が最も効果的である。しかしながら、個別の条件を満足することにより、それぞれ対応する効果を奏するズームレンズ系を得ることも可能である。
実施の形態1〜4に係るズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群G1と、正のパワーを有する第2レンズ群G2と、負のパワーを有する第3レンズ群G3と、正のパワーを有する第4レンズ群G4と、撮像素子Sと、を備える。第1レンズ群G1は、少なくとも1枚の接合レンズを含み、第1レンズ群G1の最も像側のレンズ素子は物体側に対して凹形状を有する。このように構成することで、広角・大口径でありながら高い光学性能のズームレンズ系を達成できる。
また、実施の形態1〜4に係るズームレンズ系は、ズーミング操作時には、少なくとも第1レンズ群G1〜第3レンズ群G3までが光軸に沿って移動する。
そして、ズームレンズ系は、例えば以下の条件式(1)、(2)を満足することが好ましい。
8.0 ≦ Lw/{fw×tan(ωw)}≦ 15・・・(1)
ft/fw ≧ 4.5・・・(2)
ここで、
Lw:広角端における光学全長
ωw:広角端における半画角(°)
fw:広角端における全系の焦点距離
ft:望遠端における全系の焦点距離
である。
条件式(1)はレンズ鏡筒の大きさを規定するための条件である。条件式(1)の下限を下回ると、広角端における鏡筒長を短くすることはできるが、撮像時において良好な光学性能を確保するために必要な最低限の鏡筒長を下回ることになり、像面湾曲や歪曲収差等の諸収差の補正が困難となる。また、条件式(1)の上限を上回ると、性能確保において必要以上に鏡筒長を持つことになり、小型なレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。また、条件式(2)は、広角端における全系の焦点距離と望遠端における全系の焦点距離との比を規定するための条件である。基本構成を有するズームレンズ系は、条件式(2)を満足することで、比較的高いズーム比を有し、中乃至高倍率を確保することができる。
なお、さらに以下の条件式(1A)、(1B)、(2A)の少なくとも一つを満足することにより、上記の効果を更に奏功させることができる。
9 ≦ Lw/{fw×tan(ωw)} ・・・(1A)
Lw/{fw×tan(ωw)}≦ 12 ・・・(1B)
ft/fw ≧ 4.7 ・・・(2A)
更に、ズームレンズ系は、例えば以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
−4.0 ≦ (R1+R2)/(R1−R2)≦ −1.1・・・(3)
ここで、
R1:第1レンズ群内の最も像側に位置するレンズ素子の物体側曲率半径
R2:第1レンズ群内の最も像側に位置するレンズ素子の像側曲率半径
である。
条件式(3)は、1群内の最も像側に位置するレンズ素子の形状を規定するための条件である。条件式(3)の範囲を外れると、広角端における諸収差、特に像面湾曲、歪曲収差の補正が困難となる。
なお、さらに以下の条件(3A)、(3B)の少なくとも一つを満足することにより、上記の効果を更に奏功させることができる。
−3.2 ≦ (R1+R2)/(R1−R2) ・・・(3A)
(R1+R2)/(R1−R2)≦ −2.5 ・・・(3B)
更に、ズームレンズ系は、例えば以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
50 ≦ ωw ≦ 70・・・(4)
ここで、
ωw:広角端における半画角(°)
である。
条件式(4)は、広角端における半画角を規定するための条件である。基本構成を有するズームレンズ系は、条件式(4)を満足することで、光学性能を維持しつつ、広角化を達成することができる。
なお、さらに以下の条件式(4A)、(4B)の少なくとも一つを満足することにより、上記の効果を更に奏功させることができる。
60 ≦ ωw ・・・(4A)
ωw ≦ 65 ・・・(4B)
更に、ズームレンズ系は、例えば以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
−3.5 ≦ f1/fw ≦ −2.0・・・(5)
ここで、
f1:第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端における全系の焦点距離
である。
条件式(5)は、第1レンズ群の焦点距離と広角端における全系の焦点距離との比を規定するための条件である。条件式(5)の下限を下回ると、第1レンズ群のパワーが小さくなるため広角化を実現することが困難となる。また、条件式(5)の上限を上回ると、諸収差、特に広角端における像面湾曲、歪曲収差の補正が困難となる。
なお、さらに以下の条件式(5A)、(5B)の少なくとも一つを満足することにより、上記の効果を更に奏功させることができる。
−2.6 ≦ f1/fw ・・・(5A)
f1/fw ≦ −2.1 ・・・(5B)
更に、ズームレンズ系は、例えば以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
νd1n ≧ 60・・・(6)
ここで、
νd1n:接合レンズを構成する2枚のレンズ素子のうち、負のパワーを有するレンズ素子のアッベ数
である。
条件式(6)は、第1レンズ群の接合レンズを構成する負レンズのアッベ数を規定するための条件である。条件式(6)の下限を下回ると、広角端から望遠端における色収差の補正を良好に行なうことが困難となる。
なお、さらに以下の条件式(6A)を満足することにより、上記の効果を更に奏功させることができる。
νd1n ≧ 62・・・(6A)
更に、ズームレンズ系は、例えば以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
2.8 ≦ f2/fw ≦ 4.0・・・(7)
ここで、
f2:第2レンズ群の焦点距離
fw:広角端における全系の焦点距離
である。
条件式(7)は、第2レンズ群の焦点距離と広角端における全系の焦点距離との比を規定するための条件である。条件式(7)の下限を下回ると、第2レンズ群のパワーが大きくなるため諸収差、特に望遠端における球面収差、軸上色収差の補正が困難となる。また、条件式(7)の上限を上回ると、第2レンズ群の移動量が大きくなることで光学全長が伸びることからコンパクトな鏡筒を構成することが困難となる。
なお、さらに以下の条件式(7A)、(7B)の少なくとも一つを満足することにより、上記の効果を更に奏功させることができる。
3.0 ≦ f2/fw ・・・(7A)
f2/fw ≦ 3.7 ・・・(7B)
更に、ズームレンズ系は、例えば以下の条件式(8)を満足することが好ましい。
νd2p ≧ 65 ・・・(8)
ここで、
νd2p:第2レンズ群において正のパワーを有するレンズ素子のアッベ数平均値
である。
条件式(8)は、第2レンズ群において正のパワーを有するレンズ素子のアッベ数平均値を規定するための条件である。条件式(8)の下限を下回ると、望遠端において諸収差、特に軸上色収差の補正が困難となる。
なお、さらに以下の条件式(8A)を満足することにより、上記の効果を更に奏功させることができる。
νd2p ≧ 69 ・・・(8A)
更に、ズームレンズ系は、例えば以下の条件式(9)を満足することが好ましい。
−6.0 ≦ f3/fw ≦ −2.0・・・(9)
ここで、
f3:第3レンズ群の焦点距離
fw:広角端における全系の焦点距離
である。
条件式(9)は、第3レンズ群の焦点距離と広角端における全系の焦点距離との比を規定するための条件である。条件式(9)の下限を下回ると、第3レンズ群の移動量が大きくなることで光学全長が伸びることからコンパクトな鏡筒を構成ことが困難となる。また、条件式(9)の上限を上回ると、第3レンズ群のパワーが大きくなるため、フォーカシング時における遠距離から近距離までの像面変動を抑えることが困難となる。
なお、さらに以下の条件(9A)、(9B)の少なくとも一つを満足することにより、上記の効果を更に奏功させることができる。
―5.1 ≦ f3/fw ・・・(9A)
f3/fw ≦ −2.9 ・・・(9B)
最後に、ズームレンズ系は、例えば以下の条件式(10)を満足することが好ましい。
3.0 ≦ f4/fw ≦ 5.3 ・・・(10)
ここで、
f4:第4レンズ群の焦点距離
fw:広角端における全系の焦点距離
である。
条件式(10)は、第4レンズ群の焦点距離と広角端における全系の焦点距離との比を規定するための条件である。条件式(10)の下限を下回ると、第4レンズ群のパワーが大きくなるため、諸収差、特に像面湾曲を抑えることが困難となる。また、条件式(10)の上限を上回ると、像面へ入射する光線の角度が大きくなり、カラーシェーディングを抑えることが困難となる。
なお、さらに以下の条件式(10A)、(10B)の少なくとも一つを満足することにより、上記の効果を更に奏功させることができる。
3.3 ≦ f4/fw ・・・(10A)
f4/fw ≦ 5.0 ・・・(10B)
(実施の形態1を適用したデジタルカメラの概略構成)
図9は、実施の形態1に係るズームレンズ系を適用したネットワークカメラの概略構成図である。なお、実施の形態2〜4に係るズームレンズ系を適用することも可能である。
図9に示すように、ネットワークカメラは、筐体4と、撮像素子Sと、ズームレンズ系1と、通信部3と、で構成されている。
ズームレンズ系1には、実施の形態1と同様に、ズーミングの際に第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4までの全てのレンズ群が光軸に沿って移動するように、アクチュエータやレンズ枠が構成されている。
ネットワークカメラは、ズームレンズ系1により、撮像素子Sに結像された被写体像を、通信部3を介して外部機器に送信することが可能である。
なお、以上説明した実施の形態1に係るズームレンズ系をネットワークカメラに適用した例を示したが、デジタルカメラやスマートフォン、レンズ交換式カメラ等に適用することも可能である。
(数値実施例)
以下、実施の形態1〜4に係るズームレンズ系を具体的に実施した数値実施例1〜4を説明する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。また、各数値実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、νdはd線に対するアッベ数である。また、各数値実施例において、*印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式で定義している。
Figure 0006543815
ここで、
Z:光軸からの高さがhの非球面上の点から、非球面頂点の接平面までの距離、
h:光軸からの高さ、
r:頂点曲率半径、
κ:円錐定数、
An:n次の非球面係数
である。
図2、4、6及び8は、各々実施の形態1〜4に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。
各縦収差図において、(a)は広角端、(b)は中間位置、(c)は望遠端における各収差を表す。各縦収差図は、左側から順に、球面収差(SA(mm))、非点収差(AST(mm))、歪曲収差(DIS(%))を示す。球面収差図において、縦軸はFナンバー(図中、Fで示す)を表し、実線はd線(d−line)、短破線はF線(F−line)、長破線はC線(C−line)の特性である。非点収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表し、実線はサジタル平面(図中、sで示す)、破線はメリディオナル平面(図中、mで示す)の特性である。歪曲収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表す。
(数値実施例1)
数値実施例1のズームレンズ系は、図1に示した実施の形態1に対応する。数値実施例1のズームレンズ系の面データを表1に、非球面データを表2に、無限遠合焦状態での各種データを表3A〜表3Dに示す。
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
(数値実施例2)
数値実施例2のズームレンズ系は、図3に示した実施の形態2に対応する。数値実施例2のズームレンズ系の面データを表4に、非球面データを表5に、無限遠合焦状態での各種データを表6A〜表6Dに示す。
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
(数値実施例3)
数値実施例3のズームレンズ系は、図5に示した実施の形態3に対応する。数値実施例3のズームレンズ系の面データを表7に、非球面データを表8に、無限遠合焦状態での各種データを表9A〜表9Dに示す。
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
(数値実施例4)
数値実施例4のズームレンズ系は、図7に示した実施の形態4に対応する。数値実施例4のズームレンズ系の面データを表10に、非球面データを表11に、無限遠合焦状態での各種データを表12A〜表12Dに示す。
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
Figure 0006543815
(条件の対応値)
以下の表13に、各数値実施例のズームレンズ系における各条件の対応値を示す。
Figure 0006543815
本開示に係るズームレンズ系は、デジタルスチルカメラ、交換レンズ式デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話機器のカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)のカメラ、監視システムにおける監視カメラ、Webカメラ、車載カメラ等に適用可能であり、特にデジタルスチルカメラシステム、デジタルビデオカメラシステムといった高画質が要求される撮影光学系に好適である。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
L1 第1レンズ素子
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
L5 第5レンズ素子
L6 第6レンズ素子
L7 第7レンズ素子
L8 第8レンズ素子
L9 第9レンズ素子
L10 第10レンズ素子
L11 第11レンズ素子
L12 第12レンズ素子
A 開口絞り
S 撮像素子
1 ズームレンズ系
3 通信部
4 筐体

Claims (11)

  1. 少なくとも1枚のレンズ素子で構成されたレンズ群を複数有するズームレンズ系であって、
    物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群と、からなり、
    前記第1レンズ群は、物体側より順に、像側に凹面を向けた負メニスカス形状の第1レンズ素子と、像側に凹面を向けた負メニスカス形状の第2レンズ素子と、像側に凹面を向けた第3レンズ素子と、物体側に凸面を向けた第4レンズ素子と、物体側に凹面を向けた第5レンズ素子で構成され、
    前記第3レンズ素子と前記第4レンズ素子は接合レンズを構成する、ズームレンズ系。
  2. 撮影時の広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍を行い、以下の条件式(1)及び(2)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    8.0 ≦ Lw/{fw×tan(ωw)}≦ 15・・・(1)
    ft/fw ≧ 4.5・・・(2)
    ここで、
    Lw:広角端における光学全長
    ωw:広角端における半画角(°)
    fw:広角端における全系の焦点距離
    ft:望遠端における全系の焦点距離
    である、ズームレンズ系。
  3. 前記第1レンズ群の前記最も像側のレンズ素子は負のパワーを有し、以下の条件式(3)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    −4.0 ≦ (R1+R2)/(R1−R2)≦ −1.1・・・(3)
    ここで、
    R1:第1レンズ群内の最も像側に位置するレンズ素子の物体側曲率半径
    R2:第1レンズ群内の最も像側に位置するレンズ素子の像側曲率半径
    である、ズームレンズ系。
  4. 以下の条件式(4)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    50 ≦ ωw ≦ 70・・・(4)
    ここで、
    ωw:広角端における半画角(°)
    である、ズームレンズ系。
  5. 以下の条件式(5)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    −3.5 ≦ f1/fw ≦ −2.0・・・(5)
    ここで、
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    fw:広角端における全系の焦点距離
    である、ズームレンズ系。
  6. 前記第1レンズ群に含まれる前記接合レンズの負のパワーを有するレンズ素子は以下の条件式(6)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    νd1n ≧ 60・・・(6)
    ここで、
    νd1n:接合レンズを構成する2枚のレンズ素子のうち、負のパワーを有するレンズ素子のアッベ数
    である、ズームレンズ系。
  7. 以下の条件式(7)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    2.8 ≦ f2/fw ≦ 4.0・・・(7)
    ここで、
    f2:第2レンズ群の焦点距離
    fw:広角端における全系の焦点距離
    である、ズームレンズ系。
  8. 前記第2レンズ群において、正のパワーを有する全てのレンズ素子のアッベ数の平均値は、以下の条件式(8)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    νd2p ≧ 65・・・(8)
    ここで、
    νd2p:第2レンズ群において正のパワーを有するレンズ素子のアッベ数平均値
    である、ズームレンズ系。
  9. 無限遠合焦状態から有限距離合焦状態へフォーカシングする場合、前記第3レンズ群を像側へ可動することによって合焦動作を行い、以下の条件式(9)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    −6.0 ≦ f3/fw ≦ −2.0・・・(9)
    ここで、
    f3:第3レンズ群の焦点距離
    fw:広角端における全系の焦点距離
    である、ズームレンズ系。
  10. 前記第4レンズ群は、広角端から望遠端へのズーミングに際して、像面に対して固定であり、以下の条件式(10)を満足する、請求項1に記載のズームレンズ系:
    3.0 ≦ f4/fw ≦ 5.3・・・(10)
    ここで、
    f4:第4レンズ群の焦点距離
    fw:広角端における全系の焦点距離
    である、ズームレンズ系。
  11. 請求項1に記載のズームレンズ系と、前記ズームレンズ系によって形成された像を受光する撮像素子を有する、撮像装置。
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