JP6814931B2 - ズームレンズ系、ズームレンズ系を有する交換レンズ装置及びカメラシステム、ズームレンズ系を有する撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ系、ズームレンズ系を有する交換レンズ装置及びカメラシステム、ズームレンズ系を有する撮像装置 Download PDF

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Description

本開示は、ズームレンズ系、交換レンズ装置、カメラシステム及び撮像装置に関する。
レンズ交換式デジタルカメラシステム(以下、単に「カメラシステム」ともいう)は、高感度で高画質な画像を撮影することができ、フォーカシングや撮影後の画像処理が高速で、撮りたい場面に合わせて手軽に交換レンズ装置を取り替えることができる等の利点があり、近年急速に普及している。また光学像を変倍可能に形成するズームレンズ系を備えた交換レンズ装置は、レンズ交換をすることなく焦点距離を自在に変化させることができる。
交換レンズ装置に用いるズームレンズ系としては、従来より、広角端から望遠端まで高い光学性能を有するものが求められており、像ぶれ補正機能を有する多群構成のズームレンズ系が種々提案されている。
例えば、特許文献1は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有し、少なくとも1枚の樹脂レンズを含む第4レンズ群と、第4レンズ群内に配置される開口絞りとを備える。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が単調に減少し、第4レンズ群の光軸方向の厚みと、広角端における全系の焦点距離の比が、特定範囲に設定されたズームレンズを開示している。
また、特許文献2は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ群と、正のパワーを有する第2レンズ群と、負のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群とからなり、第2レンズ群が、物体側から像側へと順に、物体側第2レンズ群と像側第2レンズ群とからなり、像側第2レンズ群が、光軸に対して垂直方向に移動して像ぶれを光学的に補正し、像側第2レンズ群の合成焦点距離と、広角端での全系の焦点距離の比が、特定範囲に設定されたズームレンズを開示している。
国際公開第2011/099250号 国際公開第2012/086153号
本開示は、像ぶれ補正に伴う光学像の歪みが良好に補正された像ぶれ補正機能を有しながら、小型で軽量なズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む交換レンズ装置及びカメラシステム、該ズームレンズ系を含む撮像装置を提供する。
本開示におけるズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、負のパワーを有する第4レンズ群と、正のパワーを有する第5レンズ群と、からなる
第2レンズ群と、第3レンズ群の間に開口絞りを有する。
第3レンズ群は、物体側から像側へと順に、少なくとも、正パワーを有するレンズ素子L3aと、正パワーを有するレンズ素子L3bと、負パワーを有するレンズ素子L3cと、正パワーを有するレンズ素子L3dと、を備える。
レンズ素子L3cとレンズ素子L3dは、互いに一方の光学面が接合されている。
レンズ素子L3bが光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動して像ぶれを光学的に補正する。
無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングに際して、第4レンズ群が光軸に沿って移動する。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、少なくとも、第1レンズ群と、第2レンズ群と、第3レンズ群と、第4レンズ群と、が光軸方向に移動する。
そして、下記の条件(1)および(2)を満足する。
0.24<fL3b/fG3<3.0 ・・・(1)
0.20<D3Gmax/T3G<0.8 ・・・(2)
ここで、
fL3b:レンズ素子L3bの焦点距離、
fG3 :第3レンズ群の焦点距離、
D3Gmax : 第3レンズ群に含まれる空気間隔であって、最大の空気間隔、
T3G : 第3レンズ群の光軸上での厚み、
である。
本開示における交換レンズ装置は、光学像を受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体と、カメラ本体のカメラマウント部を介して着脱自在な交換レンズ装置であって、物体の光学的な像を撮像素子に形成するズームレンズ系と、カメラマウント部と電気的および/または機械的に接続されるレンズマウント部とを備える。
本開示におけるカメラシステムは、ズームレンズ系を含む交換レンズ装置と、交換レンズ装置とカメラマウント部を介して着脱可能に接続され、ズームレンズ系が形成する光学像を受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体と、を備える。
本開示における撮像装置は、物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行う撮像装置であって、物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子と、を備える。
本開示によれば、像ぶれ補正に伴う光学像の歪みが良好に補正された像ぶれ補正機能を有しながら、小型で軽量なズームレンズ系、該ズームレンズ系を含む交換レンズ装置及びカメラシステムを提供することができる。
実施の形態1(数値実施例1)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 数値実施例1に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 数値実施例1に係るズームレンズ系の近接合焦状態の縦収差図 数値実施例1に係るズームレンズ系の望遠端における横収差図 実施の形態2(数値実施例2)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 数値実施例2に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 数値実施例2に係るズームレンズ系の近接合焦状態の縦収差図 数値実施例2に係るズームレンズ系の望遠端における横収差図 実施の形態3(数値実施例3)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 数値実施例3に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 数値実施例3に係るズームレンズ系の近接合焦状態の縦収差図 数値実施例3に係るズームレンズ系の望遠端における横収差図 実施の形態4に係るレンズ交換式デジタルカメラシステムの概略構成図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
本開示において、レンズ群とは少なくとも1枚のレンズ素子で構成された群であり、レンズ群を構成するレンズ素子の種類、枚数、配置等に応じて、レンズ群ごとにパワー、合成焦点距離等が決定される。
(実施の形態1〜3)
図1、5、及び9は、各々実施の形態1〜3に係るズームレンズ系202A〜202Cのレンズ配置図であり、いずれも無限遠合焦状態にあるズームレンズ系を表している。なお、ズームレンズ系202A〜202Cを総称してズームレンズ系202という場合がある。
図1、5、及び9の(a)は広角端(最短焦点距離状態:焦点距離fW)のレンズ構成、(b)は中間位置(中間焦点距離状態:焦点距離fM=√(fW*fT))のレンズ構成、(c)は望遠端(最長焦点距離状態:焦点距離fT)のレンズ構成をそれぞれ表している。
また、図1、5、及び9の(a)と(b)との間に設けられた折れ線の矢印は、上から順に、広角端、中間位置、望遠端の各状態におけるレンズ群の位置を結んで得られる直線である。広角端と中間位置との間、中間位置と望遠端との間は、単純に直線で接続されているだけであり、実際の各レンズ群の動きとは異なる。
さらに、図1、5、及び9において、レンズ群に付された矢印は、無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングの際にレンズ群が移動する方向を表す。すなわち、図1、5、及び9は、後述する第4レンズ群G4が無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングの際に像側へ移動することを示している。
なお図1、5、及び9の(a)において、特定の面に付されたアスタリスク*は、該面が非球面であることを示している。また図1、5、及び9において、各レンズ群の符号に付された記号(+)及び記号(−)は、各レンズ群のパワーの符号に対応する。また図1、5、及び9の(a)〜(c)において、最も右側に記載された直線は、像面(撮像素子)Sの位置を表す。
実施の形態1〜3に係るズームレンズ系202は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群G1と、負のパワーを有する第2レンズ群G2と、正のパワーを有する第3レンズ群G3と、負のパワーを有する第4レンズ群G4と、正のパワーを有する第5レンズ群G5とを備える。
各実施の形態に係るズームレンズ系202では、ズーミングに際して、各レンズ群の間隔が変化する。すなわち、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔d3、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔d9、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔d17、及び第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔d19がいずれも変化するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、及び第4レンズ群G4が光軸に沿った方向にそれぞれ移動する。
さらに、実施の形態1〜3に係るズームレンズ系202は、図1、5及び9に示すように、第7レンズ素子L7(レンズ素子L3bの一例)が、像ぶれを光学的に補正するために光軸に対して垂直方向に移動する。
さらに、実施の形態1〜3に係るズームレンズ系202において、第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を有する負メニスカス形状の第1レンズ素子L1と、物体側に凸面を有する正メニスカス形状の第2レンズ素子L2と、からなる。第1レンズ素子L1と、第2レンズ素子L2は互いに光学面が接着材などで接合されている。
以下に、実施の形態ごとに具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るズームレンズ系202Aを表している。
ズームレンズ系202Aの第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を有する負メニスカス形状の第3レンズ素子L3と、負のパワーを有する両凹形状の第4レンズ素子L4と、物体側に凸面を有する正メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、からなる。
ズームレンズ系202Aの第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する両凸形状の第6レンズ素子L6(レンズ素子L3aの一例)と、正のパワーを有する両凸形状の第7レンズ素子L7(レンズ素子L3bの一例)と、物体側に凸面を有する負メニスカス形状の第8レンズ素子L8(レンズ素子L3cの一例)と、正のパワーを有する両凸形状の第9レンズ素子L9(レンズ素子L3dの一例)と、からなる。第8レンズ素子L8と、第9レンズ素子L9は互いに光学面が接着材などで接合されている。第6レンズ素子L6は、その物体側の面が非球面である。第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。開口絞りAは、第3レンズ群G3の最物体側に配置され、第3レンズ群G3と一体となって移動する。
ズームレンズ系202Aの第4レンズ群G4は、負のパワーを有する両凹形状の第10レンズ素子L10からなる。
ズームレンズ系202Aの第5レンズ群G5は、物体側から像側へと順に、物体側に凹面を有する正メニスカス形状の第11レンズ素子L11と、正のパワーを有する両凸形状の第12レンズ素子L12と、からなる。第11レンズ素子L11は、その両面が非球面である。
ズームレンズ系202Aにおいて、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は、物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて移動し、第3レンズ群G3は、物体側へ移動し、第4レンズ群G4は、物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。
すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔d3が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔d9が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔d17が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔d19が増大するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2に係るズームレンズ系202Bを表している。
ズームレンズ系202Bの第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を有する負メニスカス形状の第3レンズ素子L3と、負のパワーを有する両凹形状の第4レンズ素子L4と、物体側に凸面を有する正メニスカス形状の第5レンズ素子L5と、からなる。
ズームレンズ系202Bの第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する両凸形状の第6レンズ素子L6(レンズ素子L3aの一例)と、正のパワーを有する両凸形状の第7レンズ素子L7(レンズ素子L3bの一例)と、物体側に凸面を有する負メニスカス形状の第8レンズ素子L8(レンズ素子L3cの一例)と、正のパワーを有する両凸形状の第9レンズ素子L9(レンズ素子L3dの一例)と、からなる。第8レンズ素子L8と、第9レンズ素子L9は互いに光学面が接着材などで接合されている。第6レンズ素子L6は、その物体側の面が非球面である。第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。開口絞りAは、第3レンズ群G3の最物体側に配置され、第3レンズ群G3と一体となって移動する。
ズームレンズ系202Bの第4レンズ群G4は、負のパワーを有する両凹形状の第10レンズ素子L10からなる。第10レンズ素子L10は、その両面が非球面である。
ズームレンズ系202Bの第5レンズ群G5は、物体側に凹面を有する正メニスカス形状の第11レンズ素子L11からなる。
ズームレンズ系202Bにおいて、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は、像側に凸の軌跡を描いて移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて移動し、第3レンズ群G3は、物体側へ移動し、第4レンズ群G4は、物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。
すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔d3が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔d9が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔d17が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔d19が増大するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3に係るズームレンズ系202Cを表している。
ズームレンズ系202Cの第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を有する負メニスカス形状の第3レンズ素子L3と、負のパワーを有する両凹形状の第4レンズ素子L4と、正のパワーを有する両凸形状の第5レンズ素子L5と、からなる。
ズームレンズ系202Cの第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、物体側に凸面を有する正メニスカス形状の第6レンズ素子L6(レンズ素子L3aの一例)と、正のパワーを有する両凸形状の第7レンズ素子L7(レンズ素子L3bの一例)と、負のパワーを有する両凹形状の第8レンズ素子L8(レンズ素子L3cの一例)と、正のパワーを有する両凸形状の第9レンズ素子L9(レンズ素子L3dの一例)と、からなる。第8レンズ素子L8と、第9レンズ素子L9とが接合されている。第7レンズ素子L7は、その両面が非球面である。開口絞りAは、第3レンズ群G3の最物体側に配置され、第3レンズ群G3と一体となって移動する。
ズームレンズ系202Cの第4レンズ群G4は、負のパワーを有する両凹形状の第10レンズ素子L10からなる。第10レンズ素子L10は、その両面が非球面である。
ズームレンズ系202Cの第5レンズ群G5は、物体側に凸面を有する正メニスカス形状の第11レンズ素子L11からなる。
ズームレンズ系202Cにおいて、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1は、物体側へ移動し、第2レンズ群G2は、像側に凸の軌跡を描いて移動し、第3レンズ群G3は、物体側へ移動し、第4レンズ群G4は、物体側へ移動し、第5レンズ群G5は、像面Sに対して固定されている。
すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔d3が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔d9が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔d17が変化し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔d19が増大するように、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、が光軸に沿ってそれぞれ移動する。
(条件及び効果等)
以下、例えば実施の形態1〜3に係るズームレンズ系202のごときズームレンズ系が満足することが好ましい条件を説明する。なお、各実施の形態に係るズームレンズ系に対して、複数の好ましい条件が規定されるが、これら複数の条件すべてを満足するズームレンズ系の構成が最も望ましい。しかしながら、個別の条件を満足することにより、それぞれ対応する効果を奏するズームレンズ系を得ることも可能である。
ズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群G1と、負のパワーを有する第2レンズ群G2と、正のパワーを有する第3レンズ群G3と、負のパワーを有する第4レンズ群G4と、正のパワーを有する第5レンズ群G5と、を備える。
第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3の間に開口絞りAを有する。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、少なくとも、正パワーを有するレンズ素子L3aと、正パワーを有するレンズ素子L3bと、負パワーを有するレンズ素子L3cと、正パワーを有するレンズ素子L3dと、を備える。
レンズ素子L3cとレンズ素子L3dは、互いに一方の光学面が接合されている。
レンズ素子L3bが光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動して像ぶれを光学的に補正する。
無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングに際して、第4レンズ群G4が光軸に沿って移動する。
撮影時の広角端から望遠端へのズーミングに際して、少なくとも、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4と、が光軸方向に移動する。
そして、下記の条件(1)を満足する。
0.24<fL3b/fG3<3.0 ・・・(1)
ここで、
fL3b:レンズ素子L3bの焦点距離、
fG3 :第3レンズ群G3の焦点距離、
である。
条件(1)は、像ぶれを光学的に補正するレンズ素子L3bの焦点距離と、第3レンズ群G3との関係を規定する条件である。条件(1)の下限を下回ると、像ぶれ補正の際の偏心コマ収差、偏心非点収差が発生するとともに、像ぶれ補正に伴う歪曲の変動が大きくなる。逆に条件(1)の上限を上回ると、レンズ素子L3bの移動量が大きくなりすぎ、該レンズ素子L3bを移動させるためのアクチュエータも大きくなる。その結果、ズームレンズ及びそれを保持するレンズ鏡筒も大きくなってしまい、小型化が実現され得ない。
なお、さらに以下の条件(1a)及び(1b)の少なくとも1つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
0.30<fL3b/fG3<3.0 ・・・(1a)
0.24<fL3b/fG3<1.5 ・・・(1b)
なお、さらに以下の条件(1c)及び(1d)の少なくとも1つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
0.35<fL3b/fG3<3.0 ・・・(1c)
0.24<fL3b/fG3<1.2 ・・・(1d)
また、例えば、ズームレンズ系は、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、最像側に配置された第5レンズ群G5が像面に対して固定されるのが望ましい。
これにより、ズームレンズ系内への塵等の進入が充分に防御され得るという利点がある。またカム構成を少なくすることができるので、レンズ鏡筒の構成も簡単にすることができる。
また、例えば、ズームレンズ系は、以下の条件(2)を満足することが好ましい。
0.20<D3Gmax/T3G<0.8 ・・・・(2)
ここで、
D3Gmax : 第3レンズ群G3に含まれる空気間隔であって、最大の空気間隔、
T3G : 第3レンズ群G3の光軸上での厚み、
である。
条件(2)は、第3レンズ群G3に含まれる空気間隔であって最大の空気間隔と、第3レンズ群G3の光軸上での厚みとの関係を規定する条件である。条件(2)の下限を下回ると、第3レンズ群G3の光軸上の厚みが増大するため、ズームレンズ系及びそれを保持するレンズ鏡筒も大きくなってしまい、小型化が実現され得ない。逆に条件(2)の上限を上回ると、第3レンズ群G3の光軸上の厚みに対する空気の割合が大きくなり過ぎ、収差補正に必要なレンズ素子の配置が困難となる。
なお、さらに以下の条件(2a)及び(2b)の少なくとも1つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
0.23<D3Gmax/T3G<0.8 ・・・(2a)
0.20<D3Gmax/T3G<0.6 ・・・(2b)
なお、さらに以下の条件(2c)及び(2d)の少なくとも1つを満足することにより、前記効果をさらに奏功させることができる。
0.25<D3Gmax/T3G<0.8 ・・・(2c)
0.20<D3Gmax/T3G<0.5 ・・・(2d)
また、例えば、ズームレンズ系202は、第1レンズ群G1を2枚のレンズ素子で構成するのが望ましい。
これにより、第1レンズ群G1の光軸上の厚みを短く保ちつつ、広角端の非点収差、望遠端のコマ収差をなどの諸収差を良好に補正できる。
また、例えば、ズームレンズ系202は、第2レンズ群G2を3枚のレンズ素子で構成するのが望ましい。
これにより、第2レンズ群の光軸上の厚みを短く保ちつつ、広角端の非点収差、望遠端の球面収差、コマ収差をなどの諸収差を良好に補正できる。
また、例えば、ズームレンズ系202は、第4レンズ群G4を1枚のレンズ素子で構成するのが望ましい。
これにより、第4レンズ群の軽量化が可能となり、無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングの際に、高速にフォーカシングすることが容易となる。また、第4レンズ群G4の光軸上の厚みを短くできるため、ズームレンズ系の小型化が可能である。
また、例えば、ズームレンズ系202は、レンズ素子L3bが樹脂レンズであるのが望ましい。
これにより、像ぶれ補正を行うレンズ素子の軽量化が可能となり、像ぶれ補正時にレンズ素子L3bを移動させるためのアクチュエータの簡素化、小型化が可能となる。
また、例えば、ズームレンズ系202は、第4レンズ群G4の少なくとも1枚のレンズ素子は、樹脂レンズで構成するのが望ましい。
これにより、フォーカシングを行うレンズ群の軽量化が可能となり、高速にフォーカシングすることが容易となる。
また、例えば、ズームレンズ系202は、広角端から望遠端へのズーミングの際に、開口絞りAと第3レンズ群G3は一体となって移動するのが望ましい。
これにより、カム構成を少なくすることができるので、レンズ鏡筒の構成を簡単にすることができる。
(実施の形態4)
図13は、実施の形態4に係るレンズ交換式デジタルカメラシステムの概略構成図である。
本実施の形態4に係るレンズ交換式デジタルカメラシステム100は、カメラ本体101と、カメラ本体101に着脱自在に接続される交換レンズ装置201と、を備える。
カメラ本体101は、交換レンズ装置201のズームレンズ系202によって形成される光学像を受光して、電気的な画像信号に変換する撮像素子102と、撮像素子102によって変換された画像信号を表示するモニタ103と、カメラマウント部104とを含む。
交換レンズ装置201は、実施の形態1〜3いずれかに係るズームレンズ系202と、ズームレンズ系202を保持するレンズ鏡筒203と、カメラ本体101のカメラマウント部104に接続されるレンズマウント部204とを含む。カメラマウント部104及びレンズマウント部204は、物理的な接続のみならず、カメラ本体101内のコントローラ(図示せず)と交換レンズ装置201内のコントローラ(図示せず)とを電気的に接続し、相互の信号のやり取りを可能とするインターフェースとしても機能する。なお、図13においては、ズームレンズ系202として実施の形態1に係るズームレンズ系202Aを用いた場合を図示している。
ズームレンズ系202は、レンズ鏡筒203内のレンズ枠によって保持されるズームレンズ(第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5)からなる。
ズームレンズはレンズ枠によってレンズ鏡筒203に保持されている。
交換レンズ装置201内のコントローラは、ズーミングの際に、アクチュエータ(図示せず)を制御し、レンズ枠を介して、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4と、を移動させる。
以上のように、本実施の形態において、交換レンズ装置201は、実施の形態1〜3いずれかに係るズームレンズ系202を有する。
これにより、コンパクトで結像性能に優れた交換レンズ装置を低コストで実現することができる。また、カメラシステム100全体の小型化及び低コスト化も達成することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜4を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1〜3に係るズームレンズ系は、実施の形態4に係るレンズ交換式デジタルカメラシステム100から、カメラマウント部104、レンズマウント部204を取り除き、カメラ本体101と交換レンズ装置201を一体にすれば、コンパクトデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置にも適応できる。この場合、撮像素子102によって変換された画像信号によってモニタ103に画像を表示したり、画像信号をメモリ(図示せず)に記録することができる。
実施の形態1〜3に係るズームレンズ系は、全てのズーミング域を使用する必要はない。すなわち、所望のズーミング域に応じて、光学性能が確保されている範囲を切り出し、後述の対応する数値実施例1〜3で説明するズームレンズ系よりも低倍率のズームレンズ系として使用してもよい。
実施の形態1〜3に係るズームレンズ系では、像ぶれ補正レンズ素子を光軸と垂直方向に移動させて像ぶれ補正を行っているが、垂直方向の成分を持つように移動させれば、画像のぶれを補正することが可能である。例えば、レンズ鏡筒構造の複雑化を許容すれば、光軸上に回転中心を持つように像ぶれ補正レンズ素子を回動させて像ぶれ補正を行ってもよい。
実施の形態1〜3に係るズームレンズ系を構成している各レンズ群は、入射光線を屈折により偏向させる屈折型レンズ素子(すなわち、異なる屈折率を有する媒質同士の界面で偏向が行われるタイプのレンズ素子)のみで構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ素子、回折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏向させる屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子、入射光線を媒質内の屈折率分布により偏向させる屈折率分布型レンズ素子等で、各レンズ群を構成してもよい。特に、屈折・回折ハイブリッド型レンズ素子において、屈折率の異なる媒質の界面に回折構造を形成すると、回折効率の波長依存性が改善されるので、好ましい。
(数値実施例)
以下、実施の形態1〜3に係るズームレンズ系202A〜202Cを具体的に実施した数値実施例を説明する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。また、各数値実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数である。また、各数値実施例において、*印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式で定義している。
Figure 0006814931
ここで、
Z:光軸からの高さがhの非球面上の点から、非球面頂点の接平面までの距離、
h:光軸からの高さ、
r:頂点曲率半径、
κ:円錐定数、
An:n次の非球面係数
である。
図2、6、及び10は、各々数値実施例1〜3に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。
また図3、7、及び11は、各々数値実施例1〜3に係るズームレンズ系の近接合焦状態の縦収差図である。なお、数値実施例1〜3における物体距離は、250mmである。
各縦収差図において、(a)は広角端、(b)は中間位置、(c)は望遠端における各収差を表す。各縦収差図は、左側から順に、球面収差(SA(mm))、非点収差(AST(mm))、歪曲収差(DIS(%))を示す。球面収差図において、縦軸はFナンバー(図中、Fで示す)を表し、実線はd線(d−line)、短破線はF線(F−line)、長破線はC線(C−line)の特性である。非点収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表し、実線はサジタル平面(図中、sで示す)、破線はメリディオナル平面(図中、mで示す)の特性である。歪曲収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表す。
図4、8及び12は、各々数値実施例1〜3に係るズームレンズ系の望遠端における横収差図である。各横収差図において、上側3つの収差図は、望遠端における像ぶれ補正を行っていない基本状態に対応し、下側3つの収差図は、レンズ素子L3b(数値実施例1〜3:第7レンズ素子L7)を光軸と垂直な方向に所定量移動させた望遠端における像ぶれ補正状態に対応する。
基本状態の3つの横収差図のうち、上段は最大像高の70%の像点における横収差、中段は軸上像点における横収差、下段は最大像高の−70%の像点における横収差に、それぞれ対応する。像ぶれ補正状態の3つの横収差図のうち、上段は最大像高の70%の像点における横収差、中段は軸上像点における横収差、下段は最大像高の−70%の像点における横収差に、それぞれ対応する。また各横収差図において、横軸は瞳面上での主光線からの距離を表し、実線はd線(d−line)、短破線はF線(F−line)、長破線はC線(C−line)の特性である。なお各横収差図において、メリディオナル平面を、第1レンズ群G1の光軸とレンズ素子L3bの光軸とを含む平面としている。
なお、各数値実施例のズームレンズ系について、望遠端における、像ぶれ補正状態でのレンズ素子L3bの光軸と垂直な方向への移動量は、以下に示すとおりである。
数値実施例1 0.151mm
数値実施例2 0.219mm
数値実施例3 0.092mm
撮影距離が無限遠で望遠端において、ズームレンズ系が0.3°だけ傾いた場合の像偏心量は、レンズ素子L3bが光軸と垂直な方向に上記の各値だけ平行移動するときの像偏心量に等しい。
各横収差図から明らかなように、軸上像点における横収差の対称性は良好であることがわかる。また、+70%像点における横収差と−70%像点における横収差とを基本状態で比較すると、いずれも湾曲度が小さく、収差曲線の傾斜がほぼ等しいことから、偏心コマ収差、偏心非点収差が小さいことがわかる。このことは、像ぶれ補正状態であっても充分な結像性能が得られていることを意味している。また、ズームレンズ系の像ぶれ補正角が同じ場合には、ズームレンズ系全体の焦点距離が短くなるにつれて、像ぶれ補正に必要な平行移動量が減少する。したがって、いずれのズーム位置であっても、0.3°までの像ぶれ補正角に対して、結像特性を低下させることなく充分な像ぶれ補正を行うことが可能である。
(数値実施例1)
数値実施例1のズームレンズ系は、図1に示した実施の形態1に対応する。数値実施例1のズームレンズ系の面データを表1に、非球面データを表2に、無限遠合焦状態での各種データを表3A〜Dに、近接合焦状態での各種データを表4に示す。
(面データ)
Figure 0006814931
(非球面データ)
Figure 0006814931
(無限遠合焦状態での各種データ)
Figure 0006814931
Figure 0006814931
Figure 0006814931
Figure 0006814931
(近接合焦状態での各種データ)
Figure 0006814931
(数値実施例2)
数値実施例2のズームレンズ系は、図5に示した実施の形態2に対応する。数値実施例2のズームレンズ系の面データを表5に、非球面データを表6に、無限遠合焦状態での各種データを表7A〜Dに、近接合焦状態での各種データを表8に示す。
(面データ)
Figure 0006814931
(非球面データ)
Figure 0006814931
(無限遠合焦状態での各種データ)
Figure 0006814931
Figure 0006814931
Figure 0006814931
Figure 0006814931
(近接合焦状態での各種データ)
Figure 0006814931
(数値実施例3)
数値実施例3のズームレンズ系は、図9に示した実施の形態3に対応する。数値実施例3のズームレンズ系の面データを表9に、非球面データを表10に、無限遠合焦状態での各種データを表11A〜Dに、近接合焦状態での各種データを表12に示す。
(面データ)
Figure 0006814931
(非球面データ)
Figure 0006814931
(無限遠合焦状態での各種データ)
Figure 0006814931
Figure 0006814931
Figure 0006814931
Figure 0006814931
(近接合焦状態での各種データ)
Figure 0006814931
(条件の対応値)
以下の表13に、各数値実施例のズームレンズ系における各条件の対応値を示す。
Figure 0006814931
本開示に係るズームレンズ系は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話機器のカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)のカメラ、監視システムにおける監視カメラ、Webカメラ、車載カメラ等に適用可能であり、特にデジタルスチルカメラシステム、デジタルビデオカメラシステムといった高画質が要求される撮影光学系に好適である。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
L1 第1レンズ素子
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
L5 第5レンズ素子
L6 第6レンズ素子
L7 第7レンズ素子
L8 第8レンズ素子
L9 第9レンズ素子
L10 第10レンズ素子
L11 第11レンズ素子
L12 第12レンズ素子
A 開口絞り
S 像面(撮像素子)
100 レンズ交換式デジタルカメラシステム(カメラシステム)
101 カメラ本体
102 撮像素子
103 モニタ
104 カメラマウント部
201 交換レンズ装置
202,202A,202B,202C ズームレンズ系
203 レンズ鏡筒
204 レンズマウント部

Claims (11)

  1. 物体側から像側へと順に、
    正のパワーを有する第1レンズ群と、
    負のパワーを有する第2レンズ群と、
    正のパワーを有する第3レンズ群と、
    負のパワーを有する第4レンズ群と、
    正のパワーを有する第5レンズ群と、
    からなり
    前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間に開口絞りを有し、
    前記第3レンズ群は、物体側から像側へと順に、少なくとも、
    正のパワーを有するレンズ素子L3aと、
    正のパワーを有するレンズ素子L3bと、
    負のパワーを有するレンズ素子L3cと、
    正のパワーを有するレンズ素子L3dと、
    を有し、
    前記レンズ素子L3cと前記レンズ素子L3dは、互いに一方の光学面が接合され、
    前記レンズ素子L3bが光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動して像ぶれを光学的に補正し、
    無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングに際して、前記第4レンズ群が光軸に沿って移動し、
    広角端から望遠端へのズーミングに際して、少なくとも、
    前記第1レンズ群と、
    前記第2レンズ群と、
    前記第3レンズ群と、
    前記第4レンズ群と、
    が光軸方向に移動し、
    下記の条件(1)および(2)を満足するズームレンズ系:
    0.24<fL3b/fG3<3.0 ・・・(1)
    0.20<D3Gmax/T3G<0.8 ・・・(2)
    ここで、
    fL3b:前記レンズ素子L3bの焦点距離、
    fG3 :前記第3レンズ群の焦点距離、
    D3Gmax : 前記第3レンズ群に含まれる空気間隔であって、最大の空気間隔、
    T3G : 前記第3レンズ群の光軸上での厚み、
    である。
  2. 広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記第5レンズ群が像面に対して固定されている、請求項1に記載のズームレンズ系。
  3. 前記第1レンズ群が、2枚のレンズ素子から構成されている、
    請求項1または2のいずれかに記載のズームレンズ系。
  4. 前記第2レンズ群が、3枚のレンズ素子から構成されている、
    請求項1から3のいずれかに記載のズームレンズ系。
  5. 前記第4レンズ群が、1枚のレンズ素子から構成されている、
    請求項1から4のいずれかに記載のズームレンズ系。
  6. 前記レンズ素子L3bが樹脂レンズである、
    請求項1から5のいずれかに記載のズームレンズ系。
  7. 前記第4レンズ群が少なくとも1枚の樹脂レンズを有する、
    請求項1から6のいずれかに記載のズームレンズ系。
  8. 広角端から望遠端へのズーミングの際に、前記開口絞りが前記第3レンズ群と一体となって移動する、
    請求項1から7のいずれかに記載のズームレンズ系。
  9. 光学像を受光して電気的な画像信号に変換する撮像素子を含むカメラ本体と、前記カメラ本体のカメラマウント部を介して着脱自在な交換レンズ装置であって、
    該交換レンズ装置は、
    物体の光学像を前記撮像素子に形成するズームレンズ系と、
    前記カメラマウント部と電気的および/または機械的に接続されるレンズマウント部と、
    を備え、
    前記ズームレンズ系が、物体側から像側へと順に、
    正のパワーを有する第1レンズ群と、
    負のパワーを有する第2レンズ群と、
    正のパワーを有する第3レンズ群と、
    負のパワーを有する第4レンズ群と、
    正のパワーを有する第5レンズ群と、
    からなり、
    前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間に開口絞りを有し、
    前記第3レンズ群は、物体側から像側へと順に、少なくとも、
    正のパワーを有するレンズ素子L3aと、
    正のパワーを有するレンズ素子L3bと、
    負のパワーを有するレンズ素子L3cと、
    正のパワーを有するレンズ素子L3dと、
    を有し、
    前記レンズ素子L3cと前記レンズ素子L3dは、互いに一方の光学面が接合され、
    前記レンズ素子L3bが光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動して像ぶれを光学的に補正し、
    無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングに際して、前記第4レンズ群が光軸に沿って移動し、
    広角端から望遠端へのズーミングに際して、少なくとも、
    前記第1レンズ群と、
    前記第2レンズ群と、
    前記第3レンズ群と、
    前記第4レンズ群と、
    が光軸方向に移動し、
    前記ズームレンズ系は下記の条件(1)および(2)を満足し、
    0.24<fL3b/fG3<3.0 ・・・(1)
    0.20<D3Gmax/T3G<0.8 ・・・(2)
    ここで、
    fL3b:前記レンズ素子L3bの焦点距離、
    fG3 :前記第3レンズ群の焦点距離、
    D3Gmax : 前記第3レンズ群に含まれる空気間隔であって、最大の空気間隔、
    T3G : 前記第3レンズ群の光軸上での厚み、
    である、交換レンズ装置。
  10. 請求項に記載の交換レンズ装置と、
    前記カメラ本体と、
    を備える、カメラシステム。
  11. 物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行う撮像装置であって、
    物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
    該ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子と、
    を備え、
    前記ズームレンズ系が、物体側から像側へと順に、
    正のパワーを有する第1レンズ群と、
    負のパワーを有する第2レンズ群と、
    正のパワーを有する第3レンズ群と、
    負のパワーを有する第4レンズ群と、
    正のパワーを有する第5レンズ群と、
    からなり、
    前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間に開口絞りを有し、
    前記第3レンズ群は、物体側から像側へと順に、少なくとも、
    正のパワーを有するレンズ素子L3aと、
    正のパワーを有するレンズ素子L3bと、
    負のパワーを有するレンズ素子L3cと、
    正のパワーを有するレンズ素子L3dと、
    を有し、
    前記レンズ素子L3cと前記レンズ素子L3dは、互いに一方の光学面が接合され、
    前記レンズ素子L3bが光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動して像ぶれを光学的に補正し、
    無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングに際して、前記第4レンズ群が光軸に沿って移動し、
    撮影時の広角端から望遠端へのズーミングに際して、少なくとも、
    前記第1レンズ群と、
    前記第2レンズ群と、
    前記第3レンズ群と、
    前記第4レンズ群と、
    が光軸方向に移動し、
    前記ズームレンズ系は下記の条件(1)および(2)を満足し、
    0.24<fL3b/fG3<3.0 ・・・(1)
    0.20<D3Gmax/T3G<0.8 ・・・(2)
    ここで、
    fL3b:前記レンズ素子L3bの焦点距離、
    fG3 :前記第3レンズ群の焦点距離、
    D3Gmax : 前記第3レンズ群に含まれる空気間隔であって、最大の空気間隔、
    T3G : 前記第3レンズ群の光軸上での厚み、
    である、撮像装置。
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